オバマケアの「死の審議会」とは何か? サラ・ペイリンが説明

この間、サラ・ペイリンが自分のフェイスブックに、オバマ王と民主党が強く押している健康保険完全国営化の法案について批判する記事を書いたことが、左右双方に存在する反ペイリン派の連中から完全な歪曲を受け攻撃されている話をしたが、今回オバマ王自らがこの歪曲にさらに追い討ちをかけてペイリンの批判を不当に攻撃した。誰かに反論するなら、せめて相手の言っていることをきちんと理解してからにして欲しい。勝手に相手の意見を歪曲し、「なにを馬鹿なことをいってるんだ」とか「うそつき!」とか言って言いがかりをつけるのはいい加減に止めて欲しいものだ。
反ペイリン派の言い分は、ペイリンが表現した「死の審議会」とは、オバマケア法案に含まれている末期医療”end of life care counseling”と呼ばれる末期を迎えた重病患者へのカウンセリングについての批判だと誤解だか曲解だかして、ペイリンの批判は気違いじみていると言うものである。
このカウンセリングがどういうものかは別として、ペイリンが話しているのはこの項目についてではなく、健康保険の配給制度にある。では先ず、問題になっているペイリンのコメントを再掲しよう。先日はrationingを「節約」と訳してしまったのだが、本当は「配給」が正しいので、直しておいた。

民主党は政府の医療システムが医療にかかる経費を下げると約束しています。でも経済学者のトーマス・ソウル氏が指摘しているように、政府による医療は経費を下げません。単にかかった費用の支払いを拒絶するに過ぎないのです。この配給制度によって一番苦しむのは誰でしょうか?それは言うまでもなく病人や老人や身体障害者です。私が知り愛するアメリカは、私の両親やダウンシンドロームを持つ私の赤ちゃんが、オバマの「死の審議会(death panel)」が決める「生産性の度合い」を役人たちの主観によって判断され、医療を受ける価値があるかどうかと審議されるような国になるのを黙ってみているわけにはいきません。このようなシステムは完全なる悪です。

ペイリンはオバマケアに「死の審議会」と呼ばれるものがあって、法案には、その審議会の役人によって、誰が生き延び誰が見殺しにされるのかが決められるという項目がある、などとは言っていない。ペイリンは、オバマケアの誰が治療を受け誰が受けられないかという配給制度は、結果的に死の審議会を招くことにあるのだと言っているのだ。「死の審議会」とは彼女なりの比喩なのであり、実際にそういう審議会が存在していると言う意味ではない。
にもかかわらず、こともあろうに、保守派新聞のワシントンタイムスですらも、ペイリンの批判はオバマ政権の医療アドバイザーであるエマヌエル医師が安楽死を促進しているという批判まで引き起こした、などと、とんちんかんなことを書いている。
ペイリンが下院のオバマケア法案に「安楽死」の項目が含まれていると書いている、などという馬鹿げた言いがかりは、ミスター苺に言わせると、ペイリンが「自分のアラスカの家からロシアが見える」と言うペイリンの物真似コメディアンのジョークをペイリンが実際に言ったものと勘違いしているのと同じくらい馬鹿げている。
他の新聞でもこの曲解は何度も繰り返されている。共和党のジョン・イサクソン上院議員の軽はずみな誤解発言のおかげででペイリンや反オバマケアの市民に多いに迷惑をこうむっている。
サラ・ペイリンが批判している「医療配給制度」は、ホワイトハウスの保険アドバイザーであるエマニュエル医師(Ezekiel Emanuel、オバマ王のエマニュエル参謀長の兄弟)が強く押していた制度である。エマニュエル医師は、20年前ごろから配給制の必要性を感じていたが、最近になって、医療制度には無駄が多すぎるため、その無駄を排除すれば配給制の必要はないと考えを変えたと語っている。しかし、ペイリンは、エマニュエル医師が何と言おうと、下院のオバマケア法案は必然的にいずれは配給制にならざる終えないと主張しているわけだ。
さて、ここまで自分の書いたことを歪曲して報道されたのでは、ペイリンとしても黙っているわけには行かない。そこでペイリンはまたまた自分のフェイスブックに説明のエントリーを書いた。例によって日本語で通じるように適当に意訳してのでご了承いただきたい。

さくじつ、オバマ大統領は民主党の健康保険提案は医療の配給制につながり、病人やお年寄りや障害者がこのような配給制度の下でもっとも苦しむことになり、また、そのような制度の下には「生産性のない」社会のメンバーは政府の役人によって医療を受ける価値があるかどうかを判断されることになる、という私の供述について 反論しました….

もちろん問題なのはこれだけではありません。私の最初の発言はオバマ大統領の保険アドバイザーであり、参謀長官の兄弟でもあるエマニュエル医師の発言に対するものです。 エマニュエル医師は医療サービスは「社会に参加することが不可能な市民に対しては保証されない」と書いています。医師はその典型的な例として、「痴呆症の患者に医療サービスを提供しないことなどがある」としています。エマニュエル医師はさらに、医療提供の決断は「15歳から40歳までの人を最優先にすべきであり幼少や老年の人々はその後にすべきであることも推薦していました。

ペイリンはオバマケアが医療サービスの配給制につながるということを明確に説明したのに加え、さらにオバマ王が間違って結びつけた末期医療項目についても説明している。

オバマ大統領が引き合いに出している項目はHR 3200の1233項にある “Advance Care Planning Consultation” と題される部分です。恐縮ながら申し上げますが、大統領による、この項目が完全に自主的なもので、単にメディケアの利用者により正しい情報を与えるためのものだという説明は誤解を招くものであります。 問題なのはこの情報が与えられる状況です。この状況下で与えられる情報には強制性があるのです。

1233項はメディケアに加入している老人に5年ごとに末期医療に関するサービスについてカウンセリングするとあり、また、 「個人の病状に極端な変化があった場合、もしくは介護施設に入院した際、または長期施設やホスピスに入った場合」にもカウンセリングが施されるとあります。このカウンセリングの際に、カウンセラーは「緩和介護やホスピスを含む末期医療の継続サービスについて」説明しなければいけないとあります。
これを正しい文脈にあてはめて見直してみましょう。このようなカウンセリングはメディケア加入者の健康が極端に変化した時やホスピスに入院した時に与えられるとありますが、この項目は法案の「増加する医療費を削減するための目的」という部分に記されているのです。このような状況でされるカウンセリングは、医療費の節約のために最低限の末期医療を受けるように協力を迫られているものだと、お年寄りたちが判断したとしても不思議ではありません。チャールズ・レーン氏がワシントンポストで指摘しているように、1233項は温情的な目的を示すはずなのに、何故か経費関係の部分に書かれていて当惑します。もし病気による身体や心の苦しみを緩和するためのものであるなら、いったいどうして医療経費削減の部分に書かれたりしてるんでしょうか?

このような解釈を「嘘」と言ってのけるのがリベラルの常套手段なのだが、その典型的なのが左翼変態フェミニストのエミちゃんだ。彼女がこのことについてマイクさんとやり取りをしていて面白かったのでここでもちょっと引用させてもらう。

マイク・ロス:オバマ政権が押す法案内では全く同じような形で役人が決めた法則に基づいて「尊厳死」の適用を医者ではなく、役人が勧告すると書かれている。法案を読んでませんよね?

エミちゃん:ウソつき! よくもこうウソだらけのデタラメを書けますね。恥知らずが。(略)
ウソその2。議会民主党が推進している法案では「尊厳死を役人が勧告する」とあなたは書いていますが、これはラッシュ・リンボーをはじめとするトンデモ右翼によるまったくの言いがかりです。この主張についてのきちんとした報道は、こちらにあります: PolitiFact.com
実際に法案に何が書かれているかというと、高齢者は五年に一度、末期医療についてカウンセリングを受け、意識不明に陥った時にどのように扱って欲しいかの意思表明をするための補助を受けることができる(そのための費用を公的保険が負担する)、ということです。

末期医療のカウンセラーは医者とは限らない、いやむしろお役人がすると考えたほうが無難だ。また、もし上記のペイリンの言う経費節約の文脈で尊厳死などのオプションが説明された場合、病気の末期を迎えている重病人や老人ホームに入ろうというご老人が、「経費節約のために私に早く死ねといいたいのか?」と怒ったとしても不思議でもなんでもない。つまり、マイクさんの言い方は極端かもしれないが、「役人が尊厳死を勧告する」という解釈もまんざら嘘とはいえないのだ。
またエミちゃんはオバマ王が特定の法案を推進してなどいないと断言しているが、じゃあいったいオバマ王は何のために全国を巡業して市民にオバマケアを説明してまわってるわけ?
ちなみにエミちゃんは自分と解釈の違うマイクさんをうそつき呼ばわりして、自分が嘘をついていると認めなければコメントは削除しますと脅迫。マイクさんがそれに応じなかったのでコメントは削除された。さすがリベラル。やり方が汚い。


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恐ろしや、役人が癌患者に自殺を促すオレゴン州の健康保険制度

昨日も紹介したアメリカのオレゴン州の公営健康保険の問題点について、ミスター苺がさらに調査をしてくれたのを読んでいたら、カカシが思っていた以上にひどい状態であることがわかった。オバマケアが通れば、アメリカ全体で今オレゴンで起きている恐ろしい状況が何万倍の規模で起こることになる。
では実際にオレゴン州の公営保険システムがどのような状態にあるのか、ミスター苺のエントリーから引用しつつご説明しよう。
まずはオレゴン州は非常にリベラルな州であり、州はほとんど民主党支持であることを念頭において置いていただきたい。オレゴン州が大統領選挙で共和党に傾いたのは1984年のロナルド・レーガンが最後。知事を共和党から出したのはすでに31年前。オレゴン州の上院議員二人のうち一人は共和党員とはいえ、共和党の中でも非常にリベラルな共和党とは名前だけのゴードン・スミス氏。5人いる下院議員のうち4人は民主党で、共和党のグレッグ・ワルデン議員はお世辞にも保守派とはいえない。州議会の方では上院と下院双方で民主党が6割を占めている。
というわけだからオレゴン州が自殺援助を合法化する法律を1994年と1997年に市民投票によって通したというのも理解できるというものだ。それと同時に公営健康保険システム設立案が通ったというのもまったく不思議ではない。
アメリカにはやメディケア/メディケイドと呼ばれるお年寄りや貧困層の人たちが入れる公営の保険があるが、オレゴンの場合はさらに、こうしたプログラムの資格に当てはまらない人にも健康保険を与えるオレゴンヘルスプラン(OHP)というものが存在する。
しかしこのプログラムは当初計画した通りには進まなかった。プログラム発足6年後には経費が二倍になり、2004年から2008年の四年間は新加入者の受け入れを凍結した。2009年に行われた加入者申し込みのくじ引きを行った際には、たった 3000名の窓口に 何万人という申し込み者が殺到した。
オレゴン健康保険計画(OHP)は全国版国営保険を押しているオバマケアの見本のようなものだが、その計画は今や経費削減という非常なるプレッシャーを受け、オレゴン州は極端なやり方で節約に取り組んでいる。
そのひとつに、今後5年間に渡る生存の見込みが5%以下の人の放射線治療の費用は支払わないが自殺援助の費用は払うとい方針がある。

バーバラ・ワグナーの望みはただひとつ、もっと時間が欲しい。

「覚悟が出来てません。まだ死ねません。」スプリングフィールド住まいの女性は語った。「まだやりたいことがあるんです。」
ワグナーさんの主治医は新しい放射線治療のターセバという薬に見込みがあると勧めたが、オレゴン健康保険計画からはワグナーさんの癌治療は認められないとの手紙が来た。
その代わり、同手紙には医師援助による安楽死、俗に言う自殺援助、を含めた看病の費用は支払うと書かれていた。
「いったいあんた方は誰様だと思ってるんだ、と言ってやりましたよ。誰に私が生きられるかも知れない費用は出さないけど、死ぬ費用は出してやるだなんていえるんですか?」

「読者の皆さん、これがまさにオバマケアの未来なのです」とはミスター苺。
癌治療用のターセバという薬は月に4000ドルもかかるが、自殺用の薬は100ドル以下。経済難に悩むOHPが治療より援助自殺を選ぶのは当然といえば当然。オレゴン健康保険計画の方針を決める委員会のソム・サハ会長は、委員会は患者が死んだほうが安上がりになるなどということを審議の考慮に入れたりはしないとしながらも、

「数週間しかない人に何千ドルというお金をつぎ込めば、それだけ他の人たちに割り当てるお金がなくなるわけです。」と語った。

これが公営保険の実態だ。サラ・ペイリンの言う「死の審議会(death panel)」は誇張でもなんでもない。
マイク・ロスさんも左翼変態フェミニストのエミちゃんのコメント欄で指摘しているが、オレゴン州は医学の発展に順応しておらず、いまだに1993年の標準でがん治療を評価し、新しい薬での治療を許可していないという。
これについてはエミちゃんはこう反論している。

その医者の発言はいわゆるレトリックというもので、実際には1993年の標準が今も残っているわけではないですよ。Oregon Health Planの基準は、頻繁に改訂されています。民間の保険会社だって、画期的な新薬に支払いをしなかったりすることがあるのは同じですよ。

ちょっと待ってよね。利益優先で患者さんの健康などまったく省みない悪どい民間保険の制度を改善するために政府による公営保険計画が立てられたんじゃないの?それが経費節約のために助かるかもしれない患者さんの治療費を拒否して、民間の保険だってやってるじゃないか、と開く治るのはおかしな言い分だ。それに、マイク・ロスを「うそつき!」とか「恥知らず!」とか言う割りには、実際にどれだけオレゴン州の健康保険がどのように改訂されているのか提示されていないので、短にエミちゃんが「嘘」をついているだけかもしれない。「頻繁に改訂されてます!」というだけでは何の反論にもなっていない。この程度の反論で他人を嘘つき扱いしないで欲しいね。ま、反論できない相手の言い分を嘘とか言いがかりとか言って過小評価するのはリベラルの常套手段だから驚きはしないが。
とうわけで、政府が健康保険に関わるとこういう悲劇が起きるという非常にいい例がオレゴンにあるわけだ。バラク・H・オバマのおばあちゃんは、もう歳なんだから腰の手術なんか受ける必要ない。ダウンシンドロームを持つサラ・ペイリンの息子はどうせ治る見込みはないんだから長期治療など無駄だ、癌治療を嘆願するバーバラ・ワグナーさんには治療の代わり自ら命を絶ってもらう、お医者さんの援助でね。これがオバマケアから期待される健康保険だ。
変態フェミニストのような左翼連中が、どれだけこうした事実をトンデモ保守派のラッシュ・リンボーの陰謀だとか、保険会社の策謀だの言ってみても、実際に公営保険を取り入れた外国の例や、国内の例がある以上、これ以上国民をだまし続けることはできない。
民主党議員たちが行っている町内会のあちこちで抗議者たちが殺到しているのも、アメリカ市民がオバマ王や民主党の嘘に目覚めたからで、左翼簾中がよくやる大企業や労働組合に扇動された人口芝生運動とは質が違う。それを右翼の陰謀だと言い切るオバマ王並びに民主党やその手下たち、お前らこそ恥を知れ!いつまでもアメリカ国民を馬鹿にするな!
アメリカ市民よ、病人や老人を見殺しにする死の審議会を断固阻止せよ!


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オバマケアを批判したサラ・ペイリンを気違い扱い、反対意見は断固弾圧するオバマと民主党

前共和党副大統領候補で、最近までアラスカ州の知事をしていたサラ・ペイリン女史は、左翼やリベラルの間で目の仇にされている将来有望な保守派政治家。リベラルは聡明で美しい保守派女性をみると、一段と意地悪になる傾向があるが、彼女や彼女の家族にされる執拗なまでの悪質な嫌がらせは目に余るものがある。
さて、そのサラ・ペイリン女史が、独裁者オバマ王の発案した健康保険完全国営化案、オバマケア、に対する批判を自分のフェイスブックに発表。その内容について上院議員が原文を読みもせずに彼女の記事を歪曲して批判し、それを受けた主流メディアがペイリン女史を気違い扱いする報道を繰り返している。
ではまず、ペイリン女史はなんと言っているのか、その部分を紹介しよう。例によって私なりに日本語が通じるように書き換えたが、主旨は変えていない。

民主党は政府の医療システムが医療にかかる経費を下げると約束しています。でも経済学者のトーマス・ソウル氏が指摘しているように、政府による医療は経費を下げません。単にかかった費用の支払いを拒絶するに過ぎないのです。この節約によって一番苦しむのは誰でしょうか?それは言うまでもなく病人や老人や身体障害者です。私が知り愛するアメリカは、私の両親やダウンシンドロームを持つ私の赤ちゃんが、オバマの「死の審議会(death panel)」が決める「生産性の度合い」を役人たちの主観によって判断され、医療を受ける価値があるかどうかと審議されるような国になるのを黙ってみているわけにはいきません。このようなシステムは完全なる悪です。

非常にまともな批判なのだが、リベラル連中は、彼女の「死の審議会」という言葉だけを取り上げて、オバマケア法案には「死の審議会」が安楽死を強制するような項目はないと彼女を批判し、原文も読まずにインタビューを受けた、こともあろうに共和党のジョン・イサクソン上院議員はペイリン女史は気違いだとさえ言っている。
政府が市民の医療費を払うことになれば、政府は誰にどれだけのお金を使うかを判断しなければならない。限られた予算で市民に医療を提供するとなれば、誰かがその治療が患者に必要かどうかを判断しなければならない。これについて、カカシのネットブログ仲間のマイク・ロスさんが面白い記事を紹介しているのだが、これに対する例の左翼変態フェミニストの反応が非常に面白い。先ずはマイクの紹介している記事の内容はというと、

アメリカは今、医療の国有化を検討している。オレゴン州ではすでに健康保険の国有化を行った。そして、政府が医者が立ち会う自殺も承認している。
下記のURLでのビデオの女性はオレゴン州からがん治療は許可しないが、自殺補助については援助を行えると言う内容の手紙を。
政府が医療に直接携わるとこのような問題が。リベラルの方々はこの様な判断を行う事をエリートの特権と。エリートの方々には制限が無い事は共産主義の国々で立証されている。オレゴン州 - がん治療は与えない、自殺補助は与える

カカシは知らなかったのだが、オレゴン州では尊厳死を医師が助ける行為が合法化されているのだそうだ。だからこの手紙は単にそういう選択もあるという意味で書かれていたにすぎず、治療など受けずに死んじまえ、という意味ではないのだと変態フェミニストのエミちゃんは説明しているのだが、この説明のなかで、いみじくもエミちゃんはペイリン女史が心配している国営保険の最大の問題点を指摘してくれている。(強調はカカシ)

Oregon Health Planというのは障害者や低所得者を対象とした公的健康保険制度だが、これらの層は同時に医療費が高くかかる層であり、当然のことながら予算が常に足りない状況。

(中略)
Oregon Health Planが民間保険と比べて資金面で問題を抱えているのは、それが基本的に「民間保険から見放された人たち」を対象としたものだからだ。民間保険は利益になりそうな客だけを相手に商売をすることができるが、Oregon Health Planはそうではない。利益になりそうな層だけごっそりと民間企業に取られたあとの、どうやってもお金がかかるばかりの層だけ押し付けられる。限られた予算の中で出来る限り医療を行き渡らせるために、様々な方法で治療法の優先順位付けを行い、ある一定の基準より優先度が低い治療法や医薬については、支払いを拒まざるをえない。その結果、今回の件のようなことも起きる。

オバマケアが通れば、全国各地でこういうことが起きることになる。エミちゃんはオレゴン州の公営保険が慢性の資金不足の状態にある理由は、高い健康保険を払える市民は民営の保険に入っているからだと説明しているが、民営の保険に入れないひとを救うのが公営保険のもともとの目的ではないのか? それがお金がないから医療を拒否するというのではまったく意味がないではないか。
オバマケアが通れば、いままで民営保険に入っていた人たちも強制的に国民保険に入らされ、国民保険が医療費を払ってくれなくても、もっと良い保険に入るという選択権を失う。
オバマ王は、現在自分の持っている保険に満足している人は、国営保険に変える必要はないといっているが、これはまったくの嘘だ。オバマケアは民間保険に強制的に高額のサービスを提供することを強制し、国民の税金で利益を出さない国営保険と競争させようとしている。利益を追求する民営保険が税金で保証されている国営保険と市場を争うことは出来ないから、必然的に保険料は高くなる。団体保険を従業員のために購入している一般企業は民間保険よりも国営保険のほうが安くつくので、一斉に国営保険に切り替えるだろう。
国民のすべてが国営保険に頼らなければならない状態になったら、もう独裁者オバマ王の思う壺。気に入らない市民の医療費はすべて拒絶すればいいのだ。オレゴンで起きたことは、今後オバマケアによって全国的におきうる縮図である。
国内にこんな悪例があるのだから、共和党の議員たちには、ぜひともがんばって民主党の健康保険案をつぶして欲しいものだ。ペイリン女史の言葉尻をつかんで批判している場合ではない。


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オバマ王、アメリカ市民を舐めるな!民主党の理不尽な人口芝生批判に断固反撃!

前回も独裁者オバマ王の健康保険完全国営化に反対する市民の草の根運動を過激派右翼団による『人口芝生運動』であると決めつけて主流メディアを使った大本営報道による情報操作に余念がないナチス党米民主党の卑劣なやり方についてお話したが、それに対抗する反対派のデモ行進の記事を見つけたのでご覧頂きたい。
上記のリンクをたどっていただければわかるが、数枚に渡る写真はコロラド州のデンバー市において、下院のナンシー・ペロシ議長が客賓として招かれた集会に集まった抗議者たちの写真である。
民主党は抗議運動は過激派右翼の連中でナチスのスワスティカを掲げているとか、人種差別的な侮蔑後が羅列されていると嘘八百を述べているが、写真の抗議者の看板には差別的な言語は全く使われていない。
しかし、このサイトの真ん中へん当たりを見てみると、オバマ支持者の写真が現れる。アメリカは自由の国だ。反対派と賛成派が平和的に抗議をするのには何ら問題はない。だが、反対派の看板が手書きやワープロを使った粗末なものであるのに比べ、「健康保険は待てない」と書かれたオバマ支持者の看板はきちんと印刷され、色付きの縁取りまでされている高価なものであることが解る。
どっちが草の根でどっちが人口芝生なのか、これだけでも解るというもの。だが、ちょっと待った。もう少しページをスクロールしてみてほしい。メガホンを持った男はオバマのOrganizing for America(アメリカのために組織せよ)という団体の一員だが、この団体の前衛はObama for America(オバマをアメリカに!)というオバマ選挙運動団体である。もう少しスクロールすると、オバマ支持者達がものすごい騒音を出すメガホンを直接反対派の人々の耳に突きつけている写真を何枚か見る事が出来る。
また、サイトの下のほうに太った黒い服の女が子供の女の子を操り人形のように操っている写真んがあるが、これは共産党スターリニストの団体がセミナーで教えている常套手段。「お前らは〜の操り人形だ」と言って子供を使っての抗議運動である。この場では「お前らは保険会社の操り人形だ」と看板に書かれている。
この一連の写真を見てもらえば解るように、民主党は健康保険完全国営化に反対している人々の草の根運動が、過激派右翼が主催している陰謀であるという印象を人々に植え付け得ようとしているが、実際の陰謀は左翼側の社会主義者たちによって行われているのだ。
独裁者オバマ王よ、アメリカ市民を馬鹿にするな!


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そこのけそこのけオバマ王が通る。組合暴力団員を送り込んで反対派を暴力で弾圧する独裁者オバマ

読者の皆様、更新が遅れ勝ちなことをお詫び申し上げます。一ヶ月ほどハワイ出張をしておりまして、またこの日曜日から東海岸のほうに二ヶ月研修出張に出かけます。更新が希薄にならないようにがんばりますので諦めないでつきあってください。
オバマ王は社会主義促進のひとつとして、健康保険の完全国営化法案を民主党議会と一緒になって押し進めているが、最近そのやり方がかなり卑劣になってきた。
今アメリカの議会は夏休みなのだが、この時期は下院議員達が地元に帰って有権者の人々に自分らの政策に対する理解と支持を仰ぐのが常である。そこで民主党議員たちは地元で有権者を集めた町内集会を開き、民主党の国民保険について色々と説明会を行っている。
ところが、民主党の説明会であるにも関わらず、各地の町内会で集まった有権者から国民保険について批判的な質問が相次いで議員達に浴びせられている。政策案を吟味してきた有権者からの質問の嵐に耐えきれず、会場から逃げ出す議員達も出て来た。また、会場に入りきれない抗議者達が会場の外側でプラカードなどを持って平和的な抗議運動をする姿もみられるようになった。
このままではいけないと感じた民主党は、町内会での抗議運動は共和党の差し金だとか、共和党に雇われたヤクザ者が町内会を妨害しているという内容のビデオを作成。ネットやラジオなどで流し、国民保険に対する反対意見や平和的に行われている抗議運動が、あたかも過激派右翼の仕業であるかのような情報操作運動を始めた。
ホワイトハウスのジム・メシナ副参謀長官は「なぐられたら、その倍の力で殴り返せ」と民主党議員達を煽り、またオバマ王自身も「もともと問題をつくった者たちの意見など聞く耳もたん、ぐだぐだと邪魔せずに道を開けろ」と演説をぶった。反対意見は黙っていろというわけである。
オバマ政権は単に言葉で反対派を批判するだけでなく、町内会にあつまる反対意見者を牽制するため、労働組合の暴力団員を各町内会に送り込み、抗議者が声を上げると暴力で意見を阻止する強硬手段に出た。すでに何件か民主党に雇われた暴力団員が抗議者を病院おくりにするような暴力をふるって逮捕されるという事件が相次いで起きている
フロリダ州のタンパ市郊外で行われた町内会では、1500人という予測以上の有権者が集まり、会場に入りきれなかった市民と主催者側との間で戸口付近でもみ合いがおき、その様子を取材していたフリーランスのカメラマンがカメラをもぎ取られるといういざこざが起き、巻き込まれた男性の衣服が引き破られるなどした。
ミズーリ州のセントルイス市では、健康保険案反対派と賛成派との間で殴り合いが起き、傷害の疑いで6人が逮捕された。警察から質問を受けた反対派の抗議者の男性は、「私を踏みつけるな(Dont Tread On Me)」という旗(アメリカがイギリスから独立した革命運動の際に使われた自由を象徴する旗で、現在は米海軍や海兵隊などでも使われている)を配っているところを逮捕された6人のうち一人から暴行を受けたと証言した。
主流メディアはこれらの集会で起きている暴力沙汰がいかにも反対派と賛成派とのあいだの小競り合いが元で双方から起きているかのように報道しているが、実際には反対派の抗議者を民主党が送り込んだ労働組合の暴力団員が一方的に暴力をふるって弾圧しているのである。組合員に殴る蹴るの暴行をうける抗議者の姿はこちらでみることができる。暴力をふるっている男の青いTシャツにはSEIUという組合の名前が印刷されている。
アメリカのリベラルや左翼連中は何かとブッシュ前大統領をヒットラーに例えて、ファシストだのなんだのと呼んでいたが、ナチス党さながらのブラウンシャツ隊さながらの暴力団員を町内集会に送り込んでオバマ王の政策に反対する有権者に殴る蹴るの暴行をふるわせるオバマ王のやり方は初期のナチス党のやり方となんらかわらない。
しかし、主流メディアの大本営報道による情報操作がこれだけ執拗に行われているにも関わらず、民主党登録の有権者の間からですが、健康保険完全国営化案への支持は激減している。それだけでなく、最近ではオバマ王の支持率は下がりつつあり、オバマのやり方に強く批判的であると答えた人が強く支持する人に比べて38:33で上回るという結果が出ている。
いつまでも「イエス、アイキャン」だの「希望」だ「変革」だのとおぼろげで実態のないスローガンを繰り返しているだけではアメリカ市民を騙しおうせることは出来ないということだ。
独裁者オバマ王よ、アメリカ市民を馬鹿にするな!


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イラク政府、米軍との合同パトロールを拒否

ミスター苺によると、イラクのマリキ首相は去る7月2日、一方的な米軍の撤退条件を発表した。その内容を見るに付け、いかにジョージ・W・ブッシュのいないアメリカ政府がイラク政府から馬鹿にされているかが顕著に現れているという。
この一方的な条約はアメリカ軍には寝耳に水だったのだが、その内容で特にひどいのは、今後一切アメリカ軍とイラク軍の合同パトロールは行わないという項目だ。
市外中央区以外からの米軍撤退バグダッド司令部が祝った翌日の7月2日、イラクのトップ司令官たちはアメリカの司令官たちにバグダッドにおける米・イラク「合同パトロールは停止する」と宣言した。このガイドラインには米軍の補給隊の行動は夜間のみと制限されており、アメリカ軍による「違反があった場合には即刻報告すること」と明記されている。
この新しいガイドラインにはイラク政府とアメリカ政府との緊迫した対立が反映しており、イラク政府はこれを機会にイラク市民に、イラク政府によるアメリカ依存は減っているということを示そうとするものだ。
イラク政府はあれだけアメリカ軍にお世話になっていながら、この恩を仇で返すような仕打ちはないだろうとカカシは腹が立つ。アメリカはイラクの独裁者サダム・フセインとそのどら息子二人を取り除き、イラクをアルカイダの魔の手から救い、今の自由民主義国を作るためにアメリカ人の血を多く流してきたというのに、この裏切りはひどいのではないか?
ミスター苺は、これがもしブッシュが今でも大統領だったならば、絶対に起きて得ないことだったという。マリキ首相は誰よりもジョージ・W・ブッシュの強さと頑固さを知っている。ブッシュ大統領は誰がなんと言おうと、こと防衛については妥協しない男だ。
だが、バラク・フセイン・オバマは違う。マリキ首相は、それが北朝鮮にしろロシアにしろ中国にしろ、同盟国であるはずのヨーロッパ諸国や中南米との関係についても、こと外交に関してはオバマ政権の弱体ぶりを十分に理解している。
特にマリキからすれば、イラク・アメリカ連合軍に多大なる損害を及ぼした危険なイランの特別部隊クォッズ隊の幹部を解放するなどといった、オバマによるイランのマフムード・アフマディーネジャード首相への媚び諂らいを見るに付け、オバマ大統領は弱すぎる頼りにならないと思うのは当たり前だ。
最近イラクでは一時衰えていた暴力沙汰が増加している。それというのも、イランがスポンサーとなっているテロリストの活動がまたぞろ活発になってきたからである。現在イラクでまだ活躍しているシーア過激派には Asaib al-Haq、 Khataib Hezbollah、そしてthe Promised Day Brigadesの三つのグループがある。これらは2006年にイラクを恐怖に陥れたモクタダ・アル・サドル率いるthe Jaish al-Mahdi (JAM) 民兵軍から派生したもので、このどのグループもすべてイランから資金援助並びにトレーニングを受けている。
だが、オバマがイランによるイラクへのこうした攻撃を取り締まる可能性などまったくない。マリキの目にもそれははっきり見えるはずだ。ということは、いつ何時オバマはイランに迎合するためにイラクの国土安全保障を売り渡すかわからないとマリキが踏んだとしてもカカシはマリキを一方的に責めることはできない。カカシがイラクの首相でも、オバマを総司令官とするアメリカ軍に依存しきっているのはイラクにとって危険だと考えるだろうから。
となれば、オバマはブッシュ大統領とアメリカ軍が血と涙で固めたイラク戦争の勝利を、テロリスト相手に「話せば解る」式のナイーブな外交によって完全に台無しにしてしまおうというのだ。そうやってイラクがイランの手に渡ってしまった場合、オバマは自分の不能の責任を取るだろうか?
その答えはもちろん「否」である。オバマは「そ~れみろ、イラク戦争など勝てるはずがなかったのだ。み~んなブッシュがわるいんだよ~」と知らんふりを決め込むのが落ちだ。
まったくこんな奴に大統領をやらせるなんて、アメリカ有権者はなにを考えたんだ?


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オバマ王、アメリカ兵を大量殺害したイランテロリスト幹部5人を釈放

この間も、イギリスの人質を救うためにオバマ王がイランのテロリストを釈放したという話をこの間もしたばかりだが、オバマ王は、なんと、今度はイラクにおいてアメリカ兵を千人近く殺害した武器開発及び戦略訓練をイラク抵抗派に供給したイランのテロリスト幹部5人を解放した。
ナショナルレビューの記事によると、どうやらこれは、イラン側が5月にイランで逮捕されたイラン系アメリカ人記者の解放条件の一部としてオバマ政権に要求していたことらしい。
釈放されたのは“Irbil Five”(アービルファイブとでも発音するのかな?)といって、イランの特別部隊クォッズ隊のメンバーである。イラクで戦死した1/10がアービルファイブの開発したEFP (Explosively Formed Penetrator)という武器で殺されたとされている。またこの5人の幹部はイラク内におけるゲリラ作戦をイラク抵抗派に支持指導した幹部であり、この幹部の指図で殺されたアメリカ兵の数はEFPで殺された数の何倍にもなると思われている。
ブッシュ政権がアービルファイブの釈放を断じて拒んでいた理由は、イランがイラクにおいてアメリカ兵に攻撃を継続させていたこと、またアフガニスタンのタリバンにも武器及び軍事訓練の供給をしていたことがあきらかだったからである。そしてオバマ政権になった今もその状況はなんら変化はないのだ。
にも関わらず、オバマ王は、たったひとりのイラン系アメリカ記者の開放を獲得するために、今後もイラクやアフガニスタンで数知れないアメリカ兵を殺害することになる非常に危険なテロリスト幹部を釈放してしまったというのである。いったいオバマ王は何を考えているのだ?
しかもアービルファイブの釈放は人質交換条件の一部であり、他にも有力なテロリストを何人も解放することが条件に入っているという。ということはオバマはそいつらも釈放するつもりなのだろうか?
カカシに理解できないのは、オバマ王がこの釈放によっていったい何を得ようとしているのかということだ。アメリカは人質の釈放のためにテロリストと交渉は一切しないという方針をずっと取ってきた。非公式な裏での取引は無論そういう場合でも行われてはいたが、表立った交渉はしないことになっていた。それをオバマ王が覆す理由は何なのだろうか?
下々の者のことなどなんとも思っていないオバマ王が、たかがジャーナリスト一人救うために、こんな危険な行為に出るのはいったい何のためなのだろう?


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オバマ王テロリストと交渉か?解放されたテロリストは英人質と交換

アメリカは1970年代のカーター大統領の時代からテロリストとは交渉しないという政策を取って来た。1980年代にレーガン大統領がレバノンでヒズボラの人質となったアメリカ人をとりもどすべく、ヒズボラの後ろ盾であるイラン政府の穏健派に接近、人質返還交渉の仲買をしてもらうべく武器供給をしたとして大騒ぎになった。
このいわゆるイランコントラ事件は、大統領みずからがアメリカの方針に背いてテロとの交渉をしていたとして、共和党のレーガン大統領に対し、民主党議会からは非難囂々、テレビや新聞は毎日のように何週間にも渡ってレーガンの『犯罪』を報道しまくった。
早送りして25年後、オバマ政権は先月こっそりと、アメリカ兵を誘拐殺害したテロリストを釈放していた。この男の名はレイス・アル・カーザリ(Laith al-Khazali)といいシーア過激派グループ、アサイブ・アル・ハク(Asaib al-Haq)のメンバー。この男はどっかの変態フェミニストが言うようなテロリストかどうか解らないというようなあやふやな奴ではなく、アメリカ兵5人を誘拐して殺害したことがはっきりしているイラン系のテロリストなのである。本来ならば裁判にかけて処刑するべき人間だ。それを何故オバマ王はイランに返したのだ?
共和党上院議員のジェフ・セッションズ(Jeff Sessions)議員とジョン・ カイル議員の二人はオバマ政権に対し、このテロリストの釈放はイラクで2007年に拉致され人質になっている5人のうちの3人の釈放を確保するための交換条件だったのではないかと真相を質す手紙をオバマ政権に提出した。6月21日、アサイブ・アル・ハクは英国兵2人の遺体を英国大使館に返還している。この交渉はあとの3人を生きて返してもらうためのものなのではないかと議員達は質問しているわけだ。

「25年間、我々には両党においてテロリストとは交渉しない、特に人質との交換としてテロリストを釈放しないという方針を取って来ました。」とセッション氏はワシントンタイムスに語った。「これは懸命な方針であると考えます。そして我が国の長期的な安全保障には重要な方針です。」

ドイツ人やイタリア人といった他の外国人に比べてアメリカ人があまり拉致されないのも、アメリカ政府は人質返還の交渉をしないことで有名だからである。イラクでの誘拐はイラク人にしろ外国人にしろ身代金目当てのちんぴら犯罪者によるものが多く、誘拐犯はテロリストとしてアメリカ軍やイラク軍から狙われることを望んでは居ない。であるから最近のアメリカ兵拉致は単にアメリカ兵をいたぶって殺してやりたいという報復的なものか、もっと政治がらみの組織によるものであることが多い。
しかるに、オバマ王が本当に人質との交換を条件に、いまでもアメリカ兵を殺しているイラン系テロリストを釈放したとなれば、これは由々しき問題である。メディアはレーガン大統領の時のように、この問題を掘り下げて報道すべきである。だがメディアの反応はというと、、、
。。。。。。。。。
完全な沈黙。
オバマべったりの大本営放送は大統領の裏切りさえ報道しない。オバマ王が民主主義を訴える市民を武力で弾圧するイラン政府に不思議なほど遠慮勝ちなのもこれが原因なのかもしれない。


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民主主義より独裁者に肩持つオバマ王、ホンジュラスの大統領追放に思うこと

自国の憲法を無視して、任期が切れたにも関わらず選挙なくして一生大統領として君臨しようとしたホンジュラスのセラヤ大統領は28日軍に拘束されコスタリカに追放された。

来年1月に任期が切れる大統領は、憲法が認めない再選を模索。同日、国民投票形式の「調査」を実施予定だった。(略)

国民投票形式の「調査」については最高裁が違法と判断し、与党からも反対の声が上がった。大統領は対立した軍統合参謀本部議長を解任していた。

ベネズエラやキューバの独裁者と並んで大統領解任を事実上のクーデターだとして強く批判しているのは誰あろう我が国の独裁者オバマ王。イランでの民主主義運動にも冷ややかな反応しか示していないオバマ王だが、今回はイランの件よりもっとひどく、独裁者志望のセラヤ大統領に一方的な支持をみせ暫定政府を正式な政府と認めないと強い姿勢を見せている。
これについて、インベスターズビジネスデイリー(IBD)紙の社説に、オバマ政権の態度は恥辱的だと強い批判の記事を載せている。

オバマ大統領は月曜日(暫定政府の)行為は「合法ではない。」と宣言し、セラヤ氏は今も正当な大統領であると語った。

確かにクーは起きた。だがそれはアメリカやホンジュラス法廷によるものではない。クーデーターはセラヤ自身によっておこされたのだ。セラヤはあからさまに法律に刃向かい、ホンジュラスの人々は圧倒的に彼の解任を支持した。(月曜日におこなわれたセラヤ支持派のラリーであつまったのはたったの200人程度。)
にもかかわらず、アメリカ政権はチェバスやカストロと肩を並べ、合法な解任を「由々しき前例だ」などと呼び、セラヤは大統領であり続けると言い切っている。
こうすることによってアメリカは民主主義を守ろうとして立ち上がった民主主義者たちを批難してしまったのである。この地域における似非民主主義に対する歴史的な逆波として褒め讃えられるべき行為をである。
アメリカの反応は恥辱的だ。「我々はセラヤ氏を正式に選ばれ憲法で認められたホンジュラス大統領であると認める。他の誰をも認めない」と国務省高官は記者達に話た。
もっとひどいことに、アメリカはこのちいさな麻薬にまみれた汚い貧乏な人口7百人という国に対して、悪人セラヤを大統領の席にもどさないなら、二億ドルの補助金や移民協定や自由貿易条約などを差し止めると脅迫している。

選挙違反で自由民主主義の基本を脅かすイラン政権に対しては「イランのことはイラン人が決めることだ。内政干渉はできない」といって知らぬ顔をしていたオバマ王は、民主主義の憲法にのっとって正式に不正を犯した大統領を解任したハンジュラス暫定政府を制裁するというのである。これでオバマ王が内政干渉云々といっていたのは単なる言い訳であり、本当は単にオバマ王は独裁者の味方であり自由民主主義者を嫌っているだけなのだということがはっきりしたわけだ。
オバマ王は独裁者の政権維持には興味があるが、下々の者たちの自由追求になど興味がないのである。諸外国との友好関係に神経を使っているリベラル達はこれに関して何もいうことはないのか?

もしアメリカがホンジュラスを制裁したりすれば、この国に悪意をもたらしこの先何年も悪影響を与えるだろう。アメリカの道徳的権限はさらに衰え、地域への影響力も減るだろう。アメリカと中南米との関係において恥ずかしい注釈として残るだろう。

アメリカはこんなことを求めるのか?もっと洗練された民主主義の定義を求める時ではないか、法と秩序を含む定義を。

本当のリベラルなら自由を求める市民を支持するべき。だがオバマはリベラルではない。リベラルの皮をかぶったファシストだ。オバマを支持したリベラル達は、いい加減に目を冷ますときではないのか?


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オバマ王の「不都合な真実」隠蔽を無視するメディア

昨日もちょっと触れたが、今日は下院で通った二酸化炭素排出課税の法案が審議される直前に、二酸化炭素と地球温暖化には直接関係がないという調査結果を出したアメリカの環境保全委員会(EPA)がその事実を隠蔽し、しかもそれを発見した科学者たちを脅迫して沈黙を強制していたという事実について、ニュースバスターの記事を参照しながら、もっと詳しくお話したいとおもう。
オバマと民主党が下院でごり押ししたエネルギー法案(通称はCap&Tax、二酸化炭素課税法案)を国民に紹介するにあたり、アメリカの環境保全委員会(EPA、Environmental Protection Agency)は二酸化炭素の排出と地球温暖化の関係について調査を行った。
昨日はEPAが独自の調査を行ったと書いたが、実はそうではなくて、EPAは専門の科学者に調査を依頼するかたちでの調査だった。調査書を作成した科学者カーリン氏とデイビッドソン氏は、温暖化には人工的な二酸化炭素排出はほとんど影響がないという結論を出したのだが、この調査結果はEPAの政治的な見解に反すため、この事実は調査書からは隠蔽され、著者の科学者達は沈黙を命じられた。
不思議なことに、アメリカの主流メディアはこの「不都合な真実」に完全に目をつむり、沈黙を守っている。
これが事実なら由々しき問題である。国の大統領が国民から科学的な事実を隠し、自分の勢力増強に都合のいい政策を押し通そうとしているのだ、本来ならばメディアはこういう腹黒い政治家の陰謀を暴く責任があるのではないのか?
ブッシュ政権の頃は、暴けば国の安全を脅かす国家機密でさえも国民には知る権利があるとかなんとかいいながら平気で漏洩してきたアメリカの主流メディアは、国民の税金を不必要に上げ、しかも低迷する国家経済にさらに負担をかけるような政策を、オバマ独裁政権援助のための科学的事実隠蔽に手を貸すという恥知らずな真似をしているのだ。
こうなったらこのようなインチキ法案が通らないようにする希望は、反対派の共和党議員達が上院議会の席でEPAの調査結果について詳しく説明し、オバマの法案がいかに科学的な真実に反しているかということを暴露すべきである。そして主流メディアがその模様を報道しないのであれば、我々ブロガーやラジオのトークショーホストなどが、いかに零細であろうとも声を高くして真実を国民に訴え、地元の議員に嘆願してくれるよう呼びかけるしかない。
アメリカ国民よ、目を冷ましてほしい、地球温暖化など起きていないのだ。すべて似非科学者と政治家による陰謀なのだ。アル・ゴアの詐欺師に騙されないでほしい!オバマ独裁王の口車に乗らないでほしい。
自由を愛する有権者諸君よ、真実を見つめたまえ!


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