左翼のエリート気取りは規則を守らない典型例紹介

この間ツイートで、私が書いた「左翼リベラルは規則を守らない」という文章を、「事実誤認」であり「論拠を示さない決め付け」と断定した人がいたが、本日、エリート意識丸出しの左翼がいかに規則を守らないか、そして規則を破ったのが左翼だと、いかに咎められずにフリーパスになるかという典型的な話を読んだのでご紹介しよう。
アリアナ・ハッフィントンといえば、ハッフィントンポストという左翼ニュースサイトの創設者で、政治評論家としてしょっちゅうテレビにも出演している。その彼女に対して、離陸時に携帯電話を切らなかったことが原因で客室乗務員が警察を呼ぶという事件がおきた。
ことの起こりは先週末、ワシントンDCからニューヨークへ向うユナイテッド航空機のなかで、乗客の一人が、離陸寸前、機内案内で電気製品の電源をすべて切るようにと指図があった後も、携帯を切らずにべちゃべちゃとしゃべくりまくっている女性がいることに気がついた。
同乗していた他の乗客も、ハッフィントンは単にテキストメッセージを送っていたというような程度ではなく、実際に電話で話をしていたと証言している。
ハッフィントン女史はハンガリアだかどこだかの出身で、非常に強いヨーロパ訛りがあり、私から言わせると勘に触るハスキー声。あんな声でしゃべっていたらかなり目立ったものと思われる。

「彼女はブラクべリーを切らないのです。ゲートから離れているというのに。」と他の乗客。

「離陸した後も、電話がつながっていたのは明らかでした。それで隣のお客さんは腹を立てたのです。」

そりゃそうだ。我々はもう10年くらい前から、器具の作動に悪影響を及ぼす恐れがあるという理由で、飛行中の携帯使用は固く禁じられている。
ハッフィントンの隣に座っていたのはエリス・ベルドフさん53歳のビジネスマン。ベルドフさんによると、ハッフィントンの飛行機の安全性に対して全くの無神経な態度に腹がたったのだという。
ベルドフさんはスチュワードに何度もハッフィントンのブラクべリー使用についてなんとかしてくれと話たが、スチュワードは彼を完全に無視し、ハッフィントンに何の注意もしなかったという。それでベルドフさんはますます腹が立ち、声をあげて怒鳴ったという。

「それで私は怒鳴ったのです、『ブラックベリーを使っている!』とね。」

ハッフィントンが離陸してからも電話を切らないので、ベルドフさんは肘の呼び鈴を何度も押したが、全く反応がなかった。それでついに「なにやってんだ?」と大声で怒鳴ったそうだ。
そんなこんなでやっと乗務員はハッフィントンに電話を切らせたそうだが、ハッフィントンは離陸後すくなくとも10分は電話を切らなかったという。
このことに腹をたてたベルドフさんは、後で先のスチュワードに向って、「離陸と着陸時に携帯電話を使わせないのには理由があるんだろう」と詰め寄ると、スチュワードは着陸してから始末しますからと言われた。「彼女を罰しもしなかったじゃないか」と追求すると「落ち着いてください。」と逆に制された。

「『落ち着け』というのです。それで私は落ち着いている、落ち着いていなかったら、彼女の手が電話をもぎとってるところだ、と言ってやったんです。彼女は自分の携帯使用を飛行機全体の安全より優先させたんです。」

とベルドフさんはカンカン。結局着陸後、乗務員は警察を呼び、ハッフィントンは警察官に数分質問を受けたが、その後どうなったかは不明。
フォックスからの電話インタビューで、ハッフィントンの事務所はベルドフをバカに仕切った調子で、

「あ〜なにやら腹を立ててる乗客がいたそうですね。アリアナはスナックが気に入らなかったンじゃないかって言ってましたけど、違ったんですね。彼はiphoneのファンなんじゃないですか、iPhone好きとブラックベリー派の争いはかなり熱が入ってますからからね。」

と、まるで反省の色を見せていない。
ブルドフさんも指摘しているように、携帯使用が本当に飛行中の操縦に支障を来すというのであれば、規則を破っていつまでも携帯でべちゃべちゃしゃべくっている乗客を乗務員が黙って見逃しておくというのはおかしい。
明らかに客室乗務員は規則違反をしているのが、有名な左翼政治評論家であることを承知の上で、その無神経な態度を多目にみたものと思われる。だとしたら、安全のためというのは単なる口実で、我々しもじもの者には当てはまる規則も、エリートの左翼政治評論家にはあてはまらないということになり、本当に携帯使用は危険なのかという疑問が生まれる。
ハッフィントンのまるで反省心のない態度や、隣席の人が何度も乗務員に注意を促しているにも関わらず、素知らぬ顔で電話を続けていたところからして、彼女はしょっちゅうこういうことをやっており、それを回りが完全に許容していることが伺われる。
これで違反者がサラ・ペイリンだったら、今頃は八フィントンポストの第一面にでかでかと

「サラ・ペイリン、乗客の安全を無視して、携帯きらず!」

と載っていたこと、間違い無し。


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憎悪の環境は左翼の賜物、保守派の言論を弾圧させるな! 

保守派による暴力的な言葉使いや表現が今回の乱射事件を起こした、よって今後は政治家や判事らを対象にした攻撃的な言葉使いは規制すべきだとして、民主党は新しい法案を提案する予定だという。
これは明らかに言論の自由を保証するアメリカの憲法に反する。政治的な言論や表現が保証できなければ言論の自由など何の意味もないではないか?
が、はっきり言って、暴力的表現を犯罪化されて困るのは右翼や保守派よりリベラル左翼のほうではないのだろうか。
2006年、ブッシュ政権時代に制作されたブッシュ暗殺モキュメンタリーがそのいい例。この映画はカナダのトロント映画際で公開され、数々の賞を受賞。保守派からは趣味が悪いとか不適切だとかいう批評は出たが、今、サラ・ペイリンの標的マークで騒いでる左翼リベラルからは暴力を誘発する行為だとか規制すべきだとかいった声は全く聞かれなかった。映画の製作者も、この映画が暴力や暗殺を誘発するようなことはあり得ないと主張していた。左翼リベラル連中も、この悪趣味な映画を表現の自由だといって弁護していた。
左翼リベラルの偽善については常に詳細にわたる記録をとっているミッシェル・モルキンのサイトでは、これまでの左翼リベラルによる保守派政治家に対する暴力的な表現の特集がされている。
ひとつひとつ紹介しようかと思ったのだが、あまりにも毒々しいイメージばかりで風邪気味で吐き気がするカカシとしては、見るのもおぞましいから興味のあるかたはリンク先へ行ってご覧になっていただきたい。いかに左翼リベラルのレトリックがおぞましいかが解るはず。
だが、これだけ暴力的な表現をごく普通にしている左翼リベラルたちは、このような規制には困るのではないか、何故自分らの首を絞めるようなことをするのか、と疑問に思われる読者も多い事だろう。
答えは簡単だ。左翼リベラルは規則を守らない。右翼や保守派は憲法だとか法律だとかを尊重する。尊重するあまり、「悪法も法なり」精神でかなり行き過ぎてしまうことが多い。その点左翼リベラルは法律などには縛られないから気楽なもんなのだ。
左翼メディアは左系の人間が何をしようと言及しないし、司法省は労働組合いなどのあからさまな暴力ですら起訴しない。どんな厳しい法律が通ろうと、規制の対象になるのは保守派や右翼だけで、左翼リベラルはフリーパスなのだ。
ブッシュ暗殺や、サラ・ペイリンやその家族に向けられたあからさまな脅迫に対して、オバマ政権や民主党議員の間からほんの少しでも批判が出たか?言論弾圧は常に左側から右側を弾圧するために行われるのだ。
我々はそれを黙ってみていていは行けない。左翼リベラルに当たり前の政治表現を奪われてはならない。共和党の議員たちは民主党のこうした偽善主義の規制に屈せず、保守派の言論を断じてまもっていただきたい。それが出来なければ、来期の選挙で生き残れると思わない方がいい。


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大急ぎ、自分たちのサイトから標的マークを消す左翼連中

ツーサンでの乱射事件は、サラ・ペイリンが自分のサイトで使った、政治ライバルへの標的サインのような暴力を挑発する行為が要因となっている、と騒ぎ立てている左翼やリベラル連中のサイトではここ24時間にわたって自分らも使っていた標的サインを自らのサイトから消す作業で大忙しである。
特に左翼でも人気のあるデイリーコスなどは、ほんの二日前、犠牲になった当人のギフォード議員に対して標的マークを使い、ペロシ元議長に反抗した同議員について、「ギフォードは死んだも同然」などと書かかれたエントリーを載せていたから大変。コスの編集者は証拠隠滅に余念がない。
実を言うと、撃たれたガブリエル・ギフォード議員は民主党所属ではあるが、いわゆるリベラルではなく、市民の銃砲所持権や違法移民取り締まりといった比較的保守的な政策を支持している。そのこともあって、コスのようなバリバリ左翼のサイトからは政治的な「標的」として狙われていた。現にコスは2008年のサイトで今は批判しているサラ・ペイリンの標的地図と全く同じように、自分らが狙うべき保守派民主党員の選挙区に標的マークをつけた地図を発表しており、ギフォード議員の地域もその地図には含まれていたという。
左翼のやることなんざいつもこんなこった。
子供向けのテレビ番組や映画で、信じられないような暴力的な描写が行われているのを信心深い保守派がちょっとでも批判したりすれば、言論の自由云々をかざして大抗議するくせに、保守派政治家が政治の社会では左翼でも右翼でも普通に使って来た言葉使いを、保守派を攻撃する手段に使えると考えたら、突然ヘイトスピーチだ規制すべきだ、と言い出す。
またバイロン・ヨーク(ワシントンイグザミナー)が指摘しているが、2009年にテキサスのフォートフッド陸軍基地で民間人や軍人数人を「アラーアックバー」と叫びながら射殺したニダル・ハサーンの乱射事件では、犯人のハサーンがイスラムテロリストであることは彼のそれまでの言動から明らかであったにも関わらず、アメリカメディアは詳細が解らないうちから早計に結論に走るべきではないと度重ねて警告。ハサーンをイスラムテロリストと呼ぶことを何日もためらっていた。
その同じメディアが、事件後24時間とたたないうちに、ラングナーが保守派であるという証拠は全くないだけでなく、それどころかその反対の証拠の方が多く出て来ているにもかかわらず、犯人のラングナーは保守派のレトリックに煽動されたとし、何の関係もないのにペイリンやティーパーティーやリンボーやベックを持ち出して保守派そのものを攻撃しはじめた。
何たる偽善!
何たるダブルスタンダード!
もう一度言う。左翼のやることなんざいつもこんなこった。


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惨事を無駄にしないリベラル、アリゾナ銃撃事件を保守派のせいにする

現地時間の八日(2011, 1, 09)、アリゾナの政治集会で銃撃事件があり、判事らを含め6人が死亡、地元議員が頭を撃たれて重傷を負うという事件がおきた。

1月9日(日)9時51分配信
(CNN) 警察と政府当局者らによると、米アリゾナ州トゥーソンの食品スーパー前で8日、男が銃を乱射し、連邦地裁判事ら6人が死亡、連邦下院の民主党女性議員、ガブリエル・ギフォーズさん(40)ら12人が負傷した。現場では当時、ギフォーズ議員が支持者らと集会を開いていた。

オバマ米大統領によると、死者の中には同州の連邦地裁のジョン・ロール判事が含まれている。また当局によると、9歳の少女も病院で死亡が確認された。
病院の担当医によると、ギフォーズ議員は弾丸1発が頭部を貫通して重傷を負い、手術を受けた。
容疑者は22歳の男とされ、連邦議会警察によればすでに拘束された。(略)
ギフォーズ議員は2006年に初当選。昨年の中間選挙では、保守派の草の根市民運動、ティーパーティー(茶会)の候補者と激しく争った。(CNN Japan)

こういう暴力事件が起きると必ずリベラル連中は保守派のせいだと言い出す。それで今回も特に被害にあったギフォーズ議員が民主党議員であることから、リベラル連中が保守派の暴力的な思想がこういう事件を誘発するのだと言い張るのも時間の問題だろうとおもっていたら、案の定、早速日曜日のテレビの政治評論番組ではリベラル連中による保守派攻撃が始まった。
ポール・クラグマン(ニューヨークタイムス)

これが政治的だという証拠はまだない。だが、そうである可能性は高い。(ギフォード議員)は以前にも暴力の標的になったことがある。そして共和党と一緒に仕事が出来るタイプのブルードッグ民主党員の彼女が、なぜ狙われたのかといえば、それは彼女が共和党独占のアリゾナにおいて、ただ一人の生存者だったからだ、しかも共和党があげたティーパーティー運動家候補者に対抗して。

そして、その通り、ギフォード議員はサラ・ペイリンの悪名高い「クロスヘア(標的)」リストに載っていた。
ほんの昨日、エズラ・クレイン(リベラルコラムニスト)が健康保険改正反対派は怖くなって来ているとつぶやいたばかりだ。実は反対運動はしばらく前からオクラホマ市爆弾事件直前の状況を思い出させるような恐ろしい雰囲気になってきている。
誰かがベックやリンボーのレトリックと結びつけようとすると、共和党は政党主義の悪についてがなり立てルが、私はこの先数ヶ月いや数年と暴力を観ることなるだろう恐れる。憎悪の環境を作り出せば暴力行為は起きる。共和党の指導者たちが憎悪誘発者たちに対して立ち上がるベき時はとうの昔に過ぎている。

保守派が憎悪を掻き立てているとか、暴力を提唱しているとかいうのは、リベラルによるまったくのでっち上げでぬれぎぬである。ベックやリンボーは一度でも暴力を奨励したことはないし、ましてやイスラム過激派のように保守派をそそのかすようなことは全くしていない。
それどころか、ベックなどは毎朝のラジオ放送で、暴力行為にだけは走っては行けない。我々の戦いはあくまで平和的にされるべきだ、という主旨を口酸っぱく言い続けている。
はっきり言って暴力による革命を提唱しているのは保守派ではなくリベラルのほうであり、何かと反対派を暴力を使って威圧するのもリベラルのほうなのである。
例えば、リベラルの政治漫画家テッド・ロールは、自著のAnti-American Manifestoのなかで、暴力を使った革命も必要だと書いている。このMSNBCでのインタビューでもこれまでのリベラルによる平和的な抗議は全く効果がなかった、ぐずぐずしている暇はない、今こそアメリカ人は過激化して暴力を使ってでも立ち上がるべきだと唱えている。
また、民主党の後援会である労働組合の暴力団員たちが、政治説明会に集まった保健改正案反対派の市民に暴力を振るったり、共和党の選挙事務所を襲って、働いていたボランティアのお年寄りたちに怪我をさせたり、投票場の前で武器をかざして共和党投票者の投票を妨害するなどしたことも記憶に新しい。(そして逮捕された新ブラックパンサーの犯人達を不起訴処分にしてしまったのもオバマ大統領の司法省。)
こういう暴力事件はリベラル連中がすぐに保守派や右翼に結びつけたがるのに反して、事実は犯人が左翼思想の持ち主であることが多い。そのことについてカカシは去年の三月のペンタゴン乱射事件の時にも「なんでも右翼にむすびつけるな」で書いている。

昇進を拒絶されて上司を殺した大学教授エイミ・ービショップにしろ、このあいだ国税庁のビルに小型飛行機を突っ込んだジョー・スタックにしろ、今回ペンタゴンのビルで警備員に近距離で発砲して軽傷を負わせ、反対に射殺されたジョン・パトリック・ベデルにしても、まだ詳細も解らないうちから左翼リベラルブログや一部のメディアは犯人達を『過激派右翼』と決めつけ、あげくの果てに反オバマ政権運動のティーパーティーと結びつけて、ティーパーティーが行き過ぎるとこうなる、みたいな報道を始めた。

しかし犯人が残した遺書から犯人像がもっとはっきりしてくると、最初のビショップにしろスタックにしろ今回のベデルにしろ、三人ともどちらかというと左翼的思想を持っていたことがはっきりしてきた。(ビショップはオバマ熱狂者、スタックは反ブッシュ反カトリック教、ベデルは民主党に登録しており、911はブッシュの陰謀といういわゆるトゥルーサーだった。)

そして今回の犯人、ジェラッド・ラングナーもリベラル過激派だという噂がトゥイッターなどで囁かれ始めた。ビジネスインサイダーによると犯人と大学が一緒だったというケイティー・パーカーなる女性が、犯人のジェラッド・ラングナーはギフォード議員とは面識があり、マリワナ中毒のロックファンで国旗反対派でかなりの左翼だと自分のトゥイッターでトゥイート(さえずる)しているという。
ま、この女性が言ってることが本当かどうかは解らないから、犯人が左翼だと決めつけることは出来ないが、同時に今の段階では、彼が右翼だとかティーパーティー会員だとかベックやリンボーのレトリックに影響を受けたとかいうことを断言することもできないはずだ。
最近とみにリベラルや民主党の支持率が下がっているので、こうやって何か惨事が起きる度に保守派やティーパーティーのせいにしたくなるのは理解できる。なにせ「惨事は無駄にしない」のはオバマ政権のモットーだからね。
追記: 民主党員のギフォード議員が撃たれたという話にばかり注目して、犯人は保守派だと決めつけるサイトが多いが、射殺された犠牲者のなかには『同州の連邦地裁のジョン・ロール判事が含まれてい』たことも忘れるべからず。ロール判事はジョージ・W・ブッシュ任命の保守派判事だった。ロール判事亡き後、オバマがリベラル判事を任命することは容易に予期されることだ。


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サラ・ペイリンの人気止まず、娘ブリストルは芸能人ダンス番組で人気者に、サラはアラスカ旅行記番組の主役に

この間の選挙でもサラ・ペイリンが応援したティーパーティー系の候補者が次々に当選し、現役の政治家でもないのに元アラスカ知事で共和党副大統領候補のサラ・ペイリンの人気は時と供に衰えるどころかその勢いを増すばかり。
そして最近ペイリン家は、長女のブリストルが芸能人ダンス選手権に、当のサラは家族と一緒にアラスカ紹介の旅行記の案内役として、一家総勢でテレビ界に進出した。
先ずは長女のブリストル・ペイリンだが、彼女はダンシング・ウイズ・ザ・スターズ(スターと踊ろう)という番組に参加して、踊りの経験など全くないのに最終審査まで生き残って話題になった。(日本ではシャルウイダンスという番組名で2006年から2007年に放映された。今ではやってないのかな?)
”ダンシング、、”の番組が始まった当初はブリストルはお世辞にも踊りが上手とは言えなかった。歩き方もぎこちなかったし、人前で踊りを披露することに慣れていないので、緊張していることが痛いほど明らかだった。だから最初の2〜3週間は点数も下位三番に入っており、いつ落とされても仕方ないと思われるほど下手だった。
ところが、審査員の点数は低くても視聴者からの人気投票は高かったと見え、ブリストルは毎週勝ち残って行った。これがかなりリベラル達の癪に触ったようで、彼らの間でもの凄い怒りの旋風が巻き起こった。先ずリベラル連中はブリストルの人気は彼女個人の人気ではなく親の七光りだと言い出し、ブリストルが毎週勝ち残るのは彼女自身の実力とは関係なく、母親のサラのファンである保守派連中が社交ダンスの社の字も知らないくせに結託して電話投票しているからだと攻撃した。
こうした意見は番組の掲示板やツイッターやブログで毎日のように書かれたが、テレビのトークショーなどで口の悪いリベラルのコメンテーター達は、計らずして18歳で未婚の母となり、今はその体験を生かして十代の妊娠を減らす運動をしているブリストルに対し、ひどい言葉で罵ったりした。
たしかに、ブリストル自身は芸能人ではないし、サラ・ペイリンという有名人を母親に持っていなければこんな人気番組に出演できたはずはない。しかしそれを言うなら、これまでにも人気ロック歌手の娘や政治家との離婚話で話題を呼んだ前妻などが出演したこともあるので、こういうことは、この番組としては特に珍しいことではない。
しかし単なる話題性で人気が続くのは最初の2〜3週間で、後は本人が視聴者を引きつける何かしらの魅力を持っていないと票は続かない。最初は単にサラのファンというだけで番組を見ていた保守派たちも、そのうちにブリストルのはにかみっぽい純粋さに魅かれるようになったのではないだろうか。
この番組におけるダンスの訓練の厳しさは半端ではない。毎日何時間にも渡ってのレッスンがまったく休日を取らずに何週間も続くのである。毎週新しいダンスを覚えるというだけでも大変なのに、それに加えて心なきリベラル達の猛攻撃を耐えるのは生半可なことではなかったはずだ。それを、本来はおとなしくライムライトなど浴びたくない普通の女の子が、ヒョンなことからリベラルの攻撃対象になってしまったというのに、それにめげずにダンスを続け最後の週まで生き残ったのは彼女自身の実力を視聴者が評価したからだと私は思う。
番組の週が進むにつれプリストルの技術は確実に上達した。最初の頃は彼女より上手な人が落とされたこともあったが、真ん中へんあたりから彼女はもう下位とは言えなくなっていた。演技の必要な踊りでも頑張っていたし、審査員の批評を素直に聞いて次の週はそれをきちんと生かしていた。
それで私としては優勝候補と言われていたR&B歌手のブランディを差し置いてブリストルが上位三位に入ったときも、決して不公平な結果だったとは思わなかった。無論これでリベラル連中がヒステリーを起こした事は否めないが。
決勝戦でのビデオはこちらで観ることができる。
ダンシング、、、が終わった後、サラを中心にした「サラ・ペイリンのアラスカ」というアラスカ紹介番組が始まった。最近アメリカでは単にきれいなだけで芸のない素人や芸能人の私生活を録画するだけのリアリティー番組なるものが流行っているので、サラ・ペイリンがそういうくだらないテレビ番組を始めたとサラを嫌うリベラルや体制保守派の間では批判が登っているが、サラの番組はそういうものではない。この番組はサラ・ペイリンが案内役として家族を連れて毎週アラスカのあちこちの地域を訪問し、ロッククライミングをしたり、カヤックをしたり、魚の漁やライフルを使った狩猟をするといった趣旨になっている。
確かに家族がその日の冒険を前にお弁当を作っている姿や納屋の掃除をしたりトラックやボートの修繕をしたりしている姿も映るので、リアリティ番組と間違える人がいるのは解るが、番組の焦点はあくまでもアラスカであり、ペイリン家の私生活ではない。
この番組に関する感想はかなり長くなりそうなので、また別の機会に回す事にする。


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プロ市民をかき集めても及ばなかったワシントンの左翼集会

昨日(10/2/2010)、労働組合や共産主義団体などが主体となって、左翼プロ市民団体の集会が行われた。
去る8月28日に、保守派トークショーホストのグレン・ベックが主催して40万以上の群衆が集まった「名誉回復」集会に対抗しての左翼集会は「One Nation Working Together」といううたい文句。ま、解りやすく言うなら「国が一体となって働く」と言うような意味だろう。
グレン・ベックは特に何かの団体のリーダーではないので、「名誉、、」の集会では、参加者個人が長距離バスや飛行機や自家用車などを使ってそれぞれ自費で交通費を使って全国各地から集まった。バスを調達した団体もあったが、それも参加者が個人的に調達したのであって、主催者側が提供したわけではない。(集会のホームページでは、バスの駐車できる場所とか、タクシーが乗り入れられるまでの場所などの案内があったくらいだ。)
それに比べて「ワン、、」の方は、主催者が労働組合やプロ市民団体であることから、団体バスは主催者側が調達し提供。参加者はほぼすべて組合や市民団体のメンバーで、参加もテレビやラジオのニュースを聞いて自発的に行ったというものではなく、所属団体の幹部から参加を促されての参加だった。
ティーパーティーが草の根運動なら、「ワン、、」は明らかに人工芝運動。
それでも集まった群衆の数は「名誉、、」には遥かに及ばなかった。
グレン・ベック編集のザ・ブレーズというニュースサイトに双方の上空写真が掲載されているので参照されたし。
上から三番目のリンカーンメモリアルの上空写真は、ハフィントンポストという左翼サイトに掲載された左翼集会の写真。そのすぐしたが8/28の「名誉、、」集会の写真。
左翼集会の方はリンカーン銅像のあるところに集中しているが、池の回りには人がまばらに散らばっているだけだ。それに比べ「名誉、、」のほうでは池の回りにもびっしり人が集まり、そこにも入りきらず、あふれた人々は画面左側の芝生の方にも集まっている。
また、「ワン、、」の参加者はバスで来ていたので、バスが迎えにくる時間までには戻らなければならなかった。それで午後12時から4時まで予定されていたイベントも、最後まで残っている人は少なく、ほとんどがバスに乗るために途中で帰ってしまったという。
APニュースですら、この少ない参加者数を無視することが出来ず、『ベックの集会がナショナルモール全体に及んでいたのに比べ、土曜日の集会は遥かに少ない数で、まばらなグループがリフレクティングプールやその他の場所に散らばっていた。』と報道している。
このページにある写真を見ていただくと参加者の性質が解るというと思う。
赤シャツが CWA組合、水色が教員組合、 青が自動車会社労働組合、紫がサービス労働組合のメンバー。プロ市民ばっかり!
「ワンネイション」のホームベージに協賛団体の名前が載っているが、上記の労働組合や市民団体の他に、地球温暖化をマジで唱えている環境保全団体とか、悪名高い共産主義団体アンサーとか、反イスラエル団体、フェミニスト団体、ゲイ団体などといった極左翼団体の名前が羅列されている。
さて集会後の会場だが、「名誉、、」の集会の後には、チリ一つ落ちていなかったのに比べ、この左翼集会の後はゴミ箱にゴミがあふれ、回りに置き去りにされたサインだのペットボトルだのお弁当の包装紙だのがあちこちに散らばってゴミだらけだった。(最初のゴミ一つない綺麗な写真が「名誉、、」集会の後。後のゴミだらけの写真が左翼集会の後。)
こういう所に名誉などという概念を持たない左翼の本性が現れるね。


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人種問題を語るのは左翼の特権なのか?

昨日、黒人の人権運動の象徴とも言うべきマーティン・ルーサー・キング牧師が「私には夢がある」と言った有名な演説をしたリンカーンメモリアルで、しかもその47年目の記念日に、かつて一度オバマ大統領を「人種差別者」と呼んだことのあるグレン・ベックが演説を行ったことにかんし、左翼から人種差別人間がキング牧師の演説を乗っ取ったと批判の声が上がった。
グレン・ベック自身も、大統領を人種差別者だと言ったのは失言だった。今はそうは思っていないと語っている(カカシはオバマは立派な人種差別者だと思うが)。が、同時にエイブラハム・リンカーンを白人が独占しないのと同じで、マーティン・ルーサー・キングは黒人だけにその思想を受け継ぐ独占権があるわけではない、とも語っている。
こと人種差別とか人権問題とかいうと、左翼連中は自分らだけにそれを語る特権があると主張する。左翼リベラルは右翼や保守派とは自他ともに認める人種差別の思想だと本気で信じてる。だから右翼や保守派が実際に人種差別を拒絶し、キング牧師の思想を尊敬し同調するなど、その可能性すら考えることが出来ない。
グレン・ベックのような宗教右翼がキング牧師を本気で敬うなどと言えば、それは他人をたぶらかすための汚い手段だとしか受け取らない。
だが、このような偏見がまかり通るのには、右翼保守連中にも責任はある。右翼保守の多くが左翼リベラルから差別者扱いされるのを恐れるあまり、極力差別者と取られまいと左翼リベラルに迎合し過ぎるからだ。黒人をブラックを呼ばずにアフリアンアメリカンと呼んだりするのがいい例だ。そうやって右翼や保守が何かと妥協するから、左翼リベラルは余計に右翼保守が差別者として後ろめたいからそうでない振りに忙しいのだと確信する。
差別は誰が誰に対して行っても差別である。それがオバマ王が黒人を優遇し白人を冷遇する事に関してオバマを人種差別者だと指摘することは人種差別でもなんでもない。オバマの行為はオバマが白人でも黒人でも同じように良くない事なのだ。
ところで、昨日の集会に集まった人の数は47年前の集会に集まった20万の三倍は居たのではないかという推定もある。少なく見積もっても50万人はくだらないという話だ。そして集会における話題も政治じみたものはほとんどなく、減政権や議会への批判はひとつもなかった。主に宗教を元にしたアメリカの道徳観や価値観を取り戻そうという主題だったという。
また、これだけの人々が集まったにも関わらず、集会の後にはゴミ一つ残されていなかったそうだ。よく環境保全とかいって地球の日に集まる左翼リベラル連中の後はゴミの山になるというから、皮肉なものだ。
それにしても、たかがトークショーホストの呼びかけに、これだけの人々が集まるということは、それだけ人々が現在のアメリカの向かっている方向に不満と危惧を持っているという証拠だろう。現役の議員たちは民主党も共和党も人々のこの声に耳を傾けるべきである。ティーパーティー運動を人工芝だのティーバッグだのといってあざ笑っていると、11月にはひどいことになるぞ。


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グレン・ベック、『アメリカの名誉を取り戻せ!』保守派トークショーホストの呼びかけに集まった大群衆

アップデートあり。下記参照
最近アメリカではグレン・ベックなる保守派トークショーホストが大人気である。私がいつも聴いている朝のトークラジオでも、通勤時間はマイク・ギャラガーからグレン・ベックの番組にかわってしまった。ラジオで朝でも夕方でも通勤時間の番組枠を取れるということはかなり人気がある証拠。
ベックは2年くらい前からフォックスニューステレビでニュース解説番組の司会をしているが、その登場と共に、それまで人気抜群だったビル・オーラーリーを抜いて、飛ぶ鳥を落とす勢いで人気うなぎ上りとなった。
カカシはニュースはテレビよりラジオかネットで取得しているので、ベックが私の好きなラジオ番組を乗っ取るまで、彼の人気にあまり気がつかないでいた。ただ、左翼連中がネットなどでヒステリックにベックを攻撃していたので、これは注目にあたる人間かもしれないとは思っていたが。
そのベックが朝のラジオ番組で本日(8/28/2010)、ワシントンDCで『名誉回復』というテーマで大集会を開くという話をここ数日間ずっとしていた。彼の人気ぶりや番組に寄せられた反響などから、何十万という人が集まる可能性が期待されていたが、フェイスブックのストリームを観る限り、かなりの人々が集まっている模様。
ベックはちょっと宗教色が濃過ぎて私は苦手なのだが、イスラム過激派からの攻撃や、それに迎合しているオバマ王政権や民主党のような無信心左翼連中からアメリカ社会を守るためには、アメリカの基盤であるユダヤ・キリスト教に頼ることが一番効果的なやり方かもしれない。キリスト教を捨てて世俗主義を押し通して来たヨーロッパ社会の今の悲惨な状態をみていれば、アメリカだけがかろうじてイスラムの横暴に屈していないのは、アメリカの宗教の力にあるのかもしれないからだ。
集会を主催したベックは、これは戦争で命を落としたアメリカ兵士らの栄誉を讃え、アメリカ社会で失なわれつつある名誉を取り戻すための集会だとし、政治集会ではないので、政治関係のサインや看板は持ち込まないでくれと呼びかけていた。
自分もティーパーティの熱烈な支持者で、集会にはサラ・ペイリンが特別客賓として招かれているくらいだから、ベックがいくら、これは政治集会ではないと言ってみても説得力はない。ただ、政治よりも宗教を主体にするやり方は、ベックはアメリカを二分させるという左翼連中の批判を躱す意味で懸命だと思う。
特に、政府を批判するようなサインを持ち込まないように、という呼びかけは賢い。サインを許容すると変なことを書いた看板をもった奴らが潜入し、右翼や保守派の振りをしてテレビカメラの前で、あたかもこれが人種差別者やニオナチの集まりであるかのようなポーズを取ったりするからだ。
クリントン政権時代に保守派の星として一世を風靡したラッシュ・リンボーがそうであったように、オバマ政権の成立と共に台頭してきたグレン・ベックもまた、左翼やリベラルから猛攻撃を受けている。
ベックがどれだけ影響力を持っているかということは、左翼連中のヒステリーを観ていれば十分に察知がつくというものだ。だいたい左翼連中は自分らが憎しみに満ちた差別意識まんまんの暴力的な人間であるにも関わらず、常に右翼に対して「人種差別者!」「反乱分子」「憎しみを広めている」などと完全な投影をしている。
だから、保守派や右翼が自分らの持つ先入観通りの差別意識や憎しみに満ちた行動を取らないと、自分らで創作したり演出したりする。
この間も民主党議員の選挙事務所で放火があった際、犯人は右翼だろうと証拠もないのにメディアが煽ったが、実際には先に解雇された事務所の選挙運動員であったり、酔っぱらってイスラム教徒のタクシー運ちゃんを刺した男は、メディアがいうような右翼過激派ではなく、左翼市民団体のメンバーだった、なんていう事件が続けて起きた。
そしてそれでも右翼や保守派が怯まないと今度は法廷や政治力を使って弾圧に至る。(アリゾナの移民法やカリフォルニアの結婚定義法などの弾圧がその良い例だ。)
最近の左翼による文字通り暴力での弾圧もひどくなってきた。つい先日も、ティーパーティーのひとつであるフリーダムワークスなる市民団体は左翼からの爆破やメンバーの暗殺などを示唆した脅迫があまりにひどくなったため、もっと警備の厳重な建物に引っ越さざるおえないという状態が起きた。
グレン・ベックが人気があるのは、ティーパーティーの勢いが全く衰えをみせないのと同じ理由だ。アメリカ市民はアメリカばかりを悪者扱いし、アメリカを守ろうとしない左翼連中に国を乗っ取られたくないと思っているのだ。アメリカの名誉をけがすものは、それがオバマ王であり、民主党の社会主義者たちであり、国民の声を聴かない共和党員であり、同じことだ。
グレン・ベックもティーパーティーも単なる反政権ではないし、断じて共和党のマウスピースではない。そしてまた既存の保守派やリバタリアンでもない。
ティーパーティーはミスター苺のいうところの本当の意味でのポピュラーフロント運動だ。そのことに気がつかないと左翼リベラルも右翼保守も意外な展開を観るかもしれない。
アップデート
土曜日午後6時50分現在: ニューヨークタイムスが報道しているが、集会に集まった群衆の数は30万から50万人とされている。ちなみにベックが市民権活動の父とも言われるマーティン・ルーサー・キング牧師の演説47年記念を乗っ取ったと批判した、自称人種問題専門家のアル・シャープトン主催の集会に集まったのは数百人。


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問題なのは黒人市民団体NAACPの人種差別ダブルスタンダード

数日前、農業省の役人が数ヶ月前に黒人市民団体のNAACPの会合で、自分の過去の人種差別的な行動について話をしているビデオが、保守派メディアのアンドリュー・ブレイトバートのビデオサイトで公開された。それをめぐって、このシャーリー・シェロッドという黒人の役人は、人種差別者としてホワイトハウスからの命令で農業省を首になってしまった。
ところが 実際には、シェロッド女史は自分の過去の人種差別を反省して、ああいうことはすべきではなかったという話をしていていた途中だった。その事実を隠してブレイトバートはシェロッドを中傷したとして、主流メディアもNAACPもブレイトバートを猛攻撃し始めた。
だが、ブレイトバートがこのビデオを公開した目的はシェロッドの過去の人種差別の話を公開することではなく、彼女が白人農夫を白人だというだけで不当に差別したという話に、明らかにそれを支持し同意する歓声をあげた観客の姿を見せることにあった。
それというのも、NAACPは保守派の市民運動であるティーパーティを、人種差別者の集まりである、もしくは人種差別者を容認しているとしてずっと攻撃してきたからで、ブレイトバートはNAACPの自分たちの人種差別を棚にあげて他人の人種差別者あつかいする、そのダブルスタンダードを暴露したかったのだ。
そこにホワイトハウスが、背後の事情も調べずに突然介入してきて、慌ててシェロッドを首にしてしまったことから事がややこしくなった。 シュレッドの解雇はブレイトバートとは無関係なことであり、ブレイトバーと自身、彼女が解雇されようが、はっきり言って自分の知ったことではないと語っている。
ホワイトハウスのこの過剰反応はこの間から司法省がブラックパンサーのメンバーの選挙妨害者を不起訴にした件でオバマ政権の黒人優遇人種差別政策がかなり批判されていたこともあって、オバマ王政権はパニックにおちいったものと思われる。
しかしこのオバマ王のパニックは、最初から左翼団体の人種差別の話などしたくなかった左翼メディアにとっては好都合だった。なぜならこれによって主流メディアは左翼の人種差別ダブルスタンダードの話から、保守派の悪意ある編集ビデオによって無実の女性が仕事を失ったという、保守派の陰謀説と話題を変えることが可能になったからである。
ブレイトバートは、シェロッドが今は反省しているという部分を公開しなかったのは別に彼女を責めるためではなく、そこまでしか手中になかったということと、NAACP観客の反応を見せるのに長々とすべてのビデオを見せる必要はなかったからだ。ビデオ公開はシェロッドに対して不公平な攻撃ではなかったのかという左翼メディアの詰問にたいして、ブレイトバートはショーン・ハニティーの番組でこのように答えている。

ブレイトバート: 何故いまNAACPの話をする代わりにシャーリー・シェロッドの話になってしまったのかといえば、ホワイトハウスがシェロッドを首にした、もしくは辞任を強制した、また彼女がいうように嫌がらせをした、といったことからシャーリーの話になってしまったからです。ホワイトハウスが彼女を投げ捨てたからですよ。

私は彼女の解雇を要求したわけでもないし、彼女を取り調べろとも言っていません。本筋はNAACPが五日間にわたって全国ネットのテレビでティーパーティーを証拠もなしに人種差別扱いをし、その元となる事件は起きなかったことを我々は証明できるというのに主流メディアがその事実を報道しないから、他人の人種差別の話が出来るような立場じゃないだろうということなんです。
そしてこのビデオで観られるのは、シャーリー・シェロッドが言った事が間違っていたということだけでなく、NAACPの観客が、彼女が白人の農夫を不当に扱ったことに同意して笑ったり拍手をおくったりしていたことなのです。

左翼や民主党連中がティーパーティーを人種差別者の集まりであるかのように騒ぎ立てるのは、そうすることによってティーパーティの評判を落とし、共和党の政治家がティーパーティーを敬遠するようになること、一般市民からの支持を得られなくなるためのプロパガンダなのだとブレイトバートは言う。
現にティーパーティーの集まりにわざと人種差別的な看板をもって出かけて行って、左翼ブロガーがその写真を自分のブログに掲載したり、主流メディアもグルになってそういう人間の姿だけを報道しているのも、左翼の意図的な作戦だ。それこそ左翼の陰謀なのである。そういうことをしている連中にブレイトバートを責める資格などない。
もっともブレイトバートの目的はその左翼のダブルスタンダードを暴露することにあったわけだから、こうなることは百も承知だったのではないかな?後は一般庶民がどう判断するかだな。


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中立公平なNHKのティーパーテー報道

ティーパーティ運動を紹介するこんな番組が、アメリカ納税締切日の4月15日にNHKで報道されていたのを、今日はじめて知った。Fox以外のアメリカ主流メディアでは見られない中立公平な報道なので、これは観る価値あると思うので、紹介しておこう。

アメリカで初めてとなる医療保険改革法案を成立させたオバマ大統領。選挙公約を実現した歴史的な勝利とたたえる声がある一方、個人の自由を尊重するアメリカの理念に反するとして、保守的な市民は反発を強めている。なかでも、「ティーパーティー」と呼ばれる草の根の保守運動は、一向によくならない経済に不満を抱く無党派層を吸収しながら、全米に「反オバマ」の勢力を拡大している。まもなく始まる中間選挙に向けても「ティーパーティー」は無視できない存在となりつつあり、オバマ大統領の民主党を窮地に追い込んでいる。一年前、絶大な人気とともに政権の座についたオバマ大統領のどこに人々の不満はあるのか。アメリカで台頭しつつある新たな「保守主義」の潮流を探る。

その後の「動画を見る」をクリックすると番組を見ることが出来る。
ただし、サイトにあるコロンビア大学教授の説明は偏向しすぎなので、かなり注意して読む必要がある。


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