武漢ウイルス対策でも無駄が多いニューヨーク州、クォモ知事の失態続く

以前にもニューヨーク州のアンドリュー・クォモ知事の武漢ウイルス騒ぎ前までの失政について紹介したが、今回は武漢ウイルス対策に関するクォモ知事の失態について、フォックスニュースのこの記事から読んでみよう。

三月のはじめ、ニューヨーク州では大量の入院患者が出るものと予測されたため、通常の53000床の二倍のベッドが確保した。これによって重病患者以外は退院を迫られ緊急以外の手術や治療は延期された。それでも足りないと思われたため、クォモ知事は連邦政府に嘆願して海軍から病院船USSコンフォート(安心の意味)を派遣してもらった。

こうして大金をかけて用意したベッドはどうなったのかというと、全国で最高の死者を出しているにも拘わらずベッドはがら空きで、何故かこれらの努力はほぼ無駄になってしまった。いったい何が起きたのか?

ニューヨークで開業しているデイヴィッド・サマディ医師によると、予測モデルは大幅に間違っていたという。モデルによれば武漢ウイルスはアメリカ全体で二十万から百七十万人を殺すと予測されていた。しかし今のところ、その数は6万から6万5千人程度ですむだろうといわれている。つまり当初の予測よりもずっと少ない数の犠牲者で済みそうだということになる。

2500ベッドもあると謳われたジャビッツセンターでは1000ベッドしか使われず、嘆願されてやってきた1000のベッドを誇るコンフォートもほんの数十件の患者を乗せて母港に帰ってしまった。

三月に建てられたアルバニー野戦病院も患者数人を迎えただけで今は空っぽのまま感染第二派が起こった時のために待機中だ。また別に1億1千6百50万ドルがオールドウエストブリーの野戦病院にもついやされたが、ここにも患者が来ていない。

にもかかわらず、何故か老人ホームの病人たちがこれらの病院に収容されていない。老人ホームの居住者は、武漢ウイルスに感染したと疑われている病人たちですらこれらの病院への入院が許可されていないのだ。ニューヨークの病院はほぼがら空きであるにもかかわらず、ブルックリンの老人ホームの患者がニューヨークの病院への入院を拒否されたりしている。ニューヨークの武漢ウイルス犠牲者の13%が老人ホームの居住者である。

新設の野戦病院に病人を移せない理由は、面倒な手続きが難関になっている。一般の病院が野戦病院に患者を移動させるには25の条件を満たしていなければならず、そういう条件を満たす患者は非常に少ないため、ほぼ誰も移動させられない。

もう1億ドルほど野戦病院建設用に予算が建てられたが、結局その案はお釈迦になった。何億ドルと使った後、爆発的に増えるはずだった患者数は実現せず、入院患者数は全国的に減る傾向にある。

「数多くの病院でウイルス感染入院患者数がずっと低い理由は、ほとんどの感染患者が入院を必要としないからだと思われます。」とサマディ医師。「彼らは全く症状がないか、命にかかわる症状でないため、様子を見ながら自宅で療養ができたのです。」

ある建設会社はストーニーブルック野戦病院建設で、1億ドルの予算を大きく上回る1億3千6百万で大儲けをした。だがこの病院もほぼ空っぽのままだ。

しかし皮肉なことに、この疫病のおかげでニューヨーク州の医療は非常な予算危機を迎えている。これだけの大金が医療機関に注ぎ込まれたにも拘わらず、多くの医療関係者たちが失業し、多くの医療施設も経済崩壊の危機に瀕している。 込み入った手続きや新しくできた規制の対応で現場はパニック状態だ。それだけではない。武漢ウイルスが最優先で他の医療が後回しにされているため、直接武漢ウイルスに拘わらない医療機関は休業中であるため、そうした期間の従業員は無給休暇状態なのだ。

さらに、3月に数が全く足りないと大騒ぎしあちこちから寄付を嘆願し、トランプ大統領はジェネラルモータースに注文して部品を作らせるなどして集めたあの人口呼吸器なのだが、結果的にそんな量は必要なく今は未使用のまま倉庫に眠ったままだ。これは単にクォモ政権の6兆ドルの負債を増やすことになっただけで無駄になった。

ニューヨーク州共和党のマイク・リペトリ議員は武漢ウイルス対策予算は意味のない企画や優先順位がめちゃくちゃで、前線で働く関係者に対する特別手当や中小企業への救済金などは全く含まれていなかったと語る。リペトリ議員は行きすぎた無駄遣いは防げたはずだと語る。

クォモ知事は未使用の人工呼吸器を借りた他州へ帰す方針をとっているが、実はニューヨークは6千9百万ドルを未調達の人工呼吸器に使っていた。NYは1450代の呼吸器を通常の3倍の値段でシリコンバレーに注文したが、それらはNYに届いていない。いま、知事はこの注文をキャンセルして払い戻しを試みているという。

2~3週間前に現場の様子はメディアが言うほど恐ろしいことにはなっていないという市民ジャーナリストのリポートがユーチューブで話題になった。多くの人があれはデマだとかガセネタだとか言って批判したが、実際に病院に行って様子を見に行った在NYの日本人ブロガーの話でも、病院に患者が溢れかえっている様子はなく、武漢ウイルス以外の病棟は空っぽだったということだ。やはり市民ジャーナリスト達の報告はあながちデマではなかったようである。

無論当初の予測よりはひどくなかったとはいえ、ニューヨーク州は全国で一番感染者と死者を出している州である。4月末現在305,000の感染者が確認され、すでに23,500人以上の死者を出している。なんとこれは全国の死亡者数の38%にあたる。

予測モデルが大幅に間違っていたので、クォモ知事のみを責めることは出来ないが、それでもこのうろたえぶりと得意の浪費癖で事態をさらに悪化させたクォモ知事の責任は重い。


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「危険で無責任!」答えになっていない武漢ウイルスの致死度はインフルエンザと変わらない説への反論

昨日紹介した、自宅謹慎を解くべきだとしたカリフォルニア州の二人の医師の話だが、予測した通り、彼らの主張は危険で無責任だとか、科学に基づいていないとか、感染症の専門家でもないたかが町医者が金儲けのためにいい加減なことを言ってるとか、ひどい批判が続いている、アメリカの救急医療を代表する二つの団体The American Academy of Emergency Medicine (AAEM) とthe American College of Emergency Physicians (ACEP)がエリクソン医師とマシヒ医師の発表を強く非難するという合同声明文を発表した。

この声明文では両医師の発表を「無責任で未試験な黙想であり、医療社会の意見を反映するものではなく、現在のCOVID-19に関する科学や疫学と一致しないものである」とし両医師の見解を「強く非難する」としている。

主流メディアは両医師の見解はすでに間違いだと証明されているとか全く信頼性がないものだと報道しているが、単に専門家たちと意見が違うということだけでは「間違い」でも「信頼性のないもの」ということにはならない。両医師の調査結果の何が間違っているというのか、どうして信用できないのかをはっきり示さなければ、単に彼らの意見を非難するだけでは何の議論にもなっていない。

だいたいメディアは専門家、専門家、というが、その専門家たちが今まで言ってきたことは矛盾と間違いだらけではないか!

WHOは当初、この病気は人から人には感染しない、マスクは役に立たない、人の行き来を遮る必要はないと言っていた。彼らは国際的な専門家の集まりのはずだ。そして蔓延が防げなくなると、突然アメリカの専門家たちは何百万人という死者が出ると言い出した。ニューヨークでは人工呼吸器やベッドが足りなくなると大騒ぎ。

だが現実は、病人はそれほど出ず、医療器具も病院もきちんと足りて海軍が病院船まで派遣したのに結局使わずに帰ってもらうという現状。専門家のモデルでは今頃何百万のアメリカ人が死んでるはずなのに、そんなことにはなっていない。

エリクソン医師らも、最初は現状が誰にも解らなかったのでロックダウンという決断が出た理由は理解できる。誰が間違っていたかという話ではなく、今現状のデータをきちんと把握してそれに合った政策に切り替えていくべきだと言っている。

彼らの発表が間違っているというなら、どこがどう間違っているのか「専門家」は説明すべきだ。一介の町医者の言うことだから取るに足らないと無視していいということにはならない。一般市民は家に閉じ込められて経済が破綻しているのだ。なぜいまでもロックダウンが必要なのか、解るように説明してもらいたい。

エリクソン医師は問いかける、「COVID-19のカリフォルニアにおける致死率は0.03%である。これが外出禁止に値するだろうか、これが医療機関閉鎖を値するだろうか、これが人々が職を失うことに値とするだろうか?」

両医師のことを無責任だのなんだのと批判する前に、彼らのこの問に専門家たちは答える必要がある。


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一般人を家に閉じ込め、ホームレスは放置のロサンゼルス

ロサンゼルスのホームレス問題は近年非常に深刻になっていた。私は武漢ウイルスが中国で流行っているという話を聞いた時から、あんなものがロサンゼルスの浮浪者の間で蔓延したら、あっという間に広がってしまうだろうと非常に心配だった。武漢ウイルスが入ってくる前から、もうLAダウンタウンの浮浪者の間では現代社会では絶滅したはずの中世の病気が蔓延し、浮浪者の出すゴミのため大量発生したねずみがそうした病気を運び、近隣のビル街の人達は非常な迷惑を被っていた。

それでロサンゼルスのビル・ガセティ市長がロサンゼルスを封鎖すると言い出した時、それはいいが、ホームレスは一掃するのだろうか、と疑問に思っていた。そして先日、その質問の答えを見つけた。

上記のビデオを観ていただければわかるが、公園の遊具やベンチにテープを張って閉鎖したり、スケートボードリンクを砂で埋めたりと大忙しのロサンゼルス政府は、道端で何キロにもわたって野宿しているホームレスは放置。ソーシャルディスタンスもステイアットホームもあったもんじゃない。

いくら我々がおとなしく自宅でじっとしていようと、この不衛生な浮浪者たちがこんな風に街中で野宿していては武漢ウイルスのみならず、多々のえげつない病気が蔓延していることだろう。そうした病気を持ったねずみがダウンタウンのあらゆる場所にばい菌をばらまいていくのである。

ガセティ市長が本気でこのウイルスと闘いLA市民の健康を守りたいと思っているなら、先ず最初にしなければならないのがホームレスの一掃のはずだ。ホームレスは感染の可能性が他よりずっと高いのだから、先ず徹底的に検査して衛生的なシェルターに隔離すべきだったはず。ビーチで折り畳み椅子に座ってた老夫婦に嫌がらせをしてる暇があるなら、なぜこの不衛生なホームレスを放置しておくのだ?一般人がマスクして外出してるかどうかなんてことより、こっちの方が先ではないか。

私はずっと、サンフランシスコやロサンゼルスで感染者が多いのは、人口密度のせいよりも、ホームレス問題があるからだと思っていた。今、この動画を観る限り、私の心配は大当たりだったと確信した。


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バイリンガールの炎上で明らかになった外出自粛洗脳の効果

何週間か前にユーチューブで大人気のバイリンガールさん家族がマレーシアから四月上旬に日本に帰国しますという動画を上げたことで大炎上が起きてしまったという話を他のユーチューバーさんの動画で観た。私は英語を学ぶ系の動画はあまり観ないが彼女は初期からやっているかなりの大物なのでその存在だけは知っていた。バイリンガールのチカさんは昔は英語とか海外生活の話をよくしていたらしいが、最近はご主人と一歳のお子さんと一緒に旅行記風動画を発信するのを売り物にしていたらしい。

しかしこの武漢ウイルス騒ぎで旅行が困難になり、2月に一旦日本に帰国した後マレーシアに渡った。しかし三月下旬にマレーシアが全国ロックダウンを始めたため、仕方なく再び日本へ帰国するという話を動画でしたことが問題となった。

私は問題の動画を観て別に批判されるような内容だとは思わなかったのだが、日本の視聴者さんたちからはかなりの批判を浴びたらしい。それで数日後にその弁明動画を発表したが、これが反省の色が見られないとか、開き直っているとかで返って火に油を注ぐ結果となってしまったようだ。

さて、私が当初チカさん家族がそんなに責められるようなことをしたのだろうかと疑問に思ったというのも、私自身が外出自粛が武漢ウイルス感染を防ぐという前提に全く納得していなかったということがある。無論チカさん家族がそう思っていたかどうかは不明なので何とも言えないのだが、この程度のことで10年以上も彼女のファンだった人たちがチャンネル登録を止めるとか言ってるところを見ると、外出自粛が人命を救うという考えに多くの日本人が感化させられてしまったんだなと改めて思い知らされた。

私はここでチカさん夫婦の決断が良かったとか悪かったとかいう話をする気はない。ただ、日本に帰国すると決めたのなら、何も言わずに黙って帰ってくればよかったと思う。まあユーチューバーの性(さが)というか、自分の身に起こることをいちいち報告したかった気持ちは解るには解るが、こういう時期に神経質になってる視聴者を刺激するような内容は避けた方がよかったのではないだろうか。

出羽守と責められるのを覚悟で言うならば、こういう場合の日本人の同情圧力(ピアプレッシャー)というのは凄いものだなと思う。外出自粛は絶対だ、違反するのは非国民!みたいな感情が伝わってくる。

自宅謹慎令がでて45日のアメリカ各州では、自宅に籠っているべきと言っているのは主に地方政治家であって、一般市民はいい加減元の生活に戻りたいとおもっている。ロックダウン反対というデモが地元警察に妨害されたりしてるくらいなので、市民の多くがこの自粛が効果があるとは思わなくなっているのか、危険を冒してでも元の生活に戻る必要があると思っているかどちらかだろう。

さて話をチカさんに戻すと、カナダから日本語で発信しているユーチューバーさんが指摘していたが、チカさんは日本語で発信してはいるがアメリカ育ちでどちらかというと気持ちはアメリカ人に近いので、こういう時、責められたら攻撃態勢に入るのかもしれない、と言っていた。ただ、日本語で日本人相手に発信しているのだから、つまりそれを商売にしているわけだから、もっと日本人の気持ちを理解してあげるべきだったのではないかとも言っていた。

確かに。自分の観客を知らないと長年積み上げて来た努力が一瞬にして水の泡になってしまうからなあ。人気商売というのは大変だわ。


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カリフォルニアの医師二人、武漢ウイルスの危険度はインフルエンザと同等、ロックダウンは今すぐやめるべきと主張

先日5千人以上の検査を行ったアメリカの臨床医二人が武漢ウイルス対策としてロックダウン(都市封鎖)は効果がないどころか、かえって人々の免疫を弱める害があると発表して波紋を呼んでいる。リアルクリアポリティクスの記事から読んでみる。

カリフォルニア州ベイカースフィールド、23ABCニュースによると、緊急医療施設チェーンの経営者であるダン・エリクソンとアーティン・マシヒ医師の二人は5000人以上の検査を行った結果、COVID-19は季節性インフルエンザと感染率は変わらないという結論を出した。

エリクソン医師は先週行われた記者会見において、ビジネスは再び開業し、人々は仕事に戻るべきだと語った。

同医師はコロナウイルスと季節性インフルエンザは「感染率も死亡率も似ている」とし「事実がはっきりした今、いまこそ仕事に戻る時だ。」と語った。

「在宅謹慎が必要でしょう?我々の答えは断じて否です。」「企業は閉鎖されているべきでしょうか?断固として否です。検査を済ませて仕事に戻るべきでしょうか?まさしくその通り。」

この記者会見の模様はユーチューブに掲載されたが、そのビデオが大評判になった時点でユーチューブ(YT)はYTの規則に反する動画として削除してしまった。YTは武漢ウイルスに関する自分らが正しいとする内容以外のビデオは「間違った情報」と決めつけ削除してしまう。武漢ウイルスが武漢ウイルス研究所から出たものだとか、中国に責任があるといったビデオも不適切扱いにされ無報酬にされる。YTの検閲は中共のそれと何ら変わりはない。

幸運なことに23ABCのサイトでは元の記者会見を観ることが出来るので、そちらに行って51分に当たるビデオを観てみた。なにせ長いビデオなので、どっかで書き起こしかまとめをしてくれた人がいないか探したのだが、居ないようなので要点だけ挙げてみよう。

アメリカにはアージェントケアという医療施設がある。これは予約なくしても駆け込みで見てもらえる医療施設である。かかりつけのお医者さんとの予約が取れないとか、出張先で病気になったりした場合に予約なくしても診てもらえる便利な施設だ。救急病院のような緊急を要する重病や怪我ではなく、比較的軽症の人が気軽に行ける場所である。この二人の医師はそういうクリニックチェーンの経営者たちだ。それで、彼らは自分らの経営する施設に訪れた患者たちを5000人以上検査したところ、ベイカースフィールド付近では12%以上がすでに陽性と出ており、これをカリフォルニア全体の死亡数に照らし合わせてみると死亡率は0.03%となる。感染者が多ければ多いほど死亡率は低くなるわけだから、この病気は季節性インフルエンザとさしたる変わりはないというわけだ。

両医師はニューヨークやスペインやノルウェーや、ロックダウンを全く行わなかったスエーデンの数とも照らし合わせてみたが、死亡率はどこでもほぼ同じ程度であることが解った。感染や死亡率が一番高いニューヨークですらも、死亡率は0.1%で完治率は92%と出ている。

さて、ここで問題になるのは、季節性インフルエンザと比べて武漢ウイルスは何十倍も危険なウイルスだという推測は正しかったのだろうかということだ。これは私自身も興味があったのでちょっとまえに季節性フルーの死亡者数を調べてみたところ、2010年から2020年まで毎季2万人から6万人が死亡するというデータということだ。インフルエンザのピーク季節は11月から2月までの四か月くらいなので、武漢ウイルスが始まった1月からこれまでの数の死亡者数とそれほど変わらないという計算になる。また、死亡数/感染数もインフルエンザの0.001%とあまり変わらない数値が出ている。

エリクソン医師は、普通隔離というのは病気が発病した人や感染が疑われている人に対してするものであり、健康な人まで隔離してしまうというのは抗体を弱めることになり、かえってウイルス蔓延を防ぐのに逆効果だという。健康体の人は外に出て色々なウイルスに接触し抗体を作っていくべきなのだ。だが、家に閉じこもってウイルスに接触する機会がなければ抗体力がどんどん弱まり、いざ外に出た時に新しいウイルスに感染する可能性が高くなってしまうというのだ。

エリクソン医師はさらに、最近誰かが何かで死亡した際に武漢ウイルスに感染していたかどうかを調べるのが普通になっていると語る。現場の医師は武漢ウイルスが死因であると書くように圧力をかけられているというのだ。つまり、どのような持病を持っていた人でも武漢ウイルスに感染していれば死因は武漢ウイルスとされ統計に加えられてしまうというのである。先日日本でも著名な女優が武漢ウイルスで亡くなったと報道されたが、彼女は癌治療を終えたばかりで抵抗力が極めて落ちていたという事実がある。そういう人は普通の風邪やインフルエンザでも感染すれば非常に危ない状態になる。もし武漢ウイルスの存在が知られていなければ、彼女は単に癌治療中に肺炎にかかって亡くなったということになっていただろう。

癌や心臓病や糖尿病といった持病のある人達がなくなった場合、直接の死因は肺炎であることが非常に多い。しかし彼らを死に追いやったのは基盤にある持病であり肺炎ではない。深刻な病気があるからこそ健常者ならなんでもない風邪やフルーが深刻な肺炎へと進行し死に至るということがほとんどなのである。そういった人達まで武漢ウイルスによる死亡者として数えるのは、実際に武漢ウイルスの危険性をわざと高くしようとしている動きがあるからなのではないかとエリクソン医師は言う。

さて武漢ウイルスによる医療崩壊に関してだが、先日私は何故個人でサーフィンをしたり浜辺でスケートボードしたり自然公園でハイキングをしたりしてはいけないのか、とツイートしたところ、「そんなことをやって骨でも折ったら、それでなくても医療崩壊している医療機関に無駄な負担をかけるからだ」というツイートが戻って来た。

しかし考えてもみて欲しい、外科のお医者さんは武漢ウイルス治療になんらかの関りを持っているのか?いや、それをいうなら眼科や耳鼻科や小児科や整形外科のお医者さんたちは、武漢ウイルスの治療に直接携わっているのか? 

これらのお医者さんたちが武漢ウイルスの影響を受けていないかと言えばとんでもない、彼らもレストランやバーと同じで休業を余儀なくされている。その理由は、あまりにも武漢ウイルスに神経が行きすぎて、他の病気は完全に後回しにされているからなのだ。

例えばミスター苺は先日定期健診を受ける予定だったが、緊急以外の医療はすべて延期ということで、この検診も延期になってしまった。私も六か月ごとの歯の掃除と検診が延期になった。こうやって多くの人々の緊急ではないが重要な治療や検診が後回しになっている。ということは武漢ウイルスと直接関係のない医療機関は休業状態になっており医者や看護師が長期自宅待機というリストラ状態になっているのである。

よしんば町の開業医が営業していたとしても、患者たちはやたらに病院に行って病気が移ったら怖いと思って敬遠する。だから医療機関が崩壊しているとしたら患者が多すぎるからではなく、少なすぎるからなのである。

またロックダウンにより一般家庭にもあらゆる問題が生じている。家に籠ってイライラしている親から子供が虐待されたり、失業した夫に妻が暴力を振るわれたり、破産して自殺したり、といった人達の数が激増しているのである。なぜこうした原因による死は大事ではないのに武漢ウイルスの犠牲者だけに焦点があてられるのか?

両医師の結論は、インフルエンザとさして変わらない病気への対策として経済を破綻させ人権を侵害させる意味はない。このロックダウンは今すぐやめるべきというものだ。

私もエリクソン医師とマシヒ医師の意見に全く同感である。ロックダウンは最初からすべきではなかった。しかしもうやってしまった以上仕方がない。今後はどうやってロックダウンを止め、元の生活に戻るかについて考えるべきだ。


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ニューヨークの病院が武漢化している?最前線の看護婦が内部告発

読者諸氏はもちろんご存知の通り、中国では武漢ウイルスの地元の様子を中共の許可なく勝手に報道することを禁じている。もしこの規則を無視して報道した場合には、当局がやってきて市民ジャーナリストたちをどこかへ連行し、彼らの行方は不明となってしまう。

しかしこれは中国の話で、アメリカには言論の自由がある、現場の様子を正しく報道して報復を受けるなんてことはない、と我々アメリカ人は思いたいところなのだ、実際はそうでもないようだ。少なくともニューヨークでは、医療関係者が現場の状況を病院の許可なくSNSに掲載したりすると罰せられたり、仕事を失うなどの報復を受けるという。まずはこのNew York Timesの記事より。

ニュージャージーの大学病院であるジャージーショアユニバーシティーメディカルセンター(JSUMC)で看護婦として勤めるアダム・ウィットさんは、突然病院内への立ち入りを禁止された。病院内ではウィットさんの写真と共に、「この人物はJSUMC敷地内への立ち入りを禁止されている。見かけた人は即刻上司に通報するように」というポスターが貼られた。

何故こんなことになったのかと言えば、事の起こりは数週間前、ウィットさんが代表を務める地元看護士労働組合で、仲間の看護士が病院内での感染を危惧する旨を自身のフェイスブックに書いたところ処罰されたという話を聞いたことから始まる。ウィットさんは上司に一日休暇を取って仲間の公聴会に出席して弁護したいと申し出た。ウィットさんの上司は病院は忙しいので休みは数時間のみにするようにと忠告した。しかし一週間後の3月31日、病院側はウィットさんが無断欠勤をしたという理由でウィットさんを謹慎処分にした。そしてあのポスターの登場となった。

「これは通常のやり方じゃありません。こんなことで『指名手配』ポスターなんてことにはなりません。」

後にウィットさんは無断欠勤を理由に解雇されたが、ウィットさんは本当の理由は彼が何度も病院の安全性について質問したことや、自分のフェイスブックへの書き込みが原因なのではないかと話す。

ニューヨークやニュージャージーだけでなく、全国の民間病院では従業員に個人的にメディアと話をしないようにというメモが配られている。また個人のSNSでも「不適切」な情報を流さないようにと釘をさされている。

現に全国各地で人手不足や働きすぎや危険な労働条件などに関して抗議した看護士たちが次々に解雇されている。

そんな中、本日ツイッターでこんな記事を見つけた。

このビデオの女性は自身は看護婦だが、最前線で武漢ウイルスに携わってはいないと断ったうえで、最前線で働く数人の同僚たちから聞いた話をしている。

彼女曰く、ニューヨーク市内の病院ではICUに運ばれた患者はすべて必要かどうかに拘わらず人工呼吸器を付けられ、それ以上の治療を受けていないという。実際武漢ウイルスには種々の薬が効く可能性があるにも拘わらず、これらの患者にはそうした薬の投与がされていないというのだ。人工呼吸器は必ずしもすべての患者にあった治療法ではなく、本人も苦しいため強い麻酔をかけられるそうだ。そして怖いのが人工呼吸器を付けられた50%の患者が死んでしまう。これは直接ウイルスで死んだのか、呼吸器に耐えられずに死んだのか解らない。

ICUの看護士らは防護服も取り替えず、手袋とマスクを時々取り換える程度だという。看護師たちはICUに入ろうとせず外から偵察しているだけ。個々の患者が必要に応じて適切な治療が行われているという事実は全く見受けられないという。

「患者たちは見殺しにされている」とこの看護婦は語る。

我々アメリカ人はアメリカは憲法に守られた自由主義の国だと信じている。だが、今武漢ウイルスを言い訳に全国各地の知事たちが共産主義の独裁政権よろしく意味不明な厳格な規則を人々に強制している。医療機関の人々が真実を語れない状況を作り出している。

ニューヨークは武漢なのか?アメリカは中国なのか?

こうした政治家たちのふるまいを見ていると、全く解らなくなる今日この頃である。


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カリフォルニア武漢肺炎抗体検査でわかった意外な事実

サンフランシスコ近郊のサンタクララ郡というところで、二月に自宅で亡くなった57才の女性と69歳の男性が実は武漢ウイルスにかかっていたことが解った。これまでアメリカの第一号死者は2月下旬のワシントン州の人が最初だと思われていた。一人目の女性がなくなったのは2月6日。感染してから死に至るまでには一か月近くかかるので、この女性が感染したのは一月上旬と思われる。しかもこの二人には感染前に旅行はしていなかったという。ということは、トランプ大統領が中国からの渡航者の入国禁止をする三週間以上前に、すでにこの地域では感染が始まっていたということになる。

実はそれを裏付けるもうひとつの調査結果がある。同じサンタクララ郡とロサンゼルス郡で最近抗体を調べる検査が行われた結果、どちらの郡でも武漢ウイルスに感染した人数は当初の推測よりもずっと多いことが判明した。

これはスタンフォード大学とサウスカリフォルニア大学の二つによって行われたものだが、サンタクララ郡の場合は、調査団は3330人のボランティアに抗体検査を行い、約1.5%が陽性と出た。サンプルと人口を考慮に入れ調整すると、だいたい2.5%から4%の人がすでに抗体を持っていることになる。ということはサンタクララではすでに48000人から81000人が抗体を持っている計算になる。

ロサンゼルスではドライブスルーテストや参加者の自宅などで調査を行ったが訳2.8から5.6%が抗体を持っているという結果が出た。ということは22万から44.2万のロサンゼルス市民が感染したことになり、4月初めに確認された8000人の27倍から55倍の人々がすでに感染済みだったということだ!

武漢ウイルスはものすごいスピードで感染が広がるのか、でなければ思ったより早い時期にウイルスはすでに広まっていたと考えることが出来る。実際最初に亡くなった人の感染が一月初旬だったとすればこの話は納得がいく。

そしてこれは実は非常に良いニュースなのである。感染者が少ないのに死亡率が高ければ、この病気の致死率は非常に高いということになるが、感染者が多ければ多いほど致死率は低いという結果になるからだ。この調査から武漢ウイルスの致死率は.0014 から.0027。季節性インフルエンザの致死率が0.001%なので、インフルエンザとさしたる変わりのない致死率なのだということがわかる。

この二つの出来事は何を意味するのか。

  1. 武漢ウイルスは思ったより早期にアメリカで感染しはじめていた - 中国からの渡航者を一月下旬に止めても無駄だった。
  2. 武漢ウイルスはすでに多くの人に感染し、多くの人は症状を持たないまま治っていた。- 三月から都市封鎖などしても手遅れだった。

つまり、この病気を一か所に閉じ込めることは不可能だったのであり、今のような都市封鎖は何の意味もないということである。

私は最初の頃、日本は何故中国からの門戸を閉ざさないんだ、とかなり腹を立てていた人間の一人だが、今思うと、そんなことをしてみてもあまり意味はなかっただろうと悟った。それよりも実際はもっと多くの人に感染を広め、社会全体の抗体を作ることの方が大事なのだ。だから今アメリカがやってる州閉鎖はかえって逆効果なのである。

無論年寄りや病人は感染したら死ぬかもしれないので、十分な注意が必要だ。しかし若くて健康な人は特に心配せず、個人的な衛生に気を付けてどんどん仕事にも遊びにも行ってもらいたい。いつまでも家に閉じこもっていたら、感染を長引かせ蔓延第二派、三派を招くだけだから。


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知事たちよ、我が民を解き放て!

昨日トランプ大統領は5月1日を目標に、全国で起きている都市封鎖を終了し都市解放を目指してほしいと全国の知事たちに呼びかけた。最終的な判断は知事たちに任せるとしながらも、トランプ大統領はツイッターでミネソタやバージニア州を名指しで「○○州を解放せよ」と連呼した。

トランプ大統領の新しい基準は比較的被害の少ない州は全面的に規制解除をし、被害の多い州では少しづつ規制を緩めていくべきというもの。結果的にはそれぞれの州知事が地元の状況に合わせて規制を徐々に緩めて欲しいというものだ。

これに対してニューヨーク州のクォモ知事は、トランプは責任転嫁をしている、と連邦政府がNY州の解放に必要な充分な援助をしてくれていないと苦情を言っている。連邦政府がいちいち地方政府のやり方に口を出すべきじゃないと言ってたくせになにをいまさら。

経済上、もう都市封鎖は限界にある。武漢ウイルスのおかげで何とすでに2千2百万の失業者が出てり、場所によっては、フードバンクの前に一万人が行列して食料配布を待つなど悲惨な状況となっている。

また精神面でも人々の忍耐も限界に来ている。何度か指摘しているように、市によっては規制が理不尽に厳しい。私が住むカリフォルニアのロサンゼルス郡でも町の公園や自然公園、そして海岸なども閉鎖され、人々は外に出て運動も碌にできない。わが市はまだ散歩くらいは許されているが、他の市では散歩程度の外出すら好きにできないというところもある。

カリフォルニアも含め、多くの州で教会や寺院での拝礼が禁止されている。ニューヨーク市では規則を破った教会はその扉を永久に閉鎖すると脅迫したり、ミシシッピではドライブスルーの礼拝に集まった人達が逮捕されるなど、人々の自由が理不尽に束縛されているのだ。

多くの人々がいくら非常時とはいえ、このあからさまな憲法違反を地方政府が人々に強制することに怒りを感じている。いったいこれほどまでにして都市閉鎖を続けるほど武漢ウイルスの蔓延はひどいのか?

CDCの発表によれば60歳未満の若者が武漢ウイルスで死ぬ可能性は先ずゼロである。確かにアメリカ全体で見れば若い人の中でも死亡者は出ているが、割合からしたらほぼゼロに近い。60以上でも死者数は他の死因の割合からすればほぼどの年代もだいたい2%程度が武漢ウイルスが死因となっている。要するに60歳以上の人が死ぬとしたら武漢ウイルスより別の原因で死ぬ可能性のほうがずっと大きいということだ。

トランプ大統領のツイッターに勇気を得た人々は、全国で都市閉鎖解除を求めてデモを始めた。都市閉鎖は共和党民主党を問わずほとんどの州で行われているが、ロックダウンは止めるべきだと主張しているのは主に保守系の人々である。

民主党が優勢なカリフォルニア州でも昨日ロングビーチやハンティントンビーチに200人以上の人が集まってデモが行われた。他にもミネソタ州、ニュージャージー州、ノースカロライナ州などでもデモがあちこちで勃発している。知事たちはこのまま出口の見えないロックダウンを続けることは出来ない。

もしもこれ以上に人々が職を失いフードバンクの食糧が足りなくなれば、そのうち暴動が起きてしまう。どうしても食べるものが亡くなればスーパーが襲われるなどといった恐ろしい事態にまで発展するだろう。

治療は病気よりも怖い。もうそういう状況になっている。失業して飢える可能性の方が武漢ウイルスで死ぬ可能性よりよっぽど深刻な問題である。

知事たちよ、州を解放しろ、我が民を解き放て!


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武漢ウイルスはやはり武漢ウイルス研究所が発祥地である可能性が高い (新情報あり)

2020年4月15日現在:数日前に書いたこの記事のアップデートがある。最初に私がこのウイルスの出どこは武漢ウイルス研究所だと書いた頃はまだこの話は陰謀論説のように言われていた。最近になって大紀元時報やゲートウエイパンディットやLaowhy86といったブロガーや保守派メディアで詳しい話が特集されていたが、今日になって一斉に大手メディアがウイルスの発祥地は武漢研究所ではないかという報道を始めた。

ロイターの記事によれば、トランプ政権はこの可能性について捜査を始めたとある。トランプ政権はこれが人工的に作られたものであるとは考えておらず、蝙蝠から自然に人に移り人から人へと移るウイルスの研究中に研究員のずさんな管理から漏れたものではないかと考えているという。

2020年4月10日:つい先日も「世界中の医療品不足は中共の陰謀だった」の中で武漢ウイルスの発祥地が武漢ウイルス研究所である可能性について書いたが、もう一度ここでおさらいしよう。

2020年4月1日エントリーより引用はじめ: 前々から武漢のウイルス研究所が出所なのではないかという話はされていたが、実際そうであった可能性が非常に高くなってきた。

最初からこのウイルスは蝙蝠(こうもり)が病原菌を持っており、それが人間に感染したと考えられていた。中国では蝙蝠を食べる習慣があるので、海鮮市場の野生動物売り場がウイルス発生地だと公式発表ではされていた。しかし実は武漢ウイルス研究所(武漢病毒研究所)では実際蝙蝠から人間に移るウイルスの研究がされており、研究員の何人かが誤って感染したのが最初だったという話が出て来ている。

中国で10年暮らしていた経験があり、中国語に堪能なカリフォルニア人ブロガーのlaowhy86がその話を詳しくしている。Laowhy(中国名は老外)によれば、武漢ウイルス研究所の研究長である石正麗博士(シー・ジャンリー Shi Zhengli)という女性は蝙蝠から人間に移るSARSのような肺炎病を研究しており、地方から感染している蝙蝠や地元民の血液サンプルなどを持ち帰る武漢研究所で研究をしていた。この話は去年の11月ごろにはなしで、研究所は人手不足だったのかこの研究に携わる人員を募集していた。

この研究所には黄蒸玲(ハン・ヤンリン Hang Yan Ling)という若い女性の研究員が居た。この女性が12月頃から姿を消してしまったというのだ。研究所の2018年の新年会の写真には写っているのに、研究所のウエッブサイトの研究員紹介ページからは姿がこつんと消えている。それで彼女は研究室で感染し死んでしまったのではないかという噂が流れ始めた。 石正麗博士は黄蒸玲は生きている死んだなどと言うのはただの噂だと否定しているが、それなら何故彼女が公の場に出てこないのか不思議である。

2月になって武漢大学の肖波涛(シャオ・バタオ Xiao Botao)教授は、武漢研究所の研究員は感染した蝙蝠の尿からすでに何人か感染しており自主的に隔離していると発表した。中国語の記事はこちらグーグル翻訳で見出しだけ訳してみると、

武漢疾病管理センターからの新しいコロナ肺炎?研究者はコウモリの血液と尿を噴霧し、14日間隔離

武漢海鮮市場はこの研究所からたった20マイルしか離れていない。やはり武漢ウイルスはこの研究所から漏れたものという我々の最初の疑いは正しかったようだ。(引用終わり)

さて、同じことについて独自に調査した記事がゲートウェイパンディットにも掲載されている。老外(ラオウィー Laowhy86)と同じようにゲートウエイの方でもやはり焦点となっているのは石正麗博士(シー・ジャンリー Shi Zhengli)という女性科学者。(カカシ注:彼女の名前の正しい漢字の綴りと英語読みを発見したので訂正した)

実は彼女、2014年までアメリカのウイルス研究所で働いていた。中共はウイルスの発症地はアメリカだと主張していたが、その主張には一理ある。なぜならアメリカの研究所ではずっと以前からコロナウイルスの研究が行われていたからだ。

ノースカロライナ大学チャペルヒル校の研究所でラルフ・S・バリック教授のもとで蝙蝠から人へ感染するコロナウイルスの研究がされていたが、石正麗博士はバリック教授の研究パートナーで、2015年には、その調査結果を発表したりもしているのだ。ただ、この研究はアメリカの保健福祉省(日本でいう厚生省)から予算を打ち切られたため、研究は中止された。その後石正麗博士は武漢の研究所に移り研究をつづけていた。

ゲートウエイの調査によると、石正麗博士指揮する武漢研究所では生物に武漢ウイルスを感染させる実験がされていた。そして同博士は異種の動物間での感染を研究していたことが解っている。つまり、COVID19武漢ウイルスが野生動物のなかで自然発症したという中国の言い分がかなり怪しくなってきたということだ。

中国では2017年にもSARSウイルスが研究員の取り扱い不注意で外部に漏れ研究員はじめ8人の感染者を出し1人が死亡するという事件が起きている。この時は広範囲に蔓延したという事実はないようだが、色々な病気が蔓延する中国では本当のところは解らない。

私はずっと武漢ウイルスが研究所から漏れたものである可能性は大きいと思っていた。しかしそれは以前に邱香果(Xiangguo Qiu)という女性科学者とその夫がカナダのウイルス研究所から盗んだウイルスだったのではないかと考えていた。石正麗博士が邱香果博士がカナダから盗んできたウイルスを研究に使用した可能性は大いにある。

中共には有能な科学者が多い。彼らは若いころに欧米の大学で教養を身に付け、そのまま欧米の大学研究所で研究を続けることが多い。しかし彼らの忠誠心は中共にある。こういう人間を有能だというだけで、いや、有能であるからこそ、むやみやたらに研究パートナーとして受け入れるのは欧米にとって決して良い結果を生まない。無論中国人でなくても金で買われたアメリカ人学者がいくらもいるから国籍だけでは判断できないというのもある。

中国による知識財産盗用はこういう危険を招くということに、我々は心してかかる必要がある。

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何故死者が一人もいない州まで都市封鎖をしなければいけないのか?

アメリカ各地で都市封鎖が行われているが、都市閉鎖を行っていない州がいくつかある。主流メディアはアメリカ全体で都市封鎖をすべきだとし、閉鎖してない州の知事たちを批判している。しかしここで考えてみて欲しい、なぜ感染者がほとんどおらず死者を全く出していない州が死者を9千人以上だしているニューヨークと同じように都市封鎖をする必要があるのだろうか?

アメリカは大きい。カリフォルニア州ひとつ取っても日本の1.5倍の面積がある。アメリカが合衆国と言われるのは、50の州が集まって一つの国になっているからで、日本のような中央集権ではなく、各州が独立国のような体形を取っている。州によって人口密度も全く違うし、カリフォルニア州などは各市でその状況は全く異なる。そういう全く異なった状況の州で同じやり方でウイルス対策をするというのはおかしい。特にその政策が州の経済に多大なる打撃を与えるとなればなおさらだ。

各州の状況がどのくらい違うのか、ちょっと数字で比べてみよう。まず感染者と死亡者が一番多いニューヨークでは10万人あたりの感染者と死亡者の数は963.5人と47.8人。これがカリフォルニアだと59.5人と1.7人。NYのほうがCAより桁違いに感染者も死亡者も多きことが解る。これがワイオミング州になると10万あたりの感染者は46.4人で死亡者は0人。ゼロ人である!

他所の州からの渡来者を規制するというならまだしも、死亡者ゼロの州が都市閉鎖などする意味がない。それにこれらの州は人口密度が非常に低く、わざわざ自宅隔離などしなくても、もともと隣の家が見えないくらい各家が離れているので全く問題がないのだ。そう言う人達を家に閉じ込めて仕事をさせなかったら、経済が回らなくなる。そこまでして何を得られるというのか?

はっきり言って10万人あたりの感染者数が100人以下で死者数が10人以下の州は感染率の高い都市部などは別として州全体で封鎖を行う必要はない。なぜならこの率でいけば感染率は0.1%で死亡率は0.01%で、普通のインフルエンザにかかる可能性より低いからである。

確かに武漢ウイルスはインフルエンザよりも質が悪い。病気にかかってから重症になる確率がフルーよりも高いようだし、その症状も比べ物にならないほどひどいらしい。だから武漢ウイルスを軽くみてはいけないのは当然だ。しかしかかったら恐ろしい病気だからと言って、ほとんどかかる可能性のない場所でまで極端な対策を取る必要はない。外に出れば交通事故で死ぬ可能性はあるが、それを恐れて車には絶対乗らないとか街に出歩かないとか言う人が居ないように、世の中ある程度の危険は冒さなければ生きていけないのだ。

すでにうちの近所で私たち夫婦の行きつけの店がタオルを投げた。この封鎖が終わっても戻ってこないだろう。わが市が封鎖されてもう四週間。これ以上続いたらつぶれる店がどのくらい増えるだろうか?

さっき計算したところによると、我が市の感染者率は0.1%である。本当に都市封鎖をする価値があるのだろうか?私にはそうは思えないのだが。


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