大統領選討論会二回目直後ロムニー人気が急上昇、評論家はオバマに軍牌を上げたのに

カカシ注:この時期はどうも出張が多くてゆっくり大統領選の討論会など観ている暇はない。しかし、こういうことは常にしっかり観ているミスター苺が色々感想を書いてくれたので、本日はそちらを掲載する。
有権者が信じられる変革
ミスター苺著
俺は、この間の討論会について、面白いパターンが出来上がっていることに気づいた。

  • 討論会を観た弁護士やジャーナリストたちは(右よりなら)失望したようで、ひいき目に観てもせいぜい引き分け、どちらかと言えばオバマが得点勝ちしたというのが一般的な見方のようだ。

(右翼系ブロガーの)ヒンダーレイカー(弁護士)やミランゴフ(ジャーナリスト)やそこまで過激ではないがスコット・ジョンソン(弁護士)とか、もっと過激なベルダー(弁護士)なんかはその部類だ。 (フォックスニュースの)ブリット・ヒュームにしろ政治評論家のチャールス・クラウトハンマースも同意見で、無論左翼メディアのアイドルたちは皆自分らの候補が圧勝したと心から信じて疑わない。これは弁護士にしろメディアトークショーホストにしろ、対抗することを職業にしているからで、相手との討論で適応するより勝つことにより価値を見いだす傾向があるからなんじゃないかと思う。そういう見方をすれば先日の討論ではオバマが勝ったと解釈できるのだろう。(略)

  • だが、法律とかジャーナリズムなどには関わりのない 歴史家や医師や手に職を持つ人や銀行員や専業主婦といった人たちは、ミット・ロムニーの方をより高く評価している。

これはもしかすると、弁護士は討論を法廷における法的な弁論として見ることから、どれだけたくみに前例や権威を駆使して相手側の証拠を正式な記録として残すのを阻止し、どれだけ自分らに都合のいいように裁判官に陪審員を指導させることができるかで、勝ち負けを評価するからなのかもしれない。
だが、俺たち一般市民は全く違う角度から観ている。俺たちが観たいのは、候補者の真剣さ、誠実さ、思いやり、信頼性、未来への希望的な見解、指導者としての貫禄といったものだ。流暢な口ぶりや攻撃性や威圧的な態度なんか興味ない。俺たちは何百回と流されたコマーシャルで聞き飽きた政治スローガンの暗唱にも感服しない。俺たちには敗北主義や似非意欲なんか焼き過ぎのバーベキューみたいに食べる前から嗅ぎ付けられる。
一般人は今の時点から次の時点にどうやって進むのかという計画のある候補者を求めると思う。俺たち一般人が求めているのは、具体的な計画を横道にそれずに説明し、可能性のある計画を退屈で難しい証明なんかで誤摩化したりせず、俺たちには想像出来ない俺たちの生活が逆立ちするような過激な変革じゃなくて、俺たちが理解できる信じられる変革を唱えることのできる候補者だ。
そうだとすれば、相手と対立し対抗することを職業とする人たちは、同意や礼節を重視し議論や対立を避けようとする、ごく一般的な職場で働くひとたちとでは、全く違う討論を観たと言えるのかもしれない。


Comment

突然の失業率急低下に疑いの目も

今朝労働省から9月の失業率と新雇用率の発表があったが、失業率がこれまでの8.1%から減って7.8%、新雇用数が114000と、ここ44ヶ月で最良の数値が出ている。しかしこれらの数字にはなにか裏にからくりがあるのではないかという見方も強く出ている。
今日は仕事でなんと朝6時半から午後3時まで合計6時間の運転をした。せっかくなので、最近あまり聴けなくなったトークラジオを十分に聴こうと思ったのだが、東海岸の田舎道路で入ってくる放送局が少なくて苦労した。それでラッシュ・リンボーの番組を見つけたときは、思わずやった~と叫んでしまった。
さて、本日のラッシュの話題は言わずとしれた労働省の9月の失業・雇用率の発表についてだったが、ラッシュは労働省がデータをたくみに仕組んで自分らの都合のいい数値を出していると指摘した。そしてさらにリンボーは、選挙直前に労働省が8%未満の失業率を発表するに違いないと予測していたとも話していた。
失業率というのは、仕事を探しているが見つからないという人たちの数を言うが、仕事が見つからなくてあきらめた人の数は含まれていない。まら、114千の新しい仕事が作られたという件についても、どうしてそういう数字が出てきたのか、リンボーはこう説明する。下記は訳ではなく要約。

バラク・オバマは失業率を減らすためには仕事の数を減らすしかないと考えたのだ。失業率が8.2%から8.1%に減った時、職場を去った労働者の数は前代見聞の多さだった。今回も全く同じことがおきたのだ。人々は職市場を去ったのである。

この調査書では9月に新しく114千の仕事が作られたという。今年の7月と比べてみると、7月の数値は163千職が作られた。7月に163千、九月に114千、これでは人口増加にもおいつかない。114千という新しい職数で失業率が7.9%を減ったということは、それだけ職を探している人の数が減ったということになる。そうでなければこんな数字は出てこない。
働きたくて積極的に職探しをしている人の数と、働きたいが職探しをあきらめてしまった人たちの数を合わせると14.7%となり、この率はオバマが大統領になってからほとんどずっと変わっていない。

ラッシュも指摘しているが、パパブッシュの時代、特に任期最後のほうになると、クリントン及び民主党そしてメディアが一緒になってアメリカ経済は歴史的な低迷期を迎えている、と騒ぎ立てた。しかし当時の失業率は4%程度であり、実際にはそんなにひどい景気ではなかった。
実際にひどい景気ではなかったので、メディアがひどいひどいとは言っても、市民個人個人は自分たちはそれほど苦労していないと感じていた。
だが、オバマ時代の不景気は身にしみるひどさである。カリフォルニアではガソリン1ガロンが5ドルとか6ドルとか言っている。日本のガソリンの値段に比べたら低いとはいえ、カリフォルニアは車社会。これまで一ヶ月2~3百ドルだったガソリン代が6百ドルに跳ね上がったら、それでなくてもほかの物価も高騰しているのに、一般家庭は大変なことになっているのだ。
いくらオバマやメディアが失業率が7.8%になった、景気は回復していると騒いで見ても、一般庶民には実感が沸かない。
それにオバマ王と副大統領のジョー・バイデンがブッシュ前大統領が削減した税率をブッシュ政権以前の高さに戻すと言っているが、11年も続いた税率を引き上げるということは、オバマが約束し続けた中層階級の増税はしなという公約を破ることになる。ブッシュが削った税率を元にもどすだけだから増税ではないというは、この不況で苦労している庶民の耳には空しいいい訳だ。


View comments (2)

ロムニー圧勝、大統領候補討論会第一弾

昨晩は、米大統領候補の討論会第一回が開かれたが、結果はロムニーの圧勝。左翼リベラルな主流メディアですらロムニーはKO勝ちではなかったが、得点勝ちだったと認めている。CNNなどは、オバマ大統領とのはじめての討論会において、共和党挑戦者のミット・ロムニーが明らかな勝者だったと、記事のしょっぱなから書いているくらいだ。
これまでロムニーについて、オバマ陣営が繰り広げる反ロムニー広告だけでしか知らなかった有権者が、はじめてロムニーの素顔を見、オバマの作り上げたロムニー像ではなく、ロムニーの口からロムニーの政策案を聞けたということは非常によいことだったと思う。
我々が常に腹立たしく思っていたことは、オバマ王はこれまでロムニーのことを金持ちにだけ減税して中流層の税金を上げるつもり、低所得者をかえりみない、アメリカ産業を外注する(特に中国などに)、ソーシャルセキュリティー(アメリカ版厚生年金)を崩壊する、老人対象の医療保険を大幅に縮小する、とロムニーが上流階級で金持ち仲間のことしか考えない冷血な人間だというロムニー像を作り上げてきた。左翼リベラルメディアが一緒になってそのイメージを宣伝し続けてきたから、一般市民がそういう誤ったイメージを持っていたとしても仕方ない。
だが、この間の共和党大会でのアン、ロムニー夫人の演説や、ロムニー自身の演説と、今回の討論会で、そのうそがだいぶ緩和されたのではないだろうか。
ロムニーは演説のなかで、「私には5人の息子がいるのでよくわかるのだが、偽りを何度も繰り返していれば真実になると考えるのは間違っている。」として、オバマが語るロムニー政策がいかに歪曲されているかを指摘した。
この討論で明らかになったことは、ロムニーとオバマの政策の対照的な違いだろう。ロムニーはアメリカ市民個人による成功に重点を置き、大企業にしろ中小企業にしろ規制を緩め税金を上げず、なるべく政府が邪魔をしないで企業の成功を促すべきだという考えなのに対し、オバマは高所得者の税金を上げることによって中流層を増税から守り、低所得者を福祉よって面倒を見るという、政府中心の考えだ。
オバマ王は政府による無駄使いを削減する気などさらさらないが、ただひとつ削減すべき予算があるとしたら防衛費のみだ。イランや北朝鮮や中東のアルカイダなど、アメリカは恐ろしい敵にいくらも囲まれている。オバマ王と民主党議会の思い通りにいけば、2013年度の防衛費は大幅削減となり、アメリカの防衛は多大なる打撃を受けることとなる。それについてもロムニーは防衛費は削ってはならないと断言した。まったくだ。予算不足で警備不行き届きになった領事館で、大使や外交官たちが暗殺されるなどということはあってはならない。
朝からフォックスニュースを見て政治評論家たちの意見を聞いたり、ネットで左翼メディアの感想なども読んでいておもったのだが、明らかにロムニーはオバマによる攻撃がどのようなものになるか予想し、その答えをきちんとした資料を持って待ち構えていた。はっきり言って、これまでのオバマによるロムニー攻撃広告をそのまま箇条書きにして事実を元に応戦すればいいだけだから、ロムニーにとっては案外たやすい任務だったかもしれない。それにだ、ロムニーは共和党の予選でかなりの強敵たちと討論会を最近まで何回も体験してきた。大統領選の練習をしてきたようなものだ。
それに比べてオバマが討論をしたのは4年前にヒラリーとやったきり。それにしたって討論会ではすべてヒラリーが勝ったというのが一般的な見方だ。それでもオバマが大統領候補になったのは、討論会以前の州予選でオバマが圧倒的勝利を得ていたからで、ヒラリーとの討論の後の選挙ではヒラリーのほうが優勢だったのである。討論会をもっと以前に開いていれば、結果は全く違うことになっていたかもしれない。
またオバマはワンマンな性格だから、討論の練習のときでも回りから厳しい質問をされるのを嫌ったのではないだろうか。明らかにロムニーから受けるであろう経済活性政策の大失敗、高失業率、ガソリン及び物価の高騰、オバマケア、などなどオバマにはきちんとした答えが用意されていなかった。常にオバマの方を向いて面と向かって話しているロムニーに対し、オバマは下向き加減で常にいらだった表情をしていた。時々緊張しているふうですらあった。またオバマがロムニーの47%の話を持ち出さなかったのも非常に不思議である。
では最後のCNNの世論調査から:

(CNN) 11月投開票の米大統領選が終盤を迎えるなか、オバマ大統領(民主党)と共和党のロムニー前マサチューセッツ州知事が直接顔を合わせるテレビ討論会の1回目が3日、コロラド州デンバーで行われた。CNNと世論調査機関ORCが討論会直後に行った調査によれば、討論会を視聴した登録有権者の67%がロムニー氏が勝利したと答えた。オバマ大統領が勝利したと答えたのは25%だった。

討論会はあと2回予定されている。


Comment

深まるリビアのアメリカ領事館襲撃事件の謎

リビアの米領事館が襲撃され、大使を含め四人が惨殺されてからすでに三週間が経った。にもかかわらず、領事館の警備体制や9月11日の襲撃に至るまでの経過及び、四人の外交官がどのような状況で殺害されたのか、その真相がいまだに明らかになっていない。
事件当初、オバマ政権はユートゥーブに掲載された反イスラムビデオに怒った暴徒による突発的な襲撃だったと語っていたが、襲撃が911という特別な日であったことや、襲撃者の用意周到な武装や襲撃施行の手が込んでいたことや、星条旗の替わりにアルカイダの黒旗が掲げられたことなどから、政権の声明はおかしいという批判が共和党議員たちや保守派批評家たちの間で湧き上がった。
そうした批判から逃れようとしてか、ホワイトハウスは二週間前の金曜日、ニュースサイクルの終わりのほうで静かに、あれはテロリストたちによる攻撃だったと発表した。
本来ならば、主流メディアのホワイトハウス記者団から声明の変更について厳しい質問があってもよさそうなものなのだが、領事館襲撃翌日にラスベガスへ選挙運動に出かけたり、その翌週には芸能人を招いて献金運動をやったりしているオバマ王に対し、メディアの扱いはやわいものである。
しかし最近になって、リビアの米領事館は以前にも爆弾を仕掛けられたり、脅迫状が送られてきたりと、911襲撃の前触れはいくらもあり、殺されたスティーブン領事からの度重なる警護強化の嘆願書をホワイトハウスが拒否していたことことがわかった。
下院議会の審査委員会の捜査に携わったダレル・アイサ審議会長(共和)とジェイソン・チャフェツ(共和)下院議員がクリントン国務長官に宛てた手紙には、これらの情報はリビアに関して直接的知識のある人物らから得たものだと書かれている。
両議員によると、リビアのベンガーズィでスティーブン大使と三人の外交官が殺さた9月11日以前から、リビアでは西洋の大使や外交官を狙った攻撃が相次いでいたという。
同手紙には13件の事件が羅列されているが、チェファツ議員によると実は攻撃は50回以上に渡り、しかも今年の4月と6月には爆発物を使った攻撃があったという。
にもかかわらず、オバマ政権のホワイトハウスはリビア領事の嘆願を拒否。関係者の多くがホワイトハウスに反論する力がないと感じていたという。匿名の関係者はあまりにもひどい状況を誰かに訴えたいと考えており、審議会の事情聴取には積極的に協力したという。
審議会はクリントン国務長官に対して、国務省はリビアにおける過去の事件について知っていたのかどうか、それに見合った警備体制をとっていたのかどうか、現地の領事からの嘆願にどのように対処したのか質問を掲げているが、国務省はこれらの質問にまだ一切答えていない。
国務省のニューランド報道官は国務省は審議会の捜査に全面的に協力するつもりだと語っている。
ことがことだけに、ずっとだんまりを続けているわけにも行かなくなったAPは、いやいやながらも共和党が会長を務める審議会の捜査について報道しているが、記事とは関係ないところで、共和党を批判するのも忘れない。

共和党議員たちは9月11日の攻撃について、選挙シーズンも大詰めを迎える今、オバマや政権高官たちの変化していく説明を厳しく叱責している。

共和党は「テロ攻撃」いうのを明らかにためらうオバマの態度や、ベンガーズィ攻撃に関する政権からの説明が度々変化することに政治的な機会を察知している。

アホか!お前らメディアがちゃんと報道しないでおいて何をいっとるんだ。こんな大事なことは与党から突っ込みいれる前にメディアが徹底的に調べることじゃないのか。ブッシュ大統領政権がこんな失態を起こしたらどんなことになっていたと思う?メディアが三週間も沈黙してるなんてことが考えられるか?しかも翌日にオバマはベガスで選挙運動やってゴルフやったんだぞ?共和党議員から批判が出るまでお前らなにしてたんだよ、といいたい!
しかも主流メディアは、オバマ政権の失態を責めるどころか、事件直後にオバマ政権の中東政策を批判したロムニーを、領事館攻撃を選挙運動に利用するのはけしからんと、お門違いの批判をしていた。
リビアの領事館が襲撃された数日後、CNNの記者が領事館の建物の中でスティーブン大使の日記を発見している。CNNはそれを国務省やCIAに報告せずに特種として使っていたことを後で認めた。CNNの行動は確かにけしからんが、事件が起きて数日も経っているのに、領事館に記者が勝手に入ってそのあたりのものを持ち出すことが出来るというのは、どういうことなのだ?事件現場として黄色いテープを張って閉鎖することもしていないというのは、現場に駆けつけたはずのCIAは何をやっているのだ?
とにかくこの領事館襲撃事件は最初から最後まで「ずさん」としか言いようがない。こんな政権の下で働いて果てた大使や外交官の皆さんは、本当にお気の毒だ。こんな事件は起きてはいけないことだった、きちんとした対処を取っていたら起きるはずのない出来事だったのだ。
こうして考えると、同日に襲撃されたエジプトの米大使館からイスラム過激派に迎合するような声明文を出したというのもわかるような気がする。もしかするとエジプトの米大使からもオバマ王は警備の強化を申請されていたのではないのか?援護が来ないとわかった大使館は、ああでも言って命乞いをしないと自分らの命が危ないと察知したのでは?
この謎は深まるばかりである。


Comment

おかわり禁止、ミッシェル王妃の厳しいダイエット

アメリカの新学期は9月。それでバラク・オバマ王のミッシェル王妃がごり押しした公立学校給食新制度が今年度から全国の公立学校で施行されるようになって一ヶ月たったわけだが、すでにその悪政の悪影響が声高く聞こえてくるようになった。
先日紹介した俺たちは腹ペコだ~ビデオでも明らかだが、全国の児童たちは給食の量や質の衰えに不満たらたらである。しかも、ミッシェル王妃の給食制度によると、子供たちはおかわりも禁止されているとかで、余った食品は無駄に捨てられているいう。これはモンタナ州の給食職員の証言からの話である。
連邦政府の新規制によると、給食のメニューはほとんどが野菜で成り立っていなければならないことになっており、これまで主食だった肉は付け合せ程度の量しか含まれて居ない。ということは、生徒たちが嫌いなものが大半を占め、好むものはほんのちょっとしか盛られないことになる。

「(主品と付け合せの)量が全くさかさまなんです。高校生にあんな少量を給仕するなんて腹立たしいですよ。」

と匿名職員は言う。しかも、カロリー制限がされているので、盛られた給食で足りない子供たちがおかわりをほしがっても給仕のおばさんたちは残っている食品を子供たちに配ることが禁止されている。それで空腹なこどもたちを傍目に、あまった食品はそのまま捨てられるという無駄が生じている。

「2オンス(30g弱)のたんぱく質なんて、高校の運動選手には全く足りませんよ。」

しかも、ミッシェル王妃の規制によると、学校給食の一人当たりの量やカロリーや成分や温度など非常に細かい報告が必要で、その複雑な手続きに余計な人件費がかさんでいるという。
学校給食は一部国民の税金によってまかなわれているが、各学校が連邦政府から課された厳しい規制に従わない場合は、その給食費用を差し止められるので、学校側はこどもたちの苦情にいくら同情的でも規則違反をして大目の量を配ることが出来ないのだと言う。
アイオワ州代表下院議員のスティーブ・キング議員は、学校給食のシステムは子供たちの健康を考えて必要な栄養を提供するために設けられたものであるはずなのに、それがなぜか、一部の子供たちが肥満だというだけで、全生徒にダイエットを強制するシステムになっていると批判する。
それに単に学校給食の量を減らせば、子供たちは学校外でジャンクフードを買ったり、親が不足分をお弁当に持たせるだろうし、高学年の生徒たちは部活帰りにファーストフードの店に寄り道するだけで、結果的に子供たちの食料摂取量を減らすことにはならない。
もちろんそのうち学校は弁当の内容まで口出しするようになるのだろう。おっとそれはもう起きてるんだっけ

ノースカロライナ州公立のウエストホーク小学校付属幼稚園に通う4歳児が、親が持たせたお弁当(ターキーチーズサンドイッチ、バナナ、ポテトチップス、リンゴジュース)が、政府設定の栄養ガイドラインに沿っていないとして、幼稚園がお弁当を幼児にそのまま持ち帰らせたと言うもの。しかも幼稚園側は四歳児にカフェテリアでチキンナゲットをたべさせ、その食費を親に請求したという。

政府が国民のランチの内容にまで口を出すようになったら自由社会はおしまいだ。オバマ王に任せておけば、学校の給食のみならず、人々の食卓にまで政府が干渉するようになるだろう。


Comment

ミッシェル夫人の給食メニュー、「腹減ったよ〜」と高校生達がビデオで抗議

バラク・オバマ王のミッシェル王妃が押して議会が通した公立学校スクールランチの低カロリーメニューの評判が非常に悪い。育ち盛りの高校生の昼食を最高800kカロリーに制限したこの制度は、全国各地の学校で運動部などに入っている学生らから苦情が殺到。多くの生徒たちは学校のランチをボイコットして家からお弁当を持参するなどして抗議している。
とある高校の学生達は、ミュージックビデオを作ってユートゥーブにアップして抗議。下記がそのビデオ。歌っているのはフットボール部の学生。ジョックのくせに歌が結構うまい。担任の先生の協力があったらしいが、演出も結構凝っている。言葉が解らなくても給食の量が少なくてクラブ活動の練習でばててしまうという意図が画面から伝わって来ると思う。

カカシが小学生だったのは鎌倉時代だったかな? あの頃の日本の小中学校には給食制度があった。私らが得た給食は対しておいしくなかったが、私が給食制度で一番不満だったのは、献立が貧弱だったということよりもなによりも、みんながみんな同じ量の給食を配られていたということだった。子供は個人々で発育の速度に大きな差がある。同じ14歳でも声変わりも終わり180センチくらいの身長になってる男の子がいるかと思えば、まだ背も低く金切り声をあげてる子はいくらでもいる。そんな子供達に同じ量の給食を配ったら、小さい子には量多過ぎ大きい子には全く足りないという状況が生じる。
カカシは12歳にして今の身長と体重になってしまったという発育の早い子供だったので、いつも給食の量が全然足りていなかった。それに比べて私の大親友のYちゃんなんかは背丈も体重も私の半分だった。大人になってからも彼女は少食だが、子供の頃は私の食べていた量の1/4も食べられなかった。
それで私はいつもクラスの少食の女の子二人か三人から給食を半分づつくらい分けてもらい、結果的に二人前は食べていた。それでも4時ぐらいになるとお腹が空いて死にそうだったので、近所の駄菓子屋さん(コンビニはまだ無い時代)で菓子パンを買って食べていた。その直後にきちんと夕飯も食べていたのだから私の食欲は相当なものだったとご想像がいくと思う。
しかし育ち盛りの子供なら、このくらいの食欲は当たり前だ。ましてや学校で運動部に入っている生徒達が昼食800kカロリーでは足りるわけがない。しかも、その中身は肉や炭水化物よりも果物や野菜が中心という草食系。
ミッシェル王妃はじめ左翼リベラル連中は、個々の違いを認識しない。なにもかも全体主義。誰かが昼食は800kカロリーにする、と決めるとそれが小柄で少食な生徒だろうと大柄なスポーツ選手であろうと一緒くたにして扱う。
ミッシェル王妃の目的は児童たちの肥満解決などにあるのではない、彼らの目的はコントロールである。マクドナルドなどのハッピーミールを攻撃してフレンチフライの量を減らさせたり、ニューヨークでは市長が砂糖入りソーダのサイズを規制したり、すべて国民コントロールが目的なのである。
子供達はそれを悟ってか否か、純粋な抗議を始めたのである。


Comment

野蛮なイスラム社会にアメリカの言論と宗教の自由を謝るな!アメリカの価値観を忘れた日にアメリカは滅びる

新エジプト大統領として初渡米前夜のムハムード・モーズィ大統領は『イスラム教を敬え、さもないと、、』とアメリカを脅迫した。
オバマ王が本当のアメリカ大統領であるならば、『アメリカは人々がどのような宗教を信じることも尊重する。同時にアメリカは人々が他宗教を批判する言論の自由も尊重する。エジプトはそのアメリカの価値観を理解し尊重すべきである。』と応えるべきだが、無論弱腰オバマにそんなことが言えるはずはない。
モーズィ氏はアルカイダの党首だったビンラデンやアイマン・ザワヒリがメンバーだった超過激派イスラムテロ軍団のモスレム同胞団の元リーダー。そのテロリストがアメリカに向ってアメリカはアラブ社会に対してもっと尊敬心を見せるべきであるとし、アラブ社会の貯まった怒りを克服したいのであれば、パレスチナ独立など、もっとアラブ社会の価値観に理解をしめすべきだと語った。
これが脅迫でなくて何なんだ、と聞きたいね。
モーズィ氏は、アメリカはアラブ社会の歴史をもっと理解すべきだというが、それはまさにその通りだ。アラブ及びイスラム社会の歴史ではっきりしていることは、常に強い馬にへいつくばるということ。オバマ王が強気に出て、エジプト大使館の攻撃に対してエジプト警察の出動が遅れたことや、警備の甘さなどを強く追求し、必要とあらばモスレム同胞団のアジトでも空爆するくらいの態度に出ていれば、モーズィ大統領もオバマ王にやたらなことは言えなかったはずなのである。それがアラブ人特有の脂ぎった嫌らしい笑みを浮かべてまたオバマ政権からの抗議を一笑に付すというでかい態度に出られて、オバマ王は腹が立たんのか?
少なくとも、現在アメリカがイスラエルとの和平を条件にずっとエジプトに送っている支援金を一切打ち切るべきだ。
イスラム社会は強い馬に従う。弱いと思われたらどんどん責められる。イスラム社会との妥協があるとしたら、それは向こうがこちらに従うことのみ。それ以外の和平は考えられないのだ。こちらの好意は弱みだと思われる。謝罪はイスラム教が他のどの宗教よりも優れていると認めることになり、他宗教を信じることやイスラム教への批判的な発言の弾圧を正当化することになるのである。
いくらオバマ王がアメリカが嫌いでも、そこまでするか?
だとしたら、アメリカは11月の総選挙で何としてでもこの非国民をホワイトハウスから追い出す必要がある。こんなやつにあと4年もアメリカ外交を任せてみろ、911攻撃のような同時多発テロが再びアメリカの地に起きないとは断言できなくなる。


Comment

尖閣防衛は日本が率先しなければ何もはじまらない

古森義久さんが尖閣に関するアメリカの姿勢について米国連邦議会の下院外交委員会が開いた南シナ海などでの中国威力拡張についての公聴会の模様をリポートしている。
古森さんによると、アメリカは中国が日本を攻めてきた場合、和平条約に乗っ取って日本を援助する用意はあるらしいが、とにかく先ず万が一の場合は日本が率先して主導権をとらなければならないと強調する。

 米国側はこの種の領有権紛争にはもちろん超党派で平和的な解決を求めるが、この公聴会は尖閣を含む中国がらみの海洋紛争をすでに軍事課題に近い位置づけ をしていることが明白だった。ロスレイティネン委員長も冒頭の声明で「中国の西太平洋までもの覇権の追求のために海洋での軍事衝突の可能性が確実に高まっ てきました」と述べていたのだ。だから南シナ海、東シナ海での米軍の戦力強化もしきりに論じられた。

(略) 証人として発言したトシ・ヨシハラ米海軍大学教授は「尖閣防衛の主責任は当然、日本にあり、万が一の中国の尖閣攻撃には日本が最初に自力で対処して、反 撃しなければ、日米共同防衛も機能しないでしょう」と述べた。こうして最悪の事態の軍事衝突を想定して、その対処への能力の強化を語るのは、軍事の強固な 備えがあれば、軍事攻撃が防げるという抑止の思考からだろう。

私はオバマ政権が日本を守ろうために指一本もあげるとは思えないので、アメリカからの援助に関してはかなり悲観的な見解を持っている。だが、もしアメリカがその気でも、日本が全く自国を守ろうという気がないとしたら、アメリカががんばっても意味ないだろう。
で肝心の日本はどういう態度をしめしているのかというと、演出された中国での反日でもの激しさに恐れをなして低姿勢外交を貫くらしい。

 野田佳彦首相も19日「さまざまなルートを通じ、中国と対話する必要がある」として、特使の派遣を検討する意向を表明した。野田首相は中国の反発について「尖閣諸島を国有化したことで、ある程度の摩擦は予想していたが、(反日デモや報復措置が)規模などの面で予想を上回った」と語った。日本政府は、尖閣諸島問題をめぐって最近行われた関係閣僚会議に防衛相を出席させなかった。防衛相が会議に出席した場合、中国を刺激しかねないとの理由からだ。

朝鮮日報の記事なので、日本の竹島問題をめぐる韓国への強気な姿勢とは対照的に中国に対しての低姿勢には不満気なのがうかがわれる。
しかし日本の領土をめぐって中国が理不尽な要求をしてきているのに、「中国を刺激しかねない」という懸念はどういうことなのだ?刺激をしているのは中国のほうではないか。日本が上海は日本の港だと言い出したら、中国はやたらに否定すると日本を刺激するかもしれない、などと考慮などするか?なんで被害者が加害者の気持ちを考慮にいれなきゃならんのだ?
ま、とにかくだ、日本がこんなふうではアメリカは応援したくても出来ないだろう。


Comment

「内部からワシントンは変えられない」オバマ王敗北宣言?

この間フロリダのスペイン語テレビ局ユニビジョンが主催したマイアミ大学でのインタビューにおいて、メディアから珍しく厳しい質問を受けたオバマ王は、「ワシントンは内部からは変えられない」と敗北宣言ともいえるような発言をした。
先ずオバマ王は、リビア領事館襲撃事件について、何故領事館はもっと厳しい警備をしていなかったのかと、警備のおろそかさを指摘されると、モハメッドをおちょくったマイナー映画を理由に持ち出、まだ事情を調べている最中だ言い訳した。警備の浅さの説明としては何の説明にもなっていない。
だが、問題なのは、オバマが候補時代に公約した移民法の改正が何故全くされていないのかという質問へのオバマ王の答えだ。

私が過去四年間にわたって学んだもっとも重要な教訓は、ワシントンは内側からは変えられないということです。

ここでいう「ワシントン」とは政治政策のことだ。無論大統領一人で国家政策を180度変える事は出来ない。「約束は約束だ」と責める司会者に、オバマは共和党議会がなにかと邪魔をして出来なかったのだと言い訳した。
だが、オバマ任期の最初の二年間は議会は上院も下院も民主党が多数議席を占めており、共和党の同意なくしても好き勝手な法案を通すことが出来たのである。そういう状態で公約を全く果たせないで、内側からは政治は変えられないなどと試合途中でタオルを投げるようなことを言うなら、もし今度の一般選挙で上院を共和党に取られたらどうするんだ、そんな弱気で大統領が務まるのか?
これを聞いたライバルのロムニーはすかさず、後日同じくユニビジョンのフォーラムに出席した際、オバマ大統領は「降参の白旗を挙げたようなもの」と厳しく批判した。「私はワシントンを変えることが出来る。私は内側から仕事を完遂させる。」とロムニーは続けた。
まったくだ、オバマはホープ!チェンジ!イエス アイ キャン!と騒いで大統領になったのではなかったのか、それがいざ大統領になってみたら仕事は思ったより難しかった、私ひとりでは何もできない、内側からは変えられない、などと弱気なことをいうとは何事だ。議会の同意がなければ大統領一人では何もできないなというのは議会制度の基本だろうが、そんなこと最初から承知で立候補したんじゃないのか?繰り返すがオバマ政権の最初の二年は民主党が上院下院両方の主導権を握っていた。それが中間選挙で下院の主導権が入れ替わったのも、オバマ政権と民主党の政策失敗が影響しているのだ。
この発言には、普段はオバマの応援団みたいな政治ブログポリティコですら批判している。

この発言はオバマの約束の根本にあった、ワシントンを変革するという約束の衝撃的な撤回、もしくは失敗を完全に認めたとも取れるものだ。

オバマ陣営はこれはまずいと思ったのか、色々言い訳をしている。だが、真実は、オバマは最初からワシントンを内側から変革しようなんて気持ちはさらさらなかった。オバマは民主党の議会とすら協力して何かをするということをしていない。
オバマは大統領の権限を乱用して独裁者としてアメリカ政治を行ってきた。政権の長官たちを無視してのザーと呼ばれる助言者たちの起用。違憲とも取れるような数多くの行政命令の発令で、オバマは好き勝手なことをやってきた。オバマにとって経済復興や移民法改正など興味がない。オバマにつって大事なのはどれだけ大統領の権限を拡大し、独裁者としてファシズム社会と化したアメリカに君臨できるかということだけだ。
オバマが求める本当のチェンジとは、アメリカを根本的に全く別の社会へ変革してしまうことにある。


Comment

オクトーバーサプライズにしては早すぎる隠しビデオ公開の意味

さっきも言いかけたのだが、今年の五月にプライベートの後援会の晩餐会でのロムニーの演説が何者かによって(カーター元大統領の孫によるという話だが)隠し撮りされたビデオが今になって公開されたことについて、オクトーバーサプライズにしていはちょっと時期が早すぎるのではないかと書いた。
普通オクトーバーサプライズというのは、ライバル大統領候補のスキャンダルが国民に浸透するだけの時間の余裕を考えながら、相手に打撃から立ち上がる時間を与えないように注意深く時間を選ぶものである。だからだいたい10月の後半というのがいい時期なのだ。ところが、今回のビデオはまだ9月の中旬の公開。左翼リベラルのマザージョーンズという雑誌は明らかにこのテープを5月ごろから持っていたわけで、公開に最適な時期を見計らっていたに違いない。だとしたら何故こんな中途半端な時期に公開したのだろう?
11月までにはまだまだ時間はあるし、24時間有線放送ニュースやインターネットの時代、一ヶ月も前の出来事なら相手に十分回復の時間を与えてしまう。どうしてもうあと三週間くらい待たなかったのか。
考えられることは、ロムニーの問題ではなく、オバマの支持率の問題だ。オバマ陣営は共和党大会後のロムニーの選挙運動は苦戦だという印象を国民に与えようとしている。だが、民主党大会直後に発表された失業率や新しい職の率などの最悪な数値や、高騰するガソリン代、インフレ、エジプト大使館の攻撃、そしてきわめつけはリビアの米大使および外交官3人が惨殺された事件。その後も中東各地で反米デモが起きている事実など、オバマの大統領としてに器量を疑うような出来事が次から次へと起きている。オバマ陣営ならびにリベラルメディアはそうしたことから国民の目を剃らせたいと考えて、あえてロムニービデオを今の時期に公開したのではないだろうか?
つまり、10月の中旬まで待てないほどオバマの選挙運動は窮地に追い込まれているということだ。
しかしせっかく左翼リベラルメディアがオバマ応援のためにロムニービデオを公開したにもかかわらず、当のオバマは特に問題ないとばかりに深夜の人気トークショー、デイビッドレターマンショーに出演。そしてその後は芸能人集めて献金あつめの豪華パーティに出席。
下々の苦労も考えず、国家警備も怠ったまま、オバマ王の晩餐会は続くのであった。


Comment