私が子どものトランスジェンダーを批判するエントリーを最初に書いたのは2012年のことである。信じられない、子供の性転換増える! – Scarecrow in the Strawberry Field (biglizards.net)2012年2月22日付け。ジェンダーフリーという概念についても含めるならもう私のジェンダー論批判(GC)歴は20年近い。そのなかでずっと終わりが見えなかったこの戦いに、やっと希望光が見え始めた。ここ2~3年、真っ先にトランスジェンダー活動(TRA)が始まった欧州で、どんどん方針転換が観られるようになってきたが、アメリカ各地で起きている子供のトランスジェンダー治療廃止運動や、WPATHファイルによる内部暴露や、そして先日のイギリス保健省のトランス治療としての思春期ブロッカー使用禁止方針など、ここ数日トランス関係ではバタバタと進展があった。私の長年にわたるGC歴のなかで、こんなにも希望が持てる状態を見たのは初めてである。

ここで私は大胆な予言をしたい。

トランスジェンダリズムは3年以内に終わる。

いや、終わると言ってもカカシさん、どういう状態が終りということになるんですか、と読者諸氏は思われるかもしれない。それで私が予測する終結条件いくつかを挙げて行こう。

  • 欧米で未成年のトランスジェンダー治療が全面的に廃止される。
  • 米国全土の小中高におけるLGBTQ+教育が廃止される。現在フロリダ州にあるような法律が全国で普通になる。
  • トランス自認男子の女子スポーツ参加が全面的に廃止される。
  • トランス自認の大人たちが極端に減り、脱トランス者が激増する。
  • 大人のトランス治療は禁止とまで行かなくても後悔した患者からの訴訟が激増し事実上消えてしまう。
  • アライを気取ってた人たちが、あたかも自分はそんな概念を奨励したことがなかったかのようにふるまいはじめる。
  • トランス自認のインフルエンサー達が消える。

皮肉なことではあるが、TRA達がトランスジェンダリズムを主流化したことが、かえってこの概念の問題点が表面化される原因となった。例えば治療自体の問題点に関して私が拙ブログで取り上げたのはたかだか10年くらい前だが、実はそのずっと以前から手術を後悔して苦しんでいる人は存在していた。我々がそれに気づかなかったのは、真に性同一性障害を病む人の率は全人口の0.01%にも満たないといわれており、手術まで受けようなどという人の数は本当に少なかった。だから我々はトランスジェンダー医療というものがどんなものだったのか全く知らなかったのだ。

ところがここ20年くらい、これまでにない数のトランス自認患者が増え、それに伴ってホルモン治療や手術を受ける患者も激増した。数が増えればこれまで社会の片隅に隠れていた問題も浮き彫りにされることとなったのだ。特に10年前ぐらいから激増している若い女性の間ではじまった所謂ROGD急性性違和症候群のせいで、女子から男子へのトランスが激増。異性ホルモンは男子にも決して良い薬品ではないが、女子が男性ホルモンを長期摂取することは男子の場合よりもずっと危険であることが解ってきた。WPATHファイルによれば、トランスが性転換を後悔しはじめる平均年月は術後7年である。つまり、ROGDの後遺症が今になって表れて来たということだ。

もう一つの問題点は社会面での圧力である。昔、トランスセクシュアルと呼ばれていた人々は自分らが超少数派であることを理解していた。彼等は目立たずに社会に埋没していたいと願っていた。だから我々一般人は、道を歩いていてそうと解るひとと遭遇することは先ずなかったし、会ったとしても、見て見ない振りをして通り過ぎたものである。トランスたちも本当の意味で弁えていて、周りが不愉快になるような目立ったことはしなかった。

しかし今や、どう見ても男に見える女装男がピエロのような恰好で街を歩き回り、商店やレストランの店員に男性敬称の「サー」を使われたと言って癇癪を起してそれをビデオにとってTikTokに上げるなどというはた迷惑な行為を公然とやるようになった。ノンバイナリーなどといって髭面の男が女子更衣室やトイレに平然と入ってきたり、男性器付きの男が女子風呂に勃起したまま入ってきても誰も苦情を言えなくなったりした。昔は大人のエンターテイメントとしてナイトクラブだけで披露されていたドラアグショーが昼間の子供向けの本読み聞かせ会やファミリーフレンドリーといって子供向けに披露されるようになった。

本来なら社会の片隅で存在していたはずのトランスジェンダー達が白昼どうどうと我々の前に現れ、彼等への理不尽な絶対服従を求めるようになったのである。このようなことをして反感を持たれない方がおかしい。

そして極め付きは、女性を名乗る男たちが女子スポーツを荒らし始めたり、性犯罪を犯した男性が女子刑務所に入れられるといった、女性の尊厳と安全を脅かすことが普通となり、それに抗議する人たちは例え大ベストセラーの著者であっても社会的制裁を加えらえるほどとなったことだ。

人口の大半が同意できないことを、そういつまでも続けることはできない。この狂気はいずれ終わる運命にあったのだ。

以前に私は大昔の魔女狩りはどのようにして起きたのだろうかと思っていた。中世の人びとも馬鹿ではない。今とは違う価値観を持っていたとしても、真に魔女の存在を信じていた人たちはそれほど多くなかったはずだ。ましてや自分たちとずっと一緒に暮らして来た近所の女達が魔女でなどあるはずがないとほとんどの人は思っていたはずである。にもかかわらず人々は声をあげなかった。何故なのか?それは権威ある教会や政府が強制したからである。もし魔女とされた人を弁護しようものなら、今度は自分が魔女扱いされてしまうという恐怖があった。権力者はその恐怖を使って人々を弾圧したのである。

トランスジェンダリズムは現代の魔女狩りだ。ほとんどの人はこれが間違っていることを知っている。誰も本気で男が女に女が男になどなれるとは思っていない。なのに声に出してそれをいう勇気のある人は多くない。

だが遂に、人々は声を上げ始めた。アスリートの女たちが、トランス医療の犠牲となった若い脱トランスたちが、子供を持つ親たちが、トランス医療に疑問を抱いた医師たちが、カウンセラーたちが、どんどんと声を上げるようになったのだ。

私はこの件で今ほど希望を持ったことがない。私たちは勝ちつつある。我々はすでに折り返し点を過ぎたのだ。まだまだ油断はできないし、これからも険しい道が残っている。だが我々は勝つ。トランスジェンダリズムはあと3年と持たない。私はそう約束する。


1 response to 希望の光が見える脱トランスジェンダリズム

苺畑カカシ2 months ago

https://www.thetimes.co.uk/article/3788c67a-5d03-4e11-9117-55337d33e8af?shareToken=5e0934f01dbc3a654b3e5aeef93a039d
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