LGBT月間なのにヘイトが増加してるって?もし本当でも自業自得でしょうが!

The Hillに載ったリード・ウイルソン著のこの記事、せっかくのLGBT月間が激化するLGBTヘイトで台無しになっているという内容。もし最近LGBTに対して一般人の間ですくなからず敵意が生じているという話なら、昨今のLGBTの行動を見ていれば、さもあらんと思うところはある。

先週の土曜日、31人の白人至上主義とされるペイトリオットフロント(愛国者前線)というグループの31人がアイダホで行われていたプライドイベントを邪魔しようとしたとして逮捕された。しかし彼らがそういうグループのメンバーだったということ以外には、一体彼らが何を計画していたのか、どんな暴力沙汰を起こすつもりだったのか、そしてそれを現場の警察は何故知ることができたのか、詳細はかなり不明である。

ウイルソンはこの事件に加えて、時をほぼ同じくして、右翼団体のプラウドボーイズがカリフォルニアの図書館で行われていた子供向けのドラアグクィーンストーリーアワーの邪魔に入ったことや、アイダホやテキサスのバプティスト教会の牧師たちがゲイを処刑すべきだなどと発言したビデオが拡散されたこと、そしてソルトレイクシティでプライド祭りに参加してた三人が襲われたり、他でもプライドの旗がやぶられたりした事件をあげて、LGBTへの暴力が激化していると証明したいようだ。

LGBT月間になってから、毎日のようにLGBTによる子供への洗脳や性的セクハラなどを見せつけられてきてる一般庶民からすると、この程度の「暴力」で済んでるなら幸運だと思うべきだろう。

テキサスのゲイバーでは家族ぐるみのイベントで、ケバケバしい淫乱な服装のドラアグたちが子供たちの前で踊り、紐の下着に子供たちにおひねりをねじ込ませたり、パレードでは子供も観ている前で、尻丸出しの男たちが、サドマゾの演技をしてみせたり、クリスティーナ・アギュレラの出演したコンサートでは、彼女が大型ペニスの模型を付けて歌ったりした。

こんなイベントが毎日のように繰り返され、それがテレビやソーシャルメディアでいくつも公開されており、我々一般市民は観たくもないのに無理やり目に入ってくるのだ。こんなことをしていてLGBTの評判が上がると思うのか?

こうした暴力の激化は、ウイルソンにいわせると、昔は同性結婚に反対していた右翼保守活動家たちが、同性婚が70%の市民に受け入れられている今(この数字はかなり怪しいと思うが)、その敵意の矛先をトランスジェンダーに向け始めたのが原因だという。

だが、それは話が逆さまだ。

同性婚推進運動をしていたLGB活動家たちは、同性婚の合法化によって成功した自分らの活動が終わりを告げるのをよしとしなかった。だから彼らは次の活動の目的を探す必要があったのだ。それがトランスジェンダー理論というわけ。なにせ常に被差別者の味方ということにしておかないと活動は資金を集められなくなるから。

しかしどれほど強く同性婚に反対していた我々でも、最高裁が合法と認めた以上もうどうしようもないと諦めている。それに、同性婚は直接一般市民の生活には影響がない。長い目でみれば社会への悪影響は顕著だが、それでも今すぐどうということではない。それにくらべてトランスジェンダリズムはそんな呑気なことは言ってられない。

国中の保守派の議会はトランスの人々が自認に合ったほうのトイレを使うことを禁じ、トランスが女子や女性のスポーツに参加するのを禁じる法律を次々に通している。州によっては議会と知事と協力して未成年のトランスジェンダー肯定医療を阻止しようとしている。

ウイルソンは、全国各地でこのような法律が通らなければならないほど、事態がおかしな方向に向かっているのだということが理解できないらしい。ウイルソンは共和党は同性結婚を国民を分断する問題として利用したのと同じように、トランスジェンダリズムを新しい分断問題として利用しようとしているという。そして共和党は恐怖心を使っているというのだ。

トランスジェンダーに関連付けられる恐怖と暴力は、かつてゲイやレズビアンに向けられて使われた侮蔑語がつかわれている。

例えばどんな侮蔑語?まさかQueer(クィア)じゃないだろうな。もしそうなら、その言葉を使っているのは共和党ではなくてLGBTQ+活動家たちである。かつては同性愛者たちを指す侮蔑語だったクィアを文字通り変態という意味で使って、変態的性癖を正常化しようとしているのはLGBTQの活動家たちではないか?

トランスジェンダーに向けられる攻撃は同性結婚推進者たちに向けられた攻撃とやり方が同じだという批判は、実はウイルソンこそ左翼活動家たちの手の内を明かしてしまっている。我々同性結婚反対派は、一旦同性婚が合法となれば、次はもっと過激な形の運動が起きると警告してきた。

同性婚活動家たちの目的は同性婚を合法とすることにあったのではなく、それを踏み台としてトランスジェンダーやペドフィリアのような変態性癖を正常化することにあったのだ。しかし彼らの今度の活動は同性婚よりずっと危険であり、すべての人に悪影響を及ぼす。

ウイルソンはトランスジェンダーやクィアへの反発はQAnonカルトの陰謀論と似ているという。保守派はいかにも民主党やメディアが子供たちを性奴隷として売買しているという嘘を広めていると語る。

陰謀論というのは事実に基づかない論理だが、実際に幼稚園や小学校でドラアグクィーンが性的に過激な表現のポルノ書を読んでいることや、子供たちの前で性的描写をするような踊りをして、こどもたちを手懐けていることは陰謀論でもなんでもない事実だ。

そしてウイルソンはLGBTQに反対する人たちのなかには、トランプ支持者で1月6日の集会に参加した人も含まれると、あたかも我々をテロリストのように言う。しかしそれなら、トランス活動家の多くが本当のテロリストであるANTIFAと密接な関係にあり、民主党の庇護のもとに悪質な暴力行為を繰り返していることをどう考えるのだ?

トランスジェンダリズムの実態を暴露したツイッター主の住所を晒し、爆弾を送り込むと脅迫している奴らのことを批判せずに、プライドマーチに抗議デモに出かけた右翼グループのことだけ批判するのは片手落ちではないのか?暴力行為の話をするならTRA/ANTIFAの方がよっぽども暴力的である。

ウイルソンはLGBTQに対する暴力が昨今激増しているというが、私はそんなことは信じない。いや、たとえ多少増えていたとしても、TRAの社会に対する暴力、そして実際にTRAを批判する人たちへの暴力、女性への暴力に比べたら取るに足りないものだ。

ただLGBTQ+αへの敵意が高まっているというのは本当だろう。彼らのやっていることを見ていたら、普通の神経を持っている人なら敵意以外の何を感じろというのだ?

今のところLGBTへの暴力は激増してはいない。しかし、いったい何時まで我々は彼らの横暴に耐えられるだろうか?暴力を振るっていないのに振るっているといつまでも責められたら、本気で暴力を振るおうという奴らが出てくるかもしれない。

もしアメリカに白人至上主義などというものの台頭があるとしたら、それはLGBTや批判的人種論理活動の賜物であると言えるだろう。


Comment

MtF手術の惨状、ある男性の悲劇の体験談

以前に女性から男性への性転換手術を受けて散々な目にあった、スコット・ニュージェントという女性の話をしたが、今日は男性から女性への性転換手術を受け、今はそれを後悔してやはり男性として生きることにした人の体験談をお話しようと思う。こちらはツイッターに掲載されたスレッドである。

男性は現在35才の男性。ハンドル名はチューリップ。(*カカシ注:本日6月26日、本人が本名を名乗り出た。Ritchie Herron, リッチー・ヘロン。)

「こんなことになるなんて誰も教えてくれなかった」

とチューリップは始める。

僕は局部に全く何の感覚もない。ナイフで刺したとしても解らない。局部全体が麻痺してるんだ。まるでショックを受けたようなで、四年経った今もまだ理解できないでいる。

術後四日目で傷口が破れてしまった。医者は処置をすると約束したが、僕は電子メールでなんとかしてくれと懇願した。しかし彼らは反対に僕を叱った。

数年後の今もワギナの横にも途中から切られた肉片のようなものがある。文字通り誰かが切断したよに見える。まだ彼らは治してくれない。

誰もペニスの根っこが残されて取り除くことが出来ないなんて教えてくれなかった。それで男性ホルモンを摂取しはじめて性欲が戻ってくると、朝立ちで目覚めるのに、そこには竿がない。

こうしてチューリップのは今の生活について語るが、本当に苦痛なのはトイレに行く時だ。小便をするのに10分もかかるうえ、膀胱は完全に空にならないため、その後一時間近く尿が漏れ、35才にしてお漏らしをしている子供のように小便臭くなる。

男性ホルモンの分泌はゼロなので性欲もゼロ。よしんば性欲があったとしても、彼の偽ワギナの穴は小さすぎて性交など出来ない。しかも男性に戻ろうとテスタストロンを摂取し始めると偽膣に毛が生えだして苦痛である。

小さいダイレーターを使ってみても、得られる感覚は苦痛しかない。アナルセックスは自分にとっては危険であり怪我をする可能性もある。

彼の苦労はこれでも半分にも及ばないという。

手術中に1600mlもの血液を失い輸血が必要となり、手術は通常の三時間以上もかかった。それさえも医者たちは冗談を言い合っていたという。

チューリップは性転換中、性転換に執着しており正常ではなかったと語る。医者たちはそんな精神状態の患者に手術など施すべきではなかったと。

チューリップが性転換手術を受けたのは30才の時である。こんな大人でもきちんとした判断力を持っていなかった。また医者たちは患者に失敗の可能性がどのくらいで、その失敗とはどんなものなのかということを、全く患者に説明しなかったというのだ。あきらかに精神異常をきたしている患者の心を治療せず、患者がやりたいということを医者ははいはいと言ってそのままやってしまったのである。いったいこんな例はどのくらいあるのだろうか?

もしかするとチューリップの手術をした医者は取り立てて腕の悪い、金儲け主義の医者だったのかもしれない。しかし、手術が何もかもうまく行って、男性と性交すら出来るようになったという人でも、人工的に開けた穴が塞がらないようにダイレーションと言って、ディルドーを毎日数回難十分かづつ穴に突っ込まなければならず、その度に酷い出血をする人も多いと聞いた。

この間もユーチューブ動画でホルモン治療なども顔も体つきも女性に見える男性が、最後の去勢手術をした直後、泣きながら「やるんじゃなかった、自分には性欲が全くない。失くしたペニスが恋しい」といい、自分は女じゃなかった。女になろうなんて思うべきじゃなかった、本当に後悔していると語っていた。

なんという悲劇だろう。

本来であるならば、正常な世界であるならば、医者が健康体の人から健康な体の部位を切り取るなんてことが許されるべきではない。せっかく五体満足に生まれてきた人を一生苦しむ大病人にしてしまう可能性のある手術など違法にすべきである。

我々は大人が好んですることに口をはさむべきではないとよく言うが、もしこれが腕や脚だったら同じことが言えるだろうか?健康な腕や脚を切断してはいけないのに、何故乳房やペニスなら許されるのだ?おかしいではないか。

マット・ウォルシがインビューした整形外科医が手術をした一番若い少年は16才だったという。

大人でもきちんとした判断が出来ないというのに、こんなことを思春期前後の子どもに回りの大人がやろうとしている、いや、やっているという現実。

まったくなんという狂った世の中なんだ。


View comment

大企業を蝕む白人男性差別主義、元アメックス優秀従業員の証言

Corporate diversity policies sacrifice loyal employees on ‘equity’ altar | Fox News

以前から私は批判的人種(CRT)という思想について色々述べてきているが、最近この思想が大学や義務教育だけでなく、一般企業(特に大企業)において蔓延してきていることを知った。批判的人種理論とはつまり、白人は特権階級であり少数民族は被差別という不利な歴史を追ってきている分優遇されなければならないという思想。しかしこの思想を実践するとどうなるのか、一人の男性の例を見ながら考えてみよう。

ニック・ウイリアムさんは世界的大企業のクレジットカード会社、アメリカンエクスプレスに8年間勤めた。その間トップ1%の売り上げのおかげで三度も「会長賞」を獲った優秀な社員だった。ところが去年ウイリアムさんは突然アメックスを解雇された。その理由?それはウイリアムさんが白人男性だったからだ。

ウイリアムは自分の仕事が好きだった。アメックスの社員として愛社精神もあり、一時期はアメックスのスローガンを入れ墨しようかなどと思ったほどだった。しかしそれはアメックスが厳しいクレジット標準よりもDEIと呼ばれるダイバーシティー・イクオリティーに重点を置き始めてから変わってしまった。

アメリカンエクスプレスはクレジットカードの中でも審査が厳しいことで有名だ。うちの父も大昔にアメックスに申し込んで、なんだかんだとうるさく審査された割りには、アメリカでは使い道がないと文句を言っていたが、アメックスは主に企業で使うことが多く、個人で使える場所は結構限られている。しかし限度額がかなりの大金になるため、その審査は非常に厳しくされているのだ。

ウイリアムの問題はこの高い額のクレジットラインを巡って、とある顧客との間でトラブルが起きたことから始まる。ウイリアムは従来の会社の方針に従って多々のクレジット審査を行おうとしたが、その客はそれを拒否した。そしてウイリアムと彼の黒人同僚に対しても非常な態度で接したという。ウイリアムは申請を拒否せず、上司の見解に任すことにした。

問題はこの女性客が黒人だったことにある。彼女はウイリアムの態度は黒人差別だと言い出したのである。そして彼女はアメリカンエクスプレスは組織的な人種差別を行っていると主張した。

女性はアメックスの社長及び他の重役宛てに弁護士を通して苦情を送った。それには自分のクレジットライン申請が拒否されたのは自分が黒人だからであり、ダイバーシティーを求めるアメックス社ともあろうものがこのようなことをするのは受け入れられないといったことが書かれていた。

アメックス社はこれに応えて、ウイリアムを73日間にわたり捜査した。彼は4回にわたり内部と外部の捜査会議に出席したが、自分の立場を弁護することは許されなかった。もしこれらの会議に弁護士を同伴したら「有罪」と見なすと言い渡された。ウイリアムが何か言おうとすると怒鳴られ黙らされた。このような尋問が10週間も続いたあと、アメックス社はそっけなく電話でウイリアムの行動は「会社の方針に背くもの」という理由で解雇された。同社はウイリアムに書面による解雇状を渡すことはしなかった。

解雇後、ウイリアムが自分が解雇された事情について公言しないという書類への署名を拒否したため、彼自身のクレジットラインは破壊され、100万ドルの口止め料としての退職金ももらえなかった。同社はクレジットヒストリーのデータベースを管理する会社にウイリアムは問題な口座と連絡したため、彼は他のクレジットカードを持つことすらできなくなった。

ウイリアムによると、アメリカンエクスプレス社は最近これまでのような会社の申請調査基準を「ダイバーシティー、インクルージョン&エクイティー」という方針に切り替えていると語る。単純に言えば、特定の属性を持っている人は特別扱いをし緩い審査をするという方針だ。

特別扱いされるのは顧客だけではなく、「インクルーシブ」の名のもとに従業員の昇格も少数派人種やLGBTQ+だの女性だのが能力と無関係に昇格され、ウイリアムのような白人男性は無視された。

ウイリアムは自分が解雇されたのは、この一件のトラブルが原因ではなく、結果的に自分が白人男性だったからだというのが根本的な理由だという。ウイリアムが活動を共にしているColor Us Unitedというグループの調査によると、アメックス社は人種によって従業員の雇用や解雇を決めているという。そして同社が望ましいとする人種配分を達成した部署は15%のボーナスが支給されるというのだ。つまり、マイノリティーや女性が多ければ多いほど良いということになる。

ウイリアムは自分はこのDEI方針の犠牲になったのだと語る。少数人種や女性を差別してはいけないという考えは当然だが、それが行き過ぎて反対に白人男性差別へと方針が変わってしまっているのだ。

私が読んだもう一つのウイリアムの記事では、アメックス社では強制的に批判的人種理論の訓練をうけさせられ、如何に白人が特権階級であるか、もし白人と黒人が同席している場合には、先ず黒人が話を始め白人は黒人に発言権を優先させるべきだと言い渡されたという。

こうしたあからさまな白人差別に不服を述べた男性達は次々に解雇されたが、退職金という口止め料を拒否して同社の不公平なやり方を告発したのはウイリアムだけだった。

しかし、従業員の能力のない黒人や女性を昇進させて、能力のある白人男性を解雇し、返済能力のない黒人客のクレジットラインを承認したら、実際どんなことが起きるだろうか?ウイリアムは資本主義市場がその結論を出してくれるのではないかと言う。

数十年前にアパルトヘイトを廃止した南アフリカでは、人種差別のない公平な民主主義が出来るかと思いきや、単に白人と黒人の立場が逆転しただけで、白人は酷い虐待を受けている。白人の人権は奪われ、数々の不公平な法律が通ってしまった。その結果何が起きたか?

アフリカ唯一の農業大国の経済は今や大混乱に陥っている。

数年前、南アフリカの教授が「南アフリカは鉱山のカナリアだ、我々に起きてることは、あなた方の国でも起きる」と語っていた。

今やまさに、その言葉が真実となりつつある。

このような人種差別は決してアメリカ内での人種関係を向上させない。いや、むしろ悪化させるだろう。CRTは、あたかも有色人種対白人という姿勢を取っているかのように見せているが、実は黒人対その他であることは誰もが知っている。特に東洋人などマイノリティーなどとは考えられていない。

CRTが黒人が特別に差別されている、他の人種は黒人に一目置かなければならないのだと教えれば教えるほど、一部の頭の悪い黒人たちは自分らは特別な階級なのだと思い込む。実際黒人が犯罪を犯しても罰せられずにすぐ釈放されるし、警官が白人なら警官が悪いことに去れる世の中だ。自分らが特権階級なら道行く白人や東洋人にどんな暴力を振るっても構わないと思うのは当然だ。最近東洋人を狙った黒人による悪質な暴力が増えているのも、CRTが一つの要因となっていることは間違いない。

人々を、その人種によって待遇を変えることこそが人種差別の定義ではないのか?差別されるのが白人や東洋人なら、それは人種差別にならないなどという理屈が何故まかり通るのだ?

はっきり言って私なら南アフリカのアパルトヘイト下で暮らす方が、左翼のCRT制度の元で暮らすよりもずっと望ましいと思うね。


Comment

フォックスニュース、トランスの子どもを持つ家族を紹介、プロパガンダだと怒るマット・ウォルシ

昨日、普段はフォックスニュースとは良好な関係にあるデイリーワイヤーのマット・ウォルシとマイケルノールズが二人してフォックスニュースを批判していたので、いったい何事だろうと思ったら、なんとフォックスニュースがトランスジェンダーの家族の話をプライド月間の心温まる家族愛の話として取り上げたことが気に食わなかったようだ。

その内容というのは現在14歳になる少女を持つ両親と娘二人の家族の話で、長女が2歳の時に自分が男の子だと言い出したことがきっかけで五歳になった時から両親は彼女を男の子として育てて来たというものだ。

ウィッティントン一家の長女ライランドは女子として生まれたが、母親のヒラリーによると、まだ言葉も碌に話せないうちから自分は男だとカムアウトしたという。それで両親はライランドが5才の頃から彼女の髪を短く切り男の子恰好をさせ男の子として育て始めたのだという。ヒラリーはこう説明する。

ライランドは話が出来るようになる前から私たち両親に自分は男の子だと訴えていました。私には解りました。いたずらっ子になろうとしていたのです。見てて痛々しかった。彼が女の子の服を着るのを嫌がり、常に私たちから自分は女の子だと言われるのは苦痛だったのです。

私はこのインタビューを聞いていて非常に気になることがあった。それというのも母親のヒラリーも父親のジェフのいうことも、どうも聞き覚えのある台詞に聞こえたことだ。例えば父親のジェフは、ライランドが幼い頃に同じくトランスの子どもを持つ親たちのサポートグループに参加した際に、「あなたは幸運だ。早いうちに子供のトランスを認めて。私たちは娘のトランスに反発した結果、いまでは娘は自分を傷つけたり自殺願望になってしまった」という父親に出会ったというのである。そして母親のヒラリーは、「死んだ娘を持つより、生きた息子を持っていたほうが幸せだ」というお決まり文句を言ってのけたのだ。

これはまさに、マット・ウォルシの「女性とは何ぞや」という映画の中で反トランス理論精神科医が言っていた早期に子供をトランスさせないと子供が自殺してしまうという「感情的脅迫だ」である。父親のジェフは続ける。

彼が本物として真実の自分として生きることを許すことで彼は本当に自分らしく感じることができるのです。ライランドのことをよくしれば、彼がいかに誇りを持ち自信を持っているかがわかるでしょう。

この「本物として」とか「真実の自分」と言った言葉使いもTRAが好んで使う言葉使いだ。ウィッティントン夫妻が公にライランドの話をする決断をしたのは、他にもトランスの子どもを持つ親たちを励ますことが目的だという。

実はこの親子、インタビューを受けたのはこれが最初ではない。すでに2015年にライランドが8歳の時にCNNでも同じようなインタビューを受けていた。そしてそれ以前に、すでに母親のヒラリーは「ライランドを育てて」という本まで出版しており、この夫婦は子供を出汁にして長年金儲け活動を続けてきたのである。

ライランド自身のインタビューもあったが、私が気になったのは彼女の女子からぬ顔つきとその声だった。彼女はすでに14歳。普通に育っていればそろそろ女性らしい体型になってきてもいいはずだ。ところが彼女には乳房があるようには見えないし、顔つきも男の子っぽく、声は変声期の男の子のようなガラガラ声だ。これは私がいままで何回も観てきた男性ホルモン接種者の特徴である。もうこの家族はライランドに生涯取り返しのつかない危険なホルモン接種をさせているようだ。

実は最近、アメリカで行われた調査で、幼児期に社会的にトランスした子供は大きくなっても気持ちは変わらないという記事を読んだ。(強調はカカシ)

トランスジェンダーの子供たちを調査した「トランス・ユース・プロジェクト」の最新結果によると、出生時と異なる性別を自認した子供の多くが、5年後も同じ性別であり続ける傾向が極めて高いことがわかった。(略)

同プロジェクトが開始されたのは2013年。研究チームは、北米に住む3~12歳のトランスジェンダーの子供たち317人を対象に、約10年間に渡って調査をしてきた。 それによると、12歳より前に、本人が自認する性別へと名前や髪型、服装、ジェンダー代名詞などを変えて「社会的な性別移行」をした子供たちの94%が、5年後も移行した性別と同じ性別であり続けているという。

反対に5年後に出生時の性別に戻った子供の割合は2.5%。全体のうち8人だった。残りの3.5%(11人)は、ノンバイナリーを自認しているという。 対象となった子供たちが「社会的な性別移行」をした平均年齢は6歳半。全体の60%が現在、ホルモン剤の服用など医療サービスを利用して性別移行を始めていると、米紙「ニューヨーク・タイムズ」は報じている。

(前略)研究対象となったトランスジェンダーの子供たちの親は皆、子供の「社会的な性別移行」を充分にサポートしていたことや、全体の3分の2は白人の子供で、その親たちの収入は一般よりも多く、高い教育を受けている傾向があったことを挙げている。(略)

ちなみに、5年後に出生時の性別に戻った8人のうち7人は、平均(6歳半)よりも若い時期に社会的な性別移行をしており、9歳になる前に出生時の性別に戻ったそうだ。 この元の性同一性に戻った比較的少数の子供たちの経験についても、追加調査をしていると、オルソンは述べている。

注目してほしいのは、「子供たちが『社会的な性別移行』をした平均年齢は6歳半」だということだ。ということは5年後でもまだ11歳半であり、思春期が始まるか始まらないかの時期である。それまでに両親から「あなたはトランスジェンダーよ」と言われ続けてきたら、子供が洗脳されてしまっていても不思議ではない。過去に行われた調査では、性違和のある90%近くの子供たちが思春期を超すと性違和を失い健康な大人に育つというものがあった。この子たちも放っておけば、この2~3年後には普通の大人になれるのではないだろうか?

もう一つ注目すべきなのは、この子たちの親の「全体の3分の2は白人の子供で、その親たちの収入は一般よりも多く、高い教育を受けている傾向があった」ということだ。どうしてトランスの子どもは親の収入が多く高い教養のある家庭でばかりで生まれるのだろうか?思うにこの「高い教育」というのが曲者で、多分エリート大学などへ通って左翼思想にすっかり染まってしまった親たちばかりなのではないか?

そして非常に恐ろしいのは、子供を6歳半で社会的に移行させた5年後には、「全体の60%が(略)ホルモン剤の服用など医療サービスを利用して性別移行を始めている」というのだ!子供たちが思春期を通り越して正常な大人になってしまわないうちに、逆戻り不可能な危険な「治療」を始めてしまうのである。

こんな恐ろしいプロパガンダをフォックスニュースともあろう局がプライド月間の美談として報道したのだから、ウォルシやノールズが怒るのも無理はない。私はとっくの昔にフォックスには見限りをつけているから驚かないけどね。


View comments (5)

過激中絶推進派による最高裁判事たちやその家族を狙った暗殺計画、及び妊婦救済施設へのテロ攻撃

先日最高裁のブレット・カバノーの自宅付近でニコラス・ジョン・ロスキ(26歳)という男が逮捕された。男は左翼中絶推進派で連邦政府による中絶合法判決を覆す方に票を投じそうなカバノー判事の命を狙ったものである。下記はヤフーニュースより。

アメリカ連邦最高裁の保守派判事の自宅近くで凶器を持った男が逮捕されました。人工妊娠中絶や銃規制を巡る保守系判事の判断に腹を立てたことが動機とみられています。  

ワシントンポストは8日、東部メリーランド州にある連邦最高裁のカバノー判事の自宅近くで銃やナイフを持った男(26)が逮捕されたと報じました。  

連邦最高裁では近く、人工妊娠中絶などを巡る重要な判断が下される見通しで、多数派を占めるカバノー氏ら保守系判事は中絶の権利を制限し、銃の規制強化には反対の立場を示すとみられています。  男はこうした保守系判事の判断に腹を立てていたとされ、警察に対して「判事を殺して自殺するつもりだった」などと供述しているということです。  

ホワイトハウスのジャンピエール報道官は「我々の社会には、判事を脅かす暴力や計画の居場所はない」と強く非難しています。

そして今度はRuth Sent Us(ルースの使者の意味)という過激派中絶推進派グループがもう一人の保守派判事、エイミー・コーニー・バレット判事の子どもたちを狙っていることを示唆するツイートをした。

(ルースの使者)はツイッターで写真を使いバレットが所属する教会の名前、バレットの子どもたちが通う学校の名前を出し「怒りの声」を使ってこれらの場所で抗議するよう扇動した。

写真にはさらに今後毎週木曜日の夜にデモを行うと書かれている。このツイートは「Duty to Warn(警告する義務)」という反トランプ派のグループによるバレットの発言「法のキャリアは目的を果たすための手段だ。そしてその目的とは神の王国を建設することだ」を掲げたツイートへの返答だった。

実はカバノー判事の自宅の住所も、このルースの使者たちによって暴露されたものだった。今回の事件でホワイトハウスのジャンピエール報道官が男の行為を批判する声明を出しているとはいうものの、カバノー判事の自宅前でデモが行われた時に、先のジェン・サキ報道官はデモが平和的なら構わないと全く批判しようとしなかった。判事の自宅前でのデモは憲法違反であるにも関わらずである。

アメリカではどこでも好き勝手にデモをしても良いわけではない。もし彼らが判事の家族を脅迫するために教会や学校の前でデモをするというのであれば、FBIは抗議者が集まった時点で全員逮捕し長期にわたって拘留すべきである。いや、集まるのを待つまでもない。「ジェーンの復讐」のメンバーをかたっぱしから逮捕し、殺人や誘拐の陰謀を企んだとして思い刑に処してほしい。こんなことは許されてはならない。

判事たちへの暴力や脅迫を現政権が許すというのであれば、アメリカは到底民主主義とは言えなくなる。アメリカの三権分立は崩壊し、バイデン政権の独裁が成立してしまうのだ。

過激派中絶推進派に狙われているのは判事たちだけではない。ニューヨークのPregnent Crisis Centerと呼ばれる望まない妊娠をした女性達を救う妊婦救済センターで先週放火が起きた。そしてそこには「ジェーンがここに居た」という落書きが残されていた。またノースカロライナのシャーロッテ市でも同じく妊婦救済センターが放火され窓ガラスが割られるなどの被害があった。そこには「もし中絶が安全でないなら、お前たちも安全ではいられない」という落書きが赤いペンキで残されていた。

テキサスやウイスコンシンやワシントン州の救済センターも次々に襲われ、その都度、同じ内容の落書きがのこされていた。これらの攻撃は「ジェーンズリベンジ(ジェーンの復讐」という左翼過激派テロ団体の仕業と思われる。ジェーンというのは中絶が違法だった時代に闇で中絶を行っていた「ジェーンズコレクティブ」という組織の名前から取ったものと思われる。

彼らは妊婦救済センターが望まない妊娠をした女性達に中絶以外の選択肢を教え、養子縁組など色々援助する施設である。中絶を考える女性達の気を変えさせようとするこの施設など、中絶以外に解決策はないと考える過激派の団体にとっては宿敵なのである。

幸い、今のところこれらの攻撃で怪我人は出ていないが、過激派は建物の中に火炎瓶を投げ入れるなどの攻撃をしており、放火による物的損害は多大なるものである。

しかも彼らの攻撃はまだ始まったばかりだ。「ジェーンの復讐」はグループの地元ウイスコンシンのリンカーンジャーナルスター紙の記者宛てに今後も攻撃を繰り返すと予告の手紙を送っている。

これは単なる意見の違いではない。我々は文字通り命を懸けて闘かっているのだ。我々は殺され服従させられるのを黙って見ているつもりはない。

さらにジェーンは中絶を思いとどまらせようとする「反選択組織」は偽情報を妊婦たちに与えているとして、30日以内に解散させろと要求している。

アメリカ議会は一月六日の議事堂乱入などというどうでもいいことの公聴会などやってないで、この危険なテロ組織を摘発すべくFBIに捜査させるべきである。これらの組織は、たった数時間議事堂を歩き回った人たちなんかよりもよっぽども危険な組織である。

妊娠中絶には賛否両論あるだろう。だが立場の違う人間を殺して良いということにはならない。大昔に中絶施設の医師を殺した右翼のアホが居たが、右翼保守は彼を強く糾弾した。左翼たちもこの過激なグループを糾弾するだろうか?それともBLMの時にように奨励するのだろうか?

なんとなく答えは解るけどね。


View comment

何がプライドだ、次々に女子スポーツを脅かす自称女の男たち

6月はプライド月間だそうなのだが、いったい何を誇りに思う月なのか、次から次へと女装男が女性空間を脅かすニュースばかりが飛び込んでくる。それで今日は6月がまだ半分しか過ぎていないのに私が目にしたトランスジェンダー関係のニュースをいくつか挙げる。

サンダーサイクリング

まずは一週間ほど前にイギリスのロンドンで行われたサンダークリットサイクリング競技で女子の部は自称女の男たちエミリー・ブリジスとリリー・チャートがそれぞれ一位二位を獲得。表彰台でキスを交わすという出来事があった。三位は女性。

この競技大会はこれまでの男子枠と女子枠をサンダー(雷)とライトニング(稲妻)の二つに分け、

その規則として、稲妻枠は「シス女性、ノンバイナリ」トランスジェンダーは自分の身体的能力に合った方の枠で出場できることになっている。しかしシス男性とシス女性はそれぞれサンダーとライトニング枠以外を選ぶことはできないと明記されている。

以前にも書いたように、エミリー・ブリジスは大学時代に男子競技で全国記録を出したこともあるエリートサイクリストである。男子枠でも十分に入賞する能力があるのに、わざわざ女子枠に出場したことを明記しておく。

結局のところ、この大会は男子枠と誰でも枠になっただけで、インクルーシブだなんだときれいごとを言いながら女子競技を破壊しただけだ。

アメリカ大学漕艇競技

上記はオリンピック水泳メダリストのシャロン・デイビスさんのツイッター。この写真はアメリカの大學漕艇(そうてい)競技のもの。デイビスさんはこれがどこのチームでトランス選手がなんという名前かは書いていないが、「この中の誰が女子でないか解る?これがはっきりさせられなければ女子がチームに参加できなくなる!奨学金もパーになる。」と怒っている。

この選手の名前を探そうと思ってCollege rowing transgenderで検索してみたところ、なんとアメリカの大學ではすでに過去10年で32人のトランスジェンダーが競技に参加しているという記事を見つけてしまった。なかには男子枠で自称男の女子が参加したこともあるが、ほとんどが男子による女子競技参加だ。ま、当然だろうな。アメリカのサイクリング競技では男子枠には女子が参加してもいいところもあるので、トランス「男性」は自由に男子枠に入れる場合が多い。しかしトランス男子は男子には勝てないので特に問題にはならないだけだ。

豪州ロングボードサーフィン

これは5月の話だが、オーストラリアで行われたロングボードサーフィン競技大会では、自称女の男サーシャ・ジェーン・ローソンが女子の部で優勝した。彼の場合特にひどいのは、なんと彼の記録は同じ大会の男子の記録よりも良かったということだ。つまり、ローソンは男子の部で参加していたとしても十分優勝することが出来たのである。それなのにわざわざ女子の部に参加して女子からメダルを奪ったのだ。彼は三年前に男子の部で優勝している。

サーシャ・ジェイン・ローソン

エリート男子選手たちの女子競技参加

マット・ウォルシの映画のなかで、明らかなFtMの髭面女性が「トランスジェンダー選手なんて数がすくないですし、女子スポーツへの影響なんてそんなにありませんよ」とうそぶいていたが、上記の例でも分かるように、最近は男子としてもエリートクラスの男子選手たちが女子を自称して女子競技を侵略してくる例が増えている。

話題になったUSAAのリア・トーマスは男志の部では400位とかの下位であったが、エミリー・ブリジスやローソンなどは男子の部で悠々勝てる優秀な選手たちである。以前にアメリカの女子オリンピックサッカーチームが高校男子のチームに惨敗したことがあったが、エリート女子選手並の男子は全国に履いて捨てるほどいるのである。スポーツにもよるが、上位200位くらいの男子が10人女子競技に参加すれば、女子は永遠にメダルを獲得することが出来なくなるのだ。どんなに頑張って汗水たらしても勝つことは不可能になるのだ。それでなくとも男子競技よりおざなりにされてきた女子競技。

こうした理不尽な競争を阻止しようと、アメリカ各地の州男子学生による女子競技参加を禁じる法律が次々に通っている。しかし男子競技を許容している州はまだいくらもあるし、全国大会になったら男子のいるチームと居ないチームの折り合いをどうつけるのか難しいことになる。

アマチュアや趣味のスポーツも脅かされている

最近トランスジェンダー選手が取り上げられるようになったのは、彼らが大学や高校での主流な大会で目立つようになってきたからだが、実は自称女の男たちによる女子競技侵略は、もっと地味な形で確実に行われている。それについては4月にも書いた通りだ

先日もイギリスでマイナーなアマチュアのサイクリング競技で16歳の女の子に混じって中年男子が何人も参加して入賞を果たす写真がツイッターに挙げられていた。

女子選手たちは男子が勝利を収める度に文句を言っているだけではだめだ。大会の主催者相手や州相手に訴訟を起こすなり、女史出場者全員が結託して参加を拒否するなり、大がかりに抵抗運動が必要である。一人二人が文句を言っているだけでは、彼女たちのキャリアが台無しにされるだけで何も変わらない。

選手たちも、そしてその親たちも、コーチも、一緒になってこの理不尽な制度を廃止させなければならない。今やらないと、女子スポーツは永遠に破壊される。


View comment

WOKEお目覚め主義は商売に良くない、スタートレックディスカバリー視聴率低下

私は昔からスタートレックシリーズのファンだ。1960年代のオリジナルシリーズから、80年代のネクストジェネレーション新世代、そしてボエジャー、ディープスペース9といったテレビシリーズも、いくつもある劇場版映画も全部観て来た。90年代まで続いていたスタートレックファンのクリエーションコンというコンベンションにもコスプレをして何回か参加した。

それで2010年くらいに世代交代でオリジナルのキャラクターたちが若い俳優たちに入れ替わった映画も一応は観た。役者たちの年齢が若すぎるとは思ったが、主役の男女は美男美女でお色気もあり冒険在りで、まあまあの出来だったと思った。

近年うちにはテレビがないので、2017年に始まったディスカバリーは観ていなかったのだが、最近になってアマゾンプライムで観られることがわかり、まとめて見始めた。しかし、このシリーズからは元々のスタートレックのチャームがすっかり失われていた。私は第三シーズンまでは我慢してみたが、もうその後は耐え切れずに辞めてしまった。その原因は、、

あまりにもポリコレ過ぎるからだ!

主役が黒人女性であるということは別にいいとして、何故か男性名のマイケルは女性として全く魅力的に描かれていない。女優さんに魅力がないという意味ではなく、わざと女性としての魅力を排除したキャラクターになっているのだ。

先ずユニフォームだが、オリジナルシリーズの同時代であるはずなのにユニフォームが全然違う。シリーズが変わるごとに多少ユニフォームのデザインが変わるのはいいとしても、ユニフォームが全然センスがないのだ。明らかに女性の体の線を隠すような軍服になっている。もちろん軍服がセクシーなはずはないから実用的と言えばそれまでだが、何と言ってもこれはエンターテイメントなわけで、観てるほうはこれまで通り美しい女性のセクシーなユニフォームが観たいはず。特にオリジナルシリーズの女性のミニスカートは2009年から2016年までのリブート映画ではそのままだったのに、このシリーズでは完全になくなっている。なんとしてでも女性の脚を見せまいとしているように思える。

センスがないのはユニフォームだけではない。主人公と主人公の恋人を含め、登場人物の半数以上が黒人。かろうじて居る白人女性はブスでデブ、およそあのミニスカユニフォームは無理。唯一の白人男性はゲイで彼の恋人は、、もちろん黒人。スタートレックなので宇宙人にも色々遭遇するわけだが、なぜかそれがボルカン人でもクリンゴンでも大半が黒人。異星人は普通の人間とは違うわけで、どうして異星人が地球人と同じように黒人と白人に別れていなければならないのだ?そしてもちろんLGBT色も濃い。

これについてはすでにファンの間からもかなりの批判が上がっている。

スタートレックディスカバリーのどんなところがそんなにWOKE(お目覚め主義)なのかというと、まずそのキャストだ。ファンの一部では登場人物にシスジェンダー(トランス以外の正常人をさす)や異性愛の白人男性が居ないことを嘆く人がいる。実際第三シーズンになるとシスジェンダー・ヘテロの白人男性のメインキャラが一人も登場しなくなる。無論スター・トレックピカードの主役は白人のストレート男性だし、ストレンジニューワルドでもそうである。どうやらスタートレックファンは他のほとんどのシリーズで自分と同じ顔をした人が出ているだけでは飽き足らず、すべてのシリーズがそうでないと気に入らないようである。

またスターシップディスカバリーはセクシュアリティーやジェンダーに焦点をあてていることでも批判されている。ラップとクルーズ(役者の名前)は番組のなかでゲイカップルを演じているが、第三シーズンではノンバイナリのアディらとそのパートナーでトランス男性のグレイタルが登場した。ファンたちはそういうキャラクターの出番が多いことを嘆き、スターフリートの女性陣がすべてウイリアム・シャットナーの胸に飛び込んだ過去を懐かしく思っているようだ。

と書いているのはジャイアントフリーキングロボットというファン雑誌。この記事の著者は明らかにトレックファンが人種差別的な白人男性ばっかりで、ディスカバリーに人気がないのはキャラクターに白人男性が少なすぎるからだと言いたいようだが、問題はそこではないのだ。

スタートレックファンは主人公が白人男性でなければならないなどとは思っていない。この記者は知らないのかもしれないが、元のシリーズでもメインキャラクターには黒人女性(オフラ)や東洋人男性(スールー)が居た。当時としてはプライムタイムのテレビ番組の主役級に白人に混じって黒人や東洋人が出演するというのは結構画期的なことだった。

Oyin Oladejo as Joann Owosekun; Sara Mitich as Airiam; Anthony Rapp as Paul Stamets; Mary Wiseman as Sylvia Tilly; Sonequa Martin-Green as Michael Burnham; Ronnie Rowe as Bryce; Patrick Kwok-Choon as Rhys; Doug Jones as Saru; Emily Coutts as Keyla Detmer of the CBS All Access series STAR TREK: DISCOVERY.
スタートレック・ディスカバリー

90年代になって、ディープスペース9の主役のシスコ船長は黒人であり、彼には黒人の奥さんと息子が居た。ボエジャーのジェーン・ウェイン船長は女性で、彼女の片腕のチェコテはアメリカ先住民だ。

ファンたちは自分と同じような顔をした人たちが全シリーズに出ていなければならないなどとは思っていない。ただ自分達が共感できる普通の人間に出て来てほしいと思っているのだ。

こういうシリーズには魅力的な主役がいて、ファンはその人に憧れたり恋心を描いたりするわけで、その主役たちが体験するロマンスや冒険を楽しみに観ているのだ。しかし美男美女が一人も出てこないシリーズで、男はみんなゲイで、女はノンバイナリとか、もう勘弁してよといいたくなる。こんな人たちを観ていもて何の共感も覚えないし、何が起きても興奮できない。

実は私がディスカバリーを我慢して第三シリーズまで見た理由は、途中から現れたクリストファー・パイク船長の存在だ。彼はカーク船長の前任で、オリジナルシリーズではシリーズ前のパイロット版に一度登場するだけだったのだが、このシリーズでは彼を大きく扱っている。パイク船長は白人ヘテロ男性で非常に格好いい典型的なヒーローキャラである。このキャラはディスカバリーシリーズからは去ったが、新シリーズのストレンジニューワールドの主役となって再登場。シリーズの一部だけ登場したキャラクターが新シリーズの主役になったことから考えて、ファンがこういう伝統的なヒーローキャラを求めていたことは明らかだろう。

CBS All Access has greenlit a new "Star Trek" spinoff series with Captain Pike (Anson Mount, center), Spock (Ethan Peck) and Number One (Rebecca Romijn).
ストレンジニューワールド

最近のWOKEは、わざと美しくない人や魅力のない人を全面的に押し出して、美しいだろ、魅力的だろ、認めろ、そうでなければ差別者と見なして糾弾してやるという態度を取る。彼らは一般人がもってる美的感覚や性的指向を根本から覆そうとしている。しかし、それはやればやるほど人々の敵意を買うだけで、無理やり好きになれと言われてもそれは無理だ。

何度も言うが、Get WOKE, go broke. お目覚め主義は商売によくないのだ。


Comment

恒例、銃による正当防衛ニュース、デトロイトの男性、自宅に押し入ろうとする強盗を成敗

Detroit homeowner shoots, kills armed suspect he says pulled out gun: ‘I had to defend myself’ | Fox News

今週の火曜日の早朝、自宅に押し入ろうとする男を家主の男性が撃ち殺すという事件がおきた。

火曜日の朝4時30分ごろ、マイソ・ジャクソンさんは20年来住んでいる自宅のドアをどんどんと叩く音で目をさました。モニターを観ると見知らぬ男が何か叫んでいる。

男はこの家に自分に金を借りてる男が住んでると訳の分からないことを叫んでいた。ジャクソンさんはそんな人は居ないと家のなかから答えたが、男は納得せず去ろうとしなかったのでジャクソンさんは警察を呼んだ。

しかし警察が到着するまえに自体はエスカレートした。男がジャクソンさんの家の窓ガラスを割ったのだ。ジャクソンさんは8年前に購入し自衛の訓練を受けていた銃で武装して外へ出、男に去るようにもう一度命令した。

しかし男は今度は自分の銃を取り出しジャクソンさんに向けようとした。

この時点で私の命か奴のかとなりました。誰も傷つけたくなかったのですが、奴は諦めなかった。自分を守るしかなかった。だから奴を撃ったのです。

ジャクソンさんは4発、男の胸めがけて発砲。男はその場で即死した。

到着した警官はジャクソンさんに手錠をかけて一旦警察署に連行し数時間にわたって尋問したが、結局罪には問われず解放した。誰かが殺された場合は一応こういう捜査をするのが通常のやり方だという。

犯人の素性はまだ明らかにされていない。

ジャクソンさんは自分の体験談をかたることで他の人たちもいざと言う時の準備を怠らないようになればいいと語っている。

「何も抵抗せずに他人に無理強いされたり傷つけられたりしてはいけない、自分のことは自分で守らなければならない。」とジャクソンさんは語った。


View comment

六月はLGBTプライドの月、でもなぜかTだけが独り歩き

六月はLGBTプライドの月なんだそうだ。一日にスマホのユーチューブ画面にこんな画像が載ったとツイッターで紹介してる人がいた。

ご覧の通り、右上の絵は乳房を除去した自称男子の少女の絵だし、左上のすね毛脚のハイヒールは明らかに自称女の男の脚で、それは左下でイヤリングを見せびらかしている男のものだろう。右下の絵は単に色々な恰好をした女性達の姿があるだけで、この絵のどこにも女性同士や男性同士の愛を表現する描写はない。LGBTのプライドの月のはずなのに、LGBの姿が忽然とかき消されているのである。

実はこの絵は今のLGBT運動の現状を如実に表しているといえる。前々から私はLGBT運動内でLGBの人たちが迫害されているという話をしてきたが、昨日のツイッターにもこんなのがあった。

僕は1994年からオープンにゲイだけど、ここまで酷いホモフォビアにはリアルでもネットでも体験したことがない。

プライドの月に敬意を表するため、僕は2022年の今、LGBが直面するひどいホモフォビアについて一日事に記載することにする。

そのすべてがTQWTFMAP+ 「界隈」から来るものだ。

ークレイグ・ジェームス@CraigSJames

彼の言うTQWTFMAP+ というのは、LGBの後にトランスを始めクィアだのなんだのと後から後から付け加えられたアイデンティティーを示すものだが、それがどんな意味を持つのかこの際どうでもいい。ともかく当初のLGBプライドとはかけ離れたものになってしまったことは確かだ。

そしてクレイグはいくつかホモフォビアと思われるツイ―トを紹介している。例えば、

「トランス男とデートしないゲイ男は最低の奴ら」とか「トランスフォビックのシスゲイ男は、ワギナが嫌いでペニスだけが好きだという考えは単なるフェチであり性嗜好であり性指向ではないこと、トランス男をデートの枠から外すのは単なる偏狭心であることを学び直すべきだ。」といったツイートを紹介しながら、「これはまるで1980年代に、お前がホモなのは、ちゃんとした女とセックスしてないからだと言われたのと同じだ」と語る。

まったくだ。同性愛は同性体の人のみに性愛を感じる人のことを指すのに、同性じゃない人もデートの枠に入れることが出来るなら、それはバイセクシャルでありホモセクシュアルとは言えない。それにいくらバイでも人には好みというものがある。トランスは生理的に受け入れられない人も居るだろう。そういう人を一蓮托生にして差別者扱いはあまりにも傲慢だ。

それでも男性であるゲイたちが女性であるトランス男たちに性交を迫られたとしても、女性体のトランスがゲイ男性に性交を無理強いすることは出来ないが、レズビアン女性が自称女の男に迫られたら、身の安全にかかわる。

一連のスレッドのなかで、イギリスのLGBT団体が推進する性教育の本のなかに、若いレズビアン向けにどのように男性体と性交を営むかを教授する箇所があると指摘されている。「ガールセックス101」というこの本の中には、どのようにして「ガールディック(女子の男根」を扱うかが詳しい図入りで描かれている。

驚くべきことに、この本はレズビアンにどのように男子とセックスをするかを教えるだけでなく、男性とセックスをする場合に備えて、そのやり方を学ぶべきだと奨励する。「ペニスを持った女の子は結構居る」からと言う理由で。

これと大昔に行われていた同性愛を「治す」とされた野蛮なコンバージョンセラピーと何が違うのだ、と同性愛者たちは言う。

クレイグは最初に自称女のトランスがレズビアンに向かって「オレのガールチンコを吸え、このトランスフォーブのビッチ(雌犬)」と言うのを聞いた時、切れてしまったという。

LGBまではどんな体の人に魅力を感じるかという性指向であるのに対し、T以降は自分のアイデンティティーの問題であり性指向とは直接関係がない。エンターテイメントとしてのドラアグクィーンたちも自分は男だという自覚があり、単に女装をして楽しんでいるだけの人々であり、自分は女だという自覚はまるでない。

こういう全く違う次元に居る人々をLGBT+αといっしょくたにしてしまうことに無理があるのだ。しかもそのしわ寄せが元々の活動をしていたLGBに来ているのだ。

以前に私はトランス活動家がいかにして他人の活動や組織を乗っ取ってしまうかという話を紹介したが、明らかにプライド活動は完全にT以降の人たちに乗っ取られてしまっている。いっそのことLGBの人たちはこの運動から手を引き、LGBとT以降は無関係だという姿勢をはっきりさせた方がいい。なぜなら、T+αによる横暴がどんどん社会に悪影響を及ぼしているなか、激しいバックラッシュが起きることは間違いなく、その時にT+αといっしょくたにされて大迷惑を被るのはLGBの人たちだからだ。

せっかく先人たちのおかげでLGBが社会的に受け入れられるようになったのに、T以降の人たちの暴走でその人権が再び迫害されるようなことになるべきではない。ここはひとつLGB側は覚悟を決めてT+αとは断固として決別すべきだろう。


Comment

マット・ウォルシの「女性とはなんぞや」ドキュメンタリー、プレミアライブ配信が左翼のサイバー攻撃で大混乱

昨晩、私が毎日聴いているマット・ウォルシ主演・監督の”What is a Woman?”(女性とはなんぞや?)のプレミア生配信が行われた。これはベン・シャピーロとジェラミー・ボアリングのデイリーワイヤーが制作した90分のドキュメンタリーで、トランスジェンダーリズムの真髄に迫るもの。マットがアメリカやカナダ、そしてアフリカにまで旅をして色々な専門家に、ジェンダーとセックス、そして女性とは何かをインタビューして回る映画である。

この映画はデイリーワイヤーの会員のみが視聴可能だが、私は一年以上DWの会員なので特に問題はないはずと思っていた。しかし生配信だと土壇場になって繋がらない可能性も考えて、西海岸時間6時からの放映予定だったが5時からログインして映画前の座談会を観ていた。そして6時になりいざ映画が始まるとなったら、突然”What is a Woman”のロゴの下の部分にログインしろという指図がでた。なんだ映画はまた別のログインなのか、面倒臭いなと思ってクリックしたが、画面がログインページに行かない。仕方ないので映画のログインページのURLをタイプするとユーザーネームとパスワードのページ。私のPCはそれを記録しているからそのまま打ってEnterを推したがページが変わらない。何度かやっているとパスワードが違うとか言い出す。そんなはずはないがマニュアルで打ってみる。それを何度かやっていたらDWのメインページに行き、会員費を払えとか訳の分からないことを言い出す。なんだこりゃとおもって、ログアウトしてログインしたところ、映画が途中から映った。これで浪費した時間約20分。

しょうがない、最初の方は後で観ようと思い、そのまま観ていたら、今度は3秒ごとに画面がフリーズ。なんなんだこれは!と流れて来るコメントセクションを読んでみたら、「映画が観られない」「ログインに30分かかった」「止まってばかりで訳が分からない」という苦情が次から次へと続いた。なるほど、これは私だけではないな、どうやらログインした人の数が多すぎてバンドウィズが足りてないようだと気づいた。それで生配信は諦めて映画が終っただろう頃にオンディマンドで見直した。これはきちんと観ることが出来た。

結局9時過ぎに全編を観終わってツイッターで感想でも書こうと思って行ってみると、マット・ウォルシがDWがサイバー攻撃にあったとツイートしていた。そして本日DWの記事でもその旨が報告されていた。

Co-CEOのジェラミー・ボアリングによると、なんと一分間に100万のリクエストが殺到し、完全にシステムが飽和状態になってしまったそうだ。これは明らかなdistributed denial-of-service (DDoS)攻撃である。

この映画はマットが数週間前から自分のポッドキャストやユーチューブやツイッターで宣伝していたので、マットを黙らせようとしていた人々の耳にももちろん入っていた。映画の予告編が出た時から、トランス活動家のユーチューバーがあちこちで「トランスフォーブだ!」と言ってマット批判をしていた。それでどうやらマットの映画のプレミアを邪魔しようと企てたようだ。まったくなんとせこいことをする奴らだろう。

映画でも明らかになるのだが、トランス活動家(TRA)は自分らのが信じているはずの思想を人々が理解できるように説明しようとしない。いや、それどころか、トランスジェンダーリズムの真髄について人々が知ることを極力避けようとしているようにさえ思える。もし、彼らが本当にトランスジェンダーリズムが正しい思想であると思っているのであれば、そしてそれを社会が受け入れるべきだと考えているのであれば、何故もっと多くの人々が理解できるように、その内容について詳しく説明しようとしないのだろうか?彼らの態度は常に一方的に我々の肯定を求めるもので、我々が理解出来ずに質問しようとすると、質問すること自体がトランスフォーブであり差別だとして我々を黙らせようとする。

この映画では、マットはジェンダー学専門の社会学者や、未成年の性違和治療専門の医師や、性別適合手術専門の外科医などと、それぞれ1時間以上のインタビューを行ったものをまとめている。これらの専門家はマットが保守派のポッドキャスターであることを知らなかったようで、単に自分らの分野について学びたいと思っている友好的なインタビュアーだと思ってインタビューに応じたようである。

マットは最初、相手の思想や立場について基本的な質問をし、相手が自慢げに色々な話を長々とした後で、授業に熱心な学生が教師に教えを仰ぐように少しづつ突っ込んだ質問をしていった。最初は相手に教授する雰囲気で笑顔で答えていた専門家たちは、その質問が革新を突いてくることに気付くと、だんだん機嫌が悪くなる。そして最後に極めつけの「女性とは何でしょうか?」という質問になると、相手は攻撃的になり「なぜそんな質問をするのか?それは非常に失礼な質問だ、そんな質問ばかりするなら、このインタビューは打ちきりだ」と怒るようになる。

「いえ、私はただ真実が知りたいだけです。真実が何かと尋ねることは失礼なことでしょうか?」

中でも一番呆れたのはカリフォルニアはサンフランシスコ代表の民主党下院議員。この議員はジェンダー平等法とかいうものを推進している。マットはその平等法について「ジェンダー平等というのは、身体が男性の人が女子施設や女子スポーツに参加してもいいという意味でしょうか?」と聞くと、議員は怒って「このインタビューは終わりだ!」と言って立ち去ってしまった。

自分が推進している法律に関して、誰もが当たり前に持つであろう疑問に全く答える用意が出来ていないとはどういうことだろうか?それでもこの人は国会議員なのだろうか?

それに引き換え、トランスジェンダーリズムに批判的な人たち(ジェンダークリティカル)は雄弁で、自分らの主張を人々に知ってほしいという気持ちがありありと伝わってくる。

TGism批判者として、自称女の男子選手の女子競技参加によって被害を受けたコネチカットの高校陸上選手だった若い女性や、リア・トーマスのチームメイトの女子選手が、その不公平さを訴えた。コネチカットの選手は拙ブログでも何度も紹介したように、州を相手取って訴訟まで起こした女性なので名前も顔もだしていたが、ペンシルベニアの女子大生の方は、大学側から、この件について苦情を述べたらトランスフォーブだと身元を晒してどこにも就職できないようにしてやると脅かされているため、顔も隠した匿名インタビューだった。

彼女たちのインタビューの後で、明らかに男性ホルモン接種中の女性が「トランスジェンダー選手の女子競技参加は問題ない。なぜなら彼らは必ずしも勝つわけではなからだ」と語った。それを裏切るように映画はMtFの選手たちの活躍を次から次へと見せ、彼女の発言がいかに空しいものであるかを証明した。

何故TRAはこんなにも攻撃的なのか、そして何故政治家や大企業がこの歪んだ思想に積極的に迎合するのであろうか?

カナダでは自称トランスジェンダーが好む代名詞を使わないことが違法とされている。未成年の少女のホルモン治療を阻止しようと病院を相手取って訴えた父親は、裁判中に娘を「彼女」と呼んだことで、ヘイトクライムを犯したとして300万円の罰金のうえ逮捕され、今年11月に裁判を待つ身である。

批判者の一人の精神科の医師は、未成年を実験台にして恐ろしいことが行われているとTRAを厳しく批判。また他人が求める代名詞を使うことを拒否したことで有名なジョーダン・ピーターソン教授も「患者のいうことを医師が肯定するなど、セラピーとは言えないと熱を入れて批判した。

中でも胸を打たれる証言をしたのは、拙ブログでも2年前に紹介したスコット・ニュージェントだ。彼女は元々はとっても美人なキャリアウーマンで二人の娘を持つ40代の母親だった。彼女は自分が男になったなどとは思っていない。単に男性の見かけに近づけただけだと語る。彼女の性適合手術にまつわる恐ろしい体験はリンク先の記事を読んでいただくとして、当時の記事では彼女はトランスしたことを後悔していないと言っていたのと違い、今回の映画の中ではかなりの後悔がうかがわれた。

特に人口陰茎を作るために皮を剝ぎ取った二の腕を出して、「こんなことを若い少女たちにしているのだ、TRAは!」と涙ながらに訴える彼女には、私も心が痛んだ。

「40代の私が騙されたのだ。10代の彼女たちに勝ち目はない」とスコットは叫ぶ。

スコットがいうに、突如としてトランスジェンダーという極々少数派だった人々の背後に多額のお金がかかわってくるようになった。少女一人をトランスジェンダーだと説得してしまえば、700万円相当の整形手術やホルモン治療が見込める。しかもこれは一生必要となる「治療」なのだ。

以前にも話たように、妊娠した女性が一歩足を踏み入れたら、必ず中絶手術に導くプランドペアレントフッドが、最近トランスジェンダー治療にも手を伸ばし始めた。彼らのビジネスモデルは中絶と全く同じで、一旦足を踏み入れたラ最後、最終的に性適合手術への道をまっしぐらに進むことになる。PPのようなジェンダークリニックに来る患者で性同一性障害を患っていない患者は一人も居ないのである。

マットがインタビューした自分もMtFの整形外科医が乳房除去をした最年少は16歳の少女だったという。そして彼はそれが全く悪いことだとは思っていない様子だった。子供に第二次性徴期を遅らすルプロンという薬を処方している医師は、薬を辞めさえすれば元に戻れるとあからさまな嘘をついた。

トランスジェンダリズムは文明社会を蝕む恐ろしい思想である。だが、この思想はただの張り子のトラであり、中身は全くない。

だから我々は彼らの論理の穴をつつきまくる必要がある。そのためにはしなければならない質問を執拗なまでに浴びせかけなければならないのだ。

「女性とは何ぞや」と繰り返し尋ね続ける必要があるのだ。


View comment