カカシただ今帰国しました!

イサーイ!(ギリシャ語で、『こんにちは』という意味らしい。でも『さようなら』という時にも使えるみたい。)
ギリシャから、数時間前に自宅のカリフォルニアに帰国したカカシです。四週間の長い滞在で、宿からのネットアクセスはゼロ、出張先付近のタバコの煙がむせるWiFiネットカフェで、仕事の合間に毎日一時間程度のアクセスしかなかったため、ブログ更新もままならず、読者の皆様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。
ギリシャでの旅行記はいずれまた日を改めてしたいと思うが、20数時間に渡る帰りの旅路はちょっとした冒険だった。
アテネからミュンヘンへの飛行機が遅れて、パスポートチェックをしてチェックインもしなければならないのに、接続時間たったの15分! しかもチェックインカウンターのアホ受付が「チケットナンバーがないので手続きできない。どうしても乗りたいなら新しく旅券を買え」などというので、カカシはぶっとんでしまった!同じe-ticketで、他の航空会社の飛行機を何機も乗り継いで飛んで来ているのに、今更何をぬかすんじゃ「予約コードがあるじゃろうが、それで調べられんのか、」というとドイツ人の金髪娘は「出来ません。」の一点張り。「あんたじゃ話にならん、上司を呼んで来い!」と怒鳴ると中年の男性が現れてピコピコっとキーボードになにやら入力して、手続き完了。「ほれみろ、できるでないの。」と思ったが、上司の男も部下の不能を謝る気配まるでなし。チケットナンバーのない書類を持っていたこっちが悪いと言わんばかり。田舎のローカル線、エーゲ海航空のおばちゃんでも問題なく手続き出来たのに、天下のルフトハンザがこの程度のことも出来ない馬鹿娘を受付に使ってるというのも、情けないね。
しかし、怒鳴ったのは大人げないと思ったので、「怒鳴ってごめんね。なにせ焦ってたから。」と一応金髪女に謝ったのに相手は、にこりともせず、「ふ〜んだ!」という顔でこっちの顔もみない。なんて失礼な奴!やっともらった搭乗券をもってゲートまで突っ走った。(ものすごく遠かったのだ。)
ところで、関係ないがミュンヘンから乗ったルフトハンザのスチュワーデスは皆背が高くて美人ぞろいで、往年のパンナムのスチュワーデスを思い出させた。昔、カカシが若い頃は、スチュワーデスになるのは若くてきれいな娘というのが定番だったが、今や「容姿端麗にて聡明な若い独身女性求む」なんて募集記事出したら訴訟沙汰になるだろう。当時のエアロフランセの募集記事には文字通り「容姿端麗」という言葉が使われていた。確か身長170センチ以上、英語、仏語、日本語のどれか二カ国語は堪能でなければならないという条件だった。今や、そんな有能な女性はスチュワーデス、おっとフライトアテンダント(日本語では何と言うんだ?機内添乗員?)を目指さなくても他にいくらも仕事が選べるだろう。
飛行機内に液体を持ち込めないという規則も本当にやっかいだ。アテネの免税店でバーバリーの香水を買ってユーロを使いきってしまおうと思ったのに、ミュンヘンの乗り換えの際にセキュリティーを通るからという理由で売ってもらえなかった。でも実際にミュンヘンではゲート変更だけで、セキュリティーチェックはなし!な〜んだ、それなら香水買えたのにとがっかり。
ゲート付近で係員から「どこから来たんですか?」と聞かれて、私は一瞬自分が何処にいるのか何処から来たのか思い浮かばず、「ミュンヘンです。」と答えて変な顔をされた。もう一度聞かれたが、また「ミュンヘンです。」と答えたので、相手は私が英語が解らないのだろうと思ったらしく、それ以上は聞かなかった。後々考えたら、「あ、今居るのがミュンヘンだった!来たのはアテネからだった!」と思い出したが、時既に遅し。どうりで係員は変な顔をしていたわけだ。
あっちこっち移動していたので、いったい自分がどこの飛行場から飛んで来たかなんて、いちいち覚えてられない。自分の席を探して座ると、なんと同じ列に会社の同僚が座っていた。「お前、なにやっとんじゃ、ここで?」と聞くと「ノルウェーに行ってたんだよ。コペンハーゲンから乗り継いだんだ。悪いか!お前こそ何処言ってたんだよ。」と同僚。
変な話だが、私は同僚と本社で顔を合わすことより、こうやって旅先の空港とか飛行機の中でばったり出会うことのほうが多い。つくづく出張の多い仕事だなあと実感してしまった。
では、明日からはまた通常の政治ブログい戻りますので、よろしく。


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長期旅行のお知らせ

『苺畑よりの』読者の皆様、更新が希薄になって申し訳ありません。
実は来週から四週間のギリシャ旅行に出かけます。ホテルからのネットアクセスはないのですが、ネットカフェが近くにあるとのこと。でも初めてのヨーロッパ出張なんで勝手が解らないので、ブログ更新がどうなるのか皆目見当が着きません。
今週の更新が希薄になったのも、来週の準備で忙しかったというのがいい訳です。
オバマの経済政策とか、国民保険の件とか、クライスラーの労働組合の件とか、色々書きたいことは貯まってるのですが、なにせ時間がなくて。
お約束は出来ませんが、出発前の終末になんとかエントリーをいくつか書いておきたいと思っています。
どうぞご理解のほどを!
カカシ


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更新が続かないことの言い訳

読者の皆様、最近更新が希薄になっていることをお詫び申し上げます。実はカカシの仕事に大変化が起きておりまして、前の仕事を新人に引き継いでもらうべく、あちこち訓練に駆け回るのと同時に、自分の新しい仕事のための講習などで、こちらもあちこち駆け回るという二重の役目を果たしております。今年もこれでサンディエゴや東京方面に何度か行ってるし、来月はなんとギリシャに出張!
それに加えて、最近カカシはなにを血迷ったのか、マイスペースとかダイエットブログとか、ろくでもないことまで始めてしまって、全然手が回ってません。マイスペースは写真のアップだけだし、ダイエットのほうはすでに自分で書き貯めてあった日記を転載するだけなので、別にどうということはないと思っていたのですが、これが意外と手間どったりして。
とまあ、色々いい訳を書いてますが、忙しいのでオリジナルエントリーはかけませんが、ミスター苺がオバマ大統領について色々書いてくれてるので、次回から数回にわけてそちらの方を紹介します。彼はプロの作家なので文章が芸術的すぎて、素人のカカシではうまいように邦訳は出来ませんが、ま、私なりに雰囲気で書かせていただきます。
ところで、関係ないですが、これは数年前に日本に行った時にも感じたことですが日本では最近、喫茶店て見かけなくなりましたね。この間帰省した時、時間つぶしをする場所を探していたら、ローカル線の駅前に昔ながらの喫茶店を見つけて感激してしまいました。スタバとかもいいけど、やっぱ喫茶店って古いカカシには落ち着くのよね。


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オバマ応援市民団体の相次ぐ違法行為、今度は不法侵入

オバマ王及び民主党の選挙運動で違法行為も含め、民主党候補を当選させるためなら手段を選ばぬその方法で悪名たかい左翼過激派市民団体ACORNが、今度はオバマ王の住宅ローン救済案を応援すべく、銀行から差し押さえになった住宅へ不法侵入するという行為に出た。
バルティモアーでは、ACORNのメンバーが差し押さえになった住宅を閉鎖している錠を切って浸入するという事件があった。ACORNはこの不法行為を市民抵抗運動だと主張している。
2月19日、ドナ・ハンクスという女性の差し押さえになった元の家にルイース・ベバリーを筆頭とするACORNのメンバーが数ヶ月前に立ち退いたハンクスを引き連れて扉についていた錠をやぶって侵入。べバリーは「今やここは我々の家だ」と宣言した。

「我々のしていることは実質上の不法侵入です。しかしこれがこの家に住むための市民抵抗運動のやり方なのです。」とべバリー。「法律上、これは間違っています。しかし 彼女がこの家に住むには不法滞在しか道はないのです。我々はこの時点においてこの家族を救うにはこれが正しいやり方だと感じています。」

不法侵入したACORNのグループは家の壁にスプレーペイントで落書きまでしたという。ACORNは3月4日から始まることになっているオバマの経済活性法に先駆けてバルティモアーだけでなく全国数箇所の都市でこのような抵抗運動をするつもりだと宣言している。

「ごらんのように、ドナは彼女の家を取り戻し、玄関の鍵を変えました。」とべバリーは語った。

しかし、住宅ローンが払えず立ち退き命令が出た後での居座りは完全な違法だ。この家は彼女の家ではないのである。この不動産の管理会社はACORNによる不法侵入についてテレビ局から連絡があるまで知らなかったといい、即地元警察に通報、弁護士に連絡したという。
2008年の6月にこの家を19万2千ドルで購入した新しい持ち主のウィリアム・レーン氏はACORNを訴えるつもりだと語っている。検察はルイース・べバリーを空き巣の疑いで逮捕する予定だという。
ところでACORNが犠牲者として祭り上げているドナ・ハンクスだが、記録によるとハンクスは2001年にこの家を8万7千ドルで購入。五年間のうちにローンの借り換えを行い、なんと27万ドルのローンに膨れ上がってしまったとある。ということは、ハンクスは家を抵当に第二のローンを組んだことになる。いったい彼女はこの金を何に使ったのだ?
この家は最初2006年にすでに抵当差し押さえになっていたのだが、ハンクスは破産宣告をし、4つ貸付銀行に1万5百ドル支払う契約を交わし差し押さえを逃れていた。
この女性はアメリカの経済難の犠牲者というより、身分不相応の生活を維持するために家を抵当にして借金をし、それが支払えなくなって家を失っただけの無責任な女性なのだ。こんなの自業自得ではないか。
今、カカシはまたまた出張中。二週間の予定だったのだが、上司から電話で「出張手当がもったいないから週末はホテルを引き上げて家に帰れ」と言われた。確かに近場なので帰ろうと思えば帰れないことはないが、ということは金曜日の仕事の後、渋滞する高速を何時間もかけて運転して帰り、月曜日の朝早く、もしくは日曜日の真夜中にまた3時間かけて運転して戻ってこなければならないということになる。週末はホテルでゆっくりしようと思っていたのに、完全に予定が狂った。
上司がこういう細かいことで経費の節約をしようとしているのも、現在アメリカを襲っている不経済が原因だ。我々一般のまじめな納税者がこうやって節約しているというのに、オバマ王は無駄使いして家をうしなったハンクスのような人間を救うために我々の血税を無駄遣いしようというのである。
まったくいい加減にしてほしいよ!
ホテルに帰ってテレビをつけたら、オバマが議会演説をしていてどのチャンネルもその中継ばっかり。消えろ~、お前の顔なんかみたくない!


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職場での減量競争、ウエイトウォッチャー式

この間から、どうも職場の女性達がやたらとウエイトウォッチャーの話をしているので、何で急にみんなでウエイトウォッチャーに興味をもちはじめたんだろうと不思議に思っていた。
ウエイトウォッチャーというのは、体重減量相談所とでもいうのか、痩せたい人に痩せ方の指導をするセンター。かなりの大企業で全国あちこちに支店がある。相談者はこのセンターに登録して一週間に一度の集会に参加し、指導員から指導をうけたり、自分たちの減量の経過を報告しあったりする。このやり方は同じ悩みを持つ仲間と一緒に頑張りたい人には適しているといえるだろう。
アメリカには同じようなウエイトロスプログラムがたくさんあり、オーストラリアから来たジェニー・クレイグや、ニュートリシステムなどが有名だ。これらの会社はダイエット食品も製造販売しており、大抵の会社はメンバーにその食品の購入を半分義務づけている。
で、ウエイトウォッチャーには個人契約以外に企業に足を運び、肥満の従業員を対象に会社ぐるみの団体で減量を促進するプログラムがある。アメリカではこの間もお話したように、超肥満が単なる肥満を追い越し、肥満と超肥満、そして病的肥満を合わせると人口の2/3以上が太り過ぎなので、企業としても従業員の肥満問題は深刻な問題である。
肥満の人は病欠も多いうえに心臓病や糖尿病などの治療で医療費もかさみ仕事の能率も劣る。従業員の健康は企業の健康にも影響を与える。それでここ二〜三十年、敷地内に運動ジムを設けたり、マッサージ師を雇ったり、ウエイトロスプログラムを設けたりする企業が増えている。
太り過ぎの従業員が多いのはうちの会社も例外ではない。そこで会社がスポンサーとなり、近所のウエイトウォッチャーと契約を結んだというわけだ。このプログラムに参加すれば、わざわざ別の集会所へ行かなくても、会社内の会議室をつかわせてえもらえるし、集会のために時間をさいても上司から文句を言われずに済む。やる気のあるひとならこれを使わない手はないだろう。参加費用は個人持ちだと思うが、会社から多少の援助はあるのかもしれない。
しかし、このようなプログラムを使っての成功率はどのようなものなのかというと、きちんとした統計は出ていないようだ。ウエイトウォッチャーの減量効果について、2004年のサプルニュースにはこう書かれている。

ウォッチャ-ズを、アメリカで実行した人から、870人を任意に抽出して、調べた。彼らは、ほとんどが中年の既婚者で、裕福な女性が多かった。体重の平均が、始めは165ポンド(74キロ)だったが、各人がウエイトウォッチャ-ズを実行して、平均22ポンド(10キロ)、13.3%の減量に成功し、目標体重に到達した。その後、5年間追跡調査したところ、その時点で、全体の半数の人たちが、当初の体重の5%減、ないし、それ以下、を維持していた、という。

これまで発表された研究報告によると、通常、減量プログラムで目標体重に到達できた人は、その後1年以内で減らした体重の3分の1、ないし、2分の1を元に戻す。そして、5年経過した時点では、ほとんどのケ-スで、完全にもとに戻ってしまう、のが普通だという。

これは目標体重に到達できたひとのみのアンケート調査なので、ウエイトウォッチャーを試した人の何割が目標に達したのかは不明。しかも目標にたっした人でも半数は五年も経つと元の体重にもどってしまったというのだから、あまり効果があるとは言えないようだ。
それに、こういうプログラムではみんながみんな目標体重に達し、それを半永久的に保つことが出来たら商売あがったりだ。いくらかの成功率があり、失敗もあるからこそ何年も企業は成り立って行くのである。五年前に痩せられたから、リバウンドした体重をまた減らそうと再びウエイトウォッチャーを始めるメンバーも多くいるだろう。
カカシが思うに、本気で痩せなければならないと考えている人は、高いお金をだしてこんなプログラムに参加しなくても、自己流できちんと痩せられるのではないだろうか。どういう食生活が健康かというアドバイスを栄養士や医師から受け、ジムなどでパーソナルトレーナーを雇って定期的に運動していれば、下手なプログラムへの参加は必要ないと思うのだが、どうだろうか?


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新年のご挨拶

遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます。
苺畑夫婦は大晦日は紅白とディッククラークを交互に観ながら、年越しそばを食べて新年を迎えました。小林幸子の派手な舞台を観るまでは年が開けた気がしません。それにしても年をとらないな、あのひとは。
元日には友人を招き、カカシの作ったおせち料理を前菜に、ミスター苺の焼いた鴨を一羽たいらげました。普通のスーパーでは七面鳥はどこでも買えますが、鴨というのは案外売ってないものです。内陸の池などでは鴨がうるさいほど飛んでいるのに不思議です。
お正月料理ではないですが、中華饅頭を生地から作るのに成功。チャーシューも手作りでかなり自己満足しています。お客さまからの反応も良かったですよ。
去年は出張が多かったうえにカカシのラップトップ(ノートパソコン)が壊れて、出張先でのブロギングが不可能だったのには困りました。おかげでブログエントリーが希薄になり、読者の方々にご迷惑をおかけしました。
今年は早くコンピューターを直して、出張先でもせっせとブロギングに励みたいと思っております。
では皆様、今年も『苺畑より』をよろしくお願い致します。


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今や宗教となった地球温暖化説

カカシ夫婦はフロリダはオーランドに隠居した友人の家でクリスマス休暇の一部を過ごした。オーランドといえばデズニーワールドやエプコットセンターなどデズニーのテーマパークがいくつかあるので、カカシ夫婦も数日間遊んで来た。
デズニーワールドへ行く前日に調べた天気予報によれば、オーランドは南カリフォルニアより暖かく、日中の気温は24〜5度で、夜になってもせいぜい14〜5度程度とのことだったので、Tシャツの上に薄手の上着という薄着で出かけたのが大間違い。当日の気温は日中最高気温が10度程度で夕方4時頃には4度くらいまで下がった。しかも風がびゅんびゅん吹いていて乗り物を待つ列に並ぶ気にもならず、早々と引き上げてきてしまった。
カカシはミスター苺と二人で、「アル・ゴアよ!地球温暖化はどうなったのさ、なんでいつもあったかいはずのオーランドがこんなに寒いのよ!」とぶつぶつ文句を言っていたのだが、要するに2〜3日後の天気予報もきちんと予測できないのに、今後100年の地球温暖化が簡単に予測できると考えるほうがおかしいということだ。
保守思想のマイク・ロスによると、今年のクリスマスはアメリカ本土の半分が雪に覆われたという。カカシが先週紹介しようと思って時間切れになってしまったAPの記事によれば、今年はアメリカ本土各地で季節最低気温の記録が出たということだった。もちろん一年くらい世界の一部で寒い冬があったからといって地球温暖化説が間違っているという証明にはならないが、らくちんランプのスパイラルドラゴンによれば、今月13日にポーランドで開かれた国連の温暖対策会議において、650人に及ぶ世界の科学者達がCO2による温暖化説に懐疑の念を示したという。
スパイラルドラゴンがリンクしている長岡シンイチのブログでその一部が紹介されているので、こちらでも紹介しておこう。

科学者の中は、1973年にノーベル物理学賞を江崎玲於奈とともに受賞したイヴァル・シェーヴァー博士、以前池田信夫のブログでも登場していた『地球温暖化論のウソとワナ』の伊藤公紀博士ら、いずれも環境科学や物理化学の権威たちだ。

いくつか科学者たちのコメントを紹介する。
「私は懐疑的だ。〈地球温暖化〉は今や宗教になってしまった」イヴァール・シェーヴァー
「温暖化の恐怖は、歴史上最悪な、科学スキャンダルになるだろう。人々が真実を知る時、彼らは科学と科学者によって騙されていたと感じるだろう」伊藤公紀
「IPCCは、みうちの巡回屋になりさがった。聞く耳も、心もない。あのノーベル平和賞が、素人による(暗にゴアを指している)非科学的な断定に与えられたことにびっくりしている。Dr アラン・D・アウルワリア(インドの地質学者)
「ゴアは、私に再び科学を徹底的に調査しろとけしかけた。けども私は断固として懐疑派の陣営に踏みとどまった。〈気候モデル〉は事実をそっちのけにして、気候変動を説明するのに大変便利なんだよ」蘭・気象学者 ハジョー・スミット
「CO2の排出は、どちらにしてもどんな影響も与えてはいない。科学者なら誰でも知っている。しかしそんなことを言っても金にならないけど・・・地球温暖化とは政治マシンだ。欧米人をラクチンな運転席に座らせて、途上国の人々を裸足のままにしておくためのね」武田邦彦・中部大学資源材料工学教授

地球温暖化の気象モデルは過去の気象データと合致したことがない。つまりこのモデルは現実的には役立たずなのだ。そんなモデルを元に将来の気象予測をするなど馬鹿げすぎている。無論事実は、実際に人為による温暖化が起きているかどうかということではなく、そういう説を押し通すことで国連の政治力を増幅させることが目的だ。
ところで私は中部大学の武田邦彦教授の「欧米人をラクチンな運転席に座らせて、途上国の人々を裸足のままにしておくため」という意見には全く賛成できない。だいたい地球温暖化対策に関してヨーロッパとアメリカを一緒くたにすること自体おかしいのだが、温暖化説が途上国を裸足にしておくどころか、京都議定で経済的に一番損害を被るのはアメリカであり、得をするのは中国やインドのような発展途上国なのである。
カカシが理解している京都議定によれば。(間違っていたらどなたかご指摘願いたいのだが)アメリカや日本のような先進国のCO2排出量が極端に規制される傍ら、中国やインドのような国の排出量には規制が全くない。先進国が排出量を増やしたい場合は、規制のない後進国から排出量を購入することができる。つまり、京都議定は先進国が後進国に経済援助をするために功名に仕掛けられた罠なのである。
京大生協環境リポートは、議定書の問題点として次の項目を上げている。

この議定書にはどのような欠陥があるのでしょうか。また、削減への取り組みに足りない部分はないのでしょうか。以下のことが欠陥として考えられます。

(1) 最大の排出国であるアメリカ合衆国が批准しなかったこと。
(2) 排出量2位の中国や5位のインドなどが、途上国として削減義務を免除されていること。
(3) 「排出権取引」が認められたが、そのガイドラインが定まっていないこと。
(4) 途上国の自主的な参加については、途上国の反対で最後の段階で条文が削除されてしまったこと。

ブッシュ大統領が2001年の就任早々京都議定から手を引いたのもこのトリックを見抜いたからだ。
ところで「私は懐疑的だ。〈地球温暖化〉は今や宗教になってしまった」というイヴァール・シェーヴァー博士の意見には笑ってしまった。それというのも、フロリダの友人と温暖化説について話をしていた時、友人はフォックスニュースのシェパード・スミスが温暖化説専門家へのインタビューの際に、『温度が下がっても上がっても変わらなくても変化してもすべてが温暖化説を証明することになるとしたら、それは宗教と言えるのではないか』という内容の質問をしたと語っていたからだ。
いまや宗教となった地球温暖化説だが、怖いのはその迷信をもとに世界各国で外交や国内政策が立てられ、この不景気に大量の税金が無駄遣いされているということである。


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今年の冬は去年と同じ、ただもっと寒いかも、、

「苺畑より」の読者の皆様、大変ご無沙汰しました。以前にも申し上げたと思うのですが、私のノートパソコンがヒステリーを起こしてすでに二ヶ月。修理に出そうにもカカシはずっと出張続きだし、頼りのミスター苺は自分のホームコンピューターが心臓発作を起こしてしまい、そっちの修理で忙しくてカカシのノートパソコンどころじゃありませんでした。というわけなんで、出先からブログが出来ず、出張中長期のブログ停滞となってしまったこと、深くお詫び申し上げます。久しぶりのブログエントリーなので、今日はちょっと取り留めない世間話から。
例年より寒い冬
さて、カカシの今年の出張は夏は佐世保、秋から初冬にかけてハワイのホノルルが主だったので、なんか暑〜い季節が長引いた感じがしていたのだが、11月の終わりにサンディエゴに出張して、「今年は寒い冬だな」という印象をもった。無論サンディエゴも南カリフォルニアだから寒いといってもミネソタとかノースダコタのように雪が降って運転不可能などという状態にはならないが、それでも昼間でも上着が必要なくらい気温は低かったし、朝夕は結構冷たい空気を感じた。(特にカカシは仕事柄夜明け前に出勤ということが多いので。)
というわけで今年の冬はかなり寒くなるのではないかと思っていたら、こんな記事を拾った。これはミネソタ州のローチェスター市の地方紙ポストブルテンで、今年の冬は去年と似ているがさらに寒くなり、降雪量も去年より多く、今年の冬も冷却化の傾向をたどるだろうという内容。ミネソタの冬がどれほど寒いかというと、気象上の冬とされる12月1日から2月末までのローチェスターの平均気温は摂氏零下9度。例年の一冬の合計降雪量はだいたい133センチメートル。う、寒い!おい、アル・ゴア、地球温暖化はどうしたんだ!
もっともミネソタはカカシの住む南カリフォルニアからはかけ離れているからあまり意味はないが、南カリフォルニアの冬はというと、一年の予報はこちら。冬の温度は例年より1度程度ひくく、夏も例年より寒い夏になるだろうとのこと。こちらも温暖化は関係ない模様。
ガソリンの値下がり
出張中はレンタルカーで、ガソリン代は会社持ちだから全然気にしていなかったのだが、帰宅して長距離通勤を開始したらガソリンの値段が一時期に比べてがた落ちしているのを見て唖然。今年の6月頃は1ガロンが5ドル近くまで上がっていた(1リットルで1ドル32セントの計算)のに、いまやプレミアムでも1ガロン2ドルを切るところが出て来た。毎週二回はガソリンを満タンにしなければならないカカシとしては非常に助かるが、これは必ずしも良い傾向とは言えない。
何故突然ガソリンの値段が下がったのかと言えば、アメリカの株市場暴落のあおりを食った世界市場の低迷にある。単純に言えば景気が停滞すれば産業は衰えるのでエネルギーの消費量が減り自然と石油の需要が減る。需要と供給の法則に従って石油の値段が下がる、といったところだ。
世界の原油資源の1/5を占めるというサウジアラビでは、値下がりにかなりうろたえている様子で1月から産出量を大幅に減らす予定だという。こうやって人工的に値崩れを防ごうというのだろうが、すでに景気が低迷している国々は高い石油を買うことができなくなるので、さらに需要は減るだろう。原油以外の産業がないアラブ諸国が石油の値段を調整したいのは解るが、長期的にみてこれは何の対策にもならないと思うが。
ところでガソリンの値上がりを理由にサービスが極端に低下した航空会社などは、ガソリンの値下がりでサービスを再開するのかと言えば多分しないだろうな。チェックする荷物は二つまで無料だったのが有料になったり、エコノミーではプレッツルのようなスナックや、国際線のアルコールや、国内線のソーダまで有料にしたりして、すべてそれをガソリン値上がりを言い訳にしてきたのに、ここへ来てガソリンが下がったら、今度は何をいいわけにこうした有料サービスを続けて行くつもりなのだろうか?
クリスマスショッピング
苺畑家でも景気の低迷がかなり影響を及ぼし、今年のクリスマスパーティのプレゼント交換はこれまでのようにそれぞれがそれぞれにプレゼントするのではなく、籤を引いて名前が当たった人だけにプレゼントすることになった。私もミスター苺もこれには反対だったのだが、多数決で決まってしまった。
これからクリスマスのショッピングシーズンで、あちこちのモールは人だかりになる。このへんの交通量も増え道の混雑はかなりなものだ。師走とは良く言ったもので、アメリカでもこの季節はみんなあちこち走り回る。
ところでショッピングといえば、ブラックフライデーといって感謝祭の木曜日の翌日の金曜日はどこの小売店でも大セールを行うが、ロサンゼルスのウォールマートでセールに集まった買い物客の下敷きになって圧死した店員が出た。そういえばもう20年以上前だが、日本から来たパワーレンジャーのアクションフィギアをめぐって大パニックが起きたこともあった。
おそろしや買い物客。
カカシとミスター苺は買い物大嫌いの人間だが、今日と明日は週末のパーティに備えてかなりの買い物をする予定。ねじり鉢巻でもしてモールに挑むとするか。


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不規則な書き込みが続いてすいません!

カカシが出張が多いということは読者の皆さまはよくご存知のことですが、9月にパソコンが壊れて以来、出先での書き込みはネットカフェに頼るしかありません。でもアメリカなんで日本語に言語変換が出来るコンピューターのあるところが限られていることや、ネットカフェって意外と値段が張るということなどもあって思うように頻繁に書き込みが出来ません。読者の皆様にご迷惑をおかけしていることを深くお詫びもうしあげます。
今年はカカシはホノルルとロサンゼルスを行ったり来たりで終わりそうです。自宅に居る時はなるべく毎日書き込みたいと思っていますが、なにせたまに帰宅すると私生活のほうでもたまっていることがたくさんあって大変です。
どうぞ皆様ご辛抱のほどを!


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またまた出張でネットアクセスが、、、

当『苺畑より』の読者の皆様にお知らせです。またまた月曜日から出張です。実はカカシのノートパソコンがネットと全くつながらなくなってしまいました。この間、佐世保で急に動かなくなってしまい二週間もブログ書き込みが中断してしまったのも、やっぱりカカシのパソコンの故障が原因だったらしい。なにせかなり古い機種なんで、もう限界かなと思っております。
そこで、会社のパソコンに日本語を導入しようと思ったのですが、どうも規制が厳しくてそれは無理。どうしようもないので、ワイキキのネットカフェで日本語での書き込みが出来るところでブロギングをするしかない模様。
というわけなので、リアルタイムでの書き込みがちょっとおろそかになる可能性がありますが、どうぞご理解のほどを。出張後に新しいパソコンの購入を真剣に見当致します。
それで明日にでもサブプライムローンについて、またブッシュ政権が提案した救済案について、いくつかに分けて掲載する予定です。月曜日の朝までに書き終わるといいのだけど、、
ではみなさま、良い日曜日をお過ごしください。


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