先日の下院議会での公聴会で反ユダヤ主義に関して断固たる批判をしなかったハーバード大学のゲイ学長の発言を受けて、アメリカでも名高い法律事務所が、ハーバード大学構内での募集を中止すると発表した。(以下デイリーワイヤーの記事から抜粋)

個人情報保護法違反でフェイスブック、グーグル、アマゾン、アップルを相手取って訴訟を起こし、勝訴してきたエデルソンPCは、創立者のジェイ・エデルソンがハーバード大学のジェシー・オーレンバーガー採用・運営部長に宛てた書簡で、学内募集を終了する決定を発表した。書簡の中でエデルソン氏は、同社は通常 『ネットワーク内の 人々の立場についてコメントすることを控えているが、道徳と倫理のある種の境界線が侵された場合、沈黙は選択肢ではない 』と付け加えた。

「私たちは、他の国民とともに、クローディン・ゲイ博士の議会での証言を見ました。彼女は、大量虐殺を擁護することは学校の行動規範に違反すると明確に述べることを拒否しました。「彼女の豊富な経験と危機管理チームでの準備を考慮すると、ゲイ博士の議会での証言は単なる舌禍と見ることはできない。」

ゲイ学長は実はこの件だけでなく、博士号を取った時の論文のかなりの部分が他の学者の論文からの盗作であったことが明らかにされているが、それでも大学側は彼女を首にする気はないことを先日発表したばかり。ゲイ学長の学内における反ユダヤ思想に関する優柔不断な言動は、ハーバード大学への寄付金にも多大なる影響を与えている。

ハーバード学長、反ユダヤ主義への対応で10億ドル以上の損害
億万長者の投資家であり、ハーバード大学の有力な卒業生でもあるビル・アックマン氏は、10月7日のハマスによるイスラエルへのテロ攻撃以来、学内での反ユダヤ主義への彼女の対応が、大学に10億ドル以上の寄付金を失わせたとして、週末にかけて母校にクローディン・ゲイ学長の解任を求め続けた。

アックマン氏はハーバード大学にあてた手紙のなかで、ゲイ学長は500年にわたるハーバード大学の歴史上最悪の学長だとし、彼女が学長になったのはDEI(多様性・平等・包括性)方針によるものだと酷評。

「ゲイ学長の失敗により、大学への寄付は何十億ドルもキャンセルされ、一時停止され、撤回された。私は個人的に、ハーバード大学の最も寛大なユダヤ人および非ユダヤ人の同窓生の一部から、10億ドル以上の寄付が打ち切られたことを知っている。」

と指摘している。アックマン氏はさらに同大学はDEI部を解散し、この方針を即やめるべきだとも主張している。アックマン氏は10月の初めにも、学校側に「ハマスによる大虐殺の責任はすべてイスラエルにある」という声明文に署名した学生たちの名前を明らかにしろと迫ったことがある。これに関してはアックマン氏だけでなくアメリカの大手企業のCEO達が、署名した学生は今後雇用しないというアックマン氏に賛同していた。

実はアメリカの大学はカタールなどイスラム圏や中国共産党からの寄付金も多く受け取っているという。アックマンはじめ国内のユダヤ系寄付者らが大学への寄付を止めても、その分外国からの寄付が増えるだけで大学は困らないのだという説もある。アックマン氏が指摘するように、アメリカのエリート大学が学力ではなくDEIの点数で合格者を決めたり教授を雇ったりしていくなら、学校のレベルはどんどん地に落ち、大学としての価値も落ちていくだけだ。さらにイスラム圏や中国共産主義の影響を受けるとなったら、アックマン氏が呼び掛けなくても、自然とこれらの大学から大手企業に採用される学生は減るのではないだろうか?

となるとこれら学生たちが行きつくところは民主党?

恐ろしい。


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