3年前の夏にうちは台所と風呂場の改装をしたのだが、今思うと使った業者の腕がかなり悪かった。多額の費用を払った割には、まだ大して時間が経っていないにも関わらず、すでにあちこちでガタがきているのである。まるで中国人の仕事のようである。

トイレが詰まることすでに数回。取り付けられた便器が最低の物だったこと、下水工事の不良さが指摘され、新しい下水業者が穴を掘ってバイプを敷き替える(パイプが道路側ではなく内側に向かっていたとか、上から下へ流れるようになっていなかったとか信じられないことが発見された)など数回の大工事になり多額の出費。

そして一年ほど前に、取り付けてまだ2年も経っていない皿洗い機が停止。何を推しても起動しないのでこれは皿洗い機事態が壊れたのかもと思った。10年保証とステッカーは貼ってあるが、業者が設置したものなのでどこへ連絡したものかもわからない。

そうこうしているうちに台所の電灯が点滅しだして暗くなり、四つの電灯がすべて消えてしまった。これは普通の電球を取り替える旧式の電灯ではないため、素人が簡単に交換できるようなものではない。最初にこれが取り付けられた時に電灯が切れたらどうすればいいのかと業者に聞くと、これは何年も持つものなので交換の必要はない。もし何かあったら連絡してくれと言われた。それで二年も経っていないのにすでに電灯が切れるのはおかしいのではないかとテキストを送ると、すぐに行くと返事があったが、すぐに来なかった。何回かテキストを送ったり電話を試みたが返答はなく数週間が過ぎてしまった。

仕方なく私はうちにあった私の背丈ほどある電気スタンドを台所に持ち込み、それを台所の電灯として暫く使っていた。これは単に電灯が切れただけだと思ったので、ネットでアンジーズリストという業者あっせんサイトから頼んで電気屋さんに来てもらった。しかしやってきたのはプロの電気技師ではなくテクニシャン。彼は原因は電灯ではなく配線で、それを直すのには法外な値段がかかるとふっかけてきた。私はそれが信じられなかったので、今すぐ必要ではないから考えさせてくれと言って断った。

極めつけは二か月前くらいに流しのディスポーザーが停止してしまったこと。というより流し側の壁についているすべての電源が切れてしまったことだ。これでコーヒーマシンも電気釜も使えなくなってしまった。第一ディスポーザーが使えないと流しにたまった生ごみが流れないため非常に非衛生だ。

これはもう改装業者に連絡などしている余裕はない。それで私は近所の電気屋さんに来てもらった。プロの電気技師は台所全体の配線がおかしいと指摘。使っているスイッチも変だし、どうもプロの技師ではなく単なるテクニシャンがマニュアルでも見ながら適当につなげたような感じだと言うのである。ついでに電灯も見てもらうと、なんのことはない、私が思った通り電灯が切れていただけだった。最低質の電灯であるためすぐに切れてしまっただけだったのだ。やっぱりね。配線工事など頼まなくて正解だったよ。

結局流し側の配線を全部やり直し、電灯も高質のものに換えてもらい、またまた大金をはたいてすべて直してもらった。すると皿洗い機が作動し始めた。問題は電源であり皿洗い機ではなかったのだ!

よかったと思い、即流しにたまっていたお皿を詰め込み皿洗い機のスイッチを入れたところ、数分後、排水が流しに大量に放射され、台所が水浸しになってしまった。何なんだもう!

電気屋さんに多額の修理代を払ったばかりなので、配管工を呼ぶ気にもなれず、結局皿洗い機はそのままにして二か月が経った。しかし、いつまでも修理を先延ばしにしていても埒が明かないし、第一毎日皿洗いをするのも大変。ということで思い切って配管工に来てもらった。こちらは単にパイプが詰まっているだけだということで、(多分ディスポーザーをつかえなかった間詰まったゴミが貯まっていたのだろう)掃除をしてもらい、最低額の修理代で済んだ。

そして昨晩、一年ぶりに皿洗い機を使った!

お皿って本当にその都度きちんと洗わないとどんどん流しにたまってしまう。しかし根が怠慢な私にはその都度洗うなど出来ない。それで毎晩遅くに一日で使った皿を洗うか、翌朝コーヒーを淹れながら前日貯まった皿を洗い、皿洗い機はお皿の水切りに使うということを一年もやっていた。それでも朝食が終ると再びお皿が、、Never ending cycle!

いやあ、皿洗い機って本当に便利だなあ、とつくづく思ったのであった。


1 response to 皿洗い機を一年ぶりに使う

苺畑カカシ8 months ago

やっと皿洗い機も直ったことだし、安心していたら今朝台所に入る度に魚が腐ったような酷い臭いがした。もしや下水が詰まっているのかもと凄く不安になったのだが、私は嗅覚には自信があるので、あちこちクンクン嗅いでみたところ、ゴミ箱でもなく流しでもない。やっと突き止めたにおいの元は数日前に買った蠅とりの袋だった。

実は一週間くらい前に私が留守中にお爺ちゃんが網戸を開けっぱなしで外に出てポーチで昼寝をしてしまったのである。それでお爺ちゃんの食べかけのサンドイッチに魅かれて何十と言う蠅が屋内に入ってきてしまったのだ。ものすごい数だったので蠅叩きなどでは追いつかない。それで蠅とり用の罠を買ってきて台所につるしておいたのだ。

しかし一向に蠅が罠にはまる様子はなく、私は窓に集まっていた無数の蠅を窓ふき用の洗剤スプレーで大量に退治。残りは蠅叩きで追いかけかなりの数を殺した。まったく蠅をひきつけない罠はものすごい臭いだけ発生していた。

仕方なく罠はジッパー付きビニールの袋に入れて捨てた。

一方私の大奮闘の成果があったのか、今は一匹二匹が残った程度である。卵でも産まれては困るので見かけるたびに退治し、窓ガラスと窓枠はすべて洗剤を使って拭いた。薬品を使わない光だけの蠅取りを注文したので、それには期待している。

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