六月といえばLGBTQ+プライド月間とやらで活動家たちは大騒ぎをしているが、今年のプライド月間は何かが違う。例年であるならば大手小売店は大々的にプライド月間を祝い、店内にもでかでかとプライドの旗だのポスターだのが飾られクリスマスよろしく「プライド月間セール」なるものが繰り広げられるものなのだが、今年のプライド月間不思議に地味である。

6月に入った初日には、野球の大リーグやオンラインゲームのXBoxなど、自社のロゴを虹色にするなど例年通りのプライド宣伝が始まったと思いきや、二日目にはすでに元のロゴに戻ってしまった。私自身も近所のバーンズ&ノーブル書店における地味で目立たないプライドポスターやショッピングモールの申し訳程度の飾りつけお話した。そして本日、常にWOKEポリコレ最先端を行ってるスターバックスでは、なんと全支店からプライドに関する飾り付けや期限限定商品を全面的に取り下げるよう業務命令がだされたというのだ。

顧客層に保守派おっさんが多いバドライトや家族向け対象のターゲットと違って、スターバックスの客層は裕福の左翼リベラルがほとんどなのではないか?そんな客層にはプライド商品はかえって人気がありそうなものだ。それを全面的に取り下げるとはどういうことだろう?

実は昨日、私はお爺ちゃんの散歩につきあって折り返し地点にあるスターバックスに入った。朝早かったので出勤前の若い男女が入れ代わり立ち代わり入って来てコーヒーをテイクアウトしていたが、それとは別に店の中の大テーブルを囲んで東ヨーロッパ系移民一世の中高年おっさんたちがわいわいとコーヒーを楽しんでいた。そのほかにも煙草を吸いたいおっさんたちのグループがテスタバの近所にある床屋の前のベンチにすわってワイワイとコーヒーを楽しんでいた。東欧の中高年男性はおよそプライド月間に興味を持つような人たちではない。そんな話をツイッターでしたら、あれ、うちの近所もそんな感じですよ、と同じくロサンゼルス近郊にお住まいの二人の男性からコメントがあった。なるほどスターバックスの客は何も裕福層の若い左翼リベラルだけではないようだ。かく言う我々も決して左翼リベラルではないが、スターバックスにはしょっちゅう行っている。

スターバックス社は結構自社の客層を正確に把握しているのかもしれない。

子ども向けサタニストデザインのプライド商品を売り出したおかげで大ボイコットの憂き目にあっているターゲットでは、目立つプライドコーナーを店の奥の方に隠して規模も縮小し目立たないようにしている。そのことでLGBTQ+界隈から批評が集まっているが、ターゲット側は、いくつかの支店にむけて爆弾予告などけしからん脅迫を受け客や従業員の安全を保つためにプライド商品のほとんどを取り下げざるおえなくなったのだと説明している。

私は保守派による脅迫があったという話は常に眉に唾をつけて聞くようにしているが、脅迫があったというのは事実なようである。あったにはあったが、脅迫状を送ったのは反プライドの保守派ではなく、LGBTQ+活動家たちなのではないかという話が浮上している。

実はターゲットがいくつかの爆弾予告を受け取ったのは子供向けプライド商品を取り下げた後のことであり、その前ではない。KLFYという地方局ニュースによると、複数のニュース関係組織にもターゲット宛てとされる爆弾予告が送られてきたという。そのメッセージは、

  • お稀らはLGBTQ+コミュニティーを裏切った!
  • 我々を駆除しようという極右翼過激派の望みにひれ伏すなんて、お前らは情けない臆病者だ。
  • 我々は不寛容や無神経を容認しない。我々を支持しないなら我々に敵対するものとみなす。よって我々はこれらの場所に爆弾を設置した。今すぐ避難しろ。経済的打撃以外は望んでいない。

地元警察によれば、警告のあったそれぞれの視点をくまなく調べたところ、どこにも爆弾は設置されていなかったことがわかった。どうやら質の悪いいたずらだったようである。しかし脅迫状の内容から言って明らかに右翼保守によるものではない。もちろん、右翼保守らによる嫌がらせであった可能性も考えられる。

何にしろターゲットとしては、こんな面倒くさいことにいつまでもかかわっていたくないというのが本音だろう。もっともターゲットは店先での展示は縮小したとはいえ、本社によるLGBTQ+α団体への多額の寄付はやめていない。目立たないようにこっそりWOKEに迎合しておけば、なんとかこの苦境を乗り切れると思っているのかもしれないが、果たしてそうだろうか?

さてこのようにLGBTQ+αへの風当たりを気にして注意深くなっている企業が増えている今日この頃、全く空気の読めてないバイデン大統領は、なんとこともあろうにホワイトハウスの庭先でプライド祝いを行い、悪名高いトランスジェンダー活動家やドラアグクィーンたちを招待して爺さんがまたまた訳の分からない演説をぶった。

しかも招待された数人のトランスジェンダーたちが上半身裸になって踊り出し、ひとりの男などは豊胸手術をした偽乳房を揉みしだくそぶりをし、それがソーシャルメディアなどで大々的に全国に報道されてしまった。これにはさすがにホワイトハウスも怒り、これらの連中はホワイトハウス出禁になったそうだ。とはいうものの、ホワイトハウスにしょっちゅう招かれる人などそうそうはいないから、すでにダメージはおきてしまったといえる。だいたい天下のホワイトハウスにこんな奴らを招待する方がおかしいだろうに。


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