先日TwitterでMatt Taibiがイーロン・マスクの委任を受けてツイッター社で行われていた言論統制に関する情報ツイッターファイルスパート1を公開した。そして本日、今度はBari Weissがパート2を公開それぞれ色々な人が邦訳してくれているので、パート1はこちらのツイートから読んでみる。翻訳はRicky_Elwood@David_R_Stantonさん。

もともとツイッターは不特定多数の人が自分らの勝手な意見をつぶやき、色々な人が情報交換を瞬時に出来る場所として設立された。最初の頃はスパムや悪質な金融詐欺などを検閲するためにツールが作られたが、だんだんと人々の自由表現を制限するものへと変わっていった。これらのツールは時間をかけてじっくりと作られたものだったが、2020年になると関連する色々な人から削除依頼が頻繁に来るようになっていた。

この依頼は民主と共和双方から来たが、ツイッターの99%の従業員が民主党支持であり、ツイッター社が多額の政治献金を民主党の方にしていたことを考えれば、どちらの依頼が優先されたかは自ずと知れたことである。

さてではツイッターがどのようにハンター・バイデンのスキャンダルを隠ぺいしたのかについて読んでみよう。

読者諸氏もご記憶のことと思うが、2020年の10月14日、ニューヨーク・ポストがハンター・バイデンがコンピューター修理屋に置き去りにしていたパソコンのなかに、重大な情報が含まれていた事実を報道した。選挙が11月であるから、これはいわゆるオクトーバーサプライズというもので、この時期に出てくるスキャンダルは候補者への投票に多大なる影響をもたらすものだ。

しかしツイッター社は即座にNYPの記事を削除しただけではなく、NYPのツイッター口座を凍結してしまった。

ツイッター社はこの記事に圧力を加えるにあたって全く尋常ならざる手順を踏みました。まずリンクを削除して『このリンクは安全でないかも』という警告文をポストしたのです。ツイッター社はダイレクトメールでこのリンクを伝える事でさえブロックしました。これは従来なら例えば幼児ポルノグラフィーなどの過激なケースのため用意された手段です」

ホワイトハウスの大統領報道官のケイレイ・マケナニーはそのNYPの記事についてツイートしたという理由で自分のアカウントから締め出されました。これはトランプ選挙団スタッフ、マイク・ハーンにツイッターに向けての怒りに満ちた手紙を書かせました。彼は『少なくとも20日位は考慮するフリでもいいからしろよ』と憤激しました」

(以下、マイク・ハーンからツイッター社スタッフへ宛てたメール画像粗訳) (2020年10月14日 7:19PM) 「ケイレイ・マケナニーはただNYPの記事について話したというだけでツイッターのアカウントから締め出されている。彼女がした事といえば既に他の放送局が報道していてバイデン選挙団が異議を唱えなかったそのストーリーと第一報を引用しただけだ。彼女のアカウントがいつ、どうやって凍結解除されるのか直ちに回答を要求する。私はこの(ツイッターの)チームの誰もこのニュースについて『我々はこのニュースを検閲する』と私に電話で知らせて来なかった事も納得していない。私が言ったように、少なくとも20日間は気にするふりをしろよ」

(※即時検閲はやめろ、少しは猶予期間を置いて検閲しろ、という事ですかね?)

これはツイッター社の公序良俗担当重役キャロライン・ストロムをして丁寧ながらも怒りに満ちた(WTF)質問メールを送らせる事となりました。社員の何人かはその時、投稿に対するモデレーション(投稿内容のチェック、警告、削除するなど)に対して殆ど関与する事の無い『コミュニケーション・ポリシー・チーム』と『安全と信頼チーム』との間に緊張関係があるのに気付きました」

(以下、キャロライン・ストロムからツイッターのスタッフ宛てのメール画像粗訳) (2020年10月15日 7:24AM) 「ハイ、チームのみんな!この件もっと詳しく調べてもらう事は出来ないかしら?…よろしく!」 (※注:NYPのバイデン記事の検閲(削除)を決めたチームに対して別部門の偉いシトが『一体どういう理由で?』と確認しているんじゃないですかね。ツイッター内部にも『これは暴走じゃないか』と感じる人がいたという事のようです)

ストロームの注意喚起に対する返事は『【ハンターのラップトップPCストーリー】は当社の【ハッキングによって得られた材料ポリシー】に違反しているために削除されました』というものでした」 (以下、グローバル・エスカレーション・チームのアナリスト、エレーヌ・ソトからキャロラインへのメール画像粗訳) (2020年多分10月日付不明) 「ご連絡有難うございます。チェックの結果そのユーザー(NYP)は我々の【ハッキングによって得られた材料ポリシー】に違反したためにサイト品位委員(Site Integrityという名前の部署か委員会でもある模様)によって拒絶されました」…

(※注:これはおかしい。驚くべき事ではありますが誰もハンターのラップトップPCをハッキングしておりません。奴はそのPCを修理に出して放置、取りに行きませんでした。それで修理屋のおっさんが『困ったなあ』って中を見てたらスンゴイものが入っていたのを発見したというだけで誰もハッキングなど…しておりません。勝手に見ただけです。だからツイッター社のハッキングなんとかポリシーを適用するのはおかしいです)

いくつかのソースから、その(2020年)夏に連邦法執行官(連邦警察)から外国からのハッキングについて『一般的な』警告がされたという事を聞いたいう話はあったものの、このハンターのラップトップPCストーリーについては=私の見た限り=いかなる政府も関与したという証拠…はありませんでした。実際のところはそれこそが問題であったのかも知れないのですが…」

この(NYPのハンター記事削除という)決定はツイッター社の最高レベルの人々によって行われました。但し当時のツイッターCEOジャック・ドーシーの知らないところで行われたのです。…それはツイッターの前・法律/政策/信頼部門責任者のバジャイヤ・ガディ(Vijaya Gadde)が主要な役割を果たしていたのです」

(※注:!!!!びっくらこいた!) (※注:ここでバジャイヤ・ガディの名前が出て来た時私はPC前で座っていたのですが「おお、バジャイヤが主導していたのか!」と思わず…ガバッと立ち上がりました。彼女だったのか。バジャイヤはツイッター社の中でもとても強力な立場にいた法務部門の責任者です。だが10月27日にイーロン・マスクが洗面台(?)を両手に抱えて「Let that sink in!フーフフーフフーン♪」とにこやかに歌うようにツイッター社に乗り込んできたその日だったと記憶。間違ってても翌日くらい)にあっさりクビになってます。さて、この『23』の後バジャイヤがツイッター社内でどんな事をしてくれちゃったのか読み進むのが楽しみですね)…

『They just freelanced it.(良い訳が思いつきません)』とはある前ツイッター社員がこの(NYPの記事削除)決定を形容した言葉です。『ハッキングは言い訳だった。そして数時間のうちに誰もが【その路線で行くのは難しいな】と充分認識しちゃったんだな。…

でも誰ひとりとしてその決定を覆すガッツを持ってなかったんだよ』とね」

選挙後に行われた世論調査で、もしハンター・バイデンのスキャンダルについて知っていたら、ジョー・バイデンには投票しなかったと思うと答えた人がかなり居たことからも解るように、この情報がツイッターで隠蔽されたことは選挙結果に多大なる影響を与えた。当時のことをご記憶の方も多いと思うが、ハンター・バイデンについて報道したのはFox Newsや保守派のブロガー程度だった。ユーチューブでもかなりの検閲があったので、なかなかこの話は拡散されなかったのだ。

それにしてもツイッター内部ですら、この隠蔽はおかしいという意見があったというのは驚く。このやり方がどれだけ前例のない過激なものであったかが解ると言うものだ。それにしても当時、ニューヨークポストはただのゴシップ新聞で信用できないなどと言ってた日本の「ジャーナリスト」たちも恥を知れといいたいね。

またツイッター仲間のBlahさんも指摘していたが、ツイッターは人々のDMも読んでいたことがこれではっきりした。ツイッター上でニュースを拡散できないだけでなく、DMで友達間でニュースを共有することすらできなかったのだから。

よく、ツイッターにしてもフェイスブックにしても、民間企業だから何を検閲しようが言論弾圧にはあたらないと言う人がいるが、こうしたビッグテックが二大政党の一つと密接に手を組んで情報をコントロールしていた場合、それは単なる民間企業の言論の自由と言えるのか?しかもその情報操作によって新しい政権が立ち上がり、その現政権が政府の権限をフルに使ってSNSをコントロールしているとしたら、これは完全に言論弾圧ではないのか?

なにせツイッターは現役の大統領のアカウントを凍結してしまうような恐ろしい力を持っていたのだから。

この暴露記事はまだまだ続くが、非常に長いのでここでは紹介しきれない。興味のあるかたは是非リッキーさんのパート1,Blahさんのパート2をお読みになることをお薦めする。


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