前回紹介したツイッターファイルズの第二弾、今回はBari Weiss(バリ・ウエイズ)によるリポート。ツイッター仲間のBlahさんが翻訳と解説を書いてくれたのだが、なぜか今ツイッター上で見えなくなっているので、アーカイブの方から引用。

ウエイズ記者はもとはニューヨークタイムスの記者だったが、そのあまりの左傾化を懸念して辞任。今は独立ジャーナリストとして活躍している。以前にBlahさんが彼女が取材したキャンセルカルチャーの記事を紹介してくれているのでそれも併せて読むと彼女のことが良くわかると思う。

ツイッターでは、本来なら話題になってもよさそうな話題があまりトレンドに上がってこない傾向にあることに我々は気が付いていた。例えば選挙違反の話であるとか、コロナワクチンやロックダウンの悪影響といった話は、ちょっと出て来てもすぐに消えてしまっていた。そしてこれは偶然でも我々の妄想でもなく、やはりツイッターが計画的にデザインしたものだったのだ。

例えば、コロナ禍でのロックダウンは子供たちに害を及ぼすと主張したスタンフォード大学のジェイ・バッタチャリヤ博士。Twitter社は彼をこっそりと「トレンドブラックリスト」に登録し、彼のツイートがトレンドに載らないようにした。

またフォロワーも多く人気者で影響力のあるとされる保守派のアカウントなどがブラックリストに載せられていた。例えば保守派人気トークショーホストのドン・バンジーノや若者保守派団体ターニングポイントのリーダー、チャーリー・カークなどのツイートが「拡散禁止リスト」に載せられていた。

人々が俗にシャドーバンと呼んでいるものはツイッター内ではVF「可視性フィルタリング ー Visibility Filtering」と呼ばれていたツールで、特定のツイッターの検索が不能になっていたり、検索が制限されていたりトレンドに載せないなどのやり方で人々の目に入らないようにするものだ。これらはユーザーが知らないところで秘密裡に行われていた。

しかしこうした中でも特に影響力があると思われるアカウントに関しては特に厳しい審査が行われていた。強調はBlahさんの解説。

。。通常業務を超えたレベル、書面上の社内ポリシーを守る平社員モデレーターを超えたレベルの存在があった。それが『SIP-PES』と呼ばれる『Site Integrity Policy, Policy Escalation Support』である。この秘密グループには、法務・政策・トラスト責任者(Vijaya Gadde)、トラスト&セーフティ・グローバル責任者(Yoel Roth)、後続CEOのJack DorseyやParag Agrawalらが含まれていた。

【お馴染みの面々ですが、ガッデとロスはトランプ永久追放に直接関与しています。】

このレベルの精査を受けたアカウントのひとつがlibsoftiktokで、『トレンドブラックリスト』に載せられ、「SIP-PESへの相談抜きには、このユーザーに対してアクションを起こさないこと」と指定されていた。

【libs-はLGBTQ活動家やリベサヨの動画等を紹介する人気アカ】

Libsoftiktok(TikTokのリベラル達)というアカウントは、実際にTikTokにリベラル達が自ら掲載している動画をそのままほとんど注釈をつけずにツイッターで紹介しているだけである。2020年11月に開設されたこのアカはなんと現在140万人以上のふろわーを持つ。彼女が紹介しているこれらの動画では髪の毛をピンクや紫に染めた幼稚園や小学校の教師たちによる信じられない子供洗脳がされており、Libsのおかげでほとんど日の目を見ないはずだった零細ティックトッカ―が注目を浴びるようになってしまった。

Libsのアカウント主であるチャヤ・ライチクによれば、2022年だけで6回の停止処分を受け、都度ライチクは長い時は一週間にわたり投稿をブロックされた。

Twitterはライチクに対し、「ヘイトに満ちた行為」に対する同社のポリシーに違反したためアカウント停止処分を受けたのだ、と繰り返し通告していた。

しかし7回目のアカウント停止処分後、2022年10月のSIP-PESの内部メモでは「LTT(LibsofTikTok)はヘイトに対するポリシーに違反する行為を直接行っていない」と認めている。

そりゃそうだろう。他人が公表しているものをそのまま転載しているだけなのだから、彼女の投稿が「ヘイトに満ちた行為」とするならば、もとの投稿もヘイトということになってしまう。ツイッターの本心がヘイトの検閲などではなかったことは明らかだ。

この決断に関与していたYoel Roth(ユール・ロス)という男性は、自らがゲイ男性であることからLGBT関係の投稿には神経質であり、リベラルの風刺を専門にしていたBabylon Bee(バビロンビー)というパロディ垢を締め出したことでも有名。特にLibsが未成年者の性転換治療に関する情報を暴露しだしたことから、それが医療当事者や病院への暴力を扇動するといちゃもんをつけてLibsを徹底攻撃した。

しかしツイッター社はライチク本人の自宅の住所など個人情報を晒し1万以上もいいねのついた投稿に関してはライチクの再三にわたる削除要請にも「規約に違反は見られない」として取り合わなかった。ここで晒された情報を元にワシントンポストの記者がライチクの実家に突撃訪問して嫌がらせをするという事件まで起きていたにもかかわらずである。今もこの情報は晒されたまま削除されていない。

ツイッター社は一般の保守派アカウントが実際にツイッター規約に違反などしていないことは十分承知だった。それであからさまなやり方で投稿を制限するのは憚られるちうことで、色々と策を凝らして秘密裡にこっそりと保守派や気に入らないアカウントの観閲を制限していたのである。

私も体験しているが、トランスジェンダーなどについて批判的な投稿をすると、トランスジェンダー活動家(TRA)と思われる女性自認の男性から男性器の写真だの自慰動画などがあてつけがましく送られてくることが多くあった。そしてそれは明らかなセクハラではないかとツイッターに何度も通報したが、それらの動画が取り下げられたこともなく、私個人にも何の連絡もないまま無視された。

他の人も言っているが、イーロン・マスクになってから、やたらトレンドに上がってきた幼児ポルノが上がって来なくなったという。幼児ポルノやセクハラは野放しで、善良な保守派サイトを徹底検閲。それがツイッターの現状だったのだ。


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