10年くらい前にJRRトールキン著の指輪物語を映画化したピーター・ジャクソン監督のロードオブザリングスのなかで、攻めて来るオーク軍団を前に戦争に消極的なセオドン王が「戦争は好まない」と言うと、それに答えてアラゴンが「好むと好まざるとに関わらず、もう戦争は始まっている」と答える場面があった。いくら自分たちは平和平和と唱え、戦争は悪だ、戦争絶対に反対、と言ってみても敵が攻めてきたらどうしようもない。どのようなレトリックも自分たちを守ってはくれない。ヨーロッパは今やその時を迎えたのだ。
言ってみればジハーディスト(聖戦家=過激派イスラム教徒)はオークみたいなもんだ。オークには魂というものがない。奴らには普通の人間が持っている善悪の意識はない。彼らの感情は欲望を満たすことと嫌悪だけ。オークは完全なる悪だ。オークは獣以下だ。過激派イスラム教徒の信じるアラーはさしずめサウロンだな。
ベルギーのブルッセルがテロのアジトになっていることはもう何年も誰もが知っていた事実である。私のような苺畑に囲まれた田舎町でこじんまり零細ブログを書いてる人間ですらそんなことは知っていた。欧州からイスラム国に参加した戦闘員のなかでもベルギー人(ベルギー生まれイスラム教徒)が圧倒的に多いということだけ考えても、今回のようなテロが起きるのは時間の問題だったはずだ。それをベルギー政府が阻止どころか予測もできなかったということは、ベルギー政府の諜報そしきがいかに不能であるかを表すものだ。
しかし問題なのはベルギーだけではない。フランスにしろイギリスにしろデンマークにしろスエーデンにしろフィンランドにしろだ、全く羅列したら切りがないが、それをいうならアメリカだって過激派イスラム教を対象にしたテロ対策が全くなってない! ヨーロッパはこれまで油断しすぎていたといえるが、911を体験しているアメリカには言い訳がない。それなのにオバマ馬鹿王はブッシュ政権が設立した対テロ政策を次々に崩壊してきた。その結果がボストンマラソン爆破事件でありサンバナディーノ乱射事件をはじめとする数々の乱射テロ事件なのである。
それなのに、欧米の左翼リベラルたちの頓珍漢な反応は全くクルーレス!日本語で言えば空気が読めないって奴である。
世界中でイスラムテロが頻発している時に、左翼リベラル連中が一番心配なのはイスラム教徒へのバックラッシ、反イスラム教意識、いわゆるイスラモフォビアだというのだ。
何がバックラッシュだ!何がイスラモフォビアだ!大勢の人たちが殺されてるときに、誰がそんなこと気にするんだ!いい加減にしろ!
こういう風だからドナルド・トランプなんていうポピュリストが人気を呼ぶのである。
こういう大事なときにアメリカの大統領は何をやっていたのかといえば、共産主義のキューバで野球を観戦し、アルゼンチンでタンゴを踊っていた。さすがにこれは左翼リベラルメディアですら批判していた。
欧米の左翼リベラルたちによる「寛容」のプロパガンダがどれだけ欧米及び世界中を危機にさらしているか、回を改めて書きたいと思う。
ベルギーではブルッセル爆破事件の二日後に原子力発電所の警備員が殺され警備バッジが盗まれたそうだ。テロリストたちの次の標的は原子力発電所のようである。


2 responses to 否が応でも対テロ戦争はもう始まっている!

goldbug3 years ago

一方で左翼の論調を聞いていると、アメリカでは欧州ほどに過激なイスラム教徒がいないのは、欧州のようにイスラム教徒をゲットーのようなところに押し込めて異質な存在として隔離していないからであり、アメリカのように社会の一員としてイスラム教徒を融合することこそ過激化を防ぐためには有効なのだという話もありますね。
イスラム自体が悪であり、完全排除するのが有効なのは間違いないのでしょうが、それが出来ないなら、彼らをこちらに取り込んでしまうしかないのかも知れませんね。

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苺畑カカシ3 years ago

goldbugさん、
アメリカでは「欧州ほど過激なイスラム教徒がいない」のは、アメリカには欧州ほど多くのイスラム教徒がいないからです。でも数が増えればアメリカも同じ憂き目を見るでしょう。
すでにイスラム教徒が集まっている州では欧州と同じような問題が起きています。ミネソタとかミシガン州とかね。
欧州でも実際はイスラム教徒はゲトーに隔離されているわけではなく、イスラム教徒自信が自分たちだけのコミュニティーを作ってしまい、地元の国のバスもタクシーも郵便も、警察すらも手が出せないノーゴーゾーン(非イスラム教徒立ち入り不能地域)を作ってしまうのです。
イスラム教徒がヨーロッパでもアメリカでもホストカントリーに融和していれば問題はない。実際そうやって融和しているイスラム教徒はいくらでもいます。
問題なのは欧州のように突然融和不可能な過激思想を持ったイスラム教徒を無制限に大量に招き入れてしまったことにあります。国内からも国外からも危険だと警鐘を鳴らすひとはいくらもいたのに、移民批判をするとイスラモフォビアだといって弾圧されてしまう。
それが今の結果を招いたのです。
アメリカもオバマ王の政策どおり違法移民を無差別に受け入れれば欧州と同じことになります。突然何百万という野蛮人を文明社会に融和させようなどしょせん無理なことです。
このノーゴーゾーンについて前々から書こうと思っているのですが、次回改めて書くつもりです。
カカシ

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