最近黒人運動家のアル・シャープトンなどが黒人層を煽ってフロリダ州の自衛法を撤回させるよう運動している。フロリダ州にはいわゆる個人の正当防衛を合法とするスタンドユアグラウンドという法律がある。あえて訳すなら「持ち場を守る」という感じだが、これが他州の正当防衛法と違うのは、自分が直接殴られるなどの行為を受けていなくても殺されるかもしれない脅威を感じたら逃げずに攻撃者に立ち向かってもいい権利を個人に与えているという点だ。他の州では大抵が逃げられる立場にあったら先ず逃げるべき、という行動を義務づけていない。
黒人青年のトレボーン・マーティンがジョージ・ズィマーマンというラテン系の男性に射殺された事件では、ズィマーマンはすでに暴力を受けていたので、このスタンド法はあてはまらず、一般の正当防衛が認められてズィマーマンは無罪となったのだが、そんなことでひるむ反銃所持派達ではない。あたかもズィマーマンがスタンド法によって無罪になったかのように歪曲し、しかもマーティンが黒人だったからという理由で、スタンド法は人種差別法だと言いがかりをつけて法律を撤回させようと企んでいるのである。
だが、実際にスタンド法によって一番安全を守られているのは犯罪の多い地区に住む低所得黒人層なのである。
アル・シャープトンはタンパベイ地区で行われた調査結果を持ち出して来て、正当防衛で殺された人間が黒人だった場合と白人だった場合を比べた場合、黒人が殺された場合の方が白人が殺された場合よりも73%と59%の割で殺した方が無罪になっているとしている。だからこの法律は黒人差別だといいたいのだろうが、殺されてもしょうがないような黒人が多いというだけの話であって単純に黒人差別とは言い切れない。
だが、それ以上にシャープトンが隠している真実がある。それは、正当防衛を主張して殺した人間のなかには黒人も含まれているということである。しかも統計学者のジョン・ロット博士によると、統計学的に黒人が黒人を殺した場合の方が白人が黒人を殺した場合よりも正当防衛で罪にならない割合が高いというのである。

黒人は黒人によって殺される率が圧倒的に高いのです。しかも黒人の場合スタンド法を理由に正当防衛を主張すれば、有罪になる率は白人よりも低いのです。スタンド法を弁護に使って有罪にならない可能性は黒人の場合は69%なのに比べ白人の場合は62%なのです。

黒人の犯罪者の犠牲になるのは同じ地域に住む他の黒人たちなのだ。スタンド法を撤回して一番迷惑を被るのも善良な黒人市民。もちろんアル・シャープトンのような政治運動家にとってそんな黒人達の迷惑など意味はない。自分らの政治活動さえ有利になればそれでいいのである。


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