2010年にアメリカ茶会党ティーパーティーが応援して共和党が知事の座を勝ち取った州すべてにおいて、失業率が全国平均よりずっと早く減少していることがイグザミナードットコムの調べで明らかになった。

17州すべてにおいて2011年1月から失業率は減少しており、特にミシガン、フロリダ、そしてネバダではなんと2%以上の減少。これら17州の平均減少率は1.35%で、全国平均の0.9%をずっと上回る。結論として経済的に保守的な共和党知事を選んだ州は全国平均にくらべて50%以上も高い速度で雇用市場が回復しているということになる。

イグザミナーの記事をよくよく読んでみると、この記事はちょっと誤解を生むなと感じた。というのも、失業率は一部の州を除けば全国的に減っているので、何も共和党の知事の州だけで雇用率が回復しているとは言えないからだ。
民主党の知事を選んだ州の平均率を下げているのはハワイ州のわずか0.4%の減少と、ニューヨーク州の0.4%の増加である。
共和党知事の平均が高いのは上記4州の2%以上の減少があるからだが、その他の州の回復はニューヨークとハワイを除いた民主党知事州の平均とそれほど変わらない。
ただ、確かミシガンとフロリダは共和にも民主にもなる所謂スイングステートのはず。昨日も書いた通り、失業率とオバマの支持率には多いに関係がある。失業率が低くなっているということはオバマにとっては良いことなのだが、その原因が共和党の知事にあるとなるとまた問題。知事がティーパーティー推薦の共和党になったら州の経済が回復したという印象を州民が持った場合、だったら大統領もティーパーティー推薦の共和党候補を選んだ方がいいかもしれないとなる可能性がある。
ちなみに2012年、スイングステートを呼ばれる民主とも共和ともどっちつかずの州を羅列してみると、(括弧内は知事の政党。太字は新共和知事)
ネバダ(共和)、コロラド(民主)、ニューメキシコ(共和)、ミネソタ(民主)、ルイジアナ(共和)、ミズーリ(民主)、ウィスコンシン(共和)ミシガン(共和)、インディアナ(共和)、オハイオ(共和)ペンシルベニア(共和)、ニューハンプシャー(民主)、ヴァージニア(共和)、ノースカロライナ(民主)、フロリダ(共和)
となる。
それにしても良くなっているとはいえ、全国的にまだまだ高い失業率。特にスイングステートのネバダ州などは共和党知事になって2.2%減少したとはいえ、11.6%で全国平均より3.4%も高い。ネバダはラスベガスがあるから景気が言いように思うが、そうでもないのかね。
こういう状態だとオバマ王の「希望と変革」なんてのはお笑いぐさである。三年半もそんなことやってて全然良くなってないじゃないのさ、となるからだ。ではご参考のため下記に2011年1月から2012年6月までの失業率の変化を記載しておく。これは知事の政党が変わった州のみに限る。
新共和党知事の州
Kansas – 6.9% to 6.1% = a decline of 0.8%
Maine – 8.0% to 7.4% = a decline of 0.6%
Michigan – 10.9% to 8.5% = a decline of 2.4%
New Mexico – 7.7% to 6.7% = a decline of 1.0%
Oklahoma – 6.2% to 4.8% = a decline of 1.4%
Pennsylvania – 8.0% to 7.4% = a decline of 0.6%
Tennessee – 9.5% to 7.9% = a decline of 1.6%
Wisconsin – 7.7% to 6.8% = a decline of 0.9%
Wyoming – 6.3% to 5.2% = a decline of 1.1%
Alabama – 9.3% to 7.4% = a decline of 1.9%
Georgia – 10.1% to 8.9% = a decline of 1.2%
South Carolina – 10.6% to 9.1% = a decline of 1.5%
South Dakota – 5.0% to 4.3% = a decline of 0.7%
Florida – 10.9% to 8.6% = a decline of 2.3%
Nevada – 13.8% to 11.6% = a decline of 2.2%
Iowa – 6.1% to 5.1% = a decline of 1.0%
Ohio – 9.0% to 7.3% = a decline of 1.7%
新民主党知事の州
Colorado – 8.8% to 8.1% = a decline of 0.7%
New York – 8.2% to 8.6% = an increase of 0.4%
Oregon – 9.9% to 8.4% = a decline of 1.5%
California – 12.1% to 10.8% = a decline of 1.3%
Connecticut – 9.3% to 7.8% = a decline of 1.5%
Hawaii – 6.7% to 6.3% = a decline of 0.4%
Minnesota – 6.8% to 5.6% = a decline of 1.2%
Vermont – 6.0% to 4.6% = a decline of 1.4%


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