昨日の土曜日の午後、シカゴの郊外の高級レストランに、武装した20人近い暴徒が殴り込み、食事をしていたひとつのグループに突然殴り掛かかった。この襲撃によりテーブルについていた客の10人が怪我、そのうちの二人が入院する重傷を負った。
レストランの店員やパーティをしていた別のグループの客達などによると、暴徒らはみな頭からフッドを被り顔を隠しており、その容貌は全く解らなかったという。しかし皆金属バットや金槌などで武装していた。
警察の話だと、このグループはシカゴで今デモを行っている都市占拠の抗議者達とはまた別のグループらしく、襲われたグループへの襲撃は計画的だったという。この攻撃は自称アンタイ・レイシスト・アクション(対人種差別行動)という団体がその犯行を認める声明文を出している。
その声明文によると、このグループが襲ったのは白人国粋主義者たちの第五回記念パーティーだったという。テロリストたちは、白人国粋主義者たちの会合の場所と日にちを事前に手に入れ計画的に狙い襲ったと誇らしげである。
私は白人優越主義も左翼テロリストも嫌いだ。だが、アメリカの憲法では、市民が集まって会合を開く自由が保証されている。国を倒す革命やテロの陰謀を話し合うのでさえなければ、偏見に満ちた白人優越主義者たちがどこであつまり何を話そうと、誰にもそれを阻止する権限はない。
左翼運動家たちは、これまでにも保守派の会合に潜入して大声を上げる等して邪魔をする傾向があったが、今度はついに暴力で会合を阻止するという手段に出たのである。例え被害者の思想がどれほど気に入らないにしても、このような行為は法治国家において断じて許されてはならない。
それにしても、左翼連中はやっかいな連中を挑発してしまったといえる。もともと白人優越主義者たちは、特に白人国粋主義などと名乗るような人たちは、黒人始めた民族にアメリカが冒されているという被害妄想を持っている。そういう人間たちの集まりを暴力で襲ったとなると、彼らの懸念は妄想ではなく現実となってしまったのだ。今後はこのような不意を突かれないよう、彼らは武装して会合に挑むだろう。そして今度は反対に彼らのなかから過激な連中が左翼連中の会合に殴り込みをかけることは充分に考えられる。
だが、左翼連中は口で言うほど本気で戦争をやる気があるんだろうか、、かなり疑問だ。


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