民主党がでっち上げた共和党による『対女性戦争』”war against women”によって、共和党が女性票を失っているという世論調査が次々に発表されたが、実はそうでもないことがだんだんと明らかになってきた。
避妊を巡って左翼リベラルが大騒ぎをしていた当初でも、一連の騒ぎによって共和党が女性票を失ったというのは嘘だった
4月の始め、サンドラ・フルークの避妊に関する証言の直後、ワシントンポストやニューヨークマガジンなどが、わずかながらに共和党が増やしていた女性からの支持が、今度のことで帳消しにされたといってとある世論調査を発表した。しかしながら、主流メディアはこの世論調査をかなり歪曲して報道していた。
確かにNBC/Journal pollによると、騒ぎ後民主対共和では女性支持が14点も離れていた。しかし、この騒ぎが起きる以前には15点の差があったのだ。つまり共和党の女性支持はわずかながら増えていたわけだ。
また共和党大統領候補ミット・ロムニーの女性支持率は2月半ばの37%から3月中旬の39%とほぼ横ばい。避妊薬騒ぎは全く影響を受けていない。
そして今度のヒラリー・ローゼンのアン・ロムニーへの攻撃後にされたヒル世論調査では、共和党やミット・ロムニーが働く女性を尊敬していると答えた有権者の方が、民主党が専業主婦を尊敬していると答えた人より、49%対27%で多かった。
オバマ大統領が専業主婦を外に働きに出ている女性に比べて尊敬していると思うかという質問には、37%思うと答え35%が思わないと答え、29%がわからないと答えた。どうやら有権者は、オバマ政権が距離を置いたにも関わらず、ローゼンはオバマの意見を述べたものと考えたようだ。
女性票だけを観てみると、ロムニーとオバマのどちらが女性問題を理解しているかという質問に対して、46%対41%でロムニーのほうが有利と出ている。
ザ・ヒルポール世論調査の結果からは、特に女性と男性とで答えの差は見られなかったが、女性のなかで既婚者と独身者を比べてみると非常な違いがあることが解る。
独身女性は54%対35%と圧倒的にオバマh氏時であるのに対し、既婚女性の間では47%対26%と圧倒的にロムニーが人気がある。
独身女性が民主党を支持する傾向があるのは、生活に関する不安を政府によって支えてもらいたいという意図があるからで、それが結婚すると家族で経済を賄えるようになるため、かえって政府の介入が邪魔になり、比較的個人の生活に干渉しない共和を支持するようになるのではいかと考えられている。


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