カカシが去年書いた「惨事を無駄にしないリベラル、、、」でも指摘したように、左翼リベラルはなにか社会的に悲劇的なことが起きるとすぐに保守派が作り出した険悪な環境に責任があると言い張る。事件そのものの真相も明らかにならないうちから、こういう事件は保守派がしょっちゅう人種差別を煽っているからだと言い出すのだ。
それでいて自分らが常にやっている人種差別行為や発言は完全無視。常に悪いのは右翼や保守派で自分らの行為はなぜか「事情が違う」のだ。

“That’s totally different!”(ザッツトータリーディファレント!事情が全く違うだろうが!)

というのが奴らの口癖。
ここ数日、フロリダ州で射殺された黒人少年について世間は大騒ぎしている。しかもまだ事情がはっきりしないうちからオバマ王自らが乗り出して来て、この事件は人種差別が原因だと言い出す始末。撃った方の男性は正当防衛を主張しているというのに、これでは加害者とされた男性の公平な裁判など望めない。

【ニューヨーク=柳沢亨之】米フロリダ州で17歳の黒人少年を射殺した男が、正当防衛を理由に釈放されたことで、全米各地で黒人らが「人種差別的措置だ」として抗議運動を激化させている。

 オバマ大統領も少年に同情する言葉を述べ、徹底捜査を求めた。
 米メディアによると、釈放された男(28)は父が白人、母が南米出身。2月下旬にフロリダ州中部サンフォードで、高校生トレイボン・マーティン君を不審者と思い込んで追いかけ、もみ合いの末射殺した。男は警察に拘束されたが、「先に暴行を受けていた」と主張。警察は、発砲は自衛目的だったとして男を釈放した。
 すると、この決定に反発し、男の訴追を求める署名150万人分がインターネット上で集まったほか、21日以降はニューヨークやフィラデルフィアで最大数千人規模の抗議集会が開かれた。23日には、フロリダ州内の約50校で黒人生徒らが授業をボイコットした。

この読売新聞の記事はかなり偏向があると思うが、マーティンを射殺したジョージ・ズィマーマンという男性はマーティンの挙動不振を懸念して彼の後をつけていたことは認めているが、警察に連絡した際に尾行は止めろと言われたので、途中で止めて自分の車にもどろうとしたところでマーティンに後ろから襲われたと語っている。
当初警察はズィマーマンの正当防衛説に納得してズィマーマンを逮捕しなかった。マーティンがズィマーマンに馬乗りになってズィマーマンが助けを求めているところを目撃したという人もいるが、その反対にズィマーマンがマーティンに襲いかかったと証言している目撃者も居るので、いったいどちらが本当なのか今のところよくわからない。
ところで、黒人市民の間からズィマーマンがマーティンを最初に尾行した動機が白人の間では普通な人種差別が原因で、逮捕されなかったのもズィマーマンが白人だったからだという声が上がった。しかしズィマーマンはラテン系である。ラテン系は黒人と同じでアメリカでは少数民族であり、一般の白人による黒人差別という計図は当てはまらない。しかしそこはさすが左翼リベラルメディア。ズィマーマンの片親が白人だということで、何故かラテン系白人という訳の解らないカテゴリーに彼を当てはめて、よってこれは白人対黒人という人種差別が動機だと言い張っている。
普段ちょっとでも少数民族の血が混じっていると、すぐに少数民族を主張する左翼リベラルが、都合のいい時だけは白人の血を持ち出す。アメリカで始めての黒人大統領と威張っているオバマですら母親は白人だ。片親が白人だというならオバマ王とてそうではないか? 白人の血が混じっていれば自動的に人種差別者ということになるなら、オバマ王はどうなるのだ? (口を揃えて言いましょう、せ〜の、ザッツトータリーディファレント!)
善良な黒人市民が黒人ギャングらによって射殺される例など無数にある。そういう事件は悲劇ではないのか?それを言うなら、黒人が白人を人種を動機にして殺す率の方がその反対よりも圧倒的に多いのだ。だがそれは左翼リベラルにとって悲劇にならない。
たとえば同じフロリダ州でイギリスの白人観光客二人が黒人青年に射殺された事件など典型例である。何の理由もなく単に被害者の顔が気に入らないというだけで不良な黒人に惨殺された白人青年二人。彼らの親族や友達は、この残忍な事件に関してオバマ大統領が全く無関心でいることに腹を立てている。黒人少年のマーティンの死は悲劇でもイギリス白人観光客の死などどうでもいいというのかと。
無論、オバマにとってイギリス人の死などどうでもいいのである。何故ならイギリスの観光客がアメリカの地元黒人に殺されたなんて話はオバマの政治的立場には何の利用価値もないからだ。いや、かえってそんな話に焦点を当てたらアメリカの黒人は暴力的だというステレオタイプを強調することになってしまうから無視しておきたいのだ。
黒人運動家の間ではアル・シャープトンなどが暴徒を煽動して暴動を起こそうなど呼びかけている。新ブラックパンサーという黒人暴力団はズィマーマンの首(生きていようと死んでいようと)に賞金をかけたりしてズィマーマンの暗殺を促している。映画監督のスパイク・リーなどズィマーマンの住所をツイッターで発表したりした。(後になって住所は無関係な老夫婦の家だということが解り、リーは謝罪したが、実際にズィマーマンの家だったらいいのか?)
左翼リベラルはやたらに保守派政治家やトークショーの言動について暴力を煽っている責め立てるが、黒人運動家や市民団体のこのあからさまな暴力煽動についてはまるで批判していない。だってそれは、もう一度いいましょう。

ザッツトータリーディファレント!

事情も解らないうちから殺されたのが黒人で殺したのが白人なら白人は裁判もしないうちから暴徒によってリンチされて吊るし上げを食ってもいいというなら、事情も解らないうちから白人を殺した黒人が暴徒にリンチで殺された古き悪しき時代と何の変わりがあるというのだ?
「疑わしきは罰せず」というのが文明社会の掟ではかったのか? 何故なんの事情も解らないうちから悪者を決めつける? ズィマーマンは有罪かもしれないし無罪かもしれない。だがそれは人種差別意識丸出しの市民運動家に煽動されたリンチマブが決めることではない。ましてや法治国家である一国の大統領が肩入れすることではない!


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