ガザに対して国際社会からもっと救援物資や支援金を送るべきだという人には是非聞いて欲しい話がある。スペクテイター誌に書いてるメラニー・フィリップによると、国連がガザの子供たちのために設立したサマーキャンプ場が覆面に黒装束の25人に及ぶ暴徒たちに襲われ、火が放たれ破壊されたそうだ。 国連経営のキャンプ場が襲われたのはこれで二回目。
この襲撃で、キャンプ場にあったビニールのプールやテントなどが破壊された。犯人が誰かは不明だが、キャンプ場が男女共学であることから、それに反対するイスラム教過激派の仕業と思われる。
中東の状況を良く知らないひとたちは、いまだにイスラエルがガザを占領下におき、ガザのパレスチナ人たちを迫害していると思っているのかもしれない。いや、よしんばイスラエルがすでにガザから撤退していることを知っている人でも、ガザはイスラエルによって物資流入を阻止されているため、必要な物資が極度に不足していると完全な誤解をしていることが少なくない。
国際社会は、そんなガザの貧困な様子に極度の同情を示し、多額の支援金を払い救援物資を送っているが、それがガザを少しでも平和な独立国になることへの援助になっていると思ったら大間違いである。ガザでは国連からの救援は無駄にされたりテロリストに横領されたりして、一般市民の手には全く届いていない、いや、それどころか国連の救援はテロリストの資金源になり、ガザの状況はイスラエルの手など借りなくても悪化の一途をたどるばかりである。
1994年にイスラエルがガザの統治をパレスチナオーソリティーに移譲する以前に、イスラエルは難民たちを臨時的な難民キャンプから、もっときちんとした住宅に移住させようした。ところがこれはPLOから大反対を受け、国連条例によって阻止された。
PLOはパレスチナ人を無力な難民のままにしておきたかったのだ。そうすることでイスラエルへの敵意をあおり、イスラエル崩壊後に灰の中からパレスチナ国家を建設するというのがPLOの理想だったのである。
PLOは20年以上もガザを統治し、その間に国際社会から莫大な救援費をもらっている。この救援費の中にはパレスチナ人の住宅建設用の費用も含まれていた。しかし、PLOは断固として難民用の住宅を新築するなどということはしなかった。PLOからしてみれば、市民が不満を持って惨めな状態でいてくれたほうが、イスラエルへの敵意を継続させることができるからで、パレスチナ住民が国連からの援助で衣食足りて住宅まであてがわれて幸せな生活に満足したりするなど断じて許せないことだったからである。こんなに幸せなのに何を好き好んでイスラエルと戦争を続けるひつようがあるんだ、などと住民に思われては戦争はつづけられない。
イスラエル軍が撤退し、ガザがハマス統治下になっても状況は全く同じだ。国際社会がどれだけ救援費を送り込もうと、トルコやアイルランドからどれだけ救援物資を運んだ船団が送り込まれようと、ガザの住民が衣食足りて満足した生活が出来るようになることなどありえない。PLOにしろハマスにしろ、テロリストたちが牛耳るガザに平和など存在しない。なぜならガザの統治者たちはガザの独立も平和も望んでいないからだ。
で、ガザの国連救援隊の隊長の言い分はどうなのかというと、

「過激派を作り出すような現場の状況を緊急に変える必要性を示している」

と語ったそうだ。
現場の緊迫した状況を作り上げているのが、誰あろうパレスチナの統治者でだるハマスである。現場の状況を向上させるためには、過激派を無くすためには、ハマスの勢力を衰えさすことが先決だ。
だが無論国連の言う状況変化とはハマス撲滅という意味ではない。国連のいう変化とはイスラエルによるガザへの通路開放である。
つまり、フィリップいわく、国連の理屈は、ガザの過激派を阻止するためには、もっと多くの救援物資を過激派に提供することだというのだ。こんな馬鹿なことってあるだろうあか?イスラエルこそがこの過激派の一番の被害者ではないか。国際社会は、その被害者に加害者への援助を強制しようというのである。
ガザのキャンプ場を焼き払ったのがイスラエル軍隊だったというのなら話はわかる。だが、事実はその全く逆だ。いったいどんな歪んだ思想があれば、被害者への攻撃がしやすいように被害者に加害者への援助を強制するなどという理屈が成り立つのだろうか?
それこそユダヤ人嫌いの過激な思想なくして、この屁理屈は成り立たない。


1 response to ガザ、子供たちのキャンプ場を焼き払ったハマステロリストたち

In the Strawberry Field8 years ago

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