去年、保守派のフィルムメーカーが隠し撮りしたACORN(エーコーン)各支部でのスキャンダルフィルムがきっかけとなり、過激派左翼市民団体は破産寸前という経営不振に陥っているという。

保守派の若手ドキュメンタリー映画監督ジェームス・オーキーフと作家のハンナ・ジャイルスはヒモと娼婦に扮して、ボルティモア、ワシントンDC,ブルックリン(ニューヨーク州)、ロサンゼルスなどの都市にあるエーコーンの支部を次々に訪問し、エルサルバドルから未成年の少女を密入国させアメリカで売春宿を経営したいのだが、公営住宅に入るにはどうしたらいいかと相談を持ちかけた。エーコーンの従業員たちは、(略)どうすれば警察や移民局の目をかいくぐって政府から買収宿の経営費用を援助してもらえるか親切に「ヒモ」と「娼婦」に説明したのである。

エーコーンと言えば、オバマ王がコミュニティーオーガナイザーをしていた頃から親密な関係にあった左翼過激派市民団体。表向きは低所得市民への法律相談や選挙への公平な参加を援助する団体ということになっており、政府から多額の補助金まで受け取って運営されている。しかしその実態はバリバリの極左翼団体で、公金や市民からの寄付金はすべて左翼運動や左翼議員たちの選挙運動資金にと回されている。エーコーンによる汚い選挙違反についてはカカシも何度も取り上げてきた。
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このスキャンダルのおかげで、エーコーンの評判はがた落ち(もともとエーコーンに良い評判なんてあったのかどうか疑問だが)寄付金が激減し、国からの援助も一時差し止めとなったりした。以後、この差し止めは違法というめちゃくちゃな裁断がリベラル法廷によって出され、補助金は再開されることになっているが、それでもエーコーンはかなりの経営不振を迎えているようだ。
その原因は色々あるのだろうが、最近エーコーンは汚名返上とばかりに、ニューヨークタイムズなどの主流メディアはオーキーフのおとり作戦に関して虚偽の報道をしたと訴訟を起こした。
エーコーンのいい分は、オーキーフがエーコーンの支部を訪れた時、ヒモの格好をしていたと言うのは嘘で、普通の大学生風のシャツとズボンといういでたちだったというもの。にも関わらずメディアはオーキーフがヒモの格好をしていたと報道したことに抗議しているというわけだ。
しかし、オーキーフは最初から映画に出てくるような毛皮にトンボ眼鏡につばのひろい帽子などという格好でエーコーンの支部に出かけたわけではないし、そんな格好をしていたとも言っていない。誰が考えたってそんな芝居じみた格好で訪れればエーコーンの従業員にすぐ「やらせ」がバレることは明白だ。オーキーフはヒモと娼婦の「振り」をして支部を訪れたのでありヒモの「格好」をして訪れたわけではないのだ。
ニューヨークタイムズや他のメディアがそのように誤解したとしたら、それはオーキーフがビデオの宣伝のために芝居がかった衣装でテレビインタビューに応じたりしていたからであるが、それにしたところで、どうでもいい誤りである。オーキーフがどんな格好で現れたにしろ、エーコーンがオーキーフ達をヒモと娼婦と解釈した上で娼館運営に関する助言をした事実に変わりはない。
リベラルメディアの代表のようなニューヨークタイムズですら、エーコーンの抗議にはあきれかえっている。
確かにオーキーフが派手な衣装でエイーコン支部を訪れたと報道したのは誤報だった。その点では落ち度はあったと認めた上で、NYTは次のように説明する。

エーコーンの支持者たちは、オーキーフが何を着ていたかで話すべてが崩壊すると希望をかけているようだ。服装の件が間違いならすべての話も間違っていると。しかし事実はそうではない。オーキーフがヒモの格好をしていなかったとしても、オーキーフは明らかに時として未成年者を含む女性たちを売春宿に勤めさせたいという意志をはっきりと示している。 ワシントンでは、オーキーフは売春業で将来の自分の政治資金をまかないたいとさえ言っている。エーコーン住宅支部の従業員は娼館には近づかないようにと警告している。「あなたのガールフレンドが夜の女達の家を仕切ってることが知れたら、あなたにキャリアはないわよ。」
フェア (FAIR — Fairness and Accuracy in Reporting、エーコーンを支持するリベラル団体)は、ブルックリンで、オーキーフとジャイルスはエーコーンのスタッフに「暴力的なヒモから少女娼婦を守るために売春宿を買い取りたいといった」と言う。確かにそうれはそうだが、フェアはオーキーフ達が売春宿を経営した意志を明らかにしたという点を隠している。その点についてエーコーンのスタッフは全く平気で「見つからないように気をつけなさいよ。違法行為なんだから。」と警告までしている。
ビデオはあちこち編集されている。しかし会話の順序は変えられていない。従業員の何人かはジャイルスの安全を気遣い、法に助けを求めるように勧めたりした。二つの都市では警察を呼んだ従業員もいた。しかしもっとも打撃的な言葉は写し書きや音声に一致しており、前後をわきまえずに取り出されたというものではない。

エーコーンがどうあがいてみても、ヒモと娼婦に娼館の経営を助言したという事実を変えることはできない。メディアの誤報だったとか、オーキーフの学生風の格好に騙されたとかいう言い訳は通用しないのだ。
これを機会にエーコーンのような過激派左翼団体の完全崩壊を望むものである。


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