下記はイスラエル軍によるナセル病院戦闘及び制覇の状況報告だ。さほど長くないので全文翻訳を掲載する。強調はカカシ。

コマンド旅団、シャイエット13、ISA軍、その他第98師団傘下の特殊部隊の兵士たちは、週末、カン・ユニスのナセル病院周辺で活動した。病院の敷地に入る前に、部隊はこの地域で、テロリストの工作員と至近距離で、また内部にバリケードを築いたテロリストと、病院敷地内からのロケット砲火を浴びながら、複雑な戦闘を繰り広げた。これまでのところ、病院に潜伏していた数百人のテロリストやその他のテロ容疑者(そのうちの何人かは医療スタッフを装っていた)が逮捕された。逮捕された者の中には、10月7日の大虐殺に参加したテロリスト、人質とつながりのある者、ハマスの重要な工作員も含まれている。

逮捕されたテロリストと容疑者は、治安部隊による更なる調査を受けるために移送された。病院では、兵士たちが大量の武器を発見したが、そのうちのいくつかは、ハマスのテロリストが10月7日の大虐殺を実行するために使用した車両に隠されていた。さらに、キブツ・ニール・オズ所有の車両が病院周辺で発見されたが、これは盗難車であった可能性が高い。

病院でのイスラエル国防軍の活動の一環として、イスラエル人人質の名前が書かれた薬の箱が発見された。発見された医薬品のパッケージは密封されており、人質には渡されていなかった。イスラエル国防軍は、作戦面でも情報面でも、人質の帰国に向けてあらゆる努力を続けており、任務が完了するまで手を緩めるつもりはない。病院への立ち入りは、病院内でのテロ活動を停止するよう事前に警告した後に行われた。スキャンは、患者や医療スタッフに危害を加えることなく、自衛隊の価値観と国際法に従い、病院の機能を継続できるようにしながら実施された。

2024年2月18日午前10時33分

ここまでくると、まさかナセル病院が軍事利用されていなかったなどとバカげたことを言い出すものもないだろう。病院の敷地内からロケット弾が飛んでくるとか、IDFに向かって敷地内から撃ってくるとか軍事利用されていなければあり得ない実情だからだ。ちょっと考えればわかることだが、もしこの病院が普通に単なる病院だったのだとしたら、武装したIDF兵士が入ってきたとしても戦闘にはならない。病院従業員は平和的に病院を明け渡せばいいだけだ。

IDF兵が病院を襲撃しハマスがやったようなテロをやったというなら別だが、もしIDFの目的が民間人の大量殺戮にあったのなら攻撃予告や避難勧告などするはずはない。それにガザ民がIDFをハマスのように恐れていたなら、攻撃予告が起きた時点で病院はもぬけの殻になっていたはずだが、医師や患者らが残っていたということは、IDF兵に虐殺される心配はしていなかったということだ。

ところで物凄くバカバカしい写真をXでみた。病院のベッドに寝かされている死後何か月も経っているような赤ん坊の白骨遺体の写真があった。IDFが攻めて来るので未熟児を置いて医師たちが避難したせいで、子供が死んだと言いたいらしいのだが、何で死後二日の赤ん坊が白骨になるのだ?全く嘘をつくにしても、もう少しましな嘘がつけないのかね。こいつらは。

アル・シファ病院の時も、IDFが電力を止めたせいで何十人もの未熟児が死んだと言って、何人もの赤ん坊が並べられている写真が掲載されたが、病院制覇後IDFは何十人もの未熟児をエジプトの病院に移送したと発表。数日前に電力を止められて死んだとされる赤ちゃんたちの遺体はどこへ行ったのだ?

こういうデマを流し続けるハマス保険省の言ってることを未だにそのまま報道する自称ジャーナリストの何と多いことか。エルサレム在住のフリーランス記者のこじつけポストなど、かえって創造的で面白いので、ここに記載しておこう。

ミュンヘンでPA首相シュタイエが、「10月7日は忘れるべきだ」と言ったとされる部分、正確な発言を投稿しておきます。「forget」とは言っていない。 なお、アンカーは、アッバスは市民が望むなら、その座を明け渡す準備があるのかまで突っ込むべきだから。曽我太一 Taichi Soga@エルサレム

といって曽我氏が添付したビデオの書き起こしはこちら。

“As I told you, one should not continue focusing on the Oct 7th. No way we accept any killing of any civilian innocent people. This is something we should put behind ourselves.”

これを私が意訳して

「我々は10月7日のことにばかりこだわるべきではない、罪のない民間人の殺戮は許されるべきではないが、一旦それは過ぎたこととして後ろに置いといて、、」文字通り忘れろと言ってないから言ってないなんて解釈はかなり不誠実。

と書いたら、曽我氏は「そうは言ってないですよ。ただ『忘れろ』はかなり雑な翻訳だなと」というので機械翻訳をしてみた。

「言ったように、10月7日に焦点を当て続けるべきではありません。罪のない一般市民が殺害されることは決して受け入れられない。 このことは、私たち自身が過去のことにすべきことなのです」

英語でいう”put behind ourselves”という表現は「過去のこととして水に流す」という意味あいがあり、下手すれば「忘れよう」より酷い。曽我氏はアッバスが「忘れよう」と言ったわけではなく、本当はこういうことを言ったのだと自ら訳して説明すべきだったのであり、彼の最初の投稿を鵜呑みにしていたら、アッバスはそんなことは全く言っていなかったのに歪曲して報道されたという印象を持ってしまう。日本語でXを使ってるほとんどの人はビデオでアッバスが何を言ってるか解らないだろう。それをいいことに印象操作をしていると思われても仕方ない書き方だ。


2 responses to イスラエル軍公式発表、ナセル病院制覇状況報告

よもぎねこ2 months ago

 ハマスと言い、UNRWAと言い、いつも見え見えの嘘を吐いているのですが、しかし大変不思議な事に日本のメディアはこれを一切問題にしないんですよね。
 
 パレスチナ人カワイソウと言われても、もう70年余り難民と言うのはいくら何でもオカシイし、そもそもパレスチナ人を食い物にしているのはハマスとUNRAWなのに、それを一切問題にしないんですよね。
 一体何なんのでしょうね?

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    苺畑カカシ2 months ago

    日本のメディアはパレスチナ支持という姿勢を隠しませんね。だからパレスチナは可哀そう、イスラエルがすべて悪いという論調を変えない。どれだけUNRWAとハマスの癒着が証明されても無視です。イカリチャンネルみたいなのがテレビであったらネットでニュース観ない人々の考えもかなり変わるとおもうんですが。

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