昨日の金曜日(6/17/23)、ロサンゼルスのドジャース球場において、サンフランシスコジャイアンツとの試合の前にプライド月間の一つの催しとして、地域でプライド活動に貢献した団体が受ける地域英雄賞の授賞式が行われた。受賞したのは Sisters of Perpetual Indulgence という反カトリックの団体だ。男がけばけばしい化粧をしてカトリックの尼僧をおちょくる恰好が自慢の奴らで、カトリック教会のビショップからも冒涜者として批判されているヘイトグループである。このグループは一旦はドジャースから招待をキャンセルされたのだが、LGBT活動家らの批判に屈してドジャースは再び彼等を招待しなおした。その模様をロサンゼルス地元のテレビ局が報道しているが、下の映像を見る限り球場内はほぼ空っぽであり、賞のアナウンスがあった途端にあちこちからブーイングの声が上がったのが聞こえる。
DODGER STADIUM-The “Sisters of Perpetual Indulgence” are recognized for Pride night to a mostly empty audience.
Two Dodgers fan nearby begin loudly booing after they’re announced: pic.twitter.com/OO6NT5RIc8
— Savanah Hernandez (@sav_says_) June 17, 2023
これに腹を立てたのが地元のカトリック教徒たちである。昨晩何千という教徒が球場の周りに集まり、お祈りの会と称する大規模な抗議デモを行った。球場内が空っぽななのとは対照的に外側は抗議をする人びとでごった返しになっている。
WATCH: Thousands of Catholics praying the rosary outside Dodger Stadium blocking the gate during the ‘Drag Nun’ ceremony pic.twitter.com/bQp6ALEeHi
— Jack Poso 🇺🇸 (@JackPosobiec) June 17, 2023
ラーム・エマニュエル大使みたいなのばかり見ていると、アメリカはよっぽどLGBT思想に染まっているのではないかと思われがちだが、意外にもロサンゼルスにはカトリック教徒が多いのである。それというのもLAにはラテン系の移民が多いからで、彼らは元スペイン領だったことの影響で未だにカトリック教徒が大半だからなのだ。
特にスポーツファンはこういう政治的なことに巻き込まれるのを嫌う。にもかかわらずいったいドジャースは何故こんなことに首を突っ込んだのであろうか?バドライトやターゲットの炎上から何も学んでいないようだ。