先週私が毎日聴いているデイリーワイヤー(Daily Wire)のポッドキャスター、マット・ウォルシのツイッター口座が乗っ取られた。本日マットは自分のポッドキャストで事の詳細を説明した。

事の起こりは先週の日曜日、彼が三人の子供たちと一緒に教会からの帰宅時、彼に声をかける人があった。ウォルシは地元では著名人なので、道で声を掛けられることは特に珍しいことではなかった。しかしこの男性は最初は友好的な会話をしていたにもかかわらず、途中からウォルシはヘイトを広めており、この教会は愛を広める場所なのでウォルシは歓迎できないと言った。ウォルシは子供の前でそのようなことを言うのは許せないと男に言ってその場を立ち去った。

心の中では怒り狂っていたが、子供たちの前で怒りを見せてはいけないと平気なふりをしようとしたが、車の中で息子が泣き始めた。「なんであの人はあんなひどいことを言うの?」ウォルシは「世の中には真実を受け入れられない人がいるんだよ」と息子に説明した。

そしてその晩、ウォルシは自分のツイッターにログインできないことに気付いた。自分のパスワードが効かないのである。これは口座(アカウント)を乗っ取られたなと思い、即デイリーワイヤーに連絡しようとしたところ、自分のスマホが使えなくなっていた。後になって分かったことだが、これはスィム略奪というもので、彼のスマホの情報がごっそりと赤の他人に乗っ取られたのである。

最近はスマホで何でもできる時代になったのは便利は便利だが、一旦その中に保管されている情報が抜かれると個人は丸裸にされてしまう。なぜならツイッターもグーグルもフェイスブックもアマゾンも何もかも提携しており繋がっている。スマホの名簿やスマホに記載していたメモなどから、個人の住所や納税の情報や家族構成などすべてが盗まれてしまうのだ。

それでなくともウォルシは去年公開された「女とは何ぞや」の映画の成功のため、トランスジェンダー活動家から目の仇にされている。すでにいくつも彼や彼の家族を狙った脅迫が起きており、ウォルシは四六時中自宅に警備員を付けているくらいだ。

トランスジェンダー活動家はソーシャルメディアを通じて文字通りマット・ウォルシ暗殺を扇動している。これはイスラム教祖によるファトワと全く同じである。

しかしウォルシへの攻撃はこれだけではない。ビッグテックもTRAと共謀してウォルシのユーチューブチャンネルを完全無収益にした。ウォルシほどの大物になると、ユーチューブの広告収益は月々10万ドルにも及ぶのだそうだ。(すっご!)ユーチューブはウォルシに女性自認男のディラン・モルベイニーらの代名詞を彼ではなく彼女にすること、トランスジェンダーの自認を尊重することなどを条件に収益を戻すと提案したが、ウォルシは「ノーサンクス」と言って断り、結局今後ユーチューブにおけるポッドキャストは辞める方針を明らかにした。

こう考えると、以前にスティーブン・クラウダ―がデイリーワイヤーとの契約で、ソーシャルメディアから収益を外されたり凍結された時にデイリーワイヤーが個人にペナルティーを付けるのは、結果的にDWもビッグテックの管轄下にあることになると批判していたのが正しかったという気がする。ウォルシはこのせいでDWからの収益も大幅に減らされることになるわけだから。

しかしデイリーワイヤーは考え直す必要があるだろう。保守派のポッドキャスターを多く抱えるDWは、キャスターたちがビッグテックから排除される可能性を知ったうえで彼等の言論の自由を守る必要がある。DWがビッグテックの言論弾圧に従うなら、DWも他のリベラルメディアとなんら変わらないことになってしまうからだ。今後もデイリーワイヤーはさらにビッグテックから標的にされるだろう。DWで働く誰も安全ではない。

ウォルシも指摘するようにTRAが彼をこれほどまでに攻撃するのは、彼がいかに効果的にTRAに打撃を与えているかという証拠だ。ウォルシが始めたと言ってもいい未成年への危険な性転換措置禁止運動は、非常な成功を収めており、今後もアメリカ全国に広がることだろう。そしてウォルシが地道に地方の教育委員会や市議会に出かけて行って演説してきたことにより、本当の意味での草の根運動が起きている。

アメリカにおけるトランスジェンダリズムは岐路を迎えているのだ。


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