イギリスの女性人権家ポージー・パーカー女史の「女にも言わせろ!」ニュージーランドツアーが、あまりにも暴力的なトランス活動家(TRA)の妨害にあって中止に追い込まれた。昨日野外スピーチのイベントに集まった女性達が暴力的なTRAに囲まれ、ポージーに中身不明の液体がかけられ、暴徒に囲まれもみくちゃにされながら、パーカーは数人の警察官によって救出された。

こちらガーディアンの記事。「騒然たる抗議の後、反トランス活動家ポージーパーカー、ニュージーランドツアーを終える」Anti-trans activist Posie Parker ends New Zealand tour after chaotic protests at event | New Zealand | The Guardian 強調はカカシ。

ポージー・パーカー(Posie Parker)として知られる反トランス活動家は、オークランドで予定されていた講演が混乱し、時には暴力的な抗議活動によって終了したため、今後のイベントをキャンセルし、ニュージーランドを離れたと報じられている。

ポージー・パーカーの名で知られるケリー=ジェイ・キーン=ミンシャルは、土曜日の午前中にオークランドで講演する予定だった。物議を醸した英国のジェンダー活動家は、数千人と推定されるトランス権利推進派の群衆に囲まれ、講演者の支持者を大幅に上回った。彼女は、ブーイングや罵声を浴びせられ、トマトジュースをかけられた後、発言する前にイベントを去った。

キーン=ミンシャルのニュージーランドでの講演は、到着前から大きな物議を醸していた。それ以前にオーストラリアで行われたイベントには、白人至上主義団体が参加・支援し、ナチスの敬礼を繰り返しながら街頭行進を行った

また、多くのLGBTQ+の権利団体が、彼女が公の秩序を脅かすという理由で、ニュージーランドの入国管理当局に彼女の入国を拒否するように働きかけていた。金曜日、ニュージーランドの高等裁判所は、キーン=ミンシュルの入国を許可した決定は合法であるとの判決を下した。

マイケル・ウッド移民相は金曜日の声明で次のように述べた: 「多くのニュージーランド人と同様、私もケリー=ジェイ・キーン=ミンシャルがニュージーランドに足を踏み入れないことを望んでいる。また、白人至上主義者を含む、最も卑劣な人々やグループと接触していることに懸念を抱いています。」

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読者諸氏もお気づきのように、この記事では何度となくパーカーのことを「反トランス」とか「白人至上主義」とか言っているが、彼女は反トランスでも白人至上主義でもない。オーストラリアでニオナチが登場したのも、彼女のイベントに招待されて参加したわけではなく、TRAが抗議のためにやってきたのと同じようにニオナチもこの場を使ってTRA攻撃をしようとやってきただけで、イベント主催側とは無関係である。ニオナチを惹きつけたのはパーカー達ではなくTRAの方なのだ。

ニュージーランドは移民相の発言でもわかるようにパーカー達のことを最初から快く思っていなかった。彼女が到着する数日前からメディアも彼女がいかに危険人物であるか、白人至上主義であるかを宣伝し、イベントでの暴力を煽っていたのである。そうしておいて彼女のイベントでは暴力沙汰が起きるから歓迎できないとかやるのは、左翼の常套手段だ。

アメリカでも保守派の講演者が大学キャンパスなどで講演をしようとすると、講演者を黙らせようと非常に暴力的な抗議者たちがあつまる。それで大学側は「あなたの講演には警備のお金がかかるのでお断りします」という口実で保守派講演者に話をさせないことが多々起きる。もし大学側が当初からどんな講演者に対しても抗議活動をやった学生はその場で一学期間の停学処分に処すくらいの強気な態度をとっていればこんなことは起こりようがない。だが大学側も保守派講演者に少なからぬ敵意をもっているため、わざと過激派学生たちを煽る行為を取るのである。

本来であれば、ニュージーランドのメディアはテレビ番組にパーカーを招待し、彼女のやっているツアーの主旨について色々質問し、白人至上主義団体に関しても彼女の口から説明させるべきなのだ。しかしNZのメディアがそれをしないのは、彼等も100%TRAの味方だからだ。

しかし、このようにパーカーを反トランス扱いすることはトランス活動家にとって良いことなのだろうか?

私は当初パーカーの「女にしゃべらせろ」ツアーには批判的な考えを持っていた。それは、こんなことをやってもトランス活動家の横暴に虐待されている女性の声を広めることには効果がないと思ったからだ。パーカーの集会に集まる女性達の数はせいぜい数百人。しかも公民館のような場所を借りずに野外広場などでの集会ばかりである。ちょっと有名なユーチューバーのオフ会のほうがよっぽども人が集まる。こんなことをやって何の役に立つのだろうか?

そして何故TRAはパーカーを無視しないのだろうか?彼女のユーチューブチャンネルには多くの視聴者がいるかもしれないが、こんな集会放っておいてもどうということはない。TRAが騒がなければ彼女がNZに来たことさえ話題にもならなかっただろう。それなのに何故千人ちかい数で集まって、女性達に暴力を振るわなければならないのだろうか?

考えてみれば、NZメディアも馬鹿である。パーカーを何か非常な危険人物かのように悪者扱いして、TRAの暴徒を焚きつけることにより、パーカーよりもTRAのほうが過激で乱暴な活動であることを証明してしまい、かえってTRAのイメージが悪くなるような気がする。TRAの狙いは誰も気が付かないうちに自分らの好き勝手な法律を通してしまうことにあるはずで、たかが一人のイギリス人女性が来たからと言って大騒ぎしてみてもまるで意味がないと思う。

もっともNZはすでに十分TRAの支配下にあるので、その権力を誇示するためにTRAに立ち向かう生意気な女たちはこうなるのだという見せしめをしているのかもしれない。


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