最近聞くようになった言葉に Rapid Onset Gender Dysphoria (ROGD)というのがある。突然急速に起きる性同一性障害という意味で、子供の頃はごくごく普通の子だったのに思春期を過ぎるあたりから突然自分の性に違和感を持ち始める症状のことをいう。多感な女の子の間で多い現象だ。

思春期を通り過ぎている少女は(少年もそうだが)非常に精神が不安定である。異性に対して憧れや嫉妬や性欲を感じ始めるのもこの頃。普通の女の子はそういう状態を経て色々悩みながらも普通の女性に育っていく。ところが中にはこの頃の精神状態をうまくコントロールできずに鬱になってしまう子もいる。

実は私も12~5歳の頃、ものすごいうつ状態になり中学ではかなりの登校拒否になっていた。だからこの年頃の少女たちが藁をもすがる思いで色々助けを求めようとする気持ちはよくわかる。問題なのは今のネット時代、インターネットに蔓延するトランスカルトの甘い罠にこういう弱い子たちが簡単に引き込まれてしまうことだ。

最近はDetransition(ディ・トランジション)といってトランス異性から自分の元の性に戻ろうとしている人の話をよく聞くようになったが、圧倒的に多いのは女性から男性になろうとし、女性に逆戻りした若い女性たちの話だ。彼女たちに共通しているのは、自分が何かに悩んでいる時にネットで色々とトランスジェンダーの話を観たり聞いたりしてだんだんと洗脳されていったということだ。しかも専門家であるはずのカウンセラーたちもカルトメンバーだから、彼女たちが相談に行っても「そんなことはないよ、あなたは普通の女の子よ。ネットを観るのはやめてスポーツや勉学に励めばそんな悩みも薄れるわよ。」などとは言ってくれない。

私が観たドキュメンタリーではトランス専門診療所では患者の妄想を否定してはいけないという規則があり、「私は異性かもしれない」と迷っている患者には、かえって異性であることを確認してあげるべきだと指導されているという。つまりトランス専門の診療所になど行ったら必ずトランスジェンダーと診断されてしまうということなのだ。今自分がTGなのではないかと迷っている人は絶対に診療所や「専門家」と話てはいけない。彼らはトランスカルトの宣教師たちなのだから。

悩める少女たちが受けるカウンセリングも、思い立ったら吉日、いつまでも待っていると性転換は不可能になるとか、なかなか異性としては通らなくなるとか脅かされて酷いのになると相談にいったその日のうちに男性ホルモンンを処方されたなんて例もある。逆戻りした19歳の女性は16歳の時にトランス治療を始めたが、もし18歳になるまで治療は出来ませんと言われていたら、多分ホルモン摂取など受けなかっただろうと語っている。

不幸なのは、こうやって2~3年ホルモン治療をしたりすると身体は元にもどらないということだ。男性が女性ホルモン摂取を長年続けても、摂取をやめさえすれば普通に男性的な身体に戻るが、女性の場合は変わった声や角ばった顔つきや禿た頭や髭はもとにはもどらないのだ。15~6歳でやたらなホルモンを摂取した少女たちは19歳や20歳という大事な時におかしな男女みたいな姿になってしまうのである。ここで後悔してももう遅い。

今、こうした女性たちの告白が多く聞かれるようになったのは良いことだ。どうか今自分は男だなどと妄想を持っている人は、専門家などというトランス専門の診療所は避けて、普通の精神科のお医者さんに行くか、ネットから遠ざかってスポーツや勉学に身を入れて、ゆっくり考えなおしてもらいたい。ことを急いで取り返しのつかないことになってからでは遅いのだから。


2 responses to トランスジェンダーという突然の波にのまれた少女たちROGDの現実を知ろう

苺畑カカシ9 months ago

https://twitter.com/HiroshiSukagawa/status/1685748930212966401
がっこうでの同調圧力で自分は男の子だと言い出した10代の少女。

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苺畑カカシ9 months ago

https://twitter.com/yousayblah/status/1686644748260364288
アメリカで子供たちがどのように虹色に洗脳されているのか。Blahさんの体験記も含む。

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