去年の暮れに始まったTSA(連邦運輸保安局)による、行き過ぎ審査によって、民間の警備会社に警備を依頼する空港がいくつか出てきたが、権力を独占したTSAが民間の警備会社に空港の警備を分担させるなんてことが長続きするわけないと思っていた。案の定、本日TSAのジョン・ピストル局長は現在民間会社を起用している16の空港以上に民間会社起用を拡大しないことを発表した。
ピストル局長は当初、民間警備会社とTSAの協力企画には中立な意見を持っているとしていたが、調査の結果、現在以上の拡大は不適当であると結論を出したんだそうだ。まったくしらじらしい。最初から競争相手の民間企業と協力する気など全くなかったくせに。
民間企業起用を推薦していたフロリダ州のジョン・ミカ下院議員は、こんなにうまく行っている企画を中止するとは信じられないとして、TSAの決断に落ち度がなかったかどうか捜査するつもりだと語っている。
お役所仕事と民間企業とではどちらが経済的で能率的かなどというのは誰もが知っていることだ。この決断にTSAの労働組合が絡んでいることは言うまでもない。
労働組合に言わせると、「国の警備をつかさどる仕事を一番安せり落とした企業に任せるのは危険だ。」ということだが、カカシに言わせれば、国家警備を仕事が出来なくても容易に解雇されな小役人に任せておくほうがよっぽども危険だと思うがね。


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