どうやらジョン・S・マケインの仲裁が実結んだようで、ホワイトハウス、上院では共和党も民主党も、下院では民主党及び当初反対していた共和党もなんとか金融安定化法案に同意することになったようだ。

アメリカ政府が金融危機の打開を目指して提案していた金融安定化法案は、金融機関などから不良資産を買い取る際に使う最大75兆円に上る公的資金のうち、半分は議会の承認を得ながら段階的に投入するなどとした修正を盛り込むことで政府と議会幹部が最終合意し、今週早々にも可決・成立することになりました。…..

合意では、金融機関などから不良資産を買い取る際に使う最大7000億ドル、日本円で75兆円に上る公的資金のうち、まず半分の3500億ドルの支出を認め、残りは段階的に議会の承認を得ながら投入するとした修正が盛り込まれました。

前回当ブログでも予測したように、ブッシュ大統領の提案に連邦政府による保証を加えるということで合意に達したようだ。共和党下院の主張により、連邦政府が証券を買い取るのではなく、連邦政府が証券を保証するという項目が加えられた。共和党下院はこれによって救済に使われる税金が少なくてすむと語っている。

▽対象となる金融機関の経営陣の報酬に一定の制限を加える▽資産の買い取りと引き替えに政府が金融機関などに対して新株の取得権を得る▽不良資産の買い取りが適正に行われるよう監視委員会を設ける、などとしています。

共和党下院議員たちの間からは今のところこれと言った発表はないが、もしも他の役者連中が共和下院をないがしろにするようなことがあれば、彼らも黙っていないだろう。
無論これで共和党がこの法案に全面的に応じるというわけではない。共和党内部でもまだ納得のいかない議員が何人もいるだろう。ニューヨークタイムスでは ミズーリ州代表のロイ・ブラント下院議員の態度について次のように報道している。

共和党の交渉の主役となり、この法案の支持に一番躊躇していたロイ・ブラントミズーリ代表は彼の党のメンバー達の投票を完全保証しないまでも、いくらか満足感を見せた。

共和党が合意した妥協案については、また次の機会に詳細を述べることとしよう。今夜はもう遅いのでこれにて。明日はワイキキからブログとなる。


2 responses to マケインお手柄、金融安定化法案ほぼ合意に達する

hatch11 years ago

自分で苺さんに金融安定化法案に反対なのは共和党下院なんでしょうと聞きましたが、どうやらそんなことはもうどうでもよくなりました。
朝日新聞からの引用です
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米下院、金融法案を否決 ダウ終値、最大の777ドル安
2008年9月30日5時28分
 【ワシントン=西崎香、ニューヨーク=丸石伸一】米議会下院は29日、金融危機対策でブッシュ政権が創設を求めていた不良資産の買い取り制度の法案を否決した。公的資金を最大7千億ドル(約75兆円)投入することへの反対が予想以上に強く、賛成205に対し、反対228で否決された。これを受けて同日のニューヨーク株式市場は暴落し、大企業で構成するダウ工業株平均の終値(速報値)は前週末比777ドル安と、過去最大の下げ幅を記録した。
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あーあ、です。溜池通信のかんべえさんも下記のように慨嘆されています。
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○とはいえ、市場にとっては悪夢到来です。遠回りは避けられないでしょう。いつもと同じことを痛感いたします。
「アメリカはみずからの失敗から学習する偉大なる能力を持っている」
「ただし他国の忠告を受け入れたり、他国の失敗に学ぶような賢明さは持ち合わせていない」
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まあ、他人の痛みを自分のモノとして感じるのは誰にとっても難しいものです。

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vbNullString11 years ago

また事実と違うこと書いてますね。マケインお手柄って・・・選挙活動を停止してその結果法案は一度否決されましたね。それも共和党の圧倒的な反対によって。マケインのリーダーシップははっきり言ってないでしょ。
二回目は採決されたけど、これによって経済がよくなるとは思えないね。ま、今日の株価見れば一目瞭然だけど。マケイン自身「私はあまり経済のことについては知りません」って公言してるしね。

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