ちょっと前にポートランド住まいの若い女性が、自分のSNSで、最近高校時代の友達と話しをしていて、夜ごとに渡る暴動を全く取り締まらない地元の民主党政治家にはいい加減嫌気がさした、自分はずっと民主党支持だったが今度の選挙では共和党に入れると友達とも話あったと言っているビデオを観た。

この女性だけでなく、当初はブラックライブスマター(BLM)の平和的なデモに参加したポートランド地元民ですらも、毎晩聞こえる騒音や催涙ガスのために、もう何週間も安眠できないと苦情を述べている。そして主に白人だらけのアンティファ暴徒たちに対しても、BLM運動は何か全く違うものに乗っ取られてしまったと嘆く。

BLM/ANTIFA連中が、道路を塞いだり、連邦政府のビルを破壊したりする行為は一般のアメリカ市民から全く支持を得ていない。左翼メディアがどれだけ「平和的なデモ」などと言ってみても、毎日のように騒音や催涙ガスで眠れないポートランドのひとたちにはむなしく聞こえる。

さて、最近ラスマスンの世論調査で、アメリカ人の大多数が黒人の方が誰よりも人種差別者だと考えていることが分かった。BLM運動家に言わせると黒人が人種差別者にはなりえない。なぜなら人種差別とは権力のある者のみが権力のない人間に及ぼせる力だからというもの。しかし大多数のアメリカ人はそう思っていない。

ラスマスンの電話とオンライン調査では75%のアメリカ人が誰でも人種差別者になりえると答え、一つのグループが他のグループを人種や血筋を理由に差別する行為は誰によっても人種差別だと考えていることがわかった。

この回答者の間で白人が一番人種差別者であると答えたのは18%、黒人と答えたのは25%、ラテン系が15%、東洋人は13%という結果がでた。つまり、黒人が一番人種差別者だと思っているアメリカ人が圧倒的に多いということになる。

また同じくラスマスンの調査において、「黒人の命が大事」というブラックライブスマターより、「すべての命が大事」とするオールライブスマターというスローガンのほうに同意すると考える人が二倍もいることがわかった。1000人の有権者を対象に「どちらのスローガンが自分の考えに近いか」という質問に対し、「黒人の命が大事」を選んだのはわずか30%だったが、「すべての命が大事」を選んだのは59%だった。

これだけBLM運動が盛んになっているのだから、アメリカ人のほとんどはBLM運動を支持しているのではないかと錯覚するが、実はそうでもないようだ。


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