昨日ツイッターで誰かが世界から送られてきた救援物資が倉庫ではなく野外で放置されているという話が上がって来た。

この話はユーチューブで中国に住んでる人も言っていた。どうして中国ってのはこうなってしまうのか。

独裁政権というのはトップが決断すれば人権云々無視でなんでも実行できるから効率がいいような気がする。武漢を一方的に閉鎖してしまったり、10日で病院を作ってしまったりと、民主主義国家では到底できないことをやってるじゃないかと思うかもしれない。だが実はこんなことをやってみてもウイルス蔓延を止めることなどできはしない。

だいたいからして何故コロナウイルスなんてものが蔓延するに至ったかを考えてみて欲しい。最初にウイルスが発見された時、地元の医学生たちの間で変なものが流行り始めてるぞという噂が立っていた。きちんと機能している社会ならば、この時点で地元の医者が保健所に連絡して原因不明の新型肺炎が流行りそうなので早急に患者を隔離し、発生場所と思われる市場を閉鎖し消毒しようとなるはずである。そして病気が広がらないように地元政府が市民に熱のある人は外出を控え、即保健所に連絡するようにとか、外出時はマスクをかけ帰宅したら手を洗うようになど注意事項を即座に流すべきだった。

だが実際には何が起きたのかと言えば、当局はウイルス患者の話をしていた医者や医学生8人を呼び出し、この話をこれ以上したら逮捕するぞと脅して口止めをした。典型的な「使者を討つ」姿勢で下の者が上の者に現場で起きている悪いニュースを報告することが出来ない仕組みになっているから、地元政府は中央政府にこの話が伝わるのを恐れたのである。

病気が他の市に広まって、外国にまで広がって、やっと中央政府は動き始めた。しかし彼らには流行病にどう対処するかといった対策など全くない。

武漢を閉鎖すると言っても、いったいどういうふうに閉鎖するのかという計画など全くないから、閉鎖発表をしてから8時間もなにもせずにいて何万と言う人が脱出してしまった。これだったら自主的に市外に出ないように促した方がよっぽどもよかったのではないか? そして一旦閉鎖したところで、食料や他の生活必需品をどうやって武漢に運ぶのかという計画など全く立ててない。だから物資が不足したり、せっかく外国から送ってもらった物資が紅十字の建物の外で積まれたまま放置されるなんてことになるのだ。

そして市民が「そんなことをやっていても意味がない」などと忠告したらどうなるか、そう、その通り。公安がやってきてお縄になる。こんなやり方で何かがうまくいったらそれこそ奇跡だ。

共産主義のような独裁政権ではなにもかもがスムーズに迅速に動くどころか、あちこちで役人が自分らの間違いを隠蔽したり、資金や物資を抜き取ったりするので、結局なにもうまくいかない。こういう非常時が起きると、いかに共産主義が機能しないかが明らかになる。


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