もう10年前になるが、アメリカで同性婚の有無が取りざたされていた頃に私は同性婚は文明社会を破壊するというその1その2のエントリーを書いた。しかし実際に同性婚が合法となったアメリカでは、私の想像を絶する勢いで世の中が変わりつつある。

実は前回も紹介した海外クリスチャン情報さんが、そのことについて素晴らしい解説をしてくれているのを見つけ、私がもやもやと感じていたことを文字にしてくれていると非常に感動してしまった。

よく、同性結婚推進派は「ベティとマリーが結婚したからって、あなたの生活がどう変わるというの?社会にどんな弊害があるというの?」という質問をする。同性婚が合法化されたからといってそれが我々個人に何の弊害もないのであれば、認めないのは単なるホモフォビアでしかないと言い理論だ。

私はそのことに関して私自身の生活には特に影響はないかもしれないが、結婚は特権であるから、その特権を取り除いてしまうと結婚そのものの意義が失われ、長い目で見た時に結婚する人が減ったり少子化が進む、といった長期的な話をした。

しかし、クリスチャンさんは同性婚を認めるということはそんな甘いものではないと断言する。これまで我々が異性愛を基盤として考えて来た種々のことが、この新法律によって根底から覆される、今まで常識と思ってきたことがすべて非常識となってしまうのだと警告する。

同性婚の法制化は、価値観の転倒という、それこそ天と地がひっくり返るほどの「おおごと」、大事件なのです。

我々は同性愛当事者も含めて、同性愛とは異常なものであるという常識をずっと持っていた。種々の宗教では同性愛は邪悪とみなされ、多くの国々で同性愛行為そのものが違法とされてきた。今もイスラム教圏では違法だ。日本には同性愛を悪とみる伝統はないが、それでも同性愛行為とは、ごく僅かな異常な人々がする行為と見て来た。だからこそテレビでオネエタレントが人気があるのであり、おカマバーやお鍋バーが流行り、BL漫画が婦女子の心をくすぐったりしてきたのである。

だが、同性婚を認めるということは、同性愛行為そのものが「普通」だと認めることになる。今までクイアー(変態)な行為と思っていたことを普通の日常的な現実として認めなければならないということだ。それは具体的にどういうことなのか、これは一風変わった人々が好きなように生きる権利を認めるなどという生易しいものではない。

学校における同性愛正常化教育

2003年に米国全土でいち早く同性婚を認めたマサチューセッツ州の話だ。

米国におけるゲイ活動への警鐘を鳴らす活動家であり、弁護士と神学者の二つの肩書きを持つScott Lively氏が著した “Redeeming the Rainbow” という書籍があります。(オンラインで無料。)同書には、マサチューセッツ州在住の Brian Camenker氏の体験談が収載されており、「同性婚が州裁判所により認定されてから、公立学校で一体どのようなことが起こったか」たかが生々しくまとめられています

同州では、州最高裁が州民の意志を無視して同性婚を合法と認めたとたん、教育委員会は積極的に同性愛正常化教育を義務教育においてするようになった。最初は高校に同性愛専門家なる人々が訪れ、生徒たちに同性愛を受け入れさせる講義を行った。それはさらに中学小学校にまで及んだ。その内容は単に同性愛者を差別してはいけないとか理解を示そうなどという生半跏なものではなく、ゲイやレズのセックスのやり方など詳細にわたって指導するというものだった。そしてこの「教育」の範囲はゲイやレズだけでなく、バイやトランスに関するものにまで広がっている。

また、伝統的なお姫様童話は異性愛だけを対象にした差別的なものとされ、「王様と王様」などといった男同士のおとぎ話なども子供たちに読んで聞かせるようになった。ディズニー映画でも同性愛キャラクターが出演するなど、これからもこうした傾向は強くなっていくだろうとクリスチャンさんはいう。

私自身も去年ニューヨークの図書館でけばけばに化粧をしたドラッグクィーン(女装男)が幼稚園児対象に同性愛童話を読むという、ドラッグクィーンストーリーアワーなる行事について読んだことがある。宗教的な理由で子供たちにそんなことを教えてほしくないという親たちの意見など完全無視である。

同性愛両親に育てられた二世代目の問題

ただでさえ離婚の多いアメリカで、同性婚カップルが養子を迎えたり、精子授与や代理受胎などで実子を設けたりした場合、次の世代の子供たちが大きく同性愛両親の影響を受けることは必定だ。私は同性愛結婚の合法化が進んだ頃、レズビアンカップルに育てられた成人した人々の話を幾つか紹介したことがあるが、彼・彼女たちの人生は非常に苦労の多いものだったと彼らは語っていた。同性婚カップルに育てられたこどもたちの悲痛なさけび)

同性愛カップルは普通の夫婦よりも決別が多く、長い間一緒に居るカップルは非常に少ない。以前に読んだ調査では両親の片方が同性愛者だった場合、子供たちの教育レベルが低かったり、精神病を病んでいたり、麻薬中毒にかかる割合が多かったりするというものがあった。

また、親が同性愛者である場合、子供にも同性愛を強制する親たちは多いだろう。最近話題になっている12歳の少年ドラッグクィーンE!などがいい例だ。

“E!”は、人々がジェンダーを見る目を変えられるよう活発に唱導しており、ジェンダーとは束縛的であって立ち向かうべき概念であると信じる。[大会が開かれる]オースティンへの旅費を工面するため、少年の家族は彼の写真をプリントしたシャツを製作。そこには「ジェンダーを忘れよう、と世界に告げよう!」と書かれている。少年は言う。「ジェンダーを忘れるってことは、男の子も女の子も自分の思うとおりに自分を表現するべきってことなんだ、皆から「君は女の子だからこうしなさい」とか「君は男の子だからここに来なさい」、とか言われないでね。」

LGBT活動家にとって同性婚の合法化は最終目的ではなく単なる布石だ。同性婚が合法化されれば次は子供たちへの洗脳、トランスジェンダーの女性空間への侵略など、どんどん社会は変態性に向かって激化していくのだ。

忘れてはならないのが、「同性婚推進活動」の原動力が、「反差別活動」であったということです。そうすると、同性婚法制化が成功した暁に、これらの活動が沈静化するかといえば、むしろ逆で、かえってますます激しくなるのです。具体的にいうと、同性婚をしたがっていたゲイ・レズビアンカップルだけでなく、全ての性的少数者への差別を撤廃しようと動いてきたのですから、その性的少数者には当然「トランスジェンダー」「トランスセクシャル」「ジェンダークエスチョニング」といったものも含まれるわけです。

同性婚の合法化は結婚の形が多様になるなどということだけでは収まらない。同性婚は社会を基盤を根本から覆し常識や道徳を完全破壊することにつながる。まさに

同性婚は文明社会を破壊するのである。


2 responses to 同性婚は文明社会を破壊する その3

名無しの日本人1 year ago

こんにちは。
同性婚についてアメリカの現状を興味深く読みました。

かつて日本で同性愛が問題視されなかったのは、同性愛者でも立場ある男性は異性と結婚し子孫を残していたことと、そもそも子孫を残す必要のない僧侶が主に同性愛の担い手だったことで、社会的に大きなダメージが無かったことが挙げられます。

私も現代の急速な同性婚の広がりを危惧していますが、もしかしたら人間が地球の人口過多に対し、無意識に防衛反応を起こしてるのでは、とも考えてしまいます。

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    苺畑カカシ1 year ago

    私は地球の人口過多というのは迷信だと思ってます。欧米社会では少子化が深刻な問題となっており、他の国々でも文明が進めば自然と人工は減ります。それでも少子化は人々が長生きすれば問題は解決できると思いますが。

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