この間私が登録しているKAZUYAさんのユーチューブチャンネルが一時凍結された。彼以外にも保守派ユーチューバーのチャンネルが多々凍結されたり削除されたりしているが、KAZUYAさんがそれについてやはり凍結された竹田恒泰(たけだつねやす)さんとそれについて話しているのを見た。竹田氏はユーチューブの内容について検閲しているのは日本人スタッフではなくてアメリカ勤務の日本語が多少わかる外国人スタッフによるものなのではないかという話をしていた。それで保守派ユーチューバーの動画について左翼や共産主義者が集中的に苦情を提出した場合、内容をきちんと把握できていない検閲スタッフがいい加減な判断で口座一時停止や凍結などをしているのではないかということだ。

そして本日、私はジョーダン・ピーターソン教授がスティーブン・クラウダーのチャンネルでこの件について語っていた。最近アメリカで極右翼運動家のアレックス・ジョーンズの口座がフェイスブック、ツイッター、ユーチューブ、グーグルから同時に一斉に凍結されるという出来事があった。ジョーンズは著名だったため色々と話題になったが、これまでにもマイロ・イヤナポリスなど保守派の口座があちこちで凍結されている。これについてジョーダン教授は、ユーチューブは検閲という多大なる課題に取り組んでしまった。莫大な量の中身をすべて検閲するとなると多大な検閲者が必要となる。AIやアルゴリズムで検閲していけば、多くの人々の口座が訳も分からずに凍結されてしまうだろう。そうなった場合、これらのSNSは今の形のままで続くとは考えにくい。

ユーチューブ及び、フェイスブックやツイッターが左よりなのは周知の事実。はっきり言ってこれまで保守派たちは、こうしたプラットフォームに甘え過ぎていた。これらが自分たちのためにサービスを提供してくれることが当たり前のようにふるまってきた。クラウダーも指摘しているが、これらの会社は民営企業であり、自分たちが掲載したくない投稿にサービス提供する義理はない。フェイスブックは偏向だとかユーチューブは不公平だとかいくら文句を言ってみても、彼らにはそうする権利があるのだ。

では我々保守派はどうしたらいいのか?

答えは簡単。保守派専門、もしくは偏向のない自分らのプラットフォームを作ることだ。フェイスブックにしろユーチューブにしろ、誰かが資金を出し技術を投入して作り上げたサービスだ。それにいつまでも便乗できると思うことが甘いのだ。もうすでに保守派の間ではインターネットのバンドウィズを買って、登録料を取ってビデオを提供している人たちが結構いる。先のクラウダーなどもその一人。左派のすべてのプラットフォームから締め出されてから解決法を考えるのではなく、そうなる前に自分らのプラットフォームを自分らで作っていくしかない。

たしかにユーチューブは市場を独占しているかに見えるが、ユーチューブが人気が出たのはせいぜい過去10年くらいのことだ。保守派も地道に自分らのプラットフォームを作っていく。それが大事なのだ。


4 responses to SNSプラットフォームのBAN祭りがもたらすもの

ミカン6 years ago

初めてコメントさせて頂きます。マイロヤノプルス関連など日本にいるとなかなか伝わることのない情報を届けてくださって勉強になります。アメリカも一枚岩ではないという当たり前のはずの認識が日本人は知らぬ間に歪められていますよね。

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    苺畑カカシ6 years ago

    ミカンさん、コメントありがとうございます。最近はネットで色々な情報が手に入るので、外国に行かなくても色々しることができて便利ですよね。もっとも情報過多だとどれが正しいのか見極めるのも難しいですが。これからもよろしく。

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よもぎねこ6 years ago

 難しい問題ですね。 you tubeやfacebookが大きな発信力を持つのは、大量の動画が集まっているからです。
 そして極右から極左まで全ての動画が見られるという事で、人が集まるのです。 
 しかし保守派だけが集まるプラットホームだと、保守派しか見ないので、保守以外の人達に意見を発信できません。 そうなると発信の意味が半減します。
 これをクリアするとなると、you tubeのように商業ベースで、全ての動画を受け入れたうえで、特定勢力によるBANはさせないというサイトを作る事を考えなければなりません。 
これは結構大変です。

むしろ保守派が結束して、こうした動画削除のような行為に抗議する組織を作るべきかもしれません。 

 向こうもビジネスですから、動画を削除したら損をする状況になれば、削除はやめます。

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    苺畑カカシ6 years ago

    「向こうもビジネスですから、動画を削除したら損をする状況になれば、削除はやめます。」

    全くおっしゃる通りです。保守派が自分らの発信力を守りたいなら、自分らの思想と共にリベラル派や後退派左翼の意見も許容するプラットフォームを作り、自由競争によって左翼メディアから視聴者を奪うのが得策。保守派は意見の内容によって厳しい検閲をしないとなれば、そっちに人が集まるようになり、左翼側のメディアも方針を改めざる負えなくなりますものね。でも左翼が独占権を握ってる間はそれは難しいでしょう。CNNやMSNBCといったケーブルテレビはその左翼思想のために視聴者が激減し、比較的中庸なフォックスに視聴率では常に負けていますが、まだその理由が自分らの偏向にあるということに気づいていませんからね。

    イギリスの俳優にローウェン・アトキンソンという人がいますが、彼がヘイトスピーチを止めさせるのは、より少ない言論ではなく、より多い言論だと言ってました。つまり色々な意見を聞いているうちに、どれが正しくて、どれが間違った意見かが、自然に理解できるようになるということ。そうすれば誰も聞きたくないヘイトスピーチは自然と廃れるということです。

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