「トランプ大統領、証拠もないのにスエーデンの移民政策を批判」とは、この間のトランプ大統領によるヨーロッパ全土で起きている大量な移民受け入れでおきている様々な問題についての発言で、スエーデンの例が出されたことに対するニューヨークタイムスの批判記事。
背景をご存知ない方のために先ずはNHKのニュースから拾ってみよう。

トランプ大統領の“スウェーデンでテロ”発言が波紋

2月20日 11時42分
アメリカのトランプ大統領は、演説の中で、スウェーデンで最近、テロ事件が起きたかのように受け止められる発言をしましたが、スウェーデン側はそのような事実はないと困惑してアメリカ政府に説明を求め、波紋を呼んでいます。
トランプ大統領は今月18日に南部フロリダ州で演説を行った際、「われわれは国の安全を確保しなければならない」と述べ、安全対策の必要性を訴えました。
そして「あなたたちはスウェーデンで昨夜、起きていることも見ているはずだ。彼らは思いもしなかったような問題を抱えている」と強調したうえで、過去にテロ事件が起きたベルギーやフランスの都市を列挙したため、スウェーデンで最近、テロ事件が起きたかのように受け止められました。
しかしスウェーデン側はそのような事実はないと困惑し、ワシントンにあるスウェーデン大使館は「トランプ大統領が何を指して言ったのかはっきりしない。アメリカ政府に説明を求めた」とツイッターでコメントしました。
これに対し、トランプ大統領は19日、「私の発言はFOXテレビで放送された移民とスウェーデンに関する話に基づいている」と説明しましたが、選挙中、事実に基づかない発言が多かったとされているだけに再び波紋を呼んでいます

「事実に基づかない発言が多かったとされている」なんて主観を入れておいて、これがニュース記事といえるのか?「事実に基づかない発言」ってのはアメリカ主流メディアの意見であって、それこを事実に基づかないニュースではないか。
ま、それはともかくだ、トランプ大統領が「昨夜」といったのは、「昨夜見たテレビ放送でも報道されているように」という意味で、「スエーデンで昨夜テロが起きた」という意味ではない。スエーデンの状況に詳しくない人のためにも、トランプ大統領はもう少し言葉を選ぶべきだったかもしれないが、文脈から言ってドイツやフランスやベルギーで起きている大量移民による社会問題について述べている以上、スエーデンの例もその一連のことだというのは誰がきいてもわかるはず。それをわざとわからない振りをして「スエーデンって、何のこと?テロなんて起きてないよ」といえる主流メディアの偏向放送には今更ながら呆れる。
拙ブログをご愛読の皆様はトランプ大統領が何を言わんとしているのか明確に理解できることだろう。だが、その話をする前に先の見出しにあったニューヨークタイムスの記事から読んでみよう。
先ずNYTは先週土曜日の演説で近年何十万人という難民を受け入れたスエーデンでテロ攻撃があったかのような発言をしたとする。翌日になってホワイトハウスの報道官は大統領は犯罪の急増など一般的な社会問題について話していたのであり、特定の事件について話したのではないと説明した。
これに関してアメリカ及びスエーデン両国の高官から批判の声があがった。スエーデンの首相はトランプの発言に驚いたとしスエーデンは経済面や人道的な面でも世界で高い順位に入るとし、無論わが国にも色々問題はあるが、何の証拠もなしに変な噂は広めないで欲しいといった内容で抗議した。
NYTはさらにスエーデン犯罪統計資料がトランプの発言を裏付けていないと主張。スエーデンが先月発表した犯罪統計によると移民の数がこれまでにも増して急激に増えた2015年からスエーデンにおける犯罪数は特に増えていないとしている。そして犯罪率が増えているというのは右翼メディアによるデマカセだと言い張る。また一般にスエーデンの犯罪数はアメリカのそれに比べればずっと低いとも書いている。
スエーデンでは犯罪者の出身地や人種や顔写真を公開することが違法なのだ。犯罪統計に犯罪者の出身地を記述することも、もう十年以上も前から止めてしまったのだ。これでどうやって移民による犯罪が増えているかどうかなどスエーデンの犯罪統計調査で解ると言うのだ?移民による犯罪の事実を必死に隠しているスエーデンの調査結果など持ち出しても全く意味がないではないか?現場の事情を赤裸々にフェイスブックにつづった警察官がヘイトクライムの調査対象になるような国で、どうやって明確な資料を得ることが出来るというのだ?
ご冗談でしょ!
NYTはまた、スエーデンの外務省Pernilla Stalhammar報道官が「スエーデンにノーゴーゾーン(移民による治安が悪すぎて警察も立ち入れない区域)など存在しないと言っているのを本気で記述しているのだ。
あほかああああああああ~!
誰がそんな嘘を信じる?過去20年間頭を砂の中に突っ込んでたのか?いい加減にしろ!人を馬鹿にするのもほどがある。実際には救急車運転手労働組合長ですらノーゴーゾーンは現実問題だと語っているのだ
ジャーナリストがスエーデンのノーゴーゾーンで取材中に襲われることは珍しくない。
オーストラリアの取材班が襲われた事件は記憶に新しいが、最近でもスエーデンのノーゴーゾーンについてドキュメンタリー映画を作製中のアミ・ホロウィッツというアメリカのリポーターが殴られた。
ところで、トランプが「昨夜」といった19日の晩、実はスエーデンでは大規模な移民による暴動が始まっていた。その暴動を取材中のスエーデンのカメラマンが撮影中に教われた。
ところで、スエーデンでテロが起きているかどうかということに関してカカシはフェイスブックで「ともだち」とこんな会話を交わした。相手は「スエーデンでは移民による問題が起きていることは確かだが、テロは起きていない」と言ったことに対し、カカシが「警察への暴力や、暴動や、大量な悪質強姦がテロではないというなら、確かにそうかもしれない」と答えた。
テロとは人々を恐怖におののかせ相手を屈服させる行為だ。凶悪犯罪や暴動や強姦は人々を恐怖におののかせる行為である。これがテロでなくて何なのだ?
これでもスエーデンでテロが起きていないといえる神経。私には全く解らないね。
アップデート:ナスタチウムさんが、スエーデンの治安の悪さはトランプ大統領の言うとおりだという記事を書いてくれている。

「トランプ大統領のスウェーデンへの言及は正しい」と現地の警官や、スウェーデン第2の政党の政治家が言っています。
大統領の発言の2日後(月曜に)にもストックホルム郊外Rinkebyで警官が襲われています。これは氷山の一角だと言います。
ここは10人中9人の住民が移民です。街は犯罪集団が支配していて、毎晩車が燃やされます。若者は堂々と駅の入り口でヘロインや薬物取引をしています。盗品が広場で売られています。
救急通報があっても防弾車の警察の護衛が来るまで出動しません、危険すぎて出来ないのです。ある靴屋は店先でたむろしている集団がふらりと店に入ってきては高価な靴を勝手に履いて出ていくと言っていますが、警察には届けません。言えば店に火を付けられるからです。
何が怖いかというと、犯罪が当たり前の集団が国内に住み着くことなのです。
ナンミンウォッチさまが「9人のイラク人難民申請者家族の価値観」という記事を書かれていますが、加害者9人が親族で、被害者を自宅に連れ込むことに加害者側の女性親族が協力していることが、私たちの価値観と根本的に相容れないところです。
非イスラム教徒の女性は集団レイプされてもいい存在だと、イスラム教徒の女性が思い男性親族に協力しているのです。
移民が集住すると、犯罪者が街を支配し警察が無力になる。 いい教訓です。


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