先日2016年2月25日、保守派政治評論家でトークラジオのホストのベン・シャピーロ(32歳)がカリフォルニア州ロサンゼルス大学(California State University in Los Angeles、CSULA)にて演説をした際、シャピーロの意見に反感を持つ暴力的な集団に妨害され暴動寸前の状態になるという事件が起きた。保守派の演説者が大学で講義を行なう場合、左翼の過激派が妨害するというのは何も今にはじまったことではない。拙ブログでもそうした事件を何件か取り上げてきたが、2007年のデイビッド・ホロウィッツの件などが典型である。(カナダでの例はこちら
シャピーロはまだ32才という若さだが、もっと若い頃から色々な大学で講義を行なってきた。だが今回のような目にあったのは初めてだと語る。シャピーロは神童で確か15歳くらいで大学を卒業してハーバード法律大学を主席で卒業するという天才。しかし、さすがに若いだけあって、保守派演説者の演説が暴力的に阻止されてきたことを肌で感じたことがなかったのだろう。また他人の話を聞くことと自分の身に起きることは別である。
さて、ことの起こりは数週間前、ベン・シャピーロはCSULAのYoung America’s Foundationという保守派生徒会から講義の依頼を受けた。シャピーロは全国の大学を回って演説を行なっているが、その皮切りがシャピーロの地元であるロサンゼルスの大学となったわけである。
ところが、CSULAにシャピーロが来ると解ったことに対する反応はものすごく暴力的なものであった。同大学のロバート・ウエイド教授は主催者の生徒をぶっとばしてやると脅迫。ブラックライフスマターという黒人運動の活動家であるメリナ・アブドラ教授はフェイスブックで苦情を発表。教養ある大学教授とは思えないような下品な黒人言葉を使って「これは問題だよ、あんたらどうするつもりなんだい」と暴力を扇動した。それに答えて、これもひどく下品で無教養な黒人言葉の綴りで、まるでやくざのチンピラが姉御から命令を受けたかのように、「自分と手下たちがあの綺麗な顔を見られないようにしてやる」「自分たちが済ました後にはしゃべることなんかできなくなる。」というような返答が続き、他のCSULAの生徒たちはこのイベントは生徒たちの命に関わる、そして精神的な健康を害するものだと書いた。
講義が予定されていた数日前、同大学のウィリアム・コビノ校長はYAF生徒たちに講義は中止したと通告。校長の言い分は、よくよく吟味した結果、ベン・シャピーロの講義はシャピーロとは異なるさまざまな意見の講義者たちを加えたグループ討論会の形で行なうためしばらく延期するというものだった。
保守派の言論を「多様性」とか「言論の自由」という名の元に弾圧するのは左翼の常套手段である。校長のこの発表はYAF生徒たちに警備費用を払わせようとして失敗した直後の出来事であった。CSULAは公立大学なので、学校側に警備の責任がある。また講義者の見解を理由に差別することは憲法で禁じられている。
しかしいったいシャピーロの演説の何がそんなに気に入らないのか。なぜ左翼たちな彼の言論をそこまで弾圧しようとするのか。シャピーロの演説の題名は「多様性が問題になる時」というもの。左翼や黒人運動家はシャピーロの演説は人種差別だと主張するが、実は演説の主旨は黒人市民運動の父、マーティン・ルーサー・キングが主張した「人々は肌の色で判断されるのではなく、その人格によって判断されるべき」というものなのである。ブラックライブスマター運動は「人間はすべて肌の色によってだけ判断されるべき」という正反対の思想であり、黒人を特別扱いしないのは人種差別だという歪曲した思想なのである。また、シャピーロが敬虔なユダヤ教徒であるということも忘れてはならない。アメリカの黒人の多くがイスラム教に感化されている。先に述べた教授の「アブドラ」という苗字も本名ではなく、イスラム教に改宗した時にもらった改宗名であること間違いない。黒人間の嫌ユダヤ教は普通。
さて、講演が無期延期となったことに対し、シャピーロとYAFは即座に校長には講義を中止する権限がないとして、イベントは決行すると発表した。シャピーロは自分の出演しているラジオ番組やフォックスニュースなどの全国ネットのメディア番組でその旨をはっきり発表したため、このニュースは国中に知れ渡ってしまった。カカシも朝通勤中の番組でシャピーロがいきり立って「邪魔するならすればいい、だが私は怯まない!」と言っているのを聴いた。
シャピーロ側は学校を無理やり訪問すれば不法侵入で逮捕される可能性もあることも覚悟したそうだが、開演1時間半前という土壇場になって学校側は講義中止を取りやめた。多分大学側も弁護士と相談して講義中止が訴訟につながる可能性を恐れたからだろう。
その後の模様はYAFのライブストリームやシャピーロのツイッターなどで刻時々報道された。講義の始まる二時間くらいまえから講義者の暴徒が会場前に現れ、会場の出入り口を塞いで講義をききに来た人々が中に入るのを妨害した。大学の警備員や警察は大学側から講義者の運動を邪魔しないようにいわれていたらしく、妨害者たちは好き勝手に妨害を続けた。しかし参加者たちも黙ってはいない。妨害者たちと押し合いへし合いをしながら何人かは会場に入ることができた。
シャピーロ側は元イスラエル軍人だったボディーガードを連れて登場。大学警察は参加者たちを会場の裏口に誘導して数人づつこっそりと会場へ入場させた。ストリームビデオでシャピーロが演説中に参加者がちょろちょろと入ってくるのが見られた。
会場の外には何百人という暴力的な妨害者が集まり、その騒ぎは暴動寸前というかなり厳しい状況へと発展。リポーターや参加者が妨害者たちに殴る蹴るの暴力をうけ、病院に運ばれる人まで出た。
なんとかかんとかやっとシャピーロの演説は始まったが、途中何者かが火災警報機を鳴らした。授業中に誰かがこんなことをしたら、生徒はすに退学になるはずだ。しかし保守派の講義を邪魔したこの生徒たちは何の罰も受けないのだろうとシャピーロは講義のなかで語った。
それでもシャピーロは話し続け、一時間ほどの演説のあと質疑応答があって講義は終わった。シャピーロによるとライブストリームは6万人の視聴者があり、その後数時間にわたってさらに20万人の人々が見たという。講演を妨害などしなければせいぜい百人程度の観客で済んだものを、大げさに反対などするから観客が26万人に膨れ上がってしまった。まったく皮肉なものである。
講演終了後、シャピーロと生徒たちは外の抗議者たちに立ち向かって何か言おうかと相談しあったが、シャピーロのボディガードが外は完全に暴動寸前。ちょっとでも何かが起きたら手の付けられない状況になる可能性があるとして、シャピーロはそそくさと警官数人に守られて脱出したそうだ。
これが自由の国アメリカの大学で起きた現実である。
シャピーロはこれに懲りず、全国の大学を巡る講演ツアーを決行すると発表。
「もろい雪片たちよ、我々は自由と共にやってくる」
と宣言している。
ところでこれには後日談がある
講演を妨害された主催者のYAFは、この暴力沙汰はコビノ校長に責任があるとして、法律的な処置を検討中だと発表した。
また、反対に抗議に参加した生徒たちのなかには、コビノ校長が自分たちをシャピーロ支持派たちに立ち向かわせておいて十分な援護をしてくれなかったとしてコビノ校長の部屋の前で座り込みを行ない、校長の辞任を要求している。自分らの違法行為を好き勝手にやらせてもらっておいてまだ足りないというのだ。我侭な子供の言いなりになればなるほど、子供はわがままになっていく。これで校長が首になったら自業自得である。


1 response to 言論の自由が弾圧されるファシスト大学キャンパス

In the Strawberry Field3 years ago

言論の自由が脅かされる大学キャンパス、保守派演説者への妨害をキャンパス警察は完全無視

2月にカリフォルニア州のロサンゼルス大学で、保守派講演家ベン・シャピーロの演説が左翼過激派によって暴力的な妨害にあったという話をしたが、今度はイギリス人保守派政治評論家のミロ・イヤナポリスのドゥ・ポール大学における演説がブラックライブスマターという過激派左翼運動家らによって暴力的に妨害され、運動家の黒人男女が壇上に上がりマイクを乗っ取って意味もなく笛を吹くという態度にでた。主催者側の生徒がキャンパス警察を呼んだが、現れた警察官たちは何もせずに妨害者は好き勝手にやりたい放題をした。ミロはこの講演にあた…

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