以前に私は去年始まったヨーロッパへの大量移民流入は逆な意味で良いことなのではないかと思ったことがある。水面下での移民政策で叙々に移民の数が増えた場合、一般人はモスレム移民の脅威についてなかなか実感が沸かないが、一挙に自分の近所に何百何千というモスレム移民が押しかければ、自分らの私生活に直接悪影響を及ぼすこととなり、一般市民にもモスレム移民の脅威が実感できるからである。そうなれば、反移民運動をしている市民団体のことをやたらに「イスラモフォビア」などといって無視することが出来なくなり、政府もなんらかの対策をとらざる負えなくなると思ったからである。
大晦日のケルンでの事件をきっかけに、これまで沈黙を破っていた他のヨーロッパ諸国のメディアも、実は自国でもこういうことが起きているというモスレム移民による暴挙を報道し始めるた。となると突如として極端な移民対策を提案する国も出てきた。
先ず今話題になっているのがデンマーク政府が移民の現金や貴重品を没収しようという提案をしたこと。ヨーロッパっていうのはやることが極端なんだよね。一部の移民が悪さをしてるからって移民全体から現金・貴重品の没収というのはやりすぎだろう。難民センターに居住するための必要経費を手数料として取るというのであれば理解できるが、とにかく持参しているものを奪ってしまうとなると沢山持ってる人間ほど損をすることになり非常に不公平である。やはり社会主義の国は考えることが社会主義だな。
ただし、移民たちから携帯電話を没収するというのはいい考えだと思う。奴らは携帯を使って犯罪を企てることが多いから。
ところで、欧州と同じくモスレム移民に悩まされているオーストラリアは、今回のシリア難民流入では手早く適切な処置を取った。
オーストラリアでは2008年、労働党のケビン・ラッド首相が難民受け入れの拡大政策を取ってからと言うもの難民の数が急増した。それと伴って豪州におけるモスレム移民の凶悪犯罪も増え豪州市民の不満が爆発、労働党は2013年の選挙で惨敗した。保守派のトニー・アボットが首相になってから、政府は難民受け入れの極端な制限をはじめ、許可なく小船で到着する難民の受け入れを一切拒否する政策をとった。違法に豪州付近に現れた小船はすぐさま拿捕され船は発着地へ送り返されるか近隣のパプアニューギニー島の取り調べ施設に送られた。豪州政府はソーシャルメディアを使い多々の言語で「ビサなしでオーストラリアへ船で来てもオーストラリアを自宅にすることはできない」と呼びかけた。以後オーストラリアへの移民はほぼ消滅した。
オーストラリアは海に囲まれているため、海洋警備は非常に難しく高くつく。だが、大量なモスレム移民を受け入れる経費や社会問題を考えたら安いもんである。守る海域がヨーロッパのそれよりずっと広いオーストラリアでの成功は、ヨーロッパにとって非常な教訓となるはずだ。
すでにヨーロッパ諸国で右傾の政党の支持率が上がっているという話はこの前もした。日本のJPプレスはこれが危険な状況だと懸念しているが以前にも書いたとおり、ヨーロッパの「右翼」なんてのは私から言わせらたら社会主義のちょっと右向き程度のもので、おおよそアメリカでいう右翼保守なんぞとは比べ物にならない。

欧州で躍進している極右政党

下記は欧州の昨今の動向をまとめたものである。これまで、移民などに比較的寛容だった国でも極右勢力が台頭しており、今後、欧州全体の右傾化につながる可能性が高いことが懸念されている。

【欧州議会】
 2014年5月に実施された欧州議会選挙(751議席:加盟国別に議席数配分)で、反移民などを標榜する極右政党が大幅に躍進した。
・フランス:国民戦線(FN)23議席(74議席中:得票率24.95%)(第1党)
・オランダ:自由党(PVV)4議席(第3党)
・デンマーク:国民党(DF)4議席(第1党)
・ギリシャ:黄金の夜明け(Golden Dawn)6議席(第1党)
・オーストリア:自由党(FPO)4議席(第2党)
・フィンランド:真のフィンランド人(PS)2議席(第3党)
・ハンガリー:ヨッビク(Jobbik)3議席(第2党)


右傾化が見られるその他のヨーロッパ諸国:
【ポーランド】
・2015年10月25日に実施された上下両院の選挙で、反移民などを標榜する「法と秩序」(PiS)が37.6%の得票率で、上下両院共に単独過半数の議席を獲得し、政権交代が確実視されている。
【スイス】
・2015年10月19日に実施された連邦議会選挙で、反移民などを標榜する「スイス国民党」(SVP)が29.4%の得票率で65議席を獲得し、第1党に躍進した。
【デンマーク】
・2015年6月18日に実施された総選挙で、反移民などを標榜する「デンマーク国民党」(DPP)が得票率21.1%で37議席を獲得し、第2党に躍進した。
【オーストリア】
・2013年9月28日に実施された総選挙で、反移民などを標榜する「オーストリア自由党」(FPO)が得票率20.5%で40議席を獲得し、第3党に躍進した。また、2015年10月11日に実施されたウィーン市議会議員選挙においてもFPOが得票率32.2%と大躍進した。
【ハンガリー】
・2014年4月6日に実施された総選挙で、反移民・反ユダヤなどを標榜する「ヨッビク」(Jobbik)が得票率20.2%で23議席を獲得し、第3党に躍進した。
【フランス】
・2015年12月6日に実施された地方議会選挙第1回投票において、欧州における極右政党の草分け的存在である「国民戦線」(FN)は得票率27.7%で政党別で最大の得票率を獲得した。12月13日に実施された第2回投票においては、3番目の得票率となったが、いずれにしても、地方議会選挙では過去最大の得票を得た。


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