カカシ注:塩梅(あんばい):物事のぐあい・ようす。
というわけで、オバマ対ロムニーの大統領選はどういう具合になってるのかという話をしよう。プロの世論調査専門家のマイケル・ボローンはロムニー楽勝と予測している。
読者諸君はご存知の通り、アメリカの大統領選挙は直接選挙ではない。国民は各州においてどちらかの候補に票を入れる投票人を選ぶのである。各州でその投票人の数(エレクトレート)が指定されているので、国民の何人がどちらの候補に投票したかではなく、全国でどちらの候補にどれだけの投票人の数が集まったかで結果が決まる。
カリフォルニアの場合、圧倒的多数でオバマが選ばれるはずなので、カリフォルニアの投票は全部オバマに行く。テキサスのようにロムニー勝利間違いない州はすべてロムニー行き。であるから、どちらが優勢かがはっきりしている州はあまり問題にならないし、選挙運動も活発にはされない。
戦場(バトルグラウンド)となる州は、選挙によって共和になったり民主になったりするスイングステートと呼ばれるどっちつかずの州。こういう州ではどちらの候補も選挙運動に余念がない。支持率に関してはミスター苺もプロ並みの分析を参照してみると、、、
スイングと言われていたフロリダ、ノースカロライナ、そしてバージニアはどうやらロムニーに行きそうだ。すでにロムニー寄りと言われる州が確実だとすれば、合計248票がロムニーに行く事になる。
先ずはオハイオ州の18票。ロムニーがオハイオを取れれば、すでに266票。最低必要な270票にほぼ手が届く状態。どっちつかずの他の州のひとつでもロムニーが取ればオバマは負ける。オバマがオハイオを取れなければ、他のどの州も負けられないのだ。
ではオハイオの世論調査はどうなっているのかというと、リアルクリアポリティクスの平均でオバマが2.1%優勢。だがこの程度は誤差の範囲。この平均には民主党世論調査 (PPP)の43対35の民主優勢が含まれているが、この調査では調査対象の民主支持者が共和支持者より8%も多く、女性が男性より8%多い。それを考慮にいれて調整すると、オバマの優勢はたったの1.9%でこれも誤差の範囲。
平均に含まれるラスマスン、シンシナティインクワイアー/オハイオニュース、など他の6の世論調査では、それぞれオバマの優勢率は誤差の範囲以下である。
となると確実にオバマ優勢としているのは、CNN/オピニオンリサーチの+4%とタイムマガジンの+5%。ただし、これは民主党の投票者数が共和党を上回るという想定のもとにされている。
マイケル・ボローンによると、これらの世論調査は2008年の投票率を基盤にしているが、今年は民主より共和登録者の方が選挙に積極的であり、民主登録者が前回のような数で投票するかどうか疑わしいという。といったことを考慮に入れるとオハイオは今のところ引き分けである。
10月3日にはじまった三回にわたるオバマ対ロムニーの討論会で、主流メディアは最初のロムニー圧勝以外は、二回ともオバマが得点勝ちしたと報道していたが、なぜかオハイオ州では討論会の度にロムニー支持が上がっている。討論会前までオバマが+7で優勢だったのが、今や+1.9%。明らかにロムニーのほうに勢いがついている。
次はウィスコンシン州。こちらも競り合いだ。ということはどちらの登録者が多く投票場にでかけていくかで結果は決まる。どちらの支持者のほうが奮起しているかは計りようがないが、2008年のオバマ支持者の熱狂度が今年も同じようにあるとは誰も思っていないはず。
この間のスコット・ウォーカー知事及び共和党議員全体の弾劾選挙では、共和党が圧勝。ウィスコンシン州はよもや民主党寄りとは言えない。同州でも討論前と後ではオバマ支持が+11.5から現在の+2。5まで落ちている。
最後にアイオア州。ラスマスンの同点からウィアスクアメリカのオバマ+3、グラヴィスのオバマ+4、PPPはロムニー+1。いちばん変なのはマリストのオバマ+8。平均するとオバマ+2.3。最高と最低を切り捨てて調整するとその差はオバマ+1.8。
大抵の場合、選挙前の世論調査は結果に比べると民主党優勢と出るのが普通。それでもこの程度の差しかないというのは、実際にはオバマはかなりの危機に陥っているといえる。本来なら選挙を数日後に控えた今の段階で、現役大統領は+7も+8も優勢でなければならないはず。
この調子だと、ロムニーがよっぽどの失態を犯さない限り、この選挙はロムニーが十分に勝てる状況にあるといえる。
カリフォルニア州民の私には投票では何の影響力もないが、応援だけは声高に言わせてもらおう。
頑張れロムニー!頑張れ共和党上下議員候補たちよ!
ふれ〜ふれ〜共和党!!!


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