左翼コーヒーパーティー発足人はオバマ選挙運動員だった!

先日紹介したコーヒーパーティの発足者についての記事を見つけた。
彼女の名はアナベラ・パーク。ビデオを見てその話し方を見る限り、あまりにもナイーブで無知な印象を受けたので、典型的な大学生リベラルかなと思ったのだが、なんと彼女41歳。だったらカカシと同年代じゃない。それであんなことを言ってるとなると、ただのド素人のナイーブな若者とは違って、かなりの悪度さを感じるな。

ティーパーティー運動は新たな保守勢力として米国政治の中で存在感が高まっているが、ドキュメンタリー映画制作者のアナベル・パークさん(41)はこの運動に対するメディアの過剰反応に苛立ち、新たな運動の提唱を思い立ったという。

メディアの過剰反応?ご冗談でしょう。一年前にティーパーティ運動が全国各地で勃発的に始まった頃、メディアはこぞって無視していた。去年の4月15日の納税締め切り日にあちこちの市役所で一カ所三百人程度の集まりが起きた時のアメリカメディアの無反応といったら、こちとら参加者はリベラルメディアの予想通りの行為であったとはいえ、かなり苛立ったことはこのブログでも書いて来た。
最近になってメディアがやっと重い腰をあげてティーパーティを取り上げるようになったのも、ティーパーティの活動があまりにも活発になって来たため、リベラルメディアも無視できなくなったからだ。それでもMSNBCやCNNのニュースキャスターたちは、ティーパーティ参加者をティーバッガーなどと侮辱的な呼び方をして、真剣に取り扱っていない。
パークの本音は、メディアが取り上げたことではなく、リベラルメディアですら無視できなくなってきたティーパーティの存在に脅威を感じ始めたということなのだ。

運動の目的についてパークさんは「今の政府はわれわれを代弁しておらず、メディアもうまく代弁してくれているとは言いがたい。未来の決定権を握り、自分たちの声を届けるために、行動を促す狙いがあった」と説明する。ティーパーティー運動については「目標は共通する部分もあるかもしれないが、やり方には反対」だと述べた。

ほう?ティーパーティのやり方の何が気に入らないのだ?彼らは地元政治家が主催する公聴会に参加して自分の意見を発言したり政治家に質問したり、平和的に集会を開いたり、地元政治家にメールや電話で抗議文を送ったり、地元選挙の時に自分らの意見を無視する政治家に対抗するライバル候補者を応援したり、投票したりしているだけだ。
これこそ民主主義社会では、市民に保証されている言論の自由、集会の自由を、市民が行使しているだけではないか。そのやり方の何が気に入らないと言うのだ?何に反対なのだ?
パークはブッシュ政権の時にワシントンDCに集まって戦争反対運動をした人々や、国の防衛秘密を漏洩したCIA職員やそれを掲載したニューヨークタイムスのことは政治プロセスへの妨害だとして左翼リベラル連中を批判したか?労働組合の暴力団員やエーコーンといったオバマ支持左翼団体が投票場で共和党の投票者を暴力で妨害した時、民主主義を妨害するけしからん奴らといって一言でも何か批判したか?
パークの本音は、ティーパーティのやり方ではなく、その効果だ。ティーパーティが政治に影響を及ぼしていることに反対しているのだ。なぜならパークはオバマ王に反対する奴らは集会を開いたり抗議をする権利などないと考えているからだ。

パークさんは2008年の大統領選でオバマ陣営のボランティアを経験したが、コーヒーパーティーは既存の政党には組しないといい、2大政党制は時代遅れだと批判。現在の政治の仕組みには大きな問題があると指摘した。

やっぱりね、『オバマ陣営のボランティア』ぱりぱり左翼のオバマ熱狂者のくせに、な〜にが既存の政党には組しないだ。パークが本気で「今の政府はわれわれを代弁しておらず、メディアもうまく代弁してくれているとは言いがたい」と思っているなら、ティーパーティの人たちのやり方に反対する理由がない。ティーパーティの人々の求める社会と自分の求める社会は違うというのなら話は解る。だが、彼女は、ティーパーティを「革新」への「妨害者」であり、彼らは偽りを流し事実ではない恐怖を利用した汚い運動をしているという。
地球温暖化にせよ、健康保険改悪法にせよ、事実ではない、情報操作でもって国民に恐怖心をおこさせ自分らの政治力を強めようという左翼リベラルの常套手段ではないか。
パークの始めたコーヒーパーティは発足たったの五週間。それでもうすでに主流新聞は何紙も取り上げているし、ハッフィントンポストやデイリーコスといった左翼リベラル人工芝ブログなどにも大々的に取り上げられている。
何週間もあちこちで集会が起きていたのに、一部の保守派ブログとフォックスニュース以外からは完全無視されてきたティーパーティとは大違いだ。
そりゃそうだ。悪の張本人オバマ王が後ろ盾だもの。


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『クライメートゲート? 気にしない、気にしない』ピントはずれゴアの弁解

クラいメートゲートで地球温暖化説がインチキ科学だったことが暴露されたが、それについてずっと沈黙を守っていたアル・ゴア元副大統領が昨日沈黙を破ってニューヨークタイムスに弁明論文を発表した。
その内容を詳細に説明しようと思っている矢先に、カカシが銃砲所持法問題で非常に尊敬する統計学者のジョン・ロット教授が批判記事を書いているので、ゴアの論文紹介よりも、そちらの方を紹介したいと思う。
ゴアはNYTのエッセーの中で、2007年のIPCC(国連気象変動審議会)がヒマラヤの氷河が溶けているという話と、オランダの海面測定について二つの間違いを犯したという事実はかろうじて認めた。しかし、ゴアは、人工的な地球温暖化説における、もっと根本的で深刻な問題点については何一つ触れていない。
例えば、

  1. IPCCは1970年代から始まった地球温暖化が起こす災害よって世界は経済的に多大なる損害を被ると警告したが、2008年に発表された調査結果では、災害が地球温暖化と直接関係があるという充分な証拠は見つからなかった。
  2. IPCCは温暖化によってアマゾンの森林が四割近くも失われる可能性があると警告したが、この発表の元となった調査書は科学雑誌ではなく、サンデイタイムスオブロンドンという新聞に掲載された二人の著者によるもので、二人とも過激な環境保全運動家であり、一人はワールドワイドライフファンドのメンバーだった。
  3. IPCCはまた、2020年までにアフリカなどの国々で農業生産量が50%以下に減ると警告したが、これも専門家による科学的な調査によって裏付けされたものではない。

ゴアはクライメートゲートのスキャンダルを単に「メールが盗まれた」だけだとして、このハッキングのおかげで、科学者達がきちんとしたイギリス情報法に基づかない猜疑者たちからの理不尽な質問攻めにあっていたことが明らかにされたとしている。
だが、ロット教授は、メールが盗まれたという証拠はどこにもなく、メールハッキングというより内部通告だった可能性も高いという。
第一、科学者達は自分らの研究内容を公にし、調査データは他の科学者と共有することがイギリスの法律で義務づけられていたはずだ。今となっては元のデータは失われており、実際彼らの研究が正しかったのかどうかを証明するすべはない。
普通科学者は、独自の研究結果を由緒ある科学ジャーナルに発表し、自分の調査結果を公表し、他の科学者によっておなじ結果を出してもらうことで、自分の学説を証明する。それをしてこそ本当の科学説というものは成立するのだ。
それが、イーストアングリア大学だけでなく、NASAにしろ、イギリス気象庁にしろ、温暖化説を唱えるどの組織も、元となる調査結果の公表をかたくなに拒んだ。
本当に人為的地球温暖化を信じているなら、データを公表し、批評家の科学者達にもその事実を証明してもらったほうが都合がいいはずだ。そのほうがよっぽども説得力があるではないか?にもかかわらず、何故かれらは調査結果をひたすら隠し通したのか?
アル・ゴアもIPCCに関わった似非科学者達も、クライメートゲートが起きなければ、なんの根拠もないインチキ科学をこのさき何十年も押し通すつもりだったのだ。
アル・ゴアはNYTの論文のなかで、性懲りもなく、南極の氷が溶けて南極大陸やグリーンランドが溶けた氷で沈んでしまうなどという、以前からの神話を繰り返しているという。しかしロット教授によれば、9割まで地上の氷で覆われている南極大陸の水分の8割が過去数十年によって全く変化していないという。またゴアは2007年まで減っていた南極の氷はその後増加の傾向をみせ、今や19%増しとなったことを完全無視している。

ゴアのような政治家は科学における透明度の役割を認識していないらしい。しかし科学者は自分で確認できるほど他人の結論を信用するのだ。ゴアはそうして心配を取るに足らない下らないものとして扱う。だが、もし簡単に証明できるのであれば、何故そのデータをきちんと提供しないのだ?元副大統領に申し上げる。このコンピューター時代、データの供給は意外と簡単ですよ。

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