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May 14, 2009
イスラエルを生け贄の羊にするオバマ政権
おったまげたねえ〜、This was so unexpected、寝耳に水だよ、こんなことは期待してなかった。俺(ミスター苺)はこれを読んだ時、2000ポンドの金槌でどつかれたかと思ったよ。(カカシ注:ミスター苺得意の皮肉です。)下記はCBSニュースより。
と語ったとイスラエルメディアは報道している。イスラエルは、ホワイトハウスで日曜日に行われたワシントンで強力な親イスラエルロビーであるイスラエル公共業務委員会(AIPAC)の献金者300人を集めた密室会議の折り、ラーマ・エマヌエル首席補佐官が放った言葉に危惧を感じている。
合衆国によるイスラエルへの揺るぎない支持を表現しながらも、エマヌエル氏はイランとの交渉はパレスチナ独立政府設立への交渉発展に異存している。
エマヌエルはそういう脅迫じみた発言が本当にイスラエルの方針を変えると信じているのか?今度新しく、首相の座に返り咲いたベンジャミン・ネタニヤフが突然エクッド・バラク首相に様変わりするとでも思ってるのか? いや、ラーマ・エマヌエルは大統領が回りに集めた他の取り巻き連中ほど馬鹿じゃない。
誰もそんなことが起きるなんておもっちゃいない。CBSですらね:
イスラエル鷹派の新政権はこの関連性を断固否定した。ベンジャミン・ネタニヤフ首相はイランが各装備をする可能性はイスラエルの存続を脅かすものであり、緊迫したパレスチナからの脅威とは別物であると語った。ネタニヤフ首相はその点と二週間後にホワイトハウスで予定されている会議で明白にする意志を明らかにした。....
ネタニヤフ氏はまた、「色々な影響を考えたうえ、イスラエルはイランが核兵器を所持することを許しません。」 とも語った。つまり、イスラエルはイランの各施設への一極的な先制攻撃も最後の手段として辞さない考えだ。
またイスラエル市民はネタニヤフ首相の腰が抜けるようなことは許さないだろう。イスラエル市民がカディーマのズィッピー・リビニを差し置いて、リクードを選んだのも、まさにそれが理由なのだから。
イスラエル市民のほとんどがアメリカとイランとの交渉に猜疑心を抱いている。照るアビーブのバーイラン大学の世論調査によると、60%のイスラエル人がオバマに好意的な意見をもっているものの、オバマのイスラエル政策を支持しているのはたった32%に過ぎないと出ている。
ということは、いったい何が起きてるんだ?なんでバラク・オバマ大統領の主席補佐官が大々的に公共の場でこの二つの問題を結びつける理由はなんだ? 俺にはひとつしか考えられない。エマヌエルは奴のボスのオバマが(オバマだけじゃない、反イスラエル、反ユダヤで凝り固まってるオバマ政権の官僚達たちも含む)がイスラエルにパレスチナの要求を飲めと強引に迫る政策は失敗が目に見えている。そこでローム・エマヌエルはこの失敗をすべてイスラエルのせいするべくお膳立てをしているのだ。
二つの独立国解決策がまたまた失敗した時、(片方の国しかそんな解決策に興味ないんだから失敗は避けられない)政権はバラク・オバマの失敗をすべてイスラエルのせいにしようともくろんでいるのだ。 オバマこそがパレスチナとヨーロッパ左翼が「待ち望んでいた」国際世論を反イスラエルにする運動の先導者なのだ。あわよくば国連が汚水みたいに垂れ流す反イスラエル条例すら否決しないでいてくれるかもしれないのだから。
この政策には三つの利点がある。
- アメリカ国内とヨーロッパのユダヤ嫌い左翼を歓喜させ、オバマの再選の際に多額の献金が集まる。
- オバマのイランやヒズボラやアルカイダへの無条件媚びへつらいがやりやすくなる。
- そして中東で起きる血みどろの闘いや、イランが最初の核兵器テストに成功した暁に世界中で起きる紛争を、誰かのせいにできる。
この冷血でナルシシストなお膳立てによって、エマヌエルは中東に前代未聞の戦争をもたらすかもしれないのだ、この戦争によってイスラエルは滅ぼされ、世界の経済が壊滅状態に陥れられるかもしれない。主席補佐官のうじ名を考えると、かなり皮肉な状態だな。
*エマヌエル:イエス・キリストの別名
**カカシによる付けたし:首席補佐官のラーマ・エマヌエルは家系的にも宗教的にもバリバリのユダヤ教徒。その彼がイスラエルに対してこんなひどいことが出来るというのは不思議だ。世界中が反ユダヤ精神で征服された時、自分だけは大丈夫だと思っているのだろうか?
それをいうなら、オバマを支持しているアメリカのユダヤ教徒たちには、もう一度オバマ政策と自分たちの立場とを真剣に考えてもらいたい。オバマはユダヤ人の味方ではない。自分は無宗教だからとかリベラルだから、なんて考えは反ユダヤ思想には通用しない。ユダヤ系の血を受け継いでいるというだけで、強制収容所に送り込まれて拷問の末虐殺された、それほどひさしくないご先祖さまのことを思い出してもらいたいものだ。
May 14, 2009, 現時間 3:25 PM
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February 17, 2009
イスラエル、ネタニヤフは首相に返り咲けるか?
先日イスラエルでは待望の総選挙が行われ、元首相のネタニヤフが首相に返り咲く可能性が高まって来た。
選挙結果の詳しい議席数をflagburner'sさんが掲載しているので参考にさせてもらうとこうなる。
・Kadima カディーマ:28(23%)
・Likud リクード:27(21%)
・Yisrael Beitenu 我が家イスラエル:15(12%)
・Labour Party 労働党:13(10%)
・Shas シャス(トーラーを遵奉するスファラディー同盟):11(9%)
・United Torah Judaism ユダヤ教連合:5(4%)
・National Union 国家宗教:4(3%)
・Hadash(The Democratic Front for Peace and Equality):4(3%)
・United Arab List-Ta'al:4(4%)
・Meretz:3(3%)
・Jewish Home:3(3%)
・Balad(National Democratic Assembly):3(3%)
下記は河北新報の社説より。
選挙では、女性のリブニ外相(50)が率いる現与党の中道カディマが第一党を維持したものの、ネタニヤフ元首相(59)が党首を務める野党のリクードなど右派勢力の台頭が目立ち、右派6党で定数120のうち計65議席と過半数を獲得した。
右派が50から65に議席を増やし、左派・中道は70から55に退潮した。
右派の躍進は、イスラム原理主義ハマスが支配するパレスチナ自治区ガザへの空爆と地上攻撃の強硬路線が成果を上げ、国民の支持を受けたからだとされる。武力でハマスを制圧し、イスラエルの都市部へのロケット弾攻撃などを抑え込み、安全な日々の生活を確保したい、という選択なのだろう。
ま、オルメルトはレバノン戦争でも大失敗をしたり、いまだに彼の弱腰のおかげでガザからは毎日何百というロケット弾が飛んでくるしでカディマの人気が落ちていたから、この間のガザ攻撃でも強攻にならざる負えなかったわけだ。
上記の議席数でもわかるように、どの一党も過半数を超える議席を獲得していないので数党による連立政権を作らなければならない。ネタニヤフ元首相が首相に返り咲くためにはリクード党を筆頭として、別の党との連盟を結ばなければならない。だが、カディマのリブニ外相はリクードとの同盟を実現させるなら自分が首相になるべきだと主張している。彼女はオルメルトにも増して鳩派だから、よしんば首相の座を諦めたとしても、彼女がそのまま外相としての座を保った場合、ネタニヤフの強攻外交をことごとく阻止しようとすることは目に見えている。
となるとリクード党はカディマ抜きで、労働党やシャスやユダヤ教連合と手をむすばなければならなくなる。これらの党にはそれぞれアジェンダがあり、必ずしもリクードと意見が合うかどうか疑問だ。
February 17, 2009, 現時間 12:59 AM
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January 18, 2009
ベルギーはガザなのか?
イスラエルのガザ攻撃に抗議して、ヨーロッパ各地で抗議デモが起きていることは読者の皆様もご存知のことと思うが、ことイスラム教徒が関わると、こうしたデモは単なる抗議を通り越してユダヤ人憎しの暴動へとつながり、ヨーロッパ居住のイスラエルとは無関係なユダヤ教徒があらぬ暴力の対象となる。ヨーロッパ各地でイスラム暴徒による暴力沙汰を見る度に、ヨーロッパはイスラム教移民の受け入れを深刻に間違えたと思わざる負えない。今となってはヨーロッパ諸国はイスラム教徒の移住を全面的に禁止する必要があるかもしれないとさえ思う。
イスラム教の移民が多いベルギーでは、ずいぶん前からイスラム教暴徒の暴走が問題になっていたが、今度の戦争をきっかけにベルギーのイスラム教暴徒たちはその凶暴性をさらに激化させている。
下記はダイアナ・ウエストのサイトに載ったベルギーはアントワープ市の元警察官のエッセイから。
2008年12月31日、AEL、訳してアラブ・ヨーロッパ連合(もちろんハマスとヒズボラの支持者たち)という過激派主催の抗議デモがアントワープ市で行われた。この市はヨーロッパでもユダヤ教徒の人口が最も多い市である。デモの間何百という覆面のイスラム教徒たちがユダヤ教徒が多く住む地域付近のBorgerhoutに集まった。抗議者たちは口々に「ユダ公出て行け」「ハマス!」「ヒズボラ!」と唱えるというより戦いの雄叫びを上げていた。行進の前からアントワープのイスラム教徒が密集している居住区にはガザの紛争はユダヤ人のせいだというビラが配られた。 行進の間、イスラム暴徒らは数々の店や車を破壊し、警察官二人に重傷を負わせた。行進者たちはユダヤ人経営のダイアモンド店に向かおうとしたが、かろうじて警察によって妨げられた。
三日の土曜日、モスレム達(イスラム教徒)はアントワープの歴史ある中央部にあつまり、パレスチナへの同盟を近いと同情の念を表現し、パレスチナ運動に支持を示した。警察は95人の抗議者を逮捕した。その何人かは火炎瓶や銃やペパースプ例などを所持しており、あきらかにユダヤ教徒やユダヤ関係のものを攻撃するつもりだった。その同じ晩、子供12人が眠るあるユダヤ人家族の家に火が放たれた。幸い家屋だけが破損しただけでけが人は一人も出なかった。ベルギーの法律では人が居る家への放火は直接的な殺人未遂であり、有罪になれば20年間の禁固刑となる罪である。
ブルッセルではベスヒレルシナゴーグ(ユダヤ寺院)に火が付けられた。ブルッセル市中央では抗議デモが暴動に変わり、モスレムと警察のもみ合いになった。 店のガラス窓は割られ、車が破壊された。この事件がおきたのは夕方の早い時間で、冬のセールの初日ということで多くの買い物客でにぎわっていたが、店主達は買い物客を守るために彼らを店内に入れたままドアを閉めて鍵をかけた。マクドナルドの店内は完全に破壊されてしまった。
ベルギー内のユダヤ教徒やユダヤ標的への暴力はアラブ人ヨーロッパ連合(AEL)だけに責任があるのではない。他にも得体の知れないイスラム教過激派組織がテキストメッセージなどを通じてモスレム市民にユダヤ標的への攻撃を呼びかけ、街頭デモや暴動でユダヤ人居住区と関連のあるものを片っ端から破壊することを煽りたてた。"Composantes de la Communauté Arabe de Belgique" (CoCABe)という組織はブルッセルの3000人のモスレムを集め、パレスチナへの支持とアンチユダやのスローガンを叫び散らした。
ユダヤ教学校や寺院、ユダヤ系マガジンなどに数通の脅迫状が送られている。ベルギーの内省や警察ではこの先数日もしくは数週間に渡って、増加するであろうユダヤ人への暴力に備えて警備体制を固めている。
こういう記事を読むと、ベルギーおよびヨーロッパはイスラム圏からの移民を全面的に廃止すべきだという気になる。彼らを最初に受け入れた時に、もっときちんとした受け入れ態勢をつくっておけば、一世代後の今になってこのような結果を生まずにすんだはずだ。しかし時すでに遅し。
今となっては、モスレム暴徒は厳しく取り締まる以外にない。
January 18, 2009, 現時間 8:05 PM
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January 11, 2009
イスラエル、ガザ攻撃を拡大
平和交渉?ご冗談でしょ、笑わせないでよ、てなもんである。はっきり言って何で勝ってる方が停戦交渉に応じる必要がある?
とはいうものの、これまでイスラエルはパレスチナの攻撃に応戦はしても、最後まで戦うということをせず、常に国際社会からの圧力に負けて不利な停戦条約を結んでは、パレスチナ側が体制を整え直す時間を与えてしまうという間違いを繰り返して来た。だから今回もハマスはイスラエルがこれほど激しく執拗に応戦してくるとは期待していなかったのだろう。
2006年のレバノン戦争の際も、便乗してイスラエルに攻撃をしかけたハマスだが、イスラエルはあの時も途中で手を引いてしまった。だが、今回はイスラエルは停戦どころか攻撃を拡大する意志を明らかにした。イスラエルも今度こそハマスの軍事組織を完全破壊するまでは戦いは止めないと腹を据えたようである。カカシも今度こそ最後までやってもらいたいと心から願う。
イスラエル軍、ガザ上空から「攻撃拡大」予告のビラ散布
【エルサレム=三井美奈】イスラエル軍は11日、イスラム原理主義組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザ北部のガザ市南西部に侵攻し、人口40万が集中する同市中心部に迫った。16日目を迎えたガザ攻撃は白兵戦の様相を強めており、イスラエル軍幹部からは、政府による増援決定が遅れていることに対する不満が出始めている。
現地報道によると、戦闘が激しかったガザ市南郊の人口密集地域では同日、少なくとも27人のハマス戦闘員が死亡した。一方、ハマス側のロケット弾攻撃も続き、10日も約20発がイスラエルに着弾。11日にはガザとの境界線から40キロ以上離れたベールシェバに2発が着弾した。
イスラエル軍機は10日、ガザ上空からビラを散布して「攻撃拡大」を予告したが、政府は11日午後(日本時間同日夜)の時点で、1万人以上の予備役投入を伴う「第3段階」に突入したか否かについては明らかにしていない。
ただ、有力紙「イディオト・アハロノト」は同日、ガラント南方軍司令官が、8日に基地を視察したオルメルト首相に、作戦拡大を強く直訴したと伝えた。
2009年1月12日01時49分 読売新聞
ところでハマスのロケット攻撃を指揮していたアミアー・マンスィ(Amir Mansi)がイスラエルの空爆によって殺された。
この男はハマス武装勢力のなかでもかなりの幹部で、ハマス武装勢力のロケット部司令官だった。パワーラインによると自らモーター射撃をしようとしているところを反対に狙撃されたらしい。こんな上部の人間が自ら攻撃に着手しているとなると、ハマスもかなり人手不足になっているのかもしれない。
ところでリンク先のタイムスオンラインの最後のほうで、ロンドンでの反イスラエルデモはかなり激しかったことが記されている。
二万人を動員したロンドン中央部での抗議デモは警察との衝突で昨夜終わった。イスラエル大使館近くで野球バットやプラカードで武装した抗議者の「継続的な攻撃」により警察官三人が負傷した。
***訂正****
タイムスオンラインの前日の記事を読んでいたら、このデモは反イスラエルではなくて親イスラエルの平和運動デモだった。ヨーロッパ各地で反イスラエルのデモが行われているので、てっきりその話だと早合点してしまった。不注意をお詫びします。****
ヨーロッパ各地で反イスラエルのデモが行われているが、その主催者は国際アンサーなどの共産主義団体とイランが背景に居るヒズボラなどのイスラムテロリストたちであることは言うまでもない。これはヨーロッパの善良な市民が戦争の恐ろしさに絶えきれずに平和を訴えているなどという甘っちょろい物ではないのである。ま、ヨーロッパのユダヤ人嫌いは歴史が深いので今更驚きはしないが、無宗教の共産主義者とファシスト寄りのイスラム教徒らが手を組んでユダヤ人を迫害するというのもおかしなものである。
January 11, 2009, 現時間 10:35 AM
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January 4, 2009
イスラエルのガザ攻撃に割れるパレスチナ世論
ことイスラエル対パレスチナ紛争となると、無条件でイスラエルが悪いと報道するのが西洋メディアの常であり、今回のイスラエルによるガザからの何千というロケット攻撃への防衛戦争も欧米ではイスラエルの一方的な理不尽な攻撃であるかのように報道されている。
しかしながら、当のパレスチナ庶民の間では、イスラエル攻撃を受けているガザの一般庶民への同情は高まっているとはいえ、同時にガザを統治するハマスの強行姿勢に対する不満も高まっており、パレスチナ庶民のイスラエル対策については考えが二分している。
マイク・ロスが紹介しているワシントンポストの記事から読んでみよう。
読者の皆様はご存知と思うが、パレスチナはハマスが牛耳るガザとファタ党が統治するウエストバンクとに別れる。ハマスはイスラエルとの共存は絶対に認めないどころか、イスラエルが存在すること自体許容できないとする強硬派だが、ファタの方はイスラエルとの共存を認めてパレスチナの独立を目指すという方針で、お互い全く相容れない考え方を持っている。
2〜3年前、イスラエルがウエストバンクから撤退してからも、ハマス対ファタの内乱は絶えず、パレスチナ人はイスラエルによる攻撃よりも内輪もめで殺された人の方が多いくらいだ。
ウエストバンクではパレスチナ自治政府がハマスの政治活動を厳しく規制しており、今回のイスラエル攻撃に関してラマラーで行われたデモ行進でもハマスの旗を挙げようとした若者が即座に撤去されるという一幕があった。
ハマスのFawzi Barhoum報道官は知事政府のアバス議長はイスラエルの共謀者であり、ガザにスパイを送り込んで暗殺を恐れて隠れているガザの指導者の居場所を突き止め、イスラエルに引き渡すつもりだと抗議声明を発表した。パレスチナ人にとってイスラエルの共謀者と言われるのが最大の侮辱である。ファタ党はこの攻撃は偽りであると完全否定しているが、アバス議長がイスラエルに近過ぎるのではないかという猜疑心はパレスチナ人の間でも深まりつつある。
ファタのメンバーだというある若者は、アバス議長はイスラエル攻撃を利用して自分がガザでの復権を企んでいるのではないかという。この青年は自分はファタのメンバーだが最近のハマスには感心しているとし「彼らは我々の土地と自由を守っている。」と語る。自分らへの不能から目を背けさせるためには共通の外敵に目を向けさせることが一番手っ取り早いとはいえ、ハマスはパレスチナの土地や自由を守るどころか、市民による選挙で統治権を得た2006年当時から他の勢力と内輪もめを続け、2007年にファタを追い出した後も、内政を放ったらかしにしてイスラエル攻撃だけに専念にしてガザの経済は破壊状態。150万からのガザ居住者は厳しい貧困に苦しんでいる。
それに引き換えハマスの政治活動を禁止しているウエストバンクではイスラエルからの通称禁止を補うため国際社会から支援金が流れ込み、ウエストバンクの250万人の生活は向上している。
ファタ政権が統治するウエストバンクのなかでも一番豊かな市であるラマラーではビジネスマンがヨーロッパ風のカフェでラテをすすり、新しいメルセデスベンツなどがカーディーラーのショーウインドーを飾っている。一方ハマスの本拠であるガザ市では燃料不足のため時々ロバの数が自動車の数を上回り、日々のパンの配給を巡っての人々の争いがつづく。ガザとウエストバンクは30マイルに渡るイスラエル領土で分離されているが、イスラエルによる双方への移動規制はガザとウエストバンクの溝をさらに深くしている。
この溝をさらに広げることがイスラエルの狙いだと言う批評家もいる。ガザへの攻撃を激しくすることで、パレスチナ人がエジプトへ避難すれば、パレスチナはイスラエルの問題ではなくエジプトの問題になるという見方もある。そうすれば、イスラエルは友好的とは言えないが、すくなくともイスラエルに攻撃を仕掛けるより自分たちの独立を最優先にしているファタ党仕切るウエストバンクだけを相手にすれば良くなる訳だ。
私に解らないのは、いいかげんガザのパレスチナ人たちは、この際限なく続く戦争に嫌気がささないのだろうかということだ。イスラエルはかまいさえしなければ放っておいてくれる相手だ。イスラエルの存在を認めたくないというなら、認めずに無視すればいいだけの話だ。イスラエル撲滅のためにどれだけのパレスチナ人が殺されているのか、食べ物もろくになく、必要最低限の生活必需品すら手にはいらない。イスラエルを放っておきさえすれば諸外国からの支援金も入ってくるのに、何故いつまでも戦争をつづけなければならないのだろう。
はっきり言って、イスラエルがガザから完全にパレスチナ人を追い出してしまったほうが、パレスチナ人にとっても親切というものだ。ハマスが勢力を握っている限り、パレスチナ人の悲劇は終わらない。こんなやつらを指導者に選んだパレスチナ人の自業自得といえばそれまでだが、いいかげんイスラエルも仏の顔をみせるのは止めるべきだろう、、とユダヤ教徒にいうのも変かな?
January 4, 2009, 現時間 4:30 PM
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July 9, 2008
戦の時期を敵任せにしていいのか? イスラエルは、
オルメルト、イスラエル国家心中願望首相がイランの手先であるシリアのヒズボラと人質交換の交渉などという馬鹿げたこをやっている間に、イランはイスラエルを充分射程距離に含む長距離ミサイル試射実験に成功した。イラン側はイスラエルとアメリカの脅威を威嚇するためだと言っているが、アメリカはともかく、今の腰抜けイスラエルにイランを攻撃する意思などない。
革命防衛隊はこの日ペルシャ湾で、軍事演習「偉大な預言者 III」を実施し、長距離ミサイル「シャハブ3」改良型などを試射した。米国務省高官は、現在米国が直面している「深刻な問題」とコメントした。
米軍関係者によると、試射されたのはシャハブ3のほか、短距離弾道ミサイル6発。この種類の試射は以前にも行われたため予想外ではなかったが、米情報機関によって探知されていた。イランは時折ミサイルを試射しているが、今回はイランを想定したイスラエルの軍事演習が先月行われ、イラン核問題をめぐる国際社会との摩擦が強まる状況下で実施された。国営イラン通信(IRNA)は国内外の専門家の見解としたうえで、イスラエルがイラン国内の核施設を攻撃した場合、射程2000キロのシャハブ3に報復能力があることを示唆した。
イスラエルがその気になれば、イランなどひとたまりも無い。ミサイルをひとつふたつぶっ放した程度ではあんまり効果はない。もちろんイランが核兵器を所持しているというのであればこれはまた別の話だが、今のうちならその心配は無いだろう。だからイスラエルがイランを叩くなら、今のうちにやるべきである。なぜ、絶対に起きると解っている戦争を相手が強くなるまで先延ばしにする必要があるのだ?相手が弱い時に戦う勇気がなければ、相手が強くなってからどうやって戦うのだ?
だがそんなことを言ってみても、腰抜けオルメルト首相にイランと戦うような根性はない。戦争を先へ先へと延ばせば問題を次の世代におしつけることができるとでもおもっているのだろうか。イスラエルでいま内閣が解散し選挙がおこなわれればオルメルとの所属するカディマ党は崩壊し、ベンジャミン・ネッテンヤフー率いる強硬派のリクード党が多数派を握る可能性は非常に高い。私利私欲した興味のないカディマ党の連中としては、なんとしても内閣解散を避け続けなければならないわけだ。それがたとえ、イスラエル国にとっての自殺行為であったとしてもだ。
さてその間、パレスチナのハマスは停戦状態を悪用して次の戦闘用意に余念がない。
ハマスは2006年のヒズボラの作戦に見習って、新しく入手した武器の取り扱いに戦闘員の訓練の焦点をあてている。ハマスの新兵器とは、
- ワイヤー先導対戦車ミサイル、AT-3 Sagger, AT-4 Spigot, AT-5 Spandrel、といったものから、肩にしょうロケット砲AT-14 Sprigganなど、すべて装甲車に効果のある、これまでよりも射程距離が数キロメートルながくなった最新兵器である。
- 対戦車用ロケット砲、ハマスは大量の携帯対戦車ロケット砲RPG-29 Vampir を購入したという。この砲弾の射程距離は500メートル。これまでのRPG7システムよりずっと性能が優れているという。
- 高性能な路肩改良爆弾の開発、イランが開発した地元制作のthe Shawaz と呼ばれるこの改良爆弾は鉄を20センチ突き抜けることが出来るという。
ハマスはガザを武装するだけでなく、新しい戦闘員の勧誘にも努力している。このやり方もヒズボラがお手本になっている。またイランの特別部隊のように半分正規軍、半分ゲリラ軍で構成されている。
こうしてみてみると、ハマスはたんなる避難民のゲリラなどではなく、イランに後押しされた立派な軍隊となりつつあるようだ。イスラエルはたった二人の兵士の遺体を取り戻すために、目の前にある敵の存在に目をつむっている。あたかも無視すればなにもかもが良くなると思い込んでいるかのように。
イスラエルにはイランもシリアもハマスも必要ない。敵側にやられる前に馬鹿なカディマ党の政治家がイスラエルを滅ぼしてくれるだろうから。
July 9, 2008, 現時間 10:23 PM
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June 29, 2008
イスラエルの自殺願望、兵士の遺体と凶悪テロリストの交換に合意する愚かさ
今年の3月にイラクはモスールで爆弾を積んだトラックをイラク軍駐屯所に乗り込み爆破させ、13人のイラク兵を殺し十数人に怪我を負わせた事件の犯人は、実は今年の初めキューバにあるアメリカ軍の捕虜収容所から釈放されたクエート人のアルカエダテロリストであることが解った。この男を英雄として描いたアルカイダのプロパガンダビデオが先日公開された。
戦争中の捕虜は普通の犯罪者ではない。個人的に彼らがどのような罪を犯したかということは大して問題ではない。彼らが味方に危険を及ぼした、もしくは及ぼす可能性がある以上、こちらは戦争が続く限り半永久的に彼らの身柄を拘留しておく必要がある。それを怠ると、上記のような悲劇が起きるのだ。
本日、イスラエルのYoni the Bloggerが紹介している記事によると、イスラエルは二年前にヒズボラのテロリストに誘拐された二人の兵士の身柄とパレスチナテロリスト5人の身柄を交換することに同意したという。しかしこの二人の兵士は誘拐された時点ですでに殺されたと思われており、今回の交渉中にそのことが確認されている。となれば、イスラエルは二つの遺体を取り戻すために5人の危険なテロリストを釈放するということになる。
オルメルト首相を筆頭とするイスラエル政府は自殺願望でもあるのか?
5人のヒズボラ捕虜のうちサミヤー・クンター(Samir Kuntar)は、イスラエル市民、ハラン家のメンバー三人を殺し警察官の一人を死に追いやっただけでなく、イスラエル軍のパイロットであるロン・アラッド兵の消息の鍵を握る最後の希望でもある。アラッドは1986年にレバノン上空で彼の乗る飛行機が墜落して以来、数種のテロリストグループに拘束されてきた。彼は最後にはイランに連れて行かれたものと思われてるが、その行方はもう何年も不明である。
そのような危険でしかも重要な情報を握るテロリストをたった二体の遺体と交換するというのはいったいどういう神経なのだ?こう言っちゃなんだが、家族には気の毒だがイスラエルにとって死体が帰ってきたって何のとくにもならないではないか。
私は特にヒズボラやアルカイダの奴らの暴力ぶりを今更責める気などない。人間の皮をかぶった動物など批難してみても意味がないからだ。しかしイスラエル政府はいったいなにを考えているのだ?なぜいままで一度も条約を守ったことも無くイスラエルが滅亡するまで戦い続けると豪語する敵と交渉などするのだ?いったいいつになったら魂のない動物と交渉などできないということがわかるのだ?
イスラエルはテロリストによって滅ぼされる前に、オルメルトという愚かで臆病な首相によって内側から腐ってしまうだろう。イスラエルの政治体制では少数党が多数党の首相に辞任を求めることも内閣を解散させることも出来ない。オルメルトは9月には辞任すると言っているが、リクード党が政権を握っている以上、他の誰が首相になってみても同じことだ。内閣を解散して総選挙でもしない限り、イスラエルの愚かな政策は変わらない。
イスラエルの未来のために今は神に祈るしかないのか?
June 29, 2008, 現時間 5:16 PM
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June 20, 2008
オバマまたも失言、外交無知をさらけ出す
外交にはコードワードと言われる専門用語がある。これを間違って使うと外交上非常に大きな問題を起こしてしまうことがある。民主党大統領候補のバラク・オバマが自国の政治的な歴史に疎いことはカカシは前々から知っていたが、アメリカの大統領ならば特に気を使わなければいけない中東問題で、オバマはまたまた失言をしてしまった。
親イスラエルのロビーグループを前にして、オバマは「エルサレムはイスラエルの首都として分離されずに保たれるべきです」と発言した。この分離されないという意味の「undivided」という言葉は実は中東では非常に注意を払って使われなければならないコードワードなのである。
何故ならば、エルサレムの一部は1967年にイスラエルが戦争で勝ち取った領地であり、パレスチナ側からしてみれば、イスラエルに無理矢理ぶんどられた自分たちの土地という意識があるからだ。だからアメリカは常にエルサレムについてはパレスチナ側を刺激しないように非常に気をつけた発言をすることを方針としてきた。それなのに敵国とも無条件で会見すべきだと常々柔軟な外交姿勢を見せているオバマが、不必要にパレスチナを刺激するような発言をするとはどういうことだろうか?
リベラルなオバマが意識的にパレスチナを侮辱するなどということは先ず考えられない。となるとオバマは単にundividedという言葉がコードワードであることを知らなかったと解釈できる。しかし次の大統領になろうという男がこんな初歩的なことも知らないなどとはパレスチナ側は思いも寄らない。よってパレスチナオーソリティーのマフムード・アバスなどは「彼(オバマ)は平和交渉のすべての扉を閉じてしまった。」などと落胆の意を隠せない。
オバマは後になって自分の間違いに気がつき、エルサレムに関する状況は今後の交渉次第であるなどと言ってみたり、報道官を使ってエルサレムを巡って争いが起きた過去を繰り返したくないという意味で言ったとか、見え透いた言い訳をしているが、すでにダメージはおきてしまった。
こんな外交上の基礎知識もない男が、大統領になりたいだって?
もしもこんな男を相手に経験豊なマケインが負けたら、それこそアメリカの保守派は相手方より自分たちを責めるしかない。
June 20, 2008, 現時間 7:19 PM
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May 23, 2008
レバノン紛争、ヒズボラ勝利の意味
これは全くうれしくないニュースだが、この間からレバノン政府のヒズボラ対策に武力抵抗をしていたヒズボラに対して、本日レバノン政府は完全に折れてヒズボラの要求を100%受け入れることで、ヒズボラに矛を収めてもらうという無様な結果になってしまった。
ヒズボラは言わずとしれたシリアの先鋭部隊。レバノン政府がヒズボラを鎮圧できなかったということは、今後レバノンは再びシリアの属国と成り下がってしまうということだ。シリアの後ろにはイスラエルを臭い屍と呼んではばからないイランがいる。レバノンを拠点に再びイスラエルへの侵略戦争が起きるのは時間の問題だ。
アメリカの主流メディアはレバノン政府があたかもアメリカに後押しされているかのように報道していたが、もしそれが事実であればヒズボラがレバノンで勝利を遂げるなどということはあり得なかった。
よくアメリカはやたらに外国の政策に口や手を出すという人がある。テロの原因はそういう傲慢で押し付けがましいアメリカにあるのだという人が後を絶たない。だが現実はその逆なのである。
ラムスフェルド前国防長官が戦争好きだのなんだのと批判されたが、実はラムスフェルドほどアメリカの外国への軍事介入を嫌ったひとも居ない。イラクへの侵攻が驚くほど少ない数の軍隊で行われたのも、主な戦闘後のイラク駐留軍の数が増派されなかったのも、ラムスフェルド長官の「小さな足跡」政策の賜物だ。だが今となってはラムスフェルド長官の消極的なやり方はテロリスト相手には逆効果であることが明らかになった。
アメリカが口を出さなければテロリストたちはいくらでも自分らの勝手気ままな行動を取り、地元政府は手足も出ない。アフガニスタンをタリバンが追われたのも、イラクからアルカイダが追放されたのも、そこにはアメリカがいたからだ。その奴らがパキスタンに落ち着いたのは、アメリカがパキスタンのムシャラフ政権に遠慮してパキスタン国内にはびこるテロリストに手をださなかったからだ。
レバノンのヒズボラにしてもそうである。レバノン政権は民主主義の選挙によって選ばれた政権である。アメリカがどうのこうのと言えた義理は全くないし責任もない。だがアメリカが黙っているとこの有様だ。国連など最初から当てにならないし、結局テロリスト退治にはミスターアメリカという英雄が登場しなければお話にならないのだ。
実は数日前レバノン紛争が始まった時、ブッシュ政権はこの情勢に介入すべきかどうか緊急会議を開いた。その時アメリカや国連が即座に介入しなかった場合レバノンはどういう状態になるのかたが討論されたのだが、はっきりした方針を決定することができなかった。これはブッシュ政権はこれまでもそうであったように国務庁と政権との間で合意を得ることが出来なかったからだ。
カカシはアメリカはもっと自分勝手になるべきだとう思う。自国の利益を最優先にし、アメリカの安全を脅かす諸外国には徹底的に圧力をかけ、アメリカに有利な同盟国には徹底的な軍事援助をすべきなのだ。アメリカは国際社会で好かれる必要などない。恐れられるか尊敬されるかそのどちらかしかないのだ。
アメリカが嫌われるのがアメリカが強いせいだというのならそれで良い。それで世界平和が保てるならそれに超したことは無い。
May 23, 2008, 現時間 11:44 PM
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May 22, 2008
仏テレビやらせ報道訴訟:被告側逆転勝利!
本日2000年に起きたフランスの国営テレビ局フランセ2によるパレスチナ少年殺害やらせ映像を暴露したフィリップ・カーセンティ記者が、テレビ局から名誉毀損で訴えられていた訴訟で、第一判を覆して逆転勝利となった。
一応背景をもう一度ご説明しておこう。まず仏テレビやらせ映像を指摘され訴訟起こすに載せた一連の写真をみていただきたい。
2000年、第二インティファーダが始まったばかりの頃、ジャマールとモハメッドのアルドゥーラ親子はイスラエル兵軍に抵抗すべく投石攻撃に参加した。しかし親子はすぐにパレスチナ戦闘員とイスラエル軍との撃ち合いの真ん中に挟まってしまった。
父親はとっさに物陰にかくれて息子を守ろうとイスラエル兵に向けて武器を持っていないことを示すように必死に手を振る。それが最初の写真だ。しかし攻撃が止まないので父親は自分の体で子供を守ろうとする。それが二枚目の写真。
三枚目ではなぜか父親はカメラを直視しているが、四枚目でピント外れがあったと思うと五枚目の写真では二人とも撃たれてぐったりしている姿がある。この攻撃で父親は重傷を負い、息子のジャマール君は即死した、、、
というのが最初にこの映像を放映したフランス国営テレビ局チャンネル2の話だった。この映像が報道されたとたん、イスラエル軍は武器をもたない親子を冷血に惨殺したという批判が世界中にひろまり、イスラエルへのテロ攻撃が激増した。いわゆる第2インティファーダ激化のきっかけとなった。ところが後になってこの映像がやらせだったことが判明した。
このやらせを暴露したフィリップ・カーセンティ氏はテレビ局のプロデューサーから名誉毀損で訴えられ、2006年9月の裁判では原告側が勝利していた。その訴訟の詳細は下記のエントリーで紹介した通りである。
仏テレビやらせ報道訴訟:経過報告 その1
仏テレビやらせ報道訴訟:経過報告 その2
問題だったのは、フランセ2はフランスの国営テレビであることから、国営テレビのやらせ報道を暴露した記者が名誉毀損で訴えられ有罪になったということは、フランスには言論の自由がないということになる。
今回はこの判定を控訴していたものだが、名誉毀損の事実はなかったとの判定がでたことは非常に喜ばしいことだ。
しかし上記のやらせ報道のおかげで、インティファーダが起き、何万人という人々が双方で殺されたことを考えると、フランセ2の責任は重い。
今日は時間がないので一応アップデートのみ。週末に詳しい分析をしたいと思う。
May 22, 2008, 現時間 12:02 AM
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May 10, 2008
いつからレバノン政府にアメリカの後押しが付いたわけ?
レバノンにおいて反政府側のシーア派と政府側のスンニ派との宗派間争いが続いている話は先日もした通りだが、それに関するアソシエートプレス(AP)の記事を読んでいて不思議な表現に気がついた。
イランに支持されたヒズボラとその仲間がベイルート政府のイスラム居住区を占拠し、その武力の強さを見せ、合衆国に支持された政府側と戦った。レバノンの1975-1990に起きた内乱以来最悪の事態となった。
ヒズボラはイランの工作員であり、イランから資金、人員、訓練を受けたイランの先鋭部隊である。しかしレバノン政府は民主的な選挙によって選ばれた正規の政府であり、アメリカとは無関係だ。レバノンの選挙にアメリカはなんら関与していない。
アメリカがレバノン政府を支持するとしたら、それは単にレバノン政府が正規な政府であると認めるということに過ぎず、それならフランスやイギリスも同じように現政府を独立国の正規政府として認めているのとなんら変わりはない。それなのに何故APは、あたかもレバノンがアメリカの統治下にあるかのような書き方をするのか。
その理由はレバノンのおける紛争はイラン対アメリカの代替え戦争だという印象を読者にもたせたいからだろう。イラクではイランの手先のモクタダ・アル・サドル率いるマフディ軍がイラク・アメリカ連合軍によってこてんぱんにされているので、無関係なレバノン紛争を持ち出してきて、イラクが収まってもレバノンではアメリカが押され気味だと言いたいのだろう。
そこまでしてアメリカの通信社がアメリカをこき下ろしたいというのも不思議でしょうがない。
May 10, 2008, 現時間 12:11 PM
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May 8, 2008
レバノンでも、シーア対スンニの宗派間争い
シーア対スンニの宗派間争いといえば、イラクかと思うとそうではない。シリア系のシーア派ヒズボラがレバノンで地元スンニ派と熾烈な戦いを繰り広げている。
木曜日ベイルート市街地でシーアヒズボラはスンニ派レバノン政府軍によるシーア派武装解除に抵抗してロケット弾やマシンガンを使って応戦した。この戦いで4人が死亡、8人が負傷した。
スンニのリーダーであるサアード・ハリリはヒズボラの頭であるハサーン・ナスララに戦闘員を撤退させ「レバノンを地獄から救うよう」に呼びかけている。
今回の暴動のきっかけは、政府がヒズボラの取り締まりを強化すると発表し、その第一段階としてヒズボラ同士の交信ネットワークを違法と断定、ヒズボラとつながりがあるとされたベイルート空港の警備部長を交替させたことにある。
ナスララは全国放映のテレビ演説でヒズボラの交信ネットワークが2006年夏のイスラエルとの戦争の際に多いに役立ったとし、「対イスラエル・アメリカ抵抗運動への挑戦」だとして次のように宣言した。
「我々を逮捕しようとするものは我々が逮捕する。」「我々を撃つものは我々が撃つ、我々に上げられた腕は我々が切り落とす」
まったくいつもながらイスラム教過激派の言うことは勇ましい。やることはいつもお決まりの野蛮なテロ行為だが。
パレスチナでもイラクでもそうだが、中東で暴力沙汰が起きるたびに、常にイスラエルやアメリカが原因であるかのようにイスラム過激派は責任転嫁をするが、結局彼らのシーア対スンニという宗派争いに外部からの手助けなど必要ないのだ。彼らのぶつかるところ常に戦ありである。平和な宗教が聴いて呆れる。
とはいうものの、レバノンにおける宗派間争いにはシーア対スンニの勢力争いであることに違いはないが、その背後にはイランとサウジアラビアがいることも無視できない。
ヒズボラはシリア系のテロリストだが、その裏にイランがいることは周知の事実。イラクでサドルを使って宗派間争いを激化させようと色々工作をしているイランはレバノンでも同じようなことをやっているわけだ。
スンニ派のリーダーは近隣のスンニ派諸国に援助を訴えかけているが、サウジやエジプトは口は達者だが政府が直接介入することは先ずあり得ないだろう。ただしレバノンがシーア派国になるのはサウジやエジプトにとっても好ましいことではないので、対スンニテロ行為の資金援助くらいはしてくれるかもしれないが。
ヒズボラはいまのところベイルート空港を占拠しているが、レバノン政府軍は本格的な攻撃は始めていない。
May 8, 2008, 現時間 2:15 PM
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February 3, 2008
パレスチナの暴走にイスラエルバッシングしか興味のないヨーロッパメディア
私が愛読しているイギリスのコラムニストのメラニ−・フィリップ女史が、いつもはかなり反イスラエルのロンドン・タイムスが、どういうわけか今回はまともなコラムを載せたとしてロビン・シェパード(Robin Shepherd)の書いたこの記事を紹介している。
謝罪派の最たる考えはイデオロジーではなくイスラエルによる占領がテロの「根源だ」だというものだった。であるから占領が終わればテロも終わるとされていた。この主張は今や完全に打倒された。イスラエルの撤退以来、パレスチナ民兵軍はガザからイスラエル市民を標的に4000以上のロケット弾を撃ち込んでいる。このような連続攻撃を無視できる国などひとつもないだろう。では解決策はなんだ?再占領かそれともロケットが発射されている地域への絨毯空襲か?多くに国々がすでにそうした策をとったろう。だがイスラエルはそのどちらもしていない。
ガザ居住者の状況は深刻だ。しかし最終的な責任はハマスや他の民兵軍や暴力文化を維持しているパレスチナ人が背負っている。それさえなければ防御壁も武力行使も貿易規制も経済制裁も必要なくなるのだ。しかるに全く逆さまのイギリスやヨーロッパのコメントときたら道理などそっちのけである。感情的な言葉の猛撃はひいき目にみてもユダヤ政権に対して怠慢な考えかたであり、悪くいえば憎悪に満喫している恥知らずな行為といえる。
まったくその通りだ。同じことが別の国でおきていたらパレスチナ人などとっくの昔にガザやウエストバンクから追い出されていたに違いない。長い目でみたらイスラエルは世界からどれだけ責め立てられようとそれを実現させるべきだったのかもしれないが。
下記は2006年の7月、イスラエル、ガザ、レバノンの戦争真っ最中の頃に書いたものだ。
ここで私はあえてイスラエルがあの土地にイスラエル国を建国するにあたった経過が正当であったとか不当であったとかいう話を避ける。...私は最初に領土を手に入れた過程が侵略であったにしろ、買収であったにしろ、単に空き地で陣取りした結果だったにしろ、最終的に住民を統治し、外敵から国を守ることができる政府こそ主権国家といえるのだと考える。
イスラエルは1948年の建国当日からその主権を試されてきた。そしてその後の外敵による度重なる攻撃にたいしてことごとく勝利をおさめ、イスラエル国を死守してきた。外敵から国をまもることこそが主権国家たるものの第一条件である以上、世界中においてイスラエルほど何度もその主権国家の権利を証明した国はない。...
さてここでイスラエルの行為が行き過ぎであるとお考えの皆様にイスラエルを日本、パレスチナを北朝鮮と置き換えて考えてみていただきたい。北朝鮮が日本の学校、レストラン、遊園地などといった民間施設を標的に毎日数発のノドンを打ってきたとしよう。ミサイルが当たって被害があることもあれば、空き地に落ちて無害なこともある。それが一年以上も続いたとする。そして何週間に一度の割で北朝鮮の工作員による自動車爆弾や自爆テロ未遂が東京だの大阪だのの都市でおき、時々警備員や民間人が巻き添えになって一回に数十人の死傷者がでたとしよう。また、浜辺をあるいている女学生が拉致されるなどの事件が続出したとしよう。(あ、これはもう起きてたんだっけ?)
それに対して日本が北朝鮮に抗議をすれば、北朝鮮は日本は過去に朝鮮民族にたいしてひどいことをしたのだから、この程度のことは当たり前だ。拉致被害者を返して欲しかったらもっと経済援助しろと開き直り、なまじ応戦などしたらもっとノドンを打ち込み、日本人を拉致するぞとおどかしたとしよう。
この段階で日本が北朝鮮のミサイル発射装置を爆破し、軍事基地にミサイル攻撃し、軍首脳部が固まっていると思われる場所に戦車で侵攻して日本の圧倒的軍事力で北朝鮮のインフラを半壊したとして、日本のやり方は行き過ぎだなどと批判するひとはいるだろうか? 北朝鮮の攻撃による日本人の被害など日本の人口のほんの一部なのだから、北朝鮮への応戦はほどほどに自制すべきだなどと諸外国から口を出されて納得する日本人がどれほどいるだろうか? いったいどこの世界に戦闘行為を仕掛けてきた敵が軟弱であったら、こちらもそれにあわせた軟弱な応戦しかしてはいけないなどという取り決めがあるのだ?
北朝鮮と日本の関係はパレスチナとイスラエルとは状況が違い過ぎるから比較にならないなどという逃げ口上は受け付けない。世界ひろしといえど、どんな独立国が隣接する政権からこのような連続攻撃を受けて黙っていられるだろうか?それがイスラエルでも日本でも同じことのはずだ。メキシコのティワナからサンディエゴに毎日のようにロケット弾が飛んできたらアメリカ人が黙っているはずはない。
ならばどうしてイスラエルだけはいいってことになるのだ?どうしてイスラエルだけはいつまでもパレスチナの無責任な行為の責任をとらなければならないのだ?
それから対テロ武力行使がかえってテロを生むといういい加減なことをいう人にもう一度考えてもらいたいことがある。パレスチナによる自爆テロの猛攻撃が始まったのはイスラエルがレバノンから撤退した直後だった。第二インティーファーダといわれるこのテロ攻撃を誘発したのはイスラエルの弱腰政策が原因だったと今では誰も認めている。また、イスラエルはガザから撤退したがテロ行為は止んでいない。これまでにもイスラエルが和平交渉に応じる度にテロ攻撃は減るどころか増えているのだ。どうしてこのようなことがおきるのか?
それはパレスチナ人は平和にも独立にも興味がないからである。彼等はイスラエルと平和共存するくらいならイスラエルと心中したほうがよっぽどもましだと考えている。彼等は妥協とか交渉とかいう語彙は持ち合わせない。彼等に分かるのは敵が強いか弱いかだけだ。そしてイスラエルの柔軟な態度は「弱さ」なのである。イスラエルが妥協すればするほど、もう一押しでイスラエルを倒せると錯覚するのだ。パレスチナ対策は和平交渉だと考えている西側諸国はアメリカも含めて大馬鹿ものなのである。そして度重なるパレスチナの裏切りに未だに懲りずに甘い政策をくりかえしているオルメルト政権はそれに輪をかけて馬鹿者だ。
イスラエルはパレスチナにいつまでも甘い顔をしているからつけあがられるのだ。この際徹底的にパレスチナを攻撃すればいい。どうせ世界のメディアはイスラエルに批判的なのだからイスラエルにとって都合のいい行動をとればいいのだ。
もっともいまの腰抜けオルメルト政権ではそれは無理だろう。
February 3, 2008, 現時間 12:15 AM
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January 29, 2008
イスラム教批判はイスラモフォビアなのか?
私が二年近く書いてきた過激派イスラム教批判について、ある場所で批判をなさっている方がらしたので、こちらへ来て話されてはどうかとお誘いしたのだが、カカシのブログは読んでいるということなので、彼の私及びアメリカのネオコンに対する批判をちょっと載せてみよう。
まずは一宿一飯さんのあるブログへのコメント。
所詮憶測ながら苺畑カカシさんのイスラモフォビアに関して感じることは、「恐らくこの人は実際にモスリムに合って対話した経験も無ければする気も無く、単に自分の世界観を維持するための仮想的を必要としているに過ぎない」と言うものです。実際に接触してみれば、例えば敬虔なクリスチャン・モスリム・ジューイッシュは「共通する価値観を持っている」訳で、現実にハマス創設者ヤシン師にはユダヤ宗教界における高位の和平支持派ラビとの親交があったと言うような話など実例は幾らでもある訳なのですが。別に、「真に共存の可能性を持っているのは西欧化した世俗主義者のみ」では無いのですけれどね。苺畑さんの決め付けは多分に「自分の壊れやすく、多分に現実と齟齬を来たしてしまいがちな価値観を守るために、少しでもそれに沿わないものは攻撃せずにはおられない」と言うような衝動的な物に見えてしまう。
一宿一飯さんは私の書いたことを読む前に某ブロガーによる「カカシはイスラム教恐怖症だ」という偏向な意見を読んでしまったため、私の書いていることもそういう色眼鏡をかけてよんだのだろうと思う。もう少し気をつけて読んでくれれば、私が攻撃しているのはイスラム教徒全般ではなく、過激派イスラム教徒およびイスラム教テロリストなのだということがわかるはずである。
常連の読者のかたがたならご存じだが、私はこのブログにおいて我々文明社会はイスラム教全体を敵に回してはならないと何度も強調してきた。イスラムの危機:テロリズムはイスラムの教えに反するにおいて歴史家のバーナード・ルイス博士の言葉を借りてこのように書いた。
現代のテロはイスラム教とほぼ同義語になってしまっているので、テロリズムがイスラムの教えに反するなどといっても、そんなことは頭の弱いリベラル連中のプロパガンダとしか受け止められない読者も多いだろう。私がここで何度も紹介してきたロバート・スペンサーなどもその口で、テロリズムこそがイスラムの真髄だなどと平気で言う。だがここでルイス教授はあえて、イスラムは平和な宗教だと主張する。...
...イスラム教徒はイスラム教を守るために戦うことは義務付けられているが、非戦闘員を殺したり虐待することは禁じられている。死を覚悟で戦うことは期待されるが、自ら命を絶つことは許されない。だとしたら、テロリストのやっていることは完全にこのイスラムの教えに反することになるではないか?何故このようなことをしている人間がイスラム教原理主義者だなどと大きな顔をしていられるのだろう?
...イスラム教過激派はイスラム教の名のものとに西洋に宣戦布告をした。彼らの解釈はコーランの正しい解釈のひとつである。だが、テロリストを正当なイスラム教徒として扱ってはならない。テロリストを原理主義者などと呼んではいけない。コーランの解釈はひとつではない。長くつづられたコーランのなかには戦争を唱える箇所もあれば平和を唱える箇所もある。他宗教に寛容となり、弱いものを守り無実の人間を傷つけてはならないという教えもイスラム教の原理なのである。イスラム教徒の中には、西洋文化の落ち度も理解しながら、また自分らの社会の弱点を捉えながら近代化を進めようとしている人々がいる。前者とは戦い以外に道はない。だが、後者とは歩み寄れる。我々現代人はこの二つのグループを十分に見極める目を養ない、穏健派を出来る限り応援しなければならない。
私は穏健派イスラム教徒となら歩み寄れるという言い方はしたが、歩み寄れるイスラム教徒は「西欧化した世俗主義者のみ」などといった覚えは一度もない。いや、それどころか私はヨーロッパの世俗主義をずっと批判してきている。私の「滅び行く欧州、栄えるイスラムの脅威シリーズ」を読んでいただければ分かるが、私はここでヨーロッパの行き過ぎた世俗主義こそがヨーロッパの崩壊につながると書いている。そのまとめとして目覚めるヨーロッパでこのように書いた。
(マーク)スタインはヨーロッパの世俗主義が現在の欧州の堕落を招いたのだと書いている。私はこれには全く同意見。イスラム教という宗教に対抗できるのはヨーロッパの基盤となっているジュデオ・クリスチャンの価値観しかない。
またカカシはイスラム教こそ悪の根源といいはるロバート・スペンサーの映画を紹介した時もこのように述べた。
私はこのブログでも何度か文明社会がイスラム教徒全体を敵に回すことの危険性を主張してきた。 だから私は悪の根源はイスラムの教えにあるというこのドキュメンタリーの製作者たちの意見には全面的に賛成できないでいる。 特にシューバット氏はイギリスのブレア首相がイスラム教を「平和を愛する宗教」だと何度も繰り返すことに関して、愚かなのか嘘つきなのかどちらかだろう、と言い切ることには全く同意できない。ブレア首相ほど対テロ戦争に関して自分の政治生命を犠牲にしてまでブッシュ大統領と一緒になって努力してきた政治家はいない。 ブレア首相ほどイスラムテロリストの脅威を正しく理解して戦い続けなければならないと主張した人はいない。 私は911事件以後のこの世の中にブレア首相という立派な政治家がイギリスにいてくれたことを何度神に感謝したか知れない。
「イスラムについて、、」の製作者たちがわかっていないのは、政治家達がイスラムを「平和な宗教」だと主張し、テロリストは過激派であり、本来のイスラム教の教えを歪曲しているのだと語るには理由があるということだ。 イスラム教の人口は12億といわれている。 この中で過激派は約一割というではないか。 彼らはその一割の過激派と戦うために我々文明諸国に対して12億の人々全体を敵に回せというのか?
無論、数や欧米の戦争技術をすれば、12億の敵をもってしても西洋社会がいずれは勝つだろう。 だが、もしそのような戦争がおきれば、第2次世界大戦どころの騒ぎではなくなるということがこのドキュメンタリーの製作者たちにはわかっているのだろうか?
一宿一飯さんの誤解は過激派イスラム教及びイスラム教テロリストへの批判を、イスラム教全体への批判イスラム教徒への人種差別およびイスラム教恐怖症、と混同してしまっていることにある。イスラム教過激派による犯罪やテロ行為を指摘して批判することは決して個々のイスラム教徒への人種差別でもなければ人権迫害でもない。それを混同してしまうと今ヨーロッパやカナダで起きているような人権擁護法の乱用のようなことが起きてしまうのである。
さて、一宿一飯さんは、私がイギリスのブロガーがイスラム批評をして逮捕状が出たという話を紹介した時、ラディカルフェミニストのフィリス・チェスラー女史のブログからインタビューを引用したことに関して、ラディカル・フェミニストたちのイスラム教蔑視はごう慢であり、イスラム教を批判しているというだけで、カカシが嫌いなはずのラディカルフェミニストを好意的に扱うのは私のアメリカ的なごう慢の現れであるという意見を述べられている。
まず第一に、私はチェスラーなる人がラディカルフェミニストであるという事実は知らなかった。しかし彼女がもしラディカルフェミニストだとしたら、彼女のイスラム教批判は全く理にかなっている。なぜならば、本当に女性優先の思想を持つ人であるならば、男尊女卑の最たるものであるイスラム教を批判するのはごく自然だからである。ラディカルフェミニストと自称する人ならばイスラム教の厳しい掟を恐れるのは当たり前だ。なにしろ強姦された被害者がむち打ちの刑にあうようなイスラム圏国が存在するのである。このような宗教を恐れることはフォビア(恐怖症)などではなく当然な自己防衛的な警戒心である。
私は自分はフェミニストだとか女性救済を目的としているといいながら、敵の敵は味方というせこい考えで非常な女性迫害をしている過激派イスラム教を全く批判しないリベラルフェミニストのほうがよっぽども偽善的だと思う。カカシは自分とは全く意見の合わない人でも信念をもって自分の考えを貫き通すひとのことは尊敬する。それがラディカルフェミニストであれ、共産主義者であれ同じである。反対に言うこととやることが正反対の偽善者は軽蔑する。
一宿一飯さんは、私のパレスチナ人への批判的な考えを『「遅れた、未開な非西欧」に対する敵意』だと考えているようだが、私がパレスチナ人に批判的なのはイスラエルがガザを撤退して自治をする絶好の機会を与えられた時に、ハマスというテロ軍団を政権に選び、自治にはまったく無関心で、ただただユダヤ人殺しだけを念頭において、平和交渉に何度も応じているイスラエルに執拗にミサイルをうち続けているからである。パレスチナ人はアラブ諸国でも民度が低いという悪評の高い民族だ。これはカカシの人種的偏見でもなんでもない。パレスチナ人の子供たちが飢えで死ぬようなことがあったら、これは一重に戦争に明け暮れて自分らの子供たちの将来にむとんちゃくなパレスチナのテロリストどもの責任である。
さて、ここで一宿一飯さんの白人コンプレックスについて反論したい。
..経営者さんは苺畑さんを「アメリカ保守の真似をしている」と評されましたが、私は「大変日本人的な反応」だと感じているのです。
「遅れた、未開な非西欧」に対する敵意と「自分の愛するアメリカ・西欧・白人社会」に固執するが故の「国粋主義」、そしてそれは「自身が日本人であるから」ではないかと。苺畑さんにとって依然憧れの「他者」であるアメリカと言う国の言説は、相互に如何に食い違い、相反していてもそれが「西欧・白人社会・アメリカ」を肯定し補強する範囲においては「矛盾せず」、逆にそれらの価値を批判し、見直そうとする言説には無条件に「敵」のレッテルが貼られるのではないかと。
差別は廃さなければいけないが、それは別に「白人・男性・プロテスタント」の価値観を否定するものでは無い筈なのにこの扱いは何だ、と言うのと同じ感覚を日本人も、そして世界各地のモスリムも持っていると言う事です。
少なくとも私の眼にはネオコンサバティズムとラディカルフェミニズムの「傲慢さ」「愚かしさ」は同じものに映ります。それは一部にドメスティックバイオレンス常習者や過激主義者が居るからと言って「すべての白人男性」「すべてのイスラム教徒」そして「全ての日本人の男」は野蛮で旧弊で遅れていると決め付ける類の愚かさです。
私にとって新保守主義は「保守」でもなんでもない。西洋かぶれの妄言に過ぎません。自分達の文化を否定し、西欧に媚び諂い、彼等にほめて貰う為に他のアジア人を殊更に野蛮と蔑む態度の恥知らずさに「お前達はそれでも日本人か」と怒りたくなることは枚挙に暇がありません。
私はネオコンではない。宗教右翼とか孤立主義の旧保守派とも違うが、どちらかといえば旧保守派に近いと思う。私としてはネオコンはリベラルすぎると思うので。ま、それはいいのだが、この白人に対する羨望という意識は、はっきり言って一宿一飯さん自信の反影だという気がする。アメリカは移民の国であり、その市民の種族も多種多様である。確かに過去には有色人種が差別されるという風潮がなかったわけではないが、カリフォルニアのように出会う人の半分以上が外国出身といういうような社会に住んでいると、白人だから何か特別に偉いなどと感じることはまずなくなる。少なくとも私は白人がうらやましいとか白人になりたいとか思ったことは一度もない。
アメリカにはいい面もあれば悪い面もある。特に日本はアメリカのよくない面を輸入し過ぎると思う。日本の教育界やフェミニストなどが「欧米では〜がとても進んでいる。日本も見習うべき」などといって取り入れる概念が日本社会の役に立ったことなどほとんどないと断言できる。
アメリカに長年住んで、アメリカの保守派思想を取り入れたカカシがアメリカ人なら、アメリカでフェミニスト活動を長年つづけて左翼フェミニストとなった例の小山のエミちゃんも立派なアメリカ人だろう。一宿一飯さんが、欧米を一緒くたにして白人社会と呼んでいるのも、彼が白人はすべて同じだという人種差別意識を持っている証拠だ。
私が生きているのはアメリカであり欧州ではない。欧州とアメリカではその文化に雲泥の差がある。私が価値あるものとしているのは人種や性別や年齢にこだわらずに個人の才能で判断してくれるアメリカの自由主義だ。これは白人であるとかプロテスタントであるとかなどということとは完全に無関係だ。もっとも一宿一飯さんが自由平等は白人プロテスタント男性の専売特許だと言い張るなら、また話は別だが。
January 29, 2008, 現時間 11:40 PM
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January 26, 2008
ハマス、エジプト国境を襲撃、イスラエルの責任問われる!
The English version of this entry can be read here.
ここ数日ハマス民兵たちがエジプトとガザを分ける国境の壁をブルドーザーなどを使ってエジプト国境警備隊の目の前で襲撃している。
壁は未明に十数カ所で爆破された。ガザではエジプトから地下トンネルを使った密輸が盛んだが、密輸業者は朝日新聞の現地助手に「今日は商売あがったりだ」とため息をついた。
ガザの人々はラジオなどで爆破の情報を聞いて車でラファに向かい、中心部のガザ市などでは人通りが途絶えた。
武装勢力は壁の爆破後にブルドーザーで道をならし、車も通過できるようにした。住民らはエジプト側のラファのほか約40キロ離れたシナイ半島北部のアリーシュにも向かい、封鎖のために不足している乳製品や砂糖、炭酸ソーダ、たばこ、ガソリン、セメントなどを買い込んだ。
しかしいったい何故この時期にハマスはエジプト国境を襲撃などしているのだろうか?エジプトのホスニ・ムバラク大統領はガザの市民がイスラエルの輸出や交通規制によって人々が飢えているせいだとイスラエルを責めている。上記の朝日新聞の記事でも悪いのはイスラエルといわんばかりの報道である。
イスラエルによる制裁で物や人の出入りがほとんど止められているパレスチナ自治区ガザで23日、正体不明の武装勢力が南部のラファのエジプト境界にある壁の一部を爆破した。ガザの住民ら数万人がエジプト側に殺到し、食料や燃料などを買いだめして戻った。封鎖に風穴を開けようと、住民らが実力行使に出た模様だ。
にっくきユダヤ人め、なんでいつまでもパレスチナ人をいじめるんだ。たかが数千発のロケットを打ち込まれたくらいでガザへの食料や医療の無料供給を止めるなんて、なんて無慈悲なユダ公たちだ。か弱いパレスチナ人たちは切羽詰まってイスラエルの市街地を攻撃する以外に手立てがないというのに、イスラエルときたらそんなかわいそうなガザを秤量攻めにするなんて、鬼だ畜生だ!
飢えて貧乏で何の手立てももたないかわいそうなハマスは、燃料を大幅消費するブルドーザーや爆弾を使ってエジプト国境を襲撃。(爆弾の材料やブルドーザーを使う燃料はいったいどっから出てきたんだろうね?)
ハマスがエジプトを侵略し、腐敗したエジプト警備隊がこの攻撃を見て見ぬ振りをし、無力なムバラク大統領はすべてイスラエルのせいにする。今日の朝日新聞によればエジプト側はハマスの越境を一部許す方針を発表した。
パレスチナ自治区ガザとエジプトの境界壁が破壊され、大量のガザ住民がエジプト側に不法越境している問題で、エジプト政府は26日、ガザ住民の流入を阻止しない方針を表明した。エジプト治安当局は「自由往来」は食料や燃料など品不足の解消に限り認めるとし、監視強化のため境界に治安部隊を展開。ガザ住民との衝突で部隊側に約40人の負傷者が出ている。
エジプトの警察はモスレムブラザーフッドというテロリストに牛耳られており、大統領といえどもそれほど影響力がないようだ。MBはハマスとは同じ穴のむじななので、ハマスの襲撃行為に積極的な抵抗などしないというのも納得がいく。しかしエジプトがパレスチナ人の越境を許可した場合、軒下貸して母屋とられるということになりかねない。パレスチナ人はアラブでいったら下の下の民族でその柄の悪さは定評がある。こんな奴らの越境を一時的とはいえ認めたらどういうことになるのか、ムバラクはちょっと考える必要がある。
イスラエルはいつまでもパレスチナ民族などというペストの面倒を見る義理はない。今の腰抜けオルメルト政権が倒れれば次のイスラエル政権は保守派強行形のビービーことベンジャミン・ネッテンヤフ首相が指揮をとるだろう。そうなればパレスチナの難民がエジプトにどっと流れ込むこと必至である。
もっとも度重なるハマスのエジプト国境襲撃はイスラエルにとっても心配である。なぜならハマスはエジプトを通じてテロに必要な物資や人員をおおっぴらに輸入するに違いないからだ。イスラエルはハマスのエジプト越境はイスラエル攻撃の準備であるという見方をしており、リゾート地域のサイナイへの旅行は控えるようにと警告している。一年前に自爆テロがサイナイを通ってイスラエル入りしているからである。
エジプトとイスラエルの国境ぞいに壁はない。二つの国は1978年以来ずっと平和的な関係にある。ハマスのテロリストが自由にエジプトに出入りできるとなれば、ハマスがイスラエル・エジプト国境からイスラエルへ攻撃を仕掛けることが容易になる。
オルメルトのパレスチナ対策は失態に次ぐ失態で、すでにカディマ党は崩壊寸前。今選挙が行われればリクード党が多数議席を獲得できるだろう。そうなればイスラエル政府始まって以来の純粋な多数党が誕生するかもしれない。そうなれば新政権は他党の許可なくパレスチナにたいして強行手段がとれるようになるのだ。そういう時にエクド・オルメルト首相はなんとパレスチナオーソリティー(PA)にイスラエル・ガザ通路の警備を受け渡そうと考えているというのだからその馬鹿さ加減はあきれかえってものがいえない。PAに警備を任せるということはハマスの自由通過を認めるというのと同じではないか。こんな味方なら敵はいらない。
ここでちょっとハマスの歴史を振り返ってみよう。ハマスは1987年にシーク・アクメッド・ヤシンというモスレムブラザーフッドのガザ分家リーダーによって創設された。モスレムブラザーフッドの本家は無論だれあろうエジプトイスラミックジハード(Egyptian Islamic Jihad)であり、アルカエダのナンバー2、アイマン・ザワヒリなど多くの過激派テロリストを生み出した凶暴なテロ集団である。
モスレムブラザーフッドの本拠地は間違いなくエジプトであり、最近のハマスとの親密な関係はイスラエルだけでなく対テロ戦争にたずさわる我々全体にとって非常に心配な状況である。
January 26, 2008, 現時間 2:49 PM
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January 11, 2008
選挙は関係なし! 遠慮せず強気の外交に専念できるブッシュ
よくアメリカではすでに任期終了を待つだけになって政策上の実権がなくなっている政治家のことをレイムダックと呼ぶ。二期目の任期もあと一年足らずとなり、従来この時期の政権からは特にこれといった新政策は期待できない。
この時期はある意味でアメリカにとって非常に危険な時期でもある。まずイラクだが、大統領選挙に影響を与えようと選挙をめざしてテロ行為が激化することは間違いない。また先日のイランのように任期を一年未満に控えた大統領が新しく戦争などはじめるはずがないと踏んで挑発をしてくる敵もあるだろう。
しかし今回は従来とはちょっと違う状況がある。従来なら現在の政権の方針を引き継いで大統領に立候補する副大統領が、健康上の理由から立候補していない。大統領の外交政策は議会の承認を必要としない。ということはブッシュ大統領は来期の選挙運動を控えた支持率の束縛や議会のうるさい小言など気にせずに強気な外交に専念できるというわけだ。ブッシュはレイムダックだからと甘く見てやたらにアメリカを攻撃してくると敵は思わぬ猛反撃を受ける可能性がある。
2008年のブッシュ外交政策はこれまでよりも強気なものになるのではないかという意見がStratforに載っている。(メンバー登録必要(Hat tip seaberry)
イラク戦争はジハーディスト戦争の延長だ。2001年のアフガニスタン侵略の後、合衆国はアルカエダを可能にしたサウジアラビア、シリア、イランそしてパキスタンという四つの勢力と同時に戦うだけの軍事力に欠けていることに気が付いた。そこでブッシュ大統領の最初の手段はアフガニスタンに対抗する碇(いかり)を確保するためにパキスタンに無理矢理アメリカと同盟を結ばせた。第二段階は他の三つの国を威嚇しアルカエダとの戦いへの協力を強制するため、これらの国と国境を接するイラクを占領した。そして最終段階ではアルカエダが崩壊するまでこの戦争を押し進めるというものだった。
多くの思いがけない犠牲を払ったとはいえ、2008年の夜明けを迎えた今、この作戦がアルカエダが機能不能になるまで潰すことに成功したことが明らかになってきた。 はっきり言ってジハーディスト戦争はもうほぼ終わりを遂げているのである。合衆国は勝っているだけでなく、最初にアルカエダを可能にしたスンニ勢力全体を味方につけてしまった。
これでこの地域においてただ一つ非スンニ派勢力のイランは合衆国との同意を求めなければならないという非常に居心地の悪い立場にたたされることになった。
イラク情勢:
現在イラクではファンタム・フィニックスという大掃蕩作戦が行われており、すでに何十人というテロリストが殺されている。特にファンタム..の一部であるハーベストアイアンではアンバー地域から逃げたアルカエダの連中の温床となっていたディヤラ地区が焦点とされている。
現場の司令官によるとアメリカ・イラク同盟軍は期待したほどの抵抗にはあっていないということだ。これは我々の攻撃が事前に敵側に洩れたため、アルカエダの連中がかなり多く逃げてしまったのが原因らしい。
しかしこれまでの作戦と違ってペトラエウス将軍のCOIN作戦では、一旦制覇した土地は去らずにあくまで守り通すので、テロリストから戦って奪い取ろうが逃げ去ったテロリストの留守中に制覇しようが結果は同じだ。テロリストは奪われた土地を奪い返すことはできないからだ。
イラク戦争がうまくいくいつれて、アメリカ国内でも日本でもイラク戦争の話をあまりきかなくなったが、アメリカ市民が大統領選挙で気を奪われている間にもイラクではアメリカ軍がテロリスト退治を着々と進めているのである。大統領選挙に影響を与えようとテロリストが躍起になって自爆テロ作戦を練っていることは確かだが、味方軍の攻撃から逃れながら住処を次から次へと奪われている最中にメディアをあっといわせる大規模なテロ作戦を練るというのはそう簡単にできるものではない。
イラン:
この間のイランによる挑発行為で、アメリカ海軍は何もしないで見ていたという見解は間違っている。アメリカ側は確かに応戦はしなかったが、イランがこちらの反応を観察したのと同じようにこちらもイランのやり方を注意深く観察していたのである。それにアメリカ側がわざと反応を遅らせて意図的に誤った情報を与えた可能性も考える必要がある。
もしまたイランがあのような挑発行為をとることがあったら、アメリカ側からの反応はかなり恐いものがある。ブッシュ大統領はイランへの武力行使をオプションのひとつとして考えているのは確かだが、それをやる前にイランに対して強気の対処をすることは可能だ。例えばホルムス海峡を通るイランへ出入りする船をすべて差しとめてしまうということなら意外と簡単にできる。これに経済制裁を加えれば、イランの経済は突如として立ち止まってしまうのだ。
それではここで再びイランをどう攻めるか、軍事歴史学者のアーサー・ハーマン博士の提案を振り返ってみよう。
- まずホルムズ海峡を通る石油輸送を阻止する国はどこであろうと容赦しないと発表する。
- その脅しを証明するために対潜水艦船、戦闘機、じ来除去装置、イージスBMDシステムなどを含む空母艦バトルグループをペルシャ湾に派遣する。むろんこちらの潜水艦も含む。
- アメリカ一国によるイランの石油タンカー通行を封鎖。イランから出る石油、イランへ入るガソリンなどを完全阻止する。ほかの国の船は自由に通過させる。
- イランの空軍基地を徹底的に攻撃し、イランの空の防衛を完全に破壊する。
- イランの核兵器開発地及び関係基地、インフラなどを攻撃する。
- そしてこれが一番大切なことなのだが、イランのガソリン精製施設の徹底破壊である。
- アメリカの特別部隊がイラン国外にあるイランの油田を占拠する。
読者の皆様もお気付きと思うが、アメリカはすでに1と2を実行に移してしまっている。ブッシュ政権は今年中にイランになんらかの強攻策をとるはずである。
イスラエル・パレスチナ問題:
今ブッシュ大統領はイスラエルを初訪問中。ブッシュ政権はこれまでのどの政権よりも親イスラエルとはいうものの、イスラエルに妥協を迫ってパレスチナに歩み寄るように圧力をかけるという点では従来の政権とあまり変化はない。カカシは他の点ではブッシュ大統領の政策を支持しているが、ことイスラエル・パレスチナ問題に関してはあまり期待していない。オルメルト首相との会話も中東和平よりもイランの脅威に終始した模様で、パレスチナ和平についてはあたりさわりのない会話しかなったようだ。
【エルサレム笠原敏彦】...パレスチナ和平をめぐってはオルメルト首相が7年ぶりに再開した和平交渉への「完全な関与」を改めて表明したものの、交渉進展へ向けた具体策は示せなかった。初のイスラエル訪問となるブッシュ大統領の首相との会談は、予定を約40分も超過。2国家共存に向けてパレスチナ国家の輪郭(国境画定、難民の帰還問題など)を決める交渉の年内妥結やイランへの対応で、突っ込んだ論議を行った模様だ。
イスラエルは和平問題よりイランへの対応を重視。ブッシュ大統領は会見で「イランは03年秋に核兵器開発を停止した」とする米機密報告書の公表が波紋を広げている事態に言及、「イランは脅威であり続ける」との認識を改めて示し、イスラエルの米政策への懸念軽減に努めた。...
一方、焦点のパレスチナ和平では、オルメルト首相が改めてパレスチナ側の暴力停止が和平推進の前提だとの立場を強調。ブッシュ大統領は強い圧力を行使する姿勢は見せず、「指導者らがロケット攻撃や入植地の問題に固執し、歴史的な合意の潜在性を見失うことが懸念の一つだ」と述べるにとどまった。
両首脳とも和平問題では「決意表明」にとどまり、昨年11月の米アナポリス中東和平国際会議での「約束」を「履行」に移す突破口は開けていない。
ブッシュのイスラエル訪問は卒業写真程度の意味しかないという批判もあるが、アメリカ大統領がイスラエルを訪問するのは非常に危険を伴う行為であるから、少なくともその危険をおかしてまで訪問したということに多少の意義はあるかもしれない。私はアメリカのイスラエルへの方針は「放っておけ」というもの。どうしても口出ししたいなら、イスラエルからのイランなどへの諜報と交換に武器供給をするのが得策と思う。
January 11, 2008, 現時間 7:11 PM
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October 18, 2007
トルコ政府、イラクへの越境攻撃を承認
先日からアメリカの下院議会で話題になっているオトマン帝国時代のアルメニア人大量殺害について、現在のトルコ共和国に責任を負わせようという話が、だんだんとトルコ政府の姿勢を厳しいものにさせている。
まず、トルコ政府はアメリカ駐留のトルコ大使を一時帰国させた。
【ワシントン=山本秀也】アルメニア人虐殺(1915年)をめぐる米下院のトルコ非難決議案問題で、トルコ政府は11日、「対応協議」を理由に米国駐在のセンソイ大使を一時本国に召還した。決議案に対する実質的な不快感の表明とみられる。米国家安全保障会議(NSC)のジョンドロー報道官は、「強固な関係維持のため早期の任務復帰を望む」として、トルコ政府の反発に困惑の色をにじませた。
AP通信などによると、大使の召還期間は当面、1週間から10日程度と説明されている。トルコ非難決議案が下院外交委員会(ラントス委員長)を通過したことで、トルコ政府は11日、「長年築かれた戦略的友好関係を困難に陥れる無責任な対応」とする声明を発表していた。
決議案に対して、ジョンドロー報道官は「米国の安保権益を激しく損なう結果を招く」と批判。決議案をめぐるトルコの対米姿勢硬化が、隣接するイラクをにらむ米国の安保権益に打撃を与える懸念をもとに、下院本会議での決議案採択の回避を求めるブッシュ政権の姿勢を重ねて表明した。11日の米メディアは、トルコ国内での反米デモの模様を繰り返し報じるなど、安保権益を軸とした米国とトルコの関係後退に強い関心を示している。
昨日もお話したように、下院議員の間では、この決議案は思ったより弊害が大きいと考える議員が増えてきたようだ。それというのも、日本政府の愚痴っぽいいいわけじみた抗議とは違って、トルコ政府の抗議には断固たる中身があるからで、トルコ政府の行動次第ではアメリカはやっと希望が見えてきたイラク戦争に多いに悪影響を与えるからである。このトルコ軍によるイラク越境攻撃などがそのいい例だ。(下記2007年10月18日産経新聞より)
【ワシントン=山本秀也】トルコ軍のイラク北部クルド人居住地域への越境攻撃が同国議会の承認を得たことについて、ブッシュ米大統領は17日、ホワイトハウスで記者会見し、「イラク領内への部隊派遣がトルコの権益だとは考えていない」と懸念を表明、イラク政府を加えてトルコ政府と対話を継続する方針を示した。また、イラク情勢の混乱に備え、大統領は同日、イラク駐留多国籍軍のペトレイアス司令官らと対応を協議した。
トルコ軍の動静について、大統領は「すでに部隊がイラク領内にいる」と述べ、偵察や先遣部隊に続く「大兵力の部隊越境」を支持しない立場を示した。イラク領内を拠点とする非合法武装組織、クルド労働者党(PKK)のテロ活動については「イラク政府もトルコ側の懸念をよく理解している」として、対話による事態打開に期待を示した。
米側がトルコとの対話を求めるなかで、改めて大きな障害となるのが、米下院外交委員会を通過したアルメニア人虐殺をめぐるオスマン帝国非難決議案だ。決議案へのトルコ国内の反発が、同国議会の越境攻撃承認を後押ししたかたちだけに、ブッシュ大統領は、下院本会議での決議採択を「やってはならない」と強く牽制(けんせい)した。
決議案には、与党共和党のほか、マーサ下院議員ら民主党の有力議員からも、本会議採決に反対する声が高まっていた。
アメリカもパキスタンへ逃げ込むアルカエダを追いかけてパキスタンへの越境攻撃を行っている以上、もしもイラクのテロリストがトルコへ越境攻撃しているのであれば、それをトルコが応戦するのを止める権利はない。自分はいいが他人はだめというのはあまりにもダブルスタンダードすぎる。だが、トルコがイラクを攻めてきたりすれば、またまたイラクの状態が複雑になってしまう。トルコにそれをさせないためにはアメリカ側がトルコの安全を保障しなければならない。イラク軍とアメリカ軍が協力してイラク在住のテロリストがトルコへ攻め入らないよう徹底的な取り締まりをする必要がある。
しかしそのためにトルコの理解を得るにしても、今回のような議案が採決されてしまえば、交渉は先ず無理だろう。今後トルコとは正常な国交を結ぶことは不可能となる。実はこの議案の発案者は民主党のアダム・シフといい、カカシも地元なのでよく知っている議員だ。なにせこのあたりはアルメニア人が多いため、トルコという言葉は禁句。なんとトルココーヒーですら「アルメニアンコーヒー」と言われているほど。中身は全然変わらないのだが、、、
とにかく、地元の投票者のご機嫌伺いをしたい気持ちはわかるが、ここはアメリカ、アルメニアではない。アルメニアの議会がトルコに責任追及をするというなら話はまだわかる。(それでも筋違いだとは思うが)だがアメリカのカリフォルニアとトルコとどういう関係があるというのだ?
地元主義で外交を全く考えない議員はこれだから困る。
October 18, 2007, 現時間 9:23 PM
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October 17, 2007
日本と対照的、トルコの米下院民族浄化責任追及決議案への強い態度
まったくアメリカの民主党はブッシュ大統領に恥をかかせること以外には考えが浮かばないのだろうか? もっともイラク戦争を止めさせるとがんばってみても、拘束力のない議決案でさえ通せないというだらしなさ。なにか議決を通したと思えば、アメリカ人には何の関係もない旧日本軍の慰安婦問題などという日本政府を侮辱するだけで害あって益なしという議決案くらいだ。今回も日本に関する議決と同じように90年以上もたっているオトマン帝国によるアルメニア人虐殺について、いまのトルコ政府に責任を取らせようというくだらない議決案を民主党は提案している。
決議案は1915年から数年間に起きたアルメニア人大量虐殺を公式に「ジェノサイド」(事前に計画された集団的虐殺)と呼び、その悲劇への理解などを米国の外交政策に反映させるという内容だが、虐殺をオスマン・トルコ帝国の全責任とし、犠牲者150万として「ジェノサイド」と断じる点などに対しトルコ政府が激しく反対している。
しかしニューヨークタイムスによると:民主党はこんなどうでもいい議案さえ通せそうもない。
トルコ政府を怒らせることを恐れ、下院の両党のメンバーたちは民主党リーダーたちによって提案された一世紀前のアルメニア人民族浄化を糾弾する議案への援助から手をひこうという動きが出ている
この24時間のあいだにほぼ12人の議員たちがこの議決案に反対する意見に変わったことで、突然の脱退に拍車がかかったことで、すでに成功が疑問視されていた議案にさらに暗い影が落とされた。下院議員たちの間ではこのような議案は挑発的であるというホワイトハウス並びにトルコ政府からの警告に従っているとはっきりさせた人たちもいる。トルコ政府はこの議案が通ったならば即、合衆国との関係はイラク戦争への地理的な援助も含めて考え直す意図を明確にしている。
今日まで、議案は下院議長のナンシー・ペロシ氏の強い支持を受けて下院を通りそうな勢いだった。この議案は先週下院外交委員会で認可されたばかりである。しかし今夜、数人の民主党ベテラン下院議員の間からこの議案への投票を取りさえげることを要請する明らかにされた。
以前に旧日本軍の慰安婦問題についても語ったが、米議会がこのような議決案を提案するのは別に日本やトルコにアメリカが敵意を抱いているからではない。それどころかこれらの国々とアメリカは比較的良い関係にある。米民主党にとってはそれが気に入らないのである。
民主党は反戦決議案を拘束力のあるものからないものまで、あの手この手で通そうとしたが、どれもこれも大失敗に終わっている。そこで、民主党はイラク戦争に協力的な姿勢をみせている同盟国を攻撃し始めたのだ。彼らを侮辱することによってこれらの国々からの戦争援助を止めさせようというのが本当の目的なのである。
慰安婦問題では中共や韓国が関与したことと、日本にはアメリカとの関係を完全に断ち切るというような切り札は出せないということもあったし、安倍前首相の発言が言い訳がましく聞こえただけで、全く説得力がなかった。それでアメリカ市民の反感を買ってしまい決議案は通ってしまった。しかしトルコの態度はもっと強気だ。それというのもトルコはトルコからアメリカ軍がイラクへ出動したり武器導入したりするのを拒絶するだけでよいのである。(以下上記の産経新聞より)
トルコ政府は「いわゆるアルメニア虐殺の実態は不明確な部分も多く、ジェノサイドとは呼べず、決議採択はトルコ国民を激怒させて、トルコ・米国関係に重大な打撃を与える」として反対し、エルドアン首相が5日、ブッシュ大統領に電話して議会に抑制を求めることを要請した。同大統領も10日朝の会見で「決議案採択はNATO(北大西洋条約機構)、そして対テロ国際闘争での枢要同盟国との関係を傷つける」として改めて反対を述べたばかりだった。
米国はイラクでの軍事活動に必要な機材や物資の7割以上をトルコ領内のインジルリク基地などを経由して運んでいる。トルコ側では同決議案への反発が激しく、外相や議員団をワシントンに送って、採択された場合は同基地を使用禁止にする意図までを示唆してきた。こうしたトルコの官民の激烈な反応は慰安婦決議案への日本側の対応とは対照を描いてきた。
無論民主党は最初からそれが狙いだったのだと私は考えるが、イラクの強気の姿勢とブッシュ政権からの圧力でこうも簡単に考えを変えるということは、民主党の投票者の間でもイラク反戦派はそれほど多くはないのかもしれない。少なくとも、一般の民主党市民はイラク戦争には反対でも、アメリカはやるだけのことはやるべきだと考えているのかもしれない。それをアメリカ軍の行動を明らかに妨害するような行為はいくらなんでもアメリカ人としてあるまじき態度と考えられているのだろう。
だいたい今のトルコに90年も前の事件の責任を取れというのは、日本の慰安婦問題以上に筋違いである。
トルコはかつてオトマン帝国と呼ばれており、1300年ごろ始まり17世紀にその全盛期を迎え、地中海はトルコの湖だといわれていたこともあるくらいだ。しかし1918年にオトマン帝国が第一次世界大戦に参加したことで、帝国はイギリスと他のアラブ人たちによって完全に破壊されてしまったのである。

全盛期のオトマン帝国
トルコはその後も何年か生き延びはしたが、イギリス、フランス、イタリア、ギリシャ、アルメニアによって分割されてしまった。そして1922年、国粋主義者の、Mustafa Kemal Pasha、俗にアタトゥークと呼ばれるリーダーが外国勢力をトルコから追い出しまったく新しいトルコ共和国を設立した。つまり現在のトルコ共和国は第一次世界大戦でアルメニア人を大量虐殺したオトマン帝国とは何の関係もない全く別の国なのである。これは以前に旧日本軍の慰安婦問題のときにも話たように戦時中の日本政府と現在の日本政府はまったくべつの政権であることや、いまのドイツ政権がナチスドイツとは完全に無関係であるのと全く同じ理屈だ。
だから先の政権が崩れた後に設立された現在のトルコ共和国がアルメニア人虐殺事件の責任をとるいわれはまったくないのである。
民主党はこのようなくだらない決議案を後から後から提案あする下院議長のペロシ議長にいい加減、嫌気がさしているのではいだろうか?
October 17, 2007, 現時間 11:45 PM
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September 25, 2007
「中東有事はそっくりそのまま朝鮮半島有事じゃねぇかよ」
短いが気になったのでちょっと書き留めておく。
タイトルは陳さんのエントリーから拝借。これは陳さんが、シリアからイスラエルが北朝鮮が提供した核兵器の材料を押収していたという記事に対して書かれた反応だが、まさに的を射ていると思う。
でも解せないのは、アメリカが北朝鮮をテロ国家指定から削除するつもりらしいということだ。北朝鮮にはクリントン時代に一度騙されているし、第一シリアへの核兵器援助に関してはアメリカも知っていたという話でもある。とすればどうしてこの次期に北朝鮮を悪の枢軸からはずす必要があるのだろうか?
September 25, 2007, 現時間 5:20 AM
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September 19, 2007
シリアの大量破壊兵器開発に関わるイランと北朝鮮
9月12日(2007年)のことだが、イスラエルがシリアを空爆するという事件が発生した。下記は朝日新聞の記事より。
イスラエル軍がシリア空爆か 米で報道
イスラエル軍がシリアを空爆したとの見方が広まっている。米CNNテレビが11日、米国防総省筋の情報として、武器庫を空爆したと報道。12日には米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)が空爆の理由をめぐり「シリアが北朝鮮から核関連物資を購入している可能性もあるため」と指摘した。今のところ両国政府とも認めていないが、事実であれば両国の紛争に発展する可能性もある。...
シリアは空爆についてコメントせず、地上部隊の侵入だけを否定した。イスラエル軍の一方的な攻撃の事実を認めれば、反撃を求める声が国内やイスラム圏の間で高まり、本格的な紛争に発展する事態を避けようとしているのではないか、との見方がある。
シリアはヒズボラを使いレバノンで政権争いに余念がない。またパレスチナのハマスなどもシリアとは深い関係にある。イスラエルにとってシリアの核開発を黙認するわけにはいかない。しかしここで心配なのは北朝鮮がシリアに核兵器開発援助を行っているかもしれないという事実である。これについて13日つけのワシントンポストが詳細を掲載している。
関係者によると合衆国が過去6か月に渡って徴収した情報によれば、北朝鮮がシリアと共謀してシリアにおいてなんらかの核兵器施設を建設しているらしいとのことである。その証拠は衛生写真などを含む劇的なイメージなどを含み主にイスラエルから来るもので、アメリカの高官は施設は核兵器の材料を生産するのに使われている可能性があると考えている。
この間から北朝鮮は神妙な態度をとっているように見えるが、影でこんなことをしていたとは。やはり油断のならぬ敵である。
それとは別に一か月ほど前、シリアではある爆発でシリアとイランのエンジニアが何人も死亡していたことが発覚したと、ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリーにその詳細が載った。ワシントンポストによると、イラン人とシリア人の化学兵器を弾頭に設置する際に失敗して爆発が生じ、立ち会っていたエンジニアが十数人死亡したという。爆発当時に事件のことは噂にはなっていたが、シリアは詳細については何も明らかにしていない。
ここで明らかになったことは、シリアとイランが協力して大量破壊兵器の開発をしていたということだが、もうひとつ気になることがある。それはシリアに化学兵器が存在していたということだ。シリアが化学兵器を開発していたという話はこれまでにも聞いてはいたが、開発に成功したという話は聞いたことがなかった。
いったいこの化学兵器はどこからきたのだろうか?
2003年の3月、イラクから大量の物資がシリアへ移動されたことをアメリカの衛生写真が確認していた。フセイン政権崩壊直後に査察にあたったCIAのデイビッド・ケイ氏も実際にイラクにあったはずに大量破壊兵器がイラク国内で見つかっていないのは、シリアに移動されたからではないかと語っていた。もし、シリアの化学兵器がイラクから渡ったものであることが確認されたら、イラクに大量破壊兵器はなかったじゃないかと大喜びしていた反ブッシュ派はどうするのだろう?
さて、シリア関係の話で今日もうひとつ、レバノンで反シリア派のキリスト教政治家が暗殺されるという事件がおきた。どうやらシリアはヒズボラを手先につかってライバル党の政治家をすべて暗殺してしまおうという魂胆らしい。民主主義なら選挙でライバルを倒すものだが、シリアはライバルを殺すことで勢力を得ようという魂胆らしい。
ベイルート(CNN) レバノンの首都ベイルート東部のキリスト教地区で19日午後5時頃、爆弾による大規模な爆発があり、反シリア派政党「フェランヘ党」でキリスト教マロン派のアントワーヌ・ガネム国会議員と、少なくともその他4人が死亡した。レバノン政府高官が語った。
ガネム議員を標的とした攻撃とみられている。議会ではマロン派からの大統領選出が予定されているが、その前にこうした事件が起きたことについて、社会党のワリド・ジュンブラッド議員は「血塗られたメッセージ」とコメントした。議会で多数派のキリスト教勢力の議席数は69から68に減少し、「自由な大統領」を選出するうえで足かせとなる恐れが指摘されている。...
ハマデハ通信相は、レバノン介入を試みるシリアが「テロリストの手法で議員を暗殺している」と厳しく批判。しかし国営シリア通信社(SANA)は匿名の関係筋の発言として、事件が「レバノンの国民合意を目指すシリアなど各国の尽力を狙った犯罪行為」であると伝えた。
国連の潘基文事務総長は事件を非難する声明を発表したが、レバノン側に冷静な対応を呼びかけた。また、米ホワイトハウスは、政治的動機に基く暗殺だとの認識を示した。
シリアの後ろにはイランがいる。まったく中東は1930年代のヨーロッパのような気配がただよいはじめている。
あ、もうひとつ忘れるところだった!イランのアクマネナジャド大統領は国連の招待でニューヨークへくることになった。しかもずうずうしいことに、WTC痕のグランドゼロを見せろと要求してきた。無論アメリカは警備の関係で出来ないと拒絶したが、警備などときれいごとをいってないで、テロリストにグランドゼロなんぞをけがされてたまるか、このあほんだら!と断るべきだったな。
September 19, 2007, 現時間 10:53 PM
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July 22, 2007
アフガニスタン: タリバン、韓国人宣教師20数名を拉致
金曜日、アフガニスタンからこんなニュースが届いた。
アフガニスタン中部ガズニ州知事は20日、韓国人がアフガニスタン中部ガズニ州知事は20日、韓国人が乗ったバスが武装集団に襲われ、約20人が拉致されたと語った。反政府勢力タリバーンの報道官を名乗る人物はロイター通信に犯行を認め、「我々の要求は後に公表する」と述べ、拉致したのは18人としている。一行は19日、南部カンダハルから首都カブールに向かう途中で拉致された。地元警察幹部はAFP通信に空のバスを発見したと語った。
韓国・聯合ニュースによると、一行はソウル近郊のキリスト教会に所属。13日に韓国を出国後、カンダハルの病院と幼稚園で奉仕活動を終えて23日に帰国する予定だったという。

拉致された韓国人宣教師たち, 出発前の記念写真
The Marmot's Holeというブログによると、拉致されたのは15人の女性を含む23人とのことだが、これは報道する新聞によって人質の数は18人から23人とあってはっきりしない。
しかし韓国軍の活躍には非常に感謝しているアフガニスタン政府だが、宣教師たちの活躍には眉をひそめているらしい。もともとイスラム教政府は異教徒の存在を面白く思っていないし、第一アフガニスタンでは以前よりましになったとはいえキリスト教宣教など違法だろう。以前にも韓国人宣教師150人がアフガニスタンから強制送還されたことがある。今回もこれだけ多数の宣教師が護衛もつけずに政府に届け出もせずに集団で移動していたことにカルザイ首相はかなり苛立っている様子だ。
タリバンは当初、韓国軍がアフガニスタンから数日中に撤退しなければ人質を殺すと言っていた。アフガニスタンの韓国大使によれば韓国のアフガニスタン撤退はすでに決まっており、予定を変更する意志はないとのことだが、これについては韓国の新聞もAPも韓国はいずれにせよ近々撤退する予定だと報道しており、見方にによっては韓国がテロリストの要求に応じたようにも取れる。
一方、同時に拉致されたドイツ人二人はドイツ政府がタリバンとの交渉を拒んだため殺されたそうだ。
タリバンの要求どおりの早急さではないとはいえ、韓国軍は撤退する意志をはっきりさせているのだからタリバンも納得して人質を返すかと思うとそうではない。イスラム教テロリストの二枚舌は悪名高い。今度は23人の人質と拘束されている23人のタリバン囚人を釈放せよと要求を変更してきた。
以前にもイタリアの人質とタリバンの囚人が交換されたが、この時アフガニスタン政府も英米政府もテロリストと交渉すれば誘拐の再発を招くと抗議した。しかしイタリア政府は人質交換をしないならばイタリア軍の2000兵を撤退させるとアフガニスタン政府をおどしたため交換は実現した。しかし案の定、その後フランス人労働者が拉致されるという事件が起きている。
ロバートの考えでは韓国政府はアフガニスタン政府にタリバン囚人を釈放させることができるかどうか疑問だという。先ずこのような行為は今後も拉致を増加させる可能性が高いこと、イタリアに比べ韓国の駐留軍はたったの210人で、すでに今年中に撤退が決まっている。しかもカルザイ首相は宣教師たちの無責任な態度にすでに腹をたてている。アフガニスタン政府にとって人質交換は害あって益なしの提案だ。
この宣教師たちの無責任な行動は批判されるべきだろうが、それとは別に私はアフガニスタンのようにキリスト教に敵意を持ち、過激派テロリストが同じイスラム教徒ですら腐敗しているとか規則が緩すぎるとかいって殺しにくるような国で、命がけでその国の人々の生活向上のために戦い宣教をする人たちの勇気には脱帽する。
著者のロバート(Robert Koehler)によると、アフガニスタンにはなんと韓国からのキリスト教宣教師が120人も在住して宣教やボランティア活動をしているんだそうだ。
ベルモントクラブの(The Belmont Club)レチャードによると今やキリスト教宣教師を世界で一番海外へ送り出す国はアメリカに次いで韓国が第二位なんだそうで、韓国がアメリカを追い越す日は近いという。
イスラム過激派が彼等の原理宗派を世界に広めて破壊しようとする今日、韓国の宣教師たちが本当のキリスト教価値観をイスラム教社会に広めて何が悪い? いや、悪いどころか歓迎されるべきことだ。人質になった宣教師たちは殉教の覚悟は出来ているはずだ。韓国政府はテロリストの要求など無視して、韓国の協会はどんどんともっと多くの宣教師をイスラム諸国へ送り込んでもらいたいと私は思う。
イスラム教過激派との戦いは戦場だけで行われるのではない、宗教は宗教でもって対抗されるべきだ。
July 22, 2007, 現時間 3:38 AM
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June 26, 2007
カカシのブッシュ批判にミスター苺異議あり!
先日カカシはブッシュ政権がイスラエル西岸のパレスチナ人ファタハを支援することは愚かであると批判したが、そのことについてミスター苺から異議申し立てがあった。
厳密に言うとミスター苺はカカシの書いたことに直接反論しているのではなく、カカシと同じような意見をもっている別のブロガージョシュア(Joshuapundit)に反論しているのだが。
何か月という時間と何百万ドルという大金をかけてハマスを追い出そうとマクムッド・アバス率いるお気に入りテロリストファタハを武装し訓練してきたブッシュ政権だが、結局株でいうところの「見返りのない投資」という結果になった。普通こういうことが起きた場合、投資家は損を拡大しないよう手を引くものだ。しかしそれだとブッシュ政権のアラブ仲間が機嫌を損ねるってんで俺たちは手を引くなんてことはしない。
そのかわり、ブッシュ政権はアバスとファタハというお気に入りテロリストにもっとお金を注ぎ込む計画だ。
ブッシュ政権が進めてる馬糞政策は、アラブ・イスラエル紛争はパレスチナとイスラエルという独立国家がいずれ共存することで解決するというものだが、かつてアラファトが作り出した人種浄化主義テロ集団がスイスでいくつかの書類に署名して不動産の一部を動かしたくらいで奇跡的に心をいれかえイスラエルと隣り合わせで住めるようになるというのだ。そしてこの妄想はマクムッド・アバスのファタハは、彼等の長期的な目的であるイスラエル征服と破壊もしくは西側に味方するということに関しては、ハマスとは多少違うという考えからくるものだ。
これに対してミスター苺はファタハを援助することが時間の無駄であるというジョシュアのいい分には同意するとはいうものの、ファタハのほうがハマスよりも扱いやすいということは事実な訳で、それを利用してファタハとハマスが同士打ちして両方で滅んでくれればこれ幸いという考えからみれば、ブッシュ政権の政策はそれほど愚かだとは思えないという。
ミスター苺はジョシュアのようにガザを破壊しガザの住民をガザから追い出すべきだとか、西岸のパレスチナ人をヨルダンに引き取ってもらうとかいう考え方は過激すぎると批判する。むろんそうなれば理想だがそんなことはアラブ諸国が承知しないだろう。
ブッシュ大統領が出来ないことに時間を浪費しないというだけで、ジョシュアはブッシュをサウジの操り人形だと批難する。ところで私はジョシュアはブッシュがイラク戦争をはじめたのはサウジからの命令で、サウジがアメリカの外交をコントロールしてると信じてることをもう申し上げていただろうか?さらにジョシュアはブッシュがイランに迎合するためにイラクでわざと負けようとしていると言ってることも?
ちょちょっと待ったあ!カカシはブッシュ政権のファタハ援護は批判したがサウジ云々てな話は知らない。ジョシュアの発言はいくらなんでも行き過ぎだ。しかしミスター苺が心配しているのはミスター苺が審査員のひとりである右翼ブログランキングで、この過激なジョシュアの意見が今週の勝者に輝いたという点である。「私は今週の審査には同意できない」というのがミスター苺の意見。
アメリカ右翼の弱点は全く妥協しないという点かもしれない。彼等の過激な方針がブッシュ政策と沿っているうちはブッシュを支持するが、ちょっとでもブッシュが妥協して方針からはずれると、すぐに「裏切り者」「非国民」と左翼さながらの批判を振り回す。もっとも過激派は左翼も同じだ。左翼としては一番理想の大統領候補者ヒラリーでさえ、イラク戦争からアメリカ軍を即刻撤退させることは懸命でないと言っただけで、ムーブオンなどといった左翼市民団体から総すかんを食うくらいだから。
過激派というのは常にオールオアナッシングというゼロサムゲームを行う。自分らの要求が100%完璧に通らないなら何もない方がましという非現実的な考えなのだ。外交や国内政策はそんなやり方では通用しない。なにしろ相手があることなのだから。
私もブッシュ政権を批判する前に、どうすることが現実的により効果があるのか考えなおすべきなのかもしれない。とはいうもののブッシュのやり方は理解できるが、やはりファタハ援助には賛成しかねる。
June 26, 2007, 現時間 8:46 AM
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June 23, 2007
米・イスラエル、繰り返される愚かなパレスチナ対策
ガザにおけるハマスによるクーデターで、パレスチナ難民はガザのハマスと西岸のファタハ勢力と二分することとなった。米国およびイスラエルは、イスラエル撲滅を公言しているハマスに対して少なくとも表向きはイスラエルとの平和共存の交渉を唱えているファタハに肩入れして、ハマスを孤立させたい意向だ。(以下産經新聞の記事より)
米、パレスチナ援助再開 ハマス封じ込め イスラエルと協議へ
【ワシントン=山本秀也】ブッシュ米大統領は19日、ホワイトハウスでイスラエルのオルメルト首相と会談する。パレスチナ自治政府のアッバス議長が、イスラム原理主義組織ハマスを排除した非常事態内閣(ファイヤード首相)を発足させたことを受け、アッバス議長率いるファタハと新内閣への本格的な支援と、ガザ地区を事実上制圧したハマスをどう押さえ込んでいくのかが協議される。
ブッシュ大統領は、会談に先立つ18日、アッバス議長との電話会談で、ハマス主導政権が発足した後、1年余り停止していたパレスチナ自治政府への直接援助を再開する方針を伝えた。記者会見したライス国務長官が明らかにした。
米側の援助再開はルクセンブルクで行われた欧州連合(EU)外相理事会がアッバス議長への「全面支持」を表明し援助再開を固めたのに歩調を合わせた格好。ハマスを押さえ込みたい欧米諸国の決意を示したものだ。
しかし援助再開は西岸のファタハのみならず、ガザ地区でも再会されるという。ライス国務長官はハマスに対して「パレスチナの分断を狙っている」と強く非難する一方で、ガザに4000万ドルの援助金を拠出することを決めたという。パレスチナ人が貧困に陥ることでかえってハマスへの支持が高まるのではないかという懸念からくるものらしい。
はっきり言って私はこの援助再開は大間違いだと思う。ハマスが事実上パレスチナの統治権を獲得して以来、西側諸国はテロリスト政権は支持できないとして援助を中断していた。それがその当のハマスがファタハ勢力を武力で制してガザ完全制覇を達成したらそのご褒美に西側諸国は援助を再会? これでは話が逆ではないか!
また、ハマスに比べれば多少はましという理由だけでファタハに肩入れし過ぎるのもどうかと思う。ファタハはつまるところ故アラファト率いる悪名高いパレスチナ解放機構(PLO)の成れの果てだ。アラファト議長はパレスチナ独立にもイスラエルとの平和交渉にも口先だけ応じるような体を見せながら、実際には何の努力もせず、のらりくらりと西側の要求をかわして援助金だけはちゃっかりもらって私服を肥やし、ノーベル平和賞までもらっていた。(最近その勲章が盗まれたという話。罰があたったな。)
だが、アメリカもイスラエルもこのだらしないPLOに、その腐敗と不能によってハマスという過激派を生み出したこのどうしようもない機構に、再び期待して何億ドルという金を無駄に注ぎ込もうというのである。過去何十年にも渡る間違いから何も学んでいないのか? とデイリースタンダードで問いただすのはトム・ローズ。(A Bad Week for the Good Guys, Hamas, Fatah, and the new Palestinian reality. by Tom Rose, 06/22/2007)
PLOは1964年、イスラエルがガザと西岸を占領する三年前に設立された。この機構は22番目のアラブ国家を作るためではなく、イスラエル国家を破壊する目的で設立されたのである。ハマスがガザのPLOを覆したのはPLOの夢を変更させるためではなく、その夢を実現させるためだ。
...(この援助は)外交上の不能ぶりを宣伝することになるのもさることながら、さらにより悪いことにこのぶざまな反応はそれが求めるのとは反対の結果を生むことになる。PLOへの強制援助はハマスを弱体化させるどころか、PLOの二重機構を再び明らかにしかえってハマスの勢力を助長することとなるだろう。PLOへの援助はパレスチナの穏健派勢力を強めるどころか、再び腐敗と不能に満ちた組織との関係が明らかとなり穏健派への不信につながるだけだ。
パレスチナ社会を生まれ変わらせるためにはその崩壊の責任者を救出するなどという方法では出来ない。テロリズムを作り出した組織に報酬をあたえることでどうやってテロリズムと戦うのだ?「ファタハ優先」派はすでに予算も武装も十分にあったファタハへさらに経済援助をすることで、ハマスの武装勢力を前にぶざまに尻尾をまいて逃げ出したファタハの「警備」戦闘員が、ワシントンから小切手を受け取ったからといって奪われた拠点をとりもどせると本気で考えているのか?彼等は20万人もの不能な役員(そのうちの6万はやくざやテロリストで、13にも渡る「警備隊」を含む)を再契約することがPLOの腐敗と戦うのに一番いい方法だとでも思うのか?
PLOへの援助がこれまでに試されたことがないというのであればまだ話もわかる、とローズは言う。しかし米国もイスラエルもこれまでにも一度ならず二度、三度とPLOを援助し、その度に散々な目にあってきているのである。
1970年に時の大統領ニクソンはヨルダンのフセイン王にヨルダン崩壊に失敗したPLOを非武装させるよう圧力をかけた。しかしPLOは反対にレバノンを崩壊した。1982年にアメリカは再びイスラエルによるレバノン侵略の折りPLOをレバノンから救い出した。三回目はもっとも打撃的な救援である1993年のオスロ平和合意。これはアメリカによるものではなくイスラエルによるものだった。
ローズはPLOはすでに終わっているという。パレスチナ人もアラブ人もPLOなど毛沢東にから中国を取りかえそうとしていた蒋介石くらい全く無能な勢力なのだということを知っている。なぜかアメリカとイスラエルだけが未だにそれに気が付いていないのだ。ファタハが勢力があるとされる西岸ですらPLOなどすでに幻想の存在だという。リーダーのアブ・マゼンなど西側の想像的存在にすぎない、とローズは断言する。西岸に存在する13の民兵隊もアブ・マゼンの統治下にはない。パレスチナにはマゼンに従うものなどいないのだ。そんな人間をファタハの代表者として持ち上げてみても成功などにはつながらない。
今、イスラエルにとって一番危険なのはガザだ、西岸ではない。ハマスはガザを拠点として今後イスラエルにたいしてさらに危険な攻撃をしかけてくるだろう。ハマスはイランから多額の資金援助を受けており、不能で腐敗しきったファタハと比べてやる気満々だしイスラエル妥当精神はもその組織力も抜群だ。またアルカエダのテロリストもガザにその魔の手をのばしている。アメリカやイスラエルが本気でテロと戦うつもりならば、ガザにこそ注意を払うべきなのである。
しかし、アメリカはなんとアメリカにもイスラエルにも危険なテロリスト政権の市民に資金援助をするという!そんなことでパレスチナ市民がアメリカに感謝などすると本気で思うのか?ハマスへの支持が減るとでも?
以前から私は何度となく繰り返してきたが、ガザ市民はハマスの統治によって苦しまねばならないのだ。そうなってこそ初めてパレスチナ人はハマスが市民の代表なのではなく、パレスチナの独立などにも興味がなく、自分達の勢力を強める以外なんの興味もない暴力団の集まりだということを悟るからだ。
ハマスへの支持を減らすためにガザ市民に資金援助など全く本末転倒である。
ことイスラエル・パレスチナ対策においては、アメリカの外交は常に間違いだらけである。
June 23, 2007, 現時間 11:36 AM
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June 17, 2007
イスラエル占領下のほうがまし、ガザ市民の悲痛な訴え
二月から五か月続いていた長期出張がやっとおわってカカシは昨日帰宅した。最初の数週間のホテル住まいも疲れたがそれでもネットアクセスがあるだけまだましだった。中期から始まった船のなかでの生活は多少のネットアクセスはあるとは言え他の乗組員との共同使用なので自分だけ長々とネットサーフやブログエントリーなど書いてる暇はない。それで長期のアンダーウェイ(航海)が続くと皆、外の社会の出来事に疎くなってしまう。時々ヘリコプターによるメールコールで誰かが新聞をもってきてくれたりすると乗組員の間で取り合いになる。かくいう私も普通なら絶対読まないロサンゼルスタイムスを、ゴミ箱に無造作に捨ててあるのを引っ張り出してむさぼり読んでしまったくらいだ。乞食には選択の余地はない。(笑)
さて、第一面でひときわ目立っている事件といえば、なんといっても中東のいざこざだろう。特にガザの状況は深刻だ。ガザではファタ勢力が惨敗し事実上ハマスの独裁統治が実現したようである。ただ西岸はファタ派の勢力が圧倒的に強いため、パレスチナはガザのハマススタンと西岸のファタススタン領に別れるのではないかという見方が強まっている。アメリカ政府もこの路線で政策をたてているようだ。(以下2007年6月16日付け読売新聞より)
米、ハマスのガザ統治容認…「西岸優先」策推進へ
【ワシントン=貞広貴志】米ブッシュ政権は、ハマスによるガザ統治を事実上容認し、アッバス議長が押さえる“ハマス抜き”のヨルダン川西岸を集中的に支援する「西岸優先」策を推進する構えを見せている。
15日付の米紙「ニューヨーク・タイムズ」によると、ライス米国務長官は14日、アッバス議長による非常事態宣言に先立つ電話会談で、議長の行動を支持すると表明。米政府はその後も、議長を「パレスチナの正統な権威」と繰り返している。
対照的にハマスに対しては、「ガザ住民を養うことは、今やハマスの責任」(マコーマック国務省報道官)と圧力をかけ始めた。
ハマスを「テロ団体」と見なす米政府にとって、「挙国一致内閣」は関与しにくい存在だったが、今回の紛争で「西岸=ファタハ」「ガザ=ハマス」の住み分けができれば、再び議長支援の道が開ける。ハマス支配のガザ地区が国際支援を失ってさらなる窮状に陥れば、ハマスの勢力低下につながるとの読みもある。(注:強調はカカシ)
しかし迷惑なのはガザのパレスチナ市民たちだろう。ハマスは単なる愚連隊の集まったテロ集団であって政(まつりごと)の出来るような政権ではない。ガザの日常生活に必要なインフラが崩壊するなか打倒イスラエルを唱えてはガザ内部で抗争するしか脳がない奴らである。これならイスラエルの支配下にあったほうがよっぽどもよかったと言う悲痛な声がパレスチナ市民のあいだからあがっている。イスラエルのブロガー、イヨーニ(Yoni The Blogger)がイスラエルニュースの記事を紹介している。
「大きな声では言えないんですが、下手すると処刑されるかもしれないので、でも私を含めて多くの人たちがイスラエルが戻ってきてくれた方がいいと考えてます。そのほうが今の状態よりはよっぽどもましです。」とガザ在住のイスラミック大学の女子大生、サマラさん(仮名)は言う。
最近ハマスによって占領された元ファタ本拠地近くに住むサマラさんによると、ガザ内部では恐怖が蔓延し武装勢力や軍人以外は誰も外出しないという。
「子供たちはいつも脅えています。」とサマラさん。「私の甥たちは『どうしてイスラエルは撃ってくるの?』と聞くので『撃ってくるのはパレスチナ人だよ』と答えると、『どうしてパレスチナ人が撃ってくるの?』と聞くのです。私には答えるすべがありません。」
「家には食べるものがありません。もう何日もスープと缶詰だけの生活です。 電力もなければ水の供給すらありません。医療品や衛生上の必需品などとんでもありません。」とサマラさんは説明する。
このブログでも何度か紹介したアドベンさん(adventureoftheultraworld)というイスラエル在住の日本人学生も同じことを書いている。
ハーレツのDanny Rubensteinが困惑気味に「ハーレツには『どうか再度占領し、私たちをハマスから救ってください』というガザ住民からのメールがいくつも届いている」と書いていた。
以前から何度も書いているように、私はイスラエルによるガザ入植者撤退には賛成だった。それはイスラエルがパレスチナ難民キャンプから撤退すればガザが平穏になるなどという幻想からではなく、現在起きているような状況が起きるに違いないと予測してのことである。
私は最初からパレスチナのテロ集団に領地の統治など出来るはずがないと踏んでいた。だが、イスラエルがガザを占領している間はパレスチナ人に起きる全ての不幸がイスラエルのせいだと言う口実をあたえてしまう。だから私は、イスラエルが完全撤退してパレスチナ人の生活が地に落ちれば、その時こそパレスチナ庶民は自らが選んだハマスという勢力がどれだけ身勝手でパレスチナ人の生活やパレスチナ領の独立などには無頓着かということを実感するだろう、イスラエル打倒だけを唱えていても自分らの幸せにはつながらないということが分かるようになるだろうと考えたのだ。パレスチナ人による独立政権を設立するためには、パレスチナ人たちが先ずテロリズムを完全拒否するところからはじめなければならないからだ。しかし今の状況を見ていると実際にパレスチナ難民キャンプが独立に向かう道はまだまだ遠い。
イスラエルがガザを再び侵攻する可能性についてアドベンさんは、「イスラエル軍がシリアへの警戒を強めている中、ガザへの大規模侵攻は考えにくい」としているがそれはどうなのだろうか?
イスラエルがシリアとガザという二つの戦線に巻き込まれる可能性については回を改めて書くつもりだ。
June 17, 2007, 現時間 11:27 AM
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June 16, 2007
高まるイギリスの反ユダヤ思想 その2
さて、昨日に引き続きイギリスで起きているイスラエルボイコット運動についてお話しよう。今回はジャーナリストたちによるイスラエルボイコットである。これについて政治的にはかなりリベラルで左よりだが、ことイスラエルに関しては正当な意見を述べているユダヤ系アメリカ人弁護士のアラン・M・ダーシュウィッツ氏(Alan M. Dershowitz)のコメンタリーから読んでみよう。
最近投票されたイギリスの全国ジャーナリスト協会(NUJ)の偽善はベネズエラの独裁者ヒューゴ・チャベズの反左翼政府メディアを弾圧する方針に全く沈黙しながらイスラエルだけをボイコットするという提案によって完全に明かになった。 パキスタンのムシャラフも多大なるメディア弾圧をおこなっている。左翼が好むキューバ、中国、イラン、北朝鮮、そしてズィンバブエといった国々では日常的にメディアが弾圧されジャーナリストが拘束されるなど普通である。しかしこうした民主主義や自由主義を弾圧し独裁政権をもつ国々に関しては、崇拝するかのように、イギリスのジャーナリスト協会からは一言の苦情もでない。世界でも数少ない報道の自由を保証しているイスラエルだけが、処罰の標的になるのだ。アラブ人やイスラム教徒のジャーナリストでさえイスラエル国内では他のアラブ諸国よりもよっぽども自由である。パレスチナテロリストがジャーナリストを殺害したり誘拐したりして脅迫しているというのに、イギリスのジャーナリスト協会は言論の自由を弾圧するハマスに牛耳られているパレスチナ政権を(批判の対象から)除外する。その理由は明らかだ。イギリスのジャーナリスト協会はジャーナリストの報道の自由を保証することなどより、ユダヤ民族国家を盲目的に糾弾することしか興味がないのだ。
全く同じことがイスラエルの学識者をボイコットする投票をしたイギリスの大学短大協会(UCU)にも言える。(中略)イスラエルはアラブやイスラムのどの国よりも世界のほとんどの国よりもイスラム教徒やユダヤ教徒に同じように学問の自由が認められている国だ。 イスラエルの科学者が人口比率からいえばどこの国よりも多くの救命医学を開発している。にもかかわらずイギリスの学会はイスラエルだけをボイコットするというのだ。これも学問の自由や科学的研究を守るなどという建前とは全く関係がない。これはすべて反イスラエルという差別意識によるものだ。
これじゃあまるでナチスドイツが「ユダヤ科学」と言ってドイツからアインシュタインを初め多くのユダヤ人科学者を追い出したのと全く変わりがないではないか。
しかし、イギリスのこのあからさまなイスラエル差別は世界中の科学者から反感を買っている。何千というアメリカの科学者たちは自分達は名誉イスラエル人であるとして署名を集めイスラエルの学者がボイコットされる集会には参加しないと宣言した。
現にノーベル賞受賞者のテキサス大学のスティーブン・ウエインバーグ教授(名前からいって多分ユダヤ系)は7月に予定されていた帝国ロンドン大学への訪問をキャンセルした。その理由について教授は次のように語っている。
人によってはこうしたボイコットはユダヤ民族に向けられたものではなく、単にイスラエルに向けられたものだとおっしゃるでしょう。しかし歴史的にイスラエルに向けられてきた攻撃や、弾圧的な中東諸国のことを考えた場合、イスラエルをボイコットすることは道徳上の盲目を意味しアンティセメティズム以外のどんな理由も考えられません。(但一つ考えられる他の理由はイギリス国内のイスラム教徒に対する迎合くらいです。)私はこのような傾向はガーディアン紙や、インディペンデント紙やBBCの報道に反映しているのをこれまでにも度々見てきました。ですからNUJがこのような行動をとることには別に驚きません。
しかしイギリスによるこのようなボイコットはかえって世界からイギリスのジャーナリズムや学会がボイコットされる結果になるのではないだろうか? 少なくともユダヤ系科学者の多いアメリカの学会を怒らせることはイギリスの学会にとってはかなりの痛手となるはずだ。
そうなったら自業自得だ。
June 16, 2007, 現時間 1:08 PM
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June 14, 2007
高まるイギリスの反ユダヤ思想
私の好きなイギリスのネオコンコメンテーター、メラニー・フィリップス女史が数回にわけてイギリスで高まっている反ユダヤ人思想について語っている。題して対ユダヤ人戦争(The war against the Jews)。
フィリップス女史によると、Bournemouth で先日行われたUniversity and College Unionというイギリスの大学と短大の学識者が設立した集会で、代表者たちは158対99でイスラエルの教育部門を国際社会の学問の世界からボイコットしようということで意見が一致した。彼等のいい分はイスラエルが昔の南アフリカのようなアパルタイト国家であるというものだ。
この集会を行ったUCUというグループはイギリスでもかなり左翼よりの学識者の団体のようだが、彼等の反イスラエル見解はアラブ社会が周到に広めている歴史の書き換えやパレスチナが一方的な犠牲者であるというプロパガンダを鵜呑みにしたものであり、調べればすぐに分かるような明らかな嘘をそのまま繰り返しているという。
アパルタイトとの比較など無論根拠のない醜悪な嘘である。そして実際にアパルタイトを体験したアフリカ人への侮辱でもある。このような比較はアパルタイト否定論とさえ取れる。しかし真実は反イスラエル派にとって意味のないものだ。彼等にとってはパレスチナの悲惨な運命はイスラエルのせいであり、イスラエルこそが攻撃者であり、パレスチナが犠牲者なのだ。真実はパレスチナこそが攻撃者でありイスラエルこそがテロ攻撃や自爆テロそして1400ものロケット弾を打ち込まれている被害者であるにも関わらずだ。イスラエルはパレスチナ独立を阻止しているかのように責められているが、実際には1937年、1948年、1967年、そして2000年と数度に渡ってパレスチナ独立に合意してきた、それをその度に拒絶して、イスラエル崩壊を唱えているのはパレスチナの方なのである。
イスラエルはアパルタイト国家だの民族浄化だの大量殺害だのと責められている。しかしイスラエルではアラブ人の学生がイスラエルの大学で学び、国会に議席をもち裁判所にも出席できる。そしてイスラエルの病院が一日たりともガザ内部紛争で負傷したパレスチナの子供たちを治療しない日はない。イスラエル市民の大量殺害を唱えているのはイランであり、独立したパレスチナ領ではユダヤ人の居住は許されないという民族浄化を唱えているのはパレスチナの方なのだ。(ボイコットを薦めている学会では新しく設立されるべきパレスチナ領にユダヤ人の居住区は全く認めていない。)
しかしUCUのメンバーたちはこのダブルスタンダードがアンティセメティズムと呼ばれるユダヤ民族差別ではないと主張している。「私は反シオニズムであり反ユダヤではない」とか、「イスラエルを批判しているのであってユダヤ人を差別しているのではない」といういい方はもう何十年も前から人種差別主義者の間で使われてきた建前上のごまかしに過ぎない。彼等のいってることをちょっと掘り下げればそこには根深い反ユダヤ民族への差別意識が必ず見つかる。もし民族浄化や大量殺害が悪行だから批判されなければならないというのであれば、なぜイスラム教徒がアフリカのダルフールで行っている民族浄化および大量虐殺が話題にされないのだ? なぜ派閥が違うというだけで殺しあいをしているパレスチナの武装勢力は罰せられないのだ? 毎日のようにイスラエルに打ち込まれるロケット弾はなぜ批判されないのだ? イスラエルのやっていることと比べたらこっちのほうが数百倍も悪いではないか。イスラエルをボイコットする暇があったら世界中で起きている悪行からまず取り組むべきだ。それをせずにイスラエルのあら探しをしてはイスラエルだけを罰するのはアンティセメティズム以外の何ものでもない。
イギリスでは数日中に「もうたくさん!」というスローガンで反イスラエル集会が行われる。しかしこの集会でハマスとファタ同士の殺しあいを「もうたくさん!」と批判する計画は提案されていない。
June 14, 2007, 現時間 11:59 AM
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June 13, 2007
トム・クランシーが予測できなかったイラク・イラン情勢
私は軍事オタクなのでトム・クランシーの著書が好きである。今年のはじめから日米開戦とその続編の合衆国崩壊を読んでいる。今読んでいる合衆国崩壊は1996年に書かれたものだが、冒頭の旅客機突撃テロから始まってイラク紛争へと展開する内容が911テロ事件から始まったイラクとの戦争という現在の状況と非常に重なる部分があって興味深い。その内容は本の帯に書かれた説明によると、、
日本ジャンボ機によるカミカゼ攻撃で崩壊した国会議事堂とともに、合衆国政府首脳は全滅した。呆然としながらも、二度目の建国という途方もない重責を果たす決心をしたライアン新大統領。一方イラン最高指導者ダリアイは、大統領が暗殺されて無政府状態となったイラクに侵攻し、イスラム連合共和国を作り上げた。最大の危機に見舞われた祖国を救うために、ライアンは孤軍奮闘する。
まず国会議事堂に突っ込んだカミカゼ攻撃はイスラム教徒によるテロではなく、前作の日米開戦で弟を失った旅客機パイロットの単独行動だったのだが、トム・クランシーがテロリストが旅客機を使ってアメリカを攻撃する可能性を911が起きる7年も前に考えていたということはおもしろい。テロリストはクランシーの小説を読んだのだろうか?
クランシーは中東を非常に理解している人間の一人ではあるが、彼でさえも1996年の段階でイラクやイランの関係を正確に把握できていなかったことがこの小説を読むと明らかである。無論当時中東の人間以外でイランやイラクといったイスラム教社会をきちんと理解できていた人間などどれだけいたのか疑問だが。
ネタばれ警報!!!!!
ここでちょっと最初の方の筋を明かすので、多少でもネタバレがあるのが嫌な人はここから先は読まないように。
話の本筋はイランの最高指導者ダリアイがイラクのサダムフセインを暗殺し、イラク政権のリーダーたちを買収してイラクから脱出させ、残った中堅の軍人や民間の政治家を大量処刑してイラクを乗っ取りに成功するというところからはじまる。クランシーはイラクもイランもシーア派であるからこの移譲は案外容易く行われるだろうと考えたのだろう。しかしフセイン政権を倒したアメリカが体験して分かったように、イラクという国はそんな単純な国ではない。
シーアといってもいろいろあり、アラビア人のイラク市民はペルシャ人のイランからは蔑まれており、イラク人はそのことでイラン人を快く思っていない。我々は忘れがちだがイスラム教社会では民族間の差別意識は我々が考えるほどずっと激しいし、ライバル意識も並大抵のものではない。
以前にアフガニスタンがソ連と戦っていた頃に後にタリバンに対抗して北同盟になったムジャハディーンのキャンプで取材をしていたアメリカ人記者がこんな話をしていた。アフガニスタンの部族はアラブ人ではないという意識が強いらしく、ソ連を戦うために諸外国から助っ人に集まった外国人戦士らを「アラブ人」と呼んで嫌っていた。この記者はこのアフガン人のこの部族と何か月も共同生活をしていたため部族の一員として認められるほどになっていた。そこへアラブ人の助っ人が現れ、キャンプにアメリカ人がいることに抗議した。すると部族の一人で記者と特に仲の良かったアフガン人が「おい、あのアラブ人殺してやろうか?お前がいやなら殺してやるよ。」と気軽に提案したという。記者は慌てて気にしてないからいいよと断ったそうだが、彼等の忠誠というのは非常に小さな部族単位のものであり、同じ宗教だとか同じ宗派だというだけで簡単に団結するなどというほど洗練された高度な文化ではないのである。
シーア派民兵の代表面をしているモクタダ・アルサドルでさえ、民兵全体をまとめる力などない。シーア派民兵はマフディとバーダーの二つに別れており、マフディ軍内部でも勢力争いがたえない。当初反米ということで一応協力関係にあったスンニ派の外国人テロリストのアルカエダとイラク人反乱分子も最近ではお互いに殺しあいをしている。
イランにはアメリカのような強い正規軍もなければ経済力もない。やたらにフセイン政権を倒してイラクを制覇しようなどとすれば、とたんにイラクのあちこちで起きる勢力争いに巻き込まれてイランそのものが破綻してしまっただろう。
ところでクランシーのイスラム教観察にはなるほどと思えることがいくつかある。その一つにイスラム教の法律であるシャリアの限界だ。例えばユダヤ・キリスト教の基本は十戒だが、十戒の教えは「汝〜をすべからず」という禁止の教えだ。ということは時代とともに変わっていく生活環境のなかでも十戒で「すべからず」と禁じられていない限りはやってもいいという柔軟性がある。またユダヤ教のタルムードというユダヤ教解釈を論じる文書では、昔はあてはまったことでも今現在の世の中にはあてはまらないこともあるという概念がきちんと記載されているため、ユダヤ教徒は「現代社会にはそぐわないから」といってタルムードの教えにひとつひとつ従わなくてもいいといういい加減さがある。(笑)聖書にしろタルムードにしろ何年にも渡って何人もの著者によって書かれているからあちこちで矛盾が生じているわけで、すべてに従うことなど不可能なのだから、この解釈は非常に重要だ。
ところが、私の理解した限りにおいて、コーランは「汝〜をするべし」という教えのようだ。そしてそこに書かれていないことはやってはいけないという解釈が強いらしい。しかし7世紀に書かれたコーランでは、現在の技術の発展は考慮に入れられていないわけだから、例えば女性は車を運転すべきなのか、といった問題には答えられない。
下っ端の役人は交通規則や服装基準にいたるまで、日常の細い判断をシャリア法に違反しないように判断するなどという責任を負うことはできない。なぜなら間違った判断したら最後、シャリアに逆らったとして厳重な罰を受けかねないからだ。ということは自由社会ならば地方レベルで解決できるお役所仕事が中央レベルでいちいち判断されなければならないという問題が生じる。非常に非能率的なシステムである。個人が個々の判断をすることを勧めない文化は発展しない。自由主義を用いないイスラム教諸国を見ていれば一目瞭然だ。
ここでもうひとつイスラム教の決定的な弱点をあげておこう。イスラム教は利子をつけた金の貸し借りを認めない。これでは資本主義の基礎である投資は不可能だ。
だから私はシャリア法が一部の過激派によって一時期人気を得たとしても、これが世界制覇をすることはあり得ないと考える。ソ連の共産主義がそうであったように金融機関が利益を得られない社会に経済発展の未来はない。しかもイスラム教諸国にはソ連のような組織力もない。といって私はこの社会の脅威を過小評価してもいいといっているわけではない。イスラム社会には我々にはまだまだ理解できないことがたくさんあるのだから。
June 13, 2007, 現時間 10:26 AM
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June 12, 2007
レバノンとガザ、暴力続くパレスチナ難民キャンプ
この間からずっと続いているレバノンとガザにおけるパレスチナ難民キャンプの状態は悪化する一方でまるで落ち着く様子が見えない。
レバノン軍はアルカエダに感化された武装勢力が立て籠っているナハー・アルバレッドに引き続き攻撃を続けており、土曜日(6/9/07)の激戦では三人の兵士が戦死したと警備当局は語っている。
当局によるとマシンガンと砲弾を含めたキャンプの境界線で行われた早朝の戦いで21人の兵士が負傷した。...
「陸軍は民兵が軍隊を標的にしている位置の押さえようとしている」と軍関係の人間は語った。
「民兵らは時々攻撃を激化させ、また時々狙撃攻撃のためこれらの拠点を使っています」と関係者。
五月二十日に始まったこの戦闘で、すでに50人のレバノン兵と38人の民兵を含む少なくとも118人の死者が出ており、1975年から1990年まで続いた内乱以来、レバノン最悪の暴力沙汰となった。
人口比率の割合でいくとレバノンがたった三週間で失った人の数はイラク戦争4年間で失われた数よりも割合が高いという。
しかしアメリカの主流メディアがレバノン紛争は「泥沼化」しているとは報道しない。(笑)さて、パレスチナ難民キャンプの紛争といえば相も変わらずガザでは殺しあいが絶えないが、殺しあいをしているのはイスラエル軍対パレスチナテロリストどもではなく、パレスチナ内部のファタ対ハマスの勢力争い。(以下時事通信より)
【エルサレム6日時事】パレスチナの人権団体PICCRは6日、ガザ地区を中心に続くアッバス自治政府議長の支持基盤ファタハと自治政府を主導するイスラム原理主義組織ハマスの抗争などパレスチナ内部の治安悪化により、昨年1月から今年5月までに600人以上が死亡したとする報告書を発表した。
また7日のBBCの記事によれば、ここ数日だけですでに50人が殺されているという。この数はイスラエル軍が時々標的をしぼって空爆する時に出るような犠牲者の数を大幅に上回る。
むろんその間にもイスラエルへのロケット攻撃はずっと続いている。
中東で問題を起こすのは常にイスラム過激派のジハーディストである。にもかかわらずBBCを初め国際メディアは常にイスラエルのあら探しばかりで、ジハーディストへの批判はしない。中東で罪のない市民を一番苦しめているのはいったい誰なのか?宗派が違うというだけで殺しあいをしているのは誰なのか?
今日こんにち、イスラエルという国がこの世から消え去ったとしても中東に平和など訪れないが、反対にパレスチナ民族がこの世から消え去ったなら、中東はどれだけ平穏になることだろう。私は人種差別で言っているのではない。パレスチナ難民やジハーディストたちが生まれつき心が腐っているとは思わない。私が嫌っているのは彼等の暴力を奨励し破壊を尊ぶ文化なのだ。
私はブッシュ大統領がイラクに民主主義を広めることで、中東の平和を築き上げようという計画には当初半信半疑だった。アメリカが他国に自分らの価値観を無理矢理暴力で押し付けることが懸命なやり方なのだろうかと自信がなかった。だが今私は確信する。アメリカはジハーディストの破壊的で暴力的な文化が世界制覇をする前にアメリカの自由な文化で世界制覇をすべきなのである。我々は正しい。我々の文化は彼等のそれに比べて優秀なのだ。そのことを謝罪する必要はない。
多様文化主義などくそくらえである。世の中には悪い文化と善い文化とが存在する。我々自由主義社会の文化は善い文化なのであり、断固これを広めるべきだ。
「でもカカシさん、あなたの正義とは世界がアメリカのような国になることなのですか?それってずいぶん手前勝手でごう慢じゃありませんか?」という批判もあるだろう。
だがそういう人たちに私は問いたい。世界がアメリカのようになるのと、パレスチナ難民キャンプやタリバン支配のアフガニスタンのようになるのと、あなたならどちらを選びますか?
June 12, 2007, 現時間 9:31 AM
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June 6, 2007
レバノン憂鬱な夏再び
去年もレバノンで戦争があったのは夏だった。確か7月だったように思うが。私は一年以内にレバノンでは再び戦火が始まるものと考えていたが、しかし今回はイスラエルによる攻撃ではなくアルカエダ系のテロリストとパレスチナ民兵による蜂起。3週間目に入ったテロリスト対レバノン軍の交戦は100人近い死者を出しながら、にらみ合いが続きまだまだ終わる気配を見せない。
6月3日付けのYaLibnanによると、An-Nahar新聞がアルカエダはレバノンにおいて911並のテロ行為をする計画だったことが明らかになったと報道したという。
「この情報は逮捕されたファタ・アル・イスラムのメンバーから入手したものです」と匿名の関係者は語ったとアン・ナハーは書いている。
同新聞によると、レバノンで二番目に大きな都市で、レバノン軍が攻撃しているナハーアル・バレド難民キャンプの南にあるトリポリで発見された爆弾はシリアから来たのもであると報道している。
「ファタ・アル・イスラムは首都の大ホテルを自爆トラックテロを使って昔西ベイルートの大使館を襲ったように攻撃するつもりだった」と同紙は書いている。
シリアは二年前にレバノンの前大統領を暗殺したことでレバノン人の反感を買い、占領軍を撤退せざる終えなくなった。今回は国連でその責任を問われて苦しくなったシリアは、アルカエダのテロリストを使ってレバノンを再び奪い取ろうという魂胆らしい。しかしレバノン軍は必死でテロリストと戦っており、そう簡単に国を明け渡すものかという姿勢を崩さない。
レバノンの長年の苦しみは一重にシリアにある。イスラエルがレバノンに攻め入ったのも、レバノン在住のシリアの手先がイスラエルを攻撃してレバノンに逃げ込んだことにある。レバノンの長年にわたる内乱もすべてシリアの仕掛けてことだ。レバノンはシリアが隣国にいる限り平和に暮らすことは難しい。
しかしシリアの背後にはイランがある。イランと言えばイラクでシーア派民兵に武器調達や人員援護をしているのもイランだ。イスラエルを核兵器で襲ってやると脅かしているのもイラン。パレスチナのテロリストどもにシリアを通じて資金援助をしているのもイラン。
ここはひとつ、イラン対策を急速に進めて行く必要があるだろう。(私はさっさと攻めるべきだと思うけどね。)
June 6, 2007, 現時間 9:13 PM
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June 5, 2007
タリバン勢力が増すパキスタン北西部
ビル・ロジオによるとアフガニスタンから追い出されたタリバン連中はパキスタンの北西部で勢力を増強させているようだ。しかも彼らの活動はパキスタンの政治家によって支持されている。
パキスタンの有力政党Jamiat-i-Ulema Islam(Fazl)は、この間NATO軍に殺されたタリバンの司令官の追悼式をパキスタンのKilli Nalaiで主催し、一万人の支持者達があつまった。殺された司令官ムラー・ダドゥーラの座は弟のダドゥーラ・マンスーア、またの名をムラー・バカー(Dadullah Mansoor [also known as Mullah Bakr]、ええ~?まじで?)が継いだ。
ここで問題なのは、このタリバンの集会を主催したのがパキスタン政権(the Muttahida Majlis-e-Amal (or MMA))の有力政党であることだ。
党の有力メンバーである元議員のMaulana Abdul Ghaniや現役の国会議員であるMaulana Noor Muhammad、元上院議員のHafiz Fazal Muhammad Bareechなどがこの集会に参加した。集会では故ムラー・ドゥラーへの追悼と共に、タリバンの対アメリカ運動を掲げる「ムラー・オマー万歳、オサマ・ビンラデン万歳、タリバン運動万歳」といったスローガンが繰り返された。
「我が弟の血は無駄にはしない。我々は弟や他の殉教者の犠牲を決して忘れない」とダドゥーラ・マンスーアは群集に向かって録音で声明文を語った。「我々はアメリカを追放しアフガニスタンを開放すると言うダドゥーラの任務を完了させるのだ。」
アフガニスタンのタリバンはNATO軍の敵ではない。何度も攻撃を仕掛けてはその度に惨敗して大量の戦士を失っている。にも関わらずアフガニスタンでタリバンの勢力が衰えないのはパキスタンからの援助があるからだ。
以前に私はゲリラ先方はいずれ武器、必需品、人員の不足から正規軍には必ず負けると書いたことがある。だが、それが実現するためにはゲリラの供給ラインを切断せねばならない。タリバンの強みはパキスタンという供給ラインが常に存在していることにある。パキスタンの北西部はほぼタリバンが統括してしまっている。
困難なのはNATOはパキスタンのムシャラフとは協力関係にあるため、パキスタンからやってくるタリバン戦士をパキスタンまで追いかけていって攻撃するということが簡単にはできない。なにしろこのあたりの自治体はおもむろにムシャラフの命令に背き、タリバンに味方しているからだ。それでもムシャラフ大統領はタリバンやライバル党の政治家から何度も命を狙われたことで、タリバン退治には一時期よりは積極的になってはいる。しかしまだまだ不十分だ。
私が思うに、ムシャラフ大統領は長くはもたないだろう。近いうちに暗殺されるか失脚するかのどちらかになる可能性が高い。そうなった場合、アメリカは即座にパキスタンをタリバンから守るという口実で北部から一斉にタリバンへの攻撃を仕掛ける必要がある。そしてタリバンに協力的な政治家は即座に暗殺しなければならない。パキスタンは実際に核兵器を所持する国である。これがテロリストの手に渡ったらとんでもないことになる。この際奇麗事はいっていられない。
アメリカ軍にその用意が出来ていることを願うばかりだ。
June 5, 2007, 現時間 10:02 PM
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June 1, 2007
ガザ、イスラエルの苦しい選択
本日は現在イスラエルがガザ対策として苦しい立場に立たされている話を、ジョシュアパンディット(Joshuapundit)のエントリーを参考にしながら紹介していきたい。l
いっこうに減る様子を見せないガザからのミサイル攻撃に対応すべく、イスラエルも空爆を始めたとはいえ、イスラエルは全面的な空爆ではなく、過去において結果がまちまちなだったテロリスト指導者を標的にした暗殺攻撃を続けることに決めたようだ。とはいってもすべての指導者ではなく、アッバス率いるファタのメンバーは今のところオフリミットのようだ。
二年前にガザから全面的撤去をしたイスラエルは今になって難しい立場に立たされているとジョシュアはいう。なにしろ今になってイスラエル軍がハマスの本拠地であるガザへ全面攻撃をして、ついでにアッバスのファタらによる統一政府をつくるとなると、国連や国際社会のパレスチナグルーピーたちが悲鳴を上げて批難するだろうし、かといって自制した攻撃をいつまでも繰り返していれば、イスラエルの南部はゴーストタウンになってしまう。
ブッシュ大統領は前者を望んでいるようだが、オルメルト首相は条件付で後者のやり方を選んだようだ。つまり、限られたハマスへの攻撃をしながらファタによる統一政府を確立するというもの。
昨日イスラエルはハマスのリーダーであるKhalil al-Haysのガザの自宅を狙って攻撃し8人が死亡した。先週ハマスがミサイル攻撃を急増させてから、これによってイスラエル空爆による死亡者の数は合計35人となった。
イスラエル公共保安大臣の(Public Security Minister) Avi Dichter氏は、ハマスとイスラミックジハドのリーダー達を狙った暗殺は引き続き行われるということだ。「テロに関わる者はすべて今の隠れたほうがいい」とDichter氏はチャンネル2テレビで語った。もちろんマハムード・アッバスとファタは別だが。
イスラエルの攻撃の直接の結果として、内輪もめをしてきたハマスとファタは今のところ一時休戦状態にある。武器を持って街中を闊歩していた武装集団が影をひそめたので、家々に閉じこもっていた市民はやっと外出して必需品の買い物ができるようになったという。
一方ハマスとファタは共同で国際社会にイスラエルのこの「犯罪」を止めさせるよう圧力をかけてくれと訴えかけている。特にハマスの高官Nizhar Riyanは、ハマスはイスラエルと妥協する気はさらさらないことを改めて強調した。氏は「イスラエルは地図上からかき消す」と語り、パレスチナによって支配され最後のユダヤ人が追放されるまで戦いは止めないと語った。
無論ハマスはミサイル攻撃をつづけており、21日の朝にはカッサムが乗用車に直撃して女性一人が殺され乗客の男性が軽傷を負った。もっともジョシュアによるとイスラエルメディアのいう「軽傷」という表現は曲者で、腕を失うとか体中切り傷を負うとかいうものまで含まれるそうだから実際どのうような傷を負ったのかは定かではない。なんでイスラエルのメディアはハマスからの攻撃を過小評価する必要があるのだろうか? どこの国も左翼メディアが支配するとこういうことになるのかもしれない。
さらにハマスはウエストバンクへの攻撃も、狙撃や誘拐などの手段を使って激化させると脅迫している。アッバスはウエストバンクのTanzimやアルアクサ殉教旅団なんかのチンピラに金を払って悪行をさせているという噂だ。
言うまでも無いがオルメルト政府のこの効果の上がらないやり方はイスラエルでは全く支持がない。なにせこのやり方は過去に何度も失敗しているのだから。オルメルト政権は政治的にもかなり危ない状態にあり、先週の日曜日イスラエルベイテヌ党のAvigdor Lieberman大臣(Strategic Affairs Minister)が政権から離脱するといきまいている。「ハマスが崩壊するか我が政府が崩壊するかのどちらかだ」と氏は語っている。
ジョシュアはハマスだけをやっつけてみても話は収まらないと言う。一応現在ハマスはパレスチナ政府であり、ファタは単なるジュニアパートナーだ。ここでイスラエル軍がハマスだけに攻撃を集中させてファタの勢力を野放しにしておくのは、レバノンの状態なども考えると非常に危険だ。
イスラエルがすべきことはパレスチナがやってるゲームを自制抜きでもっとうまくプレイすることにある。先ずはじめに、ガザは比較的狭い地域でありイスラエルは比較的簡単にその出入りを規制できることを思い出してもらいたい。またイスラエルはガザの機能もコントロールできる。なにしろイスラエルはガザに水力も電力も売っているのだから。もしイスラエルが栓を抜けばハマススタン(ハマスがコントロールするガザ)は日々の生活に即座に支障を来たし、非常に居心地の悪い場所となるだろう。
イスラエル軍は今の状態で全面攻撃をするのではなく、一方でメンバーやリーダーたちを探し出して殺す傍ら、規模の小さい覆面特別部隊と空爆でパレスチナのインフラ、武器庫、供給そして指令本拠を標的に破壊すべきだ。 そしてイスラエルはアッバスに対し彼らの警備隊によってハマスを取り締まるか問題の一部として取り締まられるかどちらかを選べと要求すべきだ。
ジョシュアはガザのインフラが崩壊し日々の暮らしが機能不能となった時点でイスラエル軍による全面攻撃をすべきだと言う。
早い話がイスラエルはオスロでおきた基本的な間違いに気がつくべきなのだ。国境にテロリストのアジトを容認するなどあってはなrないことなのであり、アラブパレスチナ独立国家創立は当地において永遠に続く混乱と戦争を招く以外の何者でもないのである。
結局イスラエルは、平和に隣り合って暮らす意志を見せる政府を迎えるか、この際イスラエルへの脅威を完全に終わらせるためパレスチナ政府を崩壊させるか、そのどちらかしかない。その時点で難民をどこへ居住させるか最終的国境をどこに引くかといった話し合いをイスラエルはエジプトとヨルダンと始めることが出来る。
パレスチナがイスラエルとの平和共存を拒絶する限り、イスラエルがとる道は二つに一つ。パレスチナ完全崩壊か、イスラエル崩壊だ。パレスチナはすでにイスラエルと共存するくらいなら独立国などいらないとはっきりした態度を示している。イスラエルには選択の余地はない。
June 1, 2007, 現時間 12:10 AM
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May 27, 2007
人殺しカルト、イスラム過激派の派閥争い
ここ数日起きているレバノンでの抗争はファタ・イスラムというアルカエダ系のテロリストたちによって始められた。テロリストたちはレバノンのパレスチナ難民キャンプに外国から入り込み、武器を堂々と持ち歩きキャンプのなかを我が物顔で歩きはじめたと難民キャンプから避難してきた地元民は語っている。
非戦闘員の間に入り込んでそこを拠点にテロ行為をするのがイスラム過激派の常套手段なので、今回も応戦するレバノン軍が非戦闘員を巻き込まないよう苦労しているようだ。
イラクで思うように行動できなくなったアルカエダは最近パレスチナ人を勧誘し新しくテロ活動の範囲を広めていきたいと見える。そこでガザやウエストバンクの過激派パレスチナ人(なんか重複だな)を利用してレバノンに進出を決め込んだというわけだ。無論攻撃の対象が反シリア派の民族に限られていることからシリアの息がかかったテロリストであることも間違いないだろう。
しかしレバノンのヒズボラの親玉であるナスララは「レバノン軍を全面的に支持する」といいながら、どうしていいのか心が決まらない様子。
一方、レバノンのシーア派組織ヒズボラの指導者ナスララ師は同日のテレビ演説で「国家の統一を守るレバノン軍を全面的に支持する」と明言。一方で「レバノンが米国とアルカイダとの戦場になる」と述べ、レバノン軍による攻撃には反対し、交渉による解決を求める考えを示した。
またパレスチナ解放機構はキャンプ内の難民を避難させるのに当たっているという話だ。
地元紙ナハール(電子版)によると、パレスチナ解放機構(PLO)直属のパレスチナ治安部隊約100人が同キャンプに入り、住民をキャンプ内の比較的安全な地域に誘導して武装組織を孤立させる作戦を始めたという。同キャンプでは22日午後から休戦状態となり、多くの住民が外部に避難したが、まだ1万5000人以上が残っているとみられる。
イスラムの過激派テロリストの派閥は色々あって何がなんだかわからなくなる。シリアは確かスンニだからスンニ派のアルカエダと組んでも不思議ではないが、ヒズボラはもともとイランで構成されたシーア派テロリスト。しかしシリアはイランの飼い犬同然でヒズボラを手先にレバノン侵略を常に企てている。一方パレスチナ人はスンニ派でシーアは嫌いなはずだがヒズボラと組んではイスラエルに攻撃を仕掛けるなどしている。
さて、ガザのパレスチナ難民キャンプでは何が起きているかといえば、イスラエルからの局部的な空爆にも関わらずファタとハマスは協力してイスラエルと戦うということさえできずに殺しあいを続けている。
人殺しカルトはそれなりに都合のいい時には手を結び、気に入らない時には仲間同士殺し合う。まるで魂のないゴブリンやオークのようだ。(注:指輪物語に出てくる怪物たち)
May 27, 2007, 現時間 12:34 AM
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May 6, 2007
大高未貴さんイスラエルを語る
日本のメディアもブログもことイスラエル・パレスチナ問題になるとパレスチナ寄りの報道が多い中、イスラエル側の立場を理解している女性ジャーナリストのインタビューを見るのは非常に新鮮である。
ぼやきくっくりさんが紹介してくださっているこのインタビューは一読の価値あり。下記はくっくりさんの感想。
日本ではどちらかと言えば、「パレスチナ=善、イスラエル=悪」という図式で報道されることが多いような気がしますが、これはやはりイスラエルの後ろにアメリカがついてるからでしょうか?ほら、日本のマスコミってたいがい反米ですから。
私は日本のマスコミは反米だからというより、諸外国(特にヨーロッパは)反イスラエルなのでそこに同調しているだけなのではないかと思う。またアメリカも国自体はイスラエルと同盟国であり政府は親イスラエルだが、アメリカのメディアは決し親イスラエルとはいえない。日本のメディアはアメリカメディアの報道を独自の取材もせずに邦訳しただけの焼き直し報道をやっているので、アメリカメディアの反イスラエル偏向がそのまま報道に反映するのではないかと思う。
そんななかで、自分から中東へ足を運び実際にアラファト議長と対談をするなどして独自の取材をした大高未貴さんの語るイスラエルには意義がある。
大高 イスラエルの人々は、徹底した個人主義ですが、同胞が殺されたときには一致団結し徹底抗戦する。...1972年のミュンヘン五輪で、イスラエル選手団11人がテロで死んだ事件では数年かけて首謀者ら関係者20人以上を報復暗殺しました。自国民が理不尽な厄災に見舞われたら徹底的にやり返す。それが暗黙の“国是”になっています。
野口 一方で、自国将兵の命を守るためには、大胆な譲歩もする。
大高 1985年5月、レバノンでPFLP(パレスチナ解放人民戦線)に拉致された軍人3人の奪還では、イスラエル刑務所にいたパレスチナ人の政治犯や殺人犯ら1150人を解放した。この中には、日本赤軍の岡本公三容疑者もいました。4人がレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラ(神の党)に拉致された事件では、パレスチナ人ら443人の政治犯を釈放した。背景には、「1人の兵でも救出しなければならない」という思想があります。
野口 ところが、テロリストへの大幅譲歩は、テロリストに将兵拉致の戦術的有効性を認識させてしまった。IDFは教訓にしましたね。
大高 2000年10月、ヨルダン川西岸パレスチナ自治区ラマラで凄惨(せいさん)な事件が発生。パレスチナ警察署内にいたIDF軍人2人が、乱入してきたパレスチナ人暴徒に惨殺され、群衆に四肢をバラバラにされた。IDFは「事件を放置したら将兵の士気を著しく下げる」と、猛烈な報復攻撃を敢行しました。
野口 2002年4月、ヨルダン川西岸ジェニンで、IDFが500人を虐殺したとパレスチナ側が発表し、イスラエルへの非難が高まりました。このとき、エルサレムでIDFの軍医にインタビューしたのですが、パレスチナ側の発表と食い違っていた。軍医は「パレスチナ住民への誤射」を認めた上で、「パレスチナ過激派の戦闘方法は想像を絶した。6歳の子供が近づいて来たので、兵士が声をかけると、その子はパイプ爆弾入りのカバンをほうり投げて逃げた。老人や女性が手をあげて近づいてきたと思ったら、隠れていた過激派の銃が火を噴いた」と話していました。
大高 パレスチナの一般人には同情しますが、西側メディアは、パレスチナのプロパガンダに乗せられやすい。イスラエル政府高官が「ユダヤ人にはアラブ民族以外にも敵がいる。センセーショナリズムに流され、視覚効果ばかり狙う米系メディアだ」と話していたのが印象的でした。(強調はカカシ)
イスラエルは同胞を取り戻すために過剰反応を起こして反撃するかと思えば、信じられない妥協をしたりする不思議な国だが、大高さんの説明で多少その謎が解けるように思う。日本のジャーナリストで「西側メディアは、パレスチナのプロパガンダにのせられやすい」などという人は初めて聞いた。やはり取材は他人の受け売りでは駄目だという証拠だろう。
大高さんはアラファト議長と二度対談しているが、一度目の時はカリスマのあるパレスチナに希望を与える英雄だという印象をもったのにたいして、オスロ合意で世界中から支援金が送られてくるとパレスチナのインフラには全く還元せず、自分の私腹を肥やし、一般市民がイスラエルへの関門を通るのに何時間も待たされるような状況については完全無視していたアラファト議長。二度目の対談でそれに関する質問には答えず子供たちと一緒にニコニコ顔の写真ばっかり撮らせたアラファトは「この手のパフォーマンスはどこかの国の首領様とそっくり」だったとか。
その他にも色々面白い内容なのでみなさんも是非全文をお読みくだされ。
May 6, 2007, 現時間 10:58 AM
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May 4, 2007
どっちが恐い? ライス米国務長官と赤いドレスの女
この間、民主党の下院議長のナンシー・ペロシ女史がシリアを訪問した時、イスラム教の男尊女卑のしきたりに迎合して頭にヒジャブを被り素顔でアサド大統領と会談し、その写真が世界中で報道されてアメリカ国民に屈辱的な思いをさせた。
しかしその自虐的な姿とは対照的に、今回エジプトを訪問中のコンデリーザ・ライス国務長官の姿はすばらしい。もともと美人なこともあるが、ライス女史は真っ赤な口紅もさわやかなお化粧ばっちりの顔に黒のパンツスーツ姿でシリアの外相との会談にあたり、その毅然とした姿はアメリカ女性の誇りを代表する。過激派イスラム教がどれだけ女性を馬鹿にしようとアメリカ女性の姿を見よ! 恐れ入ったか!
そのライス長官は金曜日、諸外国の外交官と晩餐会に出席した。そこに出席するはずだったイランのモタキ外相(Manaouchehr Mottaki)は会場である女性を見るなり「彼女の服は露出し過ぎている」と悲鳴をあげて逃げ出したのだそうだ。会場にはライス長官の他に赤いイブニングドレスを着たバイオリニストがいたことから、(下記はAPの記事より。Hat tip ミスター苺)
「外相は赤いドレスの女性とアメリカの国務長官のどちらの女性を恐れたのかわかりません。」と国務庁のショーン・マッコーマック報道官は金曜日に語った。ライス長官とイランのモタキ外相は木曜日昼食を一緒にしたが、議事麗句の挨拶を交わしただけだった。どちらも正式な会談を提案する気配は見せなかった。
「どうして(会談をする)努力をしなかったのか、彼に聞いて下さい。」と金曜日ライス長官は語った。「私は追いかけるタイプじゃありません。」(大爆笑!)

赤いドレスの女とライス長官
ペロシ議長、まだまだ修行が足りないね。
ライス長官とシリアの外相との談話についてはCNNの記事参照:
エジプト・シャルムエルシェイク——イラクの安定化を支援する外相級の国際会議が3日、シャルムエルシェイクで開幕し、出席したライス米国務長官がシリアのムアレム外相と会談した。両国の高官級の接触は2005年1月のアーミテージ国務副長官(当時)のシリア訪問以来、2年ぶり。
ブッシュ米政権は、シリアをテロ支援国家と断定、外交関係も冷え切っている。しかし、イラク情勢が泥沼化する情勢の中で、米国内には武装勢力にも一定の影響力を持つ隣国シリアとの話し合いが必要との意見が広まっている。
ライス長官によると会談で米側は、シリア国境からイラクへの反米武装勢力や武器流入への懸念を表明し、同国の対策を促した。長官は約30分間続いた会談を「専門的でビジネスライク」と表現した。
一方、シリアの国営シリア・アラブ通信は会談内容について、イラク情勢のほか、中東の和平、安保や安定を目指すため両国関係の発展させる必要性などを協議したとしている。
「イラク情勢が泥沼化」ってイラク戦争が始まった最初の週から言ってるCNNなので、今さらどうってことはないが、国内でシリアと対話をすべきだといっているのは、もちろん前述のペロシ議長を筆頭にする民主党の腰抜け議員たち。保守派の連中はライス長官がシリアの外相と口を聞いたというだけで「裏切り者」「非国民」と批判している。左翼の腰抜けにもあきれるが右翼のヒステリーにも飽きがくるというものだ。
私はライス女史が好きなので、将来は大統領を目指してほしいと思っている。保守派の連中は彼女が国務長官はブッシュ政権の代用者として行動しているのであり、彼女の行動が必ずしも彼女自身の意志によるものではないのだということをもうちょっと理解して欲しいものだ。
クリントン時代のマデリン・オーブライト女史に比べたら、ライス女史は頭もいいしプロの外交官という印象を受ける。関係ないが、彼女コンサートピアニストとしても有名。
May 4, 2007, 現時間 8:15 PM
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May 3, 2007
イスラエル、オルメルト政権崩壊寸前!
昨年のガザ侵攻といいレバノン戦争といい、そのやり方のずさんさで任務完了もせずに放り出してきたことの責任を問われ、オルメルト首相の辞任を迫る声が国民や政府の間からも出てきている。
オルメルト首相に辞任要求=リブニ副首相が反旗、政権崩壊の危機-イスラエル
5月3日1時2分配信 時事通信【エルサレム2日時事】イスラエルのリブニ筆頭副首相兼外相は2日、オルメルト首相と会談した後、記者会見し、同首相に辞任を求めたことを明らかにした。国民の高い人気を誇る政権ナンバー2が公然と反旗を翻した形で、オルメルト政権は1年前の発足以来最大の危機を迎えた。
リブニ氏はこの中で、レバノン紛争で傷ついた国民の信頼回復を目指す立場から、自身が職を辞す考えはないことを強調。オルメルト首相辞任後は総選挙を行わず、第1与党カディマが引き続き政権運営に当たるべきだとし、「時期がくれば」カディマ党首の座を狙いたいとの考えを示した。
一方、4月30日に公表されたレバノン紛争の対応を検討する政府調査委員会の暫定報告で、オルメルト首相と共に「重大な失敗を犯した」と断じられた第2与党労働党の党首、ペレツ副首相兼国防相も辞任表明を検討しているとの情報が流れ始めた。
リブニ氏は、昨夏のレバノン紛争以降は支持率低迷にあえいでいる同首相とは対照的に、イスラエル国内の世論調査で安定して高い人気を誇っている。「次期首相」の呼び声も高く、台頭を懸念する首相との確執が深まっていた。イスラエルでは「リブニ氏がこれに乗じ、倒閣に乗り出した」との見方が広がっている。
イヨーニのブログでオルメルトの辞任を求めるデモ行進の写真が載っている。イヨーニの話だと何と集まった群集は20万人!オルメルト首相の支持率はなんと3%! これじゃあ韓国のノムヒョン大統領より低い。「3%じゃ誤差の範囲だからひょっとして支持率0%だったりして」とイヨーニ。
オルメルト政権はイスラエルの歴史始まって以来かなり久しぶりに内閣に誰も高位の軍人あがりがいなかったことが災いし、去年の二つの戦争は散々だった。軍事的には負けたとは言わないが勝ったとは言いがたい結果となった。しかも取られた人質三人は取り戻すことが出来なかったのに途中で退散。応援していたこっちはあきれてしまった。
以前にイヨーニはオルメルトはあと2~3年は頑張るのではないかといっていたが、ここまで人気が落ちてはやってられない。オルメルトは選挙になれば負けることがわかっているので政府を解散するのを避けているが、これ以上持ちこたえるのはムリではないだろうか? イスラエルのためにも早く辞任してもらいたいものだ。
May 3, 2007, 現時間 11:10 PM
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April 25, 2007
イラクのアメリカ即撤退を恐れる中東諸国の本音
イラク戦争は中東では人気がないというのが一般的な見方だ。確かに一般庶民は反米的な見解からイラクではアメリカ侵略軍は罪のないイラク人を殺すのをやめて即刻撤退すべきだという感情が高いかもしれない。だが、それらの国々の支配者たちは口でなんと言おうと個人的にアメリカの力をどれだけ忌々しくおもっていようと、彼らほどアメリカ軍のイラク即撤退を恐れている者達もいないというのがイギリスでもかなり左よりの新聞ガーディアンの意見である。何故アラブ諸国の支配者達はアメリカのイラク即撤退を恐れるのか、まずは比較的穏健派といわれるサウジアラビア、エジプト、ヨルダンの理由を三つあげてみよう。
- アラブ諸国はアメリカを利用して自分らの勢力を強める術を学んだ。しかしそのためには親米の姿勢をみせざるおえなかった。ここでアメリカがイラクから撤退するということはアメリカの敗北と解釈され、そのような弱者に媚を売ってきた支配者側は過激化する市民から弱体化したと思われる恐れがある。
- アメリカが撤退すればイラクはシーア派の勢力が強化され、隣国で同じシーア派でスンニ派アラブ諸国の宿敵イランと手を組み他のアラブ諸国の勢力を脅かす可能性が高まる。
- また宗派間で分裂したイラクでは内乱が絶えず起こり、特に国境を共有する近隣諸国にもその悪影響を及ぼす可能性がある。
しかし反米のシリアやイランも実はアメリカ撤退を望んでいないとガーディアンは言う。なぜならアメリカ軍がイラクで手間取っている間はシリアやイランに手を出す余裕はないだろうと考えるからだ。特にイランはその判断の真偽は別としてイラクにいるアメリカ軍はイランから攻撃するには容易な標的であるという考えらしい。とにかくアメリカにはなるべく長くイラクでてこずっていて欲しいというのが彼らの本音だと言うのだ。
またトルコはアメリカがイラクに要る限りイラクのクルド族が独立国を目指すなどということは考えられないと踏んでいる。クルド族の問題にてこずっているトルコとしてはイラクの北部でカーディスタンなどというクルド国家が出来てもらっては非常に困る。
そしてイスラエルはイスラエルでアメリカのイラク撤退はイスラエルに大悲劇を招くと考える。世界最強の国アメリカがイスラムテロリストに大敗することが可能なら、イスラエルなどアラブの敵ではないわ、と励まされるイランやシリアの手下であるヒズボラやパレスチナのテロリストが奮起だって自爆テロを増加させる可能性が高まるからだ。
と、まあこれがガーディアンの意見だが、シリアとイランの思惑はともかくサウジ、エジプト、ヨルダンそしてトルコそしてイスラエルの心配は当たっているだろう。ただシリアとイランはちょっと違うと思う。そして悪い意味でイスラエルはガーディアンが考える以上に危険な状況に置かれると思う。
先ずイランだがイラクからアメリカが撤退した場合、これはアメリカの国内でも国外でもアメリカの敗北と解釈される(そしてその判断は正解だ)。そんな苦い負け戦を体験したばかりのアメリカがどれほどイランの核兵器開発が気に入らないとしてもまたぞろ大規模な戦争に発展するかもしれない武力行使をするなど不可能である。そんなことは民主党が許すはずはないし第一世論がついてこないだろう。同じ理由でアメリカはシリアに対してもこれといった強硬手段は取れないはずだ。
となってくると一番危険な状態になるのはイスラエルである。イランは腑抜けのアメリカの弱さを利用してここぞとばかりに核兵器開発に力をいれるだろうし、シリアのヒズボラを使いレバノン及びパレスチナのテロリストに資金援助するなどしてイスラエルへの攻撃を容赦なく続けることは目に見えている。
ところで話はちょっとずれるが、エジプトはパレスチナのハマスにイスラエルへのロケット弾攻撃をいますぐ停止しなければ今後資金援助はしないと警告したという。しかも、もし怒ったイスラエルがガザに攻め入ってもエジプトは指一本動かす気はないと断言している。表向きはエジプトはイスラエルに反撃の口実を与えるなと言っているが、本音を言えばハマスの執拗な攻撃に嫌気がさしたイスラエルが本気でパレスチナを攻めパレスチナ難民がどっとエジプトに押し寄せてくるのを恐れているのだ。パレスチナ人は中東でも行く先々で問題を起こすと悪評の高い厄介者だからである。
アラブ諸国の支配者は表向きは反米だの反イスラエルだのと息巻いてはいるものの、両国の強さに頼っているという現実がある。
つまり、アメリカ軍のイラク撤退が及ぼす悪影響はイラク国内では留まらない。ハリー・リードを先頭として民主党はこのことの重大さに気がついているのだろうか?それとも中東がどれだけの混乱状態の陥ろうと自分達の議席を増やすことができさえすればそれでいいのだろうか?
April 25, 2007, 現時間 8:37 PM
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March 31, 2007
国連人権会議、「ユダヤ人は黙れ!」
国連が反イスラエルであることはすでに周知の事実だが、それをあからさまにあらわす出来事が先日国連の人権委員会の会議で起きたのでここで紹介しておこう。
3月23日、ジェニーバで行われた国連の人権委員会において各国の人権団体が国連に世界でおきる人権迫害について色々と意見を述べた際、UNウォッチという市民団体の代表ヒラル・ニューアーは国連の不公平なイスラエル攻撃を批判する演説をした。
議長殿、
60年前ナチスの脅威の後、エレノア・ルーズベルトやレネ・カッシンらと並び立派な人々がここにあつまり、ジェニーバ湖のほとりで人間の尊厳の信念を確認しあいました。彼等は人権委員会を設立したのです。今日我々は問いかけます。「あの崇高な夢はどうなったのだ?」と。
この議会の場でその答えを見ることができます。世界中から集まる拷問や迫害や女性への暴力といった確たる報告に対してこの議会は何を宣言しましたか? 何を決めましたか?
何もありません。反応は全くの沈黙です。反応は無関心です。この反応は犯罪です!
ひとによってはハリー・トルーマンの言葉を借りて無行動で役立たずの委員会というでしょう。
しかしそれは正確ではありません。この委員会は何かをしました。
委員会は条例に次ぐ条例でイスラエルという一つの国だけを責め立てました。委員会の八回による宣言において、今回を入れればさらに三回にわたって、ハマスやヒズボラは罪を免除されました。のこりの世界は何百万何千万という犠牲者が191の国々で無視されているというのにです。ですから、この委員会は何かをしたことは確かです。そしてこの宣伝を演出した中東の独裁者たちは、人権を守るためパレスチナ人の権利を守ることは良いことだというでしょう。
人種差別者で人殺しで強姦者の国ダルファーの女性たちが、パレスチナ女性を気づかうと言い、チベットの占領者やチェチニアのイスラム虐殺者たちがイスラム教徒を気にかけると言います。
しかし自称人権防衛者の人々は本気でパレスチナ人の人権など気にかけているのでしょうか?
ここ数カ月の出来事を考えてみましょう。130人以上のパレスチナ人がパレスチナ武装勢力によって殺害されました。これは7月と10月に特別委員会が開かれた時に殺された人数の合計の三倍になります。しかしパレスチナ人権擁護のチャンピオンであるアクマネナジャドもアサド・カダフィもジョン・ダガードも無言です。三歳の幼子サラム・バルーシャちゃんが二人の兄と一緒に首相の部下たちによって殺害されたのに、なぜこの委員会は沈黙を守っているのですか?
なぜならイスラエルを責められないからです。なぜなら真実独裁者が管理するこの委員会はパレスチナ人のことも人権のこともなんとも思ってないからです。
彼等はイスラエルの民主主義を悪魔化し、イスラエル政権を不当なものとし、ユダヤ人を生け贄のヤギにしようとしています。彼等は人権とは全く違ったものを求め、人権と言う言葉そのものをわい曲し変質させようとしているのです。
この委員会の創設者たちの夢はどうなったのでしょうか? ひどい嘘と道徳の転覆で悪夢へと変ぼうしたのです。
議長殿、ご清聴ありがとうございました。
委員会のルイ・アルフォンソ・デアルバ議長は腕を組み反っくり返って苦虫をかみつぶした顔で聞いていた。議長は黙って聞いていたかもしれないが、その答えはおよそ外交的といえるようなものではなかった。
この議会において初めて私は演説に感謝することができません。私は今演説をいただきました団体の代表の方にひとこと申し上げたい。国連ウォッチの代表者にもうしあげる。私のいうことをお聞き願うならば、申し訳ないが私はあなたの演説に感謝できる立場ではない。この議会は今後このような演説を認めることはできないと申し上げておく。メンバーについてされた表現や、そして委員会全体についてされた表現は、すべて全く認められない。あなたが引用した人権議会の創設者である人々の思い出にかけても、人権のためにも今後は適切な行動と言葉使いに最小限の心配りをするよう要請する。さもなければあなたが本日ここでしたような同じような演説には記録から取り除かれることになる。
つまり、デアルバ議長はニューアー氏の演説の内容の真偽には一切触れず、ニューアー氏の態度と言葉使いが委員会のメンバーに対して失礼だから、ニューアー氏の意見は記録から抹殺するとまで脅かして息巻いているのである。
しかしニューアー氏の言動がこの場ににつかわしくないほど失礼なものであったのかどうかを知るためには、委員会議長が「発言を感謝します」として受け入れた他の団体代表者たちの発言を聞く必要がある。
UNウォッチは、同日この議会でどのような発言が行われていたか7分強のビデオにしてまとめているので、英語に自信のある方は是非御覧になることをおすすめする。以下は同ビデオをみたニューヨークサン紙の記者による報告だ。
(国連人権委員会のデアルバ議長)はムガベ大統領政権下における人権迫害を批判した代表者の無知加減について語ったズィンバブエ代表の発言に感謝した。議長はまたキューバの共産政権による人権迫害を暴露した人権専門家を侮辱したキューバ代表にも感謝した。パレスチナを常時観察している演説者が「人権迫害の独占をしている」とイスラエルを責め、イスラエルはアメリカやカナダ大使のお気に入りであるだけでなく、国連の人権委員会のルイース・アーボアー委員を名指しで批判したときも、デアルバ議長によって感謝された。ビデオのなかでデアルバ議長はダルファーにおける女性への暴力に関するリポートは「大げさである」と発言したスダーン代表に感謝する姿が見られる。
(このビデオでは)そしてまたナイジェリア代表が「不自然な性行為に対してシャリア法に基づき投石をして罰する行為は不当な殺人と一緒に扱われるべきではない」と主張するのを見ることができる。またイラン代表がホロコースト否定会議を開催したことを弁護するのも御覧あれ。でなければヘズボラテロ組織の弁護も御覧あれ。そして演説者また演説者が次から次へのイスラエルとナチスを同一視しするのをデアルバ議長や議長席に座っている人らによってことごとく感謝されるのを見ることができる。
国連の人権委員会は人権擁護の目的で始まったのかもしれないが、現在の委員会では人権擁護など誰も興味のない単なるイスラエルいじめの委員会となっている。パレスチナ人は単にイスラエルいじめのための道具にされているに過ぎない。国連人権委員会のデアルバ議長は本人も反ユダヤ主義の人種差別者であるに違いない。デアルバ議長はニューアー氏の指摘が真実であることを十分承知しているのだ。だからこそ真実を指摘されて腹をたてているのだ。
だいたいアメリカを人権委員会から追い出し、軍事独裁政権のリビアを委員長国に選んだり、委員会が話題にすることといったらシオニズムは人種差別だなどということばかり。何十万のいうキリスト教黒人がイスラム教政権によって虐殺され百万以上が家を追われたダルフールの悪逆などそっちのけで、イスラエルがパレスチナのテロリストを数十人殺したというと大騒ぎで条例につぐ条例を発令。そんなところでUNウォッチなどが何をいっても聞き入れられないことくらいシオニストのニューアー氏なら最初から百も承知の上だろう。今回の演説は国連人権委員会がどれだけ人種差別者と偽善主義者の集まりであるかを証明した。
もっとも私は最初からそんなことは知っていたが、恥も外聞もなくイスラエルバッシングが平気で出来るこのふてぶてしさには改めてあきれかえった。
March 31, 2007, 現時間 7:59 PM
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January 26, 2007
レバノンでヒズボラが大暴れ
レバノンの話を前々から、しよう、しようと思ってるうちにレバノンの状況は突然悪化してしまった。まずはこのニュースから。
ベイルート(CNN, 2007.01.26 ) レバノンの首都ベイルートにあるベイルート・アラブ大学で25日、イスラム教シーア派組織ヒズボラなど親シリア勢力と、シニョーラ政権を支持する反シリア勢力が衝突し、同国治安筋によると少なくとも3人が死亡した。事態を受け、政府は同市内に夜間外出禁止令を出した。
大学構内では学生らが互いのグループに投石し、車に放火するなどの行為を繰り返した。国軍兵士らが出動し、現場周辺の道路を閉鎖して沈静化に当たったが、衝突は同日夜まで続いた。負傷者は150人以上に上っているという。...
レバノンでは、シニョーラ首相の退陣を求めるヒズボラと、これをはねつける首相支持派との対立が続いている。23日にはヒズボラ側が政権打倒を目指すゼネストを実施し、死傷者が出たばかり。
実はこの紛争が起きる数日前に私はレバノンで7月の戦争の傷跡を取材してかえってきたばかりのマイケル・トットンのブログ(Michael Totten,'s Middle East Journal)を紹介しようと思っていた。彼は12月にレバノンを訪れ、レバノン各地を回って取材をして帰ってきたばかりだった。
マイケルは帰国直後ロサンゼルスの人気DJ、ヒュー・ヒューイットとのインタビューでこんなやり取りをした。
HH: オーケー、君が見てきたことから...レバノンでは何がおきているの?MT: もうなんていうか、、本当に、ヒュー、この時点では何が起きてもおかしくないっすよ。一月前よりは内乱の危険は低まったと思いますけどね。
HH: なぜ?
MT: なぜかというと、抗議とか座り込みがはじまって二日たって、この時点で内乱の可能性はどのくらいあるかと聞かれたら、僕は60%くらいだろうと答えたと思います。その理由はヒズボラが総理の事務所を占拠しようとしたからです。
HH: なるほど。
MT: デモ行進のあった日に実際に奪い取ろうとしたんです。でも結局彼等はあきらめました。首相が...もし自分の事務所を占拠したら市街地をコントロールできなくなる、ということはレバノンのスンニ派が町にくり出し首相の事務所を無理矢理奪い返そうとするだろう。そしてそうなれば戦争だ、と言ったからです。そうなれば大変です。ヒズボラの力には限界がありますから。前にも説明しましたけど、レバノンではどのグループも少数派なんです。そしてどのグループも他のグループを支配することなどできないのです。 首相の事務所はスンニのものです。それをもしシーアが暴力で占拠したならそれこそ大変です。レバノンでは確実に戦闘がひどくなります。だからナスララはあきらめたんです。そうなったら行き過ぎだって気が付いたからです。でもそういいながら彼はことをエスカレートさせると脅していました。首相の事務所は占拠できないかもしれないが、空港をとって国全体を閉鎖してやるとね。それを一週間は言ってましたね。それで僕は、もし奴らが空港をまた占拠したら市街に大量の血が流れることになるだろうと思いました。 ...
MT: そしてついにナシュララはエスカレートさせたわけですが、やったのはゼネストだけでした。なぜなら彼は国をぎりぎりの線まで追いつめたと知ってるからです。それ以上やったら本当に戦争になってしまいますから。
しかし一日のはずのゼネストは三日間の暴動に激化してしまった。それでもナスララはまだことを激化してやると息巻いている。だがヒズボラはこの戦いを長引かせることはできない。スンニの反撃にたえられるほどヒズボラに勢力はないからだ。ヒズボラの武装解除をしようという政府の動きには抵抗できても面と向かった戦争ではヒズボラは負ける。ナスララがそれを理解していないはずはない。だから彼が口でなんといってもこれ以上のエスカレートを彼が望んでいるとは思えない。
しかし我々に分からないのは、ナスララにどれだけヒズボラをコントロールする力があるのかということだ。こういうゲームはひとつ間違うと手がつけられなくなる。そうなったらレバノンは本格的な内乱に突入するだろう。無論そうなって喜ぶのはシリアである。
現在のシリアのアサード国王は先代がやったようにレバノンで内乱をおこさせ、自分達が漁父の利を得ようという魂胆なのである。ハサン・ナスララはレバノンでの最大勢力を得たいという野心はあるが確実に負ける戦争をしたいとは望んでいない。だが、イスラエルへの攻撃のために悪魔のシリアと手を組んだ以上、そろそろシリアから魂の要求がくる頃かもしれない。彼の思いどおりに何もかもが進むかどうかかなり疑わしいというものだ。
と書いて終わりにしようかと思っていたら、レバノン人のブログLebanese Political Journalがナスララは手下のヒズボラのコントロールを完全に失ってしまったと書いている。しかも親分のシリアはシリアでも凶暴な攻撃犬、パレスチナギャングをレバノンに放そうとしているというのである。
さてさてこれでレバノンが内乱になりシリアからも攻撃されるはめになったら、これはすべてナスララの責任だ。悪魔に魂を売った以上この運命は仕方ないというべきだろう。それにしてもはた迷惑なのはレバノン人達である。もっともイスラエルに攻められた時、イスラエルに反撃しているというだけでナスララを支持した連中にも責任は多いにあるが。
January 26, 2007, 現時間 3:18 AM
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December 22, 2006
内戦激化で輸血に消極的なパレスチナ庶民
ガザの病院ではこれまで通り戦いでけがをしたパレスチナ人たちが運び込まれてくる。彼等がイスラエルと戦っているあいだは地元庶民は積極的に血液の提供に応じてくれたと病院の医師たちはいう。だが、ファタとハマスの内戦が始まっていらい、病院側の嘆願も空しく提供者は激減しているという。さもあらん、パレスチナ人同士で殺しあいをしているのに自分の血液を提供してやろうなどという気にならないのは当たり前だ。元気になったらまた仲間を殺しにいくのか、という気持ちだろう。
ガザでは何百人というパレスチナ市民が町にくり出して、殺しあいをやめるようにデモ行進を行ったが、市民の願いも空しく、二度目の停戦は停戦合意の二日目の金曜日早朝、激しい撃ち合いでファタ側二人、ハマス側一人が殺され、ハマスメンバーがひとり拉致されるなど、全く守られているとはいえない。ファタのリーダー、アッバス首相は停戦を守るようにと呼びかけている。アッバス首相はまだ統一政府設立の夢を捨てていないが、側近の話では交渉の用意は全くできていないという。
前回の停戦合意は一日で崩れてしまったし、今回はたったの二日。
ま、イスラエルとの停戦条約を一度も守ったことのないパレスチナ人だが、まだその場合は異教徒との約束ごとは意味がないという言い訳もできただろうが、同じイスラム教徒同士、同じ場所にすむ同じ民族の間での約束ごとすらお互い守ることができないパレスチナ人たち。パレスチナ庶民が気の毒だと思わなくもないが、ハマスを選挙で選んだのは誰あろうパレスチナ市民。外部から見ていればテロリスト軍団のハマスが政権を握ればどういうことになるか火を見るよりも明らかだった。それが見通せなかったパレスチナ人の愚かさは本当に哀れだ。
もっと悲劇なのは、パレスチナ人たちがそう望めばパレスチナはいますぐにでも平和で豊かな独立国家となれるのに、彼等はみすみすその機会を逃してしまっているということだ。パレスチナ市民が早期選挙を実現させハマスを政権から追い出し、アッバス首相の提案どおりイスラエルの存続を承認しイスラエルとの和平交渉に取り組みさえすればいいのである。彼等がお互いを殺しあうこともイスラエル人を殺すこともあきらめて今後平和に暮らしたいと決心さえすればすべてが本当になるのである。
それなのにせせこましい勢力争いに明け暮れて彼等は自分達の民族の未来などこれっぽっちも興味がない。
ところで興味深いのはことパレスチナ・イスラエル紛争については一方的にパレスチナ人の味方をし、パレスチナの非戦闘員を対象にしたテロ攻撃や病院や学校といった場所への攻撃も、圧倒的武力を持つイスラエルに対するささやかな抵抗だといっていた人々は、同じ手口でお互いを殺しあうパレスチナ人に対して完全な沈黙を守っている。
上記の記事を提供してくれた某掲示板の投稿者アドベンさん(adventureoftheultraworld)はこう語る。
これまで、自爆・子供動員・民間人への無差別攻撃と「何でもあり」の戦闘スタイルを対イスラエルで展開していたときに、外部のパレスチナ信者が誰も批判しなかったのがいけなかったのではないでしょう。誰からも批判されなかったから「戦闘というのはこういうものだ」と思っているのではないでしょうか? そのスタイルをパレスチナ同士の戦いにも持ち込んだと。
「戦力に大きな較差があるからしょうがない」「大義のため」などと言って弁護していた人たちに責任はあると思いますよ。少なくともそういう人たちに「パレスチナの味方」を名乗る資格はない。
私はアドベンさんほど寛大な人間ではないので、パレスチナ人のこうした行動が外部からの批判を得なかったからだという言い訳さえ受け入れる気になれない。パレスチナ人にそこまで理解を見せてやる必要はない。私はこれがアラブ人が何世紀にも渡ってやってきた戦争のやり方なのだとあえていわせてもらう。
イスラム社会には、いや古代アラブ民族の社会には、我々西洋的な価値観(日本も含む)が大事にしている道義心というものがない。我々は常に戦闘員と非戦闘員を区別してきた。日本の古い戦でも男たちの命は容赦なく断つ敵も女子供は見逃すという慈悲はあった。むろんこれは大将の人格にもより、この規則が常に守られたわけではないが原則的に非戦闘員である女子供は殺さないという暗黙の了解がある。だから硫黄島の戦いで日本兵が大量に殺されたことには腹をたてない日本人も民間人が対象になった東京大空襲などでは怒りを感じるわけだ。
西側には戦争中でも赤十字のついたビルには爆弾を落とさない、救急車は攻撃しないという規則がある。だが、パレスチナのテロリストたちはこの西洋的な道義心をあざ笑って病院に武器弾薬を隠したり救急車をつかってテロリストを運んだりしていた。イラクでもアルカエダの連中が全く同じことをしていた。彼等には戦闘員とか非戦闘員などといった区別はない。同族は同族と運命をともにする。それは女子供であってもおなじことだ。彼等が何かと女子供