June 12, 2007

レバノンとガザ、暴力続くパレスチナ難民キャンプ

この間からずっと続いているレバノンとガザにおけるパレスチナ難民キャンプの状態は悪化する一方でまるで落ち着く様子が見えない。

まずはレバノンからYa Libnanより。

レバノン軍はアルカエダに感化された武装勢力が立て籠っているナハー・アルバレッドに引き続き攻撃を続けており、土曜日(6/9/07)の激戦では三人の兵士が戦死したと警備当局は語っている。

当局によるとマシンガンと砲弾を含めたキャンプの境界線で行われた早朝の戦いで21人の兵士が負傷した。...

「陸軍は民兵が軍隊を標的にしている位置の押さえようとしている」と軍関係の人間は語った。

「民兵らは時々攻撃を激化させ、また時々狙撃攻撃のためこれらの拠点を使っています」と関係者。

五月二十日に始まったこの戦闘で、すでに50人のレバノン兵と38人の民兵を含む少なくとも118人の死者が出ており、1975年から1990年まで続いた内乱以来、レバノン最悪の暴力沙汰となった。

人口比率の割合でいくとレバノンがたった三週間で失った人の数はイラク戦争4年間で失われた数よりも割合が高いという。

しかしアメリカの主流メディアがレバノン紛争は「泥沼化」しているとは報道しない。(笑)さて、パレスチナ難民キャンプの紛争といえば相も変わらずガザでは殺しあいが絶えないが、殺しあいをしているのはイスラエル軍対パレスチナテロリストどもではなく、パレスチナ内部のファタ対ハマスの勢力争い。(以下時事通信より

【エルサレム6日時事】パレスチナの人権団体PICCRは6日、ガザ地区を中心に続くアッバス自治政府議長の支持基盤ファタハと自治政府を主導するイスラム原理主義組織ハマスの抗争などパレスチナ内部の治安悪化により、昨年1月から今年5月までに600人以上が死亡したとする報告書を発表した。

また7日のBBCの記事によれば、ここ数日だけですでに50人が殺されているという。この数はイスラエル軍が時々標的をしぼって空爆する時に出るような犠牲者の数を大幅に上回る。

むろんその間にもイスラエルへのロケット攻撃はずっと続いている。

中東で問題を起こすのは常にイスラム過激派のジハーディストである。にもかかわらずBBCを初め国際メディアは常にイスラエルのあら探しばかりで、ジハーディストへの批判はしない。中東で罪のない市民を一番苦しめているのはいったい誰なのか?宗派が違うというだけで殺しあいをしているのは誰なのか?

今日こんにち、イスラエルという国がこの世から消え去ったとしても中東に平和など訪れないが、反対にパレスチナ民族がこの世から消え去ったなら、中東はどれだけ平穏になることだろう。私は人種差別で言っているのではない。パレスチナ難民やジハーディストたちが生まれつき心が腐っているとは思わない。私が嫌っているのは彼等の暴力を奨励し破壊を尊ぶ文化なのだ。

私はブッシュ大統領がイラクに民主主義を広めることで、中東の平和を築き上げようという計画には当初半信半疑だった。アメリカが他国に自分らの価値観を無理矢理暴力で押し付けることが懸命なやり方なのだろうかと自信がなかった。だが今私は確信する。アメリカはジハーディストの破壊的で暴力的な文化が世界制覇をする前にアメリカの自由な文化で世界制覇をすべきなのである。我々は正しい。我々の文化は彼等のそれに比べて優秀なのだ。そのことを謝罪する必要はない。

多様文化主義などくそくらえである。世の中には悪い文化と善い文化とが存在する。我々自由主義社会の文化は善い文化なのであり、断固これを広めるべきだ。

「でもカカシさん、あなたの正義とは世界がアメリカのような国になることなのですか?それってずいぶん手前勝手でごう慢じゃありませんか?」という批判もあるだろう。

だがそういう人たちに私は問いたい。世界がアメリカのようになるのと、パレスチナ難民キャンプやタリバン支配のアフガニスタンのようになるのと、あなたならどちらを選びますか?

June 12, 2007, 現時間 9:31 AM

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