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August 2, 2017

What's in a name? 呼称に関する日米文化の違い

ネット戦争

本日のエントリーを始める前にはっきり言っておく。私はネットおともだちのリリーさんについて、彼女の政治的なご意見にはほぼ賛同している。彼女のイスラエルや欧州に関する姿勢にも同調している。ダニセル・パイプス氏やダグラス・マレー氏らの著書翻訳に関しても非常な尊敬心を持っている。これからも彼女のブログやプロフェッショナルな著者は愛読させていただくつもりだ。

しかし今回彼女が自分のブログで書いたカカシに対する批判は理不尽だと思うので説明させてもらいたい。

ことの起こりはカカシがリリーさんのフェイスブックで彼女が好まない呼称を使ったことに発する。リリーさんは自分のフェイスブックに本名を提示しているが、普段はニックネームであるリリーという呼称を好んでいるようだ。実はリリーさんと最初にネット上で知り合ったときに彼女がいくつかの名前を使い分けていたので、どの名前で呼べばいいのだろうかと聞いたことがある。恥かしながらカカシは他人の名前を覚えるのが不得意なのでその時言われた名前を忘れてしまった。で、彼女がフェイスブックやツイッターで使っているリリーというハンドルネームでいいのだろうと思って今まで使ってきた。しかしながら、先日彼女のFBにコメントした際に、間違って彼女がFBで提示している本名を使ってしまったことで彼女の怒りに触れたようだ。

確かに彼女の好む呼称を忘れたのは私の落ち度なのだが、だったら「○○ではなくて××と呼んでください。」と言えば済むことなのに、彼女は個人的にそういうメッセージを送るのではなく、自分のブログで不特定多数の読者に向かってカカシの不作法を発表して批判するという手段に出た。

私は今までリリーさんに対して意図的に失礼なことを言ったことはない。気が付かずに失礼な行為に出てしまったのなら謝りもするが、単なる失態に対していくらなんでもリリーさんのこれはやりすぎだ。彼女がそこまでするのであれば、私も手袋を脱がせてもらう。

私は彼女とのやり取りが始まった当初、彼女が私を「カカシ夫人」と呼ぶことに抵抗を覚えた。呼ばないでくれと頼んだがそれは不適切だと拒絶された。日本ではわからないが、相手が呼び捨てで呼んでくれと言っているのにをれを拒む行為はアメリカでは非常な失礼になる。しかし彼女はアメリカ人ではないので、私は彼女の失礼を無視した。そんなことで言い争っても意味がないと思ったからだ。

しかし今回呼び名の話が出たついてに、私は彼女のことを彼女が好むリリーさんと呼ぶから、私のこともカカシさんと呼んでくださいとお願いしたところ、こういう答えが返ってきた(直接ではなく彼女のブログで)

相手をどのように呼称するかは、最初から最後まで一貫していなければおかしい。(略)

だが、インターネット上の公開情報の場合、わざわざハンドルネームを出しているなら、何か理由があってのことであろうと察し、最初から最後までそれで呼称するのが、作法ではないだろうか。

この「不思議な」と訳した人は(カカシ注:これはカカシのこと)、私宛の呼称を少なくとも三度、コロコロ変えた。意識的か無意識的かは判別し難いが、それは、私に対する印象や態度が、文脈によってコロコロ変わっていることの証左であるか、所詮、他人のことだからと、いい加減に軽く扱っているのだろう。または、ご自身の内面の動揺が露呈されているのかもしれない。

その上、唐突に交換条件として、それなら自分をこのように呼ぶように、と指示が出された。

これこそが、論旨の乱れ、もっと言えば、日本語を使っていても、文化の暗黙の了解、約束事が全く読み取れていないことの証拠だと、私は考える。(強調はカカシ)

カカシはアメリカ人で日本人の繊細な神経を理解できない。それで本名と共にハンドルネームが明示されているのは親しくもない人間に本名を呼ばれたくないという意味だなどというリリーさんのお気持ちは全く理解できなかった。

リリーさんが言う通りアメリカ人の私には、「暗黙の了解」や「約束事」は全く読み取れなかった。

それにしてもリリーさん自身が理解できない外国の文化を単なる田舎者だと侮蔑する行為は日本的な礼儀に反しないのだろうか、若干19年間日本人をやった人間としてそれはそうとは思えないのだが。

アメリカの西海岸は日系を含めたアジア系移民が多いので、それでもコミュニケーションが成り立ってきたのかもしれないが、私は西海岸に行ったことはないし、多分、行くことはないだろう。だとすれば、日本語である以上、言語コミュニケーションのルールは守っていただきたい。

カカシ個人を批判するのはいいとしても、カカシがアメリカ西海岸に住んでいるからといってアメリカ西海岸に住むアメリカ人全体をこのように侮辱する行為は如何なものなのだろうか?言語コミュニケーションのルールとやらはりりーさんが勝手に作り出したものであって、国際的な規則ではない。最初からきちんと提示されていないものを外国人が理解できるはずだと思い込むのはどうかと思う。

私は何故リリーさんにここまでひどく罵倒されなければならないのかが理解できなかった。しかし彼女の他のエントリーで明らかにカカシに向けた批判を読んで納得した。

二十歳前後で、日本から国籍を変えて他国に永久移住することに関して、私ならあまりメリットを感じない。

仕事や留学など、契約して数年程度の目的滞在型ならともかく、全面移住するとなれば、言葉のハンディや文化読み取り能力には、並々ならぬ努力を要するはずだからだ。

例えば、いくら英語が良くできたとしても、ネイティブでなければ、必ず100%よりは劣る。劣るということは、その100%ではない中途半端な言語能力で自分自身が図られ、それに応じて、本来の実力以下に仕事が当てがわれるということになる。

日本にいて充分に暮らしていけるのに、こんな屈辱的選択を、なぜみすみす選ばなければならないのだろうか。

他人が外国に移住する気持ちが解らないからといって、その選択が間違っているという言い方はおかしいだろう。リリーさんが母国を愛する気持ちは立派だし、日本が世界で一番素敵な国だと誇りを持つのも素晴らしいことだ。そういう人にはぜひ日本の文化保持に貢献していただきたい。しかしながら自分には理解できない人間の価値観というものもある。何故私がアメリカ移住を決心したのか、それは一言では説明は不可能なので省くが、それはそれなりの理由があるのだ。

移民社会とは、個々人の歴史的なルーツの共通項がないので、生活の便宜ばかりが優先され、実力主義とばかりに、誰もが個人プレーでしのぎを削り、後先や周囲の状況をあまり考えずに、先を争って自己主張をする。従って、新米か古参かの区別さえなく、単純に右翼か左翼か等の表面的なレッテル付けで人を罵倒し合って、とにかく五月蝿い。その結果、いちいち能率は下がるし、ミスはあちこちで連発するし、人間関係は簡単に壊れるし、細やかな微細さもなく、よろず大雑把。文化的な繊細さや洗練には程遠い。

従って、誰もが感情的にもささくれ立ち、精神衛生上、誠によろしくない。

インターネットは公開情報ではあるが、基本的な礼節や常識は、国を超えて守られるべきものである。

移民社会には伝統がないというのは偏見だ。

私が何故アメリカは偉大な国だと思うのか、それについてはこれからも説明していくつもりだ。私がブログを書き始めた理由というのも、このようにアメリカ社会について無知な人がアメリカを完全に誤解して批判するのを少しでも是正したいと思ったからなのだから。

August 2, 2017, 現時間 8:17 PM | コメント (7) | トラックバック (0)

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March 26, 2017

ユーチューブの規制モード、言論弾圧はこうやって始まる

アルト・ライト(アルタナ) , ネット戦争 , ヨーロッパ , 狂ったメディア

もうだいぶ以前からユーチューブはその内容が政治的に左翼リベラルでないビデオの規制を行なってきた。それは完全に放映禁止にしてしまうものから、ディモニタライズといって製作者が広告費をもらうことができなくなるモードから、最近は視聴制限モードといって子供向けに適さない内容のビデオが視聴者の目に入らなくする設定など色々だ。

こうしたことに共通しているのは、左翼リベラルが気に入らない内容のものがことごとく規制されるということ。しかもこれらのモードになることは製作者への断りがあるわけでもなんでもなく、ユーチューブの一存で決まり、製作者はなぜ自分のビデオがそういうモードに変更したのか理解できない。

例えばポール・ジョセフ・ワトソンによれば、視聴制限モードにすると自分が取り上げたニュースのほとんどが消えてしまうという。ところが他のCNN とかBBCなどの主流ニュースサイトでは全く同じ記事がそのままになっている。それから制限モードではLGBT系の内容は先ずNGなんだそうだ。

ということは未成年が居るからと制限モード設定にしておくと、視聴者が過激だとは感じないビデオでも知らないうちに観照不能になっているということになる。これが恐ろしいことなわけだ。

イギリス政府は政府関係の広告が過激派ビデオの横帯に載ってしまったことを抗議して、このようなことがないようにと強く要請したとある。これに便乗して民間の企業も過激ビデオでの広告を拒否し始めた。

確かにイスラム国の斬首ビデオの横帯に自分の企業の広告が載ったりするのが嫌なのはわかるが、、「過激ビデオ」とされるものは斬首ビデオのような本当の意味での過激なビデオだけとは限らない。ユーチューブでは後退派左翼の思想に一致しない右翼保守やリベラル体制派ではないビデオゲーマーのビデオなども広告対象にしない傾向が強く現れているのだ。

イギリスなどヨーロッパの場合、EU離脱や移民反対などといった内容に広告がつかなくなってしまうことが多い。ビデオブロガーたちの収入は広告費にあるわけだから、広告が着かなくなるといくらビデオをアップしても収入ゼロ。かえって経費がかさんで赤字になってしまうだろう。

ユーチューブの狙いはそうやって右翼保守や反リベラル体制派のビデオを締め出すことにある。右翼系のブロガーたちは早々にユーチューブを頼りにするのはやめて、自分らでのビデオ放送メディアムを作り出す必要がある。すでにそういう形でビデオを紹介している人々も結構いるので、自分らの番組のスポンサーになってくれる人たちを募ってユーチューブをボイコットするくらいでちょうどいいだろう。ま、宣伝のために収入につながらなくてもアップしておく手もあるが、その程度だと覚悟しておく必要がある。

ユーチューブは当たらしメディアムで日本でもユーチューバーと呼ばれる若い人たちが結構ブロガーとして生計を立てていると聞くが、自分らの収入源をユーチューブの一存で突然遮断されてしまうことの危険性を充分に理解しておくべきだろう。

それにしても後退派左翼連中のやることは汚い。常に反対派の言論を弾圧し、自分らだけの主張が聞かれるように操作することしか考えてない。さすがに共産・社会主義だけのことはある。

March 26, 2017, 現時間 12:54 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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December 17, 2016

米大学、左翼リベラルの気持ちを傷つける言論の自由断固反対!

ネット戦争 , 教育と政治

前回、最近のアメリカの大学は有色人種や女子大生の扱いが生ぬるいという話はしたが、彼らのことは甘やかしている大学も、こと白人男子への対応は厳しい。

最近アメリカの大学キャンパスでは言論の自由が迫害されまくっている。大学がエリート学校になればなるほどその傾向が高まる。特に白人男子学生の権利は迫害しまくられている

ハーバード大学では、男子サッカーチームの誰かが同大学の女子学生について品定めををしたとして、チーム全体が一シーズンの謹慎となった。チームの選手たちの品定めの対象となった女子学生たちは、事件発覚当初笑って済ませていたにも関わらず、話が大きくなって回りからセクハラだと評判になった途端に「失望した」「侮辱された」「ショックを受けた」などと劇的な反応を示した。

コロンビア大学ではレスリングチームのメンバー達がプライベートに交わしたメールが漏れて大学のブログで公表されるという事件があった。その内容には黒人への差別用語が使われていたり、女性を性的に侮辱する言葉が含まれていたという。大学のスポーツチームの男どもの更衣室談義が下品なのは当然。そんなのいちいち気にするほどのことか?女の子たちだって集まれば他人の噂話をしているだろうに。最近はプライベートな話すらソーシャルメディアなどでアップされてしまうからうかつに噂話もできやしない。で、コロンビア大学は即座にチーム全体を謹慎処分にした。このメールに参加していなかった別のチームメンバーのことなどおかまいなしである。

コロンビア大学は以前に強姦の犠牲になったとかいう女子大生が一年間マットレスを担いで活動するという馬鹿げたことが起きた大学。彼女の話は完全なでっちあげだったのだが、彼女自身はなんのお咎めなし。無実の罪を着せられた男子学生は大迷惑を被ったのに。男子運動チームのメンバーがくだらない噂話をしたら謹慎処分。女子学生が他人に恐ろしい犯罪の無実の罪を着せるのはお咎めなし。まったくのダブルスタンダード。

このエントリーを書こうと思っているうちに、今度はプリンストン大学の水泳チームが人種差別的女性蔑視的な発言を仲間同士のメールでしていたことが発覚して謹慎処分になった。メール内容の詳細はあきらかにされていない。

これらのスポーツチームのメンバー達が実際に女子大生を強姦したとかいうのであれば話は全く別だ。しかし多少下品な発言をプライベートでしていたというだけで謹慎処分というのは行きすぎだろう。はっきり言って私はそういう下品な発言は、コーチからの厳重な忠告や周りの女子大生からの冷たい蔑みの目で制裁すればいいと思う。

カカシは何度もだいぶ以前に言論の自由について書いてきたが、聞くに堪えない下品な発言や嫌悪に満ちた発言は、法によって裁くのではなく、社会が制裁すればいいのだと強調してきた。今もその考えは変らない。以下2008年のエントリーから一部抜粋。

言論の自由という権利は個人が元来持っているものではあるが、他人の言動によって自分の気持ちが傷つけられない権利などというものは存在しない。であるから仮にそのような言動が悪意に満ちたものであったとしても、その言動によって傷付かない権利など政府が守る義務がないどころか、政府はそのようなことに口出しすべきではないのだ。なぜならそのような権利を守ろうとしたら、それは必ず言論弾圧に結びつくからである。(略)

無論言論の自由とは自分勝手なことをいって誰からも批判されない権利という意味ではない。私が他人の気持ちを傷つけるような言動をとった場合、社会の人々から私のそのような発言を批判されたとしても文句はいえない。(略)

合法であるということと道徳的に正しいということとは違う。(略)不道徳な行為は社会が制裁すればいいのである。(略)

人権擁護法の恐ろしい点は、このような道徳的な意見の違いを「差別意識である」とか「少数派の人権を迫害するものである」などといって思想の自由を弾圧することにある。一見弱者を守るように見えるこの法律は、必ずや思想の自由、宗教の自由、言論の自由を迫害するものとなるのである。

大手小売店のターゲットがトランスジェンダーのために男女共用施設を設置するのは、ターゲットの自由である。大手シリアル会社のケロッグがトランプ支持のブレイトバート紙での広告を取り下げるのもケロッグ社の自由である。こうした行為は法律で禁じられるべきではない。それに抗議した消費者がこれらの会社の製品をボイコットするのも自由だ。多くの人々から嫌われる言動はそうやって社会が制裁していけばいいのだ。法律で裁かれることではない、いや裁かれてはならないのだ。

December 17, 2016, 現時間 10:43 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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November 5, 2016

全米総選挙いよいよ大詰め!ヒラリースキャンダル山積み

アメリカ内政 , ネット戦争 , 狂ったメディア , 移民問題

総選挙をあと四日に控えたこの週末。はっきり言ってこんなにメロドラマの多い選挙シーズンは初めてだ。ヒラリー派もトランプ派もどちらが勝つか予想も付かない。今回の選挙シーズンで目立ったのは双方による汚い手口。まるで大昔にカカシがヤフーの掲示板に居た頃交わしたような罵倒バトルが繰り広げられた。トランプのツイッター攻撃は大統領候補とは思えないほど幼稚だし、トランプ派によるネバートランプ保守へのネット炎上はまるで民度を欠いたものだ。しかし、共和党トランプ派の態度が下品であることなどとは比べ物にならないほど民主党ヒラリー派によるトランプ派攻撃はもっとひどい。左翼が制覇するソーシャルメディアは次々に保守派の投稿を削除もしくは口座を閉鎖し、実際に暴力団員をトランプ集会に送り込んで暴力を煽ったり、トランプ支持派の車を破損したり、トランプ選挙事務所を破壊したりと強硬手段に出ている。

潜伏取材で有名なジェームス・オキーフは民主党全国委員会事務所に潜伏。ヒラリー派選挙運動員たちがいかにしてトランプ派集会で暴力を扇動するか計画している現場を隠しカメラで捉えたビデオが公開(オキーフ公式サイト)された。オキーフは一年近くに渡って民主党選挙事務所で隠密取材を行なったという。

トランプが共和党候補になった頃から、トランプ集会でやたらと暴力騒ぎが起きることがメディアで報道されていた。トランプ支持派が反トランプの抗議者を殴る映像やトランプが抗議者をつまみ出せと言っている映像が繰り返し報道された。また、集会場に入ろうと列に並んでいるトランプ支持者たちに生卵が投げつけられたり唾を吐き掛けられたり、集会場に駐車していたトランプ支持派の車が傷つけられたり破損されたりした。メディアはトランプの言動が暴力を煽っているのだと、被害者であるはずのトランプを攻め立てる報道をしていた。しかしオキーフのビデオによると、これは民主党運動員たちが企てた汚い陰謀だったのである。(このビデオ公開直前にオキーフのツイッター口座は突如閉鎖された)。

民主党運動員たちは金を払って知能遅れの人間や精神異常者をトランプ集会に送り込み、集会場へ早く訪れ前列に並び、列に並ぶトランプ支持派に喧嘩を吹っかける。いかった支持派が暴力行為に出たところを前列で取材しているメディアの映像に撮ってもらい、いかにトランプ支持派が暴力的であるかを宣伝するというもの。

民主党運動員たちの汚い行動はこれだけでは修まらない。アメリカでは自宅の前庭に自分が支持する候補者の看板を立てる習慣があるが、トランプ支持の看板は次から次へと盗まれるだけでなく、トランプ支持看板のある家は破損されたりしている。また、トランプ支持のバンパーステッカーを車に貼ってる車は傷つけられる恐れが多いにあるので、トランプ支持派でもステッカーを貼らない人が多い。これはヒラリー熱烈ファンによる個人的な行為ではなく、民主党が組織的に行なっている違法行為なのである。ビデオのなかで民主党運動員は、『道徳だの合法だのと言ってる場合じゃない、とにかく勝つのが先決だ』と恥じかしげもなく豪語している。

民主党運動員たちのやり口の汚さもさながら、ヒラリー・クリントン自身による長年に渡る違法行為は恐ろしい。これだけ腐敗し汚職にまみれている候補者も珍しいのではないだろうか?FBIが捜査中のものだけをみても、クリントン基金を通じて諸外国から賄賂を集め国家政策を切り売りしていた疑惑、公式電子メール口座を使わず私用サーバーを設置し国家機密情報を交換していた疑い、

はっきり言ってヒラリーの腐敗度はあまりにも高くついていけない。ヒラリー支持派はヒラリーがどんなに腐っていようと断じて共和党に政権を渡してはならないという意気込みで団結している。テレビトークショーの司会者ビル・マーなどはたとえヒラリーの地下室に死体が隠されていてもヒラリーを支持するとまで言っている。左翼リベラルでほとんど政治に関心のない民主党支持者たちはトランプはヒットラーみたいな独裁者だというヒラリー派のプロパガンダを信じきっているからヒラリーの汚職になどまるで興味がないようだ。

しかし保守派は道徳という面に重点を置くので、いかに自分たちの候補者でも道徳的に問題の多い候補者を盲目的に支持できない。そこに共和党のジレンマがあるのであり、ネバートランプ派が生まれるのである。

格いうカカシもずっと迷っていたが、ヒラリーの腐敗度に関する情報が次から次へと報道されるにわたり、どうしてもヒラリーにだけは大統領になってもらいたくないと思う。私はネバートランプ以上にネバーネバーヒラリーだからね。

November 5, 2016, 現時間 9:41 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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July 3, 2016

左翼に証拠を出せと言われたら、次はさらなる質問か遁走と覚悟すべき

どうでもいいニュース , ネット戦争

ちょっと最近ツイッターでちゃちゃが入ったので左翼リベラル自称フェミニストとちょっとやり取りをしたが、結果はいつもの通りだった。時々フェイスブックとかツイッターで私から話かけても居ないのに横から茶々を入れてくる人がいる。でもそう言う人に限って何がそんなに気に入らないんだと聞くと具体的な説明をせずに逃げてしまうのが定番。

たとえば、私が強姦の加害者に加害をするなと称えるのはスエーデン警察が野蛮人移民たちに強姦はやめましょうという腕章を配るのと同じくらい意味がないことだと言ったら、そんな事実があるなら証拠を出せという奴がいた。

ここで私はふと立ち止まった。ちょっと検索すれば私が言ったことが事実であるのはすぐわかる。最近はそういう時代だ。だからあえて証拠を出せなんて相手に要求する人間は相手にする価値などない。そうと解ってはいたが、やっぱり昔の癖で証拠を提示したら、情報は偏見に満ちている。信用できない。と無視。スエーデンの状況について全く無知なのだねと指摘したら、ウザイからミュートと来た。他人の会話に招かれてもいないのにちゃちゃ入れといてよく言うよ。

昔から左翼リベラルとの会話は常にこういうふうに欲求不満で終わるので、相手にはしないよう努力をしているが、それについてヤフー掲示板時代(2005年)にまとめたものを書き直したエントリーを思い出したので再掲しよう。メディアムは変わっても左翼リベラルのアホさは変わらないので読む価値ありだと思うよ。

題して「立派な革新派市民となるための詭弁口座」

まずは初心者のための手ほどき。

初心者の革新派同士の君たちは、相手とまともに議論をしても勝ち目がない。そういう君たちに最も効果のあるやり方は、スローガンをしっかり暗記し、それを何度もくりかえすことである。「戦争反対!」「教科書反対!」という具合に。記憶力のいいひとなら、誰かの書いたもっともらしい文章を2〜3節暗記して、意味がわからなくてもそれを繰り返すやり方もある。

この際なるべく相手に理解しがたい「不誠実誘導爆弾発言」といったような言葉使いや言い回しをすると効果がある。君たちがわかっていようといまいと問題ではない。相手を混乱させるのが目的だからである。

ここで大事なのは、決して相手の誘いのって質問に答えたりしないことである。初心者の君たちにはまだスローガンの中身を説明する技術はない。質問を受けたら相手が質問すること自体おかしいというふりをしよう。

「そんなこともわからんのか、あんぽんたん!」「こんなことは常識だ」「必然的にそうなるのだ!」と繰り返し、質問をはねつけよう。

それでもしつこい相手には、「人種差別者!」「男尊女卑主義者!」「ファシスト!」といったような決定的な個人的中傷誹謗でとどめをさそう。相手はこれで大抵黙る。

中級編と上級編は次ページをご参照のこと。

立派な確信派市民となるための左翼リベラル詭弁口座、中級編

さて一応党のスローガンを取得したら、今度は討論を試みてみよう。中級編は質問攻め作戦である。

しかしこの際討論をする相手は気をつけて選ばなければならない。この作戦を熟知している経験豊富な人間を相手にしてしまうと自爆間違いなしである。

相手は掲示板暦が浅く、根拠を常に重んじ、自分の検索力を少なからず誇示している人間が理想的だ。相手の検索力を逆手にとって相手の足をすくう。これが秘けつである。

先ず相手のいってることに、「そんな話は聞いたことがない。」といちゃもんをつける。相手が調べてきて「ここに書いてあるぞ」と乗ってきたらしめたものである。ここで注意すべきことは相手の書いたことに関する議論などしていはいけないということだ。相手の出した証拠は無視して次の質問をする。その答えがかえってきたらまた別の質問をする、というふうに繰り返し、相手が本来なにを言おうとしていたのか本人にも読者にも分からなくさせことができれば成功である。

例に出していうならば、「ブッシュ大統領は最初からイラク民主主義を目的としていた」という相手にたいして、「そんな話はきいてなかったぞ」という。相手が昔のスピーチをだしてきたら、「WMDはどうなったのだ?」「911とフセインの関係は?」「シリアはどうした!」「イランはどうなった」とどんどん一見関係ありそうで、実は無関係で説明の難かしい話を持ち出す。

間違っても初級の人が中級保守派とやりあってはいけない。相手にどうでもいい質問をして検索にかなりよけいな時間を浪費させることができればしめたものである。

立派な革新派市民となるための左翼リベラル詭弁口座、上級編

上級編はおとぼけ、こじつけ、歪曲作戦。この技術取得は非常に難かしい。革新派でもこのような効果的な技術をつかえる人は少ない。これが出来れば立派な革新派左翼リベラルプロ市民と呼べる。

革新派諸君は決して保守派の言う過去の歴史などに注意を払ってはならない。過去を統括できる者こそ未来をも統括できるのだ。革新派にとって事実とは革新派の目的を促進するものだけなのだから。

おとぼけ: 共和党は歴史を通して常に人種差別の政党だ。

奴隷制度廃止をめぐっておきた南北戦争で一環して廃止を唱えていたのはエイブラハム・リンカーンの共和党。1960年代の人権運動で人種差別廃止の法案を提案通過されたのはすべて共和党議員。その度に民主党は猛反対をした。「人種隔離よ永遠に!」と小学校の校門に立ちふさがったジョージ・ワラス議員は民主党。元KKKのメンバーでビル・クリントン元大統領の恩師ロバート・バード上院議員も、一生通じて民主党だった、、、な~んていう歴史的事実はすっかり忘れること!

こじつけ: サラ・ペイりンら保守派が使った政治ライバルの頭の写真に標的印をつけたり、「退くな、弾をつめろ」などといった暴力的な表現をしたことが、アリゾナでおきた乱射事件のような暴力を誘発している。

政治活動を戦いに見立てて、戦(いくさ)関係の比喩をするのはアメリカの伝統。オバマ大統領でさえ大統領選で「相手がナイフを持ってきたら、こっちは銃をもちだそう」と比喩的につかっている。事実言葉ではなく本当の暴力を使って政治ライバルを攻撃しているのは民主党支持の労働組合暴力団や昇進を拒まれて切れて乱射行為にでた大学教授だったり、それをいうなら、アリゾナ上院議員を襲った極左翼の気違いだったりするが、そんなことに注目してはいけない。危険なのは左翼による文字通りの暴力行為ではなく保守派の戦闘的な比喩表現のほうなのだとこじつけること。

歪曲は相手が言ったことをこちらの都合のいいように言い換えて、それを何度も繰り返すことで、注意を払っていない一般市民に相手が失言したと思わせる技術である。

わい曲:サラ・ペイりンが自分が外交経験があることを示すためにアラスカ知事としてロシアと常に交渉してきたことを語る際、「アラスカにはロシアが見える地域もある」と言ったことをおちょくって、土曜の夜のコメディアンが言った「私の家からロシアが見える」というジョークをあたかもペイリンが言ったかのように繰り返す。

ペイリンの家があるワズラ市からは地理的に言ってロシアを見ることはできない。それを指摘して、いかにペイリンが地理に疎いか、どれだけ現実を知らない能天気なアホ女であるかを強調する。

このなかでも一番大切な技術は「おとぼけ」である。保守派がどれだけ911事件自作自演陰謀説を崩す有り余る証拠を示そうが、地球温暖化説がでまかせである証拠が次々に提示されようが、数日後にはそんな討論は全くされなかったかのように同じことを繰り返す。

革新派諸君、君たちが一番心得なければならないことは、真実とはリベラル主義を促進するものであり、リベラル主義を後退させるものは虚偽である、ということだ。だから、オバマ大統領のゴルフの回数がたった二年半でブッシュ大統領の数倍に及ぶとか、オバマ大統領のほうがブッシュ前大統領より休暇を多く取っているとか、オバマ大統領の二年半で生まれた国家負債がブッシュ時代の八年間の数倍に及ぶなどということは全て「事実」ではない!

カカシが提示した詭弁講座の初級から上級まで完全にマスターできれば、君らはコミュニティーオーガナイザー(地域共同体組織家)オバマ大統領が誇る立派な革新派プロ市民になれるであろう。

July 3, 2016, 現時間 10:13 AM | コメント (1) | トラックバック (0)

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August 27, 2015

どこまで本当なのかハッキングでばれた不倫サイトの怪しげな営業

ネット戦争

カナダで始まってアメリカでもかなりの人気を呼んでいた不倫サイトのアシュレー・マディソンがハッキングされ、多くの登録者の個人情報が公開されて自殺者まで出る騒ぎになったことは、日本でも報道されているのではないかと思う。こちらのブロガーさんが結構詳しく日本語で説明しているのでご参照のこと。

アシュレー・マディソンは要するに結婚しているにもかかわらず、不倫の相手を探すSNSサイト。男性の場合はかなりの登録料が課されるが女性は無料らしい。なにしろ男性の登録者の方が女性より圧倒的に多いのでこういうことになるわけだが、今日登録した女性たちのほとんどがサイトを利用していないという記事を読んだ。この記事によると女性登録者のほとんどが登録後サイトを開いていないというのだが、記者はその理由として女性登録者のほとんどが架空のメンバーだからなのではないかと疑っている。

先ず登録者のうち男性が3千7百万人なのに対し女性はたったの5百5十万人で男性のほうが圧倒的に多いというのは周知の事実。ちょっと前にア社の元社員が女性の架空口座をいくつも入力したため腱鞘炎になったと会社を訴えたことがあるが、その時すでにア社登録の女性メンバーは架空口座がかなりあるらしいという疑いがかかっていた。

この記事の著者アナリー・ニューイッツの調査によると、多くの女性口座が架空である疑いが非常に強いという。その証拠としてニューイッツはいくつか挙げている。

もともと浮気サイトに本名で登録するボケもいないだろうが、それでも全面的に嘘で固めた実在しない人物の口座をつくるとなると、結構そのパターンが明らかになるのだという。

メルアド

先ず登録の際、名前や歳などを書き込むが、どうしても必要なのがメルアド。本当の登録者ならア社のメルアドなど使うはずはないので、記者は@ashleymadison.comで終わっているメルアドを検索してみた。すると大当たり!なんとざっと一万もの口座が@ashleymadison.comで終わるメルアドを使っていた。このうちの9千は女性口座で残りの1千は男性か性別不詳だった。

IPアドレス

次に調べたのがIPアドレス。登録した人のコンピューターがどこにあるかを知ることが出来るIPアドレスだが、登録者のうちで一番多かったのがア社のデータバックアップをしているOnX社のIPだった。これには色々理由があるが、これは男女共に登録者の配分と同じであるので特に問題はないもの思われる。

しかし二番目に多かった127.0.0.1というIPアドレスはコンピュータシステム関係の人なら誰でも知っているループバックインターフェイス。一般の我々は単に「ホーム」として知っている。つまりアシュレー・マディソンのホームコンピューターをIPアドレスにしていた口座は女性では68,709人で12,000人が男性か性別不詳だった。

ア社の登録者の85%が男性であるのに、ホームをIPアドレスにしている人の82%が女性というのはどうもおかしい。

誕生日

登録者のうち誕生の月を一月とした人が圧倒的に多かったというのも、登録者が嘘をついている証拠だが、これも男性より女性のほうが登録者の割合とつりあわずに多いという。

サイト訪問の頻度

これまでの三つの項目だけでも架空口座がかなりあるらしいことはわかるが、それでも何百万とある口座のうちの2~3万人のレベルなので、たいしたことはないといえばそうなのだが、登録者が自分の登録したサイトにどのくらいの頻度で訪問しているかを調べてみると大変なことが解ってきた。

まず、サイトでは「最近のメール」というフィールドがあり、一番最近にア社のサイトでメンバーがメールをチェックした時間が記録される。もしメンバーが一度もチェックしなければこのフィールドは空白。2/3の男性が少なくとも一度はメールボックスをチェックしているのに対し、.なんと女性でチェックしたのはたったの. 1,492 人。せっかく口座を開いておいてメールボックスを一度も開けないというのは非常に変な話。

次のフィールドでも同じような傾向が見られる。これは「最近のチャット」というもの。つまり誰かと一番最近チャットした時間が記録されるわけだが、ほぼ1、1百万の男性にチャット記録があるのに、チャット記録がある女性はたったの2400人。

三つ目のフィールドは「最近の返信」をした時間。つまり自分が誰かのメールに一番最近に返信した時間だが、これも同じように5.9百万の男性に記録があるのに、女性はったの9700人。

ところでメールボックスをチェックした女性が1500人程度なのにメールの返信をした女性が9700人という不思議な数字になるのは、誰でもサイトを開けただけでもらったメールに自動的に返信するしくみになっているからで、一人の女性が知らないうちに何千何万という男性に返信している可能性がある。

記者によると実在する人物による女性登録の中には、ひやかしで男性が女性に扮して登録したものも含めてせいぜい数千人で、後はすべて架空口座だという。

これじゃまるで詐欺ではないか?登録者男性メンバーの間でもア社のサイトは詐欺だと言い張る人が結構居る。それで登録を取り消そうとすると、何とア社は取消料を取る。ところが今度のハッキングで明らかになったことは、取消料を取っておきながら、ア社は登録者の記録を消さずに保存していたことだ。いったい何を目的に元メンバーの記録を保存していたのか興味のあるところだ。

無論ア社はすでに多くのメンバーたちから訴訟を起されている。これからもその数は増えるだろう。

ま、不倫サイトなんぞに登録する人間が悪いといえばそれまでではあるが、実際にこのサイトを使って不倫をした人がどれだけいるのだろうか? ほとんどの女性メンバーが架空だったとするとかなり怪しいものだ。多くの男性たちは相手が実在する女性だと思ってメール交換したりチャットしたりして不倫した気分になっていただけなのかも、、

それにしても、いった男性たちは誰とメールを交わしたりチャットしたりしていたのだろうか?不思議である。


August 27, 2015, 現時間 10:52 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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August 23, 2015

ヒラリーの不思議な電子メールスキャンダル

ネット戦争

来年の大統領選挙を目指して民主党の候補としては首位になっているヒラリー・クリントン。首位といっても混みあっている共和党と違って民主党は他にこれといった候補者が立候補していないのだからあまり意味がないのだが、それにも関わらずヒラリーの選挙運動は早くも危機を迎えている。それというのもヒラリーが国務長官だった4年間、彼女は個人メールと公務メールをごっちゃにしていたことが問題となっているのだ。しかも国家機密を扱うメールまでもが彼女の個人メルアドで扱われていたということが判明し、もしそれが本当であるならば、刑事事件にまで発展しかねない状態となっている。

一般の会社勤めの人でも、仕事用のメルアドと私用のメルアドは別々にしているのが普通だろう。外回りが多い社員が会社からスマホなどを提供されている場合でも、公私スマホを使い分けるのが常識だ。公務員ともなれば、低地位の職員ですら仕事上多少なりとも機密情報を扱うこともあり、そうした情報は一般のパソコンではなく、機密情報の交換専門サーバーを使って特別な機密部屋のみで扱うのが合法なやりかたである。

国務長官ともなれば毎日何百通という機密メールを扱うはずで、それを機密サーバーでないサーバーを使って機密PCでない機器を使って扱った場合、これは完全な違法である。一般人がこれをやったら刑務所行きだ。イラク戦争で功績を挙げたペトラエウス将軍はたったひとつの機密書類を誤って自宅に持ち帰ったというだけでCIA長官の職を追われ多大なる罰金を課された。もしヒラリーが4年間に渡って機密メールをすべて非機密サーバーで受け答えしていたとなれば、これは由々しきことである。

しかも、彼女のサーバーは公式な機密サーバーとしてのきちんとした管理がされていなかったので、ロシアや中国やその他の敵国から長年に渡り簡単にハッキングされていたという。国務長官のメールが諸外国に筒抜けだったというのである。ヒラリーのメール内容を知らないのはアメリカ国民だけというわけ。なんとも情けない体たらく。

ヒラリーは本当の意味の政治家ではない。彼女は政治家としての立場を利用して私服を肥やしたいだけなのである。だから国務長官として多々の企業や国家などに賄賂を請求していたに違いない。だがそれを公式メールですれば記録が残ってしまう。といって公私を別々にすれば、相手側が彼女の個人的なメールを使う理由がなくなる。公の立場を悪用したいが記録には残したくない、というジレンマがここであったというわけ。

しかしだ、私が不思議に思うのは、公式メールでも普通の非機密と機密メールはサーバーが違う。機密メールにアクセスできる職員はそれなりの手続きを踏みそれなりの場所へ行かなければならない。政府のだれかがこの職員にアクセスを与えなければならないのだ。ヒラリーの非機密サーバーがどうやって機密サーバーにアクセスできたのか?誰かがアクセスを許可したはずで、その誰かとはオバマ政権の誰かなのである。オバマ王自身がそのことを知らなかったというのは信じがたい。オバマとヒラリーの仲が悪いのは周知の事実。オバマが駄目だと言えばヒラリーが個人サーバーで機密情報にアクセスできたはずはないのだ。だから、これは深く掘っていけばヒラリーだけの問題では収まらないのである。

だいたいオバマの守りの甘さは信じがたいものがある。連邦政府の職員に関する個人情報が長年に渡って中国政府からハッキングされていたことといい、ヒラリーのサーバーが諸外国に筒抜けだったことといい、いったオバマはアメリカを守る気があるのか、と聞きたい(ないに決まっているが)。

さて、ではヒラリーはこのまま大統領候補として生き延びることが出来るだろうか?主流のリベラルメディアのなかからすら、ヒラリーが途中で脱落するのではないかという意見が多く気かれるようになった。今後が見ものである。

August 23, 2015, 現時間 11:54 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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March 1, 2015

インターネット乗っ取りを狙うファシストオバマ王

ネット戦争 , 独裁者オバマ王の陰謀

カカシは前々からオバマのことをオバマ王と呼んできたが、それには訳がある。オバマは民主主義国家の代表として選ばれておきながら、何かにつけ大統領というより王様のような独裁を行なっているからだ。最近オバマ王の独裁振りはひどいものがあるが、今回オバマ王がごり押ししているネットニュートラリティという法律はオバマの独裁振りのなかでも特にひどいものだ。

ニュートラリティーNeutralityというのは「中立性」という意味だが、こういう言葉に騙されてはならない。オバマの提案は中立どころか連邦政府独裁の言論弾圧及びプライバシー侵害のファシズムまるだしの恐ろしい法律だ。

ニュースマックスがネット中立性の7つの問題点を上げているので読んでみよう。

1. 連邦通信委員会(FCC)の提案は連邦政府による強引なネット制覇である。

この新法の元では、ブロードバンドインターネットは電話とか電気とかのように公共なものとして扱われるようになる。これによってコムキャストやベライゾンやタイムワーナーといった民間企業に対して政府による権限が非常に拡大する。それによって民間のネットワークによる個別の技術発達への投資をする意味が薄れるため、ブロードバンド技術発達が遅れ、消費者の使用料金も値上がりする。

2. ネット中立法はネットフリックスやフェイスブックといった大手会社をえこひいきする。

ネットフリックスはいまや全国インターネット通信の35%を占めているという。政府がネットフリックスに低額の使用料金を要求することによって大幅な通信を許せば、ネットフリックスは他社よりも低い使用量を消費者に求めることが出来る。ということは、政府に使用量を払えない中小企業が市場から締め出されることになり、大企業が通信権を独占することになる。

3. ネット中立法は民主主義と人々の意思を妨げるもの。

CBS ニュースによると、三分の二のアメリカ人が中立法に反対している。他の世論調査ではもっと多くの市民がこの法律に反対している。

4. ネット中立法は言論の自由を迫害する。

元FCCの会長で、現在は連邦選挙委員会の委員長であるリー・E・グッドマン氏は、中立法は言論の自由を迫害するとニュースマックスに語った。ネット通信を政府が統括するということは、政府が通信内容を規制することが出来るという意味。特にネットでは政治的な内容を個人が書いたり、読んだりすることが規制の対象になるため、自由に政治問題の情報交換ができなくなるというのだ。

5. 法律設立過程がホワイトハウスによって腐敗している。

オバマ王はホワイトハウスのスタッフと裏口をつかってFCCのウィーラー会長に元々の提案より強硬な規則を通すよう圧力をかけているという。つまり、規則はFCCによる設立ではなく、ホワイトハウスによる設立となってしまっているのだ。

6. 委員会の投票内容は不透明。

委員会の2/3の投票で通った提案の内容は投票前に一般に公共されなかった。5人いる委員のひとり、Ajit Pai氏は317ページもある提案書を一般公開することを固く禁じられたという。投票のあとですらも、その内容が公開されるのはずっと先のことになるという。悪名高いオバマケアの内容が議会で通されるまで全く公開されず、通ってしまってから次々とその問題点があきらかになっているように、この法律もどんな恐ろしい内容が隠されているか我々には知る由もない。

7. 中立法はプライバシーを侵害し、連邦政府による一般市民へのスパイ行為を拡大させる。

インターネットが連邦政府によって統括されれば、使用者の個人情報など政府が見張るのには好都合。これまで以上に一般市民のプライバシーが侵害されるようになる。

参考:Newsmax.com http://www.newsmax.com/TheWire/seven-reasons-net-neutrality-threat/2015/02/27/id/627247/#ixzz3T9BC68sL

この7つの項目のなかでも特に問題なのは2番目と4番目。中立法のモデルは電話やケーブルテレビの構成だが、この二つを見ていてもかなりの独占性が理解できる。特にケーブルテレビの場合、アメリカでは居住区によってケーブル会社が指定されており、カカシの住むとある市ではチャー何たら会社以外のケーブル会社と契約することが出来ない。だからチャー何たらはどれほどサービスが悪かろうが好きなように料金の値上げをする。文句を言っても消費者には他に選択余地がないのだからひどいものだ。チャー何たらケーブルが放映したくないテレビ局の番組は消費者には見られないということになる。

インターネットがこのように大手企業に独占されるということは、その大手企業は連邦政府の息がかかっているものばかりとなれば、連邦政府に都合の悪い内容のサイトが閉鎖されのは必定。フェイスブックなどでも政治的な論争など出来なくなる。

主流メディアが左翼リベラルべったりでも、ネットがあるからネトウヨ論争も可能なのに、中立法が通ればそれは不可能になるのだ。

これがファシズムでなくて何なんだと私は聞きたい!

March 1, 2015, 現時間 8:05 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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January 13, 2015

オバマ赤面、米軍ツイッター、イスラムテロ軍にハッキングされる!

ネット戦争 , 対テロ戦争 , 独裁者オバマ王の陰謀

先日、米軍のツイッターがISISによってハッキングされるという恥かしい出来事が起きた。以下省略して抜粋。

日本時間13日未明、(中東地域を担当する)アメリカ中央軍のツイッターやユーチューブのアカウントがハッキングされました。ツイッターでは、中央軍のプロフィール写真がアラブ装束の男性に差し替えられ「アメリカ兵たちよ、覚悟しておけ。イスラム国」などとテロを予告するかのようなメッセージが、アメリカ軍関係者の氏名や連絡先などとともに掲載されました。画面にはこのサイバー攻撃について「サイバー・カリフ」を名乗る団体が、イスラム国の指導のもとに行ったと書き込まれていて、今後も攻撃すると宣言しています。ツイッターの乗っ取りは40分ほど続き、その後中央軍がアカウントを一時的に閉鎖しました。

 中央軍は、「軍のネットワークに問題はなく業務に支障は出ていない」としていますが、アメリカ軍関係者の個人を特定する情報や個人的な画像が公開された事について対応を検討しています。(13日10:36)

偶然にもこれは、オバマ王がサイバー警備に関して演説をぶってる最中に明らかにされたもの。オバマ王はサイバー警備のために新しい法案を二つ提案するつもりだと語っていた。法案なんか出してるばあいじゃないだろうが。

軍は被害内容を明らかにしていないが、軍関係者の個人情報がテロリストに漏れたということは、今後軍人の家族がテロ攻撃の対象とされる可能性もあり、事態は非常に深刻である。

こういうことが起きるのも、オバマ王が国土安全保障及び防衛に全く力を入れていないからだ。米政府のネットワークがハッキングされたのはこれが最初ではない。去年の10月にも全国選挙を目前にホワイトハウスのネットワークがロシアによってハッキングされ、数週間に渡りネットが接続不可能になるという大事件が発生した。このことがおおっぴらにならなかったのは、アメリカ左翼メディアがホワイトハウスの失態を隠したからで、このことが公になっていたら、共和党の勝利はもっと大規模なものとなっていただろう。

オバマが提案するサイバー警備の法案なんて、どうせ一般市民の言論の自由を奪う法案で、実際に警備などには無関係であるに違いない。

こうやって自分らの力不足で政府や軍の秘密がどんどん敵に垂れ流しになっているにもかかわらず、オバマ政権のエリック・ホールダー連邦司法長官は、元陸軍将軍で元CIA局長だったペトラエウス将軍を国家機密漏洩の罪で起訴しようとしている。ペ将軍はCIA局長の頃、ジャーナリストの女性と不倫をしていたことで局長の座を自ら辞任したのだが、その際、この女性のコンピューターに国家機密がファイルされていたことが発覚した。ペ将軍は、彼女に国家機密を渡した覚えはないとし、彼女もジャーナリストなので自分で取材して手に入れたのだと主張している。なんにしても、彼女はこの情報を全く公開していないし、敵に悪用されるようなことは一切していない。

これに比べてペ将軍が局長を務める以前のCIA内部の人間が国家機密をニューヨークタイムスに流し、それが大々的に報道された事件や、オバマ自らが軍の了承なしにビンラデン暗殺内容を大々的に公表してしまった過去を考えると、対テロ戦争に一番貢献したペトラエウス将軍を起訴するなど言語道断である!

イスラムテロリスト達は、オバマの馬鹿さ加減をあざ笑っていることであろう。せっかくブッシュがアルカエダを壊滅状態に追い詰めたのに、オバマがブッシュの功績を台無しにしてしまったのだから。

January 13, 2015, 現時間 3:14 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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December 26, 2014

北朝鮮がソニー映画の封切りを妨害、オバマ王の情けない反応

ネット戦争 , 映画 , 東洋危機

数日前、クリスマス日の封切りを目前にソニー映画のネット口座がハッキングされ、重役やソニー従業員俳優らの個人情報が漏洩するという事件が起きた。私は読んでいないが、オバマ王をおちょくったり、有名俳優をけなしたりしている、かなり恥かしいプライベートなメールが公開され、ソニーの重役たちは大汗をかいている。それだけでなく、ソニー現及び元従業員や俳優たちのソーシャルセキュリーナンバーを含む個人情報が盗まれたため、他人を装って詐欺を働くアイデンティティーセフト犯罪の大被害が予想されている。 だが一番問題となったのは、犯人グループが自分らは北朝鮮の工作員であり、北朝鮮のキムジョンアン暗殺を描写したソニーの新作「ザ・インタビュー」の公開を中止せよ、さもなくばアメリカ各地の映画館で911同時多発テロを思わせるようなテロ行為に及ぶと脅迫したことだ。大手映画館チェーンは儲け時のクリスマスにテロを恐れて客足が遠のいては困るということで、一斉にインタビューの公開を拒否した。困ったソニーは仕方なくインタビューの公開は全面的に中止すると発表した。

12月中旬にキューバに捕らわれていたアメリカ人とアメリカで留置されていたキューバ人スパイ二人の囚人交換を行ない、議会の承認も取らずに自分勝手にキューバとアメリカの国交を復興すると宣言し、自分はさっさとハワイ休暇に出かけてしまったオバマ王は、この北朝鮮による宣戦布告とも取れる脅迫に対して、これは戦闘行為というほどの大げさなものではなく、オバマ政権はそれ相応の対応をする、と言って取り合わなかった。しかもオバマ王は映画公開を中止という決断は誤りであるとソニーを批判した。

オバマ王はCNNのインタビューにおいて、ソニーには同情するとしながらも、ソニーが自分に事前に相談してくれていたら、大手映画チェーンに何をやってんだと問いただすことが出来たのに残念だと述べ、芸術的表現を自己制限すべきではないと付け加えた。

これに怒ったのはソニー。ソニーはオバマ王に事前に相談を持ち込んだが無視されたと反発した。ソニーのマイケル・りんトン会長は数日前にオバマ政権に事情を説明し、政権からの援助を求めたが無視されたとインタビューで答えている。

ハリウッドから莫大な政治献金をもらっておきながら、いざとなると全く頼りにならない。自分で見放しておいて、ソニーの決断を公に批判する。都合が悪くなると味方を見捨てるのはオバマの常套手段である。

私がオバマ王の立場にあったなら、ハワイ旅行なんぞにかまけていないで、ホワイトハウスに戻って断固たる態度をとる。CNNのインタビューなんぞやってる暇があったらホワイトハウスから直接全世界に響き渡るように演説をぶる。

「北朝鮮に警告する。我々は今回の脅迫を戦争行為と受け取る。よって将来アメリカ国内の映画館のひとつでもテロ攻撃を受けたなら、それは北朝鮮による攻撃とみなし、ピョンヤンを空爆する。これは約束である。」

そして相手が我々の警告を真剣に受けとめるよう、ピョンヤンの上空に戦闘機をマッハ速度で低空飛行させる。

オバマ王にその程度の肝っ玉が据わっていれば、アメリカが北朝鮮なんぞにここまでコケにされることはなかったのである。それを「それ相応の対応をする」だなどと情けない!

さて肝心の映画のほうだが、大手チェーンは公開を拒否したが、独立系中小劇場が公開を買って出た。またソニーはオンラインのストリームを使っての公開も試み、予定通り12月25日クリスマスの封切りを実行させた。

オバマ王はソニーが一転して映画公開に踏み切った態度を賛美した。大事なときに何もしないでおいて、何が賛美だ、ふざけんな!

ともかくソニーや独立系映画館のほうがオバマなんぞよりよっぽども腰が座ってるということだ。

ところで、この件に関して私の好きな俳優ジョージ・クルーニーが、映画会社はソニーと肩を並べてテロリストに立ち向かうべきだという署名運動を行なったが、他の映画会社の反応は鈍く、クルーニーはハリウッドの腰抜けぶりを批判した。映画会社の重役たちはクルーニーからそんな手紙をもらった覚えはないとしている。

ハリウッドはオバマ王なんぞにおべんちゃらを使っても、いざとなると見放されるのだという勉強をしただろうか?ま、先ず無理だろうね。

二日前に北朝鮮のインターネットが全面的にダウンしたという記事を友達がソーシャルメディアで紹介していた。そのコメントに「これがオバマのいう相応な対応というやつかな」というのがあった。私はもうすこしで、 「冗談でしょう、オバマにそんな甲斐性はないよ。」と書きそうになった。ソーシャルメディアにやたらなことを書くと仕事面でも影響する可能性があるので、止めておいた。

December 26, 2014, 現時間 11:09 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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May 28, 2012

カカシがツイッターでの議論が嫌いな訳

ネット戦争

アップデート:こんなことを書いてる間にウルトラポジティブから返事があって、その内容があまりにも予測どおりだったので、もう笑ってしまった。その話をする前にカカシの一年以上前のエントリーでやはりツイッターで左翼リベラルとやり合った時のものから引用:

もちろん具体例を上げろとか、ちゃんと議論しろ、なんて左翼リベラルに言ってみても無駄。「お前のような馬鹿と話しても時間の無駄だ」と言われるのが関の山だろう、

まあね、私のように何十年も左翼リベラルとやりあってると、相手の出方があまりにも先手先手でわかってしまうから面白くもなんともないのだが、本当に進歩ないんだよね。では極めつけのやり取り紹介:

カカシ:保守派トークショーホストにも色々いるんだしさ。彼らの言ってることのどこがどういうふうに間違ってるのかとか、ちゃんと指摘しなよ。単にレイシスト!って怒鳴るだけじゃ意味ないでしょうが。

ウルトラ:馬鹿らしくってそんなことやってられないよ。分析対象がくだらなさ過ぎ。

自分で言っといてくだらないもないと思うが、ま、左翼リベラルなんてのはこんなもんだ。

ーーーーーーーーーーーー

昨日からツイッターで私に絡んでる左翼リベラルとの『会話』なのだが、私は原則的にツイッターでは議論はしないことにしている。ツイッターは文字数が限られているので、自分の言いたい事をきちんと説明することができない。それで、言われたことのひとつだけを取り上げて、これはああだこうだと言うしかないわけだが、そうすると誤解が誤解を生んで、なにが何だか解らなくなってしまう。

だから私はツイッターで何か質問されたら、ブログできちんとした文章で説明し、自分の立場をはっきりさせることにし、反論があるのならブログの方にコメントをしてほしいというのだが、そうやってコメントで返答して来た人は未だかつて一人もいない。

左翼リベラルでも小山のエミちゃんみたいにプロになると、議論を避けたりせずにちゃんと答えてくれるが、彼女は左翼リベラルでも稀な存在。大抵の左翼リベラルは正々堂々とした議論を好まない。

まあ、今回のやり取りも予想通りと言えばそうなのだが、たまには左翼リベラルの人とでもきちんと会話を交わしたいなあ。

以下はツイッターでのやりとり。聡明な読者諸君には、私の苛立たしさがご理解頂けるはず。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
カカシ:保守派はみな人種差別者だと決めつけるのは人種差別じゃないんですかねえ。それってかなり偏見に凝り固まった意見だと思うけどね。

ウルトラポジティブ:保守派は皆、とは書いてないでしょう。保守系トンデモメディアを鵜呑みにする人達と書きましたよね。これだけ書いても保守系の人って曲解するから会話にならないんだよね。

カカシ:保守系アメリカ人て心の底ではみんな人種差別意識をもってるんだって?保守系アメリカ人とつき合った事も無い人が勝手なこといわないでよね。(ブログエントリーの紹介)

ウルトラ、、: 私は付き合ったことあるから、言ってるの。表面的な優しさって、地が見えたときホラー並みに怖いと思いましたよ。カカシさんはツイート見る限りじゃ、英語たいしてできなさそうだけど、深い付き合いできてるの?

、、、、余りの頓珍漢度に疲れた。別のこの世の保守派を一人残らず論破しようと思っているわけじゃないので。。。 ただ、あまりにも珍なるものを見た興奮で、なんで、日本人のアメリカ極右なんてものが存在するのか知りたくなっただけ。

笑えるー! 私は今アメリカにいるので、トークショー、ほぼ毎日聞いてますよ。ははは。頭に血がのぼっちゃったようだけど、全部トンチンカンだ。。

アメリカの保守派にも、悪いことして沢山金稼いでる、醒めた人もいるでしょう。それと、アメリカ人以外の視点で見たら、余りにも低レベルなトークショーやFOXを鵜呑みにしちゃう人達は別人種だよ。

あまり書きたくないけど、カカシさんのツイートの、リベラル派に対する決めつけって、偏見じゃないの?f^_^;)

カカシ:偏見というのは、事実を知らずに勝手に思い込む事をいう。事実にもとづく判断は決めつけでも偏見でもない。

トークラジオやフォックスがトンでもメディアってことになるとか、保守派メディアの嘘は知的な次元じゃないとかいうんじゃ、保守派はみんな、、と言ってるのとかわりないじゃない。

私はフォックスニュースも観てないし、明らかにあなたがいつも聴いてるような低レベルのトークラジオは聴いてない。もう少しましなトークラジオを聴いてお勉強することをお薦めする。

FOXはかなり穏健。他の保守派メディアは左翼リベラルメディアに比べたらよっぽども正確な報道している。それがトンデモってことになるなら、保守派はみんな、っていってるのと変わりないじゃんと言ったまで。

聞くだけ無駄かもしれないが、私の書いたことのどこがどう頓珍漢なのか、私のブログでコメントしてくれないかなあ。ツイッターだと話になんないんだよね。

ウルトラ、、、:あんたさっき、fox見てないって言ってなかった? あんたの書いてることこそ、左翼はレベルが低いとか、そんなことだけなんだよね。 程度が低いとか書いて誤魔化してるが、foxに騙されてる低レベル大衆、っていう議論のトピックについて正直に答えないから矛盾の固まりになるの。マトモな人は分かってくれると思うから、コレでオシマイだ。 面白い人がいるって事が分かりましたよ。

カカシ:やっぱしその程度の会話しか興味ないわけね。期待してはいなかったけど、左翼リベラルってどうしてこう芸がないんだろう?また左翼リベラルが保守派との討論から逃げたことは、もちろんマトモなひとにはよくわかるだろう。

ウルトラ、、:あんたの書いてることこそ、左翼はレベルが低いとか、そんなことだけなんだよね。 程度が低いとか書いて誤魔化してるが、foxに騙されてる低レベル大衆、っていう議論のトピックについて正直に答えないから矛盾の固まりになるの。

、、、逃げたとか、逃げてないとか、マトモな人はどうでもいいと思ってると思うよ。そもそも私はどうして逃げなきゃいけないんだっけ?カカシさんの矛盾を指摘して誤魔化そうとする反応を貰った記憶しかありませんが。

カカシ:君の質問にはブログエントリーでかなり詳細に渡って答えた。だが、君からは私の書いた事のどこがどのように頓珍漢なのかという答えをもらっていない。議論を避けて侮辱だけしている。

だからさあ、ツイッターの限られた文章じゃ議論にならないでしょうが。私のブログできちんと君の立場を説明して、私の書いてることのどこがどういうふうに矛盾してるのか指摘したらいいじゃない?左翼はレベルが低いなんて書いたかなあ、それにfoxに騙されてる低レベル大衆なんて話はトピックになってないよ。

ーーーーーーーーーーーーー

ま、こんな具合だわさ。だからツイッターでの議論はいやだっつーの。

May 28, 2012, 現時間 11:41 PM | コメント (2) | トラックバック (0)

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『どんなに礼儀正しく見えても保守派はみんな心の底では人種差別意識を持っている』

ネット戦争 , 左右思想

カカシは一応ツイッター口座を持っているが、もっぱらブログの宣伝に使ってるだけで、毎日色々書いたりしていない。ツイッターの使い方も今ひとつ解らないので、意見を言われても何日も放ったらかしになったりする。しかし本日は、私がフォローしてるアメリカの保守派ブロガー達の間で大事件があり、それに関するツイートが毎分のようにアップデートされるのを追ってるうちに、カカシへの批判ツイートがあることに気がついた。

以下@ultrapositiveからのツイート。強調はカカシ。

  1. 苺カカシさんのお書きになったものを読んで心底驚いています。この内容を日本語で読むとは思っていなかったので。非常に興味があるのですが、アメリカ極右になったキッカケはなんなのでしょうか?
  2. 苺カカシさんのお書きになるものは、アメリカの保守系トークショーホストや、FOXが言ってることと大体一緒で、アメリカ人でこういうのを鵜呑みにする人はかなりいますが、日本人で鵜呑みにする人を見るとは思っていなかった
  3. 書いておきたいのは、保守系のトンデモメディアを鵜呑みにするようなアメリカ人は、表面的にどんなに親切で優しくて紳士的でも、心の底では有色人種を 差別しているってこと。少し付き合いが深まれば分かることだと思うんだけど。

私はツイッターでは議論はしない主義。ツイッターは字数が限られているので、まともな議論が出来ない場所だと思うからだ。ただこれらの質問は案外面白いので、一応答えておこうと思う。

聡明な読者諸君にはもうお解りだと思うが、ultrapositiveなる人物は、あきらかに全体主義者であり、左翼リベラルで米保守派がどんなものなのか理解していない。「この内容を日本語で読むとは思っていなかった」「日本人で鵜呑みにする人を見るとは思っていなかった」という発言には、「日本人ならこうあるべき、こういう考えをすべき」という前提がある。政治的思想にも十人十色があるなどという考えはまるで浮かばないらしい。左翼リベラルの典型である。


1)カカシが極右になったきっかけ? 

カカシはもともと日本に居る頃から個人主義だった。経済面でも自由市場や資本主義を根本的に支持していた。また、アメリカに移住した当初から一般市民の銃砲携帯も多いに賛成だった。これだけ考えるとカカシはもともと保守かなのかなという気もする。

ただ、妊娠人工中絶、同性愛行為、麻薬、売春の合法や、軍隊への同性愛者の公式入隊や女性戦闘員の認可なども強く支持していたし、犯罪者以外の移民の受け入れなども寛容に行うべきという思想もあったので、社会面では自分はリベラルなのかなという気もあった。(今は多少考えが変わった点もある。)

だが、左翼リベラルの思想を理解すればするほど私には、左翼リベラルの全体主義とは絶対に相容れないものがあることに気がついた。私の思想の根本にあるのは個人主義だ。私が一番嫌いなのは共産主義や社会主義に見られる全体主義なのである。よくファシズムは保守派思想だと勘違いする人があるが、共産主義が社会主義の左翼なら、ファシズムは社会主義の右翼であり、どっちもどっちで私はどちらも大嫌いである。(ちなみに私はオバマはファシストだと考えている、)

私は自由市場を信じているから、政府がやたらに口出しして特定の企業に援助したりするのは嫌いだ。国民が汗水流して稼いだ金を政府が高い税金を課して取り上げるもの嫌いだ。国民の健康は政府の責任だとかいって国民皆保険を強制する制度も嫌いだ。市場は自由市場に任せて、政府はなるべく手を触れないようにするのが理想。

また、個人の生活や嗜好や趣味について政府や体制からとやかく言われるのも嫌いだ。私がどこの誰とどのような性行為を行おうと政府にとやかく言われる筋合いはない。つき合う相手にしろ中絶にしろ売春にしろ麻薬摂取にしろ銃砲携帯にしろ、他人に迷惑をかけない限り私が私自身の身の回りに起きる事を私が決めてなにが悪い。政府はなるべく市民の私生活に口を出さないでくれるのが私の理想。

個人主義が根底にある人間には人種差別は絶対に受け入れられない。何故なら、個人を個人の才能や資質で評価せず、その人間が属する人種によって評価されるという人種差別は、全体主義の最たる者だからである。

2)カカシの書いてる事はアメリカの保守系トークショーホストやFOXが言ってることと一緒

これは嘘だ。だいたい@ultrapositiveなる人物がフォックスはまだしも、保守派トークショーなんか聴いた事があるとは思えない。日本でアメリカのラジオトークショーなんてネットでわざわざ申し込まないと聴けないはずだし、左翼リベラルの日本人がそんなことまでしてラッシュ・リンボーやグレン・ベックやデニス・プレーガーを聴いているとは思えない。

彼の言う「保守系トークショーホストや、FOXが言っていること」とは左翼リベラルが歪曲して自分たちで勝手に解釈して伝えた保守系のものとされる発言で本当の保守系の意見ではない。私の書いていることが、そんなものと一致するはずはないのであって、2番目のこのステートメントは完全な偽りである。

3)どんなに礼儀正しく見える人でも、保守系アメリカ人はみんな心の底では人種差別意識を持っている

人種差別を心から嫌う私のことを人種差別者呼ばわりする@ultrapositiveという人間の思考回路はどうなっているのか、それは「保守系のトンデモメディアを鵜呑みにするようなアメリカ人は、表面的にどんなに親切で優しくて紳士的でも、心の底では有色人種を 差別している」という文章から伺われる。

@ultrapositiveの頭のなかには、左翼リベラルが保守派につけた「保守派は人種差別者の集まりだ」もしくは、保守派とは「人種差別の思想だ」という先入観がある。保守派の人は左翼リベラルと違ってたいていのひとが「親切で優しくて紳士的」である。@ultrapositiveは自身、その事実を認めている。

それなら何故@ultrapositiveはそういう人たちでも心の底では人種差別意識を持っているなどと考えるのだろうか? 

私が思うに、保守派の人々は礼儀正しいから、不適切な場所で政治的な討論などしない。いかに左翼リベラルが所構わず不適切な政治見解を述べても、礼儀正しい保守派は回りを気遣って左翼の挑発になど乗らず議論を避ける。@ultrapositiveはこういう保守派の行動を本心を隠すずるい行為だと解釈している。保守派が失礼で傲慢な左翼リベラルのように所構わず自分らの本心を語らないからといって、それは相手を騙しているということにはならない。単にその場の雰囲気に気配って不必要な争いを避けているに過ぎない。

私は@ultrapositiveがアメリカの保守系の人々と心の底が解るような会話を交わしたことがあるとは思えない。左翼リベラルの人間は保守派がなにを考えているかなどということには先ず興味がないからだ。どうせい保守派なんかと話したって意味がないといって議論などしない。都市占拠運動をやってる左翼連中の行動を観ていればそれは一目瞭然。やつらは保守派の後援会や会合に潜入し、大きな声で「マイクチェック、マイクチェック!」と騒いで会合を邪魔するだけで、保守派の演説者の話を最後まできいて質疑応答で自分らの意見を述べるなんてことは絶対にしない。

反対に左翼リベラルの連中の「心の底では有色人種を 差別しているってこと。少し付き合いが深まれば分かることだと思うんだけど」ね。

May 28, 2012, 現時間 9:49 AM | コメント (2) | トラックバック (0)

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March 25, 2012

左翼リベラルと呼ばれて当惑したという左翼リベラル

ネット戦争 , 左右思想

去年の一月、ツイッターにおいて私が書いた「惨事を無駄にしないリベラル、アリゾナ銃撃事件を保守派のせいにする」に対して批判をしている人たちがいた。そのうちの一人の佐久間裕美子という人が、上記の私のエントリーとツイッターでのやり取りについて自分のブログに書いていたのをヒョンなことから本日発見した。一年以上も前の話ではあるが、現在ラッシュ・リンボーに向けられている左翼リベラルによる偽善的な批判と当時アリゾナでおきた襲撃事件後のサラ・ペイリンや茶会党に向けられた批判とに共通する点が多くあるのであえて書く事にした。アリゾナの事件については上記の添付先の「惨事を、、、」を参照されたし。

私は当時この佐久間という女性も含め、数人と交わしたツイッターでのやりとりについてここで書いている

yumiko sakuma @ichigobatakekak ネオコンかどうかはさておき、事実誤認や恣意的な翻訳、論拠を示さない決め付けが多いのが気になりました。が、エンターテイメントとして興味深く読ませていただきました。

ichigobatakekak 苺畑カカシ
@yumikosakuma どこが事実誤認なのか、どの翻訳がおかしいのか、何が根拠のない決め付けなのか、そういう具体性を示さない批判には答えようがない。議論を避けるのは左翼リベラルの常套手段だからおどろかないけどね。

しかし私は佐久間という人がどんな人なのか全くしらなかったので、彼女の漠然とした批判についてこんなふうに書いた。

、、、、サクマさんは本当にリベラルが規則破りの常習犯だということをご存知ないのかもしれない。エーコーンや労働組合のSEIUの暴力団たちのあからさまな選挙妨害とか本当に聞いた事もないのかもしれない。

ところが、彼女のブログに書かれているプロフィールを読んでみたら、なんと「佐久間裕美子 ニューヨーク在住ライター。テーマは旅、人、カルチャー。1973年生まれ。東京育ち。1998年からニューヨーク在住。」というわけで、彼女と一緒に私のブログエントリーを批判した他の数人と同じニューヨークのエリート意識まるだし作家連中の一人だったと言う訳。道理で書く事に個性がないと思った。でもだとしたら彼女の無知さ加減は言い訳にならない。

面白いのは、彼女は私に「左翼リベラル」と呼ばれたことに当惑したということだ。リンクもつけずに他人の書いたエントリーを批判する行為自体、左翼リベラル典型な行動なのだが。

先日、ツイッターのタイムラインで話題になっていた見知らぬブログに、ついコメントともつかないようなコメント(「つい読みふけってしまった」)をしてしまったのがきっかけで、ご自分で「アメリカの極右翼です」とおっしゃっている方に、「左翼リベラル」と呼ばわりされる羽目になった。(略)実際のところ、自分が「左翼リベラル」だと意識することは、ほとんどない。

アメリカに暮らす一人の人間として、医療は政府がやるべきことだと思っているし、そういってきたから、そういう意味では左ってことになるかもしれないけれど、(略)そもそも、「右」「左」という分け方自体がもう今の時代にものすごくナンセンスな気がする。

ちなみに、他人のブログを批判したり、攻撃したりすること自体もあまり好きではないので、どうしても奥歯にモノが挟まったような言い方になってしまうけれど、私が一番びっくりしたのは、例のツーソンの事件を受けて、暴力を煽るような表現を規制する動きが出たことについて「惨事を無駄にしないリベラル」というタイトルで、右派に対する言論弾圧だ、という趣旨のエントリーが書かれていたことである。

ひとつの事象について、これだけまったく違う見方ができるということが驚きであった。
自分の主義主張と違う人を殺そうとした若者がいた、という事実に、右派だろうと、左派だろうと、政治家たちも衝撃を受けたから、規制しようという流れになったのではないかと思うのだが。(略)

政治の本来の目的が、人々の暮らしを改善することだということを考えると、主義主張に対するレッテル貼りほど無駄なことはないんじゃないかと思うのだが、どうでしょうか。

こうやって意見に右も左もないと言って自分はいかにも中庸ですという振りをするのも左翼リベラルの常套手段だから驚きはしないのだが、もし彼女が言うように「自分の主義主張と違う人を殺そうとした若者がいた、という事実に、右派だろうと、左派だろうと、政治家たちも衝撃を受けたから、規制しようという流れになった」というのが本当ならば、何故保守派のサラ・ペイリンや茶会党の表現ばかりが責められて、全く同じ表現もしくはそれ以上に悪質な表現をしてきた左翼リベラル連中の行為は全く責められないのか佐久間は考えたことはないのだろうか? 右派も左派もないというなら、なぜメディアによる攻撃は常に対右派だけなのだ?

左翼リベラルのレッテルに当惑した佐久間について、ミスター苺は、ニューヨークリベラルは常に自分らの間だけで暮らしているから、事実そういった仲間内では佐久間は中庸と言えるのかもしれないと言う。だから左翼リベラルばかりの仲間内の殻の外にある本当のアメリカを佐久間は知らないのだと。

ところで私は政治家には人々の生活を改善しようなんて余計なことを考えないで、人々の暮らしの邪魔にならないように必要な仕事だけしてくれることを期待する。やたらに改善しようなんて傲慢なことを考えるからオバマ大統領のような独裁がまかり通るのだ。

March 25, 2012, 現時間 4:16 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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June 16, 2011

久しぶりの更新なので、先ずはヘッドラインニュースから

アメリカ内政 , ネット戦争 , 対テロ戦争 , 独裁者オバマ王の陰謀

読者の皆さん、二週間近くのご無沙汰でした。更新の遅れをお詫び申し上げます。今更いい訳をするまでもないが、またまたネットアクセス不能な旅を二週間近く続けており、南米まで行っていた。週末にはホテルに入れたのでアクセスはあったのだが、出張中の荷物を最低限に抑えた私はコンピューターを持って行かなかった。これは後で考えて大失敗だった。次回はどれだけ荷物制限があってもコンピュータだけは持参しよう。もっと小さいパソコンを購入する必要ありだな。

さてと、留守中にアメリカでは色々な事件が起きていて、私としては書きたい事が貯まりに貯まっているのだが、全部書いてる暇があるかどうか解らないので、一応記事の見出しだけでも書いておこうと思う。

ウィンナー下院議員、ツイッターの性的写真が原因で辞任を余儀なくされる。

先ずはニューヨーク代表アンソニー・ウィンナー下院議員のセックスツイッター事件。ことの起こりは二週間くらい前にウィンナー議員がツイッターのディレクトメールでテントになってる自分の下着姿を女学生に送った写真が何故か漏洩したところから始まる。

当初ウィンナー議員は自分のツイッター口座がハッキングされて誰かが写真を漏洩したのだと語っていたが、ハッキングされたことが事実だとして、そのような写真を誰かに送った事実はあるのかという記者の質問に議員は一切答えず、記者らから逃げまくっていた。

それからどういういきさつがあったのかニュースアクセスのなかった私に詳細は解らないのだが、ウィンナー議員がツイッターで送った写真は一枚だけではなく、しかも送った女性の数も数人いたことが明かになった。同議員が首都の議員専門スポーツクラブのロッカー室で素っ裸になって勃起した一物を自慢げにポーズをとっている写真が何枚もネットに流れ、未成年とのいかがわしいチャット内容も暴露されてしまった。

英語では男性の一物のことを「ウィンナー」と呼ぶことがあるので、議員の名前がウィンナーであることもあって、「ウィンナーのウィンナー写真」とかいってコメディアン達が大喜びしている。

それでも民主党幹部はこの恥じかしい議員に強く辞任を迫っていなかった。これが共和党議員だったら、すぐさま辞任に追い込まれるところなのだが、ま、ワシントンのダブルスタンダードは普通だから驚きはしないが。なんてかいているうちにウィンナー議員は辞任発表をした。記者会見ではかなりやじられた模様。それにしても妊娠中の奥さんもいて、議員としてのキャリアも将来有望な若手だったのに、こんなくだらないことで失脚とは情けないね。

次はBATF(アルコール・タバコ・銃器・爆発物取り締まり局による)"Operation Fast and Furious"(迅速かつ猛烈作戦)の大失態ぶりがやっと主流メディアでも大々的に取り上げられるようになったという話。

この話は、以前から保守派のブロガーたち(特にミッシェル・モルキン)などによって取り上げられ、当ブログでも「アメリカ政府がメキシコの麻薬暴力団に武器を提供していたで紹介した。

この作戦は、メキシコの麻薬暴力団に銃を売り、その銃の行方をずっと追跡することで、暴力団の流通網を暴くことが目的だったのだが、作戦は最初から穴だらけで、現場の局員からうまくいかないどころかかえって危険だという批判が多く聞かれた。しかし局の上部はそんな意見は完全無視。それどころか批判した局員を罰するなどして作戦を強行したという。その結果がATFが追跡に使う計画で流した1800丁ものセミ自動小銃の行方が解らなくなっており、メキシコ内外でおきる犯罪をより凶悪なものにし、そのうちの二丁はアメリカ人局員が殺された殺人現場で発見されている。

いったいこんな馬鹿げた作戦を考えだし実行に移したのは誰なのか、「責任者出て来い!」といいたいところだが、何故か司法省の口は重い。ということはだ、この命令がオバマ王政権から下りて来た可能性はかなり大きい。

銃砲所持禁止活動家たちは、メキシコ暴力団の武器がアメリカから渡っているということを理由に、アメリカ国内の取り締りを厳しくしろとがなり立てているが、なんと流れている銃がアメリカ政府の命令によるものだったと知ったらいったい何と言うのか是非聞きたいものだと添付した記事は締めくくっている。

次はパキスタン政府はオサマ・ビンラデン退治のためにアメリカ中央諜報局CIAに協力したパキスタン市民を逮捕しまくっているという話。オバマ王はビン・ラデン退治を自慢してはしゃぎまくっていたが、何故アメリカの宿敵が同盟国であるはずのパキスタンの高級住宅地、しかもパキスタン軍基地のすぐそばで何年も隠れていることが可能だったのかという事実について全くアメリカ市民に説明していない。

パキスタンはムシャラフ大統領の頃から、共通の敵であるイスラム教テロリストと闘うべく、アメリカから巨額の援助金を得ている。ムシャラフは別に親米だったわけでもなんでもないが、テロリストにつくよりブッシュアメリカに付いていた方が政治的に懸命だという判断からアメリカのテロ退治に協力していた。ところがムシュラフを失脚させた新政府は表向きはどうあれ実際は親聖戦派だ。アフガニスタンで戦争をしている米軍は、テロリスト達が国境を超えてパキスタンに逃げ込む度に、一応同盟国であるパキスタンには越境追跡が出来ないことを忌々しく思って来た。今回のことでパキスタンはあからさまに反米政策を示している訳だから、資金援助の中止はもちろんのこと、パキスタンへの越境追跡も認めるべきである。オバマ王は候補者時代に自分が大統領だったらパキスタンに進軍すると息巻いていたのだから、いまこそそれを実行に移すべき時である。

ところで、大統領に就任してから数々の馬鹿げた政策をとってきているオバマ王だが、何と言っても議会の承認なく勝手にリビアで戦争を始めたのは、愚の骨頂と言えるだろう。さて、最後の話はそのオバマ大統領がリビア戦争を巡って議会から訴えられたという話。

読者諸君はブッシュ大統領がアフガニスタンやイラクの戦争を自分勝手に一人で始めたような印象を持っているかもしれないが、それは民主党や民主党べったりのメディアが虚偽の報道をしたからであって、実際にはブッシュ大統領はきちんと議会の承認も得て、国連にも一応の筋は通して戦争を始めた。あれだけ世間から一局主義だと批判されたブッシュ大統領のイラク戦争でアメリカに同盟した諸国の数は、オバマのリビア戦争に参加した国々の数よりずっと多いのである。しかもオバマは議会に何の断りもなく勝手に戦争を始めたのだ。これはアメリカ歴史始まって以来のことである。

アメリカの憲法では、大統領と議会のどちらに宣戦布告の権利があるのかという点が、かなり曖昧である。大統領は自分に権限があると主張し、議会は自分らに権限があるとしているが、双方とも法律上どちらが正しいのかを裁判で決着をつけることを嫌がっていた。

例えばイラク戦争についてだが、戦争をしたいブッシュ大統領に対して議会は乗り気ではなかった。が、お互いなんとか話し合いの結果、お互いが同意したという建前で戦争は始まった。ブッシュ大統領は自分の一存で戦争は始められると主張しながらも、その権限を行使せず議会の面子を保った。こういう権限はどちらか一方に与えられることは非常に危険である。だから今までのように曖昧な状態にしておいたほうがアメリカにとって良かったのである。

ところが、オバマ王は自分は議会にお伺いを立てる義務などないとして、突然リビアで空爆を始めてしまったのである。それでも戦争に勝っているならまだしも、同盟軍の攻撃にもかかわらずカダフィーが失脚する気配はまるでない。

ブッシュのイラク戦争をあれだけ叩いて反対したリベラル反戦家たちはこのオバマの身勝手な行為に何一つ批判する気はないのかな?

というわけで、本日はヘッドラインニュースを追ってみた。

June 16, 2011, 現時間 8:36 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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May 31, 2011

リベラルの意見を引き出すのは歯を抜くより大変だね

ネット戦争

以前に槻菟という人からツイッターでカカシの考える民主主義とはなんぞや、という質問を投げかけられ、私はツイッターの限られた字数では説明のしようがないのでブログエントリーを書くと言ってかなり細かく説明した。それに関していつまでたっても返事がないので、人に質問しておいて、そういう態度はないんじゃないの、という私の問いかけにやっと返事が来た。ツイッターは後の文章から先になるから逆に並べる途中でちょっと順序がくずれたかもしれないが、彼の書いたことはまあ、下記の通り。

先ず、学校に於ける掃除ですが、生徒会等の時間を設けて生徒自身に選択させる等の工夫が考えられます。生徒達にとっては自身の通う施設の管理に携わる良い機会になるでしょうし、自治への教育に発展、活用することも教育者の力量によっては可能となることでしょう。

なんだかんだ難しいそうな語彙を並べる割には考えてることが浅いんだよね槻菟君は。私が彼を君呼ばわりしたと言って彼は不服そうだが、だったらもう少し大人の考えを書いてもらいたいモンだな。生徒会の時間を儲けて生徒に選択させるなんてことが出来れば最初から苦労しない。それを労働組合べったりの地方政府がいちいち学校の掃除を誰がすべきかなんてことまで口出ししてくるから問題になるのだ。

また、近隣への調理物の給配についてですが、伝染性の感染症等は起きてから処置するのでは手遅れな事例もございますから衛生管理は重要です。必要との判断ならば行政への働きかけによって給配を為す機関を設立させ、そこで活動なされば宜しいのではありませんか?

つまり、個人で行動せずに政府期間のひとつとして活動せよというわけだ。だが何故政府なら個人よりも清潔で能率的な仕事になると言い切れるのだろう?確かに衛生管理は必要だが、それならボランティア活動している人の台所が清潔かどうか時々検査に来る程度のことで済むはず。それを台所を完全に改造しなければ活動を許可しないということになれば、個人的な活動など不可能になる。もっとも槻菟君は慈善事業を個人単位でする事自体に反対なようだ。

また、近隣への調理物の給配が行う人間の自由意思に基づいているとの記述でしたので、趣味として実行できないことを口惜しいと述べたのでしたら、趣味程度の心構えで行うべき事柄ではないと予め申し上げておきます。

槻菟くんは、個人が出来る範囲のことで慈善をしたいという善意は許せないらしい。

さらには、行政が税金の名目で市民から不当に私財を徴収することは犯罪であり、また事業運営が効率的でなく出費が嵩むのは失策であって行政形態そのものの失政ではありません。

ここまでくるとナイーブとしか言いようがない。政府のやる事業で効率的で出費が嵩まない施設などあるというなら指摘していただきたい。社会主義は建前は立派だが実際に機能しない。政府のやっていることが違法だの犯罪だのと文句をいっても、権力のある人間が犯す犯罪を一般市民はどうやって是正するのだ? 確かに次の選挙で気に入らない政治家を落選させるとう手がなくはないが、それにしたって槻菟くんのように政治家を盲信している市民が多ければそうはうまくいかない。

そして、慈善活動を実行する者や社会福祉を必要と考える者等が近隣にいない地区に居住する要救護者にはどう対処すべきであると考えておいでなのでしょうか?

そういう地域で政府機関がきちんと機能しているという証拠はない。いや、それどころか、政府が口出しするところで慈善活動がきちんと機能している場所のほうが少ない。何故個人より政府のほうがきちんと慈善活動が出来ると言い切れるのだ?

なお、個人の自由意思が阻害されることによって慈善活動が滞るというのも行政の経営形態が効率的でないというのも市民が行政を管理できていないことを示唆しているものと思われます。行政に対してどのような印象を抱いておいでなのでしょうか?自らの主ですか?

個人に必要ない事柄も国家は必要としもします。国家とは共働を為す動態であり共働なくして脆弱であり尚且つ社会的生物たる人間は自然界の内で生存できません。そも、国家が成立したのは何故か考察したことはおありでしょうか?

政府はあくまでも市民の代表であって、市民を弾圧したり統括したりする機関ではない。槻菟くんこそ民主主義というものを理解していない。彼はなにもかも政府というお上を盲信していて、政府のやることに間違いはない、政府に任せておけばいいという考えがみえみえだ。

市民は選挙で政治家を選び税金を払っているから、はい、慈善は政府にお任せします。私は税金払ってるんだからこれ以上困ってる人の面倒なんか見る気はありません。てな考えはまるでおとなりの中国風。これで自分は左翼じゃないって言い張るんだからあきれる。

そちらが想定しておいでの左翼とはどういった定義でしょうか?自称してもおらぬ者まで明確に名指して断言なされるならばさぞかし明確な定義を決めておいでなのでしょうね。ぜひともお伺い致したく存じます。

個人より政府という機関を盲信する人間は自由民主主義者とはいえない。これはまさしく社会主義、つまり左翼だって言ってるのだ。

May 31, 2011, 現時間 11:10 PM | コメント (1) | トラックバック (0)

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April 17, 2011

せっかく書いたエントリーを消してしまったので、、、しょうがないので手紙の返事

Tea Party , アメリカ内政 , ネット戦争

本当はこれはコメント欄に載せようかと思っていたのだが、サラ・ペイリンのウィスコンシンでの演説について書いたエントリーを、公開するという段階になって誤って消去をおしてしまった!でもそれまでにちゃんとセーブしていると思い込んでいたら、全然セーブしてなかった!そ、そんな!

というわけでかなり脱力したので、先日ウィスコンシンの小学校勤務さんに書いた手紙の返事でも載せておこう。相変わらず相手はメール公開を拒んでいるので、彼女の書いた事は意訳のみ。
ーーーーーー
ウィスコンシン小学校勤務さんへ、

返信はいらないとあなたは言っていたけど、改めてブログエントリーを書くほどのことでもないですので、直接メールでお答えしますね。

私が「教師自身の定期的な学力テストや生徒のテストの点で教師の昇給を考えるなどとったことは、いくら校長がやりたくても組合が承知しない」と言った件について、そんな校長がいるなら教えてほしいといった小学校勤務さんの質問を誤摩化したという点。

これについてはすでに答えてますが、「いくら校長がやりたくても」という文章の「も」は仮定形、つまり、よしんば校長がそう願っていたとしても、と言う意味でそういうふうに校長が思っているという意味ではありません。

それから用務員の件ですが、実際に用務員とは名ばかりで給料だけ貰ってるという横領や汚職は多くの学校区で長年によって見られることで、あのニューヨークの一件の事件は稀なケースでもなんでもありません。教育界に居るあなたがその事実を全く知らないというのは信じ難いですし、もし本当に知らないなら御自分でお調べになることをお薦めします。それに関するリンクはブログのコメント欄に張っておきましたから、まあ読んでください。

ウィスコンシンに限りませんが、労働組合員によるティーパーティーや共和党議員や保守派ジャーナリストへの暴行は、あちこちで報道されビデオに撮られています。(主流メディアやローカルニュースでは無理ですが)それを見ても、あれは暴力じゃないと言い張るなら、あなたの考える暴力と私の考える暴力では認識が違いすぎるので議論になりません。

それに犯罪の被害者がかならずしも被害届を出したりしないのはあなたもご存知のはず。現場の警察官ですら取り合ってくれないのに、そんな犯罪届け出しても無駄だ、と被害者が諦めたからといって、犯罪そのものが起きていないという証拠にはなりません。

私が提示したUSA TODAYの記事は、公務員の給料が民間企業の給料より安いというのは昔の話で今はそんなことはない、ということを示すものであり、州公務員の給料が民間企業の倍であるということを証明するものではありません。私が(公務員の給料は民間人の)「倍以上になっているという」と書いて「倍以上になっている」と断言していないのは、それが又聞きだったからです。「倍になっているそうだ」という意味です。でも、又聞きでもブログに書く前に本当かどうか確認すべきでした。これはちょっと手落ちでしたね。

でも、あなたの公務員の給料が民間人より高くないという提言も間違っていたのだから、ま、これはおあいこです。

教育界にはスクールボードメンバーといって納税者から選挙で選ばれた委員たちが存在し、そのひとたちが組合と交渉をするので、納税者に発言権がないというのはおかしいというお話ですが、スクールボードメンバーは政治家です。選挙運動もしなくちゃならない。で、ボードメンバーの選挙運動費に大幅な献金をしているのは誰だと思います? そうです、労働組合です。ボードメンバーは納税者の代表でもなんでもありません。労働組合の手先です。民主党の議員達と組合が癒着している以上に、ボードメンバーと組合の癒着なんてスーパーグルーより強いですよ。

カカシがどうしてそう必死に怒ってリベラルはを敵対視するのか、ブログという場所をつかって上から見下すようなものの言い方をするのか理解できない。どうして丁寧に質問している自分に対して、「バブルの中で生きているから世間知らず」と言ってみたり、「教員なのにそんなことも知らないのだろうか、あ、補助教員か」などと言わなければならないのか。そんな弱いものいじめをせずに率直な意見を述べたほうが余程反対意見の人からも理解を得られるのではないか?

あなたも含めて左翼リベラルの人は常にこういう言い方をしますね。自分たちが他人に対してものすごい失礼なことを言ったり、保守派は無知だという人をばかにしきった口調で書いているのに、私がそれに対等する言葉使いや態度にでると、すぐにあなたは失礼だと言い張る。そうやって、あなたが他人とぶつかるのは、あなたの態度が失礼だからだ、とやりだす訳ですよ。

私があなたや左翼リベルのひとたちとぶつかるのは考え方が最初から真っ向から違う訳で、接点がないからぶつかるのは当然なんです。それは私がどんなに丁寧で礼儀正しくても同じです。

私のブログですから、私には私の「独自の勝手な判断で失礼なコメント」をする権利はありますが、それでも私はなるべく裏を取ってから書くように気をつけてますよ。あなたこそ、私の書いた事が正しくないといいながら、私が指摘するまで情報を提供しませんでしたね。最初に私の書いたことが正しくないと指摘した時に、その根拠を出すのが礼儀だと私は思いますね。

ところで、あなたは確かGEが税金を払ってないって怒ってましたが、GEは先の選挙で誰に大幅な政治献金をしたと思います?何故彼らはそんな多額の税金控除を受けられたんでしょう、興味ありませんか?

それからあなたが不況の元凶となったと責めている大手企業や銀行に、経済活性のためといって救済に税金をあてがったのは誰でしたっけ? ブッシュ大統領も多少はそれをやりましたけど、もっと高額の救済を行ったのは誰でしたっけね?記憶にありませんか?それなのに、これだから民主党は信用できないってことにはならないんですか?

私が事実検証を怠ったといって批判するなら、あなたもご自分の言うことについて責任を持つべきです。

あなたのご主人が保守派と話をしたがらないのは、左翼リベラルにとっては都合の悪い事実を色々指摘されて面倒くさいからですよ。どうせ保守派の意見なんか聞いて考えを変えるつもりはないんだから、話しても無駄だと思うのは当然でしょう。

私は自分が間違っていたと解ったらそれは認めますし、いくらでも考えを変える用意はありますよ。あなたにはその用意がありますか?

カカシ

April 17, 2011, 現時間 8:25 PM | コメント (2) | トラックバック (0)

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April 16, 2011

ウィスコンシン州を始めあちこちで起きている労働組合暴力団の暴力行為

Tea Party , アメリカ内政 , ネット戦争 , 左右思想

ずっと私にメールで自分の一方的な意見を突きつけて来ているウィスコンシン州小学校勤務さんが、またまたメールを送って来た。はっきり言って回がすすむごとに口調がヒステリックになってくる。ま、それだけ私が核心をついてるってことかな。

私がウィスコンシンの組合暴力団にティーパーティーのメンバーが暴行を受けたと書いた事について、州議員が組合暴力団に取り囲まれた映像を掲載したら、小学校勤務さんは、取り囲まれただけで暴行などされていないではないか、暴行はなかったと認めろ、と言って来た。さらに、本当に暴行が起きたのであれば、何故被害者は正式に告発しないのかと詰問。

誰か特定の人に殴られたか解らないのに告発のしようがない。第一警察が興味を示さないのに訴えたりしても時間の無駄だ。犯罪の被害者がかならずしも被害届を出すとは限らないし、警察自体が組合に同情的な状況でそんなことをしても意味がない。告発がないから犯罪は起きていないという理屈はおかしい。

もうここ二年近く、ティーパーティーのメンバーが労働組合の暴力団員に暴行を受けたなどという事件はいくつも起きており、もともと労働組合の組合ボスなんて言われる連中の暴力的な性質はアメリカの映画になったりしてるくらいで周知の事実。自分も誇り高き組合メンバーである小学校勤務さんがそれを知らない訳は無い。

ウィスコンシンでも、ウォーカー知事の予算案を巡って組合暴力団は反対意見を持つティーパーティーのメンバーやデモを取材していたジャーナリストらに対し、脅迫や暴力を使って言論弾圧にかかった。そのあからさまな違法行為は主流メディアは無視しても、保守派ジャーナリストが、それこそ命がけで取材してビデオや記事が色々存在している。小学校勤務さんは、そんな事実はなかったとか、私が事実を誇張しているとか、色々いちゃもんをつけて来たので、ここはひとつ、組合暴力団の暴力行為をいくつかまとめて紹介しよう。下記はゲートウェイパンディットから

予算法案への反対票を投じるという州上院議員としての責任を放棄して州外に逃亡したジム・ホルペリン議員の弾劾を求める地元ティーパーティーメンバーの集会が労働組合の脅迫によって阻止されるという事件が起きた。

集会はメリル地区にあるクラブ64というレストランで行われることになっていたが、組合暴力団から50にわたる脅迫電話がかかって来て、もしティーパーティーの集会を開いたら店を燃やしてやるとまで言われたため、レストランはティーパーティーの集会を断った。

別の場所で開かれた集会には、組合暴力団の連中がメガホンなどを持って集まり、署名運動をしているメンバーや署名をしようと集まった市民を取り囲みメガホンを使って大声でどなりちらしたり、署名用の書類を引きちぎったり破いたりした。

また、組合暴力団は地元の商店などにも圧力をかけ暴力的な脅迫をし続けているが、その反アメリカ的反民主主義的な脅迫行為に腹をたてた地元商店らが結託して反組合運動を始めた

ウィスコンシン州のユニオングローブ商店街の商店やビジネスはthe American Federation of State, County and Municipal Employeesという州公務員労働組合から組合を支持しないならボイコットするからそのつもりでという脅迫状を受け取った。

1ドルショップを経営するドーン・ボボさんは50代のお孫さんもいる女性。彼女は数週間前に組合員の女性5人による訪問を受けた。女性達はボボさんに組合支持のポスターを店の窓にはってくれないかと聞いた。州に60時間は働くというボボさんは、公務員が受けとっているような手当は何一つ受けていないとし、商売人としてどちらの意見を持つお客さんも不愉快にさせたくないので、どちらに対する支持も表明する気はないと言って断った。その時は組合員たちは「解りました」といって笑顔で去って行ったという。

ところが数日後、ボボさんは州公務員組合のAFSCMEのジム・パレットから手紙を受け取った。

「あなたがウィスコンシンにおける公務員の権利を支持しないと決めたことは非常に残念です。」

と始まった手紙では、サインは単に『このビジネスは労働者の権利を支持します』というもので、特に政治的問題のあるものではないと主張。そしてこの組合に参加している公務員について紹介した後、公務員がどれだけウォーカー知事によってひどい扱いを受けているかを説明した後、もう一度ポスターを張るよう考え直してほしいとした。それでもポスターを張らないと言うなら、ボイコットをする、中立というのは反組合という意味だと解釈するという脅迫で締めくくられていた。

この脅迫作戦に怒ったボボさんは、反対に「ユニオングローブ商店街を支持します!脅迫には怯みません!」というポスターを掲示。新聞やテレビのニュースなどでも取り上げられたため、かえって組合の脅迫に嫌気がさしていた地元商店やお客さんから多くの支持を受けているという。地元新聞は組合の強攻なやり方はかえって逆効果を得ているとさえ書いている。

このビデオは以前にも掲載したが、フォックスニュースのリポーターがウィスコンシンの組合員が州議事堂で暴れている状況を取材しようとして組合員から阻止され、そのことを生中継で報告中に怒った組合暴力団員に囲まれている映像だ。ちょうどカメラが切り替わったところで「あ、いま殴られました!」とリポーターの声が聞こえるが、残念なことに殴られた映像はない。しかし平和的な抗議を行っているならニュースの生中継は歓迎するのが普通で、それを阻止したということは、取材されたくない不法行為をしていたからだと憶測することが出来る。

またウィスコンシンはじめ各州でおきた組合員暴力を編集したこのビデオでは、組合員たちとティーパーティーメンバーやジャーナリストたちがもみあっている姿がみられる。組合員のひとりがカメラマンに向って「カメラを向けるな!」と汚い言葉を使ってつかみかかっている映像がみられる。カメラマンが「今この男は私のカメラをどついた」と言ってる声がきこえる。また別のシーンではあきらかに組合員が誰かを殴っている映像が観られる。小学校勤務さんは組合員たちの抗議は平和的な抗議運動だったと言っているが、現実はこんな感じだった。

April 16, 2011, 現時間 9:33 AM | コメント (1) | トラックバック (0)

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April 13, 2011

ウィスコンスィン州教員さんからの多分最後の手紙に返事

Tea Party , ネット戦争 , 左右思想

昨日書いたばかりのエントリーに、ウィスコンシン小学校勤務さんから、もうすでに返答があった。左翼リベラル特有の人をバカにした言い方で、「とんちんかん」な答えを読むのが「面白かった」と書いている。だが、相変わらずカカシが彼女の質問を大げさに表現していると文句をいいながら、メール内容の直接公開を拒否している。ので、ま、しかたない。彼女とのやり取りは多分これで最後になるだろう。自分がカカシに対して非常に失礼な内容の手紙を書いているのに、自分は丁寧に手紙を書いているのに私が乱暴な言葉使いをしたと文句を言ってる。ご冗談でしょう!

先ず、『証拠をだせ』『情報源を提示しろ』と色々いっていた事に関して、ウィスコンシン州の公務員の給料が民営企業のそれより高いという事実や、公務員は犯罪を犯していても解雇するのは難しいという例など、色々とリンクまで張って情報源を提供したが、コメンターさんは、自分の反論の根拠が完全に崩れた情報源についてはだんまりを決め込み、ちゃちゃを入れられそうなものだけ選んで見苦しい言い訳にかかった。そのひとつがこれ。

学校に足も踏み入れずに高額の給料をもらっている用務員の例について、そういう用務員が沢山いると書いていたのに例はたったのひとつなのか。

最初はそういう人間が居るということすら認めず、沢山いるというなら一人くらい例をだせるだろ、出せるもんなら出してみろ、というから一例を出したら、たったの一例なのか。ばかばかしいと来た。もっともこれでカカシが10例だそうが100例だそうが、彼女の答えは同じだろう。検索するだけ時間がもったいないからこれでやめておく。

ウォーカー知事が警察や消防隊や州警備隊を予算削減の対象からはずした理由について、カカシは最初にストをやられたら困るからと書いたくせに、公務員のストは違法だと指摘されたら、労働組合が恐怖を煽るとか、話をごまかしている。

私が最初にウォーカー知事は州の安全保証に関わる人々の組合相手に予算削減の話など始めて、ストでもやられた日にはかなわないという話をしたが、無論そのストとは組合連中が州民の安全を脅かすために組員をそそのかしてやらせることになるだろう、なんてことは文脈から明らかなはずだ。公務員のストは違法だが、ウィスコンシンの教員達は仮病を使って休みをとるという事実上のストを行っている。警察や消防隊なら、犯罪や火事の通告があっても出動しないとか、出動してものろのろ時間稼ぎをするとか、あからさまなストではなくても事実上のストなどいくらでも出来る。そんなことになったら教育界の予算の話などやってる場合ではなくなる。組合の汚い手口は充分承知のウォーカー知事は先手を売って警察や消防や州警備隊の予算には触らなかったのだ。そのくらいのこと読めばわかるだろうに、よくこれで教員なんかやってられるよな、、おっと正教員ではなく単なる助手だっけ。

それから州の上院議員が組合の暴力団に囲まれた件に関しても、単に囲まれただけじゃないか、暴力シーンとかおおげさなことをいうな。カカシの州では単に囲むことが暴力を振るったということになるのか。

カリフォルニアだけでなく、アメリカ全国において個人を威嚇して取り囲む事は"assault"と言って完全な犯罪になる。しかもこの議員は議事堂に投票するために出勤しているのに、その議員が仕事をすることを邪魔したことや、道を封鎖したことは、下手をすれば誘拐とか強制幽閉とかの罪にも問われる。だからこれは暴力団員に暴力をふるわれた、警察はなにもしなかったというカカシの最初の提言は歪曲でもなんでもない事実である。

それから彼女は自分は左翼リベラルのバブルの中で生きて等いない、夫の両親はバリバリの共和党員で義兄もバリバリの保守だと書いている。だったらもう少し家族の方々のいい分も聞いては如何かな? 

ところで、議会で議員としての責任を果たさず他州に遁走した民主党議員たちについて、コメンターさんは彼らの非民主主義的行為を責めるどころか、彼らの帰還を英雄のように出迎えたのだそうだ。州民から州の憲法を尊重するために選挙で選ばれた議員たちが、自分らの責任を果たさずに逃げ隠れしているのを支持するウィスコンシンの左翼リベラルは完全な部族主義。とうてい民主主義者とはいえないね。

April 13, 2011, 現時間 7:01 PM | コメント (3) | トラックバック (0)

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January 13, 2011

左翼のエリート気取りは規則を守らない典型例紹介

Tea Party , ネット戦争 , 左右思想

この間ツイートで、私が書いた「左翼リベラルは規則を守らない」という文章を、「事実誤認」であり「論拠を示さない決め付け」と断定した人がいたが、本日、エリート意識丸出しの左翼がいかに規則を守らないか、そして規則を破ったのが左翼だと、いかに咎められずにフリーパスになるかという典型的な話を読んだのでご紹介しよう。

アリアナ・ハッフィントンといえば、ハッフィントンポストという左翼ニュースサイトの創設者で、政治評論家としてしょっちゅうテレビにも出演している。その彼女に対して、離陸時に携帯電話を切らなかったことが原因で客室乗務員が警察を呼ぶという事件がおきた。

ことの起こりは先週末、ワシントンDCからニューヨークへ向うユナイテッド航空機のなかで、乗客の一人が、離陸寸前、機内案内で電気製品の電源をすべて切るようにと指図があった後も、携帯を切らずにべちゃべちゃとしゃべくりまくっている女性がいることに気がついた。

同乗していた他の乗客も、ハッフィントンは単にテキストメッセージを送っていたというような程度ではなく、実際に電話で話をしていたと証言している。

ハッフィントン女史はハンガリアだかどこだかの出身で、非常に強いヨーロパ訛りがあり、私から言わせると勘に触るハスキー声。あんな声でしゃべっていたらかなり目立ったものと思われる。

「彼女はブラクべリーを切らないのです。ゲートから離れているというのに。」と他の乗客。

「離陸した後も、電話がつながっていたのは明らかでした。それで隣のお客さんは腹を立てたのです。」

そりゃそうだ。我々はもう10年くらい前から、器具の作動に悪影響を及ぼす恐れがあるという理由で、飛行中の携帯使用は固く禁じられている。

ハッフィントンの隣に座っていたのはエリス・ベルドフさん53歳のビジネスマン。ベルドフさんによると、ハッフィントンの飛行機の安全性に対して全くの無神経な態度に腹がたったのだという。

ベルドフさんはスチュワードに何度もハッフィントンのブラクべリー使用についてなんとかしてくれと話たが、スチュワードは彼を完全に無視し、ハッフィントンに何の注意もしなかったという。それでベルドフさんはますます腹が立ち、声をあげて怒鳴ったという。

「それで私は怒鳴ったのです、『ブラックベリーを使っている!』とね。」

ハッフィントンが離陸してからも電話を切らないので、ベルドフさんは肘の呼び鈴を何度も押したが、全く反応がなかった。それでついに「なにやってんだ?」と大声で怒鳴ったそうだ。

そんなこんなでやっと乗務員はハッフィントンに電話を切らせたそうだが、ハッフィントンは離陸後すくなくとも10分は電話を切らなかったという。

このことに腹をたてたベルドフさんは、後で先のスチュワードに向って、「離陸と着陸時に携帯電話を使わせないのには理由があるんだろう」と詰め寄ると、スチュワードは着陸してから始末しますからと言われた。「彼女を罰しもしなかったじゃないか」と追求すると「落ち着いてください。」と逆に制された。

「『落ち着け』というのです。それで私は落ち着いている、落ち着いていなかったら、彼女の手が電話をもぎとってるところだ、と言ってやったんです。彼女は自分の携帯使用を飛行機全体の安全より優先させたんです。」

とベルドフさんはカンカン。結局着陸後、乗務員は警察を呼び、ハッフィントンは警察官に数分質問を受けたが、その後どうなったかは不明。

フォックスからの電話インタビューで、ハッフィントンの事務所はベルドフをバカに仕切った調子で、

「あ〜なにやら腹を立ててる乗客がいたそうですね。アリアナはスナックが気に入らなかったンじゃないかって言ってましたけど、違ったんですね。彼はiphoneのファンなんじゃないですか、iPhone好きとブラックベリー派の争いはかなり熱が入ってますからからね。」

と、まるで反省の色を見せていない。

ブルドフさんも指摘しているように、携帯使用が本当に飛行中の操縦に支障を来すというのであれば、規則を破っていつまでも携帯でべちゃべちゃしゃべくっている乗客を乗務員が黙って見逃しておくというのはおかしい。

明らかに客室乗務員は規則違反をしているのが、有名な左翼政治評論家であることを承知の上で、その無神経な態度を多目にみたものと思われる。だとしたら、安全のためというのは単なる口実で、我々しもじもの者には当てはまる規則も、エリートの左翼政治評論家にはあてはまらないということになり、本当に携帯使用は危険なのかという疑問が生まれる。

ハッフィントンのまるで反省心のない態度や、隣席の人が何度も乗務員に注意を促しているにも関わらず、素知らぬ顔で電話を続けていたところからして、彼女はしょっちゅうこういうことをやっており、それを回りが完全に許容していることが伺われる。

これで違反者がサラ・ペイリンだったら、今頃は八フィントンポストの第一面にでかでかと

「サラ・ペイリン、乗客の安全を無視して、携帯きらず!」

と載っていたこと、間違い無し。

January 13, 2011, 現時間 9:54 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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January 11, 2011

芸のない左翼リベラル、ツイッターで欲求不満になったカカシ

ネット戦争

いまだにツイッターというと、大昔に雪村いづみが歌ってた青いカナリアの"Blue blue blue canary, tweet tweet tweet the whole day long" って歌を思い出してしまうカカシである。なんてことを書くとまた「カカシさん何歳?」って話になってしまうかな。(興味ある人は自分で検索してよね、いくらでもユートゥーブ動画があるから。と思ったけど無責任なのでリンクを載せる。歌詞も間違えて覚えていたから直しておいた。いづみさんは英語で歌ってたのね。)

まあ、それはそれとしてだ、まだツイッター暦二日の私はツイッターの字数制限に完全に欲求不満になっている。だいたいツイッターというのは掲示板みたいに他人と会話をするという場所ではなくて、自分の独り言をそっとつぶやく場所だというのが私の性にあってない。

他人から反響をもらっても常に会話を交わしてる人からでないとすぐには解らないし、相手も限られた字数で応対するから内容が中途半端。特に嫌いな人への返答だと「バカ」「間抜け」とかいう程度の会話になってしまうようだ。

もともとカカシがツイッターに登録したというのも、私のブログにツイッターからのリンクがあって、ちょっと興味本位に初めて見ただけなのだが、ことの起こりは、ロンドン住まいのCristoforouという劇作家らしい人のツイートにニューヨーク住まいの出版関係のケイ・オハラという人が答えたのがきっかけだ。

Lingualina Kay Ohara 日本人でもネオコン病にかかると頭がやられておかしくなるんだなw ひでぇコラムだ。RT @Cristoforou: もともとそっち系の人らしいが「惨事を無駄にしないリベラル、アリゾナ銃撃事件を保守派のせいにする」 http://tinyurl.com/24yeao8

それに青木理音という人が加わって、、

rionaoki 青木理音 @yumikosakuma アメリカのニュースサイトだとよく見るタイプですね。他にも夫婦+αによるガチ保守サイトがあるので結婚相手の思想でしょうね。

rionaoki 青木理音
日本語で読めるとはwRT @Lingualina: 日本人でもネオコン病にかかると頭がやられておかしくなるんだなwRT @Cristoforou: 「惨事を無駄にしないリベラル、アリゾナ銃撃事件を保守派のせいにする」 http://tinyurl.com/24yeao8

となった。少数民族の女性が保守派をやってると、頭が悪い、旦那の受け売り、白人羨望というふうに侮辱されるのは何時もの事だ。彼女たちは、『保守派は白人崇拝主義の男尊女卑の思想で、それに感化される女はバカだ』と思い込んでる自分らの単純さに気がついていない。保守派女性ブロガーへの左翼リベラルからの攻撃は2007年4月にここでも書いている。

本当に左翼リベラルの言う事は個性がないなあ。まあ、全体主義だからしょうがないが。そんなことに答えていても意味ないから別の質問をちょっとしてみた。

chigobatakekak 苺畑カカシ @yumikosakuma @rionaoki @Lingualina @Cristoforou ネオコンの意味を取り違えてる人が多いけど、あなたの思うネオコンて何?その定義を教えてもらえるとうれしいな。

左翼リベラルは保守派相手にまじめに議論など絶対にしないから、どうせまともな答えが戻ってくるとは期待していなかったのだが、案の定、、

yumiko sakuma @ichigobatakekak ネオコンかどうかはさておき、事実誤認や恣意的な翻訳、論拠を示さない決め付けが多いのが気になりました。が、エンターテイメントとして興味深く読ませていただきました。

この人はまだしもだけど、オハラさんのはもっと稚拙。

@Lingualina Kay Ohara @ichigobatakekak 頭の固いバカな田舎者。

みなさん物書きでしょうに、もう少しオリジナリティーのある侮辱くらい考えてよ〜。と思ったけど、お二人の返答は全く予測通りの左翼リベラル常套手段だったので、カカシはそのように申し上げた。

ichigobatakekak 苺畑カカシ @Lingualina さすがニューヨークリベラル。エリート意識丸出し。議論しないで個人攻撃。これも左翼リベラルの常套手段だね。それにしても「田舎者」とはね。

ichigobatakekak 苺畑カカシ
@yumikosakuma どこが事実誤認なのか、どの翻訳がおかしいのか、何が根拠のない決め付けなのか、そういう具体性を示さない批判には答えようがない。議論を避けるのは左翼リベラルの常套手段だからおどろかないけどね。

もちろん具体例を上げろとか、ちゃんと議論しろ、なんて左翼リベラルに言ってみても無駄。「お前のような馬鹿と話しても時間の無駄だ」と言われるのが関の山だろう、な〜んておもってたら10分もしないうちにお二人から返答があった。

@yumikosakuma yumiko sakuma @ichigobatakekak 枚挙にいとまがありませんが、例をあげれば「左翼リベラルは規則を守らない。右翼や保守派は憲法だとか法律だとかを尊重する」、「どんな厳しい法律が通ろうと、規制の対象になるのは保守派や右翼だけだ。」など。時間の無駄なのでこれで失礼します。

@Lingualina Kay Ohara
@ichigobatakekak 田舎者との議論は不毛だということが分かっている=さすがでしょんw

やっぱしねえ〜。思った通りだった。なんて独創性ない人たちなんだろう。これで作家だってんだから驚くね、まったく。それにしてもオハラさんが「田舎者」を侮蔑の言葉に選んだのは興味深い。いかにニューヨークリベラルがお高く止まっているかが伺われるが、ここにNYリベラルと、特に出版業界の巣窟に居るようなひとと、普通のアメリカ人との意識のギャップが現れるというもの。保守派アメリカ人にとって「田舎者」という言葉は必ずしも侮蔑語ではないのだ。

オハラさんの場合は確信犯だが、サクマさんは本当にリベラルが規則破りの常習犯だということをご存知ないのかもしれない。エーコーンや労働組合のSEIUの暴力団たちのあからさまな選挙妨害とか本当に聞いた事もないのかもしれない。

ま、ニューヨークの出版業界なんてのはリベラルの巣窟だから保守派の意見がどういうものかもしらないんだろうし、常にキース・オーベルマンみたいなフォックスニュースの挙げ足取りだけやってるような人間の言ってる事だけを聞いてたら、実際に左翼リベラルがどれほど汚い手段で法律違反をしてきたか、なんて全くしらなくても無理はない。

こんなことを書くと、当ブログには新しい読者の方々から「あら、カカシさん、それ後出しよ、そういう答えが返ってくると思ってたなんてツイートしてなかったじゃない。」と言われるかもしれないので、ここに左翼連中と話をするとどういうことになるかを書いた過去エントリーを紹介しておく。下記は2009年11月13日に左翼ブロガーとちょっとやり取りした時のもの。

ヤフーの掲示板の政治トピでこういう輩には何百人と出会ったので、彼がこういう返事をすることは充分に予測していた。相手と真面目な議論をしようとせず、『お前のような馬鹿と議論をしても無駄だ。』といって絶対に事の本随を議論せず、とにかく相手の性格を侮辱するやりかた。リベラルの典型例!

ところで、保守派がレトリックで暴力を奨励しているというが、左翼リベラルたちのツイッターではどのような平和で礼儀正しいツイートがされているかは、下記参照

ちなみにカカシのつたない日本語で訳させてもらうと、、

サラ・ペイリンとその家族は今年中におちんちんの癌にかかるべき人々リストの一番になってるよ。

サラ・ペイリンが醜い死を迎えることを祈るね。そしてあの狂った憎悪も一緒に持って行ってほしいよ。

....サラが歯ぎしりしながら死ぬのを望む。

サラ・ペイリンの死を望む。

サラ・ペイリンは癌になって二年以内に死ねばいい。

もっとあるが、まあこんなとこだ。

誰が暴力を煽ってるって? Come again?

January 11, 2011, 現時間 4:45 PM | コメント (3) | トラックバック (0)

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January 9, 2011

大急ぎ、自分たちのサイトから標的マークを消す左翼連中

Tea Party , ネット戦争 , 左右思想 , 狂ったメディア

ツーサンでの乱射事件は、サラ・ペイリンが自分のサイトで使った、政治ライバルへの標的サインのような暴力を挑発する行為が要因となっている、と騒ぎ立てている左翼やリベラル連中のサイトではここ24時間にわたって自分らも使っていた標的サインを自らのサイトから消す作業で大忙しである。

特に左翼でも人気のあるデイリーコスなどは、ほんの二日前、犠牲になった当人のギフォード議員に対して標的マークを使い、ペロシ元議長に反抗した同議員について、「ギフォードは死んだも同然」などと書かかれたエントリーを載せていたから大変。コスの編集者は証拠隠滅に余念がない。

実を言うと、撃たれたガブリエル・ギフォード議員は民主党所属ではあるが、いわゆるリベラルではなく、市民の銃砲所持権や違法移民取り締まりといった比較的保守的な政策を支持している。そのこともあって、コスのようなバリバリ左翼のサイトからは政治的な「標的」として狙われていた。現にコスは2008年のサイトで今は批判しているサラ・ペイリンの標的地図と全く同じように、自分らが狙うべき保守派民主党員の選挙区に標的マークをつけた地図を発表しており、ギフォード議員の地域もその地図には含まれていたという。

左翼のやることなんざいつもこんなこった。

子供向けのテレビ番組や映画で、信じられないような暴力的な描写が行われているのを信心深い保守派がちょっとでも批判したりすれば、言論の自由云々をかざして大抗議するくせに、保守派政治家が政治の社会では左翼でも右翼でも普通に使って来た言葉使いを、保守派を攻撃する手段に使えると考えたら、突然ヘイトスピーチだ規制すべきだ、と言い出す。

またバイロン・ヨーク(ワシントンイグザミナー)が指摘しているが、2009年にテキサスのフォートフッド陸軍基地で民間人や軍人数人を「アラーアックバー」と叫びながら射殺したニダル・ハサーンの乱射事件では、犯人のハサーンがイスラムテロリストであることは彼のそれまでの言動から明らかであったにも関わらず、アメリカメディアは詳細が解らないうちから早計に結論に走るべきではないと度重ねて警告。ハサーンをイスラムテロリストと呼ぶことを何日もためらっていた。

その同じメディアが、事件後24時間とたたないうちに、ラングナーが保守派であるという証拠は全くないだけでなく、それどころかその反対の証拠の方が多く出て来ているにもかかわらず、犯人のラングナーは保守派のレトリックに煽動されたとし、何の関係もないのにペイリンやティーパーティーやリンボーやベックを持ち出して保守派そのものを攻撃しはじめた。

何たる偽善!

何たるダブルスタンダード!

もう一度言う。左翼のやることなんざいつもこんなこった。

January 9, 2011, 現時間 10:57 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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December 21, 2010

英語版2ちゃんねる、4chan サイバー戦争宣戦布告

ネット戦争

この間ウイキリークスというサイトでアメリカや日本を含む諸外国の秘密情報が漏洩された事件で、ウイキリークスの発足者のジュリアン・アサンジはイギリスで未成年暴行の罪に問われていったん拘束された。いまは保釈の身となっている。

アサンジが逮捕された当初、アサンジに同情するネットお宅らによってウィキリークスの敵と思われるビサやマスターカードそしてペイパルなどがサイバー攻撃の犠牲となった。その攻撃の成功には誰もが非常に驚いたのだが、これによってネット社会にある不思議な掲示板の存在が明るみに出て来た。

この掲示板は『4ちゃん』と呼ばれる。カカシはその名前が日本の匿名掲示板『2ちゃんねる』と似ていることから、もしかして関係があるのだろうかと調べてみたら、やっぱりそうで、日本語の2ちゃんねるに紀元を発し、枝分かれした英語圏の匿名掲示板なんだそうだ。

私は日本の2ちゃんねるの性質がどのようなものなのかよくは知らない。ただ、あまり品がよくなく、個人への中傷誹謗や人種差別的な発言やいやがらせなどが横行する掲示板であるらしいことは聞いている。

英語圏の4ちゃんも似たような性質のものらしいのだが、そのなかでも特にこの掲示板を通じて結託しているアノニマス(匿名)と呼ばれるネット攻撃専門のグループの存在は、数年前からレコード業界を対象にハッキングなどをしていることから、すでにその悪質な行動は一部業界では悪名高い。

このグループは特にこれといったリーダーが居る訳でもなく、きちんとした組織が組まれているというわけでもなく、単にネットを通じて同じような考えを持つティーンエージャー達がゆるくつながっているだけだ。これまでにもキッスのリードボーカルのジーン・シモンズやユートゥーブや、サイエントロジストという言われる宗教団体などがアノニマスのサイバー攻撃の被害者になっている。彼らの故意に幼稚な文法やブラックユーモアはすでに4ちゃんの掲示板の域を越えて、ネット社会に広く浸透していっている、とフランチャイズタイムスのオンラインニュースは報道している

アサンジが逮捕された一週間ちょっと前、アノニマスは4ちゃんでアサンジ逮捕の抗議と復讐のため、ウィキリークスのサイトを取り下げたホスティング会社やアサンジの敵と思われる金融会社などに対して一斉にサイバー攻撃を開始した。アノニマスの勝手ないい分からいうと、「ペイバック作戦」とよばれるこの攻撃は言論弾圧への抗議ということらしい。

「ウィキリークスは言論の自由と情報のリトマステストだ。」とペイバック作戦の参加者はフランチャイズタイムスのインタビューに答えた。

アノニマスからさらに枝分かれしたアノンズと呼ばれるグループは、言ってみればネット場のサイバーテロリストだ。イスラムテロリストと同じように、ひとつの目的に同調する個人が特に誰かの命令に従うでなく、個人的にテロ行動を行う。だから取り締まるのは難しい。

例えば、ネットで誰かが「ビサカードの会社を攻撃しよう!」と始めると、それを言い出したのが何処の誰かも解らないのに、「やろうやろう」とメッセージが続き本気でやる人間が集まってくる。メンバーの連中は多分ニキビ面のティーンエージャーでおもしろ半分に参加しているのだろうが、攻撃の対象になる企業としてはたまったものではない。

アノンズが若者に人気があるのは、情報の自由な流通を妨げると思われる組織や企業を、匿名参加の不特定多数で攻撃できる点だろう。ネット上での群集心理とでもいうのだろうか。

私は内部告発が悪いとは思わないし、政府が隠していることを市民が知ることも時には大切だと思う。自由国にあって政府が国民に隠し事ばかりするのは決して好ましいこととはいえない。だが、言論の自由とはいっても、その情報を公表することで国家が外敵から危機にさらされるとしたらこれは単なる言論の自由云々というわけにはいかない。

もちろん政府は国土安全のためとか治安維持のためとか言って政府の権力を拡大する傾向があるので、国民がどこまで政府にその権限を与えるのか、そのへんの均衡を取るのは常に難しい。

問題なのはアノンズのメンバーたちは世界中のネットからアクセスしており、どの国のレジスタンスとかいう特定の組織ではない。だから一人一人に個人的なつながりがあるわけではなく、首謀者と思われる人間を一人逮捕してみても、芋づる式に他のメンバーを逮捕できるといった単純な取り締まりは不可能な点だろう。

アノンズへの参加は自由だが、特にこれといった組織があるわけではないから、身元が割れて逮捕されても誰が守ってくれるというわけではない。それに、私も掲示板は何年か参加していて知っているが、常に内輪での争いが絶えず、匿名参加者の身元を割り出して公表したがる輩がいくらでもいるから、参加者は自分らが思っているほど安全な立場にはない。

FTのインタビューに応じた自称アノンズの20代のアメリカ人メンバーは、「誰でも手をだせば危険があるのは覚悟の上だよ」と語り、自分の銀行口座が公表されても特にかまわないと語っている。

はっきり言ってそんなことが言えるのは特に財産もなく妻子もない孤独な若者だからだろう。これがある程度の年齢になり責任ある職に付き妻をめとい、子供の一人二人が出来てみろ、サイバーテロリストによって銀行口座が空っぽにされり、アノンズへの参加が知られて仕事を首にされたりしたら、そんな暢気なことは言ってられなくなる。

だが、アノンズのメンバーはこのメンバーの無責任な発言で象徴されるように、多くがこうした無責任な若者だ。テロの歩兵が常に分虜のない若者なのと全く同じ理屈だ。

彼らは自分らの行動が巻き起こす悪影響について深く考えていない。たとえば、今回のペイバック作戦にしても、攻撃対象となったのはビサなどのクレジットカードの他にアマゾンやユートゥーブやペイパルなども含まれている。こうした企業が機能停止して困るのは企業だけでなくこれらの企業を利用している消費者である。

アノンズのメンバーたちのようにネットに生きるような人間たちは、ネット組織の機能停止で一番困るのは自分らを含む消費者なのだということを理解していない。親になんでも買ってもらってる世間知らずのティーンエージャーならではの理屈だろう。

しかし世間知らずとはいえ、ネット技術は高い一部の人間が作成したハッキングプログラムは参加者が単純にダウンロードするだけで、対象の組織への攻撃が可能になる。

今後もこうしたサイバー攻撃によるネットテロリズムは続くだろう。サイバー時代となった今では、こうした危険も避けられないということか。やっかいなものだ。

December 21, 2010, 現時間 10:39 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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April 9, 2010

左翼フェミニスト?そんなの常識じゃん!

ネット戦争 , フェミニズム , 左右思想

この深町さんて人のサイトにコメントしたかったのだが、なぜか『はてな』は私のメールアドレスを認めてくれないので登録できないでいる。

で、深町さんのエントリーを読んでいて面白いなと思ったのは、彼が私の意見よりも、私の文章のスタイルに苛立ちを覚えたということである。

特に私の「〜と反対に問いたくなるのは私だけだろうか?」という部分にかなり引っかかったらしい。しかし、深町さんが「個人的にイラッと」きた部分の話をする前に、私が苛立った部分からコメントしよう。

早々に「左翼のフェミニスト」とレッテルを貼り、「おれは議論なんかするつもりはなく、ただカラオケがしたいんだ」という意思表示が示される。ご本人も「議論の余地はない」と書いてらっしゃるのだが……。

私が討論の相手にすぐレッテルを貼りたがるという批判は、以前に掲示板で議論していた頃から良く言われたことだ。しかし、私のように長年左右討論をしているものから言わせたら、話している相手が左翼か右翼かということは簡単に解る。左翼フェミニストともさんざんやりあったことがあるから、彼らのやり方はすぐに気がつく。「防犯は個人責任ではなく政府の責任である。」はどう見ても左翼思想だし、特に「自己責任を問うのは犠牲者を責める行為である。黙れ」と言って討論相手を加害者扱いして黙らせるやり方は左翼フェミニストの常套手段。こういう相手には左翼フェニストのレッテルがぴったりはまるのだ。

だが私はこういった左翼連中と違って意見の違う人間を黙らせようなどとはしない。相手に左翼というレッテルを貼ったからといって、だからそれで議論は終わったなどと片付けたりもしない。深町さんの文章を読んでいるといかにも私がそう書いたように解釈出来るので原文を添付すると、、、

女性が強姦魔から自衛する行為を促すのは女性差別なのかという問題が議論されていた話はしたが、、、思った通り、(曾野綾子さんの原文は)左翼のフェミニストたちが大騒ぎするほどの内容ではない、過激な左翼フェミニストでなければ常識と取れる内容だった。(略)

曾野さんが、男尊女卑の最たるアラブの保守的な国の慣習を持ち出すのは不適当だと思うが、夜中に危険な場所で一人歩きをすべきではないというのは常識すぎて議論の余地はない。

さて、それでは深町さんが苛立った部分はというと、、

しかしそのわりには「常識」とか「私だけだろうか?(議論の余地はないと仰っているにもかかわらず)」という個人的にイラッとくる言葉があった。レッテル貼りと「常識」「私だけだろうか?」たったひとつのエントリにこうもイラつきワードを盛り込むってなかなかできないなあと感心すらしてしまった。また書き手自身が自分の意見をたいして信じていないのだとも。

「私だけだろうか?」や、それに政治家や新聞の論説委員が使いたがる「その考えはいかがなものか」というフレーズ。森達也氏がかつて著書でさんざん述べていたことではあるが、「私」という主語をやすやすと放棄して、姿の見えない不特定多数のなかに埋没しようとするいかがわしい言葉である。たいがい力強い主張の後に用いられることが多い。「郵政民営化には絶対反対……と思うのは私だけ?」といった感じ。自分の主張の重さに耐えきれない弱さが思わず露呈してしまうというか。

私はこれを読んでいて、日本語にはレトリカルクエッション(rhetorical question《文法》[U]修辞疑問, 反語;[C]修辞疑問文, 反語文)という文章スタイルは存在しないのだろうかと不思議に思ってしまった。

ここでいう私の「〜と思うのは私だけだろうか?」という文章は、文法的には疑問形になっているが、実は疑問文ではなく、「〜と思うのは私だけではない!」という断固たる断定文である。これは自分の意見に不安を持って相手に問いかけている文章ではない。

例えば、「政治家による汚職は許されるべきであろうか?」という文章は、文法的には疑問文であるが、明らかに「許されるべきではない」という意味であり、疑問文にすることで断定した書き方よりも印象深い効果を与えようとしている単なるスタイルである。別に読者をだまくらかそうというような「いかがわしい言葉」使いなどではない。

私が議論の余地がないと言ったのは曾野さんのエッセーの内容についてだ。だが、私が議論しているのは曾野さんの書いていることをヒステリックに批判している左翼フェミニストについてである。彼女達には「強姦犠牲者を二次被害から守る」という表向きとは違った、もっと個人の力を弱めて政府の力を強めようとする社会主義的な、それこそいかがわしい思想が伺われるということだ。それについては、もっと解りやすく説明しているので、深町さんにも是非このエントリー「左翼リベラルが自衛の自己責任を恐れる本当の理由」を読んでいただきたいものだ。

さて次に深町さんがひっかかったのが「常識」という言葉。

「常識」というのも謎の言葉である。「そんなのは常識!」などとあらゆる場で登場するけれど、あるときは自分の説明不足を不特定多数の誰かにすがろうとして、またあるときはやはり自分の主張の重さや尖りに我慢できないときに用いられる。「温暖化なんて嘘……と思うのは私だけ? えーと……それが今の常識!」というような。「おれ、なんだか過激な主張したけど心配だなあ。リスクを回避したいなあ。いっちょ手を打って置くか」という打算と臆病が入り混じったような思考と、つねに主語を「私」ではなく「私たち」「みんな」にしていないと不安で仕方がないという自分レスな人にとってはきわめて便利なフレーズだ。「あいつ死ねばいいのに。ホント、マジでみんな思ってる」と、なにかにつけて「みんな」をつけなければ安心できない人種だ。

個人の防犯は自己責任という考えは、個人主義の保守派思想を持った人なら常識だと思うだけだ。それが過激な意見に聞こえる深町さんは多分左翼リベラル思想の持ち主だろう。

この曖昧&主語のすり替え言葉がいつごろから広まったのだろう。(略)

大人になるにつれ、なかなか何事も断定的な物言いなどできなくなってくる。曖昧なところに落ち着かざるを得なくなる例のほうが圧倒的に多い。(略)しかし他の言葉がいかにぼんやりとしていても、発言の主だけははっきりさせておきたいという自覚ぐらいはある。「そんなのは常識だ!」と言われても、どこの誰の常識なんだとむかっ腹を立てるようにしている。

では「温暖化は常識だ今更議論の余地はない」と言い張って、どんどん経費のかかる政治政策を施行している政府に対して、「いったいどこの誰の常識なんだ?」と深町さんは腹を立てたのだろうか?

もし、右翼や保守の常識だけが受け入れられないんじゃ片手落ちだ。しかし左翼リベラルの常識でも疑う余地ありとするならそれはそれでいいだろう。他人の言うことを鵜呑みにすべきではないという意見には異論はない。

ところで、私が非常に嫌な気持ちになったのはこの部分。

新聞の社説やブログで見かける「私だけであろうか」というフレーズ。「おれ信念あり」「おれ逞しい」と言いたげな人ほど自覚もなくよく使ってる。「共感しろオラ。お前も思うよな?」と、力強く主張しながら数を恃むというヤンキー的なもたれ方というか。

ここでいう深町さんの「ヤンキー」というのは誰をさすのかな? 厳密的には「ヤンキー」とはアメリカ南部の人々が北部の人々に対して使った侮蔑的な差別用語。アメリカ人一般をさすなら「ヤンクス」となる。アメリカには人種が多様であるように思想もまた多様である。それをひとくくりにして、「ヤンキー的」という表現は感心しないね。で、この「感心しない」という動詞の主語は「私」カカシである。念のため。

April 9, 2010, 現時間 4:33 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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March 7, 2010

ペンタゴン乱射事件、なんでも右翼に結びつけるな!

ネット戦争 , 左右思想 , 狂ったメディア

昇進を拒絶されて上司を殺した大学教授エイミ・ービショップにしろ、このあいだ国税庁のビルに小型飛行機を突っ込んだジョー・スタックにしろ、今回ペンタゴンのビルで警備員に近距離で発砲して軽傷を負わせ、反対に射殺されたジョン・パトリック・ベデルにしても、まだ詳細も解らないうちから左翼リベラルブログや一部のメディアは犯人達を『過激派右翼』と決めつけ、あげくの果てに反オバマ政権運動のティーパーティーと結びつけて、ティーパーティーが行き過ぎるとこうなる、みたいな報道を始めた。

しかし犯人が残した遺書から犯人像がもっとはっきりしてくると、最初のビショップにしろスタックにしろ今回のベデルにしろ、三人ともどちらかというと左翼的思想を持っていたことがはっきりしてきた。(ビショップはオバマ熱狂者、スタックは反ブッシュ反カトリック教、ベデルは民主党に登録しており、911はブッシュの陰謀といういわゆるトゥルーサーだった。)

とはいうものの、三人とも政治意識が強いというより、その不安定な精神状態から、意味のない理不尽な憎悪を近くにあったものにぶつけたに過ぎず、右翼とか左翼とかいう政治思想が行き過ぎて気が狂ったのではなく、気が狂っているから右翼とか左翼とかの過激な思想に走ったと解釈した方が正しいと思う。

にもかかわらず、こういう単なる気違いの行為を右翼に結びつけて、すぐに右翼を攻撃する左翼のやり方は汚い。

しかし保守派がそういう風にメディアの偏向報道に抗議すると、左翼リベラルは、それを保守派の被害妄想だとか、保守派には心当たりがあるから居心地が悪いのだろうとなどといって、保守派の抗議がいかにも過激派と結びつくかのような報道をする。

本日の左翼オンラインニュース、ポリティコなどはその典型であり、フォックスニュースやトークラジオに煽られた右翼過激派による暴力事件の方が左翼過激派のそれより多いという調査結果が出ていると指摘している。

ポリティコは左翼過激派プログのデイリービーストの著者の、右翼は恐怖心と憎悪を煽って暴力を煽動しているなどという、左翼特有の右翼へのステレオタイプ像を性懲りもなく掲載。ブッシュをヒットラーとか呼んで、911はブッシュの陰謀だったとかいう馬鹿げた陰謀説で人々の恐怖と憎悪を煽ったのはどっちなのかと聞きたい。共和党政治家の家に火をつけて家族もろとも殺してしまえと言ったチャーリー・シーンは左右どっちだったのか、エーコーンや労働組合などの暴力団を使って共和党有権者の投票を暴力で妨害しているのはどっちなのだと。

それを過激派とか暴力とかいうと、なんでもかんでもすぐ右翼に結びつける左翼リベラル。保守派が神経質になるのは当たり前だ!

よく、左翼は右翼や保守派を被害妄想だと批判する。確かに左翼リベラルの汚いやり方に注意を払っていない一般市民からしたら、左翼リベラルの陰謀を指摘する保守派は被害妄想の行き過ぎでどっかおかしいのではないかと思われるかもしれない。左翼リベラルのやり方があまりにも過激であるため、普通の市民には「まさか、いくらなんでも、そんなことはないだろう」と信じられないのは当然だ。

何も知らない人なら、オバマ王はファシストだと指摘している保守派の方が過激に思えるだろう。だが実際に金融企業や自動車企業を国営化してしまったり、健康保険の完全国営化を強制的に押し進めているオバマ王のやり方に注意を払えば、保守派の警告は決して被害妄想でも単なる陰謀仮説でもなかったことが解るはずだ。

過激思想は保守派のものではない。オバマ王が代表する左翼リベラルの考えこそが過激であり左翼暴力を煽動するものなのである。その右翼や保守派は単にその危険性に警鐘を鳴らし、ティーパーティーは左翼リベラル政権による独裁への抗議にすぎない。

ティーパーティーは暴力的な暴動に変化したことはないが、左翼のデモ行進は頻繁に暴力沙汰へと激化する。ワシントンDCで行われた反戦デモの時に、戦争記念碑が左翼連中によって破損されるという例がいくらもあった。ティーパーティーに参加している老人や婦人に暴力を振るっているのは労働組合の暴力団員である。

右翼や保守派を暴力的だの恐怖心や憎悪を煽動するなどと批判する前に、左翼リベラルは自分らの行動を反省してもらいたい。もっとも左翼リベラルのモットーは絶対に反省しないことにあるので、そんなことを期待しても無駄だが。

我々右翼保守派は常に左翼からの攻撃に対して断固対抗する必要がある。何もしないでいると左翼リベラルによって右翼保守の性格づけをされてしまうからだ。だから、暴力事件が起きるたびに、それを右翼に結びつけようとする左翼の陰謀には、そのつど立ち向かう必要があるのだ。(2010-03-07 09:50:48)

アップデート:

苺畑夫妻ともネット仲間のパテリコも、左翼のほうが暴力的な過激派がよっぽども多い事実を沢山例をあげて書いている。時間があったら後で詳細を紹介したいと思うが、英語に自身のある方はご参照のこと。(2010-03-07 10:13:00)

March 7, 2010, 現時間 9:50 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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January 9, 2010

左翼リベラルが自衛の自己責任を恐れる本当の理由

ネット戦争 , フェミニズム , 左右思想

コメンターのBoyFridayさんも指摘しているように、一連の自衛論争で自衛(論)を否定する人たちの根底には左翼リベラルの匂いが漂っている。もし、読者のなかで被害者の気持ちをさらに傷つけたくないという理由で自衛論否定を支持している人がいるならば、はっきり言わせてもらう。あなた方は左翼リベラルの嘘にたぶらかされていると。

誰が投票して選んだわけでもないのに、勝手に被害者の代表だの女性の味方だのを気取って、個々の女性に出来る効果的な自衛を否定する奴らの本心は、女性救済でも女性の地位向上でもない。彼女達の本当の目的は自分らの運動家としての社会的地位を向上させ、左翼の社会主義を促進することにある。

もし、彼女達の本当の目的が女性を救うことにあるのであれば、これ以上女性が強姦魔の被害に合わないような効果的な方法に耳を傾けず、自衛など役に立たないといって最初から自衛の効果を過小評価したり、自衛に関する議論を弾圧しようなどとするはずがない。

彼女たちは「君らの語るような自衛は誰もが実践していることで、今更指摘されるまでもない。」とは言っても、それでは、「もっと効果的な自衛方法を議論し合おうではないか」という提案は絶対にしない。それどころか自衛について議論すること自体が有害だとして、議論そのものを止めさせようと必死だ。

どうして彼女たちはこれほどまでして、個人による自衛行為を否定するのであろうか?

お断り:カカシは『自衛を否定しているのではなく、自衛を説くことによる被害者への攻撃を否定している』という理屈は認めない。私は自衛論が被害者を傷つけるという前提そのものを受け入れない。自衛は認めるが自衛に関する議論は認めないなどという、左翼リベラルの言論規制に従う気持ちも毛頭ないのであしからず。

社会主義は全体主義であり、個人主義の敵である。だから個人の力が強くなることを恐れるのだ。左翼リベラルにとって個々の人々が弱者のままに留まり、自分たちに全面的に頼り切ってくれる状況こそが理想なのだ。市民にやたらに自己防衛などされて、彼らが政府を頼りにしない自立心をもったりしては、市民を左翼リベラルの思い通りに支配することが出来なくなる。

アメリカでリベラル政治家たちが国民保険を押し進めるのも、アメリカ市民から、個人が民間の保険を選ぶなどという選択力を奪いたいからだ。彼らが小銃携帯による自己防衛を忌み嫌うのも全く同じ理由からだ。

左翼フェミニストたちは本気で自衛は効果がないなどとは信じていない。いや、むしろ自衛には多大なる防衛効果があると思っている。だからこそ、そんな効果的な方法で個々の女性らが自分の身を守って強くなるなどということは許せないのだ。そんなことになったら、か弱き女性たちに自分たちだけが頼りにされるという保証がなくなってしまう。

今なら、自分も犯罪の被害者だったから被害者の気持ちが解るといって、あたかも女性代表みたいな顔をしていられるが、そんな奴らを頼りにしなくてもいくらも防犯方法があるなどと一般市民に知られたらそうはいかない。

女性の気持ちを傷つけることになるから、なんてのは一般の心優しい読者をたぶらかせて自衛論を弾圧するための口実に過ぎない。

犯罪の被害者の気持ちを傷つけてしまうかもしれないと思って自衛を語るのを控えている読者の方々に申し上げる。こんな奴らに遠慮する必要はない。

だいたい外野は黙ってろとかいう奴らに聞きたい、いったい誰が内野だとか外野だとか決めたんだよ。誰があんたらを自衛討論の議長に選んだんだよ、とね。被害者だというだけでそういう権威があるというなら、カカシも被害者のひとりとして、自己防衛を否定するなどけしからん、自衛論の討論は奨励すべきだと主張したら、彼女たちはどうするんだろうね?

January 9, 2010, 現時間 2:56 AM | コメント (3) | トラックバック (1)

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November 13, 2009

自称保守ブロガーの偽り

ネット戦争

この間からカカシが拘っている自称保守派のmaximam357なる男(通称マキシム)、私のコメントに長々と返答をくれたのだが、相変わらず自分は保守派だと言い張って引かない様子。しかし、カカシに言わせれば、犬の尻尾を足と呼んでも尻尾は尻尾。いくら保守派と言い張っても、その議論の仕方はリベラルそのもの。そこでどうしてカカシがマキシムがアメリカでいうところのConservative(コンサーバティブ、保守)ではないと思うのか、列記させてもらおうと思う。

私は以前に左翼やリベラルと右翼や保守派の違いとしてこのようなことを書いた事がある。

これは読者の皆様もすでにお気付きのことだろうと思うが、保守派や右翼の人たちは自分達の政治思想を隠したりしない。それどころか「私は極右翼です!」などと誇り高く宣言するくらいで、こうした人たちを間違って「あなたは左翼でしょう」などといった日には何時間にも渡ってどういう理由で自分が右翼であり左翼ではないのか延々とお説教を受けること間違いなしである。

保守派の人にはリベラルと違って信念がある。そして保守派の人々はその信念に誇りを持っているので、それを隠すどころか、機会があれば長々と他人にお説教するというやっかいな癖もある。ところが、マキシムはカカシが何度となくマキシムをリベラルだと「レッテル張り」して「侮辱」しているにもかかわらず、保守派の信念を列記して自分がそれにどのように当てはまるのかという説明をしていない。マキシムによる自分が保守である証拠とは、、

レッテル貼りと言えば、小生をいきなりリベラル呼ぱわりもレッテル貼りといえばそうですよ?そこらの似非ホシュなんかよりずっと保守派のつもりなんですから(苦笑)

ちなみに、米国版ポリティカルコンパスをやってみたら『y軸上でど真ん中からひとコマだけ保守寄り』と言う結果が出ました(笑)どうも小生は米国においては「きわめてニュートラルなノンポリ」になるらしいですね。

が、大抵の日本人はあれをやると左派リベラルになるらしい(笑)いわゆる保守的発言をする人間ですら大抵は。と言う事は小生がいかに「日本においては保守的価値観の持ち主か」と言う事がわかろうと言う物です(笑)

マキシムの言う事が本当なら、マキシムはアメリカでいうところのモデラート(中庸)だということになり、コンサーバティブとは言えないという私の判断は間違っていないことになる。だが、本人は、

確かに小生は右翼でしょう。そして残念ながら、まごうかなたきコンサバティスト、ですよ。

と言っている。アメリカの保守からみれば、日本の保守はリベラルに見えるとしても、それならば日本の保守はアメリカのコンサーバティブとはどう違うのか、日本の保守派とはどういう信念の持ち主なのかという話をするべきである。くだらないポリティカルコンパスなど持ち出して来ても意味がない。(ちなみに私は日本のポリティカルコンパスでは中庸と出た。かなりいい加減!)

このように、ベストエビデンス、つまりもっと適切な証拠があるのに、二次的な証拠を持ってくるやり方は相手をはぐらかしているようにしか見えない。ここで、また以前にカカシが左翼の二枚舌として紹介した左翼の議論の仕方(C)限りなき漠然とした複雑な言い方を思い出していただきたい。

左翼連中は絶対に自分の考えていることをはっきりと他人が理解できるように表現しない。何故ならば、彼等の目的は自分の考えていることを正しく相手に伝えることではなく、相手を限りなく混乱させることにあるからだ。

左翼連中は非常に簡単な質問の答えでも長々と複雑な文章で答える。しかしよくよく読んでいるとのらりくらりと答えを避けただけで何の答えにもなっていない。

私はマキシムに私の書いた事のどこが人種差別なのか具体例を出して提示してほしいと書いた。無論私はマキシムがきちんとそんなことをするとは期待していなかった。どうせ『お前の書いてる文章の全体から人種差別が湧き出ている』とかなんとか言ってごまかすに違いないと踏んでいたのだが、案の定、、、

あきれ果てて物も言えないってのが本音なんですよ(苦笑)

自分が全力でダブルスタンダードでありレイシストである事を表現なさっている方が、自分では其れに全く気づかず、過去に他人に其れを指摘されても全く聞く耳を持たず相手に対する誹謗や因縁で突っ走って来られたとしたら、苦笑する以外にどんな反応をしろと仰るのでしょう(くっくっく…苦笑)

貴女に理性的な議論を期待するほど小生もナイーブでは無いんですよ。
むしろ、これこそ小生にとっての「貴女への至誠」(苦笑)

ヤフーの掲示板の政治トピでこういう輩には何百人と出会ったので、彼がこういう返事をすることは充分に予測していた。相手と真面目な議論をしようとせず、『お前のような馬鹿と議論をしても無駄だ。』といって絶対に事の本随を議論せず、とにかく相手の性格を侮辱するやりかた。リベラルの典型例!

むき出しのアラブの人々への憎悪、劣等民族・犯罪者予備軍と言う決め付け一つとってみても到底「レイシストじゃない」なんて射えませんよねえ。こういえば貴女は、多分更なるアラブ民族への罵詈雑言と「あんな奴等は皆殺しにすべき列島民族、悪党だ!事実なのだ!其れも判らないのか!』と言う憎悪の主観論をぶたれるでしょう。いつものように。そして、アラブ人の「悪行」を並べ立てて、其れを理由に断定なさるのでしょう(嘲)

私はテロリストへの憎悪はむき出しにしているが、一度でも『アラブ民族を皆殺しにすべきだ』などと書いたことはない。他人が言ってないことを言ったといって侮辱するのもリベラルの常套手段。テロリストとアラブ人を混同している自分の方こそ人種差別者なのでは?

さて、前後してしまったが、この話はもともと人種差別という話題から始まったので、ここでも左翼の議論の仕方(B)を復習してみよう。

(B) 既存する言葉の定義の書き換える(Law of tendentious redifinition)

左翼連中はすでに存在している言葉の意味を自分勝手に都合のいいように書き換えるのが得意だ。これにはもともと衝撃的な意味のある言葉の定義を拡大し、元の意味で解釈した一般人に間違った印象を与えるやり方と、言葉の提言を縮小し元の意味で話をしている論敵の説がその言葉にはあてはまらないというやり方や、ごく普通に使われてきた言葉を突然差別用語だと勝手に指定したりするやり方がある。

マキシムは私が特定のグループに所属する過激派の悪行を列記する行為を人種差別と呼んでいる。何度も言うが、ある悪行が特定のグループに所属する人の仕業であると指摘することは人種差別でもなんでもない。列記している悪行が事実である以上、それは事実の紹介でしかない。それに、、

そんな「レッテル貼り」はあらゆる民族があらゆる民族に対して、あらゆる時代に行ってきた愚行に過ぎない(苦笑)悪行を並べ立てて、其れを理由に民族や人種全体を「悪・劣等」と言うレッテル貼りをすることは実に簡単であり、故にその行為、考え方自体が「レイシズム」としていましめられて居るんですよ(苦笑)

私は一度も一部の人間の悪行をもって、その民族や人種全体を「悪、劣等」というレッテルを張った覚えはない。もちろん私がそうしたという証拠があるなら提示しろなんていってみても時間の無駄だからしない。

さて、ここまでは、私はマキシムの議論のスタイルがリベラル的であると語っているだけで、マキシムの思想のどういう面がリベラルなのかという話をしてこなかった。これだけでは、単にマキシムが卑怯な議論をする保守派なだけかもしれないという疑問が残る。だが、思想の面でもマキシムは自分がリベラルであること、いや少なくとも保守派ではないことを証明することを書いている。

人権擁護法とやらについて言及するのを忘れてましたね(笑)

あんなものは所詮「毒にも薬にもならない」ハリボテでしょうに(苦笑)何の意味も無いが故に「恐れるほどの実害も無い」。サヨクの様に「人権」と言う単語を盲目的に有難がるのも馬鹿げているとは思いますが、欧米でネオナチ紛いの連中が一々排斥の一環として「危機」を演出しているのを真に受けて「日本も危ない!」と本気で信じ込むほど御目出度くもありません(苦笑)

妙なアメリカ流リベラルが下品な新自由主義者とつるんで幅を利かせた90年代ならば、
「ラディカルフェミニストや少年刑法犯擁護論者ばかりを利する物になるのではあるまいな?」と言う警戒感も在ったかもしれませんが、幸い、日本人は其処までアホじゃなかった様ですので(苦笑)妥当な所でバランスを取れるものとおもってますよ(苦笑)

大体…反対論者の論を見れば見るほど馬鹿馬鹿しく感じる様では、ある種の特殊な嗜好(重度の人種憎悪や小児性愛等)を持つが故に危機感を感じる人々以外、誰も関心などもちゃあしなくなりますよ(苦笑)

昔のサヨクが連発した「軍靴の足音」並に「全くといって良いほどリアリティの感じられない机上の空論」ではねえ…

人権擁護法で被害を得ているのが「欧米のネオナチ紛いの連中」だけであり、日本のリベラルは欧米のリベラルのように質が悪くないから日本は大丈夫、なんてことを本当に信じている保守派なら、馬鹿がつくほどお人好しだと言うしかない。

イギリスやカナダではすでにこの悪法によって、極一般の市民が外国人の暴力沙汰を指摘したというだけで人権迫害の疑いで裁かれたりしているというのに。日本だけは大丈夫だなんてよくそんな暢気なことを言っていられるものだ。日本には権力を悪用する左翼は存在しないというのか? 仮に現在の日本にはそんな悪どいリベラル役人が存在しないとしても、一旦役人に多大なる権力を与えてしまえば、後にあくどい奴が出て来てこの法律を悪用しないと誰が言えるのだ? これは机上の空論などではない。すでに外国で起きている出来事なのである。

だが、私はマキシムがそこまでナイーブな人間だとは思えない。とすればマキシムは、人権擁護法が役人に多大なる権力を与えることを承知の上で、それは良い事だ思っていると解釈できる。政府の力が強力になることを望む人間は日本でも保守派とは言い難いのではないか?

ましてやアメリカでいうコンサーバティブでは断じてない!

カカシが最初に指摘したように、犬の尻尾を足を呼ぼうが尻尾はしょせん尻尾なのである。

November 13, 2009, 現時間 1:09 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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November 6, 2009

苺畑カカシは人種差別者、という汚名を拭うために

ネット戦争 , 人権擁護法 , 移民問題

昨日私は日本の保守派の間に存在する人種差別について書いたばっかりだった。それが偶然なことに、「苺畑より」のリファーラルを辿っていたら、リンクもつけずにカカシを「真性なレイシスト(人種差別者)」と批判しているブログを見つけてしまった。

Gaspard de la nuitというブログの著者maximam357(略してマキシムと呼ばせてもらう)は、カカシを無関係なところで、しかもカカシが書いてもいない内容を鍵括弧に入れて、あたかもカカシが生粋の人種差別者であるかのように書いている。ミスター苺は、リベラルの連中は保守派を人種差別者扱いするくらいしか能がないんだから放っておけというが、ちょっときになることがあるので書いておこう。

マキシムのエントリーでカカシが引き合いに出されたのは、オーストラリアでフィリピン人が日本人と間違われて白人のオーストラリア人に殴り殺されたという事件について、それに怒る日本の保守派は彼ら自身が人種差別者なのだから批判する権利などないだろうという主旨のもの。

そこで、マキシムはユアーストゥルーリー苺畑カカシが人種差別者でアンチ移民の保守派の典型的な例ということで引き合いに出している。

確かに酷いしあらゆる意味で「オージー馬鹿じゃないの?」と言う話に違いは無いが、此処で、我が国のネット雀連中が「それを言う資格」があったか・・・と言うと実は微妙な気もするんだよね。

...そのオージーの低脳な人種差別っぷりの代名詞とも言えるクロナラ暴動(ヨルダン系移民の人々を極右白人集団が襲撃して回った)はネットで紹介されて有名だけど、古森のオッサン御推奨ブロガーの苺畑カカシ姉さんなんかは、このクロナラ暴動全面支持で、「アラブ移民をブチ殺して清浄な白人のオーストラリアを取り戻そうとする愛国者」と言うトーンでオージーを礼賛してた訳なんだけどね(苦笑) そして、移民・ガイコクジン参政権反対の絡みで、その苺畑女史のヒステリックな「反移民」論をさんざん援用してたのもネット雀の皆さんじゃあなかったのかいな?(苦笑) そりゃまあ、確かに日本に「大量移民」とか「ガイコクジン参政権」が良いかっていやあ、「少なくとも現状の日本では時期尚早」と言う意見は解るし、内容に関しては納得する事も多い。 けど、苺畑さんみたいな真性レイシストを援用してどーするのよ、そこで(苦笑)

他人をレイシスト呼ばわりする割には、マキシムのオーストラリア人に対する人種差別偏見が満ち満ちているこの文章は読んでてかなり気色悪い。

クロナラビーチでの暴動は「ヨルダン系移民の人々を極右白人集団が襲撃して回った」という説明は正しくない。当ブログでも何度となく紹介しているように、イスラム系移民(特にレバノンやヨルダン経由のパレスチナ人)による暴挙は他のヨーロッパ諸国でも深刻な問題になっている。オーストラリアでもイスラム系移民による犯罪は手の付けられない状態となっている。イスラム系移民に集団暴行を受けた女性に対し、悪名高いオーストラリアのイスラム師教がバーカを着ていない女は、布巾のかかっていない肉のようなもので強姦されても自業自得だなどと平気で言うような背景がすでにあった。

特にクロナラビーチではこの暴動が起きる以前にも何度も地元の人々がイスラム暴徒によって暴行を受けていた。浜辺には「ここは俺たちのビーチだ、オーストラリア人は来るな」というような看板まで張られていた。ついに度重なる暴挙に耐えきれなくなった地元白人達の怒りが爆発した形であのような暴動が起きたのだ。単に平和に浜辺で甲羅干しをしていた移民が白人崇拝主義の白人達に一方的に暴行を受けたというような単純な事件ではない。

カカシがクロナラビーチの暴動について書いたのは、2006年の12月、オーストラリアのクロナラビーチで行われるはずだったビキニマーチが、イスラム教過激派の脅迫にあって中止されてしまったという話をする際、その背景にあった一年前の暴動について説明する必要があったからである。

このビキニマーチの執行日はもともと12月9日に予定されていたが、これはシドニーのCronulla海岸でおきた暴動からちょうど一年目にあたる週末だったのである。一般にCronulla riot と呼ばれる暴動のきっかけとなったのは去年12月に浜辺を歩いていたカップルがイスラム系の十数人に襲われたことから始まる。その数日後、同じ砂浜でサッカーをしていたイスラム系青年数人に注意をした救命隊員がやはり十数人のイスラム系若者に襲われるという事件があった。それまでにも何度かイスラム系の若者によって海岸を訪れる人々が嫌がらせを受けていたようだが、この二つの事件で地元白人の堪忍袋の緒が切れたのかもしれない。

トークラジオのDJやブロガーなどが浜辺を取り戻そうと呼びかけたことから、12月11日、Cronulla海岸には5000人の白人の若者が集まった。 最初のうちは単にお祭り騒ぎをしていただけだった若者たちは、一人のアラブ系男性が数人の白人男性に追いかけられて近くのホテルに逃げこんだのを皮切りに浜辺にいたアラブ系と見られる人々を次々に襲った。若者たちは駆け付けた警察官や救急隊員などにもビールの空き缶を投げ付けるなどの暴行を行い、数人が逮捕された。

その晩から数日後の15日にいたるまで、今度はイスラム系の若者が復讐のため町にくり出し、商店を破損させたり行き交う人々に襲いかかったりした。キリスト教の小学校に銃弾が打ち込まれ、最後にはキリスト協会が4つも焼かれてしまった。

私は暴動という行為自体を正当化するつもりはない。そういうことを意識してこの話を書いたわけでもない。ただ、このような暴動が起きるまでにはそれなりの理由があった。オーストラリア政府がイスラム移民の犯罪をきちんと取り締まり、地元市民の安全を保証していれば、このような暴動は防げただろう。フランスで何週間も続いたイスラム系移民たちによる大暴動を考えると、クロナラビーチの地元民の不満が爆発した理由も理解できる。そういう面では私がこの暴動を正当化したといわれれば、それはそうかもしれない。

だが、犯罪を起こす移民の行為を批判し、政府がそれらの人々を厳しく取り締まるべきだという主張と、移民は全面的に排斥すべきだと言う主張は全く別だ。当ブログを長年ご愛読くださっている読者諸君ならご存知のことだが、カカシは移民に反対などころか、日本にしろアメリカにしろ移民は多いに受け入れるべきだと主張してきた。但し、移民の受け入れ態勢をしっかり整えた上でのことで、という条件付きで。国籍法改正についてのこのエントリーなどがそのいい例。

実を言うと移民問題はカカシにとっては他人ごとではない。何故ならば、カカシ自身が1980年代にアメリカに移住し、その10年後にアメリカ国籍を取得した移民だからである。カカシのアメリカにおける移民法に関する意見は以前移民問題を装う人種差別移民法改正案阻止が共和党の崩壊へとつながる可能性でも述べているが、カカシは移民に対して非常に同情的な立場にあるということを読者の皆様にご理解願いたい。(中略)

しかし私は、国籍法などという末端のことを議論する前に、日本社会は今後移民の受け入れをどのように行って行くつもりなのか、その方針をはっきりさせことの方が大切だと考える。

本人達が意識していなくても移民の受け入れを拒絶する保守派の間には、アメリカでも日本でも他人種迫害の差別意識が少なからず働いている。彼らが明らかな人種差別者であると言っているのではない。だがよそ者には近所に住んでほしくないという気持ちがあることは否定出来ない。

かといって、外国人が無制限に入ってくる事実は治安上も文化上も決して好ましい状態ではない。現に外国人による犯罪は日本でもアメリカでも地元民の犯す犯罪よりも凶悪で頻度は高い。また地元の文化を尊重せず外国の野蛮な文化を身勝手に持ち込む外国人移民による文化の粗悪化も決して無視できない事実である。

しかし、少子化の進む日本において、外国人労働者は必要不可欠。日本人だけでは日本社会はもう成り立たない状態である以上、外国人をやたらに閉め出すやり方では違法移民を増やすだけで何の解決にもならない。

大切なのは、日本の文化を保ちつつ外国人を受け入れる均衡の取れた移民法を作り出すことだ。それには、移住してくる外国人がなるべく早く日本社会に融合してもらえるような体制を日本は整える必要がある。

外人は嫌いだという阻害的な姿勢で、移民を一定地域に隔離して、一般市民とは異なった扱いをしたりすると、今、ヨーロッパ諸国で起きているモスレム移民問題のようなことが起きてしまう。ホストカントリーが自分たちの面倒を見てくれないから、自分たちで仲間を守るという気持ちから、かえって過激な思想が生まれてしまう。

マキシムの口ぶりから言って、彼は私のブログを一度も読んだことはなく、他の人たちが私の書いたエントリーの一部を引用して意見を述べているものを、私の主張と勘違いしたものと思われる。私は人権擁護法には反対だし、外国人参政権にも反対だ。だからそういう意見の保守派の人が私のブログから引用したとしても不思議でもなんでもない。ただ、私の文章を引用した人の意見は必ずしも私の意見と全面的に一致するとは限らないので、その辺を間違えないでもらいたい。

マキシムの読者は多分リベラルだろうから、保守派の私が何を言おうと興味はないだろうが、ま、一応間違いはただしておきたかった。

アップデート:マキシムから返答があったので張っておく。

イラッシャイマセ(笑)御高名はかねがね(苦笑)

自覚なきことは恐ろしい、と言う教訓を改めて頂きました。
貴女ほど優れた反面教師を小生は他にそうは存じ上げません(平伏)

本当、勉強させて頂いてますよ(笑)コモリ氏と言い、貴女と言い…

レッテル貼りと言えば、小生をいきなりリベラル呼ぱわりもレッテル貼りといえばそうですよ?そこらの似非ホシュなんかよりずっと保守派のつもりなんですから(苦笑)

まあ、おきばりやす。ぶぶ漬けでもいかがどすか?(笑)

ま、「人種差別主義者が反移民とは限らず」「移民反対論者が人種差別主義者とも限らない」って事でしょう(苦笑)

カカシ女史は前者、と言う事でよろしいんじゃあないでしょうかしら(苦笑)

日本における『移民反対論』にレイシズム的面が存在することは確かですが、しかし「移民に反対する事」自体は別に人種差別でもなんでもないですよ。制度的・文化的にお互い敬意を払いたいけど国の実情にあわないからお互い「親しき仲にも礼儀あり」で「ホモじゃないんだし男(女)同士で同衾するのはやめましょうよ?」と言ってるだけ、って事もありますしね(苦笑)

小生も「今の日本に移民は時期尚早」と言う立場ですしね。

逆に、一方的にヨルダン移民の人々・モスリム移民に対するネガティブな印象操作に狂奔なさる人こそ、「移民賛成であろうが人種差別・イスラムフォビア」と言われてもシャー無いんじゃないっすかぁ?(苦笑)

大抵の人種差別主義者は「あいつらの方が悪いんだ!俺達は悪くない」って言いますしね。と言うより「汚名」だと言う認識がおありとは驚きですよ(嘲)それだけコテコテの民族憎悪にとりつかれてらっしゃるヒトがぁ(笑)

世界の驚異ですね(笑)

あ、小生は「移民反対論者でメールショーでレイシスト」ですよ?多分ね(笑)

そこ等のひ弱な根性の自称ホシュよりずっと日本保守!を自認してますし(苦笑)

November 6, 2009, 現時間 10:04 AM | コメント (1) | トラックバック (0)

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October 9, 2009

悩むオバマ王、何故オバマ王は決断できないのか?

ネット戦争 , 狂ったメディア , 独裁者オバマ王の陰謀 , 防衛

アフガニスタンに増兵すべきという現場の軍人、マッククリスタル将軍の推薦があってからすでに数週間が経つにも関わらず、オバマ王は未だにその案を吟味中だという。その間に米軍はアフガニスタンにおいてゲリラからの攻撃に圧倒されて8人の戦死者を出すという悲劇を生んでいる。オバマの決断が長引けば長引くほど、アメリカ兵の犠牲は高まるばかりであろう。

こんなことを書くと、ブッシュ政権時代にはたかが数千人の戦死者でつべこべ言うな、とか言っていたくせに、オバマ王の代になったら急に8人でも戦死者の数が多過ぎると言うのは偽善ではないかと言われそうだが、戦死者の数が多過ぎるか少な過ぎるかというのは、その犠牲を払う事に寄る見返りがどれだけのものなかに関わってくる。千円という値段が高いか安いか、それは、その千円で何を買うかによって違ってくる。タバコ一箱が千円なら高いが、それがハンドバッグなら安いということになるのと同じだ。

ブッシュ時代に始まったアフガニスタン戦争もイラク戦争もテロ退治をしアメリカの国土を守るという目的があった。私がこのくらいの戦死者は少ない方だと主張していたのは、アメリカの国土保証、ひいては世界の平和を守るためならば、多少の犠牲は止む負えない、仕方ないという立場からの発言であった。

しかし、オバマ王がアフガニスタン対策をどうするかと優柔不断な態度を取ってる間に出る戦死者の数は一人でも多過ぎる。何故ならこれらの犠牲によってアメリカが得るものは何もないからである。

何故オバマ王は自分が特別に任命したアフガニスタン戦争総司令官のマッククリスタル将軍の意見を素直に受け入れることができないのであろうか? イラク戦争には反対でもアフガニスタン戦争はやる価値があると考えている人は少なくない。911同時多発テロに直接関与したテロリストはアフガニスタンのタリバンが擁護していたアルカエダのメンバーであり、そのタリバン退治の戦争は当然の成り行きだ。それを途中で見捨てるのは、多くのアメリカ人が承知しないだろう。

ブッシュ時代にはアフガニスタン情勢は安定しているようにみえた。時々小競り合いがあったりはしたが、特にこれといった悪いニュースは聞こえてこなかった。それがオバマ政権になった途端に戦況は悪化の一途をたどっている。これはオバマにとっても都合が悪いはず。それが勝利へと戦況を好転させる方法があるというのに何を迷う必要があるのだ? 国内ではまだまだ不況はひどくなるばかりだし、オバマが始めたはずの健康保険改正案も完全に民主党議会に乗っ取られてしまい国民を怒らせるばかりだし、オリンピックの件ではわざわざコペンハーゲンまでいって赤恥をかいたし、このへんで何か成果を上げなければノーベル平和賞なんてもらっても、単に世界の笑い者になるのがオチだ。

だが、オバマには簡単にアフガニスタン勝利を選べない理由がある。それは、オバマが大統領になるために支持を仰いだ反米極左翼支持者たちとの約束である。

オバマ王が選挙運動をしていた時は、まだイラク戦争の好転は明らかではなかった。それでオバマは自分が大統領になったらイラクから即撤退しアメリカ軍によるイラク戦争大敗を保証すると約束して、反アメリカ軍主義の極左翼たちの支持を仰いだ。ところが、選挙運動中にイラク状況は急激に好転し、ずっと反戦だった主流メディアですらブッシュの新政策の成果を報道しないわけにはいかなくなった。今の状況では米軍の即刻撤退など意味がない。第一やたらなことをして、うまく行ってる戦争を台無しにするような行為は、いくらオバマ王でもまずいと考えたに違いない。

イラク戦争に負けることが出来ないとなると、反米軍主義極左翼へのご機嫌取りに何か別の戦争に負けなければならない。となればブッシュが始めたアフガニスタン戦争に負けること以外オバマには道がない。

もっともアフガニスタン戦争がオバマの新作戦によって好転すれば、それによって得られる国民からの支持は、一部の極左翼からの支持よりも大きいのではないかとも考えられる。この際極左翼など裏切って国のためになることをした方がオバマ王の大統領としての権威を高めることになるのではないか?

問題なのはオバマにはそんな悠長なことを言っている時間がないのだ。オバマが今すぐマッククリスタル将軍の推薦通り、増兵と新作戦を始めたとして、必要な人員や軍事用品などの準備には数ヶ月かかる。そして作戦を実行しその成果が出始めるのは少なく見積もっても一年半後くらいになるだろう。一年半もかかっていたら2010年の中間選挙に間に合わないのだ。

今オバマがアフガニスタン増兵を実行すれば、極左翼は次の選挙でオバマを見捨てるだろう。そうなれば、オバマは民主党議員の議席を大幅に失い、共和党に与党の座を奪われる可能性がある。そんなことになったら一年後にアフガニスタン戦争に勝ってみてもオバマとしては意味がないのだ。

となればオバマの決断は簡単だ。反戦派の極左翼に迎合してクリスタル将軍の推薦は却下するしかない。だが、あまりにもおおっぴらに却下すれば、一般のアメリカ市民からの支持を大幅に失う可能性がある。そうならないためには、オバマ王は表向きは将軍の推薦を受け入れたと発表し、実際には増兵に必要な対策について長々と討論をして時間稼ぎをし、人々の関心が薄れた頃を見計らって、徐々にアフガニスタンから撤退することになるだろう。

反米極左翼の連中には「心配するな、表向きは増兵、実際は撤退、お前達を裏切りはしない」と得意のジェスチャーで応えればいいのだ。

October 9, 2009, 現時間 10:20 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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June 9, 2009

グォンタナモ収容所を閉めてはいけない理由

ネット戦争 , フェミニズム , 対テロ戦争

小山のエミちゃんが私の反論に反論しているのだが、あまりにもこじつけのような反論だし、時差ぼけでやたらにやり合う元気は今ない。グォンタナモ収容所閉鎖について、保守思想のマイク・ロスさんが、エミちゃんのコメント欄で貴重な情報を提供してくれているので、そちらのほうを紹介しておきたいと思う。

でもその前に、彼女の前置きについてひとこと。

わざわざクレタ島(クリートは英語読みで現地語ではクリティに近いらしいのだが、日本語ではクレタで定着しているのでそう表記する。現地語読みするのも日本語として定着した読みをするのも良いと思うけど、第三国の発音でカタカナ表記するのは変だと思う)でバケーション中にわたしの相手なんてしなくていいのになぁ。クレタ島で過ごせる貴重な時間がもったいないでしょ?

昨日、日本に居る父に「クリート島ってとこに行ってたんだよ。」と言ったら「そんな島は知らんなあ、、クレタ島のことかな? だったら第二次世界大戦で海上大合戦のあった島だが、、」と言われて、はじめてクリート島のカタカナ表記はクレタ島だということを知ったカカシであった。(言っとくが、私はクレタ島に遊びに行ったのではないからね。)クレタ島をクリート島と表記したのは、英語ではそう表記されてるからだし、現地の人の発音もそれに近かった。外国住まいのカカシが日本語のカタカナ表記を知らなかったからってどうってことないでしょう。こういうくだらないことを重箱の隅をつつくみたいにほじくるからリベラルは嫌いよ。では本題。

先ず、水攻めにあった三人の収容者がどのような人物であったのかという件について、マイクさんはウィキペディアを引用してこのように説明している。

Wikiによると、水攻め(Waterboard)されたのはカリー・シェイク・モハメッド(Khalid Sheikh Mohamed)とアブー・ザバヤハー(Abu Zubayahah)。この二人がテロリストではなく、テロ支援者の疑いで捕まっただけでしょうか?

紹介されたウィキによれば、カリー・シェイクは911攻撃陰謀を企てた首謀者であり、1993年の貿易センター爆破事件を初めバリのナイトクラブ爆破事件、未遂で終わった2002年のロサンゼルスバンクタワー攻撃計画、アメリカン航空爆破計画、ダニエル・パール記者斬首虐殺事件などにも加担していた事実を認めている。この事実は911調査報告書に記載されているという。ちなみにオバマ政権が公表したCIAの取り調べ法に関するリポートには、取り調べによってどれだけ貴重な情報が得られ、危険がテロ計画が未遂で阻止された事実は一切隠されていた。

もし、テロリスト=自爆で死んだ人の定義であれば、確かにテロリストではありませんが、テロリスト=テロの計画にかかわった、もしくはテロをプロデュースした人の定義でいけば、彼は立派なテロリストです。

また、彼は”戦場”で捕まった。そして、私服で戦闘にかかわったとなると、第二次世界大戦のルールで行けば、その場で射殺されても国際法上問題が無かった人物です。

小山エミやリベラルが解っていない、もしくはわざと解らない振りをしている大切な事実は、グォンタナモの収容者は単なる犯罪容疑者ではなく、不正規敵側戦闘員として捕虜となったテロリスト達なのだということだ。

もし、アメリカが敵国と戦争して敵側の正規軍の兵士を捕虜にした場合、個々の兵士の罪が裁判にかけられるということは先ずない。しかし正規軍の兵士は捕虜としてジュネーブ協定によりその人権も保証されている。

だが、不正規戦闘員の場合はそうした権利は全く保証されていない。彼らは単なる犯罪容疑者でもなければ、正規軍の捕虜でもない。だから普通に民間の裁判で裁かれるべき人間ではないし、だからといって証拠不十分などという理由で解放するわけにもいかない。母国が引き取ってくれなければアメリカ政府が半永久的に拘束する以外にない危険人物ばかりなのである。

ジュネーブ協定に関するエミちゃんの誤解について、マイクさんとエミちゃんのやり取りを読んでみよう。

エミ:兵士はジュネーヴ条約に基づいて捕虜として扱われるべきで、グアンタナモのような扱いは許されません。第二に、理由があって連れて来られたのかどうかは裁判で明かされるべきで、その裁判を受ける権利を否定するのは認められません。

マイク:ジュネーブ条約を読んでください。Guantanamoで収容されている捕虜は対象外です。また、このような人たちは犯罪者として取り扱われるのではなく、処刑される位置づけの人たちです。すなわち、生きている事自体が”恩赦”である存在です。アメリカは現地に引き渡すと殺される存在に対して慈悲をあたえ、リスクをとってまでしても一部を自由にし、リスクをとりたくない、もしくは受け入れ先が無いのが現在残っているわけです。選挙で政治家として発言したオバマ氏でさえ、ブッシュと同じ判断に至っています。

エミ:あの、だからさ、わたしはかれらは犯罪者もしくは捕虜として扱われるべきだ、と主張しているの。犯罪者なら公正な裁判を受ける権利があるし、捕虜ならジュネーヴ条約の保護を受けます。そのどちらでもないと決めつけたのはブッシュ政権であって、わたしじゃないですよ。

マイク:権利のない人を権利のある人同様に”犯罪者”として扱う事は危険です。その為にジュネーブ条約が有ります。あなたはジュネーブ条約を盾にした意見を述べていますが、同時にジュネーブ条約を無意味にしています。その矛盾を理解していただけないのなら話は前進しません。どちらでも無いと決めつけているのはブッシュ政権ではなく、ジュネーブ条約です。一度ジュネーブ条約を読んでみてください。

ジュネーブ協定を強調していながら協定の内容を理解していないエミちゃん。自分で下調べをせずにリベラルトークショーホストの受け売りで物をいうからこういうことになる。

また、こういう人間たちをアメリカ国内の刑務所に収容することの危険性についてもマイクさんはこう説明する。

すでに釈放されている人口のうち、7人中1人は釈放された国でテロを行っています。これまで、テロ容疑でアメリカ国内で逮捕された人は獄内でリクルート行為を行い、その結果、未遂に終わっているが、国内でのテロ事件はこの人たちによって計画され、実行に移されている。

罪が無い人がテロのレッテルをはられる事は問題かもしれないが、Guantanamoにいる囚人はテロに関与していると断言しても良いほどテロに関わってきた人たちだ。その人たちをアメリカの犯罪者と一緒の環境においても良いと言う考え方に問題があるとおもいますが、いかがでしょう? それとも、囚人の家族には説明しなくても良いと?

エミちゃんはテロリストが国内の刑務所に収容された場合の脱走の危険しか考えていない。だが、危険なのは脱走だけではない。

これらテロリストがアメリカ市民の犯罪者をテロ集団に勧誘する可能性も考えなければならない。刑務所で知り合った釈放間近の収容者をスパイに使う可能性もある。また国内に収容すれば、国外では与えられなかったアメリカ国内の法律がテロリストにも当てはまるという議論が生じる。そうなれば、テロリスト仲間の弁護士などを通じて国内でのテロ作戦が実行に移される可能性は大きい。

また、テロリストでも重要人物が何処の刑務所に収容されているかが公になれば、テロリスト仲間による刑務所攻撃テロも充分に考えられる。地元の人が反対する理由はこの危険性を恐れてのことである。

グォンタナモは閉鎖すべきだ、テロリストは国内の刑務所に移すべきだ、と言うのは簡単だが、そうした場合に起きる国土保証に危険を及ぼす大きな弊害についてエミちゃんをはじめ、リベラル連中は全く考えていない。人権がどうの自由がどうのと大騒ぎする割には、アメリカの自由もアメリカ人の人権も踏みにじろうとするテロリストによる攻撃には全く無頓着なリベラルたち。

エミちゃんは以前に、ブッシュ政権時代の取り調べ法は憲法違反だと書いていたが、これには全く根拠がないばかりか、完全な誤りである。エミちゃん風に言えば「嘘」である。それにういてマイクさんの説明はこうだ。

”水攻め=拷問”とするにはまず、拷問を定義しなければなりません。人の命を助ける目的で水攻めなどの行為を行う事は”拷問”ではないと判断されています。すなわち拷問の”Intent”がなければ拷問ではない。これがアメリカ法務省が下した結論です。この結論に基づいて政府の役人が業務を遂行した。それを後からリベラルの方々は”犯罪”扱いにしている。何を根拠に? 人の命を守るため、法の範囲内の行動を行った人を裁判に引きずり出し、人生を破壊し、どのようなメリットをMacskaさんは得られるのですか?

すべてのやり取りを読んだわけではないのだが、きちんと事実調査をしているマイクさんに比べ、いかにエミちゃんが印象だけで事実に基づかない議論をしているかが解る。

June 9, 2009, 現時間 2:55 AM | コメント (2) | トラックバック (0)

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ムーブオンはサイト管理に責任がないって?

ネット戦争

小山のエミちゃんが私の反論に反論しているのだが、反論があまりにもナイーブなんでまた反論なんてだるくてやる気しないんだけど、この件だけはちょっと書いておこう。

カカシ:ファシストをファシストと呼んで何が悪い? だいたいブッシュをヒットラーとなぞらえるような選挙運動やってた党が、いまさらこんなことをいう資格はないだろう。

エミ:うわー、いまだにそんなデマ言う人いるんだ? これはもうずっと前に保守メディアで騒がれた話で、どういう経緯かというと、MoveOn.orgという団体が優秀作は実際にテレビで放映するという形で「ブッシュ政権に反対する30秒コマーシャルコンテスト」を実施したところ、数千件もあった応募作のうち二つだけブッシュをヒトラーとなぞらえるような内容のものがあったのね。このコンテストでは、YouTubeと同じようにユーザがビデオを自由にアップロードできるようになっていて、その中からMoveOn.orgメンバーの投票で優秀作が選ばれることになっていたのだけれど、主催者による検閲がなかったために不適切な内容のビデオもいくつか掲載されてしまったというのが事実。もちろん、「ブッシュをヒトラーとなぞらえるのは不適切だ」という指摘がすぐにあり、それらのビデオは主催者によって速やかに削除されたけれど、それを保存していた人がいて、保守メディアで繰り返し放送された。

不適切なビデオが投稿されることは当然予想されたことで、内容を確認してから掲載すべきだった、という批判は妥当かもしれない。けれどもこれは、何千件もの応募作のうちの二つでしかなく、内容に気付いた主催者がすぐに削除したのだから、MoveOn.orgが意図的にブッシュをヒトラーとなぞらえるために掲載したわけではない。また、MoveOn.orgは政治資金法上、民主党の選挙対策委員会と戦略を協議することは認められていないから、仮にMoveOn.orgにこの応募作について何らかの責任があったとしても、民主党には何の関係もない話だ。

うわ〜、未だに天下のムーブオンが自分たちのサイトに掲載するビデオの管理が出来てなかったなんて人を馬鹿にした言い訳を信じてるナイーブな人が居るんだ!信じられない!

ブッシュとヒットラーをなぞらえるやり方は左翼の常套手段だったんだけどね、今更なにをとぼけてんだってとこだ。これなんかがいい例。ま、一部の過激派がやったことで民主党が公式にやったことじゃないって言いたいならそれでもいいが、はっきり言ってlameな言い訳。

June 9, 2009, 現時間 12:17 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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January 7, 2008

ジェンダーフェミニストの見分け方

ネット戦争 , フェミニズム

アップデートあり、下記参照。

先日から続いているフェミニズムに関する討論で、macskaさん(ペンネームは小山エミ)はかなりお疲れのようなので彼女の最新の反論を取り上げながら、ジェンダー及びエクイティフェミニズムについて最終的にまとめてみたいと思う。その後でmacskaさんが犯した間違いについて指摘してただしておきたい。

まず、macskaさんは、だいたいジェンダーフェミニズムとかエクイティフェミニズムなどという言葉使いは一般的ではなく、フェミニズムをジェンダーとエクイティに分けるなどという概念自体が存在しないとおっしゃる。

macskaさんがそうお考えになるのは当然だ。それというのも、1994年に哲学者のクリスティナ・ホフ・ソマーズ女史がこれらの言葉とその概念を彼女の著書"Who Stole Feminism"で紹介してからというもの、アメリカのフェミニストたちはソマーズ女史をフェミニズムの敵とみなし、彼女の言葉使いから概念まで完全拒否してきた。ソマーズ女史はフェミニスト大会などへの参加をことごとく阻止され、もし女史が会場に現れようものなら警備員に暴力で追い出されるなどということがずっと続いているのである。フェミニストたちはジェンダーとエクイティーという言葉を否定することによってその概念そのものの存在を否定しようとしたのだ。左翼が大半を占めるフェミニストたちがホフ・ソマーズ女史を「極右といってもいいくらいの保守派」などと呼ぶのも、ホフ・ソマーズ女史が実際に保守派だからというより、極左翼のフェミニストたちからすれば宿敵ホフ・ソマーズは右翼に違いないという理屈になるだけなのだ。macskaさんがホフ・ソマーズ女史を保守派と呼びながら、女史が従来のフェミニストたちを批判したということ以外に保守派思想とする根拠を出せないのがいい例である。

しかしながら、カカシは最初からジェンダー・エクイティという定義が一般的にフェミニストたちに受け入れられているなどとは主張していない。はっきりいってフェミニストがこれらの定義を受け入れる入れないは重要ではないのである。ジェンダー・エクイティの概念は単に現在のアメリカのフェミニズムを説明するにあたりホフ・ソマーズが作り出した定義にすぎず、私はそれに従ってアメリカのフェミニストたちを分析しているだけだからだ。

ジェンダーフェミニズムとエクイティフェミニズムの決定的な違いは全体主義と個人主義の違いである。ジェンダーフェミニストは女性を女性というグループの一員として考え、その目的は女性の地位向上にある。だから女性というグループ全体が冷遇されれば怒るが優遇される場合は大歓迎する。それに反してエクイティフェミニストは女性を一個人として考え、女性も男性と同じ機会を与えられ同じ基準で試されるべきだと考える。であるから不公平な待遇はそれが冷遇であろうが優遇であろうが受け入れない。

私が最初にmacskaさんから「左翼(多分共産主義)のレズビアンフェミニスト」という印象を受けたのも、彼女の言葉の節々からジェンダーフェミニズム特有の全体主義を感じ取ったからだ。これまでの彼女のやりとりや特に前回の私の出した質問への返事でmacskaさんに対するカカシのの第一印象が正しかったと確信した。では私の出した三つの質問を振り返ってみよう。

  • 質問1:大学などの理数学部で女子生徒や女性教授の数が男性に比べて極端に少ないことは、応募者数に関係なく男女差別なので女性の数を増やすべきであると思うか?
  • 質問2:歴史的に迫害されてきた少数民族や女子に公平な機会を与る目的でつくられた、これらの人々への特別考慮をするアファーマティブアクションを支持するか?
  • 質問3:タイトル9によって、学校内で男女同じように運動部が設けられその活躍や規模に関係なく同じ予算をあてがわれなければならないという法律を支持するか?

これらの質問に共通している点は女性を女性という団体の一メンバーとしてみるか、それとも女性を一個人として見るかということだ。質問1で、もしも女性の数が圧倒的に少ないのが男女差別が原因だとは限らないと思うなら答えはノー。質問2は明らかに女性優遇をするシステムを支持するかしないかという質問なのだからジェンダーならイエス、エクイティならノー。質問3のタイトル9は女性優遇男子抑圧の典型的な法律だから、女子優遇を支持するジェンダーならイエス。不公平な優遇を支持しないならノー。

こんな単純なイエスかノーかの質問をmacskaさんはこのように誤魔化して答えようとしない。

イエスかノーかと迫る時点で、既におかしいのよ。例えばある学部で女性が少ないだけで差別があるとは言えないけれども、かといって人数の違いは生まれつきの特性の差であって差別は存在しないと決めつけるのもおかしいでしょ。具体的に調査を行なうなり当事者の生の声を聞くなどして、差別の問題があれば対処していくべきじゃん。

 あるいはアファーマティブアクションだって、必要な場合もあれば不必要な場合もあるだろうし、必要だとしてもさまざまなやり方があるわけ。例えばブッシュ大統領はいわゆるクォータ制やポイント制には反対だけれど、テキサス州知事時代には「どの公立高校であってもトップ10%に入る生徒には州立大学への入学を認める」という措置を実施していて、実質的にこれは貧困などの理由で全体的に成績が低い地域の学校に通う、その中では比較的優秀な生徒を救済しているわけ

数が少ないだけで差別があるとはいえないというなら、それ以上の説明は必要ないはず。それでもどうしても説明をつけたいなら、男女の学力審査が均一である限り答えはノーとすればいい。アファーマティブアクションは男女間においては完全に女性優遇のシステム。この場ではそれ以上の説明は必要ない。

macskaさんが単に男女平等を求めるエクイティフェミニストであれば答えは非常に明白なはず。それをごちゃごちゃ言い訳をして答えようとしないのは彼女自身、自分がホフ・ソマーズのいうジェンダーフェミニストだということを十分に承知しているからだ。しかしすべての質問にイエスと答えてしまえば読者が彼女をどう解釈するか分かっているから答えをはぐらかして自分が本当は何を信じているのか隠しているだけだ。macskaさんはこの手の議論は何度もしているとみえてやり方に抜け目がない。

読者の皆様はもうお気付きだろうが、macskaさんは私が彼女のことを左翼だの共産主義者だのレズビアンだのと呼んだことに関して「自分はそうではない!」と何度もヒステリックに怒鳴ってはいるが、ではいったい自分は何を信じているのかという説明を一度もしたことがない。つまり、左翼とはこういうひとたちのことをいうが、私の信じるのはこういうことで左翼とは全く違うとか、マルクス主義フェミニストはこういう方針だが、ここが私と彼女たちとの決定的な違いだとかいう説明がない。自分はポリティカルレズビアンは嫌いだとは言ってるが、どうして嫌いなのかという説明はしていない。

macskaさんが明かにしないのは自分のフェミニストとしての姿勢だけではない。私は最初に彼女がバックラッシュという本の宣伝ブログの経営者のひとりであることを知った時、彼女も著者のひとりなのだろうと思ったのだが、アマゾンに載っていた宣伝には著者の名前が四人しかなく、彼女らしいひとはいなかったので思い違いだったのかと思っていた。バックラッシュの話題がのぼった時もmacskaさんはバックラッシュについて自分が関わった本とは書いていたが自分が共著者であるという事実あきらかにしなかった。

自分の書いた著書を自分で宣伝することが悪いことだとは思わない。いやむしろ資本主義と自由市場を信じるカカシはそういうことは大いにやるべきだと思う。だが自分で書いた著書をあたかも他人が書いたかのように言ってほめたたえるやり方は感心しない。

では最後にmacskaさんが先のエントリーでおかした間違いとおかしな点をいくつか指摘しておこう。以前にmacskaさんは私の間違いを丁寧に指摘してくださったので恩返しである。

  • 間違い1:リベラルの政策は減税と小さい政府。

    今のアメリカの政治界でこんな非常識なことをいう人はいない。リベラルの英雄であるルーズベルト大統領の時代からリベラルの政策は政府が国民の面倒を見るためにその権限は拡大されなければならないというもの。国民年金を最初にはじめたのもルーズベルト大統領だし、現在国民健康保険などをすすめているのもリベラルの政治家たちである。年金を民営化しようなどという話をするのはいつも保守派で、税金をあげないと約束して上げたパパブッシュが大統領選挙の二期目にクリントン候補にまけたのは有名な話。クリントン大統領の時代に税金は大幅にあがった。減税と年金民営化をとなえてリベラルのゴアに勝ったのは今のブッシュ大統領。こうしたことを考えればリベラルが減税と小さな政府を政策としてるなどという考えがどれだけ非常識かがわかるはず。

  • 間違い2:デイビッド・ブロックはゲイだとばれて保守派に見放された。

    こんなとんでもないデマを流しているのは左翼ブログくらいしかない。それを信じてるmacskaさんが左翼なのもこれで明白。ブロックの男色趣味は彼が"Real Anita Hill"を書いていた頃から保守派の間でそれを知らないひとなどなかった。macskaさんは保守派は男尊女卑で人種差別者で同性愛恐怖症だと思い込んでいるからこのようなでたらめを信じてしまうのだ。ブロックが保守派に見放されたのは第2作の"The Seduction of Hillary Rodham"(ヒラリー・ロダムの誘惑)を書いている取材の途中でブロック自身がヒラリーに魅力に誘惑されてしまい、ヒラリーを攻撃するための本がヒラリーをたたえる本になってしまったため、保守派の評論家から叩かれて一気に人気を失ったことをすねて保守派評論家に八つ当たりしたのが原因だ。

  • 間違い3:NOWがタリバン批判をやめたのはタリバン政権崩壊後のことである。

    NOWがタリバン批判をやめたのはアフガニスタン戦争が始まった時であり、タリバン崩壊後のことではない。それにNOWはあれほどタリバン政権に関してブッシュが何もしていないと批判していたのに、いざブッシュ政権がタリバンと戦うことになった時ブッシュ政権を応援しなかったのはなぜだ?あれほどひどい女性迫害政権がブッシュ政権によって崩壊されたのにブッシュ政権やアメリカ軍隊にお礼の一言もないのはなぜだ?

    アフガニスタン戦争を声高に支持しているフェミニストといえば元NOWのメンバーで今はNOWの批評家となったタミー・ブルースくらいだろう。

    それに現在でもタリバン政権は崩壊したがタリバンは滅んでいない。macskaさんは今でもタリバンが北アメリカ同盟の軍隊に執拗にテロ行為をして攻撃を仕掛けている事実をしらないらしい。アフガニスタンを追い出されたタリバンは今度はパキスタンに潜入してパキスタン市民の身を脅かしている。パキスタンで起きる女性弾圧や女性迫害行為はタリバンの影響を大きく受けているのだ。タリバンへを糾弾する理由はまだまだある。

  • 間違い4:フェミニストがイスラム教を批判する理由はない。

    あのー、だからなんでフェミニストはイスラム教を批判しなくちゃいけないんですか? キリスト教についてだって、キリスト教の教義を口実に女性の権利を侵害するような個別の行為については批判したとしても、キリスト教自体が問題であるとか言い出したらおかしいでしょ。同様に、イスラム教だって女性の権利を侵害するような個別の行為を批判することはあっても、イスラム教自体を批判する必要なんてどこにもないのでは。

    macskaさんは以前に『NOW がタリバンやイスラム教原理主義による女性迫害を取り上げていないという点も、まったくのデタラメ。』といっていたのに、それがでたらめでないことをカカシが証明したら、とたんに『どうしてNOWがイスラム教批判をしなくちゃならないんですか』と開き直ってしまった。

    女性弾圧がイスラム教の名のもとでされていればイスラム教もしくはイスラム教徒を批判するのは自然だ。特に政権がイスラム教徒でありその国の法律がイスラム教をもとにしたものであればなおさらではないか?例えばサウジでは強姦された女性がむち打ちの刑に処せられ、彼女の女性弁護士までも弁護士資格をとりあげられるなどの弾圧を受けている。イランでは兄弟に強姦されて妊娠した12歳の少女がイスラム教の名の下に石打ちの刑に処せられている。キリスト教国家でこのような国がひとつでもあるというなら教えて欲しい。女性の人権を守るはずのフェミニストがこれらの女性への暴力に沈黙を保つのは何故だ?NOWにはいくらでもイスラム教やイスラム教政権を批判する理由がある。

アップデート:2008年1月8日現在

NOWが対テロ戦争が始まって以来ほとんどイスラム圏の政権を批判していないという話を昨日したばかりだったが、今日NOWのホームページにいってみたら今月4日付けで上記のサウジの件について批判が載っていた。(対テロ戦争が始まってからのイスラム批判は数えるほどしかない。しかもこの記事の前のイスラムに関する記事は2005年にさかのぼらないとみつからないし、それすらも批判的とはいいがたい。)ほ〜ら、NOWはちゃんとイスラム批判をしているではないかと喜ぶのは気が早い。この事件が起きたのは去年の11月半ばのことで、その時にNOWがこのことを批判しなかったとして周り中から叩かれており、私もそのことを米フェミニストの偽善を暴いたモハメッドという熊のぬいぐるみで12月4日にタミー・ブルースの記事を基本に書いている。つまりNOWは周りからたたかれてはじめて批判の記事を書いたというわけだ。しかも、サウジ政府はブッシュ政権の同盟国だというブッシュへのジャブを忘れないところがさすがである。(裁判では、06年3月に集団暴行を受けた女性(19)が、親族でない男性と会っていたとして、禁固6カ月とむち打ち200回の刑を言い渡された。この判決が欧米メディアで報道され、国際社会から非難が集中。アブドラ国王は07年12月、女性の恩赦を決定した。CNNより)

アップデート2:ひょんなことからバックラッシュの批評を書いているブロガーさんを発見した。彼の批評を読んでいて私の解釈が完全にあっていたことが証明されたので非常にうれしい。私は以前に下記のように書いた。

アメリカのフェミニズムでもそうなのだが、女性運動のはずなのに、性(セックス)に関する話題がやたらに出てくるのはなぜなのだろう。だいたいフェミニズムにトランスジェンダー(性転換手術を受けた人)だのmacska教授専門のインターセックス(男女両方の性器を保持する人)だのレズビアンの話が出てくること自体不思議である。しかしこれがジェンダーフリーの「フリー」が性別を無視するとか超越するという意味だと解釈すれば多いに納得がいく。

つまり、人間には持って生まれた女性らしさとか男性らしさというものがあるのではなく、性器によって社会がその役割を押し付けることから違いが生まれるという考え方が根本にあるため、自分の性に混乱のある人たちの意見が注目されるのではないだろうか。

下記は人権・男女共同参画・性etc.の管理人のBruckner05さんによるマルクス主義フェミニストの上野教授への批評である。(ちなみにBruckner05さんはジェンダーフリーへの批判も分かりやすくまとめているので、ご参照のこと。)

■破綻したジョン・マネーの「双子の症例」にしがみつく上野教授, 2007/8/14

 今やすっかりその破綻が暴露されたジョン・マネーの狂気の人体実験「双子の症例」を鵜呑みにして、「ジェンダーはセックスから独立」説を展開したのが「差異の政治学」論文だ。「双子の症例」の失敗が明らかでなかった時期に書かれたという言い訳は成り立たない。本書は2002年の刊行である。その時期すでに同症例の失敗は暴露されていた。

 同じジェンダーフリー派の伏見憲明氏が1997年刊行の『<性>のミステリー』(講談社)で、同症例の失敗を詳しく紹介して、「性自認や性役割には、ジェンダーよりもセックスが強く作用しているということなのか? 話は再び振り出しに戻った」と、率直に揺れる思いを吐露したのと対照的である。少なくとも本書における上野氏の態度は学問的とはいえない。

 なお、一部に、上野氏は「双子の症例」に一切触れていないと上野氏を擁護する向きもあるが、誤りである。上野氏自身が『バックラッシュ!』(双風舎)所収インタビューで、「双子の症例」が反証されたと知っていた、という趣旨の発言をしているからだ。

 ジェンダーはセックスから独立などしていない。「社会的に作られたから社会的に変更できる」(上野教授)は大間違いである。ジェンダー独立説に依拠して構築された「男女共同参画」の概念も施策も誤りであり、害悪でしかない。

やっばりそうだったのか。

アップデート3:macskaさんこと小山エミは、私がジェンダーフリーのフリーを「抜き」という意味と解釈したことについて、かなり馬鹿げた解釈だという書き方をしていたが、彼女の過去ログからこんなエントリーを発見した。まずは上記のBruckner05さんのジェンダーレスとジェンダーフリーは同義語であることの根拠から。

ジェンダーフリーはジェンダーレスと違うと言うが、ジェンダーフリーの提唱者で、男女共同参画社会基本法の理念作りに中心的役割を果たした大沢真理・東大教授は、「ジェンダーからの解放=ジェンダーそのものの解消」とはっきり書いている。

これに対して小山エミの反論はこちら。太字はカカシによる強調。

 これは、大沢さんがどういう意味で「ジェンダーそのものの解消」と言ったのか、Bruckner05 さんが理解できていないだけ。ジェンダーというのは辞書的には文化的・社会的な性役割や「男らしさ/女らしさ」といったものを指す価値中立的な言葉だけれども、現実にそれは一種の規範として強制力というか圧力を持つわけ。ジェンダーフリーの立場は「性役割の強制はよくない」「男らしさ・女らしさの強制はよくない」というものだけれど、強制力を伴わない「ジェンダー」というのは実質的に考えられない。というか、辞書的な定義はともあれ、現実には強制力を伴う規範的なものが「ジェンダー」として認識されるわけ。大沢さんが「解消」するべきだという「ジェンダー」は、このような規範のことであり、また性別という差異にことさら大きな意味が与えられ違った扱いの理由とされる社会的構造のことでしょ。

 「ジェンダーフリーはジェンダーレスとは違う」というのは、「ジェンダーフリーは(保守派が言うような意味での)ジェンダーレスとは違う」と言っているの。保守派が言う「ジェンダーレス」とは、男と女がみな同じことをしなければいけない社会、あらゆることが50%と50%で分けられなければいけない社会でしょ。大沢さんが求めている社会は、そんなのではないはず。大沢さんの言う「ジェンダーの解消」とは、性別を元とした規範がなく、性別にことさら大きな意味が与えられていないような社会を作ることでしょ。

小山エミの議論の仕方を読んでいて分かったことは、彼女は保守派からの批判をよくよく心得ているため、保守派が好んで使う言葉使いを批判し、あたかも保守派の主張する概念そのものが間違っているかのように読者をはぐらかすということだ。フェミニストたちはジェンダーフリーの「フリー」は性を無視するという意味ではなく性別による偏向や差別から解放されるという意味だと主張する。しかし小山自身が『強制力を伴わない「ジェンダー」というのは実質的に考えられない』と言っている。ということは性別によっておきる男女の差を指摘すること、つまり、男らしさや女らしさを個人に求めること自体が性差別であり偏向・バイアスであり強制だという主張だ。となればBruckner05さんは大沢さんの文章を理解していないどころかその本随をついていることになる。ジェンダーフリーのフリーはまさしく抜き・レスなのであり、ジェンダーフリー=ジェンダーレス=性別無視という意味なのである。


関連エントリー:
エクイティーフェミニストからジェンダーフェミニストへ...
ジェンダーフリー、左翼が幅を効かす女性運動
ジェンダーフリーという神話

January 7, 2008, 現時間 9:48 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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April 3, 2007

女性ブロガーは狙われる! (ほかの女性からだけど、、)

ネット戦争

左翼の女性ブロガーが自分のブログや他のブログで自分に向けられた脅迫を恐れて予定されていた講演をキャンセルするという事件が起きた。このことでワシントンポストなどの主流メディアが注目しネット上での脅迫を批判している。脅迫を受けたのはキャシー・シエラという10代の女性ブロガー。

私は決してネット上の脅迫を擁護する気はないが、この事件で大騒ぎしている主流メディアは右翼女性ブロガーが脅迫され続けてきたこの数年間どこにいたのだ? とカカシは聞きたい。アメリカメディアの左翼偏向は今にはじまったことではないから特に驚きはしないが、右翼女性ブロガーのミッシェル・モルキンや、右翼コメンテーターのアン・コルターがさんざんひどいことをいわれていた時はだんまりを決め込んでいたくせに、ちょっと左翼女性が嫌がらせをされると大騒ぎ。

私自身にも明らかに精神異常をきたしている左翼アラシのストーカーがついている。このアラシは私の実名を某掲示板で暴露し、私の写真やミスター苺の写真を貼付けて、ミスター苺の体型についてここでは再掲できないようなわいせつな内容で何か月にも渡っていやがらせを続けている。しかも性的に嫌らしいことばかり書いているこのアラシはなんと女性なのだから呆れてしまう。

しかし女性ブロガーに性的な嫌がらせコメントを残すのは案外女性である場合が多いようだ。特に左翼女性による右翼女性への攻撃はえげつないものが多い。ドクターヘレンという保守派のブロガーが受けたという嫌がらせの内容をよんでいて、カカシは口をあんぐりとあけてしまった。なぜなら彼女が受けた嫌がらせは私が受けているものとそっくりだったからである。

ブログ社会には男女差別が満載されていることに男性はあまり気が付かない。...私も気が付いたことだが、女性蔑視の嫌らしいコメントを私のブログに残す人の多くが男性ではなく女性である。割合からいって政治ブログの読者は75%が男性であることから考えて、男性からのコメントのほうが多いはずだ...多くの男性は女性のサイトを支持している。そうでなければわざわざ女性ブロガーと言葉を交わしたりしないだろう。正直言って、私がもらったひどく悪質なコメントを残すような人は、決まって私の夫の体型についてひどいことをいったりする卑怯者である。

ドクターヘレンは左翼のフェミニストブログから、彼女のご主人が大学教授であることから、ミセス教授などと言われたという。女性を配偶者の職業を使って呼びかけるやり方は女性蔑視ではないのかとドクターヘレンは問いかける。そういえば、ミッシェル・マルキンも彼女のコメンタリーは白人の旦那さんが代わりに書いてやってるのではないかなどとコメントをする人がいた。また、私に対しても私の意見は主人の意見の受け売りだと書いた左翼サイトがあった。

私は最近女性の政治ブログを調査している人から、ネット上で女性だからと差別を受けたことがあるかと質問を受けた。私は「はい。よく他の女性から受けます」と答えた。そして女性からの攻撃は大抵が控えめなものではなく、容姿に関係するものであることが多い。私はある「フェミニスト」ブログで私の書いたことに異論のあったそのブロガーが「彼女のあの髪なんとかならないの?おえ〜」と書いているのを読んで「なんて意地悪なコメントだろう」と感じた。特にこのブロガーは自分のことをフェミニストと誇っているようだったからだ。

もっとも左翼フェミニストは右翼女性は本当の女性ではないと考えている節がある。

リベラルフェミニストによると保守派女性は本当の女性ではない。グローリア・スタイナムがテキサス共和党ケイ・ベイリー・ハッチンソン女性議員について「女装した男」と言ったことを覚えているだろうか? それからNOWのリーダー、パトリシア・アイルランドが民主党支持者に「本物の」女性候補にだけ投票するように呼びかけたことは? またアル・ゴアのファッションコンサルタント、ナオミ・ウルフが外交分析専門家のジーン・カークパトリック女史にたいして「女性の体で感じる体験から全く影響を受けていない」と批判したことは?

そういえばある掲示板でミスター苺が「うちのカミさんがこういうことを言っていた」と何気なく書いたら、「本当の女がそんなことを言うはずがない。」「お前が結婚してるなど嘘だろう。カミさんは架空の女だ」という投稿が女性から続出したという。(笑)

左翼の考える本当の女性とは左翼の考えを持っているひとたちに限られ、右翼の偽女性はどんな嫌がらせをされても右翼の考えなど持っている以上自業自得とでもいうのかな?

April 3, 2007, 現時間 5:54 PM | コメント (1) | トラックバック (0)

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March 24, 2007

人種差別男尊女卑まるだしの、とある左翼ブログへの返答

ネット戦争

ちょっと船に乗ってネットアクセス不能な状態が一週間続いているうちに、我が「苺畑より」がどっかのブログにリンクされたらしく、やたらとヒット数が多い日があった。

紹介リンクをたぐっていったら、サイトに南米の共産主義極悪大量殺人革命家チェ・ゲバラの写真が載ってるバリバリの共産主義サイト。なんでこんなサイトが極右翼の我がブログをリンクしてるんだろうと不思議だったのだが、どうやらユダヤ人バッシングが目的だったらしい。この共産主義ブログのリンクしたわがブログのエントリーは「北米キャンパスを乗っ取る聖戦主義のユダヤ弾圧」。それについてこの人間の感想を読めばこの著者がどういう種類の人間がよく分かるというものだ。

カナダの大学でイスラム教徒たちが団結して生徒会を乗っ取り、ユダヤ系サークルをいじめた、という事件だ...アメリカ在住の姉さんがブログしてます。それにしてもこの人、バリバリのネオコンだね。さすが高校出たばかりでアメリカまで逝っちゃうお姉さんは違いますな。こういうの、バナナと呼ぶわけだ。表面は黄色く見えても脳味噌は白人。むしろアジア系の容貌に物凄くコンプレックス持っているんで、過剰適応でバリバリのネオコンになる...

オンナってヤツは頭が空っぽなので、相手によってどうにでも思想が変わるわけだ。この馬鹿も、アラブ人の亭主とくっついたら明日から「パレスチナ万歳! ユダヤ人を殺せ!」とか言いはじめるんだろう。ちなみにこちらで顔を晒しています。キチガイって顔を出すのが好きだったりするよね。誰が、とは言いませんが。

まぁ、ユダヤ系の宗教サークルがいじめられるのなんざ身から出た錆なんでどうでもいいが...

この著者の文章から彼の反ユダヤ主義思想や男尊女卑の偏見がありありと伺われる。だがその話をする前に先ずは間違いから正しておこう。

私のエントリーを読んでもらえば解るが、ヒラルというユダヤ系宗教サークルは生徒会からいじめられたなどという生易しい扱いをされたのではない。彼等は生徒会から学校の正式なサークルとして閉め出され予算を完全に断ち切られただけでなく、ヒラル主催の講演会では観客が暴行を受けるなどのひどい目に合い、暴力的な手段で言論が弾圧されるというすさまじい迫害を受けたのである。

またカカシはネオコンではない。ネオコンというのはもともとリベラルから保守派系になった新しい保守派のことで、中絶問題や同性愛結婚などにはリベラルだが経済的に保守派という人が多い。私は社会的にも経済的にも保守派の旧保守ペリオコンである。もっともブログをやり出して気が付いたのは私は結構中庸派保守で移民問題などでは特にバリバリの右翼ではないらしいということだが。(苦笑)

ではこの左翼ブロガーの人種差別と男尊女卑に話をもどそう。

人種主義の恐ろしさ

まずこの人間がユダヤ系サークルの生徒たちがカナダの大学で「いじめ」の対象にあったのは自業自得だという考えに問題がある。もしコンコーディア大学のヒラルが大学の生徒会を閉め出されるような特定の悪事を働いたというであれば無論これは自業自得といえる。だがこの馬鹿サヨブログの著者がいう「自業自得」とはそういう意味ではない。彼はこのサークルの人間たちと同じ民族の他の人々がカナダではなく他の場所で他民族と紛争を起こしているということの責任がカナダにすむユダヤ人たちにも連帯責任があると言っていうのである。

イスラエルとパレスチナが紛争状態にあり、イスラエルがパレスチナを弾圧しているということが例え事実だったとしても(事実ではないが)、同じ民族の人間だからという理由でカナダにいるユダヤ系カナダ人がパレスチナ系カナダ人からどのような弾圧や暴力を受けても自業自得だという考え。これが人種主義でなくしてなんだろう? この馬鹿サヨブログの全体主義な考えと個人の宗教云々おかまいなしに血族だけを重視して弾圧し虐殺したナチスドイツの民族主義といったいどんな違いがあるというのだ? 個人責任ではなく団体責任を問うというのは、さすが全体主義を主張する共産主義者ならではである。

私はもし同じ大学でイスラム系サークルが大学の規則をやぶっていないのに、イスラム系だというだけで閉め出されたら、それに対しても抗議する。言論の自由とは自分が気に入らない人間のスピーチを尊重してこそ意義があるからだ。

左翼特有の偽善、男尊女卑

だいたい女の容貌でしか女を評価できないような腰抜け男なんぞ最低である。(しかもこんな美人をつかまえて劣等感があるとは失礼な! 笑)しかしそんなことより私が何よりもカチンときたことは、この馬鹿サヨ著者の『オンナってヤツは頭が空っぽなので、相手によってどうにでも思想が変わるわけだ。』という女性蔑視である。

男女平等をモットーとする共産主義者が、所詮女には自分独自の考えを持つなど不可能だと考えるというのも、左翼ならではの偽善だ。

この人間は私がアメリカに来て白人男性と結婚したので、白人文化にかぶれて日本人であることに劣等感まで持ち、夫のイスラエル支持に感化されて自分もイスラエル支持になったのだと思い込んでいる。女の私に自我がないと考えればそう思うのも自然だが、真実はその逆なのである。

私はアメリカに住んでアメリカ人と結婚したからバナナ(外身は日本人だが中身はアメリカ人という意味)になったのではない。カカシはもともとバナナだったからアメリカに移住したのであり、保守派でイスラエル支持だったからミスター苺とうまがあって結婚したのである。

アラブ人とつきあったら反ユダヤになる?

私が自分の周りにいる男性の影響で感化される人間ならイスラエル支持になるような要素は何もなかった。10代の頃まで私のイスラエルに関する知識はすべて父から聞いた一般的な話からくるもので、それは2000年前にエルサレムを去ったユダヤ民族が第二次世界大戦後舞い戻ってきて、その後その土地に住み着いたアラブ人をさしおいてイスラエル国を建国したのが紛争の原因だという内容だった。「アラブの真ん中にユダヤ人の国などつくるから紛争が絶えないのだよ。」というのが父の見解だった。

しかし私がはじめてイスラエルという国を意識しはじめたのは1976年のミュンヘンオリンピックにさかのぼる。この事件は去年あたりに公開されたオリバー・ストーンの「ミュンヘン」という映画を御覧になって知った方も多いと思う。これはパレスチナのテロリストがヤサ・アラファトの直接命令を受けドイツのミュンヘンでオリンピックに参加していたイスラエル選手の宿舎を襲撃、数人を虐殺し数人を人質にとり、ドイツ警察との撃ち合いで人質もろともテロリスト全員死亡した事件である。

この時オリンピック協会はオリンピックを一日も休止せず、テロリストの犠牲になったイスラエル選手らに対して黙祷を捧げることすらしなかった。当時中学生だった私は、オリンピック協会のイスラエル選手へのこの扱いには非常な憤りを覚えた。たかがユダヤ人如きが数人殺されたからなんだというのだ、という反ユダヤ差別意識がありありと見えたからである。

たとえ政権同士が争っていたとしても、だからといって罪のないオリンピック選手をテロ行為で虐殺していいという理屈は成り立たないはずだ。そう思った私は中東の歴史に興味を覚えた。そしてあのあたりの状況を注意をしてみればみるほど、イスラエルやユダヤ民族がアラブ諸国のみならず欧米などを含む世界中から不当に蔑視され差別されているという実感が湧いてきたのである。

カカシがアメリカに来たのはその3年後の1979年。この年はイラン宗教革命の年であり、イランがテヘランにあったアメリカ大使館を襲撃してアメリカ人大使および職員50余名を拉致した年である。(人質はその後444日間にわたって拘束された)また、アメリカはひどいオイルショックを迎えており、車のナンバーが奇数か偶数かでガソリンが買える日と買えない日があった。

この話は思い出してもおかしいのだが、カカシがアメリカで最初にちょっとつきあった男性はなんとイラク人!ラマダンの時に遊びにいってお昼にお茶も出なかったのを覚えている。(もっとも夜は彼のお兄さんのところで鳥の丸焼きを囲んで家族そろってお酒も飲んでないのにどんちゃん騒ぎをやったのも鮮明な思い出だが。)また彼の友達のイラク人はものすごいハンサムで当時キャメルというたばこの宣伝をしていたアラブ系モデルそっくりの男前で私はすっかり岡惚れしていた。

その次に知り合いになった男の子はイラン人。いまでも二人で肩を並べて撮った写真が残っている。私は先のイラク人男性にはあまり興味がなかったので年も近いイラン人の男の子とつきあいはじめたら先のイラク人とイラン人の間でかなり険悪なムードが生じた。その時私は初めてイラクとイランは違う国であり、ごっちゃにしたらどちらからも睨まれると知ったのである。

その後つきあったアメリカ人男性の妹はドイツのイスラム教徒街でベリーダンスを踊ってアルバイトしていたこともあるストロベリーブロンド、彼女からイランの音楽を色々聴かせてもらい、イラン系のクラブで彼女の踊りもみせてもらって、私はすっかりペルシャ音楽とペルシャ料理に惚れ込んでしまった。

当時私はあるユダヤ系の家族の家でホームステイをしていた。この一家は敬虔なユダヤ教徒であり、パスオーバーの儀式など本格的にやっていた。しかしこの家の夫人は非常に意地悪な人で、私を女中としてこき使い、気に入らない時には手をあげたし、挙げ句の果てに盗みを働いたとぬれぎぬを着せて、真夜中にスーツケースと私の持ち物を道に放り投げて私を追い出した。

私の出会った最初のイスラム教徒は親切だったし魅力的で愛嬌のあるひとたちだった。私の出会った最初のユダヤ人は意地悪で冷酷なひとたちだった。私の頭が空っぽで相手次第でどうにでも思想が変わるというのであれば、もうこのあたりでカカシはイスラム教に改宗し、反ユダヤ主義になっていてもよかったはずである。だがそうはならなかった。

私はその時すでにイスラム原理教には大きな問題点があると感じていた。私はホメイニのイスラム教宗教革命によってイランが発展した文明国から7世紀に逆戻りしていくのを目の当たりに見たし、イスラム教の厳格な教えがどれほど男尊女卑で人権を無視したものかを学んだ、その後も中東で西洋人がイスラム教テロリストらに拉致され拷問の末虐殺される事件がいくらも起きた。私にはどうしてもこのような行為をあからさまに支持しているパレスチナ人たちを応援し、イスラエルを嫌う気にはなれなかったのである。

また私が最初に出会ったユダヤ人家族の奥さんは冷酷で意地悪だったが、それをいうなら、彼女の例だけで「アメリカ人てなんて意地悪なんだ」と判断することもできたわけだ。だが私はほかに多くの親切なアメリカ人に出会いそれが本当ではないことを知っていた。だからたった一家族の例だけでユダヤ人全体を判断するなど愚の骨頂であると感じたのである。現に次にお世話になった家族もユダヤ系だったがとても親切な家族だった。

個人主義と団体主義

私は子供の頃から団体と個人とをごっちゃにするのが嫌いだった。だから「連帯責任」という概念が非常に嫌だった。中学の修学旅行の時、翌日の行動を自由行動にするか団体行動にするかという時に、先生方が「今晩全員がお行儀よくしていたら明日は自由行動にする」とおっしゃった。しかし一部の男子生徒が部屋のなかでどんちゃん騒ぎをやらかして、結局我々は自由行動をとれなかった。私個人に全く無関係な他の個人の行動に対して何故私が罰せられなければならないのか全く納得がいかなかった。

また私は全体の調和を保つために個人の好き嫌いは多少犠牲になるべきだという考えにもかなりの疑問をもっていた。なぜならどういうわけか犠牲になって我慢を強いられるのは常に私であり、私と合わせるためにほかのだれかが犠牲になってくれることなど先ずなかったからである。だいたい常に不幸な個人が集まって調和をとった団体にいったいどんな価値があるというか私にはどうしても理解できなかった。

今でこそ男女同権は当たり前のようになった日本だが、私が育った頃の日本はそうではなかった。女は結婚したら仕事をやめ専業主婦をやるのが当然という考えが普通だった。当時の日本の感覚では「独身女性とクリスマスケーキをかけてなんと解く?」その答えは「25を過ぎたらもらい手がない。」などという冗談が平気で言われる世の中だったのだ。つまり、性別や世代によって個人がどのような行動をとるべきかという社会的な規制が非常に厳しい世の中だったのである。男性はお医者さんになったり弁護士になったりエンジニアーになったりする選択の自由があるが、女性は女性だというだけで専業主婦の道しかないのか? なぜ女性には選択の自由がないのだ? 私は常にこの質問を自分に投げかけていた。

高卒とほぼ同時にアメリカに来たカカシは、個人の能力を優先するアメリカ社会でキャリアウーマンがバリバリ仕事をするのをみて「あ〜、これこそが本当の自由だ」と実感した。無論、アメリカも常にこういう社会だったわけではない。アメリカ自身も人種差別や男尊女卑を経て1960年代の市民運動などによって大きく変化した国だった。しかし当時の日本とアメリカとでは女性の活躍の面では雲泥の差があった。

女性でもキャリアを目指せる社会では女性だからという甘えは通用しない。これはある意味でかなり大変な責任だ。自由にはかならず責任がついてくる。自由はただではない。能力次第で成功することが可能な社会では失敗すれば能力がないと判断される。この国でキャリアを目指すなら女だろうと男だろうと実力なくしては勤まらない。つきあう男次第でどうにでも思想の変わる空っぽ頭では生きていけない厳しさがあるのだ。カカシが常に自分の仕事が肉体労働の面で女のやる仕事ではないと感じているのもこうした厳しさがある故だ。

ちなみにカカシとミスター苺が結婚したのは私のこうした人間形成がすでに出来た後のことで、二人が出会ってから丁度20年目の1999年のことである。それまで私たちは親友として政治的な討論をいくらでもしたが、我々の意見はあうことより異なることのほうが多かった。また私たちはそれまでお互いに別々な人たちとつきあいながら、失恋する度に「どうして世の中にはいい人がいないのかねえ」と相談しあったりもしていた。灯台下暗しとはまさにこのことをいうのだろう(笑)。

March 24, 2007, 現時間 7:12 PM | コメント (3) | トラックバック (0)

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December 9, 2006

どこまで本当? ねつ造を暴露されてひらきなおるAP

イラク関係 , ネット戦争 , 中東問題 , 狂ったメディア

昔からアメリカにしろ日本にしろメディアの報道には偏向があることは情報通のひとなら誰でも感じていたことだろう。だが事実に関する情報に記者の個人的な解釈が加わったとしても、あからさまなやらせねつ造にお目にかかることは先ずなかった。たまに記者による盗作や事実誤認の記事を読むことはあってもこれは例外中の例外という意識があった。

ところがここ数年、主流メディアの報道には非常に怪しげなものが多くなってきたように感じる。いや、というよりも我々が嘘記事を見抜く手段を得たというだけなのかもしれない。我々が知らなかっただけで、もう何十年もメディアは至る所で読者や視聴者をだましてきたのかもしれない。それで主流メディアはブロガーたちの出現により、これまでの嘘八百がそのまま通らなくなってきていることに対応できないでただうろたえているだけだ。 

架空の警察官を証人として過去2年にわたり60以上もの記事をねつ造してきたAPは、この期に及んでもまだ自分らの過ちをみとめないどころか、嘘を暴露したブロガー達に八つ当たりをしている。(Hat tip Hot Air)

AP国際記事の編集員、ジョン・ダニスゼウスキー( John Daniszewski)は火曜日、軍による記事の情報元に関する質問は「ハッキリ言って馬鹿げており、事件の真相をある意味で必死で反論したり隠ぺいしようとしているかに見える」と語った。

ダニスゼウスキー氏はさらに記事を再報道をしたと語り、バグダッドのハリヤー地区に送り返した記者により、さらなる承認を発見。証人は事件を証明できるだけでなく当日のつきつめた詳細を語りその内容が火曜日の午後の記事となったという。元の記事は11月24日の金曜日の掲載された...

その残虐な詳細にも関わらず、イラク内政省の報道官、アブドゥール・カリーム・カーラフ准将は、木曜日この事件はただの噂にすぎないと主張し続けている。

「わが軍を噂の現地に派遣させましたが、(市民が)焼きころされた事件があったという場所で何も発見することができませんでした。

というわけだから、ブロガーたちの疑問は深まるばかり。これにたいしてAP編集長キャサリーン・キャロル女史は、金曜日の夜の会議でAPは不確かな情報に関する質問について、何度も報道しなおすことで答えているとし、これ以上の報道は単に何を言っても納得しないブロガーたちをいきり立たせるだけだと語った。

またHot Airhによれば、キャロル女史は内政省にはシーア派民兵がかなり潜入しており、つい最近までその事実さえ隠していた組織であるから、ジャマール・フセイン警察署長の存在について疑問をなげかけているのも情報操作の一部であると言いたげだ。

しかし、嘘をついているのがイラク内政省であるというなら、APは証人であるジャマール・フセインを紹介すればいいではないか。実在する人物で過去に60以上にもわたるAP記事の情報源となったひとだ、喜んで顔写真の撮影に応じてくれるだろうし、どの警察署のどの事務所で働いているか、彼の同僚や部下の証言も掲載すればいいだけの話。いまのままでは、いったいフセイン警察署長がどの警察署の署長なのかさえ不明なのである。

私が思うに、このじゃミール・フセインなる男はストリンガーと呼ばれるイラク人現地記者の創造だ。欧米のメディアは自社の特派員を危険な戦場へ送り込まずグリーンゾーン付近のホテルに留まらせ、危険な場所からの情報はすべてストリンガーによって集めさせている。

だが、このストリンガーからの情報は確認のできないようないい加減な噂が多く、およそイラクの真の姿を映し出しているとはいえないのである。APは過去にもビラル・フセインという現地カメラマンをやとってテロリストキャンプの内部からの特ダネ写真を何枚も掲載したことがある。しかし、この男、テロリストと強いつながりがあるとして後にアメリカ軍に逮捕されている。この男は殺されたイタリア人記者の遺体の横でポーズをとってるテロリストの写真などをとったりしていた。詳細はミッシェル・モルキンが9月に特集している。(Associated Press and the Bilal Hussein case; by Michelle Malkin)



Bilal Hussein and his picture    Italian

テロリストと一緒に逮捕されたAPカメラマン、ビラル・フセイン(左)フセイン撮影イタリア人記者の遺体の前でポーズを取るテロリストたち(右)


The Jawa Reportによると、APニュースは一連の架空証人やテロリストカメラマンの起用といった所行を反省するどころか、ロイターが以前にとりあげて全く信用性がないことがあれだけ暴露されている緑ヘルメットの男の写真を復活させているという。(注:この緑ヘルメット男のブログはパロディ) 当ブログでも緑ヘルメットの男のことはかなり書いたので覚えておられる方も多いだろう。(ここへいくAP作成のスライドショーをみることができる。)

それではここで、中東発生の主流メディアによるねつ造記事を振り返ってみよう。

眉唾なイラク米兵による悪事報道: イラクはハディーサでおきたとされる米軍兵による強姦殺害事件。あれだけ騒がれたのに捜査の結果何の証拠も得られず誰も逮捕されなかった。今となっては事件が本当にあったのかどうかも不明。

ヒズボラの情報操作作戦! ロイターのやらせ写真を斬る: イスラエルによる爆撃後の損害写真の一連だが、同じ男が別人として何度も登場したり、違う橋が同じ名前で登場したりしている。

ニューヨークタイムスやらせ写真がばれて、苦しい言い逃れ: レバノン、タイヤー市にて遺体として写真をとられた人間は別の写真でぴんぴんしていたことが判明。ニューヨークタイムスはころんでけがをした男性と説明書きをつけるべきだったと苦し紛れの訂正。

イスラエル、ロイターの車を空爆の嘘: イスラエルのミサイルに撃たれたはずのロイターの車。しかしミサイルで開いたはずの穴には古いさび後が、、、

仏テレビやらせ映像を指摘され訴訟起こす: パレスチナによる連続テロ事件をあおるきっかけとなったアブデゥーラ親子の殺害事件。あとでやらせがばれて報道したフランステレビ局と暴露した批評家との間で裁判沙汰にまでなっている。

緑ヘルメット男の正体: 今や有名な緑ヘルメットの男。レバノンで被害があるとどこからともなく現れて子供のなきがらをだきながらポーズをとりまくる変態男の正体。

ほかにもいろいろあるので興味のある読者のかたがたは当ブログの「狂ったメディア」カテゴリーをご参照いただきたい。

こうしてみてみると、我々が得ている情報はいったいどこからどこまでが本当なのか全く分からなくなってくる。最近では主流メディアからの報道では飽き足らないと自ら腰をあげてイラクやアフガニスタンに赴くブロガーたちも出てきた。こうしたフリーランスの記者による報道は主流メディアよりはましかもしれないが、彼等には彼等なりのアジェンダがあるわけで、これとてそのまま鵜呑みにすることはできない。

ではいったい我々一介の市民はどうすればいいのだろうか?

情報過多の現代社会では雪崩のように流れ込む情報の濁流を泳ぎながら、真実を見極める力を養うことが未来に生き残るただひとつの道なのかもしれない。


December 9, 2006, 現時間 11:18 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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October 17, 2006

YouTube聖戦に挑む保守派ブロガー達

ネット情報 , ネット戦争

続いてオンラインビデオの話をしよう。 YouTubeのアップロードされた映像に旗が立てられる仕組みはこの間YouTube、グーグルになって情報操作強化!で説明したとおりだが、要するに自分が気に入らないビデオがあったら、友達と共謀して苦情ボタンをクリックしまくればそのビデオには苦情殺到の旗が立ち、検閲官がその苦情に同意すればビデオはブロックされてしまうわけだ。

特にイスラム教を批判したビデオは世界中の教徒がネットで呼びかけを受けて一斉攻撃をするから、あっという間にブロックされてしまう。それに引き換えイスラム教過激派のテロリストプロパガンダはレーダーの下をくぐってアップされたままになる。全く不公平なシステムだ。

このような苦情攻撃の標的となったあるブロガーThe Jawa ReportはこのYouTube聖戦に真っ向から立ち向かうべく宣戦布告をした。 彼の作戦は非常に簡単だ。

1. 反聖戦(ジハーディスト)ビデオを大量にアップロードする。

2. ジハーディストのビデオに苦情攻撃を加え旗を立てる。

向こうが数で来るならこっちも数で反撃してやるというわけである。

Jawa Reportのビデオは下記。 私はビデオリンクはうまく付けられないのでURLをコピーしてみていただきたい。

最初のはこれまで捏造、やらせとわかったジハーディストによる映像を早いカットでリズミカルな音楽にあわせて編集してある楽しいビデオ。
All Your Fakes Are Belong to Us
http://www.flurl.com/item/All_Your_Fakes_Are_Belong_to_Us_u_190855_original

次のはミサイルに当たると車はどういう損害を得るか、実際にミサイルの当たった車とヒズボラがミサイルに撃たれたと騒いでいた赤十字の車などを比べて面白おかしく写しているビデオ。私は大笑いした。
Rocket Ride (Hezbollywood Remix)
http://www.flurl.com/item/Rocket_Ride__Hezbollywood_Remix__u_190782

はっきりいって、YouTubeは苦情が殺到しても規約に反しないビデオをブロックすべきではない。だが民間の企業である以上YouTubeには自分達が不適当であると判断する映像を差し止める権利はある。自由社会ではYouTubeの放映拒否の権利も尊重されなければならない。

であるから、この問題を解決するためにはYouTubeに抗議をするよりも、保守派や言論の自由を愛する人々が集まってYouTube に対抗するビデオアップロードサービスを始めるしかない。それぞれのサービスが自分達の嗜好にあった規約をつくり、外部からの苦情だけでは放映をブロックできない仕組みにしておけばいいのである。

ネット技術は目覚しい発展を遂げている。YouTubeが放映を規制しすぎれば、ライバル企業が現れるのは時間の問題だ。自由社会の問題は市場が解決してくれるものなのである。

October 17, 2006, 現時間 1:58 PM | コメント (2) | トラックバック (0)

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ネットビデオ、EUの言論弾圧陰謀

ネット戦争 , ヨーロッパ

この間私はYouTubeの検閲が最近とみに厳しくなり、特に保守派のビデオが次々にブロックされている話をしたばかりだが、今度はヨーロッパ連合がネット上の活動写真(古い言い方だけどこれが最適な表現)はすべて、公共放送と同じような規約に従わなければならないという法律を作ろうとしている。現在これに反対しているメンバーはイギリスだけ。

テレビ、ラジオ、映画など、は放送規約というものがあり言葉使いやその他の内容まで厳しく取り締まられている。だが、このような規約をアマチュアビデオにまで拡大するとなれば、必ずこれは言論弾圧へとつながる。特にPC(政治的に正しい=左よりの意見)に気を使うEUが取り締まるとなれば、「北朝鮮を攻撃せよ」などというビデオは一発でお陀仏である。また私がここで繰り返しているような、ヨーロッパの過激派イスラム教批判などは、「憎しみを増発する言葉使い」(Hate Speech)として許可されないに決まっている。(その代わりイスラム教徒がユダヤ人はすべて海に追い込むべし、などとやるのは素通りすること間違いなし。)

個人個人が自分の意見を勝手にビデオにしてアップロードし友達の間だけで見ているものまでEUが取り締まることになったら、それぞれの国で保障されている言論の自由など投げキッスをしておさらばしなければならなくなる。冗談ではない!

EUのやることなので、アメリカや日本は口出しできないが、イギリスにはぜひともがんばってこのような言論弾圧提案はつぶして欲しいものである。

参考: EU wants to stifle videobloggers, By Michelle Malkin


October 17, 2006, 現時間 1:05 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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October 15, 2006

YouTube、グーグルになって情報操作強化!

ネット戦争 , 狂ったメディア

私の好きなラジオDJ、ローラ・イングラムが、リンクしていたパロディのビデオがYouTubeからブロックされて観られないと聴取者から苦情が殺到したとラジオではなしていた。ちょうどその前日にも保守派のブロガー、ミッシェル・モルカンも自分がアップしたビデオや保守派仲間の口座が差し止めになったとブログに書いていたのを読んだばかりだった。

なんで突然私のすきな人たちがアップしたビデオが次から次へとブロックされているのか、と思っていたら、YouTubeがグーグルに買収されたというニュース。その翌日から、保守派政治家のアップした選挙運動ビデオがどんどんブロックされるようになったという噂が流れはじめた。しかもリベラルのビデオはそのままだという!

なんか陰謀を感じるぞ〜!

そこでちょっと検索してみたらこのような記事を見つけた。(YouTube blocked video mocking Clinton administration)

YouTubeがブロックしたビデオのひとつ、金正日とクリントン時代のSecretary of Statesであったオルブライト長官がシャンペンを飲んでいるビデオ。裸の女性も出てこないし、暴力も使われておらず、放送禁止用語も使われていない。YouTubeの規約に反するような内容では全くない。

このビデオを御覧になりたい方はHotAirから間接的に観ることができる。

YouTubeはこれまでにも政治的に正しくない(別な言い方をすれば保守的な)ビデオをブロックしてきたことはあったが、グーグルになってからそれが非常にあからさまになっている。

例えば先に述べたビデオはクリントン前大統領を批判したものだが、YouTubeはブッシュ大統領が暗殺される映画の広告ビデオはブロックしていない。YouTubeの反保守派情報操作はそれだけではない。これまでにもイスラム教に批判的なビデオを次々にブロックしておきながら、反キリスト教ビデオはそのままになっていたりする。

YouTubeは誰でもどんなビデオでもアップすることができる。テレビ番組を一本そのままアップしたりすることもできるので、ポルノ並のものがあったり非常に暴力的な映像なども平気でアップされる。ただ視聴者から苦情があまりにも殺到した場合には旗がたち、YouTubeの調査官が見直してブロックするかどうかを決めるらしい。ということは政治的に気に食わないビデオなら仲間と凶暴してYouTubeに苦情のクリックを殺到させれば、どんなビデオにでも旗をたてられることになる。

YouTubeの調査官がリベラルで保守派のビデオが嫌いなら、ここで完全に保守派ビデオを抹殺することができるわけだ。

グーグルは元々リベラル偏向があるといわれているサーチエンジン。そのグーグルがYouTubeを買収したとなると、今後この情報操作はもっとひどくなることが予想される。

October 15, 2006, 現時間 2:43 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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