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October 12, 2016

アメリカメディア完全無視、米駆逐艦に四日間で二度目のミサイル攻撃 イエメン沖

イランが危ない , イランをどうするか , 狂ったメディア

こういうことが起きているのに、アメリカのメディアはトランプの11年前の下品な言葉使いに執着して全く大事な報道を行なっていない。カカシが事件を知ったのは海軍のフェイスブックサイトが最初。オバマ王はどうすんだよ、まったく。ゴルフしてるばやいじゃないだろうに!

米駆逐艦にまたミサイル攻撃 イエメン沖、海上着弾で被害なし 2016年10月13日 5時35分

【AFP=時事】イエメン沖を航行していた米軍のミサイル駆逐艦メイソン(USS Mason)が12日、同国の反政府勢力が掌握する地域からのミサイル攻撃の標的となったことが、米国防当局者の話により明らかになった。同艦船に対するイエメンからのミサイル攻撃は、ここ4日間で2度目。

 匿名で取材に応じた同当局者によると、攻撃があったのは同日午後6時(日本時間13日午前0時)ごろで、メイソン側は「対抗措置」を講じた。ミサイルは海上に着弾したが、これが対抗措置の結果によるものだったのかは不明という。乗員にけが人はなく、船体にも被害は出なかった。

 メイソンに向けては9日にも、紅海(Red Sea)上を巡航中にイエメンの反政府勢力が掌握する地域からミサイル2発が発射されていた。2発はともに海上に着弾し、けが人は出なかったとされる。
【翻訳編集】AFPBB News

最初の攻撃はこちら時間の日曜日

米軍艦、イエメン沖でミサイル攻撃受ける 被害はなし

米海軍が公開した、補給作業に向けて準備を進めるミサイル駆逐艦メイソンの写真(2016年8月3日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】米海軍は10日、紅海(Red Sea)のイエメン沖を巡航していた米軍艦に向けて、イエメンの反体制派が掌握する地域からミサイル2発が発射されたと発表した。ミサイルは同艦に命中しなかったという。

 米海軍中央司令部の報道官は声明で、ミサイル駆逐艦メイソン(USS Mason)が9日に「飛来するミサイル2発を検知した」と発表。2発の発射間隔は、1時間未満だったという。

 同艦は当時、「公海上で通常任務を遂行中」だった。「いずれのミサイルも同艦に届く前に海面に着弾した」としており、「兵士にも船体にも被害はなかった」という。

 また報道官は、国際社会が承認する政府と戦う、イランからの支援を受けたイスラム教シーア派(Shiite)系の反政府武装勢力「フーシ派(Huthi)」を名を挙げ、「これらのミサイルは、イエメンの中でもフーシ派が掌握している地域から発射されたとみている」という見解を示した。【翻訳編集】 AFPBB News

October 12, 2016, 現時間 9:34 PM | コメント (1) | トラックバック (0)

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March 8, 2015

ネタニヤフが見せた指導者としての誇り、オバマに爪の垢を煎じて飲ましてやりたいね!

イランをどうするか

先日イスラエルのネタニヤフ首相がアメリカの議会で演説を行なったことに関して、日本での報道はほぼ往々にして否定的だ。何故日本のメディアがこうも反イスラエルなのか理解できないが、メディアのみならず一般人のブログなどでもアメリカのシオニストロビーだのユダヤマフィア陰謀だのとくだらないことを書き立てているのが多く、実際にイランがイスラエルのみならずアメリカ及び自由社会にとってどれだけ危険な国であるのか考えていない人が多すぎる。イランが核兵器を持つことで得をする国などイラン以外にない。にもかかわらず、オバマはイランと交渉してイランの核兵器開発を容認しようというのである。ネテニヤフだけでなく、世界中がこの交渉に反対すべきなのに。

ではネテニヤフ首相の演説とはどういう内容だったのか、読んでみよう。

アメリカではネ首相はビービーの愛称で親しまれている。ビービー首相の演説をオバマ王はじめ民主党議員55名がボイコットしたという話が取りざたされているが、これは民主党議員の230人以上いる中の55名なので、1/4にも満たない数。少数派上院議員リーダーのハリー・リード氏も野党下院議会のナンシー・ペロシ女史も出席していたし、メディアが言うほど民主党議員たちがビービー演説に批判的だったわけではない。オバマは自分を通さずに議会が勝手にビービーを招待してしまったことを根にもってぐたぐた大統領らしくない苦情を述べていたが。

ビービーは先ず自分を招待してくれた議会への礼を述べたあと、年末の怪我から回復したリード議員へのねぎらいの言葉を述べた。そしてアメリカの民主党も共和党も何十年にも渡り継続してイスラエルを支持してくれていることについても礼を述べた。さらに首相は、「アメリカとイスラエルとの友好的な関係はこれまでも政治を超えてきた、そしてこれからも政治を超えて続けられるべきだ。」とし、オバマ大統領がイスラエルのためにしてきてくれたことにも感謝している、とオバマの失礼な態度は無視して礼を言った。

首相は過去にオバマ政権がイスラエルのために色々してくれたことを羅列した。あれだけオバマからさんざんひどいことを言われ続けてきているのに、こうやって公式の場所でオバマを持ち上げるというのは、ビービー首相の人柄がよく現れている。

さて、お礼の後は、首相は何故本日議会に来たのかという話を始めた。首相は自分にはイランの核開発がイスラエルとその国民の存続に危機を及ぼすものであることを知らせる義務があると感じたからだと語る。

我々は古の民である。過去4000年近くにわたる歴史上、多くが何度もユダヤ民族撲滅を図った。(略)、約2500年前にもハマンというペルシャの指導者がユダヤ撲滅を図った。しかし勇敢なるユダヤの女性、エスター女王がこの陰謀を暴露しユダヤの民が敵に向かって戦う権利を与えた。陰謀は失敗し我が民は救われた。

今日、再びユダヤ民族は別のペルシャ政権によって滅ぼされる危機に瀕している。イランの最高指導者アヤトラ・カメーニーは最も古い反ユダヤの嫌悪を最新の技術を使ってわめき散らしている。彼はイスラエルは破壊されなければならないとツイートしている。イランには自由なインターネットなど存在しない。にもかかわらず彼は英語でイスラエルは破壊されなければならないとツイートしているのだ。(略)

イラン政権の問題はユダヤ人だけの問題ではない。ナチス政権の問題がユダヤ人だけの問題ではなかったように。ナチスによって殺害された6百万のユダヤ人は、第二次世界大戦で殺された6千万人のほんの一部でしかない。イランもまた恐ろしい脅威である。イスラエルのみならず世界中の人々にとって。イランが核兵器を持つことがどれほど危険なことであるか、我々はきちんとイラン政権の体質を理解する必要がある。

ここでビービーはイランの歴史に話を向ける。イラン人は才能ある民だが、1979年の宗教革命によってイスラム教過激派に政権を乗っ取られてしまった。この新しい過激派政権は国の国境を守るだけでなく、聖戦の任務を果たすという目的を明らかにした。この政権の創設者アヤトラ・ホメーニは従者に「宗教革命の思想を世界に広げよ」と説いた。

イランの憲法が聖戦革命に基づくものであるのに対し、アメリカンお憲法は命、自由、そして幸せへの遂行にある。イランの憲法は死と独裁と聖戦の遂行だ。イランはいまや崩れつつある各地のアラブ政権の隙をついてアラブ諸国で聖戦を繰り広げつつある。

イスラエルは、ガザの暴力団、レバノンの手先、ゴーラン高原の革命衛兵隊によって三つ巴の脅威にさらされているが、イランの息がかかっているのはパレスチナやレバノンだけではない。イランはイエメンでもフーチース( Houthis )をつかって紅海やハムーズの海峡を締め付け、世界の原油供給の海道を仕切ろうとしている。

ビービーはイランがこれまでにアメリカにとってもどれだけ脅威的な存在であったかを強調する。1979年にテヘランにあったアメリカ大使館が襲撃されアメリカ大使及び職員が100人あまり一年以上も人質になったこと。ベイルートの兵舎が爆破され何百人という海兵隊員が殺されたこと、そしてイラクやアフガニスタンでどれだけのアメリカ兵がイランによって殺され傷つけられたかを思い出させた。

イランの魔の手は中東だけではなく、世界中に広がっている。アルゼンチンのブエノスアイレスのユダヤ人センターやイスラエル大使館への攻撃、アルカエダによるアフリカのアメリカ大使館爆破もイランが援助していた。イランはアメリカ在住のサウジ大使をワシントンDCで暗殺しようとすらした。

中東では、イランはすでによっつのアラブ圏首都を制覇している。バグダッド、ダマスカス、ベイルートそしてサナアー。イラン勢力がこのまま放置されれば、彼らの制覇圏が広がることは必定。アメリカや西側諸国がのろのろとイランと交渉しようなどとやってる間にも、イランによる世界侵略はちゃくちゃくと進行しているのである。

我々は手に手をとってイランの侵略と強制服従と恐怖への前進を阻止しなければならない。

観客は(民主党議員も含めて)一斉に立ち上がって拍手を送った。

イランの外交官は西側諸国との交渉の場での表面はいいが、実際にやっていることに注目すれば、この国がまじめに西側と交渉しようなどという気がないことは明らかであることをネ首相は具体的に説明する。イランでは同性愛者が絞首刑に処され、キリスト教徒が迫害され、ジャーナリストが投獄される。西側との交渉が始まった二年前からその数は急激に増えている。イランでは公然と「アメリカに死を」そしてアメリカを「偉大なる悪魔」と政権が率先して唱えている。イラン政権とそのテロリストたちほどアメリカ人の血を流した者はビンラデン以外には居ないだろう。「イランはアメリカにとって永久に敵なのである。」とネ首相は強調する。

今、イランがイスラム国と戦っていることについても、敵の敵は味方と騙されてはならないとネ首相は警告する。二つの勢力はどちらもイスラム過激派による独裁帝国をひろげようとする競争相手にすぎず、彼らの求める帝国にアメリカにもイスラエルにも居場所はない。キリスト教徒にもユダヤ教徒にもそして過激派イスラムの思想を共有しないイスラム教徒の平和を脅かす。

イランとISISの違いはISISが今のところナイフで人質の首をちょん切るくらいしか出来ないのに対し、イランは今や大陸横断弾道爆弾と核兵器で武装しつつあるということだ。

イスラム過激派と核兵器の結合は世界にとて最大なる脅威である。ISISを打倒してもイランの核武装を許容したら、戦闘に勝って戦争に負けることになる。これは決して許してはならない。だが、友よ、今やまさにそれが起きようとしている。イランが今の交渉に同意したならば、まさにそうなるのだ。この交渉によってイランの核兵器開発が阻止されるどころか、イランが核武装することが保証されるのだ、それも多くの核兵器によって。

ネ首相は、現在進行中の交渉には二つの問題点があると指摘する。

ひとつは、イランにはこの交渉によって核開発のインフラを破壊することを義務付けられていない。核開発を遂行しているかいないかは国連の監査官によって監視されるということになっているが、北朝鮮の例からもわかるように(イラクの場合もそうだったが)、監査官は開発内容を記述するだけで阻止する権限はない。イランも監査官が実情に近づき始めたら国から追い出して開発を続行うすることは北朝鮮を見ていれば解る。イラン自身、過去に2005年、2006年、2010年と、国際監査官の警告を無視してきた。

今現在でも、イランは国際核監査会IAEAに開発の実情を明らかにしていないのである。イランは二度も隠していた核開発施設を見つけられている。イランがどれだけの施設を隠し持っているかわからないのだ。イランは過去にもいくつもの施設を隠してきた。嘘をつき続けてきた。イランは信用できないのだ!

ふたつめは、イランにかかるどのような規制も10年後には解禁されてしまうということ。イランがこの十年間でひそかに核開発を進め、解禁となったら一気に製造を始めれば半年後には何万と言う核爆弾の製造を完成させることができる。10年なんて国際政治ではほんの一瞬。イランは現在所持する1万9千の遠心分離機の10倍にあたる19万の遠心分離機を作る計画だと発表している。これが完成したら、世界中の核兵器の燃料を提供できるようになってしまうのだ。しかも解禁となった10年後はどうどうとそれが出来ることになる。

また、イランの大陸横断弾道ミサイル(ICBM)計画についてはこの交渉に含まれて居ない。これが規制されなければ、イランの核兵器はICBMによって世界中に(もちろんアメリカのどこにでも)届くこととなる。

そんな国と交渉する理由はなにか?国際社会はイランへの経済制裁を緩和することによってイランが平和的な文明社会へと変化するとでも思うのか、それとも制裁を続けることによってイランがより過激化し今より危険な国になるとおもうからなのか?

ネ首相はそのどちらも正しくないと主張する。イランは経済制裁が行なわれている今すでに、近隣諸国への権力を伸ばしつつある。イランの経済状態がよくなれば、その勢いは衰えるどころか増すことは火を見るよりもあきらかなはず。イラン近隣諸国はイランの核開発が許容されるなら、自分らもその開発に急がねばならないと考えている。この交渉が成功すれば、中東は一斉に核武装するだろう。そうなったら世界平和どころか世界大戦争がおきかねない。

ネ首相はイランへの経済制裁解除をする前にイランに三つの要求をすべきだという。

ひとつは、近隣諸国への侵略をやめること。
二つ目は、世界中のテロ援助をやめること。
三つ目は、ユダヤ民族の唯一つの国、イスラエル破壊を唱えるのを止めること。

国際社会がイランの姿勢をあらためることを交渉前に要求できないのであれば、すくなくとも規制が解禁される前に改めることを要求すべきだ。そしてイランが振る舞いを改めない場合は、規制を解除するべきではない。

今の交渉では上記の三つをイランに強制することができない。非常に悪い内容だとネ首相は批判する。

ネ首相はホロコーストの生存者でノーベル平和賞受賞者のエリー・ウィーゼル氏をさして、過去の教訓を生かし、世界のリーダーたちが同じ間違いを犯さないことを求めたい、今の平和のために未来を犠牲にしてはいけない。平和の幻想のために今の侵略を無視してはならない、と訴えた。

そして首相は、ユダヤ人が人種抹殺攻撃に対して受動的だった時代は終わったとし、世界中で散り散りになった弱体でもない、今や独立した古代の祖国を持つ国民となった。そしてその兵士らは命をかけて国を守る覚悟がある。100代に渡るユダヤ民族で始めてユダヤ人は自分たちを守ることが出来るようになったのだと語った。

だからこそ、だからこそイスラエルの首相として、私は他の何よりもこのことを約束する。イスラエルはたった一人になったとしても、イスラエルは一人でも立ち向かう。

だが、イスラエルは一人ではない。私はアメリカがイスラエルと一緒に立ち向かってくれることを知っている。

あなたがたがイスラエルと一緒に立つと知っている。

世界中の多くの人が何故かユダヤ人を嫌う。私にはその理由が全く理解できない。だが、ユダヤ人は炭鉱の中のカナリアのような存在だ。ユダヤ人が虐待されるとき、それは世界平和が乱される兆候なのである。被害を受けているのがユダヤ人だから放っておけばいいと言う考えは、たとえユダヤ人大嫌いなアラブ人でも持つべきではない。なぜならユダヤ人の後は必ず近隣のアラブ諸国が標的となるからで、その後は無論ヨーロッパでありアメリカであり、そして東洋にもその魔の手は届く。

イランの大陸横断弾道ミサイルは、イラン勢力が東洋に迫れば迫るほど日本にも脅威を及ぼす。中東からの季節労働者が多くなってきた日本としてもイランが支持するテロの脅威は他人事ではないはず。イスラエルのことをシオニストロビーだユダヤ金融陰謀だなどとばかげたことを言って忌み嫌っている場合ではない。

オバマ王は、ビービーの演説内容には取り立てて新しいことはないと語った。だがそれが本当なら、ビービーの質問と挑戦にこたえるべきだ。

何故イランと交渉するのだ?
何故イランにもっと厳しい条件を要求しない?
何故10年という期限付きなのだ?
何故大陸横断弾道ミサイル開発の規制をつけない?
イランが交渉の内容に違反した場合の制裁はなんだ?
その制裁をどうやって実行するか計画があるのか?

オバマには答えなければならない質問が多くある。ネ首相を失礼な奴だとか言って批判している暇があったら、アメリカのイラン政策をもっと明確に国民が納得いくように説明しろ!

March 8, 2015, 現時間 11:09 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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April 29, 2010

イランの世界進出をどう阻止する?

イランが危ない , イランをどうするか

ミスター苺著

このままクォッズ武力のベネズエラ及び世界進出が続けばどうなるか、その終わりには二つにひとつの結果しかない。

ひとつは俺たちがイランと全面的な戦争をし、イランを完全打破し、アフマディネジャド、アリ・カーメネイ、そしてムラー達といったイスラム教政権を追い出し、イランの沼地から水を掃いてペルシャにあらたな民主主義国家を設立する。

もうひとつはイランが俺たちとの全面的な戦争をはじめ、イランが俺たちを完全打破し、俺たちがイランの威力に恐れを成して撤退すれば、中東全体がイランのカリフェイトとなる。三日月はエジプトのピラミッドからはじまってイスタンブールの光塔へ広がり、ヒンドゥークッシを渡ってイスラマバッドを超えペルシャ湾を下ってその植民地はアフリカ全体、インドそしてラテンアメリカへと広がるのだ。

現在の降伏総司令官オバマ王がどっちを選ぶかははっきりしてるだろう。虚勢された元共和党の防衛長官ロバート・ゲーツを通じて、オバマ王はすでにイラン政策への意図をはっきりさせている。その意図とは、何もしないことだ。

ロバート・M・ゲイツ防衛長官はイランによるチェバス政権影響への増長について過小評価した。ベネズエラ、ボリビアそしてエクワドルといった国とイランとのつながりについての質問に対しゲイツ長官は...

「この時点においてベネズエラの武力が驚異的であるとか挑戦的であるとは思えません。」 ゲイツ長官は当地への訪問の際そう答えた。

へえミスターG、俺達だってベネズエラの軍隊なんか驚異的だとは思わないよ。それをいうなら敵側にはもうひとつシリアとかと取るに足らない弱小国もあるよね。

だがイラン自体となってくると話は別だ。ゲイツが肩すかしして済む国じゃない。イランには中東付近のイスラム圏諸国のなかで最大のミサイル力がある。イランはペルシャ湾とホルムズ海峡という世界のオイル通路に面している。この通路は俺たちがアメリカ国内に存在する資源開発を断固拒んで足りなくなった分を補うために買っている、中東の原油通路でもある。イランはすでにもし攻撃されれば、石油タンカーの一つや二つは沈めてやる、西側諸国の経済を混迷におとしいれてやると 公に脅迫している。(もしイランが本当にこの脅迫を実行したら、その時こそアメリカはアラスカやメキシコ湾の原油発掘を始めるのだろうか?)

そうそう、忘れるところだった。もうひとつあのシャハブ3ミサイルの先っちょにくっついてる核弾頭の問題がある。あれなんか2〜3年後に起きるイランとの戦争の際には事を複雑にするんじゃないかな。

幸運な事に、イランには2013年以前にそんな打撃的な攻撃を始める力はない。ということはだ、俺たちにはまだ先制攻撃をする機会が残されているってことだ。それこそが俺たち出来る唯一正気の決断だ。(ここでいう「先制」とは俺たちがイラクでやったようなあの「先制」という意味だ。そしてそれこそが20年来に渡るイランからの度重なる宣戦布告への最後の返答となるのだ。

今となってはハーマン作戦は難しい。イラン政府内の誰かが俺たちのブログを読んでるらしくて、イランはガソリン精製所を新しく建設し、既存の設備も攻撃の際の被害を抑えるべく防御対策を強めている。だがまだ作戦の機会はある。ジョージ・W・ブッシュ前大統領が公約どおり任期前にイランを攻めていてくれたら、もっと少ない犠牲ですんだのだが、今はそれよりは多い犠牲を払わなくてはならないとはいえやる価値はある。いや、いまある機会を生かすべきだと俺は思う。この機会を逃したら次の大統領の代にはもうこの作戦は通用しない。

だがオバマ王の無行動は将来俺たちにもっと時間が長くかかる、もっと金のかかる、もっと血なまぐさいイラン侵略を強いることとなる。そして俺たちはイランの革命軍やクォッズ特別部隊及び、イランやシリアやレバノンのヒズボラとも果てしなく闘う羽目になるのだ。これこそ「選択なきオバマ勅令」だよ。

もちろん、それすらオバマ政権の四年後にそんな金が残ってりゃの話だが。

April 29, 2010, 現時間 9:44 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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April 28, 2010

思想関係なし、過激派の友イランクォッズ特別部隊

イランが危ない , イランをどうするか

ミスター苺著

アメリカ防衛庁が発表したイランに関する調査書によると、イランの特別エリート部隊クォッズ部隊による諸外国過激派への援助には武器提供や資金援助や戦闘訓練などがあるが、その際奴らはイスラム教といったイデオロギーに囚われない。「彼らが援助する多くのグループがイラン革命の思想に共鳴していないどころか、時として真っ向から対抗する信念を持っていることが少なくない。しかしイランは共通する利益や敵をもっているグループを援助する」と調査書にはある。

確かジョージ・W・ブッシュが言ったと思ったが、ベトナム戦争とイラン/アルカイダ枢軸との戦争の違いは、ベトナムと違ってジハーディストはこっちが撤退すればアメリカ本土まで追いかけて来て本土でその戦いを続ける。2001年、アルカイダはそれを実証した。

いま俺たちがラテンアメリカに観る状況はまさにそれだ。イランからしてみれば、オバマ王の下でアメリカは戦場から撤退した。リー・スミスがthe Strong Horse(強い馬)のなかで詳しく説明しているが、イスラム世界には弱いものに同情するという風習はなく、強いものと一緒になって弱者をとことん追い詰めて破壊したいという血なまぐさい願望が満ちあふれている。「慈悲」という言葉は奴らにとって「服従後」という文脈でしか理解されない。

ペルシャは厳密的にはアラブではないとはいえ、彼らの反応はイスラム文化と歴史が共通するアラブと全く同じだ。アフマディネジャドは、間違いなく、イランは「強い馬」でありアメリカは「弱い馬」だと信じている。奴はブッシュ政権無き後の世界において力関係がどのように変化したかということをイランの民が気が付けば人々は即座に体制を立て直して強い馬に従うだろうと本気で思っているのだ。だからオバマ王がやっている戦場から撤退しイランの要求や侮辱に屈するなどという行為は、イランを西半球に招きラテンアメリカの独裁者に協力させるだけでなく、アフマディネジャドの権力者としての国内での地位も完全に強化してしまうのだ。オバマ王は反米チームとして完全なダブルプレイを見せてくれたってわけだ。

最近のベネズエラによる強硬姿勢は真空のなかで起きたのではない。イランはアメリカ軍に対して間接・直接敵な攻撃をここ何十年とつづけてきた。この攻撃は1979年の人質事件にまでさかのぼる。そしてその攻撃はいまだに続いているのだ。

  • イラン軍がイラク南部に侵入したという諜報に対応して、ブッシュ大統領は2006年から2008年にかけて強硬な反撃をし相当な数のクォッズ部隊司令官や隊員を 捕獲 した。

    去年の7月。オバマ大統領はクォッズ部隊の高官たち五人の捕虜の開放を命令した。そしてイランに返還すべくイラク当局に譲渡した。オバマ王は未だにこのあからさまな妥協によって一体なにを達成したかったのか、その理由をはっきりと説明していない。言うまでもないが、イラン側からは同じようなお返しはもらっていない。

  • アメリカはイラクにおけるイランの最大の操り人形モクタダ・アルサドル戦力と長期に渡って戦った末勝った。サドルはイランに逃げ入ったまま帰ってこれない。おおかたイスラム217番目の聖地とかいうクォムシティにでも隠れているのだろう。
  • イランはイラクのシーア派抵抗軍に強力なEFPという爆弾を提供するとともに、クォッズ部隊の司令官たちによる戦闘訓練まで提供した。EFPはエイブラハム戦車すら破壊するという強力な威力を持つ。
  • イランはさらに、アフガニスタンの抵抗軍にも強力で高度な技術を持つ武器を提供している。この武器はアフガニスタンの民主政府(アラブの基準で言えば比較的に民主主義という意味)に対して使われるのはもとより、アフガニスタンでスタンリー・マックリスタル将軍の指揮する対抵抗軍作戦(COIN)を行使しているアメリカ軍に向かって使われていることは言うまでもない。

    アフガニスタンに居るクォッズ部隊は反政府組織を通じて、反政権の政党を組織しつつある。テヘランは抵抗軍の指揮者であるGulbuddin HekmatyarとIsmail Khanの後押しをしている。

    「アフガニスタンで最近発見された武器貯蔵庫でhな、107ミリロケットなどイラン製の武器が多々発見された。これは IRGC-QF(イラン革命軍クォッズ特別部隊)によってアフガニスタンの反政府戦闘軍に送られたものと考えられる。」と調査書にある。 そして武器に記載されている製造日時から言ってこの援助は「継続的」なものであると判断される。

    「テヘランによるタリバンへの援助は歴史的な敵に対して矛盾するものであるが、こうしたグループへのの後援はいずれイランの指導者たちと有益な関係を保証するものという、イランの最近の作戦と一致するものである」という。

  • 最近ではイランはレバノンのヒズボラにこのスカッドミサイルを送っている。ヒズボラはシリアの統括下にあるが、往々にしてイランからの命令で動いている。このスカッドの射程距離は435マイルでかなり正確だ。ヒズボラが最近までイスラエルに撃ち込んでいたロケットは最高射程距離60マイルで命中率はその半分の距離しかない。それに比べるとイラン製のスカッドはかなり性能が高い。ということはイスラエル全体がヒズボラの射程距離に収まってしまうということになる。人口40万人のイスラエル第二の巨大都市テル・アビブも含めてだ。無論首都でありイスラエル最大の都市エルサレム(イスラムの355番目の聖地でもある)も含まれる。

    このレバノンのヒズボラこそが1983年にベイルートのアメリカ軍兵舎を爆破し241人のアメリカ兵(海兵隊員、陸軍兵、海軍兵)を58人のフランス空挺隊兵もろとも虐殺したグループなのだ。19人のアメリカ兵を殺した1996年のコーボルタワーの爆破テロにも、クォッズが関与していたことは先ず間違いない。

ぶっちゃけた話、イランは1979年のあの時から、すでにアメリカとイスラエルを含む西側諸国と戦争をしているのだ。 オバマのネビル・チェンバレンのような融和政策によって、イランはさらに傲慢で攻撃的で歯止めの利かない驚異的な存在となってしまった。そして俺たちが負かした先の悪の帝国がそうであったように、イランもまた某弱無人に俺たちの半球へと進出しアメリカ本土を攻撃しようと威嚇を始めたのである。アメリカなど攻撃してもオバマからの反応は公の場での口先だけの強気な批判の連続で終わるだけだと踏んで安心しきっているのだ。

では、イランのクォッズ部隊がこれ以上ベネズエラなどのアメリカ近隣諸国へ進出するのを防ぐにはどうしたらいいのか、ベネズエラに関しては二つの方法しか考えられない。

その話は次回に続く。

April 28, 2010, 現時間 6:01 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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April 25, 2010

アメリカに近づくイランの脅威、クォッド特別部隊ベネズエラに進出

イランをどうするか

ミスター苺著

イランのイスラム教独裁政権は西側を相手取って国際的な規模の戦争をやらなきゃ満足しないという意図をはっきりさせてきた。もちろんそれはアメリカ合衆国を相手どっての戦争という意味だ。 そしてその意図をはっきりさせる過程でイランは弱腰で妄想に満ちた我等が大統領、バラク.H.オバマをさんざんコケにしやがった。オバマは積極的な外交とやらいう、要するにイランのマクムード・アフマディネジャド大統領にフェイスブックのフレンドになってくれと請い求めるやり方よろしく、すっかり世界の笑いものになってしまった。

こうなってくると、色々欠点はあったとはいえ、ジョージ・W・ブッシュの強気外交が懐かしいよなあまったく。

俺が言ってんのはこのことだよ。

テヘラン軍隊に関する防衛庁の最初のリポートによると、イランはアフガニスタンのタリバンや他の武装勢力に内密な武器提供を行うと同時に、クォッド特別部隊のベネズエラにおける活動を拡大させているという。

イランの武力に関するこの調査書によると、イラン革命防衛隊クォッド部隊(IRGC-QF)として知られている特別部隊はイランの国益を増徴させるため世界中に派遣されているという。この部隊はイラクやアフガニスタン、イスラエルや北アメリカ、ラテンアメリカなどのテロリストたちとも提携している。そして調査書は将来アメリカ軍はイランの特別部隊と交戦することになるだろうと警告する。

クォッズ部隊は「世界中で活動能力を維持している」と調査書にはある。さらに「部隊は中東や北アフリカでその存在はしっかり設立されており、最近はラテンアメリカ、特にベネズエラへの進出が目覚しい」という。

つまりだ、これがイランのオバマ王への返答なのだ。オバマ王のアメリカはいじめっ子でした、わるうござんしたという謝罪ツアーや、ロシアへの迎合やパレスチナの肩をもってイスラエルに強行姿勢をしめしたり、ラマダンの祝辞としてイラン国民に激励の言葉を贈ったり、特にイランから攻撃されても核兵器で迎撃する意志はないと大々的に発表したりしたオバマ王の「外交」に対するイランの返事なんだよ。

ありがとうよ、ミスターホープ、ミスターチェンジ!

べネズエラのウーゴ・チャバス終身大統領にとって、鍛錬され残忍で戦闘体験豊富な「特別部隊」がもたらす貢献は明らかだ。チェバスは恐怖によって国を統治しているが、ベネズエラの軍隊は正直な話、情けないほど貧弱。特におとなりの親米コロンビアに比べたら月とすっぽん。CIA ワールド事実調書によると、コロンビアは年間136億ドルを軍事費に使うという。これはベネズエラが使う42億ドルの約三倍にもなる。コロンビアのアルバロ・ウリベ・ヴェレズ(Álvaro Uribe Vélez)大統領がマルクシスト反政府軍(FARC)という国内問題を抱えているとはいえ、俺はウーゴは国内統治のためにもっと多くの割りで軍隊を出動させているものと察するね。

チャべスには軍事援助が必要なのであり、イランがその援助を提供できるというわけだ。だが、これがアフマディネジャドにとって何の得になるというのだろうか?ベネズエラはイスラム教国家ではないし、今後もそうなるとは思えない。イランとは地理的にも全然近くないし、どちらもアメリカを嫌っているということ以外にはイランとベネズエラとは思想的にも関連があるというわけでもない。ベネズエラには多くの石油があるが、イランにも石油は充分にあり、別にウーゴにせびる必要もない。

となれば、どちらもアメリカを嫌っているという、唯ひとつの共通点こそがその答えなのだ。イランがクォッド部隊をベネズエラに送り込む理由は唯ひとつ。アメリカ合衆国を威嚇することのみ。

では一体、イランはベネズエラを使ってどのようにアメリカを威嚇しようというのか、長くなるので続きはまた次回へ。

April 25, 2010, 現時間 8:08 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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October 28, 2007

米国いよいよイラン攻撃に備える?

イランをどうするか

この間からブッシュ大統領はイランの核兵器開発を批判する演説を続けているが、先日アメリカはいよいよイランを攻める準備にはいったのではないかというニュースがはいった。(10月25日23時3分配信 毎日新聞より。)

<米国>イランに経済制裁 革命防衛隊との商取引禁止など

 【ワシントン笠原敏彦】米政府は25日、イラン革命防衛隊を大量破壊兵器の拡散に関わる組織に指定し、米企業・個人との取引を禁止する経済制裁を発動する、と発表した。また、防衛隊傘下の精鋭部隊、クッズ部隊を主権国家の軍として初めてテロ支援組織に指定。一連の制裁は1979年の米大使館人質占拠事件以来、最も強硬な措置とされ、イランとの緊張が一層高まるのは必至だ。

 ライス国務長官とポールソン財務長官が発表した制裁内容は、主に金融面での締め付けに焦点が当てられている。軍組織の他にイランの国営主要3銀行(メリ、メラト、サデラト)が国際金融システムを悪用してミサイル拡散やテロ支援に関わっているとし、同じく制裁対象に指定した。

 経済活動でも重要な位置を占める革命防衛隊は、ミサイル拡散のほか核開発への関与が指摘されている組織で、関連の20以上の企業・個人が制裁対象となる。また、クッズ部隊は、米国がイラクやアフガンなどで武器を供与していると見る組織。制裁対象となった組織・銀行は、米国内の資産凍結や米企業・個人との取引禁止が科される。の反対でメドが立たない中、米国は今回の措置が国際的な波及効果を生むことを期待している。

さて、このような措置に対してイラン側はどういう反応をみせているのかといえば、経済制裁などなんの効力もないと見ているようである。(翻訳:喜多龍之介さん)

アメリカがテロや核拡散への国家的関与を狙った新たな制裁を科した一日後、イラン当局は反抗姿勢を表明した。

強硬派のイラン革命防衛隊司令官モハマド・アリ・ジャファリ将軍は、イランはアメリカによるいかなる猛攻撃にも耐えられると宣言した。「イスラム共和国は人々の侵攻の強さと力を持っている」。
「この力には防衛における経験、知識、技術が加わる。我々は更に決定的な攻撃で、如何なる攻撃にも応じるだろう」。

より厳しい制裁もイランに核開発を諦めさせることはない、と同国の新しい核交渉責任者であるサイード・ジャリリは言った。「その前のものと同じく、新しい制裁はイランの方針に一切の影響を与えないだろう」。

コンドリーザ・ライス国務長官は、イラン政府内に亀裂を作ることでマハムード・アハマディネジャド大統領を孤立させることを目的とした措置だ、と言った。「イランと指導部にはアハマディネジャド大統領よりも沢山人がいる」。

ライス国務長官が表向きにはイランと交戦の意志はないといくら主張してみても、ブッシュ大統領の本音はイランへの経済制裁は極一部的な効果しか得られないことは承知の上だろう。私がアメリカがイラン攻撃の準備を進めているのではないかと懸念する理由はフォックスニュースで報道された下記のようなニュースが原因だ。

バグダッド南東にあるアメリカ軍基地に打ち込まれたロケット弾はイランで製造されたものであると米軍当局は土曜日発表した。これはイランがイラクの反乱分子に継続的に援助をしている証拠である。

10月23日に戦闘武器庫で行われた攻撃ではけが人はひとりも出なかったが、米軍の乗り物が一台破損されたと米当局は語っている。

米軍当局によれば、107mm のロケットは今年の三月ごろイランで製造されたもである。ロケット発射位置を捜査中の隊は標的を定めは発射するための六つの発射台を未発のロケットとタイミング機がついたままの状態で発見した。

押収されたロケットは過去4ヶ月に渡って兵士らが押収したイラン製造ロケットの40台目のロケットであると軍は発表した。

イラン製造のロケット弾がアメリカ兵宛てに打ち込まれているという事実はなにも今に始まったことではない。イラクで戦闘に携わっていた人なら誰でも反乱分子が使っている武器の多くがイランから供給されていることは二年前くらいから知っていた。しかし軍当局もブッシュ政権もイランのイラク関与については公式な認識はしてこなかった。その理由は色々取りざたされるが、一番単純な理由はブッシュ政権がイランとの時期尚早の戦闘は避けたいと考えていたからだろう。それが軍当局がイランからの武器がイラクで発見され押収されたという事件を大々的に発表したり、ブッシュ大統領がイランへの経済制裁をいまの時期に強行するということは、ブッシュ政権はいよいよイランを攻める準備態勢にはいったのだと考えるのが自然だ。

さて、ここでイランを攻めるとしたどういう方法があるのか、今年の初めにカカシが今こそイランを攻めるチャンス!で紹介した歴史家のアーサー・ハーマン氏のイラン攻撃作戦を振り返ってみよう。

ホルムズ海峡は確かにイランからの石油輸送にとって非常に大事な場所である。だが、それをいうならイランにとってもこの海峡は非常に重要な航路だ。イランはホルムズ海峡を手に取って世界をコントロールしようとしているが、アメリカはこれを逆手にとってイランをコントロールできるとハーマン氏は語る。それをどういうふうにするのか、下記がハーマン氏の提案だ。
  1. まずホルムズ海峡を通る石油輸送を阻止する国はどこであろうと容赦しないと発表する。
  2. その脅しを証明するために対潜水艦船、戦闘機、じ来除去装置、イージスBMDシステムなどを含む空母艦バトルグループをペルシャ湾に派遣する。むろんこちらの潜水艦も含む。
  3. アメリカ一国によるイランの石油タンカー通行を封鎖。イランから出る石油、イランへ入るガソリンなどを完全阻止する。ほかの国の船は自由に通過させる。
  4. イランの空軍基地を徹底的に攻撃し、イランの空の防衛を完全に破壊する。
  5. イランの核兵器開発地及び関係基地、インフラなどを攻撃する。
  6. そしてこれが一番大切なことなのだが、イランのガソリン精製施設の徹底破壊である。

  7. アメリカの特別部隊がイラン国外にあるイランの油田を占拠する。

イランは今非常に厳しい状況にある。ハーマン氏は我々はそれを最大限に利用すべきだという。

イランは非常に大きな石油輸出国であるにもかかわらず、なんとガソリンの40%を湾岸諸国を含む外国からの輸入に頼っている国なのである。精製施設がなくなり保存施設も破壊されれば、イランの自動車、トラック、バス、飛行機、戦車および軍事機器がすべて乾いてしまう。これだけでイランはイラン軍による反撃など不可能となってしまうのである。(イランの海軍は年老いて破損が激しい。一番の財産であるロシア製キロ級潜水艦は港を出る前に破壊してしまうべきである。)

この攻撃と同時にアメリカはイラン国民に「イラン政府を倒しアメリカに協力してガソリンを取り戻すか、イラン政権のムラーたちと餓死の運命を共にするか、君たちが選びたまえ」と呼びかける。もともとイラン市民はイラン政府に満足しているというわけではない。イラン国民は意外と世俗主義で西洋的な文化を持っており、宗教家ムラーたちの政権では圧迫を受けている。若者の失業率は75%というひどい状態で、最近では若い男女がイスラム教徒としてふさわしくない格好をしているという口実で無差別に服装警察に拘束され拷問されるという事件があいついでいる。イラン市民は今こそ自分らの将来をどうするのか、選択の時である。

ところで、イラン関係の記事を探していたら、先月の9月にブッシュ大統領のイラン批判演説について、毎日新聞のイラン:米大統領演説に反発必至 イラク情勢さらに混迷か(2007年9月15日)という記事を見つけた。

この「イラク情勢さらに混迷か」という部分が私は非常に気になったので読んでみると、記事はこんな具合に始まる。

【テヘラン春日孝之】イラク情勢を巡り、ブッシュ米大統領が13日の演説で「イラン脅威論」を展開、米軍のイラク駐留継続の必要性を強調したことに対し、イランが反発を強めるのは必至だ。イランでは国際協調を志向する穏健派が巻き返しつつあるが、米国のイラン敵視の先鋭化はイランの強硬派を勢いづかせ、イラク安定化を一層困難にする可能性がある。

毎日新聞はこれまでにすでにイランがイラクにクォッズという特別部隊を送り込んで、イラクのスンニ、シーアにかかわらず戦闘訓練をしたり武器供給をしたり、時にはイラン兵事態がイラクでアメリカ兵を殺しているという事実を全くしらないかのようだ。アメリカをサタン(悪魔)と呼び、アメリカやイスラエルの撲滅を公言している国がこれ以上アメリカを嫌うなどということが可能なのか?しかも毎日新聞は今年の2月ごろから始まったアメリカ軍のCOINと呼ばれる対反乱分子作戦が非常な効果を上げている事実を完全に無視している。あたかも今が2005年か2006年の秋ごろのような言い方だ。日本でも指折りの新聞である毎日がここまでイラク情勢に無知というのは信じがたい。

イランでは昨年末の地方選挙や最高指導者の任免権を持つ専門家会議の選挙で強硬派が惨敗。米国との和解を検討しているとされるラフサンジャニ元大統領を中心とする穏健派が巻き返しを図っている。こうした流れの中で今年5月、イラク安定に向け80年のイラン・米国の断交以来初めての公式協議が始まった。

だが、最近は米国内でイラン空爆論が再燃し、イラン革命防衛隊を「テロ組織」に指定する動きが浮上するなどイラン敵視が激しくなっており、両国協議は7月に2回目を開催して以降、めどは立っていない。

米国の対イラン強硬論は「米国との対話は無駄」「米国とは徹底的に対決すべきだ」というイラン強硬派の主張に正当性を与え、穏健派の動きを封じ込めかねない。米国がイラクのイスラム教シーア派武装勢力を支援していると主張するイラン革命防衛隊は強硬派の牙城でもあり、対抗措置を本格化させれば、イラク情勢の一層の悪化は避けられない。

もし毎日新聞がラフサンジャニが「穏健派」でアメリカと交渉の意志があるなどと考えているならナイーブとしか言いようがない。イランでいう「比較的穏健派」などという言葉はほとんど意味がないのだ。ラフサンジャニはアクマディネジャドほどあからさまにアメリカへの敵意を表していないというだけであって、彼らが核兵器を使って中東をコントロールしたいという野心に変わりはない。ラフサンジャニは確かにアメリカと交渉するかのようなそぶりはするかもしれないが、交渉しながら影で武器開発を進める分、正直にアメリカへの敵意を表明するアクマディネジャドより始末が悪い。

イラク情勢がこのまま良化の一途をたどり、比較的自由な国として復興することができれば、イラン国民も自分らの独裁政権を倒してアメリカという勝ち馬についたほうが懸命だと思うかもしれない。アメリカがイランを攻めるとしたら、なるべく非戦闘員を巻き込まないように充分気をつけてやってもらいたい。なにしろ将来イラン市民とは本当の意味での友人関係を結びたいのだから。

October 28, 2007, 現時間 1:22 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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June 10, 2007

イラン対アメリカ事実上戦闘状態

イランをどうするか

The Fourth Railのビル・ロジオによるとイラク内部においてイラン軍の特別部隊クッズ(Qods)とアメリカ・イラク連合軍は事実上すでに戦闘状態にあるようだ。

我々はもう一年以上も前からイラン政府がスンニとシーアの両方に資金及び武器援助をしてきていることは知っていたが、最近ではイラン軍の部隊そのものがイラクに潜入し直接アメリカ軍と交戦することが多くなっている。

今年の一月にカルバラで連合軍の基地がアメリカ軍に化けたテロリストらによって襲われ五人のアメリカ兵が拉致された上に殺された事件を読者のみなさんは覚えておられるだろうか?当時その洗練された攻撃からいってアルカエダのテロリストではなくイランの特別部隊によるものではないかと疑われていたが、衛星写真によってイラン国内にカルバラ基地の模型が存在することがはっきりした。どうやらイラン軍はこの建物を使って基地攻撃の訓練を行っていたようだ。

多国籍連合軍は4月の終わりからイラク国内にあるイランの秘密基地を攻撃し、すでに25人のメンバーを殺害、68人を拘束した。これらのメンバーはイランでクッズ特別部隊から直接訓練を受けきたシーア派テロリストたちで、イランの飼い豚サドルとも深い関係があるが、マフディ軍のなかでも過激な人間が集まったテログループらしい。彼等は協力な破壊力を持つEFPを使うことで悪名が高い。

ペトラエウス将軍の話ではすでに連合軍はSheibaniとQazaliというテロネットワークにたいしての攻撃について17回以上公式発表をしている。

しかし、アメリカ軍が直接イラン軍の特別部隊から攻撃を受け、しかも戦死者まで出しているということがはっきりしているなら、どうしてアメリカはイランに対して何らかの強行手段をとらないのであろうか? いくらイラク内部でテロネットワークに手入れをしてみても、イランからいくらでも資金、訓練、武器援助があるのではいつまでたってもいたちごっこである。

ベトナム戦争当時もカンボジアから攻めてくるベトコンをアメリカ軍がカンボジアまで追いかけていくことが出来ずにニクソン大統領がカンボジアまで戦闘を拡大するまでアメリカ軍はみすみす国境を越えていくベトコンを見逃さねばならない状態が続いた。イラクのイラン情勢にしろ、アフガニスタンのパキスタン情勢にしろ、この国境を超えたテロ攻撃が連合軍の行動を不必要に規制している。

アメリカにはイランを攻める覚悟があるのだろうか?

June 10, 2007, 現時間 12:44 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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June 6, 2007

レバノン憂鬱な夏再び

イランをどうするか , 中東問題

去年もレバノンで戦争があったのは夏だった。確か7月だったように思うが。私は一年以内にレバノンでは再び戦火が始まるものと考えていたが、しかし今回はイスラエルによる攻撃ではなくアルカエダ系のテロリストとパレスチナ民兵による蜂起。3週間目に入ったテロリスト対レバノン軍の交戦は100人近い死者を出しながら、にらみ合いが続きまだまだ終わる気配を見せない。

6月3日付けのYaLibnanによると、An-Nahar新聞がアルカエダはレバノンにおいて911並のテロ行為をする計画だったことが明らかになったと報道したという。

「この情報は逮捕されたファタ・アル・イスラムのメンバーから入手したものです」と匿名の関係者は語ったとアン・ナハーは書いている。

同新聞によると、レバノンで二番目に大きな都市で、レバノン軍が攻撃しているナハーアル・バレド難民キャンプの南にあるトリポリで発見された爆弾はシリアから来たのもであると報道している。

「ファタ・アル・イスラムは首都の大ホテルを自爆トラックテロを使って昔西ベイルートの大使館を襲ったように攻撃するつもりだった」と同紙は書いている。

シリアは二年前にレバノンの前大統領を暗殺したことでレバノン人の反感を買い、占領軍を撤退せざる終えなくなった。今回は国連でその責任を問われて苦しくなったシリアは、アルカエダのテロリストを使ってレバノンを再び奪い取ろうという魂胆らしい。しかしレバノン軍は必死でテロリストと戦っており、そう簡単に国を明け渡すものかという姿勢を崩さない。

レバノンの長年の苦しみは一重にシリアにある。イスラエルがレバノンに攻め入ったのも、レバノン在住のシリアの手先がイスラエルを攻撃してレバノンに逃げ込んだことにある。レバノンの長年にわたる内乱もすべてシリアの仕掛けてことだ。レバノンはシリアが隣国にいる限り平和に暮らすことは難しい。

しかしシリアの背後にはイランがある。イランと言えばイラクでシーア派民兵に武器調達や人員援護をしているのもイランだ。イスラエルを核兵器で襲ってやると脅かしているのもイラン。パレスチナのテロリストどもにシリアを通じて資金援助をしているのもイラン。

ここはひとつ、イラン対策を急速に進めて行く必要があるだろう。(私はさっさと攻めるべきだと思うけどね。)

June 6, 2007, 現時間 9:13 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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April 4, 2007

イラン英兵15人を解放、強行派アフマディネジャド折れる

イランが危ない , イランをどうするか , ヨーロッパ

まずはまあいいニュースから。

2007.04.04 Web posted at: 22:41 JST - CNN

テヘラン(CNN) イランのアフマディネジャド大統領は4日、記者会見を開き、拘束中の英海軍兵士15人に恩赦を与えて釈放すると言明した。 先週始まったイランの新年を記念し、親善の意を表した恩赦という。大統領は記者会見後、英兵の一部と面会した。

イランの国営テレビは、大統領がスーツ姿の英兵らと握手を交わし、談笑している映像を放送。音声では、英兵の1人が英語で大統領に謝意を示す発言や、大統領が英兵らに「どんな旅を強制されていたのか」などと冗談交じりに話しかける発言が聞こえる。

はっきりいってどれほど待遇がよかったにせよ、なんで英国の水兵や海兵隊員がスーツ姿でにこにこしてるのか。解放されてうれしいのは分かるがカカシには胸くそ悪い。これがアメリカ兵でなくて本当に良かった。もっともアメリカ兵ならこんなに積極的にイランのプロパガンダには参加したとは思えないが。

とはいえ人質が無事にかえってきたのは良かった。タイミングから昨日のイラン高官解放と関係があるのだろうかという疑問はあるが、実は強行派のアフマディネジャド派が現実派のラフサンジャニに押されての妥協なのではないかという説がある。

一見イギリスはイランの無謀行為に対して強気の姿勢も見せず国連だのNATOなどに訴えるなど武力行使ではなくあくまで外交尊重の態度をとっていたことで、イランはイギリス軍などいくら湾岸に武装勢力を集中させても無力だと国際社会に証明したかのように見える。イギリス兵がイランのテレビで海域を侵しましたなどと「自白」した姿も印象的だ。

しかし一方で、イランはイギリス政府から公式にイラン海域を侵したと認めさせることはできなかったし、イギリスは謝罪などもってのほかという態度を崩さなかった。脅しは実行に移さなければ脅したほうが弱く見える。イギリスが罪を認め謝罪しなければイギリス兵をスパイの疑いで裁判にかけると息巻いていた強行派のアフマディネジャドがイギリス兵を無傷で返還したとなるとアフマディネジャドはどこかからの圧力に屈服したのか、イギリスから何か報酬を獲得したのかどちらかだろう。

もしアフマディネジャドが国内の政権から、特にラフサンジャニに示唆されたカタミ師から圧力をかけられたとしたら、アフマディネジャドのイラン国内での勢力はかなり弱まっていると考えることができる。この間の選挙でもアフマディネジャド派はずいぶん地方で議席を失っているし、イランの予算案などでもなにかとラフサンジャニに押されている。

また、イギリスがイランと裏で色々交渉をしたのではないかと考えると、イギリスが明かにイランへの報酬だと分かるものを与えなければ諸外国はイランがイギリスに脅迫されたと解釈せざる終えない。となればイギリスは無力どころか案外イランの痛いところをついたのではないか、つまりイランはイギリスに盾をつけるような立場にはないのではないか、という印象を外に与える。

となってくると、アフマディネジャドによるイギリス兵拉致作戦はイランの外交としては大失策だったのかもしれない。実際にイギリスとイラン、どちらが駆け引きに勝ったのか今後のイギリスの出方が注目される。


April 4, 2007, 現時間 11:09 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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April 3, 2007

タイミングが怪しいイラン2等書記官の解放

イラク関係 , イランが危ない , イランをどうするか

今朝、読売新聞のイラクで拉致されたイラン2等書記官、解放され帰国へこの見出しを見てちょっと首をひねった。

【テヘラン=工藤武人】イラン国営テレビは3日、今年2月にイラクのバグダッドで拉致されたイラン大使館の2等書記官が解放され、同日中にイランに帰国すると伝えた。

 解放の詳細な経緯は不明だが、イラン学生通信はイランの在バグダッド大使館筋の話として、同書記官は2日に解放されたとしている。

 この書記官は2月上旬、イラク軍特殊部隊の制服姿の男たちに拉致された。同部隊はイラク駐留米軍との関係が密接なため、イラン側は、米国が関与していると激しく非難していた。
(2007年4月3日20時47分 読売新聞)

なにしろイランでは例の15人のイギリス兵が人質になっている。イギリスもアメリカもそしてイランも人質交換は公には話題にしていないが、もしこれでイギリス兵がイギリスに帰ってくるということになったなら、これは完全に人質交換の交渉が裏で行われていたということになる。非常にまずい状態だ。

一方イギリスのインディペンデント紙では、イギリス兵が拉致されたのはアメリカのイラク政策失敗が原因だという筋違いの記事が掲載されている。

イラク北部を公式訪問中のイラン警備将校のアメリカ軍による拉致失敗が10週間後にイギリスの水兵海兵隊員15人が拉致される引き金を引いた。

今年1月11日の早朝ヘリコプターで潜入したアメリカ兵らはクルド族地区のアービルに長期に渡って存在していたイランレーゾン事務所を襲撃。5人の比較的下位の職員5人をスパイ容疑で逮捕、今も拘束中。

しかし現実にはアメリカはもっと野心的な目的があったことをインディペンデント紙は学んだ。この手入れの目的はクルド地方政権に知らせずにイラン警備組織の重要人物二人を捕まえることにあった。

その後のイランの怒り狂った反応からいって、イランが報復行動に出ることくらいはイギリス政府は予期すべきだったと記事の著者パトリック・コクボーン記者。そしてコクボーン記者はイラクに公式訪問しているイランの諜報部員を拉致するということは、外国を公式訪問しているCIAやMI6の高官が外国で拉致するようなものだとし、イランが怒るのも当たり前だといわんばかりである。

ほお〜、正式な外交関係のあった国の大使館を襲撃し大使および職員53名を拉致して444日も監禁した行為はどうなるんでしょうかね? そういうことへの報復が許されるっていうならアメリカはまだイランに48人のイラン高官を拉致するだけの借りが残っている。

イランが人質をとっては自分らの理不尽な要求を突き付けているのはなにも今にはじまったことではない。1979年のアメリカ大使館襲撃はいい例ではあるが、それですら始まりではない。16世紀から19世紀にかけてバーバリーコーストといわれるモロッコ、アルジェリア、タニーシアそしてリビア海岸の海洋を荒らして欧州の船を拿捕し乗組員を誘拐しては身代金を要求していた海賊らは当時のイスラム教諸国を背後にもつ海賊たちだった。それをいうなら2004年にもイギリス兵二人がイランに拉致された事件があったではないか、あれもアメリカのせいだというのか? コックボーン記者は誘拐はイスラムの常套手段だという歴史的事実さえ知らないらしい。(先に紹介したような学校教育を受けた結果かもしれない。)

インディペンデント紙は、アメリカの作戦を批判する暇があったら、抵抗もせずにみすみす捕われの身になったイギリス兵15人の態度について見直したらどうなのだ? そして拉致された後恥も外聞もなくイランのテレビに出演して地図の前で「確かにイランの海域に侵入しました」などと白状し、汚らわしいバーカなどまとってすましている恥さらしを批判したらどうなのだ! それともイギリス兵は捕らえられたら抵抗せずに何でも敵の言われるままに行動しろという命令でも受けているのか、だとしたらそんな非常識な命令をくだしたイギリス軍高部に対する批判でもしたらどうなのだ!

このイギリス兵の無様なていたらくがどれほどイランのプロパガンダに貢献したか知れない。どれだけかつての偉大なる英国も地に落ちたかを暴露する結果となったことか。どれだけ我々の敵を元気づけることになったことか。これがアメリカ兵だったなら絶対にこのような態度はとらないとニューヨークポスト紙でラルフ・ピータース陸軍中佐(退役)。

アメリカ海兵隊員を洞穴に押し込み歯をなぐり折ったところで、彼から本国と海兵隊への誇りをなぐり折ることはできない。「センパーファイ(Semper fi)」には意味があるのだ。

オージー(オーストラリア兵)も同じようにタフだ。

いったい何が英国海兵隊に起きたのだ? エリート隊のメンバーとして通ってきた隊なのに。労働党政府の政策はイギリス軍をずたずたにした。戦闘機を飛行不能にし、軍艦を引退させ、陸軍隊を解体し、制服を着る兵士らの胸から勇気までももぎとってしまったのか?

女性水兵が泣き崩れて政府に降伏を訴える姿も無様だったが、海兵隊員までがお茶や同情を懇願しだしたとなると、もう見てられない。嘘だと言ってくれ!

...ウィンストン・チャーチルは天国でスコッチを吐き出しているだろうよ。

ピータース氏も指摘しているように、イギリス軍は当初比較的平穏だったバスラの警備を完全に怠り、バスラ警察や地元政府がシーアの民兵に乗っ取られていくのを指をくわえて見ていた。もし当時イギリス軍がアメリカ軍のように厳しい取り締まりやパトロールを行っていればイラク南部でおきたシーア派民兵による暴走を防げたかもしれない。そういう失態を棚にあげて、自分らのぶざまで臆病な態度を顧みず、アメリカだけを責めるイギリスの政治家やメディアたち。アメリカの民主党より質が悪い。

ピータースもミスター苺と同意見でこの任務に当たっていた海軍の司令官らは敵を前にして臆病な行動をとった罪で軍法会議にかけられるべきであると語る。そしてこの「ワンカーども」が所属している王立海兵隊はさっさと任務からほどかれ解散しちまうべきだ!と手厳しい。カカシも全く同意見だ。

April 3, 2007, 現時間 2:24 PM | コメント (6) | トラックバック (0)

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March 29, 2007

イギリス海兵隊は何故抵抗しなかったのか?

イランが危ない , イランをどうするか

15人のイギリス海兵隊員と海軍兵がイラン軍に拉致された事件について、イギリスと共同作戦をとっているアメリカ海軍側では、どうしてイギリス兵は抵抗しなかったのかという疑問が出ている。

湾岸における高位の米司令官は、これが彼の部下であればイラン革命防衛軍の人質になる前に発砲していただろうと語った。

これはイラクで一緒に戦っていながら、イギリス軍とアメリカ軍が取り入れている姿勢の違いを劇的に表している。拘束された15人を含むイギリスの隊と隣り合わせで行動をしていたエリック・ホーマー米海軍少佐は、英国海兵隊員と水兵たちがもっと攻撃的でなかったことに「驚いている」と語っている。

インディペンデント紙の、これが少佐の部下達だったとしたらイラン兵に発砲していたか、という質問にたいして少佐は「同意。そうです。イギリス軍の作戦について今さら判断したくありませんが、我々の攻撃規則はもう少し臨機応変性があります。我が軍の乗船チームは自己防衛に対してもう少し積極的な訓練を受けています。」

イギリスのHMSコーンウェルと同じくイギリス指令下の任務編隊に所属する米フリゲート艦USSアンダーウッド号の副艦長で第二司令官は「アメリカ海軍特有の攻撃規制は自己防衛の権限が与えられているだけでなく、自己防衛は義務であるとされています」と語る。「私が思うに彼等(イギリス兵)は拉致される前に自己防衛をする十分に正当な権利がありました。我々としては『どうして自己防衛をしなかったのだ』という反応です。」

どうもイギリス海軍はどのような理由があってもイラン軍に発砲してはならないという命令を受けていたらしいのだが、ミスター苺によるとそのような命令は違法であり、海兵隊員も水兵らも従うべきではなかったと言う。

そのような命令は違法命令だ。

誰にも発令できない命令というものがある。例えば総司令官が兵士らに強姦を命令したとしよう。このような命令は明かに違法であり、従えば罪に問われる。(そしてそのような命令を下した大統領は即刻弾劾され取り除かれるべきである。)

イギリスでも同じことが言える。(女性を含む水平ら)軍人にテロリストと深い関係にあるイスラム過激派政権の人質になれなどという命令は明らかに違法命令だと俺は確信する。そのような命令を誰かが下したとは信じがたい。

...降参する気でもない限り軍人は敵の攻撃から身を守ることは正当であり、攻撃規制などくそくらえである。俺が思うにイギリスにはいまでも戦争に勝つために最前を尽くすべきという姿勢が存在しているはずだ。

ミスター苺は拉致されたボートが所属するイギリス艦HMSコーンウェルの艦長は敵を前にして臆病な行為をした罪で軍法会議にかけられるべきだと言って息巻いている。(笑)

しっかしかつての栄光が泣くよまったく。偉大なるイギリス帝国海軍がこれではご先祖様に顔向けできないよなあ。

しかし過ぎたことをなんだかんだ言っていてもしょうがない。イギリスは、ブレアは、いったいどうするつもりなのだろう?

March 29, 2007, 現時間 8:35 PM | コメント (1) | トラックバック (0)

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March 26, 2007

露中もあきれるイランの無思慮な行動

イランが危ない , イランをどうするか

今日のヘッドラインニュースはイランからの話題二つが目に付いた。

最初はロシアと中国がイランに国連安保理の条例に従えと促したという記事。ロシアにしても中国にしてもイランの無思慮な行動が英米によるイラン攻撃につながることを恐れているのだろう。なにしろ両国とも現イラン政権と特別な契約を結んでいるわけで、ロシアなど原子力発電所建設のために提供した原料だの労働だのの支払いをまだしてもらってない。ここで現政権に崩壊などされて借金がごわさんになってはたまったもんではない。

安保理の常任理事である両国からの促進は、イランが国連条例に含まれるIAEA査察を一部差しとめるという発表に答えるものだ。

これまで厳しい制裁を促していたイギリス、フランス、アメリカといった国の態度には乗り気でなかった中国やロシアまでがイランに国連に協力しろと言い出したとなると、国際社会のイラン外交はかなり大詰めを迎えているといえるのかもしれない。

そんな国際社会の空気を多少は察したのかイランは拉致したイギリス兵がイラン海域に入ったのが意図的なものか偶発的なものかを確かめるため、イギリス兵に拷問、、おっと「取り調べ」をおこなっているという。

しかし金曜日にはイギリス兵の14人の男性と1人の女性をスパイとして裁判にかけると強気なことをいっていたイランだが、月曜日になってかなりその姿勢を緩和させたということは言える。

イラン外務省次官のメフズィ・モスタファビ氏は緩和した態度で月曜日14人の男性と1人の女性は取り調べを受けている最中だと語った。

「水域侵入が意図的なものか偶発的なものかは(取り調べによって)明らかになるはずです。それがはっきりしてから必要な決断をしたいと思います。」とモスタファビ氏は語った。

イランは拘束されている米兵たちがどこで拘束されているのか、イギリス高官と話すことが許可されているのかどうか話すことを拒んだが、テヘランのイギリス大使、ジェフェリー・アダムス大使に彼等の健康状態は良好であると保証した。

ま、イラン人はイラクのテロリストなどと違って人質の目をくり抜いたり女性を冒涜するなどということはしないだろうが、それでも取り調べと言って殴るくらいのことはするだろう。イギリス側は外務省のマーガレット・べケット長官がトルコを訪れた月曜日、イギリス人員と器具が安全に返還されるまではイランに圧力をかけ続けると発表。一方ロンドンでもイラン大使が事件ご3回も呼び出され、人質の早急な返還を要求されている。

イギリスでは人質が西側とイランとの核兵器開発交渉の間に挟まってしまう可能性と、アメリカが拘束しているイラン軍人との交換に使われるのではないかという心配がされている。いまのところモスタファビは人質交換を求める気はないとしているが、イラン政権のなかではそういう話も出ているようだ。

イランは昔から西側との「交渉」に人質作戦や威嚇脅迫作戦をとってきた。1979年のアメリカ大使官占拠にはじまって、レバノンでのアメリカ兵とフランス兵の兵舎爆発事件、サウジのコーボル棟アメリカ兵舎爆破事件など、正々堂々と外交というものをやったことがない国だ。これに対して西側の対応が貧弱なものであったこともイランを強気にさせている原因だ。

となってくると、今後のイランの行動はここでイギリスがどう出るかにかかってくる。ブレア首相はそろそろ引退するとはいえ、イランには強気な態度で出て欲しいものだ。

March 26, 2007, 現時間 6:06 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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March 25, 2007

英国兵15人を拘束したイランの意図は?

イランが危ない , イランをどうするか

イランがイラクとイランの国境近いイラク側の水域で監視活動を行っていたイギリス海兵隊の隊員15人を拘束するという事件が起きた。

3月24日8時1分配信 産経新聞

 【ロンドン=蔭山実】BBCテレビなどによると、現場はイラクとイランの国境にあたるシャトルアラブ川のイラク側の水域で、兵士らはボート2隻で車の密輸船を検査していたという。AP通信はイラン革命防衛隊の海上部隊が英兵らを拘束したと伝えている。

 英国防省は「兵士らは何ら問題なく貨物船の検査を行っていたが、突然、イランの船に包囲され、イラン側の水域へと拉致された」と語った。兵士らは無事とみられ、兵士らをすみやかに解放するようイラン当局と交渉している。

 BBCがイラク南部のバスラに駐留している英軍の司令官の話として伝えたところでは、イランは武装勢力に強力な武器を与えているほか、イラク南部の住民に金を払って英兵への攻撃を仕掛けさせているという。

イラン側はイギリス兵たちがイランの水域を侵したとして水兵たちを拘束しているわけだが、無論、そんなことは単なる言いがかりだ。イランは多分、当初イギリス兵を人質にして国連のイラン経済制裁決議を阻止しようと企んだのだろう。だが、国連安保理は制裁決議を可決してしまったので、今度は英兵たちがスパイ行為をしていたと言い出したようだ。

多分イギリス兵らを拷問にかけて無理矢理「自白状」を書かせ、数人を処刑した後生き残った数人を使ってアメリカ軍が拘束しているイラン軍特別部隊クォッドの高官らと人質交換を言い出してくるつもりなのだろう。

交渉中の国の軍人を拉致してそれを使って人質交換、、、イランの手先がどっかで同じ手口を使ってひどい目にあった前例がつい最近あったような、、あれ〜? どこだったかなあ〜?

ハッキリ言ってイラン側の行為は戦闘行為ともみなせる。イギリスがその気になればイギリスによるイラン攻撃の口実は立派にできたことになる。イランのこの強行作戦はかえって裏目にでるのではないかな?


March 25, 2007, 現時間 11:43 AM | コメント (2) | トラックバック (0)

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March 16, 2007

イランの核開発危機! ロシアに支払い滞納で、、

イランが危ない , イランをどうするか , 東洋危機

ついに国連はイランの核開発に対して加制裁措置を盛り込んだ決議案をとおすことになったようだ。

3月15日11時45分配信 毎日新聞

 【ニューヨーク坂東賢治】イランの核開発問題で安保理常任理事国(米英仏中露)とドイツの国連大使は14日、武器輸出全面禁止などイランに対する追加制裁措置を盛り込んだ安保理決議案について大筋で合意した。15日にも安保理の非公式協議で非常任理事国10カ国に決議案を示す。順調に進めば、来週の安保理で採択される見通しだ。
 安保理筋によると、6カ国が合意した決議案では、イランから小型武器を含む、あらゆる武器の輸出を禁止することが盛り込まれたほか、戦車や戦闘機などの大型武器の輸入についても監視を進めることを明記。核やミサイルの開発に関連し、金融資産凍結の対象となる個人や企業のリストを大幅に拡大した。
 制裁リスト対象者の海外渡航は禁止していないが、対象者が渡航した場合に制裁委員会に通知するよう加盟国に求めた。また人道・開発目的のものを除き、イランに対する新たな信用保証・融資を自粛するよう呼びかけているが、欧米が求めた義務付けは見送った。さらに、60日の期限で国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長にイランの核活動に関する安保理への報告を求め、イランにそれまでの核活動停止を求めている。

これに対してイランのアハマディネジャド大統領は経済制裁など怖くないと息巻いている。

テヘラン 16日 ロイター] イランのアハマディネジャド大統領は16日、集会で演説し、同国は核燃料サイクルをあきらめさせようとする国際圧力には屈しないと述べた。国連安全保障理事会の常任理事国にドイツを加えた主要6カ国は15日、ウラン濃縮活動を続けるイランへの追加制裁決議案について正式に合意している。(ロイター)

しかしアハマディネジャドが何と言おうと、これはイランにとっては相当の痛手のはずである。なにしろイランは今の状態でもロシアから購入した核兵器開発技術への支払いが滞ってロシアからのサービスが一時停止されているという状態に陥っているのだから。

モスクワ発(AFP、3月13日)によると、なんとイランはBushehr原子力発電所建設で、ロシアへの支払いが遅れており、これ以上滞納が続くとロシアがわとしても「後戻りできない深刻な結果」になると警告されていることがわかった。

「イラン側からの決断をいつまでも待っているわけには行きません。」とロシアの契約しているAtomstroiexport社の重役ブラディミア・パブロフ(Vladimir Pavlov)氏は語る。「支払い再開がこれ以上遅れると、後戻りできない深刻な結果を生みます。」

パブロフ氏はしかし、テヘランとAtomstroiexport社との間で行われた交渉ではイラン高官らが「割合建設的」だったとロシア国営新聞RIA Novosti紙は報告している...

月曜日、Atomstroiexport社はほぼ完成しつつある施設に必要な核燃料の配達は二か月くらい遅れるだろうと発表した。

ロシアがサービスを提供しているのは無論原子力発電所建設などではなく、核兵器施設に間違いない。イランの経済事情がかなり深刻な状態であるということは以前にもお話した。イランは原油があるということで、他の産業を全く無視してきた。ところが核兵器開発に夢中になりすぎて肝心な原油生産の施設をおざなりにしてきたため、古くなった施設は効果的な産出ができず、イランの原油産出量は近年大幅に減っている。しかもイランは自国で算出した原油を精製する技術を持たないため、原油を輸出して石油を輸入するというばかばかしいことをずっとやってきた。おかげで原油産出国でありながら国内ではガソリンが不足するという不思議な現象が起きている。

そして皮肉なことに、核兵器開発でおざなりにした原油産出業での収入が減り、核兵器開発に必要なお金がたりなくなる、という結果を生んでいる。(苦笑)イランは無論ロシアの態度にカンカン。ロシアの核遅延に怒るイランというイギリス国営局BBCの記事ではイランはロシアに支払い停滞などしていない、ロシアの態度は「悲しむべき」だとし経済状態に問題があるのはロシアのほうだと反論。

しかしここで注目すべきなのは、ロシアがイランへの提供を遅らせた核燃料とは何かということだ。

(ロシアの)会社はさらに支払い問題のため、9月予定の原子炉の発動も二か月ほど遅れた11月頃になるだろうと発表した。

問題の燃料とは約100トンにわたる一部濃縮したウラニウムである。

イランがロシアから濃縮ウラニウムを購入することが出来なければ、イランは自分達で濃縮ウランを生産しなければならなくなる。イランにその技術があるのかどうか、いや、それにかかる資金があるのかどうか、甚だ疑わしい。

つまり、イランの核兵器開発はアハマディネジャドの好き嫌いに関わらず、現実的に達成できないのかもしれない。最近アハマディネジャドは国内でも勢力を失いつつあり、イランの予算案などでもラフサンジャニに押され気味という状態でもある。

イランは中東でも指折りの原油産出国でありながら、国民の50%が失業状態、経済は困窮においこまれ、核兵器開発などにあけくれて経済制裁をうける始末。気の毒なのはイラン国民だ。

March 16, 2007, 現時間 1:17 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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March 8, 2007

元イラン革命軍将軍西側に亡命

イランが危ない , イランをどうするか

実は昨日、元イラン革命軍の将軍がトルコを訪問中失踪し、イスラエル秘密警察に拉致されたとか、西側に亡命したとか取り沙汰されているという話を新聞で読んだばかりだったのだが、今日になって西側に亡命していたことがアメリカ当局の発表で明らかになった。(Hat tip to Jules Crittenden.)

アメリカ当局の発表によると、元イラン防衛庁副長官で革命衛兵隊の元司令官でもあった将軍は出国して現在西側諜報部に協力し、イランとヒズボラ組織とのつながりなどの情報を提供している。

アリ・レズ・アスガリ(Ali Rez Asgari)氏は先月トルコを訪問中に失踪した。イラン政府は昨日、氏がイスラエルもしくはアメリカに拉致されたのではないかと詮索していた。アメリカ当局はアスガリ氏は自主的に協力していると語っている。アメリカ高官はアスガリ氏の居場所や誰が尋問にあたっているかなどには触れなかった。しかしアスガリ氏が提供している情報はアメリカ諜報部にすべて入手可能であることを明確にした。

アスガリは退役して2~3年たっているとはいえ非常な重要人物である。

元モサド(イスラエル秘密諜報局)局長で現在はイスラエル議員のダニー・ヤトン氏はアスガリは西側に亡命したと考えるとし、「彼は非常な重要人物です。」と語った。「彼はレバノンで長年とてもとても重要な地位にいたひとで、事実上(レバノンの)革命衛兵隊司令官だったと言えます。」

元モサド局員のラム・イグラ氏はアスガリ氏は1980年代から1990年代にイランによるヒズボラへの、資金援助や訓練などの監督をしていたという。米国務省はレバノンのシーア武装勢力(であるヒズボラ)をテロ組織と認識している。

「彼はレバノンに住んでいました。結果的に彼が当時ヒズボラを組織して育て上げたといえます。」 とイグラ氏はイスラエル国営ラジオで語った。「もし彼が西側に提供するものがあるとしたら、レバノンのヒズボラなどのテロリストについてでしょう。」

まだ詳細ははっきりしていないが、今後の発展に乞ご期待といったところか。イランはかなりパニック状態かもね。

March 8, 2007, 現時間 5:57 PM | コメント (3) | トラックバック (0)

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February 22, 2007

アメリカ、イラン空爆までの二つの条件

イラク関係 , イランが危ない , イランをどうするか

20日付けのニュースだがBBC放送がアメリカはいよいよイランを空爆するらしいと報道した。

米、イラン空爆計画を策定か=核・軍施設が攻撃対象に−BBC

2月20日15時0分配信 時事通信

 英BBC放送(電子版)は20日、米国がイランを空爆する非常事態計画を策定しており、空爆に踏み切った場合、標的は核関連施設にとどまらず、大半の軍事施設も攻撃対象になると報じた。軍事施設には、空軍と海軍の基地をはじめ、ミサイル関連施設や各種司令部も含まれる。
 外交筋によると、米フロリダ州にある中央軍司令部では既に、イラン国内の攻撃目標の選定を終えている。核施設には中部ナタンツのウラン濃縮施設や、同じく中部のイスファハン、アラク、南部ブシェールの関連施設も含まれる。
 一方、実際に攻撃開始となるには2つの状況が考えられ、1つはイランが核兵器を開発していると確認された場合。もう1つは、イラク駐留米軍が攻撃を受け、攻撃へのイランの関与が分かった場合とされる

このブログを愛読されている方々にはこの報道はニュースでもなんでもない。それどころか何を今さら、といったところだろう。しかしここで米国がイランを攻撃する状況として上げられている二つの条件には笑ってしまう。こんな条件はいつでも満たされるではないか。

先ず一つ目『1つはイランが核兵器を開発していると確認された場合』だが、IAEAの報告によればこの条件は早くも満たされているといえる。22日に提出された国際原子力機関(IAEA)の報告でははイランが国連安保理の決議を無視して濃縮活動を拡大させているとしている。以下読売新聞より。

報告によると、イランは昨年12月23日の安保理決議採択から60日間の「猶予期間」中も、中部ナタンツの地上施設で遠心分離器164個を連結した濃縮装置「カスケード」を運転し、低濃縮ウラン生産を続行。これまでに注入した濃縮ウラン原料の量は66キロ・グラムに達した。

報告によると、イランが産業規模を目指すナタンツの地下施設では、新たに遠心分離器164個で構成するカスケード2系列の設置を完了し、回転試験に着手。さらに2系列のカスケードも近く完成する。

となれば二つ目の条件「イラク駐留米軍が攻撃を受け、攻撃へのイランの関与が分かった場合」にかかってくるわけだが、アメリカ軍はすでにこの話をこの間から何度も繰り返している。先日もイラクでアメリカ軍によるイラン関与の証拠を陳列した報告会がひらかれたばかりだ。

アメリカがこんなすぐ満たされる、もしくはすでに満たされている、状況を戦争開始の条件とする理由はいったい何か? 英BBCの報道はアメリカの公式発表ではないが、これはアメリカがわざと流した情報なのではないかという説もある。このような報道をする一つの理由は無論イランへの牽制もあるわけだが、イランはアメリカの脅しなどあまり怖がっている様子はない。となればこれはイランへというより国連への警告だと言える。

ご存知のように現在国連安保理が行っている経済制裁は全く効き目のないものだ。だからもし国連がアメリカによるイラン攻撃を防ぎたいのであればもっと厳しい効果のある経済制裁を行えとアメリカは国連に促しているわけだ。

しかしイラクの時でもそうだったように、国連安保理の決議などあんまり当てにはならない。そうやってアメリカがイラン空爆を実際にはじめたら、国際社会は「イランが核開発をしていたという証拠は全くなかった、アメリカのつくりあげたでっちあげだ。」とまた騒ぐのであろうか?

February 22, 2007, 現時間 2:08 PM | コメント (0) | トラックバック (1)

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February 18, 2007

イラン国内テロにアメリカ関与のねつ造写真を暴く

イランが危ない , イランをどうするか

イラン国内では反政府分子らによる連続テロが起きている。14日にイラン革命防衛隊のバスが車爆弾でふっ飛ばされ11人が死亡30人以上が負傷するという事件があったばかりだが、昨日16日にも女子学校が車爆弾のテロにあうという事件があった。その記事を読んでいて最後のほうに面白い文章が目に付いた。

2007.02.17 Web posted at: 13:57 JST - CNN

テヘラン(CNN) パキスタン、アフガニスタンとの国境に近いイラン南東部のザヘダンにある女子学校で16日夜、爆弾が爆発したが、負傷者などは出なかった。国営イラン放送などが軍報道官の話として報じた。

同地では14日、同国の精鋭部隊、イラン革命防衛隊が所有するバス近くで車爆弾が爆発し、少なくとも11人が死亡、30人以上が負傷する事件もあった。

軍報道官によると、ザヘダンでは16日、複数の戦闘員が人心をかく乱させる狙いで音響爆弾をさく裂させ、発電所にも発砲。その後、逃走して、家屋に潜伏、治安部隊とにらみあっているとしている。路上で銃撃音も聞かれたという。

同地では停電も発生した。14日のバス攻撃では、イラクに本拠を置くイランの過激派組織「ジュンダラ」が犯行を認めている。同組織はこれまでイランの国境検問所などに攻撃を仕掛けている。

イランのメディアによると、14日の攻撃に使われた爆発物は「米国製」としているが、信ぴょう性は不明。

アメリカがイランがイラクに関与していると発表したことを受けて、イランもどうやら国内の反政府分子をアメリカが武装していると言いたいらしい。Little Green Footballによると、イラン政府はアメリカ関与の「証拠写真」まで発表してこのプロパガンダを押し進めているというのだが、LGFはその写真はねつ造写真だと語る

LGFが読者からもらった情報によると、イランのファーズ・ニュース・エージェンシーは明らかなフォトショップねつ造写真を使ってアメリカ製の武器がイランで発見されたとし、イラン国内のテロリストがアメリカ供給の武器を使っている、と報道している。

テヘラン(ファーズ・ニュース)土曜日の報告でアメリカ製の武器が最近イラン南部のシスタンとバルシュスタンで起きたテロ行為で使われたことの証拠として警備当局はFNAに武器の写真を提供した。

これらの武器は木曜日南部地区首都のザヘダンにおいて、ジュンダラとして知られるテロリスト団の隠れ家を手入れした際に没収されたものである。

写真はLGFのサイトへ行って注意して見ていただきたい。手りゅう弾や銃弾の箱など同じイメージがひとつの写真のなかで何度も複写されているのに気が付くはずだ。LGF ではフラッシュアニメーションでどこに複製があるか示しているので分かりやすい。

しかし考えてみればこのようなプロパガンダはかえってイラン国内の混乱を招くのではないだろうか? イラクにイランが関与しているといってもイラクは所詮アメリカにとっては外地である。イランとイラクは隣り合わせであるしついこの間の数日間の国境封鎖まで国境はがら空きだった。しかしイラン国内のテロにアメリカが関与しているとなったらこれはイランの国内警備の弱さを示すようなものでイラン政府は何をやっているのかという疑問が生まれる。

イラン国民にしてみたら、アメリカとの戦争などごめん被りたいはずで、なにかにつけて核兵器を持っているアメリカやイスラエルを挑発するようなアクマネナジャドの発言を苦々しく思っていることだろう。そんなに言ってアメリカが本気にして攻めてきたらどうする気だ、と思ってるイラン人も少なくないのではないだろうか。

そんな中で、アメリカがイラン国内のテロを援助しているとなったら、それこそイランとアメリカとの戦争はまじかであるという不安をイラン国民に与えることになるのでは? そして今でさえイラン政府に反感をもっている反政府分子が本気でやる気になってしまうという逆効果もあるのではないだろうか?

イランはかなり危ない綱渡りをしているように思える。

February 18, 2007, 現時間 2:25 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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February 16, 2007

効果をあげるブッシュのイラク新作戦

アメリカ内政 , イラク関係 , イランをどうするか

English version of this post can be read here.

先日もカカシはブッシュの新作戦が早くも効果をあげているという話をしたばかりだが、ミスター苺がここ数日の米・イラク軍の活躍について書いているのでこちらでも紹介しておこう。以下、Big Lizards より。

APの記事によるとここ数日のアメリカ・イラク連合軍によるシーア民兵の本拠地であるサドル市を塞ぎ各家を一軒一軒回って武器や民兵を探索する手入れはかなり効果をあげているようだ。またアメリカ軍はバグダッドのスンニテロリスト本拠地でもさらに厳しい取り締まりを行っているらしい。

米・イラク軍は木曜日バグダッドのスンニの本拠地に深く潜入した。両軍は爆弾の仕掛けられた乗用車数台によって迎えられた。一方イギリス軍先導の隊はイラク南部において輸送用のコンテナを使ってイランからの武器流入の道を塞いだ。またイラク内政省は前日のバグダッド北部においてイラク軍との衝突の際、イラクのアルカエダのリーダーであるアブ・アユーブ・アル・マスリが負傷し側近が殺されたと発表した。

本日になってアユーブ・マスリが負傷したという情報は確認できないと内政省はいっているので、実際何があったのか今のところちょっとはっきりしていない。しかしイラク軍とアルカエダ勢力の戦闘において重要人物が殺され負傷したことは確かなようだ。

米・イラク連合軍はテロリストによる数回に渡る待ち伏せにあったが、味方側の負傷や戦死はなかった。ただアンバー地区で海兵隊員が名誉の戦死をした。

ミルブロガーのビル・ロジオ(Bill Roggio)によると連合軍はモクタダ・サドルのマフディ軍への攻撃も激しく続けているようだ。

連合軍はサドルへの圧力を維持しており、サドルがイランに避難している足下からマフディ軍解体のため積極的に働きかけている。バグダッドではマフディ軍、(別名ジャイシ・アル・マフディ)のメンバー二人が24時間前から拘束されている。バグダッドではイラク特別部隊が「武器供給や資金援助をしていたジャイシ・アル・マフディ組のならず者」を他の「参考人」と共に捕らえた。また別のマフディ軍のメンバーで「イラク市民や警察官を誘拐、拷問、殺人などをしてきたとされる」人物もイラク特別部隊員によって捕らえられた。

イラク連合軍によるとイラク軍が捉えた二人はマフディ軍のなかでもかなりの重要人物のようである。

まだイラクにはアメリカ軍の増派は起きていないにも関わらず、新作戦を取り入れたことによって早くも多大なる効果が生まれていることはうれしい限りである。実際私はちょっとおどろいているほどだ。これに米・イラク兵合わせて9万の兵が増加される(アメリカ兵21,500兵に加え残りはイラク兵)ことで、この作戦は成功すると私はかなり期待している。

2008年の選挙の際にはイラク状況は2006年の時よりもずっと向上しているものと思われる。イラク状況は選挙に多大な影響を与えるであろう。もし私の予測が正しければ多くの民主党議員と民主党と一緒になってブッシュ政策に抗議する拘束力のない議案に投票したような少数の裏切り者共和党議員などは大きな代償を支払わされることとなるだろう。

イラク状況が今よりもずっと良好な方向に進んでいれば、共和党の有力大統領候補の三人は誰もこれを利用して選挙運動に挑むことができる。イラク戦争は泥沼だ絶望的だと言ってアメリカ軍の作戦を妨害するような行動ばかりとっていた民主党はイラク戦争を持ち出せなくなる。

とにかく全てがブッシュ新作戦の成功にかかっているわけだが、この調子で進んでくれることを願う。

February 16, 2007, 現時間 11:58 PM | コメント (0) | トラックバック (1)

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February 13, 2007

イラク: 積もるイラン関与の証拠

イラク関係 , イランをどうするか

昨日もイランによるイラクへの関与の話をしたが、アメリカ軍はどのような証拠をもってイランがイラクに関与しているというのか、その記事を紹介し、どうしてブッシュ政権がずっと過小評価してきたイランの関与について、最近突然大々的な発表をはじめるようになったのか考えてみたい。

まずはCNNのニュースから、

「爆弾攻撃にイラン関与」とイラク駐留米軍

2007.02.12
Web posted at: 12:43 JST
- CNN/AP/REUTERS

バグダッド──イラク駐留米軍は11日、少なくとも米兵170人が死亡したイラク国内の爆弾攻撃に、イランの最高指導者ハメネイ師から指示を受けている精鋭部隊が関与しているとの見解を示した。

米軍がイラン関与の証拠として挙げたのは爆発成形弾(EFP)で、製造法にイラン起源の特徴が見られるという。また、同じくイラク国内で攻撃に使用されている81ミリ迫撃砲弾は、イランからイラク国内に直接持ち込まれたとみられている。

米軍によると、こうした弾薬類はハメネイ師が直轄するイラン革命防衛隊のアルクッズ部隊によって、イラク国内のイスラム教シーア派グループに供給されている。ここ数週間内に北部アービル市内で拘束された数人のイラン当局者の中に、同部隊の関係者1人が含まれていた。

さらに、昨年12月にバグダッド市内で拘束された他のイラン当局者らは、イランがイラク国内の有力政治組織を武装していると供述した。当局者らは、イラク・イスラム革命最高評議会(SCIRI)の指導者アブドゥル・アジズ・ハキム氏の施設の家宅捜索で拘束され、米軍はこの際に武器取引の証拠文書を押収した。

政治組織の関係者は、武器調達が自衛目的であると説明。ただ、米軍側は、迫撃砲や狙撃用ライフル銃といった調達武器が自衛には使用されないと反論している。

この狙撃銃について今日新しい情報がはいった。下記はPowerline紹介のDaily Taragraphの記事より。

デイリーテレグラフはイランに輸出されたオーストリア製の狙撃ライフルがイラクテロリストの手にわたっていたことが判明したことを学んだ。

100丁以上におよぶ.50 カリバーの防弾チョッキを貫く威力のある武器がアメリカ軍による手入れの最中に発見された。

発見されたのはスタイヤーH550(Steyr HS50)で長距離先鋭ライフルである。

これらのライフルはオーストリアのスタイヤー・マンリッカー社(Steyr-Mannlicher)製造のもので去年合法にイランに輸出された800丁のライフルの一部であるという。

この販売については、これらの武器が反乱軍によってイギリス兵やアメリカ兵に対して使われる恐れがあるとして、ワシントンとロンドンから激しい抗議があった。

H550のイラン出荷わずか45日目してスタイヤー・マンリッカー製ライフルはイラク反乱軍戦闘員の手にわたり、アメリカ人将校を狙撃し殺害した。

アメリカ軍は今後もイランのイラクへの関与についてもっと多くの証拠を陳列するものと考えられ、これらの証拠はそのごく一部であろう。昨日もちょっと書いたが、イラクにイランが関与していることはもう2年以上も前から現地の兵士やイラク人たちの間で周知の事実だったにも関わらず、なぜいまになるまでアメリカ政府はその事実をあまり公開せず、突然最近になって記者会見をやってみたり派手な発表をしているのか、いったいアメリカ政府の意図はなんなのだろう。

国際メディアの間ではアメリカはイランを挑発しているという考えが一般的らしい。国際メディアの傾向に詳しい妹之山商店街さんが某掲示板でこんなことを書いている。

BBC,PBS,そしてあの CNN でさえも、「ブッシュ政権はイランを挑発している。イランへの限定的攻撃の口実を手に入れようとしている」と堂々と放送しています。 BBCは「何故、今なのか」と分析しています。ということで、イラン製兵器の存在という報道は、
    ・イラク政策破綻の聞き苦しい言い逃れであり、
    ・イランへの限定的攻撃=空爆の口実を得る為のミエミエの挑発

まずこれが『イラク政策は単の聞き苦しい言い逃れ』であるという説について、左翼の反戦派の間でそういう意見があるのは理解できるが、カカシが何度も繰り返しているようにイランの関与は現場の兵士たちは伍長以上の立場にいた人たちならもう2年以上も前から知っていた事実。これまでそれに関してアメリカ政府がとりたてた政策をとってことなかったことのほうが不思議なくらいなのだ。言ってみればイラク戦線が苦戦に陥っているのもイラン関与にもっと早い時期に取り組まなかったことが起因しているとさえ言えるのである。

さて、では何故いまになってアメリカ政府はイランの関与を公表しはじめたのだろうか。昨日私は、アメリカがこれまでほのかなもっていたイランとの平和的な外交が、全くうまくいかないことをやっと悟って、軍事的な強行手段を取る、もしくは取るつもりがあるという姿勢を見せてイランを牽制するのが目的なのではないかと書いた。

しかしそのことについてミスター苺はブッシュ大統領の意図はイラン牽制というよりヨーロッパ諸国への警告だという。

私はそのことについてここ数日ずっと考えてきた。そして私が思うにブッシュ大統領はヨーロッパに対して次のような最後通告をする計画なのである。

この状況に対応するため重く意味のある効果的な経済制裁をイランに与えよ、さもなくば我々が軍事行使によって対処する!これ以上の議論はしない。国連の承認も要らない、だからおふらんすもロシアも中国も否決などできない。これは国連の行動でもなければNATOのものでもない。

つまり私はコソボスタイルの空爆がおきると考える。

だとすれば、イランがアメリカから攻撃を受ける受けないはヨーロッパのイランとの交渉にかかっているということになる。無論その間にイランがアメリカに下手に手を出せばアメリカには対応する用意があるというわけだ。

さてここで妹之山さんの第2の点『空爆の口実を得る為のミエミエの挑発』だが、アメリカは決して偶発的な戦争は望んでいないはずだ。戦争をするならするでアメリカの都合のいい時にアメリカの決断でやりたいはず。アメリカがイランと戦争をするつもりなら、なにもイランを挑発する必要などないだろう。

February 13, 2007, 現時間 3:16 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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February 11, 2007

アメリカが国際社会でイランのイラク関与を批判する意味

イラク関係 , イランをどうするか , 対テロ戦争

な〜んか、イラク戦争前夜と似たような雰囲気になってきたなあ〜。

我々保守派の間ではイラクにおけるイランの関与をなんとかすべきではないのかという意見がもう2年以上も前から議論されていた。しかし以前にもここで話たように、アメリカはイランの関与についてあまり表立った批判をしてこなかった。その理由はイランの関与を表だって批判しないことで、アメリカは内々にイランの協力を得ようという思惑があったからなのかもしれない。だがイランの最近の行動は目にあまるものがあるため最近アメリカ政府は方針をかえ、大々的にイランを批判すうようになった

イラクで使用の爆発物にイラン関与の証拠と、米国防長官

スペイン・セビーリャ——ゲーツ米国防長官は9日、イラクで武装勢力が使った爆発物にイランが関与したことを示す製造番号や刻印が発見された、と述べた。セビーリャでの北大西洋条約機構(NATO)の国防相理事会後の会見で述べた。

イラクの武装勢力に兵器もしくは技術を供与していることの物的証拠としている。これらの爆発物の数は全体の中で大きな比率を占めないが、「殺傷能力は極めて高い」と指摘した。路上に仕掛けられる爆弾攻撃などで米兵は大きな犠牲を強いられている。

長官はまた、「イランがイラク情勢に関与していることは驚きではないが、米軍などの家宅捜索でイラン人が実際に見付かったことは驚きだった」とも述べた。米政府はイラン政府が影響力を拡大するためにイラクに干渉していると主張している。

アメリカ軍がわざわざNATOの理事会でこのようなことを発表したとなると、アメリカ政府はいよいよイランに本格的な圧力をかける覚悟ができたということだろう。ブッシュ大統領はイランへの「侵略」はあり得ないと言っているが、この言葉使いに気をつける必要がある。ブッシュはイランと戦争をするつもりはないとも、イランに軍事攻撃を仕掛けるつもりはないともいっていない。ブッシュがあり得ないといったのはイランへの「侵略攻撃」だけである。

よくブッシュ大統領をバカにしている左翼連中はブッシュが舌がよく回らないのをおちょくってあたかもブッシュが言葉使いには疎い人間であるかのような批判をするが、実はブッシュ大統領は言葉使いには非常な神経を使っている。だからブッシュがわざわざ「侵略は」あり得ないと言ったことには十分に注目すべきである。

以前にアセアンさんがアメリカがイランとの外交をうまくやって来なかったからアメリカはイランとの戦争に追い込まれているのではないかといっていた。だが私はそうは思わない。アメリカはイランと交渉をしようとしているのである。だが、イランはアメリカと交渉をして得をすることはないと考えているはずだ。つまり、アメリカにはイランと交渉をするための札を持っていないので、アメリカが今やっていることはイランに交渉を強制させるための切り札作りをしているといえるだろう。ま、平たくいえば脅迫である。(笑)

アメリカはイランには「戦争を仕掛ける可能性がある」という姿勢を見せて脅かしながら、諸外国には経済制裁のような政治的な圧力をかけていこうと呼びかけるわけだ。そうやってイランがイラク関与をやめてくれればいいし、それが駄目なら軍事行使となるのかもしれない。


関連過去エントリー
イラクに伸びるイランの魔の手

February 11, 2007, 現時間 4:40 PM | コメント (1) | トラックバック (0)

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February 8, 2007

イランを武装するロシア、何考えてんの?

イランをどうするか

ソビエト連邦共和国プーチン書記長、、じゃなかった、ロシアのプーチン大統領はアメリカや国連の意向に反して 29の最新鋭TOR-M1 型の対空ミサイルシステムの配達を完了した。イランはテストも完了し、このミサイル防衛システムを航空防衛作戦のひとつとして取り入れることとなった。下記はU.S.Frontlineの日本語ニュースより。

ロシア製ミサイルを試射 イラン

 イラン学生通信によると、同国革命防衛隊は7日、ペルシャ湾などでミサイル演習を2日間の日程で開始し、ロシアから到着したばかりの対空ミサイルシステム「TORM1」を使ってミサイルを試射した。

 演習には革命防衛隊の航空部隊と海上部隊が参加。米軍が同湾に2隻目の空母を派遣したことに対抗する狙いもあるとみられる。

 初の国連制裁が昨年末に発動されるなどイランへの国際的な圧力が強まる中、ロシアは米国などの反対を押し切って今年1月、TORM1をイランに供与した。(共同)

いずれはイランの核兵器開発を破壊することが、イランの宗教指導者政権を倒す唯一つの方法だと分かっているのに、どうしてロシアはこのように積極的にイランを武装するのであろうか? どう考えてもロシアはアメリカやイスラエルがイランを攻めた場合に備えてイランの防衛力を強めるのが目的としか思えない。

つまり、プーチン大統領はテロリストの味方である過激派イスラム教の核武装を望んでいるということになるのだ。

過激派イスラム教徒についてはロシアのほうがアメリカよりもずっと深刻な問題を抱えている事実を考えると、ロシアのこのような行動はどうも解せない。もう10年以上に渡る内紛でチェチニアの凶暴なジハーディスト(聖戦主義者)たちによってロシア人は何千と殺されているではないか。モスクワの映画館やベスランの幼稚園での惨殺はまだ記憶に新しい。

2000年にロシアはグロズニーに傀儡政権を立て独立主義者たちを征圧しているとは言うものの、反乱がいつ何時再燃するか分からない状態である。特にイランがレバノンのヒズボラ、パレスチナのハマス、イラクのサドルらにしているようにチェチニアのテロリストに種々の援助などをすれば、ジハーディスト達はたちまちのうちに勢力を持ちかえすだろう。

ロシアやイランに対空ミサイルシステムを売ることで過激派テロリストの攻撃から自分達だけは免れると考えているのかもしれないが、もしそうだとすればプーチンは気が触れたとしか言い様がない。

アメリカもクリントン政権の時、イスラム教の味方をしてキリスト教徒と2度も戦った。一度はボスニア、そして二度目はコソボ。それでイスラム教社会から少しでも感謝されただろうか? と〜んでもない。イスラム教徒を民族浄化の危機から救ってやったお礼は2年後の911で支払われたのである。アルカエダの親玉オサマ・ビン・ラデンはアメリカがクエートをイラクから助けるためにサウジに乗り込んだことは何度も持ち出してるが、コソボやボスニアの話は一度たりともしたことがない。

ここで注目されるのはロシアがイランのシステムの作動にロシア人操縦者を供給するのかということだろう。契約にはアフターケアも含まれているらしいから部品や修理は請け負うのだろうが、操縦にはロシア軍人を使うのであろうか? もしそうだとしたら、ロシアは本当にアメリカと対決することになってしまう。これはヨーロッパも承知していることなのだろうか? もっともヨーロッパ連合は暗にロシアに対してイランの防衛システム発達に力を貸すことを承認しているのかもしれない。ヨーロッパの本音はアメリカにイランを攻撃させるのを防ぐことなのではないだろうか? ヨーロッパは此の期におよんでまだジハーディストたちに迎合しようというのである。ヨーロッパの常套手段ではあるが。

そうだとすれば非常に悲しいことだが、そしてそれ以前に愚かな考えである。ロシアだけでなくヨーロッパ大陸はアメリカよりもイスラム過激派からの脅威にさらされており、その脅威は急激に増幅しているのである。イランの核武装によって先ず最初に被害を受けるのはアメリカよりもロシアを含めたヨーロッパ諸国なのである。フランスのシラク大統領はブッシュ憎悪に目が曇ってそんなこともわからなくなっているのだろうか?

もっとも新しい防衛システムなどアメリカの空爆にかかったらひとたまりもないだろう。 我々は多分Bー2爆撃機でもつかってシステムそのものを先ず破壊してしまうだろうから。しかし今回のことはロシアをはじめヨーロッパは対イスラム過激派テロ戦争においてあんまり当てにはならない存在だということがはっきりした。

ブッシュ大統領はもう一度プーチンの目を見て、奥にある本性を見直す必要があるだろう。

February 8, 2007, 現時間 11:33 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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February 5, 2007

米軍ヘリ4機を撃ち落としたミサイルはイラン製

イラク関係 , イランをどうするか

ここ2週間で米軍の攻撃ヘリ4機が連続してイラクで墜落するという事件が発生している。

バグダッド(CNNー2007.02.03) イラク駐留米軍は2日朝、バグダッド北方のタジ近郊で米軍の攻撃ヘリコプター「アパッチ」が墜落、乗員2人が死亡した、と発表した。米軍ヘリの墜落は過去2週間で4機目。

墜落原因は不明。砲火を浴びる中で落ちた、との目撃証言がある。米軍は、乗員の遺体を収容した。

国際テロ組織アルカイダ系を名乗る組織が犯行声明をイスラム系ウェブサイトに載せたが、真偽は不明。米軍機を撃墜する新たな方法を得たとも主張している。米統合参謀本部のペース議長はワシントンで、武装勢力による米軍ヘリへの地上砲火は過去数週間、命中精度が向上したと認めた。

中部のイスラム教シーア派の聖地ナジャフでは1月29日、武装組織との交戦で同じアパッチ型ヘリコプターが墜落し、2人が死亡。23日には米民間警備会社のヘリが墜落。

アルカエダの連中はこれまでにも肩がけ対航空機ミサイル(Sholder Fired Anti Aicraft Missile)を使って戦闘機を狙っていたがその命中度は悪かった。それなのに最近になってその精度があがったというのは何故だろうか?必然的に誰かが性能の高い武器をアルカエダに供給しているからだと考えられる。

アメリカ軍当局はこれはイラン政府だと考えているようだ。アルカエダの連中はこれまでにもSA-7ミサイルを使っていたが、最近の一連の攻撃はもっと性能の高いSA-18と考えられる。イラクのアルカエダは最近になって「神が新しい道をお導きになった」と宣言していることから、「新しい道」とはイランから供給された新型対航空機ミサイルのことではないかという話もある。

これがもし本当にイラン製のミサイルで、イラン政府がイラクのテロリストに武器や戦闘訓練を供給しているとしたら、これはイラン政府によるアメリカ軍への攻撃ととれる。にも関わらずアメリカ軍はイラン政府に対して何もしない態度をとるのであれば、今後イランからの攻撃はイラクのテロリストを通じてまずます激化することだろう。

もともとアメリカがイラクのフセイン政権を倒したというのも、イラクがテロリストの温床となって、フセインがテロリストを手先にしてアメリカやアメリカ関係の対象を攻撃するのを防ぐためであった。それがフセインは倒したものの、イラクがイランによってテロリストの温床となってアメリカを攻撃するのであれば、せっかくフセインを倒した意味がなくなってしまうではないだろうか。

February 5, 2007, 現時間 12:33 AM | コメント (2) | トラックバック (0)

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January 30, 2007

イラクに伸びるイランの魔の手

イラク関係 , イランが危ない , イランをどうするか

English version of this post can be read here.

私がしょっちゅうサドルがイランの飼い豚だという話をしているので、ブログ仲間のアセアンさんからそんな証拠はあるのか、あるとしたら、サドルのマフディ軍はレバノンのヒズボラのような存在だとカカシが考えているのかどうか、というご質問を頂いた。私はサドルがヒズボラのような立場を望んでいるとは考えていない。奴はイランを利用できるだけ利用してイラクの混乱に乗じて自分の勢力を広げようという魂胆だろう。イランはイランで利用できる人間はシーアのサドルであろうと、スンニのアルカエダであろうと利用してやろうという魂胆だと思う。

イラクへの増派が始まるまでもなく、イラクではイラク・アメリカ連合軍による戦闘が勢いを増している。最近起きている激しい戦闘にはスンニ派にもシーア派にもイランの指紋がべったりとついているのだ。

イラクで起きる数々の暴力沙汰にイランの魔の手が関与していることは、もうかなり前から疑われていた。しかし、去年の秋頃までは無駄にイランを刺激しないことで、イランからの協力を得られるかもしれないというかすかな希望にでもすがっていたのか、アメリカ軍はイランの影響力を公の場では過小評価してきた。しかしこの方法は全くイランの強行な姿勢を変えていないどころか、イランの核開発はどんどん進んでいる。そこでどうやらやっとアメリカはイランの関与について暴露する方針に変えたようだ。

さて28日にナジャフで起きた戦闘についてちょっと考えてみよう。

ナジャフで戦闘、武装勢力の死者300人と イラク

イラク・ナジャフ(2007.01.29- CNN/AP/REUTERS)─イラク中部のイスラム教シーア派聖地ナジャフで28日、イラク治安部隊と同国駐留米軍が600人近い武装勢力と交戦し、武装勢力側の推定250─300人が死亡した。内務省関係者が明らかにした。地元警察幹部によると、戦闘は29日朝まで続いたが、その後ほぼ沈静化した。...

地元警察幹部が国営テレビ局アルイラキアに語ったところによると、イラク治安部隊は、ナジャフの北方約10キロのザルカ付近に武装勢力が集結しているとの情報を得て出動した。その後、兵士や地元警官ら6人の死者が出たためいったん撤退し、米軍の援護を求めたという。

ザルカでは戦闘中に米軍のヘリコプターが墜落し、米兵2人が死亡した。米軍は墜落原因を調査中としているが、イラク当局者は武装勢力のミサイルに撃墜されたとの見解を示した。

武装勢力は、イスラム暦新年に行われるシーア派の宗教行事「アシュラ」に合わせ、ナジャフへ向かう巡礼者らに紛れて南進したとみられる。

この記事には書かれていないが、英語版のAPの記事によれば、さらにスダン人を含む外国人戦闘員など100人が拘束されたとある。

また、28日の段階では反乱軍がスンニなのかシーアなのかはっきりしていなかった。それもそのなず、「天国の兵士」と名乗るこの軍団はこれまで全く知られていなかったカルト集団で、アルカエダが主体とはいえ、シーアの民兵もかなり含まれいたらしい。しかも彼等の武器整備はすごいもので、少なくとも二機の対航空機スティンガー形ミサイルを使用し、重量型マシンガンも使われたという。

本日の ニューヨークタイムス にもっと詳しい情報が載っている。NTTimesによれば、敵側の戦死者は470人は下らないという。しかも味方イラク軍の戦死者はたったの25人。これは圧倒的なイラク・アメリカ連合軍の勝利である。

しかし、そこは反米NYTimesの記事。味方の大勝利を素直には喜べない。なんとか悲観的な見方をしようと必死だ。そこでNYTimesはイラク軍の戦いかたに「困惑する疑問」が湧くとしている。

イラク軍は整地ナジャフ付近でこの週末に起きたよく知られていない与太者民兵軍と激しい戦いに驚かされもう少しで圧倒されそうになった。イラク軍は当初発表されたような単なる後方援護よりももっと大規模な援護を必要としたと米軍とイラク軍の要員は月曜日語った。

関係者の話によるとイラク軍は自らを「天国の戦士」と名乗る何百人もの戦闘員の強さを危険なほど過小評価しすぎ、アメリカ軍は空からだけでなく、地上隊も出動してイラク軍を援助するに至った。...

イラク軍とアメリカ軍は最後には戦闘になんとか勝った。しかしイラク軍の反乱軍の強さとその意図に関する誤算にはイラク軍の脅威を把握し処置する能力に関して 困惑する疑問が湧いた。

まったくこれだけの圧倒的な勝ち戦でここまでこき下ろされるんじゃ、負け戦だったら何と言われることだろう。現実にはイラク軍は反乱軍の規模の大きさに気が付かなかった。それというのも、反乱軍はアシュラの参詣者に紛れ込んでナジャフに数日前から潜入していたからだ。だが、ここで注目されるべきは圧倒的多数の敵に面してイラク軍は怯まず、2004年の最初のファルージャ戦闘の時のように制服を脱ぎ捨て退散するようなことはしなかった。それどころか、周りを敵に取り囲まれながら堤防を築き、空と陸からの援軍が来るまで味方を大量に失わずに勇敢に戦ったのである。本来ならばそのことが讃えられるべきなのだ。

ま、それはともかく、この綿密に計画を立てられた用意周到な戦闘は、最近カバーラで起きたもうひとつの事件 を思い出させる。

去る1月20日(2007)地元のイラク人と会議中のアメリカ兵が攻撃に合い、1名がその場で死亡、4名が手錠をかけられ拉致された上、数十キロ先で銃殺されるという事件があった。警備にあたっていたイラク軍の話では12人の何者かがアメリカ兵の制服を着用し、アメリカ軍が常用する乗り物に乗り、アメリカ軍の持つ兵器を所持して関門を通り抜けたという。しかも「兵士」の一人は英語を話し、一人は金髪だったという証言さえある。

この非常に巧妙な手段はアルカエダの乱暴な自動車テロなどとは全く異質のものであるし、シーア派の民兵などによる能のない撃ち合いなどよりずっと高度な作戦がとられていた。これはただのテロリストやギャングの仕業ではなく相当な訓練を受けたイランでも特に凶暴な特別部隊、クウォード隊(Qods)の仕業ではないかという見方が強まっている。

事実イランはイラク国内でずっと以前から秘密工作をおこなっていた。イランはなんとスンニとシーアの双方に武器調達、戦闘訓練などを提供してきていたのだ。最近アメリカ軍によるイラン勢力アジトへの攻撃の際、アメリカ軍は ある書類を発見した。 それはなんとイラン軍によるイラク紛争促進の青写真だったのである。

アメリカ諜報部員によると、新しく発見されたこの書類の信憑性は諜報専門家の間で調査済みだという。 これによって「イランはシーア民兵軍とスンニ聖戦軍の両方と密接に活動している」ことがはっきりした。...

同じ書類を調査した別のアメリカ要員は、この書類は「煙の出ている銃」だとし、「攻撃計画、スンニ関係者の電話番号などあらゆること記されており、今まで何をやっているのか、空白だった部分が相当埋められました。」と語った。

どうやらイランにも独自の「イラク調査委員会」があったようで、彼等の「推薦」はイラクに内戦をおこさせることだったようだ。皮肉なことに月曜日, イランはイラク「援助」の計画を発表した。 :

ハサン・カゼミ・クミ( Hassan Kazemi Qumi)大使は「治安維持の戦い」のため イランはイラク政府軍を訓練し、武器援助やアドバイザーを送る用意がある。と発表した。また経済面でもイランは4年前にフセインを倒してい後アメリカが失敗している部分において、イラク復興のため主な責務を果たす用意があると語った。

「我々は戦後の復興には経験があります。」とクミ大使。1980年代におきたイラン・イラク戦争をさして語った。「この経験を生かしてイラクの復興に役立てたいと思います。」

またクミ大使は、先月アメリカ軍が一時的に拘束し解放したイラン人が、アメリカが主張していたように軍事要員であったことを初めて認めた。しかし彼等はイラクでイラク政府と話あうために正当な活動をしていたのであり、拘束されるべきではなかったと語った。

イランは親切にもアメリカが足りないところを補ってイラクの復興に手を貸してくれるというのである。なんとありがたいことではないか? 無論、奴らの企みはかなり明白である。最近アメリカが公にイランのイラクへの関与を暴露し批判しはじめたため、イランも圧力を感じているのだ。イランはアメリカが一旦責めはじめたら、ヨーロッパやイスラエルのようには簡単に引かないことを承知している。だからアメリカからの攻撃から一時的に話をそらすために白々しい言い訳をしているのである。

しかしこのイランの態度を見る限り、イラクがアメリカと誠実な交渉などする気がないことは明白だ。ベーカー・ハミルトンが代表したイラク調査委員会の推薦がどれほど馬鹿げたものだったのかこれではっきりした。

January 30, 2007, 現時間 11:19 PM | コメント (0) | トラックバック (2)

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January 25, 2007

ブッシュ大統領一般教書演説は好評

アメリカ内政 , イラク関係 , イランをどうするか

先日火曜日のブッシュ大統領一般教書演説は、民主党が期待していたような「イラクは負けてる撤退しよう」といった弱気な演説ではなく、ここで負けてたまるか、がんばろうという感じの演説だった。

ブッシュ米大統領が23日行った一般教書演説は、対テロ戦争やイラク問題での成果を声高に叫んだ昨年までと打って変わり、順調な経済運営や福祉政策の充実を冒頭で訴える内政重視の内容となった。政権への逆風が続くなか、残り2年の任期で多くの成果は期待しにくい事情を映した格好だ。対テロ戦については「武力衝突を超えたイデオロギー闘争」であり長期戦であるとして、イラク増派など、これまでの指針をあくまで貫く考えを表明した。...

対テロ戦に関しては、(1)米中枢同時テロなど米側の被害を繰り返し指摘(2)テロ抑止の実績を強調(3)対テロ戦にここで失敗すれば、より大きな被害を受けると警告(4)戦いの本質はイスラム教原理主義の独裁思想とのイデオロギー闘争であり、世代を超えた長期戦を予告−という構成。イラク政府がその責務を果たすためにも2万人以上の兵力増派を含むイラク新政策の実行が必要だと訴えた。論法は変わっても任期中はあくまで、この政策を貫く考えが読み取れる

産経の記事はかなり悲観的ではあるが、生で見ていた私には決して大統領が悲観的であるようには見えなかった。かえって元気がでる内容だったと思う。国民の感想も結構好評なようだ。演説直後に行われたCNNの世論調査によると、

演説を見た370人の大人のうち41%が「とても好意的」な反応を得たと答えた。 また37%が「どちらかといえば好意的」と答えた。2006年の時は「とても好意的」が48%、2005年では60%だった...

昨晩演説をみた67%の人々がブッシュの政策が国を正しい方向に進ませていると答えた、ブッシュ政権中で最低の数値となった。2006年では68%、2005年では77%だった。

また53%がこの演説によってブッシュと議会をコントロールする民主党とがもっと協力するようになると答えた。43%が演説によって双方がよけいに反対しあうだろうと答えた。

演説を見た51%がとても、もしくはどちらかといえばイラクにおいてアメリカが目的を達成できる自信があると答えた。ブッシュ大統領の2004年の演説の後ではこの数字は71%だった。

まったくCNNはこれまでの年と比べて、イラク戦争への支持が減っていると強調したいようだ。しかし、反戦メディアが日がな夜がな「泥沼、ベトナム、撤退、内乱」と騒いで、これだけイラクは失敗だとあらゆる場所で繰り返されているにも関わらず、まだ過半数のアメリカ人がイラクでは勝てると自信をもっているというのはこれだけでもすごい思う。

しかし比べるべきなのはこれまでの演説の結果ではなく、ブッシュの演説前と演説後の人々の気持ちの差である。演説前の世論調査ではブッシュの新作戦が成功すると考えていた人の数は25〜29%だった。ところが演説の後になるとその数は51%にあがったのである。ということはブッシュの演説は多くのアメリカ人にあらたな自信を与えたことになるのだ。演説とはこうあるべきだ。

普通のアメリカ人はテレビの前に一時間も座って大統領の演説など聞かないと思う。だから多くの人たちはまだ大統領の新作戦が具体的にどういうものなのかわかっていないだろう。ブッシュの演説が演説をきいた人たちの間でこれだけ良い影響があったのであれば、ブッシュ大統領を初め報道官のトニー・スノーや、副大統領、国務長官、防衛長官などがテレビのトークショーなどに出演してどんどん説明にあたれば、もっと多くのアメリカ人が新しい作戦を支持するようになるはずだ。

アメリカは今よりもっとひどい状態になったことが何度もある。古くは南北戦争、第二次世界大戦、朝鮮戦争などでも、イラクなど比べものにならないほど大量に兵士を失い勝てる見込みが薄い時があった。しかしアメリカはそれらを乗り越えて勝利を得てきた。ブッシュ大統領はアメリカ市民に辛抱を求めた。この新しい作戦がうまくいく時間を求めた。過去にもっとひどい苦境を乗り越えてきたアメリカ人にならそれができる、この演説は改めアメリカ人にそう思わせる演説だったと思う。

イラク戦争は何もかも思いどおりにいっているかといえば、無論そうではない。だが戦争というものは得てしてそういうものだ。どんなに綿密に作戦をたてても、100%計画どおりにいく戦争など存在しない。しかし計画が多少失敗しても、うまくいかないから撤退を考えるのではなく、どうやってうまくいってない箇所を調節できるのか、どうやったら失敗を糧にして勝利に結び付けるのか、それを考えるべきである。

私はこの戦争には勝てると信じている。より多くのアメリカ人がそれを信じ大統領を支持すればその可能性はもっと高くなる。この大事な時に新作戦には反対だなどと下らない決議案をとおしている場合ではない!

January 25, 2007, 現時間 8:46 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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January 16, 2007

英米ペルシャ湾武装強化に慌てるイラン

イランが危ない , イランをどうするか

私はすでにアメリカ軍のジョン・C・ステニス(USS John C. Stennis) と ドワイト・D・アイゼンハワー(USS Dwight D. Eisenhower)の空母艦戦闘グループ(CVBG)二つがペルシャ湾と(もしかしてインド洋にも)出動しているという話をしたが、これが普通の戦闘グループであるならすでに次の装備がされたことになる。

  • ニミッツ級原始力駆動の空母艦、2隻
  • イージス装備のクルーザー、4隻;
  • 同じくイージス装備のデストロイヤー、4〜6隻;
  • 対潜水艦用フリゲット(ASW)、2隻;
  • ロスアンジェルス級速攻潜水艦、4艦;
  • 戦闘機や攻撃・輸送用ヘリコプターあわせて180機。
  • ペルシャ湾を航海するアメリカ及び同盟国の船をイランからの攻撃から守れる航空防衛可能なペイトリアット用のバッテリー

そして本日英国タイムス(UK Times Online) は英国が 爾来排除船 二隻をペルシャ湾に送ったと発表した。

英国が送ったのは二つの爾来排除船、HMS Blyth と HMS Ramseyである。二隻は湾岸に, イランが石油輸出用航路を塞ごうとする場合に備えて2年間にわたって航路の安全を守る任務を果たす。

ホワイトハウスはイランへの軍事行使の計画はないと主張している。しかしコンデリーザ・ライス国務長官はこの武装強化はイランの「不安定な振る舞い」に対して常に変化していく作戦の一部であると説明した。

さてここで私が先日今こそイランを攻めるチャンスで紹介した歴史家のアーサー・ハーマン氏の作戦を思い出していただきたい。


  1. まずホルムズ海峡を通る石油輸送を阻止する国はどこであろうと容赦しないと発表する。
  2. その脅しを証明するために対潜水艦船、戦闘機、じ来除去装置、イージスBMDシステムなどを含む空母艦バトルグループをペルシャ湾に派遣する。むろんこちらの潜水艦も含む。
  3. アメリカ一国によるイランの石油タンカー通行を封鎖。イランから出る石油、イランへ入るガソリンなどを完全阻止する。ほかの国の船は自由に通過させる。
  4. イランの空軍基地を徹底的に攻撃し、イランの空の防衛を完全に破壊する。
  5. イランの核兵器開発地及び関係基地、インフラなどを攻撃する。
  6. そしてこれが一番大切なことなのだが、イランのガソリン精製施設の徹底破壊である。

  7. アメリカの特別部隊がイラン国外にあるイランの油田を占拠する。

この作戦のすばらしい点はイランの一般市民への犠牲が非常に少なくて済むということである。ということは親米のイラン青年たちを敵にまわさずにイランの石油輸出とガソリン輸入をの行き来を我々の好き勝手に操れることになる。 -- 今現在これを完全停止することも可能なのである。そして現在の政権が倒されて、もっとましな新政権が設立された暁には流れを再開することができるという仕組みだ。

タイムス が意見を聞いた「イラン問題専門家」のアリ・アンサリ博士( Dr Ali Ansari)は、このような積極的な武装強化は「誤って」西側とイランとの間に戦争をぼっ発させる危険があると述べた。

「現在の冷たい戦争が熱い戦争に変わる可能性が多いにあります。」と博士「これは偶発的な戦争を待っているようなものです。たとえ世界一誠実な意図を持ってしてもこのような危機はうまくあつかえないものです。あっという間に手に負えない状況となってしまうからです。」

英国タイムス はアメリカのニューヨークやロサンゼルスと同じように鈍いのだろうか? 我々は今まさに湾岸においてハーマン作戦に必要な すべての要素 を装備したことになるのである。英国タイムス は本当に我々がイランが我々に攻撃する可能性を考慮していないと思っているのだろうか?

明らかに英米軍はイランによる攻撃に対応すべくすべての準備をしているのである。このような備えにはいくら民主党でも文句はいえまい。

イラン政府がこの武装強化に気が付かないはずはない。彼等は突然我々に柔軟な姿勢を見せ始めた。 聞くところによると強気のアクマネナジャド大統領と最高統治者 Grand Ayatollah Ali al-Khamenei 氏と共にスンニ王国であるサウジアラビアに使者を出しシーア派のイランとユダヤ・キリスト教のアメリカとの間を取り繕ってくれと嘆願したというのである。

月曜日、イランの核兵器交渉リーダーの Ali Larijani はサウジアラビアのアブドゥーラ王にイランの指導者からの手紙を届けた...

この会議にはサウード・アルファイサル外相大臣並びに皇室外交官のバンダー・ビンサルタン王子が参加した。

サウジ当局の話では イランはサウジの代表にワシントンにイランの誠実な意図を伝えて欲しいとサウジの協力をもとめたという。 しかしそれ以上の詳細は語らなかった。アメリカのコンデリーザ・ライス国務長官は月曜日か火曜日に会談のためリヤードを訪問する予定である。

英国のBlyth号と Ramsey号が到着して湾岸警備をはじめさえすれば、すべての要素が整うことになる。後は先制にしろ反撃にしろ、攻撃をする用意ができたのである。

イランとの短く熱い戦争はおもったより早く来るかもしれない。もしかすると戦争がおこったというニュースを聞く頃はすでに戦争は終わっており、世界中が騒ぎ立てても時既に遅しとなっているかもしれない。

無論これは言うまでもないが、単にふたつの空母艦隊がペルシャ湾に居座っているというだけで、戦争をするまでもなくイランの方針が変わり我々に勝利をもたらす可能性があることもわすれるべきではない。

January 16, 2007, 現時間 10:33 AM | コメント (1) | トラックバック (0)

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January 14, 2007

保守派イラン人、イランブロガーに異議あり!

イランをどうするか

昨日紹介したイラン人ブロガーのインタビューに対して、ヒューのところへ聴取者からメールが来た。メールの著者もイランからアメリカに移住した人だが、レーガン流保守派を誇りに思っているというこの聴取者はホセイン君のいい分にはかなり腹が立ったようである。この著者にいわせるとホセイン君の意見は一般のイラン人の見解とはほど遠く、あれが一般のイラン人の見解だと他のリスナーの人たちに勘違いされるのは叶わないとしている。

私はここミネソタのペルシャ語衛星放送をよく見ます。そこでアメリカの軍事行使によるイスラム共和政府への介入の話が出る度にイランの視聴者からかかってくる電話のほとんどが、アメリカの直接な軍事攻撃によってこの殺人的な政権を取り除いてほしいという意見です。科学的な世論調査をしたわけではありませんが、ほとんどの人々が後進的な機構を望んでいないことは明らかです...

としてこのメールは始まる。

実はカカシも昨日このイランブロガーのインタビューを訳していて感じたのだが、彼は自分をリベラルだと言ってはいたが、元大統領のラフサンジャニをリベラルだなどと表現しているところから、彼は単に反アクマネナジャド派なだけで、自分はかなりの現政権寄りの人間なのではないかという印象はあった。

このことについてメールの著者もラフサンジャニは左翼的なリベラルのヨーロッパ人ですらいい加減げんなりしており、ラフサンジャニがヨーロッパに自由に出入りするのを阻止しようという動きに進んでいるという。そして世界でおきるあらゆる出来事をなにかとアメリカのせいにするのは欧州のインテリの間ではファッションになっているが、このブロガーも含めこうしたインテリ連中が1970年代にシャーの独裁政権を崩壊させよと大騒ぎし、一部カーター大統領の手も借りてシャー政権崩壊は実現したが、その結果がイスラム原理主義の台頭ではないかと怒りをあらわにする。意味のないイラン・イラク戦争を8年も続け双方で150万という犠牲者をだすような国となり、宗教の自由、報道や表現の自由など全く存在しないイラン。こんな政権をよくも「民主的」だなどと言えたものだと著者は言う。

ヒュー、この男は現政権の見解を代弁しているのです。彼等は西側のメディアをどう悪用するか理解しリベラルとの共通の声をたくさんみつけたのです。太陽の下にあるすべての問題をアメリカのせいにするという、この男のやっていることは、リベラルが常にどんな問題に関してもやっていることです。ジェームス・ウースリーの偉大な格言に「我々が何をしようと彼等は我々を憎む。それは我々のやったことに対してではなく我々の信念に対してなのだ。」というのがあります。このことを忘れないようにしましょう。アメリカを責めよ主義の連中は危険なゲームをおこなっています。

もし私があなたなら彼にこの質問をしたでしょう。「あなた方は帝国主義のアメリカを追い出し理想の国を作りました。そして27年間も『独立国』として何億ドルという石油の金が流れ込む国を築きました。あなた方はシャー政権の腐敗を一掃しました。それで今あなた方が自慢に見せられるものは何ですか? 発展を見せて下さい。』イランでは原油輸出以外の産業などなきに等しいのです。彼等は帝国主義の工作員だったシャーを取り除けさえすれば世界を征服できるはずでした。(シャー政権の崩壊)は実現しました。その結果得た自由とお金はどうなったんでしょうか? 答えは明白です。みじめな生活以外のなにものでもありません。ヒュー、イランでは売春や麻薬が流行病のレベルで広まっています。 バム地方では地震の後飲料水すらないのです。にもかかわらず政府はヒズボラに何百万ドルという資金を送っているのです。こんなことは数え上げたらきりがありません。

お願いです。腐敗した政権の代弁者に信頼性を与えないで下さい。彼等は27年間にわたって折あるごとに「アメリカに死を」とがなり立ててきた連中なのですから。

いつもあなたのやっていることには感謝しています。トークショーは私のような多くの人間にとって希望の灯火(ともしび)です。

我々西側の人間は(日本や韓国も含む)英語を堪能に話し西側文化の立ち居振る舞いをする人間は、我々と同じ価値観を共有していると勘違いする傾向がある。だからつい彼等のいうことを本当だと信じ込んでしまうのだ。これはリベラルにしても保守派にしても同じことがいえるのだが、我々は彼等は単に我々の聞きたいことを言っているだけかもしれないという可能性を常に念頭に入れておく必要がある。

彼等には彼等なりのアジェンダがあるのであり、英語のできる人間が我々に分かりやすい表現で説明することが必ずしもその文化や社会を代表しているわけではないということを知るべきであろう。

そういう意味で私はこの二人のイラン人の異なる見解は非常に興味深いと思う。アメリカの世論にしたって民主党と共和党の間では全くちがう意見が聞けるのだからこれも当たり前だ。イラン世論に色々あるのは当たり前だが、問題はアメリカがどれだけ正しくイラン情勢を把握できるかにかかっている。

January 14, 2007, 現時間 5:13 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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大爆笑! イラン、アメリカ軍のイラン政府ビル攻撃に抗議! 

イラク関係 , イランをどうするか

この間アメリカ軍がイラン政府のビルを強制捜査した話をしたが、ミスター苺がそれについてミッシェル・モルキンの留守番エントリーに書いてるのでちょっと。

ついに先日クルド地方のアービルでアメリカ軍が捕まえた5人のイラン人はイラン軍特別部隊のクォード隊のメンバーであることが正式に発表された。

『拘束されている5人はイラン革命軍クォード特別隊(IRGC-QF)であることが初期の調査結果で明かになった。この組織は資金、武器、改良爆弾技術、訓練などを過激派グループに提供することによってイラク政府を不安定にしアメリカ軍を攻撃しようとしている組織である』とアメリカ軍当局は発表した。

まったく予想どおりの結果だが、これについてイランの外務大臣の報道官モハメッド・アリ・ホセイニ氏は怒りもあらわに声を震わせての抗議である。

ホセイニ氏は5人の職員が働いていたアービルのイラン政府施設は1992年にクルド人のビジネスマンや病人などがイラクからイランへ渡る手続きをするために設置されたと語っている。

「両国でこの施設を領事館の格に引き上げることで同意ができていた。」と氏は語る。「イラン領事館設立の同意は今年(イランのカレンダーで)交わされていた...」

ホセイニ氏はアメリカがイラクの安定化に失敗したことを認めたくなかったのでわざと「イラクの近隣国に対して敵対心と衝突」を起こしたのだと責めている。

「アメリカは5人の収容者をすべて釈放し、今後一切このようなことを防ぎ、損害賠償をすべきである」とホセイニは言う。

ちょっと待てよ〜。これは一考の価値ありだ。イランはアメリカ軍によるイラン人拘束に対してアメリカが「領事館の外交特権の尊厳を侵した」とほとんどヒステリー状態で反応しているわけだ。(大爆笑)

自分で言ってて歯がうかないのかね。

注:1979年以降に生まれたお若い方々にはこの皮肉さがお分かり頂けないかもしれないのでここで歴史をふりかえってみよう。

現在イランとアメリカの間には正式な外交関係はない。その理由は1979年にイランで宗教革命があり、テヘランにあったアメリカ大使館にイランの武装集団が押し入り占拠し、数人を殺害した後、外交官及び職員52人を444日に渡って拘束したからである。当時の大統領だった腰抜けカーター大統領は二回の救出作戦に大失敗して世界に恥の上塗りをしたあと、一期で落選。1980年に新しくレーガン大統領の代になってからやっと人質はかえってきた。ちなみにこの大使館攻撃に参加したメンバーの一人が、当時大学生だったアクマネナジャド大統領であることは意外と知られていない。

January 14, 2007, 現時間 3:24 PM | コメント (0) | トラックバック (1)

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イランのブロガー: イランのアメリカ軍攻撃は正当防衛

イランをどうするか

昨日ロサンゼルスのラジオDJがカナダのトロントに住むイラン人のブロガーにインタビューした話を、危険なのはブッシュ、アクマネナジャドではないで紹介したが、今日はその続きを紹介しよう。

このイラン人、ホセイン君、危険なのはイランの気違い大統領ではなくて過激派キリスト教徒に囲まれているブッシュ大統領のほうだといっていたが、ヒューはここで話題を変えてイラク戦争について質問した。イラクにおいて最近イランからの介入が入っていることが序々に明かになってきているが、そにについてヒューは、、

HH: イラク国内で路肩爆弾をしかけてアメリカ兵を殺そうとしているイランのクォッド軍(Quds: イラク軍のなかでも非常に残忍といわれる特別部隊) にたいしてアメリカ軍が国境をこえて攻撃したとしたら、イランの反応はどのようなものだと考えますか?

HD: イランとアメリカの問題はずっと昔にさかのぼります。イランがこのような問題を起こしているのもイランにしてみればイスラム共和政府を正式な政権として絶対にみとめようとしないアメリカに対しての防衛です。(イランのイスラム共和政府)は、あの革命のスローガンは独立と自由です。そしてその宗教の混ざった政権は言ってみればイスラエルが民主主義と宗教のバランスを保とうとしているのと同じです。でもアメリカはこの政権の正当性を認めたことがありません。ですからイランが国の安全や独立を守ろうとするのは極、極、自然な反応です。 ですから彼等はアメリカからの攻撃を防ぐために、たとえそれが限定的な侵略であろうとも、できる限りのことをしてその可能性を減らそうとするでしょう。イランがあの地域でやっているすべてが、アフガニスタンにしろ、イラクにしろ、パレスチナにしろ、レバノンでヒズボラと一緒にやっていることにしろ、アメリカがイラクにしたのと同じことを防ぐための先制攻撃といえます。イランの誰もイラクでおきたことが自分達におこることを望んではいないですから。僕だって嫌です。そのことについても(ブログに)書いています、、

HH: ホセイン…

HD: …もしアメリカがイランを攻撃したら、僕はイランに帰りイスラム共和制をアメリカから守るために戦います。

HH: じゃあイランが今イラクにアメリカ人を殺すために武器や、多分人員も、送っていることは正当だというんだね。イラン政府の行動は正当だと。

私はイランの若者は結構反政権で親米だという意識があったので、ホセイン君のこの見解はちょっと意外だ。アメリカがイラク攻撃をしてもイランの反政府勢力がそれを機会に一気団結して反米になってしまうのではあまりいい状態とはいえない。もっともホセイン君はイランは基本的には民主主義だとかラフセンジャニがリベラルだとかいってるところを見ると、アクマネジャダドは嫌いでも案外現政府寄りの人間なのかもしれない。

この後ホセイン君は実際にイランがイラクに軍事援助をしているかどうかは知らないとしたうえで、人権迫害という意味ならアメリカがイラクでしていることはひどいのだからイランから攻められても文句はいえないといったようなことを言っている。

ではもしアメリカが防衛のためにイランに反撃したならば、ホセイン君はそれに抗議をするのかという質問には、当然すると答えた。彼にいわせるとイラク戦争はイランとの戦争をするための序幕のようなものらしい。

HH: じゃあ、君はアメリカとイランはすでに戦争状態にあるというのですか?

HD: そう思います。でもイラクでではありません。もうすでに色々な場所で起きているのです。

HH: ほかのどんな場所でですか?

HD: レバノンがその例です。あの戦争は基本的にはイスラエルとヒズボラの戦争ということになってますが、本当はあれはイランとアメリカの代替え戦争です。

HH: おもしろいですね。ホセイン。私もそれには同意しますよ。

ヒューには悪いが私はこれには同意できない。レバノン戦争にイランが加入したことは確かだがアメリカは関係がない。しかし、イランとアメリカがすでに戦争状態にあるということならば私も同意する。

だがイランの行動がアメリカからの攻撃を防ぐための正当防衛だの先制攻撃だのという言い訳は認めない。なぜならイランが最初にアメリカに宣戦布告をしたからである。え、カカシさん、ちょっと待って、いったい何時イランがそんなことをしたんです? それは1979年、イランとは通常の外交関係にあったアメリカ大使館にイランの革命軍の一部である学生たちが攻め入り100人以上のアメリカ人外交官および職員を一年半にわたって監禁したのがその始まりである。

イランがアメリカとすでに戦争状態にあると思っているのならかえって都合がいい。そういうことならアメリカから何時攻められても文句はいえないだろう。

January 14, 2007, 現時間 2:15 AM | コメント (1) | トラックバック (0)

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January 13, 2007

イランのブロガー:危険なのはブッシュ、アクマネナジャドではない。

イランをどうするか

ロサンゼルスを基盤にしているラジオ番組の人気DJ、ヒュー・ヒューイットがカナダのトロント在住イラン人のブロガーにインタビューをした。その一部を紹介しよう。

ブロガーの名前はHossein Derakhshan, 生まれ育ちはイラン、イランで新聞記者をしていたが、彼のつとめていた新聞社が政権の保守派と対立する革新主義の政党を支持しているとして閉鎖されたのをきっかけに2001年イランを去ってカナダに移住した。ブログをはじめたのは911同時多発テロの直後で、一般市民の生の声を書きたかったからだという。

彼がブログをはじめた頃は英語以外のブログは珍しかったので、どうやってこの新しいユニコードを使ってペルシャ語でブログのブログを作るか彼自信が段階に分けて分かりやすい説明書を作成したのだという。

HH: さてホセイン、現在どのくらいの人がイラン国内でやってるんですか、そのブログですけど。

HD: イラン国内では少なくとも4つの会社がテヘランとかの大都市でブログサービスをしています。これらの会社が提供しているブログの数はというと概算で多分70万は超えるんじゃないでしょうか。これはもちろん、、、

HH: 現政権はこうしたブログに何か規制をかけてるんですか?

HD: イスラム共和主義はそれほど人気のないことにはあまり関心をしめしません。もちろん彼等は世論をコントロールしたいでしょう。これは明らかです。でも一日せいぜい60人程度の読者しかいないようなブログのことまで心配していません。それがたとえイスラム共和主義の最大のタブーをやぶっていたとしてもです。でもものすごい人気があって世論に影響を与えるようなブログで、それがタブーをおかしているとなれば、僕のブログなんかもそうですが、人気があって影響力があると心配なようです。僕もこのタブーとかの問題は話しています。だから僕のサイトはフィルターかけれたりブロックされたりしてもうかれこれ2年くらいはイランからアクセスできなくなっています。

ここでヒューはイランのアクマネナジャド大統領について質問をした。ホセイン君はアクマネナジャドは過激派で本当に12人目のイマムを再来を信じ込んでいるような狂信家だが、国内ではほとんど人気がないし、イランの実際の権力者である聖職者の間からも支持がないという。この間のイランの選挙でアクマネナジャド派が大敗したことを考えるとホセイン君の見方は正しいのかもしれない。

しかし話がイランの核開発になってくるとホセイン君の意見はやはり我々とは違う。そして話がブッシュ大統領の方針になってくると常識ではちょっと考えられないような不思議な意見がとびだしてくる。

HH: ホセイン、あなたはさっきアクマネジャダドは12人目のイマム再来を本気で信じてると言いましたが、イラン政権に核兵器を持ってほしいとも言いましたね。

HD: ええ、ええ。

HH: アメリカが、多くのアメリカ人が、それは許せない気持ちはわかりますか?

HD: ここにひとつ重要な事実があります。あまり多くのひとに知られてないことですが、メディアはほとんど報道しませんし、でもアクマネジャドの脅威なんて全然現実的ではありません。なぜって彼には軍隊を指揮する権限なんてないんですから。だから彼がヒットラーみたいになるなんてkとはあり得ないんです。よく彼とヒットラーを比べるひとがいますけど。イランの大統領で軍隊をコントロールできた人なんていないんです。これは非常に大事なことです。

HH: それは私も知っています。でも最高統治者のKhameneiがまだ生きているとしても、アクマネジャドと同じ考えを持つAyatollah Yazdim みたいな人と交替される可能性もあるわけでしょう。だとしたら我々がイランのYazdiのような最高統治者のもとにある核開発を、なぜ心配すべきではないというのですか?

HD: なぜならそれはほぼあり得ないことだからです。この間ほぼ民主的な形でリーダーの候補を選ぶ選挙がありました。ガーディアンと呼ばれるこの委員会において Ayatollah Yazdiは一番の候補者よりもずと離れた二番でした。この委員会は Council of Expediencyとも呼ばれていてペルシャ語ではMajlis-e Khobregaanといわれています。この一番候補になった人はかなりリベラルなひとです。彼はカターミの前に大統領だったひとで名前を、、

HH: ラフサンジャニ。

HD: ラフサンジャニ。

HH: 我々西側の人間からいわせるとラフサンジャニはリベラルでも穏健でもないですが、まそれはいいとしても、もしあなたが間違っていたらYazdiが最高統治者になる可能性もあるわけでしょう、そうなったら心配じゃないですか?

HD: それはそうですが、そんなことは先ずあり得ません。なんといっても色々問題はありますがイランは基本的には民主的な国ですから、この少数派で影響力も小さいグループの勢力は限られています。

HH: でもホセイン、たとえ僅かとはいえその可能性が多少でもある以上イランの核開発を否定する理由になりませんか。我々は12番目のイマムなんかに核爆弾のスイッチを握ってられちゃ困るわけですから。

HD: でもそれは、正直な話、ブッシュの側近に過激なキリスト教徒がいるのとたいした違いはありません。彼等がいたことがブッシュが最初のときも二回目も当選した理由のひとつですし。彼等も救世主の存在を信じてるわけですからそれと大して変わりませんよ。

HH: ホセイン、ちょっと待った。待った、待った、待った。ジョージ・ブッシュの周りには混乱による最期の時を信じてる過激派キリスト教徒なんていませんよ。それは真実ではありません。誰か名前があるんですか、、

HD: でも証拠がそれを示しています。

HH: 示してません。そんな人はいません。ひとりとして。そんな過激派がいるというなら一人でも名前をあげてみて下さい。

HD: 誰がブッシュに近いか近くないかということが問題なんじゃありません。彼等の政策が、例えばイラク侵略とか、味方につかなけりゃ敵だとかっていう言い方とか、他の方針とか色々なことがそのイデオロギーからきてることから言って、彼等がそれを信じていることを示唆しています。これはもっと危険なことです。なぜなら彼等はアクマネナジャドや彼を支持してる小さなグループなんかよりずっと人気があるんですから。

HH: ホセイン、もし事実この世の終わりを唱えるような人たちがいたとしたらもうすでに6年間もあったんですから、今頃はもうはじめてるはずですよ。

HD: わかりません。でもブッシュ政権のやり方をみているとアクマネナジャド政権からでてくるどんな方針より危険だと思いますよ。

アメリカのキリスト教徒がイランの気違い大統領と同じレベルだという考えには驚いたが、ブッシュ大統領のほうがアクマネナジャドなんかよりはずっと驚異的な存在だというのは私も同意する。もっともこれは民主主義を敵に回したらという意味だが。

ヒューのインタビューはその後イラクにおけるイランの介入に移るがこれに関するホセインの見解もまた面白いのでその話は続けて明日しよう。

January 13, 2007, 現時間 4:26 PM | コメント (0) | トラックバック (1)

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January 11, 2007

イラク多国籍軍イラン政府ビルを強制捜査

イラク関係 , イランをどうするか

ラジオではイラクの多国籍軍がイラクにあるイランの領事館に攻め入ったという話だったのだが、米軍の話ではこれは領事館ではなく、単にイラン政府の所有しているビルであって外交官特権のある場所ではなかったそうだ。もしこれが正式な領事館だったらイラクはイラン領土に攻め入ったことになるので、もっと深刻な問題となる。

CNNのニュースから抜粋:

バグダッド──イラク国営テレビ局アルイラキアは11日、米軍主導のイラク駐留多国籍軍が、北部アービル市内のイラン領事館を強制捜査したと伝えた。

現場はクルド人居住地区で、多国籍軍は複数の領事館職員を拘束したうえ、事務機器を押収した。

この事務機器のなかにはコンピューターや多種の書類が含まれている。また建物につとめていたイラン人職員も数人拘束された。APの記事ではイラン側からスイス領事を通して問い合わせと抗議がきていると報道している。

テヘランではイランの外務大臣がイラクとスイスの外交官を呼び寄せ、事件に関する「説明を要請」しているという。イランにはアメリカの大使館がないため、スイスがアメリカ政府の代行をしている。

イラン外務大臣の報道官、モハメッド・アリ・ホセイニ氏は国営ラジオにおいて「アービル市内でのイラン人職員の存在は合法であり」強制捜査は「合法な施設」にたいする「外交上違法行為である」と述べ連合軍の行動はイランに対する「圧力の続行」でありかえってイラクと近隣諸国の間に「緊張を深める」ことになると述べた。

昨日の演説でブッシュ大統領はイランやシリアからイラクに入ってくる援助を阻止すると宣言したばかりのことであるから、この捜査の結果次第ではアメリカ軍によるイランへの強行手段がとられる可能性は十分にある。どうやらブッシュ大統領は外国からのテロ資源流入をやっと真剣に止める政策にはいったようである。

January 11, 2007, 現時間 6:40 PM | コメント (0) | トラックバック (1)

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January 9, 2007

イスラエルのイラン攻撃はちょっと無理?

イランをどうするか

この間、イスラエルはイランにちかぢか限定的な核攻撃をする計画があるらしいとイギリスの新聞、サンデータイムスが報道したという話を紹介したが、いつも読者に貴重な記事を紹介してくれている 陳さんは、こんなことをおっしゃっている。

再三述べるように、イランに対する軍事力行使のタイムリミットは今年春頃に予定されているブシェール原発への燃料棒搬入前にならざるを得ません。外交的に原発の稼動が阻止できないとなれば、イスラエルは内政的に動きが取れないアメリカを差し置いて単独攻撃を行い、ブッシュ政権はそれを黙認する可能性がありますね

さて、その陳さんの紹介で宮崎正弘の国際ニュースでは、サンデータイムスはガセ情報を流す常習犯なので、そう簡単には信じないほうがいいと警告している。

英紙『サンデー・タイムズ』はどうやら常習犯らしい。  イスラエルがイランのウラン濃縮施設を空襲する計画を練り上げた、という世界を驚かせたニュースである。同紙は昨年三月にもおなじ内容の報道をして「これはシャロン首相(当時)も同意している」などと報じた。

 イスラエルの奇襲それ自体は既に言い古されたことで、とりたてての驚きではない。
げんに著名ジャーナリストのセイモア・ハーシェが老舗マガジンの『ニューヨーカー』(06年4月)でも同様な計画を「アメリカが」立案したと書いて物議をかもし、ホワイトハウスは、「セイモアは病的」とまで酷評して否定した事件もあった。...

イスラエル外務省はただちに会見し「あれは荒唐無稽」「そもそもイスラエル軍幹部の匿名情報などというニュースソウスもあやしい」とした。テルアビブの首相府は「荒唐無稽で、反論する必要もない」とする態度だった。

シーモア・ハーシェは有名は有名だが保守派の間では嘘つきハーシで通っているほど信用のない男なので、これと同じレベルだとしたらサンデータイムスもあまり信用できるとはいえないだろう。

これにたいしてイランはいつもどおり、奇襲などしたら後悔させてやる、これはシオニスト国家がわざと核兵器の存在を示しての威嚇だと鼻息があらい。自分達は核兵器が完成し次第イスラエルを攻めると常に豪語しているのだから、イスラエルからこのくらい威嚇されたからといって腹をたてるのは筋違いというものだ。

しかし、イスラエルがイランに奇襲攻撃をかけるという話そのものは大いにあり得ることなので、問題はそのタイミングとその効果力だろう。陳さんもおっしゃるようにイスラエルにはあまり時間がないからである。

 専門家は次のように言う。  「イラクのオシラク原子炉攻撃は、一箇所に集中していたうえ、イラクまでは距離が近いという条件に恵まれた。だからイスラエルは81年4月のオシラク原子炉攻撃を成功させた。 イランの場合はナタンズ、イスファファンなど十二箇所以上に核施設は分散している上、地中深くのトンネルのなかである。イスラエルからの飛行距離も長く、ジェット戦闘機がレーダーに捕捉されないで、空中給油を受けながら飛ぶ可能性は高くない。 米軍との協力があろうとも、奇襲の成功は容易ではない上、攻撃できたとしても効果が疑わしいだろう」。

 とはいえイスラエル情報筋は「イランの濃縮ウラン施設の完成は2010年」と踏んでいる。
外交努力が2010年までに実を結ぶことがないとすれば、最後の選択肢はかならず浮上するだろう。
ペルシア帝国の復活をおそれるアラブ穏健派のくにぐに(エジプト、サウジ、ヨルダンなど)が、この騒ぎに沈黙を守っているのも奇妙である。

私がイラン人ならかなり神経を尖らせているところだな。

January 9, 2007, 現時間 11:00 AM | コメント (1) | トラックバック (0)

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January 6, 2007

イスラエル、イランへ核兵器攻撃の計画あり!

イランが危ない , イランをどうするか

本当かなあという感じの記事ではあるが、一応紹介しておこう。今日のサンデータイムスによると、イスラエルはイランの核兵器開発基地を狙い核兵器を使って限定攻撃をする計画があるという。題して「イスラエルの対イラン核攻撃暴露さる!

この記事の内容はイスラエルの空軍の2中隊がバンカーバースタータイプの小規模な核兵器を使ってイランの濃縮ウラン施設を攻撃する訓練を行っているというもの。

この計画によると通常のレーザー援助の爆弾を撃ち込んで標的に向かって穴をあけ、そのなかに「ミニ核」を撃ち込もうというもの。地下深くで爆発するため放射能の散らばりなどを防ぐという考えらしい。

「命令が下り次第一回の任務、一回の攻撃でイランの核兵器開発計画は崩壊されます」と関係者は言ってるらしい。これはイランが核兵器開発に2年以内に成功するという情報がモサドによって明らかにされたことからたてられた計画だという。

イランの核兵器開発施設は地下深くにうめられているという話だから、イスラエルとしては通常の武器での攻撃ではこれらの施設を破壊することはもはや不可能であると判断したらしい。しかしながら、この計画が遂行されるためには、アメリカがこの攻撃を邪魔しない場合に限る。

イスラエルが攻撃の標的としている施設は:

  1. ナタンズ(Natanz)濃縮ウラン精製に必要な遠心分離機が何千とあるといわれている。
  2. イスファハン(Isfahan) ウラニウム還元施設。250トンにわたる濃縮に必要なガスが保管されているという。
  3. アラク(Arak)の原子炉、将来に核爆弾を作るに必要なプラトニウムが保存されているという。

イスラエル当局はこの三つの施設を破壊することでイランの核兵器開発を半永久的に遅らせることができると語る。これでイスラエルが「第二のホロコースト」を恐れる理由がなくなるというのである。

サンデータイムスによれば、イスラエルとアメリカはすでに何度もイランへの軍事攻撃に関する会談を繰り返してきたという。イスラエルがこの計画をあえて発表した理由はイランに圧力をかけ、アメリカに攻撃を促すこと、及びイスラエルの攻撃に先駆けてアメリカに予告しておくことにあるのではないかという意見もある。それというのも、新しい防衛長官ロバート・ゲーツ氏はイラン攻撃は最後の手段だと語っており、イランへの武力行使にあまり積極的な意見を述べていない。イスラエルとしてはこうなったら自分達次第だという考えがあるのかもしれない。しかしイスラエルがそのような攻撃に出れば昨日も書いたようにイランはペルシャ湾の原油輸送を阻止することは必定。となってくると、アメリカは否応なくイラン攻撃に巻き込まれるだろう。

私はアメリカによるイラン攻撃には賛成だが、その時期をイスラエルによって決められるというのは好ましい状況とは思えない。もしイスラエルがイランを攻めるのであれば、アメリカと前もって打ち合わせをした合同作戦であるべきだ。こちらが用意ができていないうちに状況が進んでしまうというのは決してよいことではない。

イスラエルのパイロットたちはすでにジブラルタルまで飛んでおり、イランまでの往復2000マイル飛行への訓練をしているものと思われる。またイスラエルからイランへの三つの飛行航路もすでに敷かれているらしい。

どうもイスラエルの訓練といい、アメリカの空母艦派遣といい、イスラエルとアメリカの合同イラン攻撃の布石がおかれているような気がしてならない。

January 6, 2007, 現時間 10:43 PM | コメント (2) | トラックバック (1)

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January 5, 2007

今こそイランを攻めるチャンス!

イランをどうするか

これは噂でまだ実際のことははっきりわかっていないが、イランの大教祖様であるアヤトラ・アル・コメイニーが病死したかもしれないという情報がある。イランで実際に権力を握っているのはなんといってもグランドアヤトラと呼ばれる聖職者。この間の選挙でもイランではかなりの権力争いが起きているようだから、今後も激しいお家騒動が期待できる。だとすればアメリカがイランを攻めるなら今がチャンスである。

先日アメリカ軍はイラクにいるイラン軍の高官数人を一時的に拘束したという話をしたが、彼等の持っていた書類にはどうやらイラク侵略計画が緻密につづられていたようである。パジャマメディアのマイケル・ラディーンによればイラク、シーア派の勢力者ハキム氏の自宅に集まっていたテロリストのなかにイラン革命軍のAl Quds部隊という特別に凶悪な部隊の高官がまじっていたという。しかもこの男のもっていた書類にはイランがイラクにおいてシーアとスンニ両方のテロリストを使って攻撃する壮大な計画が描かれていたというのである。イランがイラク情勢にちょっかいを出しているとは薄々勘付いてはいたものの、アメリカ諜報部が握っていたよりもずっと大規模なイランによるイラク攻撃計画が着々と進んでいたようである。

この情報はすでにブッシュ政権の耳にはいっているとのことだが、折も折り、すでに出動されている空母グループに続いて二つ目の空母とその護衛隊がペルシャ湾に出動されることになった。今回出動になるのはUSS John C. Stennis とそのストライクグループで、先に出動したUSS Dwight D. Eisenhower空母グループとあわせると16000人の水平がペルシャ湾に待機することになる。

だが、大事なのは水兵の数ではなく、戦闘機の数だ。これによってアメリカ軍は普通の戦闘機とヘリコプターをあわせて180機をペルシャ湾に出動させることになる。

ペルシャ湾の右端にあるホルムズ海峡は幅約32kgの狭い海峡でタンカー用の幅1.6kmの航路が二本引かれている。なんと世界中に供給される石油の1/4がこの道を通って輸送されるのである。イランを攻めるにあたって一番の脅威はイランがホルムズ海峡でテロを行うことだ。ヘズボラが石油タンカーをこの狭い航路で攻撃して船を二つ三つ沈めるようなことがあったら、この航路は一年は封鎖され世界中で石油大幅不足が起きるという大惨事につながる。原油もれによる環境破壊も世界最悪の規模となるだろう。

これは単にカカシの被害妄想ではない。歴史家のアーサー・ハーマン氏によると、イランは2006年の4月に大掛かりな海軍演習をやっており、その際いくつも対船ミサイルの試射を行いイランに楯を突けばタンカーなどいくらでも沈められるというデモンストレーションを行ったという。この演習は称して「聖なる予言者の戦争演習」また8月にはイラン軍はルーマニア所属の船に発砲した上乗船した。船の持ち主が誰か確かめるためという口実だったが、実際には西洋にイランにはどの国の船も安全ではないぞという警告を発することが目的だったことはいうまでもない。

ホルムズ海峡は確かにイランからの石油輸送にとって非常に大事な場所である。だが、それをいうならイランにとってもこの海峡は非常に重要な航路だ。イランはホルムズ海峡を手に取って世界をコントロールしようとしているが、アメリカはこれを逆手にとってイランをコントロールできるとハーマン氏は語る。それをどういうふうにするのか、下記がハーマン氏の提案だ。

  1. まずホルムズ海峡を通る石油輸送を阻止する国はどこであろうと容赦しないと発表する。
  2. その脅しを証明するために対潜水艦船、戦闘機、じ来除去装置、イージスBMDシステムなどを含む空母艦バトルグループをペルシャ湾に派遣する。むろんこちらの潜水艦も含む。
  3. アメリカ一国によるイランの石油タンカー通行を封鎖。イランから出る石油、イランへ入るガソリンなどを完全阻止する。ほかの国の船は自由に通過させる。
  4. イランの空軍基地を徹底的に攻撃し、イランの空の防衛を完全に破壊する。
  5. イランの核兵器開発地及び関係基地、インフラなどを攻撃する。
  6. そしてこれが一番大切なことなのだが、イランのガソリン精製施設の徹底破壊である。

  7. アメリカの特別部隊がイラン国外にあるイランの油田を占拠する。

イランは今非常に厳しい状況にある。ハーマン氏は我々はそれを最大限に利用すべきだという。

イランは非常に大きな石油輸出国であるにもかかわらず、なんとガソリンの40%を湾岸諸国を含む外国からの輸入に頼っている国なのである。精製施設がなくなり保存施設も破壊されれば、イランの自動車、トラック、バス、飛行機、戦車および軍事機器がすべて乾いてしまう。これだけでイランはイラン軍による反撃など不可能となってしまうのである。(イランの海軍は年老いて破損が激しい。一番の財産であるロシア製キロ級潜水艦は港を出る前に破壊してしまうべきである。)

これでイランをコントロールすることが可能だとハーマン氏はいう。ミスター苺は同時にイスラエルがヘズボラをたたくことを提案している。

さて、ハーマン氏のこの提案は2006年の11月に発表されたものだが、これを念頭において先に紹介したロイターの記事を見直してみよう。すでに派遣した一つのバトルグループについで二つ目のバトルグループを送り出すということはブッシュ政権は本気でイランを攻めるつもりだとは考えられないだろうか? 我々はBMDや潜水艦の派遣などという機密情報は知る由もないが、分かっているだけでもかなりきな臭い状況になっていると想像できる。

都合のいいことにこの作戦は議会の承認を必要としないため、ブッシュ大統領がその気にさえなれば彼の一存で実然させることができる。

第一この作戦における利益は膨大なものがある。

* イランの台所はすでに火の車、これで経済破たん間違いなし。

* この攻撃がきっかけで支配者層のムラーたちに対する国民の奮起がるかもしれない。

* イランの資金援助なくしてはシリアのアサード政権も長持ちしない

*イランの援助なくしてはヘズボラは行動できなくなる。

* イランの援助なくしてはイラクのサドルも資金不足で人気がた落ち。

* アメリカがほんの数年で、アフガニスタンのタリバンを倒し、フセインのバース党を倒し、イランの支配階級を倒したということになれば、イスラム教過激派のジハード信教者の士気も萎えて志願者の数も減るだろう。

イスラム教社会は強者に付く社会だ。アメリカ文化のように弱い者の味方をするという慣習はない。だからヨーロッパ風の妥協は全く通用しない。だが、アメリカが圧倒的な勝利をおさめれば彼等も感服するだろう。

この作戦は今すぐにでも可能だ。問題は我々にその意志があるかどうかということだけである。

January 5, 2007, 現時間 8:04 PM | コメント (4) | トラックバック (4)

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December 26, 2006

イラン核兵器開発に夢中で石油生産をおざなりに

イランをどうするか

喜多さんとこでイランの石油生産状態がよくないという記事を読んだ。以下ワシントンポストに載ったこの記事によると、全米科学アカデミーが発表した情報ではイランの石油輸出の売り上げは激減しており、このままだと2015年には石油輸出による収入はほとんどなくなってしまうというのである。(訳はもちろん喜多竜之介さん)

イランは毎年石油輸出で約&500億を稼いでいる。減少は年間10-12%と予測されている。5年を経ずして、輸出は半減し、2015年には消滅するだろう、と(ジョン・ホプキンス大学の経済地理学者ロジャー・)スターンは予測した。

彼は、石油生産は減少傾向にあり、ガスも石油も高額の補助金を付けて国内では販売されているのだ、と語った。同時に、イランは石油生産施設に再投資を怠っている。

イランは一日に約370万バレルを生産しており、OPECが定めたイランの割当量よりもおよそ30万バレル少ない。
この不足分は年間約$55億の損失となる、とスターンは言った。2004年のイランの石油売上は、政府収入の内65%だった。

であるからアメリカがイランを今すぐ攻めたりしなくても、数年ほうっておけばイランは自滅するだろうとスターン博士はいう。はっきりいってこれは興味深い発見である。イランは核兵器開発やテロリスト援助に夢中になりすぎて古くなった石油生産施設へのメインテナンスも技術高進もしていないため、生産が他国より遅れているのだろう。それに加えてイランには石油精製工場が極端に少ない。だから石油産出国でありながら精製後のガソリンはほとんど輸入に頼っているという皮肉な状態がおきている。

とするならば、スターン博士のいうようにじっと待っていなくてもこちらから意味のある経済制裁を施してイラン崩壊をお手伝いするという手もある。以前にも書いた通りイランに出入りする石油タンカーを完全封鎖してしまうことだ。原油は売れないガソリンは手に入らないとなればイランの経済崩壊は2015年まで待つまでもない。

国際社会が真剣になれば、イランの核開発を阻止することは案外容易にできるのかもしれない。問題はその意志が国連にあるのかどうかということだが、、、

追伸:ミスター苺にいわせるとイランに12番目のイマームが訪れてイランをすくってくれる日は近いので、2015年の心配などする必要はないと、アフマネジャド大統領は考えているのだろうとのこと。これだから狂信国は恐い、、

December 26, 2006, 現時間 2:44 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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イラクにてイラン軍高官4人を米軍が拘束

イラク関係 , イランをどうするか

シーア派のマフディ民兵軍の親玉はサドルは、イランの飼い犬ならぬ飼い豚(どうみても豚にみえるな、あの顔は)であることは周知の事実。イランはアルカエダと民兵のどちらも煽ってイラクの宗派間争いを企んでいる。陰謀があるとすれば、まさにイランこそがその裏に潜む悪玉である。

その根拠となりそうな情報を昨日米軍は発表した。以下産經新聞の記事より:

12月26日8時0分配信 産経新聞

 【ワシントン支局】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は25日、イラクの治安部隊を攻撃する計画にかかわっていた疑いで、イラクの駐留米軍が少なくとも4人のイラン人を拘束したと報じた。拘束者の中にはイラン軍高官や外交官も含まれているという。

 ブッシュ米政権は、混迷するイラク情勢打開のため、超党派グループからイランを含む周辺国との直接対話を勧告されているが、イランが米国に反発を強めるのは確実で、米国のイラク戦略に何らかの影響を与える可能性もある。

 報道によると、米軍は21日夜、バグダッドのイラン大使館近くで、公用車を停止させ、イラク人護衛を含む同乗者全員を拘束した。イラン人外交官2人はイラク政府に引き渡された後、保釈された。また22日未明には、イラク連立政権を構成するイスラム教シーア派の「イラク・イスラム革命最高評議会」指導者、ハキーム師の施設内を捜索、イラン軍高官を拘束したとしている。

 イラン外務省スポークスマンは25日、「拘束は国際規範に反しており、深刻な結果を招くだろう」と米国を非難した。(強調はカカシ)

イラクで革命を起こそうという連中と会議をしておきながら、「高速が国際規範に反している」などとよくいえたものだ。ま、国連の条例など無視して核兵器開発をやってるならず者国家だからこの程度の反応は別に驚きはしないが。それにしてもニューヨークタイムスは、いったいイラン高官がシーアの政治家と一緒になって何をやっていたのかという質問をする前に、イランがアメリカに反発する可能性などを心配している。全く本末転倒だ。アメリカをぶっつぶすといっているイランがこれ以上アメリカを嫌ったからって何がかわるというのか、ばかばかしい。

ま、それはいいとして、これまでイランがイラクの内政に裏から口をだしていることはさんざん話題にはのぼっていたものの、確たる証拠が提示されたことはない。この拘束されているイラン人によってイランがイラクをどのようにコントロールしようとしているのかが明かになってくれるといいのだが。

しかし、この時期にアメリカ軍がイラン高官を拘束しているという事実をわざわざ公表したというのは興味深い。ベーカー氏のイラク研究会の推薦にはイランとの対話が含まれていたが、もしやアメリカはイランと交渉をするとして、その際上手にでられるような布石を投じているのかもしれない。なにやら緊張した空気を感じる。

December 26, 2006, 現時間 1:48 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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December 25, 2006

’96のサウジ米軍宿舎爆弾事件、米裁判所イランの関与認定

イランをどうするか

よくイスラムテロリストによるアメリカへの攻撃をいうと、2001年の911同時多発テロが最初だと思う人がいるが、実はそうではない。1990年代だけでも最初のWTC爆破テロからはじまって、アフリカのケニアとタンザニアのアメリカ大使館で同時に起きた自動車爆弾テロ、イージス艦コールの爆破などアメリカはイスラムテロリストから何度も攻撃を受けていた。1996年にサウジアラビアの米軍宿舎で起きた自動車爆弾攻撃もそのひとつである。

私は当時の状況に詳しいFBI捜査官から話を聞いたことがあるが、サウジアラビアはもともとアメリカ軍の度重なる要請にもかかわらず、空軍宿舎の前にもう一つ防御フェンスを取り付けるなど、警備を厳しくすることに協力してくれなかったのだそうだ。だから自動車爆弾を運転した男は門をつっきって宿舎に突っ込むことが容易にできたのだという。事件後もFBIの捜査官に女性が含まれているといって全く捜査に非協力的だったようだ。

しかし、最近になってあのテロにイランが関与していたことがアメリカの裁判所によって正式に認識された。

米裁判所がイランの関与認定、サウジ米軍宿舎への爆弾攻撃

2006.12.23
Web posted at: 15:50 JST
- CNN/AP

ワシントン——サウジアラビア東部、ホバル市で1996年起きた米空軍操縦士、関係者が寝泊まりする宿舎へのイスラム過激派の爆弾攻撃で、米連邦地裁は22日、事件へのイランの関与を一部認定、遺族が同国に対し約2億5400万ドル(約302億26万円)の損害賠償を請求する権利を認めた。

同裁判で、一部とは言え、イランの関与を結論づけたのは初めて。

事件では米国人19人が死亡。米連邦捜査局(FBI)は、イスラム強硬派ヒズボラのサウジアラビアの分派の犯行と断定した。ただ、イラン政府と同分派のつながりには明確には触れていなかった。

22日の判断は、FBI要員の証言を材料にした。イラン政府直轄の情報機関要員2人と同国政府職員が同分派に資金、訓練、支援物質などで便宜を図っていたと述べた。

連邦地裁の判決に対するイラン側のコメントはない。

これも古い話ではあるが、アメリカを最初に攻撃したイスラム過激派といえばイランである。1979年イラン革命直後にイランの学生たちがアメリカ大使館を乗っ取り外交官や従業員を一年半あまり人質にした事件が最初だ。今思えばイスラムジハーディストによる西洋への戦争はあの時始まったといっていい。

イラクにおいても、レバノンや、最近はパレスチナにも手を出しているイラン。全く歯のない経済制裁など屁とも思わないイラン。アメリカはいずれは戦争をしなければならなくなるだろうな。

December 25, 2006, 現時間 4:53 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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December 20, 2006

イラン選挙:アハマディネジャド大統領勢力衰える

イランをどうするか

皆さんは、最近イランの大統領アハマディネジャドの勢力がイラン国内で衰えていることをご存知だろうか。 先日行われたイランでの選挙での開票結果が発表されているが、アハマディネジャド大統領派は各地の地方選挙で大幅に議席を失いつつあり、大統領の勢力衰退を示している。

 [テヘラン 17日 ロイター] 15日に行われたイラン専門家会議と地方評議会選挙は17日までの中間集計で、保守穏健派が躍進し、保守強硬路線のアハマディネジャド大統領派が苦戦していることが明らかになった。

選挙一週間くらい前にサウジの新聞がこの結果をかなり正確に予測していたが、大統領派の勝敗は投票率にかかっていると書かれていた。 アハマディネジャドは投票率が低い方が有利だと踏んでおり、だいたい15%くらいの投票率だろうと予測していたらしい。確かに過激派にとっては投票率が低い方が有利なのはどこも同じ。 ところが蓋をあけてみたらなんと保守派の選挙運動が身を結んだと見えて投票率は60%という高さ。 

地方評議会選挙では特に重要といわれているテヘラン市会議員の選挙では15議席中14議席をもっていた大統領派はなんと4議席しか保持できなかった。 

どうしてこのような結果になったのだろうか。 

先の選挙でアハマディネジャドを支持していたのは故ホメイニ派の過激派だった。 しかしアハマディネジャドは自分の支持する聖職者Ayatollah Muhamad-Taqi Mesbah-Yazdiを支持するムラー(宗教指導者たち)をイラン専門家会議のメンバーに多く当選させ、多数議席を占めるYazdi派のメンバーによって現議長であるホメイニの跡継ぎアヤトラ・アリ・カメーニ(Ayatollah Ali Khamene)を議長の座から引き摺り下ろそうと企んでいたのである。

ところがこのたくらみがカメーニにばれてしまい、専門家会議に立候補しそうなアハマディネジャド派の候補はすべてカメーニによって失格させられた。ちなみに保守派のラフサンジャニ派の候補もラフサンジャニ自身を除いた全員が失格となった。 (このへんのことはかなり複雑でイランの政治機構をはっきり理解していないカカシとしてはみなさんへの説明にもちょっと苦労するのだが、、)ま、ともかくだ、ホメイニ派の支持者たちはアハマディネジャドが過激派のホメイニ派を差し置いて自分の勢力を強めようとしていることに反感をもって今回の選挙はボイコットしてしまったわけだ。

それにひきかえ、当初はボイコットするだろうと思われた、保守派の前大統領ハシミ・ラフサンジャニ派と、穏健派とが結託して選挙に参加したことで、反アハマディネジャド派の投票率が大幅に高まったのである。

これでアハマディネジャドは終わりだというわけではないが、彼の勢力が極度に衰退したことは確かである。

ところで、こんなイランの情勢を知ってか知らぬか、アメリカは今湾岸で海軍増強を計画中の模様

米国、イランけん制で湾岸での海軍増強を計画=CBS

米国防総省は、イランに対する警告として、湾岸地域に配備する米海軍の大幅な増強を計画している。CBSニュースが18日伝えた。

 CBSは、匿名の軍関係者の話として、同計画は湾岸地域に2隻目となる空母の配備を求めるものだと伝えた。CBSによると、この措置は1月に着手し、対イラン攻撃を目的としたものではなく、米当局者にとって一段と挑発的になっているイランの行動をけん制するのが目的だとしている

カカシとしてはブッシュ大統領の任期が切れる前にイラン攻撃をすべきだと思う。 この動きがイラン攻撃につながるのかどうかは不明だがちょっと気になる動向である。

December 20, 2006, 現時間 3:44 PM | コメント (5) | トラックバック (0)

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October 27, 2006

イラン攻撃作戦4、スーパー経済制裁

イランをどうするか

イランをどうするか、前回までのお話:

1)攻撃作戦の選択色々
2)斬首作戦
3)ムラーの顔丸つぶれ作戦

題名からもご察しの通り、これはイラン経済に注目する作戦である。言ってみれば「超経済制裁」である。イラク、サウジ、そしてほとんどの中東の産油国のようにイランは原油輸出国である。 

イランの経済は原油に完全に頼った非常に偏ったものである。ほとんどの経済活動は政府が統括しており、民間企業などほとんどない。カタミ前大統領は経済改革をラフサンジャニ大統領も続けているがあまり効果はない。近年原油価格が比較的高いおかげでイランは40億ドルという外貨リザーブを所持している。しかしこれもインフレや高失業率を緩和するのにはほとんど役に立っていない。大量破壊兵器開発に不均衡な資産を投入しすぎていることも大きな問題である。

この状況を観ればイランの弱点は一目瞭然である。イランは原油輸出で成り立っている国だ。輸出するということは原油を外へ運び出さなければならないわけで、その通路となる港を遮断してしまえば輸出は不可能となる。この経済制裁作戦は最初の核兵器施設破壊作戦と同時に行えばイランは破壊された施設を修理することすらできなくなる。

油田そのものを破壊する必要はないので、環境汚染につながることもなく、イラン国内だけでなく近隣諸国への悪影響も出ない。クルーズミサイルを数本ペルシャ湾とキャスピアン海に打ち込めばことは足りるはずだ。この作戦の目的はイランを崩壊させることにはない。ムラー達に圧力をかけて国内における革命を促進することにある。だから革命後に必要なイランのインフラはなるべく破壊せず一時的に昨日不可能な状態にして保存しておく必要があるのだ。

しかしこれだけでは不十分である。イランが現在持っている40億ドル外貨をなんとかする必要がある。そうでないとこの金を使ってイランは食料から修繕費からすべてまかなうことができるからである。ということは二つの出入り口をふさぐ必要がある。

ペルシャ湾には我が海軍が出動して閉鎖することが可能だが、カスピは陸に囲まれているためれができない。だがここはどうしてもふさがなければならない。なぜならカスピ海を使ってロシアから必需品が輸送されるのを防がなければペルシャ湾だけをふさいでも意味がないからである。 (イランの地図参照

この裏口を閉めるのは地理的にも政治的にもかなり困難と思われる。幸運なことに今現在イランとロシアとの間で実用的な原油パイプラインは存在していない。 イランへ来るどのような貨物も海を渡るか路線を使う以外に方法はない。

イランのカスピ海沿岸にはネッカとバンダー・アンザリという二つの主要な港がある。ネッカには核兵器施設があるとされているので、まず最初にここを攻撃すべきだろう。しかしイランのもっとも主要な港はイラン北西でアゼルバイジャンに接するバンダー・アンザリのほうである。アンザリも大事な標的リストのうちに入れられなければならない。

これはイラン隔離というわけではない。石油輸送の阻止であってイラン漁業の邪魔をするわけではないからだ。一般市民への悪影響は出来る限りさけなければならない。

地上輸送はそれほど問題にならないのではないかと思う。というのもイランはトルコ、アルメニア、アゼルバイジャン、トルクメニスタン、そしてもちろんイラク、アフガニスタン、パキスタンに囲まれている。最後の三つの国からの援助は先ず考えられない。イランは北方の近隣諸国とはまあまあの関係にあるが、トルコ以外にはイランを支えるだけの資源を提供できるような産業といったものは特にない。我々はトルコとの親睦に力をいれてイランへの空爆に協力させるよう働きかける必要がある。 すくなくともいまのところトルコはイランよりは親米に近寄っている。

万が一交渉が失敗した場合には、アメリカはイラン攻撃に備えてトルコ国内に核兵器設備を90ほど配備しているという。 イランがトルコからの協力を得ることは先ず無理だろう。

一番心配なのはロシアの反応と原油市場の反応である。もしサウジがイランに同情してアメリカへの原油輸出を制限した場合にはアメリカは難しい状況に陥る。しかしブッシュ大統領のおかげでアメリカには石油の貯えはかなりあるが、それでも二年か三年が限度だろう。 輸出制限がそんなに長く続くとは思えないが、アメリカ国内の経済に与える悪影響は多大なものになる可能性がある。

しかしOPECは今のところ我々側についているので、サウジがイランの分を補ってくれれば原油の値段が上がる必要はない。

ロシアの反応は簡単には予測できない。イランとロシアは最近色々な企画で協力関係にある。 また旧ソ連時代からの名残もあっていざとなればロシアはアメリカよりイランに味方するだろう。しかしロシアがアメリカに対して何ができるのかはかなり未知数だ。ロシアはチェチェンやウクライナの問題を抱えているし、西側とも経済面で色々なつながりがある。ロシアはまだまだ現代化に向かって産業を発展させる必要がある。そんな時にロシアはイランの問題でアメリカと一戦交えたいなどと考えるだろうか、ロシアも手を焼いているのと同じ過激派のイスラム教徒なんかのために、、

この作戦4は作戦1のイラク核兵器施設攻撃と同時に行われるべきである。このような状況にあってロシアは多分国連安保理で大声を張り上げて抗議はすうだろうが、特になにもしないのではないかというのが私の予想だ。

この作戦は作戦1をエスカレートさせたものだが、攻撃に次ぐ経済制裁でイランが破壊させた核兵器施設を再建するのを防ぐことになる。であるからこの作戦は真剣に考える価値があると思う。

原文はこちらBig Lizardsより:, Iran Strategies 3: the Econostrike

October 27, 2006, 現時間 1:38 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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October 26, 2006

イラン攻撃作戦3、ムラーの顔丸つぶれ作戦

イランをどうするか

昨日は核兵器施設などでなくイランの頭首らを叩く案を書いたが、今日はそこまで極端ではないが同じような効果が得られる別のやり方を考えてみたい。

イランをどうするか、前回までのお話:

1)攻撃作戦の選択色々
2)イラン攻撃: 斬首作戦

この作戦は簡単にいえば、一万から二万の兵をイラクからイランの東側へ電撃攻撃で乗り込ませるというもの。あまり深入りせず国境沿いに50から70マイル程度のところまで隊を備える。ただし、これすべてイラン側の領地。ここにしっかり居座って何があっても敵に一歩も譲ってはならない。

アメリカ政府は、この作戦の目的はイランからイラクへ侵入してくるテロリストを食い止めるためであると発表する。この際、イランの核兵器の話は一切しない。事実イランからのテロリスト侵入を阻止するというのはこの作戦のボーナスのようなもの。イラクにとってイランから邪魔をされずに国づくりができるのは好都合。しかしこの作戦の本当の目的はイランの現政権を崩壊させることにある。

この作戦はまずイランの統治者にとって堪え難い状況を作り出すことにある。イランの統治者であるムラー達がイランを統括できているただひとつの理由は彼等が無敵の存在であり誰にも破壊されない党首であると国民に思わせているからだ。そのムラー達に自分らの領地を占領している外敵を攻撃して蹴散らすのか、それとも黙認するのか、その手のうちを無理矢理開かせるのである。

もし彼等がなにもせずにアメリカ軍にイラン領土を占領するのを黙認すれば、彼等の面子は丸つぶれである。イラン政府がこのようなあきらかに臆病な態度を示してはイラン政府がそのまま権力を保つことはできない。政府が自国の領土も占領軍から守ることができないというのであれば、政権の指揮者としての信用は完全に喪失される。

しかしもし彼等が攻撃した場合でもその結果は同じである。なぜならイランが占領軍であるアメリカ軍にうちかつためには圧倒的多数の軍隊を送り込まなければならない。ヒズボラのようなテロ軍団は真正面からの攻撃では正規軍には太刀打ちできない。しっかり根をおろしてふまえているアメリカ軍に真っ向から突撃したのではイラン軍は大敗する。イラン軍は崖に当たる波のように木っ端みじんに崩れてしまうだろう。

無論、イラン軍は大量破壊兵器を使うにちがいない。だがアメリカ軍はそれにも十分に立ち向かえる備えがある。科学/生物兵器防衛用のスーツを着れば恐くない。 もし彼等が小型核兵器をひとつやふたつもっていたとしても、それを撃ち込むための輸送機間、飛行機、ヘリコプター、トラック、牛車、、近付くものはことごとく破壊し、絶対に近付けないだけの機能がアメリカ軍にはある。

最終的にイランは自国の領土に居座るたかが数千の外敵を追い出すこともできないほど情けない存在であることを暴かれてしまうわけだ。彼等の誇りは傷付き面目丸つぶれとなる。ここでこれまで弾圧されていたイラン市民が立ち上がって、この張り子の虎を追い出し、多少西側諸国に似たような民主主義をつくりだしてくれれば儲け物である。 我々が秘密裏に事前に現政権反対派のリーダーたちと連絡をとっておくのも悪くない。

ミスター苺は、この提案は彼以外の人が書いてるのを読んだことがないといっている。その理由はこれがすばらしい考えで誰も思い付かないだけなのか、あまりにも馬鹿げているせいなのか解らないのだが、、(汗)

原文はこちらBig Lizardsより:, Iran Strategies 2: Beachhead Bingo

October 26, 2006, 現時間 3:06 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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October 24, 2006

イラン攻撃作戦2、斬首作戦

イランをどうするか

昨日に続いてイラン攻撃作戦を考えてみよう。これはミスター苺が2005年にBig Lizards.netに掲載したアイデアを参考にしたものだ。

イランをどうするか、前回までのお話:

1)攻撃作戦の選択色々

イランの核兵器施設への一斉攻撃作戦は理想ではあるが、効果的な攻撃とするためにはかなり大掛かりなものになってしまう。このことは昨日も書いた通り。しかしそんなことをしなくても、もっと簡単に確実にイランの脅威を破壊する方法がある。それはイランの頭を狙うことである。

核兵器そのものを拳とするならミサイルは腕、軍隊は胴といえる。(さしずめ汚い仕事専門のヒズボラは尻だわな)だが腕も拳も頭からの命令がなければ動かせない。だからイランを倒すならこのタオル頭を首からちょん切るのが一番効果的なのではないだろうか? ヒズボラにしろ大統領のアクマディネジャドにしろ皆、イランのムラーから指揮を仰いでいる。イランの実質的な指導者とはムラー達であり、その最高指導者はアヤトラアリコメーニ(Ayatollah Ali Khamenei)なのだ。だからコメーニを含め指導層の連中を取り除けばイランの核開発プログラムは自然消滅するだろう。

とはいえ、私はイランの指導層を文字どおり暗殺しろといっているわけではない。(もっともゴッドファーザー2の最後みたいな同時多発暗殺も決して悪い考えではないが、、)私が考えているのはCIAが煽動し、ウクライナでおきたような「オレンジ革命」を成功させることだ。もちろんCIAがブッシュバッシング目的で国内で秘密情報漏えいに夢中になっている間はこんなことは望めないが。

CIAがたよりにならないとしたら、イスラエルのモサード、英国のMISなどの力を借りて、イランのムラー独裁政権崩壊を促進するにはどうすればいいか、革命は何時おきるか、生徒、共産党、またはシーア静寂派(quieties)か、どのグループが一番親米かということを探り出す必要がある。

斬首作戦の利点は秘密裏にできるので、国際社会のの意見を聞く必要がないということだ。革命が成功しても失敗しても、我々は関係を否定することができる。

斬首作戦の利点はイランの核兵器開発を阻止するだけでなく、ほかにも色々ある。

* イランのムラーから切り離されればヒズボラは勢力を大幅に失う。イラン国内だけでなく、シリアやレバノンでも彼等の勢力は喪失するであろう。

* 穏健派が政権を握れば民主主義にそれだけ近付く。

* 国民の2/3を占めるイランの若者は比較的親米である。少なくとも彼等はアメリカ文化が好きである。


イランの人口の多くがすでに親米であるから、我々が極端なことさえしなければ、イラン市民をアメリカの味方につけることができる。だからイラクスタイルの侵攻は問題外だ。理想はウクライナ風のオレンジ革命だ。少なくともそのような動きが自然に起きた場合にそのチャンスを見逃さないようにしっかりと諜報を集めておく必要があるだろう。

原文はこちらBig Lizards.netより:Iran Strategies 1: the Guillotine Gambit

October 24, 2006, 現時間 5:04 PM | コメント (1) | トラックバック (0)

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October 23, 2006

イラン攻撃作戦1、攻撃作戦の選択色々

イランをどうするか

今週いっぱい、私はネットアクセスのない場所で過ごさねばならないため、ミスター苺がBig Lizards.netで去年あたりから書き続けているイラン対策を少しづつ翻訳して紹介したいと思う。リアルタイムでの掲載ではないのでコメントへの返信は遅れると思うがそのへんはご了承いただきたい。

イランをどうするのか、どうもイランとの国連による交渉は全く拉致があかないようだし、このままではいずれはアメリカはイランと戦争をするはめになるだろう。だが、一口に戦争をやるといっても、第二次世界大戦のような戦争はもはや時代遅れであり、空爆を主体とする攻撃はイスラエルによるレバノン攻撃をみていてもわかるように、庶民への被害が大きいだけで肝心の標的を能率良く破壊することができない。ではいったいどうすればいいのか。

ここで三つ違ったやり方を考えてみよう。

  • 1. すでに分かっている核兵器施設の三つか四つを選りすぐって攻撃し、イランの核開発を遅らせ、対策を検討する時間稼ぎをする。

  • 2. 核兵器施設と解っている場所及び疑わしい場所すべてに一斉攻撃をかけ、イランの核開発計画を破壊する。

  • 3. イラン全体を侵略する。
  • 3番目は最初から問題外だ。アメリカはイランを侵略し占領するだけの人員など持ち合わせていない。イラクとアフガニスタンで手一杯なのにイランまで手をのばすことなど不可能である。クリントン前大統領の徹底的軍隊縮小がいまとなって仇となった。

    1番の限定攻撃作戦だが、標的を限定してみてもイランからの反撃は総攻撃のそれと全くかわらないだろう。我々が攻撃を制限したからといってイランが反撃を手加減するとは思えない。限定であろうと総攻撃であろうとイラン攻撃に協力する同盟国の数はかわらないだろう。つまり、総攻撃と限定攻撃ではこちらの損害は全く同じだということになる。

    1番と3番がだめとなると、残りは2番の

  • 核兵器施設と解っている場所及び疑わしい場所すべてに一斉攻撃をかけ、イランの核開発計画を破壊する。
  • ということになる。

    しかし一斉攻撃をかけるといっても、具体的にどうすればこの作戦を成功させることができるのであろか?

    この攻撃で問題なのはイランが実際何を持っているかがはっきり解っていないことにある。イランにはすくなくとも20数カ所の核兵器施設があるといわれているが、多く見積もるとこの数は70とも80ともいわれている。攻撃作戦がなにひとつ失敗せずに大成功だったとしても、イランの核兵器施設をすべて破壊することはできない。完全破壊ができなければイランの核兵器開発を阻止することはできないのである。

    なるべく多くの施設を破壊するためには正確な諜報が必要である。ここでもし、イスラエルの秘密警察、モサドの協力を得ることができればアメリカは大いに助かる。イスラエルはフセイン時代のイラクには潜入することができなかったが、現在のイランにはかなり秘密工作員が侵入しているらしい。イスラエルの諜報部はアメリカのCIAでは決して突き止められない情報を既に持っているのだ。イスラエルもアメリカが本気でイランを攻撃するつもりだと判断すれば、アメリカが生半可なやり方で中途半端な結果をだすよりは全ての施設を破壊してくれた方がイスラエルもありがたい。なぜならアメリカが失敗すれば、その報復は好むと好まざるとに関わらずイスラエルに向けられることは間違いないからである。

    こうするとこの作戦はちょっと改良されて

  • イスラエルの諜報でつきとめた、核兵器施設と解っている場所及び疑わしい場所すべてに一斉攻撃をかけ、イランの核開発計画を破壊する。
  • となる。しかしこのような「神に対する暴虐」をイランが許すはずはないから、もってるもの全てを駆使して猛反撃をしてくるだろう。イランはアメリカまで届く長距離ミサイルはもっていないが、アメリカ軍が駐留しているお隣のイラクへなら攻撃は可能だ。

    またイランが化学・生物兵器を所持していることはほぼ確実である。イランはこれらの武器を守りの甘い一般市民に向けて使うであろう。ということは攻撃の際には同時に弾道およびクルーズミサイル、爆撃機、軽飛行機、ヘリコプターに至るまで、イランの反撃機能も完全に麻痺させなければならないことになる。

    イランからイラク、アフガニスタンへ続く道も閉鎖せねばならない。そしてイラクに駐留しているアメリカ軍をイラン国境のイラン側へ移動させ、付近にあるテロリストのアジトに不意打ちをかけ、徹底的に潰す必要がある。

    思うにイランはアメリカからの攻撃はいずれあると予測しているはずだ。しかし多分彼等はクリントンがフセインイラクに仕掛けたような限定攻撃を期待しているはずである。数日間の限定標的への空爆ならイランはたえられると踏んでいるに違いない。だから我々がこのような一斉攻撃を仕掛ければ彼等の不意をつくことができる可能性は非常に高い。

    しかしこれをやっても、我々の完全な安全は保証されない。イランはいずれ反撃にでるだろう。もし長距離、中距離のミサイルがいくつかでも残れば、アメリカ、イスラエル、イラク、アフガニスタン、そしていずれはヨーロッパまでミサイルを飛ばしてくるだろう。それを予期して我々は弾道ミサイル防衛システムをできる限りの広範囲に備えておかねばならない。

    さらに、イランがヒズボラを活用することも考えねばならない。ヒズボラは言ってみればイランの先攻特別部隊である。イランを攻める同時にヒズボラも攻めなければならない。

    このへんはイスラエルに任せて、シリアがコントロールしているレバノン系ヒズボラが巣食っているベカバレーあたりを空爆してもらうのがいいかもしれない。レバノンがイスラエルの攻撃に協力などするはずはないが、ヒズボラが退治されても特に文句はいわないだろう。

    ふむふむ、この作戦かなり良くなってきたぞ。

  • イスラエルの諜報でつきとめた、核兵器施設と解っている場所及び疑わしい場所、ミサイル基地、航空基地、イラク国境線に巣食うテロリストのアジト、レバノンのヒズボラなどすべてに一斉攻撃をかけ、反撃に備えてミサイル防衛システムをはり巡らせ、イランの核開発計画を破壊する。
  • 無論、攻撃の直前には敵を混乱させるため味方の軍は意味があろうとなかろうとあちこちに移動する必要がある。こうしておけば相手は何かが起きるとは察知しても何時何処でどのような攻撃があるかを正確にとらえることができないからだ。ま、これは戦争の常識だから言うまでもないが。
    最後に大事な点を指摘しておこう。これは多分欧州にはショックだろう。だから事前に彼等に言ってはならない。イランにもれる可能性が大きいからだ。

    イランはアルカエダとかなり親しい関係にあるという。アルカエダはいまでもアメリカ本土攻撃をあきらめていない。イランが危機に陥れば、必ずやアルカエダに資金援助などをしてアメリカ攻撃を委託するだろう。アメリカを内部から崩してアメリカがひざまずかせようとするだろう。
    であるから、我々がイランとヒズボラを攻撃するのと同時に、アメリカ国内にあるイラン大使館、イラン系聖廟、市民団体、などに一斉に手入れをする必要がある。

    書類などをすべて没収し、国内に潜むアルカエダメンバーをいぶり出すのである。イランについての専門家であるケニス·ティマーマン(Kenneth Timmerman)氏によれば、イランの諜報省(MOIS)の大臣であるHojjat-ol eslam Ali Akbar を含むイランの高官や、イランの最高指揮官アヤトラ·アリ·コメーニ(Ayatollah Ali Khamenei )自らが過去にアルカエダのリーダー、アイマンザワヒリやオサマビンラデンと直接会見しているというのだ。

    イランはイラクのフセインや他の独裁者らと同じように外国勢力との会見については詳細な記録をとっているはずである。イラン大使館に納められているアメリカ国内のアルカエダアジトや名簿などはFBIやCIAが何年かかっても集められないような膨大な資料であるに違いない。無論、アメリカ国内の外国大使館を襲うなどということは、国際社会から非難轟々だろう。特にこの作戦では国連ビル内の大使館も含まれるのだから。しかし、考えてみればイラン攻撃ですでに国際社会は大騒ぎしているだろうから、もうひとつくらい加えても大したかわりはないだろう。

    というわけで、最終的にこの作戦は:

  • イスラエルの諜報でつきとめた、核兵器施設と解っている場所及び疑わしい場所、ミサイル基地、航空基地、イラク国境線に巣食うテロリストのアジト、レバノンのヒズボラなどすべてに一斉攻撃をかけ、反撃に備えてミサイル防衛システムをはり巡らせ、それと同時にアメリカ国内にあるイラン大使館、聖廟、市民団体の事務所などに一斉に手入れをし、アルカエダメンバーの名簿やアジトを含むすべての書類を没収し、イランの核開発計画を破壊する。
  • はあ、なんかすごい計画になってきた。しかし実際に攻撃をしようというならすべての可能性を考えておいた方がいい。たとえ計画に時間がかかったとしても、後になって「あ、あれを忘れていた!」なんてことになっては意味がない。マキアベリが言ったように、「王に攻めるなら王を殺さねばならん」

    生半可な攻撃ならやらないほうがいい。やるなら徹底的にやらねばならないのだ。

    原文はこちらBig Lizards.netより:Iran Strategies 0: Re-examining the "Default Assault"

    October 23, 2006, 現時間 12:43 PM | コメント (1) | トラックバック (0)

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    October 6, 2006

    日本とイランの石油

    イランをどうするか


    イランの核開発は北朝鮮の核開発よりも国際社会には心配だ。北朝鮮は気違いが首相をやっているので、何をやるか分からないという心配はあるが、経済的に行き詰まっている北朝鮮で実際に核兵器開発を成功さえることなどできないと私は踏んでいる。また、北朝鮮が核兵器を使用すればそれは北朝鮮の終わりを意味する。将軍様は気違いでもその参謀らがそれを許すと思えない。金正日が自滅的な行動をとればクーデターになりかねない。

    しかしイランの場合、彼等のやり方はかなり周到である。レバノンのヒズボラがイランの先攻特別部隊であることは明らかだし、イラクのサドルもイランの鼻息がかかっている。アフガニスタンやパキスタンで最近勢力を取り戻してきたタリバンも、かなりイランからの支援を受けているという。911にもイラクの関わりよりイランの関わりのほうが大きかったという説もあるくらいで、イランがテロリストを使って世界に及ぼす脅威ははかり知れない。このような国が核兵器を所持するのを自由社会が放っておくのは非常に問題だ。アメリカやイスラエルも核を持っているからいいじゃないか、などという単純な理屈では片付けられない問題なのである。

    しかしもしアメリカやイスラエルがイランと戦争をするなどということなったら、日本はかなり苦しい立場に追い込まれる。いや、イランへの経済制裁だけでも日本は大影響を受けるのである。それは日本はイランと共同で油田開発をしているからだ。

    私は3年くらい前に日本がイランと油田開発をすることになったという記事を読んで、いや〜な予感がしたのである。これは決していい考えではないとその時思った。しかしそもそも日本が何故イランで油田開発をするようになったのか、このことを毒吐き@テックさんが分かりやすく説明して下さっているので引用したい。(句読点のみ付け加えた)

    まず、なんで我が国がイランの油田開発をするようになったか、これはね、覚えてる人もいるかもしれないけど、アラビア石油ってとこが持ってた、カフジ油田(サウジアラビア・クウェート沖)の採掘権、これの延長交渉が2000年に失敗した。ここは1957年からずっとアラビア石油が採掘権を持ってた...

    で、その頃はまだ9.11の事件の前だった。アメリカ様はイランのハタミ政権の穏健路線を評価し、イランへの敵視を止める可能性があった。

    実は、既にネオコンが力を付け始めてたんで、強硬路線もあるってことに気付かなかったのね、日本はそんなこんなで、日本政府はイランにこだわり、石油業界をアザデガンの開発に参加させることを決めた。

    そこに起こったのが、例の9.11事件。ブッシュは小泉さんに対し、イラン? んなもんは、捨て置け、油田開発には調印するなと命令した...イランは、油田の開発権を中国やEUに譲ってしまうと脅した.

    さて、ここで国益重視・・・というか、石油業界の意を受けた経産省と、媚米派の外務省の暗闘が始まる。

    結果、戦後初めて? それまでアメリカ様に逆らったことのない日本が、エナジー確保という「国益」というか、錦の御旗を掲げて、イランと調印するに到った。

    それにしても調印をしたのはすでにイラク戦争が始まってからのことだったと記憶しているが、世界の情勢が見えてないとしか言えない愚かな決断だったと思う。もっとも油田開発という長期計画の必要な企画ではそうそう世界情勢に臨機応変に対応するというわけにはいかない。リビアに経済制裁を加えていたアメリカも、リビアが大量破壊兵器開発をあきらめたことをきっかけに、リビア対策を緩和している傾向がある。それで日本へもリビアとの契約を示唆しているという。そこで日本もリビアと接近しているらしい。

    で、日本が何したか知ってる? 去年の3月に、高市センセの元カレと噂されてたりする・・・もと閣僚経験者がリビアに飛んでる

    で、結果として、翌月の4月にカダフィの息子のセイフが来日して、小泉さんと会ったんだけど、この間に取った我が国の行動が・・・ちくっとみんなには理解できないかも

    何したか・・・

    セイフの絵の個展を日本が開いてやった(笑)
    こいつの来日にあわせてね

    寛仁親王殿下までが駆り出されたんだよ、まったく・・・

    ま、オプションは色々あったほうが日本のためだ。悪いことではないと思う。しかしリビアとの交渉がどういう封に進むかまだ完全に未知数である今、イランから原油を買えないという状態になった場合、日本はかなり困るはずだ。

    ではイランをどうするのか、次回にその具体策を考えてみたい。

    October 6, 2006, 現時間 3:19 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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