日付け → →July 31, 2011

ラマダンだから何だっつーの! シリア政府軍ハマ襲撃、80人を殺害

8月はイスラム教の何百とある祝日の中でもかなりおめでたいとされるラマダンの月。それを祝ってシリアでは政府軍が反政府分子市民80人の大虐殺を行った。

シリア中部で80人死亡、治安部隊がラマダン直前に市民攻撃

[アンマン 31日 ロイター] 反政府デモが続くシリア中部のハマで31日、治安部隊が戦車などを投入して市民らに発砲し、80人が死亡した。人権活動家が明らかにした。

 攻撃はイスラム教のラマダン(断食月)入りの前日となる31日の夜明けに始まった。住民らがロイターに語ったところによると、治安部隊の戦車や狙撃兵が、非武装の居住区に住民が設置した封鎖ブロックを越えて進入し、発砲してきたという。

 ハマでは、1982年にアサド大統領の父ハフェズ・アサド政権が反政府イスラム勢力を弾圧、約3万人を殺害した経緯があり、反政府デモが活発な地域の1つ。過去1カ月間、治安部隊が同市を包囲攻撃していた。

今後一切イスラム教徒相手の戦争で、ラマダンだから戦闘を仕掛けるなとか休戦しろとか言わないでくれよな!

July 31, 2011, 現時間 7:53 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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英語圏ではまだ未発見? オーストリアと日本で人気のエリザベート

日本のミュージカルファンならもう10年以上も前に宝塚で公開され、後に東宝でも上演されたオーストリア発のミュージカル、「エリザベート」をご存知ない方はいないだろう。

しかし日本をずっと離れている私は、このミュージカルのことを今までほとんど知らなかった。日本に居た頃は劇場好きで、1970年代に花組のベルバラ初公演(大滝子、榛名友梨、初風純)を観ているくらいの元宝塚ファンとしてはお恥かしい限りである。

90年代の終わり頃、宝塚で上演中の新しいミュージカル「エリザベート」が大人気だという話をラジオの芸能ニュースで聞いた。ちょうど日本へ帰れる時期だったので、日本の母に頼んでチケットを購入してもらおうとしたら、あまりの人気でどの公演も売り切れ。結局観ることが出来ずそのままになっていた。

それがヒョンなことから最近になってユートゥーブで2005年のウィーン公演ドイツ語版「エリザベート」の映像を発見。そしてこのミュージカルの御本家はオーストラリアで言語はドイツ語だったということを知った。

面白いことに、最初はウィーンだけで公開されていた案外ローカルで話題性もなかったこのミュージカルが、ヨーロッパ各地で公演されるような人気ミュージカルに変わったのは、日本の宝塚が取り上げたことがきっかけだったらしい。

宝塚版が大成功だったので、その後何度も色々な組で上演され、2000年には東宝でも取り上げられた。

色々なコンサートや特別番組でオーストリアのオリジナルキャストが来日して日本人キャストと共演したり、日本のキャストがウィーンで行われた10周年記念コンサートに出演したり、ウィーン版キャストがそのまま梅田で公演するなど、大げさかも知れないが、このミュージカルを通じてオーストリアと日本の交友関係が深まったとも言える。

さてお芝居の歴史はウィキペディアでも読んでもらうとして、私が注目したいのは演技と歌。

1992年にウィーンで初演されてから、以来多々のプロダクションによって上演されているため、それぞれの演出やキャストによって演技も歌い方も大幅に異なる。また、宝塚ひとつを取ってみても、ほぼ同一の演出であるにも関わらず、男臭い感じのする1998年の紫月あさとといたずらっぽく妖艶な2009年の瀬名じゅんでは全然雰囲気が違う。

ウィーン版の死神トート(Dea Tod)は、初演のクレーガー(Uwe Kroger)も再演のカマラス(Mate Kamaras)も、歌い方は完全にロック調で、髪型や服装も現代風。トートはエリザベートを誘惑する美男子という設定なので、顔からするとカマラスの方が適役かと思うが、歌唱力はどちらも甲乙付け難い。(オープニングナンバー。カマラスのトート三分目くらいから登場)

東宝版でトートを演じたのは山口裕一郎。ユートゥーブに映像はないが「最後のダンス」の音声があったので聞いてみたら、彼の歌いかたはクラシックテナーと言う感じでブロードウェイ風。これがウィーン版の現代風な歌い方とは全く違っていて同じ曲とは思えない。リフレインが長く続くので、メリハリのない歌いかたをするとつまらなくなってしまうのだが、山口は曲が進むにつれて高音の質が高まり、最後の終わり方は騒然んたるものがある。

これだけ男性の声に魅了された私だが、最後に遅ればせながら宝塚版を探してみた。最初にみつけたのは春野寿美礼のトート。はっきり言って私は男の歌を女が歌うのには無理があると思っていた。特に山口のオペラみたいなテナーを聴いた後では、いくら男役でも女では叶わないだろうと思ったのだ。

ところが、春野寿美礼の「最後の踊りは俺のもの」という当たりは信じられないほど力強く、男性達に勝るとも劣らぬ声。それが紫月あさとになると鳥肌が立つほどすごい。(1998年フィナーレ、紫月あさと)二人の男役は男性の声とは全然違った意味での魅力でエリザベート(並びに観客)を魅了する。また、決して春野寿美礼が紫月より歌唱力が劣るというわけではないが、魅惑さを強調した春野より、紫月のほうが死神の不気味さを感じさせる。

題名がエリザベートなので主役はエリザベートなのかと思うとそうでもない。ユートゥーブの2005年ウィーン版を観る限り、オリジナルの主役はエリザベートでもトートでもなく、エリザベートを暗殺するルイージ・ルキーニ(Ligi Lucheni)のような気がする。少なくともこのプロダクションではルキーニ役のセルカン・カヤ(Serkan Kaya)が完全に他の二人を圧倒してしまっている。

ルキーニはエビータのチェ・ゲバラと似たような役で、お芝居を通じてナレーターのような役割を示す。特に彼の歌う「キッシュ」は独立した曲としても十分に成り立つ。カヤの高音は70年代にジーザス・クライスト・スーパースターでユダを演じたカール・アンダーソンやジーザスのテッド・ニーリーを思い出させる。(と思ったのは私だけではなかったようで、カヤは後にオーストリア版JCSでユダ役を演じている。)

ところが何故かユートゥーブでは宝塚版でも東邦版でも日本語のルキーニのソロを見つけることができない。東邦では高島政宏がルキーニを演じたとあるが、どんな歌い方をしたのか非常に興味がある。

ウィーン版では子役は可愛いが、役柄としてはそれほど大きくなく思えるエリザベートの息子ルドルフ(Rudolf)だが、東邦版では井上芳雄の演技が注目されたようで、ルドルフとトートのデュエット「闇が広がる」は、ユートゥーブでも井上がドイツ語を含め色々なパートナーと歌う種々のバージョンを見ることが出来る。(闇が広がる、井上芳雄とウーヴェ・クローガー)確かに井上のルドルフはウィーン版のルドルフ達より存在感があるが、ルドルフという人物自身が軟弱者で存在感の薄い王子だから、他の役者達の演技はそれなりに納得がいく。

さて、肝心のエリザベート(Elisabeth)なのだが、ウィーン再演版の マヤ・ハクフォート(Maya Hakvoort)の歌い方は激しい。はっきり言って角だらけで荒っぽく耳障りが良くない。傍にいると唾が飛んできそうなほど力強い歌い方だが、それが負けん気で自分の信念を押し通した独立心旺盛のエリザベートの雰囲気にぴったり。ただ高貴な皇后陛下という威厳さは感じられない。同じドイツ語で歌っても初演のピア・ドゥーベス(Pia Douwes)のまろやかな声とは大違い。(私が踊る時、ピア・ドゥーベス)この二人のうちなら私はドゥーベスの方が気品があって好きだな。

それに比べて宝塚の場合は誰の演技を観ていても、娘役だから仕方ないのだが、お姫様風の高貴さは多いにあっても、時代と身分にそぐわないエリザベートの独立心が感じられない。トートの誘惑を拒絶する場面でも、そのままトートに抱きかかえられてお芝居が終わってしまいそうなか弱さがあって、なんか頼りない。花總まり(1996年雪組、1998年宇組)の歌唱力(私が踊る時 花總まり)はハッキリ言ってハクフォートより上かもしれない。特に高音はすばらしい。ところで2009年にトート役をやっている男役の瀬名じゅんは2005年に娘役のエリザベートを演じており、彼女のエリザベートの方がイメージに合う。高音さえ出せれば、かえって男役の人がやった方がいいのではないかと思った。(瀬名じゅんのエリザベートと彩輝直のトート

というわけでエリザベート観賞でユートゥーブにかぶりつきになってしまったのだが、残念ながら英語圏ではまだ上演されていない。ミュージカルのためにオーストリアや日本には行かれないので、出来ればアメリカにも来てほしい。

今のところは宝塚やウィーンのDVDを取り寄せることにしよう。

July 31, 2011, 現時間 4:33 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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日付け → →July 30, 2011

フォートフッド陸軍基地第二のテロ未遂事件の犯人はイスラム教平和主義者?

先日7月29日、二年前に乱射事件があった同じフォートフッドで第二のテロの企みが未然に防がれ容疑者の兵士が即逮捕されるというテロ未遂事件があった。

逮捕されたのはケンタッキー州内の基地に所属するナセル・ジェイソン・アブド容疑者(21)で、27日に容疑者が宿泊していたキリーンのモーテルから、爆弾の材料が発見されたという。陸軍によると、同容疑者はイラクやアフガニスタンへの派兵命令を受けたが、良心的兵役拒否者として認められ、今月4日から許可なく任務を離れていたという。

 警察は会見で「軍職員が標的だった」と明らかにし、同容疑者が基地への攻撃を狙った「テロ計画」を企てていたと語った。

 キリーンにある銃販売店の店員はロイターの取材に、アブド容疑者が今週、弾丸などを購入しに来た際、様子が不審だったために警察に通報したと説明。警察はその後、連邦捜査局(FBI)などと共同で調べを進め、同容疑者を拘束したという。

「良心的兵役拒否者」というのは、宗教などの理由から自分は平和主義だから戦闘には参加できないという意味。事実聡明な読者諸君ならすぐに気がついたことと思うが、犯人の ナセル・ジェイソン・アブド(Naser Jason Abd)という名前は明らかにイスラム系。アブドがアフガニスタンへの出動を拒んだ理由も自分がイスラム教徒だからだいうものだった。

アブドが陸軍に入隊したのは2009年。基礎訓練が終わった直後、アフガニスタンへの出動を命じられると、すぐさま自分のイスラム教徒としての教えがイスラム教徒相手の戦争参加を禁じると言って出動を拒否した。

「イスラム教徒はイスラム教相手の不当な戦争に参加することは禁じられている。イスラム教徒を熟知している教徒ならば誰でも明らかにアメリカ軍隊に参加出来ない事が解るはずだ」

じゃあなんでアメリカ軍陸軍への入隊を志願したんだよ? はっきり言って兵役のないアメリカで何で平和主義者が戦争中の軍隊ににわざわざ志願して入隊するんだと私は聞きたい。平和時に入隊して途中で戦争が始まったというのならまだしもだ。アメリカがアフガニスタンで戦争始めたのは2001年、アブド容疑者がまだ11歳の時だ!アメリカが過去10年間誰と戦争しているかも知らないで志願したのか? ばっかじゃないの?

だが実際にはアブド容疑者が兵役を拒んだのはそんな綺麗ごとが理由ではなかったらしい。陸軍は今年に入って、アブドの除隊申し込み審議中にアブドのコンピューターに幼児ポルノの映像があることを発見した。よって陸軍はアブドを単なる除隊にするのではなく、軍法会議にかけるよう推薦していた。その直後アブドは無許可で職務を離れ行方不明になっていた。つまり脱走していたのである。

そのアブドが昨日フォートフッドから目と鼻の先のモーテルで捕まった時、数々の武器弾薬の他に、バックパックのなかにはイスラム過激派のパンフレットが入っていたという。またアブドは爆弾作りの材料も集めていたらしい。

アブドが海外のテログループと関連があったのかはまだ定かではないが、アブドを逮捕したのが単なる陸軍警察ではなく、連邦警察と陸軍犯罪捜査部だったことから、彼が単なるチンピラではなく、深刻なテロ陰謀を企んでいたテロリストと見られていることは確かだ。

July 30, 2011, 現時間 11:19 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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苺畑夫婦が完全な保守派になりきれない理由、ソドミー法撤廃と重婚認可とは別問題

先日書いた一夫多妻制度の合法化を求めてユタ州を相手取って訴訟を起こしているモルモン教家族の話だが、彼らの訴訟の基盤となっているのが、ローレンス対テキサスというプライバシーを理由とした判例。

「ローレンス、、、」裁判で問題となったのはアメリカ全土で多々の州が未だに「ソドミー法」というものを持っていて、同性愛行為から始まって婚外性交渉や夫婦間における性行為に至まで、あらゆる性行為を規制する法律の撤回だった。信じ難い話なのだが、ソドミー法がそのまま施行された場合、結婚している夫婦が自分らの寝室でオーラルセックスをしたとして罰せられる可能性があったのだ。確かこの訴訟は同性愛カップルが自宅の寝室でセックスしていた現場を取り押さえられたことから始まったはずだが、裁判所はプライバシーの保証という根拠でこの古くさい法律は撤廃した。

さて、何故この判例が一夫多妻制度と関係があるのかといえば、ユタ州では重婚は厳重に禁じられているが、同時に例え結婚していなくても複数の配偶者と事実上結婚生活をすることも禁じている。ブラウン一家は成人同士が合意の上で誰と同棲してどのような性行為に及ぼうと個人の勝手だ、そのような行為は「ローレンス、、」裁判でプライバシーとして保証されているはずだというもの。

もしこの訴訟が,ユタ州にブラウン夫婦と他の三人の女性との同棲生活を許可すべきだ、という内容のものであれば私は全く異存はない。成人同士が合意の上で閉ざされた扉の向こうで何をしようと、お互い殺傷をし合うとのでなければ私には全く興味がないし、政府がいちいち口出しすべきことではないと思うからだ。

しかし、だから重婚を認めろ、ということになってくると、それは理論が飛躍しすぎだろう。なぜなら個人が勝手に他人が見えないところでする行為と、公の場で社会が認めることとは全く別ものだからだ。

ここで興味深いのは、同性結婚や重婚に反対の保守派の人々が、ブラウンの理屈をそのまま受け入れ、だから「ローレンス、、、」の判決は覆されるべき、つまり、ソドミー法を復活させるべきだと主張していることだ。

ソドミー法が無くなったから同性結婚や重婚を合法に出来るという考え方は正しくないし、同時にソドミー法を復活させることによって同性結婚や重婚の合法化を阻止することが出来る、という考え方も正しくない。

つまりリベラル派も保守派も「ローレンス、、、」判決のプライバシーの権利が一夫一婦制度以外の結婚制度を保護するものだと誤解しているのである。

以前にも書いたが、結婚とは公の行為であり、プライベートな行為ではない。閉ざされた扉の向こうで行われる性行為はプライバシーによって保護されるが、公の場所で社会の公認を求める結婚がプライバシーの権利で守られるという理屈は完全に成り立たない。にもかかわらず、リベラルも保守派も同じ理屈を使って反対の立場を主張しているというわけ。

我々苺畑夫婦が完全な保守派になりきれない理由は、例え多くの保守派が変態行為として嫌っている行為でも、それを政府が違法にすべきだという考えには同意できないからだ。そして不道徳な行為が必ずしも違法でなければならないとは考えないからだ。人々には原則的に保証されるべき私的な行為がある。成人同士が誰とどのような性交を結ぶかは、まさにそれにあてはまる。例えそのような行為が個人的に我々にどれだけの不快感を与えようとも、公の場で愛撫しあうとか裸同然の格好で歩きまわるといったような、我々に直接な被害や迷惑を及ぼすような行為でないかぎり、それに政府が口出しする権限はないと考える。

だが、ミスター苺も私も同性結や多重婚は認めない。なぜなら結婚は公(パブリック)の行為であり私的(プライベート)な行為ではないからである。私的な行為でないものが私的な行為を守る法律に守られるという考えはおかしい。

July 30, 2011, 現時間 6:36 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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日付け → →July 29, 2011

やっぱり出た、ユタのリアリティーショー家族、一夫多妻結婚の合法を巡って訴訟をおこす

同性結婚が合法化されれば、いずれはこういう訴訟が起きるだろうと思っていたが、ユタ州の旧モルモン教の信者で一夫多妻主義を実行している家族が、ユタ州の厳しい反一夫多妻法律を撤回すべく、テレビのリアリティーショーで人気者になったのをきっかけに、ユタ州を相手取って一夫多妻結婚の合法性について訴訟を起こした。

訴訟を起こしているのは、コディー・ブラウンとその家族。ブラウンには4人の妻がおり、実子と継子を合わせて16人の子供が居る。ブラウンはモルモン教の異端宗派 Apostolic United Brethren Churchのメンバー。ユタ州では1890年にユタが合衆国に参加した時以来一夫多妻は違法になっているため、ブラウンは第一夫人とのみ合法に結婚して後の三人とは「スピリチュアルワイフ」と呼んで同居している。

しかしブラウン一家が「シスターワイブス」という名前のリアリティーショーに出演して人気が出てくると、ユタ州警察の捜査対象となった。ユタ州では例え同棲でも一夫多妻生活は認められていないからだ。ブラウン一家はプライバシーを理由にテキサスで撤回された「ローレンス対テキサス」の判例を元に一夫多妻制度の合法性を訴える一方、同棲に関する法律が緩いネバダ州に引っ越している。

ニューヨークの法廷が過半数の州民の意志をないがしろにして、強制的に同性婚を合法化したことは、もうみなさんもご存知のことだろう。

私は以前に同性結婚は文明社会を破壊すると書いたことがあるが、今でもその考えは全く変わっていない。いや、それどころか最近の傾向を観ているとますますその考えに確信が持てるようになってきた。

同性愛結婚が合法ということになると、従来の結婚は成人した一人の男と一人の女のみの間にて行われるという定義が崩れた事になる。一旦ひとつの形で定義が変革されれば、別の形での変革も認めざるおえない。愛し合っているものどうしなら一夫一婦でなくても、一夫一夫や一婦一婦でもいいというなら、一夫多妻や一妻多夫、いやそれをいうなら多夫多妻があって何がいけない、となるのは自然の成り行きだ。

何度もいうが、何でもありは何もないのと同じなのだ。

というわけで、一夫多妻の合法をめぐる訴訟が起きるのは時間の問題だと思っていたが、思ったよりも早くその第一弾目が始まった。思うに、このタイミングはちょっと時期尚早だろう。焦る気持ちは解るが、あまりにも早い時期に一遍に色々変えようとすると、かえって一般市民の反感を買い、物事は反対の状況を招くことになる。もっともそれは、結婚は一夫一婦制のみと考える我々にとっては歓迎すべきことではあるが。

ご存知のようにアメリカは連邦制なので、結婚に関する法律もそれぞれの州において異なる。だからニューヨークで同性結婚を認めたとしても、カリフォルニアでも認められるかと言えばそうとは限らないのだ。特にカリフォルニアでは州憲法を改正して「結婚は一夫一婦の間のみに認められる」とされたばかり。(それが憲法違反だといって自分も同性愛者の裁判官が判決を下して問題になっているのはご存知の通り)

しかしながら、ニューヨーク州のような大きな州で同性結婚が認められれば、他州でもその合法性を認めよという圧力がかかるのは当然。それで、結婚は州ごとの取り決めという伝統を破って連邦政府の憲法を改正して、結婚の定義を改めて「一夫一婦制のみ」としようという動きがある。

保守派の間でも連邦政府の権限が拡大されるのを懸念して、連邦憲法改正には気が進まない人も多い。しかし憲法改正派は同性結婚を許容すれば一夫多妻性などの他の形の結婚も同じ理屈で認めざる負えなくなる、今のうちに憲法改正をしてアメリカ国内における結婚の定義を確定しておかなければ結婚制度そのものが破壊されると唱えて来た。

今回の訴訟は我々憲法改正派の心配が正当だということを完全に証明したことになる。

一夫多妻婚を認めることは同性婚を認めることよりずっと危険だ。何故なら一夫多妻制度はイスラム教徒には普通であり、これを機に他国で結婚したという四人の妻やその子供達を一挙にアメリカに合法移民として移住させようとするイスラム教徒が増えることは目に見えているからだ。

もうすでにミシガン州のディアボーン市やミネソタのミネアポリス市などでは、イスラム教移民の数が膨張し、地元市民はイスラム教徒らの横暴に怯えている。これで一夫多妻制度を通じてイスラム移民の数が急増したならば、アメリカの西洋文化や自由主義を保って行くことが難しくなる。

アメリカのユダヤ・キリスト教の基盤が崩れ、アメリカの安全そのものが脅かされることとなるのだ。

多くのアメリカ市民はこの危険を理解していると思う。同性婚には同情的な人々でも、それがいずれ一夫多妻制に結びつき、それによって国内のイスラム移民の数を急増させ、それがいずれシャリアというイスラム法の合法化へ進むことを理解できれば、連邦憲法改正についても考え直す人が多くなるはずだ。

そういう意味でブラウン一家の訴訟は我々には歓迎すべき出来事なのかもしれない。

July 29, 2011, 現時間 9:02 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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NASAのデータ、地球温暖化説を破壊する!

リモートセンシングという科学雑誌の7月号に載ったアラバマ大学のRoy W. Spencer * and William D. Braswell教授らによる研究発表によると、国連のコンピューターモデルが予期した地球温暖化現象は誇張されており、大気圏の二酸化炭素が保持すると言われる熱も、地球温暖化説者が唱えるよりずっと少ないということが解った

調査の共著者ロイ・スペンサー教授はNASAのアクア人工衛星に設置されている計器 the Advanced Microwave Scanning Radiometerが収録したデータは、国連のコンピューターモデルが予期した数値と一致するどころか矛盾ばかりだという。

「人工衛星の観察によると、地球の温暖途中及びそ温暖後に大気圏外に失われる熱量は、環境モデルが示すよりもずっと多いことを示唆する。、もっと多くの熱量が大気圏外に失われていることを示唆する。「実際のデータと予測には大きな違いがある。」

NASA人工衛星のデータが示しているのは、大気圏内に留まる熱が国連の予測モデルよりもずっと少ないというだけでなく、大気圏は国連のモデルが示す量よりずっと多くの熱量を発散しているということだ。大気圏の二酸化炭素は地上で発生する熱を保持するどころか熱を大量に外に発散している、

つまり、地球温暖化など起きていないということを意味するのだ!

July 29, 2011, 現時間 5:10 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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日付け → →July 28, 2011

インフレで高騰する食品の値段、アメリカで栄養失調の子供が増えている!

昨日、アメリカには肥満の子供が多過ぎるということで、ミッシェル・オバマ大統領夫人が率先してファーストフードのメニュー変革に熱を上げているという話をしたばかりだが、本日、それとは反対に、この不景気で食品の値段が高騰し、子供に充分に食事をとらせてやれない親が増え、この裕福なアメリカで栄養失調の子供が増えているという記事を読んだ。

これはボストンの救急病院ボストンメディカルセンター(BMC)で行われたアンケート調査からのリポートだが、景気が傾き始めた2007年くらいから、それまで3歳以下で栄養失調だった子供は12%だったのに比べ、2010年になると18%と急増し、その傾向は悪くなる一方だという。

これはアメリカの主婦なら誰でも気がついている事だが、最近食品の値上がりがひどい。ほんのちょっと買い物しただけでも$100ドルを超えるなんてことはザラだ。それで多くの家庭が子供たちに必要な食品を買い与えることができなくなっていると同病院のメーガン・サンデル医師は語る。アンケート調査で、毎月必要な食品を買えないと答えた家庭は2007年から2010年の間で18%から28%に急増している。

栄養失調の子供が増えているのはボストンだけではない。バルティモアー、リトルロック、ミネアポリス、といった都市の小児科医らも2008年以来、救急病院にくる栄養失調の幼児が増えていると報告している。

しかし、ボストンが特にひどいのは、マサチューセッツ州の住宅と光熱費の急激な値上がりが原因ではないかとチルドレンズヘルスウォッチの調査員はいう。

また同病院では、一歳未満の乳児の間で激しく痩せ過ぎの乳児の数が2005年から比べて2010年には24%から38%にまで増えており、このような状況は発展途上国のような比率だという。

こんな時こそ安価でカロリーの高いハッピーミールは親達には大歓迎だろうに。昨日のマックさんのコメントは全く的を射ている。

これって、結局、貧乏人は食うな遊ぶなの世界に入りますね?

今までだってハッピーミールの中は、選択があったのです。
親や子供の好みでメニューは調節できます。それで、金の無いささやかな子供の楽しみって、ランチと玩具が付いて$3.50以下で、我が土地は買えます。

これほど、親も子供もハッピーな事は無いですよ(笑)。

July 28, 2011, 現時間 8:21 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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独裁政治は魅惑的だ、本音を憚らない独裁者オバマ王

一般に左翼リベラルの本音というのは恐ろしいほど過激だ。あまりにも過激なので、その真実を指摘する保守派の方が陰謀説でも唱える被害妄想狂と思われてしまうほどだ。カカシはオバマが大統領になって以来、「独裁者オバマ王の陰謀」というカテゴリーまで作ってオバマの独裁ぶりを披露してきたが、アメリカ情勢を全くご存知ない読者の中には,カカシは超過激なネトウヨに違いないと思う人もあることだろう。

しかし先日、オバマ王が独裁政権を目指している、少なくともそれを望んでいることを証明する演説を、オバマ自らが行ったのを私はラジオで聴いてびっくりした。

オバマ王はワシントンDCで開かれたthe National Council of La Raza(全国ラ・ラザ委員会、ラザとはスペイン語で人種という意味)というラテン系市民団体の集会で、議会なんぞ無視して自分一人でやれればそれに越した事はないと語った。

「信じてください、移民問題に限らず、一人でやるという考えは魅惑的です。しかしシステムはそのようには動きません。」

こう言った時に音声を聴いていると、ラ・ラザの観衆は「一人でやる」というところで大歓声を上げ、「システムはそうは動かない」と言ったところで「じゃあ、変えようよ」という声がする。「イエス・ウイキャン!」「ホープ!」「チェンジ!」ってなもんだ。

ブッシュが議会の承諾を得て一応国連にもお伺いも立てた後で始めたイラク戦争は、ブッシュの一局主義だとかブッシュの独裁だとかいって散々批難していたリベラル連中が、いざ自分らが推進する政策となると、反対意見など無視して大統領の独裁を奨励する。

左翼リベラルは一貫性を鼻で笑う。奴らにとって協力とは反対意見を持つ人間が自分らに完全降伏して協力することでしかない。そういう点、左翼リベラルとイスラム過激派とは何ら変わりはない。強いていうならば、イスラム過激派の方が残忍な暴力に徹底出来る胆が座っているというだけの話。

ラジオトークショーのグレン・ベックが言っていたが、ラテン系の移民はそれぞれが自分らの国を独裁者に牛耳られてそれが嫌でアメリカに逃げて来たのではないのか、なのにどうして彼らはアメリカを、自分らが逃げて来た独裁国のように変えようとするのだろうかと。

オバマ王は常に自分が中下階級庶民の味方であるような言い方をするが、オバマは左翼リベラル典型の上流階級エリート意識まるだしだ。では、なぜ上流階級の彼が金持ちへの増税を奨励するのかといえば、オバマ提案の課税は古いお金を持ってる大富豪には全く影響がないからである。

オバマ王は、増税せずに予算を削れば、中下階級の人々への福祉に悪影響が及ぶ。中下階級の人々を犠牲にせずに、金持ちに公平な負担をしてもらうことで、経済は建て直せると主張する。

だが、上流階級の増税をするだけで中下階級には悪影響がないという考えは間違っていると、ラジオトークショーのマイケル・メッドビッドは言う。

オバマの課税はすでに金儲けをしてしまった大富豪にかける税金ではなく、これから金持ちになる可能性のある実業家達への収益に課せられる税金だ。これから企業を拡大して商売を成功させようという人々から税金をふんだくるわけだから、彼らが成功するのを邪魔するもしくは完全に阻止してしまう可能性は多いにある。そうなれば企業は雇うはずだった従業員の雇用を見送り、いままでいた従業員を解雇しなければならないかもしれない。

そうなって本当に困るのは誰か?

オバマのような貴族には何の影響もない。すでに金儲けをしてしまってオバマ政権と癒着している大企業やウォールストリートの大銀行にも影響はない。かえって新参者の中小企業による競争がなくなる分好都合だろう。

オバマ王のインチキ経済活性政策などではなく、本当の意味で経済を活性化する実業家達の金儲けを政府が阻止したならば、一番困るのはすでに失業して職探しをしている人々や、これからリストラされる可能性のある中下階級の人々なのである。

ファシストオバマ王の真の目的は、アメリカで階級戦争をおこさせ、民間企業の勢力を萎縮し、公営もしくは政府管轄の大企業のみの社会を作り、自分が独裁者としてそのうえに君臨することにあるのだ。オバマは自由市場を基盤とする共和制のアメリカを心から嫌っている。オバマ王は自分一人で何でも決められる独裁政権を夢見てまっしぐらに進んでいるのだ。

やはりラジオ・トークショーホストのラッシュ・リンボーが以前に言っていたように、カカシもオバマ王の陰謀が大失敗に終わることを望む。なぜならオバマが成功した暁には、我々の愛するアメリカ合衆国は存在しないからである。

July 28, 2011, 現時間 6:03 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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日付け → →July 27, 2011

ハッピーミールから幸せを奪ったヘルスナチお妃ミッシュエル・オバマ

オバマ王のお妃、マリー・アントワネット、エビータ、エメルダミッシェル夫人は、自分のぶっとい腿や1500カロリーランチは棚にあげて、アメリカ市民の食生活にいちいち口うるさい。特にミッシェル夫人は子供の肥満対策に熱を上げているが、夫人に代表されるヘルスナチの攻撃の矛先となっているのがマクドナルドに代表されるファーストフード店。

すでにカリフォルニアのサンフランシスコ人民共和国では市議会がハッピーミールからおもちゃをとりあげるなどマクドに真っ向から戦いを挑んでいる。理想からいえば、マクドナルドはこうした政府の横暴にひるまず、訴訟を起こしてでも断固闘うべきだと思う。だが、マクドも商売なので、やたらに政府に反抗するより迎合するほうが懸命だと考えたようだ。以前にもマクドはオバマケア新健康保険制度の対象から除外してもらうために、オバマ政権の再選選挙のために多額の献金をしたものと疑われている。

そこでマクドは「自主的に」ハッピーミールの中身をより健康的なものに変え、地方によってはすでに販売が開始されている。

新しいハッピーミールからは、フライドポテトが半分に減らされ、リンゴ、レーズン、パイナップルなどが加えられたが、マクドのハッピーミールを行儀よくしていた子供たちへのご褒美として考えている両親からはハッピーミールからハッピーが減ったと評判は全くよくない。

マクドのハッピーミールは日本語で言えば「お子様ランチ」。子供が好きなものは揚げ物とか甘いものが多いのは当然だが、しょっちゅう自宅でこんなものを食べているのでなければ、家族で出かけた時くらい特別な食事として子供が好むメニューを親が選んでやって何が悪い?

子供の食生活は親の責任であって、ミッシェル夫人やサンフランシスコのヘルスナチらが口を出すことではない。

エール大学のヘルスナチ「食品政策及び肥満研究局」のケリー・ブラウンエル局長(Kelly Brownell, director of the Rudd Center for Food Policy & Obesity at Yale University)は、マクドナルドの新商品は政治や地域からの圧力に応えるものだと語る。

局長はファーストフードのメニューは長年批判を浴びて来ており、今回のマクドの方針変更は一般市民や両親が子供のためにより健康な食事内容を提供したいと考える圧力に応えるもので、よい展開だと思うと語った。

「以前から彼らが子供達に出しているものには批判がでていましたが、近年その批判が一層高まってきました。ホワイトハウスによる幼児肥満への関心がその圧力の一つとなっています。」

はっきり言ってサンフランシスコのような地方政府にしろ、連邦政府にしろ、不衛生な食品を売っているのでない限り、民間レストランが何を売ろうと彼らの勝手なはず。ましてや政府高官でもないミッシェル夫人がいちいちマクドのメニューに指図する権利などない。こういう介入が公式にされるのは違法なはずだ。

だが、しもじもの民への法律なんか貴族の自分らに当てはまらないと思っているのがオバマ独裁王とその妃ミッシェル。

マクドの新しいハッピーミールは、フレンチフライの量が半分、その代わりにリンゴ数切れがくわえられ、ドリンクもソーダやシェイク以外に脂肪率1%の牛乳や無糖チョコレートミルクを選ぶことが出来る。

しかし、ヘルスナチの大学教授が何と言おうと、普通の両親はこんなアンハッピーミールを好んではいない。新ハッピーミールが紹介されてから、元来のハッピーミールより健康ハッピーミールを選んだ消費者はたったの11%。子供も親も果物よりフライドポテトを好む。だが、客が好むと好まざるとに関わらず、基礎メニューは果物がついてくる。内容変更を知らずに注文した客は驚くと同時に腹をたてるだろうな。とてもよい商売とは思えない。

マクドの宣伝部は、自分らがどのように社会の幼児肥満対策に貢献できるか色々考えているのだと語っているが、幼児肥満対策はマクドナルドのようなハンバーガージョイントが考えることか?

マクドが消費者の要望に応えてメニューに健康的な食品を加えようというのであれば、これには全く問題はない。商売の目的は金儲けなのだから、客が求めるものを売るのは当然。長年マクドから遠ざかっていたカカシが最近マクドに再び行くようになったのも、スタバのようなコーヒースタンドに押されて売り上げが伸び悩んでいたマクドが、マックカフェというグルメコーヒーをメニューに加えたり、健康的なチキン入りサラダをメニューに加えたのが気に入ったからだ。

だが、客の11%しか好まない商品を政治的な圧力に負けて無理矢理メニューに加え、しかもそれを基礎メニューにしてしまうというのは商売が目的なら完全な愚策である。

しかしどうやらマクドナルドは政府の方針に抵抗するよりおもいっきり迎合することによって生き延びようという魂胆らしい。ファシズム社会において大企業が独裁政権に迎合するのは当然の成り行き。独裁政権が勝者を選び中小企業らのうるさい競争相手をつぶしてくれるからだ。だが、私はマクドのこの作戦は長い目でみて間違っていると思う。オバマ王が次の選挙で負けたら、政府の政策は大幅に変わるかもしれないからだ。

というわけでマクドはハッピーミールだけでなく、今後もより健康なメニューを増やしていく方針らしく、果物や野菜を多く取り入れたメニューを加え、2015年までにはチキンマクナゲットなどの食品から塩分をこれまでより15%減らすつもりだという。

塩分だけでなく、糖分や脂肪分なども減らし、サイズを小さくすることでカロリーを減らすことも考えているという。マクドのハンバーガーなんて、もう充分小さいと思うけどね。なにもかもスーパーサイズの時代にそんなことをして大丈夫なのかなあ?

July 27, 2011, 現時間 10:10 AM | コメント (1) | トラックバック (0)

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日付け → →July 26, 2011

オバマ政権の負債、たった二年半で二戦争を含むブッシュ八年間を上回る

この間からずっとオバマ王と共和党下院議会の間で国家負債上限を引き上げる上げないで揉めているが、政府の予算を全く削らずに増税のみに頼って帳尻をあわせようとするオバマ王に対し、共和党議会は断固妥協できないという態度を取っている。

自分のわがままが全く効かないと焦ったオバマ王は、先日アメリカ国民に直接増税の必要性を訴えたのだが、言ってることはこれまでと全く同じ。国家の負債は前政権の無駄な二つの戦争と減税が原因だ、私用ジェット機を持ってるような上流階級や大企業に公平な負担(増税)をしてもらうことによって負債は削減できる、共和党議会は「均整の取れた政策」に協力すべきだ、というもの。

しかしオバマがいう金持ちとは、代々金持ちでご先祖さんから財産を受け継いで来た億万長者のことをさすのではなく、オバマの惨憺たる経済政策にも関わらず、その才能と技術を駆使して逆境に打ち勝って利益を得、なんとか年収250万ドル以上得ることに成功した実業家たちのことを指す。つまりオバマは自分の不能を棚にあげて、多くのアメリカ国民を雇っている中小企業などのアメリカ経済を支えている勤勉な市民を罰しようというのである。これの何処が「均整の取れた政策」なんだと私は聞きたい!

これに対して共和党下院議会ジョン・ベイナー議長は現在の負債はオバマ大統領の悪政によるものだと即座に反論した。

ベイナー議長は先ず、自分が下院議員になる前はオハイオで小さな企業を営んでいたので、普通のアメリカ庶民がどのように家計をやりくりして予算以内で経営をたてているか充分承知しているとしたうえで、(オバマがコミュニティーオーガナイザーとかいって左翼市民団体の運動指導以外には仕事らしい仕事等一度もしたことのがないのとは大違い)ワシントンに来て驚いたのは、ワシントンでは予算が足りなくなったらもっと借りるというやり方が普通だということだ。

「ワシントンに申し上げる、そういう日々は終わったと。」

オバマ大統領は今年の一月にも負債の上限引き上げを要求し共和党議会に拒絶されている。ベイナーに言わせると、アメリカ歴史始まって以来の大浪費をしておきながら、これ以上借金を重ねるなど言語道断だ。

アメリカは欲しくもない国民皆保険を押し付けられて大赤字。「経済活性」といううたい文句で注ぎ込んだ大金(8千億ドル)は、笑いタレントのジョークのネタ活性以外には何の役にもたっていないとベイナー議長は言う。

議長は、共和党は下院でも上院でも負債上限の引き上げには予算削減があれば同意できるという予算案を提出しているにもかかわらず、オバマ王は増税以外の解決策は断固受け入れないとつっぱねている。相手側に妥協を求めながら自分は何一つ妥協しようとしないオバマ王。

オバマ王のいう「妥協」とは相手が自分の要求をそっくりそのまま飲むことでしかない。

オバマ王は何かと現在の大負債はブッシュ前政権から受け継いだもので、ブッシュ政策の減税とイラク・アフガニスタン戦争が大きな原因だと言い張る。だが、オバマ政権下による過去二年半で生じた負債は二つの戦争を含むブッシュ政権8年間全体で出来た負債の三倍にも及ぶのである。いや、それどころか、このままいけば、2012年の終わりには、オバマの負債はこれまでのアメリカ合衆国のすべての大統領政権で出来た負債をすべて合わせた額より多くなるのだ。

米国財務省の記録によると、ブッシュ政権の8年間で連邦政府の負債は$5.7兆ドルから$10.6 兆ドルにまで増えた。年平均6千百億ドルの増加だ。一方オバマ政権下における負債はといえば、なんと年平均$1.7兆ドルの増加、ブッシュ時代の増加率の約三倍である。

無論オバマ王は、これはインフレのせいだと言いたいのだろうが、インフレ調整後のオバマ政権二年半で出来た負債は1930年代の大恐慌の時の10倍にも及ぶという。

はっきり言ってオバマ王による「ブッシュのせい」という言い訳はかなり古くさい。第一、それが本当だとしても、今の大統領は自分なのだから積極的に問題解決に取り組むのが道義だろう。それをいつまでもブッシュが悪い共和党が悪いと駄々をこねていても何にもならない。

ちょっとはリーダーシップを見せろよオバマ!仮にも世界第一経済を誇るアメリカの大統領なんだからさ、

これだからコミュニティーオーガナイザーなんて左翼市民運動家を大統領になんざしちゃいけないのさ。まったく。

July 26, 2011, 現時間 7:02 PM | コメント (1) | トラックバック (0)

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日付け → →July 25, 2011

ヨセミテ、騾馬での旅は楽だなあ、、

カーン川での濁流下りを終えた我々苺畑夫婦は、ハイウェイ99を北へ走ってヨセミテに向った。写真家アンセル・アダムスの名をとった自然公園の山中で三日間の乗馬旅行をするためである。我々が乗馬旅行をするのは2002年の夏にグランドキャニオンの南淵からラバで中腹まで下った一日のツアーを含めると、これで5回目。ヨセミテは2003年の時から8年ぶりの二回目だ。

ミスター苺が、ミナレッツパックステーションという家族でやっている小さいな業者に我々二人だけのガイド付きツアーを申し込んでくれた。二人だとガイドと我々二人用の馬三頭と、荷物運び専門のラバが三頭の行列となる。

ヨセミテにはハイキングコースがいくらもあるが、アンセル・アダムス自然公園あたりは道が非常に険しいので徒歩でこなすのはかなり大変である。8年前にヨセミテに行った時は、最初の一週間ツオルムメドウ(私にはトゥワォロミーと聞こえるのだが、カタカナ表記はツオルムらしい)という草原のあたりを一週間ほどハイクしたが、標高一万フィート以上でのハイキングは空気が薄くて非常に大変だった。グランドキャニオンのハイクで荷物を持って行きすぎて懲りたので、超軽量キャンプに挑戦した我々夫婦は色々なものが足りなくて閉口した。特に食べ物が干し肉とお米だけだったというのは完全に間違っていた。

それに比べて馬の旅は楽だ。先ず空気が薄くがれきだらけの険しい山道を歩かなくて済む。荷物はラバが運んでくれるから折りたたみの椅子だのテントだのマットだのを持って行ける。食料でも重たい缶詰や瓶類をいくらでも詰めるからおいしい物が食べられる。人に寄ってはクーラーに入ったビール2ダースとか持ってくる人もいるというが、我々はキャンプ中の飲酒は危険なのでしない。

もっとも乗馬は馬だけが運動していて乗り手はただ乗っかっていればいいのだ、と思って挑んだら大変な事になる。乗り手に袋に入ったジャガイモみたいに乗っかっていられるほど馬にとって不愉快なことはないし、そういう乗り方は乗り手にとっても乗り心地が悪いだけでなく落馬する危険がある。

我々の選んだ道は標高5000から9000フィートまで登る険しい山道の行程で、場所によっては馬のたてがみに顔がつくような上り坂があったり、馬の尻に頭が付くような下り坂がある。川をいくつも横切るので、時々馬がジャンプしたりするから、馬の両脇を脚で掴むようにしていないと振り落とされる可能性が大きい。

つまり、乗馬は全くの土素人というような人にはお薦め出来ないコースである。

にも関わらず、乗馬旅行もこれで五度目ということで、今回の乗馬は二年前のカナダのローキー山脈で参加した五日間コースの時よりずっと楽に感じた。

先ず我々が乗ったのは馬ではなく乗り専門のラバだったのがよかった。ラバは馬より気質がおとなしいので、ちょっとしたことでパニックになって後ろ足で立ち上がるとか、突然意味もなく走り出すといかいうことをしない。(カナダではよく馬が疾走して止めるに苦労した。)また、木々の間を通り抜けるにしても、こちらが特に手綱で誘導しなくても乗り手に気を使って木を大きく回ってくれる。これが馬だと自分の身体さえ通れれば大きな枝が上から垂れてる木の下だろうと狭い道だろうとどんどん歩いて行こうとするので乗り手は手綱をひくのにかなり技術を要する。(しつけの悪い馬になるとわざと木に寄りかかって乗り手の脚を身体と木の間にはさんだりするけしからん奴までいるから、乗り手はかなり気を使う。)

ただ、ラバは頑固なので、道草を食って動きたくないと思ったら乗り手が蹴ろうがどうしようが動かないという場合はある。また、馬のように感情的ではないので乗り手になつかない。馬なら気に入った乗り手には頬ずりしてきたりするが、ラバは乗り手などちょっと煩い荷物くらいにしか思っていないのか、降りてしまえば一瞥もくれない。馬なら三日も乗っていれば愛着が湧く物だが,ラバには全くそういう感情移入は出来なかった。

July 25, 2011, 現時間 1:37 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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日付け → →July 24, 2011

苺畑夫婦、カーンリバー濁流下りに挑戦

苺畑夫婦は月曜日から土曜日までカリフォルニア中部のセコイアとヨセミテでアウトドアアドベンチャー旅行を楽しんで来た。本日は最初のカーン川濁流下りの話をしよう。

カーン川はカリフォルニア州中部にあり全長270km。水源はウィットニー山の雪解け水で、下流はシアラネバダ山脈の北東にあるベイカースフィールド。 セコイア峡谷を通り抜けるため数々の濁流があり、筏やカヤックでの濁流下りにはもってこいの川。

我々が参加したのはカーンリバーアウトフィッター(Kern River Outfitters)という会社の、途中にキャンプが入る一泊二日のローアーカーンリバーラフティングというカーン川下流を下るツアー。

濁流には段階が1から6まであって、5までは筏(いかだ)で抜けられるが6になると筏は通れない。我々はずぶの素人なので、クラス4が最高という流れを選んだ。それでもクラス3が確か7〜8カ所、クラス4が12カ所くらいある激しいコース。

月曜日の9時半アウトフィッターの事務所で集合。いつもは遅刻ばかりするミスター苺はこの日に限ってはり切って一時間も前に行って待たされる始末。この日のツアーに参加したのは23人という大人数で、子供を含めた家族ずれが3チームと会社の同僚3人のチーム、そして我々夫婦2人のチームだった。ひとつのボートに5人から6人乗って4つのボートに別れ、我々は3人の若い会社員男性らと一緒になった。

最初にヘルメットと救命チョッキの着方を教わり、その後で30分くらい安全事項の説明があったのだが、これを聞いているうちにカカシは非常に不安になった。

1。ボートが一方に偏いだ場合にはガイドの「ハイサイド(高い方)」という指図に従い即座に高い方に移動する。
2。もしもボートから落ちた場合、静かな流れの場所なら仰向けになって脚を延ばし、ラウンジチェアに座った感じで川の流れに従う。
3。万が一濁流に飲まれた場合には身体を丸めて玉のようになり、濁流から放リ出されるまでじっとしている。
4。泳げる状態になった時には、ガイドの指図に従って岸もしくは近隣のボートまで泳ぐ。
5。ボートがひっくり返り、身体がボートの下になった場合には、どちらか一方を選び手づたいでボートの外に出る。

他にも色々あったが、これだけ聞いていても何だか怖くなって来た。ボートから落ちるとかボート自体がひっくり返るなんてことはどのくらいの頻度で起きるのだろう。そのなかでも私がその犠牲になる可能性はどのくらいあるのだろう、などと考えを巡らせている間に我々は指定されたボートに乗り込んでいた。我々のボートで舵取りと指図をするガイドさんはブリジッドという24〜5歳の若い女性。もと体操の選手だったとかでパドルの使いかたの模範が優雅である。

会社員の一人ジェイソンがブリジッドに、ボートをひっくり返した経験はあるかと質問すると「二年間やっていて一度もひっくり返したことがなかったんだけど、この間始めてひっくりかえしたわ。今年は水かさが例年より多いから流れが激しいのよね。」となんだか余計に不安になる答えがかえってきた。

ボートには子供や女性が多い場合には8人くらい乗る事もあるようだが、大人の男性ならガイドを抜かして4〜5人で充分。我々は男4人と女1人の5人チーム。ブリジッドは女性だがプロなので私たち5人を合わせたより力強く漕いでいた。

第一日目は、午前中はメンバーが慣れるまでクラス2から3までのコースで留め、お昼前にクラス4を一カ所こなして昼休みとのことだった。一番前は力強い漕ぎ手が必要なので、30代前半で濁流下りの体験がある体格のいいジェイソンとトリストンがそれぞれ左と右に選ばれ、ジェイソンの後ろがミスター苺、トリストンの後ろが若く未経験のシェーン。ミスター苺の後ろがカカシ。後部の舵取りはブリジットとなった。

漕ぎ方の指図は簡単で、「フォーワード」が全員前進、「バック」は全員後退、「ライトバック」は右後退左前進、そして「レフトバック」左後退右前進。その後に「フォーワード、ワン」と言われたら一回漕ぎ、ツーなら二回。回数が指定されない場合は「ストップ」(止め)と言われるまで必死に漕ぐ。

最初の一時間半くらいは、こんな調子で結構うまくいっていた。それでも初めてクラス3に出くわした時はちょっと緊張した。水しぶきで前が見えずに冷たい水でずぶぬれになった時は、これはディズニーランドのスプラッシマウンテンみたいな柔なもんじゃないと実感した。

お昼休みも近づいた頃、ブリジットが「この次の濁流はクラス4よ。私は色々言うから指図には速やかに従ってね。」と気合いを入れた。「イエーイ!」我々はまだ見えない濁流に備えて奮起の声を上げた。

ところが、クラス4に息つく前に予期せぬ事故が起きた。

今年の川ではビーバーが非常に活発に木を倒してダムを作っていたため、あちこちで倒れた木が我々の航路を塞いでいた。前日にはなかったようところで倒木に出くわすことが多く、この時も前方を見ると川の真ん真ん中に大きな木が倒れていた。

我々より先に通ったボートは皆右寄りに木をよけて通り過ぎて行ったのだが、ブリジットが倒木に気がついた時には我々のボートはすでに左の方に位置していたため、ブリジットは「レフトバック」と言って我々を左へ誘導した。しかし左側の水かさはブリジットが思ったよりも多く、我々では抜けきれないことが解った彼女は、とっさに「あ、だめだわ、止め、右後退!」と指図したが時既に遅し。ボートの右側が倒木に激突。右が高くなり左が極端に下がって傾いた。ブリジットの金切り声が「ハイサイド!ハイサイド!(高い方)」と指図したが、私が右側に登ろうとした時はすでにボートが傾きすぎて無理。私の身体はあっという間に水の中。

水中特有の「ぶくぶく」っという音が耳元でした時、私は思わず水をがぶ飲みしてしまった。それでも救命チョッキのおかげで、ほんの一瞬にして身体は水上に浮かび上がった。ほっと息をしたのはいいが目を開けても回りは真っ暗。なんだこりゃ? と一瞬戸惑ったが、ああ、これが最初に注意を受けたボートの下ってやつだなと悟った私は両手を上にあげて手伝いでボートの外に出た途端、濁流に飲み込まれた。「あれ、こういう時はラウンジチェアだっけボールだっけ」なんて考えている暇もなく流れから放り出された私は再び見ずの上に顔を出した。

ブリジットの「岸に泳げ!」と叫ぶ声が聞こえたが、右側は木ばかりで左側は岩ばかり。どちらも掴まれる場所などなさそうな感じで、どっちに行けばいいのか解らない。一応左側に向って泳ごうとしたが川の流れが激しくて岸にたどり着けない。そうこうしているうちに我々より先に木を避けたボートが川の真ん中まで漕ぎだしているのを見つけた。そのボートのガイドが「こっちこっち」と指図するので、そちらへ必死にクロールで泳いだ。

救命チョッキを着ていると、かなり泳ぎが巧い人でも非常に泳ぎにくいのだが、私のように泳ぎが下手な人間にはなおさら大変だった。それでもなんとかボートまでたどり着いた私はボートによじ上ろうとしたが、これもチョッキが邪魔でうまくいかない。「大丈夫よ、任せて!」と痩せた中年の女性が私のチョッキをつかんで後ろに倒れかかるように身体全体を使って持ち上げてくれた。私はその女性の上に覆いかぶさるようにボートに乗り込んだ。

私がぜいぜい言っていると、同じボートに救われたミスター苺が「カカシ!カカシ!」とヒステリックに呼んでる声がした。乗り手は皆ヘルメットを被ってチョッキを着ているので、ちょっと目には誰が誰だかわからない。それですぐ傍にいた私に彼は気がつかなかったのだろう。

他の4人はそれぞれ別々のボートに救われたが、パドルは二本流されてしまった。そして流れに合わせて見覚えのあるオレンジの容器が流れて行くのが見えた。それは北欧系特有の色白ミスター苺専用spf100の強度日焼け止めクリームだった。

木にひっかかって転覆したボートをガイド二人が取りに行っている間、岸に一時停泊した我々は被害を点検してみた。流されたのはパドル2本とミスター苺の日焼け止めクリーム。パドルは予備のものがあるし、日焼け止めはカカシのspf50を使えばいいということで、まあこの程度ならいいか、とほっとしたのもの束の間。今何時だろうと腕を見たミスター苺が「あ、俺の腕時計!」と叫んだ。

なんとミスター苺の腕時計が濁流に飲み込まれ流されてしまったのである。

実はこの時計、スクーバダイビングが好きなミスター苺がダイビング耐久ということで何年か前に購入したもので、だいぶ古くなってきたので買い替えようという話をしていたばかりだった。今回の旅行の前に買おうかどうしようかと迷っていたのだが、新しいものを買わなくて本当に良かった。流されたのが新品の時計だったら本当にがっかりするところだった。

20分くらいしてガイドたちは我々のボートに乗って戻って来た。

ボートから放り出されたメンバー5人とブリジットは再びボートに乗り込んだ。この状態が写真に撮られていたら記念になるのにね、と誰かが言ったが、特に危険な場所ではなかったためカメラマンは待機していなかった。残念。

July 24, 2011, 現時間 8:19 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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日付け → →July 21, 2011

イラク帰還兵、泥棒を拳銃で威嚇し駆けつけた警官に引き渡す

国民の銃砲所持に反対する運動家は常に銃を使った犯罪については注目するが、銃によって予防もしくは阻止された犯罪については全く興味がない。よって銃反対派ばかりの左翼リベラルメディアはそういう話は先ず報道しないので、一般市民は毎年どれだけの犯罪が銃所持者によって未然に防がれているのか、なかなか知る事ができない。

さて、そんななか、保守派オンライン新聞ザ・ブレーズが、自分の家に入って来た泥棒に銃をつきつけて、警察官がくるまで取り押さえたという陸軍特別部隊所属、イラク帰還兵の話を載せている。

ジョセフ・バラーさんは陸軍特別部隊所属のジョセフ・バラーさんは、近所の人からバラーさんの家に怪しげな男が侵入していると電話をもらった。急いで家に駆けつけたバラーさんは、車のなかから拳銃を取り出し家に入ると、息子の部屋付近にいた泥棒を見つけた。

バラーさんは銃を泥棒につきつけ、あぐらをかかせ両手を頭の上で組ませて警察に電話。駆けつけた警察に男の身柄を引き渡した。

もちろん警察は、バラーさんの行為は一つ間違えれば大悲劇になっているところだったので、何もかもうまくいって良かったと複雑な心境を隠せない。

とはいえ、犯人の男は19歳の単なるコソ泥で、アマチュアであることは確か。プロならほんの4〜5分でめざとく貴重品を盗んでさっさととんずらするもので、いつまでものろのろと他人の家に居座ったりはしない。

イラク帰還兵となると、バグダッドなどでパトロールもしていたのだろうから、バラーさんのほうが下手な警察官よりこういうことの体験は深いかもしれない。だとしたら、犯人はバラーさんがプロの兵士だったことに感謝すべきだ。バラーさんが犯人同様アマチュアだったら、あわてて引き金をひいていた可能性は高いから。

でもそれはそれで悪くなかったかも。

July 21, 2011, 現時間 1:52 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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日付け → →July 20, 2011

ネットショッピングにも課税、反ビジネス主義のカリフォルニアから続々と逃げ出す企業

カリフォルニアをなんとか壊滅状態に陥れたいカリフォルニア州議会は、今度はインターネット販売にカリフォルニアの消費税をかける決議を通した。それでなくても反ビジネス政策がひどすぎるカリフォルニアから亡命する企業が多いというのに、カリフォルニアに広告代理店のあるネットサービス業者の商品はすべてカリフォルニアの消費税の対象になるという今回の取り決めは、これまで以上にカリフォルニアから企業を追い出すか出て行けない企業はつぶれるかする結果となる。

それでなくともカリフォルニアから撤退する会社の数は二年前に比べて5倍にもなると、アーバイン市で企業移転専門の仕事をしているジョセフ・ブラニッチ氏は語る。

「カリフォルニア州は安定していないという気持ちがあるんですよ。」「サクラメント(加州首都)は、知事にしろ議会にしろしっかりしていないで、闇雲に走り回っているとね。」

カリフォルニア州は、チーフエグゼクティブマガジンで過去7年に渡って国中で一番商売がしにくい州と投票されるほど。

同マガジンは、「かつてのカリフォルニアはビジネスに友好的だったが、最近は自らの経済に戦争を挑んでいる」と書いている。

96億ドルの負債を抱えるカリフォルニアは、なんとか税収を高めようと必死なのだが、増税すれば税収が上がると言う考えが甘い。特にオンラインの場合、なにもカリフォルニアの広告店など使わなくても全国でもっとビジネスフレンドリーな州がいくらでもあるのだ。商売がやりにくくなれば企業は出て行く、それだけの話ではないか。

案の定、すでにアマゾンなどの大手ネットショッピング企業はカリフォルニアの広告店との関係を断ち切るなど素早い対策に出ており、カリフォルニアの広告店は大打撃を受けている。

カリフォルニアには25千ものオンライン広告会社があり、去年の収益は19億ドル。今年からはこれがゼロ近くになる。州への打撃はそれだけではない。これらの会社がつぶれたり移転したりした場合にリストラになる加州労働者の数も考えてほしい。彼らの収める税金はゼロとなり、州は失業保険を払うというかえって出費につながるのだ。こういうのを英語では「ペニーに賢くポンドに愚か」というのである。(小さいところで節約しようとして、かえって大損をすること。)

最近カリフォルニア北部中心の超左翼リベラル方針に嫌気がさした比較的保守派の中南部カリフォルニアの郡のいくつかが、カリフォルニアから分裂したいと言い出した。カリフォルニアはサンフランシスコやサクラメントの社会主義者に乗っ取られており、このままではギリシャのような状態になるのは目に見えているからだ。

July 20, 2011, 現時間 2:09 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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日付け → →July 19, 2011

80%のアメリカ国民が増税を望んでいるって?あんた何考えてんの?

今、アメリカでは国際負債の上限の引き上げを巡ってオバマ王政権と共和党議会との間で激しい議論が交わされているが、オバマ王は相手に妥協を求める割には自分からは何の妥協策もだしていない。挙げ句の果てに共和党が折れないなら年金支払いや退役軍人手当などの支払いを差し止める用意もあると脅迫に出る始末。以下FNNより。

アメリカでは、政府の債務が法律で決められた上限に達したため、8月2日までに議会が上限の引き上げに同意しなければ、債務不履行という最悪の事態に陥る可能性が出ている。

財政赤字削減の方法をめぐっては、オバマ大統領が大幅な歳出カットと同時に、富裕層や石油会社への減税の打ち切りを主張しているのに対し、共和党側は増税による財政赤字削減に反発しており、5日間連続で続けた協議は難航している。

この債務不履行の恐れというのは、オバマ王がそうなるぞと言って国民を脅かしているだけで、実際にそんな恐れはない。シニアへの年金も退役軍人の手当も差し止める必要など全くないのだ。その詳しい話は後でまた改めてするが、オバマ王が望んでいるのは最終的には増税なのである。だから特に必要もないのに債務上限の引き上げ等と言う話を持ち出して来て、それが嫌なら増税に賛成しろ、妥協しろ、と言ってる訳だ。

だが、ここで共和党が一銭でも増税に同意したら次の選挙で共和党が議席を増やすのは不可能になる。共和党のみならずアメリカ国民の過半数が増税には断固反対だからだ。

7月14日(2011)のラスマスン世論調査によると、55%の有権者が債務上限をしない条件として増税するという政策には反対している。

にもかかわらず、オバマ王は先日、アメリカ市民の80%が増税に賛成していると大見栄を切った

はっきり言ってオバマ王ほど口からでまかせばかり言う政治家も珍しい。しかもすぐにバレるような嘘ばかりつく。

オバマ王は80%のアメリカ人が増税には納得している、問題なのは議会だけだ、と発言した。

オバマ政権は高所得者やジェット機を持っているような企業への増税を訴えることによって、一般アメリカ市民の支持を得ようとしているが、金持ちや大企業への増税なら構わないなどという階級意識で沸き立つほどアメリカ市民は馬鹿ではない。

強気な共和党議会の態度にうろたえているのはオバマ王だけではない。なんとしてでも共和党議員たちに公約を破らせようと必死な左翼リベラルメディアは一斉に共和党攻撃を激化させている。

「子供じみた共和党の反税姿勢」なんてはいいほうで、「共和党は呪いにかかっている」共和党は「政治カルトだ」と騒ぎ立ててるのはワシントンポストのリチャード・コーヘン。

「共和党のヘズボラ派完全コントロール」ニューリパブリックのジョナサン・チェイト。

添付した記事の終わりでは、「政治家が公約守るのがそんなに悪い事なのだろうか。」と締めくくられている。まったくね。

July 19, 2011, 現時間 1:50 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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日付け → →July 17, 2011

オバマ王、メキシコ麻薬暴力団には銃を提供、アメリカ国民への銃販売は規制

オバマ王はそんな権限など持ち合わせないくせに、大統領命令を使って国境州の銃販売を規制しようとしている。アメリカ人の銃砲所持は憲法で保証されており、オバマ王のこの動きは憲法違反である可能性が大であるとして、銃砲所持権利運動家たちは心配している

オバマ王は、厳しい銃砲取り締りの口実にメキシコの麻薬暴力団たちの手に渡った銃砲の多くがアメリカで合法に売られたものだという調査結果を持ち出している。

メキシコにアメリカの銃砲が大量に流入していることは確かだが、それは誰あろうアメリカ政府がATFの銃砲横流しおとり作戦でメキシコ麻薬暴力団に売りつけた銃砲だ。

ATFのメルソン局長代理が司法局のエリック・ホールダー局長の差し金だったと証言している「迅速かつ猛烈作戦」が、メキシコ国内における銃砲流通を捜査するにしては、どう考えても理屈に合わないのは、その目的が最初から麻薬暴力団の銃砲流通ではなく銃砲取り締まりが目的だったからだという説もあるくらいだ。

オバマ王は、より多くの銃砲を犯罪者の手に渡すことによって国境の治安を悪化させ、麻薬暴力団の犯罪に使われている銃の八割方がアメリカで合法に買われたものだと言う調査を練りだし、よってアメリカ国内の銃砲取り締まりを厳しくする必要があるのだとして国民に新しい銃砲取り締まり法を押し付けようという魂胆なわけだ。

だが、共和党や保守派が、オバマ王が次から次へと国民の自由を奪う政策を立てているという事実を国民に納得させることが出来たなら、より厳しい銃砲取締法はオバマ不人気の火にさらに油を注ぐ事になるだろう。

July 17, 2011, 現時間 6:18 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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カリフォルニア、公立学校で同性愛歴史の教育を義務化

先日イリノイ州の高校で経費節約のため国語作文を必須科目から除外したという話を書いたばかりだが、今回は同じく赤字で州立大学の月謝が2割だか上がるという状態にあるカリフォルニア州において、今回公立学校の社会学に同性愛の歴史を組み入れることが義務化された。

民主党が圧倒的多数を握るカリフォルニアの州議会は、公立学校の社会学のクラスで歴史的に同性愛、両性愛、性転換者などがどのように貢献したかを教えることを義務化する法律を通し、同じく民主党のブラウン知事が署名した。

わずかにいる共和党議員たちは反対したが、なにせ民主党が圧倒多数だからどうしようもない。

無論このような教育は子供達を同性愛に勧誘することにつながるのではないかという批判が出ているが、民主党議員やこの法律の支持者は保守派の心配を「下種の勘ぐり」といって笑に伏す。いつものことだ。

しかし、私は彼らの本当の目的は子供たちを堕落させることにあり、同性愛へを寛容に受け入れるという名目での勧誘はそのひとつの手段だと確信する。

法律の発案者はサンフランシスコ出身の(当たり前!)マーク・レノ州上院議員で、支持者たちは、こうした教育はゲイやレズビアンの生徒への偏見をなくし学校などでいじめにあわないようになると賞賛している。

「今日は我々の教科書や教材が今後LGBTアメリカ人の貢献を除外しないようになったカリフォルニアにとって歴史的な日です。」

学校でいじめに会う子供たちは同性愛者とは限らない。いや、そうでない場合の方が多いはずだ。学校におけるいじめの問題は同性愛云々の前に学校側がいじめ対策をきちんと取らずに、こどもたちの安全を確保していないことにある。科目で同性愛に対する理解度を深めるなんてことをやってみても、いじめ行為そのものが受け入れられない悪い行為だという認識をこどもたちに植え付けなければ意味がない。そのためには馬鹿みたいに同性愛者の貢献なんてことを教えるよりも、いじめ常習犯を徹底的に罰し、被害者のこどもたちをいじめの暴力から守ることのほうが先決だ。

無論左翼リベラルのカリフォルニア民主党員たちの目的が本当に同性愛者への理解を深め子供のいじめをなくすことにあるなんて馬鹿な話は私は頭から信じていない。

左翼リベラル達はもう1960年代から子供達の性解放に励んで来た。性への規制はあらゆる社会で道徳と結びつく。無宗教で非伝統的な左翼リベラルにとって既成の道徳観を根底から覆す事は必要不可欠なことであり、それをするのに一番手っ取り早いのが子供達の性意識の変革だ。

この科目が必須となった以上、同性愛は不道徳な行為であると信じる親達は、自分らの教えに反した考えを子供達に教育されることを拒絶できない。どうしても嫌だと思うなら子供を私立の学校に送るか家庭教育するしかない。多くの親達にそんな余裕はない。第一多くの親達は公立学校で子供達が何を教えられているのかよく知らないというのが現実だろう。

左翼リベラルの教育者たちは、こうやって子供達を洗脳し、より役に立つ愚か者達の教育をすすめていくのである。

July 17, 2011, 現時間 9:13 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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日付け → →July 15, 2011

イリノイ州の高校、経費節約のため作文の試験を廃止

イリノイ州の公立高校では、今後経費節約のため高校卒業のための学力テストから作文の試験を取り除くことにしたという。

はっきり言って、この見出しを読んだだけで、なんだそりゃ、と言いたくなるような話なのだが、冗談抜きで本気らしい。断っておくが、この作文とはフランス語とかスペイン語の外国語での作文ではなく、英語という国語の作文のことなのであしからず。

イリノイ州の教育委員会によると、作文の採点にはリーダーと呼ばれる人たちを多く雇わなければならないため非常に高くつくのだという。それで作文の試験を廃止することで240万ドルの節約ができるというのだ。イリノイ州ではすでに中学や小学校の学力テストから作文を廃止している。

また、作文の採点には読み手の主観も入るため、読み手によって採点もまちまちになる恐れがある、などというくだらない言い訳もされている。高校生の作文の採点もろくろく出来ないというのは、採点する方の読解力に問題があるということではないのか? イリノイの公立学校の教育を受けているとこういうことになるといういい例だ。

高校卒業して読み書き計算が出来なくてどうやってまともな仕事に就くのだ、大学に行くのだ、と思っていたら、進学する生徒達は別の試験を受けなければならないらしい。

優秀な高校生徒を対象にしているアドバンスドプレイスメントというプログラムに参加したい生徒や大学進学用の全国標準テスト(SAT)を受けるためには、作文は必須科目である。ということは、高校生の段階で文章が書ける子と書けない子の二つのグループに別けるということになるのだ。

日本でも多分そうだろうが、最近はツイッターや携帯メールの普及で、少ない文字で多くの情報を伝達する方法が普及しているため、言葉使いをはしょったり綴りを簡略化したりするのが普通になっている。

ところが、学校できちんと作文を教えていないので、こうしたメール用の簡略文章が普通の書き方なのだと勘違いしている若者が少なくない。

大学教授をしている私の友人は、大学院の生徒から"you"の代わりに"U"、 "because" とするところを"cuz"などと綴られたメールを受け取ってショックを受けたと話していた。実はかく言う私も同僚からそのようなメールをもらったことがあり、いくら同僚同士の社内メールでも、転送などで上司や他社の人間が見る事もあるわけで、公式文書にそのような書き方をするのは不適切である。

だが、イリノイの公立学校を出たような若者には、そんな常識さえ通用しなくなるのだろう。

ところで、学校が国語作文を教えるお金がないというなら、いったい何に金を使ってるんだ、と私は問いたい。左翼リベラルのプロパガンダを教える同性愛者を受け入れる訓練とかいうクラスは削られていないんじゃないかなあ〜と思うのは私だけではないはず。

July 15, 2011, 現時間 6:25 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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日付け → →July 14, 2011

ニュージャージー州の教育委員会、州民の増税を訴えながら自分らは数年にわたって税金未払い

増税に大反対のクリスティー州知事を心から憎んでいる増税大好きなニュージャージーの教育委員会が、なんと2005年以来ずっと税金未払いで $56,730.31の先取特権を税務署に抑えられているという。

教務員労働組合は何かと金持ちの税金を引き上げろだの、固定資産税の値上げをうったえるだの、他の州民から税金を巻き上げることには熱心だが、自分らはもう6年も税金支払いを滞納しているというのだから呆れる。

もっとも自分らは特権階級だから税金など払わなくてもいいのだと思ってる訳だから、他人の税金がどれだけ上がろうと知ったこっちゃないと言うのも理屈かな。

July 14, 2011, 現時間 10:01 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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日付け → →July 13, 2011

婚活20年? なにそれ?

昨日読売新聞で婚活20年で断られ続けてストレスが貯まったという女性の話を読んで、贅沢ばかり言って「行かず後家」になった女性という軽い話をしようと書き始めたのだが、色々考えていたら、最近の結婚活動の難しさの裏には日本社会の変化がかなり影響しているのではないかという気がして来た。

最近どこかで聞いたのだが、日本では一人暮らしの人が増えたそうだ。日本の一家族の平均は三人以下だという。確かに少子化が進んで各家庭に子供が二人以上いないとなると、独立した子供が結婚せずに一人で暮らすようになれば、三人以下の家族が増えるのは当然だ。

何故少子化と結婚活動が関係あるのかといえば、記事の冒頭の部分を読んで時代の変化を感じたからだ。

 結婚するために、結婚相手紹介サービスや合コンなどで、積極的に相手を探す「婚活(結婚活動)」。うまくいかずに疲れ果て、ひどくなると心の病まで患う「婚活ストレス」に悩む人が増えている。(岩永直子)

記事で取り上げられた44歳になるという女性は、短大卒業後三つもの結婚相談所を渡り歩き、30人以上の男性を紹介されたが、すべて断られ、立て続けに両親が他界、派遣社員の契約も切れて完全に鬱状態になったという。

結婚活動という言葉も比較的新しいが、私が適齢期だった大昔には、親戚や近所で仲人をほぼプロ並みに専門にしている中年女性が必ず居た。私の場合は大叔母(祖母の妹)がそれだった。また年頃の子供を持つ親が、知り合いにお見合い写真をばらまき「いいご縁があったら、是非ご紹介くださいませ。」と頼んで回るのも極々普通のことだった。

つまり、昔は婚活といえば家族ぐるみの活動だったから、断られても家族が親身に相談に乗ってくれて一人で悩む必要はなかったのだ。もちろん当時は女性は25歳、男性は30歳くらいまでに結婚出来ないと、社会からの圧力は非常に大きかった。

それに家族が大きく兄弟姉妹が多く居た場合、上から順番に結婚していくのが普通だったから、長女がぐずぐずしていると次女が婚期を失うという下からの圧力もかかったわけだ。

まだ22〜3歳くらいで遊びたい年代の男女だと、親や親戚から「早く結婚しろ」と騒がれるのを煩く感じたのは事実。親がいうから仕方なしにお見合いはしても、結婚する気がないのでわざわざ断られるような行動をとった人も多かった。

子供の結婚は親の責任だと考える人も多かったので、私の同年代の女性が30歳半ばになっても結婚していなかった時、母が「あそこの家は親が悪い。」と責めていたのを思い出す。だから当時は「女性も年収700万円以上、有名な大学出身との条件は譲れない。」なんて現実離れな理想を持ち続けるなんてことは考えられなかった。

大叔母のところに結婚の相談に行った時点で大叔母から「あんたね〜、現実を考えなきゃ駄目よ。贅沢いってると行き遅れるわよ。」とひとつお説教されたに違いないから。

昔のしきたりは面倒くさいし窮屈なようにも思えるが、ひとりで結婚相談所を渡り歩いて、自分には釣り合わない理想だけを追い求めて20年もさまようのであれば、親や親戚の紹介で適当な人と早い時期に一緒になっていたほうがよっぽども幸せだったのではないだろうか。

最初は年収など少なくとも、そのうち出世するかもしれないし、このご時世、最初はエリートだってリストラされるかもしれないのに、何故最初から年収700万以上とか決めなきゃ行けないのだろう?第一、20年も断わられ続けているのに「条件は譲れない」と相手にそんなことを求めるだけの価値が自分にはあると本気で考えているというとこからしておかしい。

記事内でも、

 「この不況で、男が養い、女が家事・育児をするという『昭和的結婚』はますます不可能になっているのに、古い結婚観から抜け出せず、ないものねだりを続ける男女が多い」

と専門家の分析が載っているが、これも少子化が進んで婚期が遅れている背景があるのではないだろうか。

自分がまだ20代前半の女性なら、相手もまだ若いわけだから出世の可能性はあっても年収がそれほど多くないのは当然。お互い若いのだし今は何もないけど二人で頑張って家庭を築いていこうという気持ちにもなれるだろう。

だが、少子化が進み家族からも早期の結婚が求められなくなると男女ともに婚期が遅くなった。今や25歳を過ぎた女性が「婚期を逃した」なんてことは思われないだろう。だが、30代半ばの結婚が普通になると結婚観というものも変わってくる。

その年頃になれば男女ともにキャリアも進んでいるだろうし、独身生活にも慣れているから、妥協してまで結婚する意味を持てなくなってしまうのかもしれない。だから苦労して二人で家庭を築いていこうなんて面倒くさいことを考えるより、すでにきちんとしたキャリアを持っている人と一緒になりたいと思うのかもしれない。記事内の専門家も、

「婚活ストレスの裏には、将来の生活不安が隠れていることが多い。女性は本気で働き、男性は家事などの生活能力を鍛えて、一人でも生きられ、共働きでも支え合える力を身に着けるのが生活不安の予防にも、結婚への近道にもなる」

と語っている。

好きでもない人と親のいいなりになって結婚を強制されるような伝統はなくなり、相手を自由に選べる時代になったのはいいが、家族からの介入が減った分その援助も減り孤独な結婚活動をする人が増えたのだろう。婚期が遅れれば必然的に生める子供の数も減る。

核家族化が進むと少子化が進み、少子化が進むと結婚が減る、、現代社会の深刻な問題だ。

July 13, 2011, 現時間 9:57 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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日付け → →July 12, 2011

これで二件目、正規の搭乗券を持たずに搭乗した乗客、TSAは何をやってるんだ?

アップデートあり、下記参照

この間空港警備を担当するTSAは、95歳のおばあちゃんの大人用おしめを検査したことで、アメリカ市民の怒りを買ったが、それでもTSAは警備のための適切な審査であり、警備員に過ちはないと主張している。それでも実際に空の旅を安全にするためなら多少の不都合は仕方ないじゃないか、職員は任務をまっとうしているに過ぎない、という人に是非聞いてもらいたい事件が二件続けて起きた。

先ず一つ目は、昨日シカゴからドイツのフランクフルトへ行くはずだったユナイテッド航空便のなかで起きた。乗客の男がトイレに何十分も隠れていて出てこなかったのを乗務員が問いつめたところ、大暴れをし、乗務員と乗客が数人でやっと取り押さえたという事件。航空機はちかくのオハイオ州はクリーブランド空港に航路変更。乗客達はとんだ迷惑を被った。

しかしこの男、搭乗券は持っていたというが、乗客名簿には名前がのっていたなかったという。実際にこの男の搭乗券が正規のものだったのかどうか解らないのだが、乗客名簿に載ってない人間が何故搭乗できたのか不思議だ。

この話を聞いておもい出したのが数日前に起きたこの事件。他人の期限切れの搭乗券を持ってニューヨークとロサンゼルス間の飛行機に乗り込んだ男の話

この男はOlajide Oluwaseun Noibi と、なんだかアフリカ系の名前を持つ男で、別の乗客の一日前の搭乗券を使ってJFK空港発のロサンゼルス行きの便にただ乗りしていたという。ただ乗りがばれたのは、航空途中でスチュワーデスが空席のはずの席に男が座っていることに気がついたからだ。スチュワーデスが問いつめると男は前の日の日付の別人の搭乗券を持っていた。

ま、長距離列車じゃあるまいし、「御乗車券を拝見」なんて検査は飛行機ではしないもんなあ。乗ってしまえばこっちのものってな気持ちだったのかも。

このただ乗り男はミシガン大学の学生証を持っていた。逮捕された時この男は数枚の期限切れ搭乗券を持っており、別の空港で同じ試みをして失敗したこともあったという。

FBIは、犯人は単に頭のおかしい男でテロリストとの関係はないと思われると発表しているが、どうしてまだ詳しい捜査もしていないうちから関係があるとかないとかなんて結論が出るのだと私は問いたい!ミシガンといえば最近イスラム教徒の移民が非常に多く住んでる州。そういうところの住人でアフリカ系で、しかもイスラム教徒だったら、テロリストに関係ないなんて簡単に結論づけることは出来ないはず。

ま、それはそれとしてだ、この二つの事件で共通している点は、正規でない搭乗券を持った人間が簡単に飛行機に乗れたという事実だ。

空港のセキュリティーチェックでは搭乗券と身分証明書の名前がきちんと合致しているかどうかを調べた上で手荷物チェックが行われる。それなのに何故他人の搭乗券を持った人間がセキュリティーチェックを通過できたのだという疑問が生まれる。

95歳のおばあちゃんのおしめの検査をしたり幼児のパンツを触ったり、アップにしている女性の髪の毛に手をつっこんだりしてして労力を浪費しているから、あからさまな違法行為をしている犯罪者を見逃してしまうのだ。

私がTSAの横暴に腹を立てるのは、自分らの守りはスカスカな癖に、警備と称して意味もなく乗客に嫌がらせをしているからだ。TSAの審査はテロ対策でもなんでもない。多少の権力を持った小役人が一般市民に対して権力を誇示しているだけだ。こんなフーリガンの横暴を我々はいったい何時まで許しておくのか?

ストリップサーチが普通になったら私は出張にいかないからね、今断言しておく!

アップデート:フランクフルト行きのユナイテッド航空便で騒いで取り押さえられた男の身元が解った。男の名前はSaleh Ali S. Alramakhというサウジアラビア出身でアクロン住まいの21歳。

男は離陸前の航空機の中でいつまでたっても電化製品のスイッチを切らずに注意したスチュワーデスに対して乱暴な口ぶりで応対していたという。粗暴な態度によって航路を変更させた罪で有罪になれば、最悪の場合20年の禁固刑の可能性があるとか。Alramakhは以前にもマリワナ所持で逮捕されたことがある。

で、この男がサウジ出身のイスラム教の若者であるとう事実を、新聞のニュースは全く注目していない。何故この男はわざわざスチュワーデスの注意をひくような行為に出たのだろうか?単に行儀の悪い乗客として片付けてしまってもいいのか?

付けたし:
去年の暮れに書いたエントリー。何故か公開を忘れていたので付け足しておく。


クリスマス休暇をカリフォルニアの友達と過ごすつもりだった中年の女性がテキサス州にあるオースティン・パージストラム国際空港にて、パットダウンを拒否して逮捕されるという事件があった。

この女性はクレア・ハーシキンドさん、56歳で、体内にペースメーカーに似たような装置を胸の部分つけているため、パットダウンの際に胸に触られるのを拒んだところ、TSA警察によって逮捕された。その際彼女は床におしつけられ手錠をかけられ他の乗客の目の前で数メートルひきずられて連行されたという。

この女性はこれまで犯罪など犯したことのな極普通の市民。その人に対してこのような扱いはひどいとしかいいようがないが、それに対する他の乗客の反応に私はちょっと頭にきた。

ローカルテレビ局のインタビューに応じた乗客らは、彼女の立場は解るが法律は法律だと語った。

「彼女のいい分もわかるけど、TSA側のいい分もわかります。でも私たちを守るためですから、私は問題ありません。」「あんなことになって、彼女が家に帰れなかったのは気の毒ですが、これによってちょっと安全な気がします。」

私はTSAの新しい警備体制には二つの問題があると思う。先ず第一に、全身スキャンナーやパットダウンが対テロに効果があるという前提が全く証明されていない。いや、それどころか、そういうやり方は非常に効果が薄いことがすでに明らかになっている。ここでも何度か紹介したように、一番効果のあるテロ対策はイスラエルが長年おこなっている挙動プロファイリングだ。

それから二つ目だが、いったい何時国民はTSAにこのような極端な捜査をする権限与えたのだ? 法律だから仕方がないという人にお聞きしたいのだが、我々国民はこのような極端な規則が法律として通ることに何時同意したのだ?

安全のためというが、いったいどこまでの捜査なら安全のためという理由で甘んじるつもりなのだ? 今は局部に触るとはいえ、同性の職員が服の上からのみ触るというやり方になっているが、それが他の乗客も居る前で素っ裸になって脚を広げろと言われたらどうするのか? 極端な話、異性の職員が局部に指をつっこんで調べる事になったらどうするのだ? それでも法律は法律だといっておとなしく応じるのか?

July 12, 2011, 現時間 1:47 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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日付け → →July 11, 2011

ミッシェル・オバマ夫人の1556カロリー昼食

本日、ワシントンで最近開店したシェイクシャックというトレンディーレストランで、ミッシェル夫人がランチを食べたが、そのメユーはというと、チーズバーガー1個、フライドポテト、チョコレートシェイク、そしてダイエットコーラ。合計1556kカロリー。わずかにコーラがダイエットというところがお笑いなのだが、およそ肥満対策のための健康的なダイエットをうたう夫人には似つかわしくないメニュー。

そのことを指摘されたミッシェル夫人は「何事も程度の問題」だと答えたという。だったらシリアルの糖分や脂肪分がどうのこうのと煩く口出しするな!

これだからマリーアントワネットだと言われるのだ。

July 11, 2011, 現時間 8:54 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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やっぱりオバマ政権がからんでたATFの銃砲横流し作戦。メルソン代理局長生け贄にはならないと上部を告発

この間からメキシコの麻薬暴力団への銃砲追跡する「迅速かつ猛烈作戦」が大失敗して問題になっている件で、ATF(アルコール・タバコ・銃砲及び爆発物取り締まり局)のケニス・メルソン局長代理がその責任を負って辞任するのではないかという話が出ていた。しかし先日メルソン代理は自分は辞任する意志がないどころか、作戦大失態の原因は自分より上部の司法局にあるとして、司法局のホールダー局長に無断で議会の公聴会に出席し証言した。

イサ議員の捜査委員会はATFの作戦について捜査中だが、議会で証言した幾人ものATF局員が、自分らが監視する前でメキシコ暴力団員がアメリカのガンストアで何万ドル相当のセミ自動ライフルなどを何丁も買って行くのを、みすみす指を加えてみていなければならなかったといった証言がすでに内部告発で明らかになっているが、メルソン代理の話だと、メキシコ暴力団員の銃器調達はアメリカ政府から資金が出ていたらしい。となるとアメリカの国境警備隊員二人を殺害した武器はアメリカ納税者からの血税によって購入されていたということになる。

ではここで、メルソン代理の証言を要約してみると、単にメキシコ暴力団がアメリカ国内で銃砲を購入しようとしたところを取り押さえるという従来の作戦が、何時の間にかメキシコ国内への銃砲密輸作戦に豹変していたことをメルソン代理が知ったのは作戦がすでにかなり進んだ後のことだったという。

作戦変更の内容に仰愕した代理は、すぐさまにBTF内で作戦に携わっていた責任者らの配置換えを行い、それについて議会の捜査委員会に一部始終報告するつもりだったのだが、突然司法局から口止め命令が下った。

メルソン代理によると、代理は作戦に関する証言は司法局が行うのでATFは黙っているようにと司法局から命令されたという。しかもATFは麻薬捜査局(DEA)や連邦捜査局(FBI)が行っていた関連の作戦について全く知らされていなかったが、ATFが暴力団員として目星をつけていた犯人たちは、DEAやFBIの手先としてアメリカ政府から銃砲購入資金を受け取っていた可能性があるというのだ。

ホールダー司法局局長はオバマ政権べったりの人間で、オバマ王の命令なしで勝手な行動など取ったりはしない。ということは、やはり我々が大分前から察知していたように、この愚かな作戦はオバマ王から直接命令で行われた可能性が高い。

もちろんオバマ王もホールダー局長も作戦の存在を知ったのは、ほんの数週間前のことだったとシラを切っている。

メルソン代理にしてみれば、自分だけが生け贄の羊にされてなるものかといったところだろう。自分が辞任を余儀なくされるならホールダーもオバマも道連れにしたいに違いない。もしこの陰謀が本当だとしたら、レーガン時代のイラン・コントラなんかよりもずっとひどいスキャンダルとなる。

July 11, 2011, 現時間 7:29 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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日付け → →July 10, 2011

イスラエル、テリアビブ空港にて120人の親テロリスト外国人を逮捕、ウエストバンクで150人が暴力デモ

この間からガザ船団を応援すべく航空路を使ってイスラエルのテルアビブに集まって親テロ活動集会を開こうとしている外国人活動家たちの話をしてきたが、イスラエル移民局はこの週末テルアビブに到着した120人の外国人を逮捕、強制送還の対象として保護している。

イスラエルはすでに先週金曜日の段階でテルアビブ空港に到着した親パレスチナの外国人活動家の入国を阻止しており、二人のアメリカ市民を含む多数の外国人が強制送還された。

しかし、空港の国境検問をすり抜けて通過した外国人たちはウエストバンクに向いイスラエルの隔離塀に対する抗議デモに加わった。外国人たちはパレスチナ住民と一緒に隔離塀の針金を切ったり付近の灌木に火を付けるなどした。

イスラエル軍によると、約150人の抗議者がエルサレム北の隔離塀の前にあつまり、群衆を拡散させようとした兵士らに岩を投げるなどして抵抗したため、兵士らは催涙弾を使って応戦した。けが人は出なかった。

アメリカはセントルイスから参加したマイケル・バーグ(35際)さんは、自分は破損などには加わっていないとし、暴力はみな週末に飛行機でテルアビブに訪れた人たちによってされたことで、数日前からウエストバンクに滞在していた他の抗議者によるものではないと語っている。

数日前に週末の「パレスチナへようこそ」集会の主催者フランス支部の活動家、Olivia Zemor(オリビア・ゼモールかな?)なる女性が、集会は平和的なものを予定しており、イスラエルの活動家入国阻止は「挑発及び恐喝的で違法だ」と騒いでいた。また、空港での審査をすり抜けた一人の活動家女性も平和的な抗議デモをしようとしているだけなのに、強制送還は理不尽だと不満を露にしていた。

だが、これらの外国人活動家が本気で平和的な抗議デモをするつもりだったのなら、全くおめでたい、お人好しだと言わせてもらう。抗議運動に参加した末端の歩兵達は別として主催者側は決してイスラエルに対して平和的な抗議など意味があるとは考えていない。いや、それどころかわざと暴力沙汰を起こしてイスラエル軍を挑発し、その応戦で抗議者から数人でも死傷者が出れば儲け物だったのである。去年、ガザ船団の乗組員9人がイスラエル軍に殺された事件でもわかるように、自分らからイ軍を攻撃しておいて、正当防衛のため止むなく応戦したイ軍に対し、イ軍が何の理由もなく過激な暴力を振るったと国際社会にアピールすることが彼らの目的だからだ。

つまり、平和的な抗議運動だと言われたのを本気で信じてガザ船団に乗り込んだり、テルアビブに飛んで行ったり、ウエストバンクにノコノコ出かけて行った欧州の親パレスチナ連中は、自分らが人身御供にされに行くのだということに気がついていないのだ。自分らがパレスチナのテロリスト共に、いいように使い捨て道具にされてることすら気がつかない愚かものたちなのである。

July 10, 2011, 現時間 4:09 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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メキシコ、過去24時間で少なくとも40人が殺害される

メキシコではゼタスギャング及び多のドラッグカーテル(麻薬暴力団)の間で血なまぐさい縄張り争いが繰り広げられているが、この土曜日メキシコ各地において、たった24時間以内で40人が殺害されるという恐ろしい一日となった。

24時間で40人死亡、暴力連鎖止まらず

メキシコ市(CNN) 国営メキシコ通信は9日、同国北部モンテレイ市のバーで8日深夜、武装集団による銃の乱射事件が発生、20人が死亡したと報じた。5人が負傷し、病院に運ばれた。

治安当局者は、初期段階の捜査結果を踏まえ、ナイトクラブの支配権をめぐる組織犯罪グループ間の抗争が背景にあるとの見方を示した。同クラブでは麻薬が売買されているという。武装集団は車2台に分乗してバーに乗り込み、銃を乱射していた。死亡者の大半はナイトクラブの従業員だった。

メキシコ通信はまた、同国北部のトレオン市でトラックの後部に切断された遺体10体があるのが見つかったとも伝えた。男性7人、女性3人の遺体で、数日前に市外各所で殺害され、トラックに集められた形跡があるという。

同市では人間の頭部が各所で発見されたとの情報もあったが、トラックで見つかった遺体と一体のものなのかどうかは分かっていない。

一方、首都メキシコ市の東部郊外では8日午後、男女10人の遺体が見つかる事件が発生した。治安当局者によると、被害者は全員、手錠をかけられ、テープで縛られた上、射殺されていた。

メキシコのカルデロン大統領は2006年12月、国内の麻薬カルテルの掃討作戦を宣言、軍兵士を各州に派遣し取り締まりに当たらせている。麻薬カルテルの報復攻撃も激化し、麻薬犯罪絡みの死亡者は巻き添えに遭った住民も含め約3万5000人に達している。

乱射事件があったのはサビノゴルドバーというナイトクラブで,車から降りて来た二人の男がAK-47s(カラシニコフ、セミオートライフル)とAR-15s(米国産M−16の前進型アサルトライフル)を店内で乱射したという。ほとんどの犠牲者がクラブの従業員だったことから、警察は標的は従業員だったと見ている。

ところで、犯人が使ったセミオートライフルはどこから密輸されたのだろうか?

July 10, 2011, 現時間 1:04 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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饑餓状態が聞いて呆れる、イスラエル経由の支援金や救援物資で贅沢三昧のガザ市民

ガザ船団の親パレスチナ活動家たちは、船団による救援物資が届かなければガザ住民は瀕死の状態にあると訴えているが、実際はガザ住民は国際社会からの支援金によってかなり贅沢な暮らしを楽しんでいる。イスラエルは航路を閉鎖してはいるが、決してガザへの流通を完全に止めているわけではなく、イスラエル指定の正規の関門で審査を通過する事が出来れば、どのような物資の入境も可能なのである。

去年の7月、トルコからの船団がイスラエル領海で問題を起こした同時期、ガザでは諸外国からの高級商品が所狭しと並べられた高級ショッピングモールが開店した。

添付したのは、トム・グロスというフォトジャーナリストのサイトで、このモールの写真が何枚も載っているので是非参照されたし。

さらに今年の夏はガザにてふたつの高級豪華絢爛ホテルがオープンする。これはニューヨークタイムスの記事なので、ガザでは建築ブームが起きているというニュースを報道しながらも、これは一部のことであり、まだまだガザ市民の生活は大変なのだと付け加えている。しかしだ、本当に飢えてる国では高級ホテルの建設など不可能だ。それは北朝鮮を見てればわかるだろう。

またガザにはイスラエルから毎日のように生活必需品が送り込まれているがそれ以外にも高級車や大型テレビや野外用風呂といった贅沢品も多く送り込まれている。

イスラエル軍が先週発表した情報によると、一週間にガザに運び込まれる商品は6000トンにも及び、260台のトラック分だという。ガザに送られる供給品は離乳食や肉や野菜の他に、建設用の材料や医療薬品や洋服や電化製品なども含まれている。

こちらのリンクでは毎日イスラエル軍がガザに送り込んでいる何十台ものトラックに積まれたガザ向け商品のビデオを観ることが出来る。

忘れてはならないのは、いまだにハマスが統括するガザからはイスラエルに向けて年間何千というロケット弾が撃ち込まれているということだ。イスラエルがそんな奴らにこれほど人道的な行為を示しているにも関わらず、ヨーロッパの馬鹿どもがハマスのプロパガンダに騙されて武器弾薬を積んでいるに違いない船にガザのひもじい人々を救援する物資が積まれていると思い込んで人間の盾となるべく乗り込んでいるのだ。彼らは本気でイスラエルがパレスチナ人を飢えさせていると思い込んでいるのだからおめでたい。

ガザに集まっている欧米の能天気左翼リベラル活動家たちは、是非ともガザ訪問の際には、ハマス経営のショッピングセンターや高級ホテルを訪問し、自分らが集めた救援金がガザでどのようにハマスのやつらの私腹を肥やしているか充分に見届けてきてもらいたいものだ。

July 10, 2011, 現時間 8:58 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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日付け → →July 9, 2011

カロリー表示を強制しても変わらないアメリカ人の食習慣を必死に規制したがる政府

この話はカカシが別名で書いてるダイエットブログで紹介したのだが、ダイエット以上に政治的な意味合いがあるので、こちらでも掲載しておこう。

先ずはロイターの記事から、F as Fat(「ふ」は太いの「ふ」)という団体が最近発表した調査によると、最近アメリカの16の州で肥満人の割合が増えたという。ミシシッピの34%が最高でコロラドの20%が最低だが、今年の最低であるコロラドの数値も1995年なら最高といわれる数値だったというから、ほんの16年の間にアメリカでは14%も肥満の人の割合が増えたというわけ。ここでいう肥満とはBMI数値が30以上という意味。

確かにアメリカには太った人が多い。それで痩身や健康管理に神経質になっているアメリカ人の需要に対応してダイエットや健康管理や美容に関する市場が拡大しているが、これは自由市場では健康な成り行きなので多いに歓迎すべき事だと思う。

ただ、こうした記事を読んでいて非常に気になるのは、子供の肥満に必要以上の焦点があてられていることにある。左翼リベラルが「子供のため」と言い出したら要注意。これはかならず人々の自由な生活を政府が干渉することへと話が進むからだ。

ザ・トラストフォーアメリカズヘルス(the Trust for America's Health)というグループのジェフ・レビ局長は過去20年間に渡ってアメリカ人はより栄養素の少ない食品を多く食べるようになったが、その反対に運動量は極端に減ったと語る。

「肥満の傾向を逆行させようというのであれば、意志だけでは出来ません。アメリカ人が選択しやすくなるように変えなければだめです。」

記事はアメリカ合衆国では2/3の大人が1/3の子供が肥満かやや肥満であり、肥満の蔓延は医療費の高騰につながり労働者の能率性を脅かせ軍隊のリクルートにも悪影響を及ぼすと続ける。

肥満が社会問題だということになれば、必ず出てくるのが政府の介入をもとめる左翼リベラル消費者団体の連中だ。人々が自主的に健康な生活を始めようとするのを待っているわけにはいかない、政府が介入することによって子供をジャンクフードから守らなければという理屈である。

アメリカには、何かと市民の食生活にいちゃもんをつけるセンターフォーサイエンスインザパブリックインタレスト(the Center for Science in the Public Interest)というおせっかい団体がある。痩せぎすで不健康に青白い彼らは、これまでにもメキシコ料理や中華料理はカロリーが高過ぎると大騒ぎして人々の食生活に干渉してきた。去年このグループはマクドナルドを相手取ってハッピーミールにおもちゃの付録を付けるのはけしからんと訴訟を起こした。また、アメリカの小児科医の団体は子供相手のジャンクフードの宣伝を廃止せよと呼びかけている。

民間企業がどのように自分らの製品を宣伝しようと企業の勝手だ。だが、これらの左翼リベラル消費者団体が要求するような法律が通ったとして、こうした法律は民間企業にやたらな経費を使わせる割には、(よって製品の値段を高め消費者を苦しめる割には)人々の食習慣には何の影響も及ばさないという調査結果も出ている。

数年前からアメリカ各地でファーストフードなどのレストランでメニューのカロリー表示をすることが義務づけられるようになった。これはカロリー表示によって自分がいかに食べ過ぎているかを学んだアメリカ人が食生活を改めるようになるのでは、という理屈から始められたのだが、最近デュークナショナル大学が発表したワシントン州のキング郡で行った調査によると、こうしたカロリー表示はアメリカ人の食習慣を変えることには全く役に立っていないという結果がでた。

レストランなどのカロリー表示は、肥満問題の解決策として、栄養専門家やレストラン経営者らの協力で始められたわけだが、ほとんどの人はカロリー表示を読んで低カロリーのものを選ぶといったようなことはなく、かえってカロリーなど気にしなくてもいいような人、つまりもともと痩せている人のほうがカロリー表示に興味を示すという。(日頃からカロリーに気をつけてる人なら最初から太らないってことだ。)特に低所得者やティーンエージャーや子供の間では、カロリー表示は全く影響がないという。

最近ニューヨーク市などでは、レストランでトランスファットの使用を禁止したり、サンフランシスコなどではマクドナルドでハッピーミールの販売を止めさせようといった動きや、公共施設や公立の小中学校の自動販売機では糖分の多いジャンクフードやソーダ類の販売が禁止されるところも出て来た。ミッシェル・オバマ大統領夫人が先導して、市販のシリアルやレストランのメニューに至るまで、糖分や脂肪分の成分を規制しようとする動きまである。

いくら子供を肥満の害から守るためだという名目でも、食生活という市民の基礎の基礎になる私生活にまで政府が干渉してくるようになったら、アメリカはもう自由な国などとは言えなくなる。

私は食品のカロリー表示は多いに歓迎する。カロリー計算でダイエットをしている人にとって、レストランのメニューにカロリー表示があるのは非常に助かる。しかし、個々のレストランのレシピにまで国が口出しすることの恐ろしさを考えたら、メタボ市民が多いことの弊害などとは比べ物にならない。

この問題が肥満対策だと思ったらとんでもない。これは子供の肥満や大人のメタボ症候群なんてものとは関係がない。これは左翼リベラル政府が国民をさらにコントロールしようという新しいやり方に過ぎないのだ。

ミッシェル・オバマ大統領夫人は、他人のダイエッとにいちいち口出しする割には自分は恥かしげもなく、ソウルフードのレストランでフライドポテトを頬張ったりバーベーキューリブにかぶりついたりする姿をテレビで放映されている。自分は下々(しもじも)の者たちの規則など守る必要はない、と相変わらずマリーアントワネット気取りである。

いや、庶民はケーキさえ食べるべきではないというミッシェル夫人は「パンがなければケーキを食べればいいのに」と言ったマリーアントワネットより質(たち)が悪いかもしれない。

July 9, 2011, 現時間 9:15 AM | コメント (2) | トラックバック (0)

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日付け → →July 8, 2011

イスラエル、親パレスチナ活動家の入国を拒諸外国の航空会社に拒否名簿を配布

ガザ船団のイスラエル領海侵入と並行して、テルアビブにおいて世界中の親パレスチナ活動家たちによる集会が開かれつつあるが、それに先がけてイスラエル政府は諸外国に危険人物名簿を配布。各航空会社にパレスチナ親派としてテロ活動をする恐れのある危険人物の搭乗を拒否してもらいたいと通達した。

この集会には主にヨーロッパから700人に及ぶテロリスト親派が集まると予測されているが、活動グループの「ようこそパレスチナへ」フランス支部によると、すでに20人の活動家がパリ発ブタペスト経由の便にてパリの空港で搭乗を拒否されたという。

ハマスなどというテロ軍団の親派がテロ応援団のガザ船団と同時にイスラエルに入国にして問題が起きないはずはない。イスラエルの先手打ちは適切な手段と言えるだろう。無論運動家の間からは批判の声が上がっているが、言いたい奴らには言わせておけばいいのだ。

イスラエル側はすでに危険人物として名の知れている人々は搭乗前に拒否されるが、後になってテロリスト親派と解った人間に関しては、テルアビブ到着後に入国を拒否されそのまま送り返される可能性はあるとあらかじめ断っている。外国に来てその国の方針に関する抗議運動をしようというのだから、入国を拒否されても文句は言えない。イスラエルには国の治安を守る義務も権利もあるのだから。

イスラエル国内ではテロリストの犠牲者やその家族らが反テロ集会を同日に同じ場所で開く予定があるという。ヨーロッパの活動家たちはパレスチナの「難民」に関する同情心は示しても、パレスチナのテロリスト達によって虐殺されたイスラエル市民には全く無頓着。

しかしイスラエルで人が集まると、テロリストに狙われる恐れは多いにあるので、イスラエルとしては安全保持に非常な気を使うことだろう。集会に参加する人たちには充分に気をつけてもらいたいものだ。

July 8, 2011, 現時間 12:24 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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星条旗掲揚は近所迷惑? 国旗掲揚権利を裁判で勝ち取った退役軍人

数日前の話だが、7月4日はアメリカは独立記念日だった。独立記念日として非常に適切なニュースを見つけたので紹介しておこう。最近自分の庭に国旗掲揚のための竿を建てようとして近所の家主協会からクレームがついて裁判にまでなっていた件が、協会側が折れるという形で、原告側の勝利となった。

日本でもそうかもしれないが、アメリカでは住宅地において隣近所で家主協会(HOA)を編成しているところが結構ある。これらの協会にはそれぞれ近所の人々がお互いに迷惑をかけずに仲良くつき合えるためという意図でつくった規則が色々あるのだが、協会の委員たちが左翼リベラルだったりすると、やたらと保守的な伝統や習慣が協会の規則に違反するといって阻止されがちである。

オハイオ州住人の退役陸軍人フレッド・クイグリーさんが、自分の家の外に国旗掲揚用の竿を建てようとしたところ、彼の所属するHOAから竿の建設は家主協会の規則に触れるとしてあやうく阻止されそうになった。この問題は裁判沙汰にまでなって賛否両論まわりからも色々物議をかもし出したが、最近、協会のほうが折れて、晴れてクイグリーさんは国旗掲揚を続行することができるようになった。

地元の退役軍人団体アメリカンリージョンはずっとクイグリーさんの権利を支持してきたが、今回の示談に非常に喜び、四日の独立記念日にはお祝いの国旗掲揚儀式に集まるつもりだと語った。

リージョン司令官のサリバンさんによると、全国各地からクイグリーさんを支持する人が集まる予定だと語った。「カリフォルニアの女性から電話がありました。愛国的な歌を歌う歌手で、彼女も来て歌ってくれることになっています。」

クイグリーさんを支持する声はカリフォルニアよりもっと遠いロンドンやインドからまで集まったという。テレビニュースでインタビューされたクイグリーさんは、

「マセドニアから電話をもらいました。」「オハイオのマセドニアじゃないですよ。ホントにマセドニアからです。」

しかし、隠居の身であるクイグリーさんは40から50時間にわたる弁護士の費用をつかってしまったので、経済的には非常な痛手となった。それで、彼の娘はフェイスブックを通じて募金運動を始めたと言う。

どうしてアメリカ人がアメリカの国旗を自分の庭に掲げるために、裁判まで起こしてその権利を守らなければならないのか。リベラル連中はどうしてそこまでして愛国心を攻撃しなければならないのだろう。

左翼リベラルはちょっとでも権力を持つと自分らの思想を他人に押し付けるためにその権力を乱用する。左翼リベラルは心底腐敗した思想だ。よって我々保守は常に守りの体制をくずせない。

July 8, 2011, 現時間 9:12 AM | コメント (2) | トラックバック (0)

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日付け → →July 5, 2011

温暖化説、説明するほど信じる人が減るって、当たり前じゃん!

人為的な地球温暖化説というのは、もう大分前からその信憑性がかなり疑われて来た。カカシは最初っから信じていなかったが、最近は信じてる人より信じていない人の方がずっと多いのではないかと思われる。しかもアル・ゴアのような温暖化説信者が躍起になってその非科学的根拠を「証明」しようとすればするほど、そして科学的事実を学べば学ぶほど、人々は温暖化説への猜疑心をますます深まる一方だという統計調査が発表された。

温暖化説論者たちは、人々が人為的地球温暖化説を信じないのは、一般人は科学的知識が浅いからであり、温暖化説をよく理解していないからだと主張する。よって人々のより深い理解を仰ぐためには市民を教育する必要があるという考えから、世界各国の政府や民間企業によって莫大な金額が温暖化説教育のための宣伝に使われて来た。

にも関わらず、人々は温暖化説を信じるどころか、説明しよとすればするほど猜疑心を強めるという完全に矛盾した態度に出ている。いったこれはどうしたことなのだろう?

エール大学で1540人の大人を対象としたThe Tragedy of the Risk-Perception Commons: Culture Conflict, Rationality Conflict, and Climate Changeという調査で、科学的な教養があり温暖化説に詳しければ詳しい人ほど、温暖化説への猜疑心を深めるという結果がでた。

それってつまり、温暖化説には科学的根拠による説得力が全くないってことではないか!

これが単なるどっかのカルトでアホな信者が似非教祖の口車に乗せられて身上を潰したとかいう程度のことで済んでいるならまだしもだ、地球温暖化説は無数に渡る国際諸国をペテンにかけ、これらの国々が嘘出鱈目を基盤にした似非科学によって種々の法律を通し、それによってあらゆる国で、それでなくても低迷する経済をより悲惨な状態にしてしまったという損害はどうしてくれるんだ、と私は問いたい!

この調査を紹介したパワーラインも書いているが、温暖化説で世界中の人々を騙しておきたいのであれば、アル・ゴアらの温暖化宣教師たちに「黙ってろ」と助言したほうが良いのではないかな?

July 5, 2011, 現時間 6:49 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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日付け → →July 4, 2011

恒例独立記念日ホットドッグ大食いコンテスト、ジョーイ・チェスナッツが5年連続勝利!

7月4日といえば、アメリカは独立記念日。カカシの近所の家々でも星条旗が飾られている。もちろん苺畑家も国旗を掲げた。

我々が南カリフォルニアのこの家に越して来て一年ちょっと。それまでは都会の狭いマンション住まいでベランダがマンションの中庭に面していたので旗など立てても今ひとつ気分が出なかったのだが、やはり一軒家で通りに面していると星条旗も見栄えがするというもの。

さて、独立記念日につきものなのは、毎年恒例ニューヨークのコニーアイランドで行われるネイサンズ主催のホットドッグ早食いコンテスト。数年前までは日本人の小林君がチャンピオンの座を独占していたが、5年前にアメリカ人のジョーイ・チェスナッツ君が小林君を破って以来、彼の連続独走戦となった。

そして今年も、チェスナッツ君は10分間に62本という記録で5年連続制覇を実現させた。これは彼の最高記録ではないが二番のパット・バートレットより9本多い数で悠々勝利。チェッスナッツ君の世界記録は2009年の68本。

長年のライバルである日本代表の小林尊(たける)君は契約上の理由から二年連続で欠席。別会場で独自の早食いイベントを行って同時間内で69本という記録を作ったが、残念ながら公式記録とはならない。

July 4, 2011, 現時間 11:40 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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日付け → →July 2, 2011

あれだけ反イスラエルのオバマ王を何故アメリカのユダヤ系は支持するのか

アメリカは伝統的にイスラエルを頼りになる同盟国として常に支持する立場を取って来た。しかし、オバマ王ときたら、その反イスラエル政策は目を見張るものがある。例えば、1967年前の境界線に戻れというこれなんかは、まるでイスラエルを独立国として認めないとしているアラブ諸国の方針となんら変わりがない。

だいたいだ、1967年の第3次中東戦争(6日間戦争)は、イスラエルが平穏なアラブ隣国に戦争を射かけて侵略占領したというような戦争ではなく、イスラエルの近隣アラブ諸国がイスラエル撲滅のために同盟を結んで一斉にイスラエルを責めた結果、守りのイスラエルに完敗して領地を取られたという戦争だった。自分から攻めておいて大敗して占領されてしまったというのに、いまだにイスラエルを悪者扱いし、しかもユダヤ嫌いの国際諸国はあたかもイスラエルが近隣諸国を侵略したかのように振る舞って、当時イスラエルが取得した土地を返還すべきだと主張する。

だが、六日戦争自体が、新しい境界線がイスラエルの平和を守るために如何に大事であるかを物語っているのだ。それを戦前の境界線まで撤退せよということは、イスラエルに自決せよと言っているのと同じことなのだ。

イスラエルを撲滅したいアラブ諸国やユダヤ人嫌いの欧州諸国が言うのは解るが、親戚のような国であるイスラエルに対してアメリカの大統領がそんなことを言うのは信じられない。

もっと信じられないのは、それをアメリカのユダヤ系市民団体が声を揃えて支持しているという実態だ。ユダヤ系市民への差別と闘う目的で結成され、初期はユダヤ人権保護に努めてきたユダや市民人権保護団体のthe Anti-Defamation Leagueなどは、オバマの中東政策を賞賛する声明文まで出したりしている。

何故アメリカのユダヤ系リベラルはオバマ王の反イスラエル方針を支持するのだろうか?それには大きく別けて三つの説があるとコラムニストのキャロリン・グリックは書いている

先ず第一に、米ユダヤ系はオバマ政権を恐れているという説がある。米ユダヤ系企業家たちは、オバマが再選された場合、ユダヤ系からの政治献金を必要としなくなったオバマは、ジェネラルモータースを乗っとった時に共和党支持の自動車販売店を次々に攻撃したように、ユダヤ系企業も政府からの攻撃の対象にされるのではないかと恐れているという理屈だ。だからイスラエルの件でユダヤ系がオバマに反発すれば、後でどんな制裁を加えられるか解らないと考えているのではないかと。

だが、オバマ政権からの制裁を恐れるなら、オバマ政策を支持するのではなく、オバマが再選されないように努力するのが本筋と言うものだ。オバマが再選の際にユダヤ系企業を攻撃しようと本気で考えているのだとしたら、ここでユダヤ系がオバマを支持するしないは全く影響がないはずだ。

第二の可能性として、米ユダヤ系市民は自分らがユダヤ人であるというよりも、民主党員だという気持ちの方が強いのではないかという考えだ。だがCommittee for Accuracy in Middle Eastern Reporting in America (CAMERA) が行った世論調査によると、圧倒的大多数の米ユダヤ系がイスラエル政府を支持している。

ただCAMERAの調査でも他の世論調査でも、米ユダヤ系が米民主党とイスラエル政府のどちらに肩入れをしているかという質問をしていないので、ユダヤ系市民団体は、オバマ政権のやり方に抗議をし過ぎるとメンバーからの支持を失うのではないかと恐れている可能性はある。

第三の説として、イスラエルの左翼がオバマ方針を支持しているという点。自分らが滅ぼされるような方針を支持するなど信じられないことだが、左翼は何処の国でも同じように愚か者が多い。イスラエルのような国でさえ、テロリストとは断固闘うべきという保守派に対抗するアホな左翼は存在するのだ。

私から言わせれば、米ユダヤ系市民は必ずしもオバマ方針には賛成していないと思う。ユダヤ系を代表すると自負する市民団体がオバマを熱烈に支持するのは、これらの団体がとっくの昔に左翼リベラルに乗っ取られてしまったからに過ぎない。彼らにとって自分らのルーツがユダヤ系かどうかなんてことは全く意味のないことであり、メンバーやユダヤ系市民の意志などどうでもいいことなのである。

だが、同胞を裏切ってナチスドイツに協力したユダヤ系が最終的には自分らもガス室送りになったのと同じで、米ユダヤ系やイスラエルを裏切る左翼リベラルユダヤ系は、その役割が終わればユダや嫌いの冷酷な左翼リベラルから見放される運命にあるのだということを理解していない。ユダヤ人の歴史を見ればそれは痛いほど明らかなはずなのに、「役に立つ愚か者達」とはよくいったものである。

July 2, 2011, 現時間 11:41 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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ガザ船団、アテネで足止めを食う

イスラエルによるガザ航路封鎖を打破すべく、トルコとギリシャから出航するはずだった数隻の船団はエンジンが破損したり、出港許可がおりなかったりで、出航前から色々問題を抱え込んだ。そして本日、出港許可を待たずにギリシャから出航したアメリカ人活動家を乗せた船がギリシャの湾岸警備隊によって引き戻され、船長が逮捕されるという事件まで起きた。

ギリシャ当局によると、逮捕されたのはオダシティーオブホープ号の船長で60歳。(“Audacity of Hope” 「希望を持つずうずうしさ」といった意味で、オバマ王が書いた自叙伝の題名から取ったもの。)名前は発表されていない。

船長は湾岸官制の許可を得ずに出航しようとし船内乗客の身を危険にさらしたとして、罪を問われている。

「オダシティー、、、号」には四人の乗組員と十人の記者を含む36人の乗客が乗っているが、金曜日の夜アテネ付近のぺラマ港から出航しようとしたのをギリシャの湾岸警備隊のスピードボートによって阻止された。

また、トルコとギリシャで船団の船のエンジンが破損した事故に関しては、船団の運動家たちは停泊中にイスラエルの工作員によって破損されたと騒いでいるが、イスラエルは馬鹿げた陰謀説論だと言って犯行を否定している。

調査にあたったトルコ当局によると、エンジンの破損はトルコの港に着く前に起きたもので、意図的な破損ではないと見ている。

イスラエルは当初、船団に乗り込んだアメリカ人記者たちのイスラエル入国は向こう10年間禁止すると強気なことを言っていたが、これまでのアメリカ大統領と違ってオバマ王はいかんせん反イスラエル反ユダヤ人の感情むき出しだ。ここでイスラエルがアメリカを怒らせると、今までは親イスラエルのアメリカに遠慮して黙っていたヨーロッパ諸国があからさまにイスラエルに敵意を示すおそれがあるので、イスラエルとしてもあまり強気に出られないと踏んだよう。10年間入国禁止というのは取り下げたようだ。

オバマ王をはじめアメリカのリベラル連中は何かとイスラエルに敵意を示し、我々の敵であるイスラム過激派のテロリストのかたを持つ。中東でただひとつ民主主義で文明国であるイスラエルをこうもないがしろにするのは何故なのだろう?

July 2, 2011, 現時間 6:03 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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