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May 10, 2008

謎につつまれる聖火エベレスト登頂

東洋危機

昨日のエントリーで紹介したぼやきくっくりさんのエントリーでも、中国登山チームによる聖火登頂の秘密めいたやり方にはいくつかの疑問が残るというご指摘があった。登山チームの全員が無事生還したのだろうかというのもその一つだ。

...気がかりなことがあります。「全員」が無事にチョモランマ(エベレスト)山頂にたどり着いたのでしょうか?

...チョモランマでは通常の登山でも毎年死者が出ており、(アルピニスト・野口健)さん自身、昨年登頂した際に仲間を一人亡くされているそうです。

 日頃から訓練している登山家であっても死と隣り合わせの危険が伴うのに、聖火ランナーたちは日にちが厳命されているから、悪天候の中でも決行せざるを得ない。そういう厳しい条件下での登頂となったわけです。

 1960年代にチベット側からのチョモランマ初登頂を達成したのは中国隊でした。実はこの時、死者が出たのではないかと登山関係者の間で言われているそうです。公式記録には全く載っていないが、「初登頂記録」を輝かしいものにするために公にしなかったのではないかと、野口さんは言います。

 今回の聖火リレーで死者が出れば大変な騒ぎになります。...入山禁止の理由を中国側は「チベット側から入山したチベット人がネパール側に出てそのまま亡命することを防ぐ」としましたが、本当の理由は、聖火隊が遭難した場合に隠すためであろうと、野口さんは見ています。

 近くに別の登山隊がいれば、万一死者が出たらばれてしまう。そうなれば当然、世界中から非難を浴びることになるからです。

全員生還したのかという疑問もそうだが、その前にそもそも本当に登頂できていたのかさえかなり疑わしいと、カカシとは数年来のネット仲間、ハミッシュ・エディさんが指摘している。

聖火をエベレスト山頂に灯すというたいそう派手なイベントもその派手さのわりには、ずいぶんと分かりにくい。

登山隊は本当にエベレスト山頂に到達したのだろうか?

というそもそものところから失礼ながらも疑問を抱く人が少なからずおりまして…。国際的な宣揚という意味では、この聖火のエベレスト登頂はそれほどうまく目的を達成することができなかったのではなかろうかなどと心配になるわけです。

エディが紹介している4月30日ヘラルド・トリビューンの記事によると(翻訳はエディ):

中国国営テレビは、ベース・キャンプから世界最高峰のエベレスト登頂までの聖火リレーを生放送するという、技術的に極めて難しい初の番組を組む準備に取り掛かり始めた。同テレビによると、登山隊は出発地点から8,300メートル(27,390フィート)上を目指し、頂点の8,850メートル(29,035 フィート)を登頂するための準備を終えたという。

しかしながら、31人で構成されているという登山隊がエベレスト頂点のどこで聖火を灯すのか。登山隊はどこにいるのか。そして、いつ頂上に到達するのかなどについての情報がまったくもたらされてこない。北京デイリーのウェブサイトは、この情報の欠如を「ベース・キャンプを覆う不可思議なヴェール」とたとえた。

...新華通信はベース・キャンプにいる天気予報士のYang Xingguo氏が水曜日の遅くに、強い吹雪のため3日は登山できそうにないと語っていたことを紹介している。

中国側はオリンピック100日前を記念して連休中に登頂を達成させたかったようだが、結局達成のニュースがあったのは8日になってからだった。

【北京=竹内誠一郎】北京五輪の聖火を携えた中国の登山隊は8日午前9時(日本時間10時)過ぎ、世界最高峰チョモランマ(英名エベレスト、8848メートル)の登頂に成功、チベット族女性隊員の手で、頂上で聖火が掲げられた。

国営中央テレビが登山隊に同行し、実況生中継で伝えた。

中国チーム以外に目撃者が居ない以上、生中継とかいってもどこから映しているかなんてはっきり言ってわからない訳だし、かなり怪しいものだ。

私は二年連続してエベレスト登山のドキュメンタリーを観たが、サミットへの挑戦は並大抵のものではない。一歩一歩歩くだけでマラソンを完走したかのような疲労を感じるという。標高が高いため空気は薄く、酸素ボンベなくしてはたいていの人は歩けない。頂上で居られるのはほんの数分で、それ以上長居をすると脳に異常をきたすそうだ。だからこんな場所で聖火妨害なんてとてもとても出来るものではない。亡命をするにしてもわざわざ危険なエベレストなど登らずとも他に方法があるはずだ。

中国側のいい分は単なる言い訳に過ぎないことは明白。いったい中国は何を隠しているのだろうか?

May 10, 2008, 現時間 1:45 PM | コメント (1) | トラックバック (0)

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May 9, 2008

聖火エベレスト登頂の「オリンピック精神」

東洋危機

私の英語版のブログBiglizards.net/blogのほうで、いかに中共の留学生が長野や韓国で暴挙を働いたかということを紹介したが、その際に今回の聖火エベレスト登頂について冒頭に書いたところ、親中共のコメンターから、どこからも妨害されずに聖火が登頂できて良かったというコメントがあった。

OK…カカシ、君もミスター苺も反中国側を支持してることは知ってる。だからエベレスト山に関することだけコメントさせてもらう。

個人的に反中国(「親チベット」)の暴徒がオリンピック「精神」に対してやったことをみてきた後で(特に英国やヨーロッパの各地で)オリンピック聖火が邪魔されずにエベレスト頂上まで上るのを見られたのは気持ちよかったよ。

あ、そう。エベレスト登山のために大金かけて何週間も地元で訓練積んで、いざサミットへと挑もうとする登山家を9日間も足止めしておいて、「聖火が邪魔されず」に良かっただって?「チベット解放」という旗を持っていたアメリカ登山家がネバールから追放されたそうだが、中国国外での言論の自由まで圧力かけて阻止しておいて、何がオリンピック精神だ!

このコメンターは以前にもオリンピック聖火を政治に利用するなとチベット支持者達を批判していた。だが聖火を政治に利用しているのはいったい誰なのだとこっちが聞きたい。

ぼやきくっくりさんが紹介している登山家の野口健さんによるとエベレスト登山の現地の様子はこんな感じだ。

自然現象よりも人間社会のほうがよほど怖く、またたちが悪い。なにしろエベレスト街道には中国から私服に化けた公安、または情報機関などのいわゆる工作員ら約50人が潜んでいるとのこと。そしてベースキャンプにも中国大使館員と思われる人物がテントを張り監視活動を行っていた。メラピーク登山最中にもダークグリーンに塗られた軍用機がエベレスト上空を何度も旋回しているのを目撃した。

 やれ5月10日まで上部キャンプに上がってはならないだとか、信じられない事に登山隊付きの医師までもが「ベースキャンプから退却せよ」とのお達しがネパール観光省からあったとのこと。そして山頂を目指していたアメリカ人登山家が「フリーチベット」(チベット解放)と書かれた旗を持っていただけなのにエベレストから追放されてしまったとか。なにゆえに中国は越境までしてネパールにそこまで圧力をかける必要があるのか。そこまでしてなにを隠したいのか。中国はチベット問題を「内政干渉」と表現されるが、ネパールで行っている行為はどのように説明されるのだろうか。内政干渉どころかネパールを完全に支配下におき属国扱いしているではないか。

 「言論の自由」が一切許されない、まるで戦時中の日本の憲兵による、またはナチのゲシュタボのような異常な監視体制化下の中で山頂を目指さなければならない全ての登山隊がまことに不憫でならない。聖火リレーを走った日本人選手の中に「スポーツと政治は別ですから」とのコメントがあったそうな。いかにも綺麗な「正論」でしょう。しかし、もしチベットでの悲劇を目の当たりにしたら、その「正論」が通用しない世界があることを知るに違いない。なにしろ「ヒマラヤ登山」という「スポーツ」が中国の政治によって弾圧されているのだから。(強調はカカシ)

中国国内で自国民を弾圧するのは中国の自由かもしれない。100歩譲ってチベットが中国の一部だという理屈が通って、チベット独立の言論が中国国内で許されないとしてもそれを我々がどうこういうのは内政干渉かもしれない。

だが、今回の聖火リレーで中国の見せた態度はどうだ?中国は世界のどこでも反中共の批判は断固許さない。中国から聖火防衛隊のような暴力団を送り込むか、出なければ地元の中国人暴徒を勧誘して外国で暴れさせ、中国への批判は世界中どこであろうと暴力で対処すると全世界に知らしめたのである。これはまだ度合いは違うとはいえイスラム過激派テロリストのやることと何の変わりもないではないか。

ところで12人の中国登山チームの8人までもがチベット人だったという。多分エベレストでガイドをやっている経験豊かな地元の人間を中国人として起用したのだろう。彼らも中国のプロパガンダに利用されてさぞかし悔しかったことだろう。

こんな国でオリンピック協会はオリンピックをやることを許可したのだ。そんな大失態を犯しておいて、今更政治とオリンピックは別だなんてきれいごとはいってられない。

May 9, 2008, 現時間 2:11 PM | コメント (0) | トラックバック (1)

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April 29, 2008

韓国人もびっくり、聖火リレーで見せた中国人の野蛮ぶり

東洋危機

先日聖火リレーが長野を発って韓国のソウルで行われたという新聞記事を読んだが、そこでも中国留学生が一万人あまり現れて中国国旗を振りまくって脱北者やチベット支持者と小競り合いがあったと書かれていた。浜村淳さんのラジオ番組では、中国人に平和的にデモをしていた韓国人や外国人が殴る蹴るの乱暴をうけるケースもあったときいたが、太田述正さん紹介の朝鮮日報の記事では在韓中国人の理不尽な行動に韓国の世論が反中国へと急変したと書かれている。

韓国の対中世論の劇的な変化

・・・北京五輪の聖火リレーが行われた27日、五星紅旗(中国国旗)がソウルの都心部を覆うと、市民の間で「どこからあれほど多くの中国の青年が現れたのか」と いう驚きの声が上がった。ソウル市民は中国の青年たちによる行動を「愛国心」と理解した。しかし、翌朝には彼らを見る視線は冷淡なものに変わっていた。

・・・世論が急変したきっかけとなったのは、ソウル市中区のプラザホテルで起きた無差別暴行をとらえた動画だった。動画には中国人とみられる100人余りがホテルのロビーに押し寄せ、チベット支援団体のメンバー数人を壁側に追いやり、国旗のポールや手足で暴行を加える場面が映っていた。止めようとした制服姿の義務警察(兵役中の男性が行う警察業務)が殴られもした。中国人らは「殺せ」「謝れ」などと叫んだ。・・・ある大学教授は「外国で自国の聖火を迎える立場ならば、五星紅旗だけでなく、太極旗(韓国国旗)やオリンピック旗も持参するのが常識的な行動だ。五星紅旗だけを持参し、暴力行為まで見られた今回の事態は、民主主義を経験していない中国人が異なる意見を受け入れられないことも原因ではないか」と話した。

中国国内で反政府意見を弾圧するという行為だけでも問題なのに、外国でまで自国民のボランティアを募って反中国意見を暴力で弾圧しようというのだから中国という国は本当にしょうがない。それにしても中国がオリンピック開催国として国際社会の一員であることを証明したかったのであれば、これほど裏目に出る行為はないだろう。

独裁国家ではよくあることなのだが彼らは自分らの力を過大評価してやり過ぎる傾向がある。独裁社会の性質として支配階級は反対意見を受け入れないから建設的な助言を支配者にする政治家も存在しない。もし外交のプロが中国の政治家のなかに存在していれば、諸外国でチベットシンパの暴力的なデモが起きているなら、諸外国の警備体制にその対応を任せ中国はあくまでも被害者を気取るべきであることに気がついていたはずだ。そうすれば「こういう過激派が中国の治安を乱すので中国もその鎮圧に苦労してるんですよ。」と諸外国に訴えることができたからだ。

ところが中共はチベット人に扮した中国人に騒動をおこさせたところまでは良かったのだが、外国へ聖火警備隊を送り込んで平和的に抗議をしている地元民に暴力をふるったり、警備隊を受け入れない国では在外の中国人を募って暴力行為をさせたりと、やり過ぎな行為が仇となってかえって諸外国の反感を買うこととなってしまった。

こういうところに中国の外交の未熟さが歴然と現れてしまったのである。中国はオリンピック開催国として交際社会の一員であることを証明するどころか、一連の事件を巡って、いかに中国が国際社会進出にはまだまだほど遠いかということを証明するに至った。

しかし問題なのは、日本を初めアメリカでも格安の品物はほとんどが中国製。中国製品をボイコットしようにもあまりにも多すぎてとてもボイコットは無理。せいぜい食料品くらいは中国製品を避けているが、ズボンのベルトから石けんの受け皿や電気のコードに至まで中国製品に頼らなければ生きていけないこの情けなさ。我々消費者は安価に惑わされて中国の人権迫害に長年目をつむってきた。しかしここ最近日本からの中国野菜輸入はなんと40%も減ったという。これは政治家が出来ないことを消費者自らがボイコットという形でおこなったすばらしい例だろう。

韓国でも北朝鮮からの避難民のことなどもふまえて、決して中国が韓国の友人などではないことに気がつくべきだ。中国と一緒になって日本を責めているより、韓国と日本は協力しあって中共や北朝鮮の独裁政権と立ち向かうべきなのである。今年のオリンピックが全世界に中国の野蛮ぶりを見せる機会となるのであれば、なまじオリンピックも悪くないかもしれない。

April 29, 2008, 現時間 8:19 PM | コメント (4) | トラックバック (0)

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April 26, 2008

地元民の神経を逆撫でした中国愛国者たちのオリンピック熱

スポーツ , 東洋危機

日本での聖火リレーの模様を朝日新聞で読んでいたら、在日中国人留学生たちが中国政府からあてがわれたそろいのジャージーを着て中国国旗持参で聖火ランナーを取り囲み、リレーも式典も地元日本人には全く見えなかった書かれている。

確かに中国は開催国だが、聖火は中国の所有物ではない。諸外国での聖火リレーでリレーに関われるのが中国人だけなら、外国で走る意味がないではないか。だったら聖火リレーなんか中国国内だけでやればよかったのだ。

しかし、中国政府はこれで宣伝効果を得たと考えているかもしれないが、日本在住の中国人たちはちょっと自分らの立場を軽々しく考えすぎていないだろうか?私が在日中国人ならかなりのバックラッシュを心配するところだ。

2〜3年前だが、アメリカで移民法改正案が提案されたとき、カリフォルニア在住の違法移民が何万とロサンゼルスのダウンタウンに繰り出しメキシコの旗を掲げてデモ行進をしたことがある。このデモ行進の目的がアメリカの違法移民の立場を向上させることが目的だったとしたら、それは完全な逆効果だった。

地元のアメリカ市民たちは大量のメキシコ国旗を振り回しながらスペイン語で抗議をしている外国人たちを見て、彼らを野放しにすれば自国はメキシコ人に乗っ取られてしまうという脅威感を持ってしまったからである。

それでなくてもカリフォルニアの各地では英語が通じない場所が増えている。中南米のひとたちは働きものなのでアメリカ人がやりたがらない低賃金の職につく。それはそれでいいのだが、カリフォルニアのファストフードやガソリンスタンドの店員はほとんどがメキシコ人でまともな英語がはなせるひとが非常に少ない。自然と伝達に障害が生じるため元々外国人に偏見をもっている地元民からしてみれば外国人労働者は忌々しい存在なのである。その人たちがメキシコ国旗を振り回して我が物顔で町に繰り出して反感を得ない訳がない。

すでに日本では中国からの毒餃子に関する中国の不誠実な態度が非常な反感を買っている。それにあわせて在日外国人への参政権などといった理不尽な提案までだされている。そのときに中国人留学生が中国政府の命令通り大量に集まって制服を着てのデモ行進をおこなったら、日本人の在日中国人に対する感情は逆撫でされるだけである。これが在日中国人にとっても日本と中国との交流関係にもプラスにはるとはとても考えられない。

中共のやり方が気に入らなくて中国を出たひとたちまでが、オリンピックフィーバーに浮かれて安易に中国政府プロパガンダの片棒を担ぐ形になっているのは非常に嘆かわしい。中国政府は中国市民のことなどなんとも思っていない。そんな政府に利用されて自分らの外国での立場を悪くしてしまうことは愚かな行為だ。中国文化を誇りに思い中国という母国を愛することには敬意を表するが、その愛国心を中国共産党にいいように利用されていることに在日中国人たちは気がつくべきだろう。

April 26, 2008, 現時間 12:27 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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April 20, 2008

ミスター苺、親中共コメンターにもの申す!

東洋危機

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下記はカカシの英語版ブログに寄せられた親中共コメンターのコメントへのミスター苺による反論である。

**************
中共人権迫害の実態の主題は今日起きているレッドチャイナの暴虐について、特に2008年のオリンピック開催地に選ばれてからの中共の反応について述べることにあった。カカシはいくつもの例をあげて中共の悪行を暴露した。それに対してこのコメンターはこう書いた。

あなたのすべてのポイントが本当だとしても、共産主義者は中国人が誇りを持てる国を建設したとは思いませんか?中国は70年前に存在していた国とは全く違う国になったじゃないですか?世界的な経済、軍事大国へと育ったじゃないですか?自国の二十分の一にも足らない隣国に征服されるような国ではなくなったじゃないですか?交易相手のフランスやイギリスやオランダに顔を泥に押し付けられていた時代には考えられなかったことです。銃口によって無理矢理アヘン中毒の国にされるような危険もありません。占領軍によって10万人の首が斬られるようなこともありません。

ここで共産党による功績として挙げられたすべてのことは、同じようにロシアの共産党やドイツのナチス党にも言えたことだ。コメンターが一つ忘れたことといえば、電車が時間表通りに走るようになったということくらいだろう。

これらのことは単なる近代化の要素であり、近代化が独裁政権を通ることによってのみ現実とされるなどという考えは馬鹿馬鹿しい。近代化は社会主義が存在するずっと以前に自由民主主義によって発明されたことは誰でもしっている。

私は共産主義を弁護しているように見られてますが、そんなことをするつもりは全くありません。でも香港にしても台湾にしても今日の中国の偉大さの足下にも及びません。

弁護する気がないならなんでするんだよ。「偉大」さっていうけどね、単に徴兵した兵士が大勢いて核兵器がたくさんある軍隊があるって言うだけで偉大なんて言えるのか。それにしたって技術はすべて西側諸国から盗んだかソビエトのお下がりを買い取っただけにすぎないじゃないか。

一体他にどんな「偉大さ」のことを語っているんだ?どでかいだけの墓みたいな形の役所ビルの偉大さのことか?汚染がひどくて川が干上がり、近隣の民が食中毒をおこし、外国に毒野菜を売るはめになってる公害の偉大さのことか?

もうあとひと世代もすれば、中国は完璧な民主主義とはいかないまでも、もっと自由でオープンな社会になると期待します。

だがそうなるためには現存する機関の悲劇的な崩壊が起きなければならない。そんなことになれば大量の飢餓、流行病、中国文化の死滅、何百万という中国人の死も免れないだろう。なんという期待すべき未来だろうか!

それにしたってうまくいくとは限らない。そんなふうに崩壊した後の社会に続くのは独裁政権であって自由社会じゃない。それに俺たちは一度でもそんな巨大な崩壊した社会に面したことがない。しかもおそろしい核兵器や生物兵器や化学兵器があり、文字通り何百万人というAK-47を持った元軍人がいる国が崩壊したらどういうことになると思う?彼らが暴力団などの用心棒になることは間違いない。よくそんな社会を落ち着いて期待していられるな。

そんな最期の日が訪れるのを横で傍観したり、侵略された近代化前の種族の落ち度を探す前に、どうしてそんな地獄が最初から起きないようにつとめようとはしないのだ?自由、個人主義、資本主義を脅かす共産主義と戦おうとはしないのだ?

蒋介石が毛沢東に勝っていれば、中国は共産主義になったりせずに近代化することができたはずだ。それは台湾を見ていればわかる。

俺たちはみなファシストや共産主義者が近代人であることは知っている。だが彼らは自由主義者でもなければ、自由経済主義でもなければ、寛容主義でもなく、暴虐的で殺人狂で拡大主義で個人の権限などはなから考えちゃいない、基本的な悪なのだ。

こんなことがいまだにわからない人がいるなんて信じられない。もう俺たちの社会的DNAの中に組み込まれていても良さそうなもんだ。

社会主義のみが現代社会への入り口じゃない!それどころか社会主義は現代社会への一番悪い入り方だ。なぜならその動きの性質そのものが現代化を凍結しそれ以上の成長を拒むからだ。

レッドチャイナは発展的じゃない。レッドチャイナは育たない。片田舎でまだ前近代社会の生活をしている人々に20世紀の価値観を押し付ける以外には。そして19世紀の産業革命メンタリティーで20世紀の生産力を取り入れれば信じられないほどの公害が生まれるという訳だ。

自由と個人主義なくしては中共は決してポストモダンの社会に加わることは出来ない。中共は決して旧ソビエト連邦以上のレベルに届くことはない。中国がいまだに存在できるのは西側諸国から発展技術を盗んでいるからにすぎないのだ。

共産主義ユートピアは魂を殺す。旧ソ連や北朝鮮やキューバやベネズエラがそうであるように。

2008年に住むポストモダンの人間がポストモダンな基本的に個人主義による発明であるパソコンで、こうも熱烈に一世紀も前の社会主義の偉大さを語れるなんて信じがたい。.

基本的にこれが私の先のコメントの要点です。つまり中国は国際オリンピック協会(IOC)によって2008年にオリンピック開催国として選ばれたのです。 しかもボイコットの話は即座に始まりました。オリンピックがもうはじまろうという今となって反中の狂信はフル回転を示しています。まさしくギアーアップです。

政治はオリンピックの外でされるべきです。反中狂信は政治アジェンダに支持された多くの面から行われています。「オリンピック精神」もなにもあったものじゃありません。

だが、国際オリンピック協会が中共をオリンピック開催国に選んだことそのものが政治的な目的だったのだ。

中共はオリンピックなんか開くに値する国じゃない。奴ら世界貿易機関のメンバーシップにも値しなかったように。それなのに開催国に選ばれたのは、ポストモダン社会の利益を与えれば中国が奇跡的に21世紀の世界に入り「光を見る」という国際社会のナイーブな政治的考えから開催国の権限が中共に与えられたのだ。

だが中共は21世紀の光をみるどころか、1936年のナチス政権下のオリンピックをお手本にし、1920年代のソ連の経済政策を忠実に真似る行為にでたのだ。は、驚きだね!

あなた(カカシ)も書いてるように、反中国のアジェンダはチベット問題が起きるずっと以前に起き中国はそれに反応せざる終えなかったのです。

カカシは中共が「反応せざる終えなかった」云々とは書いていない。そういうのは自分でひどいことをやっておいて被害者に「ほらみろ、おれにこんなことをさせやがって!」という奴らのいう理屈だ。

反スターリン政策がスターリンにグーラグで何百万という人々を殺させた。反クメール・ルージュ運動がポルポトに「インテリ」と呼ばれる外国語が話せるとか字が読めるとか眼鏡をかけているというだけで殺させることになったという理屈だよ。

それをいうなら反帝国主義が大英帝国に銃口を向けさせて中国にアヘンを買わせたともいえる。何にでも使える便利な口実だなんだよ。

中国の暴虐を弁護するためにどんなことが言われているのか聞いてみたことがあるのか?これなんか最高だよ。コメンターはジョージ・フリードマンの書いてるStratForを引き合いに出してしてこんなことを書いてる。

もし中国がチベットから撤去すれば、市民の動きを阻止する軍隊がいなくなり、北京は多くの人々が(インドから)チベットに流れ込むのを恐れているのです。もしそのような移住がおこればチベットはインドの延長となりインド権力の先端となるでしょう。そのようなことがおきればインドのフロンティアは中国の中心部である SichuanとYunnan を直接見下ろすことになるのです。

無論、目的が帝国主義の中国が全世界を独裁することにあるというなら、このような事態が望ましくないというのはまさしくそうだろうよ。イスラム教原理主義者も全く同じ圧力を感じているだろうからな。

だがインドは民主主義の国だ。 俺たちは中共に沿ってるそういう自由民主主義の国を支持すべきなんじゃないのか?俺は中共の独裁者が民主主義を恐れる理由はわかる。だがなんだってこのブログのコメンターがそれを恐れる理由があるっていうんだ?

中国はダライ・ラマをインドの操り人形だと考えています。彼らからしてみればインドはその気になればダライ・ラマを沈黙させられるのにそうしないのはインドが彼に共謀しているからだと、、、

もちろんインドは中国では犯罪とされている宗教の自由に「共謀している」だろうさ。

中国は2008年オリンピックを勝ち取ったのです。他の国が気分を害したのは事実でしょう。(特に開催国に選ばれなかった国は)中国は冷戦時代から遥かに進歩しました。2008年開催国となったことがその進歩の証です。

レッドチャイナの弁護人がどれほど理屈をひしゃげるか見ていると驚くよ。俺たちが宗教や言論や報道の自由を支持するのは2008年のオリンピック開催国に選ばれなかったからだって言うのか?

StratForの理屈は何だよ?レッドチャイナは中国の真ん中にあるチベットの自由を許すのが怖い、なぜなら自由は中共の独裁を脅かすからだ。事実フリードマンが書いてるのはそれだけだ。西側諸国がその帝国主義を支持すべきだなんてことは書いてない。

かつてアメリカ人や他の西洋人が自由を求める人々を支持する理由があると考えた時があった。それが留置されたり処刑されたりする理由ではなく。俺はアメリカが情けないよ。

中共の暴虐な犯罪を弁護する代わりに、何百万という人々が大量に死ぬような未来を受け入れる代わりに、なぜ自由、個人主義、ユダヤ・キリスト教を基盤とした宗教、本当の意味での資本主義などが中国で栄えることを応援しないのだ?なぜ60年来の中国の悪夢から中国人を救うことに努力しないのだ?

それこそが正しく大切な行いのはずだ。それこそがアメリカ人たるもののすべきことのはずだ。

April 20, 2008, 現時間 10:00 PM | コメント (1) | トラックバック (0)

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そこのけそこのこけオリンピックが通る! 中共人権迫害の実態

東洋危機

The English version of this entry can be read at Biglizards.net/blog.

先日から私とミスター苺が経営している英語版のブログ、Biglizards.net/blogにおいて、中共、特にオリンピック関係の話を英語で紹介しているという話はしたが、それに寄せられた親中共へのコメントから、カカシはアメリカの読者は中共の悪行についてかなり無知なのではないかと考えた。そこでオリンピックに備えるという口実でいかに中共が自国のジャーナリストやキリスト教徒や仏教徒やオリンピック関係の予定地に住んでいるという不運な立場に置かれた一般市民を虐待しているかその実態を紹介した。これはその翻訳版である。日本の読者の皆様はすでにご存知のことと思うが、このようなことはほとんどアメリカの主流メディアでは報道されていないので復習のつもりで読んでいただきたい。

**************
私の前回のエントリー「チベット暴動はやらせ、中共によるチベット弾圧の口実か」 に寄せられたコメントを読んで、アメリカの読者の皆さんはここ一ヶ月あまりに起きている中共によるチベットへの弾圧行為をご存じないのではないかと気がついた。いやそれをいうなら、読者諸君は中国共産党政府がこれまで2008年8月のオリンピックに向けて自国の市民に対して、強制立ち退きなどを含めキリスト教徒や仏教徒への迫害など、まるでご存じないのだと思うので、今日はそれについて改めてお話ししたいと思う。

2001年に北京が2008年の夏期オリンピック開催地に選ばれてからというもの、チベット問題が始まる何年も前から、北京オリンピックをボイコットしようという呼びかけは日本の保守派ブログの間ではすでに起きていた。もう読者の皆さんは「国境なき記者団」による下記の「ボイコット、北京」のロゴを何回かご覧になったことと思う。



Olympic handcuffs

ボイコット北京 2008年

国境なき記者団(Reporters Without Borders)とは報道の自由を訴える国際的な組織であり、中国でのオリンピックをボイコットしようと一年以上も前から運動を初めている。

反中共精神は日本の右翼の間では非常に強い。彼らの多くは1930年代の大日本帝国による中国侵略を、中国を古い封建制度から近代化するために救済したのだと信じているくらいだ。無論そのような考えは偏見に満ちた見解かもしれないが、 日本右翼による中国の共産主義が悪であるという考えは完全に正しい。

話を先に進める前に私の履歴について少し述べておこう。私は冷戦時代に日本で生まれ育ち、後にアメリカに帰化した。私は常にソビエト共産主義を心から憎んできたし、そのいとこにあたる中国共産主義も同等に憎んでいる。そして北朝鮮やカンボジアやベトナムのマルクス/毛沢東主義も大嫌いである。

言うまでもないが、私は中国人を嫌っている訳ではない。私には中国人の友達が何人もいるが、彼らほど中国共産党を嫌っている人々もいないだろう。私は毛沢東やその後継者が自国の民やチベット人、モンゴル人などの少数民族に対して行ってきた悪行に心から憤りを感じている。

そこで私は中共がいかにしてオリンピック「準備」のためにひどいことをしているか、ここに提示する。オリンピック準備という口実で彼らがどんなことをしているか読者諸君が少しでも知れば、中共に少しでも言い分があるなどとは考えられなくなるはずだ。

強制立ち退き

中共政府はオリンピック関係の土地にたまたま住んでいるという不運な人々を強制的に立ち退かせている。国営の建設会社は住民に充分な立退料を払わないため、多くの住民が立ち退きを拒否している。 だが拒否するとどうなるか? こうなるのである。



Olympic removal

建築業者に家を破壊されて呆然とする住民

2007年の元記事へのリンクは切れているので、下記は「日本は日本、大陸は大陸」ブログのサイトから引用した。

来年夏の北京五輪に向け、建設ラッシュが続く北京の南部、豊台区のマンション建設現場で、立ち退きに反対する住民の家屋の取り壊しが29日始まり、自宅の屋根の上で抵抗していた住民2人が農薬を飲み、一人が意識不明の重体となった。開発業者は移転を拒む家の周囲を2〜4メートル掘り下げ、 “陸の孤島”として立ち退きを迫っている。10月の中国共産党大会で打ち出された「民生」重視も掛け声倒れのようだ。

 この日は開発業者が雇った数百人の保安要員らが周囲を立ち入り禁止にし、住民に退去を要求した。しかし、殷永利さん(53)と妻の廬桂敏さん(50)は自宅屋根に上って抵抗。業者側が引きずりおろそうとした時、夫婦は農薬を飲んだ。殷さんは病院に運ばれたが意識不明、芦さんも手当てを受けた。その後、消防車が放水する中、シャベルカーとブルドーザー3台が一気に取り壊した。

 夫婦は30年以上も住み続けており、「政府の開発許可も出ていないマンション建設だ」として立ち退きを拒否してきた。廬さんは病院で「中国共産党に希望を抱いていたが、これほどやられるとは思いもしなかった」と怒りをぶちまけた。

これは決して特別な例ではない。このような強制立ち退きは北京ではここ数年日常茶飯事に行われているのである:

ジニーバに本部を置く国連機関の「居住権と立ち退きセンター」(COHRE) は2005年、中国に対して名誉とはいえない「居住権違反大賞」を授与した。センターのスコット・レキー所長は「北京政府はオリンピック施設を建てるため少なくとも40万人を立ち退かせたことを認めている」と語った....COHERはさらに「800年の歴史を持つJiaodoku 地域は2003年7月に真っ平らにされてしまい、オリンピック関係の建設のため、2000家屋以上が破壊された」と報告している。

上記の夫婦のように切羽詰まった中国の市民たちは中国政府への最後の抗議として自殺に走る例が後を絶たない。

もうひとつ大きく報道された事件に2003年10月1日のものがある。北京在住のYe Guoqiangさんは中国政府によるオリンピック建設のために強制立ち退きをさせられたことに抗議し、Jinshui橋から飛び降り自殺をはかった。 彼は落下から命は取り留めたが、違法抗議活動をしたとして拘束された。Guoqiangさんはひとりではなかったようだ。2003年11月、北京住民1200人以上がインターネットで署名をしGuoqiangさんへの支持を示した。 2003年10月にはほかに7人の抗議者が社会に不穏を起こしたとして起訴され、2004年にはさらに二人が逮捕された。2004年、別の抗議者 Ye Guozhu さんは自分の家と経営していたレストラン二軒を破壊されたことに抗議した罪で拘束され4年の禁固刑を課せられた。天南門では2004年の9月から12月にかけて毎日のように破壊と立ち退きを抗議するデモが行われていた。

反体制者の取り締まり

オリンピックに向けて中共は ジャーナリストへの弾圧を強化した そしてオリンピックで訪れる人々に余計なことを言いそうな職業の人間への弾圧も徹底的に行われた。インターネットの使用者への取り締まりもここ数年いっそう厳しくなった。国際社会からは「オリンピック精神」などかけらもないやり方だとの批判も聞かれる。

オリンピック関係の土地からの強制立ち退きのほかにも、北京の地方政府は町のイメージアップのために再教育強制労働キャンプ送りの対象を拡大し、無許可の広告活動やチラシを配ったり、白タクシー、無許可屋台、乞食物乞いなどの罪も強制労働キャンプ送還への対象に含めることにした。

中共の宗教弾圧は悪名が高いが、ここ数年その弾圧は急激にエスカレートしてきている。2008年2月7日付けクリスチャンポストによれば:

中華援助年間リポートが水曜日に発表した報告によると、中国は2006年に比べ去年キリスト教徒への取り締まりをよりいっそう厳しくし、取り締まりを受けた信者の数は全体的に増加したとある。

2007年における18地区において60件の民家協会への取り締まりが行われ、2006年の46件から増加した。迫害された人数も前の年の665人に比べ788人と増加した。そして逮捕されたり拘束された人の数は650人から693人と6.6パーセントの増加となった。

....

中国政府は民家協会のリーダーたちを対象にするだけでなく、最近は都市で起きているキリスト教活動を阻止することに力をいれている。報告されている60件の迫害事件のうち半分を超す58.3パーセントが都市部で起きている。 迫害された人の数も全体の599人のうち76パーセントが都市部在住だった。

中国政府はキリスト教印刷物も対象にし、キリスト教関係の書物の印刷、運送、販売などに関する7件の事件が報告されている。

この印刷物に関する事件のなかでアメリカの新聞だけを読んでいては決して知ることの出来ない信じられないようなことが去年起きた。

キリスト教徒のビジネスマンで民家協会のリーダーとしても名の知れたでZhou Hengさんは、2007年8月31日、3トンの聖書を受け取った罪で正式に逮捕された。

Zhouさんは政府登録の本屋を営んでおり、キリスト教関係の書物を合法に中国国内で販売している。Zhouさんはバスの駅へ3トンの聖書を引き取りにいったところで逮捕された。聖書は韓国の協会から地域の信者に無料で配られるために送られてきたものだという。しかし政府は国で定めた協会以外での聖書の印刷や規定された数以上の配給は禁止している。

Zhouさんは牢獄で他の囚人や看守から殴る蹴るの暴行を受けたと言われている。公安公共省(PSB)はいまだに判決も出さないが、Zhouさんを釈放してもいない。

チベット暴動の演出

中国には言論も報道も中央政府が統括している。政治思想もスポーツもどんな仕事にも登録証明が必要で何もかも厳しく取り締まられている。書店までもが登録を必要とされ政府許可のない聖書をうっただけで経営者が逮捕されてしまうという国だ。共産党が市民の宗教をコントロールし、無論ひと家族に何人子供が生めるかまで取り決めしている。中国では令状もないまま逮捕され、無期限に判決もないまま拘束され、殴られ、人々は他にどうしようもない、共産党の意のままなのである。

これでも中国は「独裁政権」ではないというのか?

こうした流れで考えれば、オリンピックによって前代未聞の国際社会からの注目を浴びている中国共産党が、目の上のたんこぶであるチベット人に克つを入れてやろうとしたとしても不思議でもなんでもない。この際だから中国に恥をかかせるチベット人はとことん弾圧してやろうと考えたのも理解できるというものだ。しかし、非暴力が売り物の平和的なチベット僧侶を暴力で弾圧するためには何か口実が必要だ。どうしたものだろうか?

こう考えれば解決策は明白なはずだ。チベットで「暴動」を演出し、それがチベット僧侶の先導によっておきたことにし、一気に軍隊を送り込む。そして外国でもいくつか「チベット人」による聖火をもぎ取ろうとするような暴力的な騒ぎを起こさせることによってチベット人の理不尽を国際社会に訴える。世界のエリートメディアはこぞってこれを報道し、中国の弾圧を正当化してくれるというお膳立てだ。問題なのは侵略者で征服者の中国ではなく、チベット人のほうなのだと。「奴隷の立場に抵抗しているチベット人こそが問題なのであり、チベット人を迫害している中国がわるいのではない!」というわけだ。

これなら1950年代から60年代にかけて人種差別に抗議して抵抗運動を行った黒人に向かって、差別をされている黒人が悪く差別的な法律を通して黒人を弾圧した白人が悪いのではないと言っているのと同じだ。

しかし当ブログに寄せられたいくつかのコメントを読んでいると、中国共産党のプロパガンダはかなり効果が上がっているようだ。
*************

次回はこのエントリーに寄せられたコメントへのミスター苺の反論を掲載する。乞うご期待。

April 20, 2008, 現時間 3:07 PM | コメント (0) | トラックバック (1)

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April 15, 2008

中共やらせ記事への読者の反応

東洋危機 , 狂ったメディア

先日、チベット人らしき男性がパリで聖火ランナーを襲ったのは、中共のやらせなのではないかというエントリーをカカシの英語ブログBiglizards.net/blogで紹介した話はしたばかりだが、そのエントリーに寄せられたコメントを見ていて非常に驚いてしまった。どれもこれもオリンピック開催を妨害しているのはチベットだ、聖火を襲うなどもってのほか、という批判ばかり。チベット人らしい人が中共の旗を持ったひとたちと並んで歩いている写真をみても、現場にいく途中にたまたま一緒の道を歩いただけ、特に意味はないと完全無視。

同胞が何百人も祖国で虐殺されているのに、その加害者である中共支持者と肩を並べて歩くなんてことが普通の神経でできるとは思えない。ましてや聖火を奪い取ろうなどと考えている過激派ならなおさらである。しかしここでカカシは気が付いた。アメリカの読者はこれまでの中共とチベットのいきさつを全く知らないだけでなく、中共がオリンピックに備えてどれだけ自国民の人権を迫害してきたか、政治犯の厳しい取り締まり、邪魔になる住民の強制立ち退きなど、何も知らないのではないかということだ。

日本では中共のこれまでの悪行がかなり報道されてきているし、毒餃子などでも象徴されるように、中国からのテロ攻撃の疑いさえあるくらいなので、中共がいくら情報規制をしてもチベットからのニュースは結構はいってくるし報道もされている。

ところが、アメリカでは2〜3年前には毒ペットフードや毒歯磨きの件があったり、去年は増血剤で何百人という死傷者をだしているというのに、日本で聞かれるのような中国批判の声がほとんどきかれない。直接的な被害だけを考えたらアメリカの方が日本よりもよっぽども激怒していいはずであるが、そのような雰囲気はまるでない。

どうもアメリカには中国に対する盲点があるように思えてならない。

私が掲示したチベット人らしき人の写真だが、彼がユタ州のソルトレイク市に住むチベット人だと本名まで書いて指摘したコメンターがいた。ちょっと検索してみたら、これが全くの人違いであると地元の新聞に載っていた。にも関わらずネット上の噂のみで、中国人ブログのサイトではこの人の住所氏名と電話番号まで掲載してしまったとうのだからひどい。

中国兵がチベット僧の袈裟を持って立っている写真についても映画の撮影の途中だという中国政府側の説明があったことはみなさんもご存じの通りなのだが、どの映画の撮影中だったのかという話ですでにカカシの英語ブログのコメントには三つの説が寄せられている。

ポピュラーな順に並べると「レジェンド 三蔵法師の秘宝」(2002)、次が天下無賊(2005)、そして一番新しいのが紅河谷(2005)となっている。

いったいなにを根拠にこういう映画の題名が出てきたのかわからないのだが、どうも確たる証拠があっての主張ではないようなのである。ただ、兵士たちの制服が2005年以前の規定のものであることや、冬なのに夏服を着ているという点については真実なので、この写真が今回の暴動の際に撮られたものではないということは事実なのかもしれない。

ミスター苺がチベット関係の雑誌の裏表紙に載ったというのを確認するため、その雑誌を購入しようとしたところ、出版社から2003年の文だけ売り切れだと言われたそうだ。売り切れるようなポピュラーな雑誌じゃないはずなのだが、必要な年の分だけ売り切れているというのも不思議なはなしではないかな?

April 15, 2008, 現時間 1:22 AM | コメント (4) | トラックバック (0)

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April 13, 2008

チベット暴動はやらせ、中共によるチベット弾圧の口実か

東洋危機 , 狂ったメディア

English version of this entry can be read at Biglizards.net/blog.

昨日陳さんとこのサイトでパリで車いすの聖火ランナーを襲ったのは中共のまわし者で、あれはやらせだったのではないかという記事を読んだので、それをカカシの英語版ブログで紹介したら、すごい反響で日曜日だというのにアメリカのメジャーなブログにいくつもリンクされてしまった。陳さん、どうもね。

昨日もちょっと書いたが、あれだけヨーロッパや日本で評判になっている中国の聖火防衛隊についてアメリカのメディアは全然報道していない。それをいうならチベットに関する記事すらあまり読まない。だから私みたいな零細ブログの記事が突然スクープになってしまうとうわけだ。それだけアメリカメディアはこのことに関心がないという証拠。

日本の読者の皆様はもうご存じだと思うが、この写真は、中国ではいかにチベット独立運動家が暴力的であるかを証明する象徴だと報道され、これをもとに聖火防衛隊ひいては中国のチベット地区弾圧への正当化に利用されている。



Chinese Attacks Wheelchair Torch Bearer

車いすの聖火ランナーを襲うチベット人らしき男性

この男性がかぶっているバンダナの模様は明かにチベットの旗。



Tibetan flag

チベットの旗

参考までに中国の国旗はこちら。



Chinese flag

中共の国旗

最初の写真だけをみていると、確かにチベット独立支持者がかよわい障害者の女性を襲っているかのようにみえるが、この事件が起きる前にこの同じ男性が中共の国旗を誇らしげに翻している中共支持のグループに混じって仲良く歩いている写真が発見された。



Fake Tibetan -- actually Chinese -- with friends

本当のお友達と歩くチベット支持(?)の若者。 国旗に注目

もしかしてこのチベット人は本当は中国の工作員なのでは?中国のことだからあり得ないことじゃない。以前にも中共の軍人がチベット僧侶に変装して暴動をはじめ、それを口実に中国の武力行使による弾圧がはじまったという話を読んだことがある。

その証拠として、東洋の諸ブログでこの写真が評判になった。



Chinese soldiers holding fake Tibetan monks' robes

チベット僧侶の服をあてがわれた中国兵たち

中国政府はこの写真は映画のエキストラとして中国兵がチベット僧侶を演じた時のもので、今回の暴動とは全く関係がないという説明をしたが、実際に映画の撮影中だったという確たる証拠が発表されたわけではない。本当に撮影中の写真だったなら、ほかにも別のアングルからとった撮影所の様子などを写した写真があってもよさそうなものだし、エキストラとして映画に出演している兵士の写真などが指摘されてもいいはずだが、そのような写真は公開されていない。

また、2003年にチベット関係の雑誌(the Tibetan Centre for Human Rights and Democracy 、TCHRD)の裏表紙に掲載されたという話もあちこちのサイトに書かれているが、実際にリンク先の雑誌のホームページにいってみると表紙の写真はあるが、裏表紙の写真はどこをみても見当たらない。念のためPDFのファイルを"movei" "robes"などで検索してみたが、この写真はどこにも掲載されていない。

しかし、たとえこの写真が本当に映画の舞台裏を写したものだったとしても、チベットの暴動は中国政府によるやらせだという話はダライ・ラマさえ主張している説で、なまじデマとはいえないのである。

大紀元が転載した カナダの新聞記事 によると、英国の通信省GCHQ、( the Government Communications Headquarters)は中華人民共和国軍が 暴動を演出したと考えているとある。

世界の半分の電子通信を宇宙から監視している英国のGCHQと呼ばれる通信機関は、中華人民共和国軍(PLA)が僧侶に扮して何百というチベット人の死傷者を出すことになった暴動のきっかけを作った、とするダライ・ラマの主張が真実であると確認した。

GCHQの分析者は北京の指導者らは、すでに夏のオリンピックを前に好ましくない注目を浴びている、この地域にくすぶる不穏な状態を鎮圧すべく意図的に計画されたものであると考えている。

元記事のG2 Bulletinは購読料が必要なので転載記事のリンクを参照のこと。

というわけなので、たとえ僧侶の衣装を持つ兵士らの写真が単なる映画の舞台裏写真だったとしてもチベットの暴動が中共のやらせだったという疑いを拭うことはできない。

そしてもちろん、最初のチベット支持者とされる男性が犬猿の仲のはずの中共支持の人たちと仲良く歩いていた事実を説明することもできない。

それにしても中共の情報操作がこれほど裏目に出るとなると、中共もオリンピック開催国になどならなければよかったと今は後悔しているかもしれない。

April 13, 2008, 現時間 6:38 PM | コメント (0) | トラックバック (2)

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April 12, 2008

聖火防