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July 30, 2017

地球は過去19年間温まっていない、冷却期に入る恐れも

映画 , 科学

この間、ダンカークという映画を観に行ったときに、アル・ゴアの空想非化学映画「不都合な(不)真実」の続編トゥルーストゥパワーの予告編(ビデオ)を見てしまった。あんまりバカバカしかったので、トランプがEPA(環境庁)をつぶしてやると演説している部分でわざと拍手を送ってやったら、後退派左翼で牛耳られる映画館ではかなりの顰蹙を買ってしまった、私とミスター苺に向かって「黙れ!」「トランプは裏切り者だ、このくそ野郎!」などとヤジが飛んだ。

しっかしながら、アルゴアがいっくら映画なんぞを作ってみても地球温暖化が起きていないという「不都合な真実」を変えることは出来ない。

今年の五月に紹介された記事なのだが、デンマーク気象研究所Danish Meteorological Institute (DMI). の調査によると、北極の海氷は例年よりずっと厚く、地球はここ19年間全く温暖化していないということが解った。

2016年12月から北極の気温は零下20度(摂氏)以下が続いている。4月現在の北極海氷は13年前の4月の厚さまで戻った。さらに海氷が非常に薄いと言われた2008年に比べて今年の海氷の厚さはどこも少なくとも2メートルはあるという。グリーンランドのアイスキャップはこの冬、ここ数年に比べて速い速度で増えている。

エルニーニョのおかげで例年にない暑さと言われた2016年だが、記録的に暑いと言われた17年前の1998年のエルニーニョの時同様、数か月後の今は0.6度ほど温度が下がっている。

ということは、地球温暖化の傾向は19年前から全くないということになる。

地球は温暖化が起きているどころかミニ氷河期に向かっているという説もある。最近の太陽活動の減少から三年以内にかなりの温度低下が見られるだろうというもの。地球は230年周期で冷却するが、その周期は2014年に始まり2019年にはずっと気温が落ち込むという予測だ。

気象学者らによると、太陽活動の大きな現象が予測されており、2020年から2053年までの33年間に極度の冷却が期待されるという。もし本当に地球が冷却周期に入っているのだとしたら、温暖化などよりずっと世界経済に悪影響を及ぼす。

地球気象周期研究所の会長デイビッド・ディリー(David Dilley)氏によると、地球の温暖や冷却の周期は地球と月と太陽の引力関係によって決まるという。それぞれの周期は約12万年周期で巡ってくるが、そのうちでも230年周期で小さな温暖冷却が巡ってくる。西暦900年からすでに五回に渡って温暖化周期が巡ってきたが、その度ごとに冷却期が続くという。

前回の温暖化周期が終わったのが1790年。2020年はその230年後にあたる。そのことからディリー氏は2019年あたりから極度な冷却が始まるだろうと予測している。そうなった場合、イギリスでは1940年に見られたような摂氏零下21度などという温度を見るかもしれない。「2019年からはじまる冷却は2020年から2021年の間に地球の温度を1940年から1960年のレベルまで引き下げることでしょう」とディリー氏は語る。

2019年になって本当に地球冷却化が始まったら、アルゴアはじめ温暖化迷信の妄信者たちはどうするのだろうか?それでも地球は温暖化してると喚き続けるつもりなのだろうか?

July 30, 2017, 現時間 8:46 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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June 5, 2017

トランプ大統領は正しい、パリ協定は富の分配でしかない

科学

トランプ大統領は先日パリ協定から離脱する旨を明らかにした。世界中のメディアはこれで地球が崩壊するかのように騒いでいるが、もともとパリ協定は地球温暖化を口実とした国際的な詐欺であり事実上富の分配でしかない。だいたい環境汚染で最大の有罪国である中国やインドにはアメリカを中心に環境保全に努めているアメリカやカナダが金を支払うということからしておかしい。二酸化炭素排出量減少に何の努力もしていない国に何故我々が金を払う必要があるのだ?

よしんば地球温暖化は問題であり二酸化炭素排出量が温暖化を促進していると信じていたとしても、パリ協定はその解決には何の効果もないのだということを理解すべきだ。

本日は地球温暖化批評家として有名なビヨーン・ロンボーグ博士(政治学)サイトからなぜパリ協定からの離脱は正しいのかを説明しよう。

パリ協定は非常に高くつく

二酸化炭素排出の根源となる化石燃料と引き換えになる他の安い燃料を見つけずに、その排出量だけを規制した場合、もっと高値の燃料を使わなければならなくなり、経済が伸び悩む。高額な燃料の使用により国内総生産の伸びが遅まり、その損失額は年間一兆ドルとも二兆ドルともいわれている。

パリ協定は温暖化阻止にほとんど効果がない

パリ協定の公式目標は2100年までの温度上昇を摂氏1.5度未満に抑えることだ。しかし各国の排出規制は2030年までしか決められておらず、しかも目標の気温上昇を2度以下に抑えるために必要とされる排出量減少の1%程度の達成しか求められていない。つまりパリス協定は99%の問題を先送りする形になっているのだ。パリス協定が歴史的な合意であったかのように世界の権力者たちは吹聴していたが、京都協定の時でもわかるようにパリス協定など絵に描いた餅でしかないのである。

グリーンエネルギーは化石燃料に取って代わるには程遠い段階にある

太陽光発電や風力発電が化石燃料に取って代わると言われて久しいが、現実は全く程遠い状態だ。アメリカではオバマに取り入った中国系企業にアメリカ国民の血税がつぎ込まれて太陽光発電会社が次々に創設されたが数年でほとんどの会社が大幅な赤字を抱えて倒産した。世界中で何億ドルという資金をつぎ込んで始めた代替え燃料は世界中の燃料のうち、風力が0.5%、太陽光が0.1%という惨めな割合でしか補えていない。グリーンエネルギーなんぞまったく現実的ではないのである。たとえパリス協定に従って3兆ドルの資金を直接子注ぎ込んだとしても風力や太陽光パネルが補える燃料は世界中で必要なわずか1.9%程度だという。

上記の三つの問題を考えると、パリス協定がいかに愚かで無駄で、そして危険な協定であるかがはっきりするはずだ。パリス協定において地球温暖化を防ぐ効果はほとんど見込めず、しかもその代償は計り知れない。こんなバカげた協定からはさっさと離脱して成功である。

June 5, 2017, 現時間 1:31 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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May 29, 2017

大悲劇!トランプ大統領がパリ協定から離脱したら地球の温度が0.3度Cも上がる!100年後に、、、

科学

昨日トランプ大統領は国際的な地球温暖化対策であるパリ協定を支持しない意向を明らかにした。実際にパリ協定から離脱するかどうかは近日中に発表があるようである。

【ワシントン=川合智之】米メディアは28日、トランプ米大統領が外遊前、プルイット米環境保護局(EPA)長官らに地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」から離脱する方針を内示していたと報じた。ただ主要国首脳会議(タオルミナ・サミット)で各国首脳はトランプ氏にパリ協定から離脱しないよう働きかけており、思いとどまった可能性も残る。トランプ氏は方針を週内に正式発表する。

しかしアメリカがパリ協定から離脱したら地球は大変なことになっちゃうぞ~という記事Watts Up With Thatを読んだのだが、この記事でインタビューされた科学者によると、パリ協定離脱によって二酸化炭素排出の量は一年に3兆トンにも及ぶとし、最悪の状態で今世紀の終わりまでに0.3度C気温が上がる可能性があるというもの。え?最悪の場合でも今世紀終わりまでに0.3度の上昇?何それ?

トランプ大統領の決断を目前に控え、先日フェイスブックに人為的地球環境変化説(俗に地球温暖化説)を信じない人間は何が真実であるかの判断能力がないと批判するビデオを掲載した「ともだち」がいて、普段はこういうバカげたビデオは無視するのだが、気まぐれに「問題なのはこういう怪しげな科学をもとにして社会政策がつくられることなんだよね。」と書いたところ、ちょっとした言い争いになってしまった。

ともだちやその友達連中は、温暖化は圧倒的な科学で証明されている、97%の科学者が同意している、と喚きたてるので、あんたら一人でもスケプティクス(批評家)の意見を聞いたことがあるの?と聞いてみると、そんなものはいくらも読んだことがある。奴らの説は嘘でたらめで科学に基づいていない、という答えが返ってきた。そしてある人間はこのジャーナルを読めとリンクを送ってきたが、それは特定の調査書ではなくてジャーナルのリンク。そんな膨大な資料のなかから何を読めというのだろう。

で、ある一人が批評家の意見で科学ジャーナルに発表されたものがひとつでもあるなら紹介しろというので、気象学者のロイ・スペンサー博士の本を紹介したところ、スペンサーさん(あえて博士とか教授とか言わず)はバリバリの宗教家で進化論を信じてない非科学的な人間だ、そんなやつのいうことは信用ならんね、という答えが返ってきた。スペンサー博士は生物の進化は偶然の出来事ではなく神の創造だと信じており、これは特に非科学的な考えとは言えない。なぜなら神が生物の進化を設計(デザイン)したのだとしたら、特に矛盾はないからである。

ま、その話は置いといてだ、要するにフェイスブックの「ともだち」は実際に批評家がどのような批評をしているかという内容を議論するのではなく、単に批評家の人格を責めることしかできないというおざなりな結果となった。まあ、そんなことだろうとは思ったけどね。

はっきり言って私が聞きたいのは次の数点。

1)地球温暖化は起きているのか?
2)起きているとしてそれは問題なのか?
3)問題だとしてそれは人為的な原因によるものなのか?
4)人為的な原因だとしてそれを是正することができるのか?
5)是正できるとして犠牲を払うだけの価値はあるのか?

上記のコメントで私は私の場合、今1)と2)の間で止まってるんだよねと書いておいた。もし最悪の場合でも100年近くで0.3度Cの上昇だったら我々の生活にどれだけの支障を来すというのか。そんなの一日における温度差より低いじゃないか。単なる誤差の範囲だろう。誰も気が付かないような温度差だ。

それに地球の温度が多少上がることは悪いことではないという説もある。いや、それを言うなら二酸化炭素排出量が多いほど食物が育つという例もある。

というわけなので、トランプがパリ協定から離脱する決意を固めたとしたらいいことだと思うがね。

May 29, 2017, 現時間 9:47 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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February 17, 2017

トランス『女』は生物学的にも男じゃないって言える神経

フェミニズム , 科学

アップデートあり:後記参照。

ユーチューブでちょっと有名なライリー・J.デニスという男が居る。彼の存在を知ったのは若いアルトライト連中が彼のビデオをしょっちゅうおちょくっているからなのだが、今回はエブリデイフェミニズムという後退派左翼馬鹿フェミサイト、いつもトンデモビデオをこさえているデニスとしても特に突拍子もなく馬鹿げた見出しがついていたのでつい読んでしまった。(さすがにビデオを見る気にはなれなかったが)。題していや、トランス女は生物学的にも男子ではない!No, Trans Women Are NOT ‘Biologically MaleFebruary 10, 2017 by Riley J. Dennis というもの。

先ずデニスを知らない読者のために説明すると、彼は自称「トランス女」なのだが、日本のテレビ番組で人気のあるオネエさんたちと違って女性に見せようという努力を全くしてない男だ。彼は髪の毛を伸ばしてマスカラをつけている以外は女性の振りさえしていない。興味のある人はリンク先からビデオでも見ていただければわかるが、声も男のまんまだし話し方も全く男そのもの。ホルモン治療も整形手術もする気はないと常に言っているし生まれつきな女性以外には魅力を感じないとも認めている。

最初にデニスはトランスジェンダーなんぞ存在しないと思っている人は最初からこのビデオを見ないでくれと言っている。このビデオはトランスジェンダーの存在は認めているが、生物学的な性を変えることは出来ないと考えている人のためのものだという。それで性別(ジェンダー)は社会的構造であるが、性(セックス)は生物学的であると考えるのは間違いで、真実は性も生物学的なものではなく社会的構造なのだ、とデニスは主張するのだ。

だいたい性と性別が別物だという考えからしておかしい。カカシちゃんは生物学的には女子だが性別は男子だ、なんて何の理屈にもなっていない。セックスとジェンダーは同義語であり切り離すことは出来ないのである。だから、性は生物学的なものだと信じている人は、それがセックスでもジェンダーでも同じことなので、デニスの屁理屈がどういうものなのか紹介したいと思う。

カカシがトランスの人がよく使う言い回しで特に嫌いなのが「生まれたときに指定された性別」という言い方だ。人間は生まれた時点で誰かに「はい、あなたを男子/女子と指定します」などと言われるわけじゃない。あえて誰かが指定したとしたら、それは神様だろうが、デニスは無宗教者だというからそれも無理。

性/性別は単に生物学的な識別である。一般には新生児の性器でその識別は行なわれる。確かに性器がはっきりしていない新生児も居るが、その場合は染色体を調べればはっきりするし、それで中性だった場合にはインターセックスという例外として識別される。 インターセックスはあくまでも例外である。

性の識別は科学的にはっきりしている。いつか人間の染色体まで変えることが出来る日が来るかもしれないが、今の段階では性は男女の二つしかない。そしてそれは受精したときから一生変ることはないのである。

デニスの屁理屈は、『一般人は染色体だのホルモンの検査だのを受けるわけではなく、性器の形で男子か女子かを決められている、しかし最近は整形やホルモン治療で見かけなどいくらでも変えることが出来るようになったのだから、生物学的にも異性への転換が可能になった。』というものだ。

デニスがこういうことが言えるのは、彼が生物学を全く理解していないからだ。一般に男子と女子の違いは見かけで区別がつく。しかし男女の差は見かけの違いだけではなくもっと複雑なものだ。先ず第一に生殖機能の違い。女性には妊娠して出産するという機能がある。どれだけ男子が女子に見えたとしても彼が子供を宿して生むことは不可能である。同時に男子には女子を妊娠させることが出来るが、どれだけ男性ホルモンを受けていようと彼女に女子を孕ませることは出来ない。

もちろん女子でも不妊症の人も居れば男子でも女子に妊娠させることが出来ない人もいる。閉経した女子が女子でなくなるのかといえばそうではない。生殖機能は男女を区別する上で非常に大事な要素ではあるが全ての要素ではない。

筋肉や骨の密度、骨格の違い、内臓の違い、そして近年明らかになった脳の違いなど、男女の差は数え上げたらキリがない。確かに我々は双方ともヒトではあるが男と女ではまるで別な動物であるかのごとく違うのである。

生物学的な違いは我々の自我に非常に大きな影響を与える。個人が自分が何たるかを感じるとき、この遺伝子とは切っても切れないつながりがあるのだ。どれだけホルモン剤を摂取しようと性器を整形しようと人の中身を変えることは出来ない。

それでもまだ、ホルモン治療やいた~い去勢や乳房除去手術などをやって、より異性にみせようと努力しているひとならともかく、デニスのようにそんな努力を全くせずに、どうみても単なる女装男が女性だと感じただけで生物学的にも女性になれると言い切れるその神経って、いったいどうなってんだと私は聞きたい!

毎月の生理の痛みや不快さを感じたこともない男に女の何がわかるっつうの!初潮の苦しさ、長年に渡る生理の不快さ、予期せぬ生理に衣服を汚してしまった恥かしさ、妊娠や出産の喜びと苦しみ、または女性に生まれながら不妊に悩む苦しみ、10年にも渡る更年期のつらさ、そんなもの何にもわからないくせに、想像もつかないくせに、

そういういう男が女面(おんなづら)するな!

アップデート:実は~、デニスはあたかも自分がトランスジェンダー女の代表みたいな顔をしているが、トランス女でもデニスを嫌っている人はかなり居て、そのなかでもデニスは本当のトランス女ではないと言い張るトランス女たちが結構居るということを知った。

彼ら(彼女ら?)によると、普通トランス女は自分の男性的な体格には嫌悪感を持っているのだという。考えてみれば体は男なのに心は女だと信じている人々にとって、常に男性を思い出させる男性器や骨格やのど仏などは自分が男性であることの確証として忌み嫌われるのというのも理解できる。

ところがデニスは別のビデオのなかで、自分の体のなかで特に嫌いな部分はないと言っている。繰り返すがデニスは髪を多少長めに伸ばしていることと、マスカラを塗っている以外はとりたてて女性らしい格好をしていない。彼が好んで来ているタンクトップの外にはみ出している幅広い肩幅や筋肉質な腕や人一倍大きな喉仏にしても、まるで男性そのもの。そういったものをデニスは特に隠そうとしていないし声も完全に男のままで話し方も全然女らしくない。

生まれた性に一致した身体に全く抵抗がなく(よってホルモン治療も整形手術も受ける気がない)生物学的な異性に性的魅力を感じる人間って、単に普通の男じゃん!彼のどこがトランスジェンダーなんだよ?!という疑問が生じるのは当然。

で、とあるトランスジェンダーブロガーによると、デニスは本当は生物学的にも精神的にも完全な男だが、トランスジェンダーを装って、馬鹿げたビデオを作り続けることによって本当のトランスジェンダーをおちょくって、その信用度を落とそうとしているのではないかというのである。

もし、デニスがトランスジェンダーのパロディキャラを演じているとしたら、彼のばかばかしいビデオは大成功を収めているといえる。なにせアルトライトからもフェミニストやレズビアンやトランスといった左翼連中からもデニスはバンバン叩かれて、彼のビデオのヒット数はうなぎのぼり。ユーチューブはヒット数が多ければ多いほどお金になるのだから、デニスの狙いはそこにあるのかもしれない。

February 17, 2017, 現時間 7:29 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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January 16, 2017

少子高齢化と人口減少は関係ない?

ビジネス , 科学 , 移民問題

先日お話した日本の少子化についてのビデオで紹介されていた、現代社会研究所所長・青森大学社会学部教授古田隆彦(ふるたたかひこ)氏のインタビューを見つけたので読んでみたら、なんか目から鱗が落ちたという感じがした。古田教授によると人口減少は決して悪いことではなく、これは社会形成の転機なのであり、「人口減少はビジネスチャンス」だと語る。

まず教授は、人口減少の原因は少子化でも国民の高齢化でもなく、出生率にくらべて死亡率が高いということでしかないと語る。

過去40年間、ほぼ3~4年ごとに1歳ずつ伸びてきた平均寿命が限界に近づき、今後は10年経っても1歳伸びるかどうか、という段階に入り、2005年前後から死亡数が出生数を追い越します。そのため人口が減るのです。その本質を見誤って、少産・多死化を少子・高齢化と考えるから悲観論一色になるのです。

教授に言わせると、問題なのは出産適齢期の女性数が減っている限り、出生率を高めるのはむずかしいとのことだ。しかし、だからといってこれが問題なのかといえばそうともいえない。

人口減少が「問題」となるのは、生産者の数より扶養者の数が増えて、生産者への負担が高まるという点にあるが、教授はどの世代が子供でどの世代が老人かという定義を変えるだけでこの問題は解決するという。

最大の問題はいまだに65歳以上を高齢者、すなわち被扶養者と決めつけて議論していることです。この定義は平均寿命が70歳前後だった1960年頃に決められたもので、寿命が80歳を超した現在には合わないのです。現在の65~74歳は体力や気力もあり、仕事、貯蓄、資産運用などで経済力も維持しています。

 70歳が平均寿命のとき、最後の5年間の面倒を社会が見ようと高齢者を65歳としたならば、80歳が寿命の現在は75歳から高齢者とするべきでしょう。今後3年ごとに高齢者の定義を1歳ずつ上げていけば、2035年前後の75歳以上は2045万人となり、現在の65歳以上より494万人も減るのです。

はあ、なるほどね~。確かに年金というのは最後の5年くらいを目安に作られたもののはずなのに、最近の「老人」は長生きだから年金を15年も20年も受け取っている。うちの隣のご隠居さんなんかもう90歳を過ぎているから、年金暮らし25年以上!

教授はさらに子供の定義も変えるべきだという。

一方、子供は0~14歳と定義されていますが、これは1960年代にWHO(世界保健機構)の提案を受け入れたものです。当時は進学率が高校約60%、大学など約10%で、10代の大半が働いていました。ところが、現在では高校進学率は97%に達し、10代後半はほとんど未就労です。そこで、子供の定義を10歳繰り上げて24歳までとし、同様に今後3年ごとに1歳ずつ上げていけば、2035年には1800万人となり、現在の14歳以下より50万人も多くなります。

いっくらなんでも30歳を子供というのはおかしくないかな?確かに学士や博士を取るとなると30歳くらいまでは働けないから収入がないという意味で「子供」と定義するのもわかる気はするが。

しかし年金支払いの年を75歳に引き上げたとしたら、55歳定年とかいう制度は見直す必要がある。熟年でも普通に働ける場所がなければ定年から年金授与までの20年をどうやって生きたらいいのかということになる。

そのためには、もちろん60~70年代の働く場を確保する必要がある。65~75歳の「ハイパーミドル」が年金を負担しつつ、生活を保障できるチャンスを社会が提供するべきでしょう。企業だけでなく、例えば大学や高校も経験豊かな社会人を講師として採用する。行政の窓口でも、窓口業務の上手な定年退職者を活用するべきです。

銀行の窓口とか昔は妙齢で綺麗なお姉さんたちがやっていたが、最近では結構パート主婦も増えたし、長年働いて経験のある人たちを使わないという手もない。それに若い人が激務で過労死しているという状況があるなら、企業は職員を増やしてシフト制を取り入れて、シニアの職場を確保してはどうなのだろうか?

また教授は人口が減るということは顧客も減るということなので、多くの人に買ってもらうというより、高額なものを買ってもらう、何回も買ってもらう、多く買ってもらうといったビジネスモデルに切り替えるのも大切だという。

スマホとかコンピューターとか個器の数ではなく、それにつけるソフトの販売に力を注ぐべき。確かにそうだな。スマホが普通になってきている現在は10年前では考えられない「商品」が売られるようになった。ポケモンゴーなんてのがその典型だろう。

教授は日本のアニメとかゲームとかオタク製品の輸出などで成功している企業もあるので、そういう分野の開発も必要だろうと語っている。

シニアシチズンの年齢を定義だけ変えて75歳からにしてみても、もしその人が65歳以下のひとたちより病気がちだったり体力が極端に落ちていたりしたら若いときのような生産性はなくなる。高齢社会では高齢の人々がなるべく長く健康を保てるようにしなければならない。もし日本社会が、いや文明社会が人口減少による生産率の降下を防ぎたいなら、出産率向上に力を入れるよりも、高齢者の健康維持のための医学開発に力を入れるべきなのかもしれない。

January 16, 2017, 現時間 8:42 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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December 18, 2016

またまた記録的に寒い冬が始まった

科学

地球温暖化説が毎年毎年ものすごい勢いで崩壊しているが、今年もまた例年以上に寒い冬になるらしい、という話を書こう書こうと思っているうちにさむ~い冬がアメリカ各地で、もう始まってしまった。日本でもすっごく寒いらしいが、読者諸氏風邪などひかないようにお気をつけあれ。

この記事を読んだ時点で、今年の冬は北極風の影響で例年平均より華氏で35度、摂氏だと37度以下になる予測だとあり、数日中に気温は急激に下がるだろうと書かれていたが、実際に本日はノースダコタやモンタナ州では命に関わる寒さになっているとか。モンタナの気温は摂氏零下34度。外には10分以上でないようにと忠告されているほどだ。

北極からの風が太平洋からの風と合流して降雪につながっており、東海岸のあちこちで雪が降っている。ウィスコンシン、バーモント、ニューハンプシャー、そしてメインといった州で豪雪が降っており、土曜日だけで15cm以上積もったとか。ボストンでは133年来一番寒い12月17日となった。

これからも寒く長い冬が続きそうだが、カカシは新年早々東海岸に出張の予定。やだな~!

このブログを書き始めて10年以上経つが、ほぼ毎年のように今頃になると「今年の冬は記録的に寒い冬になりそうと書いてきた。これはアメリカだけの現象ではない。北半球はもう10年近く全体的に寒い冬が続いている。いったい何年こういう冬が続けば地球温暖化説は間違っていたということになるのだろうか?いったいどの科学者が勇気を持って「我々は間違っていた。」と認めるのだろう?

未だに国連は温暖化を阻止するために二酸化炭素排出量を減らそうとかいって先進国に色々圧力をかけている。カリフォルニア州はこの間の選挙でスーパーなどでビニール袋を無料で提供することが禁止になった。日本ではすでにビニール袋ひとつにつき7円くらい取っているのを2~3年前に帰国した際に見ているが、カリフォルニア州では一袋10円。たくさん買い物したら何袋も使うから、これを毎回払っていたら結構費用がかさむ。で、この袋代は何処へ行くのかといえば、結局州が税金として取り立てるというだけで、これが温暖化防止にどういう影響があるのか全く不明。(実はまるでないのだ!)

苺畑家ではこれを予測してもう数年前からスーパーのビニール袋をたくさん集めておいた。物置にはビニール袋で一杯。

若い世代の人は覚えていないだろうが、カカシが子供の頃は、主婦は買い物の際に買い物籠というものを持って行った。これはプラスチックやビニールではなくウィッカー。イメージはこういう感じ。そろそろ我が家も買い物籠を購入するときが来たのかな?

なぜ時代をさかのぼらなければならないのか、進歩にはそれなりに理由があったのに。

December 18, 2016, 現時間 9:25 AM | コメント (2) | トラックバック (0)

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December 11, 2016

ポリコレによって脅かされる女性の健康

フェミニズム , 科学

ちょっと前に読んだ記事なのだが、男女の脳の違いを研究している科学者たちは、女性蔑視の汚名を着ることを恐れて自分らの研究発表が容易にできないという内容だった。それで、女性特有の脳の病気など、治せる可能性のある病気の治療がままならないという。

ここ何十年、フェミニストたちは男性の脳も女性の脳も同じだと主張してきた。その非科学的な政治的に正しい説は、性別に適した薬品の開発をきわめて難しくしているという。この記事によると神経学者らによれば、男性と女性の脳はあきらかに違う。

男と女では筋肉や骨格や運動神経など大差がある。病気にしたところで心臓病は女性より男性の方が多いことや、男性に子宮がんはあり得ないとか、男女差があることは誰もが認めることだ。それなのに脳みそだけが男女全く作りが同じと考える方がおかしい。

フェミニストたちが間違える点は、違う=優劣がある、と思い込んでいること。 たとえばオリンピックの選手でマラソン選手と体操選手のどちらが優れたアスレートか考えたとき、どちらも優れた運動選手であることに変りはないが、それぞれ違った意味で優れている、比べようがない。それと同じで男女の脳はつくりは違うかもしれないが、それぞれ違った面で優れていると考えれば特に問題はないはず。

男性と女性とで脳のつくりが違うので、薬に対する脳の反応にもかなりの違いがあるという。しかし科学者たちはフェミニストたちからのセクシストという批判を恐れて救命の可能性がある薬品開発に消極的なのだという。.

UCLA大学のラリー・カヒル脳神経生物学者は主流神経学会の間で嫌われ者になることは承知のうえで、女性の脳卒中患者に効果的な薬品開発について神経学調査医学ジャーナルにその結果発表をした。そのなかで博士は女性にとって効果のやる薬品が男性にも効果があるとは限らないと記す。

たとえばアルツハイマーは男性と女性とでは脳のどの部分が影響を受けるかが違うのだという、つまり、男性と女性とでは脳の細胞の死に方が違うのだ。その差がわからなければ双方に見合った適切な治療は困難になる。

カヒル博士は男女の脳の差についての研究はしないようにと警告されたが、脳移植が麻痺した手を動かす可能性のある研究をあえて進めている。また同博士はLazaroidsという薬品の研究についてのべった。この薬品は男女合同のテストではその効果が明らかではなかったが、それは単に男子には効果があったが女子にはなかったというだけのことかもしれないという。だが、研究者たちは女子と男子の違いを認めようとしない。よってこの薬品の本当の効果力を正しく調べることが出来ないで居るのだ。

さて、ここで私は興味深いことに気が付いた。脳神経学の専門家たちが男女の脳の違いについてまともな研究発表をすることすら憚られる時代に、実際に男女の脳の違いを証明する検査を普通に行なっている医師がいるのだろうかということだ。

聡明な読者諸氏はもうカカシの疑問をお察しだろう。そう、トランスジェンダーの人々が自分らは精神病患者なのではなく、生物学的な性とは違う異性の脳みそを所持しているだけだと言い張っていることに注目していただきたい。脳神経学者でないトランスたちにどうしてそんなことがわかるのか?彼らは脳神経科のお医者様にペットスキャンでもやってもらって自分が異性の脳みその持ち主であることを証明してもらったのか?

いや、それはあり得ないだろう。なぜならカヒル博士がいうように、そのような研究はノンポリコレとして学会では認められていないからである。

最近トランスジェンダーのポリコレのほうがフェミニストのポリコレよりも優勢だ。男女の脳に違いはないと主張するフェミニストたちはしょっちゅうトランスポリコレの連中から講演を阻止されている。ターフという侮蔑語まで作られて罵られ虐げられている。となると、トランスジェンダーたちは遂に脳神経学者の男女脳研究を可能にしてくれるのだろうか?

私はそうは思わない。かえってトランスジェンダーたちはその研究を阻止するだろう。万が一男女の脳を簡単に見分ける方法が開発されたとしても、トランスジェンダーたちはそんな検査は拒否するだろうし、もしもトランスジェンダーの識別を脳検査によって行なうなどという法律を誰かが提案しようものなら、トランスコミュニティーから大バッシングを受けること間違いない。

なぜか? それは自分はトランスジェンダーだと言い張っている人々は心の底ではそうではないと知っているからだ。いや、確信はしていなくても、自分はトランスではなく単に精神異常なだけかもしれない、と認めることが怖いのだ。自分がトランス女だと言い張っていた男性が検査によって男性の脳を持っていることが判明したら、もうすでにしてしまったホルモン治療や去勢手術などどうすればいいのだということになる。

科学が政治によって左右されることは本当に恐ろしい。だが、地球温暖化似非説がここまでまかり通ったのも政治と金がらみである。だから誰もが本当だと思っていることが通らず、科学的に間違ったことが横行してしまうのだ。

そしていつもどおり、フェミニストたちの間違った考えの犠牲になるのは他ならぬ女たちである。本当のフェミニストなら今すぐ男女の脳は同一だなどという非科学的な考えは捨てて、科学者たちの研究の邪魔を止めて欲しい。

December 11, 2016, 現時間 9:59 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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December 4, 2016

アメリカは記録続きの寒い冬、今年はもっと寒くなる

科学

近年、毎年この時期になると『今年は記録的に寒い冬になるそうだ』と壊れたレコードのように繰り返しているカカシだが、今年は更にその記録更新となりそうだという予報を読んだ。

そうこうしているうちに、日本では54年ぶりに11月に雪が降ったとかで、日本もかなり厳冬が予測される(日本語)ということだ。

    ・2016年冬から2017年にかけては厳冬になると予想!

    ・日本海側では2010年のような大雪になる可能性があり!

    ・平均気温としては高めだが、寒暖差が激しく身にしみる寒さになる!

December 4, 2016, 現時間 8:54 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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February 24, 2016

外国語勉強中に母国語を忘れる人は習得が早い

科学

この間、アメリカ人と結婚してホノルルに住み始めて数年という日本人の友達と食事中、彼女が「英語がそれほどうまくなってるわけでもないのに、日本語を忘れちゃうのよね。」と言う。「カカシちゃんはアメリカ生活長いのに、よく忘れないわねえ。」とも言われた。実は私もアメリカに住み始めてほんの数ヶ月という時にそういう体験をした。英語もろくろくしゃべれないのに日本語忘れてどうすんだよ、と自分でも情けなくなったのだが、実はこれは外国語を学ぶのに誰もが通り過ぎる関門であるようだ。

本日見つけたこの記事バイリンガルな人の「脳の構造」についての最新報告は非常に興味深い。冒頭の記者の体験談が私の体験とそっくりなのに驚いた。

留学先のメキシコシティから数日ほど帰国していたときに、わたしは父親に「『lavadora』を使ってもいい?」と尋ねた。

「何だって?」。父はスペイン語がわからなかった。とはいえわたし自身も、メキシコで半年ほど過ごしてやっと会話できるようになったくらいだ。洗濯しようとして、頭のなかに浮かんだ唯一の言葉がスペイン語だったのはなぜだろう?

「あぁ、うーん…服を洗うやつ」。自分に何が起きているのか、わたしにはわからなかった。

「洗濯機のことか?」

「そう、それ!」とわたしは言い、20年以上も覚えて使っていた名詞を認識し、安心した。

私の場合は「冷蔵庫」が思い出せなくて、里の母に「リフジレーター」と言ってしまって戸惑わせた記憶がある。

ペンシルベニア州立大学で、バイリンガル能力とその認知的影響を研究している心理学者、ジュディス・クロールは「バイリンガルが操る2つの言語は、しばしば“競合”するものです」とワシントンDCで開かれたアメリカ科学振興協会の演説で語った。

この記事の記者は英語を母国語に持つスペイン語とのバイリンガルだが、「スペイン語を話すときは、意識して認識のスイッチを切り替えなければならない。何年もの間、毎日スペイン語を話していてもそう感じる。」と書いているが、まさしくカカシも同じである。

カリフォルニアではそういうことは先ずないが、ハワイのホテルに泊まっていてフロントに電話をしたりすると、日本名の客からの電話だと「はい、フロントです」と日本語で答えてくることがある。特に大手ホテルではこういうことがままあるのだが、英語で話すつもりで電話をしたのに日本語で返ってくると一瞬言葉につまって「え~、あ~、は~」となってしまう。

反対に、特に意識していないときには、どちらの言葉で話しかけられてもきちんとその言葉で答えたりする。以前にミスター苺が仕事に熱中しているフランス人の同僚にフランス語で話かけたら、普段はフランス語など話たこともないのに、ちゃんとフランス語で答えてきて、ミスター苺が知ってる簡単なフランス語でやり取りをしたのに、その同僚は他のことを考えていたらしく、自分がフランス語をしゃべっていることにしばらく気づかなかったという。解るなあ、その気持ち。

クロール教授によると、外国語から母国語に切り替える時も、母国語から外国語に切り替えるのと同じ作業を脳はしているのだという。「特に外国語の環境にどっぷりつかっていると、母国語を見つけるのに一苦労します」とクロールは言う。「一瞬、パニックになるかもしれませんね」

「第2言語を学習中、母国語は忘れやすくなるかもしれません」とクロールは言う。「ですが、それは言語を規則化するための重要なプロセスなのです」。彼女の実験結果によると、「母国語を忘れるといった学習初期に表れる影響を受けやすい人は、第2言語を習得する能力に優れているかもしれない」という。

そして、話す単語1つひとつを選択するのは、脳が重量挙げをしているようなものなのかもれない。(略)バイリンガルが常に直面するこのような負荷は、不要な情報をふるいにかけて決定を行う能力(実行機能)の向上につながるとクロールは考えている(

記者も書いているが、私も日英バイリンガルな友達と話すときは、言葉が日英ごっちゃになることがある。これは自分の怠慢のせいだとおもっていたのだが、そうでもないらしい。

「1980年代、人々は言語の混合は病的なものだと考えていました」とクロールは言う。「しかし、実際はごく自然なものです」。また、(言語を混同することで)わたしの脳が怠けているというわけでもない。わたしはいまだに単語を選ぶたびに2つの言語から選んでおり、単に毎回同じ選択をしているわけではないのだ。

私の場合、自分が選んだ単語がどっちの言葉に属するかどうか一瞬忘れることがある。それでレストランで「お勘定、プリーズ」とか言ってしまって変な顔をされてから、「あれ、お勘定って英語じゃなかったけ?」なんて首をひねったりしている。

この間はミスター苺が「チェックプリーズ」といいながら両手の指をつかって四角を作った。実はこれは日本の「お勘定」とか「おあいそ」のときのボディランゲージ。英語の場合は指で署名をするしぐさになる。私といつもお寿司屋さんに行ってるせいで、ミスター苺のボディランゲージがバイリンガルになってしまった、、のかも?

February 24, 2016, 現時間 3:18 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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February 9, 2016

幼児の性同一性障害治療を巡って首になった小児精神科医にみる政治と科学

フェミニズム , 同性婚 , 科学

私は以前から性同一性障害の治療は性転換手術にあるという考え方に非常な疑問を持ってきたが、それが幼児に対する治療である場合は特に、親が幼児を性同一性障害患者として異性となることを奨励するのは幼児虐待だと主張してきた。思春期を迎える前の子供の性同一性障害専門医で子供が生まれた性を受け入れる方が好ましいという思想で治療を進めていた医師が性同一性障害医療クリニックから解雇されたという記事を読んで、この問題は医療や科学とは全く別のトランス活動家の政治活動に悪用されていると痛切した。

左翼市民運動の活動はどんな運動でも元になる問題とは別に、自分らの左翼権力促進が根本であることがほとんどである。だから女性解放運動にしろ、黒人運動にしろ、同性愛人権運動にしろ、本当の目的は社会から差別されたり弾圧されたりしている少数派の人権を守ることではなく、運動の主導権を握っている人間らの権力を強化することにある。

幼児の性同一性障害を専門に治療してきた精神科医ドクター・ケニス・ザッカー医師はこの道では有名な研究家である。現在65歳のザッカー医師はカナダのトロント市の病院で何十年も幼児期の性同一性障害の治療と研究にあたっており、何冊も研究書を発表している。そのザッカー医師が突然にして彼が勤める(幼児及び少年と家族の性同一性クリニック) the Child Youth and Family Gender Identity Clinic (GIC), を解雇された。その理由というのも、医師の幼児の性同一性障害は子供の成長に任せてなるべく異性変更への道を強制しないという姿勢がトランス運動家らの怒りを買ったからである。

ザッカー医師は決して性同一性障害が存在しないと主張しているわけでも、思春期を越した青少年が性転換に進むことを拒絶しているわけでもない。同医師の治療法は、思春期前の幼児の性同一性に関する混乱は幼児期だけに起きる一時的なものであったり、周りの環境に左右されたりするもので、本当の意味での性同一性障害とは判断できない場合が多いため、あえて早急に異性への変更に取り組むべきではないという常識的な考えに基づいている。

それをトランス運動家たちは、ザッカー医師がトランスの子供たちを無理やり普通の子供に戻そうと野蛮な治療を行なっているかのように訴え、その政治力で医師をの解雇を実現させてしまった。これは本当に性同一性障害やその他の精神病に悩む幼児に対して非常な悪影響を及ぼすものだ。

私は性同一性障害という精神病が存在しないとは思っていない。いやむしろ持って生まれた自分の性を受け入れられないのは精神病だと考えるのは当然のことだと思っている。だが性同一性障害が病気であるならば、その治療法はきちんと科学的に研究されるべきであり、政治が介入すべきことではない。

もしもホルモン投与や整形手術によって障害者の病気が本当によくなるというのであれば、それはそれとして認められるべきことだ。しかし性適合手術を受けた人々の自殺率は受けなかった人々と比べて同率かもしくはかえって高いという調査がある。治療が治療前の症状を悪化させているとしたら、これは有意義な治療方法とは言いがたい。

それでも分別のわかる大人がすることであれば、危険覚悟の治療も許可されるべきかもしれないが、それが幼児となるとそう簡単にはいかない。

子供というのは周りの環境に左右されやすい。男勝りの女の子が回りから「あんたは男の子に生まれてきたらよかったのにね。」と常に言われたら、自分は単に男の子の遊びがしたいだけの女の子が自分は男であるべきなのだと思い込んでしまう危険は多いにある。また、自分が異性だったらいいのに、と願うことと自分は異性であると思うこととは別である。そういう子供をいっしょくたにして異性への転向を回りが奨励するのは危険である。一旦異性への転向の道を歩み始めてしまうと、子供が途中で気が変わっても元の性に戻るのは回りの環境を考えると非常に難しい。単に男っぽいもしくは女っぽい女児や男児でいれば、気が変わってもどうということはないが、一旦自分は異性だと言い張りまわりにもそのように対応するよう要求してきた子供が、気が変わったと言ってまた回りの対応を変えてもらうというのはかなり勇気のいることである。

何度も書いているが、性同一性障害を精神病として扱わずに差別されている小数派民族であるかのように扱うことに問題がある。だいたいトランスジェンダーという考え方自体、いわゆるアイデンティティーポリティクスというステレオタイプを使った差別である。

男女という性別に関しては、それぞれそれなりの傾向がある。男と女が違うのは当然の話だが、どのグループにもそのグループの特質からは離れる例外者は存在する。たとえば男性のほうが格闘技は得意であるというのは一般的な傾向ではあるが、女性でも力強く格闘技に優れている人もいる。そういう人を無視して女性は戦闘員には向かないから受け入れないという考えは女性差別である。また、男性でもスポーツ観戦よりファッションショーのほうが好きという人もいるだろう。だから彼は女々しい男だと言い張るのは男性差別だ。

ところがトランス活動家はそういう差別的なステレオタイプを強調し、女性がズィーナやワンダーウーマンのように強かったら彼女は男であるべきだと主張し、男性が裁縫や料理が好きだったら女であるべきだと主張するのだ。そして彼らはこのステレオタイプを幼児にまで押し付けようというのである。

皮肉なことだが、数十年前左翼リベラルたちは幼児の性別は持って生まれた性よりも周りの環境によって決まると決め付けていた。だから男児でも女児でも性別を無視した教育をすればどちらの性にもなり得るという実験をしたが、それは徹底的な失敗に終わった。現在の左翼リベラルたちは、幼児が幼児特有の幻想を使って異性の違いを学ぶ自由を奪い取り、幼児に自分らの持つ性のステレオタイプを押し付けようとしている。何故男勝りの女の子ではいけない?何故おままごとの好きな男の子ではいけないのだ?

子供たちはそうやって自分らのアイデンティティーを確立していく。大人たちはそっと彼・彼女たちをみまもってやればいいではないか。

ザッカー医師のそんな親心は左翼リベラルには全く通用しなかったようだ。

February 9, 2016, 現時間 11:06 AM | コメント (4) | トラックバック (1)

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June 14, 2015

人種は生まれつきだが、性別は社会的建造だと言える左翼リベラルの倒錯した理屈

フェミニズム , 狂ったメディア , 科学

昨日も紹介したが、レイチェル・ドレンザルという地方黒人人権団体の幹部を務め、大学で黒人学の教授までやっている、いわゆる黒人の人権活動家である女性が実は白人だったという話が今ものすごい話題になっている。特に元オリンピック男子陸上金メダリストのブルース・ジェナーが性転換中を発表した直後のことだったこともあり、男が髪型を変えて化粧してドレスを着れば女だということになるのなら(ジェナーは性別適合手術をまだ受けていない)白人が髪型を変えて黒っぽい化粧をすれば黒人ということになるのではないか、という問いかけがあちこちでされている。だがこれについて、黒人運動家の間からは、ドレンザルとジェナーを比べるのは筋違い。人種は生まれつきだが性別は社会的創造だ、と平気で言い張る輩がいて全く笑っちゃうのであった。

白人のレイチェル・ドレンザルが10年近くも黒人として生きてきたことに関して、ドレンザルは気がふれていると主張する意見が多く聞かれる。ツイッターでは“dolezal crazy” (クレイジー)とか“dolezal nuts” (気違い)といったハッシュタグには多くの意見が寄せられている。

それについてフェデラリストのショーン・デイビスは、

ドレンザルがしてきたことと、ジェナーが現在していることと、いったいどういう違いがあるというのだ?レイチェル・ドレンザルは黒人ではない。ケイトリン(ブルースの女性名)ジェナーは女ではない。(略)レイチェル・ドレンザルが洋服を変えメーキャップを変え髪形を変えても黒人にはなれない。明らかな理由から皆それにはほぼ同意している。赤をいくら青を呼ぼうとも赤は魔法のように青には変われない。

にもかかわらず、左翼やメディアはブルース・ジェナーが名前を変えて洋服を変えてメーキャップをかえて髪型をかえただけで、女に変われると言い張る。どうもってくればでジェナーは英雄だがドランザルは精神病患者だという理屈が成り立つのだ?

『ドレンザルが白人として黒人運動に参加していたなら問題はないが、黒人の振りをしていたことに問題がある』と書いているツイッターに対し、デイビスはジェナーがガールスカウトの指導員になるのは問題ないのかとたずねたところ、返事は「ケイトリン・ジェナーは女性の振りをしているわけではない」という返事が返ってきた。

ちょ、ちょっとまったあ、多少でも事実を把握できる人なら、何の手術を受けてない(手術をしたからといって染色体を変えられるというわけではない。染色体のみが性別を確定できる。)ジェナーが女性の振りをしているわけではないって? いったいどうすればジェナーがやっていることとドレンザルがしてきたことが酷似している事実に気がつかないでいられるのだ?ほぼ一夜にして人種は社会的建造であり性別は生物学的建造であるという観念が逆転してしまったようである。

デイビスが言うように、単なる女装男が自分は女だと主張しただけで社会が彼を女だと認めなければいけないというのであれば、自分は黒人だという白人の主張も認めるしかない。それがいけないというならその理由をはっきりさせるべきだ。

もっとも左翼リベラルがきちんとした理屈で反論など出来るわけはない。彼らの反応はジェナーとドランザルを比較すること自体がトランスフォビアでありレイシズムなのだ、やめろ~!である。議論できないと相手を差別者扱いして黙らせるのが左翼リベラルの常套手段。

それよりは、まだましな議論をしている場合でも、これなんか読んでいて私は笑ってしまった。要約すると、「トランスレイシャル」という観念は、黒人としての差別とか弾圧とかいった体験を肌で感じたことがない人間が、黒人の特権だけを利用する行為だ。こういう行為は人種のステレオタイプを促進することに他ならず、黒人の振りをしさえすれば黒人であることを「感じる」ことが出来るという誤った観念を広めることになるというもの。

あれ~?この議論、どっかで聞いたことないかあ?「トランスレイシャル」を「トランスジェンダー」に置き換え、「黒人」を「女性」に置き換えれば、これはラディフェムがトランス女について言ってることとそっくりそのままではないか?

はっきり言って、白人が黒人の振りをしたからといってそれほど害があるとは思えない。こんなことは、政府や大学や企業が少数民族に対する特別扱いを止めれば済むことだ。白人であろうと黒人であろうと東洋人であろうと、大学入試の合格点数が黒人のほうが白人や東洋人よりずっと低いとか、就職の際に黒人が優先されるといたことさえなければ、誰がどんな肌の色で暮らそうと社会的な影響は全くない。

だが、男性が女性として女性社会に侵入してくることの弊害は膨大である。時を同じくして女子MMAのトランス女選手ファロン・フォックスが相手のタミカ・ブレンツに対して圧倒的な勝利を遂げた際、ブレンツ選手に大怪我を負わせるという事件が起きた。ブレンツ選手はこれまで色々な女子選手と戦ってきたが、このように圧倒的で強烈なパンチを受けたのは初めてだと、男子と女子の肉体的な莫大な違いについて語った。

もうすでにトランス女による女子スポート侵略は始まっている。どれだけ女装しようと男は男だ。女子が男子とまともに立ち向かって勝てるはずはない。単に試合に負けるだけならまだしも、これは女子の安全に関わることである。トランス女を女子スポーツに参加させることは女性虐待である。女性差別である。

ま、そのことについてはまた後日話すとして、トランスジェンダーが認められるならトランスレイシャルも認めるべき。この二つは切っても切り離せない関係にあるのだ。単に相手をトランスフォビアとかレイシストと呼ぶだけでは解決できない問題である。

June 14, 2015, 現時間 10:00 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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June 7, 2015

ブルース・ジェナーの性転換は単なる売名行為

フェミニズム , 同性婚 , 科学

元オリンピック陸上競技金メダリストのブルース・ジェナーが今流行りのトランスジェンダーだと告白してメディアは大騒ぎ。整形手術後(まだ未完成らしい)の写真をファッション雑誌で公開した姿が美しいと評判。

は!どこも整形していない普通の男性だって女装して厚化粧してプロの写真家に撮ってもらえば信じられないほどきれいになるし、それにくわえて多々のエアブラッシやフォトショップでいくらも欠点は補える。こんな写真だけ見ても本人が実際に女に見えるかどうかはかなり怪しい。

トランス女を本物の女性として扱うかどうかという点については賛否両論がある。無論私は性転換手術なんか受けようという人は精神病を患っているのであり、その精神病に迎合するような態度を社会はとるべきではないと考えている。実はそれについて色々書こうと思っていたところ。

しかしながら、ジェナーに対する応援にしろ批判にしろ、ジェナーの本当の目的は人々の話題の種になることにあった。

ミスター苺は、ジェナーが金メダルを獲った当時、ジェナーは国民的英雄として人気の的だった。スポーツ選手を宣伝に使う朝食シリアルの箱に顔写真が載ったり、今風に言えばイケメンが幸いしてコマーシャルやバラエティーショーやトークショーなどひっぱりだこだった。しかしそれはもう40年以上も前の話し。それ以後は俳優に転向するでもなく、スポーツキャスターになるでもなく、今の若い人で陸上選手としてのジェナーを知っている人は少ないと思う。

最近のジェナーはキム・カダーシアンというリアリティーショーの美女ヒロインの継父ということでテレビに出演してはいるものの、あくまでも脇役。これといった名声があるわけではない。

ところが、自分はトランス女だと発表した途端、左翼リベラルメディアや芸能人やひいてはオバマ王までジェナーは英雄だとか勇敢だとか訳のわからない賞賛を浴びせ、今やジェナーは一躍トップスターの座に押し上った。ジェナーの演説講演費はトランス発表前の4倍の額になったというし、ジェナー主役の性転換の過程を追ったリアリティテレビ番組の公開も真近いという。

単なる売名行為だけのためにここまでやるか、という疑問もあるかもしれないが、大昔中国では宦官(かんがん)といって、自ら去勢して宮廷勤めをする人間が多く居た。宦官になることよって出世し莫大な権力を得る可能性があったからだ。タイでは今でもトランスは職業みたいなもの。同性愛者でも性同一性障害でもない男性が金儲け目的でトランス手術を受けることが後を絶たない。

そう考えれば名声や金儲けのためにトランス女になることをジェナーが決意したとしても、今の時代変態的な行為ではあるといえ、全く理解できないこともない。

まったく不思議な世の中になったものである。

June 7, 2015, 現時間 4:34 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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March 1, 2015

寒さに震えた東海岸の旅

旅行記 , 日常の出来事 , 科学

本日はちょっと個人的なお話。

カカシは先週の金曜日までぴったり三週間ほどバージニア州のバージニアビーチ市付近に滞在していた。去年と今年のバージニア州は例年にみない寒波に襲われ、降雪も70年ぶりとか言う大雪に見舞われた。私が滞在していたのは真冬の二月だから、まあ寒かったこと!最低気温は華氏マイナス一度。摂氏になおすと零下18度!これは最悪だったが普通でも零下12度から8度くらいだった。

私が滞在しはじめた次の週にものすごい大雪が一晩中降って、翌日は道に止めてあった車が完全に雪に埋まっていた。日中になって日が照ってきても、雪の表面が多少解けても気温が零下なのですぐに凍りつき、夜になってさらに新しい雪がその上に積もりと言う状態が続き、道は何センチものがちがちに凍りついた雪で固まっていた。運転なんて冗談ではないという状態。

ミシガン州出身の同僚が、ミシガン州ならこんなのどうってことないだけどね、と言っていたが、問題なのは普段雪が降らないところには除雪機などの設備が整っていないということ。表通りや高速道路の除雪はまあまあなんとかなるとしても、裏道とか住宅街の道路や歩道までには手が回らない。だから一般人は自宅から表通りに出るまでのところで車が詰まって走れない状態となってしまった。

近所の学校や公共施設は一斉に雪休み。レストランとか一般のお店も皆閉まってしまった。うちの職場も最初の日は休みだったが、そう何日も休んでいるわけにはいかないので、二日目からは時間を遅らせて開業。

私の泊まっていたホテルの前の道が完全にスケートリンク化していて、車があっちゃこっちゃでスピンして数メートルが進めない。やっとなんとか表通りまで出て職場まではいけたのだが、職場の駐車場に雪が10センチくらい積もったまま。駐車の線が全く見えないので、みんなひっちゃかめっちゃかに駐車していた。私の車も駐車場でつっかえてしまい、何度も車を降りては雪かき。車をとめるのに20分以上かかってしまった。やっと車を泊めて仕事場まで歩いている途中で滑って転んで膝がおおあざをつくってしまった。帰りは帰りで雪に埋まった車を掘り返すのに一苦労。

それでもやっと三週間の仕事を終えてカリフォルニアに帰ってこようと思ったら、帰りの日に大雪予報が出た。一旦降り始めたら2~3日は帰れなくなってしまうと思った私は帰りを一日繰り上げて飛行機の予約を変えた、、つもりだったが、空港へ行ったら予約が入っていないといわれた。旅行会社のミスで日にちが一日間違っていたのだ!

無論翌日は大雪で飛行機はすべて欠航。結局その日は帰れず、道もふさがってどこへもいけないので、ホテルで缶詰になった。

金曜日になって、なんとか予約が取れて帰ってこれることになったが、出発が二時間も遅れたため、乗り継ぎのデトロイト空港でゆっくりお昼ごはんを食べる予定が完全に狂い、次のゲートまで猛烈ダッシュする結果となった。ああ、もう散々!

もう雪のバージニアには死んでもいかないからね!

もっとも大雪で大変だったのはバージニア州だけではない。ニューヨークやメリーランドもかなり大変だったよし。ま、雪の多い東北とかの人たちからしてみたら、こんなことで大変がってる我々がおかしいかもしれないが、もともと雪の多い地元の人たちはなれてるし、インフラもしっかりしてるからちょっとやそっとの雪で町が遮断してしまうなんてことはない。慣れてないから困るんだよね、これって。

カカシも雪道運転なんてしたことなかったし、、

それにしても、ほんとうに毎年のように記録更新するこの寒さ。アル・ゴアさん、地球温暖化はどうなったんですか?

March 1, 2015, 現時間 8:35 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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February 14, 2015

崩壊寸前の地球温暖化説、気温記録書き換えの手口暴かれる!

科学

カカシは現在東海岸のバージニア州にある湾岸沿いのとある町に滞在中。現在の午後5時の気温は摂氏9度だが、今夜から明日にかけて零下10度まで下がるそうだ。数日前にはちょろっとだが雪も降った。気温そのもはカカシが育った日本の関東地方とあまり大差ないが、風の強さがなんといっても肌に痛い。こういう厳しい寒さを体験すると、温暖化なんて歓迎こそすれ恐れることなどまるでないだろうにと思ってしまう。

しかし残念ながら、人為的地球温暖化は起きていない。アル・ゴアやIPCCの似非科学者たちがどれだけがなりたてようと事実がそれを否定している。『何をおっしゃるカカシさん、昔の気温の記録と比較して現在の気温はずっと上がっていると温暖化説論者が発表しているではないか』と言う人もあるだろうが、実は温暖化迷信論説者たちは過去の気温記録を意図的に操作して自説に見合うように書き換えていたことが最近証明した人間がいる。ポール・ホームウッドというブロガーが実際にパラグアイの気温を調査して現在の気温と比べてみたところINCDCとナサのNASA-GISSの公式発表のグラフとは全く別なグラフが出来上がってしまった。実際には温度が一定している場所や、温度が下がり気味な場所でも、温暖化説迷信論者たちにかかるとすべてが右上がりの温暖化になってしまうのだ。

ホームウッドの記事の最初のグラフはナサによるパラグアイのアサンクション空港付近の温度変化という公式発表。しかし、ホームウッドが実際のデータを調べてみたところ、空港付近だけでなく、すべてのグラフが実際の記録を「調整」しており、昔の温度は事実より低かったことにして、あたかも温暖化が起きているかのように書き換えていたことがはっきりした。

ホームウッドは実際の温度変化と調整後の温度変化のグラフを交互に表すアニメーションを掲載している。"Old"と書かれているのが実際の気温変化。"New"と書かれているのがナサの調整後の気温変化。パラグアイのどの地域のグラフも、温度が一定していようが下がり気味にあろうが、調整後はすべてが右上がりの温暖化になっている。これを見るといかに温暖化論説者がデータを捏造してきたかがはっきりする。

私は地球温暖化迷信論はすでに崩壊寸前だと思う。これまで政治的な制裁を恐れて真実を語ってこなかった気象学者の中からも、そろそろ潮時だと考える人が増えたとみえ温暖化否定論の声が聞かれるようになった。これだけ化学に実証されないめちゃくちゃ論が三十年以上も気象科学の分野を独占してきたというのは恐ろしい。この似非科学のおかで地球上どれだけの人々が犠牲になり、どれだけのお金が無駄遣いされたか、いや今もされているか、考えただけでも血が煮えたぎる。

温暖化論は一部の科学者や政治家が世界中を騙してぼろ儲けした詐欺である。アル・ゴアなんぞその第一人者である。人々には二酸化炭素排出をするなとかいっておきながら、自分は排気ガス大量排出するプライベートジェットを乗り回して世界中で嘘八百の温暖化説を唱えているのだ。

しかし、この迷信もそろそろ終わりだろう。

頭にくるのは、これだけ長い間詐欺行為を働いてきた科学者も政治家の誰一人として罰を受けないということ。奴らのぼろ儲けは我々の犠牲のうえに成り立っているのに、その儲けはそのまま奴らのものなのだ。

我々カリフォルニア住民が嘘の学説のために高い税金はらってエソノールなんて害あって益なしの物質を購入しているのだ。本当に腹がたつったらない。

February 14, 2015, 現時間 10:29 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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January 1, 2015

南カリフォルニアに雪が降った! 例年になく寒い冬

日常の出来事 , 科学

あけましておめでとうございます、今年も拙ブログをよろしくご愛読くださいませ。

さて、大晦日に南カリフォルニアのサンバナディーノ郡やリバーサイド郡の山側で何十年かぶりに雪が降った。リバーサイド郡の南にあるタマキュラ市に住む友人がフェイスブックに雪の積もった近所の写真を掲載していたが、下記は同市のニュースでのビデオ。

カリフォルニアでも標高の高いところでは雪は降るので、絶対にあり得ない現象ではないが、それでもこのあたりでの降雪は非常にめずらしい。ちなみにロサンゼルスに近いカカシの近所、今朝の気温は摂氏4度。このあたりでとしては立派に冬の気温である。

カカシとミスター苺はクリスマス直後に風邪をひき買い物にもいけない状態だったので、今年はおせち料理はやめにしようと思ったのだが、ミスター苺がどうしてもおせちが食べたいというので、仕方なくがーディナ市まで買い物に行った。

残念ながら、がーディナ市にある日本食マーケットはマルカイでもミツワでもお正月気分がほとんどなかった。お店の前には門松も飾ってなかったし、おせちコーナーも小さく、おせち料理も大して品数も種類もなくみじめなものであった。最近は日本のスーパーとかでもこんな感じなのだろうか。わずかに和菓子の三河屋さんだけが、店先に大きな鏡餅を飾り、お正月特別のお菓子を売っていた。ちいさなお店にはたくさんの日系のお客さんであふれていた。日系一世の店員さんが私が日本語がわかるとなるとお菓子の由来を丁寧に説明してくれた。少なくとも三河屋さんだけは伝統を守っている。(もっともリトル東京の三河屋は和菓子よりアイスクリームのほうが人気があるが、、、)

日本人のビジネスマンやその家族がたくさん南カリフォルニアに住んでいた頃は、この時期は結構にぎわっていたが、それでも日本の年末のような慌しさは感じられなかった。ま、遠く離れた異国で御節を食べよう、ましては作ろうなんて人はそれほどいない。日本人が食べなければ日系の人たちが受け継がない限り、アメリカでのおせちは廃れるばかりだろう。

それにしてもガーディナとかトーレンスあたりに行くと、日本人が減ったなあという印象を受ける。特に最近多少盛り返してきたロサンゼルスのリトル東京に比べると、ガーディナは、ところどころに日系の店がある程度で、ほとんど日系コミュニティーという感覚はなくなっている。

かく言う私も日本マーケットなんてめったにいかないし、日系コミュニティーとのお付き合いも全然ない完全にアメリカナイズな生活をしているから、こういう日系人が多ければ日本人街なんて廃れて当然だろう。それはそれで仕方ないのかも。

January 1, 2015, 現時間 9:36 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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December 7, 2014

2014年が過去135年において最も暑い年になるだあ?冗談も休み休み言ってよね!

科学

先日APを読んでいたらセス・ベンソンなる記者が 今年2014年は過去135年でもっとも暑い年になるという記事を書いているのを読んで、ワッタ・ア・!@#$? と言いそうになった。無論上品なカカシはそんな4文字言葉は使わないが、、、

2014年が過去135年にわたりもっとも暑い年になることはほぼ確定した。全国気象センターの気象科学者によると、そうなれば今年は1992年以来6回目の記録更新となり、史上最高の年間気温の記録更新となる。

え~うっそだあ~!

数字は顕著である。二酸化炭素排出度は60%増加。世界気温は華氏6/10度上昇、人口は1.7億人増加。海面標高3インチ(役10センチ)上昇。アメリカの異常気象30%増し、グリーンランドと南極の氷板49兆トン減少

地球温暖化がこんなに色々な現象をもたらしているのか、人口増加まで?(それって悪いこととも思えないけどね。)しかしそんな温暖化が起きているというのはいったい世界のどのへんの話なのだろうか。少なくとも欧州や北米の話ではない。日本もここ2~3年かなりの降雪で寒い冬が続いていると聞く。

今年は去年に引き続き北極風(ポーラーボーテックス)の影響で記録的に低い気温が例年よりも早くくることが予測されている。

すでに11月6日の段階で、今期の冬は寒く長い冬になるだろうと予測された。

予報が正しければ、今週末には北極風は極度に凍りついた気温と旋風をアメリカに運んでくるだろう。アメリカ人はいまのうちに普段より20度(華氏)も低い気温を覚悟しなければならない。近日中に北極風は大量の降雪をもたらし凍りついた旋風を国中に吹きまくるであろう。

案の定、ニューヨークではなんと、普段の年で振る一年分の雪が一日で降るという恐ろしい結果となった。東部に住むカカシの友人たちも、11月のはじめから「これがうちの庭です」と言って雪に埋もれた庭の景色をフェイスブックなどでアップしていた。

事実、今年2014年の11月はアメリカ各地で史上最高の降雪や最低温度が記録された。 詳細は次ページに掲載するのでご参照のこと。

はっきり言ってアメリカ人は新聞やテレビで「今年の冬は例年以上に寒い」とか言われなくても、例年より寒いことは文字通り自分たちの肌で感じている。(なぜかカリフォルニアだけはぽかぽかといつもより暖かい冬だが、、、)

だったらこの135年で一番暑い年ってのはどういう寝言なんだと聞きたくなる。ではこの記事のいう記録的に暑い年の詳細を探ってみよう。

異常気象

ベンソン記者は「1992年以来、世界中で6600の大規模な異常気象が生じている」という。これはベルギーのthe Centre for Research on the Epidemiology of Disastersという気象災害を記録するセンターの発表による。

12年で6600という数は多いのかというとベンソンによればそうだという。

1983年から1992年の水害や気象災害は平均147であった。ここ10年にわたりその数は年平均306と跳ね上がった。

これだけではここ10年来の異常気象が普段より多いとは断言できない。単に1983年から1992年が異常に安穏な気候に恵まれていたとも解釈できるからだ。第一、この比較は変ではないか?

なぜ1992年から2014年の22年間と1983年から1992年の9年間を比べ、1970年から1992年の22年間と比べないのだ?もしかしたらそれは1970年代には結構異常気象が頻繁におきていたからなのではないか?ベンソン記者はそのへんを明らかにしていない。これではきちんとした比較になっていない。

だから私は過去22年間において異常気象が増えているという前提を認めることはできない。すくなくともベンソンはそれを証明していない。ましてやその異常気象が人為的に起されているなどはなはだ信じることはできない。

気温

2014年の平均年間気温は華氏58.2度(摂氏14.6度)、比べて1992年は57.4(14.1)だった。過去10年間の年間平均は58.1度(14.5度)。1983年から1992年の年間平均より6/10度上昇した。

10年間で摂氏0.1度の上昇?これが問題なのか?こんなの一日の朝晩の差よりずっと少ないではないか?このまま100年この状態が続いたとしても世界平均でたったの10度の上昇だ。これだったらかえって悪いことより良いことのほうが多いのでは?暑さで死ぬ人より寒さで死ぬ人のほうがよっぽども多いのだから。

ところで世界各地の気温の測定があまり正確ではないという話がもうだいぶ前から持ち上がっている。何十年前に測定計を設置したのか知らないが、温度計そのものが古くなってきちんと機能していなかったり、測定場所が昔は誰もいない草原だったところが今では大都市になっていたりして、同じ状況ではなくなっているという。であるから全世界の平均気温という数値もあてにはならないのである。

海氷

毎年北極を覆う海氷は9月が最低になる。この計測が気象変化の鍵を握っている。1983年から1992年にかけて最低面積は平均2.62百平方マイルだったが、過去10年の平均は1.83百平方マイルと減っている。全国雪氷調査センター( the National Snow and Ice Data Center.)

この同じセンターのデータによると今年11月北極の海氷面積は急速に増加しているという。 実は今年の海氷面積のレベルは2012年よりはるかに多く、十分に1981年から2010年の平均範囲にはまっている。海氷面積は確かに1993年から2002年にかけて経る傾向にあったが、その後の12年間は二年周期くらいで上がり下がりが安定してきている。たとえば、2006年の最低レベルは2012年の最低レベルより低く、2004年の最高レベルは2008年の最高レベルとほぼ同率。ということはここ12年間北極の海氷面積はほぼ同率で増えてもいなければ減ってもないことになる。

北極の海氷レベルは季節によって年内でも減ったり増えたりする。また年によっても二年周期くらいで減ったり増えたりしている。1980年代の海氷レベルは確かに1990年代以後のレベルより高いのだが、その前の10年20年をさかのぼって見ないと、これが普通の周期なのかどうかわからない。こういう気象の周期はもっと長い目で見なければ全体の傾向はつかめない。少なくとも100年レベルでみていかなければ、これが普通なのか異常なのか結論を出すことはできないのだ。たとえば1900年から1920年のレベルが今より低かったら温暖仮説論者はその事実をどう説明するのだろうか?

さて一方で、南極の海氷は増加している。 余談だがカカシの知り合いが南極観測船に二年連続で南極の夏を訪問したが、その際彼の乗っていた船が氷にはまって大変なことになったと話してくれた。今年のはじめごろも南極で温暖化論者らを乗せた観測船が遭難した話は紹介した。

しかしベンソン記者はこの事実をとりあわない。

北極の海氷損失は1992年から平均7.9百平方マイル、南極の1.1百平方マイルなど足元にも及ばない。
.

南極の海氷増加率が北極の減少率より低いとはいうものの、増えていることは確かである。北極の海氷減少が温暖化の証拠となるのに、南極の海氷増加は意味がないというのはどういう理屈なのだ? 少なくとも南極の海氷が増えている理由を説明する必要がある。

地球温暖化説信者がいうような温暖化が実際に起きているとしても、彼らが言う程度の温暖化なら、はっきりいって大歓迎である。何度もいうように世界は寒いより暑いほうがいいのである。熱射病で死ぬ人より凍死する人のほうがよっぽども多いだけでなく、気温が下がると暖房用の燃料もかかるし、降雪が多いと道路状態も危険になり運送費がかさむ。一方気温が上がれば食物がよく育つ。

温暖化説が紹介されてからもう20年以上経つ。毎年のように「ここが悪化している」「あそこがひどいことになっている」と聞かされてきたが、信者らが言うような世界的異変はまるで起きていない。確かに異常気象は色々あるが、それは過去にもあったことでここ20年間が過去20年間よりひどいという記録もない。20年もたってこの程度のことで済むのであれば、この後100年後にもっと変化があったとしても人々はそれに慣れて十分適応できるであろう。

カリフォルニアのガソリン代は半分が税金だ。この税金は公害防止のための薬品エソノールがガソリンに含まれていることにも使われている。これもすべて排気ガスが温暖化を招いているという迷信のためだ。温暖化迷信によって世界中のどれだけの人々が経済的に迷惑を被っているかを考えたら、温暖化迷信論信者をあざ笑っているだけではすまされない。

英語だが、2014年11月の全国記録の羅列を転載したので興味のある方はどうぞ。

Thanks to a procession of cold fronts tapping air from Siberia and the North Pole in mid-November, several locations witnessed one of their coldest Novembers on record.

- Record coldest November: Marquette (Negaunee Township), Michigan; Rhinelander, Wisconsin

- One of top three coldest Novembers: Alma, Georgia (2nd coldest); Jacksonville and Wauchula, Florida (each 3rd coldest)

Other locations chalked up a daily low temperature that set a record for the month of November, including:

- Casper, Wyoming: -27 (Nov. 12) and -26 (Nov. 13) each was colder than previous record of -21 (Nov. 23, 1985)

- Burlington, Colorado: -10 (Nov. 13) bested previous record of -3 (Nov. 30, 2006)

- Redmond, Oregon: -17 (Nov. 15) and -19 (Nov. 16) each was colder than previous record of -14 (Nov. 15, 1955)

- Joplin, Missouri: 6 (Nov. 18) bested previous record of 7 (Nov. 29, 1976)

Many other records were set for the coldest temperatures (highs or lows) so early in the season, including:

- Denver: Lows of -13 on Nov. 12 and -14 on Nov. 13

- Lubbock, Texas: High of 27 on Nov. 12

- Charleston, West Virginia: Low of 12 on Nov. 19

- Charlotte, North Carolina: Low of 14 on Nov. 19

- Jacksonville, Florida: Low of 24 on Nov. 20

- Macon, Georgia: Earliest teens on record (17 on Nov. 19); previous earliest teens occurred on Nov. 20, 1914.

Finally, there were several record-long November streaks, including:

- Dallas/Ft. Worth: Six straight days of highs of 45 degrees or colder (Nov. 12-17)

- Chicago: 180 straight hours below freezing (late on Nov. 11 until late morning Nov. 19)

- Des Moines, Iowa: 10 straight days with subfreezing highs (Nov. 11-20).

(RECAP: November Cold Outbreaks)

December 7, 2014, 現時間 9:28 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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November 13, 2014

後悔する性転換者の話を隠滅するトランス社会

同性婚 , 科学

最近アメリカではトランス活動家たちの権力が大きくなっているが、そんななかで性別適合手術という、いわゆる性転換手術を受けたことを後悔する人たちの話も聞くようになった。 私も以前に意外に多い、いい加減な診断で性転換手術を受けて後悔する患者達というエントリーでそんな人たちの話を紹介したことがある。

ただ、トランスそのものは祝福し奨励するLGBT社会も、手術を後悔する人がいるという話は隠滅するだけでなく、後悔しているというトランス者に対して暴力的脅迫をするので、実際にどれだけの人々が黙って悩んでいるのかその正確な数はつかみにくい。

つい先日も性転換を後悔する人々の話しを隠滅するトランス社会についての記事を読んだ。

この記事の著者はステラ・モラビト(Stella Morabito)で、彼女は性転換手術を後悔していると公言した人々がどのようにトランス社会から報復を受けたかを記述している。

アラン・フィンチ, オーストラリア住人。19歳のときに男から女への治療を始め20歳で去勢手術を受けた。しかし2004年、フィンチが36歳のとき、彼はガーディアン紙でこのように語った。

. . . 性同一性障害とは精神科医が作り上げたものだ。...基本的に性別を変えることなどできない。手術で遺伝子を変えることはできない。(性転換手術)は性器切断だ。私の膣は睾丸の袋に過ぎない。カンガルーの袋みたいなもんだ。怖いのは性欲を覚えるといまだにペニスがあったときのように感じる。ge==幻影肢症候群みたいに。すべてひどい冒険のようだ。私は女だったことはない。私はただのアランだ。 . . . 性別を変えることを切実に望む人に手術を薦めるというのは、例えて言うならば、拒食症の人に脂肪吸引手術を薦めるようなものだ。

フィンチはオーストラリアの性同一医院に対し誤診されたと訴訟を起こした。フィンチはまた「ジェンダー面ダース」(性別を直す)という組織を始め性転換を後悔するひとたちに手を差し伸べようとした。しかしこの彼の行動はトランス社会からの反応は敏捷で猛烈であった。

依頼フィンチの組織サイトは停止したままで全く更新されていない。フィンチの沈黙は非常に普通で、性転換後悔を公表するのはトランス社会では完全なタブー。その掟を破ればトランス社会からの恐ろしい攻撃が待っている。 にもかかわらず我々が時々この後悔している声を聞くことがあるのは、ハリウッドすらも彼らを完全にコントロールすることができない証だろう。

モラビト記者はトランス社会が掲げるトランスの真実さや幸せは事実よりフィクションだと語る。

レネー・リチャード、リチャードは1970年代のテニスプロ。当時はまだ珍しかった性転換手術のさきがけだった。テニスプロとして有名人だったので、すごい話題になった。それでリチャードはトランスの鏡、ロールモデルとしてがんばってるかと思いきや、そうでもない。1999年、リチャードはテニスマガジンでこんなことを述べている。

もし薬かなんかで当時私が受けていたプレッシャーを緩めることができたら、あのままの自分でよかったと思う。完全に備わった人間として。心の底で私は自分がセカンドクラスの女だとわかっている。トランスになりたい人たちから色々質問を受けるが、私は誰にも私を手本として従うようなことはしてほしくない。 現在は女装趣味とか性的な混乱によるうつ病などに関して薬を含め色々と選択の余地がある。女性として満喫しているかといえば、私は夢にみたほど満喫していない。手術を受けたがっている人たちからたくさん手紙をもらうが、私は皆止めるようにと言っている。 —Rene Richards, “The Liaison Legacy,” Tennis Magazine, March 1999.

マイク・ぺネー。ロサンゼルスタイムスで24年のベテランスポーツライターだった。2007年に突然休暇の後にクリスティーンとなってもどってくると宣言。一時はトランスの報道官的存在となってトランス社会から持ち上げられていた。ところが2008年、突然何の説明もなくクリスティーンはマイクにもどり、新聞のウェッブサイトにもマイクがクリスティーンだったことに関する説明は削除されてしまった。内部の人によると、ぺネーは結婚の破綻にショックを受けていたようで、2009年の11月自らの命を絶った。葬式には招かれなかったLGBT社会は、クリスティーン・ぺネーの追悼式を行なったが、マイクの名前は無視されていた。

これらは男性から女性への性転換者の話だが、もうひとつは女性から男性への転換を行なって後悔した人の話。

ナンシー・バーヘルスト、ベルギーの44歳の女性。乳房削除の手術の跡、そのあまりのひどさに自分は化け物になってしまったといって、ベルギーの安楽死法を使って自殺。44歳の若さでこの世を去った。それにしても自殺擁護もここまでくると犯罪ではないのかね。彼女は子供の頃から両親が男の兄弟たちばかりを贔屓するのをうらやましく思っており、男になりたかったのだという。

この間も紹介したが、トランスの自殺者は普通の人の20倍にも及ぶというのも、手術を受けた段階で家族や友達から孤立した個人が、後悔した時点でトランス社会から迫害を受け新しい友達からも孤立するという二重の孤立を感じるからなのではないだろうか。

もともとトランスの人々は自分の身体を受け入れられないという精神的な弱点を持っている人々であるから、このような大打撃に一人で打ち勝っていくのは簡単なことではないだろう。こうした人々の悩みを本来ならば受け入れるべきトランス社会が、反対に彼らを宿敵のように扱うことが、トランス社会の偽善を現している。

次回はトランス社会がどのように性転換後悔者を虐待するかについてお話する。

November 13, 2014, 現時間 6:37 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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October 21, 2014

精神科名医、「性同一性障害の治療に性転換手術は好ましくない」最近のトランス政治に異論

同性婚 , 科学

この間からカカシが書いているカリフォルニアやテキサスはヒューストン市のトイレ法もそうだが、最近は同性愛過激派団体によるトランスジェンダー人権保護という非常に過激な政治改革が幅を利かせている。 米国でも名高いジョン・ホプキンス病院の元精神科局長を務めていたポール・マクヒュー医師は、性同一性障害は精神病なのであり、健康な身体の一部を切り取る性転換手術は好ましくないという論文を最近ウォールストリートジャーナルに発表した。

マクヒュー博士は最近のアメリカの健康保険に性転換手術が含まれる可能性についてや、トランスの人々の人権保護という名目で、精神科医や両親が性同一性障害をもった患者に性転換手術以外の精神カウンセリングをすることを違法とする法律がカリフォルニアを含め幾つかの州で通されたことに関して、性同一性障害の治療を即性転換に結びつけるのは非常に危険なやり方であると主張する。

まず、博士は、性同一性障害者は精神科医の間ではよく知られる「思い込み」の障害だという。トランスの場合、自分の持って生まれた性別が何故か自分の思い込みとは違う。

これは身体醜形障害といわれる精神病のひとつの症状で、自分の容姿を「醜い」と思い込む病気だ。自分は太り過ぎだと思い込んで拒食症になったりするのもこの病気のひとつである。

こういう人は自分の身の回りに起きている問題が、容姿を変えさえすれば解決されると思い込み、非常に自分勝手に社会が自分の妄想を受け入れるべきと考える傾向がある。

トランスの場合は自分の性別が間違っているという妄想を持ち、その妄想を社会に受け入れさせようとする傾向が非常に強い。最近の左翼リベラルはトランスの人々を道具に自分らの変態的なアジェンダを進めさせているが、マクヒュー博士に言わせると、こうした動きはトランス患者の病気を本質的に治療することには役立たないどころか、かえって危険だと語る。

同性愛活動家らは絶対に認めないが、実はトランス患者に関しては長期的な調査がされており、トランスの治療は性転換手術のみという議論に多大なる疑問を投げかける結果が出ている。

イギリスのバンダービル病院とロンドンポートマンクリニックの調査によると、性同一障害患者の70から80%が性転換手術を受けなくても、突然にして異性であるという気持ちを失っていたことがわかった。25%の患者がずっとその気持ちを持ち続けているが、この二つのグループの違いは未だわかっていない。

ジョン・ホピキンス大学病院では1960年代にアメリカで最初に性転換手術を行なった。しかし1970年代に行なわれた手術効果の調査結果から、患者たちは満足していると答えてはいるものの、精神的な問題は解決されていないことがわかった。よって同病院は性転換手術は性同一性障害の治療として好ましくないという結論に達し、その後性転換手術は行なわなくなった。

2011年にスエーデンのカロリンスカ研究所が発表した調査によると、性転換手術をした324人の患者を30年間に渡って追った結果、手術後10年ぐらい経つと精神的な問題がどんどんひどくなることがわかった。しかも恐ろしいことにこうした人々の自殺率は普通の人の20倍にも及ぶという。なぜ手術を受けた人々の間でこんなにも自殺率が多いのかはわかっていないが、年を取るにつけ自分が社会から受け入れられずに孤立していくのが原因ではないかと思われる。

これだけみても性同一障害の治療をすぐに性転換手術に結びつけることの危険性が解るというもの。性転換手術が自殺の原因になったとはいえないが、手術が患者の心の病気の治療に効果的であるとはいえない。

性同一障害の患者の一部には回りの環境に感化されやすい若者が多いとマクヒュー博士は言う。若者は常にショッキングなことをやってみたいと思う傾向があるので、最近学校などで同性愛を美化する教育を受けたりすると、自分もトランスなのではないかと思い込んでしまう若者が居るという。特に若いうちにホルモン治療などを受ければ、後々の手術結果が良くなるということもあり、若いうちに「治療」を始めるケースが多い。

もっとひどいのは、まだまだ性別に関して未熟な考えしか持っていない思春期前の子供にホルモン剤などを投入して思春期を遅らせる「治療」を施すケースだ。こんなことをすれば子供の成長が止まり、後に再生能力を失う可能性もある。こどもたちが大きくなって、やっぱり自分は男だった女だったと思ったときはすでに取り返しのつかない損失を与えることとなる。教授はこれは明らかな幼児虐待だという。私も全くその同意見だ。

未成年の子供は精神的に色々な段階を通り抜けていく。身体の変化によってそれぞれ色々な妄想や願望を抱く。それをいちいち実現させていたら、いったいどんなことになるかわからない。私も子供の頃は男勝りで、身体も大きく男の子と取っ組み合いをして勝っていた。しかし思春期が近づいてくると力では男の子に勝てなくなり、特に日本のように男女の役割がはっきり別れている社会に住んでいると、「私も男の子に生まれて繰ればよかった」と思うことがしばしばあった。

しかしこれはカカシは自分は男の子だと思ったわけでもなく、どうしても男の子になりたいと思ったというわけでもない。単に男の子が肉体的に社会的に可能なことを自分も出来たらいいなという願望に過ぎなかった。

現在でも異性がやっていることを自分もやってみたいと思う子供はいくらでも居るだろう。それを親や医師が早とちりして「この子は性同一性障害だ、性転換手術のためにホルモン治療を始めよう」なんてことをすることが子供のために良いはずがない。

マクヒュー博士の結論は、現在話題になっている男性から女性に性転換手術を受けたトランスを女性として女性スポーツ競技に参加させるべきかということに対して釘をさすものだとと思う。

問題の真髄は性同一性とは何かという性質への混乱だ。「性転換」は生物学上不可能である。「性別適合手術」を受けた人々は男から女になったり女から男になったりすることは出来ない。単に女っぽい男や男っぽい女になるだけである。これを人権問題だとして手術を奨励するのは、現実的には精神病に協力し奨励するようなものである。

October 21, 2014, 現時間 12:17 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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August 31, 2014

北極の氷は溶けてるどころか増えている!

科学

もう大部前になるが、私が父に地球温暖化など起きていない、と言うと父が「北極の氷は溶けているんだぞ!」と強い口調で言われたことがある。もしも北極の氷の大きさが温暖化の証拠であるのならば、氷が溶けているどころか増えているという事実は温暖化説を完全に覆すことになるのだろうか?温暖化説信者がそう簡単に自分らの迷信を諦めるとは思えないが。

イギリスのオンライン新聞、メールオンラインの記事によると、北極のアイスキャップは何と2012年から43%も面積が増えているのだという。

ちょっと、アル・ゴアさん、あなたの予測によると今頃は北極の氷は溶けてなくなってるはずじゃないの?

北極の氷は面積が拡大しているだけでなく、2013年の夏が記録的に寒かったため、去年の氷が溶けずにかなり残り、その質量も増えているのだと言う。

この間浜村淳さんのラジオを聴いていたら、今年8月の大阪府の気温はどの市も35度を超える日がほとんどなく、何十年ぶりかの冷夏だったと言う話だった。実はマイルドな夏を迎えているのは何も大阪だけではない。カカシの住む南カリフォルニア内陸地でもそうで、いつもなら昼間はクーラーなしでは過ごせないほど暑いのに、今年の8月はクーラーをかけた日が数えるほどしかない。

ちなみに本日午前10時現在のロサンゼルスの気温はたったの23度。アキュウェザーによると、今年8月のロサンゼルスの最高気温はたったの32度でしかもたったの二日。後はだいたい30度すれすれ程度の日が続いた。

カカシの自宅はロサンゼルスよりは多少気温が高いが、それでもいつもの年なら35度から40度の気温なんて平気で起きるのに今年はそんな日が二日か三日程度しかなかった。

ニューヨークでもヒートウェーブと言われる三日連続猛暑日が今年の8月は一度も無かった。それどころか30度を超えた日がたったの四日。後は24度から29度の間で収まっている。

実際今年の夏はアメリカ全体が例年よりも涼しく、場所によっては例年より10度以上も気温が低いところもあった。

今年の冷夏の原因は今年の始めにアメリカ東部中部を襲った厳しい冬と同じ理由で、北極からの冷たい気流が原因。ちなみに今年初期のアメリカの平均気温は21年間で最低気温だった。

もうここ10年来、地球温暖化が起きているどころか毎年のように記録更新の寒い冬が続いている。にもかかわらず、オバマ王が最優先している方針は地球温暖化対策。はっきりいって地球冷却化の方が人類にとっての悪影響は大きい。熱射病で死ぬ人より凍死する人の方がよっぽども多いのだ。いや、それだけではない。冷夏は野菜や果物の栽培に非常な被害を及ぼす。

もしも、地球は温暖化どころか冷却化しているとしたら、そして人類の文明が温暖化に貢献しているのだとしたら、止めるどころかもっとやるべきなのではないか? 温暖化迷信を盲信するあまり、地球が小氷河期に向っていることを見過ごしたら、それこそ悲劇である。

いったい何年記録的に寒い冬や夏が続けば温暖化説は崩れるのだ?

何が起きても説を覆すことが出来ないというなら、そういう説は科学的学説とは言えない。地球温暖化説はすでに信仰と化した。現実とは無関係な迷信なのである。

August 31, 2014, 現時間 10:49 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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August 7, 2014

笹井博士の自殺に見た非常時に明らかになる人間の本性、臆病者、裏切り者、そして正義

日常の出来事 , 科学

「STAP細胞論文の共同執筆者で、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(CDB=神戸市)の笹井芳樹副センター長(52)が5日、同センターの施設が入る先端医療センター研究棟内で首をつっているのが発見された。」というニュースはアメリカのメディアでも報道されたが、こういうことで自殺をするというのがやはり日本的だなと思いつつ、しかし何か失態があると、回りが少数の人間の非を責め立てて生け贄にしてしまう傾向は何も日本だけに限らないのだなとつくづく思う。

それにしても有能な科学者をこのように死に追い込んでしまったということは非常に残念だ。
日本にとっても世界の医学にとっても非常に損失である。

笹井氏のご冥福を祈るものである。

科学というものは常に試行錯誤であり、最初から絶対に正しい説などは存在しない。何百年も真実と思われていたことが後の科学の発展で覆されることはしょっちゅうであり、常に変化していくのが科学の性質だ。だから小保方氏の論説がまだ不完全であったとしても、間違いがあったからとか、完璧でないからという理由で研究を続行させないという態度はおかしい。そんなことでは科学の発展はあり得ない。

本日の話はこの事件とは直接関係ないのだが、カカシの職場でも去年の暮れに非常事態が発生し、それに伴って津波のように多々の事件が起き数々の首が飛んだ。うちの企業の体質で実際に即解雇になった人は居ないが、上層部では、降格、減給、昇格とは名ばかりの左遷などがあり、中下層部では多数が無給自宅謹慎処分などになった。

その騒動のまっただ中に居て私は非常に色々なことを学ばせてもらった。こういう事件が起きると内部での事件を利用して自分が権力を握ろうとする嫌らしい輩が必ず表れる。また、積極的に他人を陥れようとはしないまでも、自分が責任を負わされると感じると、すべて他人や部下のせいにして責任逃れをしようとする臆病者や裏切り者も現れる。

だが、そんななかで意外な勇気を見せる人も居る。

去年の暮れに私が携わっていた工事現場で爆発事故が起きた。幸いにして消化にあたった作業員が二人手に軽い火傷を負った程度で、人身への被害は最小限で済んだ。

だが、完成間近だった建設物は完全破壊されてしまい、企画は六ヶ月ほど先延ばしになった。

これは我々が現場でシュミレーションテストを行っている最中の出来事だったため、テストチームの行動が色々と取り沙汰され調査の対象となった。我々のテストはすべてシュミレーションで部品は何も動かないため、爆発事故になど関係があるはずはなかったのだが、その場に居たということが災いして、それまでなら問題にならないような些細なことまでもが取り上げられ痛くもない腹を探られた。

この調査の段階で、現場には色々問題があるということがわかった。それで現場監督は上部からかなり色々と詰問されたらしい。その際監督は「私は何も知らない、すべてカカシが一存でやったことだ、日頃から彼女の仕事ぶりには不満足だった」と言い訳した。運の悪い事に私は事故の直前に監督に無断で設定変更をしていた。普段ならどうということのない変更で監督にいちいちお伺いを立てるようなことではなかったのだが、このことが監督が私に責任をおしつける都合のいい口実となった。

この監督とは仕事以外でも結構一緒に飲みに行ったりして友達付き合いもしていたのに、いざとなると自分の責任をすべて部下に押し付けて責任逃れをしたわけである。なんという卑怯な男!

そうかと思えば、監督の言い訳を鵜呑みにした経営側からカカシを懲戒免職にしようという話が上がっ際,私を現場に派遣した私の直属の上司とその上司は大激怒。二人は私を首にするなら自分らも辞めると啖呵を切った。ま、くだらない理由で部下を首にされるとなると自分らの威厳にも拘るから、私を守るためという奇麗ごとだけではないが、それでも何もかも他人に責任を押し付けた監督の態度とは大違い。こういうひとたちの下で働かせてもらっているということを知って頼もしかった。

そうこうしているうちに何ヶ月にも渡る調査の結果、事故の原因は安全装置の配線ミスだったことが判明。私のテスト器具設定変更とも現場の多々の問題とも無関係であることがはっきりした。

しかし一旦表沙汰になった種々の問題は、事故とは無関係と解っても無視することが出来なくなった。弱体化した経営陣を見て、今こそ自分らが権力を握るチャンス、とばかりに会社内では派閥争いがはじまり、波紋が波紋を呼び上層部の大幅な人事異動へと発展してしまった。

はあ、まったく恐ろしいもんである。

お察しの通り、私がこんな暢気なことを言っていられるのも、結局懲戒免職なんてことにはならなかったからである。最低限の罰は受けたが、他の人たちの身に起きたことを考えたら軽くて済んだ。ま、やたら偉くなかったのが幸いしたのかもしれない。

職場の精神カウンセラーをしている神父様から、「カカシさん、自殺とか考えてますか?」と聞かれて思わず笑ってしまった。「仕事を首になったくらいで死のうなんて思いませんよ」と答えたが、笹井博士のことを思うと、これは決して場違いな質問ではなかったのだなと痛感した。

博士にもそういうふうにカウンセリングしてくれる人がいたらよかったのに。本当にお気の毒なことである。

August 7, 2014, 現時間 1:01 PM | コメント (2) | トラックバック (0)

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February 17, 2014

歴史的に寒い冬、温暖化説迷信がいまこそ崩れるとき

科学

先週の木曜日、朝からテレコン(電話会議)があるということで東海岸の時間に合わせて朝6時45分に出勤。ところがいざ会議室に行ってみると誰も居ない。時間を間違えたのかとおもって事務のおっさんに問い合わせたところ、「DCはものすごい雪で会社一時閉鎖、会議はキャンセルになった」と言われた。せっかく自腹切ってドーナッツ持参で早起きして出かけたのにがっかり。その翌日のテレコンも悪天候の影響でキャンセル。アメリカは東海岸や南部が歴史的な寒さと降雪量で麻痺状態になっているが、日本からも東京でクロスカントリースキーをやってる人たちの写真などがオンラインニュースに掲載されているのを観た。

先日のドラッジの新聞見出しだけ読んでいても、

BRUTAL WINTER INTENSIFIES...
HISTORIC ICE STORM UNFOLDS IN SOUTH...
GEORGIA WARNED: 'CATASTROPHIC'...
At Least 12 Dead...
Hospitalizations From Sledding Crashes...
SEEN FROM SPACE...
NWS: Travel 'Impossible'...
WATCHES/WARNINGS...
RADAR...
Ice from TX to NC...
Cars Abandoned on Snow-Covered Roads...
Thousands Without Power...
Residents Cook Food In Fireplaces...
City Fines Residents Up To $100 For Not Shoveling Sidewalks...
Panicked Shoppers Fight Over Food...
Up to 14 inches in NYC...
'Snow Rage' Afflicts Locals...
Man Puts Gun To Plow Driver's Head...
Psychiatrist: 'Tremendous Amount' Of Seasonal Affect Disorder...

てなかんじ。いちいち訳すのは面倒くさいので省略するが、とにかく寒いという見出しばかりなのだ。で、本日(2/17)のリアルサイエンスによると、アメリカにおける今年の冬は1800年代に記録を取り出してから、1899年と1979年に続いて三番目に寒い冬となったとのだそうだ。

寒い方がちょっとくらい暖かいよりずっと生活に支障を来す。二酸化炭素排出が地球温暖化に本当に役立つというのなら、温暖化防止を理由に規制してきた法律のすべてを撤回すべきなのではないか?

国内における原油発掘規制、ビニール袋の使用禁止、エソノール入りのガソリンの強制使用、車のエアコン用フリーヨン使用禁止等々、温暖化を理由に理不尽に規制されてきたこれらの活動。

これによってどれだけの産業が被害をうけたか、どれだけの人々の暮らしが悪影響をうけたことか、いったいこの責任は誰が取るのだ?

だが今になってもオバマ政権は地球温暖化迷信が似非科学だったと認めるどころか、温暖化防止のためにさらに厳しい法律を通そうとしている。いったい国民をどこまで馬鹿にすれば気が済むんだ!

しかし長年続く厳しい冬のおかげで、アメリカにおける地球温暖化説迷信は国民の間で崩れつつある。

February 17, 2014, 現時間 11:38 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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February 3, 2014

本日は立春なり、でも寒い。2014年はここ20年で一番寒い冬

宗教と文化 , 科学

注意:アメリカは一日遅れなので2/3だが、立春は2/4なので間違えないように!

二日前のヒット数がやたら多いなと思ったら、皆さん節分と立春についてずいぶんご興味がおありらしく、私が去年の節分に書いた記事、初めて知った節分と立春と旧正月の関係がちょっとした人気を呼んだらしい。

まとめてみると、

旧正月:中国の陰暦新年、いわゆる旧正月は冬至から二回目の新月。
立春:冬至と春分の真ん中
節分:立春の前日

というわけ。旧正月の日付が結構動くのに比べ、立春はだいたい2月3日か4日になるのはこれが理由。

さて、立春とはいえアメリカはカリフォルニア以外は猛烈に寒い冬が続いている。雪など滅多に降らないバージニア州でも今年はノーフォークにある支店が先週三日続けて雪のため事務所閉鎖となった。雪もだが風がもの凄いとかで、橋の多いあのあたりは大変なことになっているらしい。ニューヨークでは各地で除雪が遅れ、新しい市長さんが除雪を均等に行っていないと批判されるなど、市民の怒りは増している。ニュージャージーのホテルに泊まっていた同僚は雪のせいでホテルに監禁状態になったとフェイスブックで話していた。

色々な記事を読むにつけ、地球は暑いより寒い方が弊害が多いなと感じる。最近は露出した肌が数分で凍傷になってしまうとか、消防用の水がホースから出たとたんに凍ったなんて話も聞いている。

今年の寒波はポーラーボーテックス(極渦、きょくうず)という「北極の上空に出来る大規模な気流」が北半球で吹き捲くっている影響で、アメリカ各地はここ20年来で最悪の寒波を迎えたというわけ。カナダでは気温が急速に下がって凍り付く時におきるフロストクエークの音響を体験しているという。

こうなってくると自然に出て来る疑問は「地球温暖化はどうなったんでしょうねえ」というもの。あれだけ二酸化酸素排出が地球の温度を上げていると大騒ぎしていた温暖化迷信者たちは、だったら今年は二酸化酸素の排出を増やしてちょっとは寒波を緩和しようなんて言わないのかね。

ともかくだ、毎年毎年最低気温を記録する年が何年続けば地球温暖化は起きていないってことになるのだろうか。いや、それをいうなら、いったい地球温暖化とはどんなものなのだろうか?その現象を我々が観るのは何時のことなのだ?

February 3, 2014, 現時間 10:49 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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January 3, 2014

さ、寒い! アメリカ中が震え上がる新年

科学

新年早々アメリカは寒気に見舞われている。本日のドラッジニュースの見出しを観ていると、

ミネソタ、過去20年で「最悪」の深い凍り付き
風感度マイナス50度に達する(華氏)
ニューイングランドで30インチの降雪
ニューヨーク市学校閉鎖
露出した肌は15分で凍り付く
少なくとも9人凍死

なんて記事が羅列されている。

ドラッジは関係のあるニュースと矛盾するニュースを面白く並べる才能があるので、保守派の間では人気があるのだが、ドラッジがずっと地球温暖化をおちょくっていると苦情を言うニュースも見出しの中には含まれていた。

MSNBCのクリス・ヘイズ、ドラッジがあおる地球温暖化への「雪アラシ」に文句を言う

ヘイズは番組のなかで、ドラッジが紹介する出鱈目な反地球温暖化説の記事が国民の間で温暖化への猜疑心を高めるのに成功していると苦々しく認めた。寒い気候が訪れる度に保守派連中は温暖化をおちょくるので、温暖化に関する正当は報道が難しくなっていると不満を述べた。特に今回の地球温暖化観測隊の船が南極の海氷にはさまって立ち往生した件について、地球を救うために大した報酬もないのに命がけで頑張っている科学者たちをあざ笑ってお祭り騒ぎをしていると批判した。

しかし、地球温暖化説似非科学者たちが「なんの報酬もなく」というのは大嘘だ。地球温暖化という似非科学を唱えて、どれだけの科学者や政治家や企業が大金儲けをしたか解らない。地球温暖化の教祖アルゴアなんぞは温暖化説を唱えてそれこそ地球上を回ってお説教ぶって億万長者となった。

科学者の間でも地球温暖化説を批判する科学者達は大学やスポンサーから調査費が降りないだけでなく、大学を首になったりキャリアを破壊されたりしてきた。地球温暖化は何の報酬もないどころかビッグビジネスなのである。

クリス・ヘイズは右翼が一億ドルという金を使って地球温暖化説を崩そうという運動をしていると指摘するが、左翼が何兆ドルという世界中の人々の血税を使ってありもしない地球温暖化を押し付けて来た事実を考えれば雀の涙である。

左翼の科学者や政治家たちがこれだけ一生懸命20年以上にも渡り全世界を騙し続けて来たのに、アメリカ人半数近くが温暖化に猜疑心を持つようになったのは、ドラッジの気の利いた見出しのせいでもラッシュ・リンボーのような右翼トークショーのせいでもフォックスのニュースのせいでもない。地球温暖化説の説得力が薄れたのは、

地球温暖化が起きていないからだ!

いくら地球が暑くなっていると繰り返しても、毎冬毎冬記録的な寒さが訪れれば、いったい温暖化はどうなったのだと人々が思うのは当然。温暖化が起きているというならその証拠を提示すればいいだけの話。

20年前の予測で2014年の冬はこのくらいの温度になるとされていた、という記録と現在の温度とを比べて、本当に温度が上がったのかどうか発表したらいいではないか。温暖化が事実なら、ドラッジが何を書こうと人々は納得するはず。

ヘイズは反温暖化説は馬鹿ウヨが歴史的に正しくない側に回ることを喜んでいるというが、温暖化説批評家は温暖化が起きているという証拠がないことを指摘するだけでいいが、温暖化説を唱える側は、実際に温暖化が起きていることを証明する責任がある。今起きている現象が温暖化を崩すものではない、とヒステリックに騒ぐより、実際に温暖化が起きている事実を提示したらいいではないか、それが出来ないなら温暖化は起きていないと認めるしかない。

実際温暖化説者たちが、温暖化説の名称を「気象変更化」と変えざるおえなかったことからして、彼らがどれだけ自分らの説が微妙なものであるか気づいている証拠である。

批評家に文句を言うより、自分らの説の真偽をもう一度見直しては如何かな?

January 3, 2014, 現時間 10:15 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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January 2, 2014

南極、地球温暖化観測船、異例の氷に挟まれ遭難、中国船による救助もままならずず

科学

以前父親に地球温暖化なんて迷信だと言って「南極の氷は溶けているんだぞ!」と怒鳴られたことがあるのだが、数年前には多少解けていたかもしれない南極の氷も、ここ2〜3年、稀に見る厚さに、日本の南極観測船「しらせ」は二年連続して昭和基地に近寄れなかったそうだ。そして今年もまたその厚さは例年以上のものだそうで、数日前から地球温暖化信者、もとい、科学者たちを乗せたロシア船が氷につっかえて立ち往生している。

【シドニー共同】南極海を航行していたロシア船が先週以降、厚い氷と強風に阻まれ、立ち往生している。船内には数週間分の食料などの物資が備えられ、30日時点で乗客の健康にも問題はないと伝えられているが、オーストラリアの海事安全当局などが救助活動を急いでいる。  ロイター通信によると、船は100年前の南極探検を記念した航海の最中で、科学者や観光客ら74人が乗船している。  現場はオーストラリアの南方約2800キロで、船は日本時間の今月25日に遭難通報を発信。

ロシア船はスピリットオブマウソン船で、南極で遭難して生還した探検家ダグラス・マウソンの名を受け継いだ船。2〜3日前に近くに居た中国のアイスブレーカー船「スノードラゴン(雪竜かな?)」が救援に向ったが、こちらも海氷の多さににっちもさっちも行かない状況。もうすこし遠くにいたフランス船からの救助を待っているという状態だった。

今日になって、やっと中国船からヘリコプターでマウソンの乗員の救出にあたることが出来、現在52人がマウソンからアカデミックショカルスキー船を通じてオーストラリアの船に移される予定だという。

何日も氷の間に挟まれたロシア船には地球温暖化説を積極的に唱えているクリス・ターニーが観測隊の隊長として乗り組んでいた。無論観測隊の目的は地球温暖化がどれだけ南極の海氷に影響を及ぼしているか(つまりどれだけ溶けているか)を観測にいったわけだが、今度のことでターニー氏が温暖化説に疑問を持つようになったかどうかは疑問だ。

しかし、マウソンの遭難で南極に居た別の観測船、オーストラリア、中国、そしてフランスの船に乗っていた、もしくはこれらの船からの必需品を待っていた科学者たちは、その計画をおじゃんにされた結果となった。もともとターニー観測隊の目的は似非科学の地球温暖化迷信を調べるというくだらないもの。そんなもののために大事な科学観測が邪魔されたというのは非常に腹立たしい限りだ。

2013年はここ10年来でも記録的な寒さが地球上のあちこちで記録された年であるにもかかわらず、地球温暖化説者たちは2013年は近来でももっとも温度の高い年だったと発表した。いったいどこを観測すればそういう結果が生まれるのだ?

January 2, 2014, 現時間 10:49 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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December 14, 2013

年ごとに寒くなる地球、今年も記録的な寒さに!

科学

地球温暖化説とは裏腹に、地球の気温は1998年からずっと上がっていない。それどころか、ここ数年間、冬が来る度にニュースではオウムのように「記録的な寒さ」と繰り返される。今年もまたまた近年史上最低気温が地球各地で記録されている。本日の新聞の見出しにも幾つか寒波の話が載っていたので羅列してみよう。

アメリカではここ数日2000もの最低気温が記録された

先週国際地球温暖化会議が開かれたサンフランシスコの気温は記録的に低い摂氏零下3.5度。参加者たちはこの皮肉な現実に全く怯む様子はない。

エジプトのカイロでは112年ぶりに雪が降った朝日新聞の記事はこちら

とか、真夏のオーストラリアで雪が降った(リンク日本語)というニュースも入っている。

ところで、最近、中世ローマ時代の地球の気温は今よりも高かったという学説が発表された

カカシ注:以下記事の読み間違えをしていたので一部訂正する。

スエーデンの学者、リーフ・クルマン博士(Leif Kullman)によると、5000年から9000年前の温暖期の気温は現在より2.3°Cほど高かったが、それがじょじょに冷却期を迎え、再びローマ時代から中世にかけての温暖期のピークを迎えた。その後地球の温度は除所に下がりミニ氷河期の到来となった。ローマ時代の温度が結構高かったという学説は以前からあったようだが、今回の調査でこれまで考えられていたよりさらに高いことが解ったというもの。

さて、こうなってくると当然生まれる疑問は、現在の人為的地球温暖化説について人為的二酸化炭素排出が今よりずっと少なかったローマ時代に何故地球温暖化が起きたのかということだ。

もしかして二酸化炭素排出と温暖化は関係なかったりして?

December 14, 2013, 現時間 11:44 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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April 6, 2013

20年間上がらない地球の気温、困惑する温暖化信者たち

科学

私は最初から地球温暖説など信じた事が無かった。しかし最近は、かなり主流なメディアの間で温暖化説を疑う動きが高まっている。温暖化に異議を唱えることが必ずしも政治的に間違った立場ではなくなってきているということだ。それもそのはず、温暖化で地球が終わると大騒ぎしてきた過去20年間、地球の気温は全く上がっていないどころか、ヨーロッパや北アメリカではここ数年記録的に寒い冬が続いている。

ザ・エコノミクスマガジンの最近載った記事において、科学者がクレジットレーティングの組織だったなら、二酸化炭素排出量が気温に影響を与える指数は格下げまでは行っていないといっても、完全にマイナスであると書いている。

NASAのゴダードインスティトゥートフォースペーススタディースのトップで、気象科学者の長ともいえるジェイムス・ハンセン博士が発表した調査書によると、2000年から現在までの間に石炭燃焼の影響による気温変化は予測したようには上がらなかったとある。

気候変動に関する政府間パネル(Intergovernmental Panel on Climate Change、略称:IPCC)のラジェンドラ・パチャウリ快調は、ザ・ウィークエンドオーストラリアンのインタビューで温暖化の傾向が休止していると断言するには少なくとも30年から40年の休止が必要だと語った。

しかしである、事実地上の温度変化が絶対と言われたIPCCの予測モデルに全く従っていないという事実はどうにも説明のしようがない。(予測モデルが間違っていたという以外にはだが)

エド・ハウキンズ大学の調査によると地上温度はすでに2005年の時点で予測モデルの気温変化の最低値すれすれを記録しており、このまま低迷が続くと予測モデルの温度変化範囲を下回るおそれがあるという。

温暖化ポリシーファウンデーションのデイビッド・ホワイトハウス氏は地球温度の安定は、観測が予測モデルから離れて行っていることを示すという。もうすでに起きていないとして、このままだと観測値は常識として受け入れられていた気象変化説とは全く相容れないものとなってしまうという。ホワイトハウス氏は、何が起きているにしても地球上の二酸化炭素が大幅に排出されているにもかかわらず、何故地球温度が安定しているのか説明する必要があると語る。

ザ・エコノミストによると2000年から2010年にかけて大気に排出された二酸化炭素は1兆トンで、これは1750年から現在までの排出量の約1/3にあたるのだという。にもかかわらず地球の温度は過去20年間極端な変化をみせていない。多くの科学者達がこれには首をかしげていると記事にはある。

ザ・エコノミストの記事では何故二酸化炭素の排出量と温暖化とが合致しないのかという可能性について色々述べているが、一番あきらかな原因は予測モデル自体が間違っていた、ひいては温暖化説そのものが最初から間違っていたということだ。

エコノ、、はだからといって温暖化が起きていないと断言はできないとしている、なぜなら2000年から2010年にかけて地上温度は約摂氏1度上昇の傾向をみせているからだという。摂氏一度なんて朝と晩の温度差にも及ばない。実際に地球温度が10年間で摂氏一度の割で上がっているとしても、その程度の変化なら全世界が大騒ぎして高い税金かけて政治政策をとったり、経済低迷につながるような極端な二酸化炭素排出規制をしたりする必要は全くないはず。

第一、例え地球温暖化が事実起きているとしても、それが二酸化炭素排出と直接関係があるという証拠はどこにもない。すくなくとも過去20年間に渡る観測によってその関連は全く証明されていない。普通の言い方をすれば、二酸化炭素と地球温暖化とは全く関係ないということだ。

だとしたら、地球温暖化を口実に多々のエコ産業を作ってそれに投資して大もうけをしたアル・ゴアや似非科学者たちにはきちんと落とし前をとってほしいものである。

April 6, 2013, 現時間 10:23 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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April 8, 2012

行き過ぎだった日本人の反応! 福島原発の被爆は思ったよりずっと少なかった!

科学

一年前におきた東日本大震災の折り、福島原発溶解による放射能被害は、当初思われたよりもずっと低いものであったことが最近の調査で明らかになった。日本では一人も危険な量の放射能を被爆した人はおらず、特攻隊よろしく死ぬ覚悟で現場に残り清掃作業をした70人の作業員の人たちですら、被爆によって癌になる可能性はたったの0.002%。国民の40%が癌にかかる国にあって、限りなく0%に近い数値である。

これは非常に歓迎すべきニュースであるが、上記の調査を紹介しているブレークスルーインスティトゥートの著者たちは、日本人の行き過ぎた反応、いわゆる被爆に関するパニックで起きた被害のほうが、原発被爆被害よりもずっと深刻なものだったと結論づけている。

いや、過去形にすべきではないだろう。当初の政府の慌てぶりやいきあたりばったりの対応などに不信感を持った国民からしてみれば、今更思ったより危険ではなかったなどと言われても、一口では政府の言い分など信用できないのはもっともな話だ。

この話はもっと詳しくしたいのだが、なにせ時間がない。もう日曜日の夜だし、、、

とにかく一応ご報告までということで書いておこう。日本の皆さん、心配しないで東北の野菜とかちゃんと食べてあげてね。大丈夫だから。

April 8, 2012, 現時間 6:26 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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February 3, 2012

ローマで雪!ヨーロッパを襲う大寒波、アラスカも記録的な寒さ

科学

なにが地球温暖化なんだあ〜、と叫びたくなるほど今年の東ヨーロッパはものすごい寒波に見舞われている。そしてなんとイタリアのローマでは26年ぶりの降雪。 今年の冬はヨーロッパにとって非常に厳しいものとなった。

リンクのサイトでは、雪のローマの写真及びヨーロッパ各地の様子が沢山掲載されているので、是非参照されたし。

ヨーロッパですでに150人の凍死者を出している今年の寒波。イタリアのアルプスではすでに零下22度(摂氏)という寒さ。ウクライナやセルビアではなんと零下36度。

セルビアでは少なくとも1万1千人の村人が豪雪と吹雪で道路が塞がれたため、完全な孤立状態にあるという。なかでも最悪な状態にあるのがセルビア南東のSijenicaという町。なんと26日間の豪雪で除雪車の燃料に使うディーゼルの在庫が底をつく状態だとか。

ウクライナでは昨晩一晩で38人の死者を出しており、これで先週一週間の死者総計101名。凍傷や冷体温症などで病院で治療を受けた人の数は1200人を超えるという。小中学校や大学は全部閉鎖。全国で3000人近くが暖房と食料を求めて避難所に集まっている。

ウクライナ以外でも東ヨーロッパの数々の村々で積雪や吹雪に道を塞がれ外部から孤立している住宅街がいくつもある。

英国でもリンカシャー(Lincolnshire)では6cmの降雪。ノフォークとサフォークも雪でまっしろ。ロンドンでは噴水が凍り付く等さむ〜い冬となっている。

一方アメリカのアラスカ州も過去何十年で最高の寒さに見舞われている。

フェアバンクス市では明け方の気温なんと零下46度(摂氏)。フェアバンクス市民は寒い冬に慣れているとはいえ、通常の冬はせいぜい零下26度程度。これは1933年の記録的低温の零下50度に次ぐ寒さ。もしも深い氷霧がなかったら、その記録も破られていただろうと気象学者のブライアン・エドワーズ博士は語る。

フェアバンクス市で気温が零下45度に下がったのは2006年の1月27日が最後で、今年のように二日続けて零下45度というのは1999年12月以来始めてだ。同市では零下40度以下の日がすでに15日間も続いており、こんなことは1972年の40日間の記録以来である。

このままいくと今年の冬は過去でもっとも寒い上位10位以内の冬になる可能性が強くなってきた。

February 3, 2012, 現時間 8:06 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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January 30, 2012

なにが温暖化だ!小氷河期は近い、地球冷却化こそ心配しろ!

科学

2009年の冬にも、当ブログにおいて、今や温暖化を祈る時、小氷河期は真近いかもというエントリーで紹介したが、NASAの調査によると、地球は15年前から温暖化どころかかえって温度が下がる傾向があり、このままいくとイギリスのテムス河を凍り付かせた70年間続いた17世紀のように地球には小氷河期が再び訪れる可能性があるという。

地球上の3万カ所にわたる測定によると、メットオフィス(the Met Office)とクライメートゲートで悪名高いイーストアングリア大学環境調査団(East Anglia Climatic Research Unit)は地球温暖化は1997年の段階で停止していたことを確認した。

太陽は20世紀全般に異常に高レベルのエネルギーを発散していたが、現在はそのレベルが急落し寒い夏や厳しい冬が予測され、食物の育つ季節が短縮される恐れがある。太陽光線発散は11年周期で高くなったり低くなったりするが、その周期でいくなら、現在は科学者のいうところの24周期でピークに達する時期なんだそうだ。先週のソーラーストーム(太陽風)においてオーロラがいつになく南部で見られたのもそれが原因だ。

しかし今回は、20世紀で見られたピーク時よりもサンスポットの数が極端に少ない半分以下である。 NASAとアリゾナ大学の研究によると、この傾向が続くと2022年の25周期ではサンスポットの数はさらに減るだろうと予測されている。

メットオフィス発表の調査結果によると、25周期における太陽光線発散度はダルトン最低値と呼ばれるヨーロッパの平均気温が摂氏2度ほど下がった1790年から1830年よりも弱まる可能性があるという。 可能性としてはソーラーエネルギーのスランプは1645年から1715年のような小氷河期と呼ばれる頃の数値まで下がるかもしれない。当時はテムス河が凍り付き、毎冬「テムス河霜祭り」と言われる凍った河の上でお祭りが開かれるくらい寒かった。そしてオランダの運河も凍り付いた。ここ数年運河の一部が凍るという冬が続いているが、このままだと運河全域が完全に凍り付く可能性があるというわけだ。

しかしながら、人為的地球温暖化説を押し進めているメットオフィスは太陽活動の低下は二酸化炭素発散による地球温暖化の影響よりもずっと少ないため温暖化に与える影響は誤差の範囲であると主張する。

だが、この結論には他の太陽学専門家の間から激しい異論が出ている。

「世界の気温は過去50年よりずっと低くなるかもしれないのです。」

というのはデンマークのナショナルスペース研究所の太陽気象研究センターの所長、ヘンリック・スベンスマーク博士。(Henrik Svensmark, director of the Center for Sun-Climate Research at Denmark’s National Space Institute)

「一部の気象科学者に太陽の重要性を納得させるのは至難の業です。しかし、もしかすると、彼らの援助などなくても、太陽そのものが現実を証明してくれるかもしれません。」

きっつ〜!ベンスマーク博士は温暖化説をとなえる科学者たちにかなり頭に来ているようだ。過去15年にも渡って地球は冷え続けているのに、そして数々の調査が小氷河期の到来を裏付けているのに、いつまでも地球温暖化だなんだかんだと騒いでいる科学者たち。学説がどうでも本当に氷河期が来たらどうしようもないだろうが!

ベンスマーク博士はメット・オフィスが太陽熱の影響は誤差の範囲だと言う根拠は、過去15年間の温暖化停止を予測できなかった気象モデルによる計算だと指摘する。二酸化炭素排出レベルは2007年から継続して高まっているにも関わらず、地球の気温は上がっていない。メットオフィスの気象モデルによれば、少なくとも2004年から2014年のうち三年は近年の最高値を記録した1998年を上回る気温になっているはずだった。しかし現実は毎年寒くなっていくばかり、、、にも関わらず、メット・オフィスの報道官は先日も、気象モデルは正確だと言い張っている。まだ、2014年までには時間がある、元々の予測は正しい、というわけだ。あと、二年だけどね、それで駄目だったらどうするのかね。

ノースカロライナのドューク大学教授、ニコラス・スカフェタ博士(Dr Nicola Scafetta, of Duke University in North Carolina)はメットオフィスの気象モデルによれば2000年から徐々に一定して気温は上がっているはずだという。

気温が一定している、または下がっているというふうに、モデルの予測と観測数値がどんどん離れて行った場合、いずれはその差があまりにかけ離れ、科学界全般がこの学説の信憑性を疑うようになるでしょう。

スカフェタ博士はメットオフィスは二酸化炭素の排出度と温暖化との関連性を重視しすぎているという。二酸化炭素が温暖化の原因なら、このまま二酸化炭素が増え続ければ温度が上がるという結論が出るのは当然だが、もし二酸化炭素の排出度と温暖化にはさほど関連性がなかったとしたらどうなるのか。議論されるべきなのは、スカフェタ博士が言うように「モデルそのものが正確かどうかということ」なのだ。

また、アメリカでの指折りの気象学専門家、ジョージアインスティトゥートオブテクノロジーのジュディス・カリー教授(Professor Judith Curry of the Georgia Institute of Technology)は、メットオフィスによる、太陽活動が温暖化に与える影響度は誤差の範囲であるという見解は、理解に苦しむという。

「太陽の影響を計るにはモデルは極度に不十分であるという事実を認めることこそ責任ある態度です。」

カリー教授は温暖化が停止しているという事実については多くの科学者が「驚いていない」と語っている。同教授は地球の温度は二酸化炭素以外にもっと色々な要素が考えられるということが最近どんどん明らかになって来ているという。例えば60年周期の太平洋や大西洋の温度変化などは、地球の気象において充分に注目されてこなかったという。

例えば1940年から1970年にかけて二つの海が冷たかった頃、地球の気温は低下した。太平洋周期は2008年に温暖から冷却にひっくりかえっており、大西洋もあと数年後に冷却にひっくりかえる可能性が大きい。

ちょっと考えてみよう。地球温暖化説を唱える科学者達は、この温暖化は一重に人為的な二酸化炭素排出が原因だと唱えて来た。しかし、同時期に、太平洋と大西洋の気温周期が高い時期になったこと、太陽熱のサンスポットの活躍が活発だった事、などが全く無視されてきた。そしてこれらが周期的に冷たい時期に入った途端、地球の温度も下がり始めた。二酸化炭素の排出は増えているにも関わらずだ、、

つまり、二酸化炭素の排出、ひいては人為的な温暖化、という学説そのものが間違っていたということが証明されつつあるってことじゃないのか? ノルウェースペースセンターのパル・ブレッケ氏(Pal Brekke, senior adviser at the Norwegian Space Centre)は、

自然が非常に面白い実験をしつつあるってことですね。今から10年もしくは15年後、20世紀後半の温暖化が本当に人為的な二酸化炭素排出によって起きたのか、単なる自然な変化だったのか、はっきりするというものです。

と語る。ちなみに去年の終わりから今年にかけて世界の気温は摂氏0.5度ほど下がっている。南太平洋におけるラ・ニニャの影響だ。

地球温暖化政策基金のベニー・ペイサー所長(Benny Peiser, director of the Global Warming Policy Foundation)は、2015年までに確実な温暖化が見られない場合、温暖化モデルが不能だったことがはっきりすると語る。

そうだったとしたら、科学者達の間に起きる問題は深刻です。

深刻なんてもんじゃないだろうが、お前らのインチキ科学でどれだけの企業が破壊され、どれだけ経済が低迷したと思ってんだ!

責任者出て来い!

January 30, 2012, 現時間 8:05 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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January 23, 2012

アメリカの雇用や資源自給より過激な環境保全を優先させるオバマ王

独裁者オバマ王の陰謀 , 科学

オバマ王政権は、この不景気に雇用を増やし資源の安全保障となる「キーストンXL」パイプラインの建設を認可しないことを発表した。

ワシントン 18日 ロイター] オバマ米政権は18日、カナダとテキサス州を結ぶパイプライン「キーストーンXL」の建設計画を認可しないと発表した。「キーストーンXL」はオイルサンドを輸送するパイプラインで、トランスカナダ(TRP.TO: 株価, 企業情報, レポート)が推進している。

オバマ大統領は、代替ルートの検討も含め、検証プロセスに十分な時間がなかったことを理由とし、共和党が性急な期限を設定したことを批判した。

なにが「性急な期限を設定した」だ!オバマ政権はこの件について2年以上も「検討」してきた。あまりにも煮え切らないオバマの態度に共和党が、いい加減に決断を下せ、といって60日と期限を切ったのである。

オバマ王は口ではアメリカの経済を建て直したいとか、雇用数を引き上げ今の失業問題を解決したいなどと言っているが、奴の行動はすべてその正反対である。また、オバマ王は一見自然環境保護に重きを置いているように見えるが、オバマ王が優先させているのは自然保護ではなく、自然保護企業からの献金である。オバマ王の目的は最初から自然保護を口実に私服を肥やすことにあるのだ。

政府が莫大な融資をして倒産したソランドラ社にしても、同社が収益を出す企業になどなり得ないことは最初から解り切っていた。オバマ王とその取り巻き連中はソランドラ社への融資を巧みに利用して私服を肥やし会社は倒産しておしまい。存在しない幽霊会社に投資者を集めてとんずらする詐欺師となんら変わりがない。

トランスカナダ社のラス・ガーリング社長は、もう一度申し込みをすると語っているが、加えて、このパイプラインが建設されるまでは、アメリカはアメリカやカナダの民主的な価値観を共有しない国々に資源を頼ることになり、何千という職が宙に浮く事になる、と批判した。

共和党からは、オバマは選挙の年に自然保護運動家に媚びを売っていると厳しく批判が出ている。

ジョン・ベイナー下院議長は「大統領はアメリカの職を政治に売ってるとしか他に全く言いようがありません。」と語った。

勝利に浮かれているのは自然保護団体だが、奴らがパイプラインに反対しているのは、似非科学の地球温暖化と石油漏れの危険性を理由としている。また、通路になるネブラスカ州の知事は、ネブラスカの砂丘が破壊される恐れがあると、別のルートの検討を要求していた。

極左翼自然保護団体のシアラクラブのマイケル・ブルーン会長は、きれいな空気と水の勝利だと語り、「我が国が石油を超得る国となるための政権による頭金となった」と勝ち誇っている。

アメリカが経済大恐慌に陥り失業者があふれ馬鹿たかい電気やガソリンに人々が苦しい思いをしているときに、「でも空気はきれいだ水はおいしい」と言ってアメリカ人は満足するというのか? 第一、このパイプラインが環境を悪化させるという調査結果はどこにもない。いや、それどころか、オバマ政権の国務庁の調査では、パイプラインによる環境悪影響はほとんどないと結果が出ているのだ。

石油業界の調査によれば、このパイプラインにおいて、二年間の建設中にアメリカとカナダでおよそ二万人の雇用が期待されるという。

共和党大統領の有力候補であるミット・ロムニーは「大統領は失業対策や経済成長や資源自立といったことに真剣さを欠いている。大統領は、環境保護団体を喜ばせようと、自己の利益と国家の利益を混同している」と語った。

また同じく共和党代表大統領候補の選挙演説中だった元下院議長のニュート・ギングリッチは、このニュースを聞いて「まったく驚きだ」「驚くほど愚かな行為だ。」「馬鹿げている」と何度も繰り返し、ホワイトハウスは「火星でも統治しているつもりか」と批判した。

共和党の大統領候補たち及び、共和党の他の議席を目指す議員たちからも、オバマ王の自然環境保護団体への媚びについて、どんどん批判を出してもらいたい。オバマ王は国の経済を破産させ、アメリカの資源自立を妨げ、国を危険な状態に陥らせていると、声を大にして国民にうったえてほしい。

January 23, 2012, 現時間 7:16 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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December 11, 2011

砂漠のトカゲがテキサスの資源発掘を妨害

独裁者オバマ王の陰謀 , 科学

独裁者オバマ王は産業の妨害に余念がない。この不景気に多くの雇用を可能にする資源発掘産業を崩壊させるなどもっての他なのだが、アメリカが独自の資源を発掘することが許せないオバマ王は、なにかというと資源産業を目の敵にする。そしてオバマ王政権が産業破壊に好んで使う手段が環境や『自然動物保護』法の理不尽な悪用である。

オバマ王政権の新しい攻撃対象となったのはテキサスの原油及び天然ガス発掘産業。オバマ王の米国魚類及び自然動物保護省は(The U.S. Fish and Wildlife Service)砂漠トカゲを絶滅危機種族リストに加えることにより、その生息地の一つであるテキサス中部を保護地と指定しその使用を厳しく規制することにした。

絶滅危機名簿に載ったのはデューンセージブラッシュリザード(The Dunes Sagebrush Lizard)と呼ばれるいわゆる砂漠トカゲ。この全長約9cm程度のトカゲが正式に保護リストに載れば、この地帯での原油や天然ガスの発掘は不可能になる。

テキサス中部の産業は資源発掘がほとんどである。もしここで本当に資源発掘を停止すれば、何万人という人々が職を失うだけでなく、アメリカ国内でのガソリンの値段は二倍以上に跳ね上がり、石油で作られている様々な製品の値段が大幅に値上がりする。この不景気に誰もきいたことのないようなたかが9cmのトカゲを絶滅から守るためにアメリカ経済をどん底につきおとすことに何の意味があるというのか。いったいオバマの最優先はどこにあるのだ?

無論、本当の理由は砂漠トカゲの保護などではない。トカゲは単なる口実だ。ここで注目しなければならないのは保護地帯がテキサス州であることだ。これは偶然でも何でもない。テキサス州と言えばばりばりの保守派で共和党主義。前大統領のジョージ・W・ブッシュも元テキサス州知事だし、今共和党から大統領に立候補しているリック・ペリーも現テキサス州知事。真っ赤かのテキサス州はオバマ王にとっては何かと煩い目の上のたんこぶ。オバマの魂胆は自由市場を愛するテキサス州の資源発掘産業を自然保護を理由に破壊しようというものなのだ。

それによってテキサス州で大幅な失業者が出て経済が破壊され、その影響で全国の消費者の生活がどんどん苦しくなるということもオバマにとっては好都合。何故か? 失業率が増え物価が馬鹿高くなればなるほど国民は連邦政府を頼りにするようになる。そこでオバマ王は一般庶民の生活が苦しいのは、金持ちが充分な税金をはらっていないからだと言い張り、自分が大統領として第二期をやらせてもらえるなら、金持ちから税金をぶんどって庶民の福祉に回してやる、、、と主張するわけ。

オバマは海底油田の発掘も断じて許可していない。アラスカのアンワーにしろカナダからの石油パイプラインにしろ、すべて自然保護を口実にその発掘を禁じている。そして今度は無理矢理だれもきいたことのない砂漠トカゲを口実にテキサスの資源発掘産業を破壊し、アメリカが独立した資源発掘国となるのを阻止しようとしているのだ。

オバマ王はよっぽどアメリカが嫌いなんだな。

オバマ王は我々の資源を我々を敵として毛嫌いするアラブ諸国にたよらせたいらしい。アラブ諸国が石油で得た資金はアメリカ破壊のためのテロ攻撃に使われる。アメリカが奴らの石油に頼らず自国の資源でエネルギーを賄ったなら、アラブの後進国など我々にとっては何の問題でもなくなるのだ。彼らには石油以外の産業などないのだから。そうしたら我々は多額の防衛費を使って対テロ戦争なんぞやらずに済むのである。

だがオバマ王の狙いは、アメリカ人の生活をどん底に突き落とすことにより、国民がオバマを救世主のように崇め奉ることにある。奴は本気でそうやって自分の権力を増すことが出来ると信じているのだ。

オバマ王によるアメリカ産業破壊陰謀はテキサス州のみならず、アメリカ全国各地で起きている。例を上げ連ねると長くなるので、この続きは次回へ。

December 11, 2011, 現時間 9:56 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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July 29, 2011

NASAのデータ、地球温暖化説を破壊する!

科学

リモートセンシングという科学雑誌の7月号に載ったアラバマ大学のRoy W. Spencer * and William D. Braswell教授らによる研究発表によると、国連のコンピューターモデルが予期した地球温暖化現象は誇張されており、大気圏の二酸化炭素が保持すると言われる熱も、地球温暖化説者が唱えるよりずっと少ないということが解った

調査の共著者ロイ・スペンサー教授はNASAのアクア人工衛星に設置されている計器 the Advanced Microwave Scanning Radiometerが収録したデータは、国連のコンピューターモデルが予期した数値と一致するどころか矛盾ばかりだという。

「人工衛星の観察によると、地球の温暖途中及びそ温暖後に大気圏外に失われる熱量は、環境モデルが示すよりもずっと多いことを示唆する。、もっと多くの熱量が大気圏外に失われていることを示唆する。「実際のデータと予測には大きな違いがある。」

NASA人工衛星のデータが示しているのは、大気圏内に留まる熱が国連の予測モデルよりもずっと少ないというだけでなく、大気圏は国連のモデルが示す量よりずっと多くの熱量を発散しているということだ。大気圏の二酸化炭素は地上で発生する熱を保持するどころか熱を大量に外に発散している、

つまり、地球温暖化など起きていないということを意味するのだ!

July 29, 2011, 現時間 5:10 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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July 5, 2011

温暖化説、説明するほど信じる人が減るって、当たり前じゃん!

科学

人為的な地球温暖化説というのは、もう大分前からその信憑性がかなり疑われて来た。カカシは最初っから信じていなかったが、最近は信じてる人より信じていない人の方がずっと多いのではないかと思われる。しかもアル・ゴアのような温暖化説信者が躍起になってその非科学的根拠を「証明」しようとすればするほど、そして科学的事実を学べば学ぶほど、人々は温暖化説への猜疑心をますます深まる一方だという統計調査が発表された。

温暖化説論者たちは、人々が人為的地球温暖化説を信じないのは、一般人は科学的知識が浅いからであり、温暖化説をよく理解していないからだと主張する。よって人々のより深い理解を仰ぐためには市民を教育する必要があるという考えから、世界各国の政府や民間企業によって莫大な金額が温暖化説教育のための宣伝に使われて来た。

にも関わらず、人々は温暖化説を信じるどころか、説明しよとすればするほど猜疑心を強めるという完全に矛盾した態度に出ている。いったこれはどうしたことなのだろう?

エール大学で1540人の大人を対象としたThe Tragedy of the Risk-Perception Commons: Culture Conflict, Rationality Conflict, and Climate Changeという調査で、科学的な教養があり温暖化説に詳しければ詳しい人ほど、温暖化説への猜疑心を深めるという結果がでた。

それってつまり、温暖化説には科学的根拠による説得力が全くないってことではないか!

これが単なるどっかのカルトでアホな信者が似非教祖の口車に乗せられて身上を潰したとかいう程度のことで済んでいるならまだしもだ、地球温暖化説は無数に渡る国際諸国をペテンにかけ、これらの国々が嘘出鱈目を基盤にした似非科学によって種々の法律を通し、それによってあらゆる国で、それでなくても低迷する経済をより悲惨な状態にしてしまったという損害はどうしてくれるんだ、と私は問いたい!

この調査を紹介したパワーラインも書いているが、温暖化説で世界中の人々を騙しておきたいのであれば、アル・ゴアらの温暖化宣教師たちに「黙ってろ」と助言したほうが良いのではないかな?

July 5, 2011, 現時間 6:49 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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March 21, 2011

福島第一原発で何が起きたのか?

科学

今回の地震による福島第一原発の溶解はメディアや原発反対派が騒ぎ立てるほどひどい状態ではないようだ。いやそれどころか、今回のことで、きちんと設計され建築された原子炉は史上まれにみる強大な地震にも津波にも立派に耐えうるということが明らかになった。

パワーラインが科学記者のケニス・ハーパラによる福島第一原子力発電所に関するリポートを紹介している。福島第一原発において、いったい何が起きたのか、詳しい書かれているので、その一部から読んでみよう。ところどころウィキの説明からも引用する。(引用文は『』で示す。)

福島第一原発の六つの原子炉はすべてGE(ジェネラルエレクトリック)の二世代目デザイン、沸騰水型軽水炉である。一番古い軽水炉は1971年操業開始なので、すでに40年になる。チェルノーブルの原子炉と違って、福島原発は事故が起きた時に放射能を内部で隔離するデザインになっており、分厚い鉄の壁が圧力容器を覆っていることと、さらにその容器がもう一つの壁に囲われ、その上に外部からの天候から容器を守る防御壁で覆われるという三重の守りになっている。

この型の原子炉は『核分裂反応によって生じた熱エネルギーで軽水を沸騰させ、高温・高圧の蒸気として取り出す原子炉であり、発電炉として広く用いられている。炉心で取り出された汽水混合流の蒸気は汽水分離器、蒸気乾燥機を経てタービン発電機に送られ電力を生ずる。』

『原子炉の出力制御のためには原子炉内の中性子数を調整して反応度を制御することが必要である。停止状態の原子炉には中性子を吸収する制御材でできている制御棒が差しこまれており、核分裂反応に伴なう中性子を吸収して臨界状態にならない様にしている。原子炉の起動時、制御棒を徐々に引きぬく事で炉内の中性子数を増加させ、臨界から定格出力になるまで反応を上げてゆく。緊急時には全て挿入され、原子炉を停止(原子炉スクラム)させる。』

『沸騰水型原子炉 (BWR) は、冷却水の水量の増減による炉内蒸気ボイド(泡)の量によって短期的な出力調整が行えるため、制御棒は主に長期的な反応度の調整に用いられる。BWRは圧力容器上部に主蒸気系配管が通っているため、圧力容器の下方から水圧動作の制御棒駆動装置 (CRD) で炉心内に挿入される。緊急時には蓄圧タンクからのガス圧で炉心に全挿入される。』

ただ、原子炉が遮断された後でも燃料棒内での核反応は続いており熱を発し続ける。そのため燃料器具は水や冷却液に浸されていなければならない。この冷却機能が失われると燃料棒の温度は上がり続け溶解という結果を生む。

加えて、燃料棒が空気や蒸気にさらされた場合、棒に塗られたジルコニウムと酸素が強く反応して酸素をはがし水素のみがのこされる。水素は大気圏には自然に存在せず大気に触れると極端な化学反応を起こし急速に燃えるため、爆破したかのような印象を与える。

みっつの原子炉は燃料補給のため閉鎖されていた。原子炉には燃料棒が入れられていたか燃料棒の冷却液の中で貯蔵されていた。後になって解ったことだが、この冷却液貯蔵タンクが圧力容器の上に位地していたことが問題だった。

この間の地震は記録が取られるようになった1900年から、1960年のチリの地震に次いで史上二番目に激しい地震だった。(チリの地震でも日本は津波に襲われている。)

しかし、このような大地震であったにも関わらず、地震は原子炉を接続する電気グリッドを破壊したが、原子炉そのものに損害は与えず、加熱を防ぐ制御棒は適切に挿入され原子炉の核反応を停止させた。安全システムは完璧に機能したのである。

だが、その一時間後、津波がおしよせ冷却水を供給する電力システムが破壊された。冷却水は急速に加熱され蒸気となり燃料棒と科学反応を起こし水素が発生し圧力容器溶解となったわけだ。

原子炉の職員が容器の圧力を逃すためバルブを開けたとき、中の水素が外に逃げ猛烈な燃焼をおこした。これが容器の外壁を破損させた。水素の燃焼が容器の上部にあった冷却水貯蔵タンクにどのような影響を及ぼしたのかは定かではない。圧力が抜けたとき、多少の放射能が大気に放たれた。

津波によって原子炉の現場と本社との連絡がとだえたため、オーバーヒートしている原子炉に海水を挿入する決断を下すのが遅れた。この遅れがもとで原子炉は将来使用不可となった。

今回の事故で一番の問題は冷却水貯蔵タンクの水が加熱しすぎて蒸発してしまったことにある。それによって燃料棒が大気と蒸気に節食し水素と放射性ガスを発生させた。しかし、いまのところ冷却タンクの温度は安定しているという。

まだ詳細は解らないが、今解っていることだけで今回の事故を分析してみると、一部の原発反対派や政治家がいうほどひどい状態ではないということだ。

  1. 原子炉は設計で予期していたよりずっと強大な地震に耐えた。
  2. 当初の地震で第一電気システムは故障したが、予備システムは機能した。
  3. 原子炉は予期された波より高い津波に耐えた。
  4. 津波は予備電気システムのディーゼル発電機を破壊し、電池システムは機能しなかったか不十分だった。
  5. 原子炉現場と本社の経営側との連絡が途絶え適切な処置の決断が遅れ、原子炉の破壊につながった。
  6. 当初「爆発」と思われたのは水素の燃焼だった。
  7. 原子炉内で一部溶解が起きた。
  8. 冷却水貯蔵タンクの温度が上がり過ぎ燃料棒を露出させ水素と放射がスの発生にいたった。
  9. いまのところ、直下以外の場所における放射能被爆は極わずかである。


今回の大災害で我々が学んだ事は、きちんと設計され建設された原子炉は強大な地震にも津波にも耐えうるということである。しかし当初の地震には耐えても、冷却水貯蔵タンクが圧力容器付近にあると、予備システムが地震後の種々の影響を受け破損され機能不可になることも解った。冷却水貯蔵タンクは原子炉から離れた場所に設置されるべきである。また現場と本社との通信システムも今回のような大災害という非常時でも、きちんとつながるよう予備システムを確保をしておくことが必要だ。

ところで、冒頭で述べた通り、福島原発のデザインは二世代目だが、いまは第四世代の時代である。海水を挿入させたことで福島原発は完全に破壊されたわけだが、はっきり言って時代送れの原発をいつまでも使っているより、この際だから完全に新型の原発として新しく建て直すことが必要だろう。ただ、日本において原発に対する政治的な姿勢がどのようなものなのかアメリカ住まいの私には解らない。

少なくともカリフォルニアでは環境保全団体や左翼リベラルの連中の反対にあって、原発建設は完全に不可能な状態にある。中東の紛争で原油の値段は上がる一方であり、資源のない日本では原発による発電は必要不可欠なものだ。どうにかこの災害を糧にして新しい型の原子炉建設に努めて欲しい。

March 21, 2011, 現時間 10:51 AM | コメント (2) | トラックバック (0)

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March 12, 2011

恥知らず、東北大震災を地球温暖化に結びつける活動家たち

科学

「緊急事態を無駄にしてはいけない」というのがオバマ大統領の前側近ラマー・エマニュエルのモットーだが、地球温暖化説者たちも日本の大震災を無駄にせず、24時間もたたないうちに悲劇を利用して自分らのプロパガンダをひろめようと躍起である。

インフォワーズ(情報戦争)のポール・ジョセフ・ワトソン記者は、自然災害というのは文字通り自然によって起こされたもので人為的なものではないと書いている。

イギリスのBBC局はすでに渦巻きのニュースを報道中にリポーターのハンフリー・ホウクスリー が南太平洋のトゥバルという小国の島が温暖化による海面上昇ですでに住めない状態になっているという何の関係もない話を持ち出して来て、日本の津波も温暖化が原因だとか頓珍漢な話を始めたそうだ。

だが、実際にはトゥバル国の島々は面積が減っているどころか増えているくらいで、海面に沈みつつあるというのはまったくの嘘だという。トゥバル国は西側諸国のアホらを利用して救援金をもらってほくそえんでいるというわけ。もっともそんな「不都合な事実」に落胆するような温暖仮説論者ではない。今回の地震を多いに悪用してツイッターなども使い、温暖化警戒説を説こうと必死である。

それにしても他人の悲劇を政治的プロパガンダに悪用するとは、本当に左翼リベラルのやることは汚い。

March 12, 2011, 現時間 11:50 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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February 4, 2011

あれ?溶けてるはずじゃあ、、、進行するヒマラヤの氷河

科学

ヒマラヤの氷河が地球温暖化のせいで溶けているというのは嘘で、溶けてるどころかところによっては拡大しているという研究結果が発表された。これは25年以内にヒマラヤの氷河はすべて溶けてなくなるという数年前に発表された国連の調査とは正反対の調査結果である。

調査団によると、ヒマラヤのカラコルム山脈の氷河は減っているどころか増えているという。この調査によって2035年までにヒマラヤの氷河が消滅するという2007年の国連IPCCの発表がさらに挑戦される結果となった。ラジェンドラ・パチャウリ博士は、氷河がなくなるというもともとの調査に誤りがあったことは認めたものの、それでも氷河は溶けていると主張してきた。

カリフォルニア大学とポツダム大学の科学者たちが行った新しい調査によると、ヒマラヤの北西にあるカラコルム地区では氷河が進行しているとことが発見された。地球温暖化が起きていようといまいと、氷河の進退には影響がないというのが調査団の結論だ。

調査団の、Bodo Bookhagen博士、 Dirk Scherler そしてManfred Streckerの三人はアフガニスタン・パキスタン国境からブータンにかけて286に渡るヒンドゥークシュの氷河を六つの地域で研究を行った。

ネイチャーサイエンス科学誌で発表されたこの調査結果によると、氷河が後退するか進行するかは岩や泥といった岩屑(がんせつ)の量に左右されるのであって、気象の変化とは関係がないという。高い山脈に囲まれ2cm以上岩屑に覆われている氷河は氷解から守られているのだという。

ヒマラヤでは岩屑に覆われている氷河は普通だが、氷河が後退しているチベット平地地域では稀だという。これと比較してヒマラヤの北西にあるカラコルム地域の氷河は進行が安定している。

「我々の調査によると、ヒマラヤ氷河は気象変化に対して一律の反応は示さないということ、氷河の後退には岩屑の量が重大な要素となることを示している。これは、これまで水量や地球の海抜を予測するうえで無視されてきた。」

調査書の著者であるブックへーガン博士は、ヒマラヤの氷河はこれといった一律のものはなく、国連の調査の問題点はそれを一緒くたにしていたことにあると語っている。

この調査に関して国連のIPCCのパチャウリ博士は沈黙を守っている。パチャウリ博士は、地球温暖化がヒマラヤ氷河を凍解し後退させていると発表し、それに疑問を示すインドの科学者らを「ブードゥー科学」だなどといって批判して顰蹙を買っていた。

この新しい調査では、地球温暖化が起きていないとは結論付けていないが、氷河が後退するしないは、気象や気温の変化とは関係がないのだという結論を出していることから、氷河が後退していようといまいと、地球温暖化の証拠として使うことは出来ないという結果が出たわけだ。

地球温暖化のためにヒマラヤ氷河が溶けている、後退している、というクレームは最初から眉唾だったわけだが、今回それこそ本当の「ブードゥー科学」であることが立証されたわけである。

February 4, 2011, 現時間 10:23 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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January 30, 2011

似非医学、ワクチン恐怖症が生んだ数知れない悲劇

健康管理 , 科学

この間、カカシは毎年一回の健康診断を受けに行った。そのとき主治医のおなごせんせから破傷風の予防注射を推薦された。破傷風なんて、まちがって釘を打ち抜いたとかナイフでさされたとかいう深い傷でも負わない限り特に心配するような病気ではない。不思議に思って首をかしげていると、おなごせんせは「最近百日咳が流行ってるのよ。破傷風のワクチンは百日咳にもよく効くのよ。」とおっしゃた。せんせはこの間赤ちゃんを産んだばかりなので早速予防摂取を受けたとのこと。百日咳なんて今日日(きょうび)かかる人なんているのか、乳児への予防注射が出来てからほぼ絶滅した病気ではないのだろうかと思ったのだが、ここでふと思い当たることがあった。

読者諸君は最近、麻疹やおたふく風邪や風疹の予防注射が自閉症の原因となるという話が嘘でたらめであるとブリティッシュ・メディカル・ジャーナルが発表したニュースを聴いているだろうか?

ワクチンで自閉症はでっちあげ 英医学誌に報告(2011.1.06)

 【ワシントン共同】麻疹、おたふくかぜ、風疹の新3種混合(MMR)ワクチンの接種と自閉症との関連性を指摘した1998年の論文は(アンドリュー・ウェイクフィールド)医師のでっちあげだったとの報告を、英国のジャーナリストが英医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル電子版に5日発表した。

 ジャーナリストのブライアン・ディアー氏は今回、論文の対象となった患者の親への聞き取りや診療記録の調査を実施。接種後に自閉症の症状が出たとされる12人のうち、5人は以前から症状があり、3人は自閉症ではなかったと結論付けた。

 欧米では論文発表後にワクチン接種が減って、はしかが流行。今も副作用を疑う人が少なくないという。

このようなでっちあげ論によって被害を受けたのはインフルエンザのワクチンだけではない。子供から命を奪い、生存者は一生後遺症を患うポリオや、乳児や幼児には命取りになる百日咳なども、嘘でまかせワクチン恐怖症のために、現代社会では信じられないような巻き返しをおこしているのだ。

上記の1998年の調査結果がランセットで発表されて以来、小児予防接種の危険性を唱えるウェブサイトはあちこちに生まれ、メディアも医学的な証拠もきちんと提示しないまま、センセーショナリズムを取り上げて大々的にワクチンの危険性を唱え始めた。(別処珠樹著のこれなんかいい例)

この話は1990年代に起きた豊胸整形に使用されるシリコンが身体に害を及ぼすという似非理論が幅を利かせたヒステリーを思い出す。整形手術などは危険ならば受けなければいいだけの話だが、乳幼児の予防注射は受けなければ後々ひどいことになる。いや、10年以上にわたるでっちあげ医学のために、イギリスやアメリカでは予防接種を受ける乳幼児が激減し、それと共にほぼ絶滅状態にあった病気が激増した。たったひとりのでっちあげ論文のため、何十年に渡って勧めてきた予防接種運動は大幅に後もどりしてしまったのである。

科学ジャーナリストのマイケル・フメントによると、このワクチン自閉症論でっちあげ事件は氷山の一角だという

最初からランセット医学誌に発表されたウェイクフィールド医師の説はつじつまが合わなかった。近年確かに自閉症患者の数は増加しているが、それは患者数が増えているというより、医学の発達と共に正しく診断される患者が増えたというだけにすぎない。

自閉症は多種のワクチンに使われる防腐剤のチメロサールが原因だとされ、アメリカでは2001年からチメロサールの使用は禁止されたが、その後自閉症患者の数は全く減っていない。スエーデン、デンマーク、カナダなどでもチメロサールの使用は禁止されたが、これらの国々でも自閉症患者の数は増え続ける一方である。

しかも、自閉症を起こすといわれたMMRワクチンにはもともとチメロサールは使われていなかった。MMRに関してはその後も色々な事実が明らかになっている。

  • 2004年、合衆国メディスンリポートはMRRもしくはチメロサールの関連性は発見できなかったと発表。

  • 2005年の日本の調査では、MRRワクチン使用を差し止めた横浜市において、自閉症患者の増加比率は差し止め前と全くかわらなかった。

  • 同年、コチランライブラリーが139の調査結果を見直した結果、MMRと自閉症を結びつける証拠は全く発見されなかった。

ところで、元の調査書を発表したウェイクフィールド医師に関しても、数々のスキャンダルがうかびあがってきた。

  • ロンドンのサンデイタイムスのブライアン・ディアフィールド記者はウェイクフィールド医師に関する膨大な資料を集めた。なかでも、医師は調査結果発表の2年も前にワクチン製作の製薬会社に訴訟を計画していた弁護士グループから70万ドルの謝礼金を受け取っていた。また、医師の調査対象となった12人の患者はあらかじめ医師が選んだ患者であり、患者や家族らも医師が肝心な要点で事実を歪曲していると証言している。
  • 2004年にはウェイクフィールド調査の共著者の12人のうち10人までもが記事を取り下げている。
  • 2010年1月、英国医師会は、ウェイクフィールドは調査において不誠実で無責任は行動をとったと批判。翌月、ザ・ランセットは元記事を取り下げた。三ヵ月後、ウェイクフィールドは医師免許を失った。

ウェイクフィールドの処分云々もだが、このけしからん藪医者の調査を信じて子供に予防注射をうけさせなかった親たちはどうなるのだ?いや、それをいうなら嘘でまかせのために現代社会において簡単に予防できる病気にかかって死んだ子供や後遺症で苦しむこどもたちのことはどうしてくれるのだ?

冒頭で書いた百日咳だが、1980年にはほんの一握りの件数しかみられなかったのに、去年2010年のカリフォルニアでは1947年以来最高の8000件が記録されている。入院する患者の60%が乳児でそのうちの10人が命を失った。

百日咳のワクチンはランセット調査には含まれていなかったが、予防注射のワクチン恐怖症が、多くの親たちにワクチン全体に対する疑惑を生んでしまったのではないだろうかと、カリフォルニア、オハイオ市のアクロン小児病院、百日咳専門医Blaise Congeni医師は語る。カリフォルニアはアメリカでもワクチン拒絶症の「震源地」なのだそうだ。

フメントも指摘しているが、薬でも何でも大病の原因になるというニュースは大々的に報道されるが、その研究や調査には怪しい点が多いという話はめったに取り上げられない。何かが危ないというニュースは即座に広まっても、特に問題はないという医学的な証明には何年もかかる。その間に、この嘘でっちあげ論は信じられないような膨大な被害を生み出す。

先に述べた豊胸手術に使われたシリコンインプラントにしても、たかが整形手術だと思うかもしれないが、訴訟に告ぐ訴訟で倒産に追い込まれたインプラントを製作したダウコウニング社はシリコンインプラントだけでなく、心臓につけるペースメーカーや腰の人口関節なども製造していた。こうした医学用品製造では第一といわれたダウコウニングの倒産は医療社会に大打撃を与えた。(何も悪いことをしていないのに訴訟をおこされた整形外科医たちや、すでにインプラントを受けていた女性患者たちの苦悩も無視できない。)

そして近年のこのワクチン恐怖症ヒステリー。

はっきり言って、私は親たちにも非常な責任があると思う。予防注射の副作用がニュースで大々的にとりあげられているからといって、安易に子供の予防接種をやめてしまうのは考え物だ。いったい副作用とはどういうものなのか、その危険性はどのくらいのものなのか、予防接種を受けないことによる弊害と比べてどちらがもっとも危険なのか、親としてきちんと学ぶべきである。

子供の命と将来がかかっているのだ。メディアのハイプに惑わされてはいけない。

January 30, 2011, 現時間 9:42 AM | コメント (2) | トラックバック (0)

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December 27, 2010

寒くても暑くても地球温暖化のせいだって? いい加減にしろ!

科学

アップデートあり、下記参照:

今日のニュースで米国のアトランタでは1882年以来初めてクリスマスに雪が降ったという見出しが目についた。ヨーロッパ各地の空港で航空便が欠航し、クリスマスを空港で過ごした旅行客も多かった。ニューヨークでは地下鉄が7時間も立ち往生したとか、ニュージャージーでは50センチ以上雪がつもっているとか、フロリダでも記録的寒さだとか、とにかく寒い寒いというニュースばっかり。

そんななかで、ニューヨークタイムスは冗談抜きでこの寒波は地球温暖化が原因だと真顔で主張している。

(この一連の寒い冬は)タイミングがまずいことに、世界気象機関の2010年は記録上おそらくここ何年かで一番暖かい年であり、2001年から2010年は記録上最高に暖かい10年だったという調査結果の発表と重なってしまった。

ここ二十何年の間に地球の気温が上がったことによって解けた南極の氷が蒸発し、それが雪となって降ってくる。それが原因でシベリア全般の降雪量が増加した。

この雪で覆われたシベリアが太陽光線を反射させてそのエネルギーが宇宙に返っていくことによって気温が下がり、それが気流の方角を変更させているという。地球の気候が気流によって左右されることは既知のことなのだが、気流の通路が変わると気象は大幅な変化をとげる。つまりNYTは、今年の異常な気流の方向転換は地球温暖化が原因だといいたいらしい。であるから、結論としてこの一連の寒い冬と降雪量の増加は温暖化にも関わらずではなく、温暖化ゆえなのだと、主張する。

南極の氷が解けているということ自体がかなり疑わしいのだが、私にはどうして太陽光線が雪で反射したエネルギーが地球の気温を下げることになるのか理解できない。これに関して、なんでもかんでも地球温暖化のせいにするのは馬鹿げているという意見がインベスターズに掲載されている。

我々はここ何年も、社会の工業化が進むに釣れ、二酸化炭素排出量が増えた事によって地球は温暖化の道をまっしぐらに進んでいると言われ続けて来た。

— そして今年最初に発表された公式天気予報によれば、今年の冬は暖かく乾燥した冬になるとのことだった。ところが実際はその正反対でヨーロッパも北アメリカも氷と雪に覆われ、史上最も寒い12月となった。

2007年に気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が発表した予報によれば、この先二十年の地球の温度は極端な上昇のみで、上がることはあっても下がることはありえないというものであり、今年のような寒い冬はその可能性さえ全く予測されていなかった。

実際には1998年以来、地球は特に温暖化の傾向にない。IPCCが使った24のモデルのどれも、今年の気候を正確に予測できていないのである。全く事実と折り合わないのだ。

科学を少しでも勉強したことがある人なら誰でも知っている事だが、何かの説が科学的に正しいと証明されるためには、先ずその説が間違っているかどうかを試す必要がある。つまりだ、『私の気象モデルによれば来年の気温は5度上昇する』と宣言した以上、次の年の温度が5度上がっていなかったら、何かが間違っていたと認める必要がある。その可能性として、、

1)気温の計り方が間違っている。
2)気象モデルに間違いがある。
3)私の説が間違っている。

の三つのどれかか全てが原因なのだ。

ところが、気象絶望予言者たちはこの(科学的)考えに違反する。何が起ころうとも、常に世界が暑くなっている証拠だと主張する。気候が寒く湿ったって? 地球温暖化だと彼らは言う。気温が暑くなった? 温暖化だ。気候に変化がない? 地球温暖化だ。ハリケーンが増えた? 温暖化だ。ハリケーンが来ないって? そ、ご想像どおり。

彼らにとって何が起きても地球温暖化説そのものが間違っているという証拠にはならないのである。だから現在北半球全体を襲っている寒波すらも彼らの説を揺るがすことができないのだ。

以前にも書いたが、カカシの住む南カリフォルニアは今年の夏は非常な冷夏で、例年7月頃から9月半ばまで37〜8度の日が何日も続くのに、ことしは30度を越した日が一週間くらいしかなく、いつになったら夏が来るのかと思っているうちに冬の雨期がきてしまった。南加の雨期は普通1月の終わりから2月くらいに一ヶ月ちょっとある程度なのに、今年はすでに12月にはいってからほぼ毎日雨ばかり。気温も夜は摂氏8度くらまで下がり、昼でも20度行かない日がほとんどだ。

それについて、地元新聞のロサンゼルスタイムスで、JPLのビル・パツァート博士は「地球が暖まると、極端でもろい気象がおきるものです。」と説明している。

彼らは何が起きても地球温暖化のせいだと言い張る。「こんなの科学と言えない。いってみりゃ一種の信仰だ。」とインベスターズの記者は言う。

では何故、人々はこんなペテン師らの言う事をいつまでも聞いているのだろうか? それは温暖化説者の本当の目的は地球を温暖化とは無関係なところにあるからだ。

この間メキシコのカンクーンで行われた温暖化議会では、温暖化の害から貧困な国々を守るために、2020年までに豊かな国々からの10兆ドルの援助の必要があると結論が出された。

社会主義の真髄、富の分配、それこそが温暖化説論者たちの本当の目的なのである。地球の気象など本当はどうでもいいのである。いや、私に言わせれば、それは社会主義を進めるための口実に過ぎない。

本当に将来の天気予報に興味があるのであれば、あまり知られていないイギリスの気象学者で天体物理学者のピアース・コービン博士の研究に耳を傾けるべきだとインベスターズは言う。ロンドンのジョンソン市長によると、コービン博士の予測は85%がた当たるという。

博士は太陽黒点周期に強く注目している。どうやら太陽黒点の変化が地球の温度変化に深い関係がありそうなのだ。そしてコービン博士によると、地球はディケンズがクリスマスカロルを書いた1450年から1850年の頃のように、小氷河期にはいっているという。

無論、コービン博士の説が正しいかどうかはまだ不明だ。これからもきちんとした研究が必要とされる。だが、地球温暖化対策といって、世界各国の経済を破壊するような政策変更をする前に、地球冷却化にも温暖化と同じように注意が払われるべきだと、インベスターズは結論づけている。

アップデート: 先のエントリーでコービン博士のファーストネームを誤ってピエールを書いてしまったが、実際の名前はピアースだったので訂正しておく。博士がフォックスニュースで温暖化説は似非科学である、政治権力に左右されたカルトのようなものだと厳しい批判をしている。コービン博士は、今年の欧州の冬は100年ぶり来最高の寒さになることや、アメリカの北東部が豪雪に見舞われることなども予測していた。

コービン博士によると、地球は冷却化しており、今後も10年くらいは毎年どんどん寒くなっていくだろうと予測している。

December 27, 2010, 現時間 3:49 PM | コメント (2) | トラックバック (0)

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December 26, 2010

世界各地に寒波到来。米国各地で吹雪警報。英国や仏国100年間で最も寒い12月、豪州は真夏に雪

科学

クリスマスが近づくと、苺畑家ではクリスマスカロルの映画を観るのが習慣になっているのだが、何度かリメイクされているとはいえ、どの映画を観ても冒頭で必ずクリスマスイブのロンドンで雪が降り積もっている光景が映る事に気がつかれた読者も多い事だろう。

現代のロンドンを知っている人なら誰でも不思議に思うことだが、ロンドンの気候は東京と似ていて、冬は寒いが年の開けた二月くらいにならなければ雪など降らない。

では何故クリスマスカロルのロンドンでは雪が降っているのか。これはディケンズがホワイトクリスマスを演出したわけでもなんでもなく、ディケンズの時代のロンドンは小氷河期の末期で、地球は現代よりもずっと寒かったのである。

ところが、今年のロンドンときたら、ディケンズ時代のクリスマスカロルさながらの大雪に見舞われ、ここ100年間で最も寒い12月だったという。

寒いのはイギリスに限らない。世界各地がもの凄い寒波に見舞われている。

イギリス、フランス
フォトニュース】欧州寒波襲う 英気象庁「100年で最も寒い12月になる恐れ」

【大紀元日本12月20日】ヨーロッパ北部は先週末から寒波に覆われ、各地で記録的な大雪が観測されている。この影響で空の便などが混乱し、クリスマス休暇を前に旅行客の足に影響が出ている。今年はじめにも零下の日々が続いたイギリスでは、「今の寒さが続けばこの100年で最も寒い12月となる」と同国気象庁が予測している。

 今週末、ロンドンのヒースロー空港では悪天候のため多数の便がキャンセルとなり、乗客たちは空港での寝泊りを余儀なくされた。独フランクフルト空港と仏シャルル・ドゴール空港では約4割が欠便となった。

 仏パリでは、一部道路を大型トラックが走行することを禁止されたため、コンサート用の器材を積んだ大型トラックが会場へ行くことができず、18日に予定されていたアイドル、レディー・ガガのコンサートが中止となった。AP通信によると、コンサートは22日に開かれる予定。


オーストラリア
南半球のオーストラリアで季節外れの雪、ホワイトクリスマスも

南半球のオーストラリアで19日から20日にかけて、季節外れの雪が降った。南洋から寒風が吹き付けたためで、南東沿岸のニューサウスウェールズ(New South Wales)州やビクトリア(Victoria)州では、通常、この時期には雪のないスキー場で10センチの積雪があった。オーストラリアの12月は真夏にあたるが、今年はオーストラリアの人々もホワイトクリスマスを楽しめるかもしれない。

アメリカ
Snow storm bears down on Mid-Atlantic, Northeast吹雪吹き荒れる大西洋側中部及び北東

ニューヨークやニューイングランド州など、大吹雪の影響であちこちで交通事故が続発しており、北東の州のいくつかですでに緊急状態の発令がでている。

ニューヨークのケネディ空港とニューアーク空港でも航空便がいくつもキャンセルになっており、吹雪が続けばこの先も、もっと多くのキャンセルが見込まれるという。

ロードアイランド州では吹雪警報が発令、30から40センチの降雪が予測されており、視界ゼロ。ボストン市を含むマサチューセッツ州では、ボストンでは38から50センチの降雪が予測されており、風速時速65メートルの吹雪警報が発令されている。

その他ニュージャージー、マリーランド、バージニア、ノースカロライナといった州で吹雪が予測されているが、バージニアでは時速80メートルの大風が予測されるため、運転には細心の注意が必要だとのこと。吹雪注意報は南部のジョージアやニューイングランドにまで及んでいる。

比較的冬の気候がおだやかな南カリフォルニアですら、12月に入って雨ばかり。しかも冷たい雨が朝から晩まで降りまくり、カカシ家の裏庭はまるで湿地帯になっており、植えたばかりのサボテンが水浸し。この冬を乗り切れるかどうかかなり不安。

ここ数年、毎年のように欧米では記録やぶりの寒い冬が続いているが、今年はさらに寒さの厳しい年となった。反対に何時もなら寒いはずのグリーンランドが比較的暖冬なのだそうだ。その原因は気流の関係にあるという。

気流は大気圏の高度で西から東へ吹く高速の風だが、この気流の道筋が変わると気象に大幅な影響を及ぼす。今年の異常気象はどうやらこの気流の方角変化が原因らしい。

それにしても、こう毎年記録破りの寒い冬が続くと、完全に信憑性が薄れている温暖化説がますます馬鹿馬鹿しく聞こえてくる。

関連記事:米国にもクリスマス寒波、北東部に吹雪警報 欠航便相次ぐ

December 26, 2010, 現時間 8:26 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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October 9, 2010

反日本捕鯨運動が仲間割れ、わざと船を沈めて日本のせいにしたと元運動家船長が内部告発

科学

シーシェパード環境保全協界(SSCS、the Sea Shepherd Conservation Society)と言えば、反捕鯨を中心に活動しているエコテロリストである。彼らは日本の捕鯨船の回りに船を乗り出して嫌がらせをしたり、時には捕鯨船にわざと衝突してみたり、違法に日本漁船に乗り込んでみたりと、海賊さながらの行為を繰り返している。

その元メンバーだったニュージーランド出身のピート・ベチューン船長は現在のSSCSについて、幹部は「道義的に倒産状態」と非難し、特にグループのリーダーであるアメリカ人のポール・ワトソン船長に対しては、事実を歪曲し世界を騙していると辛辣な批判をしている。

特にベチューン船長とSSCSの亀裂をつくるきっかけとなったのは、今年の1月南極海でベチューン船長操縦の、アディギル号と日本の捕鯨船、第二昭南丸が衝突しアディ・ギル号が沈没した事件だ。下の動画はボブ・バーカー号と昭南丸の双方がそれぞれで撮影したものを並べている。面白いのは、昭南丸で撮影を行っている男性は事故を冷静沈着に報告しているのに対し、ボブ・バーカーの方は「ウォー、すげ〜!」の繰り返し。

衝突自体は双方がお互い相手が故意にぶつかって来たと主張しているが、圧倒的に日本側が悪いと感じたベチューンは衝突に激怒し、直接抗議するため捕鯨船に乗り込んだが、反対に捕鯨船の乗組員に保護され、後に逮捕された。その後ベチューンは日本で五ヶ月間拘束され、二ヶ月の禁固刑を命じられたが、後に五年間の執行猶予となり釈放後即座に強制送還された。

問題なのは、ベチューン船長は取調中、自分の罰を軽くするためにワトソン船長が捕鯨船乗り込み作戦に加担していたと証言し、それが後にワトソン船長の逮捕一時拘束へとつながったことにある。そのことに関してはベチューン船長は自分の非を認めている。

ザ・ブレーズにあてたEメールでベチューン船長は、ワトソン船長からの命令で捕鯨船に乗り込んだという虚偽の証言をしたことを認め、「あれは私ひとりの考えだった。ワトソン船長は賛成した。(虚偽の証言をしたのは)私の愚かな判断だった、そのことについてはポール(ワトソン)に謝りたい。だが、結果的に私はシーシェパードが雇った弁護士の助言に従っただけだ。」

シーシェパードとベチューンの関係が険悪になったのは、シーシェパードがベチューンを日本の監獄に置き去りにしたことにあるという。釈放されたベチューンはワトソンに、もっとボランティアを大切にし、世界に嘘をつくのは止めるべきだと抗議したという。

ベチューンとワトソンの仲違いはそれだけでは済まなかったらしく、ベチューンはついにシーセパードの汚いやり方について内部告発をするに至った。

ベチューンによると、アディ・ギルは第二昭南丸に撃沈されたのではなく、ベチューンがワトソンの命令によって故意に沈めたのだという。ワトソン船長は破損した船を修理するため港まで引っ張って行く時間を惜しんだのだという。

「私は6−12時間でボートが沈むよう細工しろと言われました。「翌日になって船が沈んで行くのを放置されたように見えるシーンはやらせです。あたかも私がその場にいたように見せたのです。「私たちは故意に船を沈め、嘘をついたのです。「まったく道徳に反する行為です。」

この作戦にはアニマルプラネットも関与していたとベチューンは示唆する。

また、ベチューンは他に色々隠蔽があったと書いている。

アディ・ギルが沈むんだ後、海上で昭南丸の乗組員は四本の弓矢を見つけた。シーシェパードは当初弓矢については何も知らないと声明文を出している。今時捕鯨船が弓矢で捕鯨などしているわけはないので、何でこんなところに矢が落ちているのか不思議だが、これには意味がある。

2009年にベチューンがワトソンに最初に会った時、ワトソンはベチューンに毒矢を使うトリックについて説明された。ハープーン船が捕鯨した後、鯨を母船に持って行く際に偽の毒を塗った矢を死んだ鯨の身体に撃ち込むというもの。ベチューンは何故そんなことをするのかについては説明していないが、カカシの想像では矢のつきささった鯨の姿をドラマチックに撮影するのが目的だったのだろう。

また、ワトソン船長が以前に捕鯨船の乗組員から撃たれたという事件もやらせだった可能性が強いとベチューンは言う。自分はその場にいたわけではないから知らないとしながらも、やらせだったという話は聞いているというのだ。

仲違いをした元仲間の証言なので、どれだけ信用できるのかは解らないが、別にやらせなどしなくても、上記の動画を観るだけで、シーシェパードがエコテロリストであることは明白。

これだけでなくシーシェパードは今年二月には「酪酸入りの瓶を発射するなどの妨害活動を行い、監視船「第2昭南丸」の乗組員3人が顔に軽いけがを負」わせるなどの暴力行為をしている。

捕鯨という行為そのものには賛否両論あるだろう。だが、それを阻止したいのであれば合法に国際社会に訴えて廃止を求めるべきなのであり、合法な捕鯨を暴力で阻止しようなど言語道断だ。今は単に小舟をぶつける程度のことで済んでいるかもしれないが、すでに酪酸入りの瓶を投げつけるなどしているところからして、この次は銃弾を使うかもしれない。毒矢も鯨ではなく乗組員にめがけて撃たれるかもしれない。そうなったら捕鯨船はどのように自分らの身を守ればいいのだろうか。

私は今や普通の商船も漁船も武装しておくべきだと思う。インド洋の海賊はすでにおとぎ話ではないし、南極のエコテロリストも現実だ。攻撃されたら反撃する権利はあるはず。奴らがやらせをするのを待つまでもなく、こんな奴らはどんどん撃沈してしまえばいいのだ。

October 9, 2010, 現時間 10:18 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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October 5, 2010

子供を爆殺する悪趣味ビデオに見た地球温暖化説者たちの残虐な本質

科学

今年の始めに明るみに出たクライメートゲートに始まって、最近地球温暖化説はかなりその信憑性が疑われている。今年の夏は日本は近年でも稀に見る猛暑だったため、多くの日本人は「やはり地球温暖化は起きている」と思ったかもしれないが、日本だけが暑くても地球温暖化とはいえない。現に、カカシの住む南カリフォルニアは非常な冷夏で、果物が育たないという問題がおきたほどだ。

地球温暖化が起きているという科学的根拠がどんどん崩れている中、温暖化説を唱える英国の環境保全団体は、二~三日前、10:10という個人で出来る二酸化炭素排出規制キャンペーンを始めた。この10:10という団体はブラックアダーやノッティングヒルなどでも有名なコメディ作家を雇っていくつかの広告ビデオを制作、それらをユートゥーブで公開した。

ところが、その広告ビデオの内容があまりにも残虐だったため、公開するや否や非難轟々。これらの批判のあまりの激しさに10:10はビデオを取り下げ、そのホームページに謝罪文を掲載せざる負えなくなった。

元々のビデオは取り下げられてしまったが、すでにブロガーやテレビニュースが取り上げて何度も公開されている。興味のある人はこちらのサイトからリンクがつながる。

ビデオの内容は、教室で女教師が中学一年生くらいの生徒達に10:10という二酸化炭素排出を規制する運動について説明している。「最後に参考として何人ぐらい実行するか手をあげて、、ああほぼ全員ね」とほぼ満足な教師だが、ふと手を挙げない男の子と女の子に気づく。「いいのよ、自主的にやれば、プレッシャーはかけないわ。」そういいながら教師は赤いボタンのついた箱を机からとりだし、そのボタンを押す。すると手を挙げなかった男の子と女の子の身体が爆破され、その肉片と血液がそこいらじゅうに吹き飛び回りにいた子供達に降り掛かる。クラスメートの血と肉に覆われて恐怖におののく子供達。にっこりと満足げな女教師。

実を言うと、私は最初にこのビデオを観た時に、これは温暖化説論に猜疑心を持つ誰かが、過激な環境保全運動を批判して作ったパロディなのだと思った。環境保全運動家の間では反対意見を持つ人間をぶっ殺すという過激な思想は普通だというのが、批評家たちの主な意見だからである。

ところが、このビデオを作ったのが当の運動家たちだと知ってカカシはあきれかえった。

速やか且つ激しい批判に驚いてビデオを取り下げた10:10は、ホームページに次のような言い訳を掲載している。

ごめんなさい、

本日、私たちは10:10と環境変化に関する「ノープレッシャー」という短編映画を掲載しました。環境変化がどんどん脅威的になるなか、メディアからの注目が薄れて行っています。私たちはなんとかこの大事な問題を人々を笑わせることによって、第一面に持って行こうと考えました。(略)

ほとんどの人はこの映画をものすごく面白いと感じたのですが、そうは思わない人が何人かいました。そこで私たちは気を悪くした人がいたことについて心からお詫びします。

考えた結果、私たちは映画をウェッブサイトから取り下げました。(略)

やれやれ、生きて学べ。

前進、上進

こういうふうに「気に障った人がいたなら、ごめんなさい」というのは謝罪でもなんでもない。あんたが気を悪くしたのが悪いんだ、俺たちが悪いんじゃない、という本心がみえみえだからである。

もうすでに多くの人々が指摘しているが、ほんとうにおかしいのは、『反対意見を述べる人間はぶっ殺すべき』という考えが笑いを誘うおかしいことだ、と考えている運動家たちの本心のほうだ。そういう事が異常ではない、ごくごく普通の観念だと普段から考えているから、こういうビデオを平気で作る。そして現実社会からあまりにもかけ離れているため、普通の人は冗談でも子供を爆破して肉片や血液が飛び散るような映像など観たくないのだということが理解できない。

以前にもアメリカで、環境保全に協力しない人たちがグリーンポリースという環境警察に逮捕されるというコマーシャルが公開されたことがある。(ユートゥーブビデオはこちら

スーパーで紙袋を選ばずビニール袋を選んだり、電池をゴミ箱に捨てたり、スタイロフォームカップでコーヒーを飲んだりしているごく普通の人がスワットチームさながらの環境警察にタックルされるという内容。

これもはっきり言って、環境保全に神経質な運動家をおちょくるパロディかと思いきや、電気自動車のアウディの宣伝だったのだからしょうがない。環境保全を訴えるなら、ささいな汚染に過剰反応するグリーンポリースなど出して来ては逆効果ではないか。こんなちょっとしたことでも逮捕されるような社会は、はっきりいってユーモアでは済まされない。

ノープレッシャーにしてもグリーンポリースにしても、環境保全運動家たちは自分たちの思想がどれほど過激なものか全く理解できていない。だから普通の人がそういう思想に脅威を抱くということが予測できない。

欧米ではエコテロリストなるものが存在している。彼らは実際に爆弾などを使って自分らの気に入らない企業施設を破壊したり、個人の家に爆弾を仕掛けるなどのテロ行為に及んでいる。日本でも捕鯨船やイルカ漁師などがこうしたエコテロリストによって暴力的な攻撃を受けているからご存知の読者も多い事だろう。

普段、こういうテログループは、普通の環境保全団体とは別個のもので、自分らはそんな過激派ではないという振りをしている団体も、一皮むけば反対派を政治力や暴力を使って弾圧したいと考える過激派そのものなのだ。

今回の「ノープレッシャー」ビデオは、環境保全運動家たちが計らずも自らの残虐な本質を暴く結果となった。完全な自爆である。

October 5, 2010, 現時間 9:35 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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August 15, 2010

うだる東海岸震える西海岸、ヒューストンに夏が来ない年

科学

日本はかなりの猛暑に見舞われているという話だが、アメリカでも東海岸は記録的な暑さに襲われている。摂氏35度以上、湿度100%なんていう蒸し風呂みたいなひどいことになってるらしい。

ところが、それとは裏腹に、カカシが居るカリフォルニアは今年にはいって夏日和は一日もない。カカシは今年はほぼずっとサンディエゴで勤務していたが、朝晩の気温は14〜5度で、海岸沿いにいたせいもあるが、暖房をつけないと寒いくらいだった。

ちょっと内陸にはいった普段は35度は超える暑さになるロサンゼルスでも、今年は30度になる日すらない。同じようなことが数年前その暑さで苺畑夫婦が死にそうになったアリゾナ州でもおきており、フィニックスですら最高気温はせいぜい32〜3度だとか。(アリゾナでは40度なんて普通)

そして本日のニュースだと、やはり普段は猛烈な暑さになるテキサス州のヒューストンでも、今年は異例な冷夏を体験しているという。

ヒューストンでは今週末、なんとか今年最高気温の華氏99度(摂氏37度)を回ったと言うが、普段は45度以上があたりまえの州で8月中旬になっても華氏で100度を超えないというのは珍しい。

もしこのままヒューストンの気温が100度に達しずに夏が終わった場合、ヒューストンでは1997年以来、久しぶりで、華氏三桁台に達しなかった年ということになる。

もっともヒューストンで100度を超えなかった年は昔は結構あったらしい。1890年から1990年までは、10年のうち五年は100度を超えない年があった。それが1900年台の終わりから、毎年100度を超えるのが普通になっていた。

テキサスの気温がここ10年来上がっていたのが地球温暖化によるものなら、今年の寒さは同説明するのかな?

一部の土地で暑く、一部の土地で寒い場合、単純に地球温暖化などとはいえないはず。ま、最近では地球温暖化説は絶えつつあるが。

August 15, 2010, 現時間 10:28 AM | コメント (2) | トラックバック (0)

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March 21, 2010

アメリカ各州が二酸化炭素排出規制をめぐり環境庁に見直しを要求

科学

クラいメートゲートなどで、最近地球温暖化の真否が真剣に取りざたされるようになったが、グリーンハウスガスの原因と見なされてきた二酸化炭素排出規制についても、環境庁は見直しをすべきだという声がアメリカ各地できかれるようになった。木曜日(3/18/10)の段階で少なくとも15の州が、環境保護庁(EPA)を相手取ってこれ以上二酸化炭素排出規制法を出さないようにと訴訟を起こしている

木曜日に訴訟を起こしたのは、フロリダ、インディアナ、サウスカロライナを含む12州で、グリーンハウスガス排出規制法は、実際にガスが人体に害があるという再審査がされるまで停止せよという申請書を提出した。これで先にすでに書類提出をしていたバージニアとアラバマそしてテキサスと合わせて15州となった。

オバマ王政権は、議会が新しく環境法を通さなければ、環境保護庁を使ってグリーンハウス排出規制を発令すると宣言してきたが、先月末環境保護庁は自動車や軽トラックからのエネルギー能率性を高める規制を発令する用意をし始めていた。これをきっかけ各地の発電所は、ガス排出制限に最高の技術を使っているという許可書を得なければならないようになる。

原告側の要求は、去年環境保護庁がグリーンハウスガスが人体に害があると発表した研究を、もう一度やり直せというもの。もし環境庁が研究を再開しないのであれば、これ以上の規制は断固阻止するとバージニアの弁護士は強気だ。

環境庁の規制はクライメートゲートで信用度を落とした国連の研究に強くもとづいており、ヒマラヤの氷河解凍などインチキ研究が明らかになったいま、環境庁の規制も見直す必要があるというのが、各州の主張だ。

これに対して環境庁は訴訟には充分に勝てる自信があるらしい。「科学問題はすでに解決しています。」と報道官のアドラ・アンディ女史。彼女に言わせると国内国外の専門家の意見を多々取り入れているため、科学的な証明に問題はないというもの。

国連のIPCCの研究発表に多々の誤りがあったことがはっきりした今、それと全く同じ研究結果を得ている環境庁の科学が正しいというのはおかしな理屈だ。元となる調査資料に問題があるのに、その結果が完全に信用出来ると言うのはどうかんがえてもおかしい。その出鱈目研究を元に各州の経済に多大なる負担をかける規制を、研究の見直しもせずに、議会の法案も待たずに、ごり押ししてしまおうという環境保護庁の傲慢な態度は許し難い。

この際、環境保護庁が何と言おうと、アメリカの州はそれぞれ抵抗して従わないべきだ。訴訟でも何でも起こして環境保護庁の独裁を打破すべきである。

March 21, 2010, 現時間 8:38 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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March 2, 2010

『クライメートゲート? 気にしない、気にしない』ピントはずれゴアの弁解

科学

クラいメートゲートで地球温暖化説がインチキ科学だったことが暴露されたが、それについてずっと沈黙を守っていたアル・ゴア元副大統領が昨日沈黙を破ってニューヨークタイムスに弁明論文を発表した。

その内容を詳細に説明しようと思っている矢先に、カカシが銃砲所持法問題で非常に尊敬する統計学者のジョン・ロット教授が批判記事を書いているので、ゴアの論文紹介よりも、そちらの方を紹介したいと思う。

ゴアはNYTのエッセーの中で、2007年のIPCC(国連気象変動審議会)がヒマラヤの氷河が溶けているという話と、オランダの海面測定について二つの間違いを犯したという事実はかろうじて認めた。しかし、ゴアは、人工的な地球温暖化説における、もっと根本的で深刻な問題点については何一つ触れていない。

例えば、

  1. IPCCは1970年代から始まった地球温暖化が起こす災害よって世界は経済的に多大なる損害を被ると警告したが、2008年に発表された調査結果では、災害が地球温暖化と直接関係があるという充分な証拠は見つからなかった。
  2. IPCCは温暖化によってアマゾンの森林が四割近くも失われる可能性があると警告したが、この発表の元となった調査書は科学雑誌ではなく、サンデイタイムスオブロンドンという新聞に掲載された二人の著者によるもので、二人とも過激な環境保全運動家であり、一人はワールドワイドライフファンドのメンバーだった。
  3. IPCCはまた、2020年までにアフリカなどの国々で農業生産量が50%以下に減ると警告したが、これも専門家による科学的な調査によって裏付けされたものではない。

ゴアはクライメートゲートのスキャンダルを単に「メールが盗まれた」だけだとして、このハッキングのおかげで、科学者達がきちんとしたイギリス情報法に基づかない猜疑者たちからの理不尽な質問攻めにあっていたことが明らかにされたとしている。

だが、ロット教授は、メールが盗まれたという証拠はどこにもなく、メールハッキングというより内部通告だった可能性も高いという。

第一、科学者達は自分らの研究内容を公にし、調査データは他の科学者と共有することがイギリスの法律で義務づけられていたはずだ。今となっては元のデータは失われており、実際彼らの研究が正しかったのかどうかを証明するすべはない。

普通科学者は、独自の研究結果を由緒ある科学ジャーナルに発表し、自分の調査結果を公表し、他の科学者によっておなじ結果を出してもらうことで、自分の学説を証明する。それをしてこそ本当の科学説というものは成立するのだ。

それが、イーストアングリア大学だけでなく、NASAにしろ、イギリス気象庁にしろ、温暖化説を唱えるどの組織も、元となる調査結果の公表をかたくなに拒んだ。

本当に人為的地球温暖化を信じているなら、データを公表し、批評家の科学者達にもその事実を証明してもらったほうが都合がいいはずだ。そのほうがよっぽども説得力があるではないか?にもかかわらず、何故かれらは調査結果をひたすら隠し通したのか?

アル・ゴアもIPCCに関わった似非科学者達も、クライメートゲートが起きなければ、なんの根拠もないインチキ科学をこのさき何十年も押し通すつもりだったのだ。

アル・ゴアはNYTの論文のなかで、性懲りもなく、南極の氷が溶けて南極大陸やグリーンランドが溶けた氷で沈んでしまうなどという、以前からの神話を繰り返しているという。しかしロット教授によれば、9割まで地上の氷で覆われている南極大陸の水分の8割が過去数十年によって全く変化していないという。またゴアは2007年まで減っていた南極の氷はその後増加の傾向をみせ、今や19%増しとなったことを完全無視している。

ゴアのような政治家は科学における透明度の役割を認識していないらしい。しかし科学者は自分で確認できるほど他人の結論を信用するのだ。ゴアはそうして心配を取るに足らない下らないものとして扱う。だが、もし簡単に証明できるのであれば、何故そのデータをきちんと提供しないのだ?元副大統領に申し上げる。このコンピューター時代、データの供給は意外と簡単ですよ。

Related Articles:
地球温暖化への疑問続出 古森義久さん
ようやく記事になった物理屋・大虎さん

March 2, 2010, 現時間 9:40 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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February 27, 2010

アメリカ今年三度目の豪雪、史上最大のインチキ科学を唱えたアル・ゴアは説明すべき

科学

今年の冬アメリカは全国的に記録的な寒さと積雪量を体験しているが、東海岸は今年にはいって三度目の吹雪に見舞われている。先日までカリフォルニア州南部でカカシが参加していた我々の研究会でも、ニュージャージーやバージニア州から来ていた研究員が週末に地元へ帰る便が運行可能かどうか不安だと話していた。

2月27日 AFP】米北東部は26日、大雪に見舞われ、数十万世帯が停電となったほか、ニューヨーク(New York)のすべての学校が休校になるなどの影響が出た。

 ニューヨークでは27日までに最大50センチの積雪があるとみられ、幹線道路の除雪が夜通し行われている。

 地元テレビ局NY1は、マンハッタン(Manhattan)のセントラルパーク(Central Park)で早朝までにすでに43センチの雪が積もったと伝えた。

 マイケル・ブルームバーグ(Michael Bloomberg)市長はすべての学校を休校にする異例の措置を命じ、110万人の児童・生徒が予想外の長い週末の休暇を過ごすことになった。コロンビア(Columbia University)などの市内の大学も休校となった。

 ジョン・F・ケネディ国際空港(John F. Kennedy International Airport)やニュージャージー(New Jersey)州のニューアーク国際空港(Newark Liberty International Airport)では大幅な遅れが出たほか、数百便が欠航となった。

 電力会社コン・エジソン(Con Edison)によると、ニューヨーク市内で約700世帯、その近郊で3万6500世帯が停電となるなど、広範囲で影響が出た。

 ニューハンプシャー(New Hampshire)州では嵐により33万世帯以上で停電となり、同州知事が非常事態を宣言した。バーモント(Vermont)州でも数千世帯が停電となった。

 米国立測候所(National Weather Service、NWS)は今回の荒天について、「非常に強い低気圧」が1日以上停滞しているが、27日には弱まる見通しとしている。(c)AFP/Sebastian Smith

過去三十年近く世界中を巻き込んだ地球温暖化説ヒステリーはクライメートゲートを皮切りに、ようやくその幕を閉じつつある。だが、このインチキ科学を元に世界中各国で実施された悪政策がもたらした経済及び政治的損害は膨大である。一旦法律が通ってしまうと、元になった科学が偽りであったことがわかっても、法律そのものを廃止することは非常にむずかしい。特にこの法律によって汚い金をぼろ儲けしたアル・ゴアのような政治家やIPCCの科学者のような奴らがごちゃまんといるとなればなおさらである。

南極の氷が溶けて日本沈没どころかアメリカ大陸沈没説まで唱えて世界中を脅かしたアル・ゴアは、いまこそ自分の立場をきちんと説明すべきである。

February 27, 2010, 現時間 10:51 AM | コメント (1) | トラックバック (0)

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February 7, 2010

記録的な積雪、ホワイトハウス前で大雪合戦、崩れる温暖化説

科学

今日はアメリカはスーパーボウルサンデーだが、アメリカ各地は雪で覆われている。特に1922年以来の大雪に見舞われたのがホワイトハウスのあるワシントンDC。このAFPの記事ではホワイトハウスの前で雪合戦をする人たちの姿がみられる。

普段は高級スーツと革靴が支配するこの街にあって、スノーシューズと保温コートが必須アイテムになっている。市内の一部には24時間で50センチという記録的な積雪を記録した場所もある。(略)

国際通貨基金(International Monetary Fund、IMF)で働いているというドイツ人女性は、赤いスキージャケットに黒いスキーパンツ、紫の毛糸の帽子にスノーシューズといういでたちでコーヒーをすすりながら歩いていた。

「アルプスみたいね。アルペンスキーも持ってるけど、ここは斜面がないから。昨日クロスカントリースキーを買おうとしたんですが、どの店も売り切れでした」と話すこの女性は以前ドイツでスキーのインストラクターをしていたという。(略)

ワシントンの観光名所には、この歴史的な風景を記録に残そうとアマチュアのカメラマンや画家が押し寄せた。デュポンサークル(Dupont Circle)地区では6日午後、約5000人が参加して大雪合戦大会が開かれた。

ホワイトハウス(White House)ではシャベルを持った職員が屋根の雪下ろしをしていた。ホワイトハウスに通じる道路の除雪は特に念入りに行われていた。
 
ワシントン(Washington)州から会議のために来ていたという男性は「雪がしばらくとけなければいいけど」と話したが、その心配はなさそうだ。予報では降雪は来週も続くとみられている。

普段から雪の多い州に住む人々からは、この程度の雪でDC全体が麻痺状態になってることをあきれられているが、普段は降らない地区での大雪はその対処策が存在しないからうまく機能しないのは仕方ない。

カカシの住むカリフォルニアでも台風並みの嵐がすでにいくつか訪れており、近所の山は土砂崩れなどが起きて住民は避難したりしている。

ここ数年、世界的に寒い冬が続いているが、今年の冬もかなり厳しいようだ。

さてそんなおり、大学のメールハッキングがきっかけとなり、次々とそのスキャンダルが暴露されている地球温暖化説だが、今日のドラッジリポートでも温暖化切崩壊に関する記事がいくつか載っていた。

ひとつは、「偉大なる地球温暖化説崩れる」The great global warming collapseというマーガレット・ウェンテのエッセー。

ウェンテは、ヒマラヤ氷河の完全解凍説がまったくのでっちあげであったことから始まって、他にも事実や科学的な調査に基づかない嘘だらけの説を指摘し、地球温暖化説は崩壊しつつあるとかたる。

先日行われたコペンハーゲンでの世界環境変化大会において提案された対策は、科学的な事実があってこそ行動に移せるものだったわけだが、実際に温暖化説が事実だったとしても、国際レベルでの協力を得ることは先ず無理な相談だった、とウェンテは外交専門家のウォルター・ラッセル・ミード(Walter Russell Mead)の言葉を借りて語る。

ミード氏曰く、「地球温暖化運動の提案は、膨大な資金の移譲を含め、地球上のほとんどの国々に対して、国内の経済に著しく介入する規制や国内の経済政策の大幅な変革を求めるという、複雑な国際間の同意だった。」

そんな同意が最初から得られる訳がない。そして今や、その根拠となっている科学説が次から次へと崩壊しているのである。

東アングリア大学のメールハッキングによって、反温暖化説隠滅の陰謀が明らかになった。反対意見を述べる科学者への脅迫も暴露された。科学調査は透明でなければならないはずなのに、温暖化説科学者たちは不都合な事実を隠蔽していた。

温暖化説者たちはクラいメートゲートのスキャンダルを過小評価しようと必死の努力をしているが、イギリスの新聞、ザ・ガーディアンの調査によって中国での温度測定のデータには深刻な誤りがあることが発見された。

温暖化説の主体である IPCCは日に日にその評判を落としている。ヒマラヤ氷河の件は例外だと切り捨てた IPCCだが、当局が唱える他の説にも根拠がないことが明らかになっている。

例えば、アマゾン密林は多少の雨量変化にも敏感に反応するため、温暖化がおきれば大規模な密林が破壊されるという説だが、この根拠となっているのは、サンデータイムスオブロンドン新聞に書かれたひとつの記事のみ。しかもその記事は環境変化説運動家二人によって書かれたものだった。密林環境専門の科学者によると、この記事の内容はめちゃくちゃだという。

しかも、ヒマラヤ氷河解凍説を熱心に押したIPCCのパチャウリ長官自身が経営するニューデリのエネルギー資源研究所は虚偽の氷河解凍説をもとに何百万ドルという研究費を受け取っていた。それでも長官は自分への攻撃は温暖化説で利益を失う企業による陰謀だといって強気だ。

これまでは、 IPCCを批判する科学者は環境懐疑者とか、もっとひどいことを言われたものだが、最近になって科学者の間でも風向きの変化が察せられ、多くの科学者が温暖化説から距離を起き始めている。そんな科学者のひとりアンドリュー・ウィーバー、ビクトリア大学気象環境学博士は、温暖化説は科学というより政策運動に変化してしまったと認める。イギリスのグリーンピースですらパチャウリ長官の辞任を訴えている。

著者ウェンテは、こうしたスキャンダルは地球温暖化やそれが人工的に起きたものであるという事実が間違いであるという意味ではないとしながらも、温暖化運動家たちのやり方には致命的な過ちがあったと語る。調査を誇張し、反対論者を悪者扱いし、偉大なる悲劇を唱えることによって地球温暖化運動は自分らの信用度を落としてしまったと。

温暖化を根拠にオバマ王が推進しているキャップアンドトレード(排出権取引の方法の一。温室効果ガスの総排出量を各主体(国や企業など)に割り当てたうえで,主体どうしで排出枠の一部を取引する)政策も終わりだ。

カカシは最初から地球温暖化説など信じていなかった。何故なら対策として提案されるものが、常に文明社会の技術を停滞させるという左翼的な陰謀で満たされていたからである。

我々スケプティックスは正しかった。我々は地球温暖化説の完全崩壊を目の当たりにしているのである。

February 7, 2010, 現時間 1:36 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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January 24, 2010

ヒマラヤの氷河は溶けていない、国連間違いを認める

科学

数年前にインドの一科学者がヒマラヤの氷河が2035年までにすべて溶けてしまうと地方科学誌に発表したのを、その後の調査や他の科学者による反対意見など完全に無視して地球温暖化の証拠のひとつとして扱って来た国連が、積み重なる批判に耐えきれず、ついにこの調査書には誤りがあったことを公式に認めた

こういうことにはめざといマイク・ロスさんもこれについて色々記事を集めているので参照されたし。

2007年のIPCC(Intergovernmental Panel on Climate Change、気候変動に関する政府間パネル)発表の、ノーベル平和賞を授与された調査書には、ヒマラヤの氷河が「2035年、もしくはそれ以前までに消滅してしまう可能性は多大である」と書かれていた。

しかし先週、この予測は環境変動の専門家の間で合意でされたものではなく、1999年にされた一科学者へのメディアインタビューだったことが明らかになった。

しかもこの調査を裏付けするようなデータはまるでなし。それを国連が拾い上げてIPCCの公式調査書に載せてしまったというのだから呆れる。

この間のクラいメートゲートでも色々あきらかになっているが、IPCCの発表には、いったいどのくらいの嘘が含まれているのだろうか? いや、それを言うなら真実などあるのだろうか?

どんどん地球温暖化説は崩壊していく。

January 24, 2010, 現時間 1:28 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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January 8, 2010

とにかく寒いんだよね、今年の冬は

科学

なんだかここ数年、毎年のように繰り返しているような気がするが、今年のアメリカは、去年よりも寒い記録的な冬となった。私にはアメリカ各地に知り合いがいるが、皆、口を揃えてやたら寒いと言っている。

出張で東海岸に行っていた同僚たちも、吹雪で空港が閉鎖されて帰りが数日遅れてしまったとか、運良く飛行機に乗れたひとでも、キャンセルになった便が多くてスタンバイの客で空港はごった返していたと語っていた。

その話を昨日も書こうと思っていて、別のことでいそがしくなってしまい書けずにいたら、今日こんな記事を見つけた。

今、アメリカは全体的に寒波に襲われているのだが、特に南部の寒さがひどいようだ。普段こういう寒さには慣れていない州では高速やハイウェイでの交通事故が相次いでいるとことだ。

オハイオ州では、氷に覆われた滑りやすい道で身障者を載せたミニバンがトラクタートレイラーにふつかり、四人が死亡した。

アトランタ州のハットフィールドジャクソンアトランタ国際空港付近では、例年の摂氏14〜5度程度の気温とちがい、金曜日に降った雪が夜中に凍って道路の表面に氷が張ってすべりやすくなっていたことが災いして30台の車が連続衝突するという大事故が起きた。

アラバマ州の避難所では寒波を恐れる人々のために普段より多めのベッドを用意しているという。「こんな時は中に居ないとね、外に居たら土左衛門になっちまうよ。」とバーミンガム協会のシェルターで、あるホームレスの女性は語った。

今週の寒波で凍死した人の数もする人の数も増えているとのことで、モンタナ州のビルで44歳の男性の凍死した遺体が発見されるという事件もあった。また南部10州で寒さのため学校や市役所など公共施設が閉鎖されている。

吹雪は今夜中にペンシルベニアのフィラデルフィアにとどくと見られており、13cmから18cmの雪が降るであろうと予測されている。ピッツバーグやニューヨークではここ数日毎日のように雪が降っている。

シカゴではなんと一晩で20cmの降雪。オーヘラ国際空港では、解氷のためかなり便の遅れがみられる。

ネブラスカ州の数箇所で州境界のハイウェイが閉鎖されたため、市外に出られず孤立す市もあった。長距離列車の編むトラックはシカゴ/デンバー間の運休。

オハイオでは土曜日の朝まで吹雪は続くと予測されている。

もっと寒いのは、なんといってもミネソタやサウスダコタ州で、あまりの雪に除雪トラックも走れないというひどさ。

まだまだ色々ひどい地区はあるのだが、列記していたらきりがないので、このへんにしておく。

幸いカリフォルニア南部はここ数日温暖な気候が続いているが、アメリカ全土はほぼ雪に覆われているようだ。

ところで、アル・ゴアの温暖説をおちょくるつもりか、アル・ゴア氷の彫刻を掘った人がいる。イメージはこちらをクリック

いつになったら、その温暖化とやらはくるのかなあ。まちきれないなあ。

January 8, 2010, 現時間 11:58 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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December 20, 2009

またまた世界的に寒い冬

科学

なんだかここ数年、毎年のように『今年は記録的に寒い冬』と繰り返しているが、今年も去年にくらべさらに寒い冬になりそうだ。パワーラインに世界各国の寒い冬の写真が載っているので、是非ご参照のほどを。

アメリカ各地でも記録的な吹雪に見舞われている。

近日のクライメートゲート事件によって、温暖化説科学者たちは、地球が温暖化しているどころか、冷却化している事を知っていてずっと隠していた事が明らかになった.

これまでにも、アル・ゴアが温暖化会議で演説する度にその地域でも記録的な寒さが襲って来たり吹雪がふいたりしていたのも、実は偶然ではなかったということだ。

December 20, 2009, 現時間 7:09 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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December 19, 2009

ロシアからの「不都合な真実」を隠滅していた温暖化科学者達

科学

ネット仲間のマイク・ロスさんがテレグラフの記事を紹介してくれているが、それによると、温暖化論者たちは、ロシアでのデータを使用する際、ロシア全体に数ある測定地のうち、たった25%の地域のデータだけしか使っていなかったという。

先週の火曜日、モスクワを基盤にするインスティトゥートオブエコノミックアナリシス(On the Institute of Economic Analysis (IEA))はブリティッシュ気象オフィス(英国、ディボン)所属のハドリー気候変動センター(the Hadley Center for Climate Change)はロシアの気象データを歪曲していたと発表した。

IEAはロシアの気象記録は人工的地球温暖化説の根拠にならないと語っている。分析者たちによると、ロシアの気象研究所は国全体に渡って設置されているが、ハドリーセンターはそのたった25%しか使っていないという。ロシア全土40%以上のデータが何らかの理由で使われなかったという。

しかも、ハドリーセンターが使わなかった地域のデータは不思議なことに20世紀から21世紀にかけて温暖化がほとんど見られない地域ばかりだったという。

つまりだ、ハドリーセンターの使ったデータは地球が温暖化しているということを証明するには明らかに不十分であるということ。存在するデータを無視して自分らの説に都合のいいデータだけを選りすぐっての分析など、はっきり言って科学的調査とは言えない。

私は人工的地球温暖化などハナから信じてなどいなかったので、クライメートゲートは私の猜疑心を証明してくれたというだけで驚きも何もしない。現在コペンハーゲンで行われている国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)の目的が気候変動対策を論じることにあるなど私は信じていない。これが単なる富の分配という世界的社会主義推進の陰謀であったことくらい百も承知だ。

今回の会議でもチェバスだのカストロだの、社会主義独裁政権の親玉連中が幅をきかせているのをみるだけで、その意図は明白ではないか?これらの独裁者たちがいったい何時どれだけ環境保護に力をいれてきたというのだ?一般人の人権を迫害し諸外国に危機感を及ばせる以外に奴らが世界に貢献したのは何だというのだ?何故自由社会のアメリカやヨーロッパや日本がこんなゲスどものいい分を聞く必要があるのだ?

冗談もいい加減にしてほしい。

地球温暖化など起きていない。ましてや我々人間が気候変動に何らかの影響を及ぼしているなどと考えることこそ傲慢だ。だが私は信じない。温暖化説を唱える奴らも本当はそんなことを信じていないのだ。アル・ゴアのようなアホは別として、COP15など先進国から後進国へ富の分配をする単なる口実に過ぎない。

我々はいったい何時までこいつらに政策を任せておくのだ?

December 19, 2009, 現時間 8:09 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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December 18, 2009

クリントン長官、似非科学温暖化対策に後進国への援助金を約束

科学

次から次へと温暖化説の嘘が暴露されている近日だが、その事実を全く無視してコペンハーゲンでは起きても居ない架空の温暖化に対処すべく、国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)なるものが開催されている。

発展途上諸国は、CO2排出は先進国の責任なのだから、自分らの国が対策に必要な費用は先進国が出すべきだと主張して引かない。そこでなんと会議に参加しているクリントン国務長官は後進国に約9兆円の援助をする意志があることを発表。オバマ王出席前に、なんとしてでも決別する会議をまとめる方向に持って行こうという魂胆らしい。(以下CNNより抜粋

クリントン長官は、ここ数日間で貴重な時間が失われ、今回の交渉の残り時間で真の難題に直面しなければならないと指摘。中国を名指しすることを避けながら、「われわれは時間切れになりつつある。不運なことにこのプロセスには問題があり、一部当事者が交渉で歩み寄らない難しさがある」と述べ、中国が今後も拒否を続けた場合は交渉が難航するとの見解を表明した。

クリントン長官はまた、発展途上国の温暖化対策を支援するため、米国が各国と連携して2020年をめどに年間1000億ドル(約9兆円)規模の支援の仕組みを構築する意向を明らかにした。米国は既に、12年に100億ドル(約9000億円)の支援を実施する計画にも携わっているという。

冗談じゃない、と私は言いたい。だいたいだ、地球温暖化など起きていもいない現象をもとに、経済恐慌を迎えているアメリカのどこに諸外国に支援金など払う余裕があるのだ?国内で企業が次から次へとつぶれ、失業率が二桁になり、あっちこっちで庶民が家を失う羽目になっているというのに、アル・ゴア始め似非科学者たちの嘘科学に踊らされてこれ以上国家予算を無駄使いするなど言語道断だ。

さて、本日の朝日新聞によると

国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP15)は最終日の18日、政治合意文書をまとめる。「気温上昇を2度以内に抑える」という長期的な目標と途上国への資金支援額については一致。だが、最大の焦点だった温室効果ガス排出の削減目標の義務づけは、交渉決裂を回避するため、来年以降に先送りされる。

ちょっと待てよ。支援金は途上国の排出削減義務づけが交換条件ではないのか? 相手からなんの約束も取り付けないままこっちは支援金を払うというのか?

こんな約束をオバマ王が勝手に国連としてもあまり意味はない。クリントン大統領が京都議定で調印した約束がアメリカ議会では承認されなかったのと同じで、オバマ王もアメリカ議会でこの議定を承認させることなど出来ないだろう。メールハッキングであきらかになった温暖化の嘘科学スキャンダルが旋風を巻き起こす中、そんな嘘科学に基づいた政策で他国い支援金を送る等もってのほかだ。そんなことを国民が許すはずがない。それでなくても健康保険改悪案で多額の増税案が議会で審議されている最中だというのに。

国連でクリントン長官がやっきになって時間切れだ〜と騒いでいるのも、地球温暖化説は完全崩壊直前だからである。今のうちに何か合意を得ておかないと来年になってからでは世界中の科学者の間で温暖化説は虚偽であったとほぼ意見が一致してしまう可能性が高いからである。

いい加減に止めてほしい。この猿芝居。

December 18, 2009, 現時間 1:13 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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December 10, 2009

大学のメールハッキングで暴露された温暖化説の嘘科学

科学

もうアメリカでは二週間くらい前から保守派ブロガーたちの間で話題に取り上げられていたことなのだが、問題があまりにも深刻なため、ついにアメリカの主流メディアもとりあげられずにはいられなくなった。そこでアメリカメディアの焼き直ししかしない日本のメディアでもやっと取り上げられたこの温暖化説学者たちのメールハッキング事件。先ずは読売の記事から。

 【ワシントン=山田哲朗】気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)を目前にした11月、国連の温暖化に関する報告書作成にかかわった英イーストアングリア大のコンピューターに何者かが侵入、研究者の電子メールやファイルを大量に盗みネット上で公開した事件が欧米などで波紋を広げている。

 公開されたデータの中には、フィル・ジョーンズ同大教授が、気温の低下傾向を隠すため「トリックを終えた」と米国の研究者に送信したメールなどが含まれ、地球温暖化に対する懐疑派を勢いづかせた。

 教授は「文脈を無視し一部だけ引用された」と反論しているが、米共和党の下院議員らも「データの改ざんだ」と格好の攻撃材料として取り上げ、米メディアはニクソン大統領が辞任した「ウォーターゲート」事件になぞらえ「クライメート(気候)ゲート」と呼んでいる。

 同大は国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)報告書の作成に参加した。COP15への悪影響も懸念され、IPCCは、「報告書は世界中の科学者の知見を積み上げた成果で、温暖化は人為的影響により引き起こされたという結論は揺るがない」と沈静化を図っている。(2009年12月9日12時35分 読売新聞)

この間環境保護庁が二酸化炭素を公害物と公式に指定した。これによってオバマ政権は二酸化炭素排出規制法を議会を通じずに設立することが出来るようになった。この法律が通る事によって経済的に得をする法律家がごちゃまんといる。

温暖化の教祖的存在のアル・ゴアなどは、規制法で利益を得る企業に多大なる投資をしている。この法律によってアル・ゴアは億万長者になれるというわけ。

それが嘘の科学を元にして世界中が騙されていたとなると、ただ事ではすまないはず。私はもともと温暖化説などまやかしだと思って来たが、こんな汚いことが裏でおきていたとはね。

December 10, 2009, 現時間 11:35 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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October 26, 2009

ドイツの10月、史上最低気温を記録

科学

今年の10月はドイツで史上最低の温度を記録したという。

気象学者は火曜日の朝、ドイツにおける10月の気温としては史上最低の摂氏ー24.3度をドイツ南部のバイエルン州はベルヒテスガーデン自然公園にて測定した。

この気温は寒いことでも有名なバイエルンアルプスふもとの Funtensee湖で測定された。メティオメディア気象サービスの Jörg Kachelmann博士は、 アフプすのシンクホールでは−55度の温度が記録され、普段は真冬の気温だという。

地球温暖化は何時来るんでしょうね?

October 26, 2009, 現時間 4:01 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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August 10, 2009

アメリカ庶民、地球温暖化への猜疑心高まる

科学

8月10日、アメリカはネバダ州でNational Clean Air Summit 2.0(全国きれいなエネルギー総会)が開かれた。前大統領のクリントン氏や前副大統領のアル・ゴア氏や現カリフォルニア知事のシュワちゃんなどを含めた怱々たるメンバー出演の総会だったにも関わらず、市民からの反響はいまひとつだった。

最近の世論調査によると、アメリカ庶民の間で地球温暖化への冷たい態度が強まっていることが明らかになっており、庶民は経済を犠牲にしてまで環境保全をする必要性にかなりの猜疑心をもちはじめたようだ。

ギャロップ社の調査によると、メディアが地球温暖化を誇張していると答えた人々が一年前の35%から41%に増えた。特に無所属の有権者の間でこの傾向は強く、猜疑心を持っている人の数は33%から44%にまで増えている。温暖化を疑う数がもともと多い共和党支持者の間では、59%か66%となっいる。ただ民主党支持者の間では、まだ20%で一年前とほぼ同じ数値だ。

さらに、地球温暖化の影響がすでに見え始めていると答えた人は減っており、温暖化の兆しが見えると答えた人は2008年の61%から53%に減っている。

興味深いのは調査をし始めた25年間で初めて、今回の調査では環境保全がより大切と答えた人よりも、経済対策のほうが大事だと答えたひと人の数が多かったことだ。わずか42%の回答者が経済発展よりも環境保全を優先すべきだと答えたのに対し、51%の回答者が経済増徴を優先するべきだと答えている。この比率は2008年の時の49:42とはまるで逆の状態となった。1985年までさかのぼると環境保全優先と経済発展優先の比率は61:28という差だったのだから、現在のアメリカ市民がいかに環境よりも経済に重点をおいているかがわかる。

この傾向はギャッロプ社の調査だけでなくラスマソン社の調査でもみられる。今年の7月に行われたラスマソン社の調査によると、56%の回答者が高い税金や光熱費を払ってまで温暖化と戦いたくないと答えている。今年1月に行われたピュー調査によれば、アメリカ人が優先する政策のうち温暖化対策は20位と低い位置を示し、一番と二番は経済と失業率だった。

左翼系の環境保全団体は、自分たちの情報が何故か市民に届いていない、もっと市民に環境保全の大切さをアピールする必要があるなどと言っているが、アメリカ主流メディアも、リベラル政治家もここ二十年来温暖化が既成事実であるかのように振る舞い強硬政策をとってきていた。これで市民からの支持が減っているということはメッセージが届いていないと言うより、メッセージそのものに問題があると考えるべきだ。

ケイトーインステトゥートのジェリー・テイラー氏は、経済低迷や失業率の増加といった目前の深刻な問題に迫られると、遠い未来の問題はさほど重要には思えなくなると説明している。また異常気象が見られるときには庶民の温暖化への関心も高まると氏は語る。

だが、コンペティティブエンタープライズの温暖化政策研究部のマイロン・エーベル部長は、不況や天候が原因ではなく、すでにヨーロッパ諸国で行われている温暖化対策にかかる高額な費用に関する情報がアメリカ市民に届いているのが直接の原因だと語る。

ヨーロッパ諸国はすでに1ガロン(約4リットル)につき$3ドルから$4ドルの税金をかけており、イギリスでは一家族あたり年に1200ドルも環境保全のための税金を支払っているという。しかも、このような努力にも関わらず、世界の二酸化炭素杯出土は減るどころか1990年にくらべて10%も増えているというのである。

だが、もっと大切なのは、二酸化炭素量が増えているにも関わらず、地球の気温は1997年から上昇していないという点だ。二酸化炭素排出量が温暖化にまったく関係がないかもしれないという事実が庶民の間で理解されるようになるにつれ、何故そのようなことに経済を犠牲にしてまで取り組む必要があるのかという疑問が生まれるのは当然のことだろう。

どれだけ左翼環境保全団体や政治家や主流メディアが嘘八百の情報操作を行おうとも、我々は地球温暖化が起きていないことを文字どおり肌で感じている。いくら地球は暑くなっているといわれても、毎年毎年記録的な寒さをみてきたここ10年来のアメリカ、二酸化炭素と温暖化との関係もまったく証明されていないのに、わけのわからない政策に血税を無駄にされてたまるか、というのがアメリカ庶民の本音だろう。

あったりまえだ!

August 10, 2009, 現時間 8:40 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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July 18, 2009

アメリカ各地で何時になく寒い夏

科学

昨日、パワーラインを読んでいたら、パワーラインの著者の住むミネソタ州は何時になく寒い夏を迎えているということだった。ミネソタだけでなくアメリカ中西部は全体的に冷夏なんだそうで、一年中で一番暑い7月中旬の最高気温はなんと摂氏21度に届かなかったという。夜になると家のなかでは暖炉に火をともしたり、外に出るときは上着が必要なほどだという。

ミスター苺が居る南カリフォルニアでも例年より寒い夏を迎えているという。我々苺畑夫婦がグランドキャニオンのハイキングに挑戦したのは2002年、そのハイクに備えて我々夫婦は7月と8月の南カリフォルニアで一番暑い時間に重たいバックパックをしょってハイキングのトレーニングをしていた。

いまでも覚えているが、うちの近所のハイキングコースでは最高気温は華氏で優に100度を超える三桁の温度を記録していた。100度どころか、103度や105度なんて日はざらにあった。これを摂氏に直すと38度から40度である。

それでも、我々がアリゾナ州のグランドキャニオンで実際にハイクをしてみると、その暑さは南カリフォルニアなど足元にも及ばないほどひどいものだった。クリアクリークというハイキングコースでのハイク中に、温度は我々の持っていた温度計の最高気温の華氏125度(摂氏51度)を指していた。もっと高かったのかもしれないが、我々の温度計ではそれが限界だった。夜明けの一番気温が低い時間になっても温度は摂氏37度以下にならなかった。私は自分の身体が蒸発してひまうのではないかと思ったほど脱水状態に見舞われた。

我々がグランドキャニオンのハイクをしたのはすでに9月も半ばに入った頃だったので、これが一年で一番暑い7月だったら、いったいどんなに暑かったのだろうかと恐ろしく思ったものだ。

ところが、早送りして2009年の7月中旬、南カリフォルニアでは最高気温はせいぜい32度程度までしかいっていない。あんなに暑かったグランドキャニオンでさえ、コロラド河の河辺にあるキャンプ場の向こう七日間にわたる天気予報では、最高気温が42~45度、夜の気温は24~5度まで下がるというのである。一年で一番暑いはずの7月なのにである!

7年前は気温の下がり始めた9月の気温でえも摂氏51度もいっていたのに、7年後の今は一番暑いはずの7月の気温がたったの45度!

地球温暖化がおきてるって言うなら、ここ数年下がり続けている気温についてアル・ゴア先生にご説明願いたいね。はっきり言って地球温暖化がおきても世界の農産物の収穫が増え、冬の寒さで凍え死ぬ人が減り、暖房などに必要なエネルギーの節約にもなって、かえって地球は住みやすいところになるはず。海面が多少あがっても、海抜以下の土地は多少高い堤防を造ればいいだけの話。オランダではもう何世紀もそうやってきたではないか。

だが、反対に地球の冷却化が進み、実際に氷河期が来た場合の弊害は温暖化どころの騒ぎではない。氷ついた地面では作物は育たない。動物は死に絶える。よっぽど科学的技術が進歩して寒い地域の人々が万年暖房の効く大型グリーンハウスのような建物に住んで、巨大な量の作物や動物の命を守れるようにならない限り、文明は滅びてしまう。

ミスター苺もカカシも、人類の文明存続のためにも、地球温暖化が本当に起きていることを望むものである。

July 18, 2009, 現時間 1:28 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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June 29, 2009

オバマ王の「不都合な真実」隠蔽を無視するメディア

狂ったメディア , 独裁者オバマ王の陰謀 , 科学

昨日もちょっと触れたが、今日は下院で通った二酸化炭素排出課税の法案が審議される直前に、二酸化炭素と地球温暖化には直接関係がないという調査結果を出したアメリカの環境保全委員会(EPA)がその事実を隠蔽し、しかもそれを発見した科学者たちを脅迫して沈黙を強制していたという事実について、ニュースバスターの記事を参照しながら、もっと詳しくお話したいとおもう。

オバマと民主党が下院でごり押ししたエネルギー法案(通称はCap&Tax、二酸化炭素課税法案)を国民に紹介するにあたり、アメリカの環境保全委員会(EPA、Environmental Protection Agency)は二酸化炭素の排出と地球温暖化の関係について調査を行った。

昨日はEPAが独自の調査を行ったと書いたが、実はそうではなくて、EPAは専門の科学者に調査を依頼するかたちでの調査だった。調査書を作成した科学者カーリン氏とデイビッドソン氏は、温暖化には人工的な二酸化炭素排出はほとんど影響がないという結論を出したのだが、この調査結果はEPAの政治的な見解に反すため、この事実は調査書からは隠蔽され、著者の科学者達は沈黙を命じられた。

不思議なことに、アメリカの主流メディアはこの「不都合な真実」に完全に目をつむり、沈黙を守っている。

これが事実なら由々しき問題である。国の大統領が国民から科学的な事実を隠し、自分の勢力増強に都合のいい政策を押し通そうとしているのだ、本来ならばメディアはこういう腹黒い政治家の陰謀を暴く責任があるのではないのか?

ブッシュ政権の頃は、暴けば国の安全を脅かす国家機密でさえも国民には知る権利があるとかなんとかいいながら平気で漏洩してきたアメリカの主流メディアは、国民の税金を不必要に上げ、しかも低迷する国家経済にさらに負担をかけるような政策を、オバマ独裁政権援助のための科学的事実隠蔽に手を貸すという恥知らずな真似をしているのだ。

こうなったらこのようなインチキ法案が通らないようにする希望は、反対派の共和党議員達が上院議会の席でEPAの調査結果について詳しく説明し、オバマの法案がいかに科学的な真実に反しているかということを暴露すべきである。そして主流メディアがその模様を報道しないのであれば、我々ブロガーやラジオのトークショーホストなどが、いかに零細であろうとも声を高くして真実を国民に訴え、地元の議員に嘆願してくれるよう呼びかけるしかない。

アメリカ国民よ、目を冷ましてほしい、地球温暖化など起きていないのだ。すべて似非科学者と政治家による陰謀なのだ。アル・ゴアの詐欺師に騙されないでほしい!オバマ独裁王の口車に乗らないでほしい。

自由を愛する有権者諸君よ、真実を見つめたまえ!

June 29, 2009, 現時間 7:46 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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June 28, 2009

科学は無視、二酸化炭素課税案米下院を通る、低迷する経済にさらに負担か

独裁者オバマ王の陰謀 , 科学

昨日、二酸化炭素排出量に規制をかけ、規定以上の排出をした企業に課税するという内容の、通称"Cap and Tax"法案が共和党から8人の裏切り者をだして下院で通った。

この法案の根底には次の三つの前提がある。

1)地球温暖化が起きている。
2)極端な温暖化は地球を滅ぼす
3)地球温暖化は人工的に排出される二酸化炭素が原因である。
4)二酸化炭素排出量を規制することで地球温暖化の進行を防げる。

この仮説では、先ず最初の条件が満たされなければ次の条件に進むことは出来ない。たとえ2〜3が事実だとしても、1)が起きていなければ全く意味がないからだ。実際には2〜3のどれも科学的な根拠は全くない。だが一番肝腎な、地球温暖化が実際に起きているのかどうかという問題はどうなのか?

最近の気象学者の調査で明らかになってきていることは、「地球温暖化が起きているどころか、地球は冷えつつある」ということである。これについてはカカシもこのブログで何度か書いて来た。過去ログは下記の通り。

今年の冬はここ数年来で一番寒い冬だった。地球は冷えつつある? 
なんと北極の海氷が増えている!! 地球冷却化の危機?
ヨーロッパ中で異常な寒さ! これも地球温暖化の影響か?

百歩譲って実際に温暖化が起きているとしよう、そしてその温暖化によって地球が滅びるという仮説も本当だったとして、実際に二酸化炭素排出が温暖化の原因になっているのかという点だが、アメリカの環境保全委員会(Environmental Protection Agency)独自の調査で出た二酸化炭素排出は温暖化に影響を及ぼさないという調査結果が、EPAの調査書から隠蔽されていたという事実があきらかになった。

こんな科学的に証明されていないあやふやな現象を前提に、オバマ王並びに米民主党はアメリカの産業に多大なる負担を与える二酸化炭素排出量への課税を押し進めているのである。この法律が実際に施行されれば、アメリカの石油会社はその精製にかかる経費で企業を縮小し、経費がかかる分石油の値段もはねあがる。それだけではない。国内の規制が厳しければ海外からの石油のほうが安くなるので国内産業は大きな痛手を受ける。こくないの大手石油会社が大幅縮小したり倒産したりして失業率が二割になったらオバマ王はどうするつもりなのか?

それを防ぐために外国製品に関税をかけたりすれば、今度は諸外国からアメリカ製品が報復される。となれば完全な貿易戦争が始まってしまうのである。

それともオバマ王は石油会社に多大なる課税をしておいて、企業が傾いたら国が救済するといってその経営を乗っ取り国営化でもしようというのだろうか。オバマ王のことだからあり得る話だ。

June 28, 2009, 現時間 11:21 AM | コメント (4) | トラックバック (0)

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April 25, 2009

温暖化反論説者は黙らせろ! 訪米した英専門家を追い出した米民主党議会

アメリカ内政 , 科学

ミスター苺によると、さる24日に開かれた米議会における公聴会で、人工的温暖化説について証言するアル・ゴアに対抗すべく、共和党がわざわざイギリスから招いた反温暖化説の専門家クリストファー・モンクトン卿(Lord Christopher Monckton)が空港についた途端、民主党議会から公聴会への出席招待取り消しを伝えられたという。

英国のクリストファー・モンクトン卿は元マーガレット・サッチャー首相の科学アドバイザーだった人物である。卿によると、2009年4月24日午前10時にワシントンで開かれた前評判の高い地球温暖化公聴会において、前副大統領のアル・ゴアと並んで出席することを民主党下院に拒まれたと言う。モンクトン卿がクライメート・ディポ紙(Climate Depot)に語ったところによると、民主党は金曜日に予定されていた下院エネルギー及び商業公聴会の席で(アルゴアと一緒に)出席するはずだった卿への招待を取り消したという。 卿はゴアと並んで議会で証言することは許可されない旨を木曜日の午後、英国からの飛行機が着陸した直後に知らされたと語った。

「民主党下院はゴアに恥をかかせたくないのです。だから私の顔面で首都の扉を閉じたのです。」とモンクトン卿はクライメート・ディポの独占インタビューで語った。「彼らは臆病者です。」

モンクトン卿はヘンリー・ワックスマン下院議員をマイケル・ムーア監督の「ロジャーアンドミー(ロジャーと私)」みたいに議事堂中追っかけ回して説明を求めたらしいが無駄だった。結局民主党は気象科学の専門家とはいい難い、共和党の元下院議会会長のニュート・ギングリッチを反対説の証人として招待した。

モンクトン卿は科学者ではないそうだが、地球温暖猜疑説を長年説いている専門家で、それに関する書籍も多々書いており、イギリスにおける地球温暖化説に基づく馬鹿げた政策を阻止すべく運動を続けている。例えばイギリスの学校でアル・ゴアの非科学空想物語映画「不都合な真実」を教材として強制的に使わせる政策を阻止することに成功している。

「民主党は合衆国憲法で保証されている言論の自由についてもっと学ぶ必要がありますな。ヘンリー・ワックスマン下院議員がアル・ゴアのSFコメディ恐怖証言が野党による適切で単独な批判にさらされるのを拒絶したこの行為からは、生々しい恐怖心が伺われます。」モンクトン卿は木曜日の夜空港で語った。

「ワックスマンは『地球温暖化』などここ10年間起きていない事を知っているのです。ワックスマンはイギリスの最高裁判長がゴアの駄作映画が物質的にも、実質的にも、真剣に、連続的に不正確であると糾弾し、『黙示伝を思わせるシナリオはどんな科学的根拠もない。』と語った事実を知っているのです。」とモンクトン卿は説明した。モンクトン卿は三月に米下院委員会の席で証言したことがある。

なるほど、せんだっての卿の証言で人工的温暖化がどれだけでまかせであるかがはっきりしてしまったので、そういう「不都合な真実」は隠蔽しておこうということになったわけだ。

ところで、ギングリッチ議長はどのような証言をしたのだろう?興味あるところだが、、


April 25, 2009, 現時間 4:25 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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February 6, 2009

ケンタッキーの大雪被害、一週間以上経ってやっと非常被災地指定に

アメリカ内政 , 狂ったメディア , 科学

アメリカ中南部を襲った大寒波で、オバマ政権による救済活動が大幅に遅れているという話はこの間もしたが、27人の死亡者を出したケンタッキー州では(ほとんどが危険な暖房による一酸化炭素中毒)、一週間以上たった今でもまだ停電がつづいており、飲み水もろくにない状態である。バシアー知事の嘆願をうけてオバマ大統領はやっと重たい腰をあげ、ケンタッキーを非常被災地域と指定した。それでやっと必要な物資配給が可能になったが、オバマのこの対策の怠慢さはハリケーンが上陸する前からルイジアナ州を非常被災地区に指定してFEMAや赤十字を待機させていたブッシュ大統領の敏速な対応とはえらい違いだ。

ところが困ったことに米連邦緊急事態管理局(FEMA)から配給された非常食品にサルモネラ菌がはいっている可能性が明らかになり、すでに被災地で配給されたピーナッツバターを廃棄するようにと呼びかけが会ったりして、救済活動がさらに複雑になってしまった。

ケンタッキーのバシアー知事は、被災地に配給された非常食品は安全だと、自分でピーナッツバターを食べたりして州民を安心させようとしているが、救済の遅れている州でこんな問題はまさに泣きっ面に蜂である。

それにしても、これだけの被害が出ているにも関わらず、アメリカのメディアはオバマの無対策に何の批判もしないどころか、被災についてほとんどと言っていいほど報道がされていない。リンクしたニューヨークタイムスの記事も2月6日付けのA18面にちらっと載っただけで、関連記事の報道はこれが初めて。ほぼ毎日第一面で報道されたカトリーナの時とは取り扱いに雲泥の差がある。

メディアの関心が薄いもうひとつの理由に、被災地が中南部の共和党支持の州だからではないかとシニカルなミスター苺は言う。エリートメディアは田舎の保守派州がどんな天災を受けようと興味がないのだと言う。カカシはメディアが単にオバマの無能ぶりを隠そうとしているだけだと思うが、何にしても困ったことである。

February 6, 2009, 現時間 5:34 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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February 2, 2009

ケンタッキー州の大雪災害に対応遅れるオバマ政権

アメリカ内政 , 狂ったメディア , 科学

今年はアメリカは全国的に寒波に襲われているという話は何度もしたが、先週からアメリカ中南部はひどい吹雪に襲われており、この寒いのに吹雪による停電が続き、全国で凍死者や寒波による事故などによる死亡者が何十人と出るほどの被害が発生している。にもかかわらず、オバマ政権は未だにケンタッキーを緊急災害地域に指定していないだけでなく、地方からの嘆願にも関わらず、連邦政府からの救済対策はほとんど何も取られていない。。

オバマ政権下において、FEMA(アメリカ合衆国連邦緊急事態管理庁=Federal Emergency Management Agency of the United States)が出動するまで一週間半もかかっており、吹雪が始まって一週間してやっと出動された州兵たちは、雪で折れ道を塞いでいる木々の枝を切り開く電子のこぎりすら用意して来なかったというお粗末さ。この対策の遅れによってひどい被害がでているが、この事実は地方メディア以外のアメリカメディアはほとんど報道していない。

私がRSSフィードでもらっている全国向けAPの見出しでは見つからなかったのだが、下記は2009年2月2日付けのUSAトゥデイの記事より。

(ケンタッキー州の)スティーブ・ベシアー(Steve Beshear)知事は先週始まった破壊的な氷嵐に対応すべく、バラク・オバマ大統領にケンタッキー州を非常被災地に指定してもらい、連邦政府からの援助資金の支給手続きを即刻始められるよう嘆願するつもりだと発表した。

下記はAPの記事を取り上げたケンタッキー地方新聞のCourier-Journalより、

ケンタッキー州、マリオン市。中西部から東海岸に渡って大被害を及ぼしているこの冬の嵐によって、およそ百万の人々が暗闇に突入し、氷に覆われたケンタッキー州では被災者がモーテルや避難地に批難している。

何十という凍死例が報告されてりおり、多くの人々が停電の早急な復旧を嘆願してる。ケンタッキーの僻地では食料や飲料水の不足が出ており、川でバケツで水汲みをしなければならない状態に陥っている。

すでに中西部では42人の凍死者が報告されており、アーカンサスで9人、テキサスとミズーリでそれぞれ6人、オクラホマ、インディアナ、ウエストバージニアでも凍死や危険な暖房による一酸化炭素中毒などの事故で死者が出ている。ケンタッキーでは11人の死亡者が出ている。

地方都市の役人は州や連邦政府からの援助が足りないことに怒りをあらわにしている。.....

「ところどころ、まだ訪問していない地域にも人々は残っているのです」とスミス所長。「その人たちがまだ生きているかどうかもわからないのです。」

スミス所長によると嵐の後でもFEMAの姿は全く見えないという。

ハリケーンカトリーナがニューオーリンズに上陸する前から、ルイジアナを緊急被災地に指定し、FEMAを待機させ、ルイジアナ知事とニューオーリンズ市長に即刻市民の強制批難を命令するよう促すという迅速な対応をしたブッシュ大統領を、民主党のブロンコ知事の不能さを責めるかわりに、なにもかもブッシュが悪いと責め立てたメディアはバラク・オバマの無行動さを責めるどころか、災害が起きていることすら報道していない。

その間オバマ大統領はなにをしているのかというと、ホワイトハウスの暖房を24度まで上げて、上着なしのワイシャツ姿で会議をしている写真が新聞で発表されている。オバマの側近は、オバマはハワイ出身なので寒がりなのだと言い訳をしているが、周りの人間からはまるで温室のようだと批評がでているくらいだ。

オバマ王は下々の民には省エネのため暖房は18度くらいまでにとどめるようにとか言っておきながら、自分は24度の温室でぬくぬくしているというのである。それだけでなく、中西部の寒波被害もどこの空、一人分100ドルのステーキディナーを出すディナーパーティの主催に忙しかったという。

で、オバマ政権対応の遅れを批判する記事はどこにあるのかな?

February 2, 2009, 現時間 8:04 PM | コメント (1) | トラックバック (4)

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January 19, 2009

今や温暖化を祈る時、小氷河期は真近いかも

科学

地球は温暖化しているどころか冷却化が進み、小氷河期に向かっていると唱える科学者たちがいる。マイク・ロス紹介フリントジャーナルのこの記事の著者ジョン・トムリンソン(John Tomlinson)は地球温暖化は防ぐどころかその到来を祈るべきであると書いている。

去年の12月にポーランドで行われた国連地球温暖化対策会議において、650人にわたるその道の専門の気象科学者が人工的な地球温暖化はメディアが作り上げた神話であり科学的な根拠は全くないと発表したという話はこの間もした通り。気象科学者で国際地質学議会会長のデイビッド・ギー博士は「いったい何年地球が冷え続ければ地球が温暖化していないことが理解されるのであろうか」と問いかける。

トムリンソンは温暖化しているはずの地球の温度は1998年に最高値を記録して依頼ずっと下がる傾向にあり、2007年に急激に降下し2008年はさらに悪化して1980年のレベルまで下がったと指摘。読者の皆さんもご存知のように今年の冬はさらにそれより寒くなった。

温暖化が進むと真っ先に溶けて海水面を上げて地球に大惨事を起こすはずの北南極の氷ときたら、イリノイ大学の北極気候調査センターの調査で、衛星写真により北極の氷は増加し1979年レベルまで戻りつつあることを確認したという。さらに南極の氷層は1980年から5%増しになっている。つまり温暖化で減りつつあるはずの氷はずっと増え続けているということになる。

トムリンソンは二酸化炭素排出量が増えれば温度は上がるはずなのに、ここ10年来二酸化炭素排出量は増えているのに地球の温度は低下の傾向にあることをリベラル温暖化説者たちはどう説明するのだろうかと問いかける。

二酸化炭素排出量と温暖化は全く関係がないととなえる中部大学の資源工学博士武田邦彦教授のような人も最近は注目を浴びて来ている。

このような事実があるにも関わらず、世界中のリベラル政治家たちが温暖化を防止するという名目で産業を破壊するような理不尽な法律を押し通し、アメリカ国内でも45兆ドルを使って温暖化防止対策に当てよなどという提案がされているのだから恐ろしい。国際諸国でこの出鱈目化学の実態を早急に暴露し、文明社会の産業を破壊するような法律を通させないよう勤める必要がある。

January 19, 2009, 現時間 10:48 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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January 13, 2009

本当に寒いんだってばあ〜!

科学

パワーラインに地球温暖化についてマイケル・アシャーの面白いエッセーが載っている。今年は全世界的に記録的に寒い冬を迎えていることでもあり、今後地球温暖化説が世界でどのように見られて行くのか興味のあるところだ。

2008年は「今世紀で一番暖かい冬」になると予測されていたが、暖かいどころか反対にここ10年で一番寒い冬となった。この冬は北極の氷が「完全に溶けて泳げるほどになる」代わりに原子力起動の除雪船が季節はずれな厚い氷にはまってしまった。バグダッドからマリブの浜辺にいたるまで今年は記録破りの寒さと雪の冬となった。 今年は地球温暖化抗議者が集まって行進する日は決まって吹雪きや氷の嵐に襲われことから、「ゴアエフェクト(ゴア影響)」という言葉が一般大衆の語彙に入る年ともなった。

たしか去年の冬も、アル・ゴアが地球温暖化の危険について演説した日がいつになく寒い日でものすごい吹雪になったなんてエピソードがあった。さしずめゴアは雨男ならぬ吹雪男だな。

アシャーは人類が多少なりとも地球温暖化に影響を及ぼしているというのは事実かもしれないという。 だが、それは実際に大騒ぎするほど大した物なのかどうか、二酸化炭素は本当に環境に壊滅的な悪影響を及ぼすのだろうかと問いかける。

二酸化炭素の増加によって地球の温度がどれだけ上がるのかというと、他の要素が一定していると考えて、 二酸化炭素の量が二倍に増えたとすると、気温は約1/2度Cほど上昇すると考えられている。 その割でいくと地球は2100年までに1/4度Cほどの気温上昇が予期される。その程度なら明け方と昼間ほどの温度差にもならない。そんな変化、普通では気がつきもしないだろう。

ただグリーンハウスガスの量が増えると他のものも増えるので、別の要因も連鎖作用で気温はさらに上がるという説がある。温暖化論説者たちはその影響で6度Cくらいの温度上昇につながると予想している。 しかしグリーンハウスガスが増えて温度が上がった場合、かえって他の要因により温度が下がると考えている科学者たちも多い。主に地質学者、気象学者、環境物理学者などがそうだが、彼らによるとこれらの要因をプラスマイナスすると気温上昇は0.5度Cにも満たないという。

問題なのは二酸化炭素のレベルが上がることによって気温が上昇したという歴史的事実が存在しないということだ。それどころか、地球の歴史をさかのぼってみると二酸化炭素レベルが10倍以上もあった時期でも地球が手の付けられない高温になった事実はないのである。

にも関わらず、世界中のメディアはこの非科学的な説を疑おうともしない。科学モデルというのは、既存の資料を元に未来を予期することができなければならない。そのモデルが正しいかどうかを試すのには、過去の資料をつかって現在の気象を予期できるかどうかを確かめればそれで済むはずなのだ。ところが温暖化説論者たちは現在の気象を過去の資料から正しく予期できたことが一度もないのだ。メディアや国連の政治家たちはそんな科学の基本すら忘れてしまっている。

事実はここ10年間地球温暖化は起きていない。それどころかここ数年地球は冷却の傾向に向かっている。このままミニ氷河期に入る可能性があるという科学者もいる。はっきりいってせいぜい6度Cくらいの気温上昇なら夏でも絶えられないほどのことはないし、今年のような寒い冬が温暖になるなら、氷河期を迎えるよりずっと良いことではないか?

はっきり言って地球温暖化のどこが悪いのか、、と聞いたね、全く。それにしても、こう寒い冬が続くとアル・ゴアも困るだろうな。

January 13, 2009, 現時間 9:01 PM | コメント (3) | トラックバック (0)

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January 10, 2009

ヨーロッパ中で異常な寒さ! これも地球温暖化の影響か?

科学

アップデートあり!(1月11日10:55PST)

マイク・ロスがヨーロッパ各地の以上な寒さを紹介してくれているので、こちらでも紹介しよう。

ポーランド:ポーランドの内政省は摂氏零下25度に及ぶ気温の低下に少なくとも10人が凍死したと発表した。

イタリア: イタリア警察の発表では、ミラノのビジネスマンは自分が立っていたベランダの支えと壁の一部が雪の重みで落ちて死亡したという。47歳のサルビア人はローマの東にあるザガロロ町の自宅で凍死しているのが発見された。

ミラノの二つの空港は天候のため閉鎖され、通常は日差しの良い南フランスでは列車の運行が停止された。ローマの動物園ではチンパンジーがカロリーの高いクッキーや熱いお茶を楽しむという一幕もあった。

フランス: 普段は天気の良いフランスのコート・ドジュール(Cote d'Azur)では珍しく雪が降ったため鉄道が危機モード。プロヴェンセ(Provence)でもアルプスでも運行が停止された。マルセイユではすべてのバスが運行停止され、周りの高速も閉鎖されており、住民には運転はなるべく控え自宅待機するよう警告が出た。

何年か前にバレンタインの日にメリーランド州のホリデーインで吹雪のため缶詰になった時のことを思い出すなあ〜。

ドイツ: ドイツはこの冬一番寒い夜を迎えた。東ドイツの気象観測地では摂氏零下28度を記録した。ベルリン動物園ではホッキョク熊ですら凍り付いた檻で震えているという。

オランダ:オランダの港町ロッテルダムでは除雪船が駆り出されている。オランダ内部の水路はオランダの運送にとって非常に大事な通路である。除雪船が起動されたのは1996年以来12年ぶり。

このおかげで、運河にはスケートを楽しむ客が殺到している。スピードスケーター達はこの寒さが続いて11の都市を通過する全長200キロメートルの運河レースを実現させたいと期待している。

このまま地球冷却下の傾向が進めば、オランダの運河クロスカントリースケートレースが恒例になるのも夢ではないかもしれない。

イギリス: 英国のメットオフィスによるとスコットランドのハイランド、アボイン(Aboyne)では摂氏零下10.9度を記録。ロンドンのヒースロー空港でも零下3.8度まで下がったという。

イギリスの夜中の気温は今週中ずっと零下が続くと予測されている。ルートン(Luton)とバーミンガム空港は天候のため一時閉鎖され、ウェールス地区では20近い学校が閉鎖された。

気温の低下がひどいため、イギリス近海では海の一部が凍り付き始めたという。イギリスを襲ったこの寒さはここしばらく続きそうである。

これに加えてロシアがウクレインとのガスパイプラインを巡る交渉破綻でヨーロッパへの自然ガスの輸出を控え始めたからさあ大変。なにしろヨーロッパは暖房にロシアからのガスに頼っているからだ。例年にない寒さだというのに、これではヨーロッパ中は泣きっ面に蜂である。

これについては話題が変わるのでまた後で話すとして、まだまだヨーロッパ各地でさむ〜い冬が続きそうだ。おい、アルゴア!地球温暖化はどうなってるんだ!早く実現させろ!

アップデート:オランダのアムステルダムでは12年ぶりに運河が凍っているが、運河でスケートをしている人たちのビデオ映像をみつけたので、リンクを張っておく。iReportより。コメントでウクレインからのコメンターが「気持ち解るよ。ウクレインも寒いよ〜」と書いている。

January 10, 2009, 現時間 12:22 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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January 8, 2009

寒すぎて犬そりレースがキャンセルに!

科学

今年のアメリカの冬は記録的な寒さに見舞われているという話はしてきた。寒いことでは有名なアラスカやミネソタでも記録的な寒さに恒例のスキーレースや犬そりレースがキャンセルになった。

アラスカ:飛行機も飛べない寒さ

一昨年苺畑夫婦が訪れたアラスカのジューノーでは、なんと摂氏零下51度。この極端な気候のため飛行機の離着陸は不可能となり、自動車も走らず、スキーレースまでキャンセルされた。アラスカではすでにこの気候が二週間も続いており、僻地に住む人々は燃料や食料といった必需品が手に入らない状態になっている。気象庁によると、アラスカ全体を高気圧が覆っており、他の気候パターンが入って来れない状態にあり、それが毎日の極端に低い気温の原因となっているという。

(ジューノー在住の)ジョンソンさんの家にはヒーターもなく水道もない。ジョンソンさんは火につかうまきを集めるためか、公共施設まで水を取りに行くかする以外は外に出ないという。ジョンソンさんは離れに丸太小屋を作るために木材を貯めていたが、暖房が先決なため(家作り)は数年先に延ばさざるおえなくなった。

「こんな寒さがこんなに長くつづくのは見たことが無い。」とジョンソンさん。「一度零下57度というのがあったが、一週間半も続くなんてことはなかった。」

アンカレージでも一時零下28度まで下がり、後に多少上がったとは言え、予定されていた全国クロスカントリースキーのレースがキャンセルになった。レースが可能なのは低くとも零下4度までが限度。しかしアンカレージの温度は零下23度から26度くらいを行き来していたという。

ミネソタ:寒すぎて犬そりレースがキャンセルに!

アラスカほどではないにしろ、ミネソタ州も寒いのでは有名。雪の上を走る犬そりレースは毎年恒例。ところが今年はそれがキャンセルされた。その理由というのがなんと、雪が多すぎるため。淡雪が降り過ぎて安定したコースが守れないため、雪の上を走る犬に危険が大き過ぎるというのだ。

レースが行われるフレージー市地域では約1メートルの積雪だが、軽い雪が風で飛ばされるため、レースのコースに1.5メートルくらいの雪が貯まってしまうという。8年間続いている恒例レースは1月23日から24日に予定されていたが、過去に雪が足りずにキャンセルされたことはあっても雪が多すぎてキャンセルになったのは今回が初めて。

「(雪の)飛び方は信じられない。」カナダ出身で犬そりレースに25年間関わっているストリーパーさんは、「こんなことは見たことが無い」と語った。

気象庁ではフレージーの降雪量とその水分を記録していない。しかし北西54マイル先のファーゴ知育の降雪は10月からでは気象庁は合計1メートルで、6センチの降水となる。

これは6パーセントの水分となる。雪は水分が30から35パーセントになると濡れていると考えられている。この乾いた軽い雪は単純に深過ぎる。

ここ数年地球の気温はずっと下がり気味。このまま気温が下がり続けたら地球温暖化説者はいったいどうやって言い訳をするつもりなのかね。

January 8, 2009, 現時間 10:39 PM | コメント (3) | トラックバック (0)

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December 26, 2008

今や宗教となった地球温暖化説

日常の出来事 , 狂ったメディア , 科学

カカシ夫婦はフロリダはオーランドに隠居した友人の家でクリスマス休暇の一部を過ごした。オーランドといえばデズニーワールドやエプコットセンターなどデズニーのテーマパークがいくつかあるので、カカシ夫婦も数日間遊んで来た。

デズニーワールドへ行く前日に調べた天気予報によれば、オーランドは南カリフォルニアより暖かく、日中の気温は24〜5度で、夜になってもせいぜい14〜5度程度とのことだったので、Tシャツの上に薄手の上着という薄着で出かけたのが大間違い。当日の気温は日中最高気温が10度程度で夕方4時頃には4度くらいまで下がった。しかも風がびゅんびゅん吹いていて乗り物を待つ列に並ぶ気にもならず、早々と引き上げてきてしまった。

カカシはミスター苺と二人で、「アル・ゴアよ!地球温暖化はどうなったのさ、なんでいつもあったかいはずのオーランドがこんなに寒いのよ!」とぶつぶつ文句を言っていたのだが、要するに2〜3日後の天気予報もきちんと予測できないのに、今後100年の地球温暖化が簡単に予測できると考えるほうがおかしいということだ。

保守思想のマイク・ロスによると、今年のクリスマスはアメリカ本土の半分が雪に覆われたという。カカシが先週紹介しようと思って時間切れになってしまったAPの記事によれば、今年はアメリカ本土各地で季節最低気温の記録が出たということだった。もちろん一年くらい世界の一部で寒い冬があったからといって地球温暖化説が間違っているという証明にはならないが、らくちんランプのスパイラルドラゴンによれば、今月13日にポーランドで開かれた国連の温暖対策会議において、650人に及ぶ世界の科学者達がCO2による温暖化説に懐疑の念を示したという。

スパイラルドラゴンがリンクしている長岡シンイチのブログでその一部が紹介されているので、こちらでも紹介しておこう。

科学者の中は、1973年にノーベル物理学賞を江崎玲於奈とともに受賞したイヴァル・シェーヴァー博士、以前池田信夫のブログでも登場していた『地球温暖化論のウソとワナ』の伊藤公紀博士ら、いずれも環境科学や物理化学の権威たちだ。

いくつか科学者たちのコメントを紹介する。

「私は懐疑的だ。〈地球温暖化〉は今や宗教になってしまった」イヴァール・シェーヴァー

「温暖化の恐怖は、歴史上最悪な、科学スキャンダルになるだろう。人々が真実を知る時、彼らは科学と科学者によって騙されていたと感じるだろう」伊藤公紀

「IPCCは、みうちの巡回屋になりさがった。聞く耳も、心もない。あのノーベル平和賞が、素人による(暗にゴアを指している)非科学的な断定に与えられたことにびっくりしている。Dr アラン・D・アウルワリア(インドの地質学者)

「ゴアは、私に再び科学を徹底的に調査しろとけしかけた。けども私は断固として懐疑派の陣営に踏みとどまった。〈気候モデル〉は事実をそっちのけにして、気候変動を説明するのに大変便利なんだよ」蘭・気象学者 ハジョー・スミット

「CO2の排出は、どちらにしてもどんな影響も与えてはいない。科学者なら誰でも知っている。しかしそんなことを言っても金にならないけど・・・地球温暖化とは政治マシンだ。欧米人をラクチンな運転席に座らせて、途上国の人々を裸足のままにしておくためのね」武田邦彦・中部大学資源材料工学教授

地球温暖化の気象モデルは過去の気象データと合致したことがない。つまりこのモデルは現実的には役立たずなのだ。そんなモデルを元に将来の気象予測をするなど馬鹿げすぎている。無論事実は、実際に人為による温暖化が起きているかどうかということではなく、そういう説を押し通すことで国連の政治力を増幅させることが目的だ。

ところで私は中部大学の武田邦彦教授の「欧米人をラクチンな運転席に座らせて、途上国の人々を裸足のままにしておくため」という意見には全く賛成できない。だいたい地球温暖化対策に関してヨーロッパとアメリカを一緒くたにすること自体おかしいのだが、温暖化説が途上国を裸足にしておくどころか、京都議定で経済的に一番損害を被るのはアメリカであり、得をするのは中国やインドのような発展途上国なのである。

カカシが理解している京都議定によれば。(間違っていたらどなたかご指摘願いたいのだが)アメリカや日本のような先進国のCO2排出量が極端に規制される傍ら、中国やインドのような国の排出量には規制が全くない。先進国が排出量を増やしたい場合は、規制のない後進国から排出量を購入することができる。つまり、京都議定は先進国が後進国に経済援助をするために功名に仕掛けられた罠なのである。

京大生協環境リポートは、議定書の問題点として次の項目を上げている。

この議定書にはどのような欠陥があるのでしょうか。また、削減への取り組みに足りない部分はないのでしょうか。以下のことが欠陥として考えられます。

(1) 最大の排出国であるアメリカ合衆国が批准しなかったこと。
(2) 排出量2位の中国や5位のインドなどが、途上国として削減義務を免除されていること。
(3) 「排出権取引」が認められたが、そのガイドラインが定まっていないこと。
(4) 途上国の自主的な参加については、途上国の反対で最後の段階で条文が削除されてしまったこと。

ブッシュ大統領が2001年の就任早々京都議定から手を引いたのもこのトリックを見抜いたからだ。

ところで「私は懐疑的だ。〈地球温暖化〉は今や宗教になってしまった」というイヴァール・シェーヴァー博士の意見には笑ってしまった。それというのも、フロリダの友人と温暖化説について話をしていた時、友人はフォックスニュースのシェパード・スミスが温暖化説専門家へのインタビューの際に、『温度が下がっても上がっても変わらなくても変化してもすべてが温暖化説を証明することになるとしたら、それは宗教と言えるのではないか』という内容の質問をしたと語っていたからだ。

いまや宗教となった地球温暖化説だが、怖いのはその迷信をもとに世界各国で外交や国内政策が立てられ、この不景気に大量の税金が無駄遣いされているということである。

December 26, 2008, 現時間 10:22 AM | コメント (2) | トラックバック (1)

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December 11, 2008

今年の冬は去年と同じ、ただもっと寒いかも、、

日常の出来事 , 科学

「苺畑より」の読者の皆様、大変ご無沙汰しました。以前にも申し上げたと思うのですが、私のノートパソコンがヒステリーを起こしてすでに二ヶ月。修理に出そうにもカカシはずっと出張続きだし、頼りのミスター苺は自分のホームコンピューターが心臓発作を起こしてしまい、そっちの修理で忙しくてカカシのノートパソコンどころじゃありませんでした。というわけなんで、出先からブログが出来ず、出張中長期のブログ停滞となってしまったこと、深くお詫び申し上げます。久しぶりのブログエントリーなので、今日はちょっと取り留めない世間話から。

例年より寒い冬

さて、カカシの今年の出張は夏は佐世保、秋から初冬にかけてハワイのホノルルが主だったので、なんか暑〜い季節が長引いた感じがしていたのだが、11月の終わりにサンディエゴに出張して、「今年は寒い冬だな」という印象をもった。無論サンディエゴも南カリフォルニアだから寒いといってもミネソタとかノースダコタのように雪が降って運転不可能などという状態にはならないが、それでも昼間でも上着が必要なくらい気温は低かったし、朝夕は結構冷たい空気を感じた。(特にカカシは仕事柄夜明け前に出勤ということが多いので。)

というわけで今年の冬はかなり寒くなるのではないかと思っていたら、こんな記事を拾った。これはミネソタ州のローチェスター市の地方紙ポストブルテンで、今年の冬は去年と似ているがさらに寒くなり、降雪量も去年より多く、今年の冬も冷却化の傾向をたどるだろうという内容。ミネソタの冬がどれほど寒いかというと、気象上の冬とされる12月1日から2月末までのローチェスターの平均気温は摂氏零下9度。例年の一冬の合計降雪量はだいたい133センチメートル。う、寒い!おい、アル・ゴア、地球温暖化はどうしたんだ!

もっともミネソタはカカシの住む南カリフォルニアからはかけ離れているからあまり意味はないが、南カリフォルニアの冬はというと、一年の予報はこちら。冬の温度は例年より1度程度ひくく、夏も例年より寒い夏になるだろうとのこと。こちらも温暖化は関係ない模様。

ガソリンの値下がり

出張中はレンタルカーで、ガソリン代は会社持ちだから全然気にしていなかったのだが、帰宅して長距離通勤を開始したらガソリンの値段が一時期に比べてがた落ちしているのを見て唖然。今年の6月頃は1ガロンが5ドル近くまで上がっていた(1リットルで1ドル32セントの計算)のに、いまやプレミアムでも1ガロン2ドルを切るところが出て来た。毎週二回はガソリンを満タンにしなければならないカカシとしては非常に助かるが、これは必ずしも良い傾向とは言えない。

何故突然ガソリンの値段が下がったのかと言えば、アメリカの株市場暴落のあおりを食った世界市場の低迷にある。単純に言えば景気が停滞すれば産業は衰えるのでエネルギーの消費量が減り自然と石油の需要が減る。需要と供給の法則に従って石油の値段が下がる、といったところだ。

世界の原油資源の1/5を占めるというサウジアラビでは、値下がりにかなりうろたえている様子で1月から産出量を大幅に減らす予定だという。こうやって人工的に値崩れを防ごうというのだろうが、すでに景気が低迷している国々は高い石油を買うことができなくなるので、さらに需要は減るだろう。原油以外の産業がないアラブ諸国が石油の値段を調整したいのは解るが、長期的にみてこれは何の対策にもならないと思うが。

ところでガソリンの値上がりを理由にサービスが極端に低下した航空会社などは、ガソリンの値下がりでサービスを再開するのかと言えば多分しないだろうな。チェックする荷物は二つまで無料だったのが有料になったり、エコノミーではプレッツルのようなスナックや、国際線のアルコールや、国内線のソーダまで有料にしたりして、すべてそれをガソリン値上がりを言い訳にしてきたのに、ここへ来てガソリンが下がったら、今度は何をいいわけにこうした有料サービスを続けて行くつもりなのだろうか?

クリスマスショッピング

苺畑家でも景気の低迷がかなり影響を及ぼし、今年のクリスマスパーティのプレゼント交換はこれまでのようにそれぞれがそれぞれにプレゼントするのではなく、籤を引いて名前が当たった人だけにプレゼントすることになった。私もミスター苺もこれには反対だったのだが、多数決で決まってしまった。

これからクリスマスのショッピングシーズンで、あちこちのモールは人だかりになる。このへんの交通量も増え道の混雑はかなりなものだ。師走とは良く言ったもので、アメリカでもこの季節はみんなあちこち走り回る。

ところでショッピングといえば、ブラックフライデーといって感謝祭の木曜日の翌日の金曜日はどこの小売店でも大セールを行うが、ロサンゼルスのウォールマートでセールに集まった買い物客の下敷きになって圧死した店員が出た。そういえばもう20年以上前だが、日本から来たパワーレンジャーのアクションフィギアをめぐって大パニックが起きたこともあった。

おそろしや買い物客。

カカシとミスター苺は買い物大嫌いの人間だが、今日と明日は週末のパーティに備えてかなりの買い物をする予定。ねじり鉢巻でもしてモールに挑むとするか。

December 11, 2008, 現時間 9:53 AM | コメント (1) | トラックバック (0)

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November 16, 2008

『史上最も暑い10月』は間違いだった! 温暖化説が崩れる例年になく寒い冬

科学

先週、地球温暖化説の信用度を揺るがす恥かしい出来事が起きた。

Telegraphによると、アル・ゴアの強い味方ジェームス・ハンソン博士が統括している米国航空宇宙局の一部で、地球上の気温を記録している調査組織、GISS (Goddard Institute for Space Studies)が先月は史上最高に暑い10月だったと発表したが、これが全くの間違いであることが解った。

GISSの発表と供にあちこちからその真偽を疑う声が上げられた。それというのも今年の10月は世界中で例年になく低い気温が記録されており、米国の大草原から中国、アルプスからニュージーランドに至まで、世界中のあちこちで季節外れの降雪がみられていたからである。中国の公式ニュースではチベットは「史上最悪の降雪」に見舞われたと発表している。米国では全国海洋大気管理局( the National Oceanic and Atmospheric Administration)が63カ所で降雪量最高記録を記録しており、115カ所で10月としては最低気温を記録している。結果ことし10月の気温は114年間で70位に位置する気温だという。

ではどうしてGISSは今年の10月が史上最高に暑い月だったなどと発表したのだろうか。恥かしいことにWatts Up With ThatとClimate Auditと言うふたつのアメリカ人とカナダ人の科学者が経営するブログがGISSの調査結果を吟味したところ、なんのことはない、9月の記録をそのまま10月に持ち越していただけというひどい間違いを発見したのである。 間違いを指摘されたGISSは必死にそれでも10月は暑かったのだと言い張るため、北極で部分的に暑い場所が発見されたなどと言い出したからことは余計にややこしくなった。それというのも、昨日もお話したように北極では例年になく低い気温が記録されており海氷が急増しているからである。

ハンソン博士の言い訳は、数字は別の組織から入手したものでGISSではそれを再分析するだけの施設がないと言うのだが、それが本当だとしたらこれは地球温暖化説の真偽に多くの疑問をなげかけることとなる。なぜならハンソン博士ほど地球温暖化説の専門家として尊敬されている科学者はおらず、GISSの調査ほど温暖化説者たちに温暖化の証明として頻繁に引用される調査はないからである。その組織が自分たちで地球の温度を計っていなかった、しかも入手した数字を分析する能力がないと認めてしまったのである。

テレグラフによると、ハンソン博士はじめ国連の地球環境変化パネルIPCC(Intergovernmental Panel on Climate Change)の科学者たちが、次々に常識はずれの発表をして、気象環境の専門家の間では地球温暖化説は急激にその信用度を失っているという。

カカシは一度もこの説を信じたことはないが、日本をはじめ世界中でこのいい加減な仮説のために、あらゆる政策が立てられて、産業や人々の暮らしに多くの悪影響を与えたことを、諸国は今こそ見直す必要がある。

November 16, 2008, 現時間 3:23 PM | コメント (1) | トラックバック (0)

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November 15, 2008

なんと北極の海氷が増えている!! 地球冷却化の危機?

科学

日本での出張中に気がついたことは、日本の政治政策が地球温暖化が事実であるという大前提によって進められているということだった。テレビ番組などでも、なにかにつけて「エコ」という言葉が使われ、地球温暖化を防ぐことがなによりも大事だという姿勢が貫かれていた。うちの両親なども、私が地球温暖化など起きていないと言うと、「南極の氷が溶けているんだぞ!」と躍起になって抗議した。

だが、今年になって北極の氷がいつになく急激に増えているとDaily Techがリポートしている。

北極の氷は毎年部分的に減ったり増えたりする。だから北極の氷が減っているか溶けているかは、1979年から2000年の平均とその年の平均値の差で決まる。氷の量の変化がマイナスなら氷が減ったことになり、プラスなら増えたことになる。ここ10年来、毎年氷の量は減っていたが、2007年に史上最低の氷の量を記録した。

しかし今年は何故かその氷の量が例年になく極端に増えているというのだ。イリノイ大学の北極環境センターのビル・チャップマン教授は、たしかにここ数ヶ月海氷は増えているが増加は次第に収まるだろうと語り、長期的に氷の量が減っているという事実に変わりはないとしている。だが、どうもおかしいと語る専門家もいる。

バージニア大学の環境科学者であるパトリック・マイケル教授は近年「非常に奇妙」な状況が観られると語っている。ケイトーインスティトゥートのシニアフェロー(a Senior Fellow with the Cato Institute)でもあるマイケル教授がデイリーテックにかたったところによると、北極の行動は環境変化予測モデルと合致しているように見えるが、南半球の現象は現在の学説では説明できないという。「モデルは南極のまわりの海の温暖化を予測しています。ではなぜもっと多くの海氷が観られるのでしょうか?」 マイケル教授は南太平洋の広範囲にわたって冷却化の傾向がみられるという。これも環境変化モデルでは予測できなかった現象だと加えた。

北極の氷は浮かんでいる海の氷で、南極やグリーンランドのように大陸ではないので、増えようが減ろうが水面の高さに影響は及ぼさない。だが、南極は温暖化どころかずっと気温が下がっており、近年氷の量も増えているというのだ。

北極や南極の氷が溶けていたことが地球温暖化の証拠だったのだとしたら、両極の氷が増えつつある今、地球冷却化の現象が始まっていると言えるのではないのかな?


November 15, 2008, 現時間 12:13 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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March 24, 2008

今年の冬はここ数年来で一番寒い冬だった。地球は冷えつつある? 

科学

先日2007年の12月から2008年の冬は2001年以来一番寒い冬となったというニュースを読んだ。これは昨日も話した1998年以来地球の気温は停滞しているという話とつながって興味深い。

私のブログ仲間のマイク・ロスさんが地球温暖化についてはずっと書いているのだが、二酸化炭素排出による地球温暖化という説は気象学者の間では人工温暖化説が出た当時から、かなりおかしいと疑問提議がされてきた。それというのも地球の温度は産業革命が起きる前から何百年かのサイクルで上がったり下がったりしており、その極端な温度差は産業による影響などよりもっと激しいものだったからだ。

例えば地球は中世(1600ー1850)に小氷河期を体験している。読者の皆様も当時描かれた肖像画で、ヨーロッパの貴族がやたらに厚着をしている姿を御覧になったことがあるだろう。当時はテムズ河が冬になると凍り付き、人々が氷祭りをやってアイススケートをしたなどという記録があるくらいだ。いまではフェリーで行き来をしているスタットン島とマンハッタンの間も当時はニューヨーク湾が凍ったため、冬の間は人々が歩いて渡ることができたという。

この氷河期が終わったのは1850年ぐらいなのだが、確かにこの頃ヨーロッパでは産業革命が起きていた時代なので、そのせいで地球の温暖化が始まったのだといえばそれはそうかなあ〜という気もしないでもない。が、しかし、17世紀の小氷河期が始まる前まで地球は非常に温暖であり、その当時の気温と現在の気温を比べてみると当時の方が暖かかったというのである。

この2003年のテレグラフの記事によるとハーバード大学の調査チームが行った調査では小氷河期が始まる前の9世紀から14世紀における地球の気温は現在のそれよりずっと高かったという。

要するに地球は暖かい時期と寒い時期とが数百年のサイクルで順繰りに起きるのであり、今の暖かい時期は中世の小氷河期からの復帰であると考えれば気象学的な歴史の上ではそれほどめずらしい現象ではないということだ。

では地球の温度変化がどうして起きるのかという話になるが、これは太陽活動に大きく影響されているというのが最近の説だ。太陽の活動が盛んな時は地球は気温があがるが、その活動が減ってくると温度は下がるわけだ。今年2月のフリーリパブリックの記事によると、最近この太陽の活動が減っているというのである。

太陽には一つの直径が地球と同じくらいの大きさのサンスポットというものがいくつもあるが、これによって太陽の温度は上がるという。ところが最近このサンスポットが次々に減っているのだそうだ。以前にこの現象が起きたのが何を隠そう400年前の小氷河期だったのである。元リンクは切れてしまったのだが、今年の2月9日の時事通信での記事を読んでみよう。

ロシアの天文学者、アブドサマトフ天体観測研究所研究員は6日、太陽活動の停滞から、6〜7年後に世界の気温が次第に低下し始め、17〜18世紀に続く「ミニ氷河期」に入る可能性があると予測した。ロシア通信とのインタビューで語った。今冬ロシアなど欧州全域を襲った寒波も地球冷却化現象の可能性がある。

実はこのアブドサマトフ博士は2005年に太陽活動はそろそろピークを迎え、急激な気温の低下がみられるだろうと予測していた。先月になってロシアの国立科学大学のオレグ・ソロクティン博士も(Dr. Oleg Sorokhtin, a fellow of the Russian Academy of Natural Sciences)この見解に同意した。太陽活動の最低は2040年くらいで低気温は2100年以降も続くだろうということである。

イギリスのメットオフィス研究所の集めたデータによると、地球気温は1998年からいくぶん低くなっているという。しかしメットオフィスは温暖化が再発すれば問題ないだろうとしているが、前回の小氷河期の気温冷却度を考えると、二酸化炭素排出による地球温暖化など雀の涙ほどの影響もないだろう。

カールトン大学の地球科学部の部長であるティモシー・パターソン博士も歴史的に見て地球の環境変化には太陽活動が深く関連していると語る。しかし二酸化炭素と環境変化との間にはそのような関連性が見られないという。パターソン博士は太陽と地球に深い関係があるのはあたりまえだという。「なにしろ太陽はこの惑星の最大のエネルギー源なんですからね。」と博士はいう。

太陽活動と地球の温度変化についてはデンマーク気象研究所(DMI)が過去数世紀に渡る地球の気温の変化が太陽活動のサイクルと関連があるという調査結果を1991年に発表しているが、2004年にもマックス・プランク研究所でも同じような調査結果を発表している。ただマックス・プランク研究所は太陽活動の変化がそれほど激しくなかったため、これは偶然ではないかと結論付けていた。

しかしDMIの更なる調査によって、地球の気温変化は太陽の発熱の排出度ではなく地球をコスミックレイから守る強い盾である太陽の磁力球(magnetosphere)の変化が要点となることがわかった。この盾が弱まるとコスミックレイによる雲が多く発生しより多くの光熱を反射させてしまうため地球は冷えるのだそうだ。

この太陽活動と地球の温度変化との関わりは確実な学説となっているわけではない。まだまだ研究が必要だ。しかし、少なくとも二酸化炭素排出による温暖化よりは科学的な根拠があるようだ。そうだとすれば、地球は温暖化どころかミニ氷河期にむかっているのかもしれない。

アブドサマトフ博士の助言に従って、毛皮のコートでも買いにいこうかな、ね、ミスター苺?

March 24, 2008, 現時間 5:12 PM | コメント (1) | トラックバック (1)

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