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October 22, 2016

崩壊するオバマケア国民皆保険、最初から計画的だった!

オバマケアの問題点 , 独裁者オバマ王の陰謀

オバマ就任早々の2008年からオバマが国民皆保険を目指して始めたオバマケアは、今に至って完全なる崩壊状態にある。当初オバマはオバマケアによってそれまで保険に加入していない低所得者や持病もちの人々でも格安の保険に加入が可能になり、すでになんらかの保険に加入している人々の保険料も大幅に減ると詠っていたが、蓋を開けてみれば人々は自分が気に入っていた保険を解除され主治医にも通えなくなり、保険料は何倍にも値上がりするという散々たる結果を生んだ。しかし、これがオバマ大統領の失態と見るのは軽率だ。民間保険の崩壊、それこそがオバマ王が最初から企んでいた計画だったのである。

先ずオバマケア加入者の保険料が来年からどのくらい値上がりするのか州別に羅列すると、、

アーカンサス 11.7%
コロラド 21.6%
コネチカット 23.2%
デルウェア 22.3%
フロリダ 19.1%
アイダホ 23%
ケンタッキー 27.1%
メイン 19%
メリーランド 28%
ミネソタ 57.8%
ニューヨーク 20%
オレゴン 20%
テネシー 50.9%

さて、ここで、オバマケアとはいったいどんなものなのかということをおさらいしておこう。これは日本の国民保険のようなものではない。オバマケアにはエクスチェンジというシステムがあり、エクスチェンジには民間の保険会社がいくつか参加している。一般国民はこのエクスチェンジの保険会社から自分に合った保険会社を選べるという仕組みになっている。適合する保険の保険料が高額すぎて払えない場合は、政府からいくらかの補助が出ることになっているが、補助の対象になる人々の数は限られている。

問題なのは、オバマケアは経費が嵩む割には収益が少ないということで、エクスチェンジに参加する保険会社が次々に脱退してしまい、ここ2~3年のうちに保険を何度も解約される国民が増えた。日本で言う社会保険のような雇用主を通じて保険に加入していない、自営業や職員が少数の中小企業などが大きな打撃を受けている。

オバマケアは最初から失敗するように仕組まれていた。なぜならば、オバマ王及び後継者のヒラリー・クリントンの目的は政府が管理する国営保健制度の施行だからだ。

拙ブログでもカカシは2009年(6・11・2009)にそのことを指摘していた。

日本の読者諸君は覚えていないかもしれないが、クリントン大統領の時代に夫人のヒラリーが提案した国営健康保険、いわゆるヒラリーケアは、国民の間でものすごい不人気だった。(略)民主党はこの以前の失敗を教訓として、今度は国民に選択の余地を与えるとか、(public option)とか民間保険企業と競争する(compete)とかいう、いかにも自由市場を思わせる言葉を掲げ上げて、事実を覆い隠し、選択の余地も競争もなにもあったもんじゃない国営健康保険によって健康保険乗っ取りを計っているという。

国営保険プランは利益の有る無しに関わらず、巨額な国税の援助によって経営されるので、実質的利益に頼る民間企業では連邦政府財務庁に支えられた底なし政府プランには立ち向かえない。それで一見国営保険の方が安くて色々な医療を提供してくれるように見えるため、何百万という国民が国営システムの方に導かれることとなる。ここに深い落とし穴があるということも知らずに。

ではどのようにオバマは政府による保険制度乗っ取りを企んだのかというと、、

  1. 第一に、国民に最低限の健康保険の加入を強制する。そして企業にもすべての従業員に健康保険を提供することを要求する。(略)政府が要求する保険加入を拒否した個人や保険提供に見合わない企業は厳しく罰せられる。(略)保健料が高すぎて、政府が要求する最低限の民間保健に入れない人や、税金控除もできなくなり、保険料のかさむ保健をすべての従業員に提供するなど不可能な企業らは(略) 個人なら保険料の安い国営保健に加入するだろうし、企業なら罰金を払っても従業員への保健制度を全面的に廃止したほうがかえって経済的だという結論をだすようになるだろう。(略)企業は政府に罰金(税金)を払うことで、企業提供の保険制度は崩壊する。
  2. 第二に、連邦レベルで全国一律の保険料が課される。健康だろうと病気持ちだろうと若かろうと年寄りだろうと、個人の保険料が一律になるとしたら、結果的に若くて健康な人が年を取って病気勝ちな人間の保険料を賄うということになる。
  3. 第三に、オバマ王は個人が州を越境して安い保険に加入することを禁止する。安い保険料をもとめて消費者が買い物する自由を奪おうというのである。
  4. 第四に、「公衆選択」(public option)と呼ばれる一部の人だけが加入している既存のメディケアーのような国営保険を全国民に提供する。前記の三項目が民間保険企業を完全に破壊してしまうわけだから、国民は国営の健康保険を選ばざる負えなくなるというわけ。なにが「選択」なんだよ、いい加減にしろよと言いたいね、全く。

事実メディケアはここ数年で増大しており、州ごとの負担はかなりなものになっているらしい。カカシが何故国営保険は危険だと思うのか、その理由もこのエントリーで書いている。

国民が政府に医療判断を任せたらどういうことになるか、考えただけでも恐ろしい。景気がいい時はいいが、国が経済難になってきたら、先ず最初に削られるのが医療だろう。80歳過ぎの年寄りは癌の治療などしてもすぐ死ぬのだから無駄だとか、エイズの治療は高くつくし、放っておけば2〜3年で死ぬから経費節約になるとか国が判断したらどうなるのだ? 

また国民全員が国民保険に入るとなると、政府に批判的な意見を言う人間の医療申告は何故か拒否されるとか、拒否されないまでも、何故かちんたら時間がかかって許可がなかなか降りないなんてことになりかねない。オバマをファシストなどと言ってたどっかの零細ブロガーが更年期障害でホルモン治療を受けたいと言っても拒否されて、ブログが余計ヒステリックなるなんてこと、あり得るなあ。

ファシストオバマならやりかねないことだ。

命を政府に預けてしまったら、自由の国アメリカはおしまいだ。アメリカ国民よ、オバマの二枚舌に騙されてはならない。国営健康保険制度は絶対に許してはならない!

オバマ王の任期中にはまだ国営保険制度の施行は間に合わなかった。だがヒラリーが大統領になればその道まっしぐらに進むことは間違いない。だいたい英語でいうシングルペイヤーシステムという国民保険はもともとヒラリーのアイデアだったのだから。ヒラリーが1980年代から目指していた念願のヒラリーケアが実現される日は近い。

恐ろしいや~!

October 22, 2016, 現時間 10:06 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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February 15, 2015

イスラムテロリストの暴虐が続く中、セルフィーを撮っておどける馬鹿殿オバマ王

オバマケアの問題点 , 対テロ戦争 , 防衛

全く不人気なオバマケアの加入を推進するため、オバマ王は志村ケンの馬鹿殿さながらにホワイトハウスでおどけているビデオをオバマケア宣伝ビデオとして発表。偶然と言うかその日はイスラム国を名乗るテロリストISISが人質に取っていたアメリカ人女性ケイラ・ミューラーさんがヨルダンの空爆によって死んだと発表した日だった。

オバマ政権はイスラム過激派をテロリストと呼ばず、単なる犯罪者だと主張する。フランスでユダヤ系マーケットが襲われてユダヤ人の人質が殺されたのも、偶然不運にもそこにいた客が殺されただけで、特に狙われたわけではないなどとほざいている。アメリカで黒人不良が警察官に正当防衛で殺されてもヘイトクライムだと大騒ぎする人間が、被害者がユダヤ人となると完全無視。注意を払う必要もないという無頓着さ。

オバマがホワイトハウスでセルフィーを撮ったり、鏡の前でクールなポーズを取ったりしている間にも、、イスラム過激派の西洋諸国への攻撃は続いている。

昨日のバレンタインズデイでもイスラム過激派がデンマークのコペンハーゲンで乱射事件を起し、別々の場所であわせて二人の市民が殺されるという事件がおきた。ひとつはモハメッド風刺漫画を描いた漫画家主催の言論の自由の会合が開かれているカフェに何者かが銃を乱射し参加していた映画監督Finn Norgaard氏を殺した。もうひとつはユダヤ寺院で80人が参加するバミツパのお祝いを警護していた警備員Dan Uzan氏が射殺された。地元デンマーク警察はその後すぐに、容疑者の一人と見られる男を追い詰め、一時立ち往生の末容疑者を射殺した。また警察はインターネットカフェに居た二人の人間も容疑者として逮捕した。

カナダでもバレンタインズデイを狙ったテロが未遂に終わるという事件が発生している。関係者による非公式な話しによると、容疑者はカナダのショッピングモールで爆破テロを実行する計画だったが、事前に警察への通報があり、事件は未然に防がれた。

カナダの王室騎馬警察によるとアメリカ人のLindsay Kantha Souvannarath(女性 23歳)とランドル・スティーブン・シェパード(男性20歳)は殺人陰謀の疑いで逮捕された。もうひとりの容疑者(19歳)は警察にカナダの自宅を取り囲まれた際に銃による自殺をした。

もしもこのテロが実行されていたら大量の犠牲者が出ただろうと司法大臣のピーター・マッケイ氏は語っている。しかし氏は同時に、この犯罪は地元のおちこぼれ不良による大量殺人計画で文化的な動機はない、テロとは無関係である、とも語っている。どうして事件が起きたばっかりの翌日に取り調べも十分にされないうちから「テロとは無関係」と結論づける必要があるのか?アメリカにしてもヨーロッパにしても、やたらイスラム過激派のテロ行為をなるべく過小評価しようという傾向があるのは歯がゆい。もっとも上記の二人は名前だけから判断するとイスラム系とは言い難いので本当に無関係なのかもしれない。しかし最近はISISはインターネットを使ってアラビア人でない外国人の勧誘を積極的に行なっているので、民族がアラブ系でないからといってイスラムテロリストとは無関係と簡単に結論付けてしまうのは危ない。

一方ISISはシリアの基盤からイラクやアフガニスタン、アルジェリア、エジプトやリビアまで手を伸ばしつつある。オバマがホワイトハウスでおどけている間にもテロ軍団の間の手は世界中に伸びているのである。セルフィーなんか撮ってる場合か、この馬鹿!

注:私のブログ紙面をオバマ王のような馬鹿殿の姿で汚したくないので、オバマのビデオはあえて掲載しないがリンク先へ行けば見ることが出来るのでご参照のこと。これが大統領たるもののすることか?

レーガン大統領だったら考えられない。

アップデート、ネット友達のマイクさんがISISがエジプトのキリスト教徒21人を斬首したという記事を紹介している。日本語の記事はこちら

【2月16日 AFP】イスラム過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」は15日、リビアで拘束したエジプトのキリスト教の一派であるコプト教の信者らを斬首する場面を写したとする映像を、インターネット上で公開した。

 映像では、浜辺で黒装束の男らがオレンジ色の服を着て手錠をかけられた人質を斬首する場面が写っている。撮影場所は、リビアのトリポリ(Tripoli)県内とされている。

 ネット上の機関誌ダビク(Dabiq)最新号でイスラム国は、リビアでエジプト人21人を人質に取っていると述べていた。複数のアングルから撮影された15日の映像には、少なくとも10人が斬首される様子が写されている。

 この映像は「血で署名された十字架の民へのメッセージ」と題され、最初の数秒間にスクロール表示される文章は、人質を「十字架の民、敵のエジプト教会の信者」と紹介している。

February 15, 2015, 現時間 12:33 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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November 14, 2014

オバマケア創設者「オバマケアが通ったのはアメリカ人が馬鹿だから」、、

オバマケアの問題点 , 狂ったメディア

ここ数日、オバマ王と民主党がオバマケアを発案するにあたり、非常に貢献したオバマケア創設者と言われるMIT大学経済学部教授ジョナサン・グルーパーが去年、学会のパネルで「オバマケアが通ったのは有権者が馬鹿だから」と発言していたビデオが浮上し大騒ぎになっている。

ビデオの中で、教授はオバマケアの保険料は結局は税金なのだが、税金だと最初から認めてしまったら法律が通らないので、それを隠しておく必要があったと認めている。だからCBOと呼ばれる議会予算委員会を騙す必要があったとさえ。

「この法案は議会予算委員会が強制加入のことを税金と読まないようにわざと紛らわしく書かれているのです。「もしCBOが強制加入を税金だと訳したらこの法案は駄目になってましたよ、いいですか、「透明度に欠けることが大きな有利となりましたね。アメリカ有権者の馬鹿さ加減というか、要するにそれがこの法律を通すには欠かせない非常に大事な要因だったといえます。」

つまりだ、有権者がオバマケアとは単に国民皆保険という税金値上げであり、健康な若者から病気がちな老人や低所得者への富の分配に過ぎず、そのことを国民がきちんと理解していたなら、この法律は通らなかったと言うのである。

健康な人が支払って病人が受け取るということがはっきりしている法律だったら通りませんでしたよ。

オバマケアの父として崇め奉めたて40万ドルもの金でコンサルタントとして起用された経済学者が裏でこんなことを言っていたことが暴露され、オバマ政権も民主党下院議長のナンシー・ぺロシも大慌て。当の教授は後にテレビインタビューで、学会のパネルメンバーとして軽々しい発言をしてしまったと一応詫びを入れているとはいえ、グルーパー教授が有権者を馬鹿扱いしていたのはこのときだけでなかった。教授があちこちの講演で同じようなことを言っているビデオが次々と明るみに出てきている。教授は今年の初めにも新聞のインタビューで、こんなことも言っている。

この法律はお金を節約するようには設計されていません。健康を良くするために設計されているのであり、お金の節約をするものではありません。

ペロシにいたっては、「グルーパー、そんな人しりません!」と「オバマケアの執筆にグルーパーなる人は全く関わっていない」と記者会見でうろたえぶりを隠せない。しかしぺロシのオバマケアを説明するウェッブサイトでグルーパー教授の分析は教授の名前入りで専門家の分析としてでかでかと出ていることが暴露されてしまい、「そんな人知りません」は通らなくなってしまった。まったくペロシもどうしてそんなすぐばれる嘘をつくのかね?

オバマ王政権は教授と距離を置こうと必死だが、40万ドルでコンサルタントとして雇った事実は今更隠せない。

結局民主党なんてこんなものなのだ。文字通りやつらは有権者を馬鹿にしているのである。

主流メディアはこのことをあまり大きなスキャンダルとして取り扱っていないので、共和党の選挙運動や保守派ブログやラジオトークショーなので、民主党がいかに有権者を馬鹿にしているかという典型的な例として、このビデオを執拗に放映する必要がある。

共和党は、次回の大統領選では共和党の圧倒的多数議席を保ち、共和党の大統領を断じて選ばねばならんのだということを国民の皆さんにご理解願うよう努めるべきである!

November 14, 2014, 現時間 5:29 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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July 24, 2014

オバマケアの計算違い

オバマケアの問題点

この間の最高裁の判決で国民皆保険を唄ったオバマケアの以外な落とし穴が発見された。もともとオバマケアは三脚椅子方針と言われ、保険会社が既存の病気を拒絶出来ない、国民の強制介入、そして政府による援助の三つで成り立つことになっていた。ところが、この連邦政府による援助に問題が生じた。

オバマケアではエクスチェンジと呼ばれる保険システムを設立させた州には連邦政府から運営援助金が支払われることになっていた。エクスチェンジのある州内で運営する民間の保険会社にオバマケアに即した保険を配給させ州民はその中から自分にあった保険を選べるようにする、自分にあった保険の保険料が高過ぎて払えない州民には連邦政府から一部保険金への補助が出るというシステムになっていたのだ。

ところが、オバマケアに反対な多くの州が自らエクスチェンジを設立するのを拒絶したため、連邦政府は止む負えず連邦政府運営のエクスチェンジを設立した。ところがオバマケアの法律によると、連邦政府のエクスチェンジを通じて保険に加入した人は連邦政府からの補助金の対象にならないとなっている。期待したほど州によるエクスチェンジが見らず、このままでは補助金を出すことが出来ないと悟ったオバマ政権は税務署を使って連邦政府のエクスチェンジで登録した市民が保険金が払えない場合は税金を一部控除する方針を設定した。

今回の最高裁の判決はこの裏口解決は違法だというもの。

オバマ政権は議会を通さずオバマの一存で法律を勝手気ままに変更してきたが、遂に裁判所はオバマ政権にそのような権限はないと釘を指したのである。

オバマ政権は、これは文法上の間違いだったと言っているが、実際はオバマ政権の完全な計算違いだったのだ。なんでも自分が一番頭がいいと思って法律を無視してごり押しするからこういうことになるのだ!

しかし政府からの補助金という三脚の一本が取れたいま、オバマケアはどういうことになるのだろうか?今後のなりゆきが注目される。

July 24, 2014, 現時間 7:24 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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March 22, 2014

いかにオバマ王とその家来たちが世間知らずかが明らかになったドラッジ批判

オバマケアの問題点

先日ドラッジリポート(オンラインニュース)の経営者であるマット・ドラッジがツイッターで「今さっきオバマケアに加入しないための罰金を支払った。自由税金とでも呼ばせてもらおう」と書いたことがきっかけで、ホワイトハウスや左翼リベラルメディアから「ドラッジは嘘つきだ!」という批難が殺到した。彼らの言い分は、個人の強制保険加入は今年始まったばかりで、2014年の納税申告は2015年の春までする必要はない。その罰金を今年支払うというのは理屈に合わない、というもの。だが実は、この批判にこそオバマ初め左翼リベラル連中がいかにアメリカの中小企業について無知であるかが現れているのだ。

マット・ドラッジはドラッジリポートの個人経営者である。アメリカの個人経営者は三ヶ月ごとに納税をする義務がある。であるから今年の納税申告は来年の春でも、今年にかかる税金は前もって年内に支払う必要があるのである。ドラッジを批判した連中はそのことを全く知らなかったというわけ。

それでホワイトハウスのドラッジ批判をハッフィントンポストが右、もとい左、に習えで大批判。それを焼き直してトーキングポイントが後に続いた。

オバマのホワイトハウスが嘘をつくのは定番だが、それをそのまま鵜呑みにして繰り返すメディアなんてジャーナリズムとは言えない。ただの政権プロパガンダに過ぎない。

以前にラムスフェルド前防衛長官が「未知の未知」ということを言った事がある。自分が知らないことがあるという事実を知らないと、相手が言っていることにも一理あるのかもしれないという考えさえも浮かばないので、裏も取らずに相手を批判して大恥をかいてしまうというわけ。もっとも左翼リベラルに「恥じ」という観念はないので特に意味はないのかもしれないが。

March 22, 2014, 現時間 10:59 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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March 15, 2014

民主党オバマケアの犠牲者を嘘つき呼ばわり

オバマケアの問題点

オバマケアについてオバマ王は何度も国民に言い続けた、自分が気に入った保険はそのまま変えなくていい、気に入ったお医者さんを諦める必要もないという約束が大嘘だったことは、オバマケアの施行によって何百万という国民が実感していることだが、その自分の体験談をテレビで証言した癌患者の女性が民主党の政治家やリベラル左翼メディアから猛攻撃を受け嘘つき呼ばわりされている

カカシ注:英語だと("If you like the plan you have, you can keep it. If you like the doctor you have, you can keep your doctor, too. ")だが、私のは意訳。

ジュリー・ブーンストラさんは元教職員で白血病患者。オバマケアが始まってから加入していた医療保険を解約されてしまった。オバマケアのエクスチェンジが提供する保険は自己負担が多過ぎてとても払いきれない。全国でジュリーさんのような目に合っている重病患者は何十万、いや何百万といる。

さて、ミシガン州の上院議員の座は今年秋の選挙でかなり注目されている。現職の民主党のカール・レビンが引退するため、共和党が議席を奪い取れる可能性があるからである。特に民主党の候補者であるゲリー・ピータースはそのオバマケア支持の立場がかなりの不人気。それに目をつけた共和党支持の市民団体は、オバマケアのせいで加入していた医療保険を失って不可欠な治療を受けられなくなってしまったジュリーさんの証言を政治コマーシャルに起用し、オバマケアの恐ろしさを訴え、こんな法律を支持するピータースを議員に選ぶな、とやってのけたのである。

黙っていないのは民主党。上院議員のリーダーのハリー・リード議員は議会でオバマケアの犠牲者と名乗る人々はみんな嘘つきだと暴言を吐いた。ピーターズ候補は有権者たちの心配に答えるどころか、コマーシャルを流したテレビ局に対し、虚偽の報道をしたとして広告を取り下げろと脅迫。ジュリーさんのことを右翼だとかコーク兄弟の手先だとか誹謗中傷をして彼女を沈黙させようとしている。

左翼メディアはオバマケアで大儲けをする保険会社ブルークロス社の数字を借りて来て、ジュリーさんはオバマケアのおかげで保険料がずっと安くなることを理解していない、算数も出来ない無知な大バカものだと批難した。

ジュリーさんを批難するオバマ王も民主党議員もそして左翼リベラルメディアも、オバマケアのエクスチェンジには、ジュリーさんに見合った以前の保険と同じようなプランがあると主張する。だからジュリーさんがオバマケアのせいで保険を失ったとか、オバマケアのせいで必要な治療が得られず死ぬかもしれないという証言は大嘘だというもの。

だがそれが事実だとして、何故ジュリーさんは今まで自分が気に入っていた保険を諦めて訳のわからないオバマケアのエクスチェンジで新しい保険を探す必要があるのだ?

オバマケア支持者が完全に無視している点は、オバマが何百回と繰り返した『気に入った保険は変えなくていい、気に入ったお医者さんを諦める必要はない』という約束が完全に破られたという点なのである。

何故重病患者のジュリーさんが治療に最適な医療保険を放り出して、一から自分に合った医療保険を難解で複雑なオバマケアのエクスチェンジを通じて買い替えなくてはならないのだ? 難病を抱えているというだけでも大変な患者さんたちが自分にあった保険を選んで契約を成立させるために、何時間も通じないお役所仕事の医療保険電話案内で待たされたり、常にダウンしているウェッブサイトの網の目をくぐって、何週間いや時には何ヶ月もかけて医療保険を取り替えなければならない理由は何だ? それでなくても病気で苦しんでいるひとたちに、どうしてそんな重荷を課す必要があるのだ?

ところで事実を無視しているのは無論左翼メディアの方。確かにブルークロスのプランでは保険料自体は下がるのだが、保険料でカバーされるサービスが極端に減る。いままでは保険が効いていた処方薬や治療に保険が効かない。また保険で払う割合も大幅に減ったため患者の自己負担が非常に大きい。しかも、これまでの保険のように毎月の出費がだいたい同じだったのに比べ、新しい保険が払う割合が治療法によってまちまちなため、ジュリーさんにはいったい毎月どれだけの経費がかかるのか予算が立てられない状態。

気に入った保険は変えなくてもいいという約束はどうなったわけ?

オバマケア以前のアメリカ市民の多くは自分達が加入している(していた)医療保険に満足していた。それでも多くのアメリカ人がオバマケアを支持したのは、自分らの医療保険には変化がなく、オバマケアは現在保険に入る事の出来ない低所得者や持病あるひとたちを救う制度だと思ったからだ。それが蓋を開けてみたら全く違う制度だったということに気がついて今やパニック状態。

オバマ王は自分の嘘の悪影響が大統領選挙のある2016年前にあまりおおっぴらにならないように例外をあちこちに作り保険会社や雇用主に課せられた締め切り日を議会を通じずに勝手に違憲の延期をしたりしてごまかしている。一般市民への悪影響が出始めると、今度はこっそりと消費者の強制締め切り日を二年間先送りすることにした。選挙直前に失業したり保険を失う国民の数が急激に増えるのを防ぐためである。保険の施行を選挙後にしてしまえば、悪影響のすべての責任を次期大統領になすりつけることができるという計算だ。この陰謀を、どの主流メディアも報道していないのは、オバマ王にはその権限がないことを話題にしたくないからである。

オバマ王も民主党も施行されて困るような法律を何故通したのだ?

その答えは簡単である。オバマ王の最終目的は最初から政府が完全に管理する国民保険の設立である。オバマケアのエクスチェンジはその途中経過に過ぎないのだ。アメリカ国民が政府経営の国民保険を最初から支持するはずはない。だから、オバマケアによって民間医療保険制度を完全に破壊した時点で、政府管理の国民保険を国民に強制するという策略である。

だからオバマケアが機能しないのは失敗ではなく全くの計算通りの成り行きなのである。すべての国民に低価で良質な医療保険を提供することなどというのは大嘘で、オバマ王の最終目的は国民保険の設立なのだ。

そのことを国民が理解して2014年の中間選挙でも2014年の全国選挙でもオバマケア支持の民主党議員たちをこぞって追い出して欲しいものだ。無論それまで民主党や左翼リベラル運動家たちの犠牲者攻撃は激化するだろう。

March 15, 2014, 現時間 2:57 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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November 23, 2013

健康保険を失うのは「たったの5%」という偽善

オバマケアの問題点

さすがのオバマ王も、自分の気に入った保険や医者は変えなくてもいいという約束が守れなくなったことを認めはじめたが、今度は『しかし保険を失ったのはたったの5%』という嘘をつきはじめた。この5%という数はかなり眉唾だが、それ以上に、医療保険に入っていない少数のアメリカ人を救うためという肩書きで始めたはずのオバマケアが、少数の犠牲をたったの5%と切り捨てる偽善には呆れかえる。

保険を失うのは取るに足らない5%という偽善

ちょっと前のナショナルレビューオンラインの記事がオバマの偽善を指摘している。

オバマの理屈は、オバマケアで保険を失なったもしくは失う人々は、雇用主を通じてはいれる団体保険ではなく、個人的に民営の保険に入っていたひとだけで、それは国民全体の約5%にすぎないというものだ。しかし実際に個人保険に入っている/た人の数は全体の8%でオバマのいう5%より3%も多いのだという。オバマケアで保険を失う人が個人保険に入っている/た人だけだというオバマの発言が正しかったとしても、それは250万人の国民にあたる。

2009年の国民調査で健康保険に加入していなかった人々の数は500万人強。ただし、これには経済的に余裕があるのに保険加入していない人も含まれるため、実際に既存の持病があるとか経済的に貧しいという理由で保険に入れなかったひとはその半数の250万人程度だという話。だとすると、今回保険を失った人たちの数と同等だ。オバマケア以前に保険に入れなかった5%は大事なのに、オバマケアで保険を失った5%はとるにたらないとはどういう理屈だ?

健康保険を失う国民は5%どころではない

オバマケアによって人々が今まで持っていた保険を失うのは手違いでも見通しのつかなかった間違いでも何でもない。いや、それどころか、オバマケアは人々が既存の保険を失うように最初から計画されていたのである。

オバマケアによって今もっている健康保険を失うのは、個人保険に入っている少数の人々だけではない。当ブログでも何度か指摘しているように、オバマケアは従業員に団体保険を提供している雇用主にも多大なる変更を求めている。現在その影響があまり現れていないのは、オバマによる違法な先送りのため、雇用主による健康保険変革がまだ本格的に行われていないからである。

来年になって企業の保険変革が始まれば、この変革によって健康保険を失う人々の数は国民の70%にも及ぶという。

いったいこれのどこが国民皆保険なのか?

国民皆保険は富の分配に他ならない

無論これは、オバマの狙いが最初から国民皆保険などでなく、国民皆保険を使ってアメリカを社会主義経済に変革しようというものだったということに気がつけば全て筋妻があう。国民にとって医療は非常に大切なものだ。国民が個人的に選べる保険を国民から取り上げることによって、国民が国営の保険に頼らざる負えなくする。政府に医療を依存すれば、国民は政府の奴隷と化すのである。オバマの狙いはそこにあるのだ。

ここでカカシが2009年の6月に書いたエントリーから引用

国民が政府に医療判断を任せたらどういうことになるか、考えただけでも恐ろしい。景気がいい時はいいが、国が経済難になってきたら、先ず最初に削られるのが医療だろう。80歳過ぎの年寄りは癌の治療などしてもすぐ死ぬのだから無駄だとか、エイズの治療は高くつくし、放っておけば2〜3年で死ぬから経費節約になるとか国が判断したらどうなるのだ? 

また国民全員が国民保険に入るとなると、政府に批判的な意見を言う人間の医療申告は何故か拒否されるとか、拒否されないまでも、何故かちんたら時間がかかって許可がなかなか降りないなんてことになりかねない。オバマをファシストなどと言ってたどっかの零細ブロガーが更年期障害でホルモン治療を受けたいと言っても拒否されて、ブログが余計ヒステリックなるなんてこと、あり得るなあ。

ファシストオバマならやりかねないことだ。

命を政府に預けてしまったら、自由の国アメリカはおしまいだ。アメリカ国民よ、オバマの二枚舌に騙されてはならない。国営健康保険制度は絶対に許してはならない!

November 23, 2013, 現時間 11:14 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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November 11, 2013

医療保険キャンセル続出に愕然とするオバマ支持者たち

オバマケアの問題点

はっきり言って、「だから言ったじゃないの♫」と言いたくなるのだが、2009年にオバマの言葉を信じてオバマケアを支持してオバマに投票した支持者たちが、次々に医療保険のキャンセル通知を受け取り愕然としている

オバマケアによって今まで入っていた保険をキャンセルされた多くの人々は、オバマケアのエクスチェンジというプランに参加している保険会社から新しい保険を購入した場合、保険料が二倍以上で自己負担が5から10倍というひどい保険に入らされる。

添付した記事にはオバマケアのおかげでそういう目に会った人々の話が幾つか載っているが、なかでも笑ってしまったのはこの発言。

「ほとんどの若者や中流家庭の市民は何百万という保険未加入の人々がアフォーダブルケア(オバマケア)法によって政府援助の保険に入れるようになることを喜んでいました。ただ、雇用主提供の保険を持っていない限り、その支払いをするのが我々だということには気がつきませんでした。」

はあ、じゃあ誰が払うと思ってた訳?

政府が援助するということは、税金が援助するということであり、その税金を払うのは国民だ。健康保険に入れない低所得者層は所得税を払っていない人がほとんど。ということは所得税が払える中流層以上の国民にツケが回ってくるのは当たり前だ。それが増税という形で起きようと、保険料引き上げという形で起きようと同じ事。誰かが払わなければならないことは最初から解っていたはず。

それが解らずにオバマの言葉を鵜呑みにして今更ショックを受けるというのも、気の毒だが、自業自得でもある。

問題は最初から反対していた我々まで道連れにされることだ。

November 11, 2013, 現時間 1:39 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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November 10, 2013

オバマケアで失われる命

オバマケアの問題点

オバマケアによって個人で健康保険に入っていた何百万というアメリカ人が保険会社から契約破棄の通知を受け取っている中、難病にかかっているがん患者など、今必要な治療を受けられなくなって困っている人の話を続けて二件ほど聞いた。

病院か専門医か、二つに一つを迫られる女性

エディ・リトルフィールド・サンドビーさん、ステージ4膀胱癌患者。診断後5年の生存率はたったの2%と言われるこの難病と7年間闘って来たサンドビーさんは、オバマケアのおかげで大事な医療保険を失った。彼女の治療は非常に複雑で、癌専門の医者と癌治療専門の病院が必要だった。ところが、オバマケアのエクスチェンジといわれるシステムで提供されている保険プランでは、彼女が必要としている両方を同時に覆うプランがない。つまりA保険では医者はカバーするが、病院は駄目。B保険では病院はいいが医者は駄目、というふうに、両方必要な人には非常に困った状況がおきてしまったのだ。

彼女の保険を扱っていたユナイテッドヘルスケア保険会社は、今年の一月、オバマケアのおかげで馬鹿高くなった税金や個人保険扱い経費に悲鳴をあげて、カリフォルニアの個人保険市場から撤退すると宣言した。

オバマ支持の左翼リベラルサイト、シンクプログレス誌は、サンドビーが保険を失った本当の理由はユナイテッドヘルスケアがカリフォルニアの保険市場の競争に負けたからであって、こはユナイテッドの経営方針の問題でありオバマケアとは関係がない、サンドビーがオバマケアを責めるのは筋違いだとサンドビーを攻撃した。

無論ユナイテッド、、がカリフォルニア市場で競争できなくなったのも、オバマケアがブルークロス・ブルーシールドをエクスチェンジ参加を許可し、他の民営保険会社を市場から閉め出したことが本当の理由。だから確かにユナイテッドが個人市場から撤退したのはユナイテッドの決断でも、そうせざるおえなくなったのはオバマケアのせいなのだから、サンドビーがオバマケアを責めるのは妥当である。シンクプログレスのような左翼リベラルの子供騙しの屁理屈は人を馬鹿に仕切っている。

高額な保険料を払えず死を選んだ男性

ビル・エリオットさんもオバマケアで保険を失った癌患者のひとり。オバマケアのエクスチェンジで提供されている保険に入った場合、エリオットさんはこれまでより約13万円以上の保険料を毎月支払わなければならなくなるだけでなく、年間約百三十五万円の自己負担が強制される。

エリオットさんは、そんな経済的負担を家族に負わせるくらいなら、(保険に加入しないことで課される)年間95ドルの罰金を払って後は自然に運命を任せることにしたとテレビのインタビューで答えた。

エリオットさんは2009年にオバマの「気に入った保険に入っている人は、そのまま保険を保持する事が出来る」と言うオバマ候補の言葉を信じてオバマに投票したという。

「オバマには完全に騙されました」と悔しそうなエリオットさん。

最近になってやっと、オバマは嘘を突き通せないことに気がついたのか、保険を失った人には気の毒に思う、という謝罪になっていない言いいわけをした。

「まったく人を馬鹿にしてますね。気に入った医師は失わずに済むと41回も繰り返して約束したくせに」

オバマの嘘を信じてオバマケアが国民の医療保険制度を改善すると本気で信じた人たちがナイーブだったのは確かだが、悪いのは騙された方ではなく騙したほうだ。

全国でサンドビーさんやエリオットさんのような立場に居る人はどれだけいるのだろうか?にもかかわらずオバマ王は「保険を失った人々には気の毒だが、そういう人は人口の5%にも満たない。」と取るに足らないことでつべこべ言うなという姿勢。

5%の国民の苦悩などどうでもいいというのか?少数民族の人権を唱える人にしては冷たい言い分ではないか?だが、この5%という数字も眉唾である。気に入った保険や医者は失わなくて済むといった約束が大嘘だったことを考慮に入れると、この5%という数字がどこから出て来たのかよくよく考える必要がある。

実は影響を受けるのは国民の5%という提言が、大嘘であるという事実はすでに証明済み。その話はまた次回に回そう。

November 10, 2013, 現時間 10:32 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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November 4, 2013

オバマケアサイトの大失敗の原因は何か?

オバマケアの問題点 , 健康管理

サタデーナイトライブ(SNL)というコメディ番組は愉快な政治コメディーをすることで知られているが、そのSNLがオバマケアのウェッブサイトの問題について、保険省の長官に称したコメディアンが「一度に6人の人しかアクセスできないデザインになっています。」と言ったスキットがあった。無論これは冗談だったのだが、オバマケア開始の初日に申し込みを完成させることが出来た人の数はなんと本当にたったの6人だった。6百万人ではない。6人である。一桁である!

実際にオバマケアが始まって数週間、今まで持っていた保険を失った人の数はオバマケアに申し込めた人の数の百万倍である。いまだにウェッブサイトはダウンしたまま。11月の終わりまでに修復できるとオバマ政権は言っているがどうなることやら。なにせお役所仕事である。

ところでオバマケアサイトのこの大大失敗の原因はなにかというと、オバマケアサイトは政府の数ある省のデータベースから資料を集める必要があるのだが、数ある省はそれぞれ別々のデータベースを使っており、省によっては1970年代の技術でプログラムされているものまであり、現在のプログラムとではうまくつながらない。前面サイトの技術は高性能でも、それとつながっている他のデータベースが古くては、数あるデータベースのひとつでも立ち止まったら、そこでサーチエンジンが止まってしまうというわけ。これを修復するには末端の技術のアップグレードが必要で、オバマケアが始まる前からこの問題はすでに熟知されていたはずだった。なのに三年間、誰もこの問題を解決しようとしなかったのである。オバマケア法が通過した2010年からの三年間、いったいオバマの雇ったソフトウェア社は何をやっていたんだ、と誰もが聞きたいところだ。 (請け負ったソフトウェアの会社の社長婦人はオバマのミッシェル婦人の大学時代の同級生だったという話もある。)

しかも腹が立つのは、この問題を解決すべく、修復に雇われたのは誰あろうもともとの問題をつくったクオリティーソフトウェアサービス株式会社(QSSI)で、その親会社であるユナイテッドヘルスサービス社の重役のアンソニー・ウェルターズはオバマの選挙運動に多額の献金を集めた人物。

全くオバマ政権は腐りきっている。

November 4, 2013, 現時間 3:23 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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October 30, 2013

気に入った保険に入っている人は何も変えなくてもいいという約束はどうなったわけ?

オバマケアの問題点

2009年、オバマ王がオバマケアを宣伝している時、オバマ王は何度も国民に自分の入っている保険が気に入っている人は何も変えなくていいと約束した。ところが、蓋を開けてみたら何百万という国民が満足している医療保険を失うこととなった。今現在で持っていた保険をキャンセルされた国民の数はすでに二百万に登る。この先この数はもっと増えるだろう。これは申し込みのウェッブサイトがマヒ状態などというのとは比べ物にならないほど深刻な問題だ。

だがオバマ王は本日の演説で、自分は約束を破ったわけではないと弁明した。では、オバマが「保証する」とした約束とはどのようなものだったのかというと、

「好きな医師が居るなら、その医師を保持することが出来る。」「気に入った医療保険を持っているならそれを保つことが出来る。」

というものだった。ではすでに自分の気に入っていた医療保険を失った二百万の人々にオバマ王はどう言い訳するのかというと、、、、

オバマケアによると、法律が通った2010年以前に購入された医療保険はそのまま保持することが出来るというものなのだが、ここに落とし穴がある。2010年以降どのような形においても保険の内容を少しでも変更した場合には当てはまらない。これは加入者本人が変更したにしろ保険会社が変更したにしろ関係ない。だが2010年といえば3年も前のことであり、保険会社は常に保険内容を変更しているので三年間も全く変更のない保険などというものはほぼ存在しない。オバマ王が「気に入った医療保険を持っているなら、、」には、「2010年以前に購入し、保険内容に全く変更がされていない保険」という注意書きが付いていたのである。しかしそんな保険を持っている人は居ないのだから、こんな約束には意味がない。というわけで、厳密にはオバマは嘘をついたことにはならないという理屈である。これはリベラル左翼得意の二枚舌である。(おさらいは下記)

(A) 満たせない条件付きの提言(Argument by unsatisfiable conditionality)

(リベラル左翼)がどのように矛盾する二つの考えをつなぎあわせるのかというと、「満たせない条件付きの提言」という手段を使うのだ。これは最初に常識的な提言をした後で、「但し〜の場合に限る」というような条件をつける。ところが彼の特定する〜の場合は存在しないため、最初の提言が本当になることはない。結論として彼の最初の提言は覆されてしまうのである。

本日の演説のなかでも特に私が腹がたったのはこの部分。

オバマ王はオバマケアの目的は保険を持っていない人だけでなく、不十分な保険を持っている人を助けることにあったという。キャンセルされた人たちの保険は、法律が求める最低の医療すら提供していなかったのだという。だからそんな保険はキャンセルされたほうが良いのであって、オバマケアが提供するもっと良い保険に加入したほうが本人の為になるというのだ。

余計なお世話だ!

自分の入っている保険が不十分かどうかは個人が自分で判断することではないか?高い保険料を払えば良い保険に入れるのは当たり前だ。それでも安い保険で我慢するにはそれなりの理由があるからだ。オバマケアはその選択の余地を国民から奪うのである。

しかし、2009年のオバマの演説を本気で信じた人が居たのなら、はっきり言ってあなたはナイーブ過ぎるといわせてもらう。自分で保険に入ることの出来ない人たちの保険を請負い最低限の保険に入っている人の保険内容を大幅に改良するのに、今まで払っていた保険料が値上がりしないなどと考えるほうがおかしい。

この間も話したように、トーストとコーヒーだけで済ましていた朝食代が、フルコースミールを食べて同じで済むわけがない。しかも他人のフルコースミールまで請け負うとなれば、大幅値上がりは当然のことだ。そうならないと考えるほうがどうかしている。

2009年にオバマケアを支持して、今になって保険をキャンセルされて愕然としている人には、だから言ったじゃないの、と言いたいところだが、被害にあっているのはオバマケアに大反対した人も多く含まれている。来年になって企業主に対するオバマケア強制が始まれば、持っている保険料が二倍以上に大幅値上がりする人の数はうなぎのぼりに増えるだろう。その時になってもオバマは自分は約束を破っていないと言い張るつもりだ。

いや、そうなった時、国民の怒りはどのような形で爆発するのか、これは見物である。

October 30, 2013, 現時間 7:30 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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October 27, 2013

オバマケアのウェッブサイト史上最低技術にシリコンバレーも唖然

オバマケアの問題点 , 健康管理

オバマケアの散々たる内容もさることながら、オバマケアに加入しようと思っても受付ウェッブサイトが10月1日の初日から多数の受付に全く応じられずにダウン。二週間以上たった今に至っても全国でたったの50人しか申し込めていないという信じられない状態が生じている。国税を四億ドルも使って起きながら、いったいこの体たらくはどういうことなのか、IT専門のシリコンバレーでは誰もが唖然としている。

ワードプレスの創設者の一人マット・ムレンウェッグによると、オバマケアのウェッブサイトを請け負ったカナダの会社が受け取った4億ドルという金額は、シリコンバレーで立ち上がる小企業すべてにかかる費用を大幅に上回るものだという。

にもかかわらず、政府の健康保険ウェッブサイトは史上最悪の大失態となった。オバマ政権はテックザー(IT専門家)にジェフェリー・ズィエンツを任命し問題解決に挑んでいるが、ズィエンツはコンピュータープログラマーとしてはさほど知られていない。

オバマケアウェッブサイトの契約を請け負ったのは大統領のミッシェル夫人の大学時代の同級生が経営する会社だという話も出てきて、オバマ政権は本気で国民皆保険に取り組む気持ちがあるのかどうか疑わしくなってきた。

ウェッブサイトがずっとダウンしているので、オバマ王はサイトにつながらない人は電話受付のほうに問い合わせるようにと薦めた。ところが電話では質問は出来ても保険を申し込むことは出来ない。また電話も長時間(何時間)も待たされた挙句にたいした役に立たないという結果が出ている。

ためしに保守派ラジオトークショーのショーン・ハニティーは番組の途中でオバマケアヘルプデスクに電話。電話応対に出た受付嬢はオバマケアは不人気だとハニティーに正直な意見を言ったところ、翌日解雇されるという事件まで起きた。(ハニティーは責任を感じてこの女性に一年分の年収を寄付。職探しにも協力するといっている。)

それにしても、保険申し込みの受付サイトがこんな状態では、実際にオバマケアを使って保険で治療費を払ってもらうことになった場合、いったいどんな不祥事が生じるのか、考えただけでも恐ろしい。

October 27, 2013, 現時間 3:27 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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October 26, 2013

オバマケアの悪影響、個人的にも切実

オバマケアの問題点 , 健康管理

まずは、マックさん、ユー子さん、ゴマちゃんさん、コメントありがとうございます。マックさんとユー子さんの体験は例外ではない。この間もフェイスブックの友達が、奥さんと一緒に入っていた会社の保険料が二倍以上になったといって嘆いていた。実際にアメリカに住んでいれば、オバマケアの悪影響は切実である。

私が住むカリフォルニアではオバマケアのおかげで50万人が民間の健康保険を失うだろうという。ユー子さんも指摘しているように、オバマがオバマケアを国民に押し付けたとき、自分の持っている保険に満足している人はそのまま保持することが出来るといったのは真っ赤な嘘であった。

実は数年前、これはオバマケアとは関係ないが、私がはいっていた歯科医療保険が、私が10年以上もお世話になっている歯科医を外してしまった。私は歯が弱いので歯医者は必要なのだが、歯の治療は非常に高額。保険がないとちょっとした治療でも1000ドルなんてのはざら。とはいうものの、1000ドルもかかるような治療はそうしょっちゅう受けるわけではないし、普通はチェックアップとクリーニング程度なのだから、一年間の保険料が1000ドル以上だったら、保険になど入らずに歯医者に行ったときだけ払ったほうが安上がりである。という計算で、今のところ歯科保険には入っていない。

医療保険の場合も保険料が上がりすぎれば、罰金を払っても病気になった時だけ治療費を払えばいいと考える国民が増えるに違いない。となると、オバマケアは国民皆保険どころか、国民から医療保険を奪い取る悪法という皮肉な結末を生み出すことになるのだ。

すでにフロリダ、カリフォルニア、ペンシルベニアの三州で保険を失った人の数は、全国でオバマケアのエクスチェンジプログラムに加入した人数(約50人)を何万倍も上回るのである。これのどこが国民皆保険なのだ?

October 26, 2013, 現時間 1:28 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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October 20, 2013

オバマケアは国民皆保険という「人類の常識」からはほど遠い制度

オバマケアの問題点 , 健康管理

日本語ニュースウィークで「アメリカの保守派はどうして「オバマの医療保険改革」に反対するのか?」というコラムを見つけた。アメリカ保守派の理不尽な姿勢を一方的に攻めるコラムなのかと思って読んでみたら、意外と均整のとれた論なので紹介しておこう。

筆者は冷泉彰彦という人。最初に国民皆保険に関する民主党と共和党との歴史について述べた後、一般アメリカ人がなぜ国民皆保険に興味がないのかを説明する。

それにしても、国民皆保険が「ない」社会というのはどう考えても不安なはずですが、どうしてアメリカの保守派は「平気で反対」するのでしょうか?

 その前提には、多くのアメリカ人は現在でも保険に入っており、自分たちは医療費の心配は余りしなくていいという状況があります。つまり基本的にフルタイムの雇用があって職場の保険に加入している人、自営業で高額の自己負担保険を買って入っている人、つまり既存の「民間の医療保険に加入している人」というのは、基本的には「オバマケア」がなくてもいいのです。

 これに加えて、今回の「オバマケア」が導入される中で、民間の医療保険に関しては微妙に「不利益変更」が出ています。例えば、新しい法律では「民間の保険でも加入前の健康状態で契約を拒否してはならない」という制度が動き出しているのですが、民間の保険の場合はその分だけ保険料がアップという現象も起きています。また、「オバマケア」全体の制度改訂の中には「医療費抑制策」も入っていて、そこに引っかかると「過去に受けられていた治療が受けられない」というケースもあるのです。

 つまり、元々民間の保険に入っていた人間は、新しい制度になることで「仮に失業しても政府の主管する安い保険に入れる」とか、成人した子供がフルタイム雇用に就く前の期間に入る保険ができたという「万が一の保障」が加わっただけで、基本的には余りメリットはない、事実関係として見ればそういうことになります。

無論冷泉のいう「政府が主観する安い保険」というのが曲者で、若い人々が強制的に入らされる保険は若い人々には全く必要がないのに馬鹿高く到底払えないような保険料を要求している。なぜならオバマケアのもともとの理屈は若くて健康な人に保険料を払ってもらうことによって、年とって不健康な人の医療費を賄うというものだからだ。

ちなみに、この新しい「皆保険制度」ですが、必ずしもそれまで「無保険」の人だけでなく、高額な民間の保険に「雇用主との折半ではなく、全額自腹で」入っていた人など、誰でも入れるわけです。ですが、今回の新しい保険は「安かろう、悪かろう」という面は否めず、高額な民間の保険では可能であった治療が対象外であるとか、馴染みの医者はダメで遠くの総合病院に行かなくては使えないということになるわけで、家族持ちの人にはそのような「グレードダウン」は難しいわけです。

前回も書いた通り、ここでいう「高額な民間の保険」に入っていた人々の保険料はオバマケアによってさらに高額になったことに注目。

全体的に冷泉のコラムは公平だと思うが、この〆の部分に問題がある。

そうは言っても、若くて健康な人も含めて医療保険というのは「例外的な負担は個人ではなく、全体で支える」というのが根本思想であり、数学的な真理であるわけです。ですから、アメリカ以外の先進国ではどこも「生存権の具体化」としての「皆保険制度」が運用されているわけです。そうした「人類の常識」が通用しないのがアメリカの保守派であると言えます。

これはオバマケアが医療保険を「全体で支える」制度だという間違った概念から始まっている。国民皆保険がすべて悪いとは言わない。全世界にはそういう制度が昨日している国もあるのかもしれない。(もっともイギリスやカナダなどの皆保険については色々と恐ろしい話を聞いているし、日本の皆保険も理想的とは思えないが。)

だが、オバマケアは冷泉のいうような理想的なものではなく、国民皆保険を可能にするどころか、国民に馬鹿高い保険料の支払いを強制しながら、多くの国民が満足していた保険を奪い取る制度なのである。そして今まで保険に入れなかった人々が政府提供の安い保険に入れるなどというのは幻で、多くの人々はこれまで払わないで済んでいた罰金(税金)を払わされて、保険には入れないというこれまでよりずっとひどい状況に陥るのである。

これを冷泉は「人類の常識」といってアメリカに押し付けたいのか?

October 20, 2013, 現時間 10:41 AM | コメント (1) | トラックバック (0)

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オバマケアによって次々に失われる医療保険

オバマケアの問題点 , 健康管理

我々保守は、最初からオバマケアが国民の健康保険を改善するなどと夢にも考えていなかった。いや、それどころか、オバマケアはアメリカの医療保険を破壊する悪質なシステムであると主張してきた。だが、残念なことに多くのアメリカ人は国民皆保険という理想にだけ注目し、オバマ王の嘘八百の約束を盲信してしまった。だが、オバマケアが現実となった本日、人々はオバマケアの恐ろしい実態に直面することとなった。

オバマケアによって次々に失われる医療保険

オバマ王は、オバマケアを国民に説明した時、はっきりと、今の自分の保険に満足している人はそのままその保険を保持する事が出来ると約束した。それが嘘だということはオバマ王自身当初から熟知していた。オバマ王はオバマケアを通過させるため国民に嘘をついたのである。(オバマが国民に嘘をついたのは何もその時だけではないが、、)

多くの健康保険会社が何百何千という保険加入者との既存の契約を取り消せざるおえなくなっている。何故かと言えば、多くの加入者の保険はオバマケアが保険会社に強制する条件に適合しないからで、特に持病のある人々との契約をそのまま存続することは不可能となった。

加入者は、保険会社が提供する新しい保険を購入する選択権はあるが、これまでより多くの適用範囲のある保険は必然的に保険料が割高になり、多くのひとが値上がりした新しい保険に加入することが出来ないでいる。

たとえば、オバマケアでは中高年夫婦や独身男性には全く必要のない妊娠医療などが必要項目に含まれることから、保険料は大幅な値上がりとなってしまう。

特に影響を受けているのが、自営業やパート勤めで団体保険に加入できず個人的に保険に加入していた人々である。アメリカにはそういう人たちが約140万人いるというが、保険契約取り消しの通知が全国各地でこれらの人々に与えた衝撃は計り知れない。

フロリダ州のフロリダブルーは個人契約の80%に渡る30万の契約を取り消した。カリフォルニア州のカイザーパーマネンテは同州の50%の個人契約にあたる16万人の加入者に取り消し通知を送った。ピッツバーグのハイマークは個人契約の20%を、フィラデルフィアのブルークロスは45%をキャンセルしている。

インディペンデント社とハイマーク社の両者は持病のある患者の保険加入を保証する契約をすべて取り止めることを発表した。持病治療の完全保証をうたったオバマケアによって保険会社が持病治療保証提供を取りやめざる負えなくなるというのも皮肉な結果である。

消費者団体のジェリー・フラナガン弁護士は、保険会社はオバマケアを口実に経費のかかる加入者の契約を取り除き、政府提供のエクスチェンジに追い込もうとしていると語る。保険会社はその事実は否定し、加入者には新しい契約を結ぶよう促進していると語る。

だが、保険会社が経費のかかりすぎる契約を取り消すのはあたりまえだ。保険会社も商売だ。利益にならない契約を幾つも背負い込む筋合いはない。

いってみればだ、オバマケアとは、人がレストランで、法律によりフルコースミールを注文しなければならないといっているのと同じだ。自分はちょっとしたトーストとコーヒーでいいと思っているのに、前菜のサラダから主品のステーキからデザートのチーズケーキに至まで、食欲があろうとなかろうと、食べようと食べまいと、すべて注文し馬鹿高いお勘定を全額払わなければならないというのだ。しかも馬鹿にしているのは、「じゃあ朝食などいらない」といって空腹を我慢しようとすれば、何も注文しない罪として罰金を強制される。トーストとコーヒー分のお金を払わされながら、食事は出来ないという馬鹿げたことがオバマケアの現実なのだ!

これのどこが医療保険改良なんだよ!

冗談言うな!

ところで、オバマケアが始まってすでに二週間以上たつというのに、オバマケア加入のウェッブサイトはダウンしたままで、問い合わせの電話もすべて混乱状態で、誰も正式にオバマケアに加入することが出来ていない。昨晩ラジオでオバマケアに加入しようとした男性が二時間以上も電話で待たされた挙げ句に、応対にでた人の態度は失礼で話の途中で電話を切られてしまったという。何年も計画されてきた制度なのに設備が全く整っていないというのはどういうことなのか?

国民はこんな不能な人々に大事な医療保険を任せていいのか?

即手術が必要な病気にかかって保険の事前承認が必要な際、オバマケアの電話が何日も通じず、サイトもダウンで全く承認が取れなかったら、命に関わる手術など受けられるのかどうか非常に疑問である。

いったいこの先きどうなるのか、カカシも他人ごとではない。

October 20, 2013, 現時間 9:07 AM | コメント (2) | トラックバック (0)

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October 16, 2013

オバマケア問題点ばかり、不準備で大混乱、保険料大幅値上げにあせるオバマ支持者たちも、、

オバマケアの問題点 , 健康管理

共和党が大反対して、民主党が妥協しないなら予算案を通さないと頑張り、民主党は民主党で断固妥協を拒絶。結果、アメリカ連邦政府は予算が通らないまま政府機関一時停止の状態となった。それでオバマケアは予定どおり10月1日付けで実施となったのだが、以前にオバマケア案を通すとき、民主党のナンシー・ペロシ前議長が「法案を通してみればば内容がわかる。」とか言って誰も中身を吟味せずに通してしまったものだから、一旦実施となっても誰も何が何なのかさっぱり分からない状態。オバマケア相談所の電話もウェッブサイトも混線状態で国民の質問に答える人が誰も居らず、オバマケア実施初日は完全な混乱状態となった。

オバマケアが2013年の10月1日から実施されることはオバマケアが通った数年前から計画されていたことなのに、この段取りの悪さはいったいどういうことなのか、と疑問が生まれるのは当たり前だが、問題は、これほど段取りの悪い政府に国民の医療保険を任せて大丈夫なのかということのほうがずっと心配だ。

オバマケアは国民皆保険をうたっているが、いざ実施となると、オバマがどれだけ国民に嘘をついてきたかが明らかになった。

1)この法律のおかげで今まで保険に入れなかった人々が保険に入れるようになる、

保険に入れるようになるのではなく、保険に入らなければ罰せられるようになったのだ。保険料が払える払えないに拘らず国民は強制的になんらかの保険に加入しなければならない。高い保険料が払えずに保険に入らないと決めた場合は、政府から罰金を強いられる。つまり、保険に入れるようになるどころか、いままでどおり保険がないだけでなく、さらに罰金を支払う羽目になるのである。このどこが国民皆保険なのだ、なにがアフォーダブル(お値段お手頃)保険なのだ?

2)国民の保険料が安くなる。

だいたいこれまでより経費がかかるようになる保険の保険料が減るという理屈自体おかしいと最初から気づくべきだが、そんなことには全く気をつけていなかった人々は突然の保険料の大幅値上がりにびっくり。それもそのはず、保険会社は今までは拒否してきた既存の病気の治療費をすべて払わなければならなくなったわけだから、保険加入者の負担が増えるのは当たりまえ。おかげで今まで保険に入っていたひとたちが高い保険料を支払うか、保険を解約して罰金を払うかしなければならなくなった。

3)今の保険に満足している人には特に影響はない。

これが一番の大嘘かもしれない。オバマ家の一番の問題点は選択の余地がないということ。つまり、若くて健康な人でも病気勝ちな老人でも、全ての加入者が同じ保険にはいらなければならないという仕組みになっている。以前にも説明したが、若くて健康な独身男性なら、老人向け医療は必要ないし、中高年で子供が独立している夫婦には婦人科や小児科に関する医療は必要ない。にもかかわらず全ての加入者が必要のあるなしに拘らず同じ保険にはいり、その経費を同様に負担しなければならないのである。よって保険料があがるのは当たり前だし、そんな保険料の負担は出来ないと雇用主が社員の保険をすべてキャンセルしてしまうということがあちこちで起きている。企業による社員への保険提供義務は一年間見送られることになったので、社員の保険をキャンセルする企業が増えている。つまり、今まで自分らの保険に満足していた人々が突然保険を失うという実情が明らかになってきているのだ。

4)オバマケアによってパートタイマーでも保険にはいれるようになる。

普通アメリカでは週40時間以上の終業をフルタイムといい、40時間未満はパートタイムと指定されている。法律でフルタイムのいわゆる正社員は保険に加入出来るようになっていたが、オバマケアでは30時間以上働く人を保険に加入させなければならないとあるため、多くの雇用主はパートタイマーたちの就業時間を30時間未満に大幅削減。おかげで今まで40時間ちかく働いていた人たちは保険に入れないだけではなく、就業時間も減らされ、給料大幅削減の憂き目に合ったのである。

このように、オバマケアの実態が明らかになればなるほど、オバマケアは低予算で国民のすべてに医療保険を提供するシステム等では全くないどころか、これまであった医療保険制度を破壊し、人々から高質の医療保険を取り上げ、値段ばかり高い劣悪な国民保険を人々におしつけるシステムであることがはっきりしてきた。

次回の選挙では、なんとしても上院を民主党から奪い取り、共和党の大統領を選んで国家の医療保険を民主党の魔の手から救出しなければならない。

October 16, 2013, 現時間 12:22 PM

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July 7, 2013

オバマが大統領だからといって自分が提案したオバマケアを一部修正する権限はない!

オバマケアの問題点

オバマ王は本気で自分が王様だと思っているらしい。オバマ王は自分が提案したオバマケアと呼ばれる国民皆保険制度の一部を一年間見送ると勝手に発表した。だが議会で通った法案は議会にのみ修正権限があるのであり、いくらオバマ王が自分で提案した法案だからといって自分勝手に修正する権限はないのである。スティーブ・キング下院議員はオバマ王に対し、法案修正は議会を通すべきだと主張した

「オバマ大統領には自分の法案を調整する権限を憲法上持ち合わせていない。」とキング議員は主張。「憲法上、大統領が法律を簡単に免除する権限はない。どれほど自分の法案を差し止めたいと望んだとしても、それが出来るのは議会だけだ。

「二年前、オバマ政権は国土安全保障省の役人を通して国家の移民法を施行しないと発表した。今回政権はブログにおいて財務省の副長官を通じて大統領自身の健康保険法の雇用主に対する罰則を施行しないと発表した。我が国は憲法共和制度であり、議会が設立した法律によって統制されている国だ。役人たちのメモやブログで統制されているのではない!」

さて、オバマ王が見送るとした法律の一部というのは、就業時間が週に30時間以上の従業員が50人以上居る企業の雇用主に対し健康保険の提供を強制するもので、それに従わない企業は高額な罰金が課せられるという部分だ。この施行は来年の1月1日から施行される予定だったが、オバマ王はこれを一年間見送ると発表したのである。ただし個人による健康保険介入強制部分はそのまま施行される予定だ。

となると、一番被害を被るのは今現在保険に介入していない個人、もしくは企業によって時間を削減され保険を失った従業員たちである。なぜならば、最近オバマケアのせいでかなりの損害を受けると考えた大手の保険会社が個人向けの保険を取りやめる方針を次々と発表。既存の保険会社も、オバマケアが強制するサービスの供給を恐れてその保険料を大幅に値上げすることになった。これまで予算の都合で保険に入らない選択ととっていた人々は、法律上保険加入を強制され、それに従わない場合は税金によって罰金を取られることになったのである。

いったいこれの何が保険制度改良なのだ?何が「お手軽医療保険」なのだ?

日本の皆さんは、日本の保険制度を考えてオバマケアがそれと同じような制度だとお考えかもしれない。だからアメリカ市民がどうして国民皆保険に反対するのか理解できないかもしれない。だがオバマケアは日本の国民保険とは雲泥の差がある。いや、差というよりも全く異質なもので誰にも理解できない化け物である。

オバマケアによって得をする国民は唯の一人も存在しないのである!

オバマ王が法律の一部を差し止めるなどと、憲法も議会も無視して勝手なことを言っているのも、オバマ王に政治献金する企業から苦情が殺到したからだ。今オバマケアを実施すれば次回の選挙に響くと考えたオバマ王は次回の選挙の後まで法律施行を見送ろうと考えたのである。

だが、自分で良しとして通した法律の施行が選挙で不利になるというのは、いったいどういう法律なのだとカカシは聞きたい!本当に国民の医療保険を改良する法律であるならば、オバマ自身が本気でそうなると信じているのであれば、自分から率先して保険に加入してしかるべきだし、自分を支持する企業らも真っ先に加入を希望するはずである。それが何故政治献金を多額にしている企業はオバマケアから免除されるのだ?これではオバマケアは保険制度改良法どころか、自分の言いなりにならない企業への罰則でしかない。

「俺様の言う通りにせんのなら、オバマケアを強制するぞ!」

オバマ王の望む国家はオバマの独裁である。最初から国民皆保険などオバマは考えていなかったのだ。オバマはこの法律を悪用して国民を独裁しようというのが狙いだったのである。

民主党が多数議席を握る上院なオバマのこの独裁を黙認するのであろうか。

多分ね。

July 7, 2013, 現時間 11:23 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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April 19, 2013

オバマケアの犠牲者続出

オバマケアの問題点 , 健康管理

俗にオバマケアと呼ばれる国民皆保険制度によって起こりうる悪影響については、オバマケアが提案された当時からカカシは何度も声高に唱えて生きた。オバマケアが高い保険料を払えない人でも保険にはいることが出来る国民保険だとか、今の民間保険に満足している人はそのまま継続することが出来るとかいうのは、オバマの口からでまかせ嘘八百だと何度も書いてきた。だが、オバマと民主党議会はオバマケアの中身を国民にきちんと説明せずにごり押ししてまった。その結果、オバマケアの悪影響は最近急激に顕著になり、多くの国民にその恐ろしい現実をもろに感じることとなったのである。

アメリカ全国最大の映画館チェーンが従業員の就業時間を短縮

アメリカ最大の映画館チェーンであるリーガルエンターテイメントグループは、オバマケア強制の保険システムは経費がかさみすぎることを理由に、これまで週40時間以上働き団体健康保険加入資格を持っていた何千人という正社員及び、週30時間以上のパートや新入社員の就業時間も大幅に短縮することを明らかにした。

アメリカではこれまで、従業員が一定以上の数でその従業員の就労時間が週に40時間以上の場合は、雇用主が従業員に団体保険を提供することが義務付けられていた。しかしオバマケアはその強制保険加入の就労時間を一気に30時間に短縮。 リーガルはオバマケア新法に従った場合、新しく保険加入する人々への保険料がこれまでより馬鹿高くなったため、とても正社員全員に保険提供をすることは出来なくなったと悲鳴をあげたわけである。

これによって一番被害をこうむったのは今まで正社員として働いていた何千という従業員たちだ。突然週40時間就労の正社員から週29時間のパート降格され、大幅減俸に加え健康保険まで失ったのである。

フォックスニュースによると、減俸されたリーガルの管理職従業員が大量に「波のように」辞職したとある。なにせ人によっては最高25%もの減俸となったわけだから、さもあらんである。. リーガルのとある管理職の人員は、「企業に罰金で脅迫して強制的に保険提供をさせるのは問題解決になるどころか、かえって問題をつくることになる」と語る。

リーガルで正社員から週29時間のパートに格下げされた社員たちがリーガルを辞職しても、別の会社で同じことが起きないという保証は全くない。なにせオバマのおかげで長引くアメリカの不景気、どの企業も台所は火の車である。なかなか新しく従業員を雇うなど難しい。

個人保険の保険料は8割値上げか

個人営業で団体保険に入れず個人的に保険に入っている人は結構いるが、オバマケアによってこれまで保険加入が不可能だった重病の患者の加入が保険会社に強制されるため、その他の人々の保険料が大幅に値上がり、専門家の間では8割がたの値上りが予測されるという。保険料がそんなに上がったらこれまで入っていた人たちは脱退せざるおえなくなる。

オバマケアは国民皆保険どころか、国民から民間の健康保険を奪い取る極悪な法律なのである。オバマの狙いは最初から国民により安い保険を提供することになどなかった。やつの狙いは国民から民間の保険を奪い取り、すべての国民が劣悪な国民保険に頼らざる終えなくすることにあった。そうして国民が政府に頼りきりになったところで、国民の医療を人質にとって国民コントロールをする独裁政権が狙いなのである。

だんだんとオバマの本性が一般市民にもわかってきただろうか?言うまでもなく主流メディアはこの事実を完全無視。全く報道していない。だが、オバマケアのせいで減俸になったり保険を失ったり保険料が大幅に値上げになったりした一般市民は、政治になど興味なくてもオバマの悪政を見にしみて理解できるはずである。

April 19, 2013, 現時間 1:13 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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November 11, 2012

オバマケアで失われる職そして健康保険

オバマケアの問題点

日本の皆さんは、国民保険や社会保険で国民皆保険に慣れているので、なぜ多くのアメリカ人がオバマ王と議会が通したオバマケアと呼ばれる国民皆健康保険に抵抗しているのか解らないかもしれない。ここでもオバマケアによって予測される悪影響については色々述べて来たが、オバマが再選されたことで、オバマケアはアメリカの法律として少なくともこの先四年間はアメリカ人を支配することになる。そしてこういう制度は一度つくってしまうと、実際にどんな悪制度であっても、即座に撤廃することは出来ない。例え2016年に共和党政権が出来、上下院とも共和党が主導権を握ったとしても、オバマケア撤廃は不可能に近いのである。

オバマケアは国民全員に低経費の健康保険を提供する目的で作られたのだが、実際は国民の多くが現在もっている健康保険を失い、それのみならず就業時間を削られる、もしくは失業することになるだろう。その理由は簡単だ。

オバマケアは正社員20人以上の企業は、社員全員に団体健康保険を提供することを義務づけている。ということは社員を19人から20〜25人に増やそうと思っていた企業は多分新雇用を見送るだろう。現在すでに20人以上の従業員が居る企業は、正社員の数を減らしてパートや派遣社員を増やそうとするだろう。

現に、オバマ再選二日目にして多くの企業が企業縮小を発表した。

  • エネジャイザー:セントルイス基盤の電池などを製造販売している会社。1500人のリストラを発表。
  • エキサイデ テクノロジー:リサイクル企業。来年3月31日までに150人のリストラの予定。

  • ウエスティングハウス アニストン:50人

  • リサーチインモーション LTD.ブラックベリースマホの製造会社はアーバインにある本社から200人のリストラをすると発表。

  • ライトイヤーネットワークソリューションズ:パイクビル支店とルイジアナ支店を合併させるため、12人以上がリストラになった。


ほかにもプロビデンスジャーナル 16人、ハウカービーチクラフト 240人、ボーイング 30%の管理職、USセルラー 980人、モメンティブパフォーマンスマテリアルス 150人、ロケットダイン 100人、ブレークパーツ 75人、など大手、中小企業にかかわらず多くのリストラが計画されている。

November 11, 2012, 現時間 11:44 PM | コメント (3) | トラックバック (0)

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July 6, 2012

オバマケア国民皆保険強制加入は税金なのか罰金なのか

オバマケアの問題点 , 健康管理

先月29日(6/29/12)、米最高裁判所は国民皆保険強制加入は合憲であるという決断を下した。ただ、強制加入に従わない国民に罰金を課す制度は国民への税金であると見なし、税金であるならば議会にはその権利があるという解釈は、オバマ政権が罰金制度は税金ではないと主張していたことと完全に矛盾しているだけでなく、最高裁判長のジョン・G・ロバーツ裁判長がオバマ政権からの圧力に屈服して違憲判決を土壇場で覆したという事実が明るみにでるなどして波紋を呼んでいる。

低迷するアメリカ経済の中、何一つ功績を残していないオバマ政権にとって、初期に国民の大反対を押し切って通した俗にオバマケアと呼ばれる国民皆保険制度の合憲は多いに意義のあるはずだった。

だが、この判決は一見してオバマ政権の勝利であるように見えるが、カカシから言わせれば、かえってこの判決によって保守派及び共和党支持者は、これだから民主党に政治は任せられない、なんとしてでも政権及び議会の多数議席を取り戻さねばならないと奮起するのではないかと思う。現に世論調査では定評のあるラスマソンによれば、保守派の怒りは頂点に達しているという

「これは保守派の熱意を高めただけです。」と月曜日のインタビューでラスマソン氏は語った。「今回の選挙に対する保守派の関心はすでに穏健派やリベラル派より高いものでした。しかし判決後の関心は気象圏外のレベルにまで高まっています。この傾向がずっと続くのか、ニュースサイクルによる一時的なものなのかは解りませんが。」

ラスマソンによれば、経済低迷が続くアメリカにおいて、オバマケアがさらに国民の負担を大きくするものだと解釈されれば、今回の合憲判定はかえって共和党の有利になるという。特に最高裁による罰金は税金であるから合法という解釈は、ではやはりオバマケアは共和党がずっと主張していた通り、国民の医療保険を口実とした単なる増税に過ぎなかったのだということになる。となると、オバマが年収25万ドル以下の中流層の増税は断じてしないとした誓約を完全に破ることになるのである。

だからオバマ政権はずっと保険強制加入違反者に課せられる金は罰金であり税金ではないと主張して来たのだ。

つまりこれで、オバマ政権にとってはにっちもさっちもいかないジレンマが生じたのである。強制加入が違憲だということになれば、オバマ政権の第一期は完全な無駄だったということになる。だが、税金だから合憲だという解釈だと、中流層の増税はしないという公約を破ることになる。

これはまずいと気がついたのはオバマ政権や民主党のみならず、今や民主党選挙運動員と成り下がって久しいリベラルメディアである。なかでもワシントンポストなどは、オバマケアに関するオバマ政権の矛盾を指摘するのではなく、オバマケアに対する共和党大統領候補のミット・ロムニーの見解が矛盾していると攻撃しはじめた。

ロムニーは、最高裁の判決が出た月曜日、強制加入違反者への課金が税金であるという判断には賛成できないと主張していた。だが、水曜日になると税金であるという判定を受け入れると発表した。このことについてポストは、ロムニーが保守派支持者からの圧力に負けて見解を覆したと批判しているのだ。

だが、ロムニーが言った事をきちんと読んでみると、ロムニーは最高裁の判定には賛成できない、自分は今でも違反者への課金は「違憲な罰金」であると考えているとしながらも、最高裁の判定は受け入れるとしているだけだ。

「最高裁には最終決定権があるのであり、その判定がオバマケアが税金だと言っているのだから税金なのだ。最高裁が合憲だと決めたのであるから、これは税金なのであり合憲なのである。」

これは別に矛盾でも何でもない。それより、罰金は税金ではないと言い張って来たオバマ政権が最高裁によって税金であれば合憲だと言われた途端に、これは税金だと言い変えることのほうがよっぽどもご都合主義である。第一オバマは中流層に対する史上最高の増税をしたことになってしまったということのほうが、ロムニーがオバマケアをどのように解釈しているかなんてことよりずっと深刻な問題である。

それに、オバマケア強制加入が税金だということになると、次議会が共和党で多数議席を占めた場合、議会はこの税金を廃止する権限を持つことになり、予算案は絶対多数で決められるため民主党の票は必要ない。そうなれば、ロムニーが大統領となり上院議会が共和党多数議席を握れば、オバマケアを事実上撤回する事が出来るのである。

なんとしてでも選挙には勝たねばならない!

July 6, 2012, 現時間 8:32 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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November 13, 2011

オバマの国民保険制度発足以来何百万もの国民が保険を失った!

オバマケアの問題点
「今入っている保険が気に入っている人は、そのままその健康保険を維持する事が出来る。」

オバマ王が所謂オバマケアと呼ばれる国民会保険を国民に押し付けた時に、オバマ王は何度もそう国民に保証したよね。私ら反対派はそんなことありっこないって何度も主張したが、民主党の奴らは我々の反対など聞く耳持たずでごり押しして通してしまった。

そして一年半が過ぎた今、まだオバマケアの完全施行がなされてもいないのに、なんと四百五十万の国民が雇用主提供の医療保険を失ったという。

ちょっと待ってよ,カカシさん、オバマケアの施行がなされていないなら、これをオバマケアのせいにするのはおかしいのでは?

いや、そうではない。企業はオバマケアが施行されたら、国が民間保険に強制する制度によって保険料の大幅な値上がりが期待される。ということは従業員の保険金を一分負担している企業としてみれば、これまで以上に多額の費用がかかることが予測される。オバマケアは建前上低所得者は国民保険に入れることになっている。だとしたら何も企業が高い保険料を負担する必要もない。というわけで、多くの企業は先手を打って大幅に保険対象の従業員を減らしにかかった。

オバマケアの熱烈支持者であるウォールマートの例をみてみよう。

アメリカで全国一の民間雇用企業であるウォールマートは、去る10月、週に勤務時間が週に24時間以下のパートタイマーには保険を提供しないと発表。ウォールマートはその他にも配偶者や扶養家族の保険加入について数々の変更をおこなった。

全国一の民間企業がこのような決断を下したと言う事は、他の企業もその後を追うことは充分に予測できる。

オバマケアの悪影響はこれだけではない。

ストライカーという腰骨や膝の人工骨製造の会社がなんと5%のリストラを行うことになり、来年末までには約1000人の従業員が解雇されることになった。その原因はオバマケアによる医療機器への増税により、一億ドル近い多額の出費が期待されるからである。

オバマケアによってこんなに良くなったてな話は全く聞かれないが国民の血税無駄遣いして既存の低所得者用保険であるメディケアの予算を削り、すでにある民間保険制度を崩壊して、医療機器企業に無謀な増税。

オバマケアはアメリカの医療制度を完全崩壊する!

このおとしまえは来年とってもらう!

November 13, 2011, 現時間 11:46 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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March 26, 2011

通過して1年、日に日に明らかになるオバマケアの問題点

Tea Party , オバマケアの問題点

この間からツイッターで、私の、高額な税金や政府の無駄遣いに関する批判について、どうも理解できないという人から立て続けに質問を受けているのだが、日本の皆保健に慣れて満足している方々には、オバマ大統領及び民主党がごり押ししたオバマケア国民皆保険制度に何故多くのアメリカ市民が反対なのか理解に苦しむのかもしれない。オバマケアは日本の皆保険制度とは違う。アメリカ市民が反対しているのは国民皆保険制度というよりオバマケアという悪制度であることをご理解頂きたい。

そこで、オバマケアが通過して一年、すでに現れているその悪影響についてアメリカンフォータックスリフォーム(税制度改正を求めるアメリカ市民)なる団体が掲げた、10の問題点を読んでみよう。

  1. 2011年1月1日から、職場を通じたFSAや個人のHSAといった、医療費専門預金口座から市販の薬を買うことは出来なくなった。
  2. 2010年7月1日から、アメリカ市民はタニングサローン(室内日焼けサロン)において、これまでより10%増しの消費税を払わされている。
  3. 2018年から「良過ぎる」もしくは「キャデラック(豪華過ぎる意味で)」とされる健康保険に入っている人には、保険に対して40%の増税が課される。
  4. オバマケアには21項目の新しい税金が盛り込まれており、向こう10年間で政府は五兆ドルの増税をすることになる。
  5. 2014年始めから、適格する保険に入らない個人や世帯には毎年罰金が課税される。
  6. オバマケアに含まれる7つの増税項目は、オバマ大統領が個人年収20万ドル以下、及び家族年収25万ドル以下の納税者の増税はしないという公約を完全に破る事になる。
  7. オバマケアによって固定資産税は2012年から23.8%となり、現在より59%の増税となる。
  8. 2013年には、税金控除の対象となる医療費の金額が減らされるため、高額の医療費支払いで一番苦労している人々にたいして、さらに高い税金が課されることになる。
  9. 2014年から、50人以上の従業員を持つビジネスは健康保険をすべての従業員に提供しなければならなくなる。それが出来ない場合には従業員の数に基づいて政府に罰金(税金)を支払うことが強制される。
  10. 2013年から、医療費専門預金口座に入れられる金額は2500ドルに限定される。現在、預金額の限定はないので、預金は様々な医療費の支払いに使われているが、特に年間1万4千ドルからする特別教室に通う子供達の学費などは、今後この口座から支払えなくなる。

オバマケアは健康保険改正などではなく、さらなる増税の手段である。しかも、オバマ政権に献金したマクドナルドの大企業や、オバマと仲良しこよしの労働組合や、オバマとコネのある個人などが次々にこのオバマケアから控除されている事実も忘れてはならない。

つまり、オバマ王は、健康保険制度を使ってアメリカ市民から自由を奪い、納税者にさらに高い税金を課し、大企業や組合から多額の献金を巻き上げようという魂胆なのである。これこそファシズムと言われてもしょうがない制度だ。

オバマケアが通過して一年、こうした問題点が明らかになるにつれ、オバマケアに反対する国民の数は44%に増えており、いまやオバマケアを支持するのたったの46%となった。(一年前は賛成49%、反対40%、解らない11%だった。)

前回の選挙で国民が民主党を見捨てて共和党議員たちを議会におくったのも、多数議席を握った共和党に、この悪法を撤廃し、民主党が課したあらゆる増税や予算無駄遣いをなんとかしてもらいたいという意向の現れだった。政府のやっていることに不満な場合、国民は選挙で気に入らない議員たちを取り除く。それがアメリカの代表制共和主義のやり方だからである。

共和党の議員諸氏にはそのことを充分に肝に命じてほしいものだ。

March 26, 2011, 現時間 9:49 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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February 3, 2011

オバマ健康保険法がそんなにいいなら、どうしてオバマ支持者は強制加入免除されるわけ?

オバマケアの問題点 , 健康管理

オバマ大統領が発案し民主党議会が国民の反対を押し切って通してしまった俗に言うオバマケアと呼ばれる国民皆保険悪法について、最近オバマ支持者はオバマに献金をより多くした企業や労働組合などが、その対象から免除されるという事実が続々と現れてきている。

オバマ王とその家族は大統領として特別な保険に一生加入していることができため、オバマケアの対象にはならない。また国民の意思を無視してごり押ししたナンシー・ペロシ下院前議長にしろ、ヘンリー・リード民主党首にしろ上下院議員は議会の特別保険に加入しているためオバマケアの加入は強制されない。

もしもオバマケアが、オバマがいうように国民の保険制度を改良し、より多くの国民がより良い医療サービスを低額で受けられるという制度であるならば、オバマ王自身ならびに民主党議員たちは率先してオバマケアに加入し、オバマ支持者たちは最優先で加入対象になるべきではないのか?

それが、オバマ王と親しければ親しいほど、オバマや民主党に献金すればするほど、オバマケアの対象から免除されるというのはいったいどういう意味を持つのだろうか?

保守派コラムニストのミッシェル・モルキンによると、保険省(the Department of Health and Human Services)は去年の暮れ規模の大小を問わず222の企業にと労働組合をオバマケアから控除したが、今年になってこっそり更新されたそのリストには、なんと729もの団体が控除対象となっているという。これはすでに控除されているニュージャージー、オハイオ、テネシー州の2百10万人の従業員のほかにである。

特に注目すべき控除者は、左翼系の国営保険奨励派のロバート・ウッズ・ジョンソン基金だ。この団体はホワイトハウスの保険顧問のナンシー・デパーレが役員を務めている。

だが、もっとも注目すべきなのは、729のうち182の控除団体が全国の大手労働組合であることだ。

労働組合の連中はオバマケアこそが、これまで保険に入れなかった低所得者を救済するシステムとして大歓迎していたはずなのに、自分らはその政治的影響力を使って保険加入から免除してもらっている。何故だろうか?

オバマケアの対象になると、保険提供者は保険金値上がりのため、季節労働者やパートタイマーや低所得者の保険提供を取りやめざる終えない。これらの保険を守るためには連邦政府に嘆願してオバマケアから免除してもらうしかないのである。

オバマケアはこうした低所得者専門の民間保険を事実上排除することで、労働者を強制的に国民保険に加入させようとしているのだ。労働者の代表であるはずの労働組合がコネを使ってオバマケアから免除を求めるというのは興味深い。

オバマケアは発案したオバマにしろ民主党議会にしろ支持者のはずの労働組合にしろ左翼系団体にしろ良い保険制度だなどとは考えていないのだ。この制度は権力者が国民の保険を管理し、国民の医療制度を人質にして国民の生活そのものをコントロールしようという社会主義体制設立の道具にしかすぎないのだ。

共和党はこの控除名簿とホワイトハウスとのコネを徹底的に洗って、早急にオバマケアを撤回すべきである。

February 3, 2011, 現時間 10:29 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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March 10, 2010

「俺ははめられた!』オバマケアに反対した議員の男色セクハラ疑惑

オバマケアの問題点

オバマ政権及び民主党は、オバマ王提案の健康保険改悪案を通そうと必死だが、多数議席を握る民主党は別に共和党の票など必要ないにもかかわらず、なぜか一年以上もこの法案を通すことができないでいる。それというのも、民主党の上院と下院の間で法案の内容にずれがあり、双方別々の保健改革案が通った後も、保守派民主下院議員たちからの反対が大きく、下院よりリベラルな上院と意見が一致しないからである。

そこでオバマホワイトハウスは改革案の障害は下院の反対派にあると見て、賄賂や脅迫を使って議員たちに圧力をかけはじめた。

そんななかで、上院の改革案に断固反対していたニューヨーク代表のエリック・マサ下院議員(男性)が男性スタッフのお尻を触ったとかいう男色セクハラ事件が明るみにでて辞任を余儀なくされるという事件が起きた。

ところがこのマサなる男、家族をスキャンダルに巻き込みたくないという理由で辞任したにもかかわらず、その後テレビやラジオのトークショーに出まくって、自分はホワイトハウスの汚い陰謀にはめられたと大騒ぎしている。昨日、私は朝のラジオ放送でマサ氏が議事堂のシャワー室でホワイトハウスのラーム・エマニュエル参謀長から裸で突き詰められたと話しているのを聞いて大笑いしてしまった。

「ラーム・エマニュエルは悪魔の落とし子だ。」とエリック・マサ下院議員(民主ニューヨーク)は語った。「奴は票を得るためなら実の母親も売るような男だ。機関車の前に子供を縛り付けることも辞さない奴だ。」

マサ議員はシャワー室でのエマニュエル氏との衝突について、「俺はシャワーを浴びていた。焼き鳥みたいにすっぽんっぽんの俺のところへ、ラーム・エマニュエルがケツにタオルも巻かずにやってきて、俺の胸ぐらに指をつきつけ怒鳴りやがったんだ。」

ラジオのオーディオではその後「裸で政治討論することのぎこちなさが想像できるか?」という言葉が続き、私は思わずコーヒーを吹き出してしまった。

私はオバマ王もエマニュエル参謀長による陰謀説そのものは否定しない。だが、マサ氏も嘘八百で悪名高い超リベラル議員。セクハラ疑惑の取り調べが政治的な理由で始められたというのは本当かもしれないが、実際にセクハラそのものは存在していたらしく、スタッフの数人から苦情が出ている。マサ自身、最初は性的な冗談を言っただけと言っていたのが、男性スタッフのお尻を触ったことや、自分の50歳の誕生日パーティで、嫌がるスタッフをくすぐりまくったこともあったなどと認め始め、話がころころ変わっている。

マサ議員は既婚の元軍人で子供もいる。

さて、肝心の健康保険改革案だが、マサの辞任で空席となった席はウルトラリベラルのニューヨーク知事が臨時議員を任命することになっている。知事は改革案賛成派議員を選ぶに違いないので、ペロシ下院議長は賛成票をまたひとつ獲得するという計算だ。これで議案が通るに足る票が集まったのかどうか、まだまだ疑問はある。

March 10, 2010, 現時間 7:52 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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February 27, 2010

オバマの思惑が裏目に出た保健改革法案討論会

オバマケアの問題点 , 健康管理 , 左右思想

先週オバマ王が、健康保険改革案について民主党と共和党の代表を集めて討論会(保険制度サミット)を開き、その模様をテレビ中継すると発表した時、多くの保守派は共和党は出席すべきではないと主張した。オバマがコントロールする討論会など、どうせオバマと民主党が自分らだけの主張をし、反論する共和党を悪者扱いするだけで終わってしまうに違いないというのが理由だった。オバマ王も民主党も口で何と言おうと党を超えた歩み寄りなどする気は毛頭ない、そんなサミットに共和党はみすみす罠に嵌りに出かける必要はない。共和党は断じて出席を拒否すべき、という意見が大半だった。

しかし私は、共和党がうまく立ち回れば、国民にオバマケア(オバマ王と民主党の健康保険改悪案)がどれほど悪い案であるか、そして共和党にはもっと良案があるということを知ってもらう良い機会だと考えた。やり方によってはオバマ王と民主党に恥をかかせることも可能だ。

昨日7時間にも及んで、行われた討論会の結果は、どうやら私が期待した通り、オバマ王と民主党がどれだけ国民を馬鹿にしているか、その傲慢な態度があからさまになり、オバマ王は共和党の攻撃姿勢に反論できず歩み寄りは不可能という形で終了したようだ。

25日の会合は「合意できなくても誰も驚かない」(米紙ウォールストリート・ジャーナル)という事前の予想通りとなった。選挙も意識して、攻撃を仕掛けたのは共和党だった。

 2700ページの民主党案のコピーを机の上に積んで、「法案はわが国を破産に追い込む」(ベイナー下院院内総務)と指摘。「根本的な相違」(キル上院議員)があり、超党派の合意を目指すなら民主党案を廃案にし出直すべきと訴えた。

この討論会で、オバマ王の狙いが共和党が考えもなしにただ反射的に民主党の法案を阻止している悪者だという印象を国民に与えることだったとしたら、それは完全に失敗したと、オンライン新聞のデイリービースト紙は書いている。

オバマが、大統領というより生活指導の先生みたいに見えたテレビマラソンの結果は、民主党にとっては多大なる失望に終わった。民主党はこれといった点数稼ぎもできず、議論でも明確な勝利を得ることができなかった。

最初に苛立ったオバマが「ラマー、最後まで言わせてくれ」と礼儀正しいラマー・アレキサンダー議員(共和)に対して怒鳴った時から、これが寛大な心を持って問題の解決を色々吟味しようというものではないことは明らかだった。

それどころか、これはオバマがお膳立てした会話の振りをした虚偽の討論であった。にもかかわらず、オバマの事実や詳細について熟知していながら、反射的に傲慢な態度をとり、違う意見に対して不寛容で、大統領にふさわしくない辛抱の足りない態度が暴露された。(しかもオバマはやたらと他人の持ち時間には厳重で、他人の発言を何度も遮っておきながら、自分は制限もなく長々と話した。)

何よりも驚きだったのは、共和党の準備周到さだった。彼らは皆きちんと予習をしてきていた。ラマー・アレキサンダーしかり、トム・コバーン、ジョン・カイル、ジョン・マケイン、デイヴ・キャンプ、ジョン・バラソ、そしてポール・ライアンしかりである

なかでもウィスコンシン州代表ポール・ライアン下院議員の発言はオバマケアの経済的な落ち度を詳細に渡って暴露した。ライアン議員は自ら増税無しの効果的な健康保険改革案を打ち出しており、彼の発言は重みがあった。議員は保険制度改革における共和と民主の姿勢の違いを次のように説明した。

....違いはこうです。私たちはすべての答えがワシントンが何もかも規制することにあるとは考えていません。あなた方が示す問題への取り組み方は、私たちのやり方と非常に異なると信じます。私たちはこういったすべてのことをワシントンによって強制されたくないのです。

ですから、あなた方が人々がどのような健康保険を持つことが出来るかを明確にすることによって、人々がどのような健康保険を買うかを強制しています。

私たちが言いたいことはこれです、全国レストラン協会や全国個人経営企業協会などが会員のために健康保険を設立したいのであれば、彼らは会員たにち見合った良い制度を作れるでしょう。保険制度の競争を規制するのではないく、これらの人々自身にどうするか決めてもらおうではありませんか。

保険の規制を連邦化しその機能の仕方を隅々まで規制すれば、経費はもっと高くつき保険会社同士の競争を減らすことになります。

私たちはシステムの中央化をなくし、中小企業や個人にもっと権限を与え、保険制度にもっと競争させたいのです。しかし連邦化し統一化し強制すれば、これが達成できなくなります。

これが私たちの多いな違いです。

ライアン議員は続けて、オバマケアがどれだけ国家の赤字を増やすか、オバマや民主党がいかにして色々な策略を使ってその経費を隠しているかを詳細に渡って説明した。その間オバマの表情はどんどん固くなり、顔の下半分を片手で覆いながらオバマが激怒しているのを必死に抑えているのが明白だった。

数字や統計や予算など、きちんと勉強して準備周到だった共和党に比べ、民主党の議論ときたら、くだらないお涙ちょうだいの単独例で、しかも、健康保険に加入できなかったお年寄りが死んだ妹の入れ歯をつかっていたとかいう、信じられない作り話をでっちあげて、国民の同情心を買おうというくだらない議論に終始した。

こんな子供騙しの作り話をいくつも連ねるだけの議論で、民主党は国民がアメリカ経済を破綻させるような保険制度改悪案になびくと思っているのだから、民主党の連中がどれだけ国民を馬鹿にしているか明らかというものだ。

討論自体は7時間もあったので、そんなものを普通の週日にきちんと見ていた物好きはそれほどいないが、それでもところどころハイライトはニュースやブログなどでも報道されているので、興味のある人は結構色々観ていることだろう。

オバマケアは、国民にその詳細が知られれば知られるほど支持が減って行く。今回の討論会で明らかになったことは、共和党が保険制度改革を考えもなしに邪魔しているのではなく、民主党が共和党並びに国民の意見を無視して、経済的にも無謀で国民に制度を強制する悪質な案を無理矢理通そうとしているということだ。そしてそのなかで民主党がいかにエリート意識が高く、一般市民を馬鹿にしているが暴露されたのである。

共和党を一方的に悪者扱いしようというオバマ王の思惑は見事に裏目に出たと言える。

February 27, 2010, 現時間 12:24 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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November 3, 2009

オバマケアを盲信するのは危険

オバマケアの問題点 , 独裁者オバマ王の陰謀

先日も引用したいじりめぐみさんが、またまたオバマケアに関する続編を書いている。しかもいじりさんはナイーブにもオバマの口車に乗せられて「がんばれよー。オバマー!!」などと応援までしているので、ここはカカシとしても反論しておかなければならないと義務感に燃えてしまった。

いじりさんは、「信じがたい医療保険の実態」という小題で現在のアメリカの保険制度のホラーストーリーをいくつか述べている、太り過ぎで保険を拒否された赤ちゃんの話とか、一度帝王切開をやった女性は避妊手術を受けなければ新しい保険に加入できなかったとか、いったように。

カカシも健康診断に行った場所のヤブ医者が「小児百日咳の後遺症の可能性あり」と一文書いたのが原因で保険加入を拒否されたことがある。びっくりして日本の母に電話したら「お前は百日咳など患ったことはない。」ときっぱり言われた。でも一度診断書に書かれてしまったものは、いくら誤診だと説明しても聞き入れられなかった。だから私は保険会社には少なからず恨みがある。

確かにアメリカの保険会社の審査のあり方には問題がある。アメリカの医療費が馬鹿高いのも問題だ。持病のあるひとたちの保険加入が困難であることも問題である。これらの問題は改正されるべきである。そのことに異存はない。

だが、それ以上に問題なのはいじりさんのようにオバマケアを支持するひとたちは、オバマケアになったらこのような問題は解決されるとナイーブに信じきってしまっている事だ。

いじりさんは肥満児が保険加入を拒否されたといって怒っている。いじりさん家族は大型家族らしい。

全員大型のいじり家が、もし今医療保険の審査を受けたら…… 「あんたたち夫婦、おもいっきりメタボじゃないの! ブー」 「子供たちは? 12歳で170センチ! デカすぎ!   7歳で35キロ!? デブすぎ! ブー」 ……と、きっといとも簡単に却下されるんだろうなあ。 我が家はすぐにホームレスならぬ「保険レス」になること間違いなしだ。

もし大型家族がオバマケアによって差別されなくなるといじりさんが本気で信じているなら、カカシが以前に書いたこのエントリーをよくよく読んでいただきたい。

今回上院は肥満や喫煙といった不健康な行き方をしている人の保険料はそうでない健康な生活をしている人たちのそれより割高になるという提案をした。(略)

現法では、保険料を考慮するうえで、加入者の健康状態によって保険料を二割増し以上にしてはいけないことになっている。それが今回の提案ではそれが三割まで良いことになり、今後も政府の役人にはそれを五割以上引き上げる権限があたえられるというのである。

今回の下院の提案では肥満者や喫煙者の保険料は割高にはなっていないが、上院に行ったら先のような項目が付け加えられる可能性もある。オバマ王やペロシ議長の口車にのって全てを信じきるのは危険だ。

ではさらにいじりさんが説明するオバマケアの実態を読んでみよう。

「オバマ・プラン」の全貌

じゃーん。これが、オバマの医療保険改革の全貌! 名づけてオバマ・プランだ!
就任以来、公約の医療保険改革を熱く訴えてきたオバマ。 いまいち中身が見えていなかったのだが、 完成しました。オバマ・プラン! いじり訳でお届けします。

これでーす。

オバマ・プラン
安定と安心をすべてのアメリカ人に

保険を持っている人には、安心と安定を。
保険を持っていない人には保険を。
そして家族、ビジネス、政府のヘルスケアの費用を安くします。

――もし今あなたが医療保険を持っているなら
もっと安定と安心を。

持病を持つ人への差別をやめる。
病気や一番保険が必要なときに、保険会社が契約を破棄できないようにする。
病気になって破産しなくてすむように自己負担に上限をもうける。
マンモグラフィー(乳房撮影専用X線診断)や、インフルエンザ予防接種、糖尿病検査など、健康を促進しお金の節約になる予防医療のために費用を余計に払わずにすむようにする。
メディケア(高齢者と障害者のための公的医療保険)のお年寄りの処方箋支払い問題を解決する。
――あなたが保険を持っていないのなら
すべてのアメリカ人にクオリティーが高く、手ごろな保険の選択肢を。

「エクスチェンジ」という新しい保険マーケットをつくり、保険のない人や中小企業の人たちがプランを比較し、低価格で保険を購入できるようにする。
中小企業が社員に保険を提供できるように、また個人が保険を購入できるように税金を控除する。
手ごろな保険を見つけられない人には、公的保険オプションを与える。
新しいエクスチェンジがスタートするまで経済的に困窮していてシビアな持病を持つ人たちのために新しい低価格の保険を与える。
――すべてのアメリカ人に
わたしたちの家族のため、ビジネスのため、政府のためにヘルスケアの費用を制御する。

財政赤字を増やすことなく、費用は事前に支払われる。
独立した医師や医療専門家の委員会を設け、ヘルスケア・システムに無駄や不正がないか突き止める。
早急に医療過誤改革プロジェクトを発足させ、医師が医療過誤訴訟を恐れた防御的な治療をせずに患者を一番に考えた治療をできるようにする。
大きな会社の雇用者は、社員に保険を与え、保険購入可能な個人には保険加入を義務付け、改革の責任をみなで分かち合う。
これがオバマプランの全貌だ。

何もかも体の良い約束をしてはいるが、それをどうやって実行するのかというと話は全く別問題。自由市場を無視し消費者の支払う値段を下げ人為的に固定しても、医療にかかる費用は下げられない。コストが減っているわけではないのだから、その差額を誰かが支払わなければならない。それを民間の保険会社が持ったら即座に倒産してしまう。公営保険が持つとしたら保険料(税金)を引き上げるしかない。

だいたいお役所仕事のやることで予算内で収まったことなど一度でもあるのか? 絶対に赤字経営になって保険料は引き上げられる。国民は給料から少しづつ差し引かれるからすぐにはその値上げには気がつかない。かえるを除々に湯で上げるのと一緒だ。

それでも安い保険を国民に提供すると謳った以上、大幅な保険料つりあげが出来ないとなれば、医療サービスを縮減するしかない。医療提供の質はおち、患者は保険が降りるまで何週間も何ヶ月も病状が悪化するなか待つはめになるだろう。また、常に赤字体勢だから、治療しても見込みがないと思われる患者の治療は頭から拒否されるだろうし、個人的に不健康な生活をしていると政府に判断されたら罰金として保険料があがるかもしれない。公営保険をすでに取り入れているオレゴン州で癌の治療を申請したら、治療は拒否され代わりに安楽死なら保健がおりると推薦された恐ろしい話は以前にもした通り。

オバマプランは、今のアメリカ医療保険の問題をきちんと受け止めていてよろしい。 けど、本当に今まで以上に財政赤字ならずに実行可能なのだろうか? 本当に医療保険が安く手に入るようになるのだろうか? 共和党を納得させられるのだろうか? デブでも保険に加入できる明日がくるのだろうか!!

Don't hold your breath.  (息を止めて待たない方がいいよ。)

November 3, 2009, 現時間 9:25 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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November 2, 2009

何故アメリカ人は公営保健を嫌がるのか? アメリカの保険制度は壊れていない

オバマケアの問題点 , 独裁者オバマ王の陰謀

オバマ王の「改正案」を受け入れる前に、我々が考えるべきなのは、1)現在の保険制度は大幅な改正を必要とするほど壊れているのかどうか、そしてそれが 2)オバマケアによって解決できるのかどうか、3)しかもそれを八兆ドルという国費をかけてまでやるほどの価値があるのかどうか、そしてこれが一番大切なことなのだが、4) オバマがこれほどまでに公営保健を強攻したい本当の理由は何なのか、ということだろう。それらを考慮に入れて、いじりさんが掲げた問題点を吟味してみよう。

「保険っていろいろありすぎちゃってわけわからないわ」

アメリカ人は選択が好きだ。ヨーグルトひとつとってみても、カカシが日本に住んでいた頃はヨーグルトは白いプレーンのものだけだったのに、アメリカに来たら、スーパーでは何種類ものフレーバーのヨーグルトが並んでいてびっくりしたことがある。

健康保険も同じで、自分たちに合った保険を、自分たちの経済状態に合わせた保険料と釣り合わせて選びたいという気持ちがある。健康で若いひとなら緊急時のみだけの保険料の安い最低限の保険でいいと思うかもしれないし、若い夫婦なら出産関係の保険が必要だし、子供のいる家族なら良い小児科を選べる保険が必要だし、老人のいる家族なら老人病も含み介護保険なども選びたいだろう。

それがオバマケアになると、どんな状況の人でもすべての人が全て同じ条件の保険に入る事になり、すべてのひとの保険料が同率になるという。ということは若くて健康なので最低限の保険に入っていた人や、今までなら保健も要らないと思っていたような人が、自分では使い切れない高い保険料を無理矢理払わされることになる。これって公平?

DVの犠牲者や、怪我をする可能性の高い仕事につく人たち、病気もちのみなさんは、保険に入りたくても保険会社に却下されるケースが多いとニュースで言っていた

保険会社も商売だ。医療費を支払う可能性が高い人ほど保険料が高くなるのは当然だし、命に関わるような危険な生活をしている人が時として保険を完全拒否されるということがあるのは仕方ないことだ。そういう人でも無差別に保険に加入させたら保険会社は倒産してしまう。

しかし自分の選択で危険な仕事をしていたり、タバコやお酒や麻薬などといった危険な生活を好んでしている人が保険に入れないのは仕方ないとしても、生まれつき持病があったり、自分が悪くないのに交通事故などで後遺症が残ったり、家庭内暴力の被害者などが保険に全く入れないとしたらこれは困りものだ。このへんは確かに改正が必要だろう。

問題なのは、オバマケアがこのいわゆる既存症状を持つ人々の問題をどう取り扱うのかということだ。オバマケアによると公営保険がこれらの人々を差別せずに加入させるのは当然だが、それと同時に民間の保険会社にも強制的にこれらの人々を加入させるべしという項目が含まれている。

オバマ王はよく、現在自分の入っている民間保険が気に入っている人は、それを変えずにそのまま保持することが出来ると言っている。だが、民間保険会社がこれまで個々に行って来た加入審査やケースバーケースの治療費支払いの審査を自分たちで出来なくなれば、これまでのような利益を得ることができなくなる。民間企業は公営保険のように経費が足りなくなれば税金を上げて補うなどということは出来ないのだから。

治療可能な病気にもかかわらず、医療保険がなかったり、あっても保険で払ってもらえなくて治療が受けられず死んでいく人口が先進国とは思えぬほど多いんだって

いじりさんはご存知ないようだが、公営保険をすでに起用しているイギリスやカナダでは、公営保健が必要な治療を許可するのを待っている間に「死んで行く人口が先進国とは思えないほど多くいる。」イギリスもカナダも民営保険は存在せず、保険が治療を許可しなければ自費を払っても治療を受けることは禁じられている。公営保険は常に財政難で治療を必要とする患者たちは何週間も何ヶ月も時には何年も治療を待って死んで行くのだ。ミスター苺のイギリス住まいの友達は、奥さんが呼吸器官の障害で手術を二年も待っているうちに亡くなった。

カナダからは、公営保険から治療許可が降りなかったか、順番を待ちきれなくなった患者達が国境を超えて毎年何万という数でアメリカの病院へ来て治療を受けている。アメリカの保険が公営化されることで、今一番怯えているのはお隣のカナダ人かもしれないのだ。イギリスでも、お金を貯めてインドや他のヨーロッパの国へ行って手術を受けるのが普通になっているという。

アメリカの制度は完璧ではないかもしれないが、アメリカで保険がなくて治療を受けられずに死んで行く人の数がこれらのヨーロッパ諸国よりも多いなどというのは事実無根だ。

また、私は日本の制度がアメリカに比べて優れているというのにもかなり猜疑心を持っている。日本では老人の介護に家族が疲労困憊するという状況がよく起きる。看病に疲れて親と心中したなどというニュースも何回か聞いたことがあるし、現在親の面倒をみているという女性の苦労話なども聞いている。

自宅療養でなく、運良く入院できても同じ病院に何ヶ月もいられないとか、家族が病院に付き添わなければならないとか、かなり病人の家族の負担が大きい。アメリカの病院なら病院の下働きの人がするような仕事を日本では家族が強いられている。日本の保健がそんなに立派なら、なぜそうした費用も保健が払ってくれないのだ? アメリカでは入院患者に家族が付き添うなど考えられない。

日本に住む私の知り合いに、重度の障害者を抱えた家族がいるが、金銭的な面で施設に入れることもできず家族が面倒をみている。しかし彼の両親もすでに70代で病気勝ち。これで両親が寝たきりになったり死んだりしたら、障害者の面倒は誰がみればいいのだろうか? 彼の施設への入院費は明らかに国民保険には含まれていない。

それに日本の保険料は個人の収入によって決められており、これは保険料というより税金だ。個人経営者は国民保険への加入は強制的にされるし、その料金もかなりの高額。それに日本の皆様は肌で感じているはずだが、以前より医療サービスは低下しているのではないか?

例えば昔なら65歳以上の老人は治療費が無料だったのに、今はいくらか払わなければならないとか。公営保険は強制加入だから保険料が上がってサービスが低下しても、それはやめて別の保険に入るというわけにはいかない。足りない分は民営保健に入っておくという方法もあるが、それでは二重に健康保健を払っていることになる。今後老人が増えていく日本で、このような保険だけだったら日本の人々は不安ではないのだろうか?

確かにアメリカの健康保険や医療制度には問題点は多くある。だが、オバマ王が口やかましく言うほど切羽詰まって大幅な改正をしなければならない状態ではない。しかもオバマケアは現在の状況を改善するどころか、かえって悪い状況を生み、それにかかる国費を考えると今やる価値は全くない。いや、それどころかやってはいけないことなのだ。

無論オバマ王が健康保険改正を強攻したい本当の理由は以前にも述べた通り、国民の医療をコントロールすることによって国民をコントロールすることにある。オバマにとって保険制度改正はファシズムを進めて行くための一つの手段に過ぎない。

アメリカ人が公営保険を嫌がるのは、オバマのそうした本心を国民が薄々感じ始めているからではないだろうか。

November 2, 2009, 現時間 12:02 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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November 1, 2009

何故アメリカ人は公営保健を嫌がるのか? 日本の保健は良かったよね〜

オバマケアの問題点

オバマ大統領の健康保険改正案について日本でも多少は報道されていることと思う。国民保険や社会保険がずっと生活の一部として受け入れられている日本にお住まいの皆さんには、何故アメリカ人が公営保険にこれほどの拒絶反応を見せるのか不思議に思われることだろう。

カカシは日本を18歳の時に出てアメリカに移住してしまったので、日本で責任ある社会人として生活したことがない。だから日本の保険システムがどうなっているのか実感が湧かないし、日本の人たちから「日本はいいわよねえ〜」と言われてもどうもピンと来ない。それと同じで、私がいくらここでオバマ王が提案する、おっとオバマ王が民主党議会に依託して提案させた、公営保険案の悪い面を説明しても、日本の読者の方々にはピンと来ないのではないかという気がした。

そこで先ず、日本で大人として暮らして、旦那さんの仕事の都合などでアメリカ住まいをしている日本人家族の人たちがどう感じているか、こんなエッセーを見つけたので一部掲載する。著者はいじりめぐみさんといい、アメリカ人男性と結婚して二人のお子さんがいるアメリカ住まいの作家。文中の強調はカカシ。

救急車とERと保険のおかげで安心してハチ毒から生還することができたわたしは、「医療保険には入っておかなきゃだめだぞー!」と声を大にして保険加入を自主的に推進している。最近のターゲットは、日本人のNさんだ。

Nさんは、35歳、元会計士。
夫は大きな金融機関に勤めていたけれど去年まさかの倒産。
彼女は夫と子供を扶養家族にして彼女の会社の保険に入れてあげていたけれど最近退職。
今、家族は保険に入っていないのだ。
「やっぱり子供のことが心配だから何かに入っておこうと思って……」
わたしの大きな声の思いが通じ、Nさんは前向きに医療保険加入を考えていた。

「どう?」
おせっかいばばあ(私のことです)は、今日もちょっかいを出しにいってきた。
彼女は、子供がかかりつけの小児科の先生を変えずに済むプランを探しているという。

「保険っていろいろありすぎちゃってわけわからないわ」 (略)

「同じ先生が使えて、年間7000ドルまでは自腹で診察受けることになるんだけれど、
そのあとは25%払えばよくて、ERは一回100ドルで……うん? 7000ドル超えるまでは自腹か、これも……処方箋は80%負担? 自己負担を超えたうちの25%がチャージ? あーしてこうして・・・・・・ああああああ、わからないー!」

と彼女は爆発してしまった。
医療保険ショッピングは複雑怪奇なようだ。

「日本では健康保険証もってればどこの病院でも行けたよねえ」
「明朗会計だったよねえ」

異国の地アメリカでわたしたちは、日本の健康保険制度に郷愁の念を抱くのでした。(略)

医療保険改革問題は、毎日のようにメディアでとりあげられているが、DVの犠牲者や、怪我をする可能性の高い仕事につく人たち、病気もちのみなさんは、保険に入りたくても保険会社に却下されるケースが多いとニュースで言っていた。

そしてこの国では、治療可能な病気にもかかわらず、医療保険がなかったり、あっても保険で払ってもらえなくて治療が受けられず死んでいく人口が先進国とは思えぬほど多いんだって
そんなの差別だ! 平等に医療を受ける権利はこの国の人間にはないっていうのか!
びっくりだな、アメリカ。

いろいろアメリカ医療現場の問題が公になっているというのにアメリカは、どうしていまだに医療保険改革を拒むのだろう……。
安心してピーポーピーポー救急車に乗れる生活、民間保険会社がうだうだ言わないすっきり医療保険、あったらみんなうれしいだろうに。

金融業界、自動車産業、そして今度は健康保険までに手を出すか!と、
今のアメリカは、政府がなんでもかんでもに関与してくるのに拒絶反応を示している。
その気持ちはわかるけど、健康が一番! 誰もがちゃんと健康保険に加入して前向きに生きていけるアメリカを目指そうよ! それがアメリカ再建の活力になるんじゃないのか!

このエッセーを読んでいると、アメリカの保険制度はいかにも崩壊寸前という気がするが、実はそんなことはない。著者のいじりさん自体、冒頭で医療費の心配をせずに緊急治療を受けることが出来たことを書いてるし、お友達のNさんも、旦那さんが失業したにも関わらず、自分たちの状況に合った保健を選ぶことが出来ているということに注目して頂きたい。

それから、ここは強調しておきたいのだが、アメリカでは救急病院に運ばれた患者は、治療費が払える払えないに関わらず、放ったらかしにされて見殺しにされるなんてことは絶対にない。縄張り争いで射たれたチンピラの命でも、アル中乞食の心臓マヒでも、救急病院のお医者さんたちは必死に救ってくれる。瀕死の重病人を見殺しにするほどアメリカ社会は非情ではない。誤解のないように!

アメリカの健康保険システム

アメリカの保険制度は、自動車の保険を想像してもらえば一番手っ取り早い。車の保険が、車の値段や、ドライバーの年齢や事故歴や違反数、また個人的にどこまで負担出来るかどうかといったことを考慮にいれて選ばれるのと一緒で、健康保険も自分らの状況によって選ぶ事ができ、無論それによって保険料も変わってくる。ただひとつ違うのは、車の保険は最低限の義務があるのと違って、健康保険は加入の義務は課されていない。

先ず一般的なのは、カカシも加入している勤め先の企業を通じて入れる団体保険。私の場合は幸運で、うちの会社は数社の民間保険会社と契約があるので、自分に合った好きな保険会社を選べる。この保険には扶養家族として私の配偶者も未成年の子供も加入できる。

大抵の企業は一社の保険会社とだけ契約をしているので、苺畑家ほどの選択権はないが、同じ保険会社でも、その家族に見合った保険を選ぶ事が出来る。例えば、うちは中年の男女二人だけだなので、小児科や出産関係の保険は必要ないが、癌とか婦人病関係の治療は必要といったように。

個人経営者や学生などで団体保険に入れない場合は、個人的に民間保険に入る事が出来る。
但し、この際の審査は団体保険よりも厳しいし、保険料も割高である。私は学生の頃、そういう保険に入っていたが、比較的健康だったので、大事故にあったり急病をしたりした時だけ必要な、自己負担金は高いが保険料の安いものを選んでいた。

若くて病気一つしない人のなかには、全く保険に入らない人もいる。上記にも書いたように、アメリカは非情無慈悲な国ではないので、そういう無責任な人でも緊急の場合は治療を施してくれる。後になってどうやって医療費を返済するのか、患者が踏み倒した場合はどうなるのか、これが社会的問題ではあることは確かだ。

ある程度の年代になるとメディケアという公営シニア保険に入れる。この保険の加入はアメリカ市民なら誰も拒否されない。また過度の低所得者にはメディケイドという公営保険も存在する。

記述だが、アメリカでは健康保険は義務づけられていないので、現在健康保険に入っていないひとの多くは保険に入らないことを自ら選んだ人たちだけである。もちろん保険料が高すぎて入れないという人も多くいるが、万が一の時は救急病院に行けばいいと思ってるちゃっかりした人がいることも確かである。

では次に、いじりさんが上げている現在の保険の問題点を上げ、それがオバマケアによって解決されるのかどうか考えてみたい。長くなるので次に続く。

November 1, 2009, 現時間 9:08 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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October 18, 2009

何が健康保険改正案だ!上院、肥満者と喫煙者に課税を提案

オバマケアの問題点 , 独裁者オバマ王の陰謀

新聞の見出しを読んでいたら「上院、健康な生活にプレミアム」というのが目についた。

オバマ王と民主党議会の健康保険改正案の目的は、馬鹿高い医療費を下げ、国民のほぼ全員が保険に加入できるよう、持病のある人でも健康状態に関わらず差別されないような国民健康保険を作ることにある。と、まあ建前はそういうことになっている。今回上院は肥満や喫煙といった不健康な行き方をしている人の保険料はそうでない健康な生活をしている人たちのそれより割高になるという提案をした。

おっと、ちょっと待てよ。どんな健康状態の人でも差別されない健康保険を作るって言う名目での改正案で、肥満者や喫煙者を差別するってのはおかしくないか?

これだったら今でも民間の健康保険会社が肥満者や喫煙者の保険料を割高にしているのとどういう違いがあるというのか、

「みんな既存の病気による差別を終わらすと言っているが、これは事実上持病への差別ではないか。」と怒りを隠しきれないのはサービス業従業員インターナショナル組合のアン・ケンプスキーさん。

実は、上院の「改正案」は持病のある人を差別しないどころか、現在よりも遥かに差別される規制が組み入れられている。

現法では、保険料を考慮するうえで、加入者の健康状態によって保険料を二割増し以上にしてはいけないことになっている。それが今回の提案ではそれが三割まで良いことになり、今後も政府の役人にはそれを五割以上引き上げる権限があたえられるというのである。

この規制の内容も単にBMIが低い高いだけでなく、コレステロールや血圧や血糖値その他種々の症状が保険料金規定のめやすとなるという。しかし読者諸君もご存知のようにこうした症状は一旦始まってしまうと、そう簡単にはコントロールできない。食事療法で病状が良くなるひともいれば良くならない人もいるし、薬の効果もひとそれぞれだ。そうした数値で毎年の健康診断によって保険料が上がったり下がったりするとしたら健康になるどころか、かえってストレスが貯まってしまう。第一、そういう微妙な個人的情報を政府のお役人にいちいち報告させることじたい、プライバシーの侵害ではないか。自由の国アメリカではあるまじき制度だ。

これが民営の保険であるならば、ちょっと太めというくらいで保険料が痩せてるひとより50%も割高になったりしたら、別の保険会社を探すという方法もあるが、それが強制的に入らされる国営の保険だったら有無を言わさず割高料金を支払わされる。しかも配給制の国営保険には良い医療サービスの保証は全くないのだ。

いったいこの法案のどこが改正なのだ? 民主党の提案はその内容を知れば知るほど現在の保険制度より数倍も劣悪だ。

税金が上がり、保険料が上がり、選択の余地が減り、医療サービスが低下する。しかもこの法案を通しても国民全員が保険に加入できるという保証はないという。

オバマ王は選挙前に中流層の増税はしないと公約していた。だが、この健康保険改正案によって一番負担が増えるのがまさにその中流層なのだ。

こんな法案が本当に議会を通るのだろうか? 私は警戒しながらも楽観的に見ている。この記事はフォックスニュースの記事ではなく、オバマ王やホワイトハウスが信頼している主流メディアのMSNBCの記事だということに注目したい。オバマ王と民主党の独裁ぶりにさすがの主流メディアも遅まきながら恐怖を抱き始めたのかもしれない。そうだとすれば、主流メディアも本来のジャーナリズム精神に乗っ取って真実を報道し始めるかもしれない。

そうなれば、アメリカ国民は独裁者オバマ王の陰謀をそうやすやすと受け入れはしない、とカカシは思うのだが、どうだろうか?

October 18, 2009, 現時間 8:25 AM | コメント (1) | トラックバック (0)

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August 16, 2009

オバマ王、健康保険完全国営化を断念? 支持率急降下が原因か

オバマケアの問題点 , 独裁者オバマ王の陰謀

ラスマソンの世論調査による、オバマ大統領の支持率は確実に下がりつつある。8月16日現在、オバマを強く支持するとオバマに強く反対するの比率は、なんと32:41で、オバマの仕事振りに不満を持っている人の数が支持する人をかなり上回っている。これはオバマ王にとってはこれまでで最低の支持率だろう。

オバマ王の人気が下がっている原因はいろいろあるだろうが、やはりなんといっても健康保険の完全国営制度を懸念する市民が多く出てきたことの現われではないだろうか。少なくともオバマ政権はそれが原因だと判断したらしく、健康保険の国営化を断念するらしい

今日のAPニュースによると、オバマ王は健康保険の完全国営化はあきらめて、保険共同体なるものを含む共和党との妥協案に方針を切り替えるようにしたらしい。このような方針転換はオバマ支持のリベラル派を激怒させることになるが、健康保険改革を最優先と謳ってきたオバマ政権としては、なんとか改革を実現さえて、形だけでも勝利宣言をしたいところだ。

APニュースは民主党も共和党もお互いに歩み寄って妥協案を考案中だと記しているが、オバマ政権の改革は完全国営化が主体になっていたはず。それを断念してしまったら、名前だけの変革などまったく意味がない。

これに関するオバマ政権のスピン(自分に悪い状況をあたかも自分たちに有利であるかのように口からでまかせを言うこと)は、聞いていて愉快このうえない。

ヘルスアンドヒューマンサービス(保険省とでも訳すのかな?)のキャサリーン・セベリウス長官は、民営保険以外の選択としての健康保険は政権の健康保険完全解体修理の「必須な項目ではなかった」と語った。ホワイトハウスは共同体案も考慮しており、政権が妥協してでも勝利宣言をしたい意図をあきらかにした。

なにが必須項目ではなかっただよ!健康保険の国営化こそオバマケアの本髄ではないか。これがなくなったら変革もなにもありゃしないのだ。つまり別な言い方をするならば、健康保険改革法案は、オバマ政権の完敗に終わった、ということだ。

各地で静かに繰り返されたアメリカ市民の本当の草の根運動が花を開いたのである。これは独裁者オバマ王対善良なる市民との戦いであった。そしてその第一本目はアメリカの自由市民の勝利に終わりそうである!

August 16, 2009, 現時間 4:09 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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August 15, 2009

オバマケアの「死の審議会」とは何か? サラ・ペイリンが説明

オバマケアの問題点 , 独裁者オバマ王の陰謀

この間、サラ・ペイリンが自分のフェイスブックに、オバマ王と民主党が強く押している健康保険完全国営化の法案について批判する記事を書いたことが、左右双方に存在する反ペイリン派の連中から完全な歪曲を受け攻撃されている話をしたが、今回オバマ王自らがこの歪曲にさらに追い討ちをかけてペイリンの批判を不当に攻撃した。誰かに反論するなら、せめて相手の言っていることをきちんと理解してからにして欲しい。勝手に相手の意見を歪曲し、「なにを馬鹿なことをいってるんだ」とか「うそつき!」とか言って言いがかりをつけるのはいい加減に止めて欲しいものだ。

反ペイリン派の言い分は、ペイリンが表現した「死の審議会」とは、オバマケア法案に含まれている末期医療"end of life care counseling"と呼ばれる末期を迎えた重病患者へのカウンセリングについての批判だと誤解だか曲解だかして、ペイリンの批判は気違いじみていると言うものである。

このカウンセリングがどういうものかは別として、ペイリンが話しているのはこの項目についてではなく、健康保険の配給制度にある。では先ず、問題になっているペイリンのコメントを再掲しよう。先日はrationingを「節約」と訳してしまったのだが、本当は「配給」が正しいので、直しておいた。

民主党は政府の医療システムが医療にかかる経費を下げると約束しています。でも経済学者のトーマス・ソウル氏が指摘しているように、政府による医療は経費を下げません。単にかかった費用の支払いを拒絶するに過ぎないのです。この配給制度によって一番苦しむのは誰でしょうか?それは言うまでもなく病人や老人や身体障害者です。私が知り愛するアメリカは、私の両親やダウンシンドロームを持つ私の赤ちゃんが、オバマの「死の審議会(death panel)」が決める「生産性の度合い」を役人たちの主観によって判断され、医療を受ける価値があるかどうかと審議されるような国になるのを黙ってみているわけにはいきません。このようなシステムは完全なる悪です。

ペイリンはオバマケアに「死の審議会」と呼ばれるものがあって、法案には、その審議会の役人によって、誰が生き延び誰が見殺しにされるのかが決められるという項目がある、などとは言っていない。ペイリンは、オバマケアの誰が治療を受け誰が受けられないかという配給制度は、結果的に死の審議会を招くことにあるのだと言っているのだ。「死の審議会」とは彼女なりの比喩なのであり、実際にそういう審議会が存在していると言う意味ではない。

にもかかわらず、こともあろうに、保守派新聞のワシントンタイムスですらも、ペイリンの批判はオバマ政権の医療アドバイザーであるエマヌエル医師が安楽死を促進しているという批判まで引き起こした、などと、とんちんかんなことを書いている。

ペイリンが下院のオバマケア法案に「安楽死」の項目が含まれていると書いている、などという馬鹿げた言いがかりは、ミスター苺に言わせると、ペイリンが「自分のアラスカの家からロシアが見える」と言うペイリンの物真似コメディアンのジョークをペイリンが実際に言ったものと勘違いしているのと同じくらい馬鹿げている。

他の新聞でもこの曲解は何度も繰り返されている。共和党のジョン・イサクソン上院議員の軽はずみな誤解発言のおかげででペイリンや反オバマケアの市民に多いに迷惑をこうむっている。

サラ・ペイリンが批判している「医療配給制度」は、ホワイトハウスの保険アドバイザーであるエマニュエル医師(Ezekiel Emanuel、オバマ王のエマニュエル参謀長の兄弟)が強く押していた制度である。エマニュエル医師は、20年前ごろから配給制の必要性を感じていたが、最近になって、医療制度には無駄が多すぎるため、その無駄を排除すれば配給制の必要はないと考えを変えたと語っている。しかし、ペイリンは、エマニュエル医師が何と言おうと、下院のオバマケア法案は必然的にいずれは配給制にならざる終えないと主張しているわけだ。

さて、ここまで自分の書いたことを歪曲して報道されたのでは、ペイリンとしても黙っているわけには行かない。そこでペイリンはまたまた自分のフェイスブックに説明のエントリーを書いた。例によって日本語で通じるように適当に意訳してのでご了承いただきたい。

さくじつ、オバマ大統領は民主党の健康保険提案は医療の配給制につながり、病人やお年寄りや障害者がこのような配給制度の下でもっとも苦しむことになり、また、そのような制度の下には「生産性のない」社会のメンバーは政府の役人によって医療を受ける価値があるかどうかを判断されることになる、という私の供述について 反論しました....

もちろん問題なのはこれだけではありません。私の最初の発言はオバマ大統領の保険アドバイザーであり、参謀長官の兄弟でもあるエマニュエル医師の発言に対するものです。 エマニュエル医師は医療サービスは「社会に参加することが不可能な市民に対しては保証されない」と書いています。医師はその典型的な例として、「痴呆症の患者に医療サービスを提供しないことなどがある」としています。エマニュエル医師はさらに、医療提供の決断は「15歳から40歳までの人を最優先にすべきであり幼少や老年の人々はその後にすべきであることも推薦していました。

ペイリンはオバマケアが医療サービスの配給制につながるということを明確に説明したのに加え、さらにオバマ王が間違って結びつけた末期医療項目についても説明している。

オバマ大統領が引き合いに出している項目はHR 3200の1233項にある “Advance Care Planning Consultation” と題される部分です。恐縮ながら申し上げますが、大統領による、この項目が完全に自主的なもので、単にメディケアの利用者により正しい情報を与えるためのものだという説明は誤解を招くものであります。 問題なのはこの情報が与えられる状況です。この状況下で与えられる情報には強制性があるのです。

1233項はメディケアに加入している老人に5年ごとに末期医療に関するサービスについてカウンセリングするとあり、また、 「個人の病状に極端な変化があった場合、もしくは介護施設に入院した際、または長期施設やホスピスに入った場合」にもカウンセリングが施されるとあります。このカウンセリングの際に、カウンセラーは「緩和介護やホスピスを含む末期医療の継続サービスについて」説明しなければいけないとあります。

これを正しい文脈にあてはめて見直してみましょう。このようなカウンセリングはメディケア加入者の健康が極端に変化した時やホスピスに入院した時に与えられるとありますが、この項目は法案の「増加する医療費を削減するための目的」という部分に記されているのです。このような状況でされるカウンセリングは、医療費の節約のために最低限の末期医療を受けるように協力を迫られているものだと、お年寄りたちが判断したとしても不思議ではありません。チャールズ・レーン氏がワシントンポストで指摘しているように、1233項は温情的な目的を示すはずなのに、何故か経費関係の部分に書かれていて当惑します。もし病気による身体や心の苦しみを緩和するためのものであるなら、いったいどうして医療経費削減の部分に書かれたりしてるんでしょうか?

このような解釈を「嘘」と言ってのけるのがリベラルの常套手段なのだが、その典型的なのが左翼変態フェミニストのエミちゃんだ。彼女がこのことについてマイクさんとやり取りをしていて面白かったのでここでもちょっと引用させてもらう。

マイク・ロス:オバマ政権が押す法案内では全く同じような形で役人が決めた法則に基づいて「尊厳死」の適用を医者ではなく、役人が勧告すると書かれている。法案を読んでませんよね?

エミちゃん:ウソつき! よくもこうウソだらけのデタラメを書けますね。恥知らずが。(略)

ウソその2。議会民主党が推進している法案では「尊厳死を役人が勧告する」とあなたは書いていますが、これはラッシュ・リンボーをはじめとするトンデモ右翼によるまったくの言いがかりです。この主張についてのきちんとした報道は、こちらにあります: PolitiFact.com

実際に法案に何が書かれているかというと、高齢者は五年に一度、末期医療についてカウンセリングを受け、意識不明に陥った時にどのように扱って欲しいかの意思表明をするための補助を受けることができる(そのための費用を公的保険が負担する)、ということです。

末期医療のカウンセラーは医者とは限らない、いやむしろお役人がすると考えたほうが無難だ。また、もし上記のペイリンの言う経費節約の文脈で尊厳死などのオプションが説明された場合、病気の末期を迎えている重病人や老人ホームに入ろうというご老人が、「経費節約のために私に早く死ねといいたいのか?」と怒ったとしても不思議でもなんでもない。つまり、マイクさんの言い方は極端かもしれないが、「役人が尊厳死を勧告する」という解釈もまんざら嘘とはいえないのだ。

またエミちゃんはオバマ王が特定の法案を推進してなどいないと断言しているが、じゃあいったいオバマ王は何のために全国を巡業して市民にオバマケアを説明してまわってるわけ?

ちなみにエミちゃんは自分と解釈の違うマイクさんをうそつき呼ばわりして、自分が嘘をついていると認めなければコメントは削除しますと脅迫。マイクさんがそれに応じなかったのでコメントは削除された。さすがリベラル。やり方が汚い。

August 15, 2009, 現時間 3:52 PM | コメント (1) | トラックバック (0)

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August 12, 2009

オバマケアを批判したサラ・ペイリンを気違い扱い、反対意見は断固弾圧するオバマと民主党

オバマケアの問題点 , 独裁者オバマ王の陰謀

前共和党副大統領候補で、最近までアラスカ州の知事をしていたサラ・ペイリン女史は、左翼やリベラルの間で目の仇にされている将来有望な保守派政治家。リベラルは聡明で美しい保守派女性をみると、一段と意地悪になる傾向があるが、彼女や彼女の家族にされる執拗なまでの悪質な嫌がらせは目に余るものがある。

さて、そのサラ・ペイリン女史が、独裁者オバマ王の発案した健康保険完全国営化案、オバマケア、に対する批判を自分のフェイスブックに発表。その内容について上院議員が原文を読みもせずに彼女の記事を歪曲して批判し、それを受けた主流メディアがペイリン女史を気違い扱いする報道を繰り返している。

ではまず、ペイリン女史はなんと言っているのか、その部分を紹介しよう。例によって私なりに日本語が通じるように書き換えたが、主旨は変えていない。

民主党は政府の医療システムが医療にかかる経費を下げると約束しています。でも経済学者のトーマス・ソウル氏が指摘しているように、政府による医療は経費を下げません。単にかかった費用の支払いを拒絶するに過ぎないのです。この節約によって一番苦しむのは誰でしょうか?それは言うまでもなく病人や老人や身体障害者です。私が知り愛するアメリカは、私の両親やダウンシンドロームを持つ私の赤ちゃんが、オバマの「死の審議会(death panel)」が決める「生産性の度合い」を役人たちの主観によって判断され、医療を受ける価値があるかどうかと審議されるような国になるのを黙ってみているわけにはいきません。このようなシステムは完全なる悪です。

非常にまともな批判なのだが、リベラル連中は、彼女の「死の審議会」という言葉だけを取り上げて、オバマケア法案には「死の審議会」が安楽死を強制するような項目はないと彼女を批判し、原文も読まずにインタビューを受けた、こともあろうに共和党のジョン・イサクソン上院議員はペイリン女史は気違いだとさえ言っている。

政府が市民の医療費を払うことになれば、政府は誰にどれだけのお金を使うかを判断しなければならない。限られた予算で市民に医療を提供するとなれば、誰かがその治療が患者に必要かどうかを判断しなければならない。これについて、カカシのネットブログ仲間のマイク・ロスさんが面白い記事を紹介しているのだが、これに対する例の左翼変態フェミニストの反応が非常に面白い。先ずはマイクの紹介している記事の内容はというと、

アメリカは今、医療の国有化を検討している。オレゴン州ではすでに健康保険の国有化を行った。そして、政府が医者が立ち会う自殺も承認している。 下記のURLでのビデオの女性はオレゴン州からがん治療は許可しないが、自殺補助については援助を行えると言う内容の手紙を。

政府が医療に直接携わるとこのような問題が。リベラルの方々はこの様な判断を行う事をエリートの特権と。エリートの方々には制限が無い事は共産主義の国々で立証されている。オレゴン州 - がん治療は与えない、自殺補助は与える

カカシは知らなかったのだが、オレゴン州では尊厳死を医師が助ける行為が合法化されているのだそうだ。だからこの手紙は単にそういう選択もあるという意味で書かれていたにすぎず、治療など受けずに死んじまえ、という意味ではないのだと変態フェミニストのエミちゃんは説明しているのだが、この説明のなかで、いみじくもエミちゃんはペイリン女史が心配している国営保険の最大の問題点を指摘してくれている。(強調はカカシ)

Oregon Health Planというのは障害者や低所得者を対象とした公的健康保険制度だが、これらの層は同時に医療費が高くかかる層であり、当然のことながら予算が常に足りない状況。

(中略)

Oregon Health Planが民間保険と比べて資金面で問題を抱えているのは、それが基本的に「民間保険から見放された人たち」を対象としたものだからだ。民間保険は利益になりそうな客だけを相手に商売をすることができるが、Oregon Health Planはそうではない。利益になりそうな層だけごっそりと民間企業に取られたあとの、どうやってもお金がかかるばかりの層だけ押し付けられる。限られた予算の中で出来る限り医療を行き渡らせるために、様々な方法で治療法の優先順位付けを行い、ある一定の基準より優先度が低い治療法や医薬については、支払いを拒まざるをえない。その結果、今回の件のようなことも起きる。

オバマケアが通れば、全国各地でこういうことが起きることになる。エミちゃんはオレゴン州の公営保険が慢性の資金不足の状態にある理由は、高い健康保険を払える市民は民営の保険に入っているからだと説明しているが、民営の保険に入れないひとを救うのが公営保険のもともとの目的ではないのか? それがお金がないから医療を拒否するというのではまったく意味がないではないか。

オバマケアが通れば、いままで民営保険に入っていた人たちも強制的に国民保険に入らされ、国民保険が医療費を払ってくれなくても、もっと良い保険に入るという選択権を失う。

オバマ王は、現在自分の持っている保険に満足している人は、国営保険に変える必要はないといっているが、これはまったくの嘘だ。オバマケアは民間保険に強制的に高額のサービスを提供することを強制し、国民の税金で利益を出さない国営保険と競争させようとしている。利益を追求する民営保険が税金で保証されている国営保険と市場を争うことは出来ないから、必然的に保険料は高くなる。団体保険を従業員のために購入している一般企業は民間保険よりも国営保険のほうが安くつくので、一斉に国営保険に切り替えるだろう。

国民のすべてが国営保険に頼らなければならない状態になったら、もう独裁者オバマ王の思う壺。気に入らない市民の医療費はすべて拒絶すればいいのだ。オレゴンで起きたことは、今後オバマケアによって全国的におきうる縮図である。

国内にこんな悪例があるのだから、共和党の議員たちには、ぜひともがんばって民主党の健康保険案をつぶして欲しいものだ。ペイリン女史の言葉尻をつかんで批判している場合ではない。

August 12, 2009, 現時間 9:28 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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July 1, 2009

国民から医療選択権を奪うオバマ王

アメリカ内政 , オバマケアの問題点

独裁者オバマ王発案のアメリカの保険制度改悪案の審議が議会で行われているが、俗にオバマケアと呼ばれるこの健康保険案がもし通れば、アメリカはよもや自由主義国家とは呼べない国と成り下がる。国民は規制だらけの高額な保険料の国民保険に強制的に加入させられ、個人がどのような医療手当を受けられるのかは政府のお役人によって取り決められ、医療費節約という理由から治療の価値なしと判断されたお年寄りや重病人はどれだけお金をつんでも治療を受けられず国から見捨てられて重病を長年患うか死ぬかするのを余儀なくされる。もちろん大統領を始め特定のお役人やその家族たち(政治家に献金したビジネスマンなども含まれるだろう)にはそんな規制は当てはまらない。

オバマケアの支持者は、こんな批判は間違っているというだろう。『オバマ大統領は既存の保険を国民から取り上げようなどとはしていない、民営の保険会社はこれまで通り経営できるし、現在雇用主を通じて社会保険に入っている労働者はその保険を維持することができる。現在保険のない人や、現在の保険に満足していないひとのみが、国民保険に加入すればいいだけのことだ。』というのが彼らのいい分だ。だが、ここでも何度か説明したように、表向きは一見そのように見えるが、実際に裏に回ってみると、これがとんでもない嘘偽りであることがわかる。

先ず、雇用主が従業員に健康保険を提供するのは何故か。これは別に雇用主が人道的な理由があってしていることではない。これはあくまでも有能な従業員を魅きつけるための条件にすぎない。雇用主は常に、高い給料を出すか良い保険を提供するか、どちらが雇用主にとって利益となるかを考えている。雇われる側も、自分が若くて健康な人間なら、保険がそれほど良くなくても高い給料をはらってくれる会社にはいるかもしれない。中年で扶養家族に子供や年寄りが居る人なら多少給料は安くても良い保険を提供する会社に努めるかもしれない。こういう選択権があるのはアメリカが自由市場であることの証拠だ。

社会主義者の小山エミにいわせると、この選択権は「歪んだインセンティブ」だそうだ。従業員や雇用主にそんな選択の自由を与えるべきではないというのだ。

人々は公的保険に加入することもできるし、さまざまな民間保険のどれかに加入することもできる。そういう制度が実現したとしても、民間企業が社員の福利厚生として健康保険費を負担することが禁止されるわけではないから、これまで通り健康保険を提供する企業も残るだろう。その場合、健康保険の費用は給料と同じ扱いとなって課税されることになるが、これは不公平ではない。なぜなら、企業が健康保険費を負担しなかった場合、それぞれの社員は自分の給料の中から公的保険なり民間保険の保険料を支払うわけで、その給料は所得税課税されているのだから、福利厚生として提供される保険だけ非課税というのはそれこそ不公平だ。

別の言い方をすると、福利厚生に課税する制度は、勤め先から健康保険を提供してもらっている人も、自分で保険料を払っている人も、みんなフラットに課税される、より公正な制度だと言える。前者だけ免税することこそ政府の恣意的な経済介入であり、企業の福利厚生制度や人々の就業意志に影響を与える「ゆがんだインセンティヴ」だ。

ちょっと見た目には、この小山のいい分には一理あるような気もする。だがよくよく考えてみるとこれはおかしな理屈だ。一部の保健が課税されるにも関わらず一部がされないのは不公平だというのは理屈上そうではあるが、であれば、国民を高い保険料から解放するためにも、保険料は均一に税金控除になると改正するのが本当ではないのか?一部の保険料が課税されるのが不公平だから誰しも均一に課税する、では国民の負担を和らげる保健制度改正ではなくて、保険制度改正に扮した単なる増税に過ぎない。

また雇用主から保健を提供されているのは個人の従業員だけではない。この制度で一番痛手を被るのは自営業の人々である。自営業の人は雇用主でもあり従業員でもある。ということは自分や家族の保健をこれまでは税金控除できたのに、今後は一切できないということになり、実質的な手取り収入が激減することになるのである。

このような状態になった場合、一般市民はどうするか? 普通に考えて保健のあるなしに関わらずなるべく給料の高い会社への就職を選ぶだろう。健康に自信のある人は保健にはいらないかもしれない、企業は企業で保健を提供しても魅力的な従業員を募ることができなのであれば、面倒くさい保健など廃止してしまうえということになるかもしれない。

何にしても民間保険への加入者が激減することはこれだけ見ていても明らかである。

さて、さらに、これに加えて国民保険というオプションがあったらどうなるか?しかも国民保険の保険料は税金控除になるとか、保険料が民間のそれよりずっと低いといったような条件がついたらどうなる?普通の市民は国民保険に選択の余地がなくなる。高いお金を出してでも民間保険に入る人は居るに居るだろうが、保険会社の利益が激減すれば良い保険を提供できる民間会社の生存は危ぶまれる。

それで結局国民の大半が国民保険に加入せざる負えなくなるという仕組みである。

オバマ王は馬鹿ではない。高𨯁車に民間保険はお家取り潰し、国民保険に加入しない国民には遠島もうしつける、などということを言ったりはしない。オバマ王の陰謀はもっと周到だ。

だが、結果的には同じである。国民は民間保険に加入する選択権を失う。国民保険に頼り切りになった国民はお役人にいちいちその治療方法を審査され、この薬は高過ぎるから駄目だ、あんたは年寄りだから腰の手術など無駄だ、あんたの癌は治る見込みがないから手術なんか駄目、あんたはゲイだからエイズ治療は無駄、あんたはトンデモ保守でオバマ批判者だから駄目、、、

オバマ王の陰謀を今すぐつぶさなければ、アメリカがそういう国になる日は遠くない。

July 1, 2009, 現時間 4:08 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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June 11, 2009

民間保険を破壊するオバマ国民保険案の陰謀

オバマケアの問題点

先日、健康保険の国営化はファシズムの兆候であるという話をしたが、オバマ王の国民健康保険案の内容について、さらに詳しく説明しているサイトを幾つか読んでいて、オバマ王による民間保険企業破壊陰謀はカカシがおもっていたよりもずっと深刻でひどいものであることがわかった。

最初に読者のマイク・ロスさん紹介のタウンホールドットコムに掲載されていた共和党のトム・プライス下院議員のコメンタリーから読んでみよう。

日本の読者諸君は覚えていないかもしれないが、クリントン大統領の時代に夫人のヒラリーが提案した国営健康保険、いわゆるヒラリーケアは、国民の間でものすごい不人気だった。プライス議員によると、民主党はこの以前の失敗を教訓として、今度は国民に選択の余地を与えるとか、(public option)とか民間保険企業と競争する(compete)とかいう、いかにも自由市場を思わせる言葉を掲げ上げて、事実を覆い隠し、選択の余地も競争もなにもあったもんじゃない国営健康保険によって健康保険乗っ取りを計っているという。

国営保険プランは利益の有る無しに関わらず、巨額な国税の援助によって経営されるので、実質的利益に頼る民間企業では連邦政府財務庁に支えられた底なし政府プランには立ち向かえない。それで一見国営保険の方が安くて色々な医療を提供してくれるように見えるため、何百万という国民が国営システムの方に導かれることとなる。ここに深い落とし穴があるということも知らずに。

お役所仕事が民間企業より能率が悪い事は誰でも知っていることなので、多少の高額を払っても民間保険を選ぶ人はいるはずだ。しかし、オバマはそういう「間違った選択」をする国民や企業を罰する方法も用意している。

先ず第一に、国民に最低限の健康保険の加入を強制する。そして企業にもすべての従業員に健康保険を提供することを要求する。すべての国民に健康保険を与える法案とかいって、いかにもオバマ王は国民の健康を心配しているかのように見えるが、政府が要求する保険加入を拒否した個人や保険提供に見合わない企業は厳しく罰せられる。

この案が実践されれば、これまで個人が判断して自分に必要な保険にはいっていたのに、今後は政府が個人に必要な「最低限の保険」を指定するとなったら、いったいどういうことになるだろうか?

現状では、民間保険は保険に入る人の年齢やそれまでの病気の歴史やタバコを吸うとか肥満だとかいう個人の状況を考慮にいれて、それぞれ見合った保険料を課す。保険を選ぶ側も、これまで風邪もひいたこともない健康な若者なら、不測の事故で大怪我をした時だけ保険が降りる安い保険を選んだり、または、その時はその時だとして全く保険に入らない決断をすることも出来る。

だが、オバマ法案では、55歳で三人の子持ちで家族に乳がんの人がいる女性でも、23歳の若い男性でも、政府が決める「ワンサイズ」式でまったく同じ保険に入らなければならなくなる。20代の若者に50代に見合った医療保険を押し付ければ、個人にあった適切な医療提供など不可能になる。個々には個々にみあった医療というものがあるはずなのに、そうした個人の必要性を無視するのがリベラルの典型的な姿勢だとプライス議員は指摘する。

さて、では保健料が高すぎて、政府が要求する最低限の民間保健に入れない人や、税金控除もできなくなり、保険料のかさむ保健をすべての従業員に提供するなど不可能な企業らはどうすればいいのか?

個人なら保険料の安い国営保健に加入するだろうし、企業なら罰金を払っても従業員への保健制度を全面的に廃止したほうがかえって経済的だという結論をだすようになるだろう。もともとオバマの狙いはそこにあるのだから、企業は政府に罰金(税金)を払うことで、企業提供の保険制度は崩壊する。

CNNの経済欄社説に載せられているこの記事によると、オバマ保険案には民間保険会社を破壊すべく、上記の最初の規制に加え、さらに三つの厳しい規制が含まれているという。まずオバマ保険案のよっつの提案を見直してみよう。

第二に、連邦レベルで全国一律の保険料が課される。健康だろうと病気持ちだろうと若かろうと年寄りだろうと、個人の保険料が一律になるとしたら、結果的に若くて健康な人が年を取って病気勝ちな人間の保険料を賄うということになる。

第三に、オバマ王は個人が州を越境して安い保険に加入することを禁止する。安い保険料をもとめて消費者が買い物する自由を奪おうというのである。

第四に、「公衆選択」(public option)と呼ばれる一部の人だけが加入している既存のメディケアーのような国営保険を全国民に提供する。前記の三項目が民間保険企業を完全に破壊してしまうわけだから、国民は国営の健康保険を選ばざる負えなくなるというわけ。なにが「選択」なんだよ、いい加減にしろよと言いたいね、全く。

国民が政府に医療判断を任せたらどういうことになるか、考えただけでも恐ろしい。景気がいい時はいいが、国が経済難になってきたら、先ず最初に削られるのが医療だろう。80歳過ぎの年寄りは癌の治療などしてもすぐ死ぬのだから無駄だとか、エイズの治療は高くつくし、放っておけば2〜3年で死ぬから経費節約になるとか国が判断したらどうなるのだ? 

また国民全員が国民保険に入るとなると、政府に批判的な意見を言う人間の医療申告は何故か拒否されるとか、拒否されないまでも、何故かちんたら時間がかかって許可がなかなか降りないなんてことになりかねない。オバマをファシストなどと言ってたどっかの零細ブロガーが更年期障害でホルモン治療を受けたいと言っても拒否されて、ブログが余計ヒステリックなるなんてこと、あり得るなあ。

ファシストオバマならやりかねないことだ。

命を政府に預けてしまったら、自由の国アメリカはおしまいだ。アメリカ国民よ、オバマの二枚舌に騙されてはならない。国営健康保険制度は絶対に許してはならない!

June 11, 2009, 現時間 8:58 AM | コメント (2) | トラックバック (1)

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