日付け → →June 29, 2010

ガザ、子供たちのキャンプ場を焼き払ったハマステロリストたち

ガザに対して国際社会からもっと救援物資や支援金を送るべきだという人には是非聞いて欲しい話がある。スペクテイター誌に書いてるメラニー・フィリップによると、国連がガザの子供たちのために設立したサマーキャンプ場が覆面に黒装束の25人に及ぶ暴徒たちに襲われ、火が放たれ破壊されたそうだ。 国連経営のキャンプ場が襲われたのはこれで二回目。

この襲撃で、キャンプ場にあったビニールのプールやテントなどが破壊された。犯人が誰かは不明だが、キャンプ場が男女共学であることから、それに反対するイスラム教過激派の仕業と思われる。

中東の状況を良く知らないひとたちは、いまだにイスラエルがガザを占領下におき、ガザのパレスチナ人たちを迫害していると思っているのかもしれない。いや、よしんばイスラエルがすでにガザから撤退していることを知っている人でも、ガザはイスラエルによって物資流入を阻止されているため、必要な物資が極度に不足していると完全な誤解をしていることが少なくない。

国際社会は、そんなガザの貧困な様子に極度の同情を示し、多額の支援金を払い救援物資を送っているが、それがガザを少しでも平和な独立国になることへの援助になっていると思ったら大間違いである。ガザでは国連からの救援は無駄にされたりテロリストに横領されたりして、一般市民の手には全く届いていない、いや、それどころか国連の救援はテロリストの資金源になり、ガザの状況はイスラエルの手など借りなくても悪化の一途をたどるばかりである。

1994年にイスラエルがガザの統治をパレスチナオーソリティーに移譲する以前に、イスラエルは難民たちを臨時的な難民キャンプから、もっときちんとした住宅に移住させようした。ところがこれはPLOから大反対を受け、国連条例によって阻止された。

PLOはパレスチナ人を無力な難民のままにしておきたかったのだ。そうすることでイスラエルへの敵意をあおり、イスラエル崩壊後に灰の中からパレスチナ国家を建設するというのがPLOの理想だったのである。

PLOは20年以上もガザを統治し、その間に国際社会から莫大な救援費をもらっている。この救援費の中にはパレスチナ人の住宅建設用の費用も含まれていた。しかし、PLOは断固として難民用の住宅を新築するなどということはしなかった。PLOからしてみれば、市民が不満を持って惨めな状態でいてくれたほうが、イスラエルへの敵意を継続させることができるからで、パレスチナ住民が国連からの援助で衣食足りて住宅まであてがわれて幸せな生活に満足したりするなど断じて許せないことだったからである。こんなに幸せなのに何を好き好んでイスラエルと戦争を続けるひつようがあるんだ、などと住民に思われては戦争はつづけられない。

イスラエル軍が撤退し、ガザがハマス統治下になっても状況は全く同じだ。国際社会がどれだけ救援費を送り込もうと、トルコやアイルランドからどれだけ救援物資を運んだ船団が送り込まれようと、ガザの住民が衣食足りて満足した生活が出来るようになることなどありえない。PLOにしろハマスにしろ、テロリストたちが牛耳るガザに平和など存在しない。なぜならガザの統治者たちはガザの独立も平和も望んでいないからだ。

で、ガザの国連救援隊の隊長の言い分はどうなのかというと、

「過激派を作り出すような現場の状況を緊急に変える必要性を示している」

と語ったそうだ。

現場の緊迫した状況を作り上げているのが、誰あろうパレスチナの統治者でだるハマスである。現場の状況を向上させるためには、過激派を無くすためには、ハマスの勢力を衰えさすことが先決だ。

だが無論国連の言う状況変化とはハマス撲滅という意味ではない。国連のいう変化とはイスラエルによるガザへの通路開放である。

つまり、フィリップいわく、国連の理屈は、ガザの過激派を阻止するためには、もっと多くの救援物資を過激派に提供することだというのだ。こんな馬鹿なことってあるだろうあか?イスラエルこそがこの過激派の一番の被害者ではないか。国際社会は、その被害者に加害者への援助を強制しようというのである。

ガザのキャンプ場を焼き払ったのがイスラエル軍隊だったというのなら話はわかる。だが、事実はその全く逆だ。いったいどんな歪んだ思想があれば、被害者への攻撃がしやすいように被害者に加害者への援助を強制するなどという理屈が成り立つのだろうか?

それこそユダヤ人嫌いの過激な思想なくして、この屁理屈は成り立たない。

June 29, 2010, 現時間 8:43 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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日付け → →June 27, 2010

旧ソ連を思わせる環境省の『朝チャレ』全体主義。個人の生活習慣に国がいちいち口出しするな!

日本は昔から多少お上が国民の生活に干渉し過ぎる社会主義的傾向があるが、先日ラジオでイギリスの新聞テレグラフによると、日本では二酸化炭素排出量を減らすため、環境省が国民に一時間早く消灯して、朝は一時間早い起床を推薦しているらしい、という話をきいた。まさかいくら日本でもそこまで国が個人の生活に干渉したりしないだろうと思って検索してみたらなんと環境省の公式サイトで「朝方生活にチャレンジ」という推薦書ページを見つけてしまった!

「朝チャレ!」とは

テーマ:【朝から、気持ちよく始めるエコ。】 【夜には、ゆっくり休んでエコ。】
 朝から活動して夜は早めに休むという自然のリズムを心がけることは、一日を有意義にそして健康的に過ごすことができるだけでなく、夜遅くまで使用していた、エアコン、テレビ、照明などの使用時間を減らすことができ、自分にも地球にとってもプラスの習慣です。  そこで、環境省は「朝チャレ!」と題し、朝から始めるエコ活動を推進していきます。朝は早く起きて、夜は早く寝るといった一日を送ることで不必要な夜の電力消費を抑えるとともに、健全で充実した新しいライフスタイルの実現を目指していきます。

これまさに英語で言うところの「エコナチ」だ! 

夜型人間のカカシは子供のころから「早寝早起き」が健全な生活習慣だと言い張る朝型人間に敵意を持って来た。何故、朝6時におきて夜10時に寝るほうが、朝10時におきて午前2時に寝るひとよりも健康的だということになるのだ? 双方とも睡眠時間は同じ8時間。遅く起きても午後から夜にかけてのほうが能率良く仕事が出来る人が、朝早く起きた人と同じかそれ以上の仕事をしていたら、なぜそれが不健康な生活だということになるのだ?

これが電気がなかったころの話ならまだわかる。農耕社会で明け方早くから仕事をし、陽のあるうちに畑仕事を終わらせるのは当然だ。だが、文明社会ではそんな必要は全くない。朝仕事をしようが夜仕事をしようが、いいや、一晩中ネットゲームに夢中になろうと余計なお世話だ。国がいちいちそんなことに口出しするな!

だいたいだ、二酸化炭素が環境に悪い影響を与えるという科学的根拠はまるでない。去年の暮れあたりからクライメートゲートスキャンダルでだんだんと明らかになってきているように、人工的地球温暖化は嘘科学のでっちあげのでまかせだということがほぼ確実になってきた。

そういう状況にありながら、エコを理由に個人の生活習慣を厳しく干渉し規制するような政策を打ち出す日本政府とは、いったいどれだけの全体主義なのかと聞きたい。

アメリカでもキャップアンドトレードという二酸化炭素排出規制の悪法が提案されているが、日本やアメリカがいくらそんなことを頑張ってみても、中国やインドは無規制で排出出来るのだから全く意味がない。

アル・ゴアのようなエコナチはエコ関係の産業に多大なる投資をしている。世界各国で二酸化炭素排出規制法律が通ることで、エコ産業の株は上がり、エコナチたちは大もうけをする仕組みになっている。これはまったくの詐欺なのだ!

しかも各国の社会主義者たちは、エコを口実に国民の生活を厳しくコントロールし、自分らの権力と強めようとしている。環境省の「朝チャレ」はまさに日本政府の社会主義推進の兆候である。

アメリカでも個人の塩分摂取量を政府が規制しようという動きがある。これも健康を口実とした全体主義の現れだ。

エコだ健康な生活習慣だ、という言葉に騙されてはならない。政府がそういう口実を使っていちいち個人の生活に口出ししてくるのは、政府の権限を高めるために他ならない。そういう社会主義者たちのいいなりになっていると、日本は旧ソ連のように個人が個人で自分らの生活習慣を決めることが出来ない共産主義独裁社会になる日は遠くない。日本人を自由をそう簡単に捨ててはいけない。

日本国民はエコナチ環境省の「朝チャレ」を断固拒絶すべきだ!

June 27, 2010, 現時間 8:05 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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日付け → →June 26, 2010

アメリカのミシガン州で、キリスト教徒がイスラム教徒相手に布教して逮捕される! 宗教の自由はどうなったの?

アメリカ合衆国はミシガン州において、自由の国アメリカとは思えないようなことが起きた。何とイスラム教徒相手にキリスト教を布教しようとしたキリスト教徒が逮捕されたというのである。他宗教の人に布教をしてはいけないなどという法律はアメリカにはない。いや、それどころか布教の自由はアメリカの憲法で保証されている原則的な権利である。ではいったいこのクリスチャンたちは何を根拠に逮捕されたのであろうか。

ミシガン州のクリスチャンニュースにおけるマーク・エリス記者によると、三人は6月19日(2010)、ディアボーン市で行われたアラブ国際祭りにおいて、イエス・キリストへの信心について熱のこもった会話をモスレム達と交わしていたところ、警察に逮捕されたという。エリスによると、三人は会場の外の公的な場所で、相手の立場を尊重した態度で話していただけだという。

「こんなことをアメリカで見るとは思いませんでした。」とカナダのトロントからフェスティバルを観察に来ていて事件を目撃したスティーブ・アトキンスさんは語った。

逮捕されたのはナビール・クレシ医師、デイビッド・ウッズ氏、そしてポール・レザカラ氏の三人。クレシ医師はActs 17 Apologetics Ministriesという協会の会長で医師と牧師の資格を持つ人。

クレシ医師が逮捕された時、回りのイスラム教徒からは「アラーアックバー(神は偉大だ)」という歓声が上がったそうだ。

アラブ国際祭りは毎年恒例で、何千何百というイスラム教徒が集まるため、キリスト教宣教師たちからしてみれば、布教の格好の場所だということになるのだろう。

確かにせっかくイスラム教のお祭りを楽しみに来た参加者からしてみれば、異教徒の宣教師たちの存在は邪魔臭いという気持ちは解る。だが、アメリカには宗教の自由というものがある。キリスト教徒たちが布教をしたいというなら、彼らのその権利は保証されている、、、はずである。

宣教師たちが、イスラム教徒たちに暴力的な接近をして嫌がらせをしたというのであれば、話はまた別だ。しかし単に話しをしていただけだとしたら、警察には彼らを逮捕する理由がない。

ここはサウジアラビアではないのだ、、アメリカにシャリア法は存在しない。少なくともまだ今は、、、

June 26, 2010, 現時間 12:11 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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日付け → →June 24, 2010

アフガニスタン戦争司令官マッククリスタル将軍、オバマ批判を巡ってペトラエウス将軍と交替

オバマ王が直々にアフガニスタン戦争の司令官として任命したマッククリスタル将軍が、先日こともあろうにリベラルなローリングストーンズマガジンで、オバマ批判のインタビューを受たことが発覚。ツラの皮が薄いオバマ王は激怒し、戦争中のマッククリスタル将軍をわざわざ戦場のアフガニスタンから呼び戻して釈明を求めるという異例な行為にでた。以下毎日新聞より。
 

問題となった記事は、アフガン駐留米軍に同行取材したフリーランスのヘイスティング記者が25日に発売予定のローリングストーン誌に寄稿したもの。

 米CNNテレビが公表した記事の抜粋によると、09年1月の大統領就任約1週間後に国防総省で米軍幹部と会ったオバマ大統領の印象について、マクリスタル氏側近は、「(大統領は)不快でおびえたように見えたとマクリスタル氏は感じた」と証言。さらに側近は、その4カ月後にホワイトハウス執務室で大統領と会談したマクリスタル氏について、「大統領が(アフガン戦争に)あまり関心があるようには見えず、とてもがっかりしていた」と暴露した。

 また、増派に反対したバイデン副大統領については、マクリスタル氏自身が「バイデン副大統領のことを聞くのかい? バイデンって誰だっけ」と笑いながら不快感を示した発言を引用している。

 記事の掲載が分かり、マクリスタル氏は「心からのおわびを申し上げる。浅はかな判断による誤りで二度と起きない。オバマ大統領と安全保障スタッフには敬服している」との声明を発表した。

ローリングストーンズみたいな人気雑誌にインタビューを載せておきながら、今更詫びを入れても遅いと思うが、マッククリスタルほどのキャリア軍人にしてはその「浅はかな判断」があまりにも行き過ぎだ。

朝鮮戦争の時に、太平洋戦争で大手柄を立てたマッカーサー将軍が時のトゥルーマン大統領に批判的な発言をして首になった例でも解るように、たとえどれだけ過去に英雄として讃えられた将軍であろうとも、現役の軍人が軍隊の総司令官である大統領の政策と矛盾する発言をすることは断固禁じられている。これは解雇されても文句の言えない違反行為である。

しかしだ、マッククリスタル将軍はオバマの政策に矛盾するような発言をしたわけではない。多少大統領に対して侮辱的な発言をしたくらいで戦争中に指揮官を首にするというのは賢いやり方ではない、、、と書いているうちにニュースサイクルが変わって、オバマはマッククリスタルを解雇してマッククリスタルの上官でイラクで対抵抗軍戦略COINを実行して成功したペトラエウス将軍を替わりに任命した。(議会の承認が必要がだが、先ず承認は間違いない。)

いやあ、皮肉なもんだな。オバマは候補者時代はさんざんブッシュのイラク政策を批判し、イラク戦争の司令官だったペトラエウス将軍などはリベラルからさんざん悪者扱いされて叩かれたものだ。

アフガニスタン戦争はブッシュ前大統領の元に比較的安易に勝利を得、その後もイラクの混乱に比べて安泰だったため、一時期は「忘れられた戦争」と言われるまでになっていた。

それがオバマ政権に交替した途端に戦況は急激に悪化し、オバマ王が任命したマッククリスタル将軍はイラクで成功したCOIN作戦をアフガニスタンでも実施すべきだとしてオバマ王にアフガニスタンへの増兵を要請した。オバマ王が将軍の要請を部分的に受け入れるまでに何ヶ月もかかった事実はカカシが以前にも書いた通り

その直々に任命したマッククリスタルから戦況を理解していないと批判されて怒ったのはいいが、その後がまに自分がさんざん批判したペトラエウス将軍を任命せざる負えなくなったというのも、いかにオバマ王が不能かを証明することになってしまった。

私はマッククリスタルが辞任することを恐れていたが、その替わりが大御所のペトラエウス将軍なら安心だろう。

ペトラエウス将軍がこれでアフガニスタンでも勝利を収めた場合、軍隊引退後は大統領選挙に出馬してオバマ王を負かすなんてことがおきるかも。がんばれペトラエウス将軍!

June 24, 2010, 現時間 10:39 PM | コメント (2) | トラックバック (0)

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日付け → →June 20, 2010

巣立ち行く子供を見送る寂しい親の気持ち、トーイストーリー3

今日は日本では7月公開のトーイストーリー3段目のご紹介。日本語ふき替え版の予告編はこちら。

最近久しぶりに映画を立て続けにみてしまったのだが、シュレック4に始まってアイアンマン2と今度はトーイストーリー3。なんだか続編ばっかだなあ。

普通続編というのは前の話の人気におんぶしてるだけで、回が進むごとに質が下がるのが定番なのだが、この三つの映画は回を追うごとによくなってる。特にトーイストーリー3は2よりずっと中身が濃い。

本筋は割と単純。私の記憶だけで会話を再現すると、おもちゃと遊んでいたアンディも、早いものでもう17歳。明日から家を出て別の町にある大学へと向かう。勉強部屋を取り払って大人への一歩を歩き出すのだ。そこでお母さんは、「行く前に部屋の整理をしてちょうだいね、要らないものは捨てるか屋根裏部屋にしまうかしてよ。」そして「もう遊ばなくなったおもちゃは、保育園に寄付するから。」

「こんな古いおもちゃ、誰も欲しがらないよ」というアンディの本音は、まだ手放したくない子供時代の自分。一番気に入っているカウボーイの人形ウッディだけ大学行きの箱に入れて、あとは屋根裏にしまおうとおもちゃをゴミ袋に入れるアンディ。ところがお母さんはこれをゴミと間違えて外に出してしまう。

ゴミとして捨てられるくらいなら、とおもちゃたちは保育園寄付用の箱に大移動。着いた保育園で、ストロベリー色の熊のロッツオや着せ替え人形のケンドールら保育園のおもちゃたちに暖かく迎えられる。保育園ではこどもたちが毎日のように遊んでくれるよ、と言われたアンディのおもちゃたちは大喜び。アンディの妹のおもちゃだったバービーもハンサムなケンに一目惚れ。

ここは天国だ。ずっとここに居よう。おもちゃたちは、ひとりだけ別の箱にいて間違いを見届け、おもちゃたちを救うために追いかけて来たウッディの「アンディは君たちを捨てたんじゃない、間違いだよ、家に帰ろう」という声にも聞く耳もたない。「アンディは俺たちを捨てようとしたじゃないか、もう俺たちは必要とされてないんだ。」

しかし、一見パラダイスに見える保育園には、熊のラッツオが仕切る暗黒の世界があった。おもちゃたちは腹黒いラッツオとその仲間達が企む恐ろしい陰謀に嵌りつつあるのであった。

この映画のテーマは子離れの難しさにある。ウッディたちはおもちゃだが、子供の頃からアンディと一緒にいて、その育成の過程を見守って来た親のような存在だ。アンディに対してもそうした愛情がある。だからアンディが大人になって、用無しになってしまう自分らの存在を嘆いているのだ。

育って行く子供は手離さなければならない、そして親は親で子育てを含まない自分らだけの新しい生活を始めなければならない。だがそれは口で言うほど簡単なことではない。熊のラッツオが悪者になったのも、元の持ち主から捨てられたという恨みから立ち直れなかったのが原因。

この映画の主役はもちろんウッディなのだが、それぞれのキャラクター達の活躍は面白い。宇宙探検家のバズライトイヤーがリセットされてスペイン語を話だし、カウガールのジェシー相手にパサドブレを踊るシーンは傑作。ミスターポテトヘッドが胴体をポテトの替わりにうすっぺらなメキシコのパン、トルティーヤを使って鳥に食べられそうになるのは笑える。

また、ケンとバービーが恋に落ちるのは当然の成り行き。「まるで私たち、一緒になるために作られたみたい」って当たり前だ!。でもこのケンのドリームハウスにはケンの着替え用の服がいっぱいなのだが、その服が皆1970代のディスコ風。ちょっとケンちゃん、服に拘りすぎない?もしかしてあのケがあるとか、、

そうそう、保育園から抜け出そうとしているウッディを道でみつけて家に持ち帰った幼女の家に、カカシが持ってるのと同じトトロのぬいぐるみがあったのには笑ってしまった。トトロは何も言わないが、そういえばオリジナルでもトトロは無口。

すっかり整理が終わって空っぽになったアンディの部屋をみて、お母さんはハッと息を飲んだ。解っていたことではあるけれど、こうして改めて整理した部屋を見ると、この子は本当に巣立って行くのだなと実感する。カカシはお母さんと一緒に涙ぐんでしまった。

さて、おもちゃたちはロッツオの仕組んだ罠から抜け出すことが出来るだろうか? ウッディは無事アンディと一緒に大学へ行くのだろうか、そして残されたおもちゃたちの運命はいかに?

トーイストーリ3は、子供も大人も別の意味でおもちゃたちの冒険を楽しめる。是非おすすめ。

June 20, 2010, 現時間 10:19 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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日付け → →June 19, 2010

オバマ王、移民法を巡ってアリゾナ州を訴える意図表明

オバマ政権が、既存の〜法を解りやすく改正する、と言う度にどんな社会主義的改悪が行われるのかと鳥肌が立つ。社会主義のオバマ王と民主党がごり押しした健康保険制度改悪が例であるならば、オバマ政権のいう「解りやすい移民法への改正」なんてのも、どれほど恐ろしいものになるか想像しただけでも身震いする。

言っておくが、カカシは既存のアメリカ移民法はかなりひどいもんだと思っている。だから本当の意味での改正なら大手を広げて歓迎する。だが、オバマ王のいう「改正」とは、オバマ王や民主党の権限をひろげ、国民の権利を狭め、自由を迫害する社会主義への促進に他ならない。奴らのいう移民法改正とは、すでにアメリカ国内に滞在している違法移民に恩赦を与え、その交換条件として全員民主党に登録させる、とかいうようなもんだろう。

国境も完全に開けっぴろげにし、違法移民を無条件で受け入れ、国境沿いの住民が自らの手で土地を守ろうなどとしたら、その度に過剰防衛で逮捕したり訴訟を起こしたりして、国民の正当防衛を否定する。そうしておいて国境のある州が連邦政府に完全に頼らなければならないようにしむける。国境警備をしてほしかったら、連邦政府の言いなりになれ、ってなもんだろう。

であるからして、連邦政府は個々の州が自ら国境警備をするなどということは許せないし、ましてや移民法を施行するなどもってのほかだと考えるわけだ。そういうことを真っ先にやっているアリゾナ州は、他の州へのみせしめとしても、充分に罰する必要がある。

先日クリントン国務長官はテレビのインタビューで、連邦政府はアリゾナ州に対して訴訟を起こす準備をしていることを発表した。

オバマ大統領はこの(アリゾナ州の新移民)法に反対であると述べています。なぜなら移民政策は連邦政府が決めるべきことだと考えるからです。そして私の指導の下、司法庁はこの法律に対して訴訟を起こします。しかしオバマ大統領がもっと重要だと考える義務は、解りやすい移民法の改正案を通すことにあります。それこそが我々に必要なことなのです。誰もが解っていることです。そしてオバマ大統領は断固実行するつもりです。

おそろしや〜! 確かに国民の大半が移民法の改正を望んでいるが、それはオバマ王が望むようなものではない。

しかし、訴訟を起こすといっても、いったい何を根拠に連邦政府はアリゾナ州を訴えるのであろうか? 私の理解する限り、アリゾナ州の法律はすでに存在する連邦政府の法律の施行をしやすくするためのもので、連邦政府の法律に反するものではない。州は連邦政府の法律を覆すような法律を作ってはいけないという憲法はあっても、連邦政府の法律を守りやすくしてはいけないという法律があるとは思えない。

移民法は連邦政府の管轄なので州には全くその施行権利がないという判断になってくると、それこそ州の権限を迫害することになり憲法違反になるのではないだろうか? 私は弁護士ではないからそのへんのところはちょっと解らないのだが。

これに対してアリゾナ州知事のジャン・ブルーアー女史は、「連邦政府は違法移民と闘うために司法力をついやすべきであり、納税者である国民と闘うために使うべきではない」と批判した。

アリゾナ州に対して、少なくとも四つの市民団体が州を訴えているが、その内容はどれも似たような物で、要するに州の移民法は人種差別につながるというもの。しかしアリゾナ法には個人を違法移民として取り調べする際に人種を理由にしてはいけないという項目が明記されているので、この訴えには根拠がない。

ブルーアー知事は、「アメリカ国民はアリゾナに賛同している」として連邦政府の嫌がらせ訴訟とは最高裁まで断固闘う意志をはっきりさせている。

最高裁が公正にアリゾナの法律を守ってくれるかどうかは解らない。だが、ブルーアー知事のいうことは本当で、アメリカ人の多くが、これは民主党支持者も含めて、国境の治安悪化や違法移民の無規制な大量流入に危機感を抱いている。

それでもメキシコからの違法移民たちが、すこしでも、自分たちがアメリカに来たのは、メキシコの治安悪化や貧困に耐えきれず、夢の国アメリカに自由と富を求めに来たのだ、アメリカの良い文化に融合したい、という気持ちを表明するのならともかく、アメリカはもともとメキシコのもんだったのだ、メキシコは国民大移動によってアメリカを奪い返すのだ、とあからさまに言ったりするから事がややこしくなる。

違法移民のデモ行進でメキシコの国旗を翻し、スペイン語のサインを掲げて、アメリカはおれたちのもんだあ〜。などとやれば、人種差別意識で固まってる極右翼の思うつぼだろう。それまでアメリカは移民の国だ、多少の移民は受け入れるべきだ、といっていた中庸の保守派やリベラル派でさえ、アメリカはメキシコ人に乗っ取られるのではないかという不安に刈られるからだ。

私は以前に同性結婚の話をした時にも同じことを言ったが、少数派は多数派の寛容のもとに存在できる。たとえ少数派に正義があったとしても、多数派に反感を買われたらその社会で生き延びることは出来ない。だから少数派は常に多数派のご機嫌伺いをしてセカンドクラス市民で甘んじろというのではない。少数派は多数派の社会規律を尊重することによって、その正義感と道徳観に訴えるべきなのであり、敵とみなして挑戦すべきではないのだ。

既存の移民法はうまく機能していない。それは誰もが知っていることだ。クリントン国務長官が言う通り改正は必要だ。しかしその法律は、国民が外国人に国を侵略されてしまうと脅威を抱くようなものであってはならない。アメリカの国土安全保障に危機をもたらすようなものであってはならない。

そのへんのところをオバマ王は全く関知していないから、オバマ王の移民法改正には断固反対する。

June 19, 2010, 現時間 10:10 AM | コメント (1) | トラックバック (0)

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日付け → →June 18, 2010

アメリカナイズされながら進歩ないJポップ

ひょうんな事からSuperfly(大型蝿?)というグループのことを知ったのだが、このビデオを観ていて面白いことに気が付いた。

それは、彼女たちの音楽がカカシが青年だった1970年代と全く変わりばえしていないのにもかかわらず、ミュージックビデオでの彼女たちのボディランゲージは1970年代の日本では絶対に考えられないほどアメリカナイズされているということだ。

スーパーフライの音楽は1970年当時の松任谷由実とか八神純子の音楽と大した差はないと思う。実際にユーミンの歌を彼女たちが今歌ったとして、当時を知らない若者ならそのまま受け入れているのではないかと思うほど酷似している。リードボーカルは歌はうまいが、音楽的なセンスとしては、はっきり言って70年代からまるで進歩ない。

しかしだ、ボディランゲージは雲泥の差がある。

私が始めてアメリカに来たのは1979年。当時の私は自分から握手のために手を伸ばすことさえできなかったほど、他人の身体に障ることにためらいをもった。ましてや特に親しくもない人と抱き合うなどもってのほかだった。一度、友だちのお母さんが私に抱きついてきたときは、驚いて後ずさりしてしまった覚えがある。人を抱擁するなど、カカシ家では、家族でも考えられない行為だった。

最近の人が歴史ドラマを作成するとき、どうしても違和感が生まれるのは、この現代的なボディランゲージと言葉使いだ。幕末ものなどで、登場人物にお国訛りが全くなかったりすると、完全に脱力してしまう。薩摩や長州の人間が京都や江戸の人間と同じ言葉使いをしたのでは、それだけで歴史が変わってしまうではないか?

カカシが古臭いからだと言われてしまえばそれまでではあるのだが、昔の人は現代人のようには振舞わなかった。現代人のような言葉使いをしなかった。これは何も何百年という歴史を振り返るまでもない。

私は第二次世界大戦前後に作られた白黒の日本映画を結構観ているのだが、そのなかで原節子が家族と交わす言葉使いなどをみてみると、現代家族では考えられないほど礼儀正しい。「私がお嫁にいったら、お父様どうなさるの?」なんて台詞が平気で出てくる。今の年頃の女性が父親とこんな会話を交わすのは想像できない。

昔は昔、今は今。それはそれでいいのだ。だがそうだとしたら、現代の音楽は昔より多少進歩があってもいいのでは?

June 18, 2010, 現時間 5:55 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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ルイジアナ州知事の湾岸清掃作業を湾岸警備隊が阻止、連邦政府の遅い対応に地元政府の怒り爆発

ハリケーンの真っ最中に泣いてばかりでおろおろした姿を記者会見で見せていた民主党の前知事とは対照的に、現在のルイジアナ州のボビー・ジンダル共和党知事は行動力抜群。今回の原油流出事故に関しても、事故当初から連邦政府に解決策を色々と提案し要請してきた。

ここでもう一度アメリカの連邦制度について明らかにしておきたいことがある。カカシがハリケーンカトリーナでブッシュ大統領を責めるのはお門違いだと言った理由は、天災における地元市民避難命令や州兵の出動は地元市長や州知事の管轄であり、連邦政府は地元からの要請がない限り赤十字を送り込むことすら出来ない。大統領に出来ることは地元を緊急被災地帯と指定して、地元からの要請があり次第救援団の出動が出来るよう待機することだけなのである。カトリーナにおける連邦政府からの援助に遅れがあったとすれば、それはひとえに地元政府が不能だったため連邦政府への要請が遅れたのが原因だ。

しかし、今回の場合、沖合の原油発掘は連邦政府が直接の管轄にある。湾岸の州は近所だから迷惑は被るが、流出した原油の処理に関する決断は連邦政府に頼るしかなく、地元からの必要事項を連邦政府に嘆願することはできても、自ら勝手な行動に出ることは出来ない。

しかしだからといって、流出する原油による被害が湾岸で広がっているのを、州政府は指を加えて観ているわけにはいかない。

それで、ルイジアナ州知事のボビー・ジンダル氏は事故当初の5月11日に、オバマ政権に緊急に浚渫作業をはじめること、油の拡大を阻止するための防御壁建設を要請した。

しかし二週間たってもホワイトハウスからは何の応答もなく、ジェイク・タッパー記者がオバマへの記者会見でそのことについて質問してから、やっと重い腰を上げることとなったのだが、ホワイトハウスから出た防御壁建設許可は要請のたった2%というもの。こんなのは何かやってるうちにはいらない。

いや、むしろ、やわに「浚渫作業なんて許可しないよ〜」と言ってるのと同じだ。

「大統領は全く解ってないようです。」とルイジアナ代表デイビッド・ビター上院議員。「大統領の緊急浚渫防御壁に関する決断は駄目だという答えの隠れ蓑でしかありません。要請のたった2パーセントの許可をして、後は何ヶ月後かに先送りするなど、豪語同断です、まったくひどいです!」

という話が出ていたのが今月一日の記事だ。

ホワイトハウスの重たい腰に嫌気がさしたジンダル知事は、数日前、ホワイトハウスの許可を待たず、州軍を出動させ防御壁建設に乗り出した。また、それとは別に湾岸の原油吸引作業も始めた。ところが、なんと、防御壁建設許可を出すのにはぐずぐずしていたオバマ政権は、はじめた吸引作業を阻止するために湾岸警備隊を出動させることには迅速だった。

今日のニュースによれば、オバマ政権はジンダル知事の始めた原油吸引作業は危険だとかいういいかがりをつけて、湾岸警備隊を送り込み、作業の一時停止を命令した。

(注:先のエントリーで、カカシは防御壁の建設と原油吸引作業をごっちゃにしていたので訂正した。湾岸警備隊が阻止したのは原油吸引作業の方である。これについては詳細はまた次回お話する。)

ABCニュースのビデオを観ていたら、原油吸引機はすでに現場に配達されており、人員も整っているにも関わらず、作業開始の許可が上から降りてこないという。ジンダル知事は何度もホワイトハウスに電話をしているというが、電話をかけるたびに責任者が替わり、いったい誰が清掃作業の責任者なのかさっぱり解らないと言う。

また、アラバマ州ではボブ・ライリー(共和)知事が、打ち寄せる高波を防ぐ機械の要請をしたが、バルレーンまで取りに行った機械は、何の説明もなくルイジアナに配達され、原油まみれの波はアラバマ湾岸に打ち寄せた。いったい責任者は誰なんですか、という記者の質問にライリー知事は、こっちが聞きたいよ、といった返事をしていた。

このニュースの題名は「責任者は誰か」というものだが、日本語風にいえば「責任者出て来い!」てなもんだろうな。

この間のオバマ王の中身のないテレビ演説でも、オバマ王は対策チームにノーベル賞受賞した物理学者がいるとかなんとか、そのメンバーの名前を羅列していたが、チームに何人専門家がいようと、いったい誰がチームリードで、誰に決断権があるのかがはっきりしなければチームは機能しない。

誰にどんなすばらしいアイデアがあろうと、そんなことをぐずぐず話あっている暇はないのだ。

それに、環境庁とか労働省とか、訳の解らない連邦政府の役所が清掃作業にいちいち口をだしてきて、その度に湾岸警備隊は作業を停止せざるおえなくなり、作業が全く思うように進まないという。これにしたって、オバマ王が、湾岸警備隊が受ける命令筋をひとつにしておけば、こんな混乱は起きないはずなのである。どうしてオバマ王にはこういう初歩的な技能がないのだ?

自分に出来ないなら、出来る人間に任せればいいではないか。そのための対策チームではないのか?

ここでシニカルな見方をするならば、ルイジアナ州もアラバマ州も民主党支持ではないので、どうなってもかまわないというオバマの計算があるのかもしれないということだ。どうせ両州はオバマや他の民主党議員を支持するわけではないから、放っておいてもかまわないという。

だが、それが本当ならこれはひどい計算違いになると思う。何故ならこのニュースはローカルニュースだけが報道しているわけではなく、ABCのような全国ネットの主流メディアが映像入りで毎日のように報道しているからだ。オバマ大統領に対して直接的な批判はしなくても、地元州知事らが現場でホワイトハウスへの不満を隠せない映像が何度も流されれば、他州の国民もオバマへの不信感を高めることになる。対応が遅れれば遅れるほど、オバマ王にとって悪い状況になっていくのだ。

それだけでも、オバマ王が対策に乗り出す動機になるはずなのだが、、やる気になっても能力がなければ、、、

June 18, 2010, 現時間 9:02 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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日付け → →June 16, 2010

リベラルメディアも呆れた、「的外れどころか、まるで的を狙ってない」オバマの演説

昨日オバマはホワイトハウスから今起きているBPの原油流出問題についてテレビ中継演説を行ったが、その反響は往々にして批判的である。保守派や共和党からの批判は当然のことながら、普段はオバマ王べったりの大本営放送リベラルメディアですら、オバマの演説には失望を隠せない。

特にカカシが大嫌いなばりばりリベラルホストのキース・オーベルマンやクリス・マシューなどが、オバマの演説は、解決策に関して具体性が欠けるとか、的外れどころか的を狙ってさえもいない、オバマは総司令官としてのリーダーシップを見せなかった、などと、ばしばし叩いているのを聴くのは非常に興味深い。

また、オバマ王は、今回の原油流出を口実にクリーンエアーを目指すキャップアンドトレードという法案を通すべきだと、アメリカの二酸化炭素産出を規制する法案の話を始めたことは、惨事を利用して不人気な政治政策を推し進めようとしていると、その計算性がさらに顰蹙を買っている

だいたいオバマは何もかもやることが後出しばかりだ。何故、事故後57日も経ってから国民演説をするのだ?しかもすでに地元民がその被害を肌で感じているのを、他の国民もテレビや他のニュースを通じて57日間も見せ付けられているというのに、わが政府は出来る限りのことをやっている、とノーベル賞を取ったとかいう専門家らの名前を連ねただけで終わり。流出をどうやって止めるつもりなのかという解決策は何一つ述べることが出来ないオバマ王。

あまりのひどさに、オバマ大ファンのキース・オーベルマンに「この57日間別の惑星にでも居たかのような演説」と言わせてしまうほどクルーレスな演説。

オバマ王は明日BPの重役たちと会議をするそうだ。予定された会議の時間はたったの20分。しかも、これがBPとは初めての会議だというのだから驚く。

事故当日から積極的に解決に取り組んできたといいながら、当事者のBP重役たちと話もしていなかったのというのである。信じられない!

こんな能無しを大統領に選んでしまったアメリカ国民の責任は重い。(私はオバマに投票投してないからね!)


June 16, 2010, 現時間 5:53 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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日付け → →June 15, 2010

ルイジアナ州民アンケート調査、ブッシュのカトリーナ対応のほうがオバマ王のBP対応より良かったと回答

パブリックポリシーポーリングという公共政策の世論調査によると、BPの原油流出について地元のルイジアナ州民は非常に政府の対応の遅さと不能さに不満を持っていることがわかる。 特に注目すべきなのは、州民の多くが、千人ちかい犠牲者を出したハリケーンリーカトリーナに関するブッシュ前大統領の対応のほうが、オバマ王の対応よりもはるかにましだったと答えている点である。

ハリケーンカトリーナの時に、リベラルメディアの不公平な偏向報道のおかげで、ブッシュはかなり不当な批判を受けた。しかし、不当とはいえ、ブッシュ自身、自分がどういう対策を取っているかを国民に理解してもらう努力を充分にしなかったこともあって、ブッシュは相当評判を落としてしまった。(そのことについてはカカシはここで詳しく説明しているので興味のあるかたは是非ご参照のこと。) それを考えると、ルイジアナ州民がブッシュの時以上にオバマ王に不満を持っているとなると、その怒りは相当のものだと伺われる。

この調査によると、ルイジアナの有権者の50%以上がブッシュの対応の方が良かったと答えているが、そのなかには31%の民主党登録者も含まれている。オバマの対応のほうが良いと答えたのは全体の35%。

オバマの原油流出への対応に満足していると答えたのは全体のたった32%で、62%が不満だと答えている。比べてブッシュのカトリーナ対応に満足したと答えたのは34%だったが、不満だったと答えたのは58%と、良いとはいえないが、オバマの成績よりかなりましだ。

大統領への不満もさることながら、無論一番の怒りはBPに向けられている。53%の回答者が石油会社への怒りのほうが連邦政府よりも高いと答えており、連邦政府の方により腹をたてているという29%を大きく上回った。

そして清掃の一番の責任はBPにあると答えたのは78%で、連邦政府にあると答えたのは11%。44%がBPのトニー・ヘイワード会長は解雇されるべきだとし、29%されるべきでないと答え、26%がわからないと答えた。

上記のリンクでも説明したが、ハリケーンカトリーナは州政府の管轄であり、連邦政府の直接管轄下にない。にも関わらずブッシュ大統領は前代未聞の迅速さで避難体制を整えた。それにくらべ、メキシコ湾の原油は連邦政府の直接管轄である。オバマ王は地元州政府と相談する必要もなければコーディネートする必要もないのだ。

にもかかわらず、オバマが最初に現場に行ったのが事故の起きた一週間後であり、対応が遅れただけでなく、その後も国民が理解できるような対策を全くとらずに、なにもかもBP任せ。そしてテレビのインタビューでは、前政権時代の癒着が問題だとか、BPの尻を叩いてやる、とか他人に責任をなすりつけるだけで自分は何もしていない。これでは地元州民が不満を持つのは当たり前というものだ。

June 15, 2010, 現時間 4:57 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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日付け → →June 13, 2010

オバマ王、BP犠牲者の葬式を欠席して民主議員の選挙運動に出席していた!

BPの原油流出事件があった当日も休暇をとっていて、すぐに記者会見をしなかったオバマ王。事件が起きてから一週間もたってから記者会見をし、現場を視察にいったのもそれ以後。事件後五週間以上もたってから初めて事故で亡くなった職員の家族と面会。なにもかも遅れ手をとっているオバマ王なのだが、先週木曜日になって、オバマ王は先月5月25日に行われた職員の葬式に出ず、代わりにサンフランシスコで開かれた、カリフォルニア民主党バーバラ・ボクサー上院議員の選挙献金集めの催しに参加していたことが明らかになった。

なぜ、葬式に出席しなかったのかという質問に対し、ホワイトハウス報道官のロバート・ギブスは、木曜日の記者会見で「日程を見直してみないと、すぐにはお答え出来ません。」と答えたと言う。

大統領が自らメキシコ湾に出向いて行って袖まくりしたからといって事が解決する訳ではない。大統領が一般市民の葬式に出なかったからと言ってどうということはない。だが、だから行かなくてもいいということにはならないのだ。

大統領というのは国を指揮する立場にある。国民が不安な時に要となる存在でなければならない。だから何か惨事が起きた時には、自分が率先して問題解決に取り組んでいるという印象を国民に与える必要があるのである。

この間民主党政治アドバイザーのジェームス・カービルが指摘していたように、オバマ大統領は事故を知った時点で休暇を返上してホワイトハウスに帰ってくるか、現場に行って即遺族と面会すべきだった。対策事務所を現場付近に移し、BPの重役たちと即会議をし、先ずどういう対策を取るつもりなのかということを即座に国民に報告すべきであった。

ところが、オバマ王のやってることは何もかもその正反対。やるべきことをやらないで、この事故はブッシュ前政権時代からの役所と企業の癒着のせいだとか、BPへの訴訟も考えているとか馬鹿なことばかり言っている。あげくのはてに、テレビのインタビューで「誰のケツを叩けばいいか解っている」とか下世話な言葉使いまでして、イギリス国民の感情を逆撫でするような言い方をして、国内でも相当な顰蹙を買っている。

誰が悪い彼が悪いと言ってる場合じゃないだろうが。だいたい役所と企業と癒着とかいうが、オバマ王はBPからかなりの選挙献金をもらっている。民主党の多くの議員達がBPから巨額の献金を受け取っているのだ。癒着があったというなら、ブッシュ前政権のせいにばかり出来ないはずだ。

それを事故が起きたら手の平をかえすように、BPが悪い、イギリスが悪い、とやりはじめたので、すでにオバマ王の女王陛下や前首相への失礼きわまりない態度に腹をたてていた英国との溝をさらに深くしてしまったと言える。

オバマ王には側近のアドバイザーはいないのか? 何故こういう初歩的な間違いばかりを犯すのだろう? まるで指揮者としての資格なしだ。

こんな大統領にあと二年半もつきあわされるのかと思うと、うんざいするね。

June 13, 2010, 現時間 9:07 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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日付け → →June 10, 2010

アメリカ・メキシコ国境は戦闘状態にある!

今朝の新聞見出しを読んでいたら、メキシコ軍隊がアメリカ国境警備員に向かって銃を向けたという記事が目についた。

事の発端は数日前、テキサス州エルパソ市にて、国境警備員数人が自転車でパトロール中に見つけた密入国者を取り押さえている最中に、国境を隔てたメキシコ側から数人の男達に石を投げられる攻撃を受けたことから始まる。

我が苺畑よりの御常連ならこの「石を投げる」という行為が単なる子供のいたずら程度のものではないことくらい充分にご察しのことと思う。

パレスチナの「子供達」がイスラエル兵士に向かって「石を投げる」行為を思い出していただければ想像が付く通り、これが5〜6歳の子供たちが数人集まって小石を投げるような、お遊び程度の行為だと思ったら大間違いである。十代の若者十数人がこぶしより大きな石を、数人の警備員に向かって何十個も投げる行為なのだ。

無論アメリカ側はこのような攻撃を黙って見ているわけにはいかない。それで正当防衛のため発砲した際に、その弾が14歳の少年に当たり、少年は即死した。

メキシコ側では家族が集まり、何の罪もない子供をアメリカ人は虐殺した。人種差別だ、人権侵害だ、とかなんとか騒ぎ立てているが、この少年、実は前科5犯のしたたかもの。

メキシコの暴力団はアメリカの法律が未成年に甘いのを利用して、違法移民密入国の手先や麻薬の運び屋などをやらせている。現にこの少年が5回もアメリカ当局に取り押さえられているにも関わらず、刑務所にも入らずに国境あたりをうろうろしていることからして、メキシコ暴力団が未成年を好んで使うのは当たり前だ。で、あるから、歳が若いから純真無垢なんてことはないのである。

さて、この事件はほんの二週間前にカリフォルニアとメキシコの国境でメキシコ人男性が死亡した事件に続き二件目の死亡事件である。カリフォルニアでは、強制送還途中のメキシコ人男性がメキシコの国境でアメリカ警察官に抵抗して暴れた際に、米警察官が鎮静のために使ったスタンガンのショックで死んだというもの。

たった二週間の間に二人も死者を出したとして、メキシコ側からは大統領をはじめアメリカに対して批難轟々である。特にカルデロン大統領などは、アリゾナ州の移民法を持ち出して来て、アメリカ人の人種差別があ〜たらこ〜たら言い始めた。自分とこの問題を解決できないでいて、アメリカの法律に口出しするな!

メキシコ軍の兵士らは、この少年の死後即座に国境に集まり、捜査に現れたアメリカのFBIの捜査官らに国境を向こう側からライフルを向け追っ払ったと言う。

メキシコ側はアメリカ人が証拠隠滅をしようとしたと批難。だが、実際にはメキシコ側の兵士が越境して何かを拾って行く映像が警備カメラに写っているという。メキシコ側は自分らの証拠隠滅もしくは証拠ねつ造事実がFBIに見つかるのを恐れて追っ払ったのだろう。

メキシコの新聞では、メキシコ人がこぶしや石で攻撃したからといって殺してもいいということになるのか、というコラムが載ったそうだ。そこでカカシはおききしたいね。もしもガテマラやペルーからの密入国数名がメキシコの国境警備員に拳や石で攻撃をしかけたら、メキシコ警備員は黙って殴られているのかな、と。

イランでは投石処刑というものまであるくらいで、石を投げると言う行為は立派な武装攻撃である。銃を持つ警備員にそんな攻撃を仕掛けておいて反撃されたと文句をいうほうが筋違いというものだろう。

だが、国を守る気ゼロのオバマ王は、こんなことが起きているにも関わらず国境への州軍出動をかたくなに拒んでいる。

June 10, 2010, 現時間 8:34 PM | コメント (2) | トラックバック (0)

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日付け → →June 7, 2010

D-Day記念式典を欠席、芸能人集めてドンちゃん騒ぎのオバマ王

この間もオバマ王は戦没者追悼式を欠席して郷里でゆっくり休暇を取ったばかりだが、またまたアメリカの歴史にとって大事な第二次世界大戦で連合軍勝利の転機となったノルマンディ上陸作戦(D-DAY)の記念式典を欠席した。

ノルマンディー上陸作戦(ノルマンディーじょうりくさくせん)は、第二次世界大戦中の1944年6月6日に行われたオーバーロード(大君主)作戦を指す(Operation Overlord)。ナチス・ドイツによって占領された西ヨーロッパへの侵攻作戦。最終的に、300万人近い兵員がドーバー海峡を渡ってフランス・コタンタン半島のノルマンディーに上陸した。史上最大の上陸作戦であり、作戦から60年が過ぎた現在まで、これを超える規模の上陸作戦は行われていない。

 

ノルマンディー上陸作戦は今日まで第二次世界大戦中の最もよく知られる戦いの一つとして数えられる。「D-DAY」は作戦決行日を表し、現在では作戦開始当日の1944年6月6日を意味する用語として使われる。

もちろん、前代のブッシュ大統領も、毎年記念式典に出席したわけではない。 大統領たるもの、色々忙しい。イラク戦争もアフガニスタン戦争もまだ終わっていないし、メキシコ湾の原油流出もまだまだめどがついていない。だから国内の軍事式典にいちいち出席してられないとしてもそれは仕方ないだろう。

で、オバマ王にはこの大事な式典を欠席するような、どんな重大なイベントがあったのかといえば、フォード劇場において大型芸能人を集めたホワイトハウス主催の音楽祭に出席することだった。軍事式典より芸能人を集めたドンちゃん騒ぎのほうが大事なのはあったりまえだろ!

実はこれは、これは7月4日の独立記念日の祝典として、7月2日に報道されるABC特別番組の収録だった。ちなみにオバマ王主催のパーティは今週これで二回目。

この音楽祭に出席した記者の話を別の記事で読んだが、オバマ王は音楽祭が始まる前にタキシードやイブニングガウンをまとった紳士淑女をまえに、ひとつ演説をぶったらしく、原油流出を止めるため日夜休みなしで努力をしているとか何とか語ったという。だが、今夜はそういうことは忘れて音楽を楽しもう! てなもんである。

何が今夜だけはだ。いつも忘れっぱなしではないか!

昨日ユートゥ-ブで宝塚のベルバラをシーンをいくつか見ていたのだが、オバマを観ていると、庶民の苦労をよそに、夜な夜な豪華な晩餐会を開いていたルイ王家を思い出すね。パンがなければお菓子を食べればいいのにといったとか言わないとかいうマリーアントワネットとどういう違いがあるというのだ?

June 7, 2010, 現時間 4:47 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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中立公平なNHKのティーパーテー報道

ティーパーティ運動を紹介するこんな番組が、アメリカ納税締切日の4月15日にNHKで報道されていたのを、今日はじめて知った。Fox以外のアメリカ主流メディアでは見られない中立公平な報道なので、これは観る価値あると思うので、紹介しておこう。

アメリカで初めてとなる医療保険改革法案を成立させたオバマ大統領。選挙公約を実現した歴史的な勝利とたたえる声がある一方、個人の自由を尊重するアメリカの理念に反するとして、保守的な市民は反発を強めている。なかでも、「ティーパーティー」と呼ばれる草の根の保守運動は、一向によくならない経済に不満を抱く無党派層を吸収しながら、全米に「反オバマ」の勢力を拡大している。まもなく始まる中間選挙に向けても「ティーパーティー」は無視できない存在となりつつあり、オバマ大統領の民主党を窮地に追い込んでいる。一年前、絶大な人気とともに政権の座についたオバマ大統領のどこに人々の不満はあるのか。アメリカで台頭しつつある新たな「保守主義」の潮流を探る。

その後の「動画を見る」をクリックすると番組を見ることが出来る。

ただし、サイトにあるコロンビア大学教授の説明は偏向しすぎなので、かなり注意して読む必要がある。

June 7, 2010, 現時間 1:58 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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日付け → →June 6, 2010

メキシコ政府、カリフォルニア州カテリナ島で偽身分証明書発行所を開設

ミスター苺著

いや、これ、まじ本当、冗談じゃないんだよ。

なんとメキシコ政府はカリフォルニアのリゾート地であるカテリナ島で、違法にアメリカに在住しているメキシコ国民に、『領事登録証明書』(matricular consular identification cards)と呼ばれる 身分証明所を発行しているというのだ。

イグザミナーが取得したロサンゼルスのメキシコ領事館で発行されたパンフレットには、カテリナ島のカントリークラブが領事館の支部として記されていた。このパンフでは、そこで予約を取ってメキシコ市民にmatricular cardsと呼ばれる身分証明を取得せよと招いていた。

なんだよ、そのまとりくらーこんすらーなんとかってのは?ワシントンイグザミナーのサラ・A・カーターさんに説明してもらおう。:

領事登録証明書というのは、メキシコ政府が外国に住むメキシコ市民に発行するもので、他国での移住状況を問わない。これは銀行口座を明けたり他の援助を得たりする際に身分証明書として使うのが目的である。 しかしこのカードは通常アメリカの移民法から逃れるために悪用されている、 我が国に合法に在住するメキシコ人はそれなりの書類を持っているからだ、と移民税関施行局の役人は語った。

2004年の上院司法委員会で、FBI 高官はこの証明書は身分証明として信用できないと証言している。 当局はメキシコには一括したデータベースが存在しておらず、偽造や重複や他の乱用がおこなわれているとしている。

カテリナ島は厳密にはカリフォルニアの一部だ。(アルーバにくれてやろうとしたけど駄目だったしな。)だから国境警備の検査所もないし観光客の身分証明チェックなんてものもない。航空機搭乗の際に身分証明書を見せたくなければ、個人の小型飛行機で飛んで行くこともできるし、じゃなきゃ友達の飛行機に乗せてもらうってことも可能だ。フェリーに乗って行くこともできる。底がガラスになった観光船にのっても行ける。それをいうならヨットでもモーターボートでも泳いででも行ける。リゾート島だもの、簡単に行けるさ。

おっと話がそれたかな。とにかくだ、違法メキシコ移民がなんとかカテリナのカントリークラブまで身体をもっていければだなんとなく公式に見える身分証明書がもらえるってわけだよ。 だが実際にはこの紙切れには意味がない。メキシコ政府はきちんとデータベースの管理をしているわけではないから、どれだけ重複して発行しているのかも何枚発行したのかもわからない。発行した人間が犯罪者だろうと麻薬密売人だろうとテロリストだろうと全く関知していないのだ。

アメリカ国内では州境を警備するパトロールなどないわけだから、アメリカ国内の他所の州からでも違法移民は運転してカリフォルニアに入ってくる事が出来る。(だたしグランドキャニオンのある州は通らないように気をつけて。)そうやってカテリナ島にいって「身分証明書」を取得することができるわけだ。

アメリカの移民税関施行局(Immigration and Customs Enforcement、ICE)は、このメキシコ政府の事業を閉鎖しようとしたらしいが、メキシコ政府からそれは思いとどまるように申請されたという。:

合衆国移民税関施行局の高官はメキシコの高官から書類が発行されているカテリナにおいて移民法を施行しないでくれるように申し入れられたと語った。

「メキシコ政府が我々に図々しく何か指図する度に呆れますよ。」と匿名の移民局役員は語った。「もっとおどろくのは、何度我が国が、彼らの勝手をやらせているかということです。こんなのメキシコからくる何百にわたる注文のひとつに過ぎません。」

とはいうものの、メキシコもさすがに心配になったらしく、後になってカタリナ島カントリークラブから偽身分証明発行所を移す事にした。その新しい引っ越し先はというと同じくカテリな島内の、、、聖キャサリンカトリック教会

どうやらメキシコはカントリークラブにマルチカルチャー事務所を開くとか嘘をついて部屋を借りようとしていたらしい。それでカントリークラブの経営者が偽書類発行の事実を学んで申し込みを拒絶したというわけだ。しかし今、事業を協会内に移すことによって、メキシコ政府は多くのアメリカの市を聖域として違法移民を保護してきた国境警備反対活動家たちが、自分らの警察に移民局に協力しないように命令してくれると期待しているようである。

メキシコ政府高官は、彼らが違法移民に身分証明所を発行するに必要な書類を整えていないことが発見されるや、ウィーン条約よって、その支部をカテリナ島カントリークラブからカトリック教会へと移すことにしたという。

カーター女史のいう「ウィーン条約」とはどういう意味なのか俺(ミスター苺)にはさっぱりわからない。それで俺は女史に電話して聞いてみる事にした。だが、このエントリーを書いている今現在にわたって、彼女からの返事はもらってない。俺の知る限り、アメリカが偽身分証明所発行を許可するなんて条例はどの国とも結んでいないはずだ。

それはともかく、この話は非常に興味深い。メキシコのフェリーペ・カルドロン大統領はこの間の訪米から帰国したばかり。訪米中はアメリカがアリゾナ州に厳しい移民法通過を許可したと大々的に批難した。実はカリフォルニアの非常に中庸な共和党のアーノルド・シュワツルネッガー知事は、就任後は奥さんの影響か、かなりリベラルになり、アリゾナの移民法にも批判的だ。そしてもちろんカリフォルニア州内でもロサンゼルスを含め多々の都市がアリゾナをボイコットすると宣言したりしている。

そういう州で、メキシコはどのように感謝の意を示したかと言えば、 わざわざそのカリフォルニアを選んで偽書類発行事業を開設したというわけ。恩を仇で返すとはこのこと。

読者諸君はよくご存知の通り、(そして多分腹立たしいと思ってるだろうが)俺は移民法改善には賛成だ。ただしそれが本当の意味での改善ならばという話だ。俺は違法移民のほとんどが、違法になるのは法律が悪いせいだからだと思ってる。既存の移民法は不合理で任意的すぎて、不公平だ。

だが。だからといって俺は違法移民を支援するつもりはない。ましてやメキシコからの大量移住などもってのほかだ。また、偽書類をつかって違法移民を促進するような外国政府の悪行を支持する気など毛頭ない。領事登録書だとかいう書類を使って、アメリカ国内で違法移民が隠れやすくしたり、書類に馴染みのないアホ役人からアメリカの福祉を受けやすくしたり、もしくは偽虜類と充分に承知のうえで外国と協力して違法移民に特権を与え、アメリカに対して犯罪を犯すような奴らに加担する気もない。

移民局はペイントボールガンを持ったイスラエルの特別部隊でも雇って偽書類発行事務所のte手入れでしてはどうか。たとえそれがカトリック教会の内部でも、いや、カルドロン氏のやり方をみてると次はイスラム教聖廟に移設するなんてことになりかねないな。

June 6, 2010, 現時間 9:50 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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日付け → →June 5, 2010

あのやっかいなユダヤ人たち、イスラエルの完全武装解除を求める国際社会、クラウトハンマー氏の鋭い指摘

この間、トルコ籍の支援船を名乗るテロ船団がイスラエルに拿捕され無謀な抵抗をしたテロリスト活動家たちがイスラエル軍に退治されるという事件がおきたばかりだが、今度はアイルランドから出発したパレスチナテロリスト支援団のレイチェル・コリー号がイスラエル海軍の停止命令を拒否し、イスラエルに拿捕された。

これに関する日本語記事はこちら。

新たにガザ支援船拿捕=イスラエル軍が阻止、流血は回避

 【エルサレム時事】イスラエル軍は5日、アイルランドからパレスチナ自治区ガザに向かっていた親パレスチナ団体の支援船「レイチェル・コリー号」を拿捕(だほ)し、イスラエル南部アシュドッド港に連行した。拿捕に際し、コリー号の乗組員はイスラエル軍兵士の乗船を受け入れ、暴力を伴う衝突は起きなかった。

 イスラエル軍が5月31日に6隻のパレスチナ支援船を拿捕した際にはトルコ人ら9人が死亡。国際的な非難が巻き起こっている。イスラエル側は今回、アシュドッド港に向かえば支援船の安全な寄港を保証し、積み荷は検査後にガザへ届けるとしていた。

 同軍は5日朝、ガザ沖約64キロの海上でコリー号側に船舶識別情報の提示を要求。複数の艦艇が包囲するように並走し、アシュドッド港へ向かうよう繰り返し求めていた。当初、コリー号は要求を拒否していたが、結局、イスラエル側の求めに従った。アイルランドの親パレスチナ団体は声明で「イスラエル軍は支援船を乗っ取り、乗組員を拉致した」と激しく非難した。(2010/06/06-00:11)

前回のトルコ船も、レイチェル・コリー号のようにおとなしくイスラエル軍の指示に従っていれば隊員たちの乗船を防ぐことは可能だった。いや、それをいうなら、前回の船団にしろ今回のアイルランド船にしても、最初からイスラエルの要求どおりアシュドッド港に寄港して、イスラエル軍の検閲をきちんと受けていれば、支援物資はとどこおりなくガザへ輸送されることが可能だった。イスラエルはガザへの武器以外の支援物資輸送は阻止していないのだから。(イスラエルはハマスのテロリストどもと違って人道的だからね。)

それを度重なるイ軍の警告を無視して「アウシュビッツへ帰れ!」とか「911を忘れるな!」とか悪態を垂れてイ軍の搭乗を煽り、武器を構えて待ち伏せし、搭乗したイ軍に暴力三昧をしておいて、応戦されたら国連に泣きつく。汚いテロリストの常套手段だ。

さて、このガザへの航路閉鎖について保守派政治評論家のクラウトハンマー氏がワシントンポストでいつもながら痛烈な指摘をしてくれてるので紹介しよう。

世界はイスラエルのガザ封鎖に激怒している。トルコはその違法で非人道的で野蛮であるなどとして批判。国連はいつもの通り。そこに第三諸国とヨーロッパも参加。オバマはうろたえるだけ。

もちろんイスラエルによる航路封鎖は違法でもなんでもない。ガザはイスラエルの敵と自他ともに認めるハマスの統治下にある。そしてハマスはすでに4000以上のロケット弾をイスラエルの住宅街に撃ち込んでいるという事実がある。にもかかわらずハマスは、

イスラエル攻撃への絶え間ない攻撃を宣言しておきながら、さらなるロケット武装を拒まれると被害者面をする。

敵軍の輸送航路を封鎖するのは戦争時では当たり前のことだ。クラウトハンマー氏も第二次世界大戦中にアメリカがドイツと日本との航路を封鎖した事実を指摘。また、1962年10月のキューバミサイル危機の際にも、ロシアからキューバに向かう武器輸送船がロシアに引き返した例をあげている。ソ連船が引き返したのは米海軍の警告を無視して強行すれば米軍兵に搭乗されるか、船が沈められるかされると充分に承知していたからだ。

つまり、イスラエルは当時の米大統領ジョン・F・ケネディがしていたことと全く同じことをしているに過ぎない。敵側に自分らを攻撃するために使う武器が渡らないように輸送を阻止すること。 戦時中なら当たり前の作戦だ。

ガザへの船団は人道的支援物資輸送が目的だという建前だが、氏はこの事実を否定する。それが本当なら、当初からイスラエルの提案を受け入れ、イスラエルの港に寄港し検閲をうけ、支援物資はイスラエルが毎週ガザに送り込んでいる一万トンの食料や生活必需品と一緒にトラックでガザに送り込んでもらえばよかっただけの話だからだ。

なぜこの提案は拒絶されのか?それは船団の発足者グレタ・ベルリンも認めるように、船団の目的は人道的なものではなく、通路封鎖を打破することにある。つまり、イスラエルによる検閲を止めさせ、ガザに向けてハマス武装の必需品を無制限に送り込むことにある。

イスラエルはすでにイラン製の武器がヒズボラやガザに向かって運ばれる船団を二度にわたって拿捕している。いったいどの国がそんなことを許可するというのだ?

ここで氏は、だいたい何故イスラエルが航路封鎖などという作戦をするにあたったかについて、イスラエルが歴史上効果があることが証明されている前方防衛と能動防衛が出来なくなっていることが原因だとする。

前方防衛(Forward defense)というのは、自国内で闘うのではなく、自国の回りを囲む敵地に戦いを持って行き、自国の回りを制覇することで自国への攻撃の防御地とし、自国への直接的な攻撃を避ける作戦のことをいう。たとえばイスラエルがサイナイやゴーラン高原で闘ったように。そして可能な時は、イスラエルは和平の条件として、獲得した領地を明け渡したりしてきた。

これはアメリカがテロリストからの防衛のためにアフガニスタンまで遠征していって闘うのと同じ原理だ。内地で闘うより外地へ戦いを持って行くというわけ。

ところがイスラエルの場合、国際的な圧力に押されて前方防衛を諦めざる負えなかった。国際社会はイスラエルが違法に外国領を占領しているとして、それが反イスラエル感情を煽っているのだと批判し、平和のために撤退しろと迫った。

平和のための土地返還。おぼえているか?ここ十年に渡り、イスラエルは土地を明け渡してきた。2000年に南レバノンから撤退、2005年にはガザから撤退した。それでイスラエルは何を得た?激化する攻撃、敵側重武装、無数の拉致、ガザからの越境攻撃、そして何年にもわたる執拗なロケット攻撃だ。

前方防衛が不可能となったイスラエルは能動防衛(Active defense)にと作戦を変更した。これはイスラエルが撤退した後にできた、小さなテロ領地を次々と破壊していく作戦だった。

その結果はと言えば?2006年のレバノン戦争と2008年から9年にわたるガザ対策だ。

そして、イスラエルの防御地帯となっていた土地を明け渡せと言った国際社会は、明け渡した土地からイスラエルが攻撃され、やむなくイスラエルが防衛行為に出ていることすら違法だと言い張る。そして、イスラエルにもっと土地を明け渡せと迫っているのである。

自らイスラエルの敵と宣言しイスラエルの完全崩壊あるまで戦いを諦めないと世界的に宣言している敵からの攻撃を、イスラエルが自己防衛のため応戦することすら、国際社会は許せない不正な行為だと言いはるのである。

前方防衛も能動防衛も出来ないとなれば、航路封鎖という受動的な防衛に頼るしかない。

だが、こうして話している間にも、これでさえ国際社会は不当だと言う方向に向かっている。アメリカ合衆国でさえも、封鎖を止めさせる方向に向かっているのだ。

だが、何もかも許可されないというなら、何が残る?

もちろん、ここが肝心な点なのだと氏は言う。船団に乗り込んだ馬鹿活動家らもトルコの看板組織も、第三諸国もヨーロッパも、ユダヤ問題にはいい加減に嫌気がさしている。

何がのこるって? 何も残らないさ。国際社会の執拗な運動の最終目的は、イスラエルによる正当な防衛方法を完全に取り除くことにあるのだ。オバマ政権はほんの先週、四十年に渡るアメリカの方針を覆し、イスラエル一つを取り上げて、イスラエルが核兵器を持つことに抗議する書類に署名した。よってイスラエル最後の防衛である(核に寄る)牽制すらも不当としたのである。

ああ、なんてやっかいなユダヤ人たち。国際社会は何度も自殺しなさいと示唆しているのに、イスラエルは自滅への道を断固拒絶し、なんとか生き残ろうと必死だ。なんて煩い奴らなんだ。正当防衛なんて生意気なこと言ってないで早く崩壊しろ。ってなもんだ。

だから国際社会は、イスラエルによる防衛をことごとく阻止しようとするのだ。交際社会の反ユダヤ主義者達がそうしてイスラエルバッシングをする間にも、イランは着々とおおっぴらにユダヤ人問題最終解決への道を進めている。

中東でただひとつ民主主義のイスラエルが崩壊することのほうが、独裁政権のイランが核武装することより危険だと考える国際社会の人種差別には呆れる。自国をイスラム教過激派に乗っ取られそうなヨーロッパや東南アジアが、イスラムの人種差別者と一緒になってユダヤバッシングをする愚かさ。

イスラエルが滅んでも、世界に平和は来ない。それどころか世界は混乱への道を歩むだけだ。アメリカまでもが国際社会の狂気に参加するのだとしたら、イスラエルだけが正気の灯となる。

June 5, 2010, 現時間 10:51 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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日付け → →June 4, 2010

世界中からサンドバッグのイスラエル、国際社会の人種差別に負けるな!

訂正:レイチェル・コリーというのは船団の名前ではなく船の名前だそうだ。それから今回検閲をうけた船はレイチェル・コリー号ではなく別の船で、レイチェル・コリー号は別の船団の一隻として現在ガザに向かっている。

日本でもフリーガザなんてテロリスト応援団を熱烈支持してる馬鹿が結構いるようだが、そういう奴らのブログサイトとか読んでると、あまりの無知さ加減に腹が立つと言うより呆れてしまう。

今回のイスラエル軍による*レイチェル・コリー船団の船上捜査は、単なる検閲だ。ガザにイスラエルを攻撃するための武器が密輸されないための海上警備だ。どんな国でも禁止されている密輸品を乗せている疑いのある船が自国の海域に入ってくれば、それを阻止する権利はあるはずだ。

このフリーガザという自称平和団体はISMと同じで。本拠はアイルランドにあるらしい。平和だの非暴力だの表向きだけで、自分では自爆テロやる度胸のない奴らがテロリストの後方援助をするために結成された団体。自分で直接暴力行為に及ばなくても、戦闘員の援助をしていればテロリストであることに違いはない。

ウィキペディアのページから参考にすると、

フリーガザ運動とは、パレスチナ親派による人権団体連合で、イスラエルによるガザ地区への通路封鎖に挑戦し、人道的救援物資を運ぶ船団を送り込むため2008年に結成された。世界的な著名団体70以上の支持を受けている。初航行は2008年8月。

フリーガザと深い関係にあるのは、言わずと知れた国際連帯運動(ISM)テロ後方部隊

奴らが関連していて人道的救援物資だけを運ぶ船団などであるはずがない。

実際にだ、イスラエルが人道救援物資を運ぶ船団を襲撃していると責め立てている国際社会は、イスラエルから常時ガザに向かって救援物資が供給されているという事実を完全に無視する。過去に何度も人道的救援という名のもとに武器弾薬やテロリストがガザに運ばれて行くのをイスラエル軍がなんども阻止しているという事実も完全無視。

それをいうなら、今回拿捕された船にしたところで、武器弾薬が積まれていたのだ!

なにが非暴力だ、なにが人道だ!あほぬかせ、このテロリストども!

フリーガザの本当の目的はパレスチナ救済ではない。奴らの本当の目的はイスラエル完全破壊である。何度も船団をガザに送り込み、イスラエルが途中でそれを阻止する度に、イスラエルから襲撃された、人権擁護のボランティアが殺された、と大騒ぎし、国連を中心に国際社会からイスラエルに多大なる圧力をかけて、イスラエルに通路封鎖を中止せざる負えないように追い込むことにある。

そうやって通路が開門されたと同時に、ガザに新型中距離ロケットを送り込み、これまでよりより破壊的なイスラエルへの攻撃をしようという陰謀なのである。

そして、これが一番腹立たしいことなのだが、国際社会の誰もがその事実を充分承知のうえで、イスラエルに通路を解放せよ、パレスチナ独立国家設立を認めよ、と迫っている。そうすることがイスラエル崩壊につながることは、誰もがしっているのにだ。

何故なら、世界中のユダヤ人嫌いの人種差別者たちが、それを望んでいるからなのだ!

だからイスラエルは退けない。だからイスラエルはどんな批判をされてもガザへの通路は守らなければない。

今回善玉のイスラエル軍に予想以上の被害が出たのは、イスラエルが国際社会の圧力に負けて、もっと重武装をしていかなかったことが原因だ。これは戦争だ。フリーガザの連中は敵側戦闘員なのだ。奴らは非武装非暴力などという表向きとは正反対な暴力団員だ。そういう奴らの乗ってる船に搭乗するなら、それなりの準備をして行くべきなのだ。

今回はその準備が不十分だった。相手を甘く見すぎていた。それでもこちら側の兵士を失わずにテロリストを9人も退治できたことはお手柄だった。

今後もがんばれイスラエル! 世界の人種差別者らの圧力に負けるな!

June 4, 2010, 現時間 11:16 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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日付け → →June 1, 2010

お手柄イスラエル、ガザ武器輸送船上待ち伏せを克服。テロリスト9人を退治!

どの新聞も反イスラエル偏向報道しかしないので、カカシはイスラエルの側に立って見出しを書いてみた。で、実際に何が起きたのかという話なのだが、先ずはAFPの記事から。

ガザ支援船をイスラエル軍が強襲、10人以上死亡 トルコ強く抗議

イスラエルによって封鎖されているパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)へ支援物資や援助活動家らを運んでいた支援船団6隻のうちの少なくとも1隻が31日、イスラエル特殊部隊の強襲を受け、イスラエル軍の発表によると少なくとも10人が死亡した。
 
 船団結成に関与したトルコの人道支援団体IHH(Foundation of Humanitarian Relief)のガザ支部はAFPの電話取材に対し、強襲を受けたのはトルコ船籍の船で、トルコ人を中心に15人が死亡したと語った。

 一方、パレスチナのイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)が運営するアルアクサ(Al-Aqsa)テレビは、死者は20人に上ると報じている。同テレビは、黒服のイスラエル軍兵士がヘリから船へ降下して船上で活動家たちと衝突する様子や、船の甲板に倒れている負傷者の様子を放映した。

 イスラエルの民放チャンネル10(channel 10)によると、攻撃したのはイスラエル海軍の特殊部隊で、船の乗客らから斧(おの)やナイフで反撃されたため発砲したという。

 船団は、建材などの支援物資約1万トンや活動家ら約700人を乗せ、31日午前にガザ沿岸の封鎖海域に到達する見通しだった。

 トルコ外務省はただちにイスラエル大使を呼び、強く抗議。「イスラエルの非人道的な行動を厳しく非難する」「公海上で発生し、国際法違反に相当するこの遺憾な出来事は、2国間関係に取り返しのつかない結果をもたらしかねない」とする声明を発表した。(c)AFP

はっきり言ってAFPの報道はAPよりもましだが、イスラエルを攻めるための武器を輸送しているかもしれない船の検閲をする権利はイスラエルの正当な権限だろう。それにはなから暴力で抵抗しておいて、応戦されたからと言って文句を言えた筋合いではないはず。にもかかわらず、ことイスラエルに関しては、国際社会でイスラエルが正しいと判断されることはない。

中東のパレスチナとイスラエルとの紛争を長年注意してみて来た人ならご存知だと思うが、パレスチナのテロリストどもはしょっちゅう人道的な援助という建前で、赤三日月付きの救急車やパトカーや国連公用車を(国連の強力を得て)利用してテロリストや武器弾薬を輸送するのが常となっている。これまでにもイスラエルは何度もパレスチナに運ばれるテロリスト人員及び武器弾薬を人道的支援を名目とする郵送船において発見しているのだ。

今回も人道的な支援物資船という名目で、テロ戦闘員や武器がガザに運ばれていることを察知したイスラエルは、ガザへ向かう船はすべて搭乗検査すると前もって警告していた。それが嫌ならば、イスラエルの港に一旦寄港して、イスラエル側の検査を受け、問題なければそのままガザへの渡航を許可するとさえ伝えていた。

だがトルコ籍の船一行はイスラエルの提案を拒否した。イスラエルは止む負えず海上において搭乗することになったわけだが、トルコ船は充分その事態を予測し待機していた。隊員たちは待ち伏せされたのだ。

搭乗した隊員たちは即座にテロリストどもに囲まれ、鉄パイプやナイフを持った暴徒数人に囲まれ殴る蹴るの乱暴を受けた。暴徒は隊員の拳銃を取り上げ後から搭乗した他の隊員たちに発砲するなどの暴挙を働いた。

イスラエル兵らは、正当防衛のため暴徒に発砲。暴徒10人が退治され、イスラエル兵数人も重傷を負った。

さて、この人道的な物資支援船団は、ヨーロッパに本拠を置く親パレスチナ反イスラエルの市民団体がスポンサーとなっており、その名も何とレイチェル・コリー艦艇。苺畑よりの読者諸君なら、故レイチェル・コリーがどんなテロリストだったかは自称非武装平和主義、実はパレスチナテロリストの手先である国際連帯運動(ISM)の話をした時に詳しく書いたことがあるので、良くご存知のはず。

レイチェル・コリーはアメリカ人のくせにユダヤ人種差別が行き過ぎてパレスチナのテロリストどもに洗脳され、わざわざガザまで出かけて行ってテロリストの手先として働き、イスラエル軍のブルドーザーの前に立ちはだかって轢き殺された馬鹿女である。親パレスチナの西洋諸国の運動家は、なにかこの馬鹿女の名前を聖女かなにかのように担ぎだす。

このレイチェル・コリー船団の背後にはフリーガザ(ガザ解放)というグループが存在するが、そのグループの熱烈な支援をしているのが、オバマ王が恩師として仰ぐ国産テロリスト、ビル・エアーズである。

イスラエルはオバマ政権による支持は期待できない。オバマ王は国連と一緒になってイスラエルの非を責めるに違いない。

はっきり言ってフリーガザの目的は、わざとイスラエルと衝突するような状況を作っておいて、イスラエルが応戦し死傷者を出す度に国際社会にイスラエルの暴挙を訴え、イスラエルが自国を守れないようにすることにある。だから、今回のようなことはこれからも幾度も起きると予測できる。

相手はレイチェル・コリーのような特攻テロリストを女神として崇めているような団体だ、イスラエルの警備隊に殺されることなど覚悟の上だろう。それがイスラエル打倒の役立つというなら、喜んで身を投げ出そうという過激派連中なのだ。

イスラエルも今後はもっと真剣にこういう船の検閲を行う必要がある。これは戦争だ。そして奴らは敵側戦闘員なのである。イスラエルはそのことを忘れるべきじゃない。

アメリカは国としてはイスラエルを支持しないだろう。オバマ王が政権を握っている限りそれは望めない。だが、アメリカにはイスラエルに同情するアメリカ市民が大勢居る。アメリカのユダヤ系は数は少ないが金持ちが多く、そのほとんどがリベラル派でありながら、オバマの反イスラエル方針にかなり腹をたてている。このままいくとアメリカのユダヤ系リベラルによる民主党離れが進むだろう。

June 1, 2010, 現時間 11:27 PM | コメント (1) | トラックバック (1)

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オバマ王、一年ぶりの記者会見で見せた能天気ぶり

オバマ王は木曜日、一年ぶりにホワイトハウスで公式記者会見を行った。主題はもちろんメキシコ湾の原油流出だが、その他にも上院議員選挙予選での贈賄問題などもあり、記者団からはいつになく厳しい質問が浴びせられた。

しかし、久しぶりの記者会見であるにも関わらず、オバマ王の回答は焦点がはずれっぱなし。普段は大統領に好意的な主流メディアですら、オバマ王の能天気ぶりには呆れてしまった。

特に原油流出問題について、この記者会見の目的は、いかにオバマがこの問題に真剣に取り組んでいるか、連邦政府が何もしていないと言う批判に対して答えることにあった。

ところが、肝心の記者会見では、内政省の鉱物管理長が辞任していた事実について、オバマ王が知らなかったと答えた後、こんなやり取りがあった。

記者:バーンバウム女史が辞任・解雇になった件について、何故大統領が知らなかったのか不思議なんですが —

オバマ大統領:解雇されたと決めつけている。辞任ならサルツァー氏に今朝辞表を提出しているはずだ。今朝私は他に色々たくさんやることがあった。

原油流出問題は歴史上最大な流出事故だと言っておきながら、それについて自分は初日からこの問題解決を最優先にして取り組んで来たといいながら、その現場の担当者が辞任したか解雇されたかも知らないというのはどういうことだ? テレビ司会者のショーン・ハニティーも指摘しているが、記者団が皆知っているのに総責任者のオバマ王が知らないってことはないだろうが。この問題が最優先なら他に色々忙しくて、なんて言い訳は通用しないはずだ。

しかも同じ記者会見で、オバマ王はプロバスケの優勝チーム、ザ・デュークブルーデビルスに拍手喝采、と記者団に拍手を促すなど、まるで場違いで頓珍漢な行動を取っている。バスケでどこのチームが優勝したかはきちんと知ってるくせに、自分とこの高官が辞任したかどうかも知らないなんて、いったいオバマ王の優先てどうなってんだよ。

もちろんオバマ王のことだから、何もかも自分に責任があるといいながら、結局はブッシュ大統領のせいにするだろうと思っていると期待通り、流出事故の元々の原因はブッシュ前政権時代の役人と企業との癒着に問題があると指摘することも忘れない。

記者:鉱物管理サービスについてですがサルツァー長官は昨日、この問題はブッシュ政権と企業との癒着した関係が原因だったと責め、大統領も数週間前にローズガーデンで話された時、長期にわたり、10年もしくはそれ以上前から、つまりそのほとんどがブッシュ政権の時代ですが、石油会社と掘窟の許可を出す連邦政府の役所との間に癒着した関係があったことについて話されました。しかし大統領が就任された時点で、そしてサルツァー長官もですが、その癒着した関係については知っていた訳ですよね。にもかかわらず許可を出し続けていた。時には怪しげな状況においてです。それでもなおブッシュ前大統領のせいにするのは公平ですか?責任は大統領にもあるんじゃないですか?

オバマ大統領:もういちど前にも指摘した点について指摘しておきたい。サルツァー長官は就任以来、役所の清掃を始めた。しかし役所の文化は完全に変わるというわけにはいかなかった。もちろん私はその件について責任をとる。 しかしその文化の変更をどういうペースでしていくかについては緊急性はなかった。前政権時代にあったような腐敗が我が政権下でも起きていたという証拠はない。しかし適切な監視や規制のないまま石油会社が好き勝手なことができる文化はあった。これは事実問題だ。前にも言った通り、これは法律内の壁でもあった。今も言ったように我々はその壁を壊すべきだった。

はっきり言ってだ、前政権の悪口を言ってる暇があったら、現在起きてる問題の解決に勤めろ。今の大統領はブッシュじゃなくてあんたなんだからさ、オバマ王さんよ。

もちろん前回も書いたおとり、オバマ王はそんなことにはかまってられないとシカゴの古巣に帰って休暇中。暢気なもんである。

June 1, 2010, 現時間 9:56 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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