カテゴリー → →優しい痩身法

July 30, 2017

トランスジェンダー押し付けも肥満奨励も同じ穴のむじな

どうでもいいニュース , フェミニズム , 優しい痩身法

最近、トランスジェンダー関係の記事で、女なのに男性ホルモンを摂取して男に見える女が、「男も生理になる」とか言って生理の血液で汚れたズボンの股間を写した気持ち悪い写真をツイッターにアップしていた。自分が男になりたい人間が生理の苦痛に文句言うなんていい加減にしろよと思ったのだが、彼女の苦労が一体このカカシに何の関係があるのかと聞きたくなった。

彼女が自分を男に見せたいと思うのは勝手だ。それで短髪にして男性ホルモン摂取して男装するのは彼女の趣味だから私はどうでもいい。でもそれならどうして何の関係もないカカシや不特定多数の人々が彼女の生理で汚れたズボンを見なくちゃならないのだ? そんなことをする不可思議な女を何故無関係な他人が男と認めなければならないのだ?

もっとひどいのなると、トランスジェンダーとデートしないのはトランスフォビアだなどと言い張る奴まで居る

先日ナタリー・ヘイグというプラスサイズ(デブ)モデルが、飛行機で偶然隣り合わせになった男性が自分の体重について悪口を友達とのメールで交わしていたのを目撃して激怒し男性を怒鳴りつけ、その模様をビデオに撮ってインスタグラムだかのソーシャルネットワーキングにアップした。

この男性は隣に座った肥満女性について友達へのメールで「この女がメキシコ料理を食べなかったことを願うよ」とか「メキシコ人を食べちゃったんじゃないの」とか書いていた。それをこの肥満女は自分のスマホで撮影し、後に男性に対して、彼のメール内容は自分をひどく傷つけた、そういう行為は今後慎むようにと説教を始めた。

はっきり言って、この世の誰にも傷つけられない権利などない。彼女は太ったことを売り物にしているモデルだ、そうやって自分の体をひけらかしているのなら、それに対する批判もどんと受け止めるくらいの度胸を持つべきだろう。

さて、これに関連してデイリーコーラーという新聞にデイビッド・フックステッドという記者が「肥満モデルをもてはやすのは止めてくれ」という記事を書いて避難を浴びている。

フックステッドは最近スポーツイラストレイテッドという男性向きスポーツ雑誌にプラスサイズのモデルによるビキニ姿が多く出るようになったことについて、男は肥満モデルのビキニ姿など見たくないと書いてネット上で炎上してしまった。自分だって太ってるくせに他人のスタイルを批評できた柄か、というのがまあ大半な批判。

しかし一男性読者であるフックステッドが太っているかどうかは問題ではない。一般の読者が肥満モデルが表紙を飾るスポーツ雑誌など買いたがるかどうかが問題なのだ。

なぜモデルが痩せているのかと言えば、それは社会が美とはこうでなければならないと押し付けているからではなく、そういうモデルを見たいと思う人が消費者の大半を占めるからだ。もし肥満モデルを掲げることで雑誌の売り上げが伸びるのであれば、スポーツ雑誌にしろファッション雑誌にしろ肥満モデルを重宝するだろう。

誰がどんな人に魅力を感じるかは個人の自由だ。それを誰かに押し付けられる行為は私は我慢が出来ない。

女を(男を)男(女)と呼べ、肥満モデルを美しいと言え、そういうふうに真実を歪曲し人々の本意を曲げることを体制が押し付けるやりかた、それこそがファシズムなのだ。

July 30, 2017, 現時間 11:03 AM | コメント (2) | トラックバック (0)

エントリーが気に入ったらクリックしてください。
にほんブログ村 政治ブログへ

August 29, 2016

肥満受け入れ派によるフィットネス派への猛烈な攻撃

フェミニズム , 優しい痩身法

アメリカでは最近肥満体を受け入れようという動きが活発だ。それについて書こうと思っていたのだが、「苺畑より」ではかなりのトピずれ(懐かしい言葉)かなと思ってダイエットブログ専門のルナおばさんのところで掲載してもらった。しかしルナおばさんのブログは零細すぎて読者がほぼゼロというだけでなく、何故かダイエットの話に政治がからんできたことでもあるので、せっかくだからこちらに転載させてもらう。

以下ルナおばさんのサイトより。

**********

最近肥満大国のアメリカでは「太っていてもいいじゃないか」という肥満体型を受け入れようという運動が流行っています。もうここ2~3年そういう運動がおきていて、プラスサイズのモデルとかネットでも人気者がいるし、ファッション雑誌やスポーツ雑誌ですらプラスサイズのモデルがフィーチャーされています。モデ痩せだけが美ではないという風潮が受け入れ始めたのはよいことだとは思いますが、どんなサイズでも健康でいられると言って、それが健康美を目指すことへの妨げとなってしまうとこれはかなり問題があると思います。

アメリカでいう肥満というのは日本でちょっとぐらい太っているといった程度ではないのです。特に肥満受け入れ運動に積極的な人というのは100%以上の超肥満、つまり標準体型の二倍の体重といった人が圧倒的に多いのです。日本人の女性で身長160センチの標準が60キロとしたら超肥満は120キロですよ!こんな体型で健康体を保てるはずがありません。

それでもアメリカは自由な国なので個人が自分の体重が多いことに満足しているというなら、それはそれで本人の勝手で済みます。でも実際はそうではないのです。「肥満受け入れ運動」は自分が太っていることを容認するという意味ではなく、自分が太っていることを社会に無理やり認めさせるという運動なのです。これが問題になる理由はおのずと明確になります。

もっとプラスサイズの洋品店を増やせとか就職の際に太っているからといって差別するなとかいう程度ならまだしもですが、もっと現実的に理不尽な要求につながります。たとえば

健康保険及び生命保険の掛け金

就職先で入れる団体保険ではなく個人的に入る健康保険の場合は、本人の健康度によって掛け金が変ります。病気になりやすいと判断される人の掛け金は割り高になるのは当然。タバコを吸う人や危険な仕事をしている人や肥満な人は掛け金が高めになります。同じ理屈で早死にする可能性の高い人の生命保険の掛け金も割高になります。肥満受け入れ運動家たちは肥満者の保険料が高いのは肥満差別だから止めるべきだと訴えるのです。

飛行機の座席料

飛行機のエコノミークラスで一つの座席に納まらないほど太っている人は二席分の座席を購入することが勧められています。空席が多い機なら別ですが、満席の機に乗りたいなら二席分購入は義務です。しかしこれは肥満者への差別であるとてして、航空会社はもっと大きな座席を作り、料金は普通のエコノミーと同じにしろという要求です。

洋品店などがプラスサイズ専門のコーナーを設けるのは商業的に有益な作戦かもしれません。ファッション雑誌やスポーツ雑誌がプラスサイズモデルを起用するのも雑誌の売り上げ増加につながるかもしれません。でも保険会社や航空会社のような一般企業に利益の見合わない要求をするのは理不尽というものです。割高料金を払いたくないなら本人が痩せればいいだけの話なので、その自己責任を棚に上げて企業や社会にその責任を負わせるというのはどんなものでしょうか?

肥満受け入れ運動家たちの要求はこうした社会機構だけでなく人々の言動にまで広がっており、それが非常な言論弾圧にもつながっています。 次ページに続く。

続きですが、最近肥満受容認運動家たちによるフィットネス派への攻撃が猛烈になってきています。以前にも「何故肥満を自慢するの?」と問いかけて大批判を受けたマリー・カングさんの話をしましたが、パーソナルトレーナーとか栄養士とかお医者さんたちは健康体を促進するのが仕事です。それが最近は「健康な生活習慣を身につけ健康な身体を作ろう」というメッセージを「ファットシェイミング(肥満を恥かしめる行為)」といって批判する人が増えています。

そういう肥満容認傾向に腹を立てたのが元陸軍新入兵の教官で今は民間人フィットネスインストラクターのジョン・バークという人。一年ほど前バークさんのユーチューブビデオがちょっとした話題になりました。彼はビデオのなかで、『太っていることはオーケーじゃない!太っている人の姿を見るのは不快だ気持ちが悪い。肥満体は自己規制のきかない象徴だ!病気などで太ってしまう人もいるが大抵の肥満者は怠慢なだけだ。肥満を受け入れるのは単に怠慢でいたいだけのいい訳だ!』というようなことを五分間に渡って教官の口調で怒鳴り散らし肥満人を罵ったのです。

彼が言いたかったのは言い訳ばかりしていないでフィットネスへの努力をしろということで、そのメッセージはもっともなことなのですが、その言い方がかなり厳しいということでこれをみた多くの人々が彼に反感を覚えネット上で炎上してしまったというわけ。軍隊では兵士のフィットネス度が生死の境になるわけですから、その鍛え方は一般人を鍛えるのとは違います。言葉使いも口調も厳しいものになるのは当然のことです。でもそのやり方が一般人に通用するかといえばこれは議論の余地ありでしょう。

しかし私が脅威を覚えたのはバークさんのビデオよりもバークさんへの異常なまでもの批判と糾弾です。2~3年前にマリー・カングさんが「あなたの言い訳は何?」というポスターで批判を受けた時もひどかったけど、バークさんへの批判も相当なものでした。どうしてこんなにもフィットネス派のモチベーションスピーチに批判が集まるのでしょうか?

人にはそれぞれモチベーションの受けかたが異なります。三児の母なのに美しいガングさんの体を見て「あ、三児のママでもあんなふうになれるんだ。私も頑張ろう」と思う人もいれば、「あんな体には絶対になれない。気が滅入った。やけ食いしよう」となる人もいるでしょう。また陸軍教官に怒鳴られて「畜生!あんなこと言われて悔しい。がんばるぞ!」とやる気の起きる人もいれば、「怒鳴られて腹たった。やけ食いしよう」となる人もいるでしょう。

なんですぐやけ食いになっちゃうのかという不思議さもありますが、相手にやる気を起させようとするやり方には色々あるはずで、ひとつのやり方だけが正しいとはいえません。でも他人のやり方が気に入らないからといって、それが正しくないとは決め付けられないはずです。現にこのやり方は軍隊では断然効果があるわけですから。

一般的に肥満体の人に恥をかかせるような言動は失礼であり、すべきではないと思います。聞かれてもいないのにダイエットのアドバイスとか余計なお世話もしてほしくありません。しかし自分の商売が肥満体の人に痩せるようやり気を起させることが目的となれば話しは別です。相手を奮起させるやり方は千差万別であり恥をかかせるのも一つのやり方として受け入れるべきだと思います。そういうインストラクターが好みでないなら別なインストラクターに行けばいいだけの話です。バークさんのようなやり方が人気がなければバークさんはフィットネスインストラクターとして成功しないでしょう。彼のことをいろいろ批判せずとも自然に彼の商売は成り立たなくなります。市場に任せればいいのです。

私が一番嫌なのは自分が肥満であることを批判されたくないからといって肥満は不健康だという意見や健康体をつくるために努力すべきだという意見を弾圧しようという動きです。自分が太っていることで満足しているならそれはそれでいい。でもその生活習慣を正当化しないでほしい。フィットネスを目指している人々の努力を妨害しないでほしい。フィットネスを促進する人々の言論を弾圧しないでほしい。

それだけです。

August 29, 2016, 現時間 8:57 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

エントリーが気に入ったらクリックしてください。
にほんブログ村 政治ブログへ

August 6, 2016

弱さを武器にする犠牲者中心議論の言論弾圧、肥満は身体障害じゃない!

人権擁護法 , 優しい痩身法

よくユーチューブに掲載される若者たちによる訴えを聞いていると常に「自分は犠牲者なのに周りがいたわってくれない」というものばかり。はっきり言って「大人になれ!」と言ってやりたいものであふれかえっているが、特に最近目につくようになったものにファットシェイミング(Fat Shaming 肥満を辱める行為)というものがある。要するに太っている人は周りから白い目でみられたり、あざわられたり、ひどい時は、赤の他人から写真やビデオに撮られてユーチューブに挙げられたりして、太っていることを辱められる行為という意味。

確かに他人の容姿を馬鹿にしたりあざ笑ったりする好意は不謹慎であり失礼である。だが、他人の気持ちを傷つける行為は慎むべきだという単なる礼儀の問題が、ビキニモデルの街頭ポスターやフィットネス専門家の「運動しよう」という呼びかけや、医者が肥満は不健康なので痩せる努力をすべきだと忠告する行為まで「ファットシェイミングだ!」と言って弾圧しようとなってくると話は別。

最近は太っていることと不健康とは関係ないと主張して極太りの女たちが何重腹の肢体を丸出しにしてビデオブログで掲載するのが流行っている。こういう女たちは「デブは美しい」と主張し、自分らの身体に自信があるとか誇りに思うとか意って肥満を正当化し世間に受け入れさそうとしている。そしてそういう行動は不健康だと批判する人間を実際に失礼なだけの連中と一緒くたにして「ファットシェイミングだ!」と糾弾するのだ。

スポーツイラストレイテドというアメリカの人気スポーツ月刊誌が、ちょっと前にプラスサイズのビキニモデル、アシュレー・グラハムを表紙に掲載したことで話題になった。全国の肥満女性たちから同雑誌が肥満女性でも美しいということを認めたとして絶賛されたが、その当のモデルが最近公開した写真が「痩せすぎ」だとして元ファンという女性たちの間から非常に憎しみに満ちた(ヘイトメールだあ!!)メールが殺到。左翼リベラルは何かと右翼保守や常識人に対してジャッジメンタル(すぐ善悪で判断をする行為)だと批判するが、自分らこそ何かと他人をすぐ善悪で判断する。

メールの内容は、『プラスサイズの見本として尊敬していたのに、そんなに痩せるなんて裏切りだ、もうファンはやめる、この糞女!』とか『そんなに痩せてプラスサイズの代表とかよく言えるな!』とかいったもの。言葉使いはもっとひどいが、まあこのへんにしておく。

あまりの批判に当の本人は「写真の構図から痩せて見えるだけ。私は1ポンド(0.45kg)も痩せてない、と説明するに至った。

アシュレー自身が実際に痩せたかどうかは別として、他人が太っていることを批判するのはいけないと大騒ぎする連中が他人が痩せたことを批判するというのはどういうことか?どんなサイズでも美しいというのが彼女たちの主張ではなかったのか? これでは肥満を受け入れろというより、肥満以外は受け入れられないという姿勢になってしまう。

太った人は色々な意味で不便なのはわかる。飛行機やローラーコースターの座席など、標準体型の人にはわからない苦労があるだろう。だが、それをいうなら色々な障害のある人たちが苦労することとそう変わらない。ただ、病気や怪我で身体障害になった人たちと違って肥満の人には痩せるという解決策がある。肥満はある意味で個人の選択だ。選択の余地のない身体障害者たちと一緒にすべきではない。

そんなことをいうと、カカシさんは太ってないから太った人の気持ちが解らないのだ、誰も好き好んで太ったわけじゃない、と言う人があるだろう。実は私がこのブログを書き始めた10年前くらいまで私はかなり太っていた。ま、アメリカの超肥満のひとたちから比べたらそれほどでもなかったが、日本の標準体型から行ったら何十キロもオーバーしていた。その後ダイエットと運動でかなり痩せ標準体型に近づき、それを9年くらい保っている。それでも未だに痩せているとはお世辞にも言えないオバサン体型。

私自身、何も好き好んで太っていたわけではない。ダイエットや運動にも自分では励んでいるつもりだった。だから、毒舌家の母から「カカシちゃんは太ってるわねえ、そのお尻なんとかならないの」とか散々言われてものすごく腹が立ったものだ。ファットシェイミングというなら我が母なんぞはファットシェイミングの女王様である。

太っていた過去があるから言わせてもらうが、やり方によって痩せることは可能だ。それは決して簡単ではないし今でも現状維持にはものすごく苦労している。だが、自分が太っていることに満足することは決して健康的なことではない。『私は太っていても美しいのだ、『私は太っている自分を祝福し誇りに思うのだ、『私はありのままの自分を愛するのだ』という考え方は一見、向上的な考えのように見えるが、実はそれは努力をしたくない人々の「あきらめ」でしかない。

それでも、もし肥満が多々の病気を誘発するものでないのであれば、本人が満足ならそれはそれでいいかもしれない。だが、現状では、標準体型でないことで起きる障害を避けることはできないし、いくら「デブは美しい」と言ってみても、標準体型(よって健康体の象徴)を最も美しいと感じる原始時代からの人間の本能を変えることも出来ない。自分は肥満でいいのだと自分で決めた以上、他人から受ける批判も覚悟の上ですることが必要だ。自分の態度を改めずに、痩せようと努力している人を責めたり、フィットネスや医療専門家のアドバイスをファットシェイミングだからを止めろとか、周りに肥満を美しいと認めろとか要求するのは自分勝手な被害者論理だ。

左翼リベラルによる他者弾圧は常に弱さを武器にしたやり方だ。常識人なら普通に持っている弱者への思いやりを悪用し、弱者を特別扱いしないのはお前が冷血人間だからだ、と相手の良心に訴えて相手が黒人差別者だとか同性愛差別者だとか女性差別者だとか言われるのを恐れることを狙って相手の言論を弾圧しようとするのである。

犠牲者をきどった弱者の横暴は大嫌いだ!

August 6, 2016, 現時間 1:40 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

エントリーが気に入ったらクリックしてください。
にほんブログ村 政治ブログへ

September 6, 2014

ミッシェル夫人の給食献立、あまりの不人気に取りやめる学校区殺到

優しい痩身法 , 独裁者オバマ王の陰謀

数年前からミッシェル・オバマ夫人が半強制的に全国各地の学校区に施行させている「健康」給食献立がとにかく不人気だ。夫人自体他人のダイエットになんだかんだ言えるような体型じゃないだろうという批判も多くあるが、とにかくこの給食献立、量が少ないうえに子供たちが好むようなスパゲティやハンバーガーやフレンチフライの替わりにサラダとか果物とかいったものばかり。サンドイッチなどでも育ち盛りの10代の子供たちなのに食パン一枚程度しかない。

ただ、アメリカの給食は必ずしも強制的ではない。食べたくない人は自宅からお弁当を持ってきても良いことになっている。それでも子供たちが好む献立であれば、無料かもしくはただに近い安い値段の給食は、親たちも毎日お弁当を作る面倒も省けるので、多くの子供たちが学校のカフェテリアで食べるのを好んでいた。

だが、ミッシェル夫人が施行した献立はとてもとても子供たちが食べたいようなものではない。それで学校給食を食べない子供たちが激増。食べない子が増えたことから、無駄になる残飯の量も激増。学校区は学校給食で得る収入が激減。なんと2012年にプログラムが始まってから百万人の生徒が学校給食を食べなくなったという。そして無駄になった食料の値段は毎年10億ドルにも及ぶという。

それだけではない。学校内にある自動販売機で売られるお菓子や飲み物なども健康食品ということで、いままでのようなキャンディバーやスナック菓子に替わってグラノラバーやドライフルーツなどになった。飲み物も、これまでのような清涼飲料水ではなく、フルーツジュースやアイスティーなどになった。それで自動販売機の製品の売り上げも激減。子供たちが規則違反のおやつを自宅から持ってくるようになった。

それに加え、アメリカの学校ではベイクセールといって生徒や親が作ったクッキーやケーキなどを資金集めのために販売する催しが人気があるが、これもミッシェル夫人はその回数を大幅に規制。おかげで学校は部活などに必要な費用をまかないきれなくなり、どこの学校も資金不足で悲鳴を上げている。

実はミシェル・オバマ夫人の狙いはここにある。彼女は最初から子供たちの健康になど興味はない。彼女がひいては彼女の夫である大統領が興味があるのは、アメリカの学校区の経営難である。学校区がそれぞれ独立して経営がうまくいっていれば連邦政府が口出しするのはむづかしい。地方の教育委員会が連邦政府に金銭的にたよっれいれば、連邦政府の権力が増す。

学校区が連邦政府から支援金をもらうのは、学校で何人の生徒が給食を食べているかに比例する。連邦政府は学校区が給食に負担した費用を後で返済するという仕組みになっているので、給食を食べる子が減ればその分学校区が連邦政府からもらえる金額が減るのである。給食を食べる生徒の数が最低限そろわない場合は連邦政府からの返済は全くないので、学校としては政府の規制に従う理由がなくなってしまう。

ミッシェル夫人の指定する規則はあまりにも厳しすぎて献立が不可能なだけでなく、生徒からは大の不人気。それで連邦政府からの支援金をあきらめてでも夫人の給食プログラムから脱退する学校区が続出している。最近ではハムス(ガバンゾ豆で作った味噌)やプレッツルやゆで卵まで不健康と指定されて、今回イリノイ州でも第二に大きな学校区がその脱退を発表した。 

いつもながら、オバマ夫婦のやることはなにもかも逆噴射。理想だけでまるで計画性がない。なにをやればどういう結果になるかという見通しがまるでつかない。だから自分がやりたいことすらきちんとできないのだ。

オバマケアにしろ、給食プログラムにしろ、なにもかもめちゃくちゃ。オバマケアはいまだにウェブサイトが機能しないだけでなく、規則が複雑すぎて国民は混乱状態。それに加えてオバマケアのサイトがハッキングされて人々の医療情報が漏洩したという話まで出ている。

私はいまのところオバマケアには加入しないで済んでいるが、今の保険から落とされたら、どうしたらいいのか皆目見当もつかない。

そのうち全国の学校区でミッシェルの給食を拒否するところが増え、彼女の陰謀は自然消滅してしまうだろう。子供たちの肥満問題は未解決のままで。

September 6, 2014, 現時間 10:22 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

エントリーが気に入ったらクリックしてください。
にほんブログ村 政治ブログへ

April 7, 2014

ミッシェル王妃の給食献立百万人の生徒が拒否。お粗末な献立写真公開

優しい痩身法 , 独裁者オバマ王の陰謀

一年半ほど前に実施が始まったミッシェル・オバマ王妃が牛耳る公立学校の「健康」学校給食は実施当初から悪評版だったが、その内容がどれほどお粗末なものであるか、生徒達が撮った写真がツイッターで出回り話題になっている。

リンク先の写真を観てもらえばわかるが、トルティア一枚にハムとチーズだけとか、小さなハンバーガー一個とチェリートマト三つと小さいミルク一箱。なんか解らないひき肉とコーンの炒め物がちょびっとに何もついてないロールパン一個。ハンバーガー一個とキウイ半個なんて写真が羅列されている。

この貧相な献立のせいで、学校のカフェテリアで食事をする生徒の数がここ一年で極端に減り、なんと百万人以上の生徒が学校給食を食べなくなったという調査結果が出ている。また、連邦政府の難解な要求に従えなくなり給食制度から脱退する学校も出ている。

給食といっても、アメリカの公立学校ではすべての生徒が同じ献立の食事をほぼ強制的にさせられるということはない。どの学校にもカフェテリアがあり生徒達はいくつかあるメニューの中から選び購入することができる。毎日買うのが嫌ならお弁当を持参することもできる。だから学校給食が気に入らなければ買わなければいいだけの話。

生徒のなかでは給食拒否して自動販売機や学校外で食事をするものも増えているが、学校によっては学校時間中は外出禁止にしているところもあるので、弁当を持参してこなければ学校給食を食べざる負えない。

学校側は連邦政府の給食制度に参加していると連邦政府から生徒一人当たりいくらかのお手当が支給されるので、政府からの援助を失いたくなければその規則に従わねばならない。学校給食を食べる生徒の数が減ると政府からの援助金も減るので、学校側としてはより多くの生徒に給食を食べてもらいたいのだが、ミッシェルの献立ではその数は減る一方。

教育委員会は生徒が新しいメニューに慣れれば、また給食を食べる生徒の数も増えるだろうという。前記の写真を見る限りでは、先ずそれは望めないだろう。

お母さん達、お弁当を作ってあげてね。

April 7, 2014, 現時間 11:35 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

エントリーが気に入ったらクリックしてください。
にほんブログ村 政治ブログへ

September 29, 2012

おかわり禁止、ミッシェル王妃の厳しいダイエット

優しい痩身法 , 独裁者オバマ王の陰謀

アメリカの新学期は9月。それでバラク・オバマ王のミッシェル王妃がごり押しした公立学校給食新制度が今年度から全国の公立学校で施行されるようになって一ヶ月たったわけだが、すでにその悪政の悪影響が声高く聞こえてくるようになった。

先日紹介した俺たちは腹ペコだ~ビデオでも明らかだが、全国の児童たちは給食の量や質の衰えに不満たらたらである。しかも、ミッシェル王妃の給食制度によると、子供たちはおかわりも禁止されているとかで、余った食品は無駄に捨てられているいう。これはモンタナ州の給食職員の証言からの話である。

連邦政府の新規制によると、給食のメニューはほとんどが野菜で成り立っていなければならないことになっており、これまで主食だった肉は付け合せ程度の量しか含まれて居ない。ということは、生徒たちが嫌いなものが大半を占め、好むものはほんのちょっとしか盛られないことになる。

「(主品と付け合せの)量が全くさかさまなんです。高校生にあんな少量を給仕するなんて腹立たしいですよ。」

と匿名職員は言う。しかも、カロリー制限がされているので、盛られた給食で足りない子供たちがおかわりをほしがっても給仕のおばさんたちは残っている食品を子供たちに配ることが禁止されている。それで空腹なこどもたちを傍目に、あまった食品はそのまま捨てられるという無駄が生じている。

「2オンス(30g弱)のたんぱく質なんて、高校の運動選手には全く足りませんよ。」

しかも、ミッシェル王妃の規制によると、学校給食の一人当たりの量やカロリーや成分や温度など非常に細かい報告が必要で、その複雑な手続きに余計な人件費がかさんでいるという。

学校給食は一部国民の税金によってまかなわれているが、各学校が連邦政府から課された厳しい規制に従わない場合は、その給食費用を差し止められるので、学校側はこどもたちの苦情にいくら同情的でも規則違反をして大目の量を配ることが出来ないのだと言う。

アイオワ州代表下院議員のスティーブ・キング議員は、学校給食のシステムは子供たちの健康を考えて必要な栄養を提供するために設けられたものであるはずなのに、それがなぜか、一部の子供たちが肥満だというだけで、全生徒にダイエットを強制するシステムになっていると批判する。

それに単に学校給食の量を減らせば、子供たちは学校外でジャンクフードを買ったり、親が不足分をお弁当に持たせるだろうし、高学年の生徒たちは部活帰りにファーストフードの店に寄り道するだけで、結果的に子供たちの食料摂取量を減らすことにはならない。

もちろんそのうち学校は弁当の内容まで口出しするようになるのだろう。おっとそれはもう起きてるんだっけ

ノースカロライナ州公立のウエストホーク小学校付属幼稚園に通う4歳児が、親が持たせたお弁当(ターキーチーズサンドイッチ、バナナ、ポテトチップス、リンゴジュース)が、政府設定の栄養ガイドラインに沿っていないとして、幼稚園がお弁当を幼児にそのまま持ち帰らせたと言うもの。しかも幼稚園側は四歳児にカフェテリアでチキンナゲットをたべさせ、その食費を親に請求したという。

政府が国民のランチの内容にまで口を出すようになったら自由社会はおしまいだ。オバマ王に任せておけば、学校の給食のみならず、人々の食卓にまで政府が干渉するようになるだろう。

September 29, 2012, 現時間 5:42 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

エントリーが気に入ったらクリックしてください。
にほんブログ村 政治ブログへ

September 28, 2012

ミッシェル夫人の給食メニュー、「腹減ったよ〜」と高校生達がビデオで抗議

優しい痩身法 , 独裁者オバマ王の陰謀

バラク・オバマ王のミッシェル王妃が押して議会が通した公立学校スクールランチの低カロリーメニューの評判が非常に悪い。育ち盛りの高校生の昼食を最高800kカロリーに制限したこの制度は、全国各地の学校で運動部などに入っている学生らから苦情が殺到。多くの生徒たちは学校のランチをボイコットして家からお弁当を持参するなどして抗議している。

とある高校の学生達は、ミュージックビデオを作ってユートゥーブにアップして抗議。下記がそのビデオ。歌っているのはフットボール部の学生。ジョックのくせに歌が結構うまい。担任の先生の協力があったらしいが、演出も結構凝っている。言葉が解らなくても給食の量が少なくてクラブ活動の練習でばててしまうという意図が画面から伝わって来ると思う。

カカシが小学生だったのは鎌倉時代だったかな? あの頃の日本の小中学校には給食制度があった。私らが得た給食は対しておいしくなかったが、私が給食制度で一番不満だったのは、献立が貧弱だったということよりもなによりも、みんながみんな同じ量の給食を配られていたということだった。子供は個人々で発育の速度に大きな差がある。同じ14歳でも声変わりも終わり180センチくらいの身長になってる男の子がいるかと思えば、まだ背も低く金切り声をあげてる子はいくらでもいる。そんな子供達に同じ量の給食を配ったら、小さい子には量多過ぎ大きい子には全く足りないという状況が生じる。

カカシは12歳にして今の身長と体重になってしまったという発育の早い子供だったので、いつも給食の量が全然足りていなかった。それに比べて私の大親友のYちゃんなんかは背丈も体重も私の半分だった。大人になってからも彼女は少食だが、子供の頃は私の食べていた量の1/4も食べられなかった。

それで私はいつもクラスの少食の女の子二人か三人から給食を半分づつくらい分けてもらい、結果的に二人前は食べていた。それでも4時ぐらいになるとお腹が空いて死にそうだったので、近所の駄菓子屋さん(コンビニはまだ無い時代)で菓子パンを買って食べていた。その直後にきちんと夕飯も食べていたのだから私の食欲は相当なものだったとご想像がいくと思う。

しかし育ち盛りの子供なら、このくらいの食欲は当たり前だ。ましてや学校で運動部に入っている生徒達が昼食800kカロリーでは足りるわけがない。しかも、その中身は肉や炭水化物よりも果物や野菜が中心という草食系。

ミッシェル王妃はじめ左翼リベラル連中は、個々の違いを認識しない。なにもかも全体主義。誰かが昼食は800kカロリーにする、と決めるとそれが小柄で少食な生徒だろうと大柄なスポーツ選手であろうと一緒くたにして扱う。

ミッシェル王妃の目的は児童たちの肥満解決などにあるのではない、彼らの目的はコントロールである。マクドナルドなどのハッピーミールを攻撃してフレンチフライの量を減らさせたり、ニューヨークでは市長が砂糖入りソーダのサイズを規制したり、すべて国民コントロールが目的なのである。

子供達はそれを悟ってか否か、純粋な抗議を始めたのである。

September 28, 2012, 現時間 5:33 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

エントリーが気に入ったらクリックしてください。
にほんブログ村 政治ブログへ

March 30, 2012

運動不足と肥満は癌になりやすい

健康管理 , 優しい痩身法

本日はルナ伯母さんの更年期ブログと癌と肥満の関係について同時掲載する。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

最近アメリカでは2004年から2008年にかけて癌で死亡する人がどんどん減っています。しかし心配なのは、運動不足や肥満によって癌にかかる人が増えたということです

肥満で癌にかかるやすくなる理由として、ホルモン増加やインシュリン率の変化が考えられます。また運動不足によって慢性的に緊張して炎症を抑える組織を破壊したりします。

全体的に癌の発生率は減っていますが、調査によると癌にかかる人の1/4から1/3の人が運動不足や肥満が癌の要因と考えられています。アメリカでは人口の1/3がやや肥満か超肥満と言われていますから、これは非常に心配な現実ですね。

肥満が高血圧や糖尿や心臓病の要因になるということは広く知られていますが、癌の原因にもなるというのは私は初耳です。このことは一般にもあまり良く知られていないようですね。

太っていると癌にかかりやすくなるだけでなく、かかってからの治り方もよくないそうです。毎年癌死亡の約1/3の57万2千件が肥満や運動不足が大きな要因となったと思われています。これは喫煙者の脂肪率と同率です。

最近は癌にかかったからと言って必ず死ぬとは限りません。いえ、医学の発達によって癌にかかっていても治療しながら長く生きながらえることが出来るようになりました。しかし、回復を妨げる理由として不健康な生活習慣の影響がどんどん明らかになってきています。肥満やインシュリン抵抗性が癌生存者の回復を妨げる非常に大きな原因となっています。

更年期の女性にとって怖いのは閉経後の乳癌ですが、最近はホルモン治療と乳がんの関係が解って来て、やたらなホルモン治療が減ったこともあり全体的に乳がんの率は減っています。乳がんだけでなく、全体的に癌による死亡率は減っています。最近は癌の要因がかなり解って来ており、定期的な診断で癌になりそうな腫瘍を早期に取り除いたり、タバコなど癌にかかりやすい生活習慣を止めることで癌を防ぐことが出来るようになってきました。ですから全体的に癌死亡患者の率は癌の種類によって違いますが、平均して2004年から2008年にかけて1.6%の率で減っているそうです。

結論から言って、タバコを吸わず、健康な体重を保ち、適度に運動することが、癌の予防になり、よしんば癌にかかっても生存率が高いということです。健康な生活をしていれば健康でいられるって、、なんか当たり前だろって気がしますけどね。

March 30, 2012, 現時間 8:12 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

エントリーが気に入ったらクリックしてください。
にほんブログ村 政治ブログへ

October 4, 2009

ちょっと行き過ぎ、ニューヨーク公立校でのベイクセール禁止令

優しい痩身法

子供の肥満が問題になっているアメリカでは、近年学校の食堂での献立や自動販売機で売られる駄菓子やジュースなどの規制が厳しくなっているが、今回ニューヨークの公立学校では子供達がクラブや年度末パーティなどの資金集めに自家製のお菓子やケーキを売る、いわゆるベイクセールをほぼ全面的に禁止することになった。

子供達が摂取する糖分や脂肪分を減らす目的で、ニューヨーク市の教育委員会は多々の規制を示す三ページに渡るメモを発表。これに従えば事実上学校内でのベイクセールはほぼ全面的に禁止されることになる。例外としてPTAによるベイクセールは許可されているが、週日の午後6時以後と規制があり、この時間には生徒はほぼ全員下校しているので意味がない。

アメリカの学校では、部活やクリスマスのパーティなどの資金集めに自分たちで作ったお菓子やケーキを売るのは伝統となっており、ベイクセイールは健全な資金活動であると考えられて来た。それを突然全面禁止となると、かなり生徒や親たちから反発が出るのではないだろうか?

当然のことながら、この規則に対する生徒達の反応は冷ややかである。

フィオレロ・H・ラガーディア高校では月に数回ベイクセールを行う習慣がある。バスケット部の二年生ヤーデイン・アムロン君はバスケ部に必要なスコアボードを購入することが出来なくなったとぼやいている。

ラガーディアの別の生徒、サッカー部のエリ・サラモン(14)君は、5月のベイクセールで自分の作ったブルーベリーマフィンはたった15分で売り切れたと言う。「意味ないよ。なんでベイクセールをしちゃいけないんだ?」という。

新しい規則には自動販売機で売られる駄菓子の規制も含まれており、低脂肪のスナック菓子や低糖分のグラノラバーなどに切り替えることが義務づけられ、今後売られる製品は教育委員会の許可の出ているものだけに限られる。校内の自動販売機は何百万ドルという資金源となるだけに、この規則が与える影響は大きい。

校長はこの規則に全面服従が義務づけられ、違反する学校にはそれなりの罰が与えられるという。

はっきり言って、これはやりすぎだ。確かに子供の肥満は深刻だ。最近は大人の間でしかみられなかった糖尿病や心臓病や高血圧が思春期を迎える以前の子供に見られるようになったという。だから学校の食堂(アメリカでは給食はないので)の献立や自動販売機で売られる食品などについては、それなりに健康を考えたものを揃えるのは良いことだと思う。

だが、子供達が部活資金に頼りにしているベイクセールを廃止するというのはどうか?アメリカの学校でベイクセールといえば何十年も続いている伝統であり、子供の肥満など誰も考えなかった時代から存在していた。つまり、ベイクセールそのものが肥満につながるというものでもない。普段から親が子供の食生活に気をつかっていれば、たまのベイクセールでブルーベリーを食べたからと言ってどうこうなるというものでもないはずだ。

子供の食生活管理、及び健康管理は個々の家庭の責任であり、学校はそれなりに協力すべきだとは思うが、それを教育委員会が強制的に規制するというやり方には全く賛成できない。

実はベイクセール禁止が肥満対策の一貫というのは表向きで、本当の理由はその資金集めにあるという人もいる。運動部に必要な経費は半端なものではない。ユニフォームや道具だけでなく、他地区への遠征試合の旅費や宿泊費や合宿の費用など馬鹿にならない。税金による政府からの配当などに頼ってはいられないのが現実。だからベイクセールや自動販売機で集まるお金は個々の学校にとって非常に大事な資金源なのである。

ベイクセールの消費者は無論その学校の生徒だから、裕福な地域の学校ほど売り上げは上がる。ということは、裕福な学校ほど資金源が豊かになり学校の施設も良くなる。独立して資金を調達できれば税金だけに頼る必要もなくなる。教育委員会が気に入らないはこの点だ。

教育委員会の連中が左よりなのは日本もアメリカも同じだ。豊かな地域の学校ほどベイクセールの売り上げがあがり施設が良くなるのは、貧乏な学校に対して不公平だと彼らは考える。誰も彼もが平等にみじめであるほうが、一部の人間が豊であるより公平だという左翼特有の思想である。その左翼が一番嫌うのは個々の独立精神。個々の学校が教育委員会からの資金に全面的に頼っていれば、それぞれの学校は委員会のいいなりになるが、ベイクセールなどで個々の資金を賄った場合、委員会からの資金差し止めという脅しが効かなくなり、委員会のコントロールが弱まる。それが気に入らないのである。

ベイクセールの廃止は肥満対策ではなく、個々の学校が豊かになりすぎないための教育委員会による資金差し止め対策なのだ。PTAはそれを充分理解してこの悪規制に断固抗議してもらいたい。

October 4, 2009, 現時間 8:34 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

エントリーが気に入ったらクリックしてください。
にほんブログ村 政治ブログへ

February 5, 2009

カカシのダイエット歴、プロもお手上げ苺畑夫婦の減らない体重

優しい痩身法

苺畑夫婦が十数年間、色々試して失敗した減量方法を書いて来たが、これまで紹介したやり方はテレビや雑誌で話題になっていたダイエットで、本やネット情報を参考にして自己流で試したものだ。しかし何年もこんなことを自分たちだけでやっていても全く効果が現れないので、我々夫婦はプロの力を借りることにした。

行きつけの内科のお医者さんの紹介で、プロの栄養士のカウンセリングを受けることにしたのだが、紹介された女性カウンセラーは、人にアドバイスが出来るほど立派な体格の持ち主ではなかった。中肉中背の標準体型という以外には、特に筋肉質でもなかったし特に健康そうにも見えなかった。別に栄養士がフィットネスモデルのようである必要はないが、どうも私が受けた彼女の印象は良いものとは言えなかった。

それでももらったアドバイスが役に立ったならカウンセラーの見かけなど問題ではないが、彼女のアドバイスと来たら、BMIを基準にして、ミスター苺は身長何センチだから何キロであるべきで、そのためには一日何キロカロリーを摂取すべきであるという、おざなりの、いくらも自分たちで調べられるような、ごく一般的な情報しか話してくれなかった。我々が得たかったのは、我々個人の食習慣の何が悪く、どう改善すべきなのか、我々の体質に合ったダイエット方法とはどんなものなのかという個人的なアドバイスだったのである。

ひとはそれぞれ体系も体質も違う。食品の好みもまちまちだ。ダイエットも単一サイズで誰にでも合うやり方というのはないはずなのである。例えばミスター苺は若い頃にかなり真剣に筋トレをやっていたので、太ってはいたが筋肉質でもあった。それに太っている割には運動が好きなので毎週一回は友達とラケットボールをやったりもしていた。そういう人に一日1700キロカロリーに減らしなさいとか、もっと運動しなさいとか言ってみても無駄な話だ。なにしろミスター苺は長年のダイエット生活で、すでに毎日1400キロカロリーくらいしか食べておらず、普通のひとより活発に運動もしていたのだから、そんなアドバイスはただのナンセンスでしかない。

結局、この栄養士のところへは4〜5週間通った末、行くのを止めた。時間とお金の無駄使いだったこともあるが、プロの栄養士でも我々の悩みを解決出来ないとなったら、我々はいったいどうしたらいいのだろうか?ミスター苺は「こうなったら、魔法の薬でも発明されるのを待つしかないな。」と半分諦めの口調だった。

栄養士が駄目なら、パーソナルトレーナーを雇ってみてはどうか?食事療法でどうにもならないなら、せめて運動量を増やすことに専念しよう。それにはプロのトレーナーに減量に効果的な運動を教えてもらうことが必要。と考えたミスター苺は、カカシが出張中に近所のジムで二人分のトレーニングセッション合計12回分を前払いしてしまった。

トレーナーのアーマンド君は背は低いが引き締まった体系の元陸軍兵。最初の数週間はカカシは出張中だったので、ミスター苺は一足さきに最初の6回分のトレーニングを始めた。アーマンド君はミスター苺に、毎日の食事内容を記録する日記帳をくれた。一週間ほどミスター苺は詳細に渡って記録を付けた。一週間後のレッスンでミスター苺の日記を読んだアーマンドはびっくり。「本当にこんなに少ししか食べてないの?」と首をかしげていたという。そこでミスター苺は「だから言っただろう。俺は痩せの大食いの反対で、デブの少食なんだよ。」と説明したそうだ。

それでアーマンド君はミスター苺に食事のアドバイスをするのはあきらめ、運動のみに集中することにした。しかし週に一回6週間せっせと通い、その他の日にも何かしらの運動をしたミスター苺だったが、結果はいつもと同じ。体重にはまるで変化がなかった。

次にカカシの番になったのだが、私はトレーニングなんかしたって無駄だと最初から諦めていたので、7月4日の独立記念日のバーベキューでも、全く自粛せず馬鹿食いした。それで最初の週の食事日記にはものすごいメニューが記入されてしまった。「ハンバーガー二個、ホットドッグ2本、ビール6本!ポテロサラダとマカロニサラダ各カップ1杯。バーベキューチキン胸肉ひときれ?これが一日分の食事????」と目をまんまるくしているアーマンド。すかさずカカシは「違うわよ、一日分じゃなくて一回分の食事よ。」と笑って返答。

いくらお金をもらっているとは言っても、まるでやる気のな生徒を相手にするのはアーマンド君も嫌だっただろう。でも結局思った通り、カカシもミスター苺と同じで6回のレッスンを受けたが、体重には何の変化もなかった。

というわけで、プロの栄養士もパーソナルトレーナーも、苺畑夫婦の頑固な肥満を緩和することはできなかったのである。涙、、、

February 5, 2009, 現時間 6:18 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

エントリーが気に入ったらクリックしてください。
にほんブログ村 政治ブログへ

February 4, 2009

職場での減量競争、ウエイトウォッチャー式

優しい痩身法 , 日常の出来事

この間から、どうも職場の女性達がやたらとウエイトウォッチャーの話をしているので、何で急にみんなでウエイトウォッチャーに興味をもちはじめたんだろうと不思議に思っていた。

ウエイトウォッチャーというのは、体重減量相談所とでもいうのか、痩せたい人に痩せ方の指導をするセンター。かなりの大企業で全国あちこちに支店がある。相談者はこのセンターに登録して一週間に一度の集会に参加し、指導員から指導をうけたり、自分たちの減量の経過を報告しあったりする。このやり方は同じ悩みを持つ仲間と一緒に頑張りたい人には適しているといえるだろう。

アメリカには同じようなウエイトロスプログラムがたくさんあり、オーストラリアから来たジェニー・クレイグや、ニュートリシステムなどが有名だ。これらの会社はダイエット食品も製造販売しており、大抵の会社はメンバーにその食品の購入を半分義務づけている。

で、ウエイトウォッチャーには個人契約以外に企業に足を運び、肥満の従業員を対象に会社ぐるみの団体で減量を促進するプログラムがある。アメリカではこの間もお話したように、超肥満が単なる肥満を追い越し、肥満と超肥満、そして病的肥満を合わせると人口の2/3以上が太り過ぎなので、企業としても従業員の肥満問題は深刻な問題である。

肥満の人は病欠も多いうえに心臓病や糖尿病などの治療で医療費もかさみ仕事の能率も劣る。従業員の健康は企業の健康にも影響を与える。それでここ二〜三十年、敷地内に運動ジムを設けたり、マッサージ師を雇ったり、ウエイトロスプログラムを設けたりする企業が増えている。

太り過ぎの従業員が多いのはうちの会社も例外ではない。そこで会社がスポンサーとなり、近所のウエイトウォッチャーと契約を結んだというわけだ。このプログラムに参加すれば、わざわざ別の集会所へ行かなくても、会社内の会議室をつかわせてえもらえるし、集会のために時間をさいても上司から文句を言われずに済む。やる気のあるひとならこれを使わない手はないだろう。参加費用は個人持ちだと思うが、会社から多少の援助はあるのかもしれない。

しかし、このようなプログラムを使っての成功率はどのようなものなのかというと、きちんとした統計は出ていないようだ。ウエイトウォッチャーの減量効果について、2004年のサプルニュースにはこう書かれている。

ウォッチャ-ズを、アメリカで実行した人から、870人を任意に抽出して、調べた。彼らは、ほとんどが中年の既婚者で、裕福な女性が多かった。体重の平均が、始めは165ポンド(74キロ)だったが、各人がウエイトウォッチャ-ズを実行して、平均22ポンド(10キロ)、13.3%の減量に成功し、目標体重に到達した。その後、5年間追跡調査したところ、その時点で、全体の半数の人たちが、当初の体重の5%減、ないし、それ以下、を維持していた、という。

これまで発表された研究報告によると、通常、減量プログラムで目標体重に到達できた人は、その後1年以内で減らした体重の3分の1、ないし、2分の1を元に戻す。そして、5年経過した時点では、ほとんどのケ-スで、完全にもとに戻ってしまう、のが普通だという。

これは目標体重に到達できたひとのみのアンケート調査なので、ウエイトウォッチャーを試した人の何割が目標に達したのかは不明。しかも目標にたっした人でも半数は五年も経つと元の体重にもどってしまったというのだから、あまり効果があるとは言えないようだ。

それに、こういうプログラムではみんながみんな目標体重に達し、それを半永久的に保つことが出来たら商売あがったりだ。いくらかの成功率があり、失敗もあるからこそ何年も企業は成り立って行くのである。五年前に痩せられたから、リバウンドした体重をまた減らそうと再びウエイトウォッチャーを始めるメンバーも多くいるだろう。

カカシが思うに、本気で痩せなければならないと考えている人は、高いお金をだしてこんなプログラムに参加しなくても、自己流できちんと痩せられるのではないだろうか。どういう食生活が健康かというアドバイスを栄養士や医師から受け、ジムなどでパーソナルトレーナーを雇って定期的に運動していれば、下手なプログラムへの参加は必要ないと思うのだが、どうだろうか?

February 4, 2009, 現時間 7:45 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

エントリーが気に入ったらクリックしてください。
にほんブログ村 政治ブログへ

January 27, 2009

カカシのダイエット歴、低糖質ダイエット

優しい痩身法

次にカカシが試したダイエットは1990年代の後半から2000年代前半に流行ったアトキンスダイエット。これはどんなものかというと、

アトキンスダイエット(Atkins Diet)とは、ロバート・アトキンス博士が考案したダイエット法である。低炭水化物ダイエット、ケトン式ダイエット、ローカーボダイエットとも呼ばれる。通常200~300g摂取している炭水化物の摂取量を20~40gと非常に少なく摂取し、糖分の代わりに脂肪がエネルギーとして使われる状態に誘導する。肥満のためインスリン抵抗性が高くなり、さらに肥満になりやすくなっている状態、このような糖尿病の発症のリスクが上がっているような状態を「炭水化物中毒」としてダイエット法の対象にしている。

数年前アトキンス博士が亡くなってからはかなり下火になったが、このアトキンスダイエットは一時アメリカで旋風を巻き起こした。

なにしろ炭水化物を取りさえしなければ、今までダイエットでは絶対禁止とされていたステーキとかフライドチキンとかいくらでも食べられるし、コーヒーに低脂肪ミルクの替わりにクリームを使っても問題ない。トーストを抜けば、朝からソーセージやベーコンも食べられる。おかげでアメリカでは朝食ではお決まりだったドーナッツやベーグルの売り上げががた落ち。ファーストフード店などでもサンドイッチ用のバンではなく、トルコやアルメニアあたりでよく食べられているラビッシュ という(Lavish Bread)薄めのパンをつかって、ラップと呼ばれるメニューを紹介するようになった。バーガーキングなどでレタスで肉を巻いただけという「ローカーブバーガー(低炭水化物ハンバーガー)」なるものが登場したのもこの時期である。

カカシ夫婦も流行にのっとってアトキンスダイエットに挑戦した。アトキンス銘柄のシェイクだのチョコレートバーだの買いまくって、毎日ステーキだのソーセージだの食べながら、アトキンスシェイクを飲んだものである。当時の私のお弁当はソーセージとチーズにアトキンスシェイクというのがお決まりだった。

しかし、〜抜きダイエットというのは長続きしないものだ。これはどこかのダイエットブログで読んでなるほどと思ったのだが、人間は必要な栄養が得られないと空腹を感じるそうだ。だから肉だけお腹一杯食べても、野菜や炭水化物が不足していると身体が足りない栄養素を欲するため満足感を得ることが出来ないのだという。たくさん食べているのになにか物足りないという気がするのはこのためだ。

それに、なんといってもカカシは炭水化物大好き人間。お米のご飯もさることながら、カカシの麺類への執着心は相当のものだ。お蕎麦なら一束半、スパゲティなら一回で1ポンド(440グラム)食べられると豪語したことがある。大げさな言い方だったが実は半分本気だった。

このアトキンスダイエットは数ヶ月続けたが、体重が減ったのは最初の数週間で4〜5キロ程度。その後は特に変化がなかった。またミスター苺はコレステロールが上がってしまった。彼はもともとコレステロール数値が高かったので、お医者さんからこのダイエットは止められた。ミスター苺の場合だけでなく、医学的にも低炭水化物で高タンパク質の食事法は肝臓結石が出来やすいうえ、骨をもろくする可能性があるという批判もあった。

それに大好きな食品が食べられないと、どうしても欲求不満が貯まってしまう。そんな時に誰かの誕生日だとか記念日だとか忘年会だ新年会だとかで好きなものが出てくれば、「今日は特別だから、、」「一回くらい食べたって大丈夫、、」と思ってそれまで禁止していたものを食べてしまう。そうすると、貯水湖の排水門が開けられたかのように、どっと抑制されていた食欲が流れ出し、まったくコントロールの効かない状態となってしまう。少なくともカカシの場合はそうだった。

それで元の食生活に戻ったら、減った体重もあっと言う間に元に戻ってしまい、反動で麺類やお菓子を馬鹿食いしたせいかさらにおつりが来た。

医学会から副作用についての批判が多く出たり、試してもあまり効果のなかった失敗例が多く出たせいなのか、単にアメリカ人が飽きただけなのか解らないが、アトキンス製品の売り上げはじょじょに低下し、2003年に元祖のアトキンス博士が亡くなってからは低迷状態となった。遂に二年後の2005年には博士が設立したアトキンスニュートリショナル社は倒産した。

カカシも再び恐怖のリバウンド!かくしてカカシもアメリカも抵糖質ダイエットには失敗した。

January 27, 2009, 現時間 12:10 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

エントリーが気に入ったらクリックしてください。
にほんブログ村 政治ブログへ

January 24, 2009

カカシのダイエット歴、摂食ダイエット

優しい痩身法

今年は痩身について色々語ると最初にお約束したことでもあり、このへんでカカシとミスター苺が一年近くに渡って実行し効果を上げている痩身方法について、折々お話していきたいと思う。だが、その前に我々がこれまで試して完全に失敗してきたダイエット方法について振り返ってみたい。

これは常日頃の政治関係のエントリーとは全く無縁なので、ダイエット関係の記事に興味のある方々はこちらのカテゴリー優しい痩身法をブックマークして、時々ご訪問をお願いしたいと思う。それ以外の方々は、ま、適当にパスしてくださいな!

では本題。

カカシもミスター苺も肥満にはずっと悩まされた来たタイプ。言ってみれば我々は典型的なアメリカのSFファン。(何故かアメリカではSFファンはデブと相場は決まっている、、苦笑)。しかしながら、我々苺畑夫婦は決して過食ではなかったし、いわゆるカウチポテトと言われるような全く運動せずに家でじっとテレビを観ているタイプでもない。周りの人間は信じなかったが、我々夫婦はロッククライミングやカヤッキング、ハイキング、乗馬など、肥満人間とは思えないほどアウトドア主義。しかしどうみても太り過ぎの苺畑夫婦はこういう活動に参加する度に他の参加者から「何しに来たんじゃ?」という冷たい目で観られたものである。

カカシが太った直接のきっかけは30歳をちょっと超えた頃の転職。今思うとこれは、接客業でほぼ一日立ちっぱなしの仕事から、一日座ったままの事務に変わったことに問題があった。接客業では食事の時間は自由にならなかったが、事務の場合、おやつを食べながら仕事をしても問題がない。それに残業が増えて夜が遅くなったため外食が極端に増えたことも太った要因。

そんなこんなで私の体重は急激に増え、転職して一年後の忘年会で前の年まで普通に着ていたドレスを久しぶりに着たら、脇がめりめりと破れ、必死で安全ピンで止めたのを今でも鮮明に覚えている。それ以後もずっと太り続け、あれよあれよという間に14キロ増になっていた!

これではいけないと一大奮起してカカシが最初に取り組んだダイエットは極端に食べる量を減らす「摂食ダイエット」で、何を食べるにしても常に分量を量り、毎日のカロリー摂取量をエクセルシートに綿密に記録した。これでだいたい一日の摂取量は1400〜1500カロリーにとどめた。

当然のことながら、一日のカロリー摂取量を制限した場合、食欲はそれまで同様旺盛にあるわけだから、なるべく高カロリーのものは避け低カロリーのものを食べるようにしたほうが効率がいいと考える。それで大好きなトンカツ、天ぷら、カレー、といった脂っこいものや、ティラミスやチーズケーキといった甘い物はすべて御法度となる。うさぎのように野菜ばかり食べて、がまんにがまんを重ね一年半がんばった結果10キロ痩せることが出来た。

だが、痩せたぞ〜、と安心して「ちょっとくらいならいいか」と禁止していた食品を食べ始めたら、あの苦労はどこへやら、どんどん体重が元にもどっていった。その間私は必死で運動したり食べ物を調節しようとしたりしたが、この頃私の私生活は極端に忙しくなり、前回のように料理をする度に計量したり、食べたものを綿密に記録するだけの時間も気力も失くなっていた。そして気がついたら体重は完全に元にもどっていただけでなく、さらに太っていたのである。これが今で言うリバウンド

かくしてカカシの「摂食ダイエット」は大失敗に終わった。

January 24, 2009, 現時間 12:06 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

エントリーが気に入ったらクリックしてください。
にほんブログ村 政治ブログへ

January 11, 2009

超肥満が単なる肥満を上回ったアメリカ

健康管理 , 優しい痩身法

去年の暮れ、会社のクリスマスパーティに参加した時、くじ引きで当たった何人かが前に出て椅子とリゲームをやったのだが、その時司会の男性が「皆さん走ったり押したりしないように、、ちょっと大きめの人は特に気をつけて」と冗談まじりに言っていた。その時私はハタっと気がついたのだが、200人くらい集まった会場では中肉中背の人よりやや太めから超肥満の人のほうが圧倒的に多かった。痩せた人など片手の指で数えるほどしかいなかった。かろうじて司会のアシスタントをやったミニスカートの若い女性二人が痩せていたので救われたが。

新年になってジムに行ってみると、トレッドミルに乗ってるのは通常のフィットした男女ではなく、かなり重めの新メンバー達であふれていた。この時期、運動ジムへの新規入会は多いだろうな。

というわけなので、本日のObese Americans now outweigh the merely overweight"(超肥満が単なる肥満を上回る)というのロイターの記事の見出しをみて、さもあらんと思った。

記事によると連邦政府の調査National Center for Health Statistics (NCHS) で、今やアメリカでは超肥満が単なる肥満の数を上回ったということで、なんとアメリカ人の34%以上がいわゆる「超肥満」で、「肥満」の32.7%を上回り、6%が「病的肥満」であるという結果が出た。つまりアメリカの大人の人口の1/3以上の7千2百万以上が超肥満だということになる。これは2005年から2006年にかけて集められたアンケート調査の結果だ。

超肥満の計算は身長と体重の比を使ったBMIの体重(kg)割る身長の二乗。『BMI=体重kg/(身長m)2』の法的式を基本にしており、BMIが25から29の人は肥満、30から40は超肥満、40以上は病的肥満と定義づけられている。この計算でいくと、身長165cmの人なら体重68キロでやや肥満、82キロでは超肥満となる。もっとも筋肉質で筋トレとかやっていれば脂肪分は少なくても体重は重いので誤って肥満と判断されるひとがいることは否めない。

ただ1988年から1994年にかけて行われたアンケート調査では33%が肥満、22.9%が超肥満、2.9%が病的肥満という数だったというから、年を追うごとに超肥満が増えたことは確か。

アメリカでは32%の児童がやや肥満のカテゴリーに入っており、16%が超肥満でなんと11%が病的肥満だという。最近は子供でも以前なら大人の間でしか見られなかった高血圧だの糖尿だの心臓病だのが見られるようになったというのも、子供達の太り過ぎが原因であることは間違いない。

アメリカの小学校や中学校では校内の自動販売機でソーダやジャンクフードの販売を止めるところも見られるようになったがあまり効果はないようだ。

本日の午後にカカシは美容院に行ったのだが、そこで母親のヘアーカットを待っている8〜9歳くらいの女の子のお腹が妊婦のようにぷっくり膨らんでいるのを見た。この子は顔、腕、足なども太っており、いくらなんでもこの年で妊娠しているはずはないので、どう見ても肥満児としか言いようがない。あの年であそこまで太るというのは親の責任だろう。

カカシは1960年代から70年代の日本で育ったので、現在のアメリカと比べてもしょうがないかもしれないが、カカシの母は子供達の虫歯を恐れて家に甘いお菓子をほとんど置いていなかった。たまの来客用の菓子はカカシや他の子供達が解らないようなところに隠してあり、我々には手がでなかったし、和菓子などはその時に使いに出されて買う程度で、来客の残り物をよだれをたらして待っていたことを覚えている。カカシがお菓子を自由に食べることが出来たのは遠足などの特別行事の時に母が持たせてくれた板チョコとかキャラメルなどがせいぜいだった。夏休みに特別なお小遣いをもらってアイスクリームを食べられた日は幸せだったなああ。

当時はビデオゲームもなかったし、狭い団地の部屋にカカシ用のテレビがあったわけでもないので、学校から帰ればランドセルを放り出して外で近所の子供達と鬼ごっこしたり自転車に乗って空き地で危険なアクロバットに専念したりするしかやることがなかった。でも考えてみれば高価なビデオゲームに明け暮れる今の子供達より幸せだったかもしれない。少なくとも健康的であったことは確かだろう。

同年代にアメリカはロサンゼルス近郊で育ったミスター苺も、学校から帰ったらすぐに自転車に乗って近所の空き地へ行き、スケートボードなどで友達と暗くなるまで遊んでいたというから、当時の子供の生活は日本でもアメリカでも大した差はなかったのかもしれない。

子供が太りすぎるのはどう考えても親の責任だが、自分が超肥満では子供の食生活を管理できないのは当たり前。子供は親の生活態度をお手本にしているのだから、先ずは親から生活態度を改める必要があるだろう。

January 11, 2009, 現時間 12:03 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

エントリーが気に入ったらクリックしてください。
にほんブログ村 政治ブログへ

January 8, 2009

今年こそ痩せるぞ! と誓ったのはいいけれど、、、

健康管理 , 優しい痩身法

暮れにスーパーに行ったら、レジのスタンドに置いてある雑誌の新年号はどれもこれもダイエットの話題ばかり。どうしてこう新年というとダイエットの話題で埋め尽くされてしまうのだろう?

超肥満が多いアメリカでは、なんとか痩せたいと考えている人がどれほどいることか。日本でもダイエット産業は不況を知らないという感じがするが、日本人の太り方などアメリカ人のそれに比べたら足下にも及ばない。日本人の体系で体重100キロと言えばかなり大したものだが、アメリカ人は背が高いせいもあるが、100キロなんて太ってるうちに入らない。多少フックラ気味と言った程度だ。その分アメリカではダイエットに関する感心は日本よりも高いかもしれない。そういうわけだから、元旦の目標として体重大幅減量を誓う人が圧倒的に多いのは至極当たり前であろう。

CNNが紹介していたiReport.comというサイトがある。これは多くの人がビデオや写真をアップロードして自分の目標を語り、読者が感想を述べるという、言ってみれば掲示板のようなものなのだが、最も多いのは何と言ってもダイエットのトピック。そしてそのなかでもコメントが一番多く人気が高いのはトピ主が好きな物をすべて諦めて、この先体重が減るまで数ヶ月間、拷問されるような地獄の苦しみを味わうつもりだが一緒に頑張りたい人を探しています、というもの。これは日本の掲示板でもダイエットカテゴリーで一番人気のあるのは何と言っても禁欲ダイエットであるのと共通している。『楽して痩せよう』なんてトピックにはほとんど人は集まらない。

去年の8月にカカシは、とある掲示板の禁欲ダイエットトピで自分が成功した楽して痩せる方法を紹介して、レッドカードをもらってしまった話をしたが、どうも減量を目指す人々の間では、苦労なくして楽して痩せる方法など邪道であるという考えが通常なようで、これは洋の東西を問わない。

実を言うと、カカシは某掲示板で禁欲トピを追い出されてから自分でダイエットのトピを作ってみたのだが、まるで人気がなく今や私の独り言状態。それなら掲示板で時間を無駄にしているよりブログに新しいカテゴリーを作って話をしたほうがよっぽど良い。

というわけで今年の『苺畑より』は政治や映画だけでなく健康管理、特に肥満対策についても考えてみたいと思う。先ずはその第一弾として、ダイエットと自制心は関係あるのかないのかについて書いてみた。これは上記の掲示板に数ヶ月前に書いたのを多少書き直したものである。

ダイエットと自制心は無関係

よく太っている人を見ると、他人は太った人は自制心に欠けるから太ったのだという偏見でみがちである。いや、他人だけでなく本人ですら、自分が痩せないのは(ダイエットに成功しないのは)自制心が弱いからだと自責の念に狩られることが少なくない。

だが、太った人が必ずしも自制心がないなどとどうして決めつけられるのだろうか?太った人だってきちんと難しい大学を卒業してるし、太った人だってきちんと貯金して住宅ローン払ってるし、太った人だってわがままな子供のしつけに辛抱強くつきあってるではないか?ほかの面ではちゃんと自制心がきくのに、ダイエットの時だけきかないっていうのもおかしな話だ。

もしかしてダイエットと自制心とは関係ないのではないだろうか?

私のブログ仲間が書いていたのだが、ダイエットというのは息を止めて水のなかにもぐっているようなものだ。誰でも少しの間なら息を止めていられるけれど、いずれは息をつきに水面に上がらざる終えない。魚に変身でもしない限り誰でも息継ぎは必要だ。これは自制心の問題ではない。

痩せるためにはどうしても半永久的に水中にもぐっていなければならないのであれば、酸素ボンベなどのお世話になるしかない。

多くの人がダイエットに失敗するのは、酸素ボンベのお世話にならずに自力で水中にもぐっていようとするからだ。まずいことに我々は何もしなくても痩せているお魚さんにかこまれているし、時々お魚かと思うほど息を長く止めていられる超人から「あなたも頑張れば永久に息を止めていられる」と言われるため、失敗すると余計に自己嫌悪に陥いってしまう。

でもこんな超人は10人に1人もいない。そんな特別な人の真似をしようとしても時間と労力の無駄なだけでなく、心身の健康にも害あって益なしである。現に単なる禁欲ダイエットの成功率は10%以下だ。

この際、ダイエットは自制心とは無関係であると納得しよう。だから失敗したからと言って自分を責めるのは止めよう。それよりも過去の失敗から学び、自分に合った酸素ボンベを探し出し、半永久的に水中でくらせるよう工夫しよう。

January 8, 2009, 現時間 7:10 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

エントリーが気に入ったらクリックしてください。
にほんブログ村 政治ブログへ

August 8, 2008

楽して痩せる方法を説いたら嫌われた!

健康管理 , 優しい痩身法 , 日常の出来事

実は、ミスター苺とカカシはこの一年近く、かなり大幅な体重減量作戦に取り組んでいる。すでにかなり効果を上げているのだが、減量の話を興味のない人の前で長々とすると顰蹙を買うし、相手にも退屈で嫌な思いをさせるので、「カカシさん、最近痩せたわね、なにやってるの?」とでも直接聞かれない限りはこちらからこの話題は極力避けて来た。

それでも自分がやっていることは誰かと話たいと思うのが人情。そこで同じように減量と痩せた後の体重維持に努力している人たちが集まる某掲示板に日頃の経過を記入して、同じ気持ちの人々と話をしたいと考えた。それをここ二ヶ月ほどしていたのだが、本日掲示板のトピ主から「レッドカード」をもらい、退場を命令された。

その原因は、カカシは不覚にも、楽して痩せる方法をポロっと漏らしてしまったことにある。

減量には我慢しかないという誤解

妙薬口に苦しというが、我々は苦労しないで楽に目的を達成することに猜疑心を持っている。何かを得るためには何かを犠牲にしなければならなと考えるのは世界共通。だが自分たちの払う犠牲が必ずしも目的達成には関係がないという場合も少なくない。息子の大学受験のために母親がお茶断ちするなんてのがその典型だ。母親がお茶を諦めることと、息子の成績とどういう関係があるのかと問うのは野暮というもの。なぜならこれは理屈ではなく信心だからだ。

しかし、ダイエットの世界でも一緒に苦労している仲間とサポートグループを作ったりしているひとたちの間では、実際に痩せてそれを維持する効果的なやり方を見つけるという当初の目的が、いつの間にか我慢に我慢を重ねた禁欲ダイエットだけが正統だという信仰になってしまっている人が多い。大好きなカレーも丼物もトンカツもがまんして必死で痩せようとしているのに、楽して痩せられるなん説く人間が現れたら、それは邪道だ!非信心者め!と脊髄反射で拒絶したくなるようである。

だが私はその拒絶心がここまで暴力的な感情をもたらすとは想像していなかった。

信仰となった禁欲ダイエット

このブログはダイエットブログではないので、ミスター苺とカカシがどうやって大幅減量に成功したかという話を長々と詳細にわたってするつもりは毛頭ない。だが我々はお腹が空いた時に好きなものをお腹が張るまで食べてもいいという方法で大幅減量に成功した。我慢に我慢を重ねる禁欲ダイエットなどしなくても痩せる方法はあるのである。いや、むしろ、私はあえて、いわゆる禁欲ダイエットは先ず成功しないと断言しておこう。

これは私自身が過去10年以上も何度もやっては失敗した体験と、周りでダイエットをやっては10キロ〜20キロと一時的に痩せても数ヶ月するとまたもとに戻って前以上に太ってしまったなんてひとをいくらでも観て出した結論である。事実禁欲ダイエットは90%以上失敗するという統計が出ている。

そんな成功率の少ないやり方をいつまでも同じように繰り返していても意味がない。本当に痩せてそれを維持したいなら、これまでとは違ったやり方を見いだす必要がある。減量やダイエットに関する考え方を根本的に見直す必要があるのだ。

だが、禁欲ダイエット信仰の信者達はそんな話に聞く耳は持たない。楽して痩せる方法があるなどと言っただけで、そんな邪道は説くな、不愉快だ!と言われてしまう。実際にこの人たちは本当に痩せたいのだろうか?本当に一旦痩せたらその体重を一生維持していきたいと考えているのだろうか?それとも単に「ダイエットしてるのよ〜」と言っている仲間達と自分がどれだけ食事制限しているかという自慢話を交わしたいだけなのだろうか?

前記の掲示板のトピ主は、私の「痩せてそれを維持していくという目的が達成できるなら、どんなやり方をしてもいいではないか」という質問に対して、それは断固違うと断言した。「痩せるだけが目的なのではない、生活習慣を変えることこそが目的なのだ」と。

だが、彼女のいう新しい生活習慣とはどんなものなのだろうか?明らかに今後太らないような健康的な生き方をするという意味ではない。何故ならそれが目的であるなら、一生続けられる楽な食事方法に興味を示すはずで、カカシの少量の食事で我慢できる方法を頭から拒絶する必要はないからである。

これはもうダイエットの問題からは離れてしまっている。私のしたことは彼女の教祖としての威厳に傷をつけることだったのだ。この掲示板トピでは彼女の教祖として権限が絶対であり、彼女の教えこそが正統なのだ。それ以外の方法を唱えることは不信心な行為であり、断固阻害されなければならないのである。

目的達成よりも過程が大事

ハインラインの小説に、理想の星を求めて巨大な宇宙船に乗って出かけた地球人たちが、何世代も宇宙を彷徨ううちに、目的の理想の星をみつけることよりも、宇宙船の中での勢力争いのほうが大事になってしまうという話があった。彼らにとっては目的の星にたどり付かないほうが都合がいいのである。そのうち人々は宇宙船以外の世界が存在することすら忘れてしまうという話だった。

こういう傾向はダイエットのみに限らない。環境保全にしろ、エイズ予防/治療法にしろ、生存危機の動物種を守る運動にしても、最終的な目的を達成することに意味があるのではなく、その目的のために作られた組織の権力を維持していくことのほうが大事になっていくという例はいくらでもある。

例えば環境保全だが、グリーンピースのような過激団体が本当に環境汚染を撲滅したいと考えるなら原子力発電を促進すべきである。だが、彼らは原発には真っ向から反対している。エイズにしてもそうだ。本気でエイズを予防したいなら、一番感染度の高いとされる特定の行為の危険性を説くのが先決。だがコンドーム使用以外の方法をとなえたりすれば、同性愛恐怖症と責め立てられかねない。動物保護法が行き過ぎて生存危機の動物が発見されると土地を奪われかねないので、地主達はそういう動物を発見し次第抹殺するという行為に追い込まれ、かえってその動物は絶滅の危機に瀕するなどという皮肉な実情もある。

自分たちが長年投資してきた時間と努力がすべて無駄な行為だったと指摘されて気分がいい人がいるはずはない。だが、無駄な行為をそのまま信じてこれからもずっと続けて行くほうがよっぽども不幸なことだと思う。

我々は或る行為が目的達成のために最適な行為なのか見直していく必要があるのではないだろうか。市民運動などでも、それが単に運動家の権力獲得のための手段になっていないか見極める必要があるのではないだろうか。

カカシの単なるダイエット論が思わぬ波紋を呼んでしまった最近である。

August 8, 2008, 現時間 10:50 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

エントリーが気に入ったらクリックしてください。
にほんブログ村 政治ブログへ

© 2006-2015 by 苺畑カカシ - All Rights Reserved