日付け → →November 30, 2006

007の基本に戻ったカジノ・ロワイヤル

日本公開は12月1日、(カカシの誕生日!)の007の新作、カジノ・ロワイヤル。 こちらアメリカでは2週間ほど前に公開されたので日本のみなさんに先駆けてみてきました〜! (配役やあらすじはこちら, 写真集はこちら

この新作は見出しにもあるように、ジェームス・ボンドの基本にもどったイアン・フレミングの原作が表現した生の男が赤裸々に描かれている。



CasinoRoyale

男臭さを見せるダニエル・クレイグ


まず、この話はボンドが007という肩書きをもらったところから始まるため、まだボンドは007というスパイとしての実績や経験が足りない。そのため基本的な間違いも起こすし、人を信用しすぎたり、感情に惑わされたりする。また彼が巻き込まれる暴力沙汰もコンピューターグラフィックがあからさまなきれい過ぎ画像ではなく、体と体がぶつかりあう生々しく暴力的な格闘だ。これは「ロシアから愛をこめて」でショーン・コネリー扮するボンドが列車の個室で殺し屋と格闘したシーンを思い出させる。

ここ数年ボンド映画はしょっぱなのスタントがずっと話題になってきていたが、最近はそれが行き過ぎで人間業ではないような不思議なスタントが多すぎた。「ちょっとそれはないだろう」というものが多々あった。 

今回のスタントは考えてみれば非現実であることに変わりはない。ジャッキーチェーンまがいの黒人スタントマンがすいすいと高いクレーンをのぼっていったり、クレーンからクレーンに飛び移ってみたり、確かに普通の人間ができることではない。にもかかわらず、非常に鍛えた人間なら可能かもしれないという幻想をもてるような現実みがあった。映画評論家のおスギさんがいっていたが、高所恐怖症の人にはチョット見られないシーンかもしれない。

主演のダニエル・クレイグは、美形でもなければショーン・コネリーのようなチャームもないが、生の男という感じがひしひし伝わってくる非常に魅力的な男だ。ボンドはロジャー・ムーアやピアス・ブラスノンのようなきれいな男がやってはいけないのだと私はずっと考えていたので、ダニエル・クレイグの起用は大成功だったといえる。

ボンドといえば何と言ってもタキシード姿でカードゲームをやるのが基本。映画のタイトルどおり、カードゲームのシーンがいくつか連続する。ボンド映画はアクション映画であると同時に推理映画でもあるし、精神的な戦いの映画でもある。静かにテーブルを囲んでボンドと悪者がポーカーをするシーンはどんなアクションシーンよりも迫力がある。また、ボンドたちがやってるゲームは最近欧米で大流行の上限なしのテキサスホールダム。ルールを知っている観客もかなりいるだろうから見ていて緊張感たっぷりである。なにしろこのボンド、新米だから必ず勝つとは限らないし、、

映画は何度となくどんでん返しがあり、これでおわりかなあと思うと意外な展開を繰り返す。そのなかにはアメリカ公開ではカットされそうになった残酷なシーンもまざっている。映画が始まる前に注意書きとして「裸のシーン、性的な拷問のシーンがあります」とあったが、13歳以上なら子供でも見られる映画でそんなたいしたシーンはないだろうと鷹をくくっていたらば、かなり衝撃的なシーンだった。(特にに男性には苦しいかも)

これはマッツ・ミケルセン扮する悪者ル・シッフルにとらわれの身となったボンドが座る部分をくり抜かれた椅子に全裸にされてくくりつけられ、縄の先におもりをつけたものを振り回して椅子の下からぶつけられるという拷問をうけるシーンだ。主役のクレイグにインタビューしたオスギさんの話だと、椅子の下にアクリルの板を敷いて実際には当たらないように工夫してあったそうなのだが、ミケルセンがロープについたおもりを強く振り回し過ぎて板が壊れてしまい、おもりがもろに当たってしまったという。クレイグは5分間悶絶して動けなかったとか、俳優さんも大変だな。

そうそう、忘れてはならないのがボンドガール。競演のエヴァ・グリーンは細身できゃしゃだが知的な美人。頭はいいけれど繊細な精神をもっていて勇敢。ポーカーゲームの最中に圧倒される美しさで他のメンバーの気をそらすことになっていたのに、そのあまりの美しさに肝心のボンドが気をとられてしまうというシーンは、ボンドの人間らしさが出ていて良かった。

ところであからさまなCGはないとは書いたが、迫力ある特撮は結構ある。ただどれが特撮かなどと考えずにそのまま楽しめるところがこの映画のいいところ。最後のベニスのシーンは最高。

ボンドファンは必見です!

November 30, 2006, 現時間 9:10 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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業務案内:アクセスの問題について

読者の皆様、大変ご迷惑をおかけしております。

コメント欄に問題がしょうじているようなので、このエントリーをバンプしておきます。

コメントを残そうとしてエラーメッセージが出た方は、どの時点でエラーがでたのか、(例えばコメントを読もうとしたらエラーがでた、コメントを書いた後で下書きをみようとしたらエラーがでた、投稿しようとしたらエラーが出た云々、、)詳しくメールでお知らせ下さい。英語のかける方はメールを英語で下さると助かります。わがブログのテクニカルアドバイザー(ミスター苺)は英語しか読めないので、、

*********
最近2〜3人の読者のかたから、当ブログへのアクセスに問題があったというお便りをいただきました。特にこちらではなにも変更はしていないのですが、もしかして知らないうちに何かが変わった可能性もあるので、皆様にお願いです。

ブログへアクセスしようとしてエラーメッセージが出た経験のある皆様、どういうエラーメッセージがでたのか教えて下さい。

コメントがうまくつけられないという方は下記へメールをおくってください。

ichigobatakeyo@yahoo.co.jp

よろしくお願いします。

カカシ

November 30, 2006, 現時間 6:34 AM | コメント (1) | トラックバック (0)

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空飛ぶイマームの逆襲

The English version of this post can be found at Intimidating Imams and Ludicrous Lawsuits, Big Lizards.net.

空港や飛行機内で怪しげな行動をして旅客機からおろされた6人のイスラム教イマーム(聖職者)たちの話をこの間したばかりだが、この話は聞けば聞くほどイマームたちによる陰謀だという気がしてきた。ことの起こりはというと、、

月曜日、ミネアポリスの空港ターミナルでお祈りを捧げていたイスラム教徒のイマームと呼ばれる聖職者たち6人が一旦搭乗した後で、心配したほかの乗客からの通報により飛行機からおろされて質問を受けるという事件があった。

最初は単に時と場所をわきまえない無神経で不作法なイスラム聖職者が警察に尋問されて過激な反応をしめしただけの話かのように報道されたが、 詳細 を読んでみると, 6人の聖職者たちが単に無神経なだけだったとは信じ難くなってきた。

  • わざわざ従業員や他の乗客の注意を引くような大声をはりあげてゲートでお祈りをささげ、搭乗時に英語でアメリカを批判する会話を交わしていた。
  • 太ってもいないのに、シートベルトの延長ベルトを注文。ところがシートベルトにつけずに椅子の下においた。(鉄のバックルとベルトはぬんちゃくのような武器としても使える。)
  • 6人のうち二人が指定されていないファーストクラスの席に代わろうとした。これによって6人は911の乗っ取り犯人がとったのと同じ配置になった。

このあからさまな(そして故意に)あやしい行動は単なる無神経では片付けられない。知らずにやったにしてはあまりにも計画的だ。彼等がどうしてこのような行動をとったのか、その理由は彼等のその後の行動からあきらかになっている。

航空機から無理矢理おろされたことから、彼等は人種差別だの人種プロフィールだのといって人権を損害されたとして航空会社を相手どって訴訟を起こす立派な口実を得た。 実を言えばこの6人の1人は過去にもそのような訴訟に関わったことがあるのである。

Muhammed al-Qudhaieen と Hamdan al-Shalawiというアリゾナの大学生二人がアメリカウエスト航空において、操縦席のドアを二度に渡ってこじ開けようとした事件があった。911調査委員会によるとFBIはこれが911乗っ取り事件の予行演習だったと判断したとある。この学生のひとりはアフガニスタンへ渡航し、もうひとりは911捜査の重要参考人となった。

にもかかわらず、この二人アメリカウエストの方針が人種的差別であるとしては今はUS Airwaysに買収された航空会社を訴えた。その犯人の一人を弁護したのが誰あろう、今週US Airwaysの飛行機から引きずりおろされた6人の聖職者たちのリーダーだったのである。

学生たちはアリゾナ州のツーサン市にある聖廟に通っていたのだが、その聖廟の経営者というのが、ミネアポリス空港のUS Airwaysの切符売りカウンターでカメラの前で大騒ぎをしていたヨルダン出身のSheikh Omar Shahinなのだ。

訴訟の目的は単なる金儲けが目当てではない。本当の目的はもっとあくどいものである。イマームたちはアメリカ人を恐喝して「平和な宗教」をアメリカ人に強制しようとしている。アメリカ人の道徳観や訴訟システムや政治機構を逆手にとってアメリカにシャリアを広めようとしているのだ。

彼等の最終的な目標はイスラム教徒やイスラム教そのものへの批判を完全に禁止することにある。しかしとりあえず、民主党が多数議席をとった新しい議会においてイスラム教徒へのプロファイリングをやめさせる特別な法律をとおさせようという魂胆なのだろう。

彼等は適切なキーワードを使い政治的に正しくあろうとするアメリカ人を威嚇すれば腰抜けのアメリカ人は怖じ気づいて反撃しないと考えているのだ。なにしろ同じ手段でヨーロッパでは大成功をおさめたのだから、アメリカでも同じようにうまくいくと踏んでいるのであろう。

おふらんすでは、政治的に正しくあろうという姿勢がいきすぎて、『比較的平穏な日』にいちにち百台もの車が焼かれているのに、フランスメディアはその犯人たちである暴徒をただ「若者」というだけでイスラム教徒と特定することすらできないでいる。イスラム教暴徒のバス放火で若情勢が重傷を負った時でさえもまだそうなのだからあきれる。警察官への攻撃は悪化する一方で、警察は警察官の安全すら守ることができない状態だ。おかげでイスラム教徒の居住区は事実上シャリアによって統括されているのである。まだそこまでいっていないとはいえ、イギリスでもその傾向が多少みられる。

最近ではヨーロッパの各地でイスラム教を批判したり、女性のかぶるベールを批判したりする程度で、命を脅迫される。イスラム教過激派はこのような状況をアメリカにも持ちこもうというのである。イマームたちがこの空港を選んだのは決して偶然ではない。この空港は以前に紹介したイスラム教徒のタクシーの運転手が酒類をもった乗客を拒否しても罰があたらないような特別な法律を要求していたのと同じ空港なのである。

この6人のイマームのうちの4人は市民運動団体とは名ばかりのイスラム教テロ組織CAIR(Council on American-Islamic Relations)と組んで訴訟を起こしている。そればかりか誰が経費を負担しているのか知らないが、国中のテレビ局を回ってあちこちのトーク番組で反米プロパガンダをまき散らしている。情けないことにアメリカメディアは喜んでこれに協力している。

音声を聞いただけなので完全に正確な言い回しではないが、CNNのポーラ・ザーンはインタビュー番組で次のような「厳しい」質問をイマームたちに投げかけた。

  • 「この経験はどれほど屈辱的でしたか?」
  • 「911以後、イスラム教徒は理不尽に標的にされてると思いますか?」

民主党の下院議員、シーラ・ジャクソン・リーなどは911事件がイスラム教徒への人種プロファイリングによるイスラム教徒やアラブ系アメリカ人を差別したり迫害したりする口実になってはいけないとし、今回の事件で彼等は明らかに屈辱を感じ、差別されたと感じたことだろうと語った。

それじゃあ何かい、ジャクソン・リー議員によると我々は人種プロファイリングのみならず、あやしげな行動をする人間さえ尋問してはいけないというのか?

アメリカの馬鹿サヨの反応をみていると、どうやらイマームたちの作戦の一段階目は成功したようだ。アメリカはまだヨーロッパのような状況にはさらされていないが、こんどのようなことを黙認すればあっという間にヨーロッパと同じ運命をたどることになる。

怪しげな行動すら捜査できないとなれば、どれだけ液体持ち込みを禁止しようが、スーツケースにレントゲン検査をしようが何の役にも立たない。どんな機械も人々の観察力には勝てないのだから。

我々は戦争中なのだということを忘れてはいけない。しかも、我々の敵はCAIRやこのイマームたちが支持するイスラム教過激派なのである。我々は決して彼等の脅迫に屈して服従するべきではない。我々は自分らの国を命を守らなければならない。乗客も乗組員もそしてすべてのアメリカ人がすべての場所で常に怪しげな振る舞いに注意を払うべきである。これはイスラエルが何年も前に痛い経験を積んで学んだことである。

ただイスラム過激派が見落としていることがひとつある。アメリカ人は度重なる政治家の試みにも関わらず銃砲所持を絶対にあきらめない国民である。アメリカには「12人にさばかれる方が6人に運ばれるよりましだ」という言い回しがある。12人とは陪審員のことで、6人とは棺桶を運ぶ人の数である。これと同じで、私はテロリストのような怪しげな行動をする人間を目撃したら人種差別者といわれようとどうしようとためらわず通告するだろう。なぜなら、他人の気持ちを気遣っていて空中でふっ飛ばされるのはごめんだからである。

ほかの乗客も同じように感じてくれてることを願うのみだ。

November 30, 2006, 現時間 12:43 AM | コメント (0) | トラックバック (2)

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日付け → →November 27, 2006

これは宗派間戦争だ! サドル派テレビ局を占拠

25日未明サドルのシンパらがバグダッドのテレビ局を占拠し、二時間に渡ってシーア派イラク人にスンニ派に対抗して蜂起せよと宗派間戦争を呼びかけた

『これは生放送である。神のご意志あれば、皆よく聞け。我々は歩道や水道やほかのことなどどうでもいい。我々がもとめるのは安全だ。』匿名のサドルシティのある住民はテレビ放映された群衆が歓声をあげるなか演説した。『我々は役人を求める。彼らは宗派間戦争は存在していないという。否!これは宗派間戦争である!それが真実なのだ!』

先日、アルカエダがサドルシティを襲撃し、数回に渡る自動車爆弾などで200人のシーア派を殺したことへのシーア派による反応である。

今朝のラジオで以前アメリカのイラク政策の報道官をしていた人が、今のイラクの状態はもう内乱だといっていた。確かにシーア派の暴徒がスンニ派を殺し、スンニ派が復習するということが続いている以上、これはまさに内乱だといえるのかもしれない。だがイラクは内乱状態にあると断言んてしまうのはかえって問題を深刻化してしまうような気がする。

私は決して現状を無視しろといっているのではない。だがこれが宗派間戦争だといってしまうと、イラク人同士が好きで殺しあいをしているのに何故アメリカが中にはいる必要があるのだ、イラク人には勝手に殺しあいをさせてアメリカ軍は帰って来いという理屈になる。しかしイラクはシーアとスンニが完全に二つに別れてそれぞれが軍隊をもって戦争をやっているわけではない。少なくともまだそんな段階にまでは進んでいないのだ。

今のイラクの状況は協力な暴力団同士の縄張り争いといった程度のものだ。そんな一部の過激派の勢力争いのために殺しあいを望まない一般のイラク人を見捨てるのはあまりにも乱暴だ。

サドルのシンパ連中がテレビ局を占拠してわざわざ「これは宗派間戦争だ」などと宣言しなければならない理由は、多くのイラク人が内乱など望んでいないからである。アルカエダにしてもシーアの民兵らにしても、イラクが内乱状態になることを望んでいる。イラクが混乱すればするほど彼等は自分らの勢力を延ばす可能性が高まるからだ。彼等は政治力で勢力を得ることはまだできない。彼等にできることは暴力による国民制圧だけだ。

もっとも正直な話、サドルシティは軍事的な標的としては適当だろう。サドルシティはイランの白豚サドルの本拠地であり、ここを起点としての攻撃で数多くのスンニ市民が殺されており、その行為を市民の大半が支持している。だからサドルシティがテロリストの犠牲になってもあまり私は同情できない。アルカエダの連中がサドルをシンパを殺したいならどんどんやってちょうだいといいたいところだ。

ただサドルの民兵がアルカエダによる攻撃の復讐をするといって無関係なスンニへの攻撃を激化するのであれば、これは宗派間戦争を望んでいるアルカエダの思う壷であり、イラク全体にとってよいことではない。

それに多くのスンニ派有力部族はシーアとの宗派争いを望まないだけでなく、アルカエダとの絆も断ち切ろうとアルカエダアルカエダに反旗をひるがえし、いまやアメリカ軍と協力してアルカエダと戦っているのである。しかもスンニ派なのにイラク警察やイラク軍へ志願するものも多くでてきているのだ。そのような大事な時にイラク人同士には好きなように殺しあいをさせておけなどという意見はあまりにも無責任である。

せっかくスンニ派の多くがアメリカ軍を信用するようになってきているのだ、シーアの過激派にスンニ派を殺させていてはまた信用をなくしてしまう。アメリカ軍はなんとしてもサドルの白豚ひきいるマフディやバーダーといったシーア暴力団を撲滅しなければならない。そのために兵を増加する必要があるというなら、それも仕方ない。とにかく撤退だけはあってはならない。

November 27, 2006, 現時間 5:38 PM | コメント (2) | トラックバック (0)

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日付け → →November 25, 2006

見苦しいアメリカ保守派のパニック状態

この間の中間選挙で負けてからというもの、アメリカ保守派の間でのうろたえぶりは見るにたえない。アメリカの保守派層、特にネオコンと呼ばれる連中はやたら悲観的でちょっとのことですぐヒステリーを起こす。私は彼等の肩をゆすって顔を平手打ちしてやりたいね。全く。

私がネットアクセスのなかった先週に保守派ブロガーの間で根拠のない馬鹿げた噂が広まった。その噂とは、ブッシュ大統領はイラクの未来をイランとシリアに引き渡しアメリカはイラクから撤退する。ゲーツ防衛大臣はそのための起用であり、イラク政策の委員会代表ベイカー氏もそのやり方を助言するというもの。

ブッシュ大統領がイラクをあきらめる? しかもイラクをイランとシリアに任せる? いったいどこからこんな妄想が生まれたのだ?

ことの発端は11月12日にカンザスシティスターの載ったこの記事を、ネオコンブロガーとしては大御所のパワーラインが取り上げたのがきっかけ。この記事にたいしてパワーラインはこのような反応を示した。

私は本当に自分が間違っていればいいと思う。だがこれはまるでまぬけな外交専門チームのみが「現実的」といって考え出しそうな陰謀に聞こえる。なんだってこの神の緑の地球上で、個別にしろ一緒にしろ、イラクの平穏化にイランだのシリアなんてのの助けがいるんだ? 奴らの有利になるという理由で彼等こそが過去三年間にわたってこの力の限りイラクの混乱を招いてきたではないか。

カンザスシティスターの記事が正確ならばパワーラインの反応も理解できる。だが常々アメリカ主流メディアの偏向報道に批判的な発言をしているパワーラインが、自分達の被害妄想に沿った報道だとその信ぴょう性も吟味しないまま記事を鵜呑みにして騒ぎ立てるのはちょっとおかしいのではないか?

だいたいシティスターの情報源とは何だ? この記事を注意して読んでみるとおよそあやしげなソースばかりである。以下はシティスターの記事からの抜粋だが、私が黒字で強調した部分に注意をして読んでいただきたい。

ワシントン:合衆国諜報部員の上層部員らが中東のそれとベーカーイラク委員会から推薦されると予測される政策について話あうために会議をくりかえしていると、中東ソースはニュースデイに語った。

推薦提案にはイランとシリアに近付くことが含まれているとされる。これは委員会のメンバーであるロバート・ゲイツも推薦している政策である。元CIA長官のゲーツ氏はブッシュ家の長年の愛弟子であり、ブッシュ大統領からこの水曜日に辞任が発表されたラムスフェルド長官にかわって防衛大臣と選択された人である...

国家諜報部のジョン・ネグラポンテ長官は委員会の推薦の一部についてすでにベーカー氏と密接に計画を進めているという。

ネグラポンテ氏の考えに詳しいひとたちからの情報によると、氏はアメリカがイランに近付きイスラエル平行してシリアにも近付きイラク復興への援助を申し込むという、ベーカー氏のグループの推薦のなかでも一番話題を呼ぶこの提案に同意していると報告されている。金曜日コメントを求められたネグラポンテ氏の報道官はこの質問には答えなかった。

「中東ソース」「〜という」とか「考えに詳しいひとたち」とか訳の分からない情報ばかりでいったいどこの誰がこんなことを言ったのか全く定かではない。だいたい国際社会や国内での批判を押し切ってイラク戦争を始めたブッシュが、数々の批判を浴びながらイラク政策を全うしてきているブッシュ大統領が、突然イラクをイランやシリアに引き渡すなんてことが常識で考えられるか? この話どう考えてもおかしい。

何かとブッシュ政権の政策に批判的で常にわい曲した偏向報道を繰り返してきたメディアが中間選挙に民主党が勝ったからといって突然正直になるわけはない。だからシテイスターのでたらめ報道には今さら驚きはしないが、このでたらめ記事を鵜呑みにしてヒステリーを起こしている保守派の連中には失望する。

私も含め保守派の多くがCIAを信用していない。だから元CIA長官であるゲーツの選択には不満な人々が多いのも理解できる。私自身ゲーツが防衛大臣として適任なのかどうかかなり不安だ。

だがゲーツ氏は未知数である。ゲーツ氏が適任かどうか分からないという不安ではじまったことが、いつのまにかゲーツ氏は信用できない、ゲーツ氏はリベラルだ、ゲーツ氏はイラクをイランに売り渡す気だ、と被害妄想がエスカレートして膨れ上がってしまっているのは何故だろう? いったい保守派はなんだってこんなパニック状態におちいっているのだろう?

この記事が報道された翌日にもブッシュ大統領はイラクを時間制限で撤退する計画はないと断言している。またイギリスのブレア首相もイランとシリアはイラクの平穏化を脅かす行為は控えるべきであり、それに協力しないのであれば両国は国際社会から孤立する結果を招くであろうと厳しい発言をしている

つまり、アメリカもイギリスもイランやシリアにイラクを引き渡す交渉をしているどころか、イランやシリアにイラクにこれ以上手を出すなと強硬姿勢を崩していないのである。

アメリカの保守派諸君、ブッシュ大統領は我々を裏切ったことはない。どれだけの批判を浴びても自分の信念を貫き通してきたブッシュ大統領は中間選挙で共和党が破れたくらいで妥協して逃げるような臆病者ではない。これまでブッシュ大統領を信じて応援してきた我々ではないか、イラクが苦境にたっている今こそ建設的にイラク安定化を計る努力をすべきではないのか? リベラルメディアが何かいう度に一喜一憂していてはうまくいくものまでうまくいかなくなってしまう。

今こそ保守派は一丸となってブッシュのイラク政策を応援すべきである。ブッシュ大統領を信用して一緒にイラクの勝利を導こうではないか! 偏向メディアの無責任記事にパニクってる時ではない!

November 25, 2006, 現時間 3:26 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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日付け → →November 24, 2006

同和対策が導いた落とし穴

この間私は日本の人権擁護法案とアメリカのアファーマティブアクションが抱えている落とし穴について、日本とアメリカ、共通する差別問題と落とし穴においてこのように書いた。

アファーマティブアクションの当初の目的は、雇用や大学などの入学審査のときに、人種や性別によって差別されないよう少数民族や女性の人権を守ることだった。 それまでジム・クロー法などといった悪法にいより、黒人と白人が同じ公共施設を使用できないという現実があり、同じ職業でも黒人と白人では給料に格差があったり、少数民族や女性がつける職業は限定されていたりと、色々な差別が存在していたことを是正するのが目的であった。

ところが人種・男女差別をしてはいけない、という法律がいつの間にか少数民族や女性を特別扱いする法律へと変貌してしまった...

アファーマティブアクションが適用されるのは大学だけでなく、雇用の際でも同じである。 黒人運動のリーダー的存在に、ジェシー・ジャクソンという人物がいるが、彼とその中間達は、大企業などの雇用方針が黒人差別を行っているといいがかりをつけては訴訟を起こすという行為をくりかえしていた。 大抵の企業は人種差別のレッテルを貼られて訴訟をおこされては会社のイメージにかかわるということで、裁判沙汰になる前に急いで示談にしてしまう。 つまり、ジャクソン氏の一連の訴訟は裁判を脅しにつかった恐喝に他ならない。 日本でも同和開放同盟などが同じような行為をしているのではないだろうか?

しかし板さんの同和対策事業はもう必要ない!を読んでいて、日本の場合はアメリカよりもっと組織的なレベルでの問題になっているということがわかった。

なぜ、本来は“差別の解消”が目的だった同和対策が、このような“特権の世界”になってしまったのか?

その最大の原因は“窓口一本化”にある。

そもそも同和関係の団体は、大きく分けて三つあった。部落解放同盟(解同)、全国部落解放運動連合会(全解連)、全日本同和会(同和会)。このうち全解連は共産党系であり、同和会は保守系、そして解同は社会党(現社民党及び民主党)と密接な関係があった。

被差別部落の住民が同和対策事業にともなう施策を受ける時、これらの団体が窓口になることが多かった。ところが、解同が「窓口一本化=全解連や同和会の排除」を要求し、行政がそれに屈服することで、解同が“特別な団体”になってしまったのである。

毎年、国と地方を合わせて何千億円という税金が同和対策事業に投入される。それを解同が一手に取り仕切る。
ここに、被差別部落民は解同に従わなければ同和対策事業が受けられない、また行政は解同の了解がなければ同和対策事業を進められない―そういう同和対策事業の頂点に解同が君臨する構図ができ上がったのである。

こうなると“利にさとい”連中は、皆、解同の下(もと)に結集することになる。そこでは理念も方針も関係がない。とにかく解同にいれば利権にあずかれる。だから暴力団や単なる利権屋も皆、解同ということになる。
そこで何が起こったのか?

“悪貨は良貨を駆逐する”という現象である。まじめに差別の解消に取り組む者より、威嚇と暴力でより多くの税金を分どる者の方が幅をきかせるようになる。

この「窓口一本化」はアメリカの労働組合と非常に似ている。私の職場にも組合があるが、組合のメンバーは毎月会費を給料から差し引かれ、給料の交渉などは個々で出来ず組合が一括してまとめて行う。だが個々の能力はそれぞれ異なるのであり能力のない職員も能力のある職員も一律の給料というのは不公平だ。私はこういう全体主義は非常に嫌いだ。

病気を理由に5年間で数カ月しか働かなかったという職員が交渉の際に机をひっくりかえすなどの暴力をつかって交渉相手を威嚇していたという話をきいて、カカシは私の職場で2年前に起きた事件を思い出した。

私より1年後に入ってきた同僚のAさんは学歴の高い期待の新人だった。カカシより学歴があるということで一年後輩といえどもグレードは私よりずっと上でお給料もずっといい。ところがこのAさん、何をやらしても失敗ばかりで全く役に立たない。Aさんが携わった企画部では部長からAさんはつかいものにならないといってはずされてしまったこともあった。先にはいったということで上司が私にAさんをトレーニングしろといった時も、訓練生を好まない出張先の職場の担当を拝み倒してAさんを加えてもらったのに、当日になって家族に緊急の用ができたのでいかれませんと飛行中に切ってあった私の携帯に伝言がひとこと入っていたきり。無理をいって訓練生を加えてもらったカカシは出張先で面目丸つぶれだった。しかしその後もAさんからは何の説明があるでなし、迷惑かけて申し訳ないというわびのひとつもなかった。

怒った上司は年度末の成績見直しでAさんの昇級を見送ることにした。 ところが次の日Aさんは労働組合のおっかないお兄ちゃんと連れだって上司のオフィスに乗り込んだ。そこでどういう交渉が行われたのかは分からないが、Aさんは単なる年功序列の昇進ではなく、二つぐらい級を飛び越えた大幅昇進となり給料も大幅に跳ね上がってしまったのである! 上司としては悔しかっただろうが「労働組合をおこらせるな」と上から圧力がかかったらしい。

Aさんはいまだにうちの職場にいるが、毎日いったい何をやっているのか誰も知らない。やたらなことをいうとやくざなお兄ちゃんから訪問を受けかねないので誰もなにもいわないでいる。ひとつの団体に給料交渉の権限を一括して与えてしまった以上こうなるのは最初から目に見えていたことだった。そしてこういう団体に暴力団がひっつくのも自然現象というものだろう。

アメリカの労働組合にしろ、日本の解放同盟にしろ、過去に必要な時期があったかもしれないが、いまやその役割をとおに超えて、いまやかえって差別を促進するような悪団体と成り果てた。このような団体はもういらない。

自尊と自律なくしては何一つ解決されない。差別する者と差別される者、加害者と被害者、という思考を脱皮しない限り問題は永遠に解決しないし、逆に差別もなくならない。 解同がなすべきことは、行政に特別扱いを求めることではなく、むしろ特別扱いを必要としない人間を一人でも多く養成することである。

まさにその通りだと思う。

November 24, 2006, 現時間 11:28 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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日本版『スターと踊ろう』発見!

洋の東西を問わず、テレビの娯楽番組は結構真似しあうので全く不思議でもなんでもないが、この間私が紹介したDancing with the Stars(スターと踊ろう)という番組の日本版が存在するということを発見。(Hat tip きいろい小鳥とちいさいわたし、きいろいさんとこでビデオもみられる) 日本の番組名はシャル・ウィ・ダンス? オールスターダンス選手権

ちょっと古いみたいだが、下記が日本版のビデオ。

http://www.youtube.com/watch?v=XPmNEp6AD0o&mode=related&search=

アメリカ版と日本版はセットもそっくりだし、フォーマットも同じなので多分提携番組なのだろう。決勝戦もほぼ同じ時期に行われた。観たかったなあ。

アメリカ版で優勝したフットボールのスター、エメット・スミスとプロのパートナー、シェリル・バークの踊りは下記のYouTubeで視ることができる。

http://www.youtube.com/watch?v=s6EF3k8CAQ8&mode=related&search=

YouTubeのリンクの張り方がいまひとつわからないので、リンクをコピーして見て下さい。あ、それから日本語でYouTubeのビデオを検索したい場合はどうすればいいのかどなたかご教授願います。

日本でもこの番組かなり人気があるようだ。さもあらん。考えてみればシャルウイダンスのオリジナル版の映画は日本映画だし。

私は社交ダンスを見るのは好きだが自分では全然踊れない。高校生の時に演劇部に所属していて私がワルツを踊るシーンがあった。同級生に社交ダンスを習っている子がいたのでその子になんとか基礎ステップをおしえてもらったのだが、芝居を見にきた同級生や家族から「柔道でもやってるのかとおもったよ」とからかわれたほどぎくしゃくとしてひどかったようだ(笑)。(ちなみに中学の時に日舞にも挑戦したが、何度やっても一曲の振りも覚えられず三か月で断念した。)

しかし本格的に社交ダンスの選手権に興味をもったのは、私が通っていた英語教室の最上階にダンス教室があり、そこの大ホールで東京地区の予選が行われたのをみたのがきっかけ。当時の社交ダンスではいまのように女性がハンカチ程度の端切れをつけて踊るなんていうものではなく、豪華絢爛な大きなスカートを着ていた。私は専門ではないがラテン系のダンスはいまほどセクシーではなかったように記憶している。

カカシは仕事が忙しいからとても社交ダンスを習っている暇はないが、もうすこしおちついたらミスター苺が習いにいきたいといっている。私と違って彼は結構リズム感あるのでいけるかも、、

November 24, 2006, 現時間 3:26 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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日付け → →November 23, 2006

七面鳥が電車に乗ろうと大急ぎ!

本日の感謝祭でメインコースとなるはずの七面鳥が、なんと食卓から逃げようというのか電車に乗ろうと大急ぎしているのをニュージャージーの駅員さんが発見。

ニュージャージー州、ラムジー市、野生の七面鳥が感謝祭を前にしてニュージャージーからニューヨークへと急いだらしい。ニュージャージー公共交通の報道官によると、水曜日、ラムジー駅の駅員はおよそ12羽におよぶ野生の七面鳥がラムジー駅のプラットホームで電車を待っているのを発見したという。ここはニューヨーク市からおよそ20マイル北西にあたり、この線はニューヨークのサファーンへつながるという。



電車を待つ七面鳥

お父さん、早く早く、乗り遅れますよ!


「一瞬七面鳥は電車を待っているように見えたんです」ニュージャージー交通のダン・ステセルさんはいう。「あきらかに電車にのって運命から逃れ賞とたんでしょう。」

駅員たちは警備カメラで鳥たちの様子を伺っていた。「どうやってここまできたのかさっぱりわかりません。」とステセルさん。

ラムジー警察はまた、旅行中の七面鳥を通報する電話をいくつも受け取っており、朝のラッシュアワーの道路渋滞に影響があったと語っている。

「時々七面鳥が逃げ出したという話はききます」とラムジー野生動物保護協会の会長エリック・エンドレスさんは言う。「彼等は脱走を試みたのかもしれませんね。」

November 23, 2006, 現時間 11:20 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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フランス軍、イスラエル偵察機への発砲を許可

以前にレバノン、フランス軍が戦う相手はイスラエル???で書いたように、フランス軍はイスラエルがレバノンの上空を偵察するのは停戦条約を違反するものだと文句を言っていたが、ついにフランス政府は軍隊にイスラエル偵察機に発砲してもよいという許可を出したという。(Hat tip Yoni the Blogger)

フランスはイスラエルを敵にまわすことによって国内のイスラム教過激派に迎合できるとでもおもっているのだろうか。なぜフランスはフランスもイスラエルも同じ敵と戦っているのだということに気が付かないのだろう。敵に媚を売る手段は絶対にうまくいかないのだということが全然理解できないようだ。(フランスはナチスドイツとの戦いで十分に学んだはずなのだがね。)

それにしてもフランスは本気でイスラエルとドンパチやるつもりなのだろうか? イスラエルは黙って撃ち落とされるようなやわな軍隊ではないのだが、、、

November 23, 2006, 現時間 10:38 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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空港でお祈り、航空機から降ろされた6人のイマームたち

月曜日ミネアポリスの空港ターミナルでお祈りを捧げていたイスラム教徒のイマームと呼ばれる聖職者たち6人が一旦搭乗した後で、心配したほかの乗客からの通報により飛行機からおろされて質問を受けるという事件があった。

そのうちのひとりが常に口うるさいイスラム教市民団体のCAIRとともに、搭乗拒否をしたUSAirway航空会社のボイコットを呼びかけている。

通報した乗客はなぜこの6人が怪しい連中だと感じたのだろうか。単に彼等がアラブ人だったからという人種差別が原因だとCAIRは主張しているが彼等の行動はかなり怪しげだったようだ。ニューヨークタイムスによると、詳細は目撃者によって違ってはいるものの、US Airwaysの乗客や従業員の何人かが男たちが反米的な発言をしたり、搭乗の際と後に飛行機からおろされた時に「アラー」と唱えていたりしたのを聞いている。

またひとりの乗組員の話では男たちは搭乗後、シートベルトの延長を求めたと証言している「(長めのシートベルトが)必要なようには見えませんでした。」と搭乗員の一人は警察で証言した。「彼等は太ってませんでした。」

またゲート従業員は男たちがゲート付近で大声で祈っているのをきいており、「あんまり大きな声で祈っているので怪しいと思いました。」と証言している。

普通、空港ではやってはいけない行動というものがある。ゲート付近で「ハイジャック」とか「爆発、爆弾」といった言葉を口にしないことは常識だ。またこれまでにも搭乗口で、乗客が「パイロットは酔っぱらっていないだろうね」と冗談をいって搭乗を拒否された例もある。

今のアメリカはイスラム過激派テロリストと戦争中である。しかもその戦争の発端となったテロ事件の犯人たちはアメリカの旅客機を乗っ取ってビルに突っ込んだのである。私がイスラム教徒の若い男性だったら、空港で自分がイスラム教徒であることをおおっぴらに発表するような真似は避けるだろう。もしお祈りの時間なら心の中でつぶやけばいいではないか。何もわざわざ他人の注意を引くような大声で祈る必要がどこにある? そんなまねをしておいて警戒されたら人種差別だの宗教弾圧だの騒ぐほうがどうかしている。

US Airwaysには乗客の安全を守るという責任があるのだから、怪しげな人間を警戒するのは当たり前だし、通報のあった警察が尋問をするのも当たり前だ。それができないというのであれば空港でいくら鞄や靴をレントゲンにかけてみても空港の警備などないも同然ではないか。一部の人たちの気分を害するからといって多くの人々の安全を犠牲にしてもいいという理屈は通らないはずだ。

もっともイスラム教徒がUS Airwaysをボイコットするというなら、今後は安心して乗れると考える乗客がかえっ増えたりして、、はは、、

November 23, 2006, 現時間 3:57 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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日付け → →November 22, 2006

アメリカがイラクで勝つ方法

English version of this post can be found atGood Hunting in Ramadi, Big Lizards.

先週からアメリカ・イラク同盟軍はラマディ付近でスンニテロリストに対して数々の攻撃を仕掛けており、同盟軍側の戦死者をひとりもださずに、何十人というテロリストを退治し同じように大人数のテロリストを捕らえた。Bill RogioのFourth Railの記事をまとめてみると、

カークック:イラク陸軍第1旅団第5師団とアメリカ題73騎兵隊と空挺隊82師団による合同攻撃において、連合軍は50人のテロリストを殺害、20人を逮捕した。さらに40万ラウンドの小銃弾、1万5千発のマシンガン用銃弾を押収。また爆弾製造の材料やプロパガンダ用のパンフレットやアメリカドルの大金も押収。

バグダッド:米・イ連合軍はスンニテロリスト18人を殺害、19人に負傷させた。さらに日曜日には9人のテロリストをさつがい、二人が逮捕された。

ラマディ: バグダッドの外でも一番危険な場所ラマディでは11月13日と14日の連続攻撃により、11人のテロリストが殺された。また土曜日にも連合軍は8人を殺害、二人を取り押さえた。

このようなアメリカ・イラク軍による圧倒的勝利はイラクでの戦闘においてはもう日常茶飯事である。でもカカシさんそれが本当ならどうしてスンニのテロリストたちはいつまでも戦いをあきらめないの、と読者のみなさんは不思議に思われるだろう。

その理由は大きく分けて二つある。

1 アメリカメディアが先頭にたってあともう少しテロリストが踏んばれば、アメリカはあきらめて退散すると報道しまくっていること。

2 イランの飼い犬ならぬ白豚サドルの民兵たちへの真剣な対策がとられていない。シリアやイランからの国境をきちんと守っていないため、シーア派のテロリスト及び武器弾薬が大量に流れ込んできている。彼等がイラクのスンニ派を大量に殺害している以上、スンニ派イラク人がシーアの味方だと解釈しているアメリカ軍に攻撃をしかけてくるのも理解できるというものだ。

私は国境を塞ぐことは可能だと考える。しかしそのためにはこれまでのようなやり方では駄目だ。シリアとイラク、イランとイラクとの国境線は何百キロと広がるわけで、現在いる兵数ではとてもパトロールをすることはできない。となれば偵察機を使った空からのパトロールが必要であり、侵入者は容赦なく空からのミサイル攻撃で殺すというやり方でなければ国境は塞ぐことはできない。つまりRule of Engagement (ROE, 戦闘時の規則)の見直しが必要なのだ。

歴史学者のビクター・デイビス・ハンソン氏はROEさえ改善されれば現在の兵数で十分にイラクを鎮圧することができると語る

ではもっと兵を出動させることや完全撤退やひどいニュース報道への苦情について考えてみよう。しかし現実は攻撃の際の戦略についてもっと余裕のある行動が許されさえすれば、敵意をもったメディアや凝視している敵ですら認めざる終えないような確実な勝利を獲得するに十分な兵士の数がイラクにはととのっているのである。ただこれは本国において最近我々の間でまたぶり返したヒステリー状態から立ち直ることができればの話だが。

今こそシーア派民兵を崩壊させる時である。サドルをいかしておいて将来のイラクに平和はない。

しかし「言うは安し行うは難し」である。シーア民兵との戦いにおいてアメリカ軍は2004年にファルージャはじめイラク各地で直面した難かしい問題と同じ問題に再び直面している。アメリカ軍は敵よりも圧倒的に優勢な戦力を有し領地を獲得することはできるが、その後の制覇ができない。それでアメリカ軍が去った後テロリストたちは再び舞い戻ってきてもとの木阿弥である。これはサダムフセインがアメリカとの戦いを前にしてあらかじめ考えていた作戦なのだが、アメリカ軍がこれに気が付くまでに2年という長い年月がかかってしまった。このモグラ叩きの状況を乗り越えるのはかなり難かしい。 それでもこの難関をアメリカ軍が切り抜けることができたのはイラク軍の起用である。 アメリカ軍が訓練をしたイラク軍がアメリカの勝ち取った領地を占領軍として守備にあたる。おかげでアメリカ軍は守りを心配することなく次の攻撃に神経を集中させることができたのである。

だがシーア民兵に対してイラク軍を守備にまわすには、まだ我々はイラク軍を完全に信頼できる状況にない。多くのシーア派を含むイラク軍には民兵のメンバーそのものや民兵のシンパがまだぞろぞろいる。これらの人員を排除できなければシーア派民兵撲滅は望めない。

ここで私はシーア派との戦いにおいて守備に回る占領軍としてアメリカ兵の増強が必要だと考える。いずれイラクの守備はイラク軍に任せなければならないが、イラク軍内部の清掃にはまだまだ時間がかかる。その間やはり守りはアメリカ軍が請け負うしかないだろう。

私はアメリカ市民の間にイラクの勝利を勝ち取ろうという強い意志があることを望む。キッシンジャー元国務大臣はアメリカ市民にこの意志はないという。アメリカ市民にはそこまで我慢できる粘り強さがないと悲観的だ。だがアメリカは南北戦争で何百万という犠牲を双方で出しながら双方とも圧倒的な勝敗が決まるまであきらめなかった歴史をもっている国民だ。私は今のアメリカ人にもその粘り強さがあると信じたい。

イラクにおいて軍事的勝利を勝ち取ることは可能だ。だがそのためにはここで新たにアメリカ市民の一人一人がイラク安定の大切さへの意志を新たにし勝利への道を望まなければならない。

November 22, 2006, 現時間 7:52 PM | コメント (2) | トラックバック (0)

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穏健派イスラム教徒の意見を聞かない理由

どうしてアメリカ国内では、穏健派のイスラム教徒の内部告発を聞くことができないのだろうか、それは過激派イスラム教徒が穏健派を黙らせようとするからだ。

ミスター苺の弟の母校でもあるワシントンDCにあるエリート大学のブラウン大学で、ユダヤ系生徒のグループ、ヒラルの主催で現在のイスラム教に批判的な意見を持つイスラム教穏健派スピーカーを招待して講演会が開かれる予定だった。ところが、これをきいたイスラム教生徒の間から激しい抗議が殺到。学校側は様々な意見をきくことの価値を強調するどころか、生徒の意志にまかせるとして決断を生徒達にゆだねてしまった。イスラム生徒たちからの脅迫に怖じ気づいたヒラルのメンバーたちは臆病にも講演をキャンセルしてしまったのだ。(Not talking back to Nonie Darwish Kesher Talk)

招待をキャンセルされたスピーカーはノニー・ダーニッシュ女史。エジプト生まれのダーニッシュ女史はイスラム教徒として育ち、テロリストグループに所属していた父親をイスラエル軍に殺された体験を持つ。 女史は過激派イスラム教徒による女性弾圧や、911はシオニストの陰謀だなどと信じる考え方について批判的な意見を述べるはずだった。

ダーニッシュ女史は、イスラム教徒の間では建設的な自己批判を聞く姿勢が全くないと嘆く。これは以前にもコメンターのアセアンさんが同じことをいっていた。

カカシさんの仰ってることはイスラム教が21世紀という現代にどうイスラム教自体が変革するのか?という問いを含んでいるのです。

その為に最も重要なことは、当のイスラム教徒が真にイスラム教を学習し直す必要性があるのです。

しかし、それを実現する為には「権力闘争」の一環でもある宗派対立的な問題を解消する必要性をイスラム内部(特に宗教指導者層、エリート層)が理解しなくてはなりません。(統合する必要性はありません、キリスト教でもカトリックとプロテスタントが存在するのですがから)

以前、ローマ法王の発言に対して批判が噴出しましたが、あの最大のポイントはローマ法王の神学論争としての発言に対してイスラム教が神学論争として応えられないこと大きな問題が含まれていたのは自明なのです。

イスラム教徒の多くがコーランを暗記しているだけで、中身をきちんと理解しているわけでもなければ、自分なりに解釈しようなどとは考えたこともない。コーランの解釈は専門家である聖職者に任せきりで、彼等の勝手な解釈がどう政治的に利用されていようともそもまま鵜呑みにされてしまうというのが現代におけるイスラム教のもっとも悲劇的な状況だと思う。

だからイスラム教徒の行動に関する批判を、イスラム教を向上させる、または時代遅れのイスラム教を21世紀の文明社会に沿った宗教にしていこうという建設的な意見を素直に聞こうとするどころか、イスラム教への冒涜であるとか攻撃であるというふうにしか取り扱えずに反射的で暴力的な拒絶反応をしめすわけだ。

本来ならば、ブラウン大学の学校側は教育者として、異なる意見も多いに聞き、演説者の意見に反対であるならば清聴した後の質疑応答で演説者に挑戦し討論の場として教養を高めることを教える場所である。反対意見を公表されたら反論もできないというのなら自分達の理論に落ち度がある可能性を反省するべきだ、くらいのことを指導するのが筋だろう。それが大学という教育者の義務ではないか。それを気に入らない意見の演説者を沈黙させた生徒の意見を尊重するなどもってのほかだ。

演説をキャンセルしてしまったユダヤ系生徒グループも腰抜けだが、学校側からの後押しがない以上、脅迫を恐れた生徒たちが怖じ気づくのも無理はない。保守派の演説者がリベラルの生徒らの暴力で壇上からひきずりおろされる事件がアメリカのあちこちの大学で起きているという事実がある以上、生徒たちも講演者の安否を気づかったという可能性も否定できない。

自由社会の将来を担う若者を育てる大学で、言論の自由が暴力で脅迫されて迫害されているというのはなんと情けないことだろう。このような大学を出た生徒たちが実社会に出れば、反対意見は暴力で黙らせればいいと考えるようになるのは当たり前ではないか。

November 22, 2006, 現時間 3:51 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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キッシンジャー元国務大臣「イラクで軍事的勝利は不可能」発言の真相

昨日喜多さんがキッシンジャーまで逃げたじゃんという題で、ワシントンポストに載ったユージーン・ロビンソンの記事を紹介していた。その内容は「保守派」のキッシンジャー氏ですらイラクではアメリカは勝てないといっている、アメリカは今すぐ撤退するしか道はないというもの。

大変じゃん。 ヘンリー・キッシンジャーですら、今じゃイラクの軍事的勝利は不可能だ、って言ってるならさぁ、ジョージ・W・ブッシュには本当に、ローラとバーニーしか残ってないって事じゃん...

でさぁ、キッシンジャーかよ(禿嗤)?
どーでも良いから気分が良くなるような事をテキトーに、でも定期的に大統領のお耳に入れる為にホワイトハウスにふらりと立ち寄ってた賢人様が?
まあ、最後まで頑張れや、って言ってた奴が?
2005年8月に「反乱軍に対する勝利が、唯一の意義ある撤収戦略だ」とか書いてた賢者がさあ、今じゃブッシュの撤収条件を「全イラクを統治し、暴力行為をコントロールする能力を持った、安定した政府」とかリストしてんだよ。
それでもってさ、それがムダムダムダー!って宣言してんの(大笑い)。
ヘンリーK様がもうすぐ、俺は最初っから愚行だと知っておったわい、とバラしても、驚く奴なんているかよ?

私はこの記事を読んでいて、キッシンジャー氏がそんなこと本当にいったのかあ?と不振に思っていたら、案の定、主流メディア特有の歪曲報道。キッシンジャー氏の「イラクの軍事的勝利は不可能だ」発言には前後の文脈というものがある。これを無視してここだけ取り上げるとキッシンジャー氏の本意とは裏腹の意味になってしまうのである。

ではキッシンジャー氏はいったい何と言ったのか、ニューヨークタイムスの「キッシンジャー氏、イラクでの軍事的勝利は不可能と発言」という記事には下記のようにある。

日頃からブッシュ大統領にイラク政策についてアドバイスしている元国務大臣のヘンリー・A・キッシンジャー氏は本日完全な軍事的勝利はもはや不可能であると語った。これで氏は戦争にたいして楽観的な見解をしめすブッシュ政権に挑戦する増え続ける保守派指導者たちに加わることとなった。

「『軍事的な勝利』とはイラク政府がきちんと設立されその統制が国全体に行き届き内戦も鎮圧され宗派間暴力も鎮圧されることが、民主主義の政治的な課程で支持できる時間以内に達成するという意味ならば、それは不可能だと思います。」 とキッシンジャー氏はBBCニュースに語った。

ここでキッシンジャー氏のいう「民主主義の政治的な過程で指示できる時間以内」というのはイラクの民主主義を意味するのではなく、アメリカの政治を意味する。つまりだ、アメリカ市民およびアメリカの政治が許容できる短い期間でイラクを統制することはできないだろうと氏はアメリカ市民の飽きっぽい性格を悲観的に見ているのである。イラク戦争が原因と思われる今回の選挙結果をみれば氏が悲観的になるのも無理はない。だが、アメリカ世論がついてこないだろうというのと、イラクでの軍事的勝利が不可能だということはまた別物だ。それをニューヨークタイムスもワシントンポストもわざと混合してわい曲報道をしているのは、いつものことながら汚いやりかただ。

November 22, 2006, 現時間 2:16 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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カカシ、カリフォルニアに帰る

お早うございま〜す! 夕べ遅くというか今朝早くというかカカシは6週間ぶりに花のカリフォルニアにかえって参りましたあ!

何度もお話しているように感謝祭は11月23日。 多くのひとたちが休暇をとって祭日を家族をすごすべく移動しているので飛行場は帰郷客でごったがえし。カカシの出張日程が土壇場で変わり祭日前日の帰郷となったこともあって飛行機の予約をとるのに一苦労。割高の切符を買えばとれないこともなかったのだが、それをやると会社は全額を返してくれない。大企業のくせにこういうところはすっごいケチなうちの会社は10ドルでも割り増しだったら大騒ぎするんだから嫌になる。

火曜日のよる遅くの便の予約がとれたので、ホテルではゆっくり寝ていようとおもったのに、前の客がそのままにしていった目覚ましが5時半にけたたましくラップ音楽をならして私を起こした。一旦起きたら二度寝ができず、仕方なく私はそのままおきてしまった。夜まですることもないので出張先の事務所に顔をだし、しっかり午後まで仕事をしてしまうというこの悲しいサラリーマン精神。

しっかし昨日のバージニアの朝は寒かった。気温はせいぜい10度程度で特に低いというほどでもなかったのだが、まあ風がひどい。風による冷却効果を入れると零下10度以下。(笑)厚手のセーターの上にノースフェイスのウィンドブレーカーを着ても寒い。しかもすごい風だからまっすぐに歩けない。

それでも空港についてしまえば、後は車をガレージに返してすべてビルの内部だからいいかと考えていたら、レンタルカーを返すところが空港のビル内部ではなくターミナルから数十メートルはなれた野外。大きなスーツケースに、ラップトップ、それに寝袋と折り畳みの椅子をかかえて号風のなかをジグザグに歩く姿は外からみたら滑稽だっただろう。 平たいラップトップを風があおり、私は何度も足をすくわれそうになった。かぶっていた帽子がで回って目を覆い途中で前が見えなくなったが手いっぱいの荷物なので帽子がなおせない。しかも空港についたら雨が降り出す始末。もう泣きっ面に蜂とはこのことだ。

なんとか夜7時半の飛行機に乗ることができ、乗り継ぎもスムーズにいってロサンゼルスにかえってきたのは午前12時半。最近のアメリカの航空会社はどこも経営困難で機内食など出ないから私は昼のハンバーガーを食べたきり12時間も何も食べておらずおなかがぺこぺこ。向かえにきたミスター苺と一緒に夜中開いてるジューイッシュデリで食事をした。ひさしぶりに食べるおいしい食事だった。

これは私があまり冒険心がなかったせいなのかもしれないのだが、私が泊まっていたバージニアのノーフォーク付近にはおよそ食事のおいしいレストランがなかった。一度いったイタリア料理の店ではエビがゆで過ぎで堅くたべられたものじゃなかった。ロサンゼルス付近ではごちゃまんとある中華や日本食のレストランもあまりなく、あっても韓国人が経営しているところが多くて味はかなり韓国風。おすしの酢飯にごま油が平気ではいってたりするから参る。またサンドイッチやフライドチキンファーストフードですら、ロサンゼルス地区のほうがすっとレベルが高い。しかも従業員の態度がのろのろと手際が悪く何をするにも時間がかかってしまう。 それで私はあまり外食はせず、ほとんどファーストフードのテイクアウトを食べていた。

食事を済ましてやっと帰宅した時は午前2時過ぎ。飛行機のなかでも一睡もできなかったカカシはなんと24時間ぶっつづけておきていたことになる。疲れるわけだわ〜。

でもカリフォルニアはいいなあ。気温は心地よい24度。今夜は寿司食うぞ〜!

November 22, 2006, 現時間 12:49 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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日付け → →November 21, 2006

在日特別永住権とアメリカの移民問題

さて、昨日に引き続き、極右評論の瀬戸さんが掲げてらっしゃる二つの項目についてお話をしたい。

  • 安心・安全な社会      不法滞在外国人の強制送還、 入管法の強化・雇用者罰則強化
  • 在日特権の廃止      特別永住資格付与制度の見直し
  • 最初の不法滞在外国人とその雇用についての問題は、アメリカでも全く同じ議論が交わされている。 実はこのことでブッシュ大統領の提案が移民に甘すぎるという批評を保守派から買って保守派による反ブッシュ感情が高まったことが、今回の選挙に影響したことは否めない。 二つ目の在日と言われる韓国朝鮮系、中国系の移民とその子孫に関する永住権の問題も、実は最初の違法滞在外国人と同じく移民問題であるので、ここはひとつの問題として取り上げたい。

    日本もアメリカもそしてヨーロッパも同じように抱えている深刻な問題が、少子化問題である。 アメリカでは出生率はぎりぎり二人ということだが、欧州や日本などは1.5人を下回る。 これでは夫婦二人の代わりになる子供の数が全く足りなくなり、社会は人口減に悩まされることになる。 老齢化する文明社会の経済はいったい誰が支えるのか、この人手不足を補うのが外国人労働者である。

    欧米や日本がどれほど忌み嫌おうとこれらの社会の経済を支えていくためには外国人労働者の労力が必要なのだ。 しかしこれらの労働者をどのように受け入れるか、欧州でおきているイスラム教移民問題を考えれば、これはひとつ間違えるとたいへんなことになる。

    外国人労働者をどう扱うか

    何故外国からの不法滞在者が増えるのかといえば、彼らが合法に滞在する手段が容易ではないからである。 これはアメリカにしろ日本にしろ同じことだ。 貧困に悩む近隣の諸外国から比較的経済の豊かな日本やアメリカに移民が集中することはごく自然な現象であり、彼らを締め出そうとすればするほど不法入国者が増えてしまうのである。 

    また欧米にしろ日本にしろ外国人労働者なくしては経済が成り立たない以上、雇用者を罰するなどという方針をとっても無駄である。 大企業が政府に働きかけ法律を腑抜けにしてしまうか、法の網をくぐって違反は絶えずおきるだろう。 

    ブッシュ大統領は外国人労働者を季節労働者として扱い一定の時期だけ就労と滞在が可能な特別な旅券を与える法案を提案しているが、私はこれにも反対だ。 なぜならば一時的に外国に滞在している外国人労働者たちはその国の社会に所属しているという意識がない。 日本のことわざで「旅の恥はかき捨て」というのがあるように、自分が所属しない社会の治安維持に外国人が無頓着になるのは必定で、これが外国人労働者による犯罪を促進する原因となる。

    また、一時滞在を違反して長期滞在をするようになった外国人労働者たちは限られた一定の低所得職業に隔離されてしまい、社会に異民族を主体とした下層階級を作ることにつながる。それが欧州におけるイスラム教徒移民問題のそもそもの発端なのである。 

    では不法滞在を減らすためには外国人労働者の問題をどうすればいいのか。

    一番大切なのは合法に外国人を受け入れる方法を考えることである。 何故外国人の不法滞在問題が、合法な外国人受け入れ対策で解決できるのか不思議に思われる方もいらっしゃるだろうが、違法が起きるのは既存の法率に問題があるからなのである。

    外国には貧乏に困って日本で働きたい人々がたくさんいる。 日本は人手不足で外国人労働者を必要としている。 こうした需要と供給がある以上、日本は合法に外国人を受け入れるべきなのである。 その際、外国人が日本で働くための規則を具体的に明確にし、犯罪やスパイ行為などとつながらないと判断された外国人はそれほど面倒な手順を踏まずとも入国できる法律をつくるべきだ。 そしてこれらの就労者がつける仕事の内容にも外国人だからという理由で規制はせず、長年合法に日本で働き暮らしてきた外国人は資格試験などを通して、明確な基準を通過すれば永住権、ひいては日本国籍も取得することができるという機構を設けるべきである。

    そうすれば、努力次第で日本に永住できるようになると考えた外国人は、日本の社会の一員としての自覚をもつことになる。

    在日特別永住権の見直し

    さて、ここで一般に在日と呼ばれている第二次世界大戦中に労働者として日本へやってきた朝鮮系、中国系の移民及びその子孫に与えられている特別永住権の問題について考えてみたい。 

    朝鮮系中国系の一世の方々は戦後、祖国の政治体制が変わってしまって帰国が不可能になった人たちが多い。そのことを考慮して日本がこれらの移民に特別永住権を与えたことは適当な処置であったと私は考える。 しかし日本においてこれらの人々の間で生まれた二世三世の人々にまでこの特別永住権が与えられるというのはおかしいのではないか、という右翼の人々の疑問には私は全く同意する。

    しかしながら、ではこの人たちをどうするのか、という点で私は日本の右翼のひとたちがどう考えているのかちょっと解らないのである。

    アメリカではアメリカで生まれた人間は親の合法違法にかかわらずすべてアメリカ市民になるという法律がある。 それで違法移民のなかでアメリカでなんとか子供を生もうとする人が絶えないため、この法律は見直しの必要があると考えられている。 アメリカの場合はいきすぎなのだが、日本はその反対がいきすぎで、親が合法な移民であるにもかかわらず、日本で生まれた二世や三世までが外国人として取り扱われているというおかしな現状がある。

    ここは間をとって、日本においてもアメリカにおいても、合法移民の間で生まれた子供は自動的に生まれた国の国籍を所持するという法律をつくってはどうか。 日本生まれの日本育ちの人々が特別な手続きを踏まなくても自動的に日本籍になり、親の国籍を保ちたい人々は日本国籍を破棄しなければならないとということにする。 日本国籍を破棄した時点で、永住権を授与するしないを判断すればいいのであり、特別永住権などという特権は時間と共に自然消滅すると思うのだが、どうだろうか?

    この新しい法律が出来た後でも、現在すでに特別永住権を所持している人々に無理やり帰化を強制する必要はない。 彼らは既存の法律に従って特権を得たのであり、いまさら新しい法律ができたからといって、その特権を取り上げるのは人権侵害となるからだ。

    しかし、特別永住権をもっていながら、北朝鮮や中国の共産主義政権のスパイ行為や、日本への背信行為を犯している人々に関しては厳重たる処置がとられねばならない。 特別永住権所持という立場で北朝鮮の議会に籍を置き、日本と北朝鮮をいったりきたりしているようなやからはいますぐ国外追放をすべきであり、スパイ行為をしていると断定された犯罪者は日本の法律によって裁かれ罰せられるべきである。

    私は違法移民問題にしろ、特別永住権の見直しにしろ、現在の状況を緩和したいのであれば、代わりになる方策を立てる必要があると考える。 違法移民を締め出すなら合法移民をどうするのか、特別永住権を剥奪するなら現在特権を持っている人々をどうするのか、そうして解決策が明確に提示されない限り、違法移民を追い出せ、永住権を見直せといってみても問題解決にはならないと思う。


     

    November 21, 2006, 現時間 4:33 AM | コメント (0) | トラックバック (2)

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    日付け → →November 20, 2006

    Man Overboard!

    どうも皆様、八日ぶりに丘についてすっかり丘酔いしているカカシです。 今朝(アメリカ東海岸時間19日午前10時)カカシの船は予定より一日早く港に帰ってまいりました。 留守中にコメントをいただいたMike さん、souさん、アセアンさん、いつもありがとうございます。

    前回は二度とも五日間の航海だったのだが、今回は八日間だったせいなのか、丘へ降りてからめまいがしてしょうがない。 一日早い帰港でまたまたホテルの予約がなく、同僚の推薦で前のひどい安ホテルとは違って結構いいホテルに落ち着いた。 

    感謝祭をこの木曜日にひかえ、ホテルの装飾はすでにクリスマスの色を見せ始めている。 そとの空気は肌寒く、持ってきたセーターと上着だけでは足りなくなってきた。

    ところで、船に乗る際一番最初の日に言われることは緊急事態に乗客はどうすべきかという注意事項。 そのなかでも大切なのが"Man Overboard"(MOB)と。 これは人が船から落ちたという警報。 私は何度も船に乗っているが、大抵の場合MOBの訓練は乗船した当日の午後に行われる。 乗ったばかりの乗客にしょっぱなから訓練をさせる目的なのだろう。 それで私は先々週の航海の初日にMOB警報がなったときも、「あ~訓練だな」と思って指定された場所へ行った。誰が船から落ちたか解らないので、乗組員と乗客の点呼を取るためである。

    しかし、点呼を取った後に「船から落ちて5分、10分」という放送があり、これが訓練ではなく本当だったら、この時期の冷たい海に10分もつかっていたのでは助からないのではなどと考えていたら、「船から落ちたのは乗組員の‘~さんでした。 無事救出されました」という放送があった。「え~本当に誰か落ちてたの~? 訓練じゃなかったの~?」と私はびっくり仰天。 幸い甲板で作業をしていたこの人は耐寒防着をきていたらしく無事だった。

    という事件があったのが先々週のことなのだが、今回の航海が始まった先週の月曜日のこと。 私は朝6時から仕事をしていて夕方7時ごろやっと落ち着いた。 翌朝また6時からの仕事ではあったが、まだ寝るには早すぎると思いちょっと読書をすることにした。 9時ちょっと前になってそろそろ寝ようかなと思っていると、突然火災避難訓練の警報。 もっともこれは乗組員だけの訓練で民間人の乗客は参加しなくてもいいのだが、乗組員の邪魔になってはいけないのでどこであろうと、警報がなった時点に居た場所に訓練の間、ずっと待機していなければならないという規則がある。 つまり、警報が鳴った時点でトイレに居た人間はそこから出られないのである。(笑)

    この船の船長は訓練に非常に熱心なのはいいが、おかげで私は読書をしていたコンピュータールームに2時間も缶詰になってしまった。 それで9時に就寝のはずが床についたのは11時過ぎ。 それでも寝心地の悪いベッドで何度か寝返りを打ちながらやっと寝付いたとおもいきや、「マンオーバーボード! マンオーバーボード!」という警報が再び鳴り響いた。 腕時計を見てみるとなんと夜明けの4時。 「こんな時間に訓練やんないでくれる~!」とぼやきながらあっちこっちのベッドから飛び降りている女の子達を乗り越えて、指定の場所に集まると、後部の見張り番が2時間前にリポートしてから行方がしれないというではないか。 前回に続きこれも訓練ではなく本当の事件だったのである。 私は訓練以外のMOBの起きた船には乗ったことがないが、それが2回も起きるとは前代未聞だ。

    しかしこのときは心配には及ばず、見張りの乗組員は仕事をサボって隠れて寝ていたことが発見された。 まったく人騒がせな。 おかげでこっちは寝不になったではないか! 厳しい処分をして欲しいもんだ。

    船がまだ沖に出ている間に、我々の仕事はメンバーの交代があった。 かなり天候が悪く風が強く波も荒かったのだが、その悪天候の合間をかいぐってちいさなモーターボートが船から降ろされた。 ここで下船をする人たちはなんだか頼りない縄梯子を伝ってボートまでおりなければならない。 この高さは20メートルくらいはある。 私はハワイで夜明け前の真っ暗な海でこれをやったことがあるが、今回他人がボートに降りていくのをみているほうがよっぽども怖かった。

    翌日今度は港からやってきたボートから船に乗ってきた交代の作業員がやってきた。 その日の海は前日よりもずっと荒れており、小さな船は前向きに跳ね上がっては直角に落ちるという揺れを繰り返して中にのっていた人々はすべてびしょぬれ。しかもその後に風でゆれる縄梯子を上ってこなければならない。 若い船の乗組員と違ってこの作業員のほとんどは中年太りのおっさん連中がほとんど。 最後に自分の体を船まで持ち上げられないひとも何人かいた。 何せはしごはまっすぐではなく、最後の方はオーバーハングの坂になっているのだからほとんど腕だけではしごにぶら下がる形になる。 ひとつのステップを登るごとに懸垂をしているようなものだ。 私はこのグループにいなくて本当によかったとつくづく思った。

    あ~これは女のする仕事じゃないなあ、、しみじみ、、、

    11月最後の木曜日は感謝祭。 カカシはパンプキンパイを作る予定。 しかしその前になんとかカリフォルニアに帰らなくては、、

    November 20, 2006, 現時間 6:36 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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    日本とアメリカ、共通する差別問題と落とし穴

    先日、私が日本の保守派としてよく参考にさせていただいている極右評論の瀬戸さんらが主体となって維新政党・新風という新しい政治運動が結成された。 

    この新政党結成にあたり、瀬戸さんが大事な項目として次のことを挙げておられる。

    我々は次の項目を維新政党・新風に要望しました。

     教育の正常化        日教組の解体・道徳教育の復活
     安心・安全な社会      不法滞在外国人の強制送還
                      入管法の強化・雇用者罰則強化
     在日特権の廃止      特別永住資格付与制度の見直し
     人権擁護法案に反対   部落解放同盟の同和利権阻止
     外国人参政権に反対   国籍条項の完全徹底を図る
     「政教一致」問題      公明党の政界からの追放!
     国家反逆罪の制定     極左・総連・カルト宗教の解散
     国防体制の強化      非核三原則の廃止・核保有論議の推進
     偏向マスメディア      マスコミ監視制度の創設・特権の廃止


    瀬戸さんが挙げておられる多くのことが、アメリカの社会問題とも非常に通じるところがある。 教育問題しかり、同和問題や不法滞在外国人や、在日朝鮮・韓国人への特別永住権の問題などはアメリカ社会の人種問題や移民問題と酷似しているといっていい。

    こういう問題を取り上げ、既存の法律を改正すべきであると唱えると、必ず左翼の方から「人種差別だ!」という脊髄反射的反応で批判されるので、保守派がこれらの問題を扱うときには充分な注意が必要だ。 特に改正案が講じて本当の人種差別になってしまう危険が存在することは事実なので、そのようなことは断固避けねばならない。 しかし、だからといって存在する問題にいつまでも目を瞑っていては事態は悪化するばかりである。

    そこで私が気になった人権擁護法案と移民問題の二つの項目に絞って日本とアメリカを比べてみたいと思う。 この際読者の皆様にご理解いただきたい点は、私は日本で大人をやったことがないので、日本の社会問題をきちんと理解しているとは言いがたい。 最近になってネットを通じ、日本の状況が以前よりはわかるようになってきたとはいえ、地元で肌で感じるものとは程遠いと考える。 いわゆる鼓動が今ひとつ聞こえてこないといったところだろうか。 だからもし私の比較のなかで日本の状況に関する無知から来る頓珍漢な解釈があったら、読者の皆様からご遠慮なくご指摘いただきたいと思う。

    人権擁護法案とアファーマティブアクション 

    人権擁護法案というものをネット検索でザット読んだ限り、この法案が言論の自由迫害につながる危険性は充分にある。 また企業などが雇用方針が差別的であるという理由で起訴されやすいという危険性も多く含まれている。 ここで訴訟社会のアメリカにおいて人権擁護の目的で1960年代に設立されたアファーマティブアクションがアメリカ社会にもたらした悪影響を少し考えてみよう。

    アファーマティブアクションの当初の目的は、雇用や大学などの入学審査のときに、人種や性別によって差別されないよう少数民族や女性の人権を守ることだった。 それまでジム・クロー法などといった悪法にいより、黒人と白人が同じ公共施設を使用できないという現実があり、同じ職業でも黒人と白人では給料に格差があったり、少数民族や女性がつける職業は限定されていたりと、色々な差別が存在していたことを是正するのが目的であった。

    ところが人種・男女差別をしてはいけない、という法律がいつの間にか少数民族や女性を特別扱いする法律へと変貌してしまった。 雇用、大学入試、アパートなどの賃貸契約、レストランのサービスに至るまで、アファーマティブアクションがやたら介入してくるようになったのである。 

    大学入試を例にして説明すると、大学入学の際、少数民族だからといって入学を拒否されないように、新入生の人種の枠をつける方針が多くの大学で取り入れられた。 この枠組みはアメリカ社会の人口比率が参考にされており、詳細は学校によって違うがここでは便宜上黒人20%、ラテン系10%、東洋系10%、白人60%としておこう。 ここで問題なのは大学志願者の比率が社会の人口比率とは一致しない点である。 これは文化の違いによるのだが、黒人やラテン系の若者が大学へ進む比率は東洋人や白人のそれよりもずっと低い。 ということは同じ大学へ志願しているにもかかわらず人種によってその倍率が全く違うということになってしまうわけだ。 

    たとえば単純計算である大学の100人の枠のなかで、黒人志願者が20人、東洋人志願者が100人だったとする。 同じ大学へ志願したにもかかわらず黒人の志願者は全員入学できるが、東洋人の合格倍率はなんと10倍。 嘘みたいな話だがこれは実際に起きたことなのである。

    数年前にカリフォルニアのバークレー大学に志願した中国系の女性が通知表はほとんど完璧、全国学力テストの成績もほぼ99%という優秀な成績だったのに不合格、同時に合格した黒人生徒の学力テストの成績は60%代だったという事件が発覚した。 東洋人も黒人ほどではないにしろ、人種差別の対象になってきたことは事実なのだが、持ち前の努力と勤勉さでいまやアメリカ社会では有能な人種として尊敬されている。 だが、それが裏目に出て東洋人を人種差別から守る目的で決められた下限の枠がかえって東洋人を差別する上限となってしまったという変な状況が起きてしまったのである。

    それで生徒達の間でも、黒人生徒は頭が悪いという先入観をもたれるし、学力不足で落第する生徒もあいつぎ、かえって黒人への差別意識を高くしてしまうという悪影響がおきた。 ちなみに東洋人生徒は頭がいいという先入観があることも事実である。 特に理系は得意だというステレオタイプがあるため、私など大学時代化学の実験パートナーになってくれという申し込みが殺到して困った。 カカシは化学は大の苦手なのに~! (カリフォルニアの公立大学では人種による枠決めは14~5年前から廃止されている。)

    さて、アファーマティブアクションが適用されるのは大学だけでなく、雇用の際でも同じである。 黒人運動のリーダー的存在に、ジェシー・ジャクソンという人物がいるが、彼とその中間達は、大企業などの雇用方針が黒人差別を行っているといいがかりをつけては訴訟を起こすという行為をくりかえしていた。 大抵の企業は人種差別のレッテルを貼られて訴訟をおこされては会社のイメージにかかわるということで、裁判沙汰になる前に急いで示談にしてしまう。 つまり、ジャクソン氏の一連の訴訟は裁判を脅しにつかった恐喝に他ならない。 日本でも同和開放同盟などが同じような行為をしているのではないだろうか?

    アパートの賃貸などでも差別をしてはいけないことになっているが、白人のおばあちゃん一人で管理人をやっているところに、人相の悪い黒人のギャングバンガーのような男がひとりでアパートを借りにきても、おばあちゃんはやたらにこの男性を断れない。 実際に夜中に仲間のギャング達がアパートにおしかけ夜毎大騒ぎをしたり、麻薬売買などをやることは目に見えていてもである。 また私の昔の知り合いのメキシコ系アメリカ人女性は、メキシコ人には部屋は貸さないと私にささやいたことがある。 それはメキシコ系夫婦に部屋を貸すと、いつのまにか親戚一同50人近い人間が合同宿舎のように寝泊りするようになるからだという。 だが、もしこの女性がメキシコ人だから部屋は貸さないなどと言えば、人種差別の法律に触れることになるのである。

    また最近では、アラブ系の若い男性に照準をあてて空港などの警備の対象にするいわゆるプロファイリングも、人種差別だと言われて出来ない状態にあることも付け加えておこう。

    人種差別をなくす法律はあるのか?

    私はそんなものは存在しないと考える。 人種差別という個人的な感情を法律で規制することなど出来ない。 差別をするなといって強制的に嫌いなもの同士を一緒に勉強させたり仕事させたりしては、かえって反感を買うのがおちである。 

    ではどうすればいいのか。

    私は人種や男女を差別する法律さえ取り除けば、後は市場が解決すると考えている。 (人種差別をする法律とは、過去のジム・クロー法のように、同じ公共施設を黒人と白人が使ってはならないとか、黒人や女性が一定の職種につくのが禁じられているとかいうような悪法を意味する。)

    たとえばあるレストランの経営者が、「黒人お断り」の看板を出したとしよう。 このレストランがどういう場所にあるかによるが、黒人客は無論のこと、黒人を含んだ他人種のお客や、白人客でも、「こんな人種差別をするような店で飯など食えん」といって敬遠するだろう。 お客がこなければ商売にならないのに、わざわざ一定の客を遠ざけるような商売方針は愚の骨頂というものだ。

    また黒人だからという理由で有能な人材をみすみす見逃せば、企業にとっても痛手である。 たとえば黒人だからとか女性だからという理由で多くの企業が彼らを雇わなかったとする。 これを利用したある企業が有能な黒人や女性を白人男性より低い給料で雇ったとしよう。 雇われたほうも別の企業で低レベルの仕事をしているよりは給料がいいので、この会社にとびつく。 他では雇ってもらえないことがわかっているから企業への忠誠心も強い。 そこでこの企業は人件費を節約して儲けが上がるという寸法だ。

    金の力は強いから、他の企業もこれを見習ってだんだんと黒人や女性を雇うようになる。 そうすると彼らの給料はだんだんとあがり、いつの間にか白人と変わらない状態になる。 これにて人種差別は事実上消えてしまうのである。

    このように人権擁護法などというものは、一見少数民族の人権を守るために作られるもののように見えるが、現実問題として一部の市民団体の政治勢力強化に悪用されるのがおちであり、実際に差別を受けているひとたちは、この法律によって一般市民が得る反感によってかえって差別がひどくなる可能性の方が大きいと考える。 差別をなくすために必要なのは特別な擁護法ではなく、差別が悪いことだという道徳的な教育からはじめることだ。 差別意識のある人々に法律で差別をするなと押し付けてみてもかえって逆効果である。

    長くなるので移民問題に関しては次回へ続く。

    November 20, 2006, 現時間 7:15 AM | コメント (0) | トラックバック (4)

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    日付け → →November 19, 2006

    求むイスラム教メソジスト!

    English version of this post can be found here.

    さてさて、私は西洋の宗教キリスト教がしたように、イスラム教にも改革の希望はあると書いてきたが、そのことについてミスター苺が2005年の9月に書いているので、その記事をここで紹介して今週のイスラム教談話を完結することにしよう。

    私は昨日、西洋の政治家たちが「イスラム教は平和な宗教だ」と言い続けることは大事だと書いた。 しかしミスター苺はこれには全く反対の意見をもっている。 なぜならミスター苺もロバート・スペンサーと同じ意見で、コーランそのものに暴力を奨励する節がある以上、イスラム教は平和な宗教だという解釈は間違っているという。 そんな口からでまかせをいっても、コーランの裏表を知り尽くしている敬虔なるイスラム教徒を説得することは出来ないというのだ。

    ではイスラム教には希望はないのか? ただただこのまま暴力を繰り返し我慢しきれなくなった西洋社会に滅ぼされる運命なのか? いや、そうではない、とミスター苺は語る。 イスラム教にも希望はある。 だがそのためにはイスラム教は中世にキリスト教が行ったような宗教改革が必要だというのだ。

    歴史を振り返ってみれば、キリスト教も決して「平和な宗教」などではなかった。 何世紀も前のキリスト教はいまの過激派イスラム教に勝るとも劣らないほど暴力的な宗教だった。イスラム教徒のようにユダヤ教徒と不信心者を攻撃していただけでなく、背教者、異教徒、(神に対する)不敬者、魔女、想像できるありとあらゆる人々が攻撃された。 悪名高き十字軍、Torquemada、Kramer そしてSprengerなどがいい例である。

    しかし、協会は色々な課程を踏みながらついに自ら改革をすすめた。 すべてが同じ時期に起きたわけではないし、世界中のあちこちで同時に起きたわけでもない。だがだんだんとキリスト教の「宗教革命」は成し遂げられた。 そしてその結果キリスト教は今日ある姿に生まれ変わったのである。

    今日、カトリック、バプティスト、ロシアオーソドックスの協会が通りを隔てて同じ町に建っているなどというのは普通だ。お互いの牧師や神父たちが仲良くチャリティー運動を一緒にするのも珍しくない。

    またキリスト教徒もユダヤ教徒も厳密な意味での宗教の教えを実施する人々はほとんどいない。 だから例え敬虔なクリスチャンとかユダヤ教徒とか言われる人々でも、現実的には家族、近所付き合い、仕事などが優先される。 そしてこれはいいことなのだ。 我々はキリスト教徒のお隣同士で住んでも、ユダヤ教徒だといって迫害されることはないし、我々もお隣がコーシャーでないからお呼ばれされてもいけないとか断る必要もない。 (カカシとミスター苺が結婚式を挙げた裏のユダヤ寺院のカンターが駐車場でマクドナルドのチーズバーガーを食べてたのをカカシは目撃したもんね!)

    つまり、ミスター苺はイスラム教にももっと多くのメソジストが必要だというのである。

    個人的なレベルではイスラム教メソジストはすでに多く存在している。たとえば私の同僚にはアフガニスタン出身のイスラム教徒がいるが、彼は一日に何回もメッカに向かってお祈りなどしないし、ラマダンの時期でもちゃんとお弁当を食べているし、企画終了の打ち上げのときにはビールも飲む。 それでも彼は自分をイスラム教徒だと考えている。 カカシが行った大学の同級生には何人もイスラム教徒がいたが、私が間違って豚と牛の合い挽きでシュウマイを作ってしまったときでも、豚と知ってて皆たべていた奴が結構いた。 明らかに我々はこのようなイスラム教徒と戦争をしているわけではない。

    こうした人々は自分達のことをイスラム教徒だと考えてはいても、それはもっと自分の内部のことだと解釈している。 たとえばシャリアとは自分の心の中の葛藤であると考えることによって、普通の生活がそれに従うことから開放されるというように。 大事なのはイスラムを現実の生活から引き離して、死後の世界のものとすることである。 日常生活に支障をきたすような面倒くさい儀式や習慣はこの際だから捨て去ることだ。 オーソドックスのユダヤ教徒でさえも、きょうび妻が生理の時に汚らわしいものといって触らないなどという人はいないのと同じだ。(Leviticus 15:19).

    このような穏健なイスラム教徒はいくらでもいるはずだ。いや、たとえ熱心なイスラム教徒でシャリアを自宅で実施しているひとでも、イスラム教徒でない人間をすべて殺したいなどと考えている人はそうはいないはずだ。 いや実際の話このような穏健派は大多数に違いない。

    だが、問題なのはイスラム教徒の運動団体はどこの国でも皆かなり過激であり、テロリストにも同情的だ、アメリカのCAIRなんてのがそのいい例である。 彼らの存在は非常に危険だ。 なぜなら穏健派イスラム教徒が見る公のイスラム教グループが皆過激派であることから、穏健派である自分には何か問題があるのではないかという疑問を抱くようになるだろう。 そして自分の意見を聖廟などで表現するのは控えめになるはずである。 やたらにイスラム過激派を批判するような行動はイスラム社会から村八分にされるだけでなく、命の危険すら伴う可能性があるからだ。

    もしも多くの穏健派イスラム教とが、イスラムメソジスト運動を起こし、組織を作って自分らはひとりではないということをイスラム教徒内部で訴えることができれば、この動きはだんだんと広まるのではないだろうか。 憎しみにはエネルギーを要するから、普通の人は自然と穏健派メソジストの方向へ魅かれるのではないだろうか。

    多くの男達が静かな絶望感をもって生きていると言う。どれだけ多くの穏健派イスラム教とはこの「静かな絶望感を持って生きている」のだろうか? どうにかしてこの人たちに絶望的な行為に走らないよう説得できないものだろうか?

    追記: イスラム教徒が独特である事には二つの理由がある。イスラム教の創設者であるモハメッド自身が戦士であり、戦闘を指揮した経験のある人間だということ。 もうひとつはモハメッドは長生きしすぎたため、老齢になって機嫌の悪い爺さんになってから、彼を拒絶したユダヤ教徒への憎しみに満ちた愚痴が救世主の言葉として記録されてしまったということがある。 これらの点がこのイスラムという宗教をどのくらい暴力的なものにしているのか知る由も無いが、前にも書いたとおり、今は平和な宗教として定評のあるキリスト教にも、暴力的な歴史はあった。

    中世の人たちが考えていた宗教と、現代人が考える宗教とでは全く天と地との差がある。 現代人には宗教が理由で何年も戦争をしていた十字軍の頃のキリスト教徒の心情などとても理解できない。

    彼らの生きていた世界は現代の我々の生きる世界とは全く別な世界なのだ。 イスラム教だってそのくらいの年月がたてばどのくらい変わるか解らない。 イスラム教のためにも、その日が来るのに数百年もかからないことを祈ろう。 そうでないとこっちが持たない。

    November 19, 2006, 現時間 7:19 PM | コメント (7) | トラックバック (0)

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    カカシの船中団体生活

    カカシが寝泊りする寝室は団体部屋で、普通のリビングルームほどの広さに30人からの若い女の子達がひしめいている。 ベッドは三段ベッドが10台あるわけだが、天井は低いからベッドに座って起き上がったら頭をぶつける!ベッドには、はいつくばって出入りするしかない。 ベッドの丈は約180センチ、それより背が高いひとは足を折って寝るはめになる。 (カカシは背が低くて助かった)幅も狭いから二段目や三段目に寝る場合には寝返りをうつと落ちてしまうので要注意。 大抵の人たちは三段目を嫌うので、私のような常備の乗組員でない人間がいくと、必ず三段目があてがわれる。 足の短い私が寝ぼけ眼でベッドを上ったり降りたりするのはかなりたいへん。 (背が低いのがここでは災い)

    この三十人部屋にあるトイレは二つ、シャワーはひとつ! この狭い部屋にこれだけの人数が一緒に寝泊りしていると嫌がおうでも気がつくのが臭い。 女の子達は清潔なので、トイレや部屋の掃除は毎日しているけれど、大勢いれば体臭は避けられない。 そこで女の子達は部屋のあちこちに置かれている花の香りの脱臭剤スプレーをしょっちゅうかけるので、これがまた個人の香水だの化粧水だのの臭いとまざってものすごい。 三段目のベッドにいると天井に上ってくるこのガスの臭いで息がつまる。 それでなくても私は鼻が利くほうなので。 私が犬だったら気が狂っているところだ。

    船の中は色々な音がする。 エンジンの音や波の音、その他色々な機械類の音は慣れてしまうと結構子守唄のようで心地よい。 ただ気になるのはそれぞれの乗組員ガ使っている何百万という目覚まし時計の音! 乗組員はそれぞれ皆違う時間帯で仕事をしているため、みな起きる時間が別々なのである。 それで真夜中を過ぎると朝6時まで毎時間どこかでビービーという音がする。それぞれの時計は少しづつずれてるから数分に渡ってあちこちからビービー、ジージー、りんりん、とベルが鳴り響く。 なかにはアラームがなってもすぐ起きない人がいて何分もベルがなりつづけるので、「さっさとおきなさい!」と心の中で叫んでいるカカシ。

    そしてもちろん6時になれば、起床の笛がスピーカーを通じて「ぴーひゃらら~!」と鳴り響く。 私は船に乗ってる間自分の時計の目覚ましなどつかったことがない。 これだけ周りにビービーいってちゃ、どれが自分の目覚ましなんだかわからなくなる。 セットするだけ無駄である。 自慢じゃないがこれでも私は寝坊は一度もしたことがない。

    団体生活で一番苦痛と思われるのがプライバシーの欠如。 人によってはこれが全くだめらしいが、私はこれが全くきにならない。 同じ時間に10人以上の人間がトイレに行きシャワーを浴び歯を磨いているような生活で、プライバシーなど気にしていては生きていけない。 女の子といえどもゲップもすればおならもする。そんなこと気にして余裕はない。 もっとも私は船にのってる間はなるべく豆類は避けたけどね。

    棺おけベッドとあだ名される我々のベッドにも、一応カーテンはついているので、ベッドに寝そべってヘッドフォンをつけて閉じこもり、わずかなプライバシーを守る人もいるが、私はイスに座って本を読んでるだけで充分幸せ。 前回の航海ではダビンチコードを読んでしまったし、今回の航海ではトム・クランシーの分厚い二部作をすでに半分読んでしまった。

    だからまあ航海も完全に無駄というわけではないのよね。

    November 19, 2006, 現時間 9:51 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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    日付け → →November 18, 2006

    何故西洋社会はイスラムの事実を認めないのか?

    さて、イスラムについて文明社会が知るべき事実、シリーズ三段目の最終回はおなじみロバート・スペンサー氏のおでましである。

    スペンサー氏は、西洋社会は悪の根源はイスラム教にあるという明白な事実を受け入れようとしないと語る。この事実はイスラム教の教えをみれば誰にでもわかる事実だという。 本来ならば「イスラムについて、、」のようなドキュメンタリーはハリウッドの主流映画会社が作るような作品であり、多くの人々にイスラムの脅威を知らしめる必要があるのだと。

    にも拘わらず主流メディアはこの事実を無視しようとする。 しかしこの事実を永久に無視し続けることは不可能だと氏は語る、なぜならこの事実に真っ向から立ち向かわなければ我々は自滅してしまうからである。

    シューバット氏はコロンビア大学で演説した時に受けた生徒達からの反応をこのように語る。

    私の演説のなかで、私はイスラムへの批判のみならず、プロテスタントの変革者マーティン・ルーサー の書いた「ユダヤ教とその嘘」についても批判しました。また私はマーティン・ルーサー・キングJRが黒人の人権のために戦ったと讃えたにもかかわらず、生徒達からは人種差別者、偏見主義と批判を受けました。 どうして私がマーティン・ルーサーを批判したことについては誰も私をキリスト教への偏見だと批判しないのでしょうか?

    ここまではよく聞く話だが次のシューバット氏の話には衝撃的だ。

    私がテロリストだったときには世界は私を解放戦士と呼びました。 私が「解放戦士」だったときは私は「ユダヤ人はシャイロックだ、イスラエルは人種差別政権だ、(アメリカの)議会もメディアもユダヤ人によってコントロールされている」と言いたい放題でした。 その頃は私はユダヤ人を憎んでいました。でもこのごろは気が変わってすべての人々を愛するようになると、私は人種差別者とレッテルを貼られるようになったのです。

    しかもシューバット氏がテロリスト時代に言っていたようなレトリックがいまではアメリカの大学教授らが普通に言っているというのだ。 彼らがテロリストの味方といわれず、シューバット氏が人種差別者と言われるなんて逆さまではないのだろうか? またシューバット氏はイギリスのBBCでインタビューを受けたとき、こんな応答をした。

    インタビュアーは私に「今日の問題は原理主義にあるのでは」と聞くので私は「キリスト教の原理主義は我々に頭痛を与えるだけだが、イスラム教の原理主義は我々の頭を肩から斬り取るんですよ」とこたえたところ、速やかに感謝され出口に案内されました。

    私はこのブログでも何度か文明社会がイスラム教徒全体を敵に回すことの危険性を主張してきた。 だから私は悪の根源はイスラムの教えにあるというこのドキュメンタリーの製作者たちの意見には全面的に賛成できないでいる。 特にシューバット氏はイギリスのブレア首相がイスラム教を「平和を愛する宗教」だと何度も繰り返すことに関して、愚かなのか嘘つきなのかどちらかだろう、と言い切ることには全く同意できない。

    ブレア首相ほど対テロ戦争に関して自分の政治生命を犠牲にしてまでブッシュ大統領と一緒になって努力してきた政治家はいない。 ブレア首相ほどイスラムテロリストの脅威を正しく理解して戦い続けなければならないと主張した人はいない。 私は911事件以後のこの世の中にブレア首相という立派な政治家がイギリスにいてくれたことを何度神に感謝したか知れない。

    「イスラムについて、、」の製作者たちがわかっていないのは、政治家達がイスラムを「平和な宗教」だと主張し、テロリストは過激派であり、本来のイスラム教の教えを歪曲しているのだと語るには理由があるということだ。 イスラム教の人口は12億といわれている。 この中で過激派は約一割というではないか。 彼らはその一割の過激派と戦うために我々文明諸国に対して12億の人々全体を敵に回せというのか? 

    無論、数や欧米の戦争技術をすれば、12億の敵をもってしても西洋社会がいずれは勝つだろう。 だが、もしそのような戦争がおきれば、第2次世界大戦どころの騒ぎではなくなるということがこのドキュメンタリーの製作者たちにはわかっているのだろうか?

    イスラムの教えそのものに問題があるという事実は私も認める。 その事実から我々が目をそむけてはいけないという事実も認めよう。 しかしながら、12億からいるイスラム教徒全体を敵に回して我々が得るものは何もない。

    キリスト教、ユダヤ教、仏教、ヒンドゥー、どの宗教をとってみても、詳しい読み方をすればあらゆる部分で暴力を容認する節を見つけることができるはずだ。 これらの宗教の歴史のなかにも他宗教を排斥し虐待してきた事実があるではないか。 だがこれらの宗教が現在の平和的な共存をみつけたのには理由があるはずだ。 その変革がイスラム教だけには出来ないと断言してしまうのはあまりにも乱暴ではないだろうか?

    イスラム教徒でも大抵の人々はテロリストではない。 大抵の人々はただ普通に自分らのささやかな生活を守って生きたいだけの人々だ。 彼らが心のよりどころとしているイスラム教を真正面から批判するよりも、イスラム教を正しく解釈せよと促すことのほうが建設的ではないだろうか? 我々はイスラム教徒でありながら穏健派の道を選んだ沈黙の多数派に注目し、何故それが可能なのかを考える必要があると思う。

    私はこのようなドキュメンタリーが作られることには賛成だ。 そして多くの西洋人が(日本も含む)イスラム教の脅威を学ぶべきであるとも、アメリカの教育の場でイスラムを美化した嘘が教えられているという事実を暴露し変えていく事実も必要だと思う。 だが、政治家達は今までどおりイスラムは本来は平和な宗教であるというレトリックを言い続けるべきだ。 そしてイスラム教徒ら自身にその「事実」を納得してもらい、暴力的な過激派ジハーディズムを拒絶してもらよう努力すべきだと考える。

    本来のイスラム教の実態への教育は政府レベルではなく、草の根運動でやっていくべきだと私はおもう。

    November 18, 2006, 現時間 4:44 PM | コメント (1) | トラックバック (1)

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    日付け → →November 17, 2006

    西洋社会が持つ間違ったイスラム像

    昨日に続き、フロントページマガジンに載った「イスラムについて西洋が知るべき事実」の座談会から紹介しよう。

    教育界が教えるイスラム偽りの歴史

    トリフコビック氏は、アメリカの教育の場ではイスラム教の真実が教えられるどころか、アメリカのエリート教授らが勝手に信じ込んでいるイスラムを美化した妄想が公然と教えられていると語る。たとえばカリフォルニアの中学で使われているHoughton Mifflin出版の教科書などは、CAIRの創設者のひとりでテロリストと強い関係のあるShabbir Mansuriという男がその一部を執筆しているという。

    アメリカ人の12歳から13歳の子供たちを教えるこの教科書では、コーランの最初の節はモハメッドが西暦610年に「打ち明けられた」とあり、モハメッドの最初のひらめきは「後に彼がガブリエルと明らかにした」天使から授かったものだなどという事実まがいのことが書かれているのです。 これはパキスタンの聖廟では似つかわしいかもしれませんが、アメリカの公立学校で教えられるにはふさわしくありません。 もっとひどいのはこの教科書には「ユダヤ人の中にはモハメッドが神の最新の救世主であることを認めない人たちがいます。」とあり、モハメッドがユダヤ教徒が彼を救世主であることを受け入れなかったことに対して、暴力的なユダヤ憎悪論の「ひらめき」をコーランに書き連ねているという事実を無視しています。このようなアラーからの教えこそが後にモハメッド政権下における民族浄化や極端なユダヤ民族駆除への下敷きになったのです。 その部分をイスラム初期の歴史から除外してしまうというのは、ナチス台頭の歴史でクリスタルナクットやヌーレンバーグ法(Kristallnacht and the Nuremberg Laws)を無視するのと同じです。

    氏はこの教科書から別の例もあげて語る。 ひとつはジハードという言葉の意味の説明だ。 ジハードという言葉には「葛藤」という意味がある。これは「誘惑に抵抗し悪に打ち勝つ」という意味で個人の人間形成の葛藤を意味すると解釈することができる。 しかしこの葛藤が他者への暴力を容認していることについて、この教科書には場合によっては武力を使って悪に抵抗することが許されているとはされているものの、それは他者からの攻撃への正当防衛に限るとコーランには書いてある記されており、イスラムに改宗しない異教徒を暴力で脅迫し、挙句の果てには殺してもいいという解釈は全く無視されているというのだ。

    また同教科書にはイスラム教は女性の権利を尊敬し結婚や教育いおいても正当な権利が認められているとあり、キリスト教やユダヤ教などの他宗教もイスラム社会では宗教の自由が認められているというでたらめが書かれているというのである。そしてこの教科書の練習問題には、イスラムの着物を着てイスラムの名前を名乗り、「アラーの名の下に、、、」、「アラーをたたえよ、創造の主よ」とお祈りのお経を唱えることが課されているという。

    こんなことがアメリカの公立学校で、しかもカカシの地元のカリフォルニアで教えられていたとは驚いた。 子供の教科書は親は注意をして見る必要があるというものである。

    ハリウッド創作のイスラム美化の神話

    トリフコビック氏は、アメリカメディアは常にヨーロッパのキリスト教徒が暴力的な攻撃者であり、イスラム教徒は唯その理不尽な攻撃から身を守ろうとする道徳的な民族であるというイスラムを美化した描写を我々に押し付けるという。 リドリースコット監督のキングダム・オブ・ヘブン( Kingdom of Heaven) などがその典型的な例だと語る。(注:映画の公式サイトは音楽が鳴るので音量に注意)

    またアメリカの公共テレビ局PBSが2002年に政策したモハメッドの伝記ミニシリーズ番組、Legacy of a Prophet, ではソビエト共産党当局製作のレーニン像さながらの美化伝だったという。 PBSの番組ではモハメッドがユダヤ民族に対しておこなった強姦や虐殺の歴史、イスラム教徒以外の人々を人間以下として扱い理不尽な税金をかけた事実などすべて無視した。 登場した9人の「専門家」は信じられない口調でモハメッドを褒め称えたという。しかもモハメッドは女性解放を行った人物と描写され、コーランの節に女性を強姦したり、妻に暴力を振るうことが容認されている部分があることなどは全く語られなかった。

    氏は「イスラムについて、、」においてこのような神話を次々に崩壊していくと語る。 しかしこのようなドキュメンタリーはイスラム美化の神話を長年植えつけられてきた西洋社会で受け入れられるだらうか? 氏はこの真剣な質問に対してブラックユーモアで答える。

    ヨーロッパ連盟では放映禁止になるでしょう。そして私も他の4人の「スター」たちも次の(イギリスの)ヒースロー空港やSchiphol行きの飛行機に乗るのは考え直したほうがいいでしょうね、そうでないと言ってはならないことを言ったといって刑務所送りは間違いないでしょう。 しかし我々のナイーブで油断しきった西洋の中間達におうちが火事だよと気がついてもらうためには充分価値のあることかもしれませんが。

    刑務所送りになるくらいならまだしも、ヨーロッパには過激派ジハーディストがわんさかいて、イスラム教を批判する人間を暴力で脅迫していることはすでにこのブログでも何度も書いたとおり。 彼らがヨーロッパ旅行をする際にはボディガードを連れて充分な警戒対策をとってほしいものだ。

    明日は座談会もうひとりの参加者、当ブログの読者にもおなじみのロバート・スペンサー氏の話を紹介しよう。

    November 17, 2006, 現時間 3:22 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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    日付け → →November 16, 2006

    イスラム教、文明社会が知るべき事実 その1

    本日はイスラム教過激派の脅威を描いた二つのドキュメンタリーを紹介したいと思う。 ひとつはObsession(執念)、 もうひとつはIslam - What the West Needs to Know(イスラムについて西洋が知るべき事実)。

    イスラム過激派の狂信を描くオブセッション

    「執念」のほうは先日テレビでその一部を観たが、情報提供をするドキュメンタリーとしてはあまり良く出来ているとはいえない。 ただ過激派イスラム教徒の狂信ぶりを言葉で説明するのではなく、イメージで訴えるやり方にはそれなりの効果がある。 何万人という信者が集まって「アメリカに死を!」と独裁者の音戸に取られて腕を降りたてながら何度も繰り返す映像はナチスドイツのヒットラーの演説を思い出させる。

    また別のシーンでは幼稚園の女教師が子供に「ユダヤ人は豚だ」と教えていた。 女児が言葉に詰まった時に「はい、次はなに? 」と優しく聞き返し、女児が「ユダヤ人は豚です!」と答えると「は~い、よくできました!」と褒めてる図は背筋がぞっとする思いである。

    我々文明人は自分らの物差しで他の社会を計るため、比較的民度が高いと思われるサウジやトルコ、エジプトのようなイスラム社会であからさまな反西欧のプロパガンダが朝から晩まで流されているということの深刻さに気がついていない。 一歳児に自爆ベルトを着させて自慢げに写真を撮る父親の気持ちが理解できていない。 幼稚園児が大きくなったら自爆テロになってイスラエルの豚どもを吹っ飛ばすなどと涙を流しながら訴える姿がつかみきれない。 

    外面(そとづら)のいいイスラム諸国の代表者らは、西洋のメディアに面するときは西洋諸国が聞きたがる奇麗事を並べ立てる。 多くの「スポークスマン」たちは英語も達者で西欧風の振る舞いにも長けてチャーミングなため、我々西洋人は彼らも我々と同じ価値観を持っている文明人なのだとちゃっかり騙される。 だが彼らが自分達だけの間で話す時の西洋観は我々がきいてぞっとするような憎しみに満ちているのである。 たとえばここでも何度か取り上げたアメリカのイスラム教市民団体CAIRの代表が、911事件直後、「我々はこのテロリズムを断固糾弾する」と表向きは宣言しておきながら、自分らの会合では911の犯人たちを「19人の英雄たち」とたたえている映像がこのドキュメンタリーでははっきり映し出されている。

    イスラム過激派は西洋社会に嘘をつきインファデル(無信心者)の我々を欺くことなど屁とも思っていない。 彼らの真の姿を知るべきだ、というのがこのドキュメンタリーのテーマだ。

    悪の根源はイスラムの教えそのもにある

    これとは別に、「イスラムについて西洋が知るべき事実」のほうは私はまだ観ていないが、その製作者たちの座談会がフロントページマガジンに載ったので。(Hat tip le'eXtreme-Centre )そこからこの映画の内容について紹介しよう。

    元パレスチナ解放連盟(PLO)のテロリスト、福音書キリスト教徒に改宗し現在は熱心なシオニスト、「何故私がジハードを去ったのか」の著者ワリード・シューバット(Walid Shoebat)氏は、この映画についてこのように説明する。

    私が過激派イスラム教を去ってからというもの、私は常に過激派イスラム教徒の心情について無知な西洋人に遭遇してきました。 どちらの側にもいたことのある私にとって私はその度に、スタートレックのスポック博士がカーク船長に幾度も宇宙人の考えを説明したように、(西洋人に)異邦人の考え方を説明するはめになったのです。 しかし西洋人と話す上で最初に私が遭遇した問題は彼らがイスラム社会も彼らと同じように、自由、平等、文明化、民主主義、そして生活向上といった希望を持っていると勘違いしている点なのです。

    今日、古の世界で西に傷つけられ忘れられていた巨人であるイスラムは凄い勢いを息で吹き返してきてます。 イスラム教徒が多数を占める多くの国々で世俗主義や社会主義は人気を失い新しい傾向、本当はとても古いのですが、山火事が広まるかのように、よみがえろうとしているのです。 それが過激派イスラム教です。

    私が参加したこのドキュメンタリーではイスラムの歴史のはじめから今日にいたるまでのつながりを、神話と事実が織り交ぜながら見せています。このドキュメンタリーはイスラム創造の父であるモハメッドによる紛れもない供述、イスラムそのものを情報源として、どう彼の教えが現在の我々の時代に生きているかということを説明しています。この証拠が討論されている間にも、世界の政治家達は否定できない事実を否定しています。 イスラムの真髄は単に「美しく平和な宗教」などではありません。 これは彼らだけの政治機構であるだけでなく残りの世界にも強制されようとしているのです。

    東洋はイスラムが生まれた最初から知っていますが、西洋はまだ全くこの歴史に無知です。しかし西洋でもイスラムは広まりつつあるのです。すべての西洋人がこのドキュメンタリーを観るべきです。特にまだイスラムを批評する自由をもっている今のうちに。

    このドキュメンタリーの製作者で、座談会に参加したほかの二人は、サージ・トリフコビック(Serge Trifkovic, 元 BBCワールドサービス報道員、元US News & World Report の記者、元Chronicles海外ニュースの編集長, そして The Sword of the Prophetの著者)と、ロバート・スペンサー(Robert Spencer, おなじみのイスラム教歴史学者。トルコ系カトリック教徒。イスラムに関する多々の著書があるが、一番最近はThe Truth About Muhammad)氏である。

    この顔ぶれだけを観ても読者の皆さんにはこのドキュメンタリーの主旨がご想像いただけると思うが、彼らのテーマは欧米社会の政治家達が好んで使う、「イスラム教が問題なのではない、本来のイスラムは美しく平和な宗教である。問題はジハーディズム(聖戦主義)というイスラム過激派がイスラムを歪曲して解釈をしてテロを行っていることなのである。」という西側のレトリックは間違っているというものだ。 このドキュメンタリーはジハードの根源はイスラム教そのもにある、我々西洋人はそのイスラム教の悪から目をそむけてはならない、というのである。

    この座談会でトリフコビック氏が紹介しているアメリカの公立中学で教えられているイスラム教について、驚くべき事実がある。

    長くなるのでこの座談会の続きはまた明日。

    November 16, 2006, 現時間 4:29 PM | コメント (3) | トラックバック (0)

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    日付け → →November 15, 2006

    過激派イスラム教徒へ穏健派が挑戦!

    私が過激派イスラム教徒に対して持っている印象は、彼らは非常に幼稚な文化だということだ。 彼らは自分の要求が通らないとかんしゃくをおこして道路に寝転んでぎゃーぎゃー騒ぎ立てる3歳児と全く同じである。 

    彼らは我々文明社会の宗教や慣習を尊敬したことなど全くないのに、自分らの宗教を多少でも批判されると大騒ぎして暴動を起こす。 アメリカでもヨーロッパでもイスラム教徒に関してちょっとでも気に入らない表現があると、誰に選ばれたでもない自称イスラム教徒代表なる怪しげな奴らが大声を張り上げて「人権侵害だ」「宗教差別だ」といって抗議に出てくる。

    イスラムの過激派はその12億の信者のうち一割がただという話だ。 沈黙の多数派といわれる人々のなかにも穏健派として、この過激派イスラム教徒のダブルスタンダードを批判する勇気あるイスラム教徒たちが何人か存在する。

    アラブ系アメリカ人心理学者のワファ・スルタン(Wafa Sultan)女史がそのひとり。 彼女が今年のはじめアルジェジーラのトークショーでした演説は有名なのでもうご存知の方々もたくさんおられるだろう。 下記はその一部。

    ユダヤ人は(ホロコーストの)悲劇を経験しましたが、世界を感服せしめました。テロではなく知識で尊敬をかちとったのです。怒号や絶叫ではなく知の力で感服せしめたのです。19世紀、20世紀の科学の進歩発展上、人類はユダヤ人科学者に負うところ極めて大なのです。ユダヤ人口1500万。世界各地に散在しますが、力を合わせ仕事と知識で権利をかちとったのです。ドイツのレストランで自爆するようなユダヤ人は、ひとりもいませんでした。キリスト教の教会を爆破したユダヤ人も、ひとりだっていなかったのです。人々を殺しまくって抗議と称したユダヤ人など、ひとりもいませんでした。

    ムスリムは、(バーミアンの石窟)仏像3体を爆破し、こなごなにしてしまいました。我々は、モスクを焼き打ちにしたり、ムスリムを殺したり、或いは大使館を焼き打ちにする仏教徒を、ひとりでも見たことがありません。自分の信仰を守ると称して教会を焼き打ちしたり、人を殺し或いは大使館を破壊しているのは、ムスリムだけです。このやり方、この道は何の成果も生みません。ムスリムは、人類は自分達を尊敬せよと要求する前に、人類のため自分達に何ができるか、と自問しなければなりません。

    イギリスのアラブ系ジャーナリスト、アデル・ダルウィッシュさんもそのひとり。 先月イギリスの国会議員がイスラム教女性のベールが彼女らと他のひとたちとを遮断するバリアーになっているという発言をしたことで、自称イスラム教徒代表の「男性」連中から批難をあびたことについて、こんなことを書いている。

    〝ムスリム指導者〟は、ストローが〝間違った祭壇〟からベールを論評する、と非難する。彼等の言葉では、彼等が受入れる祭壇とは、地方のモスクやイスラムセンターであり、議会や選挙区とは全くかけ離れた存在である。これはダブルスタンダードの典型例である。何故ならば、この〝ムスリム指導者〟は選出された存在ではなく、自分だけを代表する。問題の地方のモスクは、イマムの統制下にある。居住国の国語を喋らず、参考図書室にあるのは、パキスタンの中等コーラン学校の教科書である。イスラム文化センターなるものの大半は、金を与える者の政治主張を開陳する場でしかない。資金提供者はイギリスの外に住み、イギリスの有権者による監視は全然うけない。

    ベールをつける女性達と国民代表として自由選挙で国会議員に選ばれた人との対話は、何年も続いていた。ストロー議員がこの話を地方紙で発表しなければ、公けにはならなかったであろう。議員は古い民主的伝統に従って、事務所を一種の選挙区診療所として使っている…週に1回有権者に開放し、悩みを聴き有権者の問題解決を助ける。そして有権者に代って問題や提案を議会に提出する。ストロー議員の場合、有権者の3分の1はムスリムである。

    読者に聞きたいが、有権者に関心のある諸問題を論じる時、二つの祭壇のどちらにより正当性と代表性があるのだろうか。民主的な選挙でムスリム住民を含む市民の代表として選ばれた議員か。それとも、選ばれてもいない人間に統制され、資金提供者が誰なのか神のみぞ知るイスラムセンターなのか。

    そして私は過激派イスラム教のわがままを決定的に指摘しているのがこの部分だと思う。

    怒声を張りあげる少数派は、〝ムスリム人民の文化〟を理解しないとして西側を非難する。それでは尋ねるが、そういう君達はイギリスの文化を理解しようとしたことがあるか?例えば私の妻は、イスラマバードの庭園でビキニ姿になって静養するなどということは、夢にも考えていない。同時に、イギリスの文化では、ベールで顔全体を覆い隠すことはいわずもがな、サングラスをつけて他人と話をするのは、礼儀正しいことではないし、気配りのある行為でもない。この国には、表現、思想の自由があり、個人に解釈の自由を認め、男女平等である。これがこの基本的な文化概念である。少数派のなかの一少数派の権利という口実で、この国の文化をあなどり、無視するのは如何なものか。この国の基本的文化を理解しようともしないのに、何故この国にわざわざ来て住むのであろうか。

    まさしくその通りだ。

    November 15, 2006, 現時間 1:18 PM | コメント (1) | トラックバック (0)

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    日付け → →November 13, 2006

    船酔いブルース

    カカシはいよいよ本日から今年最後の航海に出かけます。 (感謝祭が終わった後、12月にもクリスマス直前まで船に乗れ、アラスカン蟹の漁猟期じゃわい、、てなことを言われないといいのだが、なにせあのあたりの海は荒れるからなあ。)

    船は来週の火曜日まで帰港しないのだが、週末をはさむと残業手当がかかるので、私は途中で小船にのって港に戻ってくる予定だった。 ところが何故かいつもお金がないといってる本社が「かかしく~ん、残業手当だすから週末通して火曜日まで乗っててくんな~い?水曜日に帰ってくれば感謝祭は自宅ですごせるからいいでしょう?」とメールを送ってきた。 感謝祭(11月最後の木曜日)前日にカリフォルニア行きの飛行機なんかいまさら予約取れるとおもってのかあ~? (もちろん取れません!)

    う~む、感謝祭に自宅へ帰れるだろうか、、、感謝祭までにニューヨークからシカゴの自宅に必死に帰ろうとするスティーブ・マーティンと故ジョン・キャンディ競演の、「プレーンズ・トレーンズ・オートモービル」(飛行機、列車、自動車」という映画を思い出すなあ。

    一週間半ほどリアルタイムのネットアクセスは不能になりますが、今週はイスラム教そのものが悪の元凶なのか、という話題と、日本の人権擁護法案の問題や在日特別永住権の問題などをアメリカの人種問題や移民問題を比べながら取り上げますので、留守中もご愛読のほどをよろしくお願いいたします。

    さて、カカシは船に乗ると何度も書いてる割には、船のなかでの生活についてあまり書いたことがなかったので、本日は船中での生活についてちょっとお話しよう。 カカシが乗っている船は多分読者の皆様もすでにご察知のように豪華客船ではない。 カジノもないし、水泳プールもついてないし、バーなんて、あなた、、とんでもない。 (煙草はいくらでも吸えるけど、、、) でもそれじゃあいったいどういう船なのかという話をあんまり詳しく書くとカカシのCIA秘密工作員としての正体がばれてしまうので、若い兄ちゃんがいっぱい乗ってる蟹工船ということにしておこう。 (少数だがお姉ちゃん達が乗ってる場合もあるにはある)

    さてさて数年前にこの仕事についてから、はじめて船に乗る任務が来たとき、私は船酔いについてかなり心配した。それというのも私は乗り物酔いはひどいほうで、車でも他人の運転だとすぐ酔うし、バスは乗る前からディーゼルの臭いをかいだだけで気持ち悪くなるし、飛行機なんか乗る前に一杯引っ掛けて酒に酔ってないと真っ青になっちゃうほどだめ。 ディズニーランドのピーターパンでも酔っちゃうくらいだからね。

    それに加えて船に乗ったことのある同僚からさまざまな恐ろしき体験談を聞かされた。 先輩などはビニールのゲロ袋を持ち歩いて吐きながら仕事したとか、船がまだ港から出てないのに酔ってしまったとか、ひとりなどは船がまだ桟橋につながれてるうちから気持ち悪くなったなんて言っていた。 ひどい人になる船酔いがあまりにもひどくて脱水状態になり点滴を受けなければならなくなった同僚までいるのだから恐ろしい。 そういうわけだからこの仕事をやりたがるひとは極めて少ない。 もっとも船酔いするという言い訳で何週間も家族から離れ離れになって外の世界からも遮断される任務から逃れようとしている同僚もかなりいるような気はするが、、、、

    問題なのは、当然のことながら船に乗ってて病気になっても船からは下りられない。よっぽどの非常事態でなければヘリコプターを呼ぶなんてことはできないのだから。 それで私ははじめて船に乗ったとき、酔わないようにと最初の一週間は酔い止めの薬を毎日きちんと飲んでいた。 この薬は眠くならないはずなのに、どうも頭がボーっとして仕事にならない。 しかもちょっとでも座ると船の横揺れがゆりかごのように心地よく、すぐにバタンキューと眠ってしまうのである。 仕事中に居眠りしていては仕事にならないだけじゃなく、ほかの乗り組員からもよく思われない。

    仕方なく私は薬を飲むのをあきらめた。 そしたら何のことはない、私は船酔いは全くしないのである! 乗組員の半数が頭抱えて床に伸びるほどのシケでもなんともない。 この間も出航前に地下の部屋で仕事をしていた私は、突然乗組員がトイレに駆け込むのを見た。「あれ、もう出航した?」と聞くと真っ青になってトイレから出てきた乗組員が「こんなに揺れんのに、何のんきなこといってんの」という顔で恨めしそうに私をにらんだ。

    船酔いする人が船乗りやっててどうすんの? と思ったがなってしまった以上しょうがないだろうな。

    November 13, 2006, 現時間 8:25 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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    日付け → →November 12, 2006

    民主党勝利=イラク撤退ではない!

    English version of this entry can be found here.

    私は先日、今後のイラク戦争、民主党勝利で激化の可能性でも述べたとおり、民主党が議会を制覇したからといってそれが自動的にアメリカ軍イラク撤退につながると考えるのは早計だと考える。 テロリスト諸君には申し訳ないが、いくら民主党といえどアメリカ人だ。アメリカ人はテロリストごときの脅しに怯んで逃げ出すほどやわではない。 むしろ戦争を早期に効果的に勝利に収めるために民主党は一時的にしろ戦況を激化する可能性がある。

    テロリストどもも、昨日紹介したイスラム教諸国の政治家も、そして諸外国のメディアも皆誤解しているが、民主党は「イラク即刻撤退」を公約して選挙運動をしたのではない。 無論民主党の極左翼の連中が即刻撤退を約束していたことは確かだが、同じ民主党でも兵を増やすべきと唱える元将軍らもいて、中庸から右よりの候補たちのイラク戦争にかんする意見は決してイラク即刻撤退ではなかったのだ。 民主党候補者がただひとつ全員で意見がまとまっていたのは、ブッシュ大統領のイラク政策「進路を保つ」には絶対に反対だということだけだ。 だから民主党の公約はあいまいな「イラク戦争の進路を変える」というもっと微妙なものになったのである。

    民主党候補らが、声を揃えてイラク即撤退を唱えなかったのは、自分らの間でも考えがまとまっていないということもあるが、アメリカ市民が即刻撤退を望んでいるかどうか確信がもてなかったというのもその理由のひとつ。 イラク戦争はすべきではなかったと考え、イラク戦争はうまくいっていないとしているアメリカ人も、始めてしまった以上はきちんと始末して帰って来いと考えている人が多い。 仕事を途中で放りだして負け犬のように退散すべしなどと考えるのは負けず嫌いなアメリカ人には似つかわしくないからである。

    選挙運動中は便宜上極左翼のご機嫌取りをしてイラク即刻撤退を唱えていた候補者も、当選した今となっては今後責任ある対策を採らなければ2008年の再選は望めない。 だからハト派のプラットフォームで出馬した議員らが必ずしもイラク即刻撤退政策を打ち出すとは限らない。 

    ブッシュ大統領はこの民主党の葛藤を利用すべきである。 ミスター苺は新しい議会が開会する来年の一月に、ブッシュ大統領はテレビネットワークを通じてひとつ大々的な演説をぶちかますべきだという。 下記は物書きであるミスター苺がブッシュ大統領のスピーチライターとして立候補して書いたブッシュ大統領がするべき演説。 (ブッシュさん、読んでね!)

    我が同胞アメリカ市民の皆さん今晩は。 去る11月の選挙は多くの論争問題によって決められました。腐敗やスキャンダルの排斥といった誰でも同意できるものから、ほかはもっと複雑なものもあります。

    イラク戦争問題がその複雑な問題のひとつです。 アメリカ人のなかには、善良なアメリカ人でこの国を愛しながらも、この戦争は勝てないと考える人がいます。 彼らは我々にできる唯一の方法は敗北してイラクを去ることであると信じています。なにしろ勝利を持って去ることは不可能なのだからと。 私はそうはおもいません。 ほとんどのアメリカ人がそうは考えていません。

    そのほかに、アメリカ軍はイラク内部にある基地に退き、我々が援助して築いた新しいイラク軍に残りの戦いを任せるべきだという人もいます。彼らはこのままアメリカ兵がパトロールを続ければ、もっと多くのアメリカ兵が殺される、これ以上の犠牲はアメリカは我慢できないと心配します。 この意見にも私は同意できません。 我々はパトロールを続行しイラクの人々と近い接触を保たなければなりません。 なぜならそれがイラク市民からテロリストに関する諜報を集める手段だからです。 イラクの人々と日々の接触がなければ、イラクで悪行を犯す悪者をみつけることはできません。

    しかし時には政権の内外に存在する先鋭な見解を持つ多くのアメリカ人が、イラクで、治安を安定させ、テロリストやジハーディストから勝利を勝ち取り、我々の考える形と違うとはいえ、中東の真ん中に民主主義を繁栄させるという仕事を完遂させるには、アメリカ兵の数が多すぎるのではなく、少な過ぎるのだと論じてきました。

    私はアメリカ兵の大幅な増加には抵抗してきました。 なぜなら私はアメリカ兵の足跡が多くなればなるほどイラク人が自らの手で責任を負うことが難しくなると考えたからです。しかし兵力増加の訴えは良識となり、いまや戦地の将軍達のほとんどが同意しています。

    私はこの戦争を始めた時から、先ず勝利を勝ち取る責任のあるプロの意見を聞くと繰り返してきました。 現場の指揮官から広範囲にわたる議論を聞き、また議会の新しいリーダーたち及び与党の議員とも相談した結果、私は間違っていたと気がつきました、そして私の批判者は正しかったと判断しました。 我々はサダム・フセインを倒すのに充分な軍隊を送ってその戦争には勝ちました。 しかし主な戦闘が終わった後、私は平和を保つのに必要な充分な軍隊を残しませんでした。

    今夜、この場において私はさらに75000兵をイラクに出動させることを発表いたします。 司令担当者たちは早急に詳細にわたって何人の兵士が何処に必要であるか調査書を提出します。 しかしこの戦争に勝つためには次の三つの目的をはたさねばなりません。

    イラクのイランとシリアとの国境を守ること。 この二つの国々は双方ともイラクに武器弾薬及びテロリストを潜入させています。 この穴を埋められない限り、ジハーディストに勝つことは出来ません。 なぜならイランとその手先のシリアがその穴からどんどん代わりを送ってくるからです。

    我々はイラクの最前線を守らねばなりません。特にアンバー地区ですが、ここに多くのスンニテロリストのアジトがあるのです。

    そして最後に、イラク人口の20%以上が住んでいるイラクの首都、バグダッドを平穏化せねばなりません。 これはイランが支配しているモクタダ・アル・サドルの民兵とバーダー旅団といったこちらもイランのムラーたちと親密な関係にあるシーア民兵軍を崩壊させることを意味します。 新しく出動する我が軍のほとんどがバグダッドに配置されます。

    新しい部隊は少なくとも一年はイラクに駐留します。そして任務が完遂するまでは撤退しません。 彼らはそのためにこの危険な職務に立候補したのです、任務を遂行させ戦争に勝つために。

    我々はイラクのノーリ・アル・マリキ首相と相談し、出来る限りの範囲でイラク政府の祝福を得ながらイラク軍と一緒に行動します。 しかし我々はイラクにある目的を持って侵攻しました。 それはイラク人を解放するというだけでなく、合衆国を守るという目的のためです。アルカエダや他のジハーディストテロ軍団がイラクを温床として、大量破壊兵器を開発し、イラクを拠点に世界中にいるアメリカ人やアメリカ国内へ戦いを挑むことが出来ないようにするためです。

    アメリカ合衆国はこの目的を達成するまではイラクから退きません。我々は苦境に不動に立ち向かいます。我々は勇ましく戦います。 アメリカはイラクが今後二度と過激派やテロリストの味方とならず、アメリカ関係及びアメリカ本土そのものを含み他の諸国に対してあからさまな攻撃をしかけないと確信するまでは、は怯みません、負けません。我々は我々を守るためにせねばならぬことを成し遂げるのです、今もそして将来も。

    私は議会において両党協力してこの一時的な兵力増加法案を通してくれることを呼びかけます。 上院多数派リーダーのハリー・リード議員、ならびに下院ペロシ議長、そして共和党上院少数派リーダー、ミッチ・ミッコネル議員そして下院少数派リーダーマイク・ペンス議員、らはすでに各党の議員たちと相談をしています。そして我々は全員この戦争に勝つためには一致団結して同じ方角にすすむ意外にはないと同意しました。

    両党の多くの議員の方々からすばらしい貢献をうけ、ご支援をいただいたことを感謝します。 神の祝福を受けながら、アメリカ軍の陸軍兵、水兵、空軍兵、そして海兵隊の勇気と根性をもってすれば、我々はかならずや世界中にひろまるジハード戦争に勝つことができるでしょう。 そしてその一番重要な戦場イラクで勝つのです。

    今アメリカ人の一人一人が、戦地で敵の弾や爆弾やロケット弾に面している兵士らと同じ勇気をもちさえすればいいのです。 イラクの爆破魔や首切り屋にアメリカ合衆国に面と向かうということがどういうことか教えてやろうではありませんか。 奴らは戦争を欲したのです。奴らは戦争を得ました。 奴らに合衆国アメリカに喧嘩を売った日を生涯悔やませてやりましょう。

    ご清聴ありがとうございました。 我々すべてに神のお恵みあれ。

    アメリカ人はイラク戦争においていくつかの求めていることがある。

    • 何か目に見えた状況改善の道を選ぶこと。

    • 共和民主が協力して行動すること。

    • そもそもどうしてこの戦争を始めたのかという明確な目的を提示すること。フセインを倒したのはいいが、それがアメリカにどういう関係があるのかが明らかではない。

    アメリカ人がナンシー・ペロシ女史とはちがって、イラクで勝つことのほうがイラク撤退よりアメリカのためになると悟って、敗北よりも勝利を選んでくれるといいのだが。

    (ところで75000という数はミスター苺が適当にだした数字であって、無論これは現場の将軍たちが決めることだ。)

    もし民主党がこの考えに賛成すれば、新しい防衛長官ロバート・ゲイツ氏の任命承認もスムーズにいくだろう。

    November 12, 2006, 現時間 8:13 AM | コメント (1) | トラックバック (2)

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    日付け → →November 11, 2006

    民主党勝利に歓喜するテロリストたち!

    昨日のテレビニュースでは、イラクのアルアエダのリーダーが、民主党勝利は我が勝利、ラムスフェルド辞任万歳とばかりに「ざま~みろ~」という声明文を出した。

    バグダッド(CNN) イラクのテロ黒幕とされる「イラク・アルカイダ機構」の指導者と名乗る人物が10日、音声テープをイスラム系ウェブサイトに掲載、ブッシュ米大統領をレームダック(死に体)と呼び、辞任したラムズフェルド国防長官のようにイラクから逃げるななどと主張した。

    先の米中間選挙で与党・共和党が大敗したことを受けた、からかいともみられる。テープは、米国に対するジハード(聖戦)を続行するとも宣言、「まだ、米軍の血を十分に得ていない」とも言い張っている。

    テープの人物は、アブハムザ・ムハージル幹部と名乗っている。米軍は、同機構を率い、米軍の空爆で今年6月に死亡したザルカウィ容疑者の後継者とみている。テープの人物の真偽は不明。

    テープは米国に対し「戦場に来い、臆病者よ」とも述べ、「ホワイトハウスを爆破するまで戦いは終わらない」とも語っている。

    はっきり言ってこれは裏を返せばテロリスト達がどれほど共和党並びにラムスフェルド長官を恐れていたかを示すものではないだろうか。 しかもテロリストの声明のなかには、ジハーディストには馴染みのない「イラク戦争は馬鹿げている」とかブッシュはレームダック(瀕死のあひる、任期中だが実力を失って役に立たない政治家の意)とか、過去3年にわたってアメリカメディアや民主党が使ってきたイラク戦争批判の語彙がそのまま使われているのである。 これでは民主党はいったいどっちの味方なのかと疑われても仕方ないだろう。

    もっとも民主党にしてみれば、テロリストがアメリカ内部争いをけしかけることで、アメリカ軍を弱体化させようという魂胆に利用されているだけだから迷惑だといってしまえばそれまでなのだが、アメリカメディアや民主党のスローガンがテロリストを元気付けていることは否定できない事実だ。 そしてその民主党が選ばれたことで、テロリスト達はアメリカは弱腰になっていると判断していることが、今後のテロ行為増加につながる危険性は充分に注意しなければならない。

    このあいだCNNがアメリカ兵が狙撃されるビデオを流したことに関しても、テロリストたちは自分らがアメリカ人を殺すテープは必ずアメリカメディアが放映してくれるから、今後も多くこのようなプロパガンダビデオを作製しようとネットを使って呼びかけているとセントコム(アメリカ軍中央司令部)のニュースレターには書いてあったように、アメリカメディアやアメリカ国内のイラク戦争批判は、テロリストの行為に直接つながるということを民主党の政治家たちは充分心してもらいたいものだ。

    民主党の勝利に酔っているのはイラクのテロリスト達だけではない。 Blonde Sagacityの記事から引用させてもらおう。( "World Sees Dems' Win as a Bush Rejection"より、カカシ注:ブロンデは美人ブロガーだし、テロリストの歓喜する写真も面白いので一見の価値あり)

    「投票者は共和党を罰した。 人々は指導者によるイラク戦争政策に不満だったのである。」とはマレーシアを基盤とするシンクタンクMovement for a Just Worldの会長チャンドラ・ムザファー氏(Chandra Muzaffar)。

    ベトナムではブッシュの外交の批判者達が完成をあげた。またイスラム系支配のインドネシアやマレーシアといった国々でも同じように歓声があがった。

    「共和党が選挙に負けたのは、アメリカの投票者イラク戦争に嫌気がさし、戦争に飽きたからだ。」と言ったのはタイの反米イスラム教聖職者のVitaya Wisetrat氏。「アメリカの民はやっとブッシュが大嘘つきであることに気がついたのである。」

    この心境に多くのイスラム諸国が共鳴しているが、インドネシアの政治家Ahmad Sumargono氏はアメリカのイラク政策及び諸外国での政策見直しにつながることを望むと語った。

    「私はアメリカの人々がやっとブッシュによる外交の間違いに気づいたと楽観的です。 私はこれが特に中東問題について大きな変革につながることを希望します。」

    「アメリカ人は戦争に飽きた」だって? 「飽きた」と我々は見られているのか。 MTVの国は無血の勝利を次のコマーシャルの前に欲しがっていると、、

    このテロリストの台頭が根付いたのはジミー・カーターがその腰抜けぶりを世界に暴露したことが発端じゃないか。 新しく選ばれた保守派の民主党員たちが、アメリカを危機に陥れるようなリベラル政策を拒絶してくれるのを願うばかりだ。

    全く同感!

    November 11, 2006, 現時間 3:47 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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    日付け → →November 10, 2006

    アメリカ、ダンスブーム再来か!

    さてさて、今日はちょっと音楽芸能関係のお話をしよう。 実はカカシは昔からミュージカルの大ファン。 往年のMGMのミュージカルなんて戦争中に大量製作された低予算のものからフレッド・アステアやジーン・ケリーのメガヒットからほとんど観ている。 特に私はどちらかというと、歌を主題にしたジェネット・マクドナルドとネルソン・エディーの映画などより、踊りを主題にしたジンジャー・ロジャースとフレッド・アステア、ジーン・ケリーとシッド・シャリースなどの主演した映画が好きだ。

    こんな名前を連ねると、いったいカカシさん、あなたおいくつ? もしやお生まれは戦前? と聞かれそうだが、実はそうではないのだ! (きっぱり) 

    一度、カカシよりちょっと(?)若い20代の同僚と話をしていたことがあり、歌手のダイナ・ショーの話が出た。 同僚は「知らない、何時の人?」と聞くので、彼女の全盛期は第二次戦争中だったというと、「なんだ、私が生まれるまえじゃない」と彼女。 あたかも生まれる前の人間など知らなくて当然という言い方。 あのねえ~、私は戦前生まれか! 

    ま、それはともかく、、、アメリカは1960年代に若者の間でもっと深刻な映画が流行り始めたことがきっかけで、観ていて心が弾むミュージカルがすっかり下火になってしまった。 時々1970年代から80年代の初めにはボブ・フォッシー監督のキャバレーとかオール・ザット・ジャズ、ロイド・ウェバーのジーザスクライストスーパースターなどの傑作は出てきてはいるが、その数は激減。最近作られたミュージカルのシカゴ、レント、プロデューサーなどはレベルの面で全盛期とは比べものにならないほど低い。

    その理由のひとつに、魅力的なダンスの振り付けがないということがある。

    昔はごく一般の若者がダンスを踊れた。 社交ダンスは大人として必要不可欠な技術であり、猫も杓子も基礎ステップくらいはできたものだ。 (うちの両親ですらダンスホールで踊っていたといってるくらいだから、、、) ところが1960年代くらいから踊りが規則の厳しい社交ダンスから、ロックとかディスコなどのフリースタイルへと変わり、いまやヒップホップなど体のお医者さんから関節の診察でも受けてるような変な動きをするわけのわからない踊りに占領されてしまった。

    私はヒップホップが悪いと言ってるわけではない。 (言ってるジャンか) 私は踊りといえばヒップホップしかないという選択の余地のなさに文句をいってるのである。

    しかし最近世界的にこの傾向は変わりつつある。 二年前にアメリカではセミプロのダンサーのコンテスト番組、So you think you can dance (それでも踊れるつもり?)という番組が夏休み番組として登場した。 これはダンスの技術に自身のある若者20人がペアを組んで、ボールルーム(社交)ダンス、ジャズダンス、ヒップホップ、ブロードウェイ、といった種々のカテゴリーに挑戦し、審査員の審査に加えて視聴者からの投票で点数の低い順に番組からおろされていき、10週目に最後に残った一人がトップダンサーとして選ばれるというもの。 秋の本シーズンがお休み中の夏休み穴埋め番組として登場したこのコンテストは2年目にして人気大爆発。 今年からは本シーズン番組として登場する。 参加者のダンスのレベルの高さには私は非常に感心した。 

    アメリカで大成功を収めたこの番組は、同じフォーマットで、ヨーロッパ、イスラエル、トルコなどでも放送されているという。

    もうひとつの踊りの番組は、Dancing with the stars (スターと踊ろう)というもの。 これは踊りは全く素人のタレントが、プロのダンサーとペアを組んで10週間にわたって社交ダンスに挑戦していくもの。 これも審査員の点数と視聴者の人気投票によって勝者が決められていく。 社交ダンスといってもカテゴリーは多く、すべてのペアがタンゴ、ワルツ、クイックステップ、フォックスとロットのような伝統的なものから、ランバ、チャチャ、などのラテン系のものまですべて挑戦。

    この番組も三年目を向かえものすごい人気が出たため、これまでの参加者を集めて全国ツアーに出かけることになった。 おっと忘れていたけど最初のSo you think,...のほうでもベスト10のダンサーたちの全国ツアーは切符販売数分ですべて売り切れになったそうだ。

    この二つの番組の人気を考えると、アメリカの視聴者はダンスに飢えているのだと私はおもう。 ヒップホップもクランクもいいけれど、男女ペアで踊る昔ながらの踊りも結構クールだと見直されてきてるのではないだろうか。

    だとしたら、ここはひとつ、才能のある魅力的な若者を起用して無名でもいいではないか、楽しいミュージカル映画をまたまた作って欲しい。 いつまでも往年のスターの名前ばかり繰り返すのはみじめだもの。

    November 10, 2006, 現時間 9:25 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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    今後のイラク戦争、民主党勝利で激化の可能性

    私はブッシュ大統領は個人的に好きだし、彼の政策にもだいたい賛成している。 だが、彼の「やり方」は不器用だと常日頃から考えてきた。

    今回のラムスフェルド辞任のタイミングにしてもそうだ。 これはさっきもコメント欄で龍之介さんに書いたことなのだが、選挙大敗直後にラムスフェルドを辞めさせるくらいなら、どうして数ヶ月前からラムスフェルドは選挙後の結果にかかわらず辞任すると発表しなかったのか? それどころか、ブッシュ大統領は選挙直前にラムスフェルド長官はブッシュ政権の任期が終わるまで辞めさせないと宣言すらしていた。リベラルは最初からラミー長官を毛嫌いしていたから別として、保守派の間でもラミーの人気はそう高くなかった。いや最近ではかなり保守派からラミーの辞任を唱える声が聞こえていたものだ。 

    アメリカ市民はイラク戦争に対してかなり苛立ちを高めている。これはリベラルも保守派も同じである。 だが双方が同じように戦争状況に不満があるからといって、双方の不満が同じであると解釈するのは間違っている。 保守派の不満はイラクから兵を今すぐ引き上げないことへの不満ではなく、イラクでアメリカ兵が足りていないということに対する不満だ。つまり、多くの保守派はラムスフェルド長官の軍隊理想像である「強力な少ない数の特別部隊による戦争」のやり方に大きな不満をもっており、最初から「衝撃と感嘆」の物量作戦をすべきだったという意見が大半なのだ。

    だからもし、数ヶ月前にブッシュ大統領がラミーの辞任を宣言し、イラク戦争が新しい方角に向かうという姿勢をあきらかにしていたならば、保守派も希望を持ってもっと選挙に積極的に参加したかもしれないのだ。 それをブッシュ大統領がラミーはブッシュの任期が終わるまで勤めると発表したことで、イラク政策は今後もかわりばえのしないもになるという失望感が保守派の間でひろまったことは否定できない。

    しかし、おきてしまったことを今更言っても仕方ない。 今後のイラク政策だが、私はイラクからは兵が撤退するどころかイラク出兵の数は大幅に増えると予測する。 大量出動を嫌っていたラムスフェルドが居なくなった以上、地元の将軍たちはもっと多くの兵を要請するだろう。 そしてその要請によって出動命令をだすブッシュ大統領を民主党はそう簡単には拒絶することはできない。  

    なぜなら民主党は公約どおり、この戦争を速やかに終わらせる必要がある。 しかし、ただ単にアメリカ軍を撤退させて世界中のテロリストに勝利宣言のお祭り騒ぎをされたり、アメリカ国内でテロをおこされたりしてはかなわない。 それこそ、「それみたことか、これだから民主党に国防は任せられない」ということで2008年の選挙は共和党に奪い返される可能性があるからだ。 民主党はさっさと戦争に勝ってイラクを引き上げためには一時的な兵数増加も止む終えないと判断するかもしれない。

    それに、今回新しく議席を得た民主党議員の多くが民主党とは名ばかりの保守派が多いことも忘れてはならない。 民主党議員がかならずしも鳩派でイラク戦争から即刻撤退を望んでいると考えるのは間違いである。 保守派の民主党議員はイラク戦争そのもには反対でも、一旦始めたからには勝たなければならないと考えている人が多い。 彼らのイラク戦争批判は、「やるべきではなかったうえに、やり方を間違えている」というもの。 だからイラクに勝つための政策変更が彼らの意見と一致すれば、ブッシュ大統領は民主党議員を味方につけてイラク戦争を一時的に激化させる可能性は充分にあるのだ。

    イギリスの鷹派政治評論家、メラニー・フィッリプス女史は今回の民主党勝利はアメリカが弱腰になっている証拠だという。 たかが三年の戦争で結果がでないからなんだというのだ、イギリスなど何年もかかってマラヤの抵抗軍を鎮圧してきたぞと。  

    そう簡単にアメリカを見限って欲しくないなあ。


    November 10, 2006, 現時間 6:28 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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    日付け → →November 9, 2006

    なぜ共和党は惨敗したのか

    The English language version of this article can be found here.

    昨日は気がめいって仕事を休んでホテルに閉じこもっていた、、なんてことはない。 実は風邪を引いて寝込んでいたのであった。 それでもまさかマイケル・ムーアじゃあるまいし三日三晩も寝込んだりはしない。(リベラルの風刺映画監督マイケル・ムーア氏は2004年の民主党惨敗後、気がめいって三日三晩寝込んだという話。) しかし負けは負け。 潔く認めてどうしてこういうことになったのかきちんと反省し、 2008年の大統領選挙めざしてがんばろう!!

    選挙前にも書いたとおり、選挙の勝敗はどれだけ基盤が積極的に選挙に参加するかによる。 つまり投票率がものを言うわけだ。 民主党支持者が共和党候補に入れるということは先ずないので、共和党の投票率が悪かったということは共和党が選挙に行く気になれない理由が共和党にあったということになる。 保守派が気がめいって選挙に行く気になれなかった理由とは何か、それを先ず考えてみる必要がある。

    1. ロビーイストのエーブラモフによる不正献金スキャンダル
    2. ランディ・デューク・コニングハム 汚職スキャンダル
    3. オハイオ州贈賄スキャンダル
    4. ペンシルベニア州贈賄スキャンダル(エーブラモフ関連);
    5. ボヘミアのスキャンダル、、、おっとこれはシャーロックホームズだった。
    6. マーク・フォーリーわいせつメールスキャンダル;
    7. 地元優先の法案を別の法案に乗っけて通す、イヤーマークスキャンダル;
    8. 移民問題ついて意味ある改正案通らず。
    9. 国家予算浪費削減に失敗。
    10. イラク戦争に速やかな勝利むかえられなかった;
    11. 14人の裏切り者のために保守派裁判官任命が充分にできなかった。
    12. 8~11のため保守派の怒りを買った。
    13. 共和党リーダーのトム・ディレイ起訴される
    14. ディレイ議員とフォーリー議員の代理候補は土壇場での交代だったため、投票名簿にすら載っていなかった。
    15. 共和党の支持率39%
    16. そして無論大統領の任期6年目という時期。1986年、レーガン大統領の任期6年目のときも共和党は上院の議席を8席も失った。 ただ共和党はもともと少数議席だったため弱かった立場が余計弱くなっただけだが。

    お気づきのように、13番から16番を除けば、これはすべて自業自得。 このスキャンダルに満ちた有様はなんだ? 共和党は地方レベルでも全国レベルでも腐敗した議院を監視し取り除くことが出来なかった。 汚職やセックススキャンダルなど常習犯は誰かくらいわかっていたはず。 それを党が積極的に取り除けなかったというのは非常に問題だ。 

    7番のイヤーマークというのは、議員が自分の地元に有利は法案を無関係な法案にくっつけて何気なく通してしまうというもの。 このイヤーマークが気に入らなくて他の議員が賛成しなければ、大事な法案までお釈迦になってしまうという汚いやり方。 こういうやり方はぜひともすぐにやめてもらいたい。

    8番と9番は共和党内での団結が全くなかったことが原因。 だれも妥協しようとせず自分の要求がすべて通らなければ妥協案も認めない、という態度の議員ばかりでまとまりのなさが顕著に現れた。 見ていてかなり情けなかったね。これじゃあ基盤の支持が減るのは当たり前。 また小さな政府を目指すはずの共和党が民主党と一緒になって国家予算を浪費してちゃ意味ないでしょうが、これは言われるまでもない。

    10番のイラク戦争、 これはちょっと難しい。 なにしろ相手のあることだから、アメリカ軍だけが頑張ってもうまくいくとは限らない。 しかし実際にはイラク戦争は試行錯誤とはいいながらアメリカ軍は臨機応変に作戦を変えながら対応していたのである。 にもかかわらず、ブッシュ大統領はただただ「道を保持して」ばかりを繰り返し、アメリカ軍が色々な作戦を取りながら最初のゴールに向かっているのだという事実をきちんと国民に説明しなかった。 反戦メディアはイラク戦争の悪いニュースしか報道しない。 イラクでの功績をアメリカ市民に納得してもらうにはブッシュ政権の積極的な国民とのコミュニケーションが必要なのだ。 ブッシュ大統領はこの点を心して変革していただきたい! (選挙に負けてからラミーを辞任させるくらいなら、選挙の勝敗にかかわらずラミーは選挙後辞任するとあらかじめ発表してしまえば、ラミー長官の仕事振りに不満だった保守派をなだめることができたかもしれないのに、このタイミングの悪さは信じられない。)

    11番の裁判官の任命だが、これは非常に大事。 アメリカのような訴訟社会では裁判官が保守派かリベラルかによって法律の解釈がかなり変わってしまう。 カカシは共和党から献金催促の電話が来たとき、保守派裁判官の任命を成功させなければ金は送らないと怒鳴ったことがるくらいだ。 共和党がひとつにまとまって民主党の邪魔立てを阻止していれば、多くの裁判官が任命されたはず。 共和党とは名ばかりのリベラル共和党員をうまくまとめることができなかった多数派リーダーのフリスト議員の人徳のなさがここに現れている。 党のまとまりさえあれば、12番、15番は自然解決する。

    テキサス時代からの宿敵検事がトム・ディレイに濡れ衣を着せての起訴は議会はどうしようもなかったが、共和党はトム・ディレイを見放すべきではなかった。 起訴されようとどうしようとこれは濡れ衣だとディレイは議会に残って出馬もあきらめないと開き直るべきだった。 代わりの候補の名前が名簿にも載らない土壇場での辞任なんて最悪だ。

    最後の6年目の浮気はまあしょうがない。 他が非常にうまく言っていればこの浮気も克服できたのだろうが、こうもスキャンダルに次ぐスキャンダルではどうしようもない。 

    共和党よ、2年後の選挙ではこんな無様な態度をしめすなよ! ヒラリー大統領なんて絶対ごめんだからね!


    November 9, 2006, 現時間 11:37 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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    日付け → →November 8, 2006

    ラムスフェルド米国防長官が辞任!

    さっきテレビを見ていたら、突然のニュースフラッシュ! ラムスフェルド米国長官が辞任! しょっく~!

    ワシントン(CNN) ブッシュ米大統領は8日午後(日本時間9日未明)、ホワイトハウスで記者会見し、ラムズフェルド国防長官(74)の辞任を発表した。大統領は「国防総省に新しいリーダシップをもたらす適切な時期だ」と説明し、後任にはロバート・ゲイツ元中央情報局(CIA)長官を指名した。

    7日に投開票された中間選挙の出口調査では、有権者の57パーセントがイラク戦争に不満を示すなど、イラク政策をめぐってラムズフェルド国防長官に対する批判が高まっていた。

    ブッシュ大統領は会見で「昨日の投票で、米国人の多くが(イラク国内の)進歩の欠如に不満を示した」との認識を示し、ラムズフェルド長官と進退について対話を重ねていたことを明らかにした。

    ゲイツ氏は1991年から93年にかけてCIA長官をつとめ、現在はテキサス州のテキサスA&M大学の学長。

    ラムズフェルド国防長官は、ブッシュ政権1期目の01年1月20日に就任。同氏はフォード政権時の75年から77年にかけても国防長官をつとめた。

    ブッシュ大統領は「(ラムズフェルド氏は)変化の時代において素晴らしいリーダーだった。それでも、この戦争の大切な時期に、新しい視点をもたらす重要性について認識していた」と述べて、同長官の決断を評価した。

    イラク戦争の大事なときにラミー長官が居なくなるのは痛いなあ。 しかし考えてみれば民主党が上下院をコントロールする以上、今後ラムスフェルド長官を忌み嫌っていた民主党員たちが、あることないことでっちあげて、ラミーを攻めまくってあっちの公聴会、こっちの捜査と、ラミーを引きずり回すのは目に見えている。 そんなくだらないことに巻き込まれるくらいなら、いまのうちに辞めてしまおうというのがラミーの本音なのかもしれない。

    いやあ、初日からたいへんなことになったな。

    November 8, 2006, 現時間 6:31 PM | コメント (4) | トラックバック (0)

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    米民主党大勝利! 上下院ともに多数議席獲得!

    今朝、起きてみたらなんと下院では民主党はミスター苺が予測していた12議席どころか30近くの議席を獲得して10数席の多数席有利で下院を獲得。 上院はなんとか共和が持ちこたえるとおもっていたのに、こちらもわずか一席の差で民主に取られたようだ。 以下CNNの記事より。

    民主党の上下両院多数派の獲得、2州の結果待ちに

    2006.11.08
    Web posted at: 20:31 JST
    - CNN

    (CNN) 米中間選挙は8日、開票作業が依然続いており、野党・民主党の多数派獲得の可能性も出てきた上院(定数100)では米東部時間の午前6時(日本時間同日午後8時)過ぎの時点で、与党・共和党、無所属を含む民主の獲得議席数は非改選を合わせ各49と互角の戦いを演じている。再集計実施の事態も有り得るバージニアとモンタナの2州の結果が勝負の分かれ目となっている。

    民主党は下院(定数435)で12年ぶりの多数派の奪回を決めている。同党が上院の多数派も制すれば、1994年以来となる。今回選挙の最大争点だったイラク政策の政策転換が図られる可能性も出てくる。

    上院の改選対象は33議席、下院は全議席を改選する。上院の改選前の勢力は、共和党が55、民主が44、無所属が1。これまでの開票結果で、共和は4議席を失っている。

    民主党は2州を制すれば多数派を奪回する。1勝1敗となれば、上院議長のチェイニー副大統領が共和党と投票を同一にするため、同党の多数派支配が継続する。

    下院の改選前勢力では、共和が229、民主201、無所属1、欠員4。これまでの開票結果では、共和は27議席を失い、民主が28議席を新たに獲得、多数派の218議席を超えた。15議席の勝敗が決まっておらず、共和が194、民主227となっている。

    また、50州中、36州で知事選も実施され、共和党が6州で敗退、民主が勝利を奪った。2州での結果が未定で、共和党が獲得の州が20、民主が28となっている。改選前は、共和28州、民主22州だった。

    う~ん、どちらかわからないといっていた州はすべて民主党に落ち着いたようだ。 普通共和党は世論調査よりも良い成績を上げるものなのだが、どうやら今回の世論調査モデルはかなり正確だったようである。

    上下共に民主がコントロールするとなると、今後2年間ブッシュ政権はかなり難しい立場におかれることになる。 ブッシュ大統領の権限は大きいが、ブッシュの政策を議会がことごとく邪魔をするという形になるし、また復讐にもえた民主党が共和の議員達を相手取ってあることないことでっちあげては捜査、捜査であけくれる2年になるかもしれない。

    イラク戦争のみならず、イランや北朝鮮でも難しい時期であるのに、これは非常にたいへんなことになりそうだ。 税金は絶対にあがるな。 

    November 8, 2006, 現時間 4:19 AM | コメント (1) | トラックバック (1)

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    日付け → →November 7, 2006

    米中間選挙いよいよ投票開始!

    アップデートあり:後部参照

    18:00:00 EST現在

    カカシ: 皆様今晩は、東海岸では夕方6時をまわったところです。 バージニアのデスクからお届けする選挙の夜特別番組司会の苺畑カカシです。 東海岸は仕事が終わってこれから投票という方々が増える時間です。 三時間の時差のある西海岸では三時のおやつを済まして、お子さん達が学校から帰ってくる前に家庭の主婦などが投票する時間でしょうか。

    全国各地で待機している特派員(ブロガー)からの報告をもとに、この番組では随時選挙の模様を実況でお届けしたいと思います。 では先ず下馬評専門家ミスター苺から選挙予測をちょっと報告してもらいましょう。 ミスター苺はカリフォルニアのハリウッドのスタジオ、Big Lizsards.netで待機中です。 ミスター苺、ミスター苺、状況はどんな具合ですか?

    ミスター苺: はい、土壇場になっていくつか発表された世論調査ではなぜか共和党が巻き返しの兆候をみせているため、上院は共和党が失う席は三つから四つでなんとか多数議席を保つという予想が一般的になってきました。 しかし下院はまだ10月末から世論調査がされてないため、10数席から20数席の議席が民主党に渡るという大幅なずれがあり、なんともいえない状態です。

    カカシ: わかりました。ミスター苺からは出口調査の情報が入り次第またリポートしてもらいましょう。 さてそれでは各地の投票の模様から、先ずはミッシェル・マルキン特派員からのリポートです。

    ミッシェル: 読者の方たちのメールからご紹介します。

    カリフォルニア州、タスティン市、投票場に行ったボブ・シューフラーさんは開いている数ある機械のなかから英語で投票できる機会はすべてふさがっており、開いている機械は韓国語、ベトナム語、中国語しかないといわれたそうです。 加州のオレンジ郡は東洋人が多いため多々の東洋諸国の言葉でスクリーンがプログラムされている模様です。 仕方なくシューフラーさんは中国語で投票。 かなり困惑したそうです。 (当たり前だ!)

    アラバマ州、ハンツビル市マディソン郡での投票は問題なし。投票場に係員は充分足りていたし、係員は極力客観的であろうと努力していた模様。写真のついた身分証明書を提示した後、英語で書かれた紙の投票券で投票。なにもかもスムーズで全く問題なかった、 とクレイトン・ジョーンズさん。

    オクラホマ州、オクラホマ市、 完全な赤い州(共和党支持)のオクラホマの田舎では、近所の人たちが顔見知りなので身分証明書は必要ありません。 投票済みの紙の投票権はすぐにきちんと整理され問題ないかどうかその場で調査がありました。 全く問題ありませんでした。 スコットさん。 (カカシ注:誰が誰に入れたかすぐわかりそうだね。)

    カカシ:あ、ミネソタ州のパワーラインスタジオから、今日はワシントンDCへ取材にいっているジョンからの速報です。 ペンシルベニアの投票マシンで問題があったのですか?

    ジョン:はい、今朝ペンシルベニアで投票マシンを使った投票場において問題が生じました。 ペンシルベニアに朝7時ごろ、愛国者としての義務を果たすためペンシルベニア中部にある投票場へある男性が訪れたところ、すでに長い列ができており、全く動く気配がなかったとのことです。 現場の係員の話によると投票マシンがきちんと作動開始しないため投票者には外で待っていて欲しいとのことだったそうです。 列に並んでいたある女性は建物に入って事情を聴きに行って出てきたときに、「チェイニーの仕業だ!」と大声で叫んだそうです。 どうやらチェイニー副大統領がペンシルベニア中部の投票マシンを自ら操作した模様です。

    カカシ: チェイニー副大統領がそんなことをしていたんですか? それはひどい。 これでは共和党がもし多数議席を保っても民主党は納得いかないでしょうね。 副大統領自らが投票マシンを操作するとは、、、

    ジョン: はい。 地元ミネソタ州のレバノン郡でも投票マシンに問題が生じ、投票時間が午後9時まで延長されることになりました。 これもチェイニー副大統領の仕業でしょう。

    カカシ: わかりました。 ミッシェル、ジョン、ありがとうございました。 ではここでちょっと休憩し、また後ほどアップデートを報告します。

    アップデート1:22:00:00 EST現在

    カカシ: 東海岸の投票場は閉まりましたので、だいぶ当選確実の情報が入ってきています。 ここで再びミスター苺にきいてみましょう。 ミスター苺、当選確実は予想通りでしたか?

    ミスター苺: はい、いままでに当選確実が決まった上院の議席は下記のとおりです。Dが民主、Rが共和で、ミシガン、ミネソタ、ニュージャージーは現職の民主党が保持。オハイオ、ペンシルベニア、ロードアイランドは民主党の勝利で議席がみっつ増えたことになります。

    # MI - Debbie Stabenow (D) vs. Mike Bouchard (R): Democratic hold;
    # MN - Amy Klobuchar (D) vs. Mark Kennedy (R): Democratic hold;
    # NJ - Robert Menendez (D) vs. Tom Kean, jr. (R): Democratic hold;
    # OH - Mike DeWine (R) vs. Sherrod Brown (D): Democratic pick-up;
    # PA - Rick Santorum (R) vs. Bob Casey (D): Democratic pick-up;
    # RI - Lincoln Chafee (R) vs. Sheldon Whitehouse (D): Democratic pick-up;

    カカシ: ということは今のところ民主党優勢ということですか?

    ミスター苺: そうです。 でもこれらの席は民主党へ行くと予想されていた席ですから特に驚きではないです。 注目されているバージニア、ミズーリ、テネシーはどれも共和党がリードしていますがその差は小さく接戦でまだどちらともいえない状態っです。

    カカシ: 下院のフォーリー議員が辞任したフロリダ16地区はどうなってますか? 

    ミスター苺: 当選確実といわれていたフォーリー議員がスキャンダルで辞任したため、確実に民主党に奪われると予想されてましたが、34%の開票で1%の差ですが共和党候補がリードしています。 またどちらともいえないといわれていたフロリダ13地区では共和党が3%のリードしています。 共和党よりと思われていたフロリダ22地区では民主党がかなり優勢で29%の開票で8%もリードしています。 これを取られると共和党は痛いですね。 また接戦のインディアナ9地区は民主党当選確実とフォックスニュースでは発表していますが、ちょっとまだこれは早いんじゃないかと思います。最終結果が出るのは留守投票の結果を待つことになるんじゃないでしょうか。

    カカシ: 解りました。 いまのところまだ開票があまり進んでおりませんので、確実なことはいえないようです。 バージニアのデスクからお伝えしました。 次のアップデートをご期待ください。

    アップデート2:24:00:00 EST現在

    カカシ: どうやら民主党が下院を勝ち取ったようです。 ミスター苺、民主党はどのくらい議席をとったのですか?

    ミスター苺: 今のところ三議席優勢で多数議席を勝ち取りました。 しかし三議席くらいでは強い立場とはいえないですね。 なにしろ数人の議員が党一辺倒で投票しないだけで法案は通りませんから。 ただ委員会のリーダーはみな民主党に握られることになりますから、共和党にとっては、イラク戦争の予算案や税金引き上げなどといった難しい2年間になりそうです。

    カカシ: でもまだ民主党は議席を増やす可能性はあるわけですよね。

    ミスター苺: そうです。 20席くらい取るという予測もありましたから、あと数席とる可能性はあります。 しかし強力な多数派となるためには5~6席優勢くらいではあまり事は進みませんよ。 共和党はもう少し優勢でしたがそれでも色々な法案が立ち往生しましたからね。

    カカシ: 上院のほうは共和党がなんとか保持しそうですか?

    ミスター苺: 今問題になっているミズーリ、モンタナ、バージニアの三つの州を民主党が全部取れば上院も民主党へひっくりかえることになります。 バージニアのアランとウェッブ票差は数千という接戦で、これでは今夜十には結論は出ないでしょう。 またどちらが勝っても1%以内の差の場合は自動的に再換算がされますから結果が出るのは数日後になるかもしれません。 モンタナは民主党が優勢ですがまだ20%も開票されてませんからなんともいえません。 ミズーリは共和党が3%くらい優勢で多分共和党のコーカーが逃げ切るのではないかと思います。

    カカシ: どうやら長い夜になりそうです。 それでは読者のみなさん、カカシは一応今夜の放送はこれにて終了させていただきます。 夜が明ける頃にはもっと色々な情報をお届けできるでしょう。 おやすみなさい。

    November 7, 2006, 現時間 9:23 PM | コメント (1) | トラックバック (0)

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    第40回カントリーミュージック賞を観て

    昨晩は三時間に渡って第40回カントリーミュージック賞(CMA)を見てしまった。

    私は数年前までは流行歌というものをほとんど聴いたことがなく、今誰のどういう曲が流行っているとか全く知らない人間だった。だからこういう音楽賞の番組などみても、誰が誰だか解らないし全く興味なかった。 はっきりいって私のポピュラーミュージックの知識は1980年代半ばでずっと停止していたといっていい。

    以前にもちょっと話したように、私は2001年の911事件直後に続けて南部への出張があった。 特に2002年2月の出張は三週間も南部の田舎町でのことで、しかも途中大雪が降って三日間もホテルに缶詰状態が続いたことがあった。 あまりの田舎でラジオ局はたったの三局でしかもすべてカントリー。 テレビもカントリー専門のミュージックビデオ局があり、私はそれを一日中つけっぱなしにしていた。

    カントリーといったら20年くらい前に流行っていたケニーロジャースドリー・パートンジョン・デンバージョニー・キャッシュといった人たちしか知らなかった私はずいぶんカントリーも変わったなあという印象を受けた。 

    しかし昔から変わらないのはカントリーの歌はロックとかフォークとかと違って、普通の人の歌だということだろう。 無論流行り歌だから好いた惚れたといった内容が多いのは確かだが、それ以外に親が子供の何気ない言葉に涙する歌とか、ガールフレンドから釣りと私とどっちを取るの、と迫られて釣りに行った男の話とか、女房に浮気されて家を追い出され慰謝料をがっぽりとられたせいでフライドチキンの店でバイトしてるおっさんの歌とか、病気でもう長くない命と宣告されてからスカイダイビングをして人生を満喫する人の話、妻子を後に戦争に行く男が自分はアメリカの兵士だと誇らしげに歌ううた。 911直後ということもあってアメリカを馬鹿にスンナよ、みたいな歌もあったし、こういうときこそ家族を抱きしめて平凡な生活のありがたみがわかるいう歌もあった。

    私は若い頃、カントリーはおじん臭いとか田舎臭い食わず嫌いだったのが、いざあらためてきいてみると私の人生や社会の情勢などと照らし合わせて、今一番私にあったジャンルの歌だなと実感した。

    以来ずっと5年間カントリーウエスタンの大ファンになったカカシは、今年のCMAではノミネートされた人間も歌もすべて知っていたという快挙をなしとげた。ははは、、、ではその結果発表

    今年は「ビリーブ」を歌ったブルックス&ダンの男性デュオの功績が目覚しかった。 彼らは、シングル、作詞作曲、ミュージックビデオ、ヴォーカルデュオの部で最優秀賞を獲得。 最優秀男性歌手はキース・アーバン、 カントリー界のオーランド・ブルーム、ブラッド・ペイズリードリー・パートンとデュエットした「フェンアイゲットホエアーアイアムゴーイング」(“When I Get Where I’m Going”)でイベント賞、その曲の入っているアルバム、「タイムウェルウエイステッド」でアルバム賞を受賞。 デビュー2年目でアメリカンアイドル優勝者のケリー・アンダーウッドがホライゾン賞と最優秀女性歌手賞の二賞を獲得。 そしてエンターテイナーオブザイヤーはケニー・チェズニー

    私はブルックス&ダンの「ビリーブ」は非常にいい曲だと思うので、これがソングオブザイヤーになったのは納得できる。他の賞はノミネートされた誰が取っても、みんなよかったからなあ、と思う曲ばかりで私としてはほとんど異議なし。

    久しぶりに楽しめた三時間だった。


    November 7, 2006, 現時間 9:11 AM | コメント (0) | トラックバック (1)

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    日付け → →November 6, 2006

    イラク:マリキ首相の微妙な立場

    The English language version of this article can be found here.

    サダムフセインの死刑判決が出たことはまことに喜ばしい。 しかしだからといって喜んでばかりもいられないのがイラクの難しいところだ。 まだまだ我々の上空には暗雲が立ち込めている。

    しかし先ずはいいニュースから。先週、アメリカとイラクの連合軍がバグダッドで数々の手入れを行いサドルの率いるマフディ軍の幹部らを何人も取り押さえた。(Fourth Railより)

    土曜日、イラク特別部隊はアメリカアドバイザーに見守れながら、サドル市内においてイランの手先モクタダ・アルサドルとそのマフディ軍のバグダッドアジトに手入れを行った。 この手入れで「殺人誘拐犯グループ」の三人のメンバーが逮捕された。 マフディ軍はイラク軍に小銃やロケット弾で攻撃しながら逃走した。

    これはノーリ・マリキ首相が先週の火曜日、一週間にわたる封鎖を解除するよう命令してから、初めての攻撃作戦であった。 同日のサドル市内での作戦では三人のテロリスト容疑者逮捕の成果があった。 封鎖解除の命令はアメリカ軍からは強く反発が出、イラク大統領もこの決断には強く反対していた。 マリキ首相がサドル率いるシーアの死の軍団の武装解除にどれだけ真剣なのかという深い疑問が生まれている。

    問題なのはマリキ首相はかなりサドル勢力に政治的に傾いている点だ。彼は前任の首相ほどサドルべったりではないにしろ、なにかとサドルの肩を持ちすぎる。 マリキ首相は最近とみに、アメリカ・イラク連合軍による宗派・部族争い鎮圧の努力を邪魔するようになってきている。

    この間の封鎖解除における理不尽な要請がそのいい例である。 以下ニューヨークタイムスの記事より。

    マリキ氏のサドル市封鎖解除宣言はアメリカ軍司令官達には当初不意を突かれた形になった。しかし夕方までにはアメリカ軍はバグダッド東部と中央部に一週間ほど設置してあった分離帯の位置を放棄した。これはイラク軍を含めて行われていた行方不明のアメリカ兵捜索の一部として設置されたものだった。 関門は交通を迂回させたため、東部では日常生活や商売の妨げになっていた。

    この宣言の言葉使いがあたかもマリキ首相にアメリカ軍に指令を下す権限があるかのような表現であったため、マリキ首相はシーア派の支援者に迎合するため、自分の権限を踏み越えたと見られている。

    この撤退は人口密度が高く反米意識も高いサドル市内では歓喜で迎えられた。アメリカ軍は捜索の焦点をここに絞っていた。

    マリキ首相の微妙な立場はわからないではない。彼は自分の支援者の前でアメリカ政府に対して強気の姿勢を見せなければならないのだろう。 とにかくアメリカの操り人形だと思われては困るというわけだ。 しかし自分でシーアの民兵を退治できないでアメリカに頼っている以上、大きな口を叩ける立場にはないはずだ。またアメリカ軍もおめおめとマリキのいいなりになどなるべきではない。 マリキが独立国の首相として大きな口を叩くのは独立国の首相らしくきちんと自国の暴走民兵らを取り締まってからにしてもらいたい。

    私が思うに、マリキ首相はアメリカ軍の駐留はもうそう永くは無いと考えているのではないだろうか。 いったい氏はどこからそんな考えを持ってきたのだろう? どうも彼はサドルがアメリカ軍が去った後、強力な政治勢力として生き残ると踏んでいるように思える。 だからアメリカ軍が去った後も自分の立場が悪くならないように今のうちからサドルにゴマをすっておこうという魂胆なのではないだろうか。

    しかし、これまでにアメリカ軍の強さを過小評価してきた多くの勢力がそうであるように、マリキは間違っている。 明日の選挙でどうなろうとも、アメリカ軍はサドルとその手下のマフディ軍、そしてバーダー旅団を始末せずにイラクを撤退するなどということはあり得ない。 大統領には議会に対抗する非常に多くの権限がある。 ロナルド・レーガン大統領が多数議席を握る民主党議会に真っ向から対決して多々の政策を押し通したように、軍隊の総指揮官であるブッシュ大統領は軍隊を自由に操る権限があるのだ。 特に議会はすでにイラク戦争を承認しているのだから、戦争を続行するのは大統領の一存ということにもならない。

    どうしてこう皆アメリカ軍を見損なっているのだろう。 確かにクリントン時代のアメリカ軍は途中で戦争を投げ出すことが多かった。しかしブッシュ大統領の代になってから、そのようなことは起きていない。 ならば前大統領時代の例よりも現大統領の実績からアメリカ軍は判断されるべきではないのだろうか? 

    戦闘に次ぐ戦闘でアメリカ軍は圧倒的勝利を収めている。にも拘わらずあまりにも多くに人々が我々の敗北は間違いないと確信しているのは不思議でならない。 もっとも民主党や民主党の応援団と成り下がった主流メディアの話を鵜呑みにすれば、今度の選挙で民主党が上下議院をコントロールするようになった暁にはアメリカ軍は退陣にいそしむと考えるのも無理は無いのかもしれない、メディアは皆口を揃えてそういっているではないか!

    アメリカメディアのプロパガンダを完全に信じきってるのが、アルカエダもサドル達だ。 彼らは本気で民主党が勝てば自分達が勝つと信じきっている。そして彼らは愚かにも自分らが人を殺せば殺すほど、恐怖におののいたアメリカ市民は退陣を訴える民主党に投票するようになると信じているのである。

    だが、真実はその反対だろう。 アメリカ人は自分らの軍人が殺されたり自国が攻撃されて怯えて逃げる人種ではない。 かえって怒り来るって奮起立つ性分だ。 今アメリカ市民がイラクに関して消極的な姿勢を見せているのは、攻撃を恐れているからではなく、負け犬の連中が声を大にして繰り返す敗北間違いなしのシュプレヒコールを信じてしまっているからだ。 残念ながら、どんな嘘でも大声で何度も繰り返せば、だんだんと人々はそれを信じるようになってしまうのが現実だ。

    2009年に新しい大統領になって、イラクで確実に勝利と言われる何かが起きるまでアメリカ市民は自分達の勝利を信じられないのかもしれない。 だがここでちょっと振り返ってそう遠くない過去に我々が成し遂げた輝かしき勝利を思い出していただきたい。以下ビクター・ハンソンのエッセーより。

    とうの昔に忘れられてしまったのは三週間で悪徳独裁者を倒した輝かしい戦闘。 またアメリカが、ソビエトがアフガニスタンで負けた後や我々の前任がレバノンやソマリアでしたように戦後の動乱を見放したりせずに、民主主義の理想を貫くために努力していることも高く評価されない。 そして我々はシリアがレバノンから立ち退かざるおえなくなったことや、リビアが大量破壊兵器開発をあきらめたことや、パキスタンがカーン博士を潔くみとめたことや、湾岸の王国でわずかながらも選挙が行われるようになったことにも感謝していない。.

    という事実があるにも拘わらず、マリキは自分の政治将来しか考えていない。 いったいなんだってイラクはこんな奴を首相にしたんだ? あ、前任のジャファーリを追い出すためだったっけ。

    だがマリキは考え違いをしている。 サドルの命はそうながくない。 我々がイラクを去るまえに誰かがサドルを殺すだろう。そうなる前にマリキもシーア派も誰の側につくのか早く決めといたほうがいい。 そうでないとサドルが地獄へ堕ちるときまだサドルにくっついていれば彼らもサドルと運命を共にすることになるからだ。

    ま、それも悪くないけどね。

    November 6, 2006, 現時間 6:08 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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    オハイオ州: 左翼ブロガーの冗談がとんだことに!

    アメリカの選挙で特に共和党にとって大切なのが投票率。世論調査の多くは共和党の投票率をかなり低めに計算しているので、当日の投票率が多ければ多いほど世論調査を乗り切って共和党に良い結果が出ると考えられている。

    だから、共和党の選挙運動員はここぞとばかりにがんばって、交通手段のないお年寄りや低所得者を対象にミニバスなどで送り迎えをしたり、戸口訪問や電話連絡で「投票して下さ~い」と呼びかけるので大忙し。 (私も一度共和党に登録している家々を「~議員に清き一票をお願いしま~す」と回ったことがある。 共和党の人たちは結構政治問題には詳しいので、「~議員はこの件についてどのような見解をもっているんですか?」と挑戦されること多々ありで、結構たいへんだったのを覚えている。)

    しかしそれを承知している民主党の選挙運動員たちの間にはかなり汚いことをする奴らがいる。 前回などはオハイオ州で共和党の送迎用バス数台のタイヤが切られたり、共和党選挙運動事務所に暴徒が押し入りコンピューターが奪い取られ、ボランティアの伯母さんが怪我をするなどという事件まであった。 

    だからそのオハイオ州で、今回共和党の選挙運動部員として潜入し投票促進運動を邪魔しようという陰謀が民主党側にあると言う話を聞いたりすると、あり得ない話ではないと考えてしまうのは無理もない。 (BizzyBlog、Operation Infiltraton Update: HOAX, with Consequencesより)

    ことの起こりはBuckeyeStateBlog (BSB) という民主党支持のブロガーが「共和党の72時間投票促進運動で二重スパイになりたい人はここで登録できます!」 と書いたのがきっかけ。 これを読んだ共和党支持のブロガーたちが民主党はこんな汚い真似をしていると書きたてた。 人によってはオハイオ民主党選挙運動を請け負っている会社の幹部を名指しで批判。 どこかの掲示板ではこの幹事長の住所氏名、職場や得意先の名簿までが公表されてしまうという大騒ぎになってしまった。

    驚いたのは当の民主党選挙運動会社の幹事長ライアン・フィセルさん。(Ryan Fissel)。 そんな話は聞いていないとあわててBSBに連絡した。 下記はフィセルさんがこの問題を取り上げた保守派のブログ、ビズィーブログへ宛てたメールから抜粋。 (ビズィーブログは最初からこの話には半信半疑だった。)

    私が本日この手紙を書いているのは、BSBとPlunderbundが書いた共和党投票促進運動へ潜入するという記事について、いくつかのブログが書いていることに気がついたからです。

    私が主に心配しているのは、私の名前や職場のパートナーや他の人たちの名前までがこの混乱に巻き込まれたことにあります。 私はBSBのラッセル・ヒューロックと話をしたところ、彼はこの話はやらせで(共和党の)人たちを心配させて選挙24時間前のイベントに神経を集中できなくさせるのが目的だったといわれました。

    ここではっきり申し上げておきたいのは、私はこのやらせには全く関知しておらず、今朝になってBSBのラッセル・ヒューロックに電話して説明を迫るまで全くしりませんでした。 この手紙はフリーリパブリックのコメント欄に私の自宅の住所、電話番号、及び私のビジネスパートナーや顧客名簿までが掲載されたことへの返答です。

    BSBのウェッブホストが私の所持しているホスティングサービスである理由は、我々が一緒にウェッブサイトをいくつか経営しており、他のサービスを使うより便宜上楽だったからです。しかし、出来るだけ早くこの状況は変えるつもりです。

    これでこのブログで書かれていた情報を訂正していただけると希望します。 もしご質問があればメールをください、どのような質問にも出来る限りお答えいたします。

    ありがとうございます。
    ライアン・フィセル

    共和党をあわてさせようと企んだのに、かえって民主党の選挙運動を邪魔してしまったというお粗末な話。 しかし事の真偽を確かめもせず無関係な人間の自宅の住所や職場の顧客名簿まで公表してしまうという馬鹿ウヨにも充分反省して、迷惑をかけたフィセルさん及び関係者にしっかり謝ってもらいたいものだ。

    November 6, 2006, 現時間 2:19 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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    日付け → →November 5, 2006

    米地方選挙の泥仕合、テネシー州の巻

    どういうわけか知らないが、テネシーの上院議員選が全国で話題を呼んでいる。 テネシー候補はボブ・コーカー氏(共和)とハロルド・フォード氏(民主)でいまのところコーカー氏が8%優勢。

    フオード氏は若くてハンサムな黒人男性で期待の新人。 しかしテネシーといえば南部も南部。 昔ながらの黒人差別意識はまだ根深いと人は言う。私は民主党の黒人政治家は何かとライバルからの批判を人種差別と言ってだまらせようとする傾向があるので、そういう話はいつも眉唾だと思って聞いている。 しかし共和党が作成したこのテレビコマーシャルが人種差別的だと批判されたことは、まあわからないでもない。(YouTubeで見られるがリンクはつながらないので、このアドレスをコピペしてみてくさだい。http://www.youtube.com/watch?v=_vZF5ZTu2Go)

    このコマーシャルでは金髪の美女が「私、ハロルドとプレイボーイのパーティで会ったのよ」という映像がながれ、最後のほうで「ハロルド、電話してね」とやって終わる。 コマーシャルではやくざっぽい男が、フォードはポルノ映画制作者から献金をもらったと言うシーンもある。 コマーシャルのメッセージはハロルド・フォードはテネシー出身ではなく、地元の人間とは全く違う価値観をもったハリウッド風のエリートだというもの。 (フォード氏は下院議員の息子としてワシントンDCで育った。)

    ただ南部ではまだ黒人男性が白人女性とデートするのはあまり好ましいとされていないため、このコマーシャルはその反感を煽るようなものだと批判されたわけだ。 このコマーシャルはコーカーの後援会が製作したものではなく、コーカー自身も悪趣味だと訴えたためコマーシャルは五日間で取り下げられた。 

    私がみたコーカー後援会製作のコマーシャルは結構けっさくで、ハロルド・フォードはハンサムでテレビ写りがいいと何度も繰り返されるものだった。しかしいいのは顔だけで中身は全くないというメッセージがひしひしと伝わってきて効果的なコマーシャルだったと思う。

    もっともフォード氏もコーカー氏は大金持ちのビジネスマンで庶民の気持ちなどわからないといったようなコマーシャルを流しているから、まあおあいこだろう。

    今日はこのテネシーに、元大統領のクリントンはじめ、ハリウッドスターなどもフォードの応援に駆けつけた。 (やっぱプレイボーイのパーティくらい言ったことあるんじゃないの、フォードさん?) また、フォードの選挙運動員はビデオカメラを持ってコーカー候補をずっと追っかけまわしている。 キャンペーンの最中にコーカー議員が失言するのを見逃さないように見張っているのである。(バージニアの共和党候補、ジョージ・アレンはこのライバル候補の運動員に人種差別的な侮蔑語を使ったとして大批判を浴びて支持率が下がってしまったから、油断大敵。)

    テネシーでフォード氏が受かったら、南部から黒人の上院議員がでるのは南北戦争後以来だという。 でもコーカーのほうがテネシー訛り丸出しだし、なんといってもテネシー地元って感じなのでフォードは無理でしょう。 彼が黒人だからというのではなく、彼はどうしても地方の人間って感じがしないので。

    November 5, 2006, 現時間 2:53 PM | コメント (2) | トラックバック (0)

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    国産イスラム過激派に怯えるスカンジナビア

    実は一週間前にこのスカンジナビアの国産イスラム過激派に関する記事を読んで、当ブログで紹介しようと思っていてそのままになっていたのだが、(The Danger of Homegrown Terrorism to ScandinaviaBy Lorenzo Vidino)、欧州における過激派イスラム教徒の台頭は非常に深刻である。

    この前もちょっと触れたように、フランスでは本当のインティファーダが起きているという気がする。 インティファーダとは現政権に対する反対運動だが、いってみれば革命運動というべきものだろう。 これがイスラム教という過激派思想と混合して、ただの抵抗運動ではなくテロ行為へと動きが過激化していくことが現代の欧米及び東南アジア、アフリカなどでも問題なのだ。

    ただフランスのインティファーダが主にイスラム系移民によって行われているのに対し、カナダ、ニューヨーク、ロンドンなどで最近起きたり未然に防がれたテロ陰謀は国産のイスラム教徒改宗者によるテロリストらによるものだった。 イスラム過激派というテロ団体がなければ、彼らは単に地元のギャングか暴力団に加わって普通の犯罪をおかすちんぴらで終わっていたか、あやしげなカルトに入って壷でも売っていたのだろうが、現代社会では世界的に広まっている聖戦主義イスラム教が彼らの飢えた精神を蝕んでいる。

    この問題が深刻になっている地域にスカンジナビア諸国、デンマーク、スエーデン、そしてノルウェーがある。

    これらの国々では多少ではあるがアルジェリアやエジプトのテロリストが多少の活動を行っていた歴史はある。 だがこれらの組織は規模も小さく、スカンジナビア諸国に危険をもたらすほどのものではなかった。 だが近年になってこれらの国々で危険な活動をしているのは、国産のテロ組織である。

    2年ほど前にデンマークでは警察があるテロ組織を崩壊したばかりだが、去年の10月27日にコペンハーゲンで逮捕された16歳から20歳の若者が所属するテロ組織はまた別のものであるらしい。 去年の逮捕のきっかけとなったのはボスニアの対テロ作戦によるものだった。 逮捕の一週間前にサリエボの対テロ警察が二人の若者Mirsad Bektasevic とAbdulkadir Cesurを逮捕したが、この二人はスカンジナビアと深いつながりがあった。19歳のBektasevic青年はボスニア系スエーデン国籍で、 サリエボに爆発物を購入にきていたところを逮捕された。 21歳のCesurはトルコ系のデンマーク生まれ。 二人はサリエボで20kgの多種の爆発物材料を購入。これをすでに購入済みの自爆テロ用ベルトに装着する予定だったという。 彼らは自分らの野望を述べた映像をビデオに撮り、「ヨーロッパに対しイラクやアフガニスタンにいる奴らに対して」戦うと宣言していた。 彼らの標的はサリエボのイギリス大使館だったらしいとボスニア警察当局は考えている。

    Bektasevicの電話通信を盗聴して、ボスニア当局はデンマーク当局に連絡。彼らの仲間はコペンハーゲンにアジトがあると告げた。 デンマークで逮捕された4人は地方当局ではテロリストとして全くマークされていなかった。 彼らは中東系デンマーク生まれの普通の若者で、普通に学校に通いサッカーチームに参加し、ごく普通の生活をしていたという。 それが何故か突然過激派イスラム教に興味を覚え、ネットで聖戦チャットルームに参加したりしているうちに、スエーデン国籍のBektasevicと出合った。後になってBektasevic はスエーデンを基盤にしたオンライン聖戦グループの重要陣部であることがわかった。このネットワークはオンラインを通じてイギリスや多のヨーロッパ諸国、そして海を超えてカナダやアメリカにまでひろがっているという。Bektasevicは MaximusというHNを使ってヨーロッパのイスラム教徒を募ってイラクでテロをやらせようとたくらんでいたという。

    スエーデンで見つかった別の事件でも、やはりオンライン活動が重要な鍵を握っていた。スエーデン当局はこの5月国の各地で三人の若者を学生街のアプサラにある福音書協会爆撃陰謀の疑いで逮捕した。イラン系スエーデン人のNima Nikain Ganjin(22)と生粋のスエーデン人Andreas Fahlen(25)はストックホルムの郊外でつかまった。19歳のAlbert Ramic スエーデン南部の Trelleborgで取り押さえられた。三人はオンラインのチャットルームで聖教戦士について話し始めたのがきっかけで仲間になったという。 Ganjinは2005年にストックホルムのイラク投票場に火炎瓶を投げた疑いで調査の対象となっていた。彼らは具体案は何も持っていなかったが、イスラエルに同情的な姿勢を示す協会を爆破してやるつもりだったと語った。裁判の結果彼らは禁固8ヶ月から3年の刑が言い渡されたが、控訴の結果かなり刑が軽くなったようだ。

    これらの若者に共通する点は彼らが普通テロリストになるような背景をもった青年らではないということだ。特に暴力的な問題児というわけでもなく、経済的に恵まれた中流クラスの平凡な若者達である。にも拘わらず彼らはネットのチャットルームなどに参加するに従い突然過激派ジハーディストへと変貌してしまったのである。ストックホルムのイラク投票場を火炎瓶で爆破した後、Ganjinはアルカエダ本部にメールを送って自分あちはアルカエダのスエーデン支部だなどと豪語したりしていた。

    ムジャハディーンネットワークと呼ばれるこの組織のメンバーは、10年前までの過激派などとは違い、イスラム教に関する知識はほとんどない。彼らが興味がるのは暴力を使った抵抗の思想だけだ。

    この9月、ノルウェー当局はオスロのユダヤ教寺院に銃弾を打ち込んだ4人の男を逮捕した。 彼らはアメリカとイスラエル大使館を襲う予定だったと語っている。 この男達は地方警察にはこそ泥もしくはギャングメンバーとして知られていたといい、イスラム教に対する知識もほとんど皆無だったという。

    この記事の著者Lorenzo Vidino氏は、イスラム系移民でもなければ、特にイスラム教にそれほど関心がなく、家庭があれているとか、貧困生活をおくっているとかいう背景ではないスカンジナビアの普通の若者が聖戦主義・ジハーディズムに誘惑されるのか解らないと困惑している。

    だが私にはこれは珍しい現象ではないと思う。どこの世界にも心のよりどころを求める不安定な若者はいくらでもいる。 もし彼らがキリスト教でも仏教でもいいからなにかすがれる宗教を信じて育ってきたならまた別だが、親への反発や自分らにとっては伝統的な宗教への反動がおかしな思想へと彼らを追い立てるのだ。 一昔前なら、欧米や日本などではハーレクリシナや統一教会といった比較的無害なカルトへ入会するような人々が、いまはオンラインを使って勧誘するジハーディズムへと魅かれて行く。 感受性の高く自分の無力を感じている若者が世界を変えることが出来るという破壊的な宗教にひかれたとしても私には不思議でもなんでもない。

    だが、ここ数年の国産のテロリスト組織発生は、スカンジナビア諸国では深刻な問題だ。彼らには組織的な破壊力はないが、ひとつの自動車爆弾でも何十人何百人と殺すことができるわけだから、直接中東のテロ組織と関係があるかないかは問題ではない。 

    デンマーク当局はデンマーク軍がイラクやアフガニスタンに出動していることや、モハメッドの漫画が2005年にデンマークの新聞に掲載されたことなどが原因となって、デンマークで大規模なテロが起きるのではないかと心配している。 そしてスカンジナビア諸国で起きるテロは国産のテログループによって行われるだろうと予測している。

    最初に書いたように、イスラム過激派というテロ組織がなければ、彼らは別のおかしなカルトやギャングに参加していたような馬鹿者たちだ。 デンマークがイラクやアフガニスタンに出兵しているなどということなどテロの口実に使われこそすれテロが起きる本当の原因ではない。 

    スカンジナビアが将来の国産テロを未然に防ぎたいのであれば、オンラインを注意深く観察し、ネット上でのテロネットワークを厳しく見張ることにあるだろう。 そして私はこれが一番大事なことだと思うのだが、世俗化したヨーロッパ諸国は伝統的なキリスト教などの宗教をもう一度見直すべきである。心によりどころのある若者はおかしなジハーディズムなどという死と破壊のカルトになど誘惑されないからだ。

    November 5, 2006, 現時間 6:24 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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    日付け → →November 4, 2006

    パリは燃えている

    私はこの間フランス国内のイスラム問題はイラク戦争にある?! において、フランスで起きているインティーファーダ(過激派イスラム教徒による反政権運動)について、やたらにメディアが遠慮がちであることを書いた。 アメリカのメディアは重体者を出した数台のバス放火事件の犯人を単に「若者」とか「移民を祖先に持つ若者」もしくは「低所得者住宅地の若者」といった言葉で表現し、明らかにイスラム系移民であることを必死に隠そうとしていた。

    しかしこの傾向は当のおふらんすメディアでも同じことらしい。 

    だがその話をする前にちょっとマイネ・ザッヘさんのブログに載ったこの記事(日本語)から紹介しておこう。 去年のイスラム教徒による暴動のきっかけとなった二人のちんぴらが感電死した記念日に、なんと市長さんが慰霊碑にお見舞いをするという珍動。 いくらイスラム系移民の多い地区とはいえ、ここまで迎合する必要があるのか、といいたくなる。

    しかし過激派に対して迎合すること以外にフランス政府には政策がないというのも事実なのだろう。 そしてその迎合の姿勢を必死で守っているのがフランスメディアである。

    前にもちょっと書いたが、フランスでは毎晩のように乗用車が平均100台は焼かれているという。 しかも今年にはいってすでに2500人のフランス警察官が暴徒によってなんらかの怪我を負わされているというのである。 こんな異常な状態を「比較的平穏な日」などと表現するフランス社会とはいったいどこまで狂ってしまったのだろうか?

    この間マルセーユで起きたバス放火事件だが、この事件が世界的なニュースになる前からフランスではバス放火事件は起きていたのである。 その際に被害者がでなかったとはいえ、放火されたバスには偶然誰も乗っていなかったというわけではないのだ。 大抵の場合暴徒が待ち伏せして放火しようとする直前に乗客らが危険を察知してバスから逃げ出したことがこれまで犠牲者を出さないでいた理由だ。 普通このような事件が起きれば命からがら逃げ延びた乗客やバス運転手らのインタビューなどが新聞やテレビででかでかと報道されてしかるべきところだ。 ところがフランスのメディアは単に空っぽのバスが「若者」によって放火されたという報道しかしていなかった。 

    だからこれらのバス放火に感化されたイスラム教過激派の暴徒が真似をしてバス放火をあちこちで始めたわけだが、数が増えればいずれどこかで犠牲者が出るのは時間の問題だった。 メディアが最初のバス放火の時にこの犯罪がどれほど深刻なもので、フランス社会は激怒している、フランス警察当局がどれだけ厳しい取り締まり対策を持っているかという報道をしていたなら、第2、第3の放火を防げたかもしれない。 だがフランス警察が犯人を逮捕して厳しい処罰がされたというニュースはないし、社会的な征伐もないとなれば、面白がって真似をするチンピラどもが増えるのは当たり前だ。

    瀕死の重傷者がでたマルセイユの事件でさえ、メディアは犯人がイスラム過激派であることを隠しているだけでなく、必死に逃げた他の乗客らの話など全く報道していない。 今でさえマルセイユの市長はこの事件は独特な事件であり、普段このあたりは他民族が仲良く暮らしていて平穏だなどと、のたまう。 だが被害者の女学生、Mama Galledouさんの通っていた医学学校では付近のちんぴらによる暴力に日ごろから悩まされていたと病院に見舞いに来ていた同級生らは語っている。

    いったいフランス社会は何時までイスラム過激派によるインティファーダに目を瞑っているつもりなのだ?

    Pajama Media:はフランスが常識感覚麻痺症状に陥っているという。(Burning Buses: “She was black but she looked white, her skin was peeled."

    フランスは劇的な事件に劇的に反応するセンセーショナリズム意識の喪失に病んでいる。言葉は人々に命を与える。残酷な襲撃の犠牲者は庶民の心には存在しない。彼女の友達や家族が遠方から病院に向かって歩いている姿が報道され、(被害者の女学生が通っていた大学の)教授が言葉少なに何か言ったが、幸せだったときの彼女の写真は映されなかった。

    もっとも印象に残ったのはレ・パリジャン誌に載ったRacidさんの供述だ。彼はバスが燃え始めた時バス停に立っていた。彼は若い女性がバスから下りるのを見たが、その焼け爛れた姿を見ても少しで気絶するところだったという。「彼女は黒人でしたが白く見えました。彼女の皮膚がまくれていたからです」彼女に障ることで余計に傷を深くしてしまうのではないかという恐れを乗り越え、彼は彼女をバスから離れたところまで運んだ。そばにいてはバスが爆発するのをより恐れたからだ。 彼は自分の上着で彼女の燃える炎を消そうとした、同時に友達に携帯電話を渡して救急車を呼んでもらった。

    どうしてこの英雄的な Rachidの顔を報道しない?彼は付近のギャングたちに気づかれて復讐されるのを恐れているというのか? 警察の捜査官たちは逃げ切った乗客たちの間で自発的に警察に名乗り出ていないひとたち匿名で名乗り出るようにと呼びかけている

    ビラピンは遅まきながら、今後このような待ち伏せにおいては、実際に待ち伏せを行った犯人以外にも犯人を擁護した者達も同じように罰せられると発表した。 けが人が出なければこんな常識的なこともできなかったのかフランスは?

    私がここでも何度か紹介したフランスのブロガーle'eXtreme-cetre など一部のフランス人を除いて、フランス社会はまだイスラム過激派ジハーディズムがどれほどイスラム系移民の若者達の心を蝕んでいるか気がついていない。 いや気がついているのにそれを認めようとしない。 

    もっともフランスではたかだか30度程度の暑さで15000人のシニア市民が死んでもなんとも思わない感覚が麻痺した国民だから、我々のような繊細な神経では全く理解できない面がある。 しかしこの神経麻痺状態がいつまでも続くと、フランスは本当にインティファーダに負けてしまう。 私はいつもフランスおふらんすなどといってからかってはいるが、本当はフランスにはもともとのフランスで居て欲しいのだ。 イスラム過激派に乗っ取られて破壊されてなど欲しくはない。

    最後に第二次世界大戦の時ナチスドイツに占領されたフランスを想って書かれた歌を紹介しよう。 何故か今私はこの歌を再び歌いたいムードなので。
    最後にパリスと会ったのは

    パリスという名で知られていたロマンチックでチャーミングな彼女は
    視界から靄のように消え去ってしまった

    寂しい男の目は彼女を無駄と知って探している
    彼女がいた通りに彼女の姿はない

    彼女はセーヌを去ってしまった

    最後にパリスに会った時、彼女の心は温かく明るかった
    僕は彼女の心の笑い声を通りのカフェのあちこちで聴いた

    最後にパリスに会った時、彼女の木々は春の衣を着ていた
    そして恋人達が木々の下を歩き鳥達が歌う歌を見つけていた

    僕は何年もやっていたように、いつもの古臭いタクシーをよけながら
    奴らのクラクションの合唱を僕の耳は音楽のように聴いていた

    最後にパリスと会った時、彼女の心は温かく明るかった
    彼女がどう変わろうと、僕はあの彼女を覚えておこう

    僕は幸せだった時間を考えて、その時間を共にすごした人々を想おう
    夜明けの市場で花を売ってた老婦
    公園でパンチとジュディに声援を送っていた子供たち
    そして夜中踊ってパリスを夜明けまで明るくしていたひとたちを

    November 4, 2006, 現時間 8:34 PM

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    勉強しないとイラクにいくはめに! ケリー議員アメリカ兵を無教養な能タリンと侮辱

    アップデートがたくさんあるのでバンプします!

    数日前、2004年に民主党の大統領候補として出馬して負けたケリー議員が、カカシの住まい近くのカリフォルニアはパサディナの大学で、知事候補の応援演説をした。 (共和党の知事候補はもちろんシュワちゃん。 圧倒的な支持率だから当選まちがいなし!)

    ケリー氏はパサディナ大学の学生を前にこんな「冗談」を述べた。

    いいですか、教養とは、それを最大限に生かし、一生懸命勉強して宿題をやって賢くなるよう努力すれば、かならずや報われます。 しかしそれをしないと、イラクで立ち往生するはめになります。

    これを聞いた元軍人や現役軍人および一般市民からも、勉強しないとイラクへ行くはめになるってのはどういう意味だ! アメリカ軍に入隊する兵士らは怠け者の能タリンだと言いたいのか! という批判が出たのは言うまでもない。 退役軍人のLieutenant Colonel (Retired) Joe Repya 氏。

    わが国で制服を着て奉仕している男女を政治家の冗談の種にするなどもってのほかである。合衆国の退役軍人や現役の兵士らを無教養な負者であると侮辱したジョン・ケリーはわが国の制服を着た勇敢な男女に対して謝罪すべきである。 2005年のイラクフリーダム作戦の帰還兵として、私はティム・ワルツ(民主党下院議員候補)及び民主党にケリーの深刻な侮辱を糾弾するとともに、明日わが州(ミネソタ)における選挙応援への招待を差し止めることを呼びかけるものである。

    Repya中佐はイラクだけでなく、ベトナム経験と湾岸戦争の体験もあるひとだ。

    あまりの批判の声にケリー議員のスタッフは言い訳に大忙し。 これは軍人がイラクで立ち往生をするという意味ではなく、勉強しないとブッシュみたいな大統領になってイラク戦争で立ち往生するという意味だとかいう見苦し言い訳をしてまわっている。 エール大学での成績はブッシュのほうがケリーより良かったのにねえ、変ですねえこの言い分。

    イラク戦争そのものに対する批判なら政治家だからフェアゲーム。どれだけ批判しようとかまわない。 だが大統領の命令で戦争に出かけた軍人を批判するのはおかしい。 軍人は戦う戦争を選ぶ権利などないのだから。 戦争中に命がけの戦いをしている自国の軍人をよくまあこれだけコケにできるものだと読者の皆様もあきれておられることだろう。 しかしケリー氏がこれをやったのはこれが最初ではない。 いやそれどころか、ケリー氏の政治家としてのキャリアが始まったのが反戦運動と言う名の軍人侮辱運動だった。 

    ベトナム戦争時代、二度の軽傷を口実にケリー少尉はベトナムから帰還した。 その直後氏はウィンターソルジャースというベトナム帰還兵による反戦運動グループを創設。 議会の公聴会でアメリカ兵がベトナムで強姦、略奪、虐殺と、どれだけ地元ベトナム人を虐待しているかを告発した。 アメリカ兵はまるで「ジンギスカンの兵士」らのように野蛮だと証言した。 加えてソンミ村で起きた一部の兵士らによる暴走が明るみに出てケリーの話は真実味を帯びた。これがきっかけでケリーは輝ける民主党の星として政界にデビューしたのである。

    後になってケリーのグループのメンバーの多くがベトナム帰還兵どころか軍隊にいたこともない偽元軍人たちで、ケリーの証言はすべてでっちあげだったことが、本当のベトナム帰還兵らの証言から明らかになったが時すでに遅し。 反戦ムードの高まっていたアメリカではアメリカ兵士らに対する不信感が高まった。

    しかし大学へ行けば徴兵が卒業まで延期されるという時代ならばともかく、今の志願制軍隊において勉強しない怠け者の能タリンだけが軍隊に志願すると考えているケリー氏のエリート意識はえげつない。

    私は軍人との付き合いが多いが、彼らが口をそろえて言うことはアメリカ軍の強さはノンコムの優秀さにあるというものだ。 ノンコムとはNon commisioned officerといって、下士官では高位の准尉・兵曹長クラスの略語だが、大学を出たばかりの若い中尉などより、学歴はないが下士官の中ではベテランで経験豊富な曹長などのほうがよっぽど頼りになる。

    軍隊の中では将校らは色々なセミナーを受講するが、これらの学校の指導員の多くがノンコムである。 生徒の将校らのほうが位は高いので教師であるノンコムは口調は丁寧で必ず「サー」という敬称を付けて呼ぶが、生徒の将校らは位は低いこれらのノンコムに非常な敬意を評する。 一度海軍の特別部隊シールの訓練キャンプの模様をテレビで観たとき、ノンコムの指導員が生徒の将校に向かって大声で怒鳴っている姿があったが、普通なら「おら、おら、もたもたすんな~!」というところを「もたもたすんな~」といっておきながら最後に「サー」と付け足していたのには笑ってしまった。

    余談だが、私は仕事柄元軍人と一緒に仕事をすることが多い。 特に企画部長になる人は大抵が軍隊で指揮官の立場に居た人だ。 しかし誰が元将校で誰が元曹長かはその態度ですぐわかる。 

    「おい、カカシ、なにやってんだ! さっさとケツあげて仕事しろ!」 というのが曹長。 「カカシ君、ちょっと急いでやってくれないかな。 すぐ必要なのでね。」というのが元将校。 

    とにかく、アメリカ軍には優秀なノンコムが多いため、個々の小隊が独自の判断で臨機応変な行動ができる。 また軍そのものがそういう有能な個人の判断を起用できる組織になっているところが、アメリカ軍独特の強さにつながっているのである。 コソボでロシア軍と一緒に警備の仕事をしていた軍人が言っていたが、ロシアの軍隊にも有能な軍人はいくらでもいるが、組織そのものが柔軟でないため個々の指揮官らが独自の判断で動くことができないと語っていた。 以前のアフガニスタンや現在のチェッチェンでロシア軍がアメリカ軍のイラク戦争犠牲者などとは比較にならないほどの犠牲者を出しているのもこの柔軟性のないトップダウンの機構に問題があるのである。

    このような有能な軍人の多いアメリカ軍隊を怠け者の能タリンと呼ぶとは、ケリーとは全くけしからん男である。 これだから2004年の大統領選の時、ベトナム退役軍人(特にケリーが所属していた海軍速力小型船隊の元メンバー達)からアンチケリー運動が起きたのも納得できるというものだ。

    戦争中にこんな議員を応援に呼ぶ民主党の候補達は、またまたアメリカ市民の気持ちを逆撫でしたようである。

    アップデート: ミルブログでも最大のBlackFiveに面白い記事が載っている。 昨晩陸軍士官学校ウエストポイントと、空軍士官学校のエアフォースアカデミーのフットボール試合があった。 その時だれかが大きな横幕を立てあげたのだが、そこには「私たちはケリーより頭の悪いひとたちを支援します」と書かれていた。 それを読んだ陸軍生はどっと歓声を上げた。 横幕が空軍生のスタンドの方に向けられるとそちらからも歓声がわいた。

    ブラックファイブは「ケリー、陸軍と空軍の心をひとつにさせる、、、」と感慨深げだ。 


    アップデート2: ミッシェル・マルキンのサイトにも面白い写真が載っている。 イラクにいる州兵数名が横幕を持っている写真に副大統領が寄せ書きをしている図。 横幕には「ケリーさん、助けて、僕らはイラクで立ち往生しています。」と書かれている。

    アップデート3: 上記と同じ写真の拡大版が載ってる日本語ブログがあったので、リンクしておこう。 マイネ・ザッへさんとこのStupid Soldiers. 写真の横幕メッセージで、Rが裏返しになっているのにご注目。 これは子供がよくやる間違い。 なにせイラクで立ち往生してる兵士らは教養がないもんねえ。 

    訂正! あ、Rは反対じゃなかった! 失礼間違いはhelpとイラクのスペルでした!

    November 4, 2006, 現時間 1:52 PM | コメント (2) | トラックバック (2)

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    ケリーの弟子? 反戦イラク帰還兵のおかしな戦話

    先ほどケリー上院議員がベトナム戦争帰還後にあることないこと、(ほとんどないこと)をでっちあげて反戦運動をしたという話をしたばかりだが、新世代にもケリーのような帰還兵はいるらしい。 ミズーリ州上院議員選挙で民主党のクレア・マックカスキル(Claire McCaskill)候補の選挙運動テレビ広告では、ジョシュア・ランスデールというイラク帰還兵がイラクで負傷した足首を軍事病院で診てもらうのに6ヶ月もかかった、これというのも軍隊医療費増加法案を反対した共和党議員のジム・タレントのような政治家のせいだ、と言う証言をしている。

    ランスデール君は実際にイラク帰還兵で軍医をしていて、2003年から2004年にかけてイラク戦争に参加していた。 同じランスデール君はまた別のテレビコマーシャルでも、「イラクのせいで世界はもっと危険になった。」という台詞でちょっと登場していた。 「していた」というのは実は今は登場していないからだ。 その理由はというと、

    実はランスデール君がイラクで負傷した後診察を受けるまで6ヶ月もかかったという話がどうも胡散臭いのだ。 軍事病院がいくら能率が悪いとはいえ病院の話ではイラク帰還兵は最優先で治療を受けられることになっており、長くても30日以内に治療をうけられるはずだという。 この疑問に答えるためにマックカスキル候補はランスデールに診断書を提出するように要請したが、ランスデール君はマックカスキルからの電話に答えようとしないで逃げまくっているらしい。

    この4月、ランスデール君は自分が足首を怪我した状況をこのように語った。

    「かなり危険な場所でした。 私たちはたくさんのモーター弾や、路肩改良爆弾、自動車爆弾などの攻撃を受け、ヘリコプター墜落もたくさん目撃しました。 私たちは国連爆破時の救援にあたりました。 私は燃える建物やら、車やら、バイクなどの爆発から何人もひきずりだしました。」

    しかしイラクでランスデールと同じ隊にいた別の帰還兵らの話によると、どうもランスデールが語ったこの勇ましい手柄話にもかなり後から尾ひれのついた自慢話になっているらしいのだ。

    ランスデールの所属していたのは陸軍の予備隊487、エンジニア部でイラク出動は2003年5月から2004年4月までの一年間。同じ隊で消防隊チーフをしていたゲリー・クーエン(Gary Kuehn, SFC/AGR, Retired)さんの話では、、( Gateway Pundit

    一度ヘリコプターのタイヤがパンクして一人の兵士が大怪我を負い、一人が死亡という事故がありました。 また一度バイクを運転していた兵士が臨設トイレ清掃車にぶつかって頭に大きなたんこぶをつくるという事故がありました。 それ以外には我々が居た間、飛行機やヘリコプターの墜落など一度もありませんでした。 我々はバグダッド近くには行きませんでしたし、大使館の建物もキャンプアナコンダへ行く途中に通りすぎだだけです。

    モーター弾による攻撃は幾晩もありましたが、我々や消防署の付近まで届いたのはほんの1~2発で、しかもそれはほとんど最後のほうでした。 敵の撃った95%ははずれか不発でした。 私の部下の消防士で燃える建物から人を引きずり出した者はひとりもおりません。 二人ほど火事と戦っている最中に熱さから倒れるということはありましたが。

    ジョシュア・ランスデールは確かにアメリカでは見られない色々なことを目撃したのでしょう。 しかし彼の話はあまりにも大げさ過ぎます。 私の部下に三人ほど彼など想像もつかないほど死に近づいた者達がいます。 彼の診断書をみるまではなんともいえませんが、私は彼が足首を怪我をしたことを思い出せません。 ねんざくらいはしたかもしれませんが、、

    私は戦争体験者が自分の手柄話を誇張して友達や親戚に語る分には全く問題ないと思う。 たとえ自分自身危険な目にあっていなくても死ぬかもしれない戦場を覚悟で戦争に行ったというだけで帰還兵にはそのくらいの自慢話をする権利はあると考えるからだ。 しかし、それが講じて他人を傷つけるようなことになるとしたらこれはいただけない。 そのようなことをするのは自分のせっかくの栄誉に泥を塗るだけでなく、もっと危険な目にあった他の軍人達にも失礼である。

    しかしこの地方選挙の泥試合、醜いものだな。

    November 4, 2006, 現時間 12:08 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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    夜の桟橋、初冬のバージニア

    読者の皆様、五日ぶりに再び丘に上がってきたカカシです。 留守中も当ブログをご愛読いただきまことにありがとうございます。

    月曜日の予定が都合で金曜日帰港になり、しかも帰港したのが真夜中とあって宿を探すのに一苦労。 月曜日からとってあった宿は満室で入れず、その付近にある安ホテルを何軒か回った後、やっとこのゴミタメ安モーテルに落ち着いた。

    ネットアクセスのある部屋は二階の喫煙部屋しかないと言われ、仕方なく臭さを我慢してその部屋をとった。 五日間も外の世界から遮断されていた私としては見知らぬ土地でネットアクセスのない生活をあと三日もするくらいなら、煙草の臭いなど我慢できる。

    五日ぶりのバージニアはすっかり初冬らしく風が冷たい。 このあたりの気候は東京と似ていて、夏はじめじめと蒸し暑く、冬は乾燥していて寒いが、真冬でも雪は積もるほどは降らない。 この風の冷たさはやはり南カリフォルニアでは味わえない。 冬に備えて厚手のセーターを何枚か持ってきたのは正解だった。

    さて、留守中にコメントをいただいたアセアンさんにコクナンさん、いつもながら丁寧なコメントをありがとうございます。 おふたりの今回のコメントはかなり中身の濃いもので情報も豊富なので、そのままブログポストになりますね。 またあらためてコメントさせていただきましょう。

    本日はご挨拶まで。

    November 4, 2006, 現時間 8:35 AM | コメント (1) | トラックバック (0)

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    バージニア選挙戦不思議に絡む蜘蛛の巣(ウェッブ)

    カカシが出張中のバージニア州上院議員選は民主党のジョージ・アレン(共和)とジム・ウェブ(民主)との戦いである。 ジョージ・アレン氏は元バージニア州知事、上院議員も一期勤めた経験があり、当初ウェッブ氏より10%以上もリードしていて確勝といわれていたが、数ヶ月前ライバル候補の黒人スタッフに対して差別用語を使ったとしてメディアにかなり叩かれたせいで、大幅リードがかなり狭まり今は僅か3%程度の優勢に留まっている。

    しかし民主党の候補者ジム・ウェッブ氏は非常に不思議な人間なのだ。 以下ウィークリースタンダードに載ったアンドリュー・ファーガソンのコラムを参照に紹介しよう。(Tangled Webb、Cognitive dissonance in Virginia、by Andrew Ferguson)

    ウェッブ氏はベトナム戦争体験軍人で、紫章を二つ、銀章、海軍十字章をもらっている申し分ない英雄である。 氏はレーガン大統領(共和)時代には海軍長官としてレーガン政権内部で勤めた経験もあり、一度は共和党員だったという噂もある。 特にウェッブ氏の一般市民による銃砲所持権利への熱烈な支持は民主党員としては問題である。またウェッブ氏は以前に左翼政治活動家が訴訟を悪用してアメリカの伝統を破壊しようとしているなどと書いたこともあり、はっきり言ってどうしてこんな極右翼が民主党の候補者になったのかと非常に不思議だ。

    ウェッブ氏はまた戦争小説の作家でもあり、特に南北戦争では南部側への同情心を強くみせている。 彼は南部軍の英雄リー将軍にちなんで息子をロバートと名づけたくらいだ。 彼の小説では伝統的な価値観を持つスコッツアイリッシュ移民が左翼の多様文化主義者の犠牲者となりながら後に反撃していく姿が暴力的な戦闘シーンなどによって描かれているという。

    どうもファーガソンのコラムを読む限りは、ウェッブ氏は民主党候補というより極右翼が行き過ぎて共和党からおいだされた、これもアイルランド移民の息子パット・ブキャナンとの共通点のほうがかなりあるように思えてならない。 ウェッブ氏はブキャナンと同じでアメリカ国内の労働者を外国人移民労働者や外国産業から守るという主義であり、資本主義にも批判的で大企業への政府からの税金免除などにもかなり批判的である。 この間も述べたようにこういう社会主義の右翼は、ファシストと通じるものがあって非常に危険だ。 

    では何故このような社会主義右翼がリベラル民主党の候補者になったのかといえば、それは一重にウェッブ氏のイラク戦争反対の姿勢にある。 ウェッブ氏はイラク戦争がはじまる前の2002年からイラク戦争絶対反対の姿勢を貫き通している。 言ってみれば彼のキャンペーンは、イラク戦争全体反対以外には何もないのである。 民主党は本当に戦争中にただただイラク戦争反対、切捨て遁走を唱えるだけでポピュラーな共和党候補を破ることが出来るのであろうか? またイラク戦争反対というだけで、このような右翼を選んでしまうことがリベラル民主党にとって有利なことなのだろうか?

    ところで、ウェッブ氏の小説にはかなり性的に変態的な描写が出てくるという。 しかも女性虐待描写が非常に多いという話である。 いくら小説に不思議なセックスシーンが出てくるからといって必ずしも著者に変な趣味があるという理屈にはならないが、ライバルのジョージ・アレン氏はこの小説の内容を利用して選挙運動に使ったようだ。 ま、やり方が汚いといえば汚いが、ウェッブ側のアレンに対する攻撃もかなり汚いからどっちもどっちといったところだろう。

    バージニアでは上下議員の選挙だけでなく、州において結婚の定義を男女一人づつに限るという憲法改正案も出されているが、ウェッブ氏はこの改正案にも反対である。保守的なバージニア州でこのような意見がどれだけ支持を得られるかみものといったところだろう。 


    November 4, 2006, 現時間 5:15 AM | コメント (1) | トラックバック (0)

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    日付け → →November 2, 2006

    馬鹿サヨアメリカメディアにも基準はあるのだ!

    私はアメリカの主流メディアが馬鹿サヨで、非国民だ、裏切り者だと何度も書いてきたので、こんな記事を読むと「え????」と目を疑いたくなる。

    まずロイターによるとCNNテレビ局はブッシュ暗殺をテーマにしたあの悪趣味のイギリス映画、「大統領の死」の広告を放映しないことを明らかにした。 トロント映画祭では賞までもらった名作なのに、なんで~?とお思いの方々もおられるだろうが、あまりにも悪趣味であるというのが理由らしい。 またアメリカの公共ラジオ局、NPRもこの映画の宣伝はしないと発表した。 NPRは先に私が紹介した公共テレビのPBSと同じでコマーシャルは放映しないが、番組が誰による提供かは番組の前後で発表する。

    そしてカカシが執着している元カントリー女性ボーカルグループ、デキシーチックスの新しい映画、「黙って歌え」の宣伝をアメリカの三大ネットワークテレビ局のひとつ、NBCとキリスト教ネットワークのCWが放映を拒絶したというニュースを読んだ。 (NBC Refuses Ads for Dixie Chicks Movie

    産経新聞に日本語の記事があったので添付しておこう。

    「暗殺」…上映拒否も 「反ブッシュ」政治映画、続々

     【ロサンゼルス=松尾理也】11月7日の米中間選挙を前に、ブッシュ大統領や現政権をこき下ろす「政治映画」が相次いで公開され、中にはブッシュ大統領が暗殺されるという筋書きをノンフィクション仕立てで映画化した作品もあり、上映を拒む映画館が出るなど論議を呼んでいる。

     27日から全米の映画館約100館で公開された「ある大統領の死」(ガブリエル・レンジ監督)は、2007年にシカゴでの演説中にブッシュ大統領が暗殺されるという架空のストーリーを、ノンフィクション仕立てで作品化したもの。後を継いだチェイニー副大統領が国家権力による市民生活への統制を強めていく-という内容だ。あまりの過激さに米大手映画館チェーン2社が上映を拒否。またロイター通信によると、CNNテレビや公共ラジオ放送NPRもCM放送を拒否した。

     また、「黙って歌え」(バーバラ・コプル監督)は、あるカントリー・ミュージックの歌手がイラク戦争開始直前にブッシュ大統領を厳しく批判したことと、その余波を描いたもの。ほかにもテロ容疑者を拘束しているキューバのグアンタナモ米軍基地を批判するドキュメンタリーなど複数の作品のDVDが、選挙前に発売になるという。

     上映が中間選挙直前という時期だけに政治的意図があるのではないかとの見方に「ある大統領の死」の配給元は、AP通信に対し「そのような意図はまったくないと断言できる」と述べた。(ご冗談でしょう、、思わずコーヒーを噴出してしまった。)

    NBCとCWテレビネットワークが言論の自由に注目した映画の広告放映を拒否した理由として、 「大統領を侮蔑するような広告は受け入れられない」とNBCネットワークは発表した。  またCWネットワークは「当ネットワークはこのような広告を放映するにふさわしい番組を持ちあわせていない」と説明した。

    私がリンクしたLibertyPost.orgというブログは明らかにリベラルなブログサイトなので、NBC、CWそしてNPRが言論の自由を弾圧しているという見解ではあるのだが、以前に言論の自由は私だけにでも書いたように、リベラルの連中は自分達はどれほど身勝手な意見を述べてもいいが、他人がその意見に反論すると言論弾圧だと言って大騒ぎをする。 これがアメリカでも日本でも馬鹿サヨの典型というものだろう。

    それにしてもNBC, CNN, NPR,  CW がこれらの作品の宣伝を拒んだ本当の理由は何なのだろう。 私は彼らに道徳的基準があるなどとは最初から信じない。 だが彼らがここまで公に宣伝を拒否したとなると、これらの悪趣味な映画に対する悪評はかなりなものなのだと判断すべきだろう。 これらの映画を宣伝することでこれらの局が受ける損害は大きいという商業的判断がされたに違いない。

    どうやら彼らは自分らの政治的偏向よりも金儲けを優先させたようだ。

    November 2, 2006, 現時間 9:47 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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    日付け → →November 1, 2006

    米中間選挙接戦地域の勝敗はいかに?

    お断り: 下記はカカシがネットアクセス不能になる前の10月27日現在の予測です。

    普通アメリカの中間選挙では大統領と反対の政党が議席を巻き返すということになっている。 前回2002年の中間選挙では共和党が議席を増やすという異例の事態が発生したが、これはアフガニスタン戦争中でイラク戦争直前という状態がもたらした特別な状況だったという判断が通常である。

    今回の選挙ではイラク戦争があまりうまくいっていないという印象を国民が持っているだけでなく、任期6年目のブッシュ大統領への支持率が比較的低いということなども影響して、共和党は議席を失うだろうというのが通常の観方だ。

    問題は共和党がどのくらいの議席を失うか、それによって与党としての座を上下議会で守り通すことができるかどうかということにある。

    共和党内部の極右翼のあいだではブッシュ政権のイラク政策や違法移民問題への対策が軟弱すぎるという批判から、これらの人々が投票拒否をするのではないかという懸念がある。 それで悲観的な見方をするひとたちのなかには共和党が下院で25議席も失い、上院でも多数議席を失うと確信している人たちもいる。 だが、ミスター苺は状況はそこまで切羽詰ったものではないと結構楽観的にみている。

    先ず下院。 確実に民主党が増えると思われるのは2議席。 多分民主党へ傾くだろうというのが7議席。 可能性があると思われるのが8議席。確実の2議席は民主党にやるとして可能性ありは半分こして4議席とすると、6議席となる。多分の議席は2/3から3/4が民主党にいくとして計算すると、合計で民主党の議席増加は10から12議席ということになる。 真ん中を取って11議席とすると、すれすれだが221:214で共和党がかろうじて多数議席を保てるという予測。

    上院はというと、今問題になってるレースは13議席のみ。 そのうち当ブログが確実に民主党にいくと考える議席はペンシルベニアとオハイオの2議席と多分がロードアイランドの1議席。 どっちともいえないのがメリーランド、ミシガン、ニュージャージーの3議席。 ここは一歩譲ってこのうち2議席を民主党がとるとすると、合計で5議席増加。 しかしどっちともいえない議席のひとつかふたつを共和党が取れば、民主党の増加は3から4議席となり、上院もかろうじて共和党が多数議席を保つ。

    この見解は楽観的すぎるというご批判もあるだろうが、Hugh Hewittのブログで書いてるディーン・バーネット氏の見解は当ブログの予測よりもさらに楽観的である。 ( The Smell of Victory, Posted by Dean Barnett )

    バーネット氏はオハイオは駄目だが、バージニア、モンタナ、テネシー、ニュージャージー、マリーランド、ミズーリ、は共和党が勝てると宣言する。 ミスター苺が民主党確実と判断しているペンシルベニアや多分と判断したミシガンですらサントラム候補、やボーチャード候補の支持率高揚に期待が持てるという。 ロードアイランドはどっちともいえないが、現役のリンカーンチェイフィー氏は共和党とは名ばかりのリベラルなので、どっちかいうと負けて欲しいというのがバーネット氏の見解。

    楽観的なミスター苺ですら、バーネット氏の予測は楽観的すぎると言っているが、さてさてどうなることやら。


    November 1, 2006, 現時間 2:06 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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