April 4, 2010

大事な同盟国を足蹴にするオバマ王

先日、オバマ王は来米したイスラエルのベンジャミン・ネタニエフ首相を会食場に通したままほったらかしにし、合同記者会見も行わないという前代未聞の態度をとったばかりだが、イスラエルのみならず、オバマ王における同盟国への無礼きわまりない態度は悪名高い。

チャールズ・クラウトハンマーが、最近のオバマ王政権による同盟国に対するそうした失礼な態度を特集している。

まずイギリス。イギリスと言えば、独立戦争後アメリカにとって最大の友となった同盟国である。ところが、オバマ王は大統領に就任早々、イギリスから友情の印として贈呈されていたチャーチル首相の胸像をイギリスに送り返した。そしてブラウン首相が来米した際も、ほぼ盲目の首相にリージョンも合わないアメリカ映画のDVDセットをみやげに持たすという子供でもしないような非常識な態度を示した。エリザベス女王に関してはオバマは自らの演説テープを送るという信じられないことをやっている。

ま、そのくらいは単にオバマが礼儀知らずの田舎者だというだけで済むかもしれないが、この間などは、国務長官のクリントン女史がフォークランド島の所有権についてイギリスはアルゼンチンと交渉すべきだなどと言ってイギリスの顔に泥を塗った。フォークランド島はもともとイギリスの植民地であり、それをアルゼンチンが武力で占領したため、1982年にマーガレット・サッチャー首相の命で、武力によって奪回され解決済みの問題である。それを今更交渉しろとはどういう意味だ? しかもクリントンは明らかにアルゼンチンの味方をしているのである。

イギリスは歴史的にもアメリカにとって大事な同盟国であるばかりでなく、イラクやアフガニスタンにおいても、アメリカ軍と共に命がけで闘っている国である。そういう大事な国に対してこの失礼な態度は一体なにを意味するのか?

オバマが無礼行為を示しているのはイギリスだけではない。

オバマは中国とインドネシアを訪問した際、この南アジアで最も大事な同盟国インドを飛ばした。インドは民主主義国家であり、英語も話すしジハーディストという共通な敵もいる。経済的にも技術的にも最近のインドの活躍は目覚ましい。にもかかわらず、オバマ王はインドを無視したのみならず、中国こそが南アジアの安定と平和にとって大事な国といわんばかりの態度をとった。中国とインドは経済面でも人口面でもライバル同士。その両国を並べて共産主義国の中国をひいきにするとはどういうつもりだ?

ポーランドとチェコ共和国におけるミサイル防衛プログラムの突然のキャンセル。ブッシュ大統領がせっかく両国と交渉しなしとげたプログラムをロシアの圧力に負けて撤廃してしまったオバマ王。東ヨーロッパにおいても、民主主義国家を裏切り共産主義復古をめざすロシアの方をもった。

ハンドラス。ベネズエラの独裁者、ヒューゴ・チャベズの息のかかった大統領の後押しをして、ハンドラスの正当な議会決議にいちゃもんをつけ続けるオバマ王。ここでも民主主義議会よりもファシスト独裁者の方を持った。

クラウトハンマーは書いていないが、日本の麻生前首相が訪米した際も外国の重要人物に提供するブレアハウスではなく、民営のホテルをあてがうとか、合同記者会見を行わないとか、失礼な態度をとったのは記憶に新しい。

オバマによるこうした同盟国を足蹴にし敵国に迎合する態度は、いったいどこから出てくるのだろうか? 外交的にも政治的にも全くアメリカの国益になっていない。いったいオバマ王は本当にアメリカの大統領なのか? 共産国やファシスト国の回し者なのではないのか?

オバマの態度をみていると、奴はアメリカを破壊したいという意志を持っているとしか思えない。

April 4, 2010, 現時間 11:40 AM

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