March 6, 2015

極左翼テロリストを放っておいた韓国も韓国だが、大使への警備おろそかなアメリカもアメリカでは?

韓国でアメリカ大使が暴漢に襲われナイフで切りつけられたというニュースは日本でも報道されたので皆さんもよくご存知のことだろう。朝日新聞の記事によると、この男は前々から北朝鮮と韓国の併合をとなえて過激な運動を繰り広げてきたテロリストで、日本大使をコンクリートの塊で襲ったこともある前科もの。北朝鮮にも何度も足を運んでいるという。この男が悪名高いテロリストであるということよりも、なんでこんな男がのこのことアメリカ大使に近づくことが許されたのか、はっきり言ってそっちのほうが問題だ。

リッパート駐韓米大使がソウル市内で男に刃物で切りつけられた事件で、韓国の警察当局は6日、現場で取り押さえられた金基宗(キムギジョン)容疑者(54)について、殺人未遂容疑などで逮捕状を請求した。また、金容疑者が7回にわたり北朝鮮を訪問していたとし、今回の事件との関連性を調べているという。一方、ケリー米国務長官は5日、会見で事件を厳しく非難した。

(略)

また、金容疑者が1999年から2007年の間に7回にわたって訪朝し、11年12月に金正日(キムジョンイル)総書記が死去した際にはソウル市内に焼香所を設置しようとしたと指摘。今後、国家保安法違反の適用も視野に過去の活動と事件との関連を調べるとしている。

金容疑者はこれまでの調べに対し、今回の事件の動機について、南北の和解ムードを妨げる米韓合同軍事演習に抗議するためなどと話しているという。

最近アメリカのネット上でローンウルフ(一匹狼)ならぬノウンウルフ(知られた狼)という言葉を聴くようになった。それは、欧米でイスラム教テロリストによる単独の殺害事件が起きた場合、主流メディアや政府がすぐに、『これはローンウルフの仕業で、組織的なものではない。テロ組織との関係はない』と言い出すのに対し、一匹狼とは言うものの、イエメンやシリアのテロキャンプを何度も訪問していたり、国内や国外でテロ活動をしていたりという過去が、当局によって結構知られている人物であることが往々にしてあるからである。

行動が単独個人で行なわれたものでも、その人間が裏で組織と繋がっていれば立派にテロ行為だろう。それを単なる一人の狂人の行為として片付けるべきではない。犯人のキムギジョン20年近く前からテロ行為をしていたまさしくノウンウルフ・知られた狼である。韓国政府に批判的な記事を書いた日本記者を起訴処分するような国が、外国人大使を襲ったテロリストを単なる執行猶予で終わらせていたというのも不思議な話だ。被害者が日本大使だったから罪が軽かったのだろうか?

さて、こういう人間を野放しにしていた韓国も韓国なら、大事な大使の身の安全を守るはずのアメリカの警備員は何をしていたのだ?最初の攻撃だけでも問題だが、何度もきりつけられている間に警備員は止めに入らなかったのか?

普通アメリカ大使には特定の護衛がつくことになっているが、その人数は政治的な環境によってまちまちだ。韓国のように比較的親米な国の場合は無論その数は少ない。しかし、少ないとは言っても何人かはいたはずだ。CNNのニュースによると、犯人は周りに居た人に取り押さえられたということで、警備員に取り押さえられたわけではなかったようだ。

アメリカ大使館の話だと、大使には数人の護衛がついており、地元警察にも一応警備を依頼していた。韓国の法律では大使館から直接依頼がなければ特に警備担当はしないということだが、万が一の場合を考えて29人の警察官が警備に当たっていたが、室内にいたのは四人だけで、後の警官は建物の外の警備に回っていたという。

ABACニュースによると、大使の護衛は銃を持たない私服の韓国人警察官ひとりだけだったという。韓国の警察官は普段拳銃を持っていないのだそうだ。大使の護衛にアメリカ人が一人も居なかったというのも不思議だ。

しかし会場の護衛には韓国の警察官が29人配備されていた。そんなに警備が頑丈なのによく知られたテロリストが会場に入ってきて大使に攻撃することが可能だったというのは信じられない。ピストルで撃ったとかいうならまだしも、ナイフで切りつけたということは、すぐ傍まで寄ってこなければならなかったわけで、そんなことになるまでに周りの人間が気がつかなかったというのはおかしいではないか。

ニュースビデオを見る限り、犯人は演説会場に参加していたほかの人たちのように背広を着ていない。すぐに怪しい人間だとわかったはずだが、対応が遅すぎる。

はっきり言って私ならオバマ政権下で大使などやりたくないね。リビア領事の件にしろ、韓国にしろ、警備が甘すぎる。

March 6, 2015, 現時間 8:50 AM

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コメント

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下記投稿者名: ちび・むぎ・みみ・はな

もし南朝鮮が「主権国家」であるなら大使の警備の
全責任は当国にある. 例えば, 日本の首相が訪米した時に
SPの集団で回りを固めたとすれば, それは米国への侮辱になる.

もし, リビア領事の遭難と今回の韓国大使のそれを
同一の次元で比較するなら, 南朝鮮はリビアと一緒と
なる.

米国政権の失敗は南朝鮮を主権国家と見誤った
点にあるのかも知れない. つまり後者か.

上記投稿者名: ちび・むぎ・みみ・はな Author Profile Page 日付 March 7, 2015 10:00 PM

下記投稿者名: 苺畑カカシ

アメリカの大統領が外国を訪問する際には、秘密警察の警備員が大統領についていく。訪問先の国に警備の責任はあるが、大統領個人の身の安全はアメリカの責任だ。

日本の首相にも特定の警備員が付いているはずで、訪問国がその警備を許可しないということはあり得ない。そうでなければ外国の首脳への暗殺の危険があるからだ。

米国政権の失敗は、地元の実情をきちんと把握していないということだ。韓国は一応同盟国ではあるが、韓国内における反米意識を理解していないとこういういことになる。

大使への暴徒をきちんと制御できなかった韓国の警備は甘いというより、意図的なものを感じるね。

上記投稿者名: 苺畑カカシ Author Profile Page 日付 March 8, 2015 11:26 AM

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