November 13, 2006

船酔いブルース

カカシはいよいよ本日から今年最後の航海に出かけます。 (感謝祭が終わった後、12月にもクリスマス直前まで船に乗れ、アラスカン蟹の漁猟期じゃわい、、てなことを言われないといいのだが、なにせあのあたりの海は荒れるからなあ。)

船は来週の火曜日まで帰港しないのだが、週末をはさむと残業手当がかかるので、私は途中で小船にのって港に戻ってくる予定だった。 ところが何故かいつもお金がないといってる本社が「かかしく~ん、残業手当だすから週末通して火曜日まで乗っててくんな~い?水曜日に帰ってくれば感謝祭は自宅ですごせるからいいでしょう?」とメールを送ってきた。 感謝祭(11月最後の木曜日)前日にカリフォルニア行きの飛行機なんかいまさら予約取れるとおもってのかあ~? (もちろん取れません!)

う~む、感謝祭に自宅へ帰れるだろうか、、、感謝祭までにニューヨークからシカゴの自宅に必死に帰ろうとするスティーブ・マーティンと故ジョン・キャンディ競演の、「プレーンズ・トレーンズ・オートモービル」(飛行機、列車、自動車」という映画を思い出すなあ。

一週間半ほどリアルタイムのネットアクセスは不能になりますが、今週はイスラム教そのものが悪の元凶なのか、という話題と、日本の人権擁護法案の問題や在日特別永住権の問題などをアメリカの人種問題や移民問題を比べながら取り上げますので、留守中もご愛読のほどをよろしくお願いいたします。

さて、カカシは船に乗ると何度も書いてる割には、船のなかでの生活についてあまり書いたことがなかったので、本日は船中での生活についてちょっとお話しよう。 カカシが乗っている船は多分読者の皆様もすでにご察知のように豪華客船ではない。 カジノもないし、水泳プールもついてないし、バーなんて、あなた、、とんでもない。 (煙草はいくらでも吸えるけど、、、) でもそれじゃあいったいどういう船なのかという話をあんまり詳しく書くとカカシのCIA秘密工作員としての正体がばれてしまうので、若い兄ちゃんがいっぱい乗ってる蟹工船ということにしておこう。 (少数だがお姉ちゃん達が乗ってる場合もあるにはある)

さてさて数年前にこの仕事についてから、はじめて船に乗る任務が来たとき、私は船酔いについてかなり心配した。それというのも私は乗り物酔いはひどいほうで、車でも他人の運転だとすぐ酔うし、バスは乗る前からディーゼルの臭いをかいだだけで気持ち悪くなるし、飛行機なんか乗る前に一杯引っ掛けて酒に酔ってないと真っ青になっちゃうほどだめ。 ディズニーランドのピーターパンでも酔っちゃうくらいだからね。

それに加えて船に乗ったことのある同僚からさまざまな恐ろしき体験談を聞かされた。 先輩などはビニールのゲロ袋を持ち歩いて吐きながら仕事したとか、船がまだ港から出てないのに酔ってしまったとか、ひとりなどは船がまだ桟橋につながれてるうちから気持ち悪くなったなんて言っていた。 ひどい人になる船酔いがあまりにもひどくて脱水状態になり点滴を受けなければならなくなった同僚までいるのだから恐ろしい。 そういうわけだからこの仕事をやりたがるひとは極めて少ない。 もっとも船酔いするという言い訳で何週間も家族から離れ離れになって外の世界からも遮断される任務から逃れようとしている同僚もかなりいるような気はするが、、、、

問題なのは、当然のことながら船に乗ってて病気になっても船からは下りられない。よっぽどの非常事態でなければヘリコプターを呼ぶなんてことはできないのだから。 それで私ははじめて船に乗ったとき、酔わないようにと最初の一週間は酔い止めの薬を毎日きちんと飲んでいた。 この薬は眠くならないはずなのに、どうも頭がボーっとして仕事にならない。 しかもちょっとでも座ると船の横揺れがゆりかごのように心地よく、すぐにバタンキューと眠ってしまうのである。 仕事中に居眠りしていては仕事にならないだけじゃなく、ほかの乗り組員からもよく思われない。

仕方なく私は薬を飲むのをあきらめた。 そしたら何のことはない、私は船酔いは全くしないのである! 乗組員の半数が頭抱えて床に伸びるほどのシケでもなんともない。 この間も出航前に地下の部屋で仕事をしていた私は、突然乗組員がトイレに駆け込むのを見た。「あれ、もう出航した?」と聞くと真っ青になってトイレから出てきた乗組員が「こんなに揺れんのに、何のんきなこといってんの」という顔で恨めしそうに私をにらんだ。

船酔いする人が船乗りやっててどうすんの? と思ったがなってしまった以上しょうがないだろうな。

November 13, 2006, 現時間 8:25 AM

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